読書日誌
2019’7〜9月

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19'09'27 究極超人あ〜る10
ゆうきまさみ (検索) <amazon> <楽天>
 1987年!。新学期を迎えた春風高校では、前年の事件のお陰で未だ卒業できないR・田中一郎やOB連中は相変わらず光画部に入り浸っていた。何事もないようでちょっとした事件の起こる光画部を舞台に、相変わらずゆる〜い日常を描く。

 「究極超人あ〜るEVOLUTION」として現在も不定期連載されている(?)もので、舞台は未だに1980年代。懐かしいやら相変わらずやらで読んでるだけで頬が緩む。いくつもの80年代ネタがあるが、これだけ見るだけで楽しい。
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19'09'24 絶焔の太陽神 アクセル・ワールド22
川原礫 (検索) <amazon> <楽天>
 白の王を糾弾すべく集められた七王会議。しかし肝心な白の王は現れず、代理人として現れたアイボリー・タワーは、加速研究会の刺客ウルフラム・サーベラスを伴っていた。そして宣戦布告と共に激しい攻撃を受け、そこに居合わせた王とその従者達は散り散りにされてしまう。

 前回ラストで白の軍団は加速研究会そのものだと分かったが、それでばれたら開き直られて攻撃をかけてくるという話になってる。そこからはてんやわんや。大混乱のまま終わってしまった。ここから全面戦争だろう。
 ちなみにこの巻で劇場版アクセル・ワールド INFINITE∞BURST(2016)の伏線が張られていた。加速研究会との戦いの後も話は続くようだ。
<A> <楽>
19'09'20 サイボーグ009 2
石ノ森章太郎 (検索) <amazon> <楽天>
 「風の都編」007グレートの友人が過去行方不明となった調査隊を探すために南米に行くことが分かった。00ナンバー全員で護衛に向かうが、到着した場所にはテントのみを残し、誰もいなかった。
 「雲のカーニバル編」ドイツの地方で行方不明者が続発していた。それを聞いた004ハインリヒは009ジョーを誘い、スキーがてら調査に向かう。
 「海の底編」原子力潜水艦が次々行方不明となる事件の調査に向かう009。そこで乱海流に巻き込まれた潜水艦を目にするが、それはブラックゴースト団の潜水艦だった。
 「クビクロ」事故死した老人の飼い犬を拾ったジョー。だがその犬の知能は高すぎた。

 短編を含めた四編を収録。どれも初めて読んだのばかり。同性愛を扱ったものもあるが、随分先見性のある作家だったと今更ながら思わされるところ。
<A> <楽>
19'09'17 オーバーロード7 大墳墓の侵入者
丸山くがね (検索) <amazon> <楽天>
 ナザリック大墳墓の噂は帝国にも伝わり、謎の遺跡調査のパーティが募集され、報酬につられて何チームかの冒険者達がその調査に向かうこととなった。どうしても金が必要なヘッケランのパーティは真っ先に応募し、大墳墓に侵入するのだが…

 これまで裏世界で活躍していたナザリックが世界征服に向けて動き出す話。最初に帝国に情報を流してわざと冒険者を呼び寄せ、敢えて侵入させることで難癖をつけて帝国に攻め込むというもの。完全なマッチポンプで主人公の悪人っぷりが強調されている。
<A> <楽>
19'09'14 テラフォーマーズ22
貴家悠 (検索) <amazon> <楽天>
橘賢一 (検索) <amazon> <楽天>
 テラフォーマーズのリーダーである“祈る者”の捕獲に成功し、解剖を開始するが、虫の生命力であり得ない方法で脱出を許してしまう。そしてあっという間に巨大な城を築き、人類と徹底抗戦の構えを取る。そんな中、世界中に勢力を持つニュートン家の当主としてジョセフが即位していた。

 拉致されてしまった膝丸燈は全然活躍出来ず。今回はほぼ背景の説明だけで終わり、話はかなり大きく拡大している。
 しかし、カタルシスに極めて乏しい上に登場人物を増やし続け、風呂敷がたたみ込めそうにもない感じ。
<A> <楽>
19'09'11 大盗懺悔 銭形平次捕物控3
野村胡堂 (検索) <amazon> <楽天>
 江戸市中で連続して不思議な泥棒騒ぎがあった。人間業とは思えないような盗みを行ったと思うと、三日後には元の場所に戻されるのだ。しかもまさに銭形平次と相棒のガラッ八が見ている前で盗みが行われたことから、平次は意地になって下手人を上げようと心に決めるが…

