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2010年代SF

リアル・スティール


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2011
ショーン・レヴィ(監)
 人間に代わって高性能のロボットたちが死闘を繰り広げるロボット格闘技の時代がやってきた。それまでボクシングに命をかけてきたチャーリー・ケントン(ジャックマン)は、戦う場所を求め、ロボット格闘家へと転身した。だが乱暴な操作でロボットを次々に壊し借金まみれになってしまう。そんなある日、急死した別れた妻との間の11歳の息子マックス(ゴヨ)が現われる。マックスは裁判によって里親に引き取られることになるが、しばらくの間チャーリーとマックスは二人暮らしをすることになる。そんなある日、マックスがゴミ置き場でスクラップ同然の旧式ロボット"ATOM"を発見する。小さくてオンボロのATOMだったが、彼には特別な能力が備わっていた…
 2011年最後に劇場で観た作品。正直これトレーラー観ただけであざとさが分かってしまったので、あんまり魅力は感じられなかった。
 本作のトレーラーは物語そのものをフローで表したもので、実際中身もトレーラーで観たものそのまんまで展開する。身勝手なロボットトレーナーが、捨てたはずの息子を引き取ることになり、さらに未知の力を秘めたロボットを偶然拾うことによって生きる意味を見つけていく。結局これはハリウッド作品で昔からある定番を焼き直しただけで、それにロボット格闘技という新味を加えただけの作品とも言えるし、事実その通りの物語が展開していく。普通考えて
『オーバー・ザ・トップ』か、かなり上手く作って『チャンプ』の二番煎じにしかならない。
 で、そんな皮肉を言う私自身がいそいそと劇場まで足を運んだのは、こういうベタな家族再生物語が見事なまでに私のツボだったという一事である。これ以上もこれ以下も理由はなく、トレーラーを馬鹿にしつつ、あのトレーラーだったから観に行ったという、どうしようもない理由である。どうにも「親子の再生物語」にはツボ押されまくるもので…

 それで、本作には心地よく裏切られた。確かに物語のフローは
『チャンプ』だったかもしれないが、演出や細かいところはむしろ『ロッキー』に近く、挫折を繰り返し続けた男が誇りを取り戻す物語が心地よく心に入ってくる。
 なにもかも失っても、誇りだけは捨てられない男が、
周囲からどんなに馬鹿にされてもその誇りで生き抜こうとする姿はやっぱり格好よく映るものだ
 この物語のおもしろさは、壁を乗り越えてプライドを守り、そこで自分自身を取り戻すという構造なのだが、それが二つあるということになる。一つはロボットトレーナーとして、夢見るチャンピオンとの対決だが、もう一つ、彼は元々ボクサーであり、その夢が破れたからロボットトレーナーをしていたという点。トレース機能を持ったアトムというロボットを手に入れることによって、彼はロボットトレーナーとしてだけでなく、ボクサーとしての誇りを同時に取り戻したのだ。二重に誇りを取り戻し、さらにこどもの心を掴む。大人の男として一番ほしいものを、彼は手に入れているのだから。
 なにより
その姿に自分自身を重ねることができたのが一番よかったところだ。少なくとも大人が観ていて、これはうまいこと自分自身の弱さと強さを見させられるように作られているため、大人もこどももきちんと楽しむことが出来る。
 そんな意味では、プログラムムービーとしては、予想以上のスマッシュヒットと言えよう。

 ところでジャックマンは見事に体作ってきたな。自堕落な生活してる主人公演じるのにあんなに引き締まった体作る必要はなかったと思うんだが。さらに劇中あんなモロ肌脱ぐ必要もないし…ひょっとしてこれって「俺はまだウルヴァリン演るぞ」という意思表示?
Cinefex No.24 日本版 -リアル・スティール-

 

アトム REALSTEEL ATOM (リアル・スティール アトム)
【あとむ】
 マックスが廃品置き場から見つけた第二世代ロボット。人間の動きをトレースする機能を有する。 甘崎
アンブッシュ
【あんぶっしゅ】
 チャーリーが持っていた格闘用ロボット。ジャンプ機能を有し、敵の頭上をひらりひらりと飛び回る。雄牛のブラックサンダーと戦って破壊されてしまった。ジャンプ機能はAtomに移植される。 甘崎
ゼウス
【ぜうす】
 ロボット格闘の世界チャンピオン。不敗のチャンピオンで、自己進化をプログラムされている。 甘崎
タク
【たく】
 タク・マシド。ゼウスのトレーナー。独善的な性格。 甘崎
チャーリー
【ちゃーりー】
 チャーリー・ケントン。ボクシングに命をかけたボクサーだったが、ロボット格闘技の流行によって失業し、今はロボット格闘のトレーナーとして夢を繋いでいる。 甘崎
ツインシティーズ
【ついん-してぃーず】
 世界ランカーのロボットで二つの頭があるのが特徴。エキシビションマッチでアトムと当てられる。 甘崎
デブラ
【でぶら】
 マックスの母の姉(伯母)で後見人。 甘崎
ノイジーボーイ
【のいじー-ぼーい】
 チャーリーが購入した中古の格闘ロボット。地下ロボット格闘に出場するが、あっという間に敗北し、スクラップにされる。音声認識機能はAtomに移された。 甘崎
Real Steel Noisy Boy (リアル・スティール ノイジーボーイ)
ファラ
【ふぁら】
 ゼウスの女性オーナー。 甘崎
ブラックサンダー
【ぶらっく-さんだー】
 興行主リッキーの持つ凶暴な雄牛。チャーリーのロボットアンブッシュと異種格闘技をさせられ、見事アンブッシュを破壊した。 甘崎
ベイリー
【べいりー】
 チャーリーの恩人の娘で恋人。父の残したボクシングジムをなんとか残そうとしているが、借金で首が回らない状態。 甘崎
マックス
【まっくす】
 マックス・ケントン。チャーリーの息子。母親が死んだ後母方の親戚に養子として迎えられたが、一夏を父と過ごすこととなった。かなりのロボットマニアで、Atomに改造を施す。 甘崎
ミダス REAL STEEL MIDAS (リアル・スティール ミダス)
【みだす】
 あるいはマイダス。地下格闘技でノイジーボーイと戦ったロボット。使い込まれてはいるが、世界ランカーでもある。 甘崎
メトロ
【めとろ】
 野試合のロボット格闘用機体。アトムが最初に倒したロボット。 甘崎
リッキー
【りっきー】
 地方で巡業している興行主。所有していた暴れ牛のブラックサンダーをチャーリーのアンブッシュと戦い、スクラップにしてしまう。 甘崎
名称
【】
  甘崎

オブリビオン


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2013年
ジョセフ・コシンスキー(監)
 60年前。地球は未知の生命体スカブによって侵略を受けた。人類は勝利を収めたものの、荒廃した地球を捨て、タイタンへの移住を余儀なくされてしまった。そのためのエネルギーを得るために海水の採取が行われ、それを監視するためジャック・ハーパー(クルーズ)とヴィクトリア・オルセン(ライズボロー)の二人が地球に派遣されていた。スカブの生き残り掃討を無人機に任せたまま、ポッドの修理をしながら暮らす日々を送っていたのだが、そんなある日、宇宙船の墜落を目撃したジャックはその現場に向かうのだが…
 『トロン:レガシー』の監督コシンスキーはグラフィック・ノベルの原作もしており、それで描いていた「オブリビオン」を、自ら監督することとなった。
 本作は明らかに原作付きの作品であることはよく分かる。物語自体は単純だが、ちゃんと伏線と結果が合致しているし、何よりほとんど説明をせずに物語を作っているのがたいしたものだ。実は本作で一番感心したのがその点。
 どんな面白い作品であっても、説明がグダグダ続くと興ざめとなる。だが日常生活とは切り離されているSFにおいては説明は不可欠。この兼ね合いが難しい。
 そのために様々な方法が使われるのだが、その中では最初に説明はせずに、物語が展開して行くにつれ、徐々に登場人物の口から語らせるようにさせるのが一番となる。
 この作品でも、ちょっとそれはあるものの、基本は映像のみで物語と設定を見せるという高度な方法を貫いた。脚本がしっかりしているお陰なのだが、それでも映像のみでの説得力に溢れた演出は凄い。
 そして説明不足だからこそ、こちら側が推測する部分が増え、物語を堪能出来る。

 そしてもう一点。
 伏線を持つ作品として面白いのは、常に「真実は目の前にある」状態に置いた状態で、主人公だけはそれに気がついてないと言う状況に置くこと。そのために様々な妨害を主人公の前に置くことになるのだが、この作品の場合は、何かが起ころうとする度に無人機であるドローンがジャックの目の前に現れる。それは時に故障として、時に主人公を妨害するものとして。このアイテムの絶妙な用い方が本作の肝だ。ある意味、『トゥルーマン・ショー』(1998)でエド・ハリス演じるクリストフのような存在だが、これが物言わぬ機械というのが面白い。最初に登場したときは、実に頼りがいのある仲間のような存在だが、中盤になってくると、融通の利かない機械の塊にしか見えなくなり、後半になると明確な敵となる。だが、実はドローンそのものは全く存在を変えてはいない。変わったのはジャックの側だった。彼が経験を積み、様々なものを知っていく事で、ドローンを見る目も変わってくる訳だ。
 全く変わってないのに、視点の変化でこれだけ多彩な側面を見せてくれるドローンの姿にこそ本当の面白さが隠されている。最初観た時、あの口のように見える部分で「わあ、ザルドスみたい」と思ったが、実はオリジナル以上に存在感があったのが嬉しかった
(『未来惑星ザルドス』(1974)では、単なる輸送機だったもんなあ)
 緻密などんでん返しの驚きと、ドローンのお茶目さがあったから、物語の強引さについては不問としよう。なんかオチがすっきりしないけど。

 

