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電撃戦隊チェンジマン

電撃戦隊チェンジマン事典
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 1985'2'2〜1986'2'22

「超電子バイオマン」に続くスーパー戦隊第9作。一話ごとの構図は五人揃っての名乗りや倒された怪人の巨大化など定番への回帰が図られた。その一方ストーリーはミリタリー性を前面に押し出し硬質なものとなる。特に本作では地球に既に住んでいる宇宙人や、宇宙からの移民などのテーマを持ち、共生の大切さと困難さも描こうとした意欲作。
 既に地球ではインベーダーではなく友好的な宇宙人が住んでおり、彼らからゴズマの恐ろしさが繰り返し語られることで敵の強大さも強調され、様々な星からの寄せ集めのようなバラエティ豊かな敵と、それを力で従わせる星王バズーのドラマも展開し、敵方のドラマもかなり力入っている。特にチェンジマンの勝利が続くことで一枚岩だったゴズマの体制にひびが入り、やがてゴズマ全体に波及していく様子が丁寧に描かれていった。
 秘密戦隊ゴレンジャーに次ぐ55話という長期の作品でもあった。

主な登場人物
剣飛竜
チェンジドラゴン
(役)浜田治希。役者としてしばらく活動した後、ナレーターとなった。
 チェンジドラゴンに変身するチェンジマンのリーダー。冷静な判断を持つ熱血漢。熱くなりすぎて時折思慮の欠けた行動をすることがある。左利きだが、変身すると右利きに変わる。
疾風翔
チェンジグリフォン
(役)河合 宏。特にメタルヒーローシリーズでバイプレイヤーとして働く。「特捜ロボジャンパーソン」では敵役の一人ジョージ真壁など。
 チェンジグリフォンに変身する青年。熱血漢で努力家のパワーファイター。二枚目だが、女性を前にするとデレデレしてしまうことが多く、フラれ役が多かった。時々東北弁が出る。
大空勇馬
チェンジペガサス
(役)和泉史郎。東映特撮では多くの作品に登場。「恐竜戦隊ジュウレンジャー」では初の6人目戦士であるブライ/ドラゴンレンジャー役を演じた。
 チェンジペガサスに変身する青年。元陸上部だが、メカニックと爆弾技術のエキスパートで射撃の腕も確か。余裕が無くなると幼さが出ることがあり、弱気な発言をすることもある。
渚さやか
チェンジマーメイド
(役)西本ひろ子。俳優をしていた時期は短いため、代表作が本作となる。
 チェンジマーメイドに変身する女性。元作戦部隊将校で、緻密な作戦を得意とする。腰は割と低いが、言うべきことはしっかり言い、暴走しがちな飛竜の良き押さえ役となっている。
翼麻衣
チェンジフェニックス
(役)大石麻衣。代表作は本作。芸能界は隠退。
 チェンジフェニックスに変身する女性。元諜報部所属だったためか、盗聴器を掛けることが何度かあった。パワフルな戦い方をする。
伊吹長官
ヒース星人ユイ・イブキ
(役)藤巻潤。アクションスターで「東京警備指令 ザ・ガードマン」の清水隊員役で人気を博した。大山倍達の義弟でもあり、空手の腕前も確か。特撮では「西遊記」での二郎真君など。
 地球守備隊の指揮官で、電撃戦隊の長官。それまで謎だったアースフォースを解明したり、チェンジスーツを独自開発したりと、何かと謎の人物。普段は優しい父親のような存在だが、一度作戦が始まるとチェンジマンを叱咤する厳しさを持つ。実はその正体はゴズマによって滅ぼされたヒース星人で、本当の名前はユイ・イブキという。
星王バズー
ゴズマスター
(声)加藤精三。ヴェテラン声優。特撮では「光戦隊マスクマン」地帝王ゼーバ、「仮面ライダーBLACK RX」ジャーク将軍など多数。実は「月光仮面」では警察官役で出演もしている。
 大星団ゴズマの支配者両手両足のない体に顔だけが付いている不気味な姿が特徴。惑星侵略は基本的に部下に任せているが、目的のためには平気で幹部を切り捨てることもある。その正体は星の生命体ゴズマスターだった。
ギルーク司令官
ゴーストギルーク
スーパーギルーク
宇宙獣士ギラス
(役)山本昌平。映画、テレビを通じて悪役バイプレイヤーとして活躍。特撮では「プロレスの星アステカイザー」のサタンデモン、「スターウルフ」ハルカンなど。怪人の人間態も多々。
 大星団ゴズマの司令官で、星王バズーから地球攻略を任されている。元はゴズマに滅ぼされたギラス星の出身で、最後までゴズマと戦ったが、軍門に降ったという過去がある。一旦は倒されるが、幽霊体となったゴーストギルークがリゲル星人ナナの放出したリゲルオーラを浴びることでスーパーギルークとして復活する。
ブーバ (役)岡本美登。スーツアクターとして数多くの戦隊ものに出演。「海賊戦隊ゴーカイジャー」ではブーバ役で出演し、「アキバレンジャー」では本人役でも出演している。
 ギルーク長官の副官。元宇宙海賊だったが、バズーによって屈服されたという過去がある。強面だが、意外に女性に対しては純情なところを見せる事もある。
シーマ (役)藤枝かな。
(声)飯田道郎。俳優兼声優。俳優としては「宇宙刑事ギャバン」のハンターキラー、声優としては「科学戦隊ダイナマン」のダークナイトなど。
 ギルーク指揮官配下の副官。姿は女性で声は男のものだったが、実際の声は女性のものだと分かる。元アマンガ星の王女で、その誇りを取り戻してからゴズマを離反し、チェンジマンの協力者となった。
女王アハメス
メーズ
(役)黒田福美。女優の他、翻訳家、エッセイスト。本作が当たり役で、そこから多くのドラマや映画に出演し、国際的な女優にもなった。
 ギルークとは別働隊として地球にやってきた大星団ゴズマの幹部。当初ギルークと敵対したりもしたが、リゲルオーラを手に入れることで共同作戦を行うようになり、その後ギルークを追い落として地球侵略の隊長になる。
ゲーター (声)増岡弘。「サザエさん」のマスオさんと「それゆけアンパンマン」のジャムおじさんで長らく馴染みの声優。特撮では主に怪人役の声を当てることが多かったが、「ウルトラマンレオ」ではウルトラマンキングの声を当てていた。
 ゴズマの航海士。関西弁でしゃべるひょうきんキャラで、いつもぶつぶつ文句を言いつつムードメーカーとして存在感を見せていた。自分の子どもに会いたいという理由でゴズマから脱走し、それがゴズマ崩壊の兆しとなった。
ギョダーイ (声)渡部猛。俳優兼声優。怪人役を中心に多くの特撮で声の出演している。宇宙刑事ギャバンでは飯塚昭三に代わってドン・ホラー、科学戦隊ダイナマンでは帝王アトンなど。
 ゴズマの母艦ゴズマードに常駐している宇宙生物。口を開くとそこには目があり、その目から倒れた宇宙獣士を復活させて巨大化させる光線を出す。基本的に命令に従っているだけで、本人に善悪の区別はないらしい。
宇宙獣士  ゴズマの戦闘を担当する宇宙怪物。様々な星からやってきており、ゴズマに従っている理由も様々。概して戦闘力は高いが、幹部クラスの頭脳や戦闘力を持つ者から獣のようにツッコムだけの者まで様々。
ヒドラー兵  大星団ゴズマの戦闘員。卵から生まれ、怪物的な顔つきをしているのが特徴。胸に付けられたパイプが弱点で、これを斬られるとガスになってしまう。
スタッフ
話数 タイトル コメント DVD
第1話 出現!秘密の力!

  脚本:曽田博久
  監督:堀長 文
 地球守備隊の精鋭による過酷な訓練が行われていた。あまりの厳しさに次々脱落者が出ていたが、その訓練を勝ち上がった5人の若者たちがいた。そんな折、宇宙からの侵略者ゴズマが地上へと向かって行く。五人は直属の上司伊吹から特殊スーツを与えられ、電撃戦隊チェンジマンとして戦う事を告げられる。
 敵はガブー。最初に現れた敵。体の各部に口があり、そこから触手を伸ばして攻撃する。
 チェンジマンの誕生を描く第一話。チェンジマンは地球守備隊の精鋭によるもので、最初から地球を守る組織の中で選ばれた設定。組織の中の一員としてスーツが与えられるのは「秘密戦隊ゴレンジャー」以来だろうか?
 戦隊ものの第1話はとにかく流れが良いのが多いが、本作も1話でできる限りの情報を詰め込んで軽快に物語を展開させている。
 葛藤もなくチェンジマンとなる運命を受け入れる面々があまりに素直すぎるのがちょっと気になるが、それもテンポを優先したためだろう。敵の方も全部説明口調なので、とても親切。
<伊吹のことを「鬼軍曹」と呼ぶシーンがあるが、日本で「軍曹」はやばいんじゃないか?
 伊吹によれば、アースフォースは実在も不明だったそうだが、専用武装も揃ってる。用意が良いことで。
 パワーバズーカーは強力だが、組み立てて発射するまでにえらく時間がかかる。これだけゆっくりしてたら逃げられない?
 チェンジロボも最初から出来ていた。これを最初から量産していれば別段アースフォースの力なくても何とかなったんじゃないか?>
DVD1
<A> <楽>
第2話 星王バズーの怒り

  脚本:曽田博久
  監督:堀長 文
 チェンジマンによって地球攻略作戦の第一歩が躓いたゴズマは、より強力な宇宙獣士を呼び寄せる。人間を次々消してしまう宇宙獣士ゴームを相手に戦うチェンジマンだが…
 敵はゴーム。一つ目の黒いてるてる坊主のような姿の宇宙獣士。体からシャボンを出して、それに触れた人間を命のエキスに変えてしまう。
 ゴズマの非情な作戦が展開する。人間をエネルギーに変えて利用するという作戦らしい。人間が変化した命のエキスは万能で、それを使って城を作っていたが、どうやら一度命のエキスに変えられた人間はもう戻らないらしく、チェンジマンは真っ先に城を破壊していた。
 一方、チェンジマンの方も怪我をしようが苦しもうが、とにかく戦わねばならないという非情な使命があった。ただし、それは全部隊長の伊吹だけが知ってる事実で、伊吹の命令に従わねばならないというチェンジマンの苦労がしのばれる。なんだこのブラック企業は。
<ゴズマのゲーターが漏らしてしまうシーンがあるのだが、出てきた液体は丁寧にも湯気が出てる。変なところでリアルだな。
 副官シーマは女性の姿をしているが、しゃべってる声は男のもの。ひょっとしてとても新しいキャラ?>
第3話 スクラム!戦士団

  脚本:曽田博久
  監督:山田 稔
 暴れ回る宇宙獣士の通報を受け出撃するチェンジマン。ところが彼らの前に現れたのは首のない化け物で、一方、分離した首が体を探し求めていた。
 敵はゾビー。ブーバの故郷のギラス星からやってきた宇宙獣士。首と体に分離する事が出来る。体は破壊の限りを尽くし、首の方は幻覚を見せようとする。分離中はチェンジマンの攻撃も受け付けなかったが、チェンジドラゴンによって首と胴体を合体させた上で倒される。そして副官ブーマとチェンジドラゴンの一騎打ち。ブーマの手にしたクリスタルをたたき落としただけ。
 剣飛竜を中心とした話で、ゴズマの副官ブーマとの一騎打ちに臨もうとするが、その行為はメカニックからの反発を受けてしまう。歴代のレッドは落ち着いた調整役が多かったが、飛竜はこれまでにない熱血漢であることを示した話でもある。
<首だけになったゾビーを打つチェンジドラゴン。でも射軸上に一般人がいるように見えるだけど。
 ゾビーは頭と胴体が分離中はとても強いのだが、無敵というわけでもないはず。それでも敵わないのだから、チェンジマンは結構弱い。>
第4話 キスは戦いの後で