 一応推理小説の体を取っているけど、実質は人情噺。盗人と言っても愉快犯みたいなものだから、盗人の理の方がメインになってるのが味だな。
 尚3作目にしてようやくガラッ八が登場してる。
<A> <楽>
19'09'06 墓場鬼太郎5
水木しげる (検索) <amazon> <楽天>
 「おかしな奴」資産家の青年から、家に起こっている不思議な出来事を調べてほしいと言われた鬼太郎。まず最初にねずみ男と目玉の親父がその家に向かうが、それは聞きしに勝るおかしな家だった。
 「ボクは新入生」漫画家の水木家に厄介になっている鬼太郎とねずみ男。そんな時にガモツ博士を名乗る男が現れ、ここにお化け大学を設立すると宣言する。

 この辺りから鬼太郎も人間の役に立つことと、猟奇的な展開がなくなっていく。上記2作品はどちらも後の「ゲゲゲの鬼太郎」に引き継がれた話で、特に後半の話は人間界が妖怪の世界に飲み込まれるブリガドーン現象についての初出の話となっている。
 あと、鬼太郎誕生の描き直し話も収録されている。私が昔読んだ墓場鬼太郎の話はこっちのバージョンだったようだ。幾多郎の潰れた目が右目なのが特徴だな。
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19'09'03 素晴らしき結婚生活
スティーヴン・キング (検索) <amazon> <楽天>
 結婚26年を迎えるボブとダーシーの夫婦。結婚生活の中でいくつかの危機はあったものの、概ね夫婦仲は良好で、二人の子どもも独立し、老後の話題が出るようにもなっていた。そんなある日、ダーシーは夫のボブの秘密を知ってしまう。

 中編集“Full, Dark, No, Star.”からの一本。これも超常現象は一切起こらないが、夫が殺人鬼であることが分かってしまった妻の苦悩と、そんな夫とどう接していくかを緊張感溢れる描写で描く。これもひょっとして映画になってるか?と思ったら、やっぱりなってた。
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19'08'31 巨娘5
木村紺 (検索) <amazon> <楽天>
 池袋での鳥吉四号店を繁盛させてるジョーが焼き鳥屋を経営しつつ、様々な問題を力尽くで解決する無双作品。

 本巻が最終巻となるそうだが、全くいつもと変わらない終わり方だった。面白いのは面白いけど、やってることは基本的に焼き鳥屋の話ばかりでちょっと単調かな?伊豆旅行の話もあったけど、これもちょっと中途半端。しばらく充電期間をおいてまたとんでもなく面白い続きを期待したい。
<A> <楽>
19'08'28 ビッグ・ドライバー
スティーヴン・キング (検索) <amazon> <楽天>
 探偵小説家としてそこそこ名の売れているテスは隣の州の図書館からの依頼で講演を行った。その帰り道で事故に遭い、それを待ち構えていた大男にレイプされてしまう。命の危機から生還したテスはショックでしばし何もできないままだったが…

 中編集“Full, Dark, No, Star.”からの一本。スーパーナチュラルが一切ないが、ものすごい迫力の作品で、読んでるだけで痛い。更に言えば暗い快感を同時に与えてくれる。かなり面白い。
<A> <楽>
19'08'23 吾妻鏡 下
竹宮惠子 (検索) <amazon> <楽天>
 頼朝によって鎌倉に幕府が建てられたが、その頼朝の死によって幕府は混乱を起こす。必死に幕府の立て直しを図るのは若き実朝だった。病に倒れ、疱瘡に悩まされながらも、大好きな万葉集の研究と詩を詠むことと、幕府を支えようとしていた。