ヴィクトリア
【う゛ぃくとりあ】
 ヴィクトリア・オルセン。ジャックと共に地球に残り、索敵のサポートをしている。 甘崎
ジャック
【じゃっく】
 ジャック・ハーパー。元海兵隊司令官。地球を捨てようとしている人類をスカヴから守るために地球に残っている。ただし、やってることはドローンの修理と索敵のみ。 甘崎
ジュリア
【じゅりあ】
 ジュリア・ラスコヴァ。地球を周回していた廃棄宇宙船でコールドスリープしていた女性。その正体はジャックの妻だった女性。 甘崎
スカイタワー
【すかいたわー】
 調査員が地球を見張るために居住する巨大な建物。 甘崎
スカヴ
【すかう゛】
 50年前地球に突然信仰してきた異星人。戦いは一応人類側の勝利に終わったが、今も地上に残り、海水採取を妨害している。 甘崎
テット
【てっと】
 人類のタイタン移住のために海水をため込んでいる衛星。実はこれこそが異星人の母艦。 甘崎
ドローン
【どろーん】
 地球でスカヴを掃討するために設置された無人機。ジャックの主な仕事はこれのメンテナンス。 甘崎
バトルシップ
【ばとるしっぷ】
 スカブ調査のために調査員に与えられている有人飛行機。 甘崎
マルコム
【まるこむ】
 マルコム・ビーチ。スカブのリーダー。異星人ではなく地球人で、ジャックを信じてジュリアをジャックの元に送る。 甘崎
名称
【】
  甘崎

エンダーのゲーム


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2013年
ギャヴィン・フッド(監)
 かつて昆虫型異星人フォーミックの襲撃を受けた地球は、辛くも撃退に成功し、第二次侵攻に備えて世界中から優れた少年兵士たちが防衛軍ベースキャンプのバトルスクールへと集められた。そんな中に司令官グラッフ大佐(フォード)の期待を受けた少年エンダー(バターフィールド)がいた。着実に指揮官として成長していくエンダーだったが…
 かつて幾度も映画化の話が出ては立ち消えになっていた古典SFの傑作が、ようやくの映画化。この小説読んだのは今から20年近くも前だったと思うけど、確かにこれはとても面白い作品だった
(続編読みたかったんだけど、未だにそれが叶ってない。今更気がついた)
 でも、これって映画にするには難しい素材じゃないかな?特に後半の視覚的な演出は映像化すると陳腐化しそうだ。それになにより、古典だけあって、この作品のファンは多い。それを納得させるのは骨だぞ。私自身にもこの小説には結構思い入れがあるし。
 …しかし、だからこそ観ないわけにはいくまい。と、実は結構楽しみにもしていたのも確か。
 ところで、この手の固定ファンの多いSF作品は、作るのが難しいだけじゃなくて、時としてとんでもない化け方をするものも“まれには”存在する。例えばスコットの『ブレードランナー』(1982)が代表だが、リンチの
『砂の惑星』(1984)や、ヴァーホーヴェンの『スターシップ・トゥルーパーズ』(1997)『トータル・リコール』(1990)なんかも“化けた”内の一つだ。原作ファンからは無茶苦茶叩かれたが、カルト的な人気を得ている。

 正直、本作はそう言った作品として仕上げて欲しかった。それが私の希望。
 で、出来だが、
残念ながら、これは私の観たかったものじゃなかった。作品として概ねは“無難”そのもの。「おお!」と驚く部分もないし、枝葉部分ではとにかく抜けが多い。一本の物語としてはすっきり作られてはいるけど、本来の小説の持つ良さをことごとく無視してた。
 ここまで引っかかりのない無難な物語を観たかった訳じゃないんだけどなあ。

 で、本作で観たかった自分なりの“こだわり”というものを考えてみると、いくつも出てくる。
 第一に、エンダーの兄ピーターと姉ヴァレンタインの描写。小説でも本筋の物語にそんなに係わってる訳ではないので、敢えてそれを切ったとは理解出来るのだが、何故エンダーがこの世界に生まれたのか。そして実はエンダー以上に能力を持つ二人が何をしているのか?小説ではその辺もしっかり描かれているので、ちょっと匂わすくらいのことはしてほしかった。特にピーターはこの描写では単に暴力的なだけの男になってしまってる。
 第二に、無重力ゲームでエンダーが絶対的な勝者になれたのは、最初に自分の脚をあぐら状態で固定し、それを盾にするという戦術から始まるのだが、そこが一切なかったこと。大好きなシーンだけに、これがカットされたのは寂しい。
 第三に、そして一番の問題点。最後の“ゲーム”だが、あれは元々ラッカムと将棋のようなやりとりをしているとエンダーに思わせる部分が必要。一応言葉で説明はしているが、あの描写だと、そのままフォーミックと戦ってるようにしか見えない。見栄えを優先させた結果と思うけど、そのために本来落とすべきどんでん返しを放棄してしまった。
 これらは一体映像化されたとき、どんな感じになるんだろうか?と、いくつかのこだわりを持って
「ここだけは観てみたい」と思ってたものをことごとく覆されると、流石に呆れてしまう。
 風呂敷サイズの物語がハンカチ以下の小ささにまとまってしまうと、どれだけ虚しい気持ちになるのかという一つの例とも言える…でもまあ、あの
『デビルマン』とか言う、作品の評価そのものを変えてしまうほど酷いものではないけど。

 

アーライ
【あーらい】
 バトルスクールのドラゴン隊の一員。後にエンダーのチームの一員となる。 甘崎
ヴァレンタイン
【う゛ぁれんたいん】
 ヴァレンタイン・ウィッギン。エンダーの姉。エンダーが唯一心許せる女性。 甘崎
エンダー
【えんだー】
 本名アンドリュー・ウィッギン。フォーミックとの戦いを“終わらせる”ために生まれた少年。バトルスクール入学以来、その才能を開花させていく。 甘崎
グウェン
【ぐうぇん】
 グウェン・アンダースン少佐。ハイラムの補佐官。 甘崎
ダップ
【だっぷ】
 バトルスクールの軍曹。 甘崎
ディンク
【でぃんく】
 ディンク・ミーカー。バトルスクールのドラゴン隊の一員。後にエンダーのチームの一員となる。 甘崎
ドラゴン隊
【どらごん-たい】
 エンダーが隊長を務めるバトルスクールのチーム。 甘崎
バーナード
【ばーなーど】
 バトルスクールのドラゴン隊の一員。後にエンダーのチームの一員となる。 甘崎
ハイラム
【はいらむ】
 ハイラム・グラッフ大佐。対フォーミックのためのバトルスクールの校長。エンダーの才能を見いだした人物でもある。役はハリソン・フォード。 甘崎
バトルスクール
【ばとる-すくーる】
 地球の軌道上にある対フォーミック用訓練衛星。 甘崎
ピーター
【ぴーたー】
 ピーター・ウィッギン。エンダーの兄。能力的にはエンダー以上だが、非常に暴力的なため、バトルスクールを放校になってしまった。 甘崎
ビーン
【びーん】
 バトルスクールのドラゴン隊の一員。後にエンダーのチームの一員となる。 甘崎
フォーミック
【ふぉーみっく】
 原作ではバガー。かつて地球に飛来した昆虫型異星人で、人類滅亡の一歩手前まで追いつめた。しばらくなりを潜めていたが、今度は人類の方が本星に攻め込んでくる。 甘崎
ペトラ
【ぺとら】
 ペトラ・アーカニアン。かつてドラゴン隊の一員。エンダーのチームの一員でエンダーを補助する女性兵士。 甘崎
メイザー
【めいざー】
 メイザー・ラッカム。第一次フォーミック戦争で戦闘機の特攻によってフォーミックを止めた英雄。死んだと思われたが、実は生きていた。役はベン・キングスレー。 甘崎
名称
【】
  甘崎

47RONIN


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2014年
カール・リンシュ(監)
 浅野家によって代々治められてきた平和な地赤穂藩。天狗に育てられたと噂される出自の分からぬ異人カイ(リーヴス)も他のサムライからは蔑まれつつも、自分を拾ってくれた浅野家のために仕えていた。そんな折、時のショーグンである徳川綱吉が赤穂の地を訪れる事となり、大石内蔵助(真田広之)を筆頭とする家臣達はその受け入れに大忙しだったが、その混乱に乗じて隣藩の藩主吉良上野介(浅野忠信)は妖術使いを赤穂家に忍ばせ、浅野内匠頭(田中泯)を惑わせ、ショーグンがやってきた当日、内匠頭に自らを襲わせる茶番を演じさせる。その結果、赤穂藩は取りつぶしとなり、内匠頭は切腹、内蔵助は一年間の蟄居を命じられることとなった。そして一年後、蟄居を説かれた内蔵助は、この国を乗っ取るため吉良上野介が浅野の娘ミカと結婚する事を知らされる。それを防ぐべく、内蔵助は浪人となった元家臣達を大急ぎで呼び集める。その中には奴隷として売られてしまったカイの姿もあった…
 2008年。ハリウッドからおかしなニュースが飛び込んできた。なんでもハリウッドがその総力を結集し、忠臣蔵を作る。その主役にキアヌ・リーヴスを抜擢した。というものだった。
 このニュースを聞いた、少なくとも私の感想は
「爆死決定」。丁度同時期に「ドラゴンボール」がハリウッドで作られるというニュースもあって、「一体どっちが酷い?」と言う程度の関心しか持てなかった。
 そして翌年、予想に違わず『DRAGONBALL EVOLUTION』(2009)は大爆死。だが肝心の
『忠臣蔵』はお蔵入りとなったと聞くことになる。ここまで失敗確定の企画だから、やっと正気に戻ったか、と思っていたのだが…
 まさかそれが水面下で作られ続け、しかもちゃんと公開まで持って行けるとは全く予想も付かなかった。いやもう、よくこれ完成までこぎつけたもんだ。

 ただ、作品としてどうか?と言われると、最初の予想であった「大爆死」とまではいかない作品だったとは思う。仮に本作を忠臣蔵をベースにしていない作品として観る場合、日本人が沢山出てくる、エセ日本を舞台としたSFチャンバラとして観る分には、そこそこ観られるし、金ばかり遣った割には出来のあまりよろしくないB級SF作品くらいのレベル。
 …それは良かったのだろうか?それとも悪かったのだろうか?そこは難しいところだと思う。
 『DRAGONBALL EVOLUTION』位にまで行ってれば、大爆死は大爆死でも、人の口に上る頻度は高いし、「カルト作」と言われることだってある。あるいは
「あの作品と較べてさえ酷い」という形容詞として使われる事も出来る。
 本作の問題点は、
そこにすら達してない作品自体の薄さである。
 CGの使い方や、キャラの良さ、剣劇、どれを取ってもそこそこ悪くなく、パートパートは観られる。だけど、それが合わさった時、とんでなく「無個性」になってしまった。
 普通、この手の作品はこれだけ無茶苦茶やったら、個性出まくりになるはずなんだけど、とんでもなく薄い。逆にそれが凄い。これほど「忠臣蔵」を薄く演出できるとは思ってもみなかった。これに比肩できるのはペーターゼン監督の迷作『トロイ』(2004)くらい。本当に、作品として語るべき部分がなにもない。個々の活劇シーンはそれなりに悪くないが、そのほとんどが必然性がなく、流れでとりあえずここに活劇置いておけばいいという程度。更に主人公のカイの居場所を見つけるのが本作の目的の一つであるはずなのに、リーヴスという無表情な人間を主役に抜擢したために全く何考えてるのか分からず、主人公としてあまりに存在感なさすぎ。それをフォローすべき周囲の日本人俳優も数ばかり多くなって個性を出せず、一人真田広之だけが奮戦するという、観ていて痛々しい描写。
 正直に言えば、監督の力量があまりに不足しすぎていたとしか。爆死さえできないネタ映画は悲しすぎる。