  脚本:曽田博久
  監督:山田 稔
 疾風翔は知り合った小学生の女の子から、行方不明になった猫を探してほしいと言われる。探しているうち、宇宙獣士が猫を集めている光景を目にする。
 敵はウーバ。女性型の宇宙獣士で、体液を動物に飲ませることで、動物を人間化させることができる。シーマの乳母だったらしい。
 疾風翔を中心とした話。動物が次々に人間化して人を襲う。人間化した猫の中にペットがおり、それを探す話になった。
 今回はシーマも前線で戦っているが、やっぱり男の声は違和感あるな。彼女もウーバのミルクを飲んで人間化したそうで、元の姿があるらしいことも分かった。
<猫の名前がタマオなのは良しとして、呼びかけるのに「たまたま〜」はなかろうに。
 小学生低学年と翔のキスシーンあり。今だったらこれ大問題。
 翔は戦いの最中にも身だしなみを忘れてない。気障ったらしいのが魅力とは言え、髪をとかしても全然乱れたままというのがほほえましい。余裕持ってるふりをして、実は全く余裕ないんだろうな。
 チェンジマンは土管のたくさんあるところで戦っているが、わざわざ土管に入って攻撃する意味はどこにある?
 ギョダーイが怪人を巨大化させるのを知っているチェンジマン。しかし目の前にいるギョダーイに対して何もしようとしてない。
 チェンジマンの足下に倒れたウーバがギョダーイの光線を受けたら、随分遠いところで巨大化していた。これはいつものことか。>
第5話 ペガサス逮捕指令

  脚本:曽田博久
  監督:山田 稔
 大空勇馬は地球守備隊最高司令官ジョンソンから呼び出しを受け、逮捕命令が下った。実は知らずに拾ってしまった惑星ビカーラの水晶をめぐり、ジョンソンはゴズマから脅迫を受けていたのだ。
 敵はピカラ。惑星ビカーラの生き残りで、ビカーラの水晶を巨大化させる能力を持つ。クリスタルをベースにした鋭角な体と仮面のような顔つき。当時の出淵デザインの典型のような姿をしている。
 今回は大空勇馬の中心回。最初の中心回で逮捕劇とはなかなかの不幸っぷりだな。逮捕命令を知った剣飛竜がスタンドプレイで勇馬を助け出してしまう。これまでにない熱血レッドがほほえましい。
<ピカラの光線は水晶を巨大化させるが、チェンジマンがそれを手にしていたらいけないと言うことで回収しようとする。でもそのまま巨大化させればチェンジマンの基地も破壊できるんだけど。
 長官の家にはゴズマ兵が山ほどいた。仮にも地球守備隊の司令官の家だぞ。さすがに無理だろ?
 敵の脅迫に屈した最高司令官はなんのおとがめもなしで司令官のままだそうだ。>
第6話 狙われた女子高生

  脚本:曽田博久
  監督:山田 稔
 パトロール中に乙女座の女性を狙う宇宙獣士マーゾを目撃したさやかと麻衣は二人で戦うが、コンビネーションが悪く、マーゾに逃げられてしまう。それから次々に女性を襲うマーゾにてをこまねく地球守備隊だが…
 敵はマーゾ。植物型の宇宙獣士。乙女座の女性を襲い、そのエネルギーを触手を持つ植物の実に変える。
 渚さやかと翼麻衣の女性二人を中心にした話。最初は喧嘩ばかりでコンビネーションも悪いが、戦いを通して絆を強めていくという話になってる。二人がセーラー服を着てるシーンもあるが、これも七変化の一つなのかな?
 ゴズマの方でもギルーク司令官がアハメスという女性について話をしている。過去共にバズーと戦っていたということから、後に続く伏線だろう。
<さやかと麻衣のセーラー服姿を見たマーゾは「お前達スケバンか?」と言っていた。この当時でも既に古びた言葉だったはずだが、「スケバン刑事」ってちょうど同時期だったから、逆に新しい言葉だったのかも。
 マーゾが作った植物の実は何らかのきっかけで触手を伸ばすらしいが、そのきっかけがなんだか全く語られてなかった。それ以前にマーゾ倒せば済んでしまうので必要は無いんだが。他にも何故特定の誕生日の女の子だけが植物の実を生み出せるのかも不明のまま。いろいろ取りこぼしの多い話だった。>
第7話 悲しき宇宙獣士!

  脚本:藤井邦夫
  監督:山田 稔
 相当バズーから直接地球を滅ぼすために送り込まれた宇宙獣士デモスと直接刃を交えるチェンジドラゴン。人質を取られて敗北し、重傷を負ってしまった剣飛竜だが、そんな飛竜を介抱する男がいた。彼からアースフォースの力を感じた飛竜だが…
 敵はデモス。一見ヒトデのような姿をしているが、星一つをあっという間に滅ぼす実力者。本当の名前はタローというアトランタ星人で、かつて地球に文明をもたらしたアトランタ文明に誇りを持っている。
 剣飛竜を中心にした話で、異星人との友情という話に持って行きかけて、その親友に裏切られるという話になってる。チェンジドラゴンがこれまでのレッドにはなかった熱血漢だからこそ出来る話となってる。友情を大切にして仲間を危機に陥らせるのも本作ならではだ。尺が短いためにあまり葛藤が見られなかったが。
<惑星一つを簡単に滅ぼせる宇宙獣士がやってることは子どもを人質に取ること。随分効率が悪いというか、小悪党みたいな真似をしてる。
 デモスはアトランタ星からやってきたタローを名乗っている。アトランタ星人もデモスも「レオ」に登場してる名称だが(デモスが星でアトランタが宇宙人の名前だから逆転してる)。
 地球の古代文明はアトランタ星人が作ったものだという。後の「超力戦隊オーレンジャー」とは設定が違う。>
第8話 お嬢さんは吸血鬼

  脚本:藤井邦夫
  監督:山田 稔
 宇宙獣士に襲われた女性を助けた女子高生キョウコ。だが特殊な音波を受けたその女性は突然襲いかかってきてしまい、彼女も吸血鬼にされてしまう。たまたま現場にいて痴漢の疑いをかけられた大空勇馬だが…
 敵はドキュラ。バンパイア星からやってきた宇宙獣士。体液を吸った人間を吸血鬼にしてしまう。
 大空勇馬を中心にした話で、痴漢の誤解を受けてしまう。誤解が解けてから、彼女の方が積極的にチェンジマンの協力者になってる。
 そして吸血鬼となった女性達がチェンジマンに襲いかかる。一般人を相手に出来ないヒーローの弱みを突いた作戦かと思ったのだが、吸血気になったのが4人だけで、すぐに気絶して攻撃を止めてしまうので、その辺は中途半端。
<被害者女性に調査の協力を要請する勇馬。相当とんでもないことをしてる自覚あるだろうか?
 吸血鬼となった女性は周囲の人間を襲うようになる。その光景しか見てないのだが、勇馬はなんでドキュラの元に返ることが分かったんだろう?しかもこの作戦って完全に勇馬の独断専行。こんなチームワーク悪くて良いのか?>
第9話 輝け!必殺の魔球

  脚本:曽田博久
  監督:長石多可男
 パトロール中の剣飛竜はリトルリーグの少年と出会う。飛竜の事を知っているその少年は飛竜にドラゴンボールを見せてほしいと願うのだが…
 敵はオーズ。タコのような姿をした宇宙獣士。体をゴースト電気に変え、世界中を混乱に陥らせようとする。目が弱点で、爆弾を仕込んだ野球の球をピンポイントで目に当てられて能力を失った。
 剣飛竜の過去にまつわる話。かつて高校球児のピッチャーとして名を馳せたが、親友を怪我させてしまったことから封印していた魔球を再び投げるという話で、過去を乗り越える話になっている。
 副官ブーバとの戦いで派手な爆発シーンがあるんだが、明らかにチェンジマン全員爆発に巻き込まれてる。なんという危険な撮影だ。ちなみにここでブーバは武器をへし折られてる。
<チェンジマン全員が普通の家に勝手にお邪魔するというのもとてもシュールな描写だ。
 なんでわざわざオーズはチェンジマンのいるところに現れる?世界を混乱に巻き込むのが目的じゃなかったのか?
 四人の危機に颯爽と現れ、目を狙えと指示を与えるチェンジドラゴン。格好良いけど、みんながピンチに陥ってるのに横でじっと観察してたなお前。
 剣飛竜が高校時代に投げていた魔球はドラゴンボールという。バッターの手前でぐっとホップするのだが、こんな球を投げられるって、超能力者だったんじゃないか?名前に関しては、アニメだけでなく、「科学戦隊ダイナマン」でも同じ名前の武器が登場してる。
 オーズの目を狙うのはドラゴンボールしかないというのが飛竜以外全員のチェンジマンの総意だった。ところで見たこともないのにドラゴンボールがどんなボールなのか、分かってるんだろうか?ホップするだけの球だったら意味はないぞ。
 ドラゴンボールの投げ方は空中にジャンプして宙返りをしながら投げるのだが、それは野球ではボークというやつでは?普通にも投げられるようだが、だったらそのパフォーマンスはなんのため?
 オーズは自分を電気化出来るのだが、弱点の目をかばうためには体を回転させるだけ。チェンジマン相手になんで電気化して逃げ回らないんだ?
 物語とは関係ないが、今回はオーズゴースト電気ドラゴンボールと、後の仮面ライダーシリーズに関する面白いワードが次々出てくる。>
第10話 恐怖の無人車軍団

  脚本:藤井邦夫
  監督:長石多可男
 無人の車が突然動きだし、次々に人々を襲い始める。出動するチェンジマンだが、念動力の使い手ハウストの前に現れる無人車の妨害に遭い、戦う事が出来なかった。そんな時、車に襲われた少女を救った疾風翔は、シーマとハウストの罠に落ちてしまう。
 敵はハウスト。念動力の使い手で、無人の車を暴走させる。策士を自認し、罠を張って疾風翔を捕らえた。
 身近な恐怖をヒーローが救う。古き良き昭和特撮の伝統を守った話。一応疾風翔が中心と言えなくもないが、女性の色香に迷って捕まっただけの情けない役回りだった。ただ、転んでもただでは起きないというか、罠にかけられた花屋の花を持ち去って地球守備隊の女性職員にプレゼントしてたりする。
<「この程度の星、私の念動力で支配してみせる」と豪語するハウスト。でもやってることは車を暴走させるだけ。せいぜい外出を控える程度の効果だった。相当時間かかりそうだな。
 翔を拷問するハウストは秘密基地の場所を吐けと言ってる。地球守備隊みたいなでっかい組織の基地は秘密だったの?
 何故か素顔のまま町をぶらついてるゲーター。これもハウストの罠の一部だが、幹部を囮に使うとは。
 チェンジマン五人が揃うと力を増すことが分かってながら、敢えて一緒にさせるハウスト。随分お粗末な作戦だ。>
第11話 SOSココとキキ