 平家物語から太平記につながるまでの物語で、実朝を中心に描かれているが、その後の北条による執権政治から幕府崩壊に至るまでが一通り語られている。この辺はあまり学ぶ機会が無いので、結構新鮮な思いで読めたが、登場人物が分からないと言う根本的な問題。この辺読み直しが必要かな?
<A> <楽>
19'08'22 深夜の市長
海野十三 (検索) <amazon> <楽天>
 昼は司法官見習いとして、そして夜は探偵小説家黄谷青二として活動している“私”浅間信太郎は小説のネタ探しに毎晩行っている深夜徘徊中に殺人事件に遭遇してしまう。危うく犯人にされそうになった“私”を救ってくれたのは“深夜の市長”を名乗る謎の老人だった。多くの人たちに慕われる“市長”と共に素人探偵としてこの殺人事件の真相を探るが…

 SFのような推理小説のような不思議な雰囲気を持った作品。なんでも著者の長編デビュー作だそうだが、なるほど最初からこんな感じだったんだな。和製スチームパンクっぽい。
<A> <楽>
19'08'19 血界戦線 Back 2 Back 3
内藤泰弘 (検索) <amazon> <楽天>
 ひとたび起動すれば世界を確実に破壊してしまうと言う終天圧縮時計が厳重に保管されていた警察の保管庫から盗まれた。その調査にかり出されるライブラだが、そこにあらゆるものを斬る次元刀を持った次元怪盗ヴェネーノが邪魔をするように現れる。

 一巻まるごと使って終天圧縮時計にまつわる話。このアイテム自体が発動すれば世界を滅ぼすという代物だが、それが42種類もあるものの一つだとか。だれがそれを盗んだのかという謎と、過去何度か登場した怪盗ヴェネーノの仮面の下にまつわる話。
 相変わらずのハイテンションだが、コマ内の情報量の高さは相変わらずで、一通り読んだだけではわからず。じっくり読み返すとなるほどと思う訳だが。
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19'08'16 振袖源太 銭形平次捕物控2
野村胡堂 (検索) <amazon> <楽天>
 日本橋の呉服屋福屋の子ども達が次々にさらわれてしまった。偶然そのことを知った銭形平次は残された子ども達を守るために屋敷を見張るのだが、平次が見ているその前で堂々と子どもがさらわれてしまう。面目を失った平次だが…

 和風「オペラ座の怪人」っぽさのあるトリック満載の話。すっきりした終わり方ではないけど、人情話として考えれば、実に日本人好みとも言えるオチだった。
<A> <楽>
19'08'13 僕のヒーローアカデミア1
堀越耕平 (検索) <amazon> <楽天>
 人類の八割が何かしらの特殊能力を持つ近未来。その能力を悪用して犯罪を起こすヴィランに対し、世界の平和を守るためにその能力を使うヒーローも存在した。そんなヒーローに大きな憧れを抱きつつ、無能力者のレッテルを貼られなんの能力も持たない緑屋出久という中学生は、ある日ヴィランと遭遇し、最高に憧れるナンバーワンヒーローのオールマイトに助けられる。この出来事が出久の運命を大きく変えていく。

 既にだいぶ巻数が進んでしまっているため、「今更」感があるが、やっと読み始め。内容の詰まり具合が凄く、とにかく熱い作品で、まさしくこれこそ「ヒーロー作品」と言った感じ。こう言うのを読みたかった。
<A> <楽>
19'08'10 キノの旅15
時雨沢恵一 (検索) <amazon> <楽天>
 キノら3組の旅人が訪れた国々での活躍と、一人の少女の物語。「見つけてしまった国」(それぞれ3組)、「白い国」(キノ)、「ケダモノの国」(師匠)、「マニアの国」(キノ)、「過去のある国」(キノ)、「フォトの国」(フォト)、「ジャーナリストの国」(キノ)、「犯人のいる国」(キノ)

 いつも通りの短編がメインだが、フォトという新キャラが登場。基本的に家を持って定住しているので旅人ではないが、この少女がまだ登場することになるのだろうか?
 それとキノに名前を与えてくれた旅人のことがちらっと出てくる話があった。
<A> <楽>
19'08'07 JJM 女子柔道部物語1
小林まこと (検索) <amazon> <楽天>
 旭川にある高校に通う女子高生神楽えもは、何事も飽きっぽく、入った運動部をあっという間に退部することを繰り返していた。そんなえもが親友から頼まれ、急遽柔道部の大会に出場することになったのだが…