 ツッコミ所すらあんまり言う必要は無いだろうけど、とりあえず。この舞台となる赤穂藩は兵庫県。隣の藩とされる吉良の上野国は群馬県(どんだけ広い領地なんだ?)。カイが売られた出島は長崎県。これらの藩に瞬間移動出来ることから、きっとこの世界はどこでもドアが実用化されているに違いない。

 

赤穂藩
【あこう-はん】
 浅野家によって治められている平和な藩。隣藩の吉良家が吸収を狙う。 甘崎
浅野内匠頭
【あさの-たくみ-の-かみ】
 赤穂藩藩主。吉良上野介の企みにより将軍の前で失態を演じ、切腹を命じられる。かつて行き倒れていたカイを拾い、自分の家臣に取り立てた。役は田中泯。 甘崎
磯貝
【いそがい】
 赤穂の侍で四十七士の一人。斥候を命じられるが、ミヅキの妖術にかかって仲間達の危機を招いてしまう。役は出合正幸。 甘崎
大石内蔵助
【おおいし-くらのすけ】
 浅野家に仕えるサムライの筆頭。赤穂家をほとんど一人で切り回す力量と、達人レベルの剣技、広く人を見る目と、スーパーマンのような人物で、周囲の人望も厚い。本人は粉骨砕身浅野家に仕えている。吉良の陰謀により取りつぶしとなった赤穂藩をなんとか復帰させようと努力する。役は真田広之。 甘崎
大石主税
【おおいし-ちから】
 大石内蔵助の息子。カイとは親友の間柄。役は赤西仁。 甘崎
大石リク
【おおいし-りく】
 大石内蔵助の妻。役は國元なつき。 甘崎
カイ
【かい】
 イギリス人と日本人の間に生まれたハーフで、生まれた直後に天狗のいる山に捨てられた。天狗から武芸百般を仕込まれ、下山して浅井家に仕える。その様相からサムライよりも低く見られ、のけ者扱いされてしまった。赤穂家断絶の折には出島のオランダ人に奴隷として売られたが、内蔵助の手助けで脱出し、47RONINの一員に加わる。役はキアヌ・リーヴス。 甘崎
吉良上野介
【きら-こうずけのすけ】
 赤穂藩の隣藩長門の藩主。赤穂を併合すべく様々な策略を巡らせる。妖術使いのミヅキを側室として置き、様々な陰謀を実行させている。役は浅野忠信。 甘崎
天狗
【てんぐ】
 赤穂の奥深い山に住む一族の総称。その大将はカイを拾って育てた恩人。藩を守りたいというカイの考えとは一線を画するが、カイの頼みで四十七士のために多量の刀剣を与える。役は伊川東吾。 甘崎
徳川綱吉
【とくがわ-つなよし】
 幕府将軍。赤穂藩を来訪した際、理性を失った浅野内匠頭の襲撃を受け、切腹を命じた。役はケイリー=ヒロユキ・タガワ。 甘崎
【はざま】
 四十七士の一人。大石から刀を預かるが、ミヅキの罠にかかって殺される。役は曽我部洋士。 甘崎
芭蕉
【ばしょう】
 赤穂の侍。優しい性格でカイにも分け隔てなく接しているが、幼少の頃カイを集団で虐めたことを今も悔やんでおり、自らの身を挺してミヅキの攻撃から四十七士を守り、カイに詫びを入れる。役は米本学仁。 甘崎
【はら】
 四十七士の一人で弓使い。役は山田浩。 甘崎
堀部
【ほりべ】
 四十七士の一人。槍使い。役は中嶋しゅう。 甘崎
ミカ
【みか】
 浅野内匠頭の娘。赤穂藩を併合しようとする吉良の策略により祝言を挙げられそうになる。役は柴咲コウ。 甘崎
ミヅキ
【みづき】
 吉良上野介配下の妖術使い。自分自身をキツネや龍に変化させることが出来る。役は菊地凛子。 甘崎
安野
【やすの】
 四十七士の一人。猛獣狩りの歳、カイに助けられるが、身分の低い人間に助けられたことを屈辱に思っている。役は羽田昌義。 甘崎
名称
【】
  甘崎

オール・ユー・ニード・イズ・キル


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2014年
ダグ・リーマン(監)
 近未来。地球はギタイ(Mimics)と呼ばれる宇宙からの侵略者によって滅亡の危機に直面していた。既にヨーロッパの大部分は侵略され、人類は圧倒的不利な立場に置かれていたが、小型パワードスーツの投入と、一人の英雄リタ・ヴラタスキ(ブラント)の活躍によって、なんとか押しとどめることが出来た。この好機に人類統合防衛軍は大規模な殲滅作戦を計画していたが、その中には将軍を怒らせてしまい、歩兵として最前線に送り込まれたウィリアム・ケイジ少佐(クルーズ)の姿があった。戦いに関しては完全に素人のウィリアムは、待ち受けていたギタイの大軍勢によってあっという間に殺されてしまうのだが、その際ギタイの体液を浴びることによって、彼は死ぬと同時に記憶のみが出撃全日に戻されてしまうというタイムループに巻き込まれてしまっていた…
 日本の作家桜坂洋によるSFノベル
「All You Need Is Kill」を原作としたハリウッド映画作品。この作品が発売された時は非常に評論家受けが良く、2000年代ライトノベルの代表作の一本と言われている。内容の派手さ故に、日本で作られるならばアニメ意外にはないだろうと言われていたが、それが実写化。しかもハリウッドによるものということで、拍手をもって受け入れられた。
 それで本作の出来としては、実によく出来た作品だった。
 一口にハリウッド映画と言っても、それは配給がメジャー会社だからというだけで、そのメジャー会社に売り込むのは様々な制作会社となる。中には大きな会社で巨額な制作資金を使っているものもあれば、制作費そのものはそこそこだが、その代わりアイディアで持っていく作品もある。
 特にSFを主題にした作品に関しては、2000年代に入ってその差異がかなり激しくなってきたような感じもあるのだが、極端な大作映画にこっそり隠れるように、低予算で良いアイディアに立ったSFが時折作られているのは、SF映画好きにとっては結構嬉しいこと。CGの発達によって、これまでとても手のかかっていた描写が比較的安価に作れるようになってきたので、アイディア作品もきちんと見栄えするようになってきた。
 私はそのどちらも嫌いじゃないけど、やっぱり見栄えを重視する大作映画よりも、アイディアでがんばる小品の方を応援したくなる。
 ただ、この流れも少し変わってきているようにも思える。ちょうど昨年、クルーズの『オブリビオン』(2013)が、大作予算を使いながら、かなり物語と設定重視になっており、そのバランスの良さに唸らされたものだが、本作もその流れを受け継いでいるようだ。
 予算はしっかりかけていながら、決して物語を疎かにしない。見た目よりも物語と設定で勝負をかけると言った風情があって、これはこれでとてもおもしろい。特にループものの作品を作る場合、構造的に見た目を派手にしにくい弊害があるので、それを無理に見栄えに持って行かず、ストーリー重視の姿勢を貫いたのは評価に値する。

 ループものは割と好んで使われる素材ではあるが、この特徴は、短いストーリーを矢継ぎ早に繰り返させ、それを大きな物語へと作っていくこと。
 結構慎重にやらないと訳が分からなくなってしまいがちな素材なため、話は割と単純化されやすい。実際原作は混乱を避けるためか、かなりシンプルな物語構成となっていたのだが、それに対しても挑戦が見られて面白い。
 それは、同じ一日を繰り返す内、目的が見えてきて、その目的にいかに効率よく到達するか。この構造を、一度挫折させてみたことに現れているだろう。特にアクションゲームをやってる時は、何度も同じ所で死んでみて、その度にいくつもの攻略方法を考え、それがツボにはまって成功した時にガッツポーズ取るというものだが、本作の前半はその通り。ギタイの本体がドイツにいると分かって、いかにしてイギリスからギタイの支配するドイツへと行くか。何度も何度も失敗しては、それがようやく成功した。
 ここで物語は終わっても良かったのだ。
 だが、それはギタイ本体の張った罠であり、正攻法ではこのミッションがクリア出来ないと知らされた時の絶望感と徒労感を演出してみせた。
 これがゲームであれば「無理」と断じて放り投げることが出来るが、それが出来ない時にはどうする?と突きつけられてくる。
ループに巻き込まれてしまっている以上、逃げることも出来ない
(物語の初期段階でそれが無理という提示がされているのも細かい演出だ)。なんせ諦めようにも諦められないのだから。新しい方法でギタイの侵略を食い止めねばならない。

 私が本作で何よりも評価するのはまさにこの部分。真っ正面からは突破出来ないものを前に、それでも進まねばならないと知らされた時、人はどんな反応をするか。この部分が重要なのだ
(その演出が至極あっさりしていたのがちょっと残念だけど)
 その後搦手を含め、現状出来る最善手を探していくのだが、このままでは戦いの描写が無いだけで、前半と何も変わりがない。ここで最初にリタが言った、「多量の輸血を受けると能力を失う」という設定が生きてくる。後一回死ねば終わるという状況で、新たな困難なミッションをさせる必然性をここでつくり上げた。このへんの気配りが小憎らしいほど上手い。低予算作品の良さってものがここでしっかり出来てるし、最後の戦いの過剰演出もこれあってこそ。

 と、言うことで、本作は大作と低予算のそれぞれ良いところをうまく組み合わせた好作と言って良い。満足度はとても高かった。

 物語の性質上、演出があっさりしていて食い足りないところとか、キャラの掘り下げが足りないとかもあるが、それはないものねだりってところだろう。
 最終的に本作の評価をちょっと下げたのは、御年50に届こうというトム・クルーズに主役張らせるのは無理があるという部分だな。もうちょっと若くて集客力ある役者がいればそれに越したことはないのだが…あ、ラブーフがいたな。