  脚本:藤井邦夫
  監督:山田 稔
 地球に落下した巨大隕石。それはコロ星人が自分の星を襲うゴズマに対抗するための武器を探しにやってきた宇宙船だった。
 敵はゴースト。現在コロ星を攻略中の宇宙獣士で、ゴースト星人という種族名の一体。コロ星から脱出した住人が地球にやってきたことを知り、地球にやってきた。姿を消すことが出来、その姿を見るためにはダイヤモンドが必要。
 大空勇馬を中心にした話で、友好な宇宙人との交流が描かれる。ウサギのような姿をした弱々しい姿のためすっかり信用しているが、それが裏切ることはなかったようだ。見た目が正しいという話。
<星王バズー曰く「コロ星人を殺せい」…まあこれは良いか。
 それにしても初対面で、しかも攻撃してきた宇宙人をすっかり信用するとは勇馬も人が良い。見た目の問題か?
 見事に都合の良い時に良いタイミングで現れるチェンジマン。きっと事前に察知していて、隠れて見守っていたのだろう。
 今頃気がついたが、チェンジロボが袈裟懸けに斬っているシーンで、右側から斬っているので、敵は左肩から斬られなければならないはずだが、右肩から斬られていた。
 チェンジマンの見守る前で発信するコロ星人の宇宙船。火を噴射して上昇してるけど、至近距離にいるチェンジマンの面々はよく無事だったな。
 コロ星人の宇宙船を地上で見送るチェンジマン。そのまま宇宙に出たらゴズマの標的では?>
第12話 ママはマーメイド

  脚本:曽田博久
  監督:山田 稔
 宇宙獣士バンバの吹き矢を受けた女性は毛むくじゃらのヒトバンバに変わってしまう。元人間のヒトバンバに手出しが出来ないチェンジマン。しかも母親を奪われた子ども達が泣いている中、平気な姉弟がいた。この姉弟がシーマに狙われるのではないかと考えたさやかは二人を守ろうと考える。
 敵はバンバ。巨大な顔を持つ宇宙獣士で、口から放たれる矢を受けた人間は毛むくじゃらのヒトバンバになってしまう。シーマの命令で渚さやかを苦しめる。
 渚さやかを中心に、母親を奪われた子どもの悲しさを描く話。この作戦の指揮を執ったのはシーマで、その幼少期に母親から切り離されたトラウマからこの作戦を始めたとのこと。シーマの過去も少し語られている。ちなみにシーマに乳を含ませているのは4話に出てきたウーバ。
 元々母親がない姉弟は、他の子どものように母親がいないからと言って泣かないのだが、その母代わりになってやる。これだけだといい話だが、これがシーマをおびき寄せる罠だったりする。一般人をおとりに使うとは、非情な性格をしてる。
<何故女性を襲わせるのかと聞かれたシーマは「私は幸せな親子が大嫌いなのさ。だから子どもから母親を奪ってやる」とのこと。凄いルサンチマンだ。
 さやかに騙されたと知ったシーマは「よくもひっかけてくれたな」と言ってるが、妙齢の女性キャラが男の声でこれを言うと、妙な気分にさせられるぞ。
 さやかを攻撃して苦しめるバンバだが、なんでヒトバンバにしようとしない?それよりなんで生身で耐えられるような攻撃しかしないんだろう?>
DVD2
<A> <楽>
第13話 地球を売るパパ

  脚本:曽田博久
  監督:長石多可男
 地球の支配者の報酬でゴズマに協力する地球の科学者熊沢は、ギョダーイの能力を高めるため、天才ばかりの惑星リゲルから連れてこられた少女ナナを自分の娘として育てる。
 敵はバラス。ギョダーイパワーアップのためにエネルギーを集める。あらゆるエネルギーを吸収して自在にそれを武器として用いる。リゲル星人のナナによってエネルギーをギョダーイ用に変換させられる。パワーバズーカの威力さえ吸い取る。それとギョダーイによって巨大化させられた巨大トカゲ。
 前後編で天才宇宙人の少女をめぐる物語。地球に連れてこられ、研究施設が与えられた天才少女に真実を告げる話となる。素直な子どもとの交流という、定番話でもある。
 パワーを与えすぎたギョダーイが暴走してしまって、そこら中の生物を巨大化させてしまい、今回の巨大戦は巨大トカゲとの戦いとなった。
 ナナ役の柴田時江はギルーク指令役の山本昌平の娘で親子共演となった。
<ギョダーイの能力を高めようというのが今回の作戦だが、複数のギョダーイを連れてくる方が早くね?
 惑星リゲルは天才ばかりの星と言うが、平均を取ったら、住民はみんな凡人となる。
 壁からネジが取れているのを見た剣飛竜は、「ここが地球とは思えない」と言っている。ネジが取れただけでなんでそう思えるんだ?
 結果として何の罪もないトカゲを叩き斬ったチェンジマンだが、それについて何とも思ってないらしい。>
第14話 攻撃!巨大トカゲ

  脚本:曽田博久
  監督:長石多可男
 幻術から醒めたナナが街をさまよっているのを保護したチェンジマン。だが追ってきた熊沢博士によってナナは奪われ、ギョダーイのパワーアップを完成させてしまう。
 敵はバラス
 異星人ナナに関する後編。騙されたと知った少女の悲しみを受け止めるという話になってる。ツッコミどころだらけという問題はあるが。
 ナナの故郷リゲルはナナが寝ている間に滅ぼされてしまったとか。さらっと恐ろしい設定を入れてる。しかしそんな力持ってるくせに地球の侵略は随分時間かかってる。ひょっとしたらギルーク司令官って、ものすごく無能なんじゃ?
 今回登場したナナは天才的頭脳を持つ少女というかなりおいしい役どころだから、そのままチェンジベースに連れて行って協力者となれば良かったのだが、そうはならなかった。ちょっと勿体なかったな。伊吹隊長あたりが引き取るという話でも良かった。
<ナナを車から救おうとジャンプした剣飛竜。かなり高い空から落下してるけど、どこまでジャンプしたんだ?あんまりジャンプしすぎると間に合わないよ。それで足を挫いてちゃ世話ない。
 熊沢博士は研究所の中に易々と剣飛竜を入れてしまってる。最も肝心な警備をしてないとか、どんな手抜きだ
 熊沢博士が突き飛ばしたナナを受け止める飛竜。あんな距離をよく間に合ったな。
 熊沢の銃に撃たれた飛竜だが、ちょっとダメージ受けた後でぴんぴんしてる。随分ちんけな銃だな。
 ギョダーイは今回2体のトカゲを巨大化させているが、一体目が倒された描写がない。
 ギョダーイのパワーアップはバラスいてこそ。バラスが倒されたらもうパワーアップできない。
 この星でひっそりと生きていくというナナ。この星のことを何も知らないのに助けもなしにどうやって生きるつもりだ?>
第15話 暴走ライダー麻衣

  脚本:鷺山京子
  監督:長石多可男
 家庭用のプロパンガスが毒ガスに変わるという事件が起こった。それが宇宙獣士によるものだと見た男ケンがいた。そのケンが目撃したことを聞き出そうとする翼麻衣。
 敵はロガン。あらゆるガスを毒ガスに変えることが出来る宇宙獣士。体がバラバラになっても特殊なネットがあれば再生が出来る。
 麻衣の中心回。単独での中心回はこれが最初となる。人の事なんてどうでも良いというツッパリ青年との交流が描かれるが、実はそのツッパリは心優しいという、まるで70年代の青春ドラマのような話が展開している。
 珍しく巨大化した敵がチェンジマンを襲っている。チェンジドラゴンを握っているのだが、握り津ぶつわけでも無く、銃を撃たれたらすぐに手を離していた。
<バイク事故を起こした際、猫をよけたという麻衣に「そんなの関係ない」というケン。万死に値する発言だ。
 その猫を実は大切に飼っていたケン。バイクスーツの中に猫を入れてバイクに乗ってるけど、それって猫を殺す事になるぞ。
 道路でバイク勝負をしていたはずなのに、いつの間にか採石場での勝負になってる。そもそもなんでオフロードバイクで公道勝負を挑むのかが分からないわけだが。
 ケンと麻衣の勝負を見守るチェンジマンたち。ところがロガンに襲われピンチになってもなかなか現れない。お前らそれまで一体何してた?
 ケンはハーケンクロイツのペンダントをしてる。欧米での放映は一切考えてないな。>
第16話 翼を持った少女!

  脚本:藤井邦夫
  監督:長石多可男
 疾風翔は公園で出会った女性に一目惚れしてしまう。彼女は実はかつてゴズマに滅ぼされたメルル星の生き残りの子孫で、その力を用いて争いを止めようとしていた。
 敵はガウパー。五感が無く、気配だけで敵と戦う宇宙獣士。そのためメルル星人の精神波を受けずに済む。
 心優しい宇宙人との交流が描かれる話。どっちかというと宇宙刑事シリーズでありそうな話になってる。中心になるのが疾風翔で、意外に惚れっぽい性格が明らかになった。
 初めてチェンジマンがギルークと話をするシーンがある。それだけメルル星人というのは驚異だったということか。
 メルル星人さくらを演じたのは後に「機動刑事ジバン」でクイーンコスモを演じる朝倉陽子。
<疾風翔がさくらにボールぶつけられた際、顔が汚れたと言っていた。よく鏡も見ずにそれが分かったな。
 ガウパーがさくらを取り込んでしまったために平和の心が芽生えてしまって敗北を喫したのだが、ギルークはさくらを殺せと言ってたのに、なんで取り込んだんだろう?>
第17話 長崎の謎の幽霊船

  脚本:曽田博久
  監督:山田 稔
 幽霊船が現れると聞いた地球防衛隊は疾風翔を調査に向かわせたのだが、そこで行方不明になってしまった。
 敵はギルバ。女王アハメス配下の宇宙獣士で、独自に地球侵略を行った。身体中に付いている球体をヒドラ兵に与えることでパワーアップさせる。肉体をバラバラにされても復活が可能で、巨大戦で敗北した後も等身大の大きさで復活している。
 もう一人の幹部女王アハメスの登場の話。独自に地球にやってきたとのことで、これまでの敵とは異なる方面からチェンジマンを攻撃している。
 この話は長崎とのタイアップでもあり、オランダ村や九十九島観光ホテル(ちゃんと「佐世保の」と注釈まで付けて)の名前もはっきり出している。アハメスはなんとオランダ娘のコスプレまで披露している。
<疾風を探しに来て戦闘になったのは良いが、その後全員でホテルに向かっている。実際ホテルにいたのだが、普通だったら海を調査するとかじゃない?
 疾風が他のメンバーから逃げてるのは女に騙されたことがかっこうわるいからと言う理由だったが、中心回はほとんど騙さればかりいるんだけどね。
 疾風を海にたたき落としたのは良いけど、そこで放置してしまうアハメス。いつもながら詰めの甘さがねえ。>
第18話 アハメスの挑戦!

