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長く中東で活動していたCIA工作員のボブ=バーンズ(クルーニー)は長く陰謀に漬かり続けていたが、ついに引退を決意するのだが、そんなボブに最後の極秘指令が下される…改革に意欲的な王子ナシール(シディグ)が王位継承権を持つ国を舞台に、数々の陰謀と、それに巻き込まれた人たちの運命が交錯する…
実際にCIAの職員で中東で働いていたというロバート・ベアのベストセラーを元に、クルーニーの肝いりで制作された作品。ソダーバーグ&クルーニーコンビでは脚本を担当していたギャガンの初監督作品でもある。「シリアナ」とは、「イラン、イラク、シリア三国がひとつの民族国家として扱う」というワシントンのシンクタンクで用いられている専門用語。
物語は複数の主人公が登場し、石油利権というキーワードで結びついていく、一種の『グランドホテル』形式だが、物語としてはむしろ『トラフィック』に近いかな?(ギャガン監督は『トラフィック』の脚本家で、本作もソダーバーグが製作総指揮を執っている)。なかなか知ることが出来ない中東の“今”の問題を突きつけられる物語の奥は深い。
本作で扱っているのは中東の問題だが、その問題の中心となっているのはいずれもアメリカである。アメリカに不都合な人物は処分しようとし、王族は遊ばせておいてビジネスは自分たちで行う、アメリカ資本の企業に現地の人たちが翻弄される。
結局本作で言いたいのは、「全ての問題はアメリカにあるのだ」という告発である。『ロード・オブ・ウォー』(2005)と合わせ、この年に世界におけるアメリカの立ち位置をはっきり示した作品が出たことはとても素晴らしいこと。
ただ、それが映画に活かせているか?と言われると、ちょっとそれは失敗。
切実な問題を描いているのだが、今ひとつ親近感が持てないのと、4つの物語が今ひとつ噛み合って見えないのが残念。一つ一つのエピソードがかなり重厚な設定を持つため、この短さでは充分に物語を活かしきれなかった感じ。もうちょっと物語に親近感を持てたら、かなり違って見えたんだろう。画面の切り替えが多くて物語が分かりづらいのも難点。
それにキャラの使い方がどうにも変なステロタイプに見えてしまう。CIAや利権に群がる王族を完全な悪者にしたため、逆転の発想で、テロリストを無垢なる正義の使者にしてしまってるが、その描き方もちょっと極端すぎるのでは無かろうか?『トラフィック』と較べると切実さも感じられず。もうちょっといくつか中東を舞台にしたリアルな作品を観た後だったら、感想も変わっていたかもしれない。
意気高く、実力が伴わなかったといったところかな?
当初クルーニーは製作に専念するつもりだったが、結局自分が演じることになってしまい、貫禄を付けるために15キロもの増量を行う。それが元で背骨を痛めてしまったとのこと。クルーニーがこの年の助演男優賞でオスカー取ったのはそのためだろうか?わたしが観た限り、さほど印象深い演技をしていたというほどではない。 |
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