 

アルファ・ギタイ
【あるふぁ-ぎたい】
 特殊な青色をしたギタイで、ギタイ達のリーダー格。タイムループの能力を持ち、仮に殺された場合、特定の地点に戻ってやり直す能力を持つ。この体液を浴びてしまったため、リタとウィリアムはタイムリープに巻き込まれることになる。 甘崎
ウィリアム
【うぃりあむ】
 ウィリアム・ケイジ。軍属報道官。戦場に出たくないあまり上官であるブリガム将軍を侮辱したため、最前線に送り込まれてしまう。そこで特別なギタイと相打ちとなり、その体液を浴びてしまったため、タイムループに巻き込まれてしまう。 甘崎
オメガ・ギタイ
【おめが-ぎたい】
 ギタイの王。地球には一体しか存在せず、これを破壊することで全てのギタイは動きを止める。 甘崎
カーター
【かーたー】
 リタの協力者。リタがタイムリープに巻き込まれたことを理解した唯一の人物で、オメガ・ギタイの逆探知装置を作り出していた。 甘崎
ギタイ
【ぎたい】
 宇宙からやってきたとおぼしき生物。蟲のような節足を持ちながら、動物のような姿をしており、人を襲う。普通のギタイの他、師団長クラスのアルファと王オメガという3種類が存在する。 甘崎
キンメル
【きんめる】
 J分隊の一員。毎回真っ先に殺される。 甘崎
グリフ
【ぐりふ】
 J分隊の一員。饒舌でエキセントリックな性格をしている。 甘崎
クンツ
【くんつ】
 J分隊の一員。無口な男。 甘崎
J部隊
【じぇい-ぶたい】
 ウィリアムが配属された対ギタイ用機械化部隊。 甘崎
スキナー
【すきなー】
 J分隊の一員。好戦的で、ウィリアムとはそりが合わない。 甘崎
ナンス
【なんす】
 J分隊の一員。チームの中では唯一の女性。 甘崎
ファレウ
【ふぁれう】
 連合軍曹長。タイムループに巻き込まれたウィリアムが必ず最初に会話する上官。 甘崎
フォード
【ふぉーど】
 J分隊の一員。分隊最年少。 甘崎
ブリガム
【ぶりがむ】
 対ギタイの指揮を執る将軍。色々口実をつけて逃げだそうとしたウィリアムを最前線に放り込んだ張本人。タイムループの存在を否定し、カーターの作り出したオメガ探索装置を取り上げてしまった。 甘崎
ミミック
【みみっく】
 本作で言われる“ギタイ”のこと。 甘崎
リタ
【りた】
 リタ・ブラウスキ。“戦場のビッチ”の異名を持つ歴戦の女性戦士。実はウィリアムの前にタイム・ループに巻き込まれた過去を持ち、そのために勝利を重ねてきた。ウィリアムの状況を知り、様々な助言を与える。 甘崎
名称
【】
  甘崎

インターステラー


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2015年
クリストファー・ノーラン(監)
 近未来。地球は異常気象と次々に引き起こされる植物の枯死によって人類は滅亡の危機にあった。元宇宙飛行士で農場を経営しているクーパー(マコノヒー)は、娘のマーフの部屋で起こる怪現象を目にしていた。それが何者からのメッセージではないかと気づいたクーパーはマーフと共に、そのコードが示す座標へと向かうのだが、そこはなんと壊滅したはずのNASAの秘密基地であり、そこで彼を迎えたブランド教授(ケイン)は、クーパーに、人類の生き残りをかけた危険な任務を依頼する。
 過去から現代にかけ、連綿と作られ続けてきた、そして作り続けられてくるだろうSF映画。夢を描く映画という素材にはぴったりのジャンルだが、一括りにSFと言っても、様々なものがある。
 最も多いものはアクション映画の延長にあるもので、基本的に単純明快なストーリーと、手に汗握る冒険を演出するというもの。これはこれでいくつもの名作を生み出してきている。
 だから一概にSF映画というと子ども向きアクション映画と直結されることが多いが、それだけに留まる訳ではない。いや、そもそもSFとは現実から離れた設定の多様性と、その超現実の中で展開される物語こそが醍醐味であるので、そちらの方を主体にした物語もある。上手い映画はアクションを程よく取り入れつつ、その設定を活かそうとする。スピルバーグが常に目指していたのはそういった、エンターテインメントでありながらちゃんと設定としても、物語としても完成度の高い作品でもあるのだ。
 だから、割合はそう多くないかもしれないが、量産されるSFアクションの中で、それがしっかり活かされているものもちゃんと存在する。
 ただ、SFの中には、更にそれらとはちょっと違った境地に立ったものも存在する。

 映画ではなく小説の方では、SFは60年代70年代という時代を経て、ハードSFと言われる非常に観念的な作品が描かれるようになっていったが、それに合わせるように、映画の方でもかなり観念的なSF作品というものが作られるようにもなっていった。その代表と言えるものが『2001年宇宙の旅』(1968)と言うことになるだろう。他にも、例えば『バーバレラ』(1967)とか、『惑星ソラリス』(1972)『ストーカー』(1979)、ちょっと毛色は違うかも知れないけど
『惑星ザルドス』とか、時代時代にいわゆるカルト作品と呼ばれるようになる観念的な作品がいくつか作られるようになっていった。そしてこの手の作品は色々批判されていても、今も多くのファンを持っている。
 そしてノーラン監督が新しいSF作品を制作するにあたって選んだのが、観念的な物語であったのは非常に面白い。
 思えば、ノーラン監督の出世作であり原点となった『フォロウィング』であれ『メメント』であれ、かなり観念的なものとして作られていたし、SF作品だった『インセプション』も結構観念的なものだった。この手の作品は監督の得意とする…いや、作りたかったものなのだろう。
 その上に立って本作を見てみよう。
 本作の場合は、当初はディストピアもの、あるいはエクソダスものと思わせておいて、冒頭部分に置かれた伏線を回収するために超次元世界を出すという形を取っている。誰も見たことのない世界を映像化するわけだから、この部分は観念化せざるを得ず、その部分が本作の非常に特徴だったところになっているのは確か。そして多分、あの超次元的描写こそが一番撮りたかったところなんじゃないかとも思っている。それが上手く行ったかどうかはともかくとして、観念的でありつつ、ちゃんと視聴者に理解できるように作られているし、広げた風呂敷を畳むために使った観念的描写がきちんと物語のオチとしての機能を果たしている。

 SF的な用語や小物(特にTARSやCASEの存在感)も、敢えて難しくしないよう出来る限り平易なものを用いている小技も素晴らしい。これだけ小難しい題材を、きちんとヒットできるよう緩急織り交ぜた演出も冴える。
 そのため、全般的に本作の好感度は高い。

 ただ、全般的に本作を観てみると、なんとなくいろんな映画のつぎはぎって印象もある。作品の端々に『2001年宇宙の旅』とか
『コンタクト』から来てるとしか思えない部分もあったり、日本のアニメの影響も結構強そうだし(『トップをねらえ!』『ほしのこえ』(2002)っぽいところが散見されたり)、TARSやCASEは『2001年宇宙の旅』のHALと『サイレント・ランニング』(1972)のロボットから。何よりタルコフスキーっぽい描写がやたら多いな。そりゃ本作の先駆的作品とも言える『惑星ソラリス』の影響も強いけど、『鏡』(1974)『ノスタルジア』(1983)『サクリファイス』(1986)からも結構な引用が感じられる(すげえ関係ないけど、あの氷の惑星での格闘はカーペンターの『ゼイリブ』(1988)じゃね?とか思った瞬間かなり気分的に醒めた)。それと物語のメインはいろんなSF小説からだろう。特にクラークの「2001年」や「幼年期の終わり」の影響は多いようだが、「タウ・ゼロ」や「メトセラの子ら」など、数多くのSF小説が引用されているようだ。でも一番引用が大きいのは星野宣之の漫画「2001夜物語」なんじゃないかな?その辺の描写がちょっと気になってしまって、集中できなかったかな?

 あと、超次元的な描写を盛り込み、そこから得られた叡智が人類を救うことととなった訳だが、それ以前の冒険とかが全部ひっくり返されてしまったのが虚しい。偶然ワームホールに入り込んでしまっただけで全てが解決されるなら、それ以前の物語は、たまたまそこに至る意味のない道筋になってしまう訳だから。そんな意味では寄り道が長すぎるよな。最初と最後をつなげるストーリーに意味をもたせるんだったら、途中の無意味な冒険譚も、某かの意味をラストに持たらせてほしかった。

 

アメリア
【あめりあ】
 ブランド教授の娘。クーパーと共に宇宙船エンデュランスに乗り込む。 甘崎
エンデュランス
【えんでゅらんす】
 ラザロ計画のためクーパーらが乗り込んだ宇宙船。 甘崎
エンデュランス(検索) <amazon> <楽天>
ガルガンチュア
【がるがんちゅあ】
 水の惑星に重力影響を与えているブラックホール。 甘崎
CASE
【けーす】
 TARSと共にエンデュランス号に搭載された人工知能ロボット。モノリスのような平板な姿が特徴。 甘崎
氷の惑星
【こおり-の-わくせい】
 マン博士が調査していた惑星。大気はあるが、人類が居住可能なほどではない。 甘崎
ジョセフ
【じょせふ】
 ジョセフ・クーパー。元NASAの宇宙飛行士だが、現在は農夫。何かに導かれるようにNASAの秘密基地へと向かい、そこで人類の未来を賭けたプロジェクトに抜擢される。 甘崎
ジョセフ・クーパー<amazon> ジョセフ・クーパー<楽天>
TARS
【たーす】
 CASEと共にエンデュランス号に搭載された人工知能ロボット。モノリスのような平板な姿が特徴。 甘崎
テサラクト
【てさらくと】
 クーパーが迷い込んだ不思議な空間。いくつもの立方体が折り重なって存在する。 甘崎
ドイル
【どいる】
 クーパーと共にエンデュランスに乗り込んだ乗組員。 甘崎
トム
【とむ】
 クーパーの息子。父よりも現実主義。 甘崎
ブランド
【ぶらんど】
 NASAの宇宙工学博士。別の銀河に新天地を求めるラザロプロジェクトを計画する。 甘崎
マーフ
【まーふ】
 マーフ・クーパー。ジョセフの娘。特に物理に関しては天才的だが、人と合わせることができず、浮いた存在となっている。彼女の部屋に起こる異変が物語を引っ張っていく。 甘崎
マン
【まん】
 ラザロ計画の主導者の一人。人類居住可能惑星を探し氷の惑星に降り立つ。この星が人類居住不可能であることを知り、死ぬ前提でコールドスリープに入っていたが、クーパーによって起こされる。 甘崎
水の惑星
【みず-の-わくせい】
 ブラックホールガルガンチュアの重力の影響を与えられている惑星。ラザロ計画で人類移住可能惑星の候補の一つ。 甘崎
ミラー
【みらー】
 ラザロ計画でエンデュランス号に先行して居住の可能性がある水の惑星へと向かった科学者。 甘崎
ラザロ計画
【らざろ-けいかく】
 ブランド教授が遂行する人類移住計画。土星近くに存在するワームホールから別次元の宇宙へと行き、そこで人類居住可能な惑星を見つけるという計画。だが、その裏は、人類の遺伝子だけを運ぶという裏の計画があった。 甘崎
ランダー
【らんだー】
 マン博士の乗った宇宙船に搭載されていた調査艇。 甘崎
レインジャー
【れいんじゃー】
 エンデュランス号に搭載されている小型艇。 甘崎
レインジャー<amazon> レインジャー<楽天>
ロミリー
【ろみりー】
 クーパーと共にエンデュランスに乗り込んだ乗組員。 甘崎
名称
【】
  甘崎

