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2007年 サム・ライミ(監) |
ピーター=パーカー(マグワイア)が扮するスパイダーマンはいまやニューヨークの市民から絶大な信頼と賞賛を集めるヒーローとなり、恋人MJ(ダンスト)も舞台女優としての一歩を踏み出していた。二人は順風満帆で、MJへのプロポーズを決意するするピーターだったが、MJの舞台は評論家から酷評され、役を降ろされてしまう。そんなMJの心も知らず、浮かれるピーターだが、そんなある日、謎の黒い液状生命体がスパイダーマンに取り憑き、そのスーツを黒く染め上げる。黒くなったスパイダーマンの戦闘能力はこれまでよりも格段に高まっていたが、そのスーツを着用したピーターの精神を更に高揚させていく。そんな時、ピーターの叔父を殺した真犯人マルコ(チャーチ)が刑務所から脱走したという事を聞かされる。しかも父の敵スパイダーマンがピーターであることを知ったハリーは、執拗にピーターの命を狙うのだった… 大人気シリーズの最新作にして、一応の完結編。 本作が大人気となったのは、CG技術の向上による疾走感と爽快感もさることながら、ヒーローの心理描写を事細かに追っていった事も大きな特徴だろう。本シリーズでは一貫してピーターの心の動きを追っていった。一作目スパイダーマン(2002)ではコンプレックスの固まりのようなピーターが強大すぎる力を与えられ、戸惑いながら本物のヒーローとなっていくまでを描き、2作目スパイダーマン2(2004)ではヒーローとして生きることの辛さと精神的な成長を描いていく。 ヒーローはたとえ肉体的にどれほど強くとも、心に弱さを持っているもので、あらゆる歴代のヒーロー達はその心を攻撃されていくのだが、本シリーズほどそれが前面に押し出されているものはなかろう。しかも、この3作は一貫して、その心の戦いは外的要素から与えられるものではなく、あくまで主人公の中のものであり、しかもそれらは全て思春期特有のものであると言うところが面白い(下世話な話をするなら、スパイダーマンの放つ糸は、本シリーズでは射精と大きく関わりを持つという指摘もある)。 ここでのピーターの姿は前2作とは異なり、最初の内は完全にいい気になっている姿として描かれる。前2作では徹底的にコンプレックスを持った存在として描かれていたのとは対照的だが、それが一気に転換していた。しかし勿論、それだけで終わるのではない。調子に乗りすぎると必ずしっぺ返しを食らう。最初の嫌味なピーターが、本当の自分に気づくまでが本作の主題。 実際、実の話を言えば、これだけ盛り上げられたラストバトルも、実は私は全然盛り上がって見えなかった。むしろ、思い上がった自分自身を突きつけられ、そこから脱却するピーターの姿の方がむしろ私的には盛り上がってくれたもので。ヴェノムは好みのキャラだし、存在感もあったはずなのに、ラストバトルが妙に平板に感じてしまう。 本作を通して思うこと。それは妙な不安。と言うより閉塞感を感じてしまう。物語をピーターの内面に持っていくため、爽快感の中にもどこか不安を感じさせるように持っていく。多分これこそが目的なのだろうと思うのだが、その分なんかグワーっと盛り上がった気分にさせてくれないのだ。 多分この閉塞感がハリウッドの元気のなさにつながっている気がしてならない。それこそが今のハリウッドのあり方そのものなのだろう。 特にスパイダーマンの存在というものをアメリカという国そのものに置き換えてみると面白い。そもそもスパイダーマンのコスチュームはご存じの通り赤と青によって構成されている。この二色は正義と力を表現しており、国旗で用いられることが多い。アメリカの国旗も又、その二色がしっかり使われている。強い強いと浮かれているアメリカ。これは実は虚像の強さなのではないか。実際浮かれいるその姿をよく見ろ。真っ黒じゃないか?その警告をも示しているように見える。その上で今こそアメリカは赤と青に彩られた本当の姿に戻らねばならない。と言う意志のようにも思える。最後に国旗をバックに颯爽と飛び立つスパイダーマンの姿は、単に格好良さではなく、そのメッセージを込めているのかも知れない。 逆に言えば、この作品自体がアメリカが閉塞の中にある。と言うことを前提に作っているかのように思えてならない。考え過ぎかも知れないけど、その辺のメッセージ性を考えてしまうと、なんか素直に楽しむという気分にさせられないのだよな。 |