 日本で初のオリンピクジョシ柔道でメダルを取ったという恵本裕子が、自らを振り返って書いた原作をマンガ化。この漫画を描くために引退を取り消したというだけあって、力が入っているし、とても面白い。残念なのが線がすっきりしすぎていて、10分くらいで読み切ってしまって「続きはまだか?」状態になることだけど。
<A> <楽>
19'08'04 魔界へのかけ橋
H・P・ラヴクラフト (検索) <amazon> <楽天>
オーガスト・ダーレス (検索) <amazon> <楽天>
 “私”アンブローズ・ビショップは失踪した大伯父の屋敷を相続した。別段住むつもりも無い家なので、どれだけで売れるかどうかを見るためだけにその家にやってきた。そこで大伯父が村人にひどく嫌われており、家も売れそうに無いことだけが分かった。仕方ないので何か売れるものが無いかと家を探してみるのだが…

 著者の典型的な話のようだが、あまりに典型的すぎるのと、文体が分かりやすく作られているため、著者の劣化コピーのような話になってしまった。これもおそらくは大部分はダーレスの筆によるものなのだろう。
<A> <楽>
19'08'01 双亡亭壊すべし 8
藤田和日郎 (検索) <amazon> <楽天>
 双亡邸に棲む侵略者達が緑朗に接触し、少女の姿で“真実”を語り始める。その言葉に耳を傾けていく内、何者かが緑朗の中に入り込んでいく。一方、凧葉の前に軍人姿の男が現れ、今は昭和七年であると言ってくる。

 新キャラの登場で話はまた新しい展開へと向かう。新キャラが別の時代の人間と言うことでこれまでの展開とは全く異なるキャラのため、ちょっと混乱したが、今のところ風呂敷を閉じる気はないらしい。
<A> <楽>
19'07'29 ポーの末裔
H・P・ラヴクラフト (検索) <amazon> <楽天>
オーガスト・ダーレス (検索) <amazon> <楽天>
 夜の町歩きを趣味にしている“私”が出会った謎の人物。旅行者を名乗るその人物の顔はエドガー・アラン・ポーそっくりだった。度々出会う内、彼から降霊術会に招かれるのだが…

 ラヴクラフトの先輩に当たり、敬愛するエドガー・アラン・ポーを登場させたかったと言うだけの話。超次元の話となってるけど、この辺はラヴクラフトの考えにはなかったんじゃないかな?多分プロット以外はダーレスの作品なんだろう。
<A> <楽>
19'07'27 銀河鉄道999 4
松本零士 (検索) <amazon> <楽天>
 銀河鉄道999はの旅は続く。岩だらけの惑星の移民で自らも泥人形になって働き続ける男やホラー風味満点の霧の葬送惑星、そしてアンドロメダ星系と銀河系との分岐点となるトレーダーでの鉄郎とメーテルの活躍などを描く。

 この巻は一話完結の話ばかりだが、印象的な話が多い。アニメ版では特に印象深い話が多かったからだろう。特にメーテルが鉄郎に語る戦いに赴くときの心得などはかなりの名台詞。「こんな時に食事ができるようになっておかないとどこへいっても生き残ることはできないわ」
<A> <楽>
19'07'24 暗黒星の陥穽
ラムジー・キャンベル (検索) <amazon> <楽天>
 かねてからユゴス星へと向かう方法を探していたエドワード・テイラーはついにその方法を記した書を手に入れた。そこに書かれていた通りに準備を整えて儀式を行い、ついに次元を飛び越えることに成功する。しかしそこで彼が見たものは想像を絶するものだった。

 著者の「妖虫」と直接つながる話で、そこで現れた宇宙船はどこから来たのかを描く。多次元宇宙の概念をホラーに取り入れた珍しい話で、これが神話大系の中のアザトースの設定を確立したものとなるだろう。
<A> <楽>
19'07'21 シドニアの騎士13
弐瓶勉 (検索) <amazon> <楽天>
 恒星レムへと向かった遠征隊は無事任務を遂行しシドニアに帰還した。その後もいくつもの小競り合いがあったものの、長道の活躍と次々に投入される新型機によって奇衣子(ガウナ)を撃退していくが、その戦いの中で紬は自らの死を予測してしまう。そんな紬をいたわる長道だが…

