| ジョンQ 最後の決断 |
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マーク・バーグ
オーレン・クールズ
マイケル・デ・ルカ
アヴラム・ブッチ・カプラン
リチャード・サパースタイン(製)
ジェームズ・カーンズ(脚)
デンゼル・ワシントン
ロバート・デュヴァル
ジェームズ・ウッズ
アン・ヘッシュ
エディ・グリフィン
キンバリー・エリス
ショーン・ハトシー
レイ・リオッタ
ダニエル・E・スミス
ケヴィン・コナリー
ポール・ヨハンセン
ヘザー・ウォールクィスト
ローラ・ハリング
ラリッサ・ラスキン
ヴァネッサ・ブランチ
トロイ・ベイヤー
トロイ・ウィンブッシュ |
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| ★★★ |
| 物語 |
人物 |
演出 |
設定 |
思い入れ |
| 2 |
3 |
3 |
4 |
3 |
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リストラでパートタイマーにされてしまったジョンQ(ワシントン)の息子少年マイク(スミス)が心臓病を患い、昏睡状態に陥った。国からの保証も受けられない彼は思い悩んだ挙げ句、拳銃を持ち、病院の救急病棟を占拠し、息子の心臓手術を要求する。このことがシカゴ市警の警部補フランク(デュヴァル)とのやりとりの中、世間の注目が集まっていく事になる。
これはかなりシャレにならない話で、エンターテイメントでありながら、社会に鋭く切り込んだ作品と言えよう。
今や医療技術も発達し、相当の重病でも治るようになったのだが、技術的には可能でも、それを受けられない人間というのも社会には存在する。医術の発展に目がいきすぎると、そう言う底辺の事実というものに目を瞑ってしまうものだから、切り込み方は非常に優れていた作品といえよう。
法で解決出来ないことを越えるためには暴力を使うってのはハリウッド的な短絡思考っぽいけど、まあ、それは映画だし、リアリティよりはエンターテイメント性を優先した結果だろう(リアリティを増せば増すほど、この手の作品は暗いだけになってしまうし)。
ただ、設定は素晴らしいものの、残念ながらストーリー展開にちょっと疑問。ちょっと大味に過ぎたんじゃないかな?息子を何とか救いたいと悩み苦しみ、その中で思いあまって…とするなら、その過程の方をもっと細かく描くべきだっただろうし(それをきちんと描くことで映画の質そのものも決まっていたはずだ)、病院占拠からの話の展開がベタすぎ。ラストも「これかよ?」で終わる。難しい脚本だからこそ、きちんとそこを踏まえて欲しかった気分だな。違和感が最初から最後まで抜けなかった。
キャラクターに関しては文句なし。ワシントンはどんな役もしっかりこなすが、やっぱりこういう社会の矛盾に対する役柄が一番はまってる。それに脇を固めるキャラが実に良くはまってる。あくまでプロの医者として、人間性よりも医術の方を優先するウッズも(最後に情にほだされるのは良いような悪いような)、冷酷なリオッタも、刑事としてこの事件を追うデュヴァルもみんなはまってた。
作品としては良い部分も悪い部分もあるが、それがバランスの悪さにつながってしまったのが残念。もうちょっと頑張ってくれれば点数も上げられたんだが…
ところで、この作品のお陰で少しでもアメリカは医療改革が進んだんだろうか?そちらが重要だと思う。
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