ヴェノム | → |
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||||
【う゛ぇのむ】 | ||||||
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エディ | → | |||
【えでぃ】 | ||||
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サンドマン | → | |||
【さんど-まん】 | ||||
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スパイダーマン | → | 1/6スケールフィギュア スパイダーマン | ||
【すぱいだー-まん】 | ||||
|
ニュー・ゴブリン | → | |||
【にゅー-ごぶりん】 | ||||
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ブラックスパイダーマン | → | スパイダーマン&ブラックスパイダーマン | ||
【ぶらっく-すぱいだー-まん】 | ||||
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フリント | → | |||
【ふりんと】 | ||||
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マーク・ウェブ(監) |
かつて父リチャード(スコット)の突然の失踪を受け、伯父夫婦の元に身を寄せていたピーター・パーカー(ガーフィールド)。多少のいじめを受けつつも、クラスメイトの優等生グウェン(ストーン)に憧れを持つ普通の高校生をしていたが、科学者であった父の研究を見にやってきた父のパートナーだったカート博士の研究室で、研究中の蜘蛛に刺されてしまう。その日から不思議な力を手に入れてしまった… かつて大ヒットを記録し、後のヒーロームービーの先鞭を付けることになったサム・ライミの『スパイダーマン』(2002)は好評ではあったが『3』(2007)をもって終了。 それから5年。リブート版として再びリリース。その第一作目が本作。 今更ながら言わせてもらうと1作目が出たのが確か10年前。劇場で観てそのレビューも書いているが、今の自分の目から見たら、あのレビュー書いた頃は何にも考えてなかったな。というのが正直な感想である。もっと観るべきところはいくらでもあるのに、見た目だけで書いてしまったという反省点がいくらでも出てくる。 本作を劇場で観ている間、どれだけライミ版が面白かったか、頭の中で考えてる私がいた。 …いや、それで本作が愚作という訳ではない。同じシーン一つ取っても、本作とライミ版では随分違いがあることを考えさせられただけだ。 実際演出力で言うなら、CGのい使い方がこなれてる分ライミ版を越えてるし、爽快感に至っては屈指の演出レベル。CGをいかに使うかを熟知した演出家がどんどん増えているんだろう。 そういう意味でかなり面白く仕上がっているが、今回のレビューは自分なりにライミ版の見直しもあって、二つの作品の対比を中心に考えていきたい。 まず基本姿勢だが、スパイダーマンが他のヒーローと違っていて、映画にする売りは、主人公ピーターの若さがあるだろう。これといって個性の強くない平均的なロウワー階級の高校生が突然力を手に入れたとき、どんな反応をするか。それが第一の売りとなる。ライミ版も本作もその…では一致していて、恋愛模様を絡め、ヒーローであることの特殊性と、一般的高校生であることの普遍性の整合性を取ることに苦労する人物として描いていく。 ただし、この二作の違いは恋愛要素に欠かせないヒロインとの関わりが随分異なる。 ライミ版のヒロインMJは、当時もかなりあしざまに言われていたが、自意識が高くて結構嫌みなキャラだった(決してそれで終わってないところがライミ版の良さでもあるが)が、一方の本作ヒロインのグウェンは自分のなすべき分限をしっかりと受け止めている理想的なヒロイン像。よってピーターの関わり方も随分異なる。 平均以下の自分のことを決して振り向いてくれないMJに、執着心たっぷりにまとわりつくライミ版。