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2011 ショーン・レヴィ(監) |
人間に代わって高性能のロボットたちが死闘を繰り広げるロボット格闘技の時代がやってきた。それまでボクシングに命をかけてきたチャーリー・ケントン(ジャックマン)は、戦う場所を求め、ロボット格闘家へと転身した。だが乱暴な操作でロボットを次々に壊し借金まみれになってしまう。そんなある日、急死した別れた妻との間の11歳の息子マックス(ゴヨ)が現われる。マックスは裁判によって里親に引き取られることになるが、しばらくの間チャーリーとマックスは二人暮らしをすることになる。そんなある日、マックスがゴミ置き場でスクラップ同然の旧式ロボット"ATOM"を発見する。小さくてオンボロのATOMだったが、彼には特別な能力が備わっていた… 2011年最後に劇場で観た作品。正直これトレーラー観ただけであざとさが分かってしまったので、あんまり魅力は感じられなかった。 本作のトレーラーは物語そのものをフローで表したもので、実際中身もトレーラーで観たものそのまんまで展開する。身勝手なロボットトレーナーが、捨てたはずの息子を引き取ることになり、さらに未知の力を秘めたロボットを偶然拾うことによって生きる意味を見つけていく。結局これはハリウッド作品で昔からある定番を焼き直しただけで、それにロボット格闘技という新味を加えただけの作品とも言えるし、事実その通りの物語が展開していく。普通考えて『オーバー・ザ・トップ』か、かなり上手く作って『チャンプ』の二番煎じにしかならない。 で、そんな皮肉を言う私自身がいそいそと劇場まで足を運んだのは、こういうベタな家族再生物語が見事なまでに私のツボだったという一事である。これ以上もこれ以下も理由はなく、トレーラーを馬鹿にしつつ、あのトレーラーだったから観に行ったという、どうしようもない理由である。どうにも「親子の再生物語」にはツボ押されまくるもので… それで、本作には心地よく裏切られた。確かに物語のフローは『チャンプ』だったかもしれないが、演出や細かいところはむしろ『ロッキー』に近く、挫折を繰り返し続けた男が誇りを取り戻す物語が心地よく心に入ってくる。 なにもかも失っても、誇りだけは捨てられない男が、周囲からどんなに馬鹿にされてもその誇りで生き抜こうとする姿はやっぱり格好よく映るものだ。 この物語のおもしろさは、壁を乗り越えてプライドを守り、そこで自分自身を取り戻すという構造なのだが、それが二つあるということになる。一つはロボットトレーナーとして、夢見るチャンピオンとの対決だが、もう一つ、彼は元々ボクサーであり、その夢が破れたからロボットトレーナーをしていたという点。トレース機能を持ったアトムというロボットを手に入れることによって、彼はロボットトレーナーとしてだけでなく、ボクサーとしての誇りを同時に取り戻したのだ。二重に誇りを取り戻し、さらにこどもの心を掴む。大人の男として一番ほしいものを、彼は手に入れているのだから。 なによりその姿に自分自身を重ねることができたのが一番よかったところだ。少なくとも大人が観ていて、これはうまいこと自分自身の弱さと強さを見させられるように作られているため、大人もこどももきちんと楽しむことが出来る。 そんな意味では、プログラムムービーとしては、予想以上のスマッシュヒットと言えよう。 ところでジャックマンは見事に体作ってきたな。自堕落な生活してる主人公演じるのにあんなに引き締まった体作る必要はなかったと思うんだが。さらに劇中あんなモロ肌脱ぐ必要もないし…ひょっとしてこれって「俺はまだウルヴァリン演るぞ」という意思表示? |
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Cinefex No.24 日本版 -リアル・スティール- |
アトム | → | REALSTEEL ATOM (リアル・スティール アトム) | ||
【あとむ】 | ||||
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アンブッシュ | → | |||
【あんぶっしゅ】 | ||||
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ゼウス | → | |||
【ぜうす】 | ||||
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タク | → | |||
【たく】 | ||||
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チャーリー | → | |||
【ちゃーりー】 | ||||
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ツインシティーズ | → | |||
【ついん-してぃーず】 | ||||
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デブラ | → | |||
【でぶら】 | ||||
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ノイジーボーイ | → | ||||
【のいじー-ぼーい】 | |||||
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ファラ | → | |||
【ふぁら】 | ||||
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ブラックサンダー | → | |||
【ぶらっく-さんだー】 | ||||
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ベイリー | → | |||
【べいりