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機動刑事ジバン

機動刑事ジバン事典
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 1989'1'29〜1990'1'28

 メタルヒーローシリーズとしては8作目に当たる東映特撮作品。主人公は不可逆的なサイボーグであり、このまま一生を生き続けるしかないという立場というのが特徴的。
 初めて公的機関に属するヒーローとなる。そのためか問答無用で敵を倒すのではなく、逮捕を前提にしてるのも特徴的で、ちゃんと警察手帳を出して対バイオロン法を語る。とは言え、基本的にはバイオロンは破壊してしまうのだけど。

主な登場人物
田村直人
ジバン
(役)日下翔平。「未来忍者戦ジライヤ」紙忍折破役。本作終了後に引退。
 セントラルシティ署の刑事。バイオノイドに襲われていた五十嵐博士とその孫娘まゆみを助けようとした結果、殉職してしまう。サイボーグとなった後もセントラルシティ署に勤務しているが、ジバンは警視庁の所属のため、ややこしい立場に立たされている。
片桐洋子 (役)榎田路子。「じゃあまん探偵団 魔隣組」由美役。
 直人の先輩に当たる女刑事。バイオロン事件には積極的に関わっている。ややトリガーハッピーなぶぶんもあるが、拳銃の腕は確か。
村松清志郎 (役)小西邦夫。
 セントラルシティ署の刑事。直人や洋子の先輩に当たり、かなり横柄な口の利き方をするが、結構なドジキャラ。物語後半になると、警察庁とジバンをつなぐために奔走する有能な刑事に成長していく。
五十嵐まゆみ (役)間下このみ。4歳の時に出演したCM「ガンバレ!玄さん」で大ブレイクした子役。現在も女優・タレント業を続けている。
 直人が居候している五十嵐家の聡明な子。ジバンのことを知る唯一の人物で、ジバンの司令官を自負していたが18話で記憶喪失になってしまい、ジバンから距離を置くようになる。
ボーイ
ハリー
ハリーボーイ
(声)伊倉一恵(ボーイ)、溝口綾(ハリー、ハリーボーイ)
 五十嵐博士が開発した未来型コンピュータでジバンの支援メカを統合するボーイと、板倉博士が作り上げた相棒ロボットのハリー。19話で破壊されたハリーとボーイが合体してハリーボーイとなる。これによってボーイは身体を得る。
ドクター・ギバ
ギバノイド
(役)レオ・メンゲティ。(声)飯塚昭三。
 バイオロン首領。元は五十嵐博士が属した国立科学アカデミーバイオ研究所の廃液処理場から誕生したバイオノイド・ギバノイド。人間に対する恨みから、自らバイオノイドを作り出して人間に復讐をしようとする。基本的に文明を破壊することなく人間だけを滅ぼそうとしているが、時折何もかも破壊しようとすることもあり。激情家の一面もあり。
マーシャ
バトルマーシャ
(役)河合亜美。「恐竜戦隊ジュウレンジャー」敵幹部のラミイ役など。
 バイオロンのスパイ。カーシャと共にドクター・ギバの秘書のような存在でもある。
カーシャ
バトルカーシャ
(役)古川明美。
 バイオロンのスパイ。マーシャと共にドクター・ギバの秘書のような存在でもある。 
マッドガルボ (声)弥永和子。
 バイオ技術で作られたサイボーグでバイボーグと名付けられたバイオロンの最高傑作。対ジバン用に作られたため、ジバンに対しては圧倒的な強さを持つ。34話で宇宙生命体を組み込まれ、ジバンを遙かに凌駕するパワーを手に入れ、更に50話でジバンの設計図を手に入れて、あらゆる面でジバンを凌駕する力を手に入れた。人間の心を侮っていたため、その隙を突かれて倒されてしまう。
話数 タイトル コメント DVD
第1話 僕のかわゆい少女ボス

  脚本:杉村 升
  監督:小西通雄
 セントラルシティに配備された機動刑事ジバンはバイオロンによる犯罪と認められた場合に限り、超法規的に犯人逮捕を可能とする特殊刑事だった。東都工科大学から盗まれたフロッピーディスクを取り戻すため出動し、カメレノイドを撃退する。その後、五十嵐まゆみという小学生が家に帰ると、その地下には出動から帰還したジバンの姿があった。
 敵はカメレノイド。保護色を使うことが出来るバイオノイド。罠を張りジバンを誘い込んだが、逆に倒されてしまった。
 一話目にして突然日常的な…というか、既に配備状態のジバンの姿が拝める。地下の暗闇に駐車したレゾンから登場するジバンは実に格好良い演出で撮られている。まあ、なんかほとんどロボコップそのまんまという話もあるんだが。
 敵組織バイオロンの組織も一回目からしっかり描写。艶っぽい声で「ギバさま〜」とか叫んでるマーシャとカーシャ、そして貫禄たっぷりのドクター・ギバが、余裕こいて地球侵略について話し合ってる。
 今回は顔見せといった感じで、ほとんどジバンが活躍しっぱなしで終わっただけ。設定面が一切出てきてない。
<ところでコンピュータウィルスの話をしていたはずなんだが、何故か地下に閉じ込められてる洋子とこども達。その説明が全く無いんだが?この展開にする場合、コンピュータウィルスは囮で、ジバンを罠にはめるという過程が必要なのだが、そこら辺一切無視してる。
 ところでジバンの人間体田村直人がすごくガタイがよく、むしろジバンの方が細身に見えるんだが、これでは変身したと思えないぞ。>
DVD1
<A> <楽>
第2話 大好き!ナオトおにいちゃん

  脚本:杉村 升
  監督:小西通雄
 ジバンの登場に、バイオロンのドクター・ギバは怒りを新たに、ジバンのことをマーシャとカーシャに調べるように命じる。その頃、銀行強盗を追っていた直人と洋子は、その男が車にはね飛ばされても無事である事に不審を覚える。
 敵はネコノイド。警視庁の池田刑事に姿を変え、警視庁を爆破しようとする。身が軽く、ジバンを翻弄した。
 前回でちょっとだけバイオロンの基地について描いていたが、今回でようやく警察の内部事情が見えるようになった。直人や洋子がいるセントラルシティ警察は所轄署になるため、警視庁とやりあっている姿がある。組織内部については結構リアルだぞ。
 そして自在に姿を変えられるバイオノイドの恐ろしさも充分見せている。わざわざ警視庁の刑事に捕らえられたバイオノイドはすぐさま刑事に姿を変え、警察内部に入り込んでしまった。こうやって地道に地固めしているんだな。しかも巧妙にも化けた相手は違った人間に姿を変えてしまうという周到ぶり。
<相手が拳銃を持っているという事実はあるが、それで銃を撃つ洋子。更に直人の情報を信用して警視庁の池田に銃を向け、あまつさえ生身の人間に鉛弾をぶち込んでる。こいつよくこれで刑事なんかやってられるな。
 洋子にバイオノイドの恐ろしさを説明する直人。前回洋子が捕まったのはバイオノイドの仕業だと説明するが、それって誰も知らない事にしなければならないんじゃないか?
 ジバンをおびき寄せる罠を警視庁に張ったドクター・ギバ。まだ爆発まで時間があるのに、突然ミサイルを撃ってしまう。この物語展開は無理がないか?
 あと3分でミサイルが警視庁に当たるという時、悠長に変身してスパイラスを呼んでそれに乗り込み、更にミサイルを追いかけるジバン。どういう時間の使い方してるんだ?
 バイオロンのミサイルは荒れ地から発射されているが、発射が終わった途端、そこは町の中に変わってる。そこどこ?
 そもそも今回のバイオロンの作戦は、警視庁の爆破が目的なのか、ジバンの捕獲が目的なのか今ひとつ分からない。>
第3話 へんな男とおばけ野菜

  脚本:杉村 升
  監督:岡本明久
 ある主婦が買ったレモンが突如増殖を始めた。みるみる増えるレモンにパニックを起こしてしまう。それだけでなく、セントラルシティ中の野菜がどんどん増えていく。たまたま野球の試合中、その光景を見た直人と洋子は事件究明に乗り出すが…
 敵はドロノイド。東京郊外でお化け野菜を作り、それを東京に出荷した。植物を思い通りに操る事が出来る。
 なんかいきなり市民レベルになってしまったバイオロンの作戦。やってることは食糧不足でパニックを起こすためだが、ドクター・ギバの考えることは訳分からない。
 でも3話まで来て、怪我をした人は多いものの、死んだ人が誰一人いない状況。本作の縛りなんだろうか?3話にして2回もこどもが人質になってることから、対象年齢がやっぱりこども向けと言う事も分かる。今回はまゆみまでもが捕まえられてしまった。
 とりあえずセントラルシティとは東京にあることはこの話で分かった。
 変身シーンは無いのだが、東京郊外にいる直人はすぐにジバンに変身してる。変身には何ら機材が必要ない。
 あら、ドロノイドの人間体は林家源平じゃないの?「超人機メタルダー」では声だけだったから、俳優としての出演は久々に観た。
<野菜が人間を襲うシーンを見て、「ぬははははは、見ろ、愚かな人間ども。バイオロンの恐ろしさを思い知ったか」とか笑ってる。全然恐ろしく見えないところが恐るべき作戦なのかも?>
第4話 すてきなバラのプレゼント

  脚本:藤井邦夫
  監督:岡本明久
 亡き父の残した研究資料から超麻薬バラを完成させた少女ユキ。そのバラを手に彼女は父と共同研究をしていた博士達を訪ね、彼らを次々にバラの麻薬中毒にしてしまう。
 敵はバラノイド。かつて篠原博士と共同研究していた薬田という男の姿をしたバラの姿をしたバイオロイド。昔から化けていたのか、それともその姿を借りているのかは不明。
 父の復讐を心に誓う少女とジバンの関係を描く作品。14才の少女が麻薬を作るというとんでもない話。復讐に凝り固まった少女が正気を取り戻すまでを描くのは特撮の定番とも言えるが、尺が短いために正気に戻るまでがあっという間。
 今回のバラノイドは薬田博士とユキの両方に化けていたが、バイオノイドは遺伝情報があれば(簡単に言えば接触さえすれば)簡単に人間に化けられるらしい。
 ジバンの開発者五十嵐博士は超麻薬の事を既に知っており、更にそれをギバが狙う事も心配していたという。誰も知らない事実であることから、五十嵐博士とギバには何らかの関係があったことが推測される。
<超麻薬バラは、そのエキスを一滴振りかけるだけで体が白色となり、頭からバラが咲く。どこが麻薬なんだろう?
 篠原博士は超麻薬バラを人間のために使おうと言っていた…破壊兵器を「人類のため」と主張するのはマッドサイエンティストの基本。
 ユキに対し、「人間ならどんな凶悪なヤツでも法で裁く義務があるんだ」と語る直人。でもバイオロンの関係者は殺しても構わないのね。
 バイオロンの戦闘員と見たら躊躇無く銃ぶっ放す洋子。こいつよく警察官になれたな。というか、完全にこの日本は戦闘状態にあるとしか思えない。
 ユキは直人しか知らない事をジバンが知っていることで、ジバンの正体を推測する。あっという間に正体ばれてしまったな。>
第5話 三大メカ出動!アイドルロボを救出せよ!