  脚本:曽田博久
  監督:山田 稔
 星王バズーより直接チェンジマンの討伐を指令された女王アハメスはギルークの配下を借り受けてチェンジマンに再挑戦する。
 敵はギルバ。身体中に付いているボールがあると再生するため、ボールをすべて破壊した後で倒された。
 長崎での戦いの後編。前回はオランダ村だったが、今回は佐世保港と長崎バイオパークを舞台にする。観光地を見せるため、アルパカやミーアキャットなども紹介している。
 神出鬼没の幽霊船とギルバの再生能力が前回の謎として残っていたのだが、どちらも推測だけで正解にたどり着いているのであっけない終わり方になってしまった。
<動物たちを近くで見ることが出来るのが売りの長崎バイオパークだが、動物のいる前で火薬使うのはどうかと思うぞ。
 「この地球に醜い宇宙人は似合わない」というチェンジグリフォン。美しい宇宙人だったら良いらしいが、その判断は?>
第19話 さやかに賭けろ!

  脚本:曽田博久
  監督:山田 稔
 アハメスが呼び寄せた宇宙獣士ジーグに襲われた剣飛竜と渚さやか。自由に空中を動き回り、正確な射撃を行うジーグに全く手が出ない二人だったが、ジーグの強さは重力を自由に操ることと気づいたさやかは開発中だった反重力ベルトの開発を進める。
 敵はジーグ。宇宙の殺し屋の異名を持つスナイパー。アハメスによってチェンジマンを倒すためだけに呼び出される。重力を自由に操って、空中から一方的に攻撃を加える。
 渚さやかを中心にした話。技術者でもあるさやかは、敵に対抗するためにスタッフ総動員で対抗手段を講じることになる。珍しい技術的な話だ。そしてそんなさやかを信じる剣飛竜が自ら実験体となって開発に成功させるという話でもある。最後にちょっと良い雰囲気になる二人。恋愛と言うよりは同士的な絆だろうけど、メンバー同士では結構珍しい感じだ。
 ギルークとアハメスはかつて星王バズーに対して反乱を起こした同志ということが分かった。二人ともすっかりバズーに反抗する気は無いようだが、複雑な関係があるみたいだ。伏線になるかどうかはともかく。
<ジーグは空中から自在に攻撃するのだが、空中にいるってことは的が大きいと言うことでもある。あんまり優位にあるように思えないんだけどね。
 ジーグはチェンジマンを倒すためだけにやってきたので、他の作戦は全く行ってない。それはそれで立派だが、正面からたたきつぶす以外の方法は使う気ないのか?
 チェンジドラゴンとマーメイドのいないチェンジマン三人を攻撃しきれないジーグ。そんなに強くないような?>
第20話 大逆襲!ギルーク

  脚本:曽田博久
  監督:山田 稔
 日本各地で釣り人が不思議な魚ピラーニに襲われる事件が多発した。出動するチェンジマンだが、数が多すぎるため、攻めあぐねてしまう。伊吹長官からピラーニの発生源を探るよう命じられたチェンジマン。
 敵はシーラ。惑星ガブーリ出身のタツノオトシゴのような宇宙獣士。原生生物のピラーニを使って人間を襲わせる。
 大空勇馬と子ども達の交流を描きつつ、ギルークとの戦いが描かれる。
 ギルークが前線に出るのは初めてだが、女王アハメスの登場で星王バズーから地球攻略はどちらか一方のみに行わせると言われ、危機感を覚えたのだろう。チェンジペガサスに一対一で勝負を挑み、圧倒的な力で勝利するが、相変わらず海にたたき込んだ時点で追い打ちをかけないため、すぐに作戦失敗になってしまう。
<ピラーニは人間の柔らかいところにかみつくのだが、チェンジフェニックスには噛みつかない。「失礼よ」とか言ってるが、セクハラっぽい描写だ。
 いつものことでツッコミどころではないけど、地球防衛隊はあれだけ人員いるのに、ピラーニの発生源の調査までチェンジマンにやらせてる。過剰労働だな。
 そこらへん歩いてる大人に向かって「先生になってくれ」という小学生。そんな小学生がいるか?
 小学校の先生が捕まって洞窟に閉じ込められているのだが、別段ピラーニの餌になってるわけでもない。それで今になって餌にしてやるとか言ってるけど、それまでなにもしなかったの?
 海に飛び込んだシーラをパワーバズーカで撃破するチェンジマン。それって海洋汚染では?>
第21話 ゴズマの大スター

  脚本:曽田博久
  監督:長石多可男
 ゴズマの前進基地を探り出したチェンジマンはそのアジトに突入する。そこにはブーマとシーマの二人が作戦を遂行中だったのだが、途中でギターを奏でる宇宙獣士の乱入を受けてしまう。
 敵はボルタ。トーラ星の宇宙獣士で宇宙一の大スター。トーラ星のボルタと言うことで、トーラボルタを名乗る。格好がもろに『サタデー・ナイト・フィーバー』のトラボルタだった。ギターを奏でながら破壊を行い、これまで50の星を征服してきたという。最初の戦いではチェンジマンを圧倒する実力者。実は敵の動きをスローモーションで見えるというサングラスこそが本当の武器だった。
 ゴズマの大スターの登場。そしてシーマの恋物語となる。シーマは元々大スターのボルタのファンだったそうだが、実際に逢った時に感動で気絶までしてる。声が男のまんまなので、恋する乙女を演じるとすさまじく違和感ある。一方、アハメスのお陰で肩身が狭いギルーク司令官はボルタの活躍が宇宙中に知れ渡ったことで、ますます危機感を募らせてる。気がついたらシーマとゲータはボルタ側に行ってしまい、ギルークに残ったのはブーバだけという悲しみ。
 一方、逆にゴズマと戦うチェンジマンの活躍を示そうと、その撮影機材を使って宇宙中にメッセージを送ってる剣飛竜。ところで日本語でしゃべって大丈夫なんだろうか?
 ゲータ曰く、「単身赴任中」だそう。つまり母星に家族がいるということになる。
<気絶してしなだれかかってきたシーマに、求婚されたと思ったブーバ。あれ?そんな関係だったの?
 トーラ星のボルタだからトーラボルタ…訴えられないか?
 トーラボルタの本当の武器は敵の動きをスローモーションで見るのだそうだ。自らの動きそのものが変わってないから、集団で攻撃を受けたら対処しきれないと思うのだが、そこには言及無かった。>
第22話 鏡に消えた戦士!

  脚本:鷺山京子
  監督:長石多可男
 新技を開発中につまらないことで喧嘩してしまうさやかと麻衣。そんな中宇宙獣士の出現に出動するチェンジマンだが、罠にはまったさやかは宇宙獣士ミラルカによって入れ替わられてしまう。このままチェンジマンの秘密基地へと潜入しようとするが…
 敵はミラルカ。全身鏡で出来た女性型の宇宙獣士。鏡に映った人物を完全にコピー出来る。
 メンバーの一人が偽物にされてしまったという話。これも定番の一つかな?同じ顔をした二人が戦ってたりする。物語は女同士の友情物語に持って行ってるが、女性戦士が二人いるとこれが出来るのが良いね。
 女性戦士二人が中心だったが、そのため他のチェンジマンがあんまり目立ってなかった。ほぼパワーバズーカのためだけに出た感じ。尺の問題で仕方ないところか?
<さやかのコピーを作り、加賀美に閉じ込めたブーマだが、その加賀美を単にアジトに運んだだけ。このままなんで殺さない?
 最後にブティックに来たさやかに麻衣は「ぶりっこ」と言っている。懐かしのフレーズだ。>
第23話 イルカに乗る少年

  脚本:藤井邦夫
  監督:山田 稔
 宇宙獣士ゼーラは世界中の海を霧に閉ざして魚を捕れなくしてしまった。これがゴズマの仕業と察知したチェンジマンは調査するのだが、そんな中、疾風翔はイルカに乗る少年の姿を目にする。
 敵はゼーラ。コセドニア星出身の宇宙獣士で、魚を自在に操る事が出来る。海を封鎖し、人間に魚を捕れないようにしてしまった。
 地球の海を封鎖してしまうと言う強力な宇宙獣士が登場。最初からこいつ投入しておけば良かったのに。
 古代の宇宙人の血を引く少年との交流という話だが、このパターン随分多い気がする。敵怪人がそれぞれ故郷の星を持つという設定のためだろうか?
 工学的な合成が多用されているのも面白い。あんまり上手く合成は出来てないけど、演出の試しをやってるのだろうか?
<ゼーラは海を封鎖するという大技を使う。これを一月ほども続けたら甚大なダメージを受けるはず。だったら海にずっと潜らせておいて、作戦自体は幹部にやらせれば良いのに。
 ヒドラ兵に襲われてピンチの疾風翔にジェットスキーで駆けつけるチェンジマン。さっきまでバイクと車で移動してたのに、なんで海にいる必要があるんだ?
 シンペイ少年が宇宙人の血を引いていることを黙っていようという翔。それは良いけど、既に魚としゃべったり超能力を出したりしてるんだけど、普通の生活送れるんだろうか?>
DVD3
<A> <楽>
第24話 ギョダーイの家出

  脚本:曽田博久
  監督:山田 稔
 ゴズマードから突然ギョダーイが脱走し、街で片っ端から金属を食べ始める。出動したチェンジマンと戦うが、実はギョダーイの中には宇宙獣士キーガが入り込んでいた。
 敵はキーガ。アハメスによって呼ばれた寄生する宇宙獣士で、ギョダーイに寄生してより強くなろうとする。
 なんとギョダーイが中心になるという異色作。宇宙獣士を巨大化させるだけの存在だが、キーガに寄生されることで知性も持つし、悲しみのようなものも感じさせる。敵モンスターにこれだけ思い入れを込めるのは極めて珍しい。
 ギョダーイは宇宙獣士を巨大化させる特殊能力から重宝されているようだが、宇宙船に一人いれば済むので、仲間がいない。
 最初はギョダーイを攻撃しようとするチェンジマン。これまでギョダーイがやってきたことから、排除は当然とみてるのかもしれないが、やがてギョダーイの悲しみを感じて手助けしようとしてる。やってることはギョダーイの真似をして近寄るというもので、ピンクの合羽をかぶって両手に杖をつきギョダーイに近寄るというもの。端から見たら馬鹿そのものだが、そういうのが重要なのだ。
<キーガをギョダーイに寄生する作戦を認可する星王バズー。ギョダーイは換えが効かないので、こいつだけには寄生させちゃ駄目なんじゃないかな?
 キーガを巨大化させたギョダーイを見て、「所詮は宇宙動物だったか」と呟くチェンジグリフォン。ここまで騙しておいてよく言うよ。
 ギョダーイは一匹しかないと分かってるチェンジマン。なんでそれが分かるんだろうか?>
第25話 歌え!大きな声で

