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特撮事典
劇場版1 |
1972年
山田稔(監) 藤岡弘、佐々木剛、小林昭二、天本英世 |
人工重力装置を開発した大道寺博士。だがそこに現れた死神博士によって装置は奪われてしまう。だが博士は方程式の一部を隠していた。ショッカーは秘密の鍵を握る娘の珠美を襲うが、その前に立ちふさがったのは、仮面ライダー1号と2号だった。
劇場版仮面ライダー第2作(1作目はTVの13話そのものだから、実質的にはオリジナルでは一作目)。死神博士の勇姿。ダブルライダーの共闘などが見られる。又、再生怪人も多数登場し、TVとは違った派手さを楽しめる。TVでは普通基地の中に引きこもって暗い中でばかり出てきた死神博士が積極的に外に出ているのがなんか嬉しい。
後半のショッカー怪人勢揃いは圧巻の一言。着ぐるみがよくここまで残っていたもんだ。結局出ただけで戦わずに引っ込んでしまうんだけど。スーツアクターの数も凄い。更に本当にバイクを燃やしたりと派手な演出も多々。流石劇場版だ。
ここでの新怪人はザンジオーで、ちゃんと単独での活躍の場を与えているのも心憎い所だ。
細かい点だが、ここでの1号ライダーは通称“桜島1号”と呼ばれる緑色のスーツを使っている
<オープニングで、大道寺博士と助手の会話。「これが完成したら地球の地軸だって変えることができる」「もし悪用されたら大変なことですね」って、完全に悪用されることが前提じゃないか。
大道寺博士の娘珠美は五郎の友達らしい。流石ご都合主義の権化!
大道寺博士と珠美の人質交換シーン。こういう場合替え玉を用意するのは定番だが、用意したのがヒーロー側というのは新機軸。お陰で死神博士から「謀ったな」とか言われるし…普通逆だ。
他の再生怪人がやられている間、ザンジオーはダブルライダーの動静を探り、GX方程式の在処を探っていたが、瞬間移動が出来るくせに移動が遅すぎ。結局ライダーに阻止されてしまった。
この当時の幼女描写の規制は緩かったらしく、珠美ちゃんのパンツ見えまくり。
そう言えば死神博士の存在価値ってライダーに人質に取られることだけだったか。勿体ない使い方だ。> |
阿野 |
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ハエ男 |
【あのう】 |
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大道寺博士の助手で共に人工重力装置を開発するが、ショッカーに拉致されハエ男に改造されてしまった。 甘崎 |
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アリガバリ |
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【ありがばり】 |
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再生怪人。GX方程式を手に入れるため大道寺珠美の誕生日に現れ、珠美をさらう。1号ライダーの登場であっけなく倒される。 甘崎 |
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石倉五郎 |
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【いしくら-ごろう】 |
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立花レーシングクラブのマスコット的存在。大道寺珠美の友達でもある。珠美の誕生日パーティに招かれていたが、ショッカーの再生怪人 甘崎 |
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一文字隼人 |
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【いちもんじ-はやと】 |
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仮面ライダー2号。1号ライダーを引き継いだ形でショッカーの悪の手から日本を守っている。 甘崎 |
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仮面ライダー1号 |
→ |
本郷猛
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【かめん-らいだー-いち-ごう】 |
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仮面ライダー2号 |
→ |
一文字隼人
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【かめん-らいだー-に-ごう】 |
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ギルガラス |
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【ぎるがらす】 |
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空を飛べることを利用して人質に取られた死神博士を救うべくプラノドンと共に爆撃を行う。再生怪人のようだが、テレビ放映とのギャップにより実はこれが初登場となる。 甘崎 |
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サボテグロン |
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【さぼてぐろん】 |
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ショッカーの再生怪人。大道寺博士を襲ったハエ男のサポートに現れるが、あっけなく倒される。 甘崎 |
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ザンジオー |
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【ざんじおー】 |
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劇場用新作怪人。サンショウウオ型の改造人間。口から泡を吐き、それを通して任意の場所に移動することが出来る。 甘崎 |
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GX方程式 |
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【じー-えっくす-ほうていしき】 |
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人工重力装置の駆動に必要な方程式。大道寺博士の一人娘珠美に託される。 甘崎 |
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死神博士 |
→ |
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【しにがみ-はかせ】 |
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ショッカー大幹部。大道寺博士が完成したGX方程式を奪い、人工重力を完成させようとする。本郷と一文字の計略にはまって捕らえられたりもする。 甘崎 |
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人工重力装置 |
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【じんこう-じゅうりょく-そうち】 |
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大道寺博士が開発した装置で、地球の地軸をゆがめることさえ出来るという。 甘崎 |
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大道寺 |
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【だいどうじ】 |
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物理学者。人工重力装置を開発するが、完成した装置を死神博士に奪われてしまう。 甘崎 |
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大道寺珠美 |
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【だいどうじ-たまみ】 |
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大道寺博士の一人娘。GX方程式を誕生日祝いにもらった人形の中に入れてある。 甘崎 |
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滝和也 |
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【たき-かずや】 |
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FBI職員で、日本に置けるライダーの活動をサポートしている。ここでは本当にサポートだけだったが。 甘崎 |
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ドクガンダー |
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【どくがんだー】 |
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GX方程式を手に入れるため大道寺珠美の誕生日に現れ、珠美をさらう。1号ライダーと戦い、かなり好戦するが、 甘崎 |
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ハエ男 |
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【はえ-おとこ】 |
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最初に登場した怪人。大道寺博士の助手に化け、GX方程式を聞き出そうとするが、あっけなくライダー2号に倒されてしまった。 甘崎 |
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プラノドン |
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【ぷらのどん】 |
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再生怪人。空を飛べることを利用して人質に取られた死神博士を救うべくギルガラスと共に爆撃を行う。 甘崎 |
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本郷猛 |
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【ほんごう-たけし】 |
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仮面ライダー1号。今はヨーロッパで活動しているはずだが、普通に日本にいた。 甘崎 |
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モグラング |
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【もぐらんぐ】 |
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ショッカーの再生怪人。大道寺博士を襲ったハエ男のサポートに現れるが、あっけなく倒される。 甘崎 |
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ユニコルノス |
→ |
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【ゆにこるのす】 |
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ショッカーの再生怪人の中に混ざっていた怪人。テレビ放映とのギャップによって実はこれが初登場になっている。 甘崎 |
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ライダーダブルキック |
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【らいだー-だぶる-きっく】 |
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ダブルライダーがザンジオーを下した技。二人同時のライダーキック。 甘崎 |
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ライダーハンマーキック |
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【らいだー-はんまー-きっく】 |
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1号ライダーと2号ライダーの合体技で、改造人間を抱え込んだままダブルライダーがジャンプし、敵の脳天を鉢合わせさせる技。別段キックじゃない。 甘崎 |
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劇場版1 |
1972年
山田稔(監) |
世界征服を狙うショッカーの野望を次々に打ち砕いてきた仮面ライダー。地獄大使はロードレース中の本郷猛とFBIの滝和也を襲う。アジトに閉じこめられた二人は基地ごと爆破されてしまうのだった。更に地獄大使は立花藤兵衛ら少年仮面ライダー隊の面々をも誘拐するのだった。ショッカーの狙いは富士山に建設した基地からスーパー破壊光線を用いて日本中を破壊すること。
「仮面ライダー」劇場第三弾(オリジナルでは2作目)。新怪人としてカミキリキッドを登場させ、他に多くの再生怪人を登場させた話に仕上げられている。敵首領は地獄大使で、ライダーのマスクも新1号に変更されている。
やってる事自体はTV版と変わらないが、劇場版らしくより派手に仕上げられている。ただ時間が少ないためか、説明不足の部分も多かった。
前作と較べると、再生怪人の数と言い、ライダーが一人しかでない事と言い、パワーダウンは否めない。前作の再生怪人勢揃いが好評だったためか今回もそれは継承してるが、怪人の数が少ないため、ちょっとこれも寂しい。
<本郷と滝を罠にはめ、体を溶かしてしまう部屋に二人を閉じこめる地獄大使。様子を見たカブトロングは部屋に誰もいないのを見て「もう溶けてしまったか」とご満悦。変装に使ったショッカー戦闘員の覆面が置いてあるので服は溶けないらしい。だったら二人の服は調べないのか?
仮面ライダーに首(?)を絞められ、新しいアジトの在処を吐きそうになったゴキブリ男を容赦なく殺してしまうカミキリキッド。「どうして俺がやられるんだ?」「お前がマヌケだからだ」…えらく間の抜けた会話だ。ゴキブリ男は殺されたけど、他の二体の怪人はどうなった?カミキリキッドと一緒に逃げたのか?
富士山にしつらえられた処刑台でせり上がってくる藤兵衛の姿…これくらいだったら実際にやって問題無さそうだが、ミニチュアでやったので、作り物がモロ分かり。
本郷と滝の前にずらっと現れる再生怪人の群れ。これ自体は見応えがあるが、雪の山道で撮影したため、みんなへっぴり腰なのが寂しい。
関係ないけど、爆発のシーンは土を巻き上げないように工夫されたもの(液体爆薬だな)。富士山が舞台だから、気を遣ったかな?> |
お化けマンション |
→ |
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【おばけ-まんしょん】 |
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誰も近寄らなくなった半壊のマンション。実はこの地下にショッカーの秘密アジトがあった。 甘崎 |
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カブトロング |
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【かぶとろんぐ】 |
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再生怪人。ショッカーアジトに潜入した本郷と滝を毒ガス部屋に閉じこめる。 甘崎 |
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カミキリキッド |
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【かみきりきっど】 |
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劇場版用新怪人。立花藤兵衛誘拐に直接関わる。口から痺れガスを吐くが、ライダーに対してはこれを煙幕のように使用する。他に角からレーザーを出すことも出来る。叫び声は「ギリギリギリ」。 甘崎 |
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仮面ライダー1号 |
→ |
本郷猛
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【かめん-らいだー-いち-ごう】 |
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仮面ライダー2号 |
→ |
一文字隼人
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【かめん-らいだー-に-ごう】 |
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ギリーラ |
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【ぎりーら】 |
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再生怪人。誘拐された立花藤兵衛を追う本郷の前に現れる。 甘崎 |
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ゴキブリ男 |
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【ごきぶり-おとこ】 |
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再生怪人。誘拐された立花藤兵衛を追う本郷の前に現れる。 甘崎 |
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サイギャング |
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【さいぎゃんぐ】 |
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再生怪人。ショッカーバイク部隊を率いて登場する。 甘崎 |
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地獄大使 |
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【じごく-たいし】 |
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ショッカー日本支部三人目の首領。劇場公開時のTV版首領だった。やってることはTV版と同じ 甘崎 |
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ジャガーマン |
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【じゃがーまん】 |
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再生怪人。ショッカーバイク部隊を率いて登場する。 甘崎 |
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スーパー破壊光線 |
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【すーぱー-はかい-こうせん】 |
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ショッカーの新しいアジトに設置された兵器で、日本中どこにでも雷を落とすことが出来る。 甘崎 |
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セミミンガ |
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【せみみんが】 |
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再生怪人。誘拐された立花藤兵衛を追う本郷の前に現れる。その後、ショッカー乗馬部隊を率いて再登場。 甘崎 |
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ユリ |
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【ゆり】 |
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少年仮面ライダー隊スタッフ。立花藤兵衛と共に誘拐され、処刑されそうになる。 甘崎 |
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劇場版2 |
1973年
山田稔(監) |
四国の山中で発見された強力な放射性物質サタンニウムをデストロンが狙う。それを知った風見志郎(宮内洋)はタイホウバッファローと数多くの再生怪人を投入する強力なデストロン軍団に対し、その計画を阻止すべくデストロンに立ち向かうのだった。
言うまでもないが、私は結構な特撮好きで、内外の特撮作品を機会ある毎に観ようとしているのだが、本作もリアルタイムで観たわけではなく、私以上の特撮好きな友人に観させていただいた作品。
最近のテレビ特撮作品はドラマ部分に重点が置かれ、殊更主人公の弱さや、人間関係などが克明に描かれていく。特撮作品が子供だけのものでなくなり、全年齢対象へと変化していったと言うことで、これはこれで歓迎すべき事。
だが、子供の頃、私が燃えた特撮はこうじゃなかった!
確かにストーリーは極めてシンプルで、主人公が精神的にねちねち追い込まれるような描写はなかった。派手な演出と単純なピンチピンチピンチの連続。嫌味とも思えるほどに主人公は必要以上に格好良く、どんなピンチにもにやりと笑いつつ飛び込んでいった(まともな実生活が出来るとは思えないほど)。それで充分だったのだ。なにより、そこには命を賭けて演じた生身の人間の魅力ってものがあった。
そう。今のようにCGでごまかしが利かない分、生身でどんな危険にも飛び込んでいくことが役者にも求められたのだ。
それを突き詰めた作品と言うのが、本作の最大の魅力だ。
TV版でも充分派手に本物の爆薬が使用されたものだが、この作品に使用された爆薬の量は半端じゃない。渓谷で20メートル近く吹き上がる爆発。島の形を変えるほどの巨大な爆発。さらに変身前のスタント無しのシーンで宮内洋の至近距離でまで派手に爆発する。本当にこれ、命賭けてるよ(なんでも撮影中、本当に魚が浮いてきたとか)
。
今になってこれを観ると、しみじみ「何と危険なことをやってたんだ」と思わされるし、本当によくこれで死人が出なかったと思えるほどだった(はっきり言って、スタントの命をこれほど心配したのは『マッド・マックス2』(1981)以来だ)。よくこれが映倫に通ったと思えるほどの作品だった。安全基準の問題で、現代では絶対無理。
それと主人公風見志郎を演じるのは、特撮界きっての“格好良さ”を追求した役者宮内洋。ケレン味たっぷりの演技にも燃える(と言うか、強制的に燃えさせられるというか)。
ストーリーはシンプルながら、V3絶体絶命の危機に、死んだと思っていた1号、2号が現れる!と言う燃えるシチュエーションで見せてくれる。
今の特撮番組も一応私は肯定的に捉えようとはしてるけど、やっぱ原点はこれよだよね。改めて再認識。
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沖田 |
→ |
サタンニウム |
【おきた】 |
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原子物理学の権威で、四国で新たなる放射性物質サタンニウムを発見するが、その在処を自白するようにデストロンのドクトル・Gに拷問される。V3により助け出されるが、タイホウバッファローにより殺されてしまう。実はその地図は松山城に隠されている。 甘崎 |
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沖田ヒロコ |
→ |
沖田博士 |
【おきた-ひろこ】 |
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沖田博士の妹で、道後温泉のホテルでダンサーとして働いている。沖田博士からサタンニウムの地図を託されるが、あっさりとドクバリグモに奪われてしまう。 甘崎 |
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沖田マサオ |
→ |
沖田博士 |
【おきた-まさお】 |
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沖田博士とヒロコの弟で、四国の少年ライダー隊員。 甘崎 |
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仮面ライダー1号 |
→ |
本郷猛
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【かめん-らいだー-いち-ごう】 |
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本郷猛が変身する最初の仮面ライダー。行方不明だったがここで2号ライダーとともにV3の助けに入る。 甘崎 |
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仮面ライダー2号 |
→ |
一文字隼人
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【かめん-らいだー-に-ごう】 |
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ギロチンザウルス |
→ |
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【ぎろちん-ざうるす】 |
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劇場版に登場した再生怪人。松山城でV3を待ち受ける。 甘崎 |
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サタンニウム |
→ |
沖田博士 |
【さたん-にうむ】 |
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ウラニウムの数百倍の放射能を放射するという重金属で、かけらほどの大きさで人間を白骨化できるほどの強い放射能を発している。沖田博士により四国の山中で発見され、それをデストロンが狙う…ウランの数百倍の放射線が発せられると言うことは、生成の瞬間に核分裂を起こさないと変だし、今までそれが全く感知されなかったというのも…とは言ってはいけない。 甘崎 |
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さんふらわあ号 |
→ |
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【さん-ふらわあ-ごう】 |
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東京〜高知間何故か東映特撮には良く出てくる船で、この船に乗らんがために四国ロケがよく行われる。本作でその航路の時間は20時間と分かるが、ジュニアライダー隊のシゲルによれば「ちっともたりない。だってこんなに遊ぶものがたくさんあるんだもん」だそうだ(笑) 甘崎 |
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ジシャクイノシシ |
→ |
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【じしゃく-いのしし】 |
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劇場版に登場した再生怪人。ピッケルシャークと共にデストロンのあじとの中でV3に襲いかかる。 甘崎 |
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タイホウバッファロー |
→ |
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【たいほう-ばっふぁろー】 |
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劇場オリジナルの怪人で、両肩に大砲を抱えたバッファローの姿をしてる…そのまんまか。一応二発発射すると、戦闘員から弾丸の補充を受けるようだが、何故か3発以上を連続発射してるシーンが何カ所か…又、自分の砲弾に絶大なる自信があるらしく、発射するだけ発射したらV3の死を全く確認しなかったとか、再生怪人と戦ってる3人ライダーに向かって発射したところ、再生怪人だけを殺してしまうとか、仮面ライダーの味方のようにさえ見えたりする。ダブルライダーキックとV3キックを受けて爆発。叫び声は「バーッハッハッハー」。 甘崎 |
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ドクバリグモ |
→ |
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【どく-ばり-ぐも】 |
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劇場版に登場した再生怪人。タイホウバッファローに続き、一番多く登場した再生怪人で、怪しげなサングラス姿の人間にも変身してる。V3反転キックを受けて棒立ちになったところを(?)タイホウバッファローの砲弾で粉々にされる。 甘崎 |
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ピッケルシャーク |
→ |
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【ぴっける-しゃーく】 |
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劇場版に登場した再生怪人。ジシャクイノシシと共にデストロンのあじとの中でV3に襲いかかる。 甘崎 |
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劇場版2 |
1974年
折田至(監) 速水亮、小林昭二、早田みゆき、小坂チサコ |
キングダーク率いるGOD機関はこれまでの怪人を再生させ、東京中の水を干上がらせる“東京カラカラ作戦”を開始した。ピンチに陥るXライダーの危機に駆けつけたのは、世界中に散らばるライダー達だった。だがそれは、GODの新たな怪人・コウモリフランケンにライダーの戦闘データをインプットするための罠だった…
「仮面ライダーX」の劇場用オリジナル作品で、コウモリフランケンという新怪人を投入し、更に歴代ライダーを加えて五人ライダーの共演となる豪華な内容。確かにそれぞれのライダーがテーマ曲と共に登場するシーンは格好良い。ただし、全員着ぐるみのみの登場なのは手落ちかな?(バンクで変身シーンだけはやってるけど、背景がバラバラ)出来れば人間体の姿を見せて欲しかった。声はちゃんとアテレコしてるんだから出来そうなもんだけど。
これまでの劇場版作品では再生怪人は使い捨ての印象が強かったが、それなりにそれぞれちゃんと個性を出しているのが面白い。ただやっぱり弱いけど。
<マサル少年は自分の家の地下で何か物音がするというだけで、これがGODの悪巧みと感づき、すぐにXライダーに知らせようとする。勘が鋭いと言うよりは、はっきり言って夢想癖としか思えないんだが。
再生怪人達がCOLへとやってくるが、それは客として。で、「神敬介」を注文。なかなかシュールだ。それで喫茶店の中で戦いを始めたXライダーと再生怪人達を前に、「あんまり派手にやってくれるなよ。修理代が大変だ」と切実な問題を提示する。
くだらない話かも知れないけど、1号とライダーマンの活動拠点はニューヨークとタヒチ。これは漫画「仮面ライダーspirits」での活動拠点でもあった。あの漫画の細かさを感じるよ。> |
Xライダースーパーファイブキック |
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【えっくす-らいだー-すーぱー-ふぁいぶ-きっく】 |
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四人ライダーの力を借りたXライダーの合体必殺技で、劇場用必殺技 甘崎 |
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ガマゴエモン |
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【がま-ごえもん】 |
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冒頭にXライダーの刺客として放たれた再生怪人。 甘崎 |
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仮面ライダー1号 |
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【かめん-らいだー-いち-ごう】 |
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ニューヨークで活動していたが、GODの存在を知り、日本に駆けつける。 甘崎 |
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仮面ライダーV3 |
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【かめん-らいだー-う゛い-すりーう】 |
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アメリカはニューヨークで活動していたが、GODの存在を知り、日本に駆けつける。 甘崎 |
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仮面ライダー2号 |
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【かめん-らいだー-に-ごう】 |
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パリで活動していたが、GODの存在を知り、日本に駆けつける。 甘崎 |
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仮面ライダー4号 |
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【かめん-らいだー-よん-ごう】 |
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ライダーマンが登場した時に自己紹介していった言葉。「仮面ライダーV3」の最後でV3が付けてくれた名前をここで初めて自分で名乗ったことになる…プロトン爆弾からどうやって助かったのかは全く語られてなかったが。 甘崎 |
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キクロプス |
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【きくろぷす】 |
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東京カラカラ作戦の下準備をしていてライダーマンと遭遇する。 甘崎 |
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キャッティウス |
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【きゃってぃうす】 |
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再生怪人。立花藤兵衛の経営する喫茶店COLにやってきて「神敬介」を注文する。 甘崎 |
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キングダーク |
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【きんぐ-だーく】 |
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GOD機関首領。実は巨大ロボットで、寝転がって指令を出している。 甘崎 |
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コウモリフランケン |
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【こうもり-ふらんけん】 |
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劇場版オリジナルの怪人。ライダー達の能力を解析し、全ての戦闘データをインプットしている。空を飛び、背中のミサイル砲で攻撃する。 甘崎 |
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ジンギスカンコンドル |
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【じんぎすかん-こんどる】 |
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冒頭にXライダーの刺客として放たれた再生怪人。マサル少年の父親に化けていた。 甘崎 |
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鉄腕アトラス |
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【てつ-わん-あとらす】 |
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再生怪人。立花藤兵衛の経営する喫茶店COLにやってきて「神敬介」を注文する。 甘崎 |
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東京カラカラ作戦 |
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【とうきょう-からから-さくせん】 |
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東京中の水を干上がらせてしまおうというGODの作戦。 甘崎 |
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ネプチューン |
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【ねぷちゅーん】 |
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東京カラカラ作戦の下準備をしていてライダーマンと遭遇する。 甘崎 |
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ヒュドラー |
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【ひゅどらー】 |
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東京カラカラ作戦の下準備をしていてライダーマンと遭遇する。 甘崎 |
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プロメテス |
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【ぷろめてす】 |
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再生怪人。立花藤兵衛の経営する喫茶店COLにやってきて「神敬介」を注文する。 甘崎 |
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マサル |
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【まさる】 |
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家の地下でGODが悪巧みをしていることを知った少年で、XライダーにGODの悪巧みを知らせようとする。父親が実はジンギスカンコンドルだった。 甘崎 |
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マッハアキレス |
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【まっは-あきれす】 |
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冒頭にXライダーの刺客として放たれた再生怪人。Xライダーの能力解析を行っていた。 甘崎 |
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メドウサ |
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【めどうさ】 |
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再生怪人。立花藤兵衛の経営する喫茶店COLにやってきて「神敬介」を注文する。 甘崎 |
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ユリシーズ |
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【ゆりしーず】 |
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東京カラカラ作戦の準備をしていた再生怪人。2号ライダーと戦う。 甘崎 |
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ライダー2号キック |
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【らいだー-に-ごう-きっく】 |
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仮面ライダー2号が放つライダーキック。ここで初めてオリジナルの技の名前が出た。 甘崎 |
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ライダーマン |
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【らいだー-まん】 |
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タヒチで活動していたが、GODの存在を知り、日本に駆けつける。 甘崎 |
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劇場版3 |
1980年
平山公夫(監) 村上弘明、舟倉たまき、中村ブン、塚原美樹、二瓶秀雄、中庸助 |
新しいエネルギー開発を宇宙で行っていた羅門博士は、新型水素エネルギーを開発するが、それを狙った銀河王に人工衛星・天界は襲われてしまう。博士は愛犬のエレンに水素エネルギーの方程式を記憶させて地球に戻すが、ネオショッカーが銀河王と手を結び、エレンを誘拐してしまう。圧倒的な戦力を前に、スカイライダーを助けるべく、かつて日本で活躍した7人のライダーたちが集結する…
仮面ライダー新シリーズの「仮面ライダー(新)」(スカイライダー)の劇場用長編。ミニチュア特撮やアニメーションの多用。そしてネオショッカー装甲車の登場など特撮部分の力の入れ方はたいしたもの。更に8人ライダーそれぞれのテーマソングを使うなど、音楽の使い方も良い。石ノ森章太郎もゲスト出演してる。そう言う意味では見所が山のようにある作品だった。
ただ、アクションを重視するあまり、肝心な物語自体が凄まじく平板な上に言葉で説明する部分が多すぎ。でもお祭りとして観る分には丁度良いかな?