  脚本:杉村 升
  監督:宮坂清彦
 ノーベル物理学賞とノーベル平和賞を受賞し、世界中を遊説していた板倉博士が相棒のロボット、ハリーと共に帰国する。ハリーが自分たちと同じ未来型コンピュータを搭載していることを知り、喜ぶボーイ。だがそんな板倉博士を狙ったバイオノイドの襲撃により、ハリーが破損してしまう。
 敵はタコノイド。板倉博士が作ったエネルギー蓄積チップを狙う。手足の他四本の触手を持ってたりするが、何のためにあるのか分からなかった。
 人間の発明品を悪の組織が狙うと言うのは特撮定番。しかし今回の場合博士自身よりもその博士が作ったロボットの方が話の中心ってのがこの話の特徴。とにかく小生意気なロボットに、ジバン達が迷惑してる。
 今回はジバンの方が気絶しているため、レゾン、バイカン、スパイラスが自分の判断で出撃してる。これまで電子音だけで知能を表現していたが、今回から話をするようになった。これで
 平和を守るために武器が必要。特撮はその前提条件で成り立っているが、それを覆す発言もあり。結局戦うしかないと結論づけてしまったのは、話が単純化しすぎだが。
<未来型コンピュータというハリーは、最新鋭のロボットのはずだが、妙にチャチなのが気になるな。階段とかも登れないので、人が抱えないといけないし。
 タコノイドの出す催眠ガスで眠り込んでしまう直人。機械の体なのに…でも、直人はサイボーグで脳は人間だからこれで良いのか。
 平和は話し合いでなされるという主張を持つハリーだが、レゾンを追い払うためには暴力を振るってる(花火投げ込んだだけだが)。この辺の矛盾はどうなってるんだろう?
 ハリーに花火を投げ込まれて機能停止に落ち込んだレゾンはまゆみに対し「頭に来ました」という表現してる。>
第6話 割れた恐竜の卵のひみつ

  脚本:高久 進
  監督:宮坂清彦
 恐竜を蘇らせようと考えたドクター・ギバはハゲタカノイドに卵の探索を命じる。実は動物園には生きている動物の卵が保管されていたのだ。直人と洋子、そして清司郎が卵泥棒の調査に乗り出すが…
 敵はハゲタカノイド。動物園に保管されている恐竜の卵を奪うために派遣され、飼育係に擬態していた。
 前回予告で初めての巨大戦が予告されたが、実質的にはギバのイメージだけで恐竜は復活せずに終わる。なんか誇大広告を疑われそうな話だ。
 ギバは人間に対する復讐を声高に叫んでいたが、過去に何かあったのだろうか?その内分かってくることなのかな?
 マーシャとカーシャが動物園で風船配りをしていたが、この二人はバイオロンのスパイとしてどこにでも出てくるのか?
 動物園の責任者として伴直弥(現大介)が登場。すっかりおじさん顔になってしまったが、懐かしい顔が嬉しい。
<そもそも動物園のダチョウの卵が盗まれたと言う事で刑事が出張るという設定自体に無理が…
 前々回、バイオロン反応を探知する機材があるとしているのに、今回はランドサットをハッキングして調査してる。まあ色々な手があるとしておくけど、なんでランドサットが丁度日本上空にあるんだろう?
 ジバンがちょっと顔を傾けて喋ると、喉の辺りが撥音に合わせて動いている。サイボーグだよね?>
第7話 恐怖のハクションおじさん!

  脚本:藤井邦夫
  監督:小西通雄
 ミコちゃんが大切にしていた人形が無くなった。その人形はバイオロンの手に渡り、その中にある雑菌とギバウイルスをブレンドされ、恐るべき細菌兵器を持つカゼノイドを誕生させた。まずはこども達に感染させることを命じるギバだが、偶然そのカゼノイドはミコと出会ってしまう…
 敵はカゼノイド。くしゃみを連発する中年男に擬態し、ギバウイルスをこども達に感染させた。こども達をギバウイルスに感染する命令を受けたが、こどもの優しさを知り、自らの身体をジバンに差し出す。
 細菌兵器をモティーフにした話。しかしあまり深刻にならず、感染源もくしゃみするおじさんという、相変わらず優しい雰囲気の作品となった。
 今回主役はなんとバイオノイドの方で、こどもの優しさに触れ、悪を行うことに躊躇する怪人となった。最後はジバンに「殺してくれ」と懇願までしている。東映特撮では比較的こういう作品が比較的多く、メタルヒーローシリーズはこれでいいのだろう。「超人機メタルダー」11話のように、あくまでジバンは悪役に徹してない辺りは甘い。
 怪人が倒れたら、感染した人間はすぐに治るパターンがほとんどだが、今回は自分の身体の中で作ったワクチンをジバンに手渡すシーンあり。
<相変わらずトリガーハッピーな洋子は、まだバイオノイドと決まってない人に向かって銃を乱射してたりする。
 カゼノイドはくしゃみをしないとギバウイルスが身体の中で増殖して破裂するそうだが、死なないようにするため、人のいないところに行けば良いだけって気はする。
 あと一時間で最初の感染者が死ぬ。と言う事で、カゼノイドを倒しワクチンを手に入れたが、まともに考えてそれを培養するには一日以上かかるという問題はどうなるんだろうか?>
第8話 デコボコ!東京モグラ地図

  脚本:扇澤延男
  監督:小西通雄
 直人が指導している少年野球チームが地上げ屋によって買い取られ、こども達が追い出されてしまう。その徳丸社長は別人になってしまったと言う小林という社員の言葉を聞き、バイオロンの関与を感じる直人。実はこの土地は世界でも唯一エターナルの実が生育できる土地だったのだ。
 敵はモグラノイド。不動産屋の徳丸社長に擬態して土地を買い占め、エターナルの生育をさせようとする。モグラだけに地面に潜り込み、あちこちに出現してはジバンを攻撃する。
 悪質な地上げ屋と戦うジバンが描かれる話…なんかおかしいな。一応エタナルという木の実を育てようとするドクター・ギバの野望を防ぐという話だが。
 カーシャとマーシャの変身シーンあり。合成の風を纏って変身していた。
<凸凹不動産がやっているのは土地の買い占め。でも別段土地を暴力的に奪うとかではなく、適正価格で買っている辺り、なかなか良心的だ(地震を使って脅してはいるが)。
 直人がジバンであることに勘づいた権堂社長は、手榴弾で直人を殺そうとする。それより報告だろ。
 「限りがあるからこそ人は愛しあい、命は眩く輝くのだ」と格好良いことを言ってエタナルの苗を燃やしてしまうジバン。でもこれを研究に回せば医学の進歩にもなった気はするけど。>
第9話 猫になった子犬

  脚本:高久 進
  監督:三ツ村鐵治
 ショウタ少年が公園で見かけた子犬は何故か「ニャー」と鳴いた。実はこれはドクター・ギバによるペット凶暴作戦の一環だった。未知のウイルスにより次々と合成されたペットたちが誕生していくが…
 敵はハイエナロイド。獣医に擬態して町中のペットを集め、新型ウイルスの実験台にしていた。腹にも口があり、それを伸ばして攻撃する。
 ペット凶暴化作戦を阻止するジバンが描かれる。どこか緊張感のない話で、ペットの命を助けるために命がけで戦うジバンの姿に時代を感じる。
 戦いもどこかコミカルで、ジバンがぶん殴った戦闘員マスクが人型の穴を開けて壁の向こうに消えていくとか、妙な演出あり。
 セントラルシティ署がテレビの取材を受けるシーンがあるが、「いつも珍事件、怪事件が持ち上がっている曰く付きの警察署」として紹介されてる。結構可哀想な位置づけだ。
<ギバがペットを凶暴化させる理由は「ペットたちは人間どもに飼育され、それに甘えておる。それが気に入らん」だそうだ。お前はこどもか?対してマーシャはいつもの「完璧な作品」ではなく「面白い作戦」と言っている辺り、今回の作戦がお遊びに近いことがうかがえる。
 実験途中とはいえ、ウイルスを注入された動物たちは違った動物の鳴き声になるだけ。これで「成功」と言っているギバの感覚はどうなんだろう?
 研究所を透視したジバンの目に「狂犬病ウイルス」と書いたラベルが映る。他に何にも書いてないあたり、科学的な根拠はないようだ。>
第10話 パパはパパじゃない!?

  脚本:藤井邦夫
  監督:三ツ村鐵治
 巷では巻くだけで人間の潜在能力を向上させるというバンダナが大流行していた。実はこれはドクター・ギバによる人間を悪夢の中に叩き込む作戦だった。
 敵はアクムノイド。天道博士に擬態し、天才バンダナを配布して、人に悪夢を見せつける。他に人に悪夢を見せる能力を有する。
 精神攻撃を主題とした話。バイオロンも直接行動だけでなく、精神攻撃も展開し始めたか。「宇宙刑事」シリーズ時代の上原脚本を思わせる。
 今回珍しくジバンの変身シーンがある。警察手帳を掲げると、その星が光ってジバンとなるという簡単なもの。
<まゆみの夢の中に出てきたのは直人ではなく、「今テレビに出ているアイドル」だそうだ。直人大好きなまゆみも、深層心理ではそっちが本音か?
 実行部隊であるカーシャとマーシャにも黙って天才バンダナを配っていたギバ。実行部隊の意味がないな。
 アクムノイドもここまで人が変わってしまったら、すぐにバイオノイドと分かりそうなものだが、家族を騙すとか考えてないの?ちょっとキレるの早すぎ。
 悪夢の中でバイカンを呼んだら、そこにちゃんとバイカンが現れた。夢なんだから、その位コントロールできそうだけど。
 フラワー公園から逃げたアクムノイドの行き先は廃墟だった。瞬間移動だな。>
第11話 少女と戦士の心の誓い

  脚本:杉村 升
  監督:岡本明久
 まゆみの誕生日に、友達を呼んでのパーティが開かれた。その席上、死んだまゆみのお爺さんについて話され、まゆみは顔を曇らせる。実はまゆみの祖父こそが、ジバンの開発者だったのだ。過去の記憶により、博士の事を思い出す直人とまゆみ…
 敵はウニノイド。身体から出る棘を伸ばしたり、触手を使ったりして攻撃する。初期のバイオノイドで、高圧電流を流されただけで爆発してしまった。
 これまで全く語られていなかったジバンの開発にまつわる話。直人とまゆみの回想形式で、殉職した直人が五十嵐博士によってサイボーグにされたこと、そしてバイオロンとは何であるのかが語られていく。元々『ロボコップ』の影響が強い作品だが、こんなところまで『ロボコップ』かよ。
 テクノロジーだけではジバンは動かない。もう一押しが必要だった。それはまゆみの涙という形で表されている。人間の感情が機械を動かすと言うパターンは日本のSFでは定番か。
 ジバンのシステムは未完成のため、いつ活動停止に陥るか、全く分からないと言う事実もここで明らかにされた。身体に爆弾抱えて戦ってるようなもんだな。
<直人が死んだのはウニノイドの攻撃と言うことで分かるが、五十嵐博士が死んだのは今ひとつ理由が分からない。確かにウニノイドにいたぶられていたが、あの時は尋問だったので、別段身体傷つけられてるようじゃなかった。元々体が悪かったのか?
 直人とまゆみの記憶によって過去を振り返っているのに、ちゃんとバイオロン基地の内部まで描写されているのが何というか。
 五十嵐博士の死を知ったギバは、博士がバイオロンに対する研究を何もしてなかったと結論づける…こんないい加減で本当に世界征服なんて出来るのか?そもそも五十嵐博士を殺すまで世界征服を待っていた理由は?
 ジバンがどうしても動かないと言っていたのに、動いたジバンを見て、なんの感情もなく「ジバンが動いたか」とか言っていた。もっと喜べよ。>
DVD2
<A> <楽>
第12話 危うし!洋子先輩

  脚本:高久 進
  監督:岡本明久
 警視庁の柳田のもとでジェット噴射装置ダイダロスの試験を行うジバン。一方マーシャとカーシャはジバンをおびき寄せるため洋子をターゲットとしてその身柄を狙う。睡眠状態に陥った洋子は…
 敵はマーシャカーシャ。尤もミサイルを破壊するのに忙しく、二人との戦闘はあんまり長くなかった。
 直人にとって頼りになる先輩洋子が中心となった話。ジバンと共に現れることが多いために狙われることになった。ただ実際には洋子はジバンの正体を知ってないため、尋問は何の意味もなかった。生身で頑張ってアクションしてる。
 今回立案されたバイオロンの東京壊滅作戦だが、ミサイルをぶち込むというストレートな作戦。これは最終作戦として最後まで引っ張った方がいい気もするんだが。
 そして今回から登場したダイダロスもたっぷり時間を取って威力を見せつけている。メインキャラ以外のバイオノイドを出さなかったのも良い。
 清志郎が洋子に対する思いを口に出すシーンあり。随分横柄な口を利いていたようだが、それも照れ隠しなのか?
 そう言えば今回はまゆみが登場しなかったな。初めてのことだ。
<洋子を狙うマーシャとカーシャ。その服装がコロコロ変わるのはなんでだろう?
 直人がプレゼントしたコンパクトをセントラルシティ署に通報するお巡りさん。随分手回しが良い。
 奪ったマシンガンを構える洋子に、「私たちは弾なんか当たっても痛くもかゆくもない」と豪語するカーシャ。でも撃たれたら逃げ惑ってた。>
第13話 哀しみの少年を救え