ピクセル


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2015年
クリス・コロンバス(監)

 

アーケイダーズ
【あーけいだーず】
 宇宙から侵略に来たゲームキャラを迎え撃つために結成された、かつての天災ゲーム少年達に、アメリカ軍や大統領まで参戦したチーム。 甘崎
アルカノイド
【あるかのいど】
 宇宙人が二度目に地球侵略に使ったゲームで、インドのタージ・マハルを壊滅させた。 甘崎
岩谷
【いわたに】
 パックマンを開発した人物。パックマンが敵として現れた際はアーケイダーズの一員として参戦した。戦いを避け、パックマンとコミュニケーションを取ろうとして失敗。 甘崎
ヴァイオレット
【う゛ぁいおれっと】
 ヴァイオレット・ヴァン・パッテン。アメリカ軍中佐で兵器担当。たまたま自宅のテレビ設置に来たサムと出会い、大喧嘩をしてしまう。その後アーケイダーズのサポートを大統領から命じられ、嫌々ながらサムとコンビを組まされる。役はミシェル・モナハン。 甘崎
ウィル
【うぃる】
 ウィル・クーパー。かつてサムと共にゲームセンターを荒らし回った少年。ビデオゲームの腕はサムには到底敵わないが、クレーンゲームは大得意で、クレーンゲームで取ったチューバッカのマスクを好んで付けていたため、「チューイ」の渾名がある。現在は支持率最低のアメリカ大統領。ただし、異星人侵略に際して最も適切な判断を下している。役はケヴィン・ジェームズ。 甘崎
ヴォルーラ星人
【う゛ぉるーら-せいじん】
 地球人のメッセージを受け取った宇宙人。そこにあった攻撃的なゲームを見て、人類は危険な生物と断定し、ゲームキャラを用いた地球侵略を開始した。 甘崎
エディ
【えでぃ】
 エディ・ブラント。1982年時代のドンキーコングの世界チャンピオンでサムに黒星を付けた唯一の男。スキャンダルを起こして刑務所に収監されていたが、サムの提案でアーケイダーズとして現役復帰する。役はピーター・ディンクレイジ。 甘崎
ギャラガ
【ぎゃらが】
 宇宙人からの最初の攻撃で用いられたゲームで、グアムのアンダーセン空軍基地を襲撃した。この動きからサムはこれが1981年の初期ロット版であることを見抜いた。 甘崎
Qバート
【きゅー-ばーと】
 1982年に発売されたビデオゲーム。アメリカ製の、敵を避けながら画面のブロックに色を塗るゲーム。主人公のQバートがトロフィとして登場。宇宙人が去った後、レディ・リサとして人間に生まれ変わり、ラドローとの間にこどもをもうける。 甘崎
サム
【さむ】
 サム・ブレナー。ビデオゲームのアルゴリズムを記憶できるという特殊な能力と指先の器用さで天才的ゲーム少年として名を馳せた男。現在はしがない電気技師をしている。異星人侵略の際、ゲームプレイヤーとして選ばれることとなった。役はアダム・サンドラー 甘崎
ジェーン
【じぇーん】
 ジェーン・クーパー。ウィルの妻でファースト・レディ。夫婦間の危機にあったが、今回の事件によって仲が修復される。役はジェーン・クラコウスキー。 甘崎
ジャウスト
【じゃうすと】
 ビデオゲーム。ワシントンD.C.襲撃時に登場。 甘崎
スペースインベーダー
【すぺーす-いんべーだー】
 1978年に発売されたビデオゲーム。ワシントンD.C.を襲った宇宙人の中に敵キャラが多数出現している。 甘崎
センチビード
【せんちびーど】
 イギリスのハイドパークを襲撃したゲーム。ムカデのような敵を撃つゲームだが、頭部以外を撃ってしまうと分裂する。 甘崎
ダックハント
【だっく-はんと】
 レトロゲームで鴨撃ちのシミュレーションガンアクションゲーム。 甘崎
ディグダグ
【でぃぐ-だぐ】
 宇宙人の攻撃でキャラクターが登場。中国を攻撃するシーンも撮影されたそうだが、公開版ではカットされていた。 甘崎
ディラン
【でぃらん】
 ディラン・コーハン軍曹。アンダーセン空軍基地にいる軍曹。宇宙人に「トロフィー」として誘拐された。 甘崎
テトリス
【てとりす】
 1984年発売のビデオゲーム。宇宙人によるワシントンD.C.襲撃の際、ブロックが登場してビルの間に挟まってビルを消していった。 甘崎
ドージョークエスト
【どーじょー-くえすと】
 1982年以前に発表されたとされる架空のゲーム。主人公の女忍者レディ・リサを操って敵忍者を倒しまくるというゲーム。 甘崎
ドンキーコング
【どんきー-こんぐ】
 宇宙人が決戦で選んだゲームで、宇宙船内にステージがしつらえられ、姫の代わりに人質が捕らえられている。サムらが生身で登って救出劇を繰り広げる。 甘崎
バーガータイム
【ばーがー-たいむ】
 1982年発売のビデオゲーム。ワシントンD.C.襲撃時に登場。 甘崎
バクショー
【ばくしょー】
 イギリスの女性首相。 甘崎
パックマン
【ぱっくまん】
 岩谷教授が開発したビデオゲーム。モンスターから逃げつつドットを食べまくるゲーム。ニューヨークを標的にしたゲームで用いられる。 甘崎
ヒル
【ひる】
 英SAS伍長。イギリスにセントビートが現れた際に指揮を執った。 甘崎
フロッガー
【ふろっがー】
 1981年に発売されたビデオゲーム。宇宙人によるワシントンD.C.襲撃で主人公の蛙フロッガーが登場する。 甘崎
ペーパーボーイ
【ぺーぱー-ぼーい】
 1984年に発売されたビデオゲーム。宇宙人によるワシントンD.C.襲撃で登場。 甘崎
ポーター
【ぽーたー】
 アメリカ海軍提督。典型的な軍人で、サムの助言をことごとく無視したが、やがて理解を示していく。役はピーター・ディンクレイジ。 甘崎
マティ
【まてぃ】
 ヴァイオレットの一人息子。ゲームが大好きで、サムとはあっという間に意気投合する。 甘崎
マックス・ヘッドルーム
【まっくす-へっどるーむ】
 宇宙人のビデオメッセンジャーとして登場したドラマ「マックス・ヘッドルーム」の主人公。 甘崎
マドンナ
【まどんな】
 宇宙人のビデオメッセンジャーとして登場した歌手。 甘崎
マリオ
【まりお】
 任天堂を代表するキャラクター。これはドンキーコングに登場したバージョンのマリオ。宇宙人によるワシントンD.C.襲撃で登場。 甘崎
ミサイルコマンド
【みさいる-こまんど】
 レトロゲーム。アメリカ兵の訓練で用いられた。 甘崎
ミニゴースト
【みに-ごーすと】
 ニューヨークでのゲームに、宇宙人が送り込んできたパックマンに対抗するために作られた四色に塗られたBMWミニ。命名はサム。 甘崎
宮本
【みやもと】
 ドンキーコングの生みの親。本人役で登場。 甘崎
ラドロー
【らどろー】
 ラドロー・レイモンソフ。自称ワンダーボーイ。サムとウィルとの少年時代からの友達で一緒に世界大会にも出場していた。宇宙人の侵略にいち早く気づき、自宅で違法な通信傍受をしていた。ビデオゲームのドージョークエストのヒロインに一途な恋心を抱き、未だ童貞。アーケイダーズの一員。役はジョシュ・ギャッド。 甘崎
レーガン
【れーがん】
 宇宙人のビデオメッセンジャーとして登場したアメリカ大統領。 甘崎
レディ・リサ
【れでぃ-りさ】
 ドージョークエストの主人公キャラである女忍者。ラドローは彼女に身も心も捧げており、宇宙人により立体化させられた彼女をどうしても攻撃することは出来なかった。そんなラドローの心を知る事で、人間側に立って戦う。宇宙人が侵略を止めると共に他のゲームキャラと共に消滅したが、今度はQバートの姿が変化して、本物の人間となり、ラドローとの間に子供まで作る。赤ん坊の姿はQバートそのものだったが。 甘崎
ロボトロン2084
【ろぼとろん-にぜろはちよん】
 1982年に発売されたアーケードゲーム。宇宙人によるワシントンD.C.襲撃の際、巨大ロボットが出現し、ビーム砲などで攻撃している。 甘崎
ワンダーボーイ
【わんだー-ぼーい】
 ラドローの自称。 甘崎
名称
【】
  甘崎

 

