MOVIETOP

ジェームズ・グレイ
James Gray

<amazon>
<楽天>

鑑賞本数 合計点 平均点
allcinema Walker ぴあ IMDb CinemaScape
wiki キネ旬 eiga.com wiki(E) みんシネ
書籍

_(書籍)

_(書籍)
2019 アド・アストラ 監督・製作・脚本
2018
2017
2016 ロスト・シティZ 失われた黄金都市 監督・脚本
2015 ヒッチコック/トリュフォー 出演
2014
2013 マイ・ブラザー 哀しみの銃弾 製作総指揮・脚本
エヴァの告白 監督・製作・脚本
2012
2011
2010
2009
2008 トゥー・ラバーズ 監督・製作・脚本
2007 アンダーカヴァー 監督・脚本
2006
2005
2004
2003
2002
2001
2000 裏切り者 監督・脚本
1999
1998
1997
1996
1995
1994 リトル・オデッサ 監督・脚本
1993
1992
1991
1990
1989
1988
1987
1986
1985
1984
1983
1982
1981
1980
1979
1978
1977
1976
1975
1974
1973
1972
1971
1970
1969 4'14 ニューヨークで誕生

ページトップへ

アド・アストラ
2019放送映画批評家協会視覚効果賞、SF/ホラー映画賞
<A> <楽>
ブラッド・ピット
デデ・ガードナー
ジェレミー・クライナー
ジェームズ・グレイ
アンソニー・カタガス
ホドリゴ・テイシェイラ
アーノン・ミルチャン
マーク・バタン
ロウレンソ・サンターナ
ソフィー・マス
ユー・ドン
ジェフリー・チャン
アンソニー・モサウィ
ポール・コンウェイ(製)
ジェームズ・グレイ
イーサン・グロス(脚)
ブラッド・ピット
トミー・リー・ジョーンズ
ルース・ネッガ
リヴ・タイラー イヴ
ドナルド・サザーランド
キンバリー・エリス
ローレン・ディーン
ドニー・ケシュウォーズ
ショーン・ブレイクモア
ボビー・ニッシュ
リサ・ゲイ・ハミルトン
ジョン・オーティス
フリーダ・フォー・シェン
ラビ・カプール
グレッグ・ブリック
ナターシャ・リオン
物語 人物 演出 設定 思い入れ
 太陽系の中で多くの植民が開始されている時代。外宇宙に人類以外の知的生命体がいる可能性を求めて旅立った科学者達がいた。だが事故が起こり、彼らの生存が絶望的とされてしまう。そのリーダーであるクリフォード・マクブライド(ジョーンズ)の息子ロイ(ピット)は宇宙飛行士として研鑽を積んでいた。何事も冷静に対処できるが、父の事故が未だにトラウマとなり、適切な人間関係を築けないまま成長してしまう。そんな時、度々地球を含める惑星では宇宙からのサージ電流を受けるようになっていた。分析によると、かつてクリフォードたちが乗っていた宇宙船リマに積んでいた反物質によるものと推測された。父が生きている可能性を告げられ、そのままリマ探索を命じられるロイだが…

 2019年にワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッドで見事な演技を見せたブラッド・ピットはこの年、もう一本の映画の主人公を演じることになった。本作の方は製作も関わり、ほとんど出ずっぱりのSF作品。
 あまり事前情報を入れる方では無いが、漏れ聞くところによれば、本作は地獄の黙示録(1979)の原作である「闇の奥」っぽさがあると言われたので、観る気になった。

 確かにこれ「闇の奥」っぽさがあるのは確かだし、それを狙っているのは分かる。だけど、はっきり言わせてもらうと、「全く面白くない」
 「闇の奥」自体がよく分からないような不思議な作品だったが、それに輪を掛けてわかりにくくした上に、一時間程度の物語を無理矢理倍以上に引き延ばしてしまったお陰で、とにかく退屈。せめてオチはちゃんと付けるのかと思ったら、肝心のオチがたいしたことなかったので、結局徒労感のみ残った。
 寝るぞこれ

 そして我慢できないのが設定のおかしさ。
 ロイがクリフォードに会いに行くためには幾多の困難が待ち受けているのだが、その必然性が見えてこない。作ってる側には筋の通った理屈があるのかもしれないけど、それが全く伝ってこない。
 設定面で言っても何点か。まず月で襲われるシーンがあるが、月面車でのカーチェイスは見応えあるけど、単に宇宙服着て普通のカーチェイスやってるだけ。月だからこそこう言うシーンになるのだ!というのが全くなし。そもそもあの強盗団って何が目的なの?太陽系が壊れるかもしれない事態を前に、それでも強盗しなければならない何があるのかを見せてほしい。単に襲ってるだけだから説得力が全くなし。
 宇宙に飛んだら今度は難破船が出てきた。そもそも難破船なんて設定必要なの?しかも太陽系の危機を前に、わざわざ助けに行く必然性は?(あの難破船の状態って筒井康隆の短編「たぬきの方程式」まんまなので笑ってしまったが)
 根本的なのは、宇宙船リマに積んだ反物質が過剰反応してると言う設定。
 そんな危険なのを推力に使うこと自体がおかしいのだが、反物質の原理は通常物質との対消滅。その際にエネルギーは放射線として放出される。それだけの放射線を浴びてなんでリマの乗組員はこれまで全員無事だったの?そして核爆弾でリマを破壊するんだが、それって反物質の過剰反応引き起こすだけにしか思えない。あれで太陽系は確実に滅んでる。
 昔ハリウッドB級ホラーで顔のない悪魔(1958)と言うのがあったが、モンスターを出なくするために原子力発電所を爆弾で破壊するというオチだった。それにとっても近い。

 正直、これを科学的にまともに観ようってのが無理。よくこんなアラだらけで脚本パスしたもんだ。
製作年 2019
製作会社
ジャンル
売り上げ
原作
歴史地域
関連 特撮事典
allcinema Walker ぴあ IMDb CinemaScape
wiki キネ旬 eiga.com wiki(E) みんシネ

ページトップへ