細かい所だが、ここで登場するスカイライダーのカラーリングは新生のもの。TV版に先駆けて劇場で初公開となった。
<助手の泉がネオショッカーに襲われる際、服を引っ張られて肌が露わに。なかなか悪のりしてるじゃないか。
仮面ライダーのバイクはそれぞれ新しくなっているようだが、何故か1号だけは旧型サイクロンに乗っていた。
あれ?2世部隊の中にはヤモリジンまで出てるぞ。かつての幹部がなさけなくなったもんだ。
銀河王の乗った宇宙船がきりもみ状態で落下していたが、乗ってる銀河王自身はそのまま普通に立ってた。
ラスト部分でライダー勢揃いのアップがあるが、特にストロンガーのマスクの劣化は激しく、針金で補強されているのが分かる。> |
アルマジーク |
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【あるまじーく】 |
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ネオショッカーの作り上げた怪人で、銀河王との戦いに際し新登場。巨大な鉄球に姿を変えて体当たりを得意とする。当初ネオショッカーの装甲車に乗っていたが、装甲車が破壊されてからは2世部隊を率いて登場。意外に滑稽なしぐさもしてたりする。叫び声は「ジーフー」 甘崎 |
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泉 |
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【いずみ】 |
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羅門博士の助手で、娘のレミを保護している女性。ネオショッカーにさらわれてしまう。 甘崎 |
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仮面ライダー1号 |
→ |
本郷猛
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【かめん-らいだー-いち-ごう】 |
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仮面ライダー2号 |
→ |
一文字隼人
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【かめん-らいだー-に-ごう】 |
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銀河王 |
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【ぎんが-おう】 |
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宇宙からの侵略者で、全身機械のロボット生物。様々な星を襲い、資源や技術を強奪してきたらしい。ただ、ジャガーバンからは「どうせ故郷の星で食い詰めてきたんだろう」と陰口も叩かれてる。 甘崎 |
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サドンダス |
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【さどんだす】 |
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銀河王の忠実な部下で、翼を持った龍のような姿が特徴。鋭い爪で攻撃するが、更に飛行能力および瞬間移動能力を持ち、姿も消すことが出来る。これだけの能力を持ちながら、あっさりとスカイライダーに倒されてしまっている。 甘崎 |
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シグマ・ミサイル |
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【しぐま-みさいる】 |
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ネオショッカーが銀河王と手を組んで開発しようとした高性能ミサイル。 甘崎 |
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ジャガーバン |
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【じゃがーばん】 |
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ネオショッカーの作り上げた怪人で、改造人間2世部隊を率いる。俊敏で、剣も使う。銀河王との交渉のために派遣されていた。叫び声は「ニャーゴ」。 甘崎 |
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天界 |
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【てんかい】 |
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新エネルギー開発のために宇宙に建造された宇宙ステーション。 甘崎 |
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天は我を見放した |
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ジャガーバン |
【てん-は-われ-を-みはなした】 |
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ライダーキックを受けて倒されたジャガーバンの末期のひと言。時代がよく分かる言葉だ。 甘崎 |
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羅門 |
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【らもん】 |
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宇宙でエネルギー開発を行っていた博士。新しい水素エネルギー開発に成功するものの、銀河王の円盤に襲われて殺されてしまった。 甘崎 |
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羅門ブン |
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【らもん-ぶん】 |
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羅門博士の息子。反抗期真っ盛りらしい。ネオショッカーにさらわれてしまう。 甘崎 |
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羅門レミ |
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【らもん-れみ】 |
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羅門博士の娘。ネオショッカーにさらわれてしまう。 甘崎 |
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劇場版4 |
1981年
山田稔(監) |
ドグマ幹部メガール将軍はヤマビコ村と呼ばれるマタギの村の秘密を手に入れるべく、新怪人サタンホーク、ヘビンダー、ストロングベア、ゾゾンガー、クレイジータイガーの5体を従えてヤマビコ村を急襲。秘宝の力により空飛ぶ竜を甦らせるのだった。
昭和仮面ライダー第2期シリーズの二つ目の劇場版。これまでの劇場版とは大きく異なるのは、予算が潤沢に使えることで、新怪人が5体も出てくるし、ミニチュア特撮も力入ってる。使用した火薬量もたいしたもの。そして最後は歴代ライダーが一気に登場。本編では出てなかっただけに嬉しい。
とは言え、やっぱり尺が短いので、話そのものはかなりご都合主義で展開もあっという間。シリーズらしい子供の友情と戦いを重視した結果と思われる。それと、「スカイライダー」でいなくなってしまったライダー達が全員何の説明もなく復活するのも、ちょっと拍子抜けっぽい。
最後は「君たちには自然がある」と子供達に語って終わり。自然破壊の権化みたいなことやっていてこれは言い過ぎって気もするが…言ってはいけないことか。
<古代中国で作られたという火の車は竜の形をした飛行戦艦。古代中国にこんなのがあったとかいう話は無視しておいて、そんなもんに頼らねばならないドグマの科学力も知れたものだ。
地獄谷五人衆とメガール将軍が乗ると火の車はいっぱい。なんか凄く情けなく見えるんだけど。
火の車を一目見た玄海と弁慶はそのルーツから弱点まで知ってる。物知りというか、ご都合主義というか…
沖一也はVジェットに乗ってたはずなのに、次の瞬間ブルーバージョンに乗ってる。一瞬にして変わるものなのかな?
火薬の使用は凄いものがあるが、なんと子供を抱えた谷の本当に真後ろで爆発が起こってる。危険すぎる。
火の車から吊り下げられた子供をスーパー1はエレキハンドで縄を切り、落下直前に受け止めるが、どうみても落ちてるよ。
ドグマ怪人勢揃い…どさくさに紛れてネオショッカーの怪人もいるようだけど(コゴエンスキーとゾンビーダが確認される)。
仮面ライダー勢揃いは格好良いんだけど、声がなあ…V3だけは「ぶいすりゃい」と、聞き間違えようのない宮内洋のものだが。> |
大虎竜太郎 |
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【おおとら-りゅうたろう】 |
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地獄谷五人衆の一人で虎拳の使い手。クレイジータイガーの人間体。 甘崎 |
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回転キック |
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【かいてん-きっく】 |
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スーパー1を助けに来た仮面ライダーのV3、ライダーマン、Xが放った技。前転しながらキックする…そのまんまや。 甘崎 |
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熊嵐大五郎 |
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地獄谷五人衆 |
【くまあらし-だいごろう】 |
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地獄谷五人衆の一人で熊拳の使い手。ストロングベアの人間体。 甘崎 |
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クレージータイガー |
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【くれーじーたいがー】 |
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大虎竜太郎が変身する改造人間。肩に仕込んだ槍を武器とする。スーパー1に自らの槍を突っ込まれて敢えなく爆死。 甘崎 |
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サタンホーク |
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【さたんほーく】 |
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鷹爪火見子が変身する真っ赤な鳥の姿をした改造人間。飛行能力と爪が武器。 甘崎 |
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地獄谷五人衆 |
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【じごく-だに-ごにん-しゅう】 |
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ヤマビコ村にあるという秘宝を狙って結成されたドグマの新怪人。それぞれが中国拳法の型を会得した改造人間達。 甘崎 |
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ストロングベア |
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【すとろんぐべあ】 |
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熊嵐大五郎が変身する熊型の改造人間。左手の鉄球と旨のブーメランが武器。なんと人間である玄海の技によって倒されてしまった。 甘崎 |
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象丸一心斎 |
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地獄谷五人衆 |
【ぞうまる-いっしんさい】 |
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地獄谷五人衆の一人で象拳の使い手。ゾゾンガーの人間体。 甘崎 |
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ゾゾンガー |
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【ぞぞんがー】 |
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象丸一心斎が変身する象型の改造人間。バズーカ砲を武器とする。 甘崎 |
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鷹爪火見子 |
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地獄谷五人衆 |
【たか-の-つめ-ひみこ】 |
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地獄谷五人衆の一人で鷹爪拳の使い手。サタンホークの人間体。 甘崎 |
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ドグマ復讐兵団 |
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【どぐま-ふくしゅう-へい-だん】 |
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火の車を破壊しようとしたスーパー1の前に立ちふさがったドグマの再生怪人達。これまでの例と異なり、再生でも強いが、駆けつけた7人ライダーによって倒されてしまう。どさくさに紛れてネオショッカーの怪人もいたようだが。 甘崎 |
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火の車 |
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【ひ-の-くるま】 |
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古代中国で作られたという竜の形をした空飛ぶ飛行戦艦。ヤマビコ村に隠されていたが、ドグマによって悪用される。 甘崎 |
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蛇塚蛭夫 |
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地獄谷五人衆 |
【へびづか-ひるお】 |
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地獄谷五人衆の一人で蛇拳の使い手。ヘビンダーの人間体。 甘崎 |
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ヘビンダー |
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【へびんだー】 |
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蛇塚蛭夫が変身する蛇型の改造人間。口から蛇を吐き、右腕の蛇を鞭のようにして戦う他、分身の術も使う。真っ先にスーパー1に倒された。 甘崎 |
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メガール将軍 |
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【めがーる-しょうぐん】 |
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ドグマの幹部。今回の任務はヤマビコ村にある秘宝を用いて火の車を復活させること。 甘崎 |
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仮面ライダー1号 |
→ |
本郷猛
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【かめん-らいだー-いち-ごう】 |
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仮面ライダーZX |
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S.I.C. 仮面ライダーZX |
【かめん-らいだー-ぜくろす】 |
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バダンによって改造された村雨良が変身する仮面ライダー。当初孤独な戦いを強いられていたが、やがて先輩ライダー達と出会い、共闘してく事になる。 甘崎 |
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仮面ライダー2号 |
→ |
一文字隼人
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【かめん-らいだー-に-ごう】 |
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クモロイド |
→ |
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【くもろいど】 |
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バダン怪人の一体。他の怪人同様特番でほんのちょっと出ただけだが、村枝賢一氏による漫画「仮面ライダーSpirits」において仮面ライダー2号と戦っている。 甘崎 |
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暗闇死すともバダンは滅びず |
→ |
暗闇大使 |
【くらやみ-しす-とも-ばだん-は-ほろびず】 |
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暗闇大使の断末魔の名言。おいおい、盗作だってば。この後「ばんざぁ〜い」で爆死。 水那岐 |
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暗闇大使 |
→ |
暗闇死すともバダンは滅びず |
【くらやみ-たいし】 |
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バダン幹部。当然ながら登場は一回だけ。その姿は「仮面ライダー」の地獄大使と酷似しているが、1号ライダーに「おのれ地獄大使」と間違えられ、憤慨して、「あんな輩と一緒にするな」と叫んでる…しかし、あれだけそっくりだったら無理もないと思う。
地獄大使を演じた潮健児が演じているため、往年のライダーファンには感涙ものだった…とは言え、本作自体もう20年前か。 甘崎 |
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タカロイド |
→ |
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【たかろいど】 |
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バダン怪人の一体。他の怪人同様特番でほんのちょっと出ただけだが、村枝賢一氏による漫画「仮面ライダーSpirits」において仮面ライダーV3と戦っている 甘崎 |
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トカゲロイド |
→ |
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【とかげろいど】 |
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バダン怪人の一体。他の怪人同様特番でほんのちょっと出ただけだが、村枝賢一氏による漫画「仮面ライダーSpirits」において仮面ライダーアマゾンと戦っている。 甘崎 |
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バラロイド |
→ |
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【ばらろいど】 |
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バダン怪人の一体。他の怪人同様特番でほんのちょっと出ただけだが、村枝賢一氏による漫画「仮面ライダーSpirits」においてXライダーと戦っている。 甘崎 |
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劇場版4 |
1988年
小西通雄(監) 倉田てつを、井上明美、田口あゆみ、吉田淳 |
子供たちが次々と何者かに誘拐されていくという事件が発生する。それはゴルゴムのカメレオン怪人の仕業で、仮面ライダーBLACKは、子供たちが集められたという鬼ケ島へ乗り込んでいく。
敵はカメレオン怪人。劇場版オリジナル怪人。様々なものに変身出来、子供達を騙して鬼ヶ島に連れて行く。舌を伸ばして相手のエネルギーを奪って気絶させてしまう。分身も出来、それぞれ色違いの怪人となってBLACKを襲う。
合計二本作られた「仮面ライダーBLACK」の劇場版第一作。TVシリーズの前半で作られているため、BLACKもまだブラックサタンとして覚醒してない状態。
出来としては、ちょっと金をかけたTV番組と言った感じ。元のTVシリーズがツッコミ放題の作品ではあるんだが、これは輪をかけて凄い。30分弱でツッコミのない所がないのでは?と言うレベル。
しかし、この作品で確立された感のあるワイヤーアクションは見応えあり。
<光太郎は目の前で子供をさらわれておきながら、探しもせずに喫茶店にだべりに言ってる。で、適当にバイクで流しているとそこにはバスが。それを見た途端「怪しい」と呟く…お前の頭の中はどうなってるんだ?
バスの中で子供達が食べてるお菓子は一種類。よく見ると、これ仮面ライダーBLACKスナックじゃないか。
バスを見失った光太郎は岸壁で釣りをしてる老人を発見。その老人は突然「子供達の泣き声が鬼ヶ島から聞こえる」とか言ってるよ。いくら尺が短いからってここまでご都合主義な…あれ?どっかで見た人だと思ったら、石ノ森章太郎じゃないか。
手術台のようなものにつながれている子供達はまるで気絶してるかのように目を瞑ってるが、BLACKが手かせを外した途端、元気に起きあがって走り回ってた。
BLACKは「最後に勝つのは光!」と格好良いこと言ってるけど、真っ黒な体でそれを言われてもなあ。
鬼ヶ島は岩だらけの島なのだが、何故か戦ってる所は林の中。
今見てみると、BLACKのライダーキックは短時間のフラッシュが多用されてる。今はこれ禁止されてるんだよな。> |
鬼ヶ島 |
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【おに-が-しま】 |
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ゴルゴムが子供達をさらってきた島。ここで子供達に改造手術を施そうとしたが、実はそれはBLACKを呼び寄せる罠であった。 甘崎 |
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カメレオン怪人 |
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【かめれおん-かいじん】 |
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劇場版オリジナル怪人。様々なものに変身出来、子供達を騙して鬼ヶ島に連れて行く。舌を伸ばして相手のエネルギーを奪って気絶させてしまう。分身も出来、それぞれ色違いの怪人となってBLACKを襲う。 甘崎 |
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ゴルゴム神 |
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【ごるごむ-しん】 |
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TVシリーズでは“創世神”と呼ばれているはずだが、ここではこのようにも呼ばれてた。 甘崎 |
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劇場版4 |
1988年
小笠原猛(監) |
ゴルゴム新首領となったシャドームーンは北海道夕張にゴルゴム帝国都市を作ろうと計画する。そのために牧野博士を襲わせ、基地要となるロボット建設を急がせるのだが…
東映まんが祭りの一話として二度目の映画化。尺は短いながら、夕張の名所を紹介しつつテンポ良く話がまとめられている。内容そのものはTV版とあんまり変わらないとは言え、流石劇場版だけに充分金のかかった演出は心地良い。
相変わらずの偶然の連発で、物語としては失笑ものなのはなんだが、ストーリーよりも演出に重きを置いているのは劇場版としては正しい。
その分ツッコミも多いのが嬉しい。
<夕張市を見下ろしながら一人計画を呟くシャドームーン。夕張市の地理条件を一々説明しながら喋ってる。誰に聞かせてる?
必ず事件を目撃し、しかもそれがゴルゴムの仕業である事を瞬時に見抜く光太郎。今回もその超推理は健在。東京で牧野を目撃し、ほとんど説明もないまま夕張まで追いかけてる。凄いぞ。
悪霊世界に閉じこめられたブラックがロードセクターを呼び出すと、ちゃんとやってくる。それでブラックの代わりにロードセクターが悪霊界に閉じこめられるのだが、シャドウムーンはあたかもロードセクターを閉じこめるためにやったように発言する…結局それでもあっけなく取り戻されてしまうのだが。
ブラックが怪人館に近づかないように現れたはずのシャドームーンなのに、ちょっと戦ったら捨て台詞残して去っていった。結局それで悪魔館潰されてるんだから世話無いわ。何のために出てきたんだ?
ブラックのライダーキックはフラッシュ多用。目がちかちかする。> |
怪人館 |
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【かいじん-かん】 |
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シャドウムーンが三人の幹部と共に立てこもる夕張市にあるゴルゴムのアジト。 甘崎 |
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ツノザメ怪人 |
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【つの-ざめ-かいじん】 |
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劇場版のための新怪人。ほとんど口だけの怪人で、再生能力もある。 甘崎 |
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亡霊怪人 |
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【ぼうれい-かいじん】 |
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シャドウムーンが呼び出した怪人。かつてブラックによって倒された怪人たちである。悪霊界でブラックを襲うが、ほとんど戦う間もなく逃げられてしまう。 甘崎 |
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牧野 |
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【まきの】 |
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ロボット工学博士。ゴルゴム帝国都市建設のための戦闘ロボットを作るように強要され、 甘崎 |
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夕張 |
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【ゆうばり】 |
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アイヌ語で「泉の湧き出る所」を意味する。それは大地の奥深くにあるという無限のエネルギーを意味する。 甘崎 |
U−BAROT |
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【ゆーばろっと】 |
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夕張市のゆうばりロボット博物館名物のロボット。ここでは牧野博士によって作られるが、何の活躍もしないままブラックに破壊されてしまった。とても愛嬌のある顔つきで、これが破壊兵器とはとても思えない所がミソ。 甘崎 |
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仮面ライダーZO |
1992年
雨宮慶太(監) 土門廣、佐々木功、柴田翔平、森永奈緒美、犬塚弘 |
遺伝子工学の権威である望月博士(佐々木功)は、感情に惑わされる事のない完全生物の創造の研究に没頭するあまり、自分の助手である麻生勝(土門廣)に人体実験を実行し、麻生の遺伝子にバッタの遺伝子を組み込んでしまう。異形の怪物へと改造される麻生だが、人間の魂を失うことはなく、彼は仮面ライダーZOとして新生するのだった。一方、望月博士はもう一方全く新しいタイプの生物、ネオ生命体をも創造していた。だがこれは研究途上で自我に目覚めて暴走。自分自身を神と成すべくドラスと呼ばれる戦闘形態ボディを作り出していた。
仮面ライダー誕生20周年を記念して劇場用オリジナルライダーとして誕生した本作。監督には特撮への思い入れが深く、独自の世界観を作り出す雨宮慶太を起用する。
かつてTVスペシャル用にオリジナルライダー『仮面ライダーZX』があったものの、劇場用としては初のオリジナルライダーがここに誕生(同じ年にOVAとして『真・仮面ライダー』も作られている)。雨宮慶太監督作品は独自の世界観が強すぎるため、好き嫌いが分かれるが、本作はその中では監督の世界観が上手く機能していた。50分に満たない作品ではあるが、バランス良く仕上げられている。
怪物にされてしまったことの恐怖や、それが周囲に与える脅威なども取り込みながら、残虐な戦いも展開。子供用ではなく、明らかに旧シリーズをよく知っているファンのために作られていることがよく分かる。クリーチャーデザインもこなれている…というか、雨宮作品にはお馴染みだが。
ZOの戦いも、敵の体をパンチでぶち抜いたり、体液が飛び散ったり、鉄骨に敵を突き刺すなど、通常テレビでは出せない演出が続々出てくるのも特徴。
物悲しげなオルゴールの音楽が全編を覆っているのも良い演出。この音楽が重要な意味を持っている。
ちょっと残念なのは、バランスが良いとは言え、尺が短すぎていて話が都合良すぎることと、ストップモーションアニメで動く異形のクリーチャーがチャチすぎる所くらい。最後の戦いも質は高いものの、あっさり目。
<短いから敢えて割愛したのだろうが、4年間も眠り続けて、記憶も定かでない麻生が物事を全て理解して行動しているのがちょっと出来過ぎっぽい。
脳味噌だけのネオ生命体を見ながら笑ってる子供がいる…かなりシュールな光景だ。
そう言えば道場で稽古している中に大場健次の姿が…もうちょっと活躍して欲しかったな。
ツッコミ所とは言えないが、ZOに腕千切られたドラスが次にZOの前に姿を現した時はロケットパンチよろしく飛ばしているのが面白い。> |
仮面ライダーZO超全集(書籍)
仮面ライダーZO―闇の少年(小説)
仮面ライダーZO 完全版(コミック)島本和彦
仮面ライダー:真・ZO・J Blu-ray BOX |
麻生勝 |
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【あそう-まさる】 |
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生物学の望月博士の助手だったが、望月博士の研究過程で実験台にされ、バッタの遺伝子が組み込まれたネオ生命体の実験体にされてしまった。研究所から逃亡し、4年間昏睡状態にあったが、大地のエネルギーを吸収し、仮面ライダーZOとして新生する。 甘崎 |
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仮面ライダーZO |
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【かめん-らいだ-ぜっと-おー】 |
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望月博士が助手の麻生勝にバッタの遺伝子を組み込んで誕生した異形のライダー。研究所を脱出後、4年間大地のエネルギーを吸収し、全く新しい生命体として誕生する。ちなみに「ZO」とは「20」に形が似ているから。という理由かららしい。 甘崎 |
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クモ女 |
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【くも-おんな】 |
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ドラスが自分の細胞を使って生み出した怪人。クモがベースで、触手のような何本もの節足が特徴。特殊空間を作り出し、獲物を閉じこめることが出来る。最初にZOが殺した怪人となる。 甘崎 |
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コウモリ男 |
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【こうもり-おとこ】 |
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ドラスが自分の細胞を使って生み出した怪人。コウモリがベースで、空を飛ぶことが出来る。変身能力も有する。 甘崎 |
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Zブリンガー |
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【ぜっと-ぶりんがー】 |
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ZO専用バイク。麻生が人間形態の時は普通のバイクだが、ZOに変身すると、その変身エネルギーを受けて変形する。製作者は望月博士と思われるが、不明。 甘崎 |
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ドラス |
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【どらす】 |
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望月博士が作り上げたネオ生命体と呼ばれる完全生命体。金属と生命体の融合したその肉体は自由に変形が可能で、更に自らの細胞を用いて怪物を作ることも出来る。定期的に生命維持プールに浸からなければ生命を維持できないため、これを克服するよう望月博士に脅迫をかけている。ZOを体内に取り込む事によって、赤い姿の強化形態になるが、その姿はほとんど仮面ライダーと変わりがなかった。デザイナーの雨宮慶太によれば、過去自らがデザインした機動刑事ジバンの設定からだとか。 甘崎 |
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ネオ生命体 |
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【ねお-せいめいたい】 |
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望月博士が作り出そうとしていた完全生物。感情に左右されない存在を目指していたが、完成体であるドラスは暴走し、自らが世界の神となろうとした。 甘崎 |
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ブレイクトゥーサー |
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【ぶれいく-とぅーさー】 |
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仮面ライダーZOの感情が高まった時、口に当たる部分から出てくる牙状の気管。 甘崎 |
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望月 |
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【もちづき】 |
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生物工学博士。完全生物の創造に没頭し、ネオ生命体を作り出そうとしている。その結果、プロトタイプとして助手の麻生にバッタの遺伝子を注入。その後完全体としてドラスを作り出した後、暴走したドラスによって監禁されてしまう。 甘崎 |
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望月清吉 |
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【もちづき-せいきち】 |
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望月博士の父で、宏の祖父に当たる人物。発明家でロボットの研究にいそしむ一方、失踪した息子の望月博士を捜している。 甘崎 |
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望月宏 |
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【もちづき-ひろし】 |
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望月博士の息子。狂気に走る前に父からもらったオルゴール付きの懐中時計を宝物としている。ネオ生命体であるドラスに狙われる。 甘崎 |
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<amazon>
<楽天> |
1994年
雨宮慶太(監) |
かつて恐竜を絶滅させた宇宙機械獣フォグが再び地球に来襲。当主のフォグ・マザーは千年ぶりに孵化の時を迎え、無数の怪人を孵化させて地球の全生命を滅ぼそうとしていた。環境破壊を調査し、その現状を多くの人々に訴えようとするカメラマン・瀬川耕司はバイクでのツーリング中に出会った少女加那がフォッグによって奪い取られ、瀬川自身も重傷を負ってしまう。地空人と呼ばれる人々によって命を助けられ、蘇生手術を受けた瀬川は、仮面ライダーJに変身。フォグに立ち向かうのだった。
2年前に登場したオリジナル劇場版『仮面ライダーZO』が好評だったため、新たな企画として作られた新しいヒーロー。雨宮監督自身は『ZO』の続編を作りたがったようだが、「新ヒーローを」という要請に従って、新しいライダーを創造。環境保全を訴えるためか、残酷性はかなり後退し、素直に見られる物語展開になっている。ただ、姿もZOそっくりなので、素直に続編にしても問題なかった気もするけどね。
本作のライダーJの最大特徴として、ライダーシリーズ初の巨大が挙げられよう。仮面ライダーはウルトラマンとは違い、等身大だからこそ意味がある。という原作者石ノ森章太郎の希望もあり、巨大化は最後まで決定しなかったそうだが、最後の最後に決断したとのこと。
今回は肉体での立ち回りも非常に多いため、敢えてスーツアクターの望月祐多を起用。ただ、演技に関してはやはりちょっと。と言った感じ。
物語のテンポは大変良く、特にラストにかけての大立ち回りに充分に時間を取っているため、ラストバトルも大変見応えあり。その分「環境保全を訴える」と言う趣旨はちょっと後退してしまったし、等身大ライダー状態でのストーリーもオリジナリティが低いのがちょっと残念なところか。ラストの巨大化の下りはは後の『ガメラ2』の物語展開とそっくりだ。
<トカゲ男に襲われたJは思わずその目玉に指を突っ込んで難を逃れる。ヒーローが目つぶしをやっちゃいかんて(実際は何回か例はあるけど)。
巨大生物の造形に関しては…やっぱり東映は難しかったみたい。頑張ってるのは分かるんだけど。
Jは歴代仮面ライダーの中でも最も簡素化された変身ポーズ。右腕を挙げるだけで変身してしまう。
フォグの孵化シーンはそのまんま『エイリアン2』。卵の前で少女が拘束されて叫び声を上げてるところまで同じ。> |
仮面ライダー:真・ZO・J Blu-ray BOX
仮面ライダーJ(小説)上原正三 |
ガライ |
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【がらい】 |
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「王子」と呼ばれるフォグ最強の戦士。コブラ男に変身する。人間の姿をしているが、人間としての思考は一切無く、 甘崎 |
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木村加那 |
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【きむら-かな】 |
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瀬川が旅先で出会った心優しき少女。公害で死んだ動物たちの墓を作り続けている。フォグによって生け贄にされるために瀬川の目の前でさらわれてしまう。 甘崎 |
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コブラ男 |
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【こぶら-おとこ】 |
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ガライが変身した最強の怪人。ライトサーベルや、巨大な爪を飛ばしたりと、多彩な攻撃を持つ。 甘崎 |
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ジェイクロッサー |
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【じぇいくろっさー】 |
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仮面ライダーJ専用バイク。瀬川のバイクがJパワーを受けることによって変形する。 甘崎 |
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Jスピリット |
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【じぇい-すぴりっと】 |
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瀬川がJに変身するためのアイテム。腰に出現するベルトのこと。 甘崎 |
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Jパワー |
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【じぇい-ぱわー】 |
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地空人が瀬川を生き返らせるために用いたパワー。地球の精霊の力で、この力を集めると巨大化を可能とする。 甘崎 |
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ジャンボライダーキック |
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【じゃんぼ-らいだー-きっく】 |
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巨大化した仮面ライダーJが放つ最強の必殺技。フォグ・マザーをたたきつぶした。 甘崎 |
|
ズー |
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【ずー】 |
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フォグの一員で女性型。ハチ女に変身する。ガライに忠誠を誓っているようだ。 甘崎 |
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瀬川耕司 |
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【せがわ-こうじ】 |
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カメラマン。環境破壊を世の人に訴えようとバイクで全国を旅して回っている。フォグに襲われて重傷を負ったところを地空人に助けられ、仮面ライダーJとして甦る。 甘崎 |
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地空人 |
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【ちくうじん】 |
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地球の地底に住む人間そっくりの種族で、フォグの襲来を察知し、瀬川耕司を仮面ライダーJに改造する。科学は進んでいるが、地底からエネルギーを得ている関係上、動き回ることが出来ない。 甘崎 |
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トカゲ男 |
|
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【とかげ-おとこ】 |
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アギトが変身する改造人間。最初に仮面ライダーJと対決する。 甘崎 |
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ハチ女 |
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【はち-おんな】 |
|
ズーが変身した蜂型の改造人間。空を飛ぶことが出来る。 甘崎 |
|
フォグ・マザー |
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【ふぉぐ-まざー】 |
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宇宙機械獣フォグの当主。千年ごとに代替わりし、その孵化の時が、そこにいる星の住民を皆殺しにする時となる。その姿は巨大戦艦。 甘崎 |
|
ベリー |
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【べりー】 |
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地底に住むミュータントバッタ。地中から出られない地空人に代わり、Jにアドバイスを与える。 甘崎 |
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<amazon>
<楽天> |
田崎竜太(監) |
警視庁G3ユニット部隊に陸上自衛隊からの研修生として深海理沙(小沢真珠)が赴任した。早速歓迎会が開かれたが、その席で酔った尾室隆弘(柴田明良)から何事かを聞き出す理沙。その後小沢澄子(藤田瞳子)の保有するデータベースから、封印していた対アンノウンの最終兵器G4システムのデータが盗まれてしまう。装着者を確実に死に至らしめる危険性を持つG4。そのリスクを知っている小沢は自衛隊に乗り込むが…
テレビシリーズ「仮面ライダーアギト」の映画版。平成ライダーシリーズももう長く、更に最初の「クウガ」を除けば全部映画が作られている。だが、その中で最も完成度が高い作品は何か?と訊ねられたら、私はためらいなく本作を選ぶ。平成ライダーシリーズ第一作目にして、その頂点に立つ作品である。
しかし、これだけ持ち上げておいてなんだが、実は本作はほかの作品と比べると、設定は貧弱である。他の作品では“世界の危機にライダーが立ち上がる”。と言う内容で地球規模の戦いが展開されるし、敵の姿も巨大なものが多い。「これは主人公には敵いそうもない」ものを出しておいて、仲間の力を集めて戦い、ぼろぼろになりながら勝利を得る。と言う、少年マンガの王道ノリで話が展開していくものが多いから。
ところが本作は敢えてその形を取らなかった。本作では一つの研究室が作ったシステムを止めるまで。と言うレベル。とても小さな事件を扱っている。しかも時間的な位置づけもはっきりしていて、テレビシリーズの46話と47話の間に入る(テレビスペシャル版の直後で、エクシードギルス登場後なので分かる)。テレビの一エピソードに過ぎないとも言える。
しかし、派手さを排した本作の作りは、実に見事なものだった。外伝ではなく、正伝の一本故に、テレビ版の設定がそのまま生きており、テレビ版を観ている人だったら、設定上も物語も完全に納得できる出来。派手でない分、時間をかけて物語を練っていたのだろう。内容もテレビ版ではなかなか表現できなかった登場人物の内面にもしっかり踏み込んでいる。
なにより本作でおもしろいのは、メインとなる主人公がテレビ版の主役でアギトでもある翔一ではなく、野暮でコメディリリーフ的な存在のG-3Xの氷川の方だったと言うことだった。一応この作品には主人公格が三人いるので、キャラそれぞれの戦いを描きつつ、メインを氷川に持っていくという構成を取っている。
彼は要領は悪いがとにかく素直な上に真面目なキャラで、こう言うのは得てしていじられやすく(特にこの脚本家の場合は)、冗談の種にしかならないことが多いのだが、その真面目さと言うのを徹底的に掘り下げ、その不器用でまっすぐさこそが物語を紡いでいくと言う構成となっているのも評価高い。私なんぞもテレビ版では、主人公よりもこのキャラの方が好みな位なので、これはとても心地良い。逆にこの映画版があったが故にテレビ版も再評価できたくらい。
難点を言えば、対象を完全に大人に取っているため、話がかなり暗いものに仕上がってしまった事くらいだろうか?子供はたぶんこれについていけないだろう。逆に言えば、大人向きとして充分ライダーという素材を使えた一番上手い形ともいえる。
警視総監役に元仮面ライダー1号の藤岡弘、を起用したりと、遊び心も結構ある。 |
芦原涼 |
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【あしはら-りょう】 |
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仮面ライダーギルスに変身する青年。エクシードギルスへはもう変身出来ているらしいが、ここで使った力は限定的なもので、姿そのものはギルスにしか変身してない。研究所を脱出して泥棒で過ごしているレイと知り合いになる。 甘崎 |
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アントロード |
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【あんと-ろーど】 |
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アリ型のアンノウン。軍隊アリを彷彿とさせ、多数で行動する。テレビ本編に登場するアンノウンとは異なり、相手が一般人でも無差別に攻撃する。 甘崎 |
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アンノウン |
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【あんのうん】 |