お互いに存在を認めあい、きっちりと高校生らしいおつき合いが前提のウェブ版。これによってピーターの描かれ方も随分異なるようになった。 方や恋愛がうまくいかず、いじいじするだけのライミ版パーカーと、実生活が充実しているから、他にしっかり目がいくウェブ版。これが根本的な姿勢の違いとなる。 その点から見るならば、ライミ版の方が実は邪道な立場にあって、ウェブ版の方が本来の日ヒーローものに近い立場になるのだが、これはそもそも立脚点が違っていて、ライミ版の場合、このいじいじしたヒーローを描くことこそが目的だったのに対し、ウェブ版は違ったところを主題にしているから。 二つ目として、ベンおじさんに対するピーターの関わりも随分違っている。どちらもピーターがスパイダーマンとして立つきっかけを作るキャラだが、ライミ版ではベンはピーターにとって一種のメンター(精神的指導者)である。「力を持つ者は責任も持つ」というベンの人生哲学はそのままスパイダーマンの行動に力を及ぼすこととなった。つまりライミ版はいじいじした性格の平均的高校生が、「ヒーローとして生きるとはどういう事か」ということを自らに問いかけていくことによる青年の成長物語として作られていたわけだ。だからベンの存在はシリーズ全体を通してピーターの中で生き続けており、一種の呪いのようにスパイダーマンの行動形式を彩っている。 一方ウェブ版ではやはりベンは同じ事を語っているのだが、その言葉自体はそれほど重要視されていない。むしろベンという存在が生きていたということが話の中心となっていく。だからライミ版とは異なり、ピーターはベンを殺した犯人を見つけだして裁きを受けさせることを目的としている。ここにあるのは個人的な復讐劇となっていたわけだ。 三つ目として、ピーターの父親の存在がある。これに関してはウェブ版が実に個性を見せてる。オープニング自体が謎の失踪を遂げて死んでしまうピーターの父の姿から始まり、ラストは「父の本当の死因は?」という謎めいたメッセージで閉じられている。これはライミ版には一切なかった描写である。明らかにこれは本作の特徴となる部分であろう。 これらのことを総合して考えると、ライミ版のテーマとウェブ版のテーマの違いが浮かび上がってくる。 それは結局ライミ版スパイダーマンは“自分探し”をテーマとしているのに対し、ウェブ版スパイダーマンは“父親探し”を主要テーマにしているという事。 そう考えるといろいろ合点が行く。ピーターをリア充にする理由は、自分自身のことを考えるのではなく父のことを考えるための布石であり、ベンおじさんは精神的支柱ではなく、二人目の父として考えていたということだから。ベンを殺した犯人に復讐しようとしているのは、だから親を殺された子供の普通の感情として描かれているわけだ。これはグウェンの父親の話にもつながっていき、厳格で頑固な部分はあるが、家族を本当に大切にしている父を失わせることによってピーターとグウェンとをしっかり結びあわせる役割を担っている。 そういうわけで後発であるウェブ版スパイダーマンはライミ版スパイダーマンとは違った形でちゃんとテーマ性を手にしているという事になる。 ただし、それを踏まえた上で言わせてもらうなら、これは私の好みではない。 “父親探し”は最近ではハリウッドの流行のようで、何本も作られていて、ヒーローものでも『アイアンマン2』(2010)はモロに父親探しの物語になってた。 そしてそのタイプの物語は私のツボにはまったくはまらない。 家族をテーマにした物語だったら、“父親になる”話は大好きなのだが、“父親を求める”のは全く心に響かないのが私自身の限界というか、心の狭さというか… だからこそ観ている途中でも「ライミ版の方はこうしたのに」と思うことの方が多く、素直な意味でテーマを楽しむに至らなかった。 あのラストもこの作品としては正しいのは分かっているものの、あそこでグウェンと仲良くなるのではなく、「あなたのせいでお父さんは死んだのよ」と責められ、それに対して何も言い返せない姿が観たかった気がしてならないんだよなあ。我ながらゆがんでることは承知だが。 そんなことで本作の評価は中間点という事にさせていただこう。 |
ウェブシューター | → | |||
【うぇぶ-しゅーたー】 | ||||
|
オズコープ社 | → | |||