  脚本:杉村 升
  監督:小西通雄
 通報を受け廃工場を見張る直人の前にバイオノイドが現れた。そのバイオノイドスカンクノイドの攻撃に、負傷してしまうジバン。
 敵はスカンクノイド。腹のボンベから特殊なガスを出すことが出来る。バイオノイド用の食料工場を造ろうとした。ちなみに食料の原材料は人間の子供。
 記憶に関する物語。一つは直人が倒れてから全く別の場所に運ばれた時の空白の記憶。そして少年の家族に関する過去の記憶。この二つを結びつけ、バイオロンの作戦を阻止するまでを描く。
 前回洋子を尋問する際バイオロンも自白装置を使ったが、ボーイが使っている装置は記憶を映像化するという優れもの。バイオロンよりも五十嵐博士の方が技術力が上だと言うことか。
 ヨシオ少年のランドセルに入り、ヨシオを気絶させるムク。一応ちゃんと仕事してるんだ。
<バイオノイド同志が集まって集会をしているが、わざわざ人気のないところに仮面姿で現れ、自分たちを『化け物」と言っている。色々穴だらけだぞ。
 廃工場に直人が現れ、殴られて消えた直後にジバンが出てくる。これでジバンの正体が分からないバイオロンは相当に頭悪い。
 スカンクノイドにボコボコにされるジバンをモニタで観ているまゆみ。カメラはジバンを向いているようだが、そのカメラはどこに設置されてるの?
 「今度の作戦は絶対に周囲に気づかれてはならない」と言うドクター・ギバ。でも既に複数の人間に気づかれてるし、警察も捜査を開始してる。
 ヨシオを五十嵐家の基地に連れ込んでるジバン。ここって秘密の場所だろ?
 ジバンの危機に駆けつける洋子。凄い活躍ぶりだが、どうやってジバンの居場所を知ったの?>
第14話 愛の大逆転ゲーム!

  脚本:藤井邦夫
  監督:小西通雄
 公園で財布を拾った親子を見かける直人とまゆみ。良く出来た息子のタケシ少年によって財布は無事交番に届けられた。その頃、バイオロンではジバン攻略のため、キラーノイドの提案によりジバンのコンピュータを狂わせる計画が発案されていた。
 敵はキラーノイド。電磁波によってあらゆるコンピュータを狂わせる能力を持つ。まさしくジバンキラーと言えるバイオノイド。
 ジバンにとってこれまでの中で最大の危機が描かれる。ジバンを完全標的としたのは確か初めて。身体が弱く、酒に逃げてしまう親とよくできた息子との関わりを通して描かれていく。
 動けなくなったジバンは、戦闘員マスクによってぼこぼこにされる。キラーノイドによって電磁波によって動けないジバンを再起動させるために必要なのは“愛”だそうである。ジバンが起動した時と同じくまゆみの涙が重要だった。
 今回も洋子が大活躍。ジバンの危機に現れ、マスクをなぎ倒す姿は、すっかりサポートキャラと化している。
<ジバンは電磁波によって物理的におかしくされているのだが、離れたところにいるボーイやメカ達までおかしくなってる。サポートメカなんだから、こういう時にこそ重要なのではないか?
 地下基地には何故か「愛」という名前が付いたボタンまである。愛を送るってこういうもんなのか?で、そのボタンを押すと、モニタには「愛」「LOVE」「LIEBEN」とかの文字が浮かび上がる。ボタン一つで随分色々出るものだ。
 キラーノイドはジバンをおびき寄せるために人質を取っているが、なんであんなたくさん子供が必要だったんだろう?一人でも充分な気がする。>
第15話 オオカミ男はピアノ好き

  脚本:扇澤延男
  監督: 岡本明久
 音楽で愛と平和を訴えることをモットーとしているピアニスト立原修一郎の姿に怒りを覚えたドクター・ギバは修一郎をバイオノイドに改造してしまおうとする。オオカミノイドの細胞を埋め込まれた修一郎は、狼男にされてしまう…
 敵はオオカミノイド。マジシャンのような姿をしたバイオノイドで、自身の細胞をピアニストの立原修一郎に埋め込むことで狼男にしてしまう。そして狼男。オオカミノイドの細胞を埋め込まされた立原修一郎が変身する。ちなみに姿はオオカミノイドと同じ。
 人間が怪物になってしまった場合、ヒーローはそれを攻撃することが出来ない。それを逆手に取った作戦が展開。しかし、別段それはピアニストでなくても良く、ギバの思いつきで作戦が立てられてしまった感がある。と言うか、こういう事が出来るんだったら、もっとこういう作戦をとっても良いようなものだが。
 その割に後付で人間の破壊衝動を増加させる悪魔の讃美歌なるものを作らせようとしてる辺り、怪我の功名と言うべきか。
 洋子の活躍がますます上がってる。今回は一発の銃弾で複数のマスクを倒すとか、手錠を武器にして使うとか、見せ場も多い。
 今回の見所としてはオオカミノイドの人間体の強さがあるだろうか。人間のまま口からビームを吐いたり、洋子を圧倒する強さを発揮したりと、かなり強い。マジシャン姿の怪しさも良し。それに対し、変身体のオオカミノイドがあまりに弱すぎる。
 ちなみに立原修一郎役は「宇宙刑事シャイダー」の神官ポー役だった吉田淳。
<気絶した立原修一郎を家に連れて行く直人とまゆみ。何も言わずに家に入っているけど、これって不法侵入?
 バイオノイドは自分の細胞を人に埋め込むことで人間を怪物化させることが出来るが、そうすると自分が変身出来なくなってしまうらしい。結構不便なもんだな。>
第16話 おれは透明人間だぞ!!

  脚本:高久 進
  監督: 岡本明久
 町の発明家野呂が透明薬を発明した。だが彼を見張っていたバイオロンのクラゲノイドがその発明した薬を奪ってしまう。この薬を使って侵略作戦を立てるドクター・ギバだが…
 敵はクラゲノイド。町の発明家野呂家を見張っていたバイオノイドで、発明した透明薬を飲んで透明になる。身体から電撃を流したり、溶解液を吐いたりする。
 透明になる薬を巡っての攻防戦が描かれる。ドクター・ギバもその位開発できそうなのだが、自分では作ることが出来ないらしい。
 ギバの考えた透明薬を使った作戦って、子供に飲ませて万引きをやらそうと言うせこい方法だった。こどもに悪の心を植え付けて、大人になったら泥棒だらけになるという、気が長いんだか短いんだか分からないことをするな。このあたり「宇宙刑事シャイダー」に通じるものがある。
 でもそう言う作戦に入る以前の段階で事件は解決してしまった。こう言うのってこの作品結構多いよな。
<事故で透明になる薬を開発した野呂。すぐさま自分でそれを飲み込み、人体実験してしまう…恐るべき男だ。
 透明薬はかけられたものが丸ごと透明になるのだが、一番かかってるはずの眼鏡だけが残ってるのは何故だろう?
 普通のクラゲに姿を変えて野呂博士の実験室に潜入していたクラゲノイド。なんかすごく気の長い事をやってるような?
 透明になる薬を使い、自分が透明になった野呂博士は、元に戻る薬を作ってなかったことに気づく。それなのに自分の身体で人体実験なんてするのか?
 ボーイの分析に寄れば、透明になるのは生物的に細胞が透明になったからという。でも野呂博士の服まで消えてるんだが?
 透明薬を手に入れたドクター・ギバは、発明家である野呂をさらわせるため、クラゲノイドに薬品を全部飲ませてしまう。既にバイオロンでは研究してたそうだから、それを分析するとか考えないんだろうか?
 清志郎を呼び捨てにしてる洋子。確か先輩じゃなかったっけ?
 野呂博士の姿を見えるようにしようと、包帯でぐるぐる巻きにする一平と直人。目の所まで包帯で覆ってるんだが、これでは目が見えないぞ。
 姿を消したクラゲノイドに赤外線スコープを使用するジバン。でも見えてないぞ。熱源を捕らえるんだったら見えるはずだけど?
 クラゲノイドが吐く溶解液はテトラポットをあっという間に消し去るほどの威力があった。透明の時に使っておけばジバンに大ダメージを与えられてたと思うんだが、透明の時は普通に身体でいたぶってただけだった。甘すぎる。>
第17話 誕生!対ジバン必殺兵器

  脚本:杉村 升
  監督:小西通雄
 五十嵐家でまゆみの母がバイオロンのアゲハノイドに襲われ、すり替わられてしまった。実はいよいよドクター・ギバがジバンと五十嵐博士の関係に気づいたのだ。そんな時、五十嵐家には板倉博士のロボット、ハリーが遊びに来て、お母さんがバイオノイドであることに気づいてしまう。
 敵はアゲハノイド。女性型のバイオノイドで、五十嵐家の母親とすり替わった。母親を人質にまゆみをさらう。
 本作の節目となる話で、前後編でいくつかの新展開が見られる話。バイオロンがまゆみとジバンの関係に気づき、まゆみの両親がバイオロンとジバンのことを知る。
 バイオロンがこれまで何の対策もしてなかった五十嵐家を狙ってくる。ジバンを作ったのが五十嵐博士であり、さらにまゆみと直人を遅う度にジバンが出てくるのだから、その疑問は当然なのだが、逆にこれまで何もしてなかったというのが不思議だ。
 そしてギバは対ジバン用の新設計バイオノイドを作っている。最後に登場するマッドガルボは、いかにも強面でジバンのライバルと言った感じ。
 更に久々に柳田とハリーが登場しており、ジバンの三大メカも全部登場。豪華な話になってる。
 ギバは首を360度以上回転させられることが分かった。やっぱり人間じゃないな。
<これまでのジバンの活躍がバンクで流れるのだが、誰も見てないはずのシーンまである。もう少し観ていたら直人=ジバンが分かるんじゃないか?
 戦いは絶対にダメとか言っていたハリーが妙に好戦的になってるな。どんな変化があったんだろう?
 真面目に作られた話なので、今ひとつツッコミ所がないな。>
第18話 母と娘・悲しみの果てに

  脚本:杉村 升
  監督:小西通雄
 まゆみとその母をさらわれたジバンの前にバイオロン新幹部マッドガルボが現れた。その圧倒的な強さの前にジバンは破壊寸前まで追いつめられ、更にまゆみも連れ去られてしまう。必死に捜索を続けるジバンとメカたち。そんな中、バイオロンではまゆみの拷問が行われようとしていた…
 敵はマッドガルボ。バイオ技術で作られたサイボーグでバイボーグと言うらしい。対ジバン用に作られたため、ジバンに対しては圧倒的な強さを持つ。ダイダロスファイヤーの直撃を食っても生きていた。そしてヒトデノイド。人の脳を食べることで記憶を映像で見せる能力を持つ。まゆみの脳を食べようとしたが、ハリーに邪魔された。ちなみに人間型をしておらず、大きなヒトデの形をしている。そしてアゲハノイド。ジバンに空中戦を挑むが、ダイダロスによって飛行するジバンに一刀両断される。
 まゆみを巡る争奪戦の後編。ジバンのメカ全部が登場し、更にバイオロンも新幹部が登場。まさしく総力戦が描かれる。
 今回まゆみは大変な目に遭わせられる。最初にヒトデノイドに脳を食われそうになり、その後高性能爆弾を身体に埋め込まれ、最後にジバンを救うために自ら滝に飛び込む。かなり不幸なキャラだ。
 新幹部マッドガルボは意外なことに女性型。ギバは幹部を女性にする癖があるのだろうか?その姿は本当に雨宮デザインと言った感じでなかなか秀逸。
 最後はピンポイントミサイルによって五十嵐家は破壊されてしまった。地下の基地は無事だったが。
<マッドガルボはバイオ技術で作られたサイボーグのため、バイボーグと呼ばれる。でもサイボーグって細かく言えば生物と機械の融合を示すので、完全バイオ技術だったら、単なる生物。ギバが勝手に付けた名称だろうからそれでいいのか。
 ダイダロスファイヤーの直撃を食って撤退するマッドガルボは一々ポーズを取ってる。そんな余裕あるんだったらジバン攻撃すればいいのに。
 まゆみの母に呼びかけられる度に何か喋っては倒れるジバン。コントやってんじゃないよ。
 マーシャとカーシャは新幹部であるマッドガルボに敬語を使ってる。バイオロンの地位ってどうなってるんだろう?
 まゆみに高性能爆弾を仕掛ける際、その一部始終をまゆみは聞いているので、当然ながらいつものようにジバンに抱きついたりはしない。もうちょっとこっそり喋ろうね。
 爆弾を仕込んだ指輪を指にはめられる際、まゆみは指をちゃんと広げて指輪を付けやすくしている。
 いつものように抱きつこうとするジバンから逃げるのは良いのだが、何にも喋ってないまゆみ。一言事情を説明すれば良いだけでは?>
第19話 電子手帳返上!