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この世界における敵。その目的は(現時点では)不明だが、超能力を持つ人間を狙って、人間業では不可能な殺し方をする。 甘崎 |
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小沢澄子 |
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【おざわ-すみこ】 |
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警視庁のG3研究部門の長。掛け値無しの天才で、G4の基本設計も一人で行っていた。焼き肉好き。 甘崎 |
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尾室隆弘 |
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【おむろ-たかひろ】 |
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警視庁のG3研究部門。いつも小沢に無視されているためか、酒席で紗彩香の手管にころっとやられ、小沢のPCのパスワードを教えてしまう。 甘崎 |
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加原紗綾香 |
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【かはら-さやか】 |
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予知能力を持つ能力者。超能力開発研究所に閉じ込められていたが、研究所のアンノウン襲撃により逃げ出す。能力を用いて太一の命を救ったため、美杉家にやっかいになる。 甘崎 |
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仮面ライダーアギト |
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【かめん-らいだー-あぎと】 |
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津上翔一がアギトの力によって変身するヒーロー。この時点では既に新しいフォームであるバーニングフォーム、シャイニングフォーム双方を使いこなすに至っている。 甘崎 |
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仮面ライダーギルス |
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【かめん-らいだー-ぎるす】 |
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芦原涼が変身する仮面ライダー。既にエクシードギルスへのパワーアップは完了しているため、劇中でもそのパワーの片鱗を見せている(劇場公開時TV版では未登場のため)。 甘崎 |
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ギガント |
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【ぎがんと】 |
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自衛隊が作ったと思われるG4専用武器。小型ミサイル。 甘崎 |
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クィーンアントロード |
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【くぃーん-あんとろーど】 |
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アントロードの長で女王蟻。いつもは地中に潜っているが、部下のアントロードがかなわない敵が現れたときに姿を現す。 甘崎 |
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警視総監 |
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【けいし-そうかん】 |
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警視庁の最高責任者。正義感溢れる人物で小沢を励ました。役は藤岡弘、が演じている。 甘崎 |
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GM−01改四式 |
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【じー-えむ-ぜろ-いち-かい-よん-しき】 |
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G4専用武器でG3が使用しているGM-01の改良型。フルオート連射が可能な拳銃型の武器。 甘崎 |
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G3−X |
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【じー-すりー-えっくす】 |
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氷川誠が装着するG3システムの進化版。これ自体よほど体力と打たれ強さがないと装着出来ないシステムだが、それ以上の性能を持つG4によってボロボロにされてしまう。 甘崎 |
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G4 |
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S.I.C.仮面ライダーG3&仮面ライダーG4
S.H.フィギュアーツ 仮面ライダーG4 |
【じー-ふぉー】 |
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制式名称「第4世代型・対未確認生命体強化外骨格及び強化外筋システム(GENERATION-4)」。通称G4システム。小沢澄子がG3-Xと共に設計していた対未確認生命体用強化服。そのパワーは絶大だが、装着員の意思や運動能力とは関係なく常にその状況において最善とされる動作を行うため、使用を続けると身体への負荷で装着員は死亡する。そのあまりの危険性故に小沢はこのプロジェクトを封印していたが、自衛隊の深海理沙によりデータが盗まれ、自衛隊内部でプロジェクトが継続されて作られた。 甘崎 |
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津上翔一 |
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【つがみ-しょういち】 |
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仮面ライダーアギトに変身する青年。アンノウンの襲来も一段落して、のんびりした日常を送っていたが、加原紗綾香と関わることで事件と関わりを持つ。 甘崎 |
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氷川誠 |
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【ひかわ-まこと】 |
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G3−X装着員。不器用な好青年で、人間は誰も傷ついて欲しくないと願っているが、いざとなると根性で戦う。 甘崎 |
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フォルミカ・エクウス |
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【ふぉるみか-えくうす】 |
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アントロードのリーダー格。体色が赤く一体しか現れない。大鎌を操る。 甘崎 |
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フォルミカ・ペデス |
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【ふぉるみか-ぺです】 |
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アントロードの一種。働き蟻にあたる存在で、数百単位で行動する。知性はあまりないらしく、人間を無差別に殺しまくる傾向有り。 甘崎 |
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深海理沙 |
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【ふかみ-りさ】 |
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陸上自衛隊一等陸尉。研修の名目でSAULに配属されるが、その目的は小沢のファイルからG4システムの設計図を奪取することだった。SAULに入った頃は天然キャラに見せていたが、実は国防の名目で人命を犠牲にすることに躊躇しない冷酷な性格。 甘崎 |
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北條透 |
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【ほうじょう-とおる】 |
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警視庁のエリート刑事で、ライダーシステムに異様な執念を燃やす。 甘崎 |
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水城史朗 |
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【みずき-しろう】 |
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G4装着者。生への執着は戦闘への妨げになると言う持論の持ち主で、G4装着も死を覚悟した上で行っている。 甘崎 |
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美杉太一 |
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【みすぎ-たいち】 |
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翔一が居候している美杉家の長男。事故に遭いそうになったところを予知能力を持つ加原紗綾香によって助けられた。 甘崎 |
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美杉義彦 |
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【みすぎ-よしひこ】 |
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美杉家家長。又しても居候が増えてしまうが、そんな事にも鷹揚。実際はかつて抱いた罪の意識が人への親切につながっているらしい。 甘崎 |
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本木レイ |
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【もとき-れい】 |
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超能力を持つ少年。研究所に収容されていたが、アンノウンの襲撃によって研究所が破壊され、紗綾香と共に逃亡生活を送る。やがて涼と出会い、行動を共にすることになる。 甘崎 |
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田崎竜太(監) |
自らの願いを叶える為に行われるライダーバトルも佳境へと入っており、残された龍騎、ナイト、ゾルダ、王蛇、ファム、そして未だ現れていないライダーの6人となっていた。そんな中、彼らの前に現れたバトルの仕掛け人神崎士郎は「自らの願いを叶えるタイムリミットは残り3日」であると告げる…最終決戦に色めき立つライダー達だが、これまで戦いを留めようとしてきた城戸信司(須賀貴匡)の思いは複雑だった…
平成ライダーシリーズの映画化第2作。テレビ版では3本目となる「仮面ライダー龍騎」をベースとしている。
本作はテレビ版と並行して作られているのだが、かなり思い切ったことをやってくれた。
それにはまず、本作のテレビシリーズがどれだけユニークな作品だったかということを書いておかねばならないだろう。
「仮面ライダー龍騎」は「クウガ」、「アギト」に続く、仮面ライダーシリーズの第3作目に当たるわけだが、ここにきて大きくシフトチェンジした。これまで「仮面ライダー」というブランドとしての名前を聞くと、主人公は怪人から地球(具体的には日本のみだが)を守る役割を担っていたし、多分「仮面ライダー」という名前だけ聞くと、そこだけは譲れないところだろう。
少なくとも前2作はそのフォーマットに沿って作られていて、特撮としては定番の作品として捉えることが出来たのだが、本作はその大前提を見直した。本作でも一応怪人は出てくるものの、その本当の敵は、そういったモンスターを操る者としての仮面ライダーだったのだ。これまでにも「仮面ライダーBLACK」で悪のライダーは登場していたが、本作の場合、自分以外の他のライダーはみんな敵である。まさしく仮面ライダー同士のバトルロイヤル。ここにおいては正義も悪もなく、自分が生き抜いて望みを叶えるために他のライダーと戦わなければならない。このユニークな設定こそが本作を特徴づけている。
他にもいくつもユニークな部分はある、例えばそのシルエットにしても、これまでのライダーを特徴づけていた触覚、複眼、クラッシャーと呼ばれる顎のすべてを備えたライダーが誰もいないとか(ちなみに主人公格では龍騎が複眼、ナイトが顎、ゾルダが触覚を担当している)、ライダーは13人いるはずなのにテレビでは10人しか出てこなかったり、最終回を待つことなく主人公が死んでしまったり…脚本担当の小林靖子と井上敏樹の苦労(悪ノリとも言う)がそこかしこに出ていた作品だった。
そんな“ユニーク”な作品の映画化なので、本作もきわめてユニークなものに仕上がっている。
なんせ、テレビ放映は半ばなのに、本作では先行して最終回をやってしまおうというのだ。ずいぶんとぶっ飛んだことをやってくれたものだ。
テレビ版と合わせて物語の構造を考えてみよう。
まず本作はテレビ版の最後半。ライダーバトルのタイムリミットが迫っている。本来ここでライダーは残り二人になっていなければならないのだが、この時点で生き残っているライダーがまだ6人もいる(何故か劇場版ではラスボスであるオーディンの存在が抜けている)。そこでリミットまでに全ての決着をつけるように指令されたライダーたちの戦いが展開していくことになる。
この時点でTVと映画では話が分かれ、TVでは何らかの形で身を引くことになった二人のライダーが映画では生き残り、主人公格の4人のライダーに関わっていくことになる。ただし、基本的に物語に関わってくるのは初の女性ライダーとなったファム一人。もう一人のリュウガは、いわばオチを付けるために登場しただけ。そんな彼女を中心として物語は展開していく。彼女がライダーになったのは、ただ浅倉に対する復讐であり、その復讐が出来さえすれば、それで目的は完遂する。その望みが叶えられるまでが前半の見所で、少なくともそこまでは完全に彼女の存在が主役を食ってしまってる。むしろ本作の前半に関しては、初の女性であり、初の主役を張ったライダーとして特記できる出来といえよう。
ただ、彼女の死と共に物語は本来の主人公である真司にシフトする。ここでリュウガという、最後のライダーが実は信司自身であったという話に入っていく。本来ならばここからが物語が盛り上げるべきターニングポイントなのだが、逆にそこから急に精細を欠いてしまった。
思うに、リュウガというライダーは本来テレビシリーズに登場させるはずのキャラだったのでは無かろうか?これは主人公のアイデンティティの裏返しのキャラであり、テレビ本編では、「全てのライダーを守る」という自ら課した制約のために、あんまり強くなかった龍騎というキャラの本当の強さを見せるために登場させるべきキャラだったから。テレビでたっぷり時間を使って登場させ、5話以上使って真司がそれを超えるまでを描いてほしかった。こんな短い時間で出してしまったために魅力を充分に伝えることが出来ず、残念なキャラになってしまった感じ。
その消化不良が最後に出てしまったか、終わり方もなし崩し的で、どうにももやもやした感情が残る。どうせならファムこそ全編にわたって主役に持っていくか、リュウガの話を最初から最後までやっていれば本作の完成度は相当に上がったと思うのだが…名作に化ける要素を多分に持っていながらそれを生かせなかったことが残念な作品。 |
秋山連 |
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【あきやま-れん】 |
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仮面ライダーナイトに変身する青年。恋人を救うために仮面ライダーとなったのだが、結局その望みは叶えられないまま、果てしない戦闘を強いられることになる。 甘崎 |
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朝倉威 |
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【あさくら-たけし】 |
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仮面ライダー王蛇に変身する青年。とにかく常に苛ついており、ただ戦いをすることだけがその苛つきを押さえることが出来る。リュウガに必殺技を決められ、その後ファムとの戦いでスーツが破壊されてミラーワールドの中で肉体が崩れ落ちた。 甘崎 |
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ウイングシールド |
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【ういんぐ-しーるど】 |
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仮面ライダーファムのガードベント。周囲に羽毛を撒き散らし、敵を撹乱する。 甘崎 |
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仮面ライダーナイト |
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【かめん-らいだー-ないと】 |
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秋山連が変身する黒い仮面ライダー。龍騎と共に最後まで勝ち残るが、タイムアップを迎え、望みが叶わぬまま、多量発生したハイドラグーンと戦い続けることになる。 甘崎 |
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仮面ライダーファム |
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【かめん-らいだー-ふぁむ】 |
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霧島美穂が変身する女性型の仮面ライダー。白鳥型の純白の仮面ライダー。 甘崎 |
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仮面ライダーリュウガ |
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【かめん-らいだー-りゅうが】 |
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最後の仮面ライダー。龍騎の色違いで、その姿は漆黒。他のライダーとは異なり、完全にミラーワールドに適合しており、無制限活動が可能だが、逆に現実世界では活動限界を持つ。人間体は信司と瓜二つで、実は信司のミラー体。現実世界で本物の肉体を手に入れるために信司を狙う。 甘崎 |
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仮面ライダー龍騎 |
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【かめん-らいだー-りゅうき】 |
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城戸真司が変身する赤い仮面ライダー。仮面ライダーナイトと共に最後まで勝ち残るが、タイムアップを迎え、望みが叶わぬまま、多量発生したハイドラグーンと戦い続けることになる。 甘崎 |
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神崎士郎 |
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【かんざき-しろう】 |
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かつて死んでしまった妹の優衣を救うためミラーワールドを解放し、鏡の向こうの優衣を現実世界へと連れてきた。現実の優衣を守り、その肉体を固定化させるためにバトルロイヤルを仕掛けたことが発覚した。 甘崎 |
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神崎優衣 |
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【かんざき-ゆい】 |
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神崎士郎の妹。今回実はミラーワールドから来た本物の優衣のコピー体であること、幼き頃に信司と出会っていたことが分かった。 甘崎 |
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北岡秀一 |
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【きたおか-しゅういち】 |
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仮面ライダーゾルダに変身する弁護士。最終的に自分の死を受け入れ、仮面ライダーであり続けることを放棄した。 甘崎 |
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城戸真司 |
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【きど-しんじ】 |
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仮面ライダー龍騎に変身する青年。他のライダーとは異なり、ライダー同士の戦いを止めるために戦い続けるが、ことごとく失敗に終わっている。鏡像の自分自身と戦い、それを葬ることに成功した。 甘崎 |
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霧島美穂 |
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【きりしま-みほ】 |
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仮面ライダーファムに変身する女性。かつて浅倉によって意識不明の重傷を負った姉を救うためと、浅倉を殺すためにライダーになった。又浅倉を死刑から救った北岡にも恨みを持つ。リュウガの助けで浅倉を倒すことには成功したものの、そのリュウガによって倒されてしまう。 甘崎 |
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ドラグクロー |
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【どらぐ-くろー】 |
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リュウガのストライクベントで呼び出すドラグブラッカーの頭部。火球を出す。 甘崎 |
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ドラグセイバー |
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【どらぐ-せいばー】 |
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リュウガのソードベントで呼び出す剣。龍騎のものと色違い。 甘崎 |
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ドラグブラッカー |
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【どらぐ-ぶらっかー】 |
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仮面ライダーリュウガの契約モンスター。龍騎のドラグレッダーの色違い。 甘崎 |
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ドラゴンライダーキック |
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【どらごん-らいだー-きっく】 |
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リュウガのファイナルベント。ドラグブラッカーの炎と共に空中から蹴り技を放つ。 甘崎 |
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ナイトサバイブ |
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【ないと-さばいぶ】 |
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仮面ライダーナイトがサバイブカードによって二段変身する強化体。劇場版ではカードを渡された描写が無く、最後に突然変身出来るようになった。 甘崎 |
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ブラックドラグバイザー |
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【ぶらっく-どらぐ-ばいざー】 |
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ミスティースラッシュ |
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【みすてぃー-すらっしゅ】 |
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仮面ライダーファムのファイナルベント。ブランウイングが翼で起こした突風で吹き飛ばされた敵を、ウイングスラッシャーで片っ端から両断する技で、どちらかというと集団戦に向いている。 甘崎 |
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龍騎サバイブ |
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【りゅうき-さばいぶ】 |
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仮面ライダー龍騎がサバイブカードによって二段変身する強化体。劇場版ではカードを渡された描写が無く、最後に突然変身出来るようになった。 甘崎 |
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田崎竜太(監) |
遠くない未来。世界は人類の進化系であるオルフェノクがその実権を握り、数少ない人類はレジスタンスとして戦っていた。人類の希望は仮面ライダー555のベルトと、その保有者乾巧であったが、巧は先のオルフェノクとの戦いで行方不明となっていた。残った人類を奮い立たせようと努力する園田真理、そして人類に味方するオルフェノク一派のリーダー木場勇次だったが、個々の能力に勝るオルフェノクに敗北を重ねていった…
平成ライダーシリーズが始まって10年以上が経過してる。もはや夏の風物詩とも言えるライダー映画だが、その作り方は様々。特に前作『仮面ライダー龍騎 EPISODE FINAL』は先行して最終回をやってしまうと言う最もぶっ飛んだ内容だが、その次となった本作も負けてはいない。
本作の特徴は、前提となるTVシリーズを完全に無視してるということに現れているだろう。一応設定や人間関係などはTV版に準じているものの、物語はTV版を完全に離れ、完全オリジナル。言うなれば完全作り直しされた物語となっている。物語上既に亡くなってしまった人物も多々いるため、彼らを登場させるための措置とは言え、完全に脚本の井上敏樹の暴走状態である。
元々が平成ライダーシリーズの中でも最も暗く重い内容を持つ作品を、その重さをそのままに映画化した作品である。脚本家の暴走がこれほどはまった作品も珍しい。完成度で言うなら他のライダー映画の一枚上をいっている。
ここでの人間関係はとにかく殺伐としていて、裏切りと個々人の誤解による思いこみによって、為すすべなく死んでいくキャラばかりで、終わり方も救いようがない。とうてい子供向きとは思えない内容だが、だからこそ最も映画的に仕上げられたと言っていいだろう。
一応本作もテレビシリーズと同様主人公は二人、乾巧と勇次の二人だが、尺の関係か、ウェイトは巧の方にかなりかかっている。その割を食ったか、勇次の方は最初から最後まで悲惨な目に遭い続ける役割だった。なにせオルフェノクと人間の融和という夢が人間、オルフェノク双方から拒否され、数少ない仲間たちも次々に殺され、立場が違えど、心が通じあえたと思えた巧とは命がけで殺し合わねばならず、しかも全ての夢が消え去って自分も死なねばならない立場に立たされる。たいへん可哀想な役回りだが、そのような悲惨な人間を作ることで井上脚本は映えていくのだ。
一から物語を作り直し、ちゃんと観られるものに仕上げたという意味で、本作は平成版仮面ライダーの映画化としては最も完成度の高い作品と言うことが出来る。
ちなみに最後のアリーナの観客はCGではなく、一般公募で集まった人たちで、その数一万人(応募は9万人あったそうな)。 |
小説
555(ファイズ)桜庭 一樹、井上 敏樹 |
乾巧 |
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【いぬい-たくみ】 |
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人類を守る解放軍の一員で、仮面ライダー555に変身する。オルフェノクによる総攻撃により行方不明となっていた。人間側に戻り、スマートブレインとの戦いに参戦する。実は自らもオルフェノクなのだが、それを隠している。 甘崎 |
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ウルフオルフェノク |
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【うるふ-おるふぇのく】 |
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匠が変身するオルフェノク。オオカミ型オルフェノク。 甘崎 |
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エラスモテリウムオルフェノク |
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【えらもすてりうむ-おるふぇのく】 |
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サイ型オルフェノク。暴走しており、最早人間には戻らないようだ。 甘崎 |
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オーガギア |
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【おーが-ぎあ】 |
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オーガドライバとオーガフォンからなる仮面ライダーオーガの変身アイテム。 甘崎 |
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オーガストラッシュ |
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【おーが-すとらっしゅ】 |
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仮面ライダーオーガの必殺技。オーガストランザーから伸びるフォトンブラッドで敵を切り裂く。 甘崎 |
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オーガストランザー |
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【おーが-すとらんざー】 |
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仮面ライダーオーガの持つ長剣。モードを切り替えると銃としても用いられる。 甘崎 |
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オーガドライバー |
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【おーが-どらいばー】 |
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仮面ライダーオーガとなるための変身ベルト。通称“地のベルト” 甘崎 |
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オーガフォン |
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【おーが-ふぉん】 |
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仮面ライダーオーガの携帯型変身ツール。オーガドライバーに装着することで変身する。 甘崎 |
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長田結花 |
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【おさだ-ゆか】 |
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クレインオルフェノクの人間態。木場の理念に賛同し、人間と共に戦っている。海堂に惚れている。 甘崎 |
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オルフェノク |
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【おるふぇのく】 |
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動物の姿を持つ超人類。既に人間の大部分はオルフェノクに置き換わっている。 甘崎 |
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海堂直也 |
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【かいどう-なおや】 |
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スネークオルフェノクの人間態。口ではいつもかったるそうだが、人間を愛する心は本物で、喜んで木場勇治と共に戦っている。長田結花に対する恋心を持つ。 甘崎 |
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仮面ライダーオーガ |
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【かめん-らいだー-おーが】 |
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ギリシア文字Ωを模したデザインの仮面ライダー。555のブラスターフォームに匹敵するスペックを持ち、更に特殊繊維で編んだワイズマンローブによって桁違いの防御力を持つ。555最後の敵として、木場が変身した。 甘崎 |
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仮面ライダーカイザ |
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【かめん-らいだー-かいざ】 |
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草加雅人が変身した仮面ライダー。サイガと戦い敗北。その後一度だけ変身出来る薬を飲んだ菊地啓太郎により変身したがベルトは灰になってしまう。 甘崎 |
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仮面ライダーサイガ |
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【かめん-らいだー-さいが】 |
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レオの変身する純白の仮面ライダー。空を飛ぶことが出来る。 甘崎 |
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仮面ライダー555 |
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【かめん-らいだー-ふぁいず】 |
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乾巧が変身する仮面ライダー。巧の行方不明に伴いファイズベルトも失われてしまった。 甘崎 |
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菊地啓太郎 |
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【きくち-けいたろう】 |
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人間解放軍の一員。草加の死後、一度だけ仮面ライダーに変身出来る薬変身一発を飲んで仮面ライダーカイザに変身。その後も戦い続けている。 甘崎 |
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木場勇治 |
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【きば-ゆうじ】 |
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ホースオルフェノクの人間態。オルフェノクでありながらスマートブレインに従わず、オルフェノクと人間の共存を望んでいた。スマートレディに騙され、最終的にスマートブレインに与し、仮面ライダーオーガとなる。 甘崎 |
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草加雅人 |
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【くさか-まさと】 |
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仮面ライダーカイザに変身する青年。自らが救世主であると豪語し、傲慢に振る舞っている。サイガによって殺されて灰化するが、その際本当の救世主が来ることを語っている。 甘崎 |
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コバルトスマッシュ |
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【こばると-すまっしゅ】 |
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仮面ライダーサイガがフライングアタッカーで空中に飛び上がり、そこから繰り出すキック技。 甘崎 |
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サイガギア |
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【さいが-ぎあ】 |
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サイガドライバーとサイガフォンから成る仮面ライダーサイガの変身ツール。 甘崎 |
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サイガドライバー |
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【さいが-どらいばー】 |
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仮面ライダーサイガに変身するためのベルト。通称“天のベルト”。 甘崎 |
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サイガフォン |
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【さいが-ふぉん】 |
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仮面ライダーサイガの変身アイテム。携帯電話としても使用できる。 甘崎 |
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サイガフラッシュ |
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【さいが-ふらっしゅ】 |
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仮面ライダーサイガの必殺技。エクシードチャージしたトンファーエッジで敵を切り裂く。 甘崎 |
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ジラフオルフェノク |
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【じらふ-おるふぇのく】 |
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カフェの女性客が変身したキリン型のオルフェノク。カイザに倒された。 甘崎 |
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スカイインパクト |
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【すかい-いんぱくと】 |
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仮面ライダーサイガの必殺技。フライングアタッカーで飛翔しつつパンチを繰り出す。 甘崎 |
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スパイラル弾 |
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【すぱいらる-だん】 |
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人間解放軍の野村が開発した対オルフェノク用の弾丸。 甘崎 |
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スマートブレイン社 |
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【すまーと-ぶれいん-しゃ】 |
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オルフェノクを統合する巨大企業。かつて絶対数の少ないオルフェノクを人間から保護し、オルフェノクを殖やすために設立されたが、オルフェノクの数が増えた今、全てを支配する企業に成長している。トップは三人存在するが、その姿は影となって分からない。 甘崎 |
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スマートレディ |
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【すまーと-れでぃ】 |
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スマートブレイン社のエージェント。スマートブレイン社内部でも謎の存在で、首だけになった村上を役に立たないと判断して殺してしまう。 甘崎 |
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スラッグオルフェノク |
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【すらっぐ-おるふぇのく】 |
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スマートブレイン社の社員が変身したナメクジ型のオルフェノク。木場たちを独断で抹殺しようとしたため、サイガに処刑されてしまう。 甘崎 |
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園田真理 |
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【そのだ-まり】 |
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人間のレジスタンスをまとめる女性。行方不明となった巧が救世主として戻ってくることを信じ戦い続けている。 甘崎 |
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帝王のベルト |
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【ていおう-の-べると】 |
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スマートブレイン社の中にあるとされる最強のライダーベルト。天のベルトであるサイガギアと地のベルトであるオーガギアの二つ。 甘崎 |
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トンファーエッジ |
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【とんふぁー-えっじ】 |
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仮面ライダーサイガのフライングアタッカーの操縦桿を引き抜いて武器としたもの。 甘崎 |
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人間解放軍 |
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【にんげん-かいほう-ぐん】 |
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オルフェノクが大多数となった地球を人間に取り戻そうと絶望的な戦いをしている人間達の軍隊。 甘崎 |
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野村 |
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【のむら】 |
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人間解放軍の兵器担当。開発した武器はほとんど役に立ってないが、人間が一度だけカイザギアを装着できる変身一発を作った。 甘崎 |
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バタフライオルフェノク |
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【ばたふらい-おるふぇのく】 |
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蝶型のオルフェノク。スマートブレイン社の女性社員が変身する。カイザに倒された。 甘崎 |
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ブースターライフル |
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【ぶーすたー-らいふる】 |
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仮面ライダーサイガのフライングアタッカーの砲撃形態。 甘崎 |
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ペリカンオルフェノク |
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【ぺりかん-おるふぇのく】 |
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スマートブレイン社の社員が変身したペリカン型のオルフェノク。木場たちを独断で抹殺しようとしたため、サイガに処刑されてしまう。 甘崎 |
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変身一発 |
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【へんしん-いっぱつ】 |
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普通の人間を一度だけ仮面ライダーに変身させることが出来る薬。服用した人間は死んでしまうはずだが、啓太郎の場合は死なず、代わりにカイザのベルトが灰になった。 甘崎 |
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水原 |
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【みずはら】 |
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人間解放軍のリーダー。熱意は高いが、手柄は全て自分のものにし、面倒なことは人に押しつけようとする傾向が強い。仲間達が倒される中、一人だけ逃げだし、ファイズベルトを手に入れるためにミナを殺害する。最後に木場を殺そうとするが返り討ちに遭ってしまう。 甘崎 |
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ミナ |
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【みな】 |
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記憶喪失だった巧を匿っていた少女。巧の記憶が戻った時にファイズギアを返却しているが、そのファイズギアを狙う水原に銃撃されて絶命。 甘崎 |
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ムースオルフェノク |
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【むーす-おるふぇのく】 |
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ヘラジカ型のオルフェノク。ライオトルーパー隊員が変身した。 甘崎 |
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村上峡児 |
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【むらかみ-きょうじ】 |
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スマートブレイン社長。ここでは頭だけの存在で、生命維持装置の中から指令を出していた。 甘崎 |