  脚本:曽田博久
  監督:長石多可男
 人の歌声を使って破壊音波を作る宇宙獣士ゾノスが現れた。それによって日本から歌声が消えてしまった。そんな中、
 敵はゾノス。オペレッタ星出身の宇宙一の歌手。人の歌声と自分の歌を合わせることで破壊音波を作り出す。ただし、音痴な歌を聴くと苦しみ出す。
 大空翔が実はとんでもない音痴であることが分かった。本人もそれは気にしていたらしく、地球防衛隊のカラオケ大会で歌を強要されて泣き出してしまったくらい。ただ、そんな大空にこそぴったりの宇宙獣士が現れ、音痴を武器に撃退するという話になってる。コンプレックスを武器にするというのも特撮の醍醐味だ。コミカルな話になってたが、よくキャラが立った話になってる。
 ゾノスは地球を滅ぼしに来てるはずだが、人間から歌を奪うだけって、小規模も良いところだ。この作戦に星王バズーもノリノリだったが、ギルークの制裁の話はどうなったんだろう?
<宇宙一の歌手が出てきたが、そうなると21話のボルタはどういう立ち位置になるんだろうか?スターではあるが、歌は一番ではないというところか?
 歌手志望の少年が自分の音痴に気づくのだが、それまで誰にも言われてなかったというのが凄い。
 一回聴いただけで大空のむちゃくちゃな歌に見事にハモって歌える少年。音痴とか言ってたけど、音感はとんでもなく良かったようだ。
 ゾノスを倒すためにチェンジロボからチェンジペガサスの歌が大音響で流される。なんだその羞恥プレイは?>
第26話 麻衣20歳の初恋

  脚本:藤井邦夫
  監督:長石多可男
 ジョギング中に知り合った男性トーゴと共に走っていた麻衣は宇宙から小型の宇宙船らしきものが落下したのを発見する。その宇宙船の中に入っていたのはリンド星から来た小動物だった。その宇宙生物が持ってきたメッセージにはSOSが入っていた。
 敵はホーグル。人間に病原菌を植え付ける鳥の羽根のような武器を用いてその星の住民を滅ぼす宇宙獣士。リンド星から流れ着いてきた動物ギギを殺そうとする。
 麻衣の初恋が描かれる。すっかり相手に参ってしまって、一緒に宇宙に行きたいとまで言ってるほど。ほぼ完全に今回は麻衣のみが活躍した話になってた。
 この世界では地球の科学力は相当に高く、他の惑星に宇宙船を送ることが出来るほど。そう考えると、この作品はかなり未来の話となるのか、あるいは並行世界か。
<捕らわれた麻衣は両手を縛られてぶら下げられている。この体勢は相当危険で、普通やってはいけない。
 ホーグルは星一つの住民を滅ぼせるほどの病原菌を持つが、麻衣一人の動きを止める事が出来ない。随分遅効性の病気らしいが、だったら前線に出る意味ない。>
第27話 ゲーター親子の夢

  脚本:曽田博久
  監督:山田 稔
 熱海に招待を受けたチェンジマンは指定されたホテルに向かう。そこで彼らを待っていたのは、なんとゲータそっくりな異星人だった。そこに丁度良く現れるゴズマに罠の存在を感じる剣。一方、ゲータの妻ゾーリーを信じようとする疾風だが…
 敵はギロム。かにのような姿をした空間を操る能力を持つ宇宙獣士で、チェンジグリフォンのグリフォンズーカを奪う。チェンジマンも亜空間に放り込むのだが、普通に戻ってしまった。
 疾風翔を中心とした話。熱海まで出かけたら、そこにゴズマがいた。どう考えても罠なんだが、それを信じようとする翔の姿が描かれた。見事に罠にはまってしまうのだが、
 普通の戦隊ものだとレッドがお人好しで、他のメンバーの叱責を受けるパターンが多いが、今回はレッドが罠を心配してる。ちょっと他の戦隊とは個性が異なる。
 敵幹部にも家族がいて、ホームドラマのような描写が出てる。敵の家庭生活なんてこれまで出たことがなかった気がする。これも随分新しい話だ。
<招待状一つで全員で熱海まで行くチェンジマン。随分お人好しというか、こんな事してたら地球の平和守れるのか?
 ゲーターの妻ゾーリーを見分けた疾風翔。理由はどうやら胸があるかららしいが、異星人も人間と同じなんだろうか?
 これを言ったら元も子もないが、ゲーターの妻がゾーリーで、息子がワラジーって、冗談で付けたとしか思えない。>
第28話 呪われたクレヨン

  脚本:鷺山京子
  監督:山田 稔
 かつてゴズマに対抗した惑星のペインが新たな宇宙獣士として地球へと派遣された。愛のこもった絵に呪いをかける能力で次々と子ども達を呪いにかけていくが、その中に疾風翔の絵があることが分かり…
 敵はペイン。筆のような姿をした宇宙獣士で自分の血を用いて描いた絵が実物になるという能力を持つ。子ども達に絵を描かせ、そこに呪いをかけて子ども達を苦しめる。
 疾風が中心になった話で、呪いをかけられた疾風がその呪いを跳ね返すまで。一度呪いにかけられることでそれを逆探知してアジトを探るという命がけの作戦だった。幸い呪いは爆発のものだったので、吹き飛ばされてもいつものことで無事だったというオチ。もし手足がバラバラになるよう描かれていたらどうなってただろうか?
 ペインは無理矢理ゴズマに従わされているという描写が冒頭にあったけど、そのフォローはなく、いつも通りチェンジマンに倒されてしまった。過去の話があると後味悪い。
<回想シーンでリエと仲良く遊んでる疾風翔。いつそんな時間があったんだ?
 シーマ一人でチェンジマン四人を相手に戦える。呪いとか面倒なことをせずに一人呼び出して戦ってれば済むのではないだろうか?
 最後のナレーションで、ペインは少女の愛で倒せたみたいなことを言ってるけど、そんな積極的なことだっただろうか?>
第29話 花を守れ!幻の蝶

  脚本:藤井邦夫
  監督:山田 稔
 女王アハメスは求婚してきた宇宙海賊ギガラに黄金の蝶を捕ってくるように願う。そしてアハメスが指さしたのは地球だった。
 敵はギガラ。女王アハメスに求婚してきた宇宙海賊。アハメスの願いを聞いて地球に黄金の蝶を捕獲にやってきた。宇宙獣士ではなく、一匹狼の宇宙海賊だというが、過去ブーバーと共に宇宙を荒らし回っていたそうだ。
 パターン的にはなんらかの目的を持った的の前にはだかるヒーローといういつものパターンだが、その敵が極端に強いというのが特徴で、主人公キャラと絡ませてドラマ性を高めている。
 今回の舞台は霧ヶ峰高原。タイアップの建物とかはないので、町が呼んだか、それとも勝手に行ったか。
 ギガラは背景もあるし何より強いので、一回で退場させるには勿体ないキャラ。メインキャラに昇格させてアハメスとブーバーの間でコントをやってほしかった。黄金の蝶が霧ヶ峰にいたことがわかったものの、以降何もしてないのも勿体ない。この話膨らませれば一年分の設定にだって出来たものを。
<宇宙最大の悲報とも言える黄金の蝶まで地球にあるとか。地球は本当に特別なところなんだ。
 何も知らずに地球に降りてきたっぽいギガラだが、チェンジマンの存在は知っていたらしい。やっぱり海賊稼業はちゃんと事前調査が必要らしい。
 タケシ少年が高原を守ろうとしているのを「自然を守ろうとしてる」と言ってるが、どう見ても人間が整備した場所だけど、これを自然と言いきって良いのか?>
第30話 走れ!ペガサス!

  脚本:藤井邦夫
  監督:山田 稔
 怪我をして処分されそうになった馬ペガサスをかわいそうに思って引き取る大空勇馬。そんな時にゴズマは宇宙獣士デリカルに地上に金属片を降らせて通信妨害を行う作戦を行っていた。一切の機械が使えない中、勇馬はペガサスに乗ってデリカルを止めに行く。
 敵はデリカル。目からコンピュータを狂わす金属片マグネシャワーを降らせる宇宙獣士。増幅装置で世界中のコンピュータを狂わせた。
 大空勇馬と愛馬ペガサスの絆を描いた話。勇馬のために馬が身を犠牲にするという泣ける(?)話になってる。最後は爆弾を加えて走って自爆してるが、動物をこんな風に殺すのは今ではNG。
 今回のゴズマの作戦は地球全体のコンピュータを使えなくしてしまうと言う作戦で、肉体のみでの戦いとなる。チェンジスーツも装着出来ないため、生身で戦わざるを得ないので、大変効率的な攻撃だった。もっと早く、継続的にこの作戦行っていたら割と簡単に地球征服ができたと思うぞ。
<チェンジマンはアースパワーで変身するのだが、スーツそのものはコンピュータで動いているらしい。随分いい加減な設定だ。
 勇馬の危機に勝手に走ってくる愛馬ペガサス。ここまでどれだけ距離があると思ってるんだ?それ以前に馬を放し飼いで飼うとか、正気の沙汰ではない。
 チェンジペガサスによってマグネシャワーが仕えなくなったデリカルだが、デリカルの能力はとても効率的なので、基地に戻って治した方がいいんだけど、シーマは突撃を命じてる。指揮官として無能としか。>
第31話 暴け!バズーの謎

  脚本:藤井邦夫
  監督:山田 稔
 渚さやかは家に代々伝わる不思議な形をした人形を持った少女ゆかりと知り合う。彼女が手にした人形を狙い、宇宙獣士ゾルバスが現れる。
 敵はゾルバス。スペースドールを破壊するために地球にやってきた。念動力の使い手。テレポーテーションや分身の術でチェンジマンを翻弄した。巨大戦ではチェンジロボも空中に浮かせている。
 星王バズーの正体を探る話。宇宙に浮かぶ上半身の恐ろしい姿は本体ではなく、正体があることが示されたが、肝心の正体については分からないままだった。
 スペースドールを巡り、チェンジマンとギルークだけでなく、横からかっさらおうとアハメスも暗躍しており、見所は多いが、時間が短すぎて、あっけなく終わってしまった感じ。
<宇宙を揺るがすほどの力を持つ幻の蝶がいたり、スペースドールがあったりして、地球は相当特別な場所のようだ。
 ゼグが流したスペースドールは一体だけ。よくこれでどこかに届くと思えたもんだ。さすが予言者。
 さすが大気圏突入に耐えただけあって、スペースドールは放り投げたくらいでは壊れないが、ゾルバスのビーム程度で簡単に破壊されている。>
第32話 ナナ!危険な再会

  脚本:曽田博久
  監督:堀 長文
 かつて地球にやってきたリゲル星人ナナは今は一般家庭に引き取られてひっそりと生きていたが、一生に一度だけ放てるというリゲルオーラを自ら浴びてスーパーパワーを得ようとするギルークがナナを狙う。
 敵はアハメス三獣士のダブンジェラーギザン。アハメス配下のパワーキャラの宇宙獣士。そしてジャンゲラー。アハメスが捕獲した宇宙怪鳥で、二つの首から炎と冷凍光線を放つ。
 13話に登場した少女ナナが再登場。リゲル星人は一生に一度スーパーパワーをもたらすリゲルオーラなるものを出せるそうで、それを浴びようとしてギルークが襲うという話。形はどうあれ、大の大人が少女を襲うという構図がかなりやばい。
 かつて一人で生きていく事を決めたナナだが、子供の身なので、誰かに頼らないと生きていけないという現実が世知辛い。やっぱり地球防衛隊が引き取ってマスコットキャラにした方が良かったんでね?
 リゲルオーラを浴びようとするのはギルークだけでなく、アハメスまで狙っており、そのために宇宙怪鳥ジャンゲラーを持ち出している。リゲルオーラなんて浴びなくても充分強いように見えるぞ。
 ナナの保護者田村夫婦の奥さんの方はひし美ゆり子だった。お母さん役もはまってる。
<ナナのペットのクークが遙かリゲル星から飛んでやってきた。一体どのくらいの距離あるんだろう?というか、どうやって地球にいるのが分かった?
 宇宙獣士ギザンの技は電磁フラッシュという。デンジ星となんらかの関わりが?
 生身のアハメスにチェンジロボで攻撃をかけるチェンジマン。充分卑怯に見えるが、その上「地獄に落ちろ」とか言ってる。どう見ても悪人だぞ。>
第33話 ギルークの最期?!