【おずこーぷ-しゃ】 | ||||
|
カート | → | |||
【かーと】 | ||||
|
グウェン | → | |||
【ぐうぇん】 | ||||
|
ジョージ | → | |||
【じょーじ】 | ||||
|
スパイダーウェブ | → | |||
【すぱいだー-うぇぶ】 | ||||
|
スパイダーマン | → | MAFEX THE AMAZING SPIDER-MAN | |||
【すぱいだー-まん】 | |||||
|
ピーター | → |
|
||||
【ぴーたー】 | ||||||
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フラッシュ | → | |||
【ふらっしゅ】 | ||||
|
ベン | → | |||
【べん】 | ||||
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メアリ | → | |||
【めあり】 | ||||
|
メイ | → | |||
【めい】 | ||||
|
リザード | → | |||
【りざーど】 | ||||
|
リチャード | → | |||
【りちゃーど】 | ||||
|
名称 | → | |||
【】 | ||||
|
|
2017年 ジョン・ワッツ(監) |
||||
アーロン | → | |||
【あーろん】 | ||||
|
アイアンマン |
→ |
|
||||
【あいあん-まん】 | ||||||
|
アベンジャーズ | → | |||
【あべんじゃーず】 | ||||
|
アン | → | |||
【あん】 | ||||
|
アントマン | → | |||
【あんと-まん】 | ||||
|
エイドリアン | → | |||
【えいどりあん】 | ||||
|
エイブ | → | |||
【えいぶ】 | ||||
|
カレン | → | |||
【かれん】 | ||||
|
キャプテン・アメリカ | → | |||
【きゃぷてん-あめりか】 | ||||
|
ジェイソン | → | |||
【じぇいそん】 | ||||
|
ジャクソン | → | |||
【じゃくそん】 | ||||
|
ショッカー | → | |||
【しょっかー】 | ||||
|
シンディ | → | |||
【しんでぃ】 | ||||
|
スパイダースーツ | → | |||
【すぱいだー-すーつ】 | ||||
|
スパイダーマン | → | |||
【すぱいだー-まん】 | ||||
|
ダメージコントロール | → | |||
【だめーじ-こんとろーる】 | ||||
|
チタウリ | → | |||
【ちたうり】 | ||||
|
ティンカラー | → | |||
【てぃんからー】 | ||||
|
トニー | → |
|
||||
【とにー】 | ||||||
|
ネッド | → | |||
【ねっど】 | ||||
|
ハーマン | → | |||
【はーまん】 | ||||
|
ハッピー | → |
|
||||
【はっぴー】 | ||||||
|
ハリントン | → | |||
【はりんとん】 | ||||
|
バルチャー | → | |||
【ばるちゃー】 | ||||
|
ピーター | → |
|
||||
【ぴーたー】 | ||||||
|
フィニアス | → | |||
【ふぃにあす】 | ||||
|
F.R.I.D.A.Y. | → | |||
【ふらいでー】 | ||||
|
ペッパー | → |
|
|||
【ぺっぱー】 | |||||
|
ベティ | → | |||
【べてぃ】 | ||||
|
マーク47 | → | |||
【まーく-ふぉーてぃせぶん】 | ||||
|
マック | → | |||
【まっく】 | ||||
|
ミシェル | → | |||
【みしぇる】 | ||||
|
ミッドタウン高校 | → | |||
【みっどたうん-こうこう】 | ||||
|
メイ | → | |||
【めい】 | ||||
|
モリタ | → | |||
【もりた】 | ||||
|
ユージーン | → | |||
【ゆーじーん】 | ||||
|
リズ | → | |||
【りず】 | ||||
|
名称 | → | |||