  脚本:杉村 升
  監督:岡本明久
 まゆみの失踪から一週間が経過した。その間直人や警察は捜索を続けていたが、その行方は知られないままだった。そんな中、ひょんな事からバイオロンの怪物の素が直人の元に届けられる…
 敵はチュウシャノイド。毒を持つ生物の遺伝子をまとめて持つバイオノイド。ジバンの手に渡った怪物の素を取り戻すために派遣される。
 まゆみの話が一段落し、今度はバイオロンの本質に迫るお話。ただしあと一歩というところで手がかりを失ってしまう。何よりも人命を大切にするというヒーローらしさがここにはある。
 そしてジバンの新しい仲間としてハリーボーイが加わった。故障したハリーが修理され、ボーイと合体した姿。
 ここで対バイオロン法第3条が明らかとなる。それは「機動刑事ジバンは人の命を最優先とし、 これを省みないあらゆる命令を排除することができる。」だった。この法を作った柳田に、「それを自分から破るなら、この手帳はたった今お返しします」とか言ってる。これが今回のタイトルの元だ。
<バイオノイドを作る素材の名前は“怪物の素”という。恐ろしくストレートな名称だ。
 普通道端に落ちている薬品が主人公の元に届けられる確率は限りなく低いはずなのだが、直接そのまま主人公に届いてしまう。これが特撮というものなのか?
 今回も洋子がマスク相手に大活躍するが、まなみの両親を人質に取られても関係なく発砲するあたり、この人の常識を疑ってしまう。
 少女を人質に取り、怪物の素を手に入れたマッドガルボは素直に人質を渡してしまう。なかなか素直なキャラだ。尤もその後で「皆殺しだ」とか言ってる訳だが。>
第20話 町にお金が降って来た!

  脚本:杉村 升
  監督:岡本明久
 川に落ちたショックで記憶喪失になってしまったまゆみは、早川良という青年の元に身を寄せていた。貧乏な良の前に突然一万円札が降ってくる。実はセントラルシティには次々に一万円札が降ってきていたのだ。
 敵はカネノイド。背中に大きな一万円札を背負い、一万円札を吐き出すバイオノイドで、札束に変身することが出来る。早川良の元で潜伏し、そこにいたまゆみの動向をバイオロンに流していた。
 金を目にした時、人間がどれだけ浅ましくなるかを描いた話。これって「レインボーマン」でもやってたことだが、こちらはもっとストレート。拾ったお金が爆発するとか、人間の欲よりもやっぱり普通の特撮っぽくはなってるけど。
 一方、行方不明となったみどりとジバンが遭遇するシーンあり。記憶を失っていてもジバンに接触してはいけないという恐怖が残っているらしい。折角今セントラルシティにいるのに、早川良に従って遠くに言ってしまうらしい。
 ちなみにここに登場する早川良役は小林良平。「地球戦隊ファイブマン」星川文矢 (ファイブブラック)役。
<まゆみは何故かセントラルシティに戻ってきている。随分離れたところで行方不明になっていたはずだが、運命とは不思議なものだ。結局又離れてしまう訳だが。>
第21話 スズ虫・毒虫・ゲリラ虫

  脚本:高久 進
  監督:三ツ村鐵治
 バイオロンはユリという女の子の家から鈴虫を奪う。偶然通りかかったパトロール中の直人と洋子はすぐに怪しい男達の車を追うが、そこに現れたムシノイドは鈴虫だけを持って逃げてしまう。その頃、昆虫を捕まえに行ったこども達が次々と行方不明となると言う事件が起こる…
 敵はムシノイド。毒素を出すバイオ昆虫の開発を行っている。小さな虫に姿を変えることが出来る。
 虫を使って世界征服を企むバイオロンに対抗するジバンの戦い。これも割と気が長い作戦ではあるが、BC兵器の開発と考えると決して悪い作戦ではない。問題としては、これによって滅ぼされてしまった人間社会に征服の意味があるのかという点だが。
 今回は本物の虫を多数使っているが、当然飼い慣らされてないため、かなりの数が犠牲になってたようだ。
 対バイオロン法第六条が登場。「子供の夢を奪い、その心を傷つけた罪は特に重い」だそうだ。まだ4条と5条が出てない。
<レゾンとジバンの会話があるのだが、ハリーボーイとくっついているはずのレゾンが何にも知らないのは何故だろう?
 ハリーボーイは手を使って基地の機器を操作している。ボーイの時は直結していたのに、効率が悪くなったんじゃないか?
 ツッコミじゃないが、マスクが銃を持って走ってる姿は様になってる。ちゃんと研究してるんだな。>
DVD3
<A> <楽>
第22話 マユミがいた!!

  脚本:高久 進
  監督:三ツ村鐵治
 鷹ノ巣と言う海岸でみゆきを発見したという通報があり、直人は早速現場に向かう。だが、その電話はバイオロンに盗聴されており、ドクター・ギバにより、二人を殺すためにハンターノイドが派遣されるのだった。
 敵はハンターノイド。バイオロン最強のスナイパーという肩書きを持つバイオノイド。緑色の骸骨のような姿をしている。本人曰く、「ジバンを倒すために生まれた」そうだ。
 まゆみと直人の再会?と言う緊張感がある話だが、結果としてそれは狂言だった。話は全く進んでない。
 バンクシーンを多用し、話もやや間延びした感じはあるし、ギャグも滑り気味だが、ハンターノイドとジバンの戦いは緊張感があるので、それで良いか。
 まゆみを探しに来たはずの清志郎がやってるのは釣りだった。この人真面目なのか不真面目なのかよく分からない。洋子にも「遊ぶことしか考えてないんだから」とか言われてるし。
 そう言えば今回マッドガルボが全然活躍しないな。ちらっと冒頭にいただけで何も喋ってないし。
<そこには直人しかいない状態でジバンが現れた場合、直人=ジバンという単純な構図が分からないバイオロン。これでは世界征服は難しいだろう。
 マーシャとカーシャをこき使ってるハンターノイド。バイオロンの上下関係ってよく分からないな。
 目の前で狙撃され、明らかに怪我をしてるはずの直人がピンピンして現れた時、ケンタ少年はなんの疑問も持ってなかったようだ。
 川に落ちた直人はぷかぷか浮いてた。ジバンの金属ってそんなに軽いものなのか?
 相変わらずトリガーハッピーな洋子。人質が目の前にいるのに平気で銃ぶっ放してる。
 ハンターノイドはスナイパーという設定なのだが、ちゃんとジバンの前に姿を現して正々堂々戦いを挑んでる。なかなか律儀なキャラだな。
 今回もハンターノイドに対し対バイオロン法第六条を唱えるジバン。でも別段こどもの心を傷つけた訳じゃないんだが。>
第23話 マンガを喰いすぎた怪物

  脚本:扇澤延男
  監督:岡本明久
 この世界から本を抹殺する作戦を発動したバイオロン。そんな中、漫画の原稿が盗まれたという星山というマンガ家の訴えを聞いて出動する。だがその原稿を食ってしまったヤギノイドは、次に星山を誘拐してしまう。
 敵はヤギノイド。本を食い尽くすために作られたバイオノイドでマンガが大好物。攻撃力はほとんど無いに等しい。ギバ曰く「大飯ぐらいの能なし」。後に戦闘用に改造されてジバンに挑む。
 今回のバイオロンの作戦は、地上から本を一掃するという作戦。人間の文明の根っこは文字にあるということで、人間を愚かにしてしまおうというもの。バイオロンの作戦は気の長いものが多いが、これは特に長い。しかも作戦発動したドクター・ギバがとても気が短いため、あっという間に当初の目的を見失ってしまうし。
 ちょっとした洋子の恋物語もあるが、本当にちょっとだけで、マンガ家にナンパされて顔を赤らめるくらい。
 今回登場したマンガ家星山は小野寺丈。石ノ森章太郎の息子。「星雲仮面マシンマン」の亀太や「仮面ライダーBLACK RX」の吾郎役なども務めている。
<今回の作戦はあまりにもツッコミ所多いのだが、それを全く疑問無く褒め称えるマッドガルボ。もう少し冷静になれよ。
 戦闘能力を持たないヤギノイドを散々いたぶった後、「何て弱い怪物なんだ」と呟くジバン。完全ないじめっ子。
 戦闘力のないヤギノイドに戦闘力を付け、ジバンと戦わせようとするギバ。当初の目的を完全に喪失してるよ。そもそももの凄ーく気の長い作戦なんだから、一度位命令違反したからって、すぐに処分しようとしたら作戦出来ないんじゃないか?
 ドクター・ギバを呼び捨てにするヤギノイド。バイオノイドはギバに絶対服従じゃなかったか?
 ヤギノイドの末期の台詞は「ヒーローが負けるなんて、そんな馬鹿な」だった。別段お前ヒーローじゃないんだが。>
第24話 ようこそ!!大霊界へ

  脚本:高久 進
  監督:岡本明久
 マスクを追う直人と清志郎は、その戦闘中に清志郎が怪我を負ってしまう。気絶した清志郎を直人は秘密基地に連れて行って治療を施すのだが、それによって清志郎は自らが超人だと勘違いしてしまう…
 敵はジサツノイド。身体にすべての物質を腐らせる毒が充満している。自分自身が死にたがっており、ジバンと相打ちしようとする。骨に皮がくっついたようなデザインはなかなか秀逸。
 これまで単なるダメ刑事としか描写されてなかった清志郎が割と格好良く描かれている。何と自分自身がジバンであると勘違いするとか、相変わらずのぼけっぷりを見せたりもしてるが。
 ただ、折角キャラが立ってるジサツノイドと清志郎の二人を使っておきながら、物語が薄味になったのが残念。こういう時は思い切ってギャグ回にすれば良いんだ。
 いつの間にか直人が清志郎を呼ぶ呼称が「先輩」から「村松さん」になってる。
 何故かここに来てハリーボーイから三大メカの説明を受けている。今更って感じだな。時間が余ったの?
 ジサツノイドが見せる大霊界はどこかの映画からの引用かと思われるのだが、その元ネタが分からない。丹波哲郎の『大霊界 死んだらどうなる?』は1989年だから、丁度同時期だが、これは松竹だからなあ。東映だったら神代辰巳の『地獄』なのかもしれない(ちなみにどっちも観たのだが、その場面は思い出せなかった)。
<それにしてもジサツノイドとは凄まじいネーミングセンス。バイオロンの感性を疑うぞ。死ぬことを誇りにすると言う特異なキャラセンスは素晴らしいが。
 ジバン攻略をジサツノイドに授けるマッドガルボ。でも性能を言うだけで弱点については何も言ってない。>
第25話 女神サマをぶッとばせ!