  脚本:曽田博久
  監督:堀 長文
 ナナからのリゲルオーラ奪取に失敗したギルーク司令官に対し、星王バズーはもう一度だけリゲルオーラ探索を許す。姿を消したナナを探し求めるチェンジマンだが、その前にギルークとアハメスが立ちふさがる。
 敵はギルーク。そしてアハメス配下のダブンジェラーギザン
 今回もリゲル星人ナナにまつわる話で、リゲルオーラを仕えるようになるとリゲル星人として大人になり、もう少女となくなってしまう。それでまたしても一人で旅に出てしまう。
 リゲルオーラを狙うのはギルークだけでなく、アハメスも独自に探索しているため、三つどもえの争いになっていて、大変見応えあり。結局リゲルオーラはギルークではなくアハメスの方が浴びてしまい、ギルークは宇宙の墓場に追放というかなり悲惨な目に遭わされている。
<ナナのことを大切な妹という田村家の兄弟。宿題をやらせるとか散々こき使っていたのに、随分態度が違うような?>
第34話 恐ろしきアハメス

  脚本:曽田博久
  監督:堀 長文
 ギルークが追放されたことにより地球攻略の司令官となった女王アハメスは部下に人々を襲わせ、出動したチェンジマンを総攻撃で攻撃する。リゲルオーラを受けスーパーパワーを得たアハメスに全く敵わないチェンジマンだったが…
 敵はダブン。アハメス三獣士の一人でパワーファイター。他の二人と較べ直線的に戦うため、かなり単純。
 前回のギルーク追放を受けて総司令官となったアハメスの挑戦となる。前回リゲルオーラを受けてパワーアップしたアハメスの能力は見えない壁を作ることだった。単に力が強くなったのではなくこう言う搦め手の能力を使うのが面白い。
 敵幹部シーマとブーマに加えアハメス三獣士が登場することで、チェンジマン5人とそれぞれに一体ずつ戦っている。更に空からアハメスとジャンゲラーの遠隔攻撃があるので、戦いが凄く見応えあり。
<工場の地下で見えない壁を避けるように移動するチェンジマンの姿はタルコフスキーの『ストーカー』みたいだな。
 見えない壁にダブンを追い詰め、そこでパワーバズーカでフィニッシュを決めるのだが、あんな隙だらけのパワーバズーカに他の誰も攻撃してこない。優しすぎるぞアハメス。
 ハードウォールに包まれたチェンジロボが転がるシーンがあるが、チェンジマンの重量感が全くない。
 ダブンとの戦いでチェンジロボはほとんど動けなくなってしまったが、何故そこで追い打ちしないんだ?>
DVD4
<A> <楽>
第35話 地球よ!助けて!

  脚本:曽田博久
  監督:堀 長文
 クークの犠牲によって辛くもハードウォールの罠から脱し、ダブンを破ったチェンジマンだが、ハードウォールは未だ攻略出来ず、残りの二人の獣士に苦戦を強いられる。圧倒的なパワーの前に敗北寸前のチェンジマンだったが…
 敵はジェラーギザン
 リゲルオーラの話はまだ続いている。パワーを得たアハメスのハードウォールは打ち破れず、最後の希望はアースフォースだけだった。ただしアースフォースが力を与えるという根拠はどこにもなく、ただひたすらアースフォースと騒いで空を見つめるだけでまるで雨乞いやってるみたいだった。逆にこの無理矢理さが面白いぞ。
<都合良くアースフォースに守られたのは良いが、その発生源をすぐに探知する大空勇馬。だいぶ距離があるようだが、どうやってそれを知った?
 アースフォースの発生源はダムのところにあった。これってダムが決壊するのでは?
 そのアースフォースの発生源に向かう勇馬の前の他のチェンジマンが現れてる。どうやって先にそこに行けたんだ?
 そのパワーはアースフォースではなく火山の爆発だった訳だが、そこで救援活動とかは全く考えてないらしい。
 今さっきまで散々チェンジマンをいたぶっていたアハメスだが、アースフォースの力が一段落するまで手出ししなかった。結構礼儀正しい。
 パワーバズーカではハードウォールは破れないと散々言っていたのに、何も特殊なことせずに破ってるぞ。理由は?>
第36話 見たか!俺達の力

  脚本:曽田博久
  監督:山田 稔
 女王アハメスによる本格的な地球侵攻が始まった。アハメスの操るハードシールドに全く手が出ないチェンジマン。意思消沈するチェンジマンに対し、伊吹長官は発破をかけ、地球防衛隊の面々は生身でゴズマに立ち向かっていった。その姿にチェンジマンは…
 敵はギザン。アハメス三獣士の最後の一人。
 リゲルオーラにまつわる話の最終話。伊吹によれば、チェンジマンはまだ力を完全に使いこなすことは出来てないという。ただ、本人達は力の限界を訴えてもう戦えないと言っていた。
 それで他のチェンジマン候補生達が命を張ってゴズマに立ち向かい、その姿を見たチェンジマン達が再起するという話になってる。安易なパワーアップではなく、気力で起死回生を狙うと言うのが面白い。
 アースフォースは一度与えられたら、自然とパワーアップして、戦えば戦うほど力を引き出せるということらしい。絶対は回付可能と言われたハードウォールまで打ち破ってる。この設定もこれまで無かったな。
 劇中、チェンジマンに対して無理矢理起き上がらせようとする伊吹長官に対し「貴様は鬼だ」とか言う台詞まである。こんなスパルタな話になってるとは。その伊吹自身がぼろぼろになっても戦ってるのが良い。
<アースフォースの力の上限はまだあると主張してた伊吹だが、なんでそれが分かるんだろうか?
 アースフォースに選ばれなかったことをチェンジマン達に訴える元候補生達。チェンジマンは「知らなかった」と言っていたけど、一緒に訓練受けてたはずだけどね。>
第37話 消えたドラゴン!

  脚本:藤井邦夫
  監督:山田 稔
 女王アハメスは宇宙獣士バルルカを呼び寄せ、チェンジマンの技を全て分析させる。全ての技が通用しないバルルカと、アハメスの攻撃から他の四人を助けようとしてチェンジドラゴンが倒れてしまった。
 敵はバルルカ。頭脳型の宇宙獣士でチェンジマンの戦力を分析して攻略法を立てる。チェンジマンの技は全て防ぐことが出来るが、新技を会得したチェンジドラゴンの技が見破れずに倒された。
 チェンジドラゴンが倒され、剣飛竜が死んだ?と思われたが…という話。キャラの一人が戦線離脱して、他のメンバーで頑張るというパターンは戦隊ものならでは。リーダーであるレッドが消えるのは結構珍しいけど。
 割と簡単に剣は死んでないことが分かって、特訓の末に新しい技を編み出して再挑戦。
<バルルカの造形はウルトラセブンに出てきた怪獣達の寄せ集めのようなデザイン。
 チェンジドラゴンが倒れた際、みんなでドラゴンの消滅した場所に集まって嘆く残りのチェンジマン。この時にたたみかければチェンジマン全員倒せたものを。
 剣飛竜は思いつきでフクロウのように暗闇で力を上げる能力を得た。でも戦ってるのは昼間だけど。
 最後に剣飛竜は最初から仲間を騙すつもりだったと明かしてるが、あの短い戦闘でそこまで考えていたとは。特に歴代レッドの中で最も単純な性格の飛竜にしてはできすぎ。>
第38話 幽霊ベースボール

  脚本:曽田博久
  監督:堀 長文
 宇宙獣士ドロンによって、思いを残して死んでしまった野球選手が甦り、剣飛竜に挑戦してくる。次々に現れる幽霊に、徐々に弱っていく剣。
 敵はドロン。無念のこもったアイテムから、その思いを持った人間を幽霊として復活させる能力を持つ宇宙獣士。自身も幽霊のような能力があり、短時間実体を消すことが出来る。
 幽霊との戦いがメインで、剣飛竜が野球選手だったという設定がここにも活かされている。ただ、それに引きずられるように別な幽霊も出てきて、アハメスを襲っている。その顔は宇宙墓場に送られたギルークのものだった。
 野球がテーマだけあって、今回の戦いは野球場で、チェンジマン達もチェンジソードをバットに変えて戦ってる。
<幽霊が剣を襲っているのを、あっという間にゴズマの仕業と見抜くのはさすがだが、結論が一足飛びすぎ。幽霊も野球をすれば成仏出来るという結論も相当強引。
 ドロンが呼び出した幽霊は9人で、それぞれ守備も異なる。都合良い幽霊だな。>
第39話 恐怖のかくれんぼ

  脚本:曽田博久
  監督:堀 長文
 宇宙獣士ダムスは保育園の子供達が遊んでいる公園のところどころにあるドアを異空間につなげてしまう。子供達とかくれんぼしている疾風翔がその罠にはまり、異空間に飛ばされてしまう。一人でアハメスとシーマに対峙しなければならなくなった疾風翔だが…
 敵はダムス。タコのような姿の宇宙獣士。異空間につながる扉を作り出す。既存のドアを変える事もあれば、特殊なドアを作り出すこともある。
 疾風翔を中心に、孤独な戦いを描く。ただ、せっかくの異空間に誘い出しても、すぐに対策を取られるとか、いきなりチェンジマンの他のメンバーが現れるとかで、作戦自体が成立してないのが問題。
 前回登場した幽霊状態のギルークが再登場。地上では長く活動出来ないが、その執念をバズーに褒められている。
<わざわざ一人にするために疾風翔にドアを開かせたのに、その場所にチェンジマンがやってきてる。あんまり意味ないな。
 行方不明の子供を探すため、敢えて悪魔のドアに入る疾風。それはいいけど、二重遭難してるじゃないか。説明する時間は充分あったと思うけど。>
第40話 おかしなお菓子

  脚本:曽田博久
  監督:山田 稔
 ある夜隕石が落ちた。翌日その場所に行った少年はお菓子で出来た空間を発見する。喜んで帰ろうとしたところ、ゴズマに襲われてしまう。
 敵はゾルテ。何でも溶かすガスを吐く宇宙獣士。そのためにはシガール星のお菓子を食べる必要がある。
 嘘つきに思われてる少年が本当のことを言ってみんなから責められるという話。ファンタジックな物語に仕上がりかけるのだが、そこにゴーストギルークが再登場していきなりホラー風味の話に。ある種ヘンゼルとグレーテルを地でやってるとも言える。
 今回の中心は大空勇馬。子供の夢を守るために、仲間よりも子供を優先したために危機に陥るが、それでも子供の夢を信じるという話になってる。特撮的にはこれはとても正しい。
 ブーバの使う剣ブルバドスは過去チェンジドラゴンとの戦いで折れて今は二代目だが、ゾルテのガスを浴びて溶けてしまった。これだけ頻繁に武器を変える敵は珍しい。
<シガール星のお菓子は宇宙でも有名だそうだ。子供の願いに応じてチョコレートとかウェハースとかを出してるけど、味覚は宇宙共通なのかな?
 シガール星のロボットは普通に日本語を喋ってる。それで良いんだろうけど。
 大空勇馬はロボットに向かって「お前に心があるなら子供の夢を叶えてくれ」と頼んでる。心の定義ってなんだろう?>
第41話 消えた星の王子!