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モールオルフェノク |
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【もーる-おるふぇのく】 |
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モグラ型のオルフェノク。ライオトルーパー隊員が変身した。 甘崎 |
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ライオンオルフェノク |
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【らいおん-おるふぇのく】 |
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ライオン型のオルフェノク。スマートブレインのライオトルーパー隊長が変身した。 甘崎 |
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レオ |
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【れお】 |
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仮面ライダーサイガに変身する上級オルフェノク。オルフェノクへと変身することはなかったが、サイガを用いて反乱分子の粛清を行っている。「変身」以外は全て英語で喋る。 甘崎 |
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ロングホーンオルフェノク |
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【ろんぐ-ほーん-おるふぇのく】 |
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カフェの男性客が変身したカミキリ型のオルフェノク。カイザに倒された。 甘崎 |
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ワイルドボアオルフェノク |
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【わいるど-ぼあ-おるふぇのく】 |
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スマートブレイン社の社員が変身した蛇型のオルフェノク。木場たちを独断で抹殺しようとしたため、サイガに処刑されてしまう。 甘崎 |
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ジョーカーを封印することで、地球の覇権をかけたアンデッドたちの戦いは終了し、務めを終えた剣崎一真たちはライダーベルトを返却し、それぞれの生活へと入っていった。それから一年。始を失った悲しみの癒えていない??家を気にしつつも自分の生活でいっぱいいっぱいの剣崎の目の前に、封印されたはずのアンデッドが現れる。しかも続いて現れたのは剣崎も知らない新しい仮面ライダーだった。一体なにが起こっているのか。真実を確かめるべく、剣崎は事情を知っていると思われる橘の元を訪れるが…
平成仮面ライダーシリーズ第5作仮面ライダー剣の劇場版。
このテレビシリーズは、はっきり言って、もの凄く出来が悪く、本サイトでも観たそばから無茶苦茶にこきおろしたものだ。お陰で某巨大掲示板でもサイトが叩かれたり、掲示板に文句書かれたりと、色々思い出がある(あの当時は落ち込んだりもしたけど、今となっては良い思い出だ)。
とはいえ、嫌いか?と言われるとそうでもないのが特撮ファンの性という奴。出来の悪い子ほど可愛いというか、ツッコミ所が多い作品ほど実は楽しいので、終始楽しませてもらえた(本作は複雑な経緯で出来た作品のため、スタッフも相当苦労したらしいが)。
それで劇場版の本作だが…
「あの親にしてこの子あり」というべきか、「あのテレビシリーズだったらこうなるか」というべきか、とにかくそういう意味では納得できた作品だった。
ただ、色々言う前にまず本作の構造を考えてみたい。
平成ライダーシリーズはテレビ放映半ばで劇場版が作られるため、劇場版では色々工夫が凝らされる。この時点までには「アギト」はテレビシリーズの中の1エピソードとして。「龍騎」はもう一つのエンディング。「555」は完全なるパラレルワールド。そして本作の位置づけは、テレビ版のエンディング後の話として。色々バラエティに富んだ設定で楽しませてくれる。
本作の場合は、平行して放映しているテレビシリーズは中盤にさしかかったばかりなので、エンディング後と言うのはネタバレを含んでいると言うことでもあり、なかなかに挑戦的な作品だった。難しいものに敢えて挑もうとしたスタッフの努力は認めてもいいだろう。
それでまだ作品が終わってないのに終わった後の話が成り立つのか?これは挑戦だったと思うのだが、はっきり言えば、物語としてまるで成り立ってなかった。
テレビ版でで四人存在するライダーの一人、仮面ライダーカリスの始は特別な存在で、主人公のブレイドを含めた三人のライダーとは立ち位置が全く異なる。彼は人間ですらないジョーカーと呼ばれる特別な存在であり、バトルロイヤルが終わった時点で人類を含めたすべてのアンデッドを滅ぼすために存在した。つまり彼が生き残ることは人類の滅亡を意味することになる。
それで始をどうするのか。が物語中盤から後半にかけての見所だった訳だが、映画版ではオープニング時点でブレイドによってカードに封印されて人類は存続した。と言う設定になっている。
結果として、本作は主役の一人を欠いたまま話を展開させねばならない事になる。ここで演出されるべきは、始のいないこの世界で折り合いをつけて生きていかなければならない、残された人間の喪失感と、それを乗り越えたところでの感動的な再会だろう。
しかし、本作の物語は有象無象のライダーたちに振り回されっぱなしで終わるだけの物語に成り下がった。
本作の印象は「とにかくいっぱいライダーが出てきて、喧嘩してるうちにいつの間にかでっかい敵が出てきて終わった」と言う感じ。これだったらまだ「仮面ライダーディケイド」に出てきた前後編の「剣」のエピソードの方がまだすっきりしてたくらい。いっそ完全に割り切ってこの物語を映画にした方がましな程度の物語だった。
脚本を勤めた井上敏樹はむらっ気の多いライターとして知られるが(そのため傑作もいくつかあるが、それ以上にクズの話が多い)、その最も悪い部分が出てしまったとしか思えない。少なくとも金取って見せられるような作品には到底思えない。
ちなみに映画公開の数ヶ月後に終わったテレビ版の方では、エンディングがまるで違ったものになってるので、本作は一種のパラレルワールドものとして受け取れる。それでも、気持ちとしては「もうどうでも良い」と言う感じで、これほど“終わった”と言う事実がうれしかった作品もなかった。 |
〈劇場版〉仮面ライダーブレイド―ミッシングエース
仮面ライダー剣(ブレイド)&特捜戦隊デカレンジャー映画超百科―決定版
仮面ライダーブレイド&特捜戦隊デカレンジャー―劇場版写真集 |
相川始 |
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【あいかわ-はじめ】 |
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4年前に封印されたジョーカーの人間体。ハートの2であるヒューマンアンデッドの力を使って人間の形態を保っていたはずだが、いつの間にやらカードを用いず自らの意思で人間の姿を取れるようになったようだ。 甘崎 |
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アルビノジョーカー |
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【あるびの-じょーかー】 |
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ジョーカーの亜種で、姿はジョーカーと同じだが体色は白い。ラウズカードを解放し、バトルファイトを始めた張本人。全てのカードを自分のものにすることを目的とし、4枚のカテゴリーKカードで巨大邪神を甦らせようとする。 甘崎 |
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アルビローチ |
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【あるび-ろーち】 |
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ゴキブリ型のアンデッドで、アルビノジョーカーによって多量に生み出される。ジョーカーの生み出すダークローチと姿は同じだが、体色が白い。 甘崎 |
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カプリコーンアンデッド |
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【かぷりこーん-あんでっど】 |
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上城睦月 |
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【かみじょう-むつき】 |
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仮面ライダーレンゲルに変身する青年。かつて仮面ライダーに対して激しい憧れを抱いていたが、今は憑き物が落ちている。現在就職活動中だが、なかなか就職先が決まっていない。 甘崎 |
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仮面ライダーカリス |
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【かめん-らいだー-かりす】 |
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相川始がラウズカードのハートのAで変身する。既に始は封印されており、更にラウズカードはBOARDが保有していたが、レンゲルの力で解放され、復活する。 甘崎 |
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仮面ライダーギャレン |
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【仮面-らいだー-ぎゃれん】 |
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橘朔也がラウズカードのダイヤのAで変身する仮面ライダー。再び暴走を始めたアンデッドを封印するためフル稼働している。 甘崎 |
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仮面ライダーグレイブ |
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志村純一 |
【かめん-らいだー-ぐれいぶ】 |
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新システムのライダーシステムによって志村純一が変身する仮面ライダー。色は黄色で、武器は剣。 甘崎 |
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仮面ライダーブレイド |
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【かめん-らいだー-ぶれいど】 |
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剣崎一真がラウズカードのスペードのAで変身する仮面ライダー。アンデッド封印後保管されていたが、アンデッドの解放事件に際し、封印を解かれて再び変身する。 甘崎 |
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仮面ライダーラルク |
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【かめん-らいだー-らるく】 |
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三輪夏美が変身する仮面ライダーで、色は赤。ボウガンを武器とする。 甘崎 |
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仮面ライダーレンゲル |
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【かめん-らいだー-れんげる】 |
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上城睦月がクローバーのAで変身する仮面ライダー。 甘崎 |
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烏丸啓 |
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【からすまる-けい】 |
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BOARD所長。4年前に全てが集まったラウズカードを封印しようとするが、アルビノジョーカーの襲撃を受け死亡。ラウズカードも散逸してしまう。 甘崎 |
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巨大邪神14 |
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【きょだい-じゃしん-ふぉーてぃーん】 |
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4枚のキングカードによって生まれた「超古代の絶対的な最強の力」。アルビノジョーカーと合体し、猛威を振るう。 甘崎 |
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キングフォーム |
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【きんぐ-ふぉーむ】 |
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ブレイドのみが変身できる二段変身。全てのカードが全身に張り付き、体色も金色へと変わる。 甘崎 |
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栗原天音 |
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【くりはら-あまね】 |
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栗原家の娘。始に淡い恋心をいだいていたが、何も言わず去ってしまったため、精神的に荒み、現在不良少女になっている。復活したアンデッドに狙われる。 甘崎 |
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栗原遥香 |
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【くりはら-はるか】 |
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天音の母。不良となってしまった天音を心配しながらも暖かく見守っている。 甘崎 |
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グレイブバックル |
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仮面ライダーグレイブ、志村純一 |
【ぐれいぶ-ばっくる】 |
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志村純一が仮面ライダーグレイブに変身するための変身アイテム。変身後はバックルとなる。 甘崎 |
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グレイブラウザー |
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【ぐれいぶ-らうざー】 |
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仮面ライダーグレイブ用の剣型のカードリーダー。 甘崎 |
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剣崎一真 |
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【けんざき-かずま】 |
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仮面ライダーブレイドに変身する青年。4年前にジョーカーを封印し、バトルロワイヤルを終わらせた張本人でもある。ライダーバックルを返上し、現在は清掃員として働いている。 甘崎 |
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志村純一 |
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仮面ライダーグレイブ |
【しむら-じゅんいち】 |
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仮面ライダーグレイブに変身する青年。今回のバトルファイトを研究する立場を一貫して崩さない。性格は極めて穏和で優しいが、実はその正体はアルビノジョーカーであり、古代地球の究極の力を研究していたことが分かった。 甘崎 |
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JACARANDA |
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【じゃからんだ】 |
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栗原家が経営している喫茶店。かつてはライダーの基地として使われていたこともある。 甘崎 |
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ジャックフォーム |
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【じゃっく-ふぉーむ】 |
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仮面ライダーの二段変身。カテゴリーJのカードを使用する事によって変身できる。ブレイドとカリスが変身した。 甘崎 |
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ジョーカー |
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【じょーかー】 |
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53番目のアンデッド。相川始の正体で、4年前にブレイドによってカードに封印され、以降封印されっぱなし。アルビノジョーカーの人間体である志村純一が保有している。 甘崎 |
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白井虎太郎 |
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【しらい-こたろう】 |
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フリージャーナリスト。剣崎達の戦いを記録した著作「仮面ライダーという名の仮面」が大ベストセラーとなり、現在印税だけで食っている。4年前から較べ、性格がかなり悪くなっていたが、アンデッドの復活にジャーナリスト魂が再び立ち上がる。 甘崎 |
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スキッドアンデッド |
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【すきっど-あんでっど】 |
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クラブのカテゴリー9のアンデッド。烏賊型アンデッド。 甘崎 |
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スパイダーアンデッド |
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【すぱいだー-あんでっど】 |
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クローバーのカテゴリーAアンデッド。封印されることによって睦月はレンゲルに変身できるようになった。 甘崎 |
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橘朔也 |
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【たちばな-さくや】 |
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仮面ライダーギャレンに変身する青年。4年前烏丸と共にラウズカードを封印したと伝えられるが、実は封印に失敗しており、再び甦ってしまったアンデッドを封印するため新生BOARDで日夜戦い続け、後輩を育てている。 甘崎 |
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タランチュラアンデッド |
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【たらんちゅら-あんでっど】 |
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アンデッドの一体。クローバーのカテゴリーKで、人間体は心優しい存在だったが、ここでは単に他のアンデッドと同じで暴れ回るだけだった。 甘崎 |
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トリロバイトアンデッド |
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【とりろばいと-あんでっど】 |
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バトルファイト |
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【ばとる-ふぁいと】 |
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今回行われている戦いのこと。4年前に行われたバトルロワイヤルとは異なり、純粋に人類とアンデッドとの戦いのため、それを区別して使われる。 甘崎 |
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バッファローアンデッド |
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【ばっふぁろー-あんでっど】 |
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バニティカード |
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【ばにてぃ-かーど】 |
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栗原天音を封印したカード。巨大邪神14の復活に用いられる。 甘崎 |
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ビートルアンデッド |
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【びーとる-あんでっど】 |
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ヘラクレスオオカブトムシの始祖でスペードのカテゴリーA。ラウズカードの散逸により解放されたが、封印されてブレイドの変身アイテムとなる。 甘崎 |
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広瀬栞 |
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【ひろせ-しおり】 |
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かつてBOARDの研究員で、BOARD壊滅後の司令塔の役割を果たしていたが、現在BOARDに戻り、再び一研究員として活動している。結婚を控え、危険な任務には乗り気ではない。 甘崎 |
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BOARD |
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【ぼーど】 |
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人類基盤史研究所。4年前、1万年前に行われたバトルロワイヤルを引き起こしてしまい、再び人類に覇権を取らせるために活動していた。 甘崎 |
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禍木慎 |
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【まがき-しん】 |
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新世代ライダーの仮面ライダーランスに変身する青年。旧世代ライダーを小馬鹿にした態度を取り、協調性がない。 甘崎 |
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三輪夏美 |
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【みわ-なつみ】 |
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仮面ライダーラルクに変身する女性。元はOLだったが、アンデッドに襲われた際志村と出会い、スカウトされた。旧世代ライダーに対抗心を抱いている。 甘崎 |
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ラウズカード |
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【らうず-かーど】 |
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アンデッドを封印したカード。仮面ライダーへの変身アイテム、武器、様々な効果を引き出す事が出来る。 甘崎 |
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ラルクバックル |
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仮面ライダーラルク、三輪夏美 |
【らるく-ばっくる】 |
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三輪夏美が仮面ライダーラルクに変身するための変身アイテム。変身後はバックルとなる。 甘崎 |
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ラルクラウザー |
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【らるく-らうざー】 |
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仮面ライダーラルク用のボウガン型のカードリーダー。 甘崎 |
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ランスバックル |
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仮面ライダーランス、禍木慎 |
【らんす-ばっくる】 |
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禍木慎が仮面ライダーランスに変身するための変身アイテム。変身後はバックルとなる。 甘崎 |
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リザードアンデッド |
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【りざーど-あんでっど】 |
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トカゲの始祖。カードから解放されたが、再びスペードの2に戻される。 甘崎 |
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魔化魍と戦う“鬼”の見習いとして修行している安達明日夢は、ある時師匠のヒビキと共に魔化魍を鎮めにでかける。だが現れた巨大な竜の姿をした魔化魍にヒビキの変身した仮面ライダー響鬼は全く敵わず、二人は逃げ回るしかなかった。そんな中、逃げ込んだ洞窟で剣のような形をした石に手を触れた明日夢は、突然意識が戦国時代へと飛んでいく。そこには現代と同じように魔化魍と戦っている“鬼”たちがいた…
平成仮面ライダーシリーズ第6作目「仮面ライダー響鬼」の劇場版。
平成ライダーシリーズの劇場版は一本一本設定が異なり、スタッフもよく色々考えてると感心できるものだが、本作は劇中の一エピソードでありつつ、全く違う時代での“鬼”の活躍を描いた話に仕上げられている。「仮面ライダー響鬼」の世界では“鬼”は昔から連綿と続く組織で、古来魔化魍と呼ばれる妖怪の類と戦い続けてきた。と言う設定があり、古い時代の鬼の活躍を描く事が可能な設定なので、その設定をうまく活かした物語ではある。過去の出来事を現代に結びつけ、キーアイテムとしてテレビに先立ち新しいパワーアップアイテムを紹介するのもマーチャタイジング的にも正しい方法。
本作の持つユニークな設定のお陰で、仮面ライダーを使った時代劇。と言う、これ又おもしろい作品になった(時代劇とライダーを合わせたものとしては劇場版では『仮面ライダー電王 俺、誕生!』、テレビ版ではコミカル編として「仮面ライダーW」もあるが、どちらも本作の後なので、本格的に時代劇をモティーフにしたのは本作が最初と言うことになる)。東映と言ったら時代劇だけに(すでにその認識は古いけど、太秦には時代劇のセットが機能中なので、小規模であれば格安で時代劇が作れる)。そう言うこともあってか、他のライダー劇場版と比べても、ぐっと落ち着いた雰囲気の作品となってる。
「響鬼」のテレビ版では“ヒーローの原点回帰”が言われ、その結果ライダー同士が敵対する描写はなかったが(平成シリーズではそれが当たり前になってる)、劇場版はドラマ性を高めるため、そして過去の出来事という自由度のためか、ライダーの裏切りや敵対が語られているのも物語を深める役には立ってる。
難点を言えば、自由度が高い分、内容を詰め込みすぎてしまい、物語自体がとても薄味になってしまったところだろうか。現代編と時代劇編をリンクさせ、新ライダーの多量登場、時代背景の説明及びその中でのドラマを盛り込みつつ、強大な敵と戦わせる。少なくても2時間は必要な分量を1時間弱で収めてしまったのが問題だった。結局は欲張りすぎてたいした物語になってなかったのが残念なところ。色々魅力のあるところが多かったので、時代劇編単独で何話か劇場長編作って欲しいところでもある。
これだけ詰めても破綻はしてなかったことは上手い脚本だったが、井上脚本は本当に良いものと悪いものの落差が激しすぎるな。 |
劇場版仮面ライダーヒビキと7人の戦鬼(コミック)栗橋伸祐 |
明日夢 |
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【あすむ】 |
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@安達明日夢。現代に生きる見習いの鬼でヒビキの弟子。
A戦国時代に生きる少年。兄猛士をヒビキに殺されたと思い込み、ヒビキを恨んでいたが戦いを通して和解する。後に鬼を統轄する組織の頭領となり、自らの組織を“猛士”と名付ける。 甘崎 |
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イブキ |
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【いぶき】 |
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仮面ライダー威吹鬼に変身する青年。戦国時代では鬼の力を用いて大名にのし上がっていた。 甘崎 |
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オロチ |
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【おろち】 |
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大蛇の姿をした戦国時代最強の大型魔化魍。通常の技ではほとんどダメージを与えられないほどの硬い肉体を持ち、空を飛んで炎を吐く。多数の魔化魍が出現する現象として現代にも名前が残っている。 甘崎 |
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オロチの童子 |
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【おろち-の-どうじ】 |
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オロチを育てている童子。現代の童子と姿は同じだが、顔半分を覆う仮面を着けているのが特徴。 甘崎 |
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オロチの姫 |
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【おろち-の-ひめ】 |
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オロチを育てている姫。現代の童子と姿は同じだが、顔半分を覆う仮面を着けているのが特徴。 甘崎 |
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音撃殴・一撃怒涛 |
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【おんげき-おう-いちげき-どとう】 |
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仮面ライダー凍鬼の必殺技。音撃鼓を銅鑼状に実体化させ、烈凍を用いて清めの音を放つ。オロチの妖姫を粉砕した。 甘崎 |
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音撃金棒・烈凍 |
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【おん-げき-かなぼう-れっとう】 |
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音撃響・偉羅射威 |
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【おんげき-きょう-いらっしゃい】 |
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仮面ライダー西鬼の必殺技。トライアングル型に変形させた烈節を変身音叉で叩いて浄めの音を出す。 甘崎 |
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音撃震張・烈盤 |
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【おん-げき-しんばる-れつばん】 |
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音撃奏・旋風一閃 |
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【おん-げき-そう-せんぷう-いっせん】 |
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仮面ライダー羽撃鬼の必殺技。烈空から石つぶてを魔化魍にぶつけ、その後烈空を吹き鳴らして浄めの音を石に共鳴させる。 甘崎 |
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音撃打・業火絢爛 |
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【おん-げき-だ-ごうか-けんらん】 |
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仮面ライダー歌舞鬼の必殺技。音撃棒で相手を殴る技。 甘崎 |
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音撃三角・烈節 |
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【おん-げき-とらいあんぐる-れっせつ】 |
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仮面ライダー西鬼の持つトライアングル型の武器。ばらして三節根として使うことも出来る。 甘崎 |
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音撃拍・軽佻訃爆 |
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【おん-げき-ひょう-けいちょう-ふ-ばく】 |
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仮面ライダー煌鬼の必殺技。烈盤をシンバルのように鳴らし、浄めの音を発生させる。 甘崎 |
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音撃吹道・烈空 |
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【おん-げき-ふるーと-れっくう】 |
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仮面ライダー羽撃鬼のフルート型の武器。吹き矢として使うことが出来る。 甘崎 |
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火炎大将 |
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【かえん-たいしょう】 |
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鎧武者姿の魔化魍。火を使って人間を襲うが、歌舞鬼によって倒される。 甘崎 |
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かずえ |
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【かずえ】 |
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現代編の立花香須美と同じ顔をした女性で立花藤兵衛の娘。 甘崎 |
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カブキ |
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【かぶき】 |
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江戸出身の音撃戦士で何故か横文字を多用する。鬼を探す度に出ている明日夢を何かと面倒看るが、実は最初から血狂魔党と密約を結んでおり、明日夢達に協力するフリをして鬼たちを一掃しようと目論んでいた。 甘崎 |
|
仮面ライダー威吹鬼 |
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【かめん-らいだー-いぶき】 |
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@現代のイブキが変身する音撃戦士。
A戦国時代のイブキが変身した鬼。 甘崎 |
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仮面ライダー煌鬼 |
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【かめん-らいだー-きらめき】 |
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キラメキが変身する鬼。金色がふんだんに使われている。 甘崎 |
|
仮面ライダー凍鬼 |
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【かめん-らいだー-とうき】 |
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トウキが変身するシロクマをモティーフとした鬼。 甘崎 |
|
仮面ライダー轟鬼 |
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【かめん-らいだー-とどろき】 |
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@現代のトドロキが変身する音撃戦士。
A戦国時代のトドロキが変身した鬼。 甘崎 |
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仮面ライダー西鬼 |
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【かめん-らいだー-にしき】 |
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ニシキが変身する虎をモティーフとした鬼。出身は当然大坂。 甘崎 |
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仮面ライダー羽撃鬼 |
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【かめn-らいだー-はばたき】 |
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仮面ライダー響鬼 |
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【かめん-らいだー-ひびき】 |
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@現代のヒビキが変身する音撃戦士。
A戦国時代のヒビキが変身した鬼。ちなみに姿は一緒。 甘崎 |
|
キラメキ |
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【きらめき】 |
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仮面ライダー煌鬼に変身する青年。尾張から大凧に乗ってやってくる。手先が器用でカラクリを操る技に長ける。 甘崎 |
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血狂魔党 |
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【けっ-きょうま-とう】 |
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魔化魍達が連携している組織。オロチを首魁に、奇岩城を根城にしている。 甘崎 |
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鈴 |
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【すず】 |
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現代の天美あきらと同じ顔を持つ少女。一年前にオロチの生贄にされた。 甘崎 |
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猛士 |
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【たけし】 |
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@現代で鬼達を統括し、その活動のサポートをしている組織。戦国時代の明日夢によって作られた。
A明日夢の兄。ヒビキの弟子だったが、訓練中に死んでしまった。役は小泉孝太郎が演じている。 甘崎 |
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立花藤兵衛 |
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【たちばな-とうべい】 |
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明日夢とひとえの親代わり。鬼のことをよく知っており、ひとえがオロチの生贄にされる時、真っ先に鬼の協力を提案する。 甘崎 |
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トウキ |
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【とうき】 |
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仮面ライダー凍鬼に変身する蝦夷からやってきた僧侶。変身前にも凍気を操ることが出来る。ちなみに役は松田賢二。現代編ではザンキを演じていた。 甘崎 |
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トドロキ |
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【とどろき】 |
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仮面ライダー轟鬼に変身する青年。戦国時代では大工をしており、時に応じて鬼になる。ヒビキとは古くからの親交があり、ヒビキの変身アイテムである音角を預けられている。 甘崎 |
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ハバタキ |
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【はばたき】 |
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仮面ライダー羽撃鬼に変身する青年。一旦は鬼を引退し、妻と共に農村に引き込んでいたが、明日夢らに請われて鬼に復帰する。 甘崎 |
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ひとえ |
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【ひとえ】 |
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現代の持田ひとみと同じ顔を持つ少女。オロチの生贄に献げられそうになる。 甘崎 |
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ヒトツミ |
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【ひとつみ】 |
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オロチ側の魔化魍の一体。普段は町娘の姿だが、後頭部にもう一つの顔を持つ。本性を現すと死神と吸血鬼に似た顔となる。 甘崎 |
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ひなこ |
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|
【ひなこ】 |
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現代編の立花日菜佳と同じ顔をした女性で立花藤兵衛の娘。 甘崎 |
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ヒビキ |
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【ひびき】 |
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仮面ライダー響鬼に変身する青年。戦国時代では鬼を引退し、山奥で鍛冶屋をしていたが、魔化魍によって仲間の危機に復帰。ちなみに姿は一緒。 甘崎 |
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魔化魍 |
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【まかもう】 |
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いわゆる妖怪だが、人間や周囲に被害を与えるものを呼ぶ。これを退治するために鬼がいる。 甘崎 |
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鳴刀・音叉剣 |
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【めいとう-おんさ-けん】 |
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仮面ライダーたちが使う剣で、変身音叉が変形したもの。 甘崎 |
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長石多可男(監) |
天才的な頭脳を持ち、科学者として将来を嘱望されていた本郷猛(黄川田将也)は、ある日突如黒ずくめの男達によって拉致され、改造手術と洗脳を施されてしまった。バッタの能力を持った改造人間"ホッパー"として、破壊活動を繰り返す。だがふとしたことから洗脳が解け、自我を取り戻した。彼は自分の過ちを償うためショッカーの野望を打ち砕く辛い道を歩む選択をした本郷だったが、そんな彼の前に、ホッパーを倒すために作られたもう一人のホッパー一文字隼人(高野八誠)が現れる…
日本の子供達に変身ブームを巻き起こし、現在も脈々とそのシリーズを重ねている「仮面ライダー」シリーズ。特撮ではもう一つの巨大シリーズである「ウルトラマン」があるが、シリーズとして見ると、あくまでテレビサイズとして考えるなら、この二つの作品にはかなり違った進化を果たした。
「ウルトラマン」シリーズは、良い意味でも悪い意味でも「スタンダード」。ウルトラマンは巨大化して戦わねばならないため、その分特撮に金がかかり、構造としては怪獣よりも人間ドラマで話を構築し、クライマックスでウルトラマンを登場させる形を取る。時代によって人間ドラマの方は様々に変化したが、構造そのものは変わってない(それをやろうとしたのがいわゆるNプロジェクトだったが、視聴者が望んでいたウルトラマンに出来なかったことで興業的に惨敗に終わった)。この構造の場合、ウルトラマンはあくまで人間を助ける存在であり、人間のサポート役に徹する。
一方、あくまで等身大で話が展開する「仮面ライダー」は、人間と変身体の垣根が低い。ちょっとだけ変身して、すぐに変身解除して又人間同士のドラマに入ることができる。極端に言えば、クライマックスシーンを生身の人間の口げんかにしてもOK。より一般ドラマに近いものを作ることができるので、時代の影響をダイレクトに受けたものを作ることができるようになった。
特にいわゆる平成シリーズはダイレクトに時代を反映した作品が作られ(井上敏樹、小林靖子と言う二人の脚本家のお陰とも言えるが)、一作ごとに全く違ったライダー像を見せ、何作かは見事に時代と合致してヒットを飛ばしてもいる。旧来の、いわゆる昭和ライダーファンには眉を顰められるきらいはあるものの、この幅のお陰で現在に至るもシリーズが続いているのだろう。