 何をするために行ったのかよく分からなかった遠征隊だったが、結果としては恒星に棒のようなものを打ち込んで終わり。その後は再びシドニアに帰るのだが、そこでいろいろ変化があった。意外な長道の告白と、ついに本性を現した落合。いよいよラストに向けて大きく物語が動いてきた感じ。
<A> <楽>
19'07'18 異次元通信機
ラムジー・キャンベル (検索) <amazon> <楽天>
 ちょっとした冒険としゃれ込み、バスで田舎にやってきた大学生三人組。だが最終のバスに乗り遅れてしまい、行けるところまで行こうと歩いて言ったところ、片田舎には不釣り合いな近代的な建物を発見する。好奇心に駆られてその建物に侵入するのだが…

 ホラー小説では比較的単純な、ちょっとした好奇心でとんでもない目に遭わされるという話。短編のため、それで終わってしまうのがなんか消化不良だが、正体がからないもので終わらせるのが神話大系らしさかな?
<A> <楽>
19'07'15 日常6
あらゐけいいち (検索) <amazon> <楽天>
 相変わらずゆるゆるで訳の分からない事件が起こる日常を描く。

 ゆっことみおの二人から中心がずれ、いろんな人たちの変な日常が展開していくが、いろんな事がありすぎて一言では言えないような状態になってる。キャラの拡大はそれなりに面白いが、同じ高校が舞台だけにいろんな人間関係が複雑に絡み合ってるようだ。
<A> <楽>
19'07'12 妖虫
ラムジー・キャンベル (検索) <amazon> <楽天>
 片田舎に旅行中だった“私”は、立ち寄った酒場でこの地方にいたという魔女の話を聞く。その魔女達が崇めていたものがあると聞いて興味を持った“私”はそれを見に行くことにした。

 ホラーでは結構よくある“好奇心が人を殺す”を地でやってる話。長編のオープニングと考えればぴったりの話だが、単体だとちょっと寂しい。
<A> <楽>
19'07'08 はじめの一歩124
森川ジョージ (検索) <amazon> <楽天>
 一歩にとっての初めての弟子泰平は真面目にボクシングの訓練を続けていたが、その本心は喧嘩に勝つことだけだった。裏切られてしまったと感じた一歩は…

 一歩が弟子を取るという話になったが、ここまで巻が進んでやることには思えないのがなんとも残念。この展開を見る限り、弟子を育てるのはあまり上手くいかず、結局復帰という形を取りそうな雰囲気はあるが、だったらもっとテンポ良くやってほしいもんだ。
<A> <楽>
19'07'05 第七の呪文
ジョセフ・ペイン・ブレナン (検索) <amazon> <楽天>
 偶然から魔術書を手に入れたエミット・テルクィストはこれを用いて魔神を呼び出そうと考える。そのために生け贄が必要とわかり、羊を盗んで用意を整え、儀式を始めるのだが…

 割と他愛ない掌編。何事であれ慎重に行わないとこうなりますよという教訓めいた話とも言える。
<A> <楽>
19'07'03 血界戦線 Back 2 Back2
内藤泰弘 (検索) <amazon> <楽天>
 「ゲット・ザ・ロックアウト!!」ライブラのほとんどのメンバーが外に出ていた時を狙ったかのように突然ライブラ本部のビルが封鎖されてしまった。何者かによるハッキングと物理的占拠の双方攻撃であることは分かるのだが、レオの眼ですら視ることが出来ない内部にどう突入するべきなのか考えあぐねる中、ヘルサレムズ・ロットにはまたしても危機が訪れようとしていた。
 他に短編「バッカーディオの雫」(チェイン)「ミッドナイト・ブルー」(スティーヴン)を収録する。

 ほとんど一本分使っての危機だが、大体毎回のように地球の危機が訪れてるので、だんだん麻痺してきた感があるが、エッジの効いた演出は相変わらずで、見応え充分。
<A> <楽>