  脚本:藤井邦夫
  監督:山田 稔
 星王バズーの息子というイカルスが地球にやってきた。部下のボーラを使ってチェンジマンに攻撃をかける。ところがさやかの姿を見たイカルスは彼女に一目惚れしてしまい…
 敵はイカルス。星王バズーの息子を名乗る羽根を持つ人間型の存在。位はアハメスよりも上らしい。そしてボーラ。イカルスの従僕として、子供の頃からいつも一緒だった宇宙獣士。バズーにイカルスを殺されたことでチェンジマンを逆恨みする。
 星王バズーの息子なるキャラが登場。バズーとは大きく姿が異なるが、養子らしい。チェンジマーメイドのさやかに惚れたというだけの理由でバズーに殺されてしまう。
 敵に惚れられてしまう戦隊メンバー。これも割と後年になると多くなるが、この時代では結構珍しいかも。さやかが母親そっくりだったというのが理由。
 今回もゴーストギルークが登場。わざわざマーメイドのことを伝えて去って行くだけだった。
<バズーにとってイカルスというのがどんな存在なのか全く分からないままだった。使い勝手が良いキャラなんだから、5話くらい使って退場させれば良かったのに。>
第42話 セーラー服のナナ

  脚本:曽田博久
  監督:長石多可男
 パトロール中に女子校にリゲル星人のナナがいることに気づいたチェンジマン。彼らの前に現れたゴーストギルークはナナを連れ去ってしまう。もう一度リゲルオーラを放出させようとするギルークに危機感を覚えたアハメスは、宇宙獣士カーゲを繰り出す。
 敵はカーゲ。あらゆる生命体の影に潜み、影の持ち主を操る事が出来る宇宙獣士。リゲル星人ナナの影に潜んでナナにチェンジマンを攻撃させた。
 三度目のリゲル星人ナナの登場。前回のエピソードで成長しており、現在は高校生になってるそうだ。このエピソードを通してようやくチェンジマンというか、剣飛竜に心を開いた。
 ちなみにナナ役の柴田時江はギルーク役の山本昌平の実子。親子共演となったが、かなりやばい構図じゃないか?
<女子高生となったナナはだいぶ明るくなっているが、戸籍もないのにどうやって入学したのだろうか?>
第43話 スーパーギルーク

  脚本:曽田博久
  監督:長石多可男
 突如都内に現れた光の球が光のエネルギーを吸い取り始めた。そのエネルギーをチェンジマンに向けて放とうとするのだが、そのエネルギーはゴーストギルークによって吸い取られてしまった。
 敵はゴーダ。あらゆるエネルギーを吸い取って爆発する宇宙ボタルの集合体。誰にも外すことの出来ないリングを用いて剣飛竜を拘束した。そしてスーパーギルーク。再びナナの身体からリゲルオーラを出させることに成功したゴーストギルークがそのパワーを浴びて完全復活した。
 ギルークの完全復活。一度宇宙墓場に追放したバズーもギルークの執念に免じて見守ることにしたが、今度は剣飛竜が人質になってしまう。多少情けないレッドの姿。
 そしてそんな剣飛竜を助けるために身を投げ出すナナ。なかなかぐっとくる設定だ。
<宇宙ボタルを用いた作戦は元々アハメスが考案したもののはずだが、いつの間にかギルークの作戦に変化してる。宇宙獣士のゴーダも最初からギルークに従ってるし、なんだか妙な作戦だな。この矛盾を説明する一言が欲しかった。
 ナナを守るために学園に船ニュするさやかと麻衣。二人のセーラー服姿が観られる。
 ナナ役の柴田時江は随分寄り目の演技が上手い。ちょっと怖くなるほど。
 寝転がって苦しがる少女を見下ろし悦に入るゴーストギルークの構図はやばすぎる。
 スーパーギルークの演出構図と良い、たたずまいと言い、「俺たちひょうきん族」に登場したブラックデビルにそっくりで、つい笑ってしまう。
 一人電車に乗って去って行くナナを追うことをあきらめるチェンジマン。追いかける術はいくらでもあるんだが、なんで簡単に諦めるんだ?>
第44話 麻衣におまかせ!

  脚本:曽田博久
  監督:山田 稔
 ショッピングに出かけたさやかと麻衣の前に、かつて倒した宇宙獣士が現れ、さやかは大けがを負ってしまい、麻衣は西部劇のような不思議な空間に閉じ込められてしまう。
 敵はザドス。ゴーストギルークの肉体だった宇宙獣士。リゲルオーラによってギルークと共に復活させられた。異空間を作り出し、そこに死んだ宇宙獣士を呼び出すことが出来る。そしてザドスによって復活した宇宙獣士ゾノスとボルタらも再登場。
 不思議な空間に入れられた麻衣を助けるために活躍するチェンジマン。一方、バリヤーの中で一人奮闘する麻衣の活躍が同時に描かれる。
 復活したギルークは、宇宙墓場で死にかけた宇宙獣士ザドスと命を共有することで生き延びてきたとのこと。リゲルオーラのお陰でスーパーギルークになっただけでなくザドスも復活した。現時点ではスーパーギルークとアハメスは完全に対立状態。かつての幹部はアハメスの側についているが、スーパーギルークは一人で全員を相手に出来るほどの力を持っていた。
 戦隊定番の七変化で、麻衣が花嫁姿、カルメン、アパッチ、シスターに扮してる。他のメンバーもガンマン姿で参戦。「ある時は〜、またある時は〜」という多羅尾坂内(あるいはキューティー・ハニー)の定番の台詞も出てる。
 死んだ宇宙獣士を復活させて肉体を与えるというギルークシティは作戦としては面白いので、ここで終わらせるのはちょっと勿体なかった。ザドスを副官にしたスーパーギルークと、かつての部下達がいるアハメス側との抗争とかも展開出来たな。
<気絶するほどの重傷を負ったさやかがあっという間に戦線復帰してる。タフだ。
 倒れたザドスはギョダーイによっていつものように巨大化。でもギョダーイはアハメス側では?>
第45話 虹色の少女アイラ

  脚本:曽田博久
  監督:山田 稔
 宇宙からやってきた天真爛漫な少女アイラは地球防衛隊の中に勝手に入り込み、剣飛竜に合わせろと言ってくる。事態を収束させるため、地球防衛隊に向かう剣飛竜だが、その前に宇宙獣士ダロスが現れ、光線を浴びせる。なんのダメージもないのだが、チェンジスーツが解除出来なくなってしまった。
 敵はダロス。ダロスビームを使い、リジン星人アイラの色素を抜き、そのエネルギーをチェンジドラゴンに浴びせることでチェンジスーツを脱げなくさせてしまう。背中の針を飛ばしてミサイルのように用いることもできる。
 ヒーローのスーツが脱げなくなってしまったという話。スーツを装着出来ない話は多いが、スーツが脱げないというのは珍しく、逆転の発想で面白くなった。チェンジスーツは装着している間装着者の体力を奪い続ける更に機密性が高いために装着し続けると皮膚呼吸が出来なくなるというもの。完全に剣飛竜=チェンジドラゴンだけの話だった。
 今回登場したニジン星人アイラ役は後に「超新星フラッシュマン」サラ役を演じる中村容子。
<スーツが脱げない剣飛竜は死にかけてると言いながら、他のメンバーは誰も一緒に出動してない。更にアイラの機転でスーツが脱げるまで全く現れなかった。見捨てたとしか思えない。>
DVD5
<A> <楽>
第46話 美しきシーマ!

  脚本:藤井邦夫
  監督:山田 稔
 アハメスの命令を受け、スーパーギルークに一対一の対決を挑むシーマ。だがスーパーギルークの攻撃で記憶を失ってしまう。何も分からないまま待ちをさまよっていたところをチェンジマンに見つかるのだが…
 敵はガルガ。フクロウのような姿をした宇宙獣士。光線を浴びた人間を操る事が出来る。
 シーマの記憶が失われてしまうという話。シーマは姿は女で声は男というキャラだが、記憶を失ったら女性の声になってる。記憶を失って素に戻ったら動物を愛するようになっていた。
 そんなシーマを守ろうとする剣流星は、伊吹長官の命令まで無視していた。これまでのレッドにはなかった行動だ。
 ただ、シーマは戦いの中で激しいショックを受けたことで再び記憶を取り戻してしまった。記憶喪失は罠ではなかったので、本性はやはり優しい女性だったことが分かった。
 シーマの記憶で4話に登場したウーバも再登場。元々がシーマの乳母という設定だから不自然ではない。
<命令無視した流星の行動に、伊吹は他のメンバーに剣流星を信じろと命じていた。シーマを連行しろと言ったり、逆を言ったり。何を考えてるのか分からない。
 シーマを載せてドライブしてるが、何故か採石場を走ってる。どこに行こうとしてたんだろう?>
第47話 ゲーター親子の涙

  脚本:曽田博久
  監督:長石多可男
 不思議な笛の音が聞こえると地震が起こる。そんな不思議な事態に調査を始めるチェンジマン。大空勇馬はこの笛を吹いているのがゲータの息子ワラジーであることを突き止めるのだが、ワラジーによれば、この笛は父のゲーターが作った笛で、これを吹いてゲーターに故郷に帰って欲しいと願っていたことが分かる。
 敵はジグラ。戦闘サイボーグ化された宇宙獣士で、最終兵器デロスターを携えて地球にやってきた。ただし起動装置を持ってこなかったため、それを発動させる音を発する笛を狙う。
 超破壊兵器の発動に必要な笛を探すという話で、たまたまその笛を吹くのが何も知らない異星人の子供だったということから、誤解が誤解を生んで収拾が付かなくなっていく。27話に続いてゲーターの妻子ゾーリーとワラジーが登場。親子の絆の深さについて描かれる事になる。ゲーター自身は決して悪人ではないのだが、仕事と割り切って地球侵略をしている。だがそれが悪いことだとは分かっているので息子には仕事のことを黙っていたという。
 結果としてゲーターを連れ戻すことは出来ず、ゾーリーとワラジーは地球に残ることになった。これも伏線だろう。
 最初シーマがゲーターの作った笛を吹こうとするが音が出ず、ブーバがその笛を吹こうとしたところそれが間接キスになると気づいてしまい、自分で吹くのを諦める光景がある。なかなか細やかな描写だ。
<デロスターは特殊な波長の音で発動するそうだが、ジグラは起動装置を持たずに地球に来たらしい。ドジっ子なの?>
第48話 海賊ブーバ愛の嵐

  脚本:曽田博久
  監督:長石多可男
 スーパーギルークとの一騎打ちに敗北したブーバはスーパーギルークによってパワーアップされ、宇宙獣士にされてしまいそうになった。だがそこに現れた宇宙船によって助けられ、
 敵はブブカ。ジールと共にやってきた宇宙海賊の一員。スーパーギルークに敗北し、手下になってしまった。
 前々回の46話でシーマが本来の姿に戻されたが、今回はブーバの話。宇宙獣士にされそうになったり、かつての仲間の宇宙海賊から逃亡を勧められるとか、結構複雑な背景がある。本作の敵幹部はそれぞれ恐怖心でバズーに従っているため、こう言う話も作れるのが特徴。死人も出ているので話は重めだが、こんな話が出るようになったので、いよいよ話も大詰めといった感じ。
 ブーバにとっては宇宙獣士にされるのは恥らしいが、ブーバと宇宙獣士の違いって一体何だろう?そこを説明してくれないと拒否した理由が分からない。
<ブーバが宇宙獣士にされそうになった情報を得て現場に向かうチェンジドラゴン。今さっき決闘が始まったばかりだし誰も見てないのに、どうやって情報を得たんだろう?>
第49話 哀しきシーマ獣士