本作はその「平成ライダー」の文脈で語ることができる作品といえよう。キャラこそオリジナルの本郷猛と一文字隼人となっているが、二人の描写は全く異なったものとなっている。そのため、二人の描写はどこか古くさく、一方どこか新しいものとして観ることができよう。いわば一作目のオリジナル「仮面ライダー」を脱構築して、今の時代に観られるものとして作り上げた作品と言うこともできよう。
ただ、本作が面白かったか?と言われると、少々微妙かも?少なくとも90年代に作られた何作かのライダー作品と較べると格段に出来と言い、物語と言い、上がっているのはわかるのだが、入り込めない壁のようなものを感じさせられてしまう。
その理由としては、先ほど書いたように「どこか古くさく、一方どこか新しい」ところにあった。「仮面ライダー」を脱構築するという姿勢は良いが、やっぱりオリジナルは偉大で、それに脚本の方が遠慮してしまった感じ。いかにも「私は原作を重視します」と言った雰囲気が抜けず、どこか70年代臭さがある。「どこか古くさく、どこか新しい」と言うことは、結局一言「中途半端」で言い表せてしまえる。それこそ一作目の脱構築を目指した劇場版『ULTRAMAN』と同じ過ちを犯してしまった。
それでも『ULTRAMAN』ほどに傷が深まらないのは、同時並行して全く新しいテレビシリーズが続いていたことにあった。視聴者の方が新しくなっているから、そういう「中途半端」さの部分を感じずに済む視聴者にはしっかり受け止めてくれるし、イケメン俳優を出すことによって見栄えを増すこともできている。私のような旧来の特撮ファンではなく、新しいファン層を作り上げているからこそ、本作は大きなダメージを与えることもなく、新しい「仮面ライダー」サーガを作ることができたのだ。
少なくとも、オリジナル版の「仮面ライダー」に本気で取り組もうとしたその姿勢は充分評価できるだろう。更にかつてオリジナル版の「仮面ライダー」の助監督を経て監督を勤めた長石多可男監督がこうして現役で監督をしている。それが嬉しい。 |
一文字隼人 |
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【いちもんじ-はやと】 |
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ショッカーにとって裏切り者となった本郷猛を倒すために刺客として送り込まれた第2の“ホッパー”。気障な性格で、度々本郷を暗殺する機会があったにもかかわらず、正々堂々の戦いを好み、常に余裕を持って戦いに挑む。そのため本郷を倒すことが出来ず、逆にショッカーの抹殺対象にされてしまう。 甘崎 |
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仮面ライダー1号 |
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【かめん-らいだー-いち-ごう】 |
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ショッカーの洗脳から自我を取り戻した本郷猛が自ら名乗り始めた改造人間の名前。 甘崎 |
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仮面ライダー2号 |
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【かめん-らいだー-に-ごう】 |
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本郷の刺客として登場した一文字隼人が変身する第2のホッパーが、自我を取り戻して名乗るようになった改造人間の名称。 甘崎 |
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コブラ |
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【こぶら】 |
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ショッカーによって改造された三田村晴彦が変身する改造人間。スネークと常にコンビで行動し、仮面ライダーに両面攻撃を行う。 甘崎 |
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サイクロン号 |
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【さいくろん-ごう】 |
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立花レーシングチームから本郷および一文字のためにチューンナップされたオートバイ。怪物的な性能を持つため普通の人間には扱うことが出来ない。 甘崎 |
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ショッカー |
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【しょっかー】 |
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「Sacred Hegemony Of Cycle Kindred Evolutional Realm」の略。全世界を裏から支配しようとする秘密結社。改造人間を製造する技術を有する。 甘崎 |
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ショッカー戦闘員 |
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【しょっかー-せんとう-いん】 |
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怪人をサポートする簡易改造人間達。黒ずくめに白い骨をあしらった模様が特徴。 甘崎 |
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スネーク |
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【すねーく】 |
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ショッカーによって改造された原田美代子が変身する改造人間。柔軟な肉体が特徴でコブラと共に仮面ライダーに両面攻撃を行う。 甘崎 |
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スパイダー |
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【すぱいだー】 |
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蜘蛛型のショッカーの改造人間。全身から糸を放ち、敵を拘束する。タクシー運転手の山中太一の正体。 甘崎 |
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タイフーン |
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【たいふーん】 |
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仮面ライダーの変身ベルト。これを回転させることによって人間体から改造人間体へと身体の組織を変化させられる。 甘崎 |
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立花藤兵衛 |
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【たちばな-とうべえ】 |
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本郷猛と知り合いのバイクショップのオーナー。レースチームを持っており、本郷を鍛えていたが、本郷が改造人間となった後も良きアドバイザー。役は宮内洋。 甘崎 |
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バット |
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【ばっと】 |
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コウモリ型のショッカーの改造人間。改造人間候補の拉致を主な任務としている。 甘崎 |
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原田美代子 |
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【はらだ-みえこ】 |
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病院に長期入院していた少女。ショッカーの誘いを受け、ショッカーの改造人間スネークとされる。 甘崎 |
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ホッパー |
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【ほっぱー】 |
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ショッカーの作り出したバッタの能力を持つ改造人間。本郷猛および一文字隼人に改造手術を施したが、自我を取り戻し仮面ライダーを名乗るようになってしまう。 甘崎 |
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本郷猛 |
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【ほんごう-たけし】 |
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城南大学で水の結晶の研究をしている青年。類い希なる頭脳とずば抜けた運動神経を持ち、それでショッカーに誘拐され改造人間“ホッパー”に改造される。 甘崎 |
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矢野克彦 |
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【やの-かつひこ】 |
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週刊ABBAの記者で緑川あすかの婚約者。取材中にショッカー怪人スパイダーによって殺される。正確は正反対ながら一文字隼人と瓜二つの顔つきをしている。 甘崎 |
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三田村晴彦 |
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【みたむら-はるひこ】 |
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病院に長期入院していた少年。ショッカーの誘いを受け改造人間のコブラにされる。 甘崎 |
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緑川あすか |
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【みどりかわ-あすか】 |
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週刊ABBAの女性記者。本郷猛取材中に婚約者を殺されたが、それを本郷の仕業と思い込んでいる。 甘崎 |
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山中太一 |
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【やまなか-たいち】 |
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自分のタクシーに異常な愛情を注ぐタクシー運転手。ショッカーの改造人間スパイダーであり、ショッカーの勧誘も行っていた。 甘崎 |
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リジェクション |
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【りじぇくしょん】 |
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改造人間にされた人間が、機械と生体部分との接合部分で拒絶反応が起こること。劇中では2号のみがその描写がある。 甘崎 |
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2006年
石田秀範(監) |
1999年に地球に巨大隕石が衝突し、大規模な陥没が起こった地球は深刻な水不足へと移行する。更にその隕石から現れた地球外生命体ワームが出現、瞬く間に広範囲を支配した。人類はワームに対抗するためZECTを設立。マスクドライダーシステムを開発した。そして2006年。ワームとライダーの戦いは続いていたが、ZECTに反旗を翻す一部メンバーが新組織・NEO ZECTを結成。ZECTとNEO ZECTの戦いに発展していった。そんなところに仮面ライダーカブトに変身する天道総司(水嶋ヒロ)が現れる…
本作に至るまで平成ライダーシリーズは5本が作られてきた。おもしろいことにそのどの作品もテレビ版と劇場版の設定を変えているところにあるが、その最たるものが本作だろう。いかにして全く違う物語の劇場版をテレビ版につなげるか、その試行錯誤の結果が本作となって現れている。
本作は物語自体がテレビ版のパラレルワールドという設定で、テレビ版の設定と全く変えているという点で『仮面ライダー555 パラダイス・ロスト』(2003)と似ているが、本作の場合は完全に別世界ではない。実はテレビ版と深くリンクしている。
まず「仮面ライダーカブト」のテレビ版は、これまでのシリーズ作品以上に様々な謎があふれている。設定上で言っても、ワームと呼ばれる化け物が世界に蔓延っているというのはともかく、主人公の天道総司が何故ライダーになれるのか、あるいはZECTと呼ばれる組織が未来のことを見通しているような態度を取るのか、あたかも最初から定められていたように次々とライダーに変身する人物が現れるとか(予言の書らしいものまで登場する)、細かく取ればいくらでも不思議な所がでてくる。しかもそれについてテレビ本編の中ではほとんど何にも言及されてない。
そう言う意味ではテレビシリーズは細部で面白いところはいくつもあったものの、欲求不満ばかりが出てくる作品だった。
ところがこの映画をビデオで観て色々納得がいった。
その答えは、実は全てここにあったのだ。パラレルワールドでのワームとライダー達の戦いを経た天道が時を越えて過去へと戻り、過去の自分自身にベルトを託したという過去があったのか。
…と言う壮大なテレビ版とのリンクを目指して本作は作られていた。本作を観たことでテレビでの謎のいくつかは解決され、ようやく理解できたことも多い。テレビ版の一番最初、子供の頃の天道にライダーベルトを手渡したのが誰なのか、そしてZECTがあたかも未来を知ってるかのような言動を取っていたのかは、本作で分かるようになってる。
しかし、これはまた思いきったことをしたものである。テレビで全く説明しないのだから、本作を観ないとテレビ版の謎は謎のまま残ってしまう。これは「視聴者を馬鹿にしてる!」とクレーム付けられても不思議じゃない。そんなのを敢えて作ろうという製作者は、思い切りが良いと言うより、正気を疑うレベルだ。
ただ、この作りだとラストさえ帳尻合っていればいいので、テレビ版を離れてやりたい放題やってるのは、逆に楽しい。折角“最強の男”を出す以上、ケレン味たっぷりに、嫌みなほど主人公を目立たせるやりかたは、映画だから出来ることだし、無国籍シリーズや、60年代の東映任侠作品に通じる演出も、知っている身としてはにやにやできる。こいつだからこれだけやっても良い。と言う開き直りもかえって清々しいくらいだ。水嶋ヒロが小憎らしいくらいにキャラにはまってるのも良い。もうちょっとで第二の「快傑ズバット」にだって出来た作品だった。
…と、言うことでテレビ版と併せて観ることで本作の真価は発揮される。これまでの映画にはなかった壮大なチャレンジ精神がここにある…のだが、ここに一つ問題があった。
平成版仮面ライダーは、「アギト」あたりからだんだん後半の物語が怪しくなるようになった。最初に広げた風呂敷を全く畳まないまま終わるし、そもそも敵の首領というのがよく分からないまま強引に終わらせる事が多くなった。そのグタグタっぶりは本作でも健在で、特に後半の物語展開はもはや脚本家に本当にやる気あるのか?と疑うレベルで、いろいろあった謎の大半は物語中に明かされることなく終わる。当然劇場から受け継いでいる筈の謎とかも全く明かされることなし。
つまり、これだけ壮大な引きを作ったにも関わらず、それらが全部無駄になってしまったということ(マニアレベルになると、裏設定とか調べて納得できるのだろうが、本来本作はこども向きだ)。
劇場版単体では評価できないものを作った上で、その伏線も回収できずにテレビを終わらせる。とんでもないことをしたものだ。
テレビ版の評価が高ければ相対的に本作の評価も上がっていたので、そこが残念。映画単体でいうなら決して嫌いじゃないんだけど。 |
織田秀成 |
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【おだ-ひでなり】 |
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NEOZECTリーダー。自らも仮面ライダーヘラクスに変身する。 甘崎 |
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加賀美新 |
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【かがみ-あらた】 |
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仮面ライダーガタックに変身するZECTの一員。恋人のひよりに振られ続けている。 甘崎 |
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加賀美陸 |
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【かがみ-りく】 |
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ZECT総帥で新の父。表向きワームと戦いを続けているが、その裏ではワームと手を組み、この地球をワームの星にしようと考えている。 甘崎 |
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風間大介 |
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【かざま-だいすけ】 |
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仮面ライダードレイクに変身する青年。ZECTを飛び出し、NEOZECTの一員となっている。 甘崎 |
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仮面ライダーガタック |
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【かめん-らいだー-がたっく】 |
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仮面ライダーカブト |
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【かめん-らいだー-かぶと】 |
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ZECTとNEOZECTの戦いに割って入った謎のライダー。天道総司が変身する仮面ライダー。 甘崎 |
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仮面ライダーケタロス |
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【かめん-らいだー-けたろす】 |
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仮面ライダーコーカサス |
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【かめん-らいだー-こーかさす】 |
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全ての事件の背後に見え隠れする黄金の仮面ライダー。ハイパークロックアップを実装した初めてのライダー。 甘崎 |
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仮面ライダーサソード |
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【かめん-らいだー-さそーど】 |
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オープニングに一瞬だけ登場する仮面ライダー。ZECTのライダーらしい。 甘崎 |
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仮面ライダードレイク |
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【かめん-らいだー-どれいく】 |
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風間大介が変身するライダー。NEOZECTの隊長。 甘崎 |
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仮面ライダーヘラクス |
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【かめん-らいだー-へらくす】 |
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日下部ひより |
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【くさかべ-ひより】 |
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加賀美新の恋人。隕石落下の後遺症で不治の病にかかっており、それ故新のプロポーズを断り続けている。実は天道総司の妹。 甘崎 |
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黒崎一誠 |
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【くろさき-いっせい】 |
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ZECTに属する、掃除屋的役割の人物。本部直轄指令のみで動く。実は仮面ライダーコーカサスであり、最強の力を手に入れようと、天空の梯子計画に積極的に荷担している。 甘崎 |
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ZECT |
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【ぜくと】 |
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加賀美陸主導で設立された、対ワーム攻撃チーム。しかし、ワームとの戦いによる周囲への被害が激しいため、その存在意義が問われている。 甘崎 |
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竹宮弓子 |
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【たけみや-ゆみこ】 |
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ひよりの勤めているレストランの店長。ひよりと新の関係を温かく見守っている。 甘崎 |
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天道総司 |
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【てんどう-そうじ】 |
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仮面ライダーカブトに変身する青年。ZECTとNEOZECTの戦いに割って入り、二つの組織を翻弄するが、その狙いは過去を変える方法を探すことだった。 甘崎 |
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NEOZECT |
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【ねお-ぜくと】 |
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ゼクトの理念に疑問を持った織田によって結成された反ZECT組織。 甘崎 |
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ネオトルーパー |
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【ねお-とるーぱー】 |
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NEOZECTの戦士。ゼクトルーパーとほぼ姿は同じだが、アーマー部分が銀色になっている。 甘崎 |
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パーフェクト・ミッション |
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【ぱーふぇくと-みっしょん】 |
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矢車が提唱する自らの作戦。本編の「パーフェクトハーモニー」とは異なり、戦闘員の命のことを全く考えていないのが特徴。 甘崎 |
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ハイパークロックアップ |
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【はいぱー-くろっく-あっぷ】 |
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クロックアップを強化したもので、クロックアップした敵を超える速度で動ける。時を遡ることも可能。 甘崎 |
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ハイパーゼクター |
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【はいぱー-ぜくたー】 |
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ZECTにより開発されたライダー強化システム。仮面ライダーコーカサスに実装されたが、その後カブトのものとなる。 甘崎 |
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北斗修羅 |
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【ほくと-しゅら】 |
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NEOZECTに属する武闘派女性で、生身のままワームと渡り合うほどの格闘センスを持つ。実はZECT側からのスパイだった。 甘崎 |
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マキシマムライダーパワー |
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【まきしまむ-らいだー-ぱわー】 |
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ハイパーゼクターから流れ込んでくるエネルギー。これによりライダーはあらゆる能力がパワーアップし、クロックアップを超えるハイパークロックアップが可能となる。 甘崎 |
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矢車想 |
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【やぐるま-そう】 |
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仮面ライダーザビーに変身するZECTの隊長。自らの作戦をパーフェクト・ミッションとして捉える、ややナルシスティックなところあり。本編とは異なり、かなり狡猾な性格でもある。 甘崎 |
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大和鉄騎 |
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【やまと-てつき】 |
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仮面ライダーケタロスに変身する青年。忠義に厚いZECTの戦士だが、織田とは因縁の仲。 甘崎 |
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2007年
長石多可男(監) |
宝石泥棒に憑依したイマジンを追って、過去の世界に向かった良太郎(佐藤健)らデンライナーの面々。しかし、それは時の列車を狙う強盗集団の牙王が仕組んだ罠だった。彼は"神の路線"を走り、全ての時間を支配できるという神の列車を手に入れる為、デンライナーを更に過去に向かわせる。一方牙王との戦いで記憶を無くし、電王に変身できなくなってしまった良太郎は、過去の中で、11歳の時の自分自身(溝口琢矢)と出会う…
すでに10年を越えたテレビシリーズ、いわゆる平成ライダーシリーズだが(一説によれば、東映は「ライダー」のネームバリューに頼ってる状態なので、止めたくても止められない段階にきてるのだとか)、シリーズ中最大のヒットとなったのは8作目に当たる「仮面ライダー電王」。そして例年行われているライダー映画の中でも最もヒットしたのが本作だった。実際「電王」は現在までに本作を合わせて実に4作も作られたし、まだ続くらしい。
平成ライダーは2作目の「仮面ライダーアギト」以来年度途中に一本映画を作るのが通例。ただこれまでの映画作品は、テレビ作品に対しての立ち位置が違った。作品によってはテレビシリーズ内の一エピソードとして、あるいは後日譚として、パラレルワールドの話として、最終回の一つの形として。何せまだ終わってない作品の映画化なので、色々工夫が見られる。
その中で最もバランスが取れていてテレビとも矛盾が生じないのが、テレビシリーズの一エピソードとして描くパターン。これは元々最初の「アギト」でやって評価も高かったパターンだった。それが好評だったのに、以降は違うパターンばかりで続いていた。それが6年をかけて一番落ち着きの良いパターンへと戻ってきたのが本作であり、そのパターンを確立した作品でもある。実際以降の話は全部そのパターンで作られてる。
特に本作の場合、テレビシリーズとの関連を深めるため、敢えてテレビの中で映画オリジナルの怪人をちょい役で登場させたりさせて敢えて違和感を演出したりして、「これはテレビ版の一エピソードですよ」と言った部分を強調してテレビを観ている人にも興味を持たせるよう作られているし、違和感無くテレビ版にとけ込ませることも出来ている。その分、かなり練られた物語ではあった。
ところで「仮面ライダー電王」の魅力とは何か?と言うと、第一にアクの強いキャラが多数登場し、そいつらに囲まれて、それでも共同生活を楽しんでいる主人公の描写にあるが(いわゆる萌えアニメで多数の女の子に囲まれてる主人公役っぽい)、作品の設定的な売りは、登場人物たちが過去に戻って歴史を修正するという、あたかも「タイムボカン」シリーズのような部分にある。
この時間操作の設定を上手く使えば、大変複雑な推理ものとして機能させることも出来るほどの魅力を持っている。
つまり、「電王」は正面切って歴史を描ける特撮ということである。テレビでは予算の都合上、あんまり過去に戻ることが出来なかったが、そもそも東映は時代劇を得意としているので、本領発揮と言った感じで中世時代の日本をきちんと描写して見せたのは劇場版の大きな強み。
その中で個々のキャラにスポットを当て、魅力を引き出そうという試みもかなり上手くいっていたと思う。
難点を言わせてもらうと、この作品は味方のライダーがワイワイやってることが話の中心になってしまうため、敵の存在が基本的にライダーたちの引き立て役にしかなってなかったと言うところだろうか。しかもジークという新ライダーまで入ったとあっては、そちらばかりが話の中心となり、敵である我王の個性が低くなってしまったと言うところだろうか。同窓会でワイワイやるのも良いけど、それだけで映画一本作られてしまうと、少々寂しいかも。
総じて言うなら、本作は「仮面ライダー」という枠内では実に巧く作られた作品だが、もう一歩踏み出せたものを踏み出さずに終わらせた、ある意味とてももったいない作りの作品。とは言えるだろうか。 |
劇場版 仮面ライダー電王 俺、誕生 ! 完全攻略マニュアル |
アックスフォーム |
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【あっくす-ふぉーむ】 |
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キンタロスが憑依した状態で変身する金色の電王。 甘崎 |
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ウイングフォーム |
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【ういんぐ-ふぉーむ】 |
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良太郎にジークが憑依することで可能となった電王の5つめのフォーム。風をイメージしたデザインで、非常に身が軽い。性能としてはソードフォーム以上の強さを持つのだが、当のジークがあまり積極的に戦おうとしないため、たいして強いようには見えない。 甘崎 |
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ウラタロス |
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【うらたろす】 |
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良太郎に憑いたイマジンの一人。良太郎に憑くことで電王ロッドフォームに変身する。 甘崎 |
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牙王 |
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【がおう】 |
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多数のイマジンを従え、時の列車を狙う強盗集団の首領。何事にも貪欲で、あらゆるものを手に入れようとしているらしい。仮面ライダーガオウに変身する。 甘崎 |
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ガオウライナー |
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【がおう-らいなー】 |
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時の列車の中でも特別な力を持った電車で、戦国時代に封印されていた、別名“神の列車”。牙王が手に入れた。 甘崎 |
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仮面ライダーゼロノス |
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【かめん-らいだー-ぜろのす】 |
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桜井侑斗が変身する仮面ライダー。今回ではベガフォームとアルタイルフォームの二形態が登場した。 甘崎 |
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仮面ライダー電王 |
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【かめん-らいだー-でんおう】 |
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主人公の野上良太郎が変身する仮面ライダー。これまで4つのフォームに変身していたが、ここでもう一つのウィングフォームへと変身が可能となった。 甘崎 |
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仮面ライダーミニ電王 |
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【かめん-らいだー-みに-でんおう】 |
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モモタロスに憑依された小太郎が変身したちっこい電王。当然ながらソードフォーム。 甘崎 |
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ガンフォーム |
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【がん-ふぉーむ】 |
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リュウタロスが憑依した状態で変身する紫の電王。 甘崎 |
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キバ |
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【きば】 |
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ガオウライナーの1両目の車両で、ワニをモティーフとしている。大きく口を開け、物質や時間を食い尽くす。 甘崎 |
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キンタロス |
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【きんたろす】 |
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良太郎に憑いたイマジンの一人。良太郎に憑くことで電王アックスフォームに変身する。 甘崎 |
|
ゲッコーイマジン |
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【げっこー-いまじん】 |
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牙王配下のイマジン。ヤモリ型のイマジンでデンライナーに居座る。いつもニュートイマジンと一緒にいる。 甘崎 |
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小太郎 |
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【こたろう】 |
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10歳の頃の良太郎自身で、良太郎と区別するためにこう呼ばれている。 甘崎 |
|
コブライマジン |
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【こぶら-いまじん】 |
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牙王配下のイマジン。蛇型の非常に粗暴なイマジンで、牙王のデンライナー占拠の際は散々迷惑をかける。ちなみに声は萩野崇があてている。 甘崎 |
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才蔵 |
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【さいぞう】 |
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千姫に仕える武将。名字は出ていないが、おそらくは霧隠才蔵のことと思われる。 甘崎 |
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桜井侑斗 |
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【さくらい-ゆうと】 |
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仮面ライダーゼロノスに変身する青年。時空の歪みのことはいち早く知っており、良太郎らに先行して調査を開始していた。 甘崎 |
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佐助 |
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【さすけ】 |
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千姫に仕える武将。名字は出ていないが、おそらく猿飛佐助の事と思われる。 甘崎 |
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真田幸村 |
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【さなだ-ゆきむら】 |
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戦国武将。牙王によってガオウライナーの発掘に協力させられている。 甘崎 |
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サラマンダーイマジン |
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【さらまんだー-いまじん】 |
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牙王配下のサンショウウオ型のイマジン。デンライナーに居座る。 甘崎 |
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ジーク |
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【じーく】 |
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良太郎に協力する白いイマジン。かつて自分自身の消滅の危機を良太郎に救ってもらったことの恩返しのために登場。記憶を失ったためタロウズを憑依させられなくなった良太郎に取り憑き、電王ウイングフォームとなる。 甘崎 |
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千姫 |
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【せんひめ】 |
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戦国時代で遭遇した姫。ガオウに反対する一派の頭目とされる。 甘崎 |
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ソードフォーム |
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【そーど-ふぉーむ】 |
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モモタロスが憑依した状態で変身する赤い電王。 甘崎 |
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デネブ |
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【でねぶ】 |
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桜井侑斗に憑依しているイマジン。侑斗がゼロノスになってもイマジンとしての姿を維持出来るが、ベガフォームとなる際は追加装甲となって合体する。 甘崎 |
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ニュートイマジン |
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【にゅーと-いまじん】 |
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牙王配下のイマジン。イモリ型のイマジンでデンライナーに居座る。いつもゲッコーイマジンと一緒にいる。 甘崎 |
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野上真一 |
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【のがみ-しんいち】 |
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良太郎と愛理の父。既に他界しているが、過去に戻った良太郎が自分の子供時代の健在の姿を見る。 甘崎 |
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野上良太郎 |
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【のがみ-りょうたろう】 |
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本編主人公で、仮面ライダー電王に変身する青年。憑依体質であり、4人のイマジンによって時折勝手に身体を使われてしまうが、別段それを迷惑がっている訳ではない。
もう一人10歳時点での本人が登場。“小太郎”と愛称を付けられ、行動を共にする。 甘崎 |
|
ハナ |
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【はな】 |
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良太郎同様特異点としてデンライナーに乗っている女性。ここでは少女化しているため、「コハナ」と呼ばれている。きつい性格しているが、デンライナー内部では巧くイマジンどもをコントロールしている。 甘崎 |
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マシンガオウストライカー |
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【ましん-がおう-すとらいかー】 |
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三浦イッセー |
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【みうら-いっせー】 |
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ミルクディッパーの常連客で祈祷師のようなものをやってる男。 甘崎 |
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ミニ電王 |
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【みに-でんおう】 |
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小太郎がモモタロスに憑依されて変身した電王。サイズが小さく、力も完全には発揮出来なかった。 甘崎 |
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モモタロス |
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【ももたろす】 |
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良太郎に憑いたイマジンの一人で、最も良太郎とのつながりが強い。良太郎に憑くことで電王ソードフォームに変身する。 甘崎 |
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モレクイマジン |
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【もれく-いまじん】 |
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宝石強盗犯加藤に憑いたイマジン。トカゲ型のイマジンで、長く伸ばす舌と鎌を武器とする。 甘崎 |
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リュウタロス |
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【りゅうたろす】 |
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良太郎に憑いたイマジンの一人。良太郎に憑くことで電王ガンフォームに変身する。 甘崎 |
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ロッドフォーム |
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【ろっど-ふぉーむ】 |
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ウラタロスが憑依した状態で変身する青い電王。 甘崎 |
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2007年
田崎竜太(監) |
ショッカーにより改造人間とされたものの、逆に組織を壊滅させた本郷猛(黄川田将也)。その戦いから2年。母校城南大学の付属高校で教鞭を執る本郷は生徒の一人で反抗的な少女琴美(石田未来)と知り合う。琴美は親友でアイドルのチハル(森絵梨佳)の周りで血なまぐさい事件が起きていることを案じていた。彼女の頼みでチハルを調べ始めた本郷だが、そんな彼の前にチハルの兄風見志郎(加藤和樹)が姿を現す…
TV版の平成ライダーシリーズとは一線を画すハードな作品として制作された『仮面ライダー THE FIRST』(2005)の続編にして、新しいライダーとなる風見志郎の登場を描いた続編。
『仮面ライダー』は元々がテレビ用企画として作られたものだが、設定監修者となった石ノ森章太郎によってマンガ版も描かれている。テレビでは放映しにくい相当ハードな設定がその特徴となっていたものだが、その雰囲気に合わせようとした、相当ハードな物語を映画版で作るというので、それなりに話題にはなっていた。
この試みは定期的になされていて、何回か「仮面ライダー」をハードにリブートしたものは作られているのだが、それで成功した例は今のところ全くない。『FIRST』にしても一般特撮ファン双方にとってもさほど話題になることはなかったし、その続編を作るといわれても「ふ〜ん」以上の感慨は無かった。
『FIRST』が仮面ライダー誕生を描いたというなら、『NEXT』は最強の敵との戦いということになる。ところがこれが全く盛り上がらない。
理由を挙げるなら、やっぱり脚本の難だろう。本作の脚本は井上敏樹が務めているが、この人は隙あれば物語に自分の趣味を取り入れる傾向がある。そのフェチ描写がはまると無茶苦茶おもしろくなるが、だいたいははまることなく終わり、井上の暴走だけが目立つ話になってしまう。
本作はその悪い部分が見事に出てしまった典型例。
少なくともハードな特撮ドラマを観たいという人間とアイドルオタクがどれだけ接点を持っているか?という根本的な部分を理解してなかったのが一番の問題だろう(80年代のオタにはそういう人間も結構いたという問題はともかくとして)。この二つを無理矢理融合させてしまったおかげで、ハードなのかソフトなのかよく分からないキメラ的な物語が完成してしまい、どこが見所なのか分からなくなってしまった…綺麗な女性が無惨に切り刻まれるのが好きというフェティ要素を持っている人だったら多少お勧めできるのだが、少なくともそういう趣味を持たない私には無理。
風見志郎の改心についても取って付けたような感じで、一作目の2号のバリエーションみたいな感じ…これまでさんざん同パターンが描かれ続けてきたため、無理無いことか?