  脚本:杉村 升
  監督:小笠原猛
 国立美術館に展示されているモナリザの絵を破壊しようとバクハノイドが現れた。モナリザに深い思いを持つ早川良が立ち向かうが
 敵はバクハノイド。美しいものを見ると衝動的に破壊したくなると言うバイオノイドで、しばらく何も破壊できないと禁断症状を起こす。人間体でも筋肉隆々で、そのままジバンと戦っても引けを取らなかった。身体が破壊されても頭部だけが強力な爆弾になってる。
 バイオロンの作戦は美術品を破壊しようという単純なものだが、それよりまゆみと早川の再登場の方が重要。
 早川は警察から逃げ回っていたが、それは半年前にバクハノイドから美術品を守ろうとして、犯人に間違えられたからだと分かる。
 一方、まゆみは随分元気になって、早川と元気に旅をしているらしい。
<モナリザを破壊することをバクハノイドに命じるドクター・ギバ。単に人間が嫌いだからという理由だけらしい。随分単純な理由だな。
 バクハノイドは少なくとも半年前から活動していたらしいが、半年の間にどれだけ破壊活動してたんだ?何も事件らしいものは起こってないが。むしろそれだったら日本を標的にする必要もないんじゃないか?
 バクハノイドの目を欺くためにジバンは考える人に擬態していた。ジバンの方が身体大きいんじゃないか?
 あと一分でバクハノイドが自爆すると言う時、おもむろに警察手帳を出し、スパイラスを呼んでバクハノイドと共に乗り込み、空高く舞い上がり、海にまで行ってバクハノイドを捨てていた。どれだけ時間かかってる?>
第26話 竜に釣られたグルメ美女

  脚本:扇澤延男
  監督:小笠原猛
 洋子と清志郎が休暇で向かった浜名湖でミス・浜名湖コンテストが行われていた。だが実はそれはバイオロンにより、最強のバイオノイドリュウノイドを復活させるための美女集めだった。洋子を含めてステージから消えてしまう女性達を前に、清志郎は…
 敵はリュウノイド。強力な酸の雨を降らせる能力を持つ。能力は封印されており、美女を食うことで全ての能力を開放することが出来ると言われているが、別段普通に能力は使えていた。肩にもう一対の腕を持つ。
 バブルは弾けたが、この辺りでミスコンは結構流行っていたので、丁度時流に乗った話と言えるだろうか?水着の女の子が多数出てくるのがサービスとなってる。
 メイが直人の所に来た時、直人はアパートにいた。五十嵐家無くなってから、一人暮らしをしてるんだな。あと今回は清志郎が大活躍…というか、全くこけなかった。ちょっと拍子抜け。
 今回は捜査に使ったり、酸の雲を吹き払ったりと、ダイダロスが大活躍。最後のジバンエンドもダイダロスを装着した状態で行っている。いつもはレゾンの中に置いてあるダイダロスが今回はスパイラスの中にあったようだ。
<洋子と清志郎は休みを合わせて二人で旅行に来てる。そう言う関係なのだろうか?
 ジバンの姿で浜名湖の捜査をする直人。目立って仕方ないな。
 ジバンのボディはスーパーセラミックで作られている。酸では溶けないはずだが、実際溶け始めていた。金属部分があるのか?
 美女達を食おうとしたリュウノイドに、それは後にしてジバンと戦えと命令するマーシャとカーシャ。お前たち、最初の目的忘れてるだろ?
 美女達が連れられていたのがリュウノイドの祭壇で、次の場面では地下牢になり、その次に砂浜になってる。瞬間移動してるの?
 リュウノイドが吐く酸によりメイが持っていた銃は溶けてしまった。それは良いが、身体はなんともないのか?
 女性を食べないと能力を発揮できないリュウノイドだが、誰も食べないのに酸の雨を降らせていた。>
第27話 愛するわが子は悪魔の子

  脚本:杉村 升
  監督:小西通雄
 日本社会に影響力を持つ家のこども達が急に家族に反抗的になった。それに忙殺された人々は仕事が手に付かなくなり、日本社会は停滞してしまう。柳田により調査を依頼された直人だが…
 敵はムカデノイド。身体の関節をばらばらにし、間接の一つ一つが人間に化けられる。ヒューマノイド型とムカデ型を使い分け、頭さえ残っていれば復活が可能。
 日本社会を破壊するには家庭内不和を作り出し、それによってメンタル面をぐちゃぐちゃにする。メタルヒーローシリーズでは定番の一つだが、それだけ効果的と言うことになる。ただ、バイオノイドの最大の特徴は、対象の人間にそっくりに化けられると言うことなので、そのまま大人に化けてる方が効果的じゃないかな?
 こういう脚本は上原正三が得意としてるんだが、ここでは杉村升か。後継者として育ってるって事かな?
 マーシャとカーシャが普通に戦闘に参加しているが、何も喋らなくなった。なんか一般戦闘員的な扱いになってしまったな。
<評論家の牧村は、そのまま竹村健一の真似なのだが、やりすぎてるよなあ。
 ジバンの警察手帳は通信機でもあるが、ジバンの状態だと何も使わずに通信が出来る。直人の姿だとそう言う機能が無いのだろうか?
 捕らえたムカデノイドの関節の一つを使い、ムカデノイドをおびき寄せるジバン。でもそこで使われてる牢は隙間だらけで、関節の姿になったらすぐにすり抜けられそうだ。>
第28話 パパはドクターギバ?!

  脚本:杉村 升
  監督:小西通雄
 宇宙科学研究所が保管していた月の石の中に生命体が存在しているのを発見する。その石を狙いマーシャとカーシャに率いられたバイオロンが研究所を急襲し、ジバンがレゾンで彼らを追う。東都撮影所に逃げ込んだマーシャとカーシャは、そこいいたドクター・ギバそっくりの役者に月の石を渡してしまうのだった…
 敵はゾウノイド。月の石を狙い、東都撮影所を襲ったバイオノイド。ドクター・ギバそっくりの役者に化ける。
 なんとギバのそっくりさんが登場するというお話。その男そっくりにゾウノイドが化けるため、同じ画面に3人のギバが登場するというシュールな光景が展開する。
 こういう作品の常で、お笑い要素も入るが、ギバのそっくりさんを前にカーシャが「いつも偉そうに。気にくわないんだよ」とか言ってたり、そっくりさんが叩かれるとギバが頬を抑えたりと、なかなか楽しい描写もあり。
 今回はそれだけでなく、新たな女キャラが参戦。直人に光で攻撃し、マッドガルボの攻撃も全く通用しない。宇宙からやって来たらしいが、これで三つどもえの戦いになるのだろうか?
 この女性の存在、なんかギャグ回に入れるには重すぎるような気もするので、この二つの物語は分けた方が良かったんじゃないか?
 洋子の手前、直人の姿の時はてんで情けないジバン。むしろ洋子の方がヒーロー的。今回の洋子は大変凛々しく、戦闘員が相手だと、互角以上の戦いぶりを見せている。流石にマーシャとカーシャ相手だと敵わないが。
<東都撮影所では映画の撮影中。アクション作品らしいが、その監督の姿は黒澤明っぽいな。
 この状況で現れるジバンに、直人とジバンの関係を全く疑わない洋子。いつものことか。
 そう言えばギバのそっくりさんは、息子の名前はジュンイチだと分かるが、本人の名前は全く出てなかったな。
 ゾウノイドの体色はピンク。後ろから見るとゾウというよりブタに見えるぞ。>
第29話 集団見合いで大ドンデン!

  脚本:扇澤延男
  監督:岡本明久
 日本各地で若きエリートが正気を失うという事件が相次いでいた。調査を始めた直人と洋子は、おかしくなった人達の部屋には集団見合いのパンフレットが置いてあった事が分かる。有名なお見合いパーティに潜入捜査する直人と清志郎だが…
 敵はダブルノイド。二つの顔を持つバイオノイドで、片側の顔から火を、もう片側から冷凍ガスを吐く。
 お見合いパーティにかこつけたバイオロンの作戦が展開する。設定だけではツッコミ所多そうではあるが、本編的にはあまり語る事が多くはない。
 今回は前戦で清志郎が大活躍…と言っても足引っ張るだけだが。こういう役割が固定してきたかな?
 ドクター・ギバが新しい顔を付けて登場。ナメクジのような顔をしてるが、何故そんな顔をしてるのかは不明。役者のレオが休みだったのかもしれない。
 前回に続き謎の女性が登場。ジバンとダブルノイド双方に攻撃を仕掛けていた。
<ダブルノイドの冷凍ガスを浴びて洋子の銃が凍り付いたが、身体の方はなんともなってない。>
第30話 美少年小太郎一座の怪人

  脚本:鷺山京子
  監督:岡本明久
 舞台小屋の竜千之丞と小太郎親子をはねてしまったマーシャとカーシャ。だが車から怪物細胞が落ちてしまい、千之丞に取り憑いてしまう。
 敵はカブキノイド。怪物細胞を培養するために作られたバイオノイド。歌舞伎の仕手で登場する茶目っ気たっぷりで、移動も八艘跳び。マスクを飛ばして攻撃する。
 人間を怪物化してしまう怪物細胞を巡る争いが描かれる。これを培養して増やすことを目的とするバイオロンと、一つしかない怪物細胞で怪物に変身してしまった父親を助けようとする息子。色々な要素が詰まった話になってる。
 でもこの話で一番面白いのはカブキノイドそのものだろう。芝居がかったしゃべり方といい、動きと言い、実に楽しい。しかし、怪物細胞を培養するために作られたはずなのに、なんでこんな格好に作ったんだろう?
 一応謎の女性も出てはくるが、何もせずに退場。OPでは「クイーンコスモ」という名前が出ている。
<家出の常習犯である千之丞は、息子のための踊りの修行だったという。でも舞台を放って逃げるって、それこそプロ失格。
 月の光を浴びると怪物化してしまう怪物細胞。でも舞台の書き割りの月でも変身してしまうらしい。月の光はどうなった?>
第31話 真夏の夜のニンジャ合戦

  脚本:高久 進
  監督:三ツ村鐵治
 忍者修行に余念がない世界忍者ジライヤの弟山地学と知り合いになった直人。そんな時警視庁にシノビノイドが潜入し、刑事局長の加納常蔵をはじめ、次々と要人を狙い洗脳していた。
 敵はシノビノイド。忍術を使えるバイオノイドで配下に自らの分身である忍者部隊を擁する。細菌を使った呪術を用いて要人を洗脳する。
 今回のバイオロンの作戦は日本のシンクタンクを洗脳してしまうと言うもの。これまでにもこどもやエリートを狙って将来的な作戦を展開していたが、今度はその続きで、直接要人を狙うというもの。それを防ぐために活躍するジバンと、忍者の少年が登場。
 今回は前年に「世界忍者ジライヤ」で弟役をやった橋本巧が同じ役でゲスト出演。敵も忍者のため、忍術合戦が見所。これで本作と「ジライヤ」は地続きの話だと分かる(そこまで深く考えて作ったのではないという話もあるが)
 そう言えば東映は昔から忍術ものの作品が多かったな。懐かしさを感じるよ。
<「忍者に二言はない」と言った学は、その直後シノビノイドを騙す。その後で「忍法の奥義は相手を騙しても最後には勝つことだ」と豪語してる。正義側が言う事じゃないな。
 今回もジバンは第六条を朗読しているが、今回は別段こどもを苦しめてる訳じゃない。>
第32話 パールの涙は金色の海に