  脚本:曽田博久
  監督:山田 稔
 再びシーマの前に現れたスーパーギルークはその能力を用いてシーマを宇宙獣士ズーネに変えてしまう。
 敵はズーネ。宇宙獣士化したシーマで、頭部に多数の蛇の頭を持ち、そこからダイヤモンドに似た爆弾を吐き出す。故郷を思うシーマの心の強さで分離してしまうが、ヘビの顔を持った宇宙獣士としてチェンジマンに襲いかかる。
 前回ブーバを宇宙獣士にすることに失敗したスーパーギルークが今度はシーマを宇宙獣士化した。姿が全く違うが、声が同じなため、すぐにばれてしまった。
 46話でシーマの本性を観たと思い込んでる剣飛竜はシーマを救おうとしている。敵のことを真剣に心配するヒーローを描くのは戦隊ものでは初ではなかろうか?
 47話で流れたワラジーの笛の音が何故かズーネの心を癒やしている。いろんなところでストーリーが関連してるのが面白い。
 宇宙獣士になったらもう死ぬしか無いと思われたが、宇宙獣士と分離出来てしまった。
<ズーネと剣飛竜が一緒にいることが分かっていながら放置している伊吹長官。どこまでズーネを信用してるんだ?
 スーパーギルークのスペースバスターは隕石を降らせる大技。でもピンポイント過ぎる攻撃で、チェンジマンの四人を攻撃していながら、すぐ近くにいる剣飛竜とズーネは全くの無傷。
 今回ギョダーイは地下から現れている。大地を掘る能力は無いと思うんだが、ひょっとしたらずっと埋められてたんだろうか?>
第50話 ゴズマが震えた日

  脚本:曽田博久
  監督:山田 稔
 ワラジーの吹く笛がゴズマの人々にホームシックを起こすことが分かり、宇宙中にその音色を響かせようとする地球防衛隊。それを知った星王バズーは地球防衛隊基地を破壊することをアハメスに命じる。
 敵はジャンゲラン。星王バズーの力でアハメスの従えるジャンゲランを分離。ジャンは冷気を、ゲランは炎を吐く。任意に分離と合体が可能で、強力な力でチェンジマンを追い込む。
 もう決着が近い。今回はゲーター一家について描かれる。ゲーター自身は決して悪人という訳ではないが、食うためにはゴズマの掟に従うしかないと割り切っているが、まっすぐに良いことをしろという息子ワラジーの声に心が揺れている。結局今回はゴズマに従うことを選んだため、家族はバラバラになってしまう。
 ジャンとゲランは強力でパワーバズーカさえ通用しないので、お互いを攻撃させて弱ったところをパワーバズーカで攻撃するという手を使っている。強力な敵に対しては頭で対抗するというのが
<ジャンの冷気攻撃をチェンジソードで受けるチェンジフェニックス。顔とか身体にもガスが噴霧されてるけど、チェンジソードだけ凍ってる。>
第51話 ナナよ!伝えて!

  脚本:曽田博久
  監督:長石多可男
 地球で一人生活していたナナは苦しんでるゾーリーとワラジーと出会う。赤ん坊が生まれそうと言うゾーリーからゲーターに伝言を頼まれるナナ。
 敵はゲラン
 またしてもゲーター親子の話。そこに久々のナナが絡み、更にネオジャンゲランの誕生まで描かれるため、大変ごちゃごちゃした話になった。かなりカオスな展開してる。
 スーパーギルークはネオジャンゲランを孵化させようと画策するが、その際シーマとブーバとゲーターを仲間に引き入れ、三人はアハメスを裏切ってスーパーギルーク側に付いてしまった。
 ネオジャンゲランの誕生には激しいエネルギー放出と多数のジャンゲランの卵を必要とするため、町一つ位を破壊してしまうとのこと。ゲーターの裏切りによって誕生は失敗に終わる。ゲーターはこれでゴズマ最初の裏切り者となった。
 ネオジャンゲランの誕生にはゲランが必要らしいので、もう誕生はしないことになる。「最強」と呼ばれる存在が出てこないのはちょっと寂しい気がする。
<町を歩いていたらゾーリーの苦しむ声が聞こえたナナ。どんな聴力してるんだ?
 父親になったゲーターを救うためスーパーギルークの攻撃を生身で受ける剣飛竜。その後普通にチェンジドラゴンに変身してるけど、スーパーギルークの攻撃ってそんなに弱いものなの?
 生まれたゾーリーの子を見て可愛いとはしゃいでるさやかと麻衣だが、その姿を可愛いと言えるだけ凄い。>
第52話 ブーバ地球に死す

  脚本:曽田博久
  監督:長石多可男
 ゲーターの脱走によってゴズマに激震が走るこのままでは一枚岩のゴズマに亀裂が走ると、早急に打倒チェンジマンを命じられたアハメスは最後の見せ場と総攻撃をかける。そこで呼び寄せられた宇宙獣士ダリルは、実はシーマの故郷を滅ぼした宇宙獣士だった。
 敵はダリル。蜥蜴のような姿の宇宙獣士で、常にフードをかぶって顔を見せない。シーマの出すアマンガエネルギーに相反する反アマンガエネルギーを出す。アマンガエネルギーと対消滅させると巨大なエネルギーとなる。
 シーマを中心にした話。シーマの願いはアマンガ星再興だったが、チェンジマンを倒すために死ねと命じられ、しかもアマンガ星を滅ぼした敵と協力させられるというきつい命令を受けてしまう。それに我慢出来なくなって逃亡。
 そんなシーマを助けたのがブーバだった。裏切り者のシーマを一刀両断にして、責任を取らせたように見せて実は生かしておいた。
 そして最後にブーバとチェンジドラゴンとの一騎打ちとなる。ブーバ自身もう生きて帰る気はなく、必死の攻撃だった。それを受けられて死亡。最後にすべてをシーマに託して果てる格好良い死に方だった。夕日をバックにシルエットでの戦いはなかなかぐっとくるものがある。
<ダリルの種族はアマンガ星を滅ぼしたそうだが、一体の出す反アマンガエネルギーはアマンガ星人一人に対応するらしい。星一つ滅ぼすのにどれだけ人員必要だったんだろう?
 夕日を背にポーズを決めるチェンジドラゴンは格好良いのだが、なんかシャリバンっぽいぞ。>
第53話 炎のアハメス!

  脚本:曽田博久
  監督:山田 稔
 ブーバは倒され、シーマとゲータの裏切りを受け、最後に残された女王アハメスはスーパーギルークによって宇宙獣士メーズにされてしまう。
 敵はメーズ。スーパーギルークの力によって女王アハメスが宇宙獣士にされてしまった姿。パワーバズーカも跳ね返す強靱な肉体を持つ。アハメスを分離して弱体化したところを倒された。
 女王アハメスの最期を描く話。地球防衛隊の本拠地もばれて破壊されてしまった。いよいよ最終版。
 宇宙獣士メーズの前に伊吹長官も異星人ヒース星人だったことが発覚した。これまで何かと宇宙人の知恵を持っていた理由はここにあった。チェンジマンの仲間としてシーマとナナも参戦しているが、メーズの力には到底敵わなかった。
 すべての力を結集して最強の敵との戦いとなり、大変盛り上がる話になったが、同時に相当悲惨な物語でもあった。特に宇宙獣士メーズにされ、その後分離するも正気を失って高笑いしながら基地と共に自爆するとか、凄い描写だ。
第54話 ギルーク大爆発!

  脚本:曽田博久
  監督:山田 稔
 女王アハメスによって基地が破壊され、スーパーギルークはゴズマードを用いて地球を一気に攻略しようとした。チェンジマンは残されたシャトルベースを使い、ゴズマードに突入を図るが、スーパーギルークとゴズマードの攻撃にたたき落とされてしまった。
 敵はギラス。スーパーギルークが自らを宇宙獣士化させた姿。最強の宇宙獣士だったが、先に付けられた傷が癒えておらず、そこを集中攻撃されて倒された。
 ラス前。地球攻略軍の最後の生き残りとなったスーパーギルークの最期となる。チェンジマンだけでなく伊吹長官やナナやシーマ、ゲーターまで戦ってる。なかなか熱い戦いだ。
<操縦したことのないゴズマ戦闘機を一人で操縦するチェンジドラゴン。操縦したことはなくても操縦出来ないとは言ってない。か。
 ゴズマ戦闘機には一人しか乗れないはずだが、何の根拠もなく「私なら軽い」と言うだけの理由で乗り込むナナ。無事着いたから良いけど、失敗したら地球が滅んでるんだぞ。
 スーパーギルークの攻撃を受けて瀕死の重傷を受けてるはずだが、地上では元気に活動してるチェンジドラゴン。タフすぎる。
 ゴズマードが不時着したのはいつもの採石場だった。ピンポイントでよく降りられたな。>
第55話 さらば宇宙の友よ

  脚本:曽田博久
  監督:山田 稔
 スーパーギルークを倒し、地球前線基地は壊滅した。だが作戦失敗によって星王バズーは未知の惑星を地球にぶつけ、地球もろとも滅ぼそうとしていた。その惑星に乗り込んで軌道を変えようとするチェンジマンだが、なんとその惑星は生きていた。
 敵はゴズマスター。星王バズーの正体の巨大惑星。最終的に宇宙のあらゆるものを飲み込んで巨大化するが、まだ成長途中で、ハレー彗星の影に隠れて地球にやってきた。無数のヒドラー兵を生み出す。
 最終決戦。リゲル星人ナナ、シーマ、ゲーターに加え、16話に登場したメルル星人さくらもわっての総力戦となった。ゴズマスターの中での戦いはあるものの、基本的に全編宇宙で戦いが展開したのは初めてのこと。
 これまで指令だけ与えていた星王バズーは惑星型の巨大生物だったことが発覚。チェンジマンは飲み込まれそうになったが、機転で脱出し、逆に倒すこと我出来た。
 ラストシーンは、これまで仲間になった宇宙人達がシャトルベースで星々の再建のために去って行く。伊吹長官もその中にいる。
 最後にシャトルベースは地球を離れるのだが、チェンジロボはどうなったのかは不明。シャトルベースの中にあるとすれば、どこかの星で新しいチェンジマンをスカウトするのかもしれない。それはそれで広がりが出て良いんじゃないかな?
<バズーもわざわざ自分で乗り出す必要はなかったと思うんだが、その結果滅ぼされてしまった。
 ゴズマスターは地球の半分くらいの大きさがあるが、あんな小さなハレー彗星の影に隠れられたのか?
 ゴズマスターの内臓を表現するのに布のたくさん垂れ下がった部屋を用意してる。昔懐かしい表現方法。
 最終決戦はチェンジロボのスーパーサンダーボルトでフィニッシュ。格好良いんだが、あんなでっかいゴズマスターを一撃で倒すにはもう少し説得力が必要だ。>