演出についても、ハードさを強調するあまり画面が暗い時が多く、しかも画像の大部分にエッジが効きすぎていて、観ていて疲れてしまう。演出の多くが『マトリックス』(1999)のアレンジになってしまったのもマイナス点だな。
でもいろいろ文句は言ってるものの、V3登場シーンと圧倒的強さの演出は上手くできている。最初から最後まで丸ごと外している訳でないと言う微妙な立ち位置にあるのが本作の特徴と言えるか。 |
仮面ライダーTHE NEXT公式ブック―21st CENTURY MASKER WORLD(書籍)
仮面ライダー THE NEXT PREVIEW BOOK(書籍)
テレビマガジン特別編集スペシャル 仮面ライダーTHE NEXT VERSION3(書籍) |
一文字隼人 |
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【いちもんじ-はやと】 |
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かつて本郷を倒すために改造人間にされたが、その後本郷の前から姿を消した。その後リジェクションによって体は蝕まれており、既に死は目前に迫っている。それでも本郷を助けるために駆けつけた。 甘崎 |
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V3ホッパー |
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【う゛い-すりー-ほっぱー】 |
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仮面ライダーV3のダブルタイフーンに装着された装置。劇中未使用なので、どのような機能を持つかは不明。 甘崎 |
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エクサストリーム |
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【えくさすとりーむ】 |
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かつて風見志郎が立ち上げたIT企業。現在ショッカーの仮面企業となっている。 甘崎 |
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風見志郎 |
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【かざみ-しろう】 |
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ショッカーの大幹部。かつてはIT企業の若き成功者だったが、ショッカーにスカウトを受け、自らの研究成果としてのナノマシンを用いて自ら改造人間となる。 甘崎 |
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風見ちはる |
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【かざみ-ちはる】 |
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風見志郎の妹でアイドル歌手Chiharuの本名。志郎は知らなかったが、ショッカーによる人質であり、ナノマシンの暴走を抑えているが、組織を裏切った報復として醜悪な改造人間にされてしまった。 甘崎 |
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仮面ライダー1号 |
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【かめん-らいだー-いち-ごう】 |
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本郷猛が変身する仮面ライダー。前回の戦いから2年が経過したが、リジェクションが起こっていないため、フルスペックで戦う事が出来る。 甘崎 |
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仮面ライダーV3 |
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【かめん-らいだー-う゛い-すりー】 |
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生き残っていたショッカーによって開発されたナノマシンをベースに作られた新しいタイプの改造人間で、コードネームはホッパーVer.3。幹部となった風見志郎を改造して作られた。ちなみにVはVictoryではなくVersionの頭文字。 甘崎 |
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仮面ライダー2号 |
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【かめん-らいだー-に-ごう】 |
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一文字隼人が変身する仮面ライダー。性能的には1号と同スペックだが、隼人がリジェクションによって体を蝕まれているため、フルスペックを出すことが出来ていない。 甘崎 |
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菊間ことみ |
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【きくま-ことみ】 |
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本郷の教え子。親友の風見ちはるに異変が起きていることを知り、本郷に助けを求める。 甘崎 |
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シザーズジャガー |
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【しざーず-じゃがー】 |
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ナノロボットによって作られたショッカーの改造人間。風見志郎の監視役でもある。動きはトリッキーだが、ナノロボットのお陰で防御力も高い。 甘崎 |
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ショッカー |
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【しょっかー】 |
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謎の悪の組織。かつて仮面ライダー1号と2号によって壊滅させられたかのように思われたが、しぶとく生き残っており、風見志郎を仲間に引き入れて新たな改造人間を作り出していた。 甘崎 |
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ショッカー戦闘員 |
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【しょっかー-せんとう-いん】 |
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ショッカーの一般戦闘員。「THE FIRST」の時とあまり変わっていない。 甘崎 |
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ショッカーライダー |
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【しょっかー-らいだー】 |
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ショッカーによって作られたホッパーの量産体。6体一組で行動する。仮面ライダー2号の後発で、ナノロボットによって改造された存在ではあるが、性能差よりも戦闘力において仮面ライダーには見劣りする。 甘崎 |
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進藤 |
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【しんどう】 |
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Chiharuの芸能プロダクションの社長。Chiharuの失踪後、代役を立てていたが怪物化した風見ちはるによって殺されてしまう。 甘崎 |
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タイフーン |
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【たいふーん】 |
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仮面ライダー1号および2号のベルト。これを回転させることによって本郷と一文字は仮面ライダーに変身する。 甘崎 |
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谷口由加里 |
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【たにぐち-ゆかり】 |
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Chiharuの代役の一人。罪の意識に苛まれている。 甘崎 |
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ダブルタイフーン |
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【だぶる-たいふーん】 |
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仮面ライダーV3のベルト。風車が二つ付いているためにこのように呼ばれる。風や熱をエネルギーとして吸収する能力を持つ。 甘崎 |
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ダブルライダーキック |
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【だぶる-らいだー-きっく】 |
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仮面ライダー1号と2号が同時に敵にライダーキックを見舞う技。連携技として何度か登場したが、これでとどめを刺した怪人はいない。 甘崎 |
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Chiharu |
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【ちはる】 |
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アイドル歌手。風見志郎の妹で本名は風見ちはる。 甘崎 |
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チェーンソーリザード |
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【ちぇーんそー-りざーど】 |
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ナノロボットによって改造されたショッカーの改造人間。エクサストリームの社長秘書が変身する。ノコギリトカゲのリメイク。 甘崎 |
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輝夫 |
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【てるお】 |
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Chiharuのファン。最初に包帯の女に殺された。 甘崎 |
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戸塚尚子 |
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【とつか-ひさこ】 |
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Chiharuのライバルを自認していたアイドル。ちはるに大怪我を負わせた張本人で、その後整形手術を受けてChiharuの代役をしていた。 甘崎 |
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トライスタープロモーション |
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【とらいすたー-ぷろもーしょん】 |
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ナノロボット |
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【なの-ろぼっと】 |
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エクストリームが開発の元を作ったマイクロマシンでショッカーによって改造製造用に改良された。一般人を本人が気付かぬまま改造人間にしてしまうことも可能で、更にリジェクションを起こすこともない。ただし、適合者はかなり限られる。 甘崎 |
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ハリケーン |
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【はりけーん】 |
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仮面ライダーV3専用バイク。1号、2号のサイクロンとは異なりショッカー製でナノマシンの技術を応用しているため、サイクロンを遥かに凌駕するスペックを持つ。 甘崎 |
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Platinum Smile |
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【ぷらてぃなむ-すまいる】 |
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アイドル歌手Chiharuが歌う流行歌。これを聴いた人間が次々に殺されたことから、呪いの歌と呼ばれている。 甘崎 |
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ホッパー |
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【ほっぱー】 |
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ショッカーの開発した改造人間。これまでに3体が作られたが、3体ともショッカーを裏切っている。 甘崎 |
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本郷猛 |
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【ほんごう-たけし】 |
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仮面ライダー1号に変身する青年。現在高校教師をしているが、教師としての威厳もなく、学級は崩壊状態。初期型の改造人間では唯一リジェクションが起きていない。 甘崎 |
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山崎 |
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【やまざき】 |
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トライスタープロモーション社員でChiharuのマネージャー。 甘崎 |
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ライダーキック |
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【らいだー-きっく】 |
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仮面ライダー1号および2号が放つ必殺キック。ナノロボットによって強化された新型ショッカー怪人にはほとんど通用しなかった。二人合わせて行う技はダブルライダーキックと呼ばれる。 甘崎 |
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リジェクション |
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【りじぇくしょん】 |
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ショッカーの作った初期型の改造人間に起こる拒絶反応。定期的に血液を入れ替えないと性能は劣化し、やがては死に至る。 甘崎 |
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REGEND OF GATHERING |
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【れじぇんど-おぶ-ぎゃざりんぐ】 |
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シザーズジャガーの人間態が経営しているバー。ショッカーの秘密基地の一つ。 甘崎 |
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2008年
金田治(監) |
この世界を破壊し、自分たちを中心とするイマジンの世界を作ろうとするはぐれイマジンのネガタロスがデンライナーのパスを手に入れ暗躍を開始した。デンライナーのオーナーは、責任上ネガタロスをとらえるため、デンライナー署を立ち上げ、デンライナーに住み着いているイマジンたちを刑事に仕立てあげた。ノリノリで時空を旅して捜査を開始するモモタロス。そんな彼らが出会ったのは、渡と音也という二人の青年だった…
東映まんが祭りが始まってずいぶんな時間が経過した。多数の作品を30〜45分放映する形が、平成仮面ライダーシリーズの映画に力を入れはじめ、何年か前からは、その当時放映中の「仮面ライダー」と「戦隊」の併映になるようになっていったが、やはり年に一回のお祭り企画という体裁をしばらくの間取っていた。それがこの年あたりから崩れ始め、東映特撮作品が年に数回上映されるようになっていった。その第一回目となるのが本作だった。
これには平成ライダーシリーズの最大のヒット作「仮面ライダー電王」の存在が大きい。放映時大ブレイクした「電王」の復活を望む声は大きく、これなら劇場をもう一本作っても大丈夫と東映首脳部の判断によるもの(まさかそれで5年以上も続くシリーズになろうとは思ってもみなかっただろうが)。
タイトルから分かるとおり、一応本作は、丁度放映中の「仮面ライダーキバ」をモティーフとしている作品だが、「キバ」主人公の渡と音也は狂言回しのようにしか登場せず、あくまで中心は「電王」の良太郎(とイマジンの面々)で、彼らが私設の時空を渡る警察として働くというのが骨子となる。本当を言えば、時の電車デンライナーは「キバ」の世界特有の二つの時代をつなぐ役割を担えるはずだが、その辺もかなりぞんざいに扱われている。
東映はテレビシリーズで何作もの刑事ものを作っているため、その辺は手慣れたもので、事件の発生から経過、決着までを時空変動を絡めてそつなく作り上げているが、ものがヒーロー作品だけに事件そのものはさほど重要視されることなく、むしろ個々のキャラクタの活躍を最重要視し、彼らが生き生きと活躍しているのを観て楽しむ側面が強調されている。これは元々のテレビシリーズの持っていた魅力を端的に表した形であり、だからこそここまで続く作品になったことを再認識させてくれる。元々が物語よりも際だって個性豊かなキャラクタを観ることが主眼だったのだから。だから、最もいい形で映画化されたものと受け取っていいだろう。
尤もその分物語は割食っていて、深みなぞ薬にもならぬほどで、本気でどうでも良いような話になってたのも確かだが…
東映まんが祭りの直接の系譜として、お祭り作品と割り切って観るのが正しい観方なんだろう。 |
劇場版仮面ライダー電王&キバクライマックス刑事― |
アックスフォーム |
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【あっくす-ふぉーむ】 |
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キンタロスが憑いた状態で良太郎が電王に変身した姿。斧を武器とする。 甘崎 |
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ウラタロス |
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【うらたろす】 |
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良太郎に憑いたイマジン。色は青で電王ロッドフォームとなる。デンライナー署の刑事の中では多分一番役に立ってる。 甘崎 |
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仮面ライダーキバ |
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【かめん-らいだー-きば】 |
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紅渡が変身する仮面ライダー。デンライナー署の活躍に巻き込まれる形となり、その手助けのためにちょっとだけ変身する。 甘崎 |
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仮面ライダーゼロノス |
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【かめん-らいだー-ぜろのす】 |
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仮面ライダー電王 |
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【かめん-らいだー-でんおう】 |
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良太郎が契約したイマジンと合体することで誕生する仮面ライダー。本作ではソード、ロッド、アックス、ガン、クライマックスの5つのフォームに変身する。 甘崎 |
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仮面ライダーネガ電王 |
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【かめん-らいだー-ねが-でんおう】 |
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ネガタロスが変身する仮面ライダー。電王ソードフォームと姿は同じだが、色は紫になっている。 甘崎 |
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ガンフォーム |
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【がん-ふぉーむ】 |
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リュウタロスが憑いた状態で良太郎が電王に変身した姿。銃を武器とする。 甘崎 |
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キンタロス |
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【きんたろす】 |
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良太郎に憑いたイマジン。色は金色で電王アックスフォームとなる。デンライナー署では力担当。深いことを考えてない。 甘崎 |
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クライマックスフォーム |
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【くらいまっくす-ふぉーむ】 |
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タロウズ全員が良太郎に憑依することで変身する電王のフォーム。いわば最強フォームだが、タロウズの個性も引き継ぐため、時として動きが一定しない。 甘崎 |
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クラウンイマジン |
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【くらうん-いまじん】 |
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セーラと契約したイマジンでピエロのような姿をしている。ゼロノスによって倒された。 甘崎 |
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黒木誠也 |
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【くろき-せいや】 |
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全国使命手配犯の凶悪犯。ネガタロスにスカウトされることでネガタロス軍団に入る。 甘崎 |
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桜井侑斗 |
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【さくらい-ゆうと】 |
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オーナーの頼みを聞き、デンライナー署をサポートしている。劇中一度ウラタロスが憑き、セーラに近づいたこともある。 甘崎 |
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鈴木一哉 |
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【すずき-かずや】 |
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警視庁の新米刑事。デンライナー署の面々と関わることになってしまう。 甘崎 |
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セーラ |
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【せーら】 |
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黒木に従う女性。クラウンイマジンの契約者で、連係攻撃を得意とする。 甘崎 |
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ソードフォーム |
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【そーど-ふぉーむ】 |
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モモタロスが憑いた状態で良太郎が電王に変身した姿。剣を武器とする。 甘崎 |
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電!!零!!牙!!最高潮刑事砲 |
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【でんおう-ぜろのす-きば-くらいまっくす-でか-ほう】 |
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デンライナーとゼロライナー、キャッスルドランが放った砲撃で、ネガ電王毎ネガデンライナーを葬った。 甘崎 |
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デンライナー |
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【でん-らいなー】 |
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タロウズの乗っている時の流れを走り続ける電車。 甘崎 |
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デンライナー署 |
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【でん-らいなー-しょ】 |
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ネガタロスを探すためにオーナーが立ち上げた警察署。どっちかというとごっこ的な色合いが強い。 甘崎 |
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ネガストリームフラッシュ |
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【ねが-すとりーむ-ふらっしゅ】 |
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ネガデンガッシャーソードモードによる必殺技で、電王のエクストリームフラッシュと同じ技。劇中未使用。 甘崎 |
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ネガソリッドアタック |
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【ねが-そりっど-あたっく】 |
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ネガデンガッシャーロッドモードによる必殺技で、電王のソリッドアタックと同じ技。劇中未使用。 甘崎 |
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ネガダイナマイトチョップ |
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【ねが-だいなまいと-ちょっぷ】 |
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ネガデンガッシャーアックスモードによる必殺技で、電王のダイナマイトチョップと同じ技。劇中未使用。 甘崎 |
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ネガタロス |
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【ねがたろす】 |
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モモタロスと似ているが色違いのイマジン。オーナーから奪ったライダーパスで仮面ライダーネガ電王に変身する。 甘崎 |
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ネガデンガッシャー |
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【ねが-でん-がっしゃー】 |
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ネガ電王の武器。電王の武器の4形態を使い分け、四つの必殺技を出すことが出来る。 甘崎 |
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ネガデンバード |
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【ねが-でん-ばーど】 |
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ネガ電王用バイク。ネガデンライナーの運転席となる。電王のデンバードの色違い。 甘崎 |
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ネガフォーム |
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【ねが-ふぉーむ】 |
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仮面ライダーネガ電王の基本フォーム。赤紫色の電王ソードフォーム。 甘崎 |
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ネガワイルドショット |
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【ねが-わいるど-しょっと】 |
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ネガデンガッシャーガンモードの必殺技。電王のワイルドショット同じ技。 甘崎 |
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野上良太郎 |
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【のがみ-りょうたろう】 |
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仮面ライダー電王に変身する青年。デンライナー署の設立と同時にどうやらスカウトされたらしい(正確なところ、何故デンライナーに乗っているのかは定かではない)。 甘崎 |
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ピンクラビットイマジン |
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【ぴんく-らびっと-いまじん】 |
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ホースファンガイア |
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【ほーす-ふぁんがいあ】 |
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ネガタロス軍団の一員。馬に似た姿をしたファンガイア。 甘崎 |
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モモタロス |
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【ももたろす】 |
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良太郎に憑いたイマジン。色は赤で、電王ソードフォームとなる。性格はTV版と一切変わりなし。デンライナー署の刑事となっているが、突っ走る性格のため碌な目に遭わない。 甘崎 |
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ライダーパス |
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【らいだー-ぱす】 |
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ネガタロスがデンライナーから奪った予備のパス。電王のものと同じ形をしている。 甘崎 |
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リュウタロス |
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【りゅうたろす】 |
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良太郎に憑いたイマジン。色は紫で電王ガンフォームとなる。デンライナー署ではやっぱり自分中心に楽しい事だけを求めている。 甘崎 |
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ロッドフォーム |
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【ろっど-ふぉーむ】 |
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ウラタロスが憑いた状態で良太郎が電王に変身した姿。ロッドを武器にする。 甘崎 |
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2008年
(監)金田治 |
イマジン達との戦いを終え、デンライナーの中で平穏な暮らしを送っていたタロウズの面々。しかしその頃、幽霊列車が現れるという噂を耳にする。その噂を探るために行動を開始したモモタロス達だが、見つけた幽霊列車から現れたのは、仮面ライダーであり、しかもその素体は良太郎(佐藤健)だった。驚愕するタロウズ達に、一瞬だけ正気を取り戻した良太郎は「象を守れ」と謎のメッセージを残す…
今やすっかり定着した感のある平成ライダーシリーズ。特にここで主人公を務めた人は、若手注目株として観られるようになってるし、事実これを機会にブレイクした男優としても、オダギリジョー、要潤、水嶋ヒロと、次々登場中である。そんな中、シリーズ中最も人気の出た「仮面ライダー電王」の主人公を演じた佐藤健も又、これからの日本映画を支えていく重要人物へと変わっていくことになった。
どんどん忙しくなって、時間の取れなくなってきた佐藤だが、東映側としては「電王」はヒット作であり、映画も着実な収入が見込まれるために是非作りたい。
そんな両者を調整するかのように作られたのが本作となった。一応タイトルに「さらば」と付けて佐藤の出演を最後にすることを匂わせつつ(しかしその後も佐藤抜きで何本か作ってるのだが)、その出演を最小限に押さえつつ作られた。
それでどうするか。これは少々強引な方法ではあるが、前例に倣った。
元々テレビ版「電王」は佐藤以外ハナというヒロイン役がいたのだが、それを演じていた白鳥百合子は途中降板を余儀なくされ、それで採った方法は、“過去に戻って子供時代のハナを連れてくる”というものだった。そんなんでいいのか?と言う声も聞こえてきそうだが、番組自体が時を巡る作品だから、無理矢理でもそう言う方法が採れたものだ(皮肉なことにハナの子供の頃コハナはかなりはまってもいた)。これと似た方法を使い、未来の良太郎の子孫を登場させて主人公を交代させ、主人公の良太郎は、悪いイマジンに捕らえられてしまったという設定で敵役として登場させた。
本来の主人公が物語の大部分悪役として登場するってのは物語的にどうか?と言う気もするが、なるほど敵であれば登場時間は押さえることができるし、それが正気を取り戻したと言うことにすれば、最後のクライマックスも盛り上げられる。与えられた素材を使って作ったくせに、ものすごくすっきりとまとめられた物語にできたのはそのためだ。
考えてみると、まさに佐藤健にとっては仮面ライダーとは「さらば」となったのが本作と考える事が出来る。
ただ、それは今だから言えることで、初見ではかなり唖然としたものだ。
テレビシリーズでは、弱く情けない良太郎と、彼をサポートするアクの強いイマジンの面々の丁々発止のやりとりが楽しかった。ある人はこの作品の楽しさを「高校の学芸祭」と言っていたものだが、本当に本作の場合、敵との戦いよりもそういったやりとりが一番の魅力となっていたのも確かだった。
ところがここでは良太郎とイマジンのやりとりがほとんど出てこなかったので、一番面白いところを外しやがって。とか思ってたものだ。
時間経って改めてレビューを書こうとすると、色々考えが変わるものだな。 |
東映ヒーローMAXスペシャル DEN-O FINAL INVITATION 劇場版 仮面ライダー電王
ファイナルカウントダウン |
お雪 |
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【おゆき】 |
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江戸にいた野上家の先祖。その姿は愛理そっくり。 甘崎 |
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一成 |
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【かずなり】 |
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江戸時代にいる尾崎そっくりの男。やっぱり愛理そっくりのお雪に熱を上げている。 甘崎 |
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仮面ライダー電王 |
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【かめん-らいだー-でんおう】 |
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デンオウベルトによって野上良太郎が変身する仮面ライダー。未来から来た良太郎の子孫幸太郎も変身する。その場合、ストライクフォームと呼ばれる。 甘崎 |
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仮面ライダーNEW電王 |
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【かめん-らいだー-にゅー-でんおう】 |
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野上幸太郎が変身する仮面ライダー電王の仮称。 甘崎 |
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仮面ライダー幽汽 |
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【かめん-らいだー-ゆうき】 |
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死郎が良太郎に憑依することで変身する電王に似た仮面ライダー。これに変身すると良太郎の意識は無くなる。 甘崎 |
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ゴーストイマジン |
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【ごーすと-いまじん】 |
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死郎に付き従うイマジンの一体。良太郎に取り憑き、仮面ライダー幽汽となる。 甘崎 |
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サヴェッジガッシャー |
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【さう゛ぇっじ-がっしゃー】 |
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シャドウイマジン |
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【しゃどう-いまじん】 |
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死郎の雇ったイマジン。諸刃の鎌を武器とする。 甘崎 |
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死郎 |
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【しろう】 |
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400年前の亡霊。生前愛した女性ソラを蘇らせるため、幽霊列車と特異点である良太郎を利用し、全ての死者を蘇らせようともくろむ。 甘崎 |
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ストライクフォーム |
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【すとらいく-ふぉーむ】 |
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野上幸太郎がイマジンのテディと共に変身する電王のフォーム。良太郎の電王とは異なり、形態はこれ一つだけで、他のイマジンのパスを使うと、フォームに合わせた手持ち武器に変化する。 甘崎 |
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ソラ |
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【そら】 |
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死郎と幽霊列車に同乗する400年前に死んだ女性の霊。 甘崎 |
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テディ |
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【てでぃ】 |
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野上幸太郎とペアを組むイマジン。未来からやってきた青いイマジンで、幸太郎とのペアは任務としてやっている。その任務は幸太郎を不幸から守るためで、そのため過保護なほど幸太郎の世話を焼いている。 甘崎 |
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デンガッシャー |
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【でん-がっしゃー】 |
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NEW電王の手持ち武器。電王のものと性能はほぼ同じ。 甘崎 |
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成吉 |
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【なりきち】 |
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江戸時代にいる尾崎そっくりの男。やっぱり愛理そっくりのお雪に熱を上げている。 甘崎 |
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NEWデンライナー |
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【にゅー-でん-らいなー】 |
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新しいバージョンのデンライナー。先頭車両以外の貨車が全て同じ形になっている。 甘崎 |
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野上幸太郎 |
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【のがみ-こうたろう】 |
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未来に住む良太郎の子孫。幽鬼の出現と、幽鬼に取り込まれてしまった良太郎を助けるために特例として現代にやってきた。 甘崎 |
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野上良太郎 |
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【のがみ-りょうたろう】 |
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仮面ライダー電王に変身する青年。行方不明となっていたが、死郎という幽霊に憑依されてしまっていた。残っている理性でタロウズに現状打破のヒントを与える。 甘崎 |
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ハイジャックフォーム |
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【はい-じゃっく-ふぉーむ】 |
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死郎に取り憑かれた良太郎が変身する仮面ライダー幽汽のフォーム。形状は電王のものに似ている。 甘崎 |
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ボイスターズアタック |
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【ぼいすたーず-あたっく】 |
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電王クライマックスフォームの必殺技。「俺たちの必殺技クライマックスバージョン」の別名。 甘崎 |
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幽霊列車 |
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【ゆうれい-れっしゃ】 |
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死郎が乗り込んでいるデンライナーに似た電車。死者の世界と現実世界を行き来する能力を持つ。 甘崎 |
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2008年
田崎竜太(監) |
高校生活を始めた紅渡(瀬戸康史)の前にファンガイアを凌ぐ強さを持つレジェンドルガ族が現れる。通常の攻撃がほとんど通用しないレジェンドルガを駆逐したのは、仮面ライダーレイに変身する白峰天斗(山本匠馬)だった。天斗の属する“3WA”と“素晴らしき青空の会”の調査によって、22年前にレジェンドルガのロードが復活したことがきっかけだったと分かり、渡は22年前の1986年へと飛ぶ。そこで渡は自分の父紅音也(武田航平)と出会うことになる。
平成ライダーシリーズ第9作「仮面ライダーキバ」の映画版。仮面ライダーシリーズは割と本編と映画版の設定部分の違いに力が入っていたものだが、本作は立ち位置がよく分からない。
「仮面ライダーキバ」テレビシリーズは現代(2008年)と22年前(1986年)をザッピングしつつ物語を進行させるという複雑な物語なのだが(それが成功したかどうかは別の話)、二つの世界で、片方は知ってるのに、もう片方の時代のキャラはその事を知らないという部分が物語上、とても重要な要素を持つ。映画版はその部分にまで踏み込んでしまったので、テレビとは同時並行しては存在し得ない。この物語が挿入できる部分がテレビ版にはなく、その辺の整合性を取ることが出来なかったようだ(都合良くキャラの何人かが記憶喪失になるとかしたら別だが)。