  脚本:藤井邦夫
  監督:三ツ村鐵治
 バイオロンの廃棄物処理場で誕生した生物は、バイオロンの目的とは逆に善と美と優しさを撒き散らす。この事態を重く見たドクター・ギバは、その生物を見つけ出して廃棄するようディストノイドに司令する。
 敵はディストノイド。バイオロンの廃棄物処理場から生まれた生物“真珠”を廃棄するために生まれたバイオノイド。マッドガルボと共にジバンを追いつめるが、真珠の命をかけた攻撃で攻撃力を失わされ、ダイダロスファイヤーで倒される。
 戦いの日々の中、それでも仲間が出来るというメタルヒーローではある意味定番の話。ただ敵組織から生まれた善の生命体というのは面白い設定だ。なんか直人とその女性とのラブロマンスっぽく話は展開するが、このパターンでは、確実に死ぬことになる。
 このところ口だけしか出してなかったマッドガルボが久々に前線で戦ってる。相変わらずの強さで、ジバンを圧倒するが、これだったらもっと早くから参加していればいいのに。
 対バイオロン法第九条が登場。内容は「機動刑事ジバンは、あらゆる生命体の平和を破壊する者を、自らの判断で抹殺できる」
<生身のままバイオロンに立ち向かう直人の姿がある。マスクの銃弾とかを身体で受けてるんだが、それで正体ばれないのが不思議だ。
 直人が付けた真珠という名前をジバンが叫んでいるのだが、これでも正体がばれてない。まあ真珠本人だけは気づいた訳だが。>
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<A> <楽>
第33話 ガルボに咲いた千年ハス

  脚本:鷺山京子
  監督:小西通雄
 マッドガルボの体内にある遺伝子の中から千年ハスが花を咲かせた。だが、これがマッドガルボに愛を伝え、その性格を変えてしまう。千年ハスの故郷を求めバイオロンを抜け出したマッドガルボは、なんとジバンに助けを求める…
 敵はライギョノイド。組織を裏切ったマッドガルボを倒すために派遣されたバイオノイド。マッドガルボ自身によって倒されてしまう。
 敵幹部の裏切り?と言うこれも面白い話。通常この手の話は、安っぽく演技と知られる訳だが、この話では最後まで本当にバイオロンを裏切ったように思わせる演出がなかなか秀逸。特に人間体から敢えて正体を見せ、「殺されても仕方ない」とか言わせ、ジバンの銃の前に姿をさらけ出す。ここまで命を張った演技もたいしたもの。それだけに最後の裏切りが衝撃的でもある。
 ただ、ジバンよりも強いマッドガルボがここまでやる意味があるのかどうかという根本的問題があるのだが。
 今回の罠は周到で、ついにジバンは能力を失わせる洞窟に入れられて絶体絶命の危機に陥るのだが、そこに現れた謎の女(クイーンコスモ)が洞窟を破壊してしまった。何もしなければジバンは破壊されてたのに。こいつはどっちの味方だ?
 そしてジバンとマッドガルボとの一騎打ち。実に見所の多い対決シーンとなる。やたら崖から落ちるシーンの多かったが、中の人は怪我だらけだったろうな。
<マスクの銃弾を多数受けてしまった直人がいなくなり、ジバンが現れ、その後ピンピンした姿で直人が現れる。それをなんの疑問もなく受け入れる洋子の神経が分からない。
 ジバンがマッドガルボの人間体を助ける際にジャンプしたその姿は、まさしくギャバンの特徴あるジャンプそのもの。
 敵を欺くためにはまず味方から。それで本気で怒ってしまったドクター・ギバだが、マッドガルボの作戦を知り、態度を豹変させた。胡散臭そうにギバを見ているマーシャとカーシャの姿がなんともいえない。
 崖から突き落とされたジバンはダイダロスを呼び出しマッドガルボを撃破する。次の瞬間、マッドガルボが崖下に転落してジバンが崖の上で仁王立ちしている。高低差が変じゃないか?>
第34話 壮絶!ジバン死す

  脚本:杉村 升
  監督:小西通雄
 香川博士が宇宙の塵からアメーバ状の宇宙生命体を発見した。人間の細胞の数十倍の新陳代謝を持つアメーバを分析して応用すれば、あらゆる分野に革命をもたらすというその大発見を狙い、バイオロンと、クイーンコスモが動き出す。
 敵はサイノイド。ドリル状の角で障害物を突破して攻撃する。一度はクイーンコスモと戦って敗北するが、宇宙生命体を組み込まれることでパワーアップする。
 タイトルから分かるとおり、ジバン最大の危機が描かれる。宇宙生命体を手に入れることによって、バイオノイドを何十倍にもパワーアップさせることに成功したドクター・ギバ。更にこれまで何度となく登場してきた謎の女性クイーンコスモがバイオロンと手を組む。ちなみにクイーンコスモとは、劇中では初めてその名前が明かされた。
 そしてパワーアップしたバイオノイドとマッドガルボによって、ついにはジバンの破壊という衝撃の物語が展開する。
 今回は清志郎が香川博士警護の陣頭指揮を執り、かなり凛々しい姿を見せている。洋子もマッドガルボと戦ったり、どちらも真面目に頑張ってる。
 あんまりにも真面目な作風のため、あまり語る事は多くない。ただ、ジバンの悲惨さをじっくり観るための回。
<香川博士と娘ルミを引き渡す場所は中原採石場。多分全特撮作品を通しても、はっきりと名称が語られたのはこれが唯一だと思われる。そもそも本作は街中での戦いがメインで採石場で戦ってるシーンがほとんどなかったのだが。
 強化されたサイノイドと戦い、「以前とは比べものにならないパワーだ」と呟くジバン。でもほとんど戦ってなかったじゃないか。>
第35話 パーフェクトジバンだ!

  脚本:杉村 升
  監督:岡本明久
 これまでセントラルシティを守ってきたジバンが破壊された事にショックを受ける洋子と清志郎。ジバン無き今、バイオロンが総攻撃をかける準備をしていた。その頃、ジバンの秘密基地ではジバンの修復が急ピッチで行われていたが、心臓部の蘇生にはまゆみが必要だと分かる。
 敵はサイノイド。パーフェクトジバンによってあっけなく倒された。
 前回破壊されてしまったジバンの復活とパワーアップが描かれる。それにはまゆみが必要というのがなかなか心憎い演出。それでもまゆみは今も記憶喪失のままで、ジバンの復活は偶然によるもの。
 そしてパワーアップして復活するジバン。その姿は全く変わらないのだが、耐久力は急上昇し、新しい武器が登場した。
 バイオロンの総攻撃と言うことで何体ものバイオノイド(ほとんどが人型ではないが)が登場。中にはムカデノイドらしきものもいたが、再生バイオノイドがいるのだろうか?
<ジバンは既に心臓機能が働いておらず、そのまま放置されている。血液が流れてないので、当然ながら脳がオリジナルのままだったら壊死しまってるはず。あるいはジバンはサイボーグではなく、直人の記憶のデータだけを受け継いだロボットなのかも知れない。
 基地ではジバンの修復を行おうとしているようだが、ジバンの左手は取れたまま。結局何もしてないって事みたい。
 秘密基地の横には、巨大な塔を持つ更なる秘密基地が存在するのだが、絶対パースがおかしいぞ。
 サイノイドが張ったのはサイバリヤーという。トーチカのような金属の塊だが、どうやって張ったのかは不明。
 オートデリンガーの必殺技はダイダロスの30倍以上の威力を持つという。一生懸命ダイダロスを開発した柳田の立場がないな。
 サイノイドが張ったバリヤーはサイバリヤーという。これを叫んだ時、一瞬「宇宙刑事ギャバン」を思い出したぞ。
 これだけの力を持つなら最初から…というのは言ってはいけない約束だな。>
第36話 夢見るチャンバラ怪物!

  脚本:扇澤延男
  監督:岡本明久
 直人と洋子は剣道の道場でこども達が練習しているのを見たが、その練習はなんでもありで、卑怯さも当たり前というものだった。なんでも数日前にやってきた黒覆面の男に師範が負け、その黒覆面の催眠術にかけられたらしい。それはチャンバラ好きなチャンバラノイドの仕業だったことが分かる。
 敵はチャンバラノイド。何人もの侍のエキスによって作られたバイオノイドで、こども達に悪の心を植え付ける作戦に従事していたが、やがて本来持つ侍の血がジバンとの真っ当な勝負を望む。バイオ爆弾を埋め込まれてジバンと戦う。最早ネーミングにセンスのカケラも感じられない。
 東映得意のチャンバラ映画を主題にした、不思議な話。人間のために組織を裏切るのはカゼノイド以来で、「秘密戦隊ゴレンジャー」73話の剣道仮面の話に似てる感じがする。
 なんと洋子に一目惚れしてしまったチャンバラノイドは洋子をさらって「姫」と呼び、バイオロンを裏切ってしまう。また破天荒なバイオノイドだ。
 しばらくハードな話が続いていたが、今回の話はスポーツ少年に悪の心を植え付けるという、前のバイオロンのような地道で気の長い作戦に逆戻りしてる。
 最後にチャンバラノイドはバイオ爆弾を身体に埋め込んでジバンと戦うが、それをちゃんと納得して自ら埋め込んでいるのがなかなか潔い。やってることは卑怯な手ばかりだったが、「勝てばいい」という信念には準じているか。
 チャンバラノイドの人間態を演じるのは高橋利道。東映では悪役俳優としてだけでなく、スーツアクターとして大活躍した人。実に動きがこなれている。
 ちなみにチャンバラノイドが観ていたビデオは大菩薩峠、白馬童子、紫頭巾など。大菩薩峠は当然ながら片岡千恵蔵主演の東映版。
<チャンバラノイドは侍のエキスを使っていると言うが、カタカナ用語をやたら使う。どういう侍だったんだ?
 今回のジバンはパーフェクトジバンにはなってなかった。前に制作されたものかもしれない。>
第37話 私は世界一の美女!?

  脚本:杉村 升
  監督:小西通雄
 高価な服や靴が次々に奪われていった。それはクイーンコスモの仕業で、彼女は女だけの帝国をこの地上に打ち立てようと考えていたのだ。そのため美しいもので周りを埋め尽くそうというのが彼女の考えだった。
 敵はカメノイド。クイーンコスモとの協力のために供与されたバイオノイド。その目的はクイーンコスモの秘密を探ることだった。そしてゴーレムコスモ。クイーンコスモの分身で、盾と剣を持っている。
 いよいよクイーンコスモの真の狙いが明らかにされる。彼女が目指すものは女だけの帝国であり、その女王となることだった。そんな彼女だから、「醜い」と言われることに異様なほどに敏感で、洋子との女としての戦いが展開している。
 そしてとりあえず世界征服までは手を組むことになったクイーンコスモとバイオロン。とりあえずバイオロンの方がバイオノイドをクイーンコスモに供与するという関係になるようだ。又、クイーンコスモは分身を作ることが出来る事も分かった。
 今回はクイーンコスモとの戦いがメインのためか、いつもの対バイオロン法の朗読はなかった。初めてじゃないか?
<部下が誰もいないところで自分の目的を得々と語るクイーンコスモはナルシズムの塊。と言うか、傍目には馬鹿に見える。
 クイーンコスモが服とかを盗むのは、単に美しいものが好きだからとか。でも自分の目でなく、店員の説明あってのこと。選美眼がないんじゃないのか?
 直人状態で鏡に引き込まれたら、次の瞬間ジバンになっていた。これでジバンの正体がばれないわけないよな。
 洋子と清志郎を殺す前に、奪った服を着て二人に見せるクイーンコスモ。やっぱり見せたがってたんだろうな。さもなくば一人っきりで、独り言続けるしかないから。
 生命エネルギーを吸い取られることによって活動不能に陥るジバン。こいつはロボットだろ?でもエネルギー失ってる割にはその後普通に戦ってたぞ。>
第38話 故郷だよ、おっ母さん!