オデッセイ


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2015年
リドリー・スコット(監)
 火星探査船アレス3による火星探査が行われていたが、折からの大嵐で乗務員のマーク・ワトニー(デイモン)は行方不明となってしまう。船長のメリッサ・ルイス(チャスティン)は、マークが死んだものと判断し、船を緊急発進させる。だが怪我を負いつつもマークは生き残っていた。火星に残されてしまったマークは、なんとか生き残るための食料の生産を始めとするサバイバル生活を開始する。一方、地球では、火星から送られてくる画像に違和感を感じ、火星に人が生きていることを知る…
 アンディ・ウィアーの小説
「火星の人」の映画化作。一人の宇宙飛行士の生き残りをかけた、宇宙への挑戦が描かれていく。
 本作は“SFサバイバル”と呼ばれる。“サバイバル”という言葉を見ると、なんとなくモンスターと人間の戦いというイメージがあるが、実際は“文明社会から離れた場所での生き残り”という意味だから、本来的な意味での“SFサバイバル”という言葉は本作にこそ与えられるべきだろう。
 本作はたった一人の人間を生かすため、そして地球に帰らせるための惜しげない努力が描かれる事になり、傾向としては実話を元にした『アポロ13』(1995)に近い話になっている。勿論大きな違いがあり、『アポロ13』は数日という限られた期間のドラマだったのに対し、本作は数年という単位で物語が展開する。この違いは、単純に無事地球に送り届けるだけでなく、火星という場所で生き残らねばならないという部分に強調点が置かれること。だからこそ本作は現時点での唯一の本物の“SFサバイバル”となっている。
 そして、その“ただ生き残る”ための努力がたまらなく面白い。生きるために何が必要なのかを計算で割り出し、そのために出来る努力を一つ一つ積み上げていく過程がなんだかとても観ていて元気づけられるというか、とても楽しく感じる。それが火星と地球の二つで同時進行で起こり、時に交差し、時にすれ違いながら、一つの目的に向かって徐々に完成されていく。それだけで充分ドラマになっているのがとても楽しい。
 そして何より本作で良いのは、基本的に全員が一つの目的に向かって邁進していると言う事だろう。ハリウッドでの大作、特にSFになると、大概誰か陰謀を張り巡らせる人間が出てきて、人災によって計画が破綻しかけたり、余計なアクションシーンを入れたりするものだが、それを外し、あくまで一つのミッションを心を合わせて行う。それで充分ドラマ性を高めることが出来る。それが良いのだ。

 

アニー
【あにー】
 NASA広報統括責任者。マーク救出計画では窓口として職務を果たした。役はクリスティン・ウィグ。 甘崎
アレス3
【あれす-すりー】
 火星の有人探査船。乗務員は6名。降下ミッション中に巨大嵐に遭遇し、乗組員の一人マークが死んだものとして判断し、地球に向かって発進する。 甘崎
アレックス
【あれっくす】
 アレックス・フォーゲル。アレス3乗組員。役はアクセル・ヘニー。 甘崎
グオ・ミン
【ぐお-みん】
 中国国家航天局主任科学者。アレス3のスイングバイの際の補給を主導する。役はエディ・コー。 甘崎
クリス
【くりす】
 クリス・ベック。アレス3乗組員。役はセバスチャン・スタン。 甘崎
テディ
【てでぃ】
 NASA長官。役はジェフ・ダニエルズ。 甘崎
ビンセント
【びんせんと】
 ビンセント・カープア。NASA火星探査統括責任者。役はキウェテル・イジョフォー。 甘崎
ブルース
【ぶるーす】
 ブルース・ン。ジェット推進研究所所長。役はベネディクト・ウォン。 甘崎
ベス
【べす】
 ベス・ヨハンセン。アレス3乗組員。役はケイト・マーラ。 甘崎
マーク
【まーく】
 マーク・ワトニー。アレス3乗組員。ミッション中に死んだと思われて火星に取り残されてしまった。 甘崎
マーズ・パスファインダー
【まーず-ぱすふぁいんだー】
 1997年に火星に着陸した探査機。火星地上でデータ解析と多数の写真データを地球に送った。マークが掘り起こし、地上通信用に用いた。 甘崎
ミッチ
【みっち】
 ミッチ・ヘンダーソン。NASAフライトディレクター。役はショーン・ビーン。 甘崎
ミンディ
【みんでぃ】
 ミンディ・パーク。NASA衛星制御エンジニア。マークの生存を初めて確認した。役はマッケンジー・デイヴィス。 甘崎
メリッサ
【めりっさ】
 アレス3艦長。他のクルーを救うため、火星上のミッションの中止を判断するが、そのために行方不明となったマークを置き去りにしたことを悔やみ続ける。 甘崎
リック
【りっく】
 リック・マルティネス。アレス3乗組員。マークとは親友。役はマイケル・ペーニャ。 甘崎
名称
【】
  甘崎

10クローバーフィールド・レーン


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2016年
ダン・トランテンバーグ(監)

 

エメット
【えめっと】
 シェルターにいた男性。かつてこのシェルターの建築を手伝っていたらしい。 甘崎
10クローバーフィールド・レーン
【てん-くろーばーふぃーるど-れーん】
 ルイジアナ州にある幹線道路の名前。 甘崎
ハワード
【はわーど】
 シェルターの持ち主。謎が多いが、かつて軍に在籍し、人工衛星の開発に携わっていたらしい。役はジョン・グッドマン。 甘崎
ミシェル
【みしぇる】
 デザイナーをしている女性。恋人のベンの浮気を知り、彼から逃げるために車を走らせていたところ事故にあって、ハワードに助けられたが、そのままシェルターに閉じ込められてしまう。役はメアリー・エリザベス・ウィンステッド 甘崎
名称
【】
  甘崎

美女と野獣

<A> <楽>
2017年
ビル・コンドン

 

アガット
【あがっと】
 ヴィルヌーブ村の近くに一人で住んでいる女性。実はその正体は魔女。 甘崎
ヴィルヌーブ村
【う゛ぃるぬーぶ-むら】
 ベルの住む辺境の村。 甘崎
ガストン
【がすとん】
 ヴィルヌーブ村の英雄。ベルに求婚しているが、何事も自己中心的な思考をしており、暴力で人を従わせる傾向がある。 甘崎
コグスワース
【こぐすわーす】
 野獣に使える執事。時計に姿を変えられた。 甘崎
チップ
【ちっぷ】
 ポット夫人の息子。ティーカップに姿を変えられてしまう。 甘崎
フィリップ
【ふぃりっぷ】
 モーリスの乗馬。単独で村に帰ってきて、モーリスが城に捕らわれた事をベルに知らせる。 甘崎
ベル
【べる】
 村に住む女性。時計職人の父親と二人暮らしだが、行方不明になった父を探しに行ったところ、野獣の城にたどり着く。役はエマ・ワトソン。 甘崎
ポット夫人
【ぽっと-ふじん】
 野獣に仕える女性だったが、魔女によってポットに変えられてしまった。 甘崎
モーリス
【もーりす】
 ヴィルヌーブ村に住む腕の良い時計職人。注文を受けて作ったカラクリ時計を届けに行く途中で道に迷い、野獣の城へと迷い込む。 甘崎
野獣
【やじゅう】
 城の王子が魔女によって姿を変えられてしまった状態。 甘崎
ル・フウ
【る-ふう】
 ガストンといつも一緒にいる仲間。勝手なガストンに閉口しながらも、自分の利益になる悪事には積極的に荷担する。 甘崎
ルミエール
【るみえーる】
 野獣に使える家老。燭台に姿を変えられた。 甘崎
名称
【】
  甘崎

ゴースト・イン・ザ・シェル

<A> <楽>
2017年
ルパート・サンダース(監)

 

荒巻大輔
【あらまき-だいすけ】
 公安9課課長。9課がハンカ・ロボティクス社によって作られていることを承知しているが、それを快くは思っていない。 甘崎
イシカワ
【いしかわ】
 公安9課の一員。 甘崎
オウレイ
【おうれい】
 ハンカ・ロボティクス社での研究者。完全義体技術を確立しようとしており、そのためにミラを作り上げるが、自らのやっていることが人体実験である事を承知しており、初の成功例であるミラには殊更愛情を注いでいる。役はジュリエット・ビノシュ。 甘崎
草薙素子
【くさなぎ-もとこ】
 ミラノ本当の名前。東洋人だが、与えられたボディはアングロサクソン系。 甘崎
クゼ
【くぜ】
 ハンカ・ロボティクス社に執拗にハッキングを繰り返す謎のテロリスト。実はミラの素体となった草薙素子とは恋人同士。 甘崎
公安9課
【こうあん-きゅう-か】
 テロ防止の為に警察内に作られた少数精鋭部隊の国家的秘密組織。実はハンカ・ロボティクス社が自分たちの作ったサイボーグ技術のテストの為に作られた。 甘崎
サイトー
【さいとー】
 公安9課の一員。 甘崎
トグサ
【とぐさ】
 公安9課の一員。 甘崎
バトー
【ばとー】
 公安9課メンバーでミラのバディ。爆発に巻き込まれて両目を失い、機械の目を装着するようになった。役はピルー・アスペック。 甘崎
ハンカ・ロボティクス社
【はんか-ろぼてぃくす-しゃ】
 世界的に有名なロボット会社。クゼのテロ標的。 甘崎
ヒデオ
【ひでお】
 電脳界における凄腕ハッカーでテロリスト。ハンカ・ロボティクス社に対して執拗にクラッキングを仕掛ける。 甘崎
ボーマ
【ぼーま】
 公安9課の一員。 甘崎
ミラ
【みら】
 ミラ・キリアン。公安9課に在籍する司令官的な役割の女性。ハンカ・ロボティクス社にまつわるサイバーテロの捜査を命じられる。そこで、自分自身の過去と向き合うこととなる。 甘崎
名称
【】
  甘崎

メッセージ

<A> <楽>
2017年
ドゥニ・ヴィルヌーヴ(監)

 

イアン
【いあん】
 イアン・ドネリー。アメリカ人物理学者。宇宙船の調査のために連れてこられる。役はジェレミー・レナー。 甘崎
ウェバー
【うぇばー】
 アメリカ軍大佐。ルイーズとイアンを宇宙船まで連れてきた。役はフォレスト・ウィテカー。 甘崎
シャン
【しゃん】
 中国軍の将軍。ヘプタポッドとの対話を打ち切り、宇宙船の攻撃を司令する。 甘崎
ルイーズ
【るいーず】
 ルイーズ・バンクス。アメリカ人言語学者。異星人との意思疎通を図るためにウェバーによって宇宙船に連れてこられる。役はエイミー・アダムス。 甘崎
ヘプタポッド
【へぷた-ぽっど】
 宇宙船の中にいたメッセンジャー。地球人に大切な武器を渡しに来たという。 甘崎
名称
【】
  甘崎

ブレードランナー2049

<A> <楽>
2017年
ドゥニ・ヴィルヌーヴ(監)

 