物語としては、過去と現代をザッピングして物語を展開するという作品の特徴を最大限活かして、意外性のある物語を作ろうとしてるのは分かるんだが、適当感が溢れていて井上脚本の悪い部分が出てしまったとしか。井上敏樹は脚本書く速度は凄く速いらしいが、それって頭で思いついたものをとにかく書き出してるって事だし、それが見事にはまる可能性もあるが、本当に適当に感じることもある。本作は完全に後者って事だな。 |
劇場版 仮面ライダーキバ OFFICIAL PHOTO BOOK feat.瀬戸康史/武田航平/加藤慶祐
劇場版 仮面ライダーキバ 魔界城の王 完全攻略マニュアル |
アーク |
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【あーく】 |
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レジェンドルガの王。かつてファンガイアによって封印され、それによってレジェンドルガは活動を停止してしまう。精神体として復活して刑務所に収監された杉村隆に憑依することで復活を果たした。 甘崎 |
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アークキバット |
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【あーく-きばっと】 |
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仮面ライダーアークの変身ツール。キバットバットと同じ形をしているが、機械性で、明確な意志はないようだ。封印を解くことでメカキバットとなり、アークを巨大化させる。 甘崎 |
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麻生恵 |
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【あそう-めぐみ】 |
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22年前の素晴らしき青空の会のメンバー。いつも紅音也にまとわりつかれ、迷惑がっているが、まんざらでもない様子。試作品の仮面ライダーイクサの装着者。 甘崎 |
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麻生ゆり |
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【あそう-ゆり】 |
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素晴らしき青空の会のメンバー。麻生恵の娘で、性格はきついが、正義のために自分に何が出来るのかを常に考えている。 甘崎 |
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アントライオンファンガイア |
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【あんと-らいおん-ふぁんがいあ】 |
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アリジゴク型のファンガイア。戦の攻撃を受けて重傷を負った後、マミーレジェンドルガによってレジェンドルガ化する。 甘崎 |
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アントライオンレジェンドルガ |
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【あんと-らいおん-れじぇんどるが】 |
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アントライオンファンガイアがマミーレジェンドルガによってレジェンドルガ化させられた姿。 甘崎 |
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行こうか。華麗に激しく |
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【いこうか-かれい-に-はげしく】 |
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ウルティマデッドエンド |
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【うるてぃま-でっど-えんど】 |
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レジェンドアークの必殺技で、胸部の月の眼から放つ巨大な光球。 甘崎 |
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ウルティマブラックホール |
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【うるてぃま-ぶらっく-ほーる】 |
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仮面ライダーアークの胸部の口の中にある空間。敵を取り込んで消し去ってしまう。 甘崎 |
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ガーゴイルレジェンドルガ |
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【がーごいる-れじぇんどるが】 |
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仮面ライダーアーク |
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【かめん-らいだー-あーく】 |
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レジェンドルガの王の鎧。アークが憑依した杉村隆が装着する。巨大化もできる。 甘崎 |
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仮面ライダーイクサ |
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【かめん-らいだー-いくさ】 |
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素晴らしき青空の会が22年前から開発していたライダーシステム。主に名護啓介が装着するが、麻生恵と麻生ゆりの母子による同時装着が見られる。 甘崎 |
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仮面ライダーキバ |
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【かめん-らいだー-きば】 |
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紅渡が変身する仮面ライダー。テレビ版に先駆け、インペリアルフォームと飛翔態が登場した。 甘崎 |
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仮面ライダーレイ |
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【かめん-らいだー-れい】 |
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白峰天斗が変身する仮面ライダー。キバとは異なり、キバット族の助力を得ずにレジェンドルガの力で変身する。 甘崎 |
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ギガンティック・クロー |
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【ぎがんてぃっく-くろー】 |
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仮面ライダーレイが体に巻き付いた拘束具を取り外して使用可能となる巨大な爪。 甘崎 |
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キバットバットIII世 |
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【きばっとばっと-さん-せい】 |
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渡と契約しているキバット族の王。仮面ライダーキバの変身アイテムでもある。 甘崎 |
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紅音也 |
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【くれない-おとや】 |
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紅渡の父親。天才バイオリニストで、無類の女好き。自分の目の前に現れた渡のことは当然知らないが、協力してレジェンドルガと戦う事になる。 甘崎 |
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紅渡 |
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【くれない-わたる】 |
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仮面ライダーキバに変身する青年。2008年の世界に生きているが、父のいる22年前の1986年に飛ばされ、そこで父と出会う。 甘崎 |
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三条 |
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【さんじょう】 |
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ゼブラファンガイアに変身する青年。職業は刑務官。 甘崎 |
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白峰天斗 |
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【しらみね-たかと】 |
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3WAに属する青年で仮面ライダーレイに変身する。人類を守るために戦っているが、裏ではレジェンドルガの力を利用しようと考えており、それでレジェンドルガを利用してライダーシステムを完成させた。名護とは良きライバル関係にあった。 甘崎 |
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人造魔皇石 |
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【じんぞう-ま-おう-せき】 |
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仮面ライダーレイおよび仮面ライダーアークに埋め込まれている宝石で、魔法力のエネルギー循環をスムーズにさせる機能を持つ。3WAによって開発された。 甘崎 |
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素晴らしき青空の会 |
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【すばらしき-あおぞら-の-かい】 |
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対ファンガイア用に結成された人類の組織。22年前から活動を続けている。 甘崎 |
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3WA |
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【すりー-だぶる-えい】 |
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正式名称は「ワールド・ワイド・ウィング・アソシエーション」。「素晴らしき青空の会」同様モンスターの撲滅を目的とするが、積極的に異種族のテクノロジーを転用しているのが特徴。白峰天斗が属している。 甘崎 |
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ゼブラファンガイア |
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【ぜぶら-ふぁんがいあ】 |
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過去に登場したシマウマ型のファンガイアで、三条が変身する。 甘崎 |
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月の眼 |
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【つき-の-め】 |
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月に寄生していた巨大な眼のような物体。仮面ライダーアークと合体することでレジェンドアークへと覚醒する。 甘崎 |
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机なつき |
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【つくえ-なつき】 |
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高校に編入した紅渡のクラスメイト。積極的に渡るに関わる元気な女性。 甘崎 |
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机なつみ |
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【つくえ-なつみ】 |
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机なつきの母のバイオリニスト。22年前に行った渡が遭遇する。 甘崎 |
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名護啓介 |
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【なご-けいすけ】 |
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素晴らしき青空の会のメンバーで仮面ライダーイクサのメイン装着者。正義感は強いが、その強さ故に悪と弱いものを認めない発言が多い。 甘崎 |
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飛翔態 |
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【ひしょう-たい】 |
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仮面ライダーキバのもう一つの姿。金色の鳥の姿をしている。 甘崎 |
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ブリザードクロー・エクスキュージョン |
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【ぶりざーど-くろー-えくすきゅーじょん】 |
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仮面ライダーレイの必殺技。ブリザードミストで相手を氷結させ、ギガンティック・クローで何度も切り裂く。 甘崎 |
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ブリザードハンド |
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【ぶりざーど-はんど】 |
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仮面ライダーレイの冷気を帯びた手。lここから様々な技を使用する。 甘崎 |
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魔界城 |
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【まかい-じょう】 |
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レジェンドルガの居城。巨大なレジェンドアークが座るための玉座がある。 甘崎 |
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マミーレジェンドルガ |
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【まみー-れじぇんどるが】 |
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博物館に展示されていたミイラが復活したレジェンドルガ。全身に付いたデスマスクを飛ばし、それを付けた者をレジェンドルガにしてしまう。 甘崎 |
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マンドレイクレジェンドルガ |
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【まんどれいく-れじぇんどるが】 |
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植物型のレジェンドルガ。体から伸ばした蔦で敵を拘束するほか、植物を張り巡らせて自身に有効な戦場に帰る能力を持つ。 甘崎 |
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メカキバット |
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【めか-きばっと】 |
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アークキバットの本来の姿であり、仮面ライダーアークの力を最大限引き出す。 甘崎 |
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メデューサレジェンドルガ |
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【めでゅーさ-れじぇんどるが】 |
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サヤカという女性が変身するレジェンドルガ。髪の毛代わりの蛇を使って攻撃する。 甘崎 |
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レイキバット |
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【れい-きばっと】 |
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仮面ライダー例の変身アイテム。キバットバットとそっくりだが、色は白いロボット。知能は高く、参謀として白峰をサポートする。 甘崎 |
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レジェンドアーク |
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【れじぇんど-あーく】 |
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仮面ライダーアークの真の姿。アークが月に寄生していた巨大な目を取り込んだ姿。 甘崎 |
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レジェンドルガ族 |
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【れじぇんどるが-ぞく】 |
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ファンガイア族と勢力を二分した強力な魔族。世界の覇権をめぐりファンガイア族と戦い、その大部分は封印されてしまったが、ロードの復活に合わせて復活し始めた。 甘崎 |
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2009年
田崎竜太(監) |
1980年。母の死により東京から田舎に引っ越してきた少年ユウ(沢木ルカ)は、そこでの生活になじめず、クラスメイトからもいじめを受けていた。そんな彼が突然化け物に襲われ、次いで現れた空中から現れた電車から降り立った仮面ライダーに救われる。野上幸太郎(桜田通)を名乗るその仮面ライダーから、ついてくるように言われたユウだが…
『さらば仮面ライダー電王 ファイナル・カウントダウン』(2008)で主演の佐藤健降板によって一応完結したが、平成ライダーシリーズ最大のヒット作だけに固定ファンも多く、あっという間に復活と相成った。ただ、前述の通り主演の野上良太郎役佐藤健は降板したため、色々手管を使わねばならなくなった。
まず代役を立てた良太郎の出番を極力減らし(出来れば顔も出さないようにして)、他の人物を主人公に立てる。そしてできる限り仮面ライダーの姿を取らせるようにする。と言った手段を用いることになる。
本作の場合は、敢えて電王を主役とせずに新しい主人公を立て、前作で登場した劇場オリジナルライダーであるNEW電王をヒーローとして投入。更に続作である「仮面ライダーキバ」や「仮面ライダーディケイド」からの登場人物も多数投入することで電王をあまり出さないようにしたのだが、あまりに多くのライダーが登場するためにお祭り騒ぎとしている。
それでまとまりがなくなりそうなもんだが(事実以降の作品はほとんどそうなってるんだが)、意外なことに本作は結構きちんとまとまってるところが面白い。こう見えて脚本がかなりしっかりしていて、これだけの登場人物をちゃんとまとめつつ、ちゃんと時間軸を絡めた意外性のある物語が出来ている。最後の方はほとんどコントのような物語なんだけど、それが無茶苦茶なキャラに上手く合ってた感じ。
少なくとも、以降の複数ライダーが登場するお祭り作品のぐだぐだっぷりと較べると、出来は段違いに良いので、結構お薦め出来る。 |
オニ |
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【おに】 |
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室町時代に出没した邪悪な一族。この時代に滅ぼされてしまうのだが、時を超える手段を見つけ、生き残りを賭けて現代へとやってくる。 甘崎 |
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仮面ライダーディケイド |
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【かめん-らいだー-でぃけいど】 |
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仮面ライダー電王 |
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【かめん-らいだー-でんおう】 |
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良太郎がイマジンを介して変身する仮面ライダー。モモタロスのソードフォームが基本フォームだが、他にウラタロスのロッドフォーム、キンタロスのアックスフォーム、リュウタロスのガンフォーム、全員のクライマックスフォームなどがある。この映画ではジークを加えた超クライマックスフォームが登場する。 甘崎 |
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仮面ライダーNEW電王 |
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【かめん-らいだー-にゅー-でんおう】 |
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野上幸太郎が変身する仮面ライダー。フォーム状態で他のイマジンを憑依させることが出来るが、それは武器に変化する。この映画ではデネブを加えることで、ベガフォームが登場する。 甘崎 |
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クチヒコ |
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【くちひこ】 |
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オニ一族の一員でミミヒコの兄。冷静な知略家ではあるが、間の抜けたところもあり、モモタロスの作戦にあっけなくひっかかってしまった。 甘崎 |
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ゲルニュート |
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【げるにゅーと】 |
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オニに使役されるイモリ型の怪物。人語を解し、多数現れる。元は「仮面ライダー龍騎」に登場するミラーモンスター。 甘崎 |
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ゴルドラ |
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【ごるどら】 |
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クチヒトの武装態。金色の錫杖を掲げることで変身する金色の鬼。 甘崎 |
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桜井侑斗 |
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【さくらい-ゆうと】 |
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仮面ライダーゼロノスに変身する青年。突如姿が消えてしまったため、残されたデネブは良太郎を連れて探索の旅に出る。 甘崎 |
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清水千代子 |
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【しみず-ちよこ】 |
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ユウの母方の祖母で、田舎町でユウを育てている。 甘崎 |
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シルバラ |
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【しるばら】 |
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ミミヒコの武装態。銀色の金棒を掲げることで変身する銀色の鬼。 甘崎 |
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トキ |
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【とき】 |
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室町時代の村に住む少女。弓の名手でオニ一族と戦った。 甘崎 |
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野上幸太郎 |
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【のがみ-こうたろう】 |
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良太郎の子孫。良太郎と同じ不幸体質だが、ジークの守護によって事なきを得ることが多い。 甘崎 |
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野上良太郎 |
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【のがみ-りょうたろう】 |
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仮面ライダー電王に変身する青年。時の流れが変わり、消えた桜井侑斗を探すためにデネブと共に旅に出る。 甘崎 |
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ミミヒコ |
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【みみひこ】 |
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オニ一族の一人で銀色のシルバラに変身する。非常に乱暴者で、強い奴を正面から潰すことを何よりも好む。 甘崎 |
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ユウ |
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【ゆう】 |
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1980年に東京から田舎に引っ越してきた少年。オニ一族が探す切り札の石の継承者。実は桜井侑斗の少年時代の姿。 甘崎 |
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2009年 |
記憶を失い、様々な次元を旅する門矢士(井上正大)が訪れた世界で、突然彼の頭に洋館のビジョンが浮かぶ。その記憶の通り、この世界こそが元々士がいた世界だったのだ。妹の小夜(荒井萌)から、世界の崩壊を防ぐには最強の仮面ライダーを決めねばならないと告げられた士は、全ての次元からライダーを呼び寄せ、トーナメントを行わせることを決意する。
時空を旅し、数々のライダーと出会ってきたディケイドの本当の目的と、その顛末を描く、完結編ともいえる本作(実際はこの後で本当の完結編は作られたが)。
確かに本作の意気は高かった。そもそも「仮面ライダーディケイド」は平成ライダーシリーズ10周年作として企画されたもので、テレビ版は平成ライダーの総出演という豪華さ。
それで10年というのは決して短くはない。第一作「仮面ライダークウガ」の時に幼稚園だった子が高校生になってる時間なのだ。その重さを一つ一つの物語で(正確に言えば前後編の1時間弱)で一年分の物語を作り上げていた。
その中で士(ディケイド)は平成ライダーたちと出会い、共に戦うことで、一つ一つのライダー世界を救っていくものだったのだが、異世界に飛ばされた士は、訳も分からずその場その場で出会ったライダーを助けていく。と言う話が延々と続き、最後までその目的は明かされることはなかった。
強いて言うなら、士の目的は自分が本来いるべき世界を捜し求め、次元を旅し続けていた訳だ。
ところが劇場版である本作では、あっけなく本来彼のいた世界に来てしまい、更に自分が何故旅に出たのかが明らかにされてしまう。
しかもここで明かされる彼の目的は、ライダーを救うことではなく、実は全く逆で、自分の世界以外をすべて滅ぼすために、道を造っていたと言うことが明らかにされた。記憶を失い、一つ一つの世界を救ってるように見えながら、実は無意識に一歩一歩世界を破滅に導いていたのだ。
いわばテレビ版の全否定である。子ども相手にこんな設定をぶち込もうというのだ。相当に意識が高くないと出来ない。かなりの賭け要素があったはずなのだ。
…そのはずなのだが、出来たものは、単なるお祭り作品に仕上がってしまった。元々の設定がハードな分、そのギャップに頭を痛めるような出来。
いや、お祭り作品ならそれはそれで呑める。もっと話を単純にして、かつての東映まんが祭り的な意識で明るく仕上げてくれれば。一方、ハードに作りたいなら、それこそいくらでも暗くしてもかまわない。ただそのすり合わせがぜんぜん出来ておらずちぐはぐな作品になってしまったのが問題だ。
テレビシリーズにおいて士は自分が何のために戦っているのか、何故行く先々にライダーが待っているのか、そんなことは全く知らず、自分の役割も分かってないので、行った折々の世界でピンチに陥っているライダー達を助け、それぞれのライダーと友達になっていた。だが、それは全て過去の自分自身が仕組んだことであり、ライダー世界を一つに統合し、そこに自分自身が君臨すること。正義の味方であるはずのディケイドが実は本当に悪の使い、否本物の悪魔であった。という展開は、まあ良いとして、それでやってるのが全世界のライダーを集めてのバトルロイヤル。何でそうなる?しかもやってること自体がハードさとは全く無縁の単なるプロレス状態。更にその後裏切りに遭って正義に目覚める…正義ってそんなに軽いものなのか?そしてラストは倒したはずのライダー全員と共闘…もはや呆れてものが言えん。
大体尺が短いのに話を詰めすぎだし、根本的にテレビシリーズを通して問いかけられていた”何故戦うのか”が、単なる私怨にまでグレードが下がったとあっては、点数も辛くならざるを得ない。少なくともテレビで楽しかった部分を見事にぶちこわしてくれた。ここまでやったら、逆の意味でたいしたものだ。
まあ、それでも歴代ライダー同士のバトルロイヤルは、子供の夢としては最上のものなので、嬉しかったのは確か。少々オタクな話をさせていただくと、歴代の全ライダーの中で最も強いのはBLACK RXであろうと思っているのだが(正確に言えばRXが二段変身したバイオライダー。これは身体を流体化させることであらゆる攻撃をすり抜け、たとえ爆発四散しても身体を再構成できると言う、化け物のような裏技を使える)、それを倒せるのは時をコントロールできるカブトと555のどちらかだけだろう?と思っていたものだが、ディケイドはちゃっかりこの二形態に変身することでRXに勝利したところだろうか。そこだけは「よく分かってらっしゃる」と思えた部分。 |
「劇場版 仮面ライダーディケイド」公式ビジュアルガイド |
アークオルフェノク |
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【あーく-おるふぇのく】 |
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「仮面ライダー555」のオルフェノクの王。ここでは大ショッカー配下の一般怪人の一体。 甘崎 |
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アルビノレオイマジン |
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【あるびの-れお-いまじん】 |
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「仮面ライダー電王」のイマジン。大ショッカー配下の怪人。 甘崎 |
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アントロード |
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【あんと-ろーど】 |
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「仮面ライダーアギト」のアンノウン。大ショッカー配下の怪人。 甘崎 |
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イカデビル |
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【いかでびる】 |
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死神博士が変身する強化体。死神博士がスルメとビール(イカでビール)を掲げることで変身する。 甘崎 |
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偉大なる大ショッカー大万歳 |
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【いだい-なる-だい-しょっかー-だい-ばんざい】 |
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エレファントアンデッド |
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【えれふぁんと-あんでっど】 |
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「仮面ライダー剣」のアンデッド。大ショッカー配下の怪人。 甘崎 |
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オールライダーキック |
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【おーる-らいだー-きっく】 |
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仮面ライダー1号〜ディケイドまでの全ライダーによるキック。 甘崎 |
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小野寺ユウスケ |
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【おのでら-ゆうすけ】 |
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仮面ライダークウガに変身する青年。士と共に時空を旅して回っている。 甘崎 |
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俺たちの必殺技・ファイナルアタックバージョン |
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【おれ-たち-の-ひっさつ-わざ-ふぁいなる-あたっく-ばーじょん】 |
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ディケイド、ディエンド、モモタロスがそれぞれファイズブラスター、ブレイドブレード、キバアローを使っての攻撃。 甘崎 |
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海藤大樹 |
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【かいとう-だいき】 |
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仮面ライダーディエンドに変身する青年。士の正体が大ショッカー首領であることを知っており、彼の持つディエンドライバーは大ショッカーから奪ったものであることを明らかにする。 甘崎 |
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カッシスワーム |
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【かっしす-わーむ】 |
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「仮面ライダーカブト」に登場したワーム。大ショッカー配下の怪人。 甘崎 |
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カッパ |
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【かっぱ】 |
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「仮面ライダー響鬼」の魔化魍。大ショッカー配下の怪人。 甘崎 |
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門矢小夜 |
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【かどや-さや】 |
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司の妹。大ショッカー首領となり、次元を旅する士を思い、後見人の月影ノブヒコと共に元の世界に留まっている。自分を捨てた士の恨みの心から、大ショッカーの大神官ビシュムへと覚醒した。 甘崎 |
|
門矢士 |
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【かどや-つかさ】 |
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テレビ版主人公本人。実は大ショッカーの首領であり、全ライダーを滅ぼすために自らがライダーとなって時空を旅していたことが発覚した。 甘崎 |
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仮面ライダーアギト |
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【かめん-らいだー-あぎと】 |
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最後の戦いで登場した仮面ライダー。グランドフォームのみ。 甘崎 |
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仮面ライダーアマゾン |
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【かめん-らいだー-あまぞん】 |
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通常アマゾンライダー。ライダートーナメントでディエンドと対決し、ギギの腕輪を奪われる。 甘崎 |
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仮面ライダーイクサ |
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【かめん-らいだー-いくさ】 |
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ライダートーナメントに参加したライダーで、スカイライダーと対戦した。 甘崎 |
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仮面ライダー1号 |
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【かめん-らいだー-いち-ごう】 |
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最初の仮面ライダー。トーナメントに出場しているはずだが姿は見えなかった。最後の戦いでサイクロンを駆って登場。 甘崎 |
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仮面ライダーV3 |
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【かめん-らいだー-う゛い-すりー】 |
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ライダートーナメントでBLACK、スーパー1と共にディケイド、ディエンド、クウガと対戦する。。最後の戦いでハリケーンを駆って登場。 甘崎 |
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仮面ライダーX |
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【かめん-らいだー-えっくす】 |
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ライダートーナメントでクウガと対戦し敗北。後に最後の戦いに登場。本来Xライダーというのが正しい。 甘崎 |
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仮面ライダー王蛇 |
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【かめん-らいだー-おうじゃ】 |
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夏海と海藤が行ったある世界で生き残っていたライダー。助力を請われるが、逆に大ショッカー側に付く。 甘崎 |
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仮面ライダーガイ |
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【かめん-らいだー-がい】 |
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ディエンドが召還したライダーで、王蛇の足止めに使われた。 甘崎 |
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仮面ライダーキバ |
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【かめん-らいだー-きば】 |
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最後に登場した仮面ライダーの一人。キバアローとなってモモタロスによって使用された。 甘崎 |
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仮面ライダーキックホッパー |
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【かめん-らいだー-きっく-ほっぱー】 |
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夏海と海藤が行ったある世界で生き残っていたライダー。助力を請われるが、逆に大ショッカー側に付く。 甘崎 |
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仮面ライダークウガ |
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【かめん-らいだー-くうが】 |
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小野寺ユウスケが変身する仮面ライダー。士を助けるためにライダートーナメントに参加するが、その後月影ノブヒコに誘拐され、洗脳されてライジングアルティメット形態に変身させられる。 甘崎 |
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仮面ライダーJ |
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【かめん-らいだー-じぇい】 |
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ディエンドが呼び出した「とっておきのお宝」ライダー。ライダーの中では唯一巨大化する能力を持ち、更にディケイドが巨大なディケイドライバーに変形したディケイドが合体することによって、巨大な仮面ライダーディケイドになる。 甘崎 |
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仮面ライダースーパー1 |
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【かめん-らいだー-すーぱー-わん】 |
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ライダートーナメントでV3、BLACKと共にディケイド、ディエンド、クウガと対戦する。 甘崎 |
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仮面ライダーストロンガー |
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【かめん-らいだー-すとろんがー】 |
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ライダートーナメントで仮面ライダー剣と対戦した。 甘崎 |
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仮面ライダーZX |
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【かめん-らいだー-ぜくろす】 |
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ライダートーナメントで龍騎と戦ったライダー。 甘崎 |
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仮面ライダーZO |
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【かめん-らいだー-ぜっと-おー】 |
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仮面ライダーW |
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【かめん-らいだー-だぶる】 |
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ライダーバトルに乱入し、士達を助けた新たなライダー。半身ずつ形態が変わるライダーで、サイクロンジョーカー、ヒートジョーカー、ヒートメタルの三形態に変身した。一人の中に二つの人格があること、その名はフィリップと翔太郎であることが描かれている。 甘崎 |
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仮面ライダーディケイド |
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【かめん-らいだー-でぃけいど】 |
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門矢士が変身する仮面ライダー。全てのライダーの技と形態をカードに封じ込める能力を持ち、任意にライダーの能力を使うことが出来る。 甘崎 |
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仮面ライダーディエンド |
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【かめん-らいだー-でぃえんど】 |
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海東大樹が変身する仮面ライダー。元は大ショッカーの所有物で、海東が盗んだものであることが発覚した。 甘崎 |
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仮面ライダー電王 |
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【かめん-らいだー-でんおう】 |