  脚本:扇澤延男
  監督:小西通雄
 セントラルシティ署管轄派出所の大谷巡査が突然実家に帰ってしまった。それを知った清志郎は責任感を感じ、大谷を連れ戻そうと、彼の実家の大里村へと向かう。だがそこで清志郎までもが東京には帰らないと連絡してくるのだった…
 敵はキノコノイド。人間の生理を狂わせて都外嫌いにし、腑抜けにしてしまうと言う胞子を撒き散らす。
 清志郎が中心となる話。このところシリアスな活躍ばかりだったが、久々に持ち味のコミカルな姿が見える。だけど生身のままキノコノイドに立ち向かったりと、決めるべき所ではちゃんと決めてる。少なくともマスク相手だったら互角以上に戦ってるし、マーシャとカーシャにもちゃんと戦ってた。
 今回の作戦は、人間を都会から追い出してしまい、都市機能を乗っ取ってしまおうというもの。効率がいいんだか悪いんだかよく分からないが、人間をあっという間に堕落させてしまうというのは、いつもよりは性急かも?
<ジバンを機能不全寸前まで追い込んでおきながら、世界中に胞子爆弾を撒き散らす作戦に戻ってしまうキノコノイド。こういう場合、最優先されるのはジバン破壊じゃないのか?
 オートデリンガーによる必殺技を決めたジバンの背後にも炎が上がっているが、これって燃料漏れじゃないだろうな?>
第39話 マユミの指輪爆弾!!

  脚本:杉村 升
  監督:小笠原猛
 パーフェクトジバンの力を目の当たりにしたバイオロン。ドクター・ギバはまゆみを探しだし、その指にはめた爆弾を用いてジバンを破壊する作戦を敢行しようとする。一方当のまゆみは、一緒にいた良が事故に遭ってしまい、たった一人になってしまう。
 敵はヤドカリノイド。まゆみを探し出すために生み出されたバイオノイドで、まゆみの背中に貝をくっつけて操った。
 物語の主題となるまゆみと直人の接触がなされた話。まゆみの記憶喪失はまだ治らず、爆弾を付けたままやっぱりジバンから逃げ回ったところで話は終了してしまう。まゆみが記憶喪失であることと爆弾指輪をはめていることをジバンが知った以外ほとんど話は進展してないな。
<まゆみが直人に接触すると爆発が起こる。それは確かに物語に深みを与えてはいるのだが、別段誰かに化けたバイオノイドでも構わないし、既に遺伝情報を得ているので、まゆみに化けても良いんじゃないのか?
 遺伝情報をもらえばその人物そっくりに化けられるのがバイオノイドの特徴なのだが、わざわざ普通の人に取り憑いて操ろうとするヤドカリノイドの能力って、かえって後退してないか?
 老人をはじき飛ばすヤドカリノイドの描写はコード的にギリギリだな。少なくとも今じゃやれないよ。
 ところでジバンと接触したら爆発する指輪って、直人と接触した場合どうなるんだろう?>
第40話 大反乱!!お化け時計

  脚本:高久 進
  監督:小笠原猛
 清志郎の妹アコが上京してくることになった。だが目覚まし時計がおかしくなってしまい、出迎えに遅れてしまう。アコは迎えのないまま、清志郎のアパートに向かって歩き出すが、東京の町は時計が狂ったことで大混乱に陥っていた。
 敵はパンサーノイド。クイーンコスモにより狂わされた時間に乗じて銀行を襲おうとする。
 又しても清志郎が中心となった話。コミカルな活躍で見せてくれるが、マスクをなぎ倒しつつクイーンコスモに単独で向かって行くなど、どんどん格好良くもなってきてるな。スタッフに愛されてるキャラなんだろうな。
 物語は時計が狂うとどれだけ生活が苦労するかという設定で、文明というのは、ほんの少しの狂いで無茶苦茶になってしまうことを警告する話にもなってる。
 ただ、そこで火事場泥棒のような真似をしているバイオロンもなかなか面白い。金を得ることよりも更に日本を混乱させようという愉快犯のような犯行だが。
 パーフェクトジバンになってもクイーンコスモには全く歯が立たない。クイーンコスモの攻撃が物理的なものではなく、機械を狂わせるものだと、いくら強化しても無駄なんだな。
 携帯電話が普及した今では成立しない話でもある。文明が進むと物語も変化していくものだ。
 新宿でロケをしている。この時代はもう規制が厳しくなってるはずだが、まだ大丈夫だったのかな?
<清志郎は事ある毎に自分を「シティボーイ」と言っているが、実際は秋田の出身らしい。
 銀行でクイーンコスモに出会ったパンサーノイドは金品を山分けしようと持ちかける。ギバ自身はあんまり金に興味なかったようだが、パンサーノイドは金が欲しいのか?
 オートデリンガーを持ったままだと、左手で警察手帳を取り出すことになるが、結局一瞬見せるだけで次の瞬間には消えてしまう。パーフェクトジバンになったら、もう少し工夫が必要な気がする。>
第41話 脱線!じゃじゃ馬婦警