アナ
【あな】
 アナ・ステリン。優秀なレプリカントの記憶操作技手。生まれつきの障害のため、無菌室でしか生きる事が出来ない。実はリックとレイチェルの間に生まれた子ども。 甘崎
ウォレス社
【うぉれす-しゃ】
 ニアンダー・ウォレスによって設立された合成食品の製造会社。タイレル社を買収してアンドロイドの製造販売も行っている。 甘崎
エマネーター
【えまねーたー】
 携帯用のメモリスティック。Kはジョイの全データをこれに入れて持ち運んだ。 甘崎
ガフ
【がふ】
 元リック・デッカードの同僚のブレードランナー。現在養老院で暮らしている。 甘崎
【けい】
 ネクサス9型のアンドロイド。ロサンジェルス署の刑事で旧型のネクサス型のアンドロイドを処分するブレードランナーとして働く。 甘崎
サッパー
【さっぱー】
 サッパー・モートン。合成農場の管理人。実は逃亡していた旧型ネクサスの生き残りで、Kによって処分される。死んだレイチェルを埋葬した人物でもある。 甘崎
ジョシ
【じょし】
 LAPDの警部補でKの上司。 甘崎
タイレル社
【たいれる-しゃ】
 ネクサス型アンドロイドの製作会社だったが、ネクサス6型の反乱を受け、会社はつぶれてしまった。全事業はウォレス社が引き継いだ。 甘崎
ニアンダー
【にあんだー】
 ニアンダー・ウォレス。画期的な合成食料を開発した生物学者。その特許を元にウォレス社を立ち上げ、そこの社長となる。 甘崎
ネクサス6
【ねくさす-しっくす】
 タイレル社が作ったアンドロイド。2020年に反乱を起こした機体だが、寿命制限があり、現在は全員死亡している。 甘崎
ネクサス9
【ねくさす-ないん】
 ウォレス社が作り上げたアンドロイドの最新版。Kもこれにあたる。 甘崎
フレイザ
【ふれいざ】
 レプリカント解放運動の指導者。Kにアナがリックの娘である事を伝えた。 甘崎
ラヴ
【らう゛】
 ニアンダーが傍らに置いている秘書レプリカント。Kを見張っている。 甘崎
リック
【りっく】
 リック・デッカード。元有能なブレードランナーだったが、突然の失踪後、行方をくらましている。役はハリソン・フォード。 甘崎
レイチェル
【れいちぇる】
 旧型ネクサス6の最後の生き残り。前作ラストでデッカードと共に逃亡したが、後にデッカードからも逃げ、他のネクサス型の元で子どもを産んでいた。 甘崎
レプリカント
【れぷりかんと】
 タイレル社の人造人間の総称。 甘崎
レプリカント解放運動
【れぷりかんと-かいほう-うんどう】
 レプリカントの人間としての権利を主張する団体。リックとレイチェルの間の子であるアナを守っている。 甘崎
名称
【】
  甘崎

レディ・プレイヤー1

<A> <楽>
2018年
スティーヴン・スピルバーグ(監)
 2045年。世界中で貧富の差がますます拡大しており、多くの住民はスラムでの生活を余儀なくされていた。そんな彼らは現実から目を逸らせるため、「オアシス」という仮想現実の世界にのめり込んでいた。現在オアシス内ではオアシス創始者で今は故人のジェームズ・ハリデーが出したクエストで盛り上がっていた。それは3つのゲーム内に置かれた三つのイースターエッグを発見した者にハリデーの遺産が相続され、更にゲームマスターになれるという特典があった。世界中の誰もがそのイースターエッグを探していた。最初に第一の関門を突破したウェイド・ワッツ(シェリダン)は、一躍有名人となるのだが、それは彼の実生活を脅かすことともなってしまった…
 『ペンタゴン・ペーパーズ/最高機密文書』と本作という相次いで2本の映画を投入し、そのどちらもヒットを取るという離れ業を行ったスピルバーグ。こんな事が出来るのは早撮りのこの人しかいないだろうけど、どっちもこれだけ質が高いというのが驚きである。
 元々企画は本作の方が先で、しかもスピルバーグ自身は乗り気ではなかったそうだが、本人のインタビューによれば、
「私の創造物が多量に画面に出すなら、それをきちんとコントロールしたい」とのことで、自らが監督に乗り出したのだとか。しかも本作の場合、多量の版権ものが登場するため、作品の制作よりも版権が下りるのを待つ時間の方が長かったらしく、なんとその空き時間を使って『ペンタゴン・ペーパーズ/最高機密文書』を作ってしまったというのだから驚きである。

 少なくとも本作に関して言うなら、
「よく企画が通った」と言うレベル。こんな夢のような作品が作れるようになるとは思ってもおらず、作品を観ている間、モブキャラ含めて知ってるキャラが出てないかと探すという楽しみが出来た。ソフトが発売されたら買って一々チェックしたいところである。

 とりあえずネットを巡って知った、本作に使われた映画を列挙してみよう(この中で初見の私が確認できたのは半分ちょっとくらいである)。

 『バック・トゥ・ザ・フューチャー』(1985)デロリアン
 『ジュラシック・パーク』(1993)ティラノサウルス
 『トランスフォーマー』(2007)オプティマスおよびバンブルビー
 『グーニーズ』(1985)ロトニー
 『アイアン・ジャイアント』(1999)アイアン・ジャイアント
 『シャイニング』(1980)双子とジャック
 『マッドマックス』(1979)インターセプター
 『スピード・レーサー』(2008)(「マッハGoGoGo」)マッハ号
 『キング・コング』(1933)キング・コング
 『ビートルジュース』(1988)ベテルギウス
 『ルーニー・テューンズ』マービン
 『バットマン』(1966)バットマン、キャットウーマン、デスストローク、バットモービル。
 『スーパーマン』(1978)ケントのメガネ。
 『ロード・オブ・ザ・リング』(2001)ガンダルフ
 『スポーン』(1997)スポーン
 『エルム街の悪夢』(1984)フレディ
 『13日の金曜日』(1980)ジェイソン
 『AKIRA』(1988)金田のバイク
 『市民ケーン』(1941)薔薇のつぼみ
 『クリスティーン』(1983)プリマス・フューリー
 『モンティ・パイソン・アンド・ホーリー・グレイル』(1975)聖なる手榴弾
 『トランザム7000』(1977)ポンティアック・ファイヤーバード
 『エイリアン』(1979)『エイリアン2』(1986)チェストバスターとパルスライフル
 『砂の惑星』(1984)宇宙船
 『サイレント・ランニング』(1972)ヴァリー・フォージ号
 『スター・ウォーズ』(1977)R2−D2、ミレニアム・ファルコン号
 『スペースボール』(1987)イーグル5号
 『アルゴ探検隊の大冒険』(1963)骸骨戦士
 『チャイルド・プレイ』(1988)チャッキー
 『ロボコップ』(1987)ロボコップ
 『バカルー・バンザイの8次元ギャラクシー』(1984)バカルー・バンザイ
 『シンバッド七回目の航海』(1958)サイクロプス
 『地球攻撃命令 ゴジラ対ガイガン』(1972)ガイガン
 『ゴジラ×メカゴジラ』(2002)三式機龍

 テレビから「ナイトライダー」キット、「特攻野郎Aチーム」GMCバン
 ゲームからソニック、ロックマン、「ストリートファイター」、ララ・クロフト、「オーバーウォッチ」「HALO」「Gears of War」「DOOM」「007 ゴールデンアイ」「マインクラフト」「スペースインベーダー」「モータルコンバット」「バイオショック」
 アニメから「機動戦士ガンダム」「カウボーイ・ビバップ」「デジモンアドベンチャー」「TMNT」
 他にも細かいところでいくつか
(私が観たところ『人類SOS!』(1962)のトリフィドらしきもの、『宇宙戦争』(2005)のトライポッド、『ウォー・ゲーム』(1983)の世界地図らしきものも確認したのだが、見間違いかも知れない)。ちなみに「ウルトラマン」も入る予定だったらしいが、丁度まさに版権争いでややこしい事態にあったため、版権を降ろすことが出来なかったらしい。

 しかし、自慢じゃないが引用された映画はほとんどメジャー作品とはいえ、ほぼ全作カバー出来ている自分を褒めてやりたい。

 これだけの版権を取らねばならなかったというのだから、法的に考えても胃が痛くなるような状況で、しかも時間もまちまちになるため、相当時間がかかったことだろう。よくもまあこんなのを作る気になったものだと改めて感心する。

 さて、それで本作評となるが、同時進行していた『ペンタゴン・ペーパーズ/最高機密文書』と比べると、残念ながら、幾分…大分出来は落ちてしまう。
 そりゃ大挙して知ってるキャラクターが出てくるので気持ち的には上がるし、隠しキャラ的な存在を目をこらして探すのも楽しい。特にやはりラスト近くの「俺はガンダムで行く」とアイアンジャイアントがサムズアップしながら溶岩に溶けていくシーンなんかは極端に心拍数が上がった感じはする。
 でもそれらを全てはぎ取ってみると、作品自体がとても薄っぺらいのだ。
 ここで使われているゲームシステムはとても自由度の高いものという設定ではあるものの、なんか古くさい。日本のアニメ
「ソード・アート・オンライン」「アクセル・ワールド」の方が洗練されてるし、なんで「自由自由」言ってる割には重力に縛られすぎてるんだ?
 