【】 | ||||
|
|
2018年 ルーベン・フライシャー(監) |
||||
アン | → |
|
||||
【あん】 | ||||||
|
ヴェノム | → |
|
||||
【う゛ぇのむ】 | ||||||
|
エディ |
|
|||||
【えでぃ】 | ||||||
|
カールトン | ||||
【かーるとん】 | ||||
|
クレタス |
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|||||
【くれたす】 | ||||||
|
シーヴェノム | → | |||
【しー-う゛ぇのむ】 | ||||
|
シンビオート |
|
|||||
【しんびおーと】 | ||||||
|
ダン | ||||
【だん】 | ||||
|
ドーラ | → | |||
【どーら】 | ||||
|
マリア | ||||
【まりあ】 | ||||
|
ライオット | ||||
【らいおっと】 | ||||
|
ライフ財団 | ||||
【らいふ-ざいだん】 | ||||
|
ローランド | ||||
【ろーらんど】 | ||||
|
名称 | ||||
【】 | ||||
|
|
2019年 ジョン・ワッツ(監) |
||||
アース833 | ||||
【あーす-えいとすりーすりー】 | ||||
|
アース616 | ||||
【あーす-しっくすわんしっくす】 | ||||
|
アイアンスパイダー | ||||
【あいあん-すぱいだー】 | ||||
|
アイアンマン |
|
|||||
【あいあんまん】 | ||||||
|
E.D.I.T.H. | ||||
【いーでぃす】 | ||||
|
ヴィクトリア | ||||
【う゛ぃくとりあ】 | ||||
|
ウィリアム | ||||
【うぃりあむ】 | ||||
|
エレメンタルズ | ||||
【えれめんたるず】 | ||||
|
キャプテン・アメリカ | ||||
【きゃぷてん-あめりか】 | ||||
|
グートマン | ||||
【ぐーとまん】 | ||||
|
クエンティン | ||||
【くえんてぃん】 | ||||
|
サイクロン | ||||
【さいくろん】 | ||||
|
サンドマン | ||||
【さんど-まん】 | ||||
|
ジェイソン | ||||
【じぇいそん】 | ||||
|
ジャニス | ||||
【じゃにす】 | ||||
|
ジュリアス | ||||
【じゅりあす】 | ||||
|
ジョナ | ||||
【じょな】 | ||||
|
スパイダーマン | ||||
【すぱいだー-まん】 | ||||
|
ソレン | ||||
【それん】 | ||||
|
タロス | ||||
【たろす】 | ||||
|
ディミトリ | ||||
【でぃみとり】 | ||||
|
デイリー・ビューグル | ||||
【でいりー-びゅーぐる】 | ||||
|
デシメーション | ||||
【でしめーしょん】 | ||||
|
トニー |
|
|||||
【とにー】 | ||||||
|
トニー本人ですら、みんなが思い描くトニーにはなれない | ||||
【とにー-ほんにん-で-すら-みんな-が-おもい-えがく-とにー-には-なれない】 | ||||
|
ナイト・モンキー | ||||
【ないと-もんきー】 | ||||
|
ニック | ||||
【にっく】 | ||||
|
ネッド | ||||
【ねっど】 | ||||
|
ハイドロマン | ||||
【はいどろ-まん】 | ||||
|
ハッピー |
|
|||||
【はっぴー】 | ||||||
|
ピーター |
|
|||||
【ぴーたー】 | ||||||
|
フラッシュ | ||||
【ふらっしゅ】 | ||||
|
ブラッド | ||||
【ぶらっど】 | ||||
|
ベティ | ||||
【べてぃ】 | ||||
|
マリア | ||||
【まりあ】 | ||||
|
ミシェル | ||||
【みしぇる】 | ||||
|
ミステリオ | ||||
【みすてりお】 | ||||
|
モルテンマン | ||||
【もるてん-まん】 | ||||
|
メイ | ||||
【めい】 | ||||
|
ユージーン | ||||