  脚本:荒木憲一
  監督:三ツ村鐵治
 洋子の後輩の婦警淳子は、暴走している車を見かけて追いかけたが、それはバイオロンに追われた松原博士だった。実は開発中の抗癌ヴィールスの研究中、アルコールと反応すると猛毒ヴィールスとなる新種を生み出してしまい、研究をバイオロンに狙われていたのだ。
 敵はウワバミノイド。酒を飲めば飲むほど強くなるというバイオノイドで、いつも酒臭い。松原博士が作ってしまったヴィールスを飲むと猛毒をはき出せるようになる。
 新米婦警のどじっ子活躍が描かれる話。活躍と言っても相当な天然キャラなので、全体的にコミカルに描かれている。自意識だけ高く、なんの能力も持たない人間は迷惑なだけなのだが、最後にちゃんと活躍するのが特撮らしいところ。
 清志郎が妙に格好良くなってきてる。後半になってから頼りがいが上がってきたな。でも崩すところは崩しているので、このキャラがいかに愛されてるのか分かる。
<洋子に憧れるという淳子だが、あれだけ命がけの職場に憧れると言うこと自体で凄いものだと思う。
 淳子は首尾良くバイオロンを廃工場におびき出すことが出来たが、それって偶然だよな。
 オートデリンガーファイナルモードの直撃を受けて爆発するウワバミノイド。でも弾が当たる前に吹っ飛んでるぞ。>
第42話 怪物ロックンロール!  最終兵器ティラノザウルスノイドを育てていたバイオロンだが、電力不足によってなかなか成長させられなかった。ドクター・ギバはナマズノイドを呼び出し、東京中の電気を奪うように命じるのだった。そんな時直人は洋子によってひいきの“キングス”というロックバンドの元に連れられてきていた。
 敵はナマズノイド。電気を吸い取り、それを分け与える事が出来る。ティラノザウルスノイドを育てるために東京中の電気を奪おうとする。ジバンのエネルギーもほとんど吸い尽くしてしまう。
 ヒーローものの敵は様々なものを盗むが、今度は電気を盗むという話。ただ電気は溜められない(というか溜めにくい)ので、こういう盗み方は変なのだが。
 6話に続き巨大バイオノイドを作ろうとして失敗。大きなバイオノイドは失敗するというジンクスでもあるのか?
 原宿のホコ天の描写あり。まさに時代を映す作品だな。
 バンドメンバーの一人は元「超新星フラッシュマン」ブルーフラッシュ役の石渡譲だった。
<ナマズノイドが奪った電気をどうするのかと思ったら、自分の体にため込み、それを分け与えている。電池みたいな奴だが、別段怪物の必要は無いだろうし、何体もそう言う電池的なものを作って、バイオロンの電気を貯めさせておいても良かったんじゃないかな?
 怪我をした直人を心配するセントラルシティ署の面々。単にいなくなっただけで、こんなに騒いでるのは初めてだな。
 キングスが歌っているのは串田アキラの「バイオロン現わる」という曲らしいが、歌詞が「ギバギバギバ、見るだけでオエー」とか、無茶苦茶なもの。これってロックなんだろうか?
 レゾンのサンルーフから身を乗り出してダイダロスファイヤーを放つジバン。天窓は助手席の方にあるのね。でもそれって車の中で移動しないと行けないので、面倒臭くない?
 キングスは例の曲でデビューを果たしたが、これってバイオロンに「狙ってください」と言っているようなもんじゃないだろうか?
 考えてみたら、組み合いさえすればナマズノイドはジバンを倒せるほどの能力を持つ訳だから、単に電気を奪わせるよりもマッドガルボあたりと組ませてジバンと戦わせた方が良かった気がする。>
第43話 ジバンを刺した洋子……!  クイーンコスモから宇宙ヴィールスを手に入れたドクター・ギバは、洋子を刺客に仕立て上げ、ジバンにヴィールスを撃ち込ませようとする。コブラノイドの毒を注入され、笛の音に操られてしまう洋子だが…
 敵はコブラノイド。体内に毒袋を持ち、それを注入された人間を笛で操る事が出来る。クイーンコスモからもらった宇宙ヴィールスを毒袋に貯め、それでジバンを錆びさせようとした。
 味方が敵によって操られるという、これも特撮の定番の一つ。それに、徐々にからだが錆びていくという恐怖演出もあり。14話でもあったが、ジバンが機械であると言う事が前提の話で、設定を上手く使った話と言えるだろう。そしてそんなジバンを救えるのは人間の心だけというのも良い感じ。
 久々にマッドガルボが前線で戦っているが、相変わらず強い。ヴィールスに冒されているとは言え、パーフェクトジバン相手に堂々と渡り合っている。
 ここで対バイオロン法の五条が登場。「人間の信じる心を利用し、悪のために操るバイオロンと認めた場合、自らの判断で処罰する事ができる」。これで残りは三条、七条、八条のみっつか。
<白昼堂々取引をするドクター・ギバとクイーンコスモ。滅多に外に出ないギバだが、こういう時は出るのね。でも普通の公園で密談してるのはおかしいぞ。
 洋子の爪にヴィールスが塗られており、それを刺されたことを感じたジバンは「腰に痛みが」と言っている。そんな細かいところまで感覚あるのか。
 宇宙ヴィールスのこともバイオロンの計画のこともなんでも清志郎に喋ってしまう直人。ジバンだって事がここで分からないか?
 ジバンを覆う錆はCG合成だが、やっぱりこの当時はまだ練れておらず、所々錆が空中にあったりする。
 コブラノイドの毒袋がワクチン作るために必要なのだが、それで自分は出ずにコブラノイドに攻撃を司令するマッドガルボ。この場合コブラノイドを守っていれば洋子だけでも倒せたのに。>
DVD5
<A> <楽>
第44話 子供になった天才科学者  怪しい蝶が鱗粉を蒔き、それを吸った者は次々と眠り病にかかってしまい、バイオロンのマーシャとカーシャまでもが眠らされてしまう。これによってクイーンコスモは人間を全て眠らせ、地球を支配しようともくろむ。その予防のため、井原博士を呼び寄せるが、護送途中でバイオロンのスイトルノイドに襲われた博士は記憶を吸い取られ、たまたまそこにいたヒロキという少年と記憶を交換されてしまった。
 敵はスイトルノイド。人間の記憶を吸い取る能力を持ったバイオノイドで、クイーンコスモの宇宙バイオを解析するために井原博士の記憶を吸い取ろうとするが、事故で井原博士とこどもの記憶を入れ替えてしまった。
 こどもと科学者の記憶が交換されてしまうという変な話。地球に危機が迫っているというのに、話自体は相当牧歌的。世界を覆おうとする眠り病も簡単に治ってしまう。
 不遜な大人が、命がけで自分を助けようとする人を見て心を入れ替える。良い話ではあるが、出来すぎでもある。
<前回が宇宙ヴィールスの話で、今回は宇宙バイオの話。何でもかんでも宇宙付ければ良いってもんじゃなかろうに。
 空港からセントラルシティ署に護送する途中で港に来てしまう。随分回り道するもんだな。
 ヒロシと井原の記憶が入れ替わったことをわざわざクイーンコスモに教えるジバン。こういう時は放っておくのが得策…じゃ、正義の味方にはならんか。
 スイトルノイドの持っている記憶を井原とヒロキに戻すジバン。入れ替わった記憶に上書きしたことになるのだが、これって記憶混乱しないだろうか?>
第45話 恐怖の人間スルメ作戦!  謎のバイクが通り過ぎると、周囲にあるものはみんな真っ黒になってしまい、怠惰になってしまう。そしてそのバイクは何故かスルメばかりを奪っていくのだった。悪質すぎるイタズラに、セントラルシティ署の面々はバイオロンの関与を疑う。
 敵はイカノイド。人間に食べられ続けたイカを代弁し、人間に復讐を誓うバイオノイド。人間を骨抜きにする墨を吐く。体は非常に弾力性に富み、物理攻撃の95%を無効化できる。
 イカの恨みを晴らすために行動するバイオノイドの活躍(?)を描く話で、とても変な話になっている。作品も後半に入っているのだが、こういう愉快な話が突然出てくるところが本作の面白さかも知れないな。
 ここに登場するのは暑すぎる精神を持つ先生で、やってることはことごとく空回りなのだが、とにかくその熱さで乗り切ってしまおうとしてしまうあたり、70年代作品へのオマージュが感じられる。
<全編に渡ってスルメが出てくる話だが、ここまでスルメばかり出た話は前代未聞だろう(後にサバが多量に出てくる話はあったが)。人間をスルメのようにぺしゃんこにしてしまおうとか、こだわりがすごい。>
第46話 好き!二人のお兄ちゃん  宇宙から仲間を呼び寄せるところを目撃してしまった良とまゆみ。そして開始されるクイーンコスモによる大規模地球侵略作戦。バイオロンを無視したその作戦に、ギバも調査を開始する。
 敵はクイーンコスモ。人間の精気を吸収し、岩石のような仲間にエネルギーを与える。仲間を増やし、地球を自分たちのものにしようともくろむが、ジバンとの一騎打ちの末に倒された。
 第三勢力であるクイーンコスモの本格的な地球侵略作戦が開始された。その中でクイーンコスモの正体が明らかにされる。
 そしてまゆみと直人の再会が描かれる。クイーンコスモに捕らえられ拷問を受けた際、記憶を取り戻した。その一方でまゆみを助け出そうとした早川良が死亡、まゆみはバイオロンへと囚われの身とされてしまう。いよいよ最終回への布石が打たれ始めたな。
<クイーンコスモの攻撃に吹っ飛ばされた直人。直後ビルの屋上から飛び降りるジバン。どうやって移動したんだ?
 マクシミリアンの一番細いレーザーでまゆみの指輪を外すジバン。こういう事が出来るなら最初から…
 高圧電流を受けて復活したパーフェクトジバン。電気程度で全復活できるとは、どれだけ単純な構造をしているんだ?>
第47話 激突!クリスマス決戦!!  こども達から怪獣の絵を募集し、そこから対ジバン用のバイオノイドを作ろうとしたバイオロン。その結果選ばれたのはユニコーンの能力を持つユニコーンノイドだった。その絵を描いたのは軍事評論家津村ケンジの息子竜一だった。
 敵はユニコーンノイド。津村竜一という少年が描いた絵を元に作られたバイオノイド。全身に重火器を装着している。腹部にこどもを入れることが出来、竜一を人質にした。
 クリスマススペシャルと言うことで、こどもの描いた絵が元になったバイオノイドとの戦いとなる。ただ、バンクシーンが多くなったため、語られるべき事が少ない。
 クイーンコスモが倒されたためか、久々にマッドガルボが前線で戦っている。
<ユニコーンノイドにジバンの武器を説明するマッドガルボ。でも説明するだけで何の対策も授けなかった。
 ユニコーンノイドは腹にこどもを入れているが、えらくスマートだ。こども入れたら体は空っぽなんじゃないか?>
第48話 年忘れバイオロン退治!  財産全てをかけ金の発掘に来た二人連れが偶然バイオノイド量産工場を見つけてしまう。偶然その写真を見た洋子は、これがバイオロンの基地であることを直感し、清志郎を伴って現場に向かう。
 敵はツリガネノイド。自分の体を鎚で叩くことで超音波を発する。108突いたらジバンも破壊できるという。マクシミリアンソードもニードリッカーも通用しない固い体を有する。
 前回がクリスマス特集で、今回は年末スペシャル。除夜の鐘をモティーフにした怪人も出てくる。
 とは言え、物語もしっかり展開中。バイオロンのバイオノイド量産工場の発見と破壊という、重要な物語でもある。そしてバイオロンにさらわれたまゆみの身柄は無事という事実も明らかになった。
 今回でバイオノイド量産工場が破壊されたため、新しいバイオノイドはもう生まれないらしい。
<ツリガネノイドは自分の体を108突けばジバンも破壊すると言うのだが、何もそれを丁寧に言わなくても良いと思うんだけどな。
 ツリガネノイドの攻撃は108突いたら初めてジバンが破壊されるらしい。少しずつ壊れていくんじゃないんだ。
 ツリガネノイドは108つ目の鐘を叩こうとしてジバンに特攻をかける。その際しっかり鐘の音が鳴っているのだが、ジバンは無事だった。>
第49話 あばかれたジバン基地  拷問したまゆみから聞き出したジバン基地を急襲するマッドガルボ。だがそれは偽物だったことが分かった。バイオロンはまゆみにブヒとムクを与え、心を開かせた上でジバン基地を探り出そうとする…
 敵はニセハハノイド。まゆみの母親に擬態し、まゆみからジバン基地の在処を探ろうとする。ジバン基地が見つかった暁には自爆して基地を破壊しようとする。顔は怖いが女性型。
 バイオロン基地に捕まったまゆみの行動が描かれる話。何故かブビやムクと仲良くなってしまい、バイオロンを脱出する。最初それはドクター・ギバの作戦だったのだが、何だか本気でまゆみを守ろうとしているのが面白い。
 まゆみがブヒをシーツにくるんで逃げるシーンがあるが、これは『E.T.』そのものだな。
 今回バイオノイドであるニセハハノイドはまゆみにかかりっきりだったので、ジバンと直接戦うのはマッドガルボの方。いよいよ衝突が迫っている。
<ブビの声が代わり、随分優しい感じになってる。大分違和感を感じるもんだ。
 ブビの体当たりによってニセハハノイドの自爆装置は故障してしまうのだが、それで思い切り動揺してしまったマッドガルボ。そのお陰でジバンの反撃を許してしまった。もうちょっと演技力磨かないとな。>
第50話 二人を結ぶ点と線  警視庁に保管されていたジバン計画のファイルが盗まれてしまった。ついにジバンの正体が直人であることがばれ、更にその設計図からジバンを超える装備をマッドガルボは装着してしまう。そしてマッドガルボは最後の決着を付けるべく、直人を呼び出す。
 敵はマッドガルボ。ジバンの設計図を手に入れることでジバンそっくりになってみせた。だが、ブラックボックスまでコピーしてしまったためか、まゆみの叫びで機動停止してしまった。
 終わりも近くになり、直人とまゆみが本物の兄妹であることが分かってしまう。直人自身もそれを知らなかったそうだが、いきなりすぎる。もうちょっと伏線として早く分かっても問題無いと思うんだけど。柳田も別段隠す必要無かったようだけど。
 そしてジバンそっくりに化けたマッドガルボとの対決は、ジバン対ジバンの対決となる。三大メカまで操るマッドガルボはまさに圧倒的な存在だったが、まゆみの叫びがジバンの危機を救った。肝心な時になるとまゆみの存在がキーとなるのは本作の特徴とも言えるだろう。プログラムだけでなく、最終的にものを言うのは感情というのも本作の面白さか。
<ジバン計画のファイルはなんと言うこともない普通のロッカーに収められていた。セキュリティに問題ありすぎだろ。それをここまで放置していたバイオロンも大概だが。
 ジバンに化けたマッドガルボが出す武器はマクシミリアンではなく剣の方だった。構造上、どうやって出してるのか不明。>
第51話 幻のマユミを斬れ!  マッドガルボがジバンを超える能力を得、更に行動パターンを完全に読まれてしまった。これまでの生活を続けている限りいつかマッドガルボに完全敗北してしまうと考えた直人は、心を無にするための修行を開始する。だが今度はジバン不在を狙ってバイオロンの総攻撃が始まってしまった。東京の主要拠点が次々占拠されてしまうが…
 敵はマッドガルボ。ジバンの全ての行動パターンを読み、文字通りジバンキラーとしてジバンに襲いかかるが、人間の心を侮っていたため、その隙を突かれて倒されてしまう。あとバトルマーシャとバトルカーシャも参戦している。
 前回でマッドガルボを撃退はしたものの、ジバンがマッドガルボに劣っているのは確かで、そのため苦境に陥ってしまったジバンの苦悩が描かれる。そしてついに発見されてしまったジバン基地に撃ち込まれるミサイル。これによってハリーボーイは機能停止し、そこにいた柳田も命を落とす。
 展開がとても速く、
 パターン的には、こういう絶体絶命の危機には新しい兵器などが出てくることになるが、直人がやっていることは修行だった。更に、心を無にすると言うことは、逆に人間を機械に近づけることになり、バイオロンには全く敵わなくなってしまう。本当の強さとは、愛のために戦う力であり、心を無にするとはそのために非情になれることだと持っていく。人間の心こそが全てを打ち砕く力とする本作を象徴するような話でもある。
<初期の頃は結構バカスカ飛ばしていたバイオロンのミサイルだが、やっと今になって効果的に使われた。
 オートデリンガーで倒すとあっという間に終わってしまう。ここまで引っ張ってきたマッドガルボの戦いなんだから、もっと終わり方に時間をかけて欲しかったな。>
第52話 愛の最終決戦!!  マッドガルボを倒したジバンに、本拠地の道を示したドクター・ギバ。乗り込んだジバンに、その本性ギバノイドの姿を現し、襲いかかる。
 敵はギバノイド。ドクター・ギバの本性。オートデリンガーファイナルキャノンの直撃にも耐える装甲を持ち、更にまゆみを人質に取り人類抹殺を行おうとする。
 最終回。ジバンとバイオロンの最終決戦が描かれる。レゾン、バイカン、スパイラスが次々と破壊され、更にあっけなくマーシャとカーシャも粛正。どんどんキャラが少なくなっていく中での一対一の最終決戦となる。
 ドクター・ギバの誕生秘話が本人の口から語られるギバは元はジバンと同じく五十嵐博士によって作られたものだった。ただし、それは廃液処理場で生まれたもので、そのため人類に対し激しい復讐心を持っていたとのこと。
 そしてまゆみを人質に、人類を取るかまゆみを取るかを迫られる中、鬼となったジバンは、結局どっちも救ってしまう。
 結局最後は誰にも正体を明かさないまま世界への旅へと向かう直人のショットで終わり。なんでも世直しの旅を始めるのだとか。
<秘密基地で戦っていたはずなのに、レゾンがギバノイドに体当たりした時は普通の倉庫の中になっていた。その後、やっぱり秘密基地の中に変化する。更にそこから外に出ると採石場。ここどこ?
 バイオロンの最初の目的は人間を支配することだったはずだが、いつの間にか人類抹殺に変わっているような?
 人類抹殺スイッチを放ってまゆみを助けに行くジバン。愛のために鬼になったのではないのか?
 しかもそれでわざわざジバンが戻るまでボタンを押さなかったギバも潔いというか。そもそもこれが目的だったら、ジバンと戦う前にスイッチ押しておけば済んでしまったのだが。この部分をもうちょっと丁寧に描いて欲しかったな。そうすればぐっと話に深みが出るのだが。
 サポートを受ける事が出来なくなったジバンは、世界の旅に出てしまう。本人曰く悪を倒すための旅だそうだが、補給無しではほどなく動けなくなってしまうのではないか?>