そもそもゲームシステムが語られてないので、何が出来て何が出来ないのか分からないと言う問題がある。特に死の概念があやふやすぎて、ゲーム内の命が失われる可能性がどれだけ重要なのか分からない(ゲームシステム的にあってはいけない一発BANのアイテムがあったかと思ったら、それを回避するアイテムが出てくるとか、正直「ふざけんな」というレベル)。

 最初のイースターエッグはこれまで4年間も見つかってなかったと言うが、あの程度の謎解きだったら数週間も必要ないぞ。そもそもまともにレースしてゴール不可能なレースという前提があって、「逆走が出来る」という可能性が示されたら、実装された当日にクリアされるのが当たり前だろう。真っ先にその可能性チャレンジする人がいないはずがない。

 現実とゲームを行き来するのは良いんだけど、オンラインとオフラインの話が切り離されているため、現実世界の側が普通のアクション作品にしか見えない。
 最後に「現実世界が大切だよ」というオチに持って行くのだが、これまでの過程で、何故現実が大切なのかほとんど説明されてないため、話が唐突すぎて戸惑う。
 周囲の人間が次々に殺されたりしてる主人公が最後に綺麗な彼女が出来て大金持ちにもなって、ハッピーな生活を送りながら、自分の価値観をゲームに強制させてるのを見てると、
こいつ人として最低だなと思えてくる

 …てなことで、
「どうにもはまりきれなかった」というのが正直な感想となる。

 ただこれは致し方ないところもあると思われる。
 本作は原作付きで、それを忠実になぞったらしいが、映像化するにあたり、情報量をかなり減らす必要があった。おそらく細かくゲームの仕様が書かれているはずの文章を全部説明できなかったのだろう。単純化されたために面白さは相当減じた。
 レディメイドのアクション風になったのも、万人受けするためだから仕方ないところ。そのために個性が死んでも、それはヒットさせる条件だろう。

 …と言う事を考えてみると、これだけ自由度の高い世界観の作品を作っていながら、監督自身は
相当ギチギチのタイトな作品作りを強いられたのではないかと思える
 自由度がない作品を無理矢理作らされていたために、その反動で作られた『ペンタゴン・ペーパーズ/最高機密文書』が監督の思った通りにのびのび作られていたため、面白くなったのかもしれないな。

 

R2−D2
【あーる-つー-でぃー-つー】
 ウェイドの部屋にオブジェのように置かれている。 甘崎
IOI社
【あい-おー-あい-しゃ】
 ハイテクアイテムの製造販売で業界首位を突っ走る企業。オアシスをプレイする際のインターフェースなども作っている。オアシスを我が物にするために数百人規模のアバターをエッグハンターとして投入している。 甘崎
アイロック
【あいろっく】
 IOIに雇われている賞金稼ぎ。主にプレイヤーキルを請け負っているが、伝説級のアイテムを売りつけることもある。 甘崎
アノラック・ゲーム
【あのらっく-げーむ】
 オアシス内でジェームズ・ハリデーの遺産を巡るゲーム。広大なフィールドの中で三つのイースター・エッグを見つけなければならず、三年間誰も見つけることが出来なかった。 甘崎
アルテミス
【あるてみす】
 サマンサのアバター名。 甘崎
EM−1レールガン
【いー-えむ-わん-れーる-がん】
 『イレイザー』に登場した小型レールガン。 甘崎
イーグル5号
【いーぐる-ご-ごう】
 キャンピング型宇宙船。 甘崎
イースター・エッグ
【いーすたー-えっぐ】
 ゲームや映画の中に作者が故意に紛れ込ませたメッセージやキャラクターのこと。 甘崎
インターセプター
【いんたーせぷたー】
 『マッドマックス』に登場したマックスの車。レースで鉄球に当たって横転した。 甘崎
ウェイド
【うぇいど】
 ウェイド・オーウェン・ワッツ。現実世界では叔母のトレーラーハウスに居候させてもらっている高校生。オアシスのゲームプレイヤー。最初にジェームズ・ハリデーの残した一つ目のイースター・エッグを手に入れたことにより、ジェームズの遺産争奪戦の最前線に出ることとなる。 甘崎
エイチ
【えいち】
 アバター名ヘレンのリアルネーム。 甘崎
X−WING
【えっくす-うぃんぐ】
 『スター・ウォーズ』シリーズに登場する戦闘機。ナイトクラブに向かうシーンに登場する。 甘崎
エッグ・ハンター
【えっぐ-はんたー】
 オアシス内のイースター・エッグを探す者たちのこと。 甘崎
オアシス
【おあしす】
 天才的プログラマーであるジェームズ・ハリデーによって作られたVRゲーム。自由度が非常に高く、仮想現実のような世界観が特徴。この中にはジェームズが隠したとされる三つのイースター・エッグが存在する。 甘崎
オジュヴォックスの天球
【おじゅう゛ぉっくす-の-てんきゅう】
 アイロックが見つけてきたバリアアイテム。これを使用すると、広範囲にわたってプレイヤーを閉め出すことが出来る。 甘崎
オプティマス・プライム
【おぷてぃます-ぷらいむ】
 トランスフォーマーに登場するオートボットリーダー。最終決戦でシルエットが見える。 甘崎
骸骨剣士
【がいこつ-けんし】
 『アルゴ探検隊の大冒険』に登場する7人の骸骨剣士。 甘崎
金田のバイク
【かねだ-の-ばいく】
 『AKIRA』に登場する金田が乗っていたバイク。アルテミスが乗っている。 甘崎
ガンター
【がんたー】
 エッグハンターを行っているアバターの総称。 甘崎
ガンダルフ
【がんだるふ】
 『ロード・オブ・ザ・リング』シリーズに登場する魔術師。ナイトクラブに登場した。 甘崎
K.I.T.T.
【きっと】
 パーシバルのデロリアンに付けられている音声ナビゲーター。元ネタは「ナイトライダー」のナイト2000から。 甘崎
キャットウーマン
【きゃっと-うーまん】
 バットマンに登場するヴィラン。ここでの姿は原作に近いデザインになっている。 甘崎
クラーク
【くらーく】
 クラーク・ケント。スーパーマンの変装した姿で、パーシバルが同じ眼鏡をかけて変装する。 甘崎
クリスティーン
【くりすてぃーん】
 真っ赤な一九五八年型プリマス・フューリー。映画『クリスティーン』から。 甘崎
グレムリン
【ぐれむりん】
 『グレムリン』に登場するモンスター。ゲーム内モンスターとして登場する他、オジュヴォックスの天球が入っていた箱はモグワイが入っていた箱と同じ。 甘崎
サイクロプス
【さいくろぷす】
 『シンドバッド七度目の航海』に登場した一つ目の巨人。 甘崎
サマンサ
【さまんさ】
 サマンサ・イヴリン・クック。アルテミスの本名。過去企業戦争に巻き込まれた両親がIOI社によって見捨てられたことから、IOIを憎むようになった。 甘崎
ジェイソン
【じぇいそん】
 『13日の金曜日』に登場する殺人鬼。 甘崎
ジェームズ
【じぇーむず】
 ジェームズ・ドノヴァン・ハリデー。VRゲーム“オアシス”の創造主。3年前に亡くなったが、自分の後継者を決めるイースター・エッグをオアシス内に埋め込んでいた。 甘崎
ショウ
【しょう】
 ゾウの本名。中国系の子ども。 甘崎
スポーン
【すぽーん】
 コミック「スポーン」主人公。 甘崎
聖なる手榴弾
【せい-なる-しゅりゅうだん】
 パーシヴァルが最終決戦で使用した手榴弾。『モンティ・パイソン・アンド・ホーリー・グレイル』から。 甘崎
セレニティ号
【せれにてぃ-ごう】
 『ファイヤーフライ 宇宙大戦争』に登場する宇宙船。最終決戦に登場。 甘崎
ゾウ
【ぞう】
 ショウのアバター名。成人男性の姿。 甘崎
ソニック
【そにっく】
 ソニック・ザ・ヘッジホッグ。最終決戦で登場する。 甘崎
ダイトウ
【だいとう】
 トシロウのアバター名。三船敏郎がモデルとなっている。 甘崎
チャッキー
【ちゃっきー】
 『チャイルド・プレイ』に登場する意思を持った人形。最終決戦で投げつけて使用した。 甘崎
ティラノサウルス
【てぃらのさうるす】
 スピードレースの中に登場するお邪魔キャラの巨大な恐竜。元ネタは『ジュラシック・パーク』(1993)。 甘崎
デスストローク
【です-すとろーく】
 「バットマン」に登場するヴィラン。本作では漫画版の姿で登場する。 甘崎
デロリアン
【でろりあん】
 『バック・トゥ・ザ・フューチャー』(1985)から。パーシヴァルの愛機で、ボンネットには人工知能K.I.T.Tを示すライトが埋め込まれている。 甘崎
トシロウ
【としろう】
 オアシスでのアバター名ダイトウ。日本人のゲーマー。 甘崎
トライポッド
【とらい-ぽっど】
 宇宙戦争(2005)に登場した三本脚の宇宙船。 甘崎
トランザム
【とらんざむ】
 『トランザム7000』に登場する主人公バンディットの愛車。1977年型ポンティアック・ファイヤーバード。最初のレースに登場したが、あっという間にクラッシュした。 甘崎
ノーラン
【のーらん】
 ノーラン・ソレント。IOI社長。オアシスを会社のものにしようと全社を挙げてイースター・エッグ探しを命じる。 甘崎
パーシヴァル
【ぱーしう゛ぁる】
 ウェイドのオアシス内アバターの名称。ウェイド本人を模した青年姿のアバター。 甘崎
ハーレイ・クイン
【はーれい-くいん】
 『バットマン』に登場するヴィラン。映画版ではなくゲーム版に近い姿で登場。 甘崎
バットマン
【ばっと-まん】
 オアシスのあちらこちらで登場する。怪鳥人間から最新版まで様々な姿で登場する。 甘崎
バットモービル
【ばっと-もーびる】
 「怪鳥人間バットマン」におけるバットマンの愛車。最初のレースに出場したが、途中で転倒退場。 甘崎
パルスライフル
【ぱるす-らいふる】
 『エイリアン2』で登場した銃。 甘崎
バンブルビー
【ばんぶるびー】
 トランスフォーマーに登場するオートボット。最終決戦で戦いに参加している。 甘崎
フレディ
【ふれでぃ】
 『エルム街の悪夢』に登場する悪魔的人物。 甘崎
ベテルギウス
【べてるぎうす】
 『ビートルジュース』に登場したトリックスター。 甘崎
ヘレン
【へれん】
 ヘレン・ハリス。エイチのアバター。アイアンジャイアントの姿を取れる。 甘崎
マービン
【まーびん】
 マービン・ザ・マーシャン。「ルーニー・テューンズ」に登場する火星人。冒頭にうろうろしていた。 甘崎
マッハ号
【まっは-ごう】
 『スピードレーサー』に登場したスポーツカー。 甘崎
ミュータント・タートルズ
【みゅーたんと-たーとるず】
 最終決戦に四揃って登場。ノーランの手のものと戦った。 甘崎
メカゴジラ
【めか-ごじら】
 最終決戦でノーランが呼び出した巨大アバター。ディテールは『ゴジラVSメカゴジラ』のもの。 甘崎
レックス
【れっくす】
 レックス・ルーサー。「スーパーマン」のヴィラン。 甘崎
ロトニー
【ろとにー】
 『グーニーズ』に登場した悪人。 甘崎
ロボコップ
【ろぼ-こっぷ】
 オリジナル版の『ロボコップ』のキャラ。 甘崎
名称
【】
  甘崎