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最後に登場したライダーの一人。モモタロスが単独で変身した。 甘崎 |
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仮面ライダー2号 |
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【かめん-らいだー-に-ごう】 |
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最初の仮面ライダー。トーナメントに出場しているはずだが姿は見えなかった。最後の戦いでサイクロンを駆って登場。 甘崎 |
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仮面ライダーパンチホッパー |
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【かめん-らいだー-ぱんち-ほっぱー】 |
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ディエンドが召還したライダーでキックホッパーの足止めに使われた。 甘崎 |
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仮面ライダー555 |
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【かめん-らいだー-ふぁいず】 |
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最後に登場したライダーの一人。ディケイドによりファイズブラスターに変形させられた。 甘崎 |
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仮面ライダーブラック |
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【かめん-らいだー-ぶらっく】 |
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ライダートーナメントでV3とスーパー1と組んでディケイド、ディエンド、クウガと対戦した。 甘崎 |
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仮面ライダーBLACK RX |
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【かめん-らいだー-ぶらっく-あーる-えっくす】 |
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ライダートーナメントでディケイドと対戦した。 甘崎 |
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仮面ライダーブレイド |
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【かめん-らいだー-ぶれいど】 |
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ライダートーナメントではストロンガーと対戦した。最後の戦いではブレイドブレードとなりディケイドの武器となる。 甘崎 |
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仮面ライダーライア |
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【かめん-らいだー-らいあ】 |
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ディエンドが召還したライダーで、王蛇の足止めに使われた。 甘崎 |
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ガラガランダ |
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【がらがらんだ】 |
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地獄大使が変身する怪人。右手に装着した鞭で攻撃する。 甘崎 |
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ギギの腕輪 |
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【ぎぎ-の-うで-わ】 |
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仮面ライダーアマゾンからディエンドが奪ったお宝。 甘崎 |
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キバアロー |
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【きば-あろー】 |
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仮面ライダーキバが変形した巨大な弓矢。モモタロスによって使用された。 甘崎 |
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キバーラ |
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【きばーら】 |
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キバット族の白いコウモリ型モンスター。士達に同行している。 甘崎 |
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キュレックスワーム |
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【きゅれっくす-わーむ】 |
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「仮面ライダーカブト」に登場したワーム。大ショッカー配下の怪人。 甘崎 |
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ギラファアンデッド |
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【ぎらふぁ-あんでっど】 |
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「仮面ライダー剣」のアンデッド。大ショッカー配下の怪人。 甘崎 |
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キングダーク |
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【きんぐ-だーく】 |
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大ショッカー基地で眠っていた巨大な大幹部の一人。自立して動くことが出来る。ディケイドジャンボフォーメーションによって倒された。 甘崎 |
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クイーンアントロード |
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【くいーん-あんと-ろーど】 |
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「仮面ライダーアギト」のアンノウン。大ショッカー配下の怪人。 甘崎 |
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クラブロード |
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【くらぶ-ろーど】 |
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「仮面ライダーアギト」のアンノウン。大ショッカー配下の怪人。 甘崎 |
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ゴ・ガドル・バ |
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【ご-がどる-ば】 |
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「仮面ライダークウガ」のグロンギ。大ショッカー配下の怪人。 甘崎 |
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コブラ男 |
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【こぶら-おとこ】 |
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「仮面ライダーJ」に登場した怪人。大ショッカー配下の怪人。 甘崎 |
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コレオプテラワーム |
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【これおぷてら-わーむ】 |
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「仮面ライダーカブト」に登場したワーム。大ショッカー配下の怪人。 甘崎 |
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サイコローグ |
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【さいころーぐ】 |
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「仮面ライダー龍騎」のミラーモンスター。大ショッカー配下の怪人。 甘崎 |
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サブストワーム |
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【さぶすと-わーむ】 |
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「仮面ライダーカブト」に登場したワーム。大ショッカー配下の怪人。 甘崎 |
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サンゲイザーファンガイア |
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【さんげいざー-ふぁんがいあ】 |
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「仮面ライダーキバ」のファンガイア。大ショッカー配下の怪人。 甘崎 |
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ジオフィリドワーム |
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【じおふぃりど-わーむ】 |
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「仮面ライダーカブト」に登場したワーム。大ショッカー配下の怪人。 甘崎 |
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地獄大使 |
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【じごく-たいし】 |
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大ショッカー幹部。1号と2号のダブルキック受け爆死する。役は大杉漣。 甘崎 |
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シアゴースト |
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【しあごーすと】 |
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「仮面ライダー龍騎」のミラーモンスター。大ショッカー配下の怪人。 甘崎 |
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シシーラワーム |
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【ししーら-わーむ】 |
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「仮面ライダーカブト」に登場したワーム。大ショッカー配下の怪人。 甘崎 |
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死神博士 |
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【しにがみ-はかせ】 |
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光英次郎が士の世界で変身した大ショッカー幹部。栄次郎自身にはその記憶はない。 甘崎 |
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ジャーク将軍 |
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【じゃーく-しょうぐん】 |
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元クライシス帝国の指揮官。大ショッカーに招かれ幹部となる。 甘崎 |
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シャドームーン |
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【しゃどー-むーん】 |
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大ショッカー幹部で月影マサヒコの正体。門矢兄妹のお目付役だったが、小夜を味方に付け、大ショッカーの首領となろうと考えている。 甘崎 |
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ジラフオルフェノク |
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【じらふ-おるふぇのく】 |
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「仮面ライダー555」のオルフェノク。大ショッカー配下の怪人。 甘崎 |
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スカイライダー |
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【すかい-らいだー】 |
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ライダートーナメントでイクサと対戦した仮面ライダー。 甘崎 |
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スコーピオンロード |
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【すこーぴおん-ろーど】 |
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「仮面ライダーアギト」に登場したアンノウンの一体で大ショッカー配下。 甘崎 |
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ズ・ゴオマ・グ |
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【ず-ごおま-ぐ】 |
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「仮面ライダークウガ」のグロンギ。大ショッカー配下。 甘崎 |
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スティングバグオルフェノク |
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【すてぃんぐばく-おるふぇのく】 |
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「仮面ライダー555」のオルフェノク。大ショッカー配下の怪人。 甘崎 |
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ズ・メビオ・ダ |
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【ず-めびお-だ】 |
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「仮面ライダークウガ」に登場したグロンギ。大ショッカー配下。 甘崎 |
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スラッグオルフェノク |
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【すらっぐ-おるふぇのく】 |
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「仮面ライダー555」のオルフェノク。大ショッカー配下の怪人。 甘崎 |
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ダークローチ |
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【だーく-ろーち】 |
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「仮面ライダー剣」のアンデッド。大ショッカー配下の怪人。 甘崎 |
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大首領 |
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【だい-しゅりょう】 |
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大ショッカー首領。士の正体だが、実はライダーを一つにまとめるために祭り上げられただけだった。目的を達した後、士はその地位を追われ、シャドームーンがその後釜に座る。 甘崎 |
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大ショッカー |
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【だい-しょっかー】 |
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数多くの時空に存在する仮面ライダーと対抗する悪の組織が合同した組織。その究極の目的は全てのライダーを抹殺し、全ての時空を統合して自ら支配すること。士を大首領に祭り上げたが、最終的には士もライダーの一人として殺すつもりだった。 甘崎 |
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大ショッカー戦闘員 |
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【だい-しょっかー-せんとう-いん】 |
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大ショッカーのメインの戦闘員。ショッカー戦闘員と同じく黒地のタイツに骨をあしらった意匠。体に爆弾化されており、空を飛ぶことも出来る。 甘崎 |
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多重ディメンションキック |
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【たじゅう-でぃめんしょん-きっく】 |
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仮面ライダーカブトに変身したディケイドが使った必殺技で、分身して複数の相手にキックをお見舞いした技。 甘崎 |
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津上翔一 |
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【つがみ-しょういち】 |
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仮面ライダーアギトに変身する青年。最後に挨拶するために登場。 甘崎 |
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月影マサヒコ |
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【つきかげ-まさひこ】 |
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大ショッカーから派遣された門矢小夜の後見人。その正体はシャドームーンであり、その立場を利用して大ショッカーを乗っ取ろうとした。 甘崎 |
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DCD |
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【でぃー-しー-でぃー】 |
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大ショッカーの紋章に書かれる文字。ディケイドを示す略称でもある。 甘崎 |
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ドラス |
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【どらす】 |
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「仮面ライダーZO」に登場した怪人で大ショッカー配下の怪人。 甘崎 |
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鳴滝 |
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【なるたき】 |
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士の正体を知る人物。大ショッカーによる次元統一を防ぐため海東と協力体制にある。 甘崎 |
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バイオライダー |
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【ばいお-らいだー】 |
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仮面ライダーBLACK RXのフォームチェンジ。体を流体化させることが出来る。 甘崎 |
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バケネコ |
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【ばけねこ】 |
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「仮面ライダー響鬼」の魔化魍。大ショッカー配下の怪人。 甘崎 |
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バタフライオルフェノク |
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【ばたふらい-おるふぇのく】 |
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「仮面ライダー555」のオルフェノク。大ショッカー配下の怪人。 甘崎 |
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バットファンガイア |
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【ばっと-ふぁんがいあ】 |
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「仮面ライダーキバ」のファンガイア。大ショッカー配下の怪人。 甘崎 |
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バッファローロード |
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【ばっふぁろー-ろーど】 |
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「仮面ライダーアギト」に登場したアンノウンの一体で大ショッカー配下。他の次元で登場した。 甘崎 |
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光英次郎 |
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【ひかり-えいじろう】 |
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光写真館の店長で夏海の祖父。この世界では死神博士へと変身する。 甘崎 |
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光夏海 |
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【ひかり-なつみ】 |
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光写真館の看板娘。何故か士と共に時空を旅する羽目に陥っている。士の正体を知り、一旦は拒絶するが、やがて再び受け入れていく。 甘崎 |
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ビシュム |
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【びしゅむ】 |
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士の妹小夜が兄に対する恨みの心を解放して変化した姿。 甘崎 |
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ヒトツミ |
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【ひとつみ】 |
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「仮面ライダー響鬼」の魔化魍。大ショッカー配下の怪人。 甘崎 |
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ファイズブラスター |
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【ふぁいず-ぶらすたー】 |
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仮面ライダー555がディケイドによって変形させられた巨大な銃型兵器。 甘崎 |
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ブラスターアーム |
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【ぶらすたー-あーむ】 |
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ライダーマンの右手のアタッチメントの一つでビーム砲。 甘崎 |
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ブレイドブレード |
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【ぶれいど-ぶれーど】 |
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仮面ライダーブレイドがディケイドによって変形させられた巨大な剣。 甘崎 |
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ペリカンオルフェノク |
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【ぺりかん-おるふぇのく】 |
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「仮面ライダー555」のオルフェノク。大ショッカー配下の怪人。 甘崎 |
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南光太郎 |
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【みなみ-こうたろう】 |
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仮面ライダーBLACK及びBLACK RXに変身する男。ラストで顔を出した。 甘崎 |
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メ・ギノガ・デ |
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【め-ぎのが-で】 |
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「仮面ライダークウガ」のグロンギ。大ショッカー配下。 甘崎 |
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メ・バヂス・バ |
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【め-ばぢす-ば】 |
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「仮面ライダークウガ」のグロンギ。大ショッカー配下。 甘崎 |
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モールイマジン |
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【もーる-いまじん】 |
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「仮面ライダー電王」のイマジン。大ショッカー配下の怪人。 甘崎 |
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モモタロス |
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【ももたろす】 |
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最後の戦いで登場した仮面ライダー電王のイマジン。 甘崎 |
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結城丈二 |
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【ゆうき-じょうじ】 |
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元大ショッカーの科学者。組織の裏切りに遭い右腕を失い、大ショッカーへの復讐を誓う。右手は義手で様々なアタッチメントを取り付けることが出来る。全てを失った士の前に現れ、命の限り戦う事を説く。 甘崎 |
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ライジングアルティメットフォーム |
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S.I.C.極魂 仮面ライダークウガ ライジングアルティメット |
【らいじんぐ-あるてぃめっと-ふぉーむ】 |
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仮面ライダークウガの最終形態であるアルティメットフォームに多量の電撃を与える事で誕生した最強形態。そのパワーは全ライダー中最強と言われるが、あんまり目立つことはなかった。 甘崎 |
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ライダーダブルキック |
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【らいだー-だぶる-きっく】 |
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仮面ライダー1号と2号の合体キック攻撃。地獄大使が変身したガラガランダを倒す。 甘崎 |
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ライダーマン |
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【らいだー-まん】 |
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元大ショッカーの科学者結城丈二が組織への復讐を誓って自ら名乗った戦士。 甘崎 |
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ラットファンガイア |
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【らっと-ふぁんがいあ】 |
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「仮面ライダーキバ」のファンガイア。大ショッカー配下の怪人。 甘崎 |
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レイドラグーン |
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【れいどらぐーん】 |
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「仮面ライダー龍騎」のミラーモンスター。大ショッカー配下の怪人。 甘崎 |
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ロボライダー |
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【ろぼ-らいだー】 |
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仮面ライダーBLACK RXのフォームチェンジ。メタリックな形態で、銃を使う。 甘崎 |
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ロングホーンオルフェノク |
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【ろんぐ-ほーん-おるふぇのく】 |
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「仮面ライダー555」のオルフェノク。大ショッカー配下の怪人。 甘崎 |
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ワイルドボアオルフェノク |
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【わいるどぼあ-おるふぇのく】 |
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「仮面ライダー555」のオルフェノク。大ショッカー配下の怪人。 甘崎 |
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庵野秀明(監)
紀伊宗之
白倉伸一郎
小出大樹
和田倉和利
森徹
川島正規
森賢正(製)
庵野秀明(脚)
池松壮亮
浜辺美波
柄本佑
西野七瀬
塚本晋也
手塚とおる
松尾スズキ
森山未來
本郷奏多
仲村トオル
安田顕
市川実日子
竹野内豊
斎藤工
長澤まさみ
松坂桃李
大森南朋 |
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★★★★ |
物語 |
人物 |
演出 |
設定 |
思い入れ |
3 |
4 |
3 |
5 |
4 |
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気がつくと何者かから追われる身になってしまった本郷猛(池松壮亮)は、共に逃亡者となった女性緑川ルリ子(浜辺美波)の父緑川博士(塚本晋也)から、自分がバッタ型の改造人間にされたことを告げられる。ショッカーという組織の科学者だった緑川は、人を守るために正義漢の強い本郷を選んだという。戸惑うばかりの本郷だったが、緑川の裏切りを知られたショッカーからの敵が次々と現れ襲われる。ルリ子を守りつつそれを撃退するために自らも変身して戦っていく。
庵野秀明監督による、これまでの特撮やアニメーションのリブート作品、いわゆるシンシリーズもこれまでのゴジラ、エヴァ、ウルトラマンを経て四作目を迎えた。それぞれ特徴があるが、『シン・ゴジラ』および『シン・ウルトラマン』の二作品に関しては、明らかに原点回帰を目しておおり、様々に受け取られる「シン」とは「真」の意味が強い感じだった。
ただ「仮面ライダー」についてはおそらくこの二作品とは違ったアプローチが取られるだろう事は推測されていた。理由は、ゴジラであれウルトラマンであれ、巨大な生物が出てくるために日本全体を巻き込んだ巨大なものになるから。それに対して仮面ライダーは等身大ということもあって、そんなに大きくはならないことは推測できた。
事前で推測されたのは、同じ特撮でも『シン・ゴジラ』や『シン・ウルトラマン』とは異なる話になることくらい。先の二作品は人知を超える偉大な存在をモティーフにするが、仮面ライダーの場合は人間によって作られたものであり、人類のコントロール出来る範囲のものである事、そして等身大の戦いがメインとなるので、これまでとは異なり、アクションは生々しくなること。そして、仮面ライダーの原点回帰という事は、かなりの怪奇路線に走ることくらい。
あと、ネットでの評価は極端に分かれているといこと。概ね映画好きな人たちは酷評し、特撮好きな人たちは大絶賛してる。
その程度の事前知識だけで、後はネタバレ回避しつつ劇場へと向かう。映画好きで特撮好きな私はどういう評価になるのやら。ワクワクしながらどこか怖い気もしながら拝見。
しかしこれは思った以上に難物の作品だった。
はっきり言ってしまえば、この作品全く面白くない。物語に一貫性がないし、場当たり的な展開と、CGの使い方も良くない。そもそもこんなの出して恥ずかしくないのか?という思いがある。
頭ではそれ分かっているし、実際面白くないと思いつつ観ていたのだが、ところが頭の中では歓喜の声を上げていた。間違いなくこれは初期の「仮面ライダー」をリアルタイムで観ているか、あるいは昭和特撮の世界にはまった人間なら分かる。間違いなくその魂を受け継いだものだと分かるから。
昭和特撮と言うより、その舞台となった1970年代の空気感を感じさせてくれるものだ。
ここで私が言えるのは、この作品が、庵野秀明という監督の想いを徹底的に受けて作られた作品だと言うこと。
庵野秀明というと、仮面ライダーではなくウルトラマンの方に思い入れが強いかと思ったのだが、仮面ライダーに対しても相当な想いがあったことが窺える。本作はその思いをダイレクトに表現した作品だったと言える。
庵野監督が表現したかったこと、そしてその狙いとは、「仮面ライダー」そのものをもう一度作ろうとしたことだった。既にシリーズも長く、テレビシリーズだけで40作にも上ろうという膨大な数の作品があるが、そのどれでもなく、一作目だけに焦点を絞り、その再構築を考えた。これはかつて原点回帰を目指した『仮面ライダー THE FIRST』(2005)で既に一度挑戦しているが、それとは違ったアプローチで考えている。
具体的に『FIRST』と本作の違いは、『FIRST』が現代に合わせてデザインしていたのに対し、本作は舞台そのものを1972年の雰囲気に持って行ってしまったことだった。同じ原点回帰を目しても、『FIRST』がリファインだったのに対して、本作はリメイクの意味合いが強い。
まさしくこの作品、本当に1972年っぽさがある。なんせほとんど作品が田舎の自然の中とアジトの建物の中ばかりで一切の生活臭を抜かしてる。ひたすら会話して戦うだけの作品である。一切バランストか考えてない。ストイックなまでに会話と戦いに純化したものになってる。
しかもその会話というのが大部分「戦う意味」についてのみで、ショッカーが何をしたいのかとか、彼らの活動の結果、日本はどうなったのかも描かれない。ただひたすら本郷猛が戦う理由についてのみ語るだけである。
なんでここまで変な作品にした?
しかし、その変なことが、逆にストイックなものに感じられてしまう。
そもそも「仮面ライダー」は東映のはみ出しプロデューサーがスト破りのために作った作品という背景がある。当時東映に限らず映画界は学生闘争の煽りを受けて激動していた。特に東映は組合の力が強く、上層部に意見を通すためにストライキが行われ、スタジオに籠もって撮影できないようにしていたが、それを逆にチャンスとして、普通では出来ない企画を無理矢理通して倉庫みたいな所を無理矢理スタジオに変えて、更に組合にも入らないはみ出し組をスタッフに組み込んで(東映だけでは足りず、大映のスタッフまで取り込んだそうだ)作った作品である。
そのため徹底的にコストを掛けないように作られたし、場合によってはスタントも役者本人が行ったりした。ストーリーもごくごく単純なものを繰り返すだけで、可能な限り楽な作り方をしているのが特徴だった。「ウルトラマン」とはアプローチが全く異なるのだ。
庵野秀明はリアルタイムで「仮面ライダー」を観ていたが、おそらく卓越したその目は、当時からこの金のつかわなさといい加減さを見抜いていたのだろう。
しかしそのいい加減さをプラスに捉え、誰もやろうと考えない、その部分を再現しようとしたのが本作となる。
だから作り方も70年代っぽくなっていて、長くダラダラ何度も何度もアクションをやらせ、その中で思いもかけないようなショットをつなげ、それをリアリティとして見せる。役者を追い込んで本気での怒りを引き出すと言った方法で、本当に70年代の東映の映画やテレビでやってた手法を用いていたようだ。
その結果、大変生々しい作品が出来上がった。近年のスタイリッシュとは真逆の泥臭さと、偶然に撮影できたものをつなげて、変な演出になってしまうものを放り出した。
これこそ庵野秀明の狙いで、70年代の魂を50年後の今再現しようと考えた結果、このようなものが出来てしまったという事だろう。
このタイトルに付けられた「シン」は「芯」と当て字を入れて良いかもしれない。
それに、うがち過ぎかも知れないが、もう一つ重要な点がある。
本作は庵野監督が思い描く映画作り環境というものを体現した作品なのかも知れない。
映画作りの現場は今は大変スマートになってる。できるだけ金を掛けないように、役者の負担を掛けないようにした結果、最小限度の苦労でそこそこの画作りが出来るようにシステム化されているのだが、そんな現場では、これまで見たような画しか作れない。
映画作りってのはそう言うもんじゃないだろう。もっと産みの苦しみを感じ、限界まで役者を酷使し、無駄な演出に力を込めろ。監督が思い描く画作り以上のものを偶然に生み出せ。
無茶苦茶だが、その無茶苦茶さあってこその映画作りだと考えていたのでは?
はっきり言って本作は無駄が多くショットもゴツゴツしすぎ。しかしそれが映画の原体験を刺激するからこそ、本作は心に刺さる。
本作は一般受けはしない。しかし刺さる人には必ず刺さる。その意味で明らかなカルト作品の誕生となった。 |
一文字隼人 |
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【いちもんじ-はやと】 |
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元ジャーナリストで、SHOCKERによりオーグメンテーションを施されてバッタオーグに改造された。洗脳を受けていたがルリ子によって解放され、仮面ライダー2号を名乗るようになる。性格は陽気だが、同時に孤独を好む傾向もある。 甘崎 |
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仮面ライダー |
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【かめん-らいだー】 |
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バッタオーグとされてしまった本郷猛が自らをそう呼んだ。 甘崎 |
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仮面ライダー第2号 |
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【かめん-らいだー-だい-に-ごう】 |
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一文字隼人が本郷猛にならって自らも仮面ライダーを名乗った際の自称。。 甘崎 |
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クモオーグ |
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【くも-おーぐ】 |
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蜘蛛の能力を付与されたSHOCKERの改造人間。主に裏切り者の索敵と抹殺を任務とし、緑川博士を殺害してバッタオーグに変身した本郷猛と戦って敗北する。 甘崎 |
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コウモリオーグ |
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【こうもり-おーぐ】 |
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SHOCKERの科学者で人間の洗脳技術を磨いていた。ルリ子とは旧知の間柄だが、主張が完全に異なってしまった。他のオーグとは異なり、大部分が生体部品からなるため人間態と怪人態にほとんど差がなく、翼を広げるだけ。 甘崎 |
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SHOCKER |
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【しょっかー】 |
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正式組織名は「Sustainable Happiness Organization with Computational Knowledge
Embedded Remodeling(計算機知識を組み込んだ再造形による持続可能な幸福組織)」の略称。人工頭脳アイの目的である究極的に人類を幸福にすることを実行する機関。 甘崎 |
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バッタオーグ |
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【ばった-おーぐ】 |
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本郷猛が改造された改造人間。バッタの能力が付与されている。後に量産化される。 甘崎 |
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本郷猛 |
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【ほんごう-たけし】 |
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優秀な頭脳を持つ青年だったが、大学を卒業後に恩師である緑川弘によって改造人間バッタオーグにされてしまう。しばしば「コミュ障」と言われ、他者とのコミュニケーションが苦手ながら、過剰なまでに他者を守ろうとする傾向がある。 甘崎 |
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緑川イチロー |
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【みどりかわ-いちろー】 |
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ルリ子の兄でSHOCKERの一員チョウオーグ。今やSHOCKERを手中にし、自らの理想である平和な世界を作り出そうとしている。 甘崎 |
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緑川弘 |
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【みどりかわ-ひろし】 |
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SHOCKERの一員で人造生命体の設計主任。最後に自分の教え子である本郷猛をバッタオーグに改造し、SHOCKERの野望を砕くよう託す。 甘崎 |
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緑川ルリ子 |
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【みどりかわ-るりこ】 |
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緑川博士の娘でSHOCKERの一員。その正体は緑川博士によって作られた人造生命体。肉体改造を受けており、生体電算機として作られた。感情と個性はちゃんと存在し、自らの意思で本郷猛のサポートをする。 甘崎 |
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『オーズ・電王・オールライダー レッツゴー仮面ライダー』とライダー40年の歩み40YEARS CHRONICLE
真・仮面ライダー 序章(プロローグ)超全集
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仮面ライダー×仮面ライダー×仮面ライダー THE MOVIE 超・電王トリロジー 公式ガイドブック<ゼロノス編>
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公式ガイドブック
決定版 仮面ライダー×スーパー戦隊×宇宙刑事 スーパーヒーロー大戦Z超百科
『仮面ライダーぴあ vol.2 「仮面ライダー公式写真集」/「ヒーロー大戦GP 仮面ライダー3号」メモリアル本」
S.H.フィギュアーツ 仮面ライダー×仮面ライダーW & ディケイドMOVIE大戦2010 仮面ライダーキバーラ