【ゆーじーん】 | ||||
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ロジャー | ||||
【ろじゃー】 | ||||
|
名称 | ||||
【】 | ||||
|
|
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凶悪な地球外生命体シンビオートに寄生されたものの、ヴェノムとして共生関係を確立したジャーナリストのエディ(ハーディ)。二人はどうにか奇妙な共同生活を続けていたのだが、ある日エディは収監中の連続殺人鬼クレタスから特別に取材を受けても良いと指名された。その取材中に得た情報を統合したヴェノムは恐ろしい連続殺人の証拠を手に入れ、エディはトップジャーナリストに成り上がる。ところが取材中にエディに噛みついたクレタスはシンビオートと融合し、最凶のカーネイジが誕生してしまう。 『ヴェノム』(2018)ラストで新たなる敵カーネイジの存在が新たになって、当然続編はカーネイジ編になることは分かっていた。 ちなみにカーネイジとは強敵揃いの「スパイダーマン」シリーズにおいて最強の呼び声高いヴィラン。なんせカーネイジを相手にした時に限って宿敵であるスパイダーマンとヴェノムが手を組まないと封じられないほど。しかも死なないので封じるのが限界で、定期的に現れるという厄介な敵である。シリーズにおける最終兵器と言っても過言ではない強力なヴィランとなる。 カーネイジはヴェノムから分離したシンビオートが凶悪犯のクレタスと融合したもので、ヴェノムの子ということになるが、ヴェノムよりも遥かに強力な個体となる。エディという人間をベースに、その鎧のように体を覆うヴェノムに対し、クレタスと完全に融合したカーネイジは、その細胞一つ一つがカーネイジであり、たとえバラバラにされようと細胞が残っている限りは再生出来る。要するに死なないから最強なのだ。 そんなキャラが出ると言うことで、期待していたか?と言うと、実はそうでもない。正直な話、おそらくとても分かりやすい話になるだろうと思っていた。映画の都合上引っ張ることが出来ないため、カーネイジは弱体化するだろうし、ヴェノムとの一騎打ちで負ける姿しか思い浮かばない。おそらくはヒーローもののプログラムピクチャーになるだろうという思いはあった。 それで結局自分の予想と全く同じ感じの展開が目の前にあった。これこそまさしくプログラムピクチャーである。シンビオートとクレタスは融合せずに喧嘩するし、不仲になったコンビは引き離すことが出来た。カーネイジは無事ヴェノムが吸収してクレタスも無事死んでくれて終わる。 こんなものだろうと思ったものが目の前にあるので、安心感はあるが、プラスアルファがないものを見てるだけなので、初見の気がしない。 楽しめたかと言うと楽しめたが、なんの発見もない作品だった。 そう思ってたら、ラストが結構驚き。なるほど『スパイダーマン』新作の前に公開したのは、こういうわけか。一体どうこの二作が絡むのかを楽しみにさせてもらおう。 |
アン | → |
|
||||
【あん】 | ||||||
|
ヴェノム | → |
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||||
【う゛ぇのむ】 | ||||||
|
エディ |
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|||||
【えでぃ】 | ||||||
|
カーネイジ |
|
|||||
【カーネイジ】 | ||||||
|
カミール | ||||
【かみーる】 | ||||
|
クレタス |
|
|||||
【くれたす】 | ||||||
|
シュリーク |
|
|||||
【しゅりーく】 | ||||||
|
スパイダーマン | ||||
【すぱいだー-まん】 | ||||
|
ダン | ||||
【だん】 | ||||
|
チェン | ||||
【ちぇん】 | ||||
|
パトリック | ||||
【ぱとりっく】 | ||||
|
ピーター |
|
|||||
【ぴーたー】 | ||||||
|
フランシス |
|
|||||
【ふらんしす】 | ||||||
|
名称 | ||||
【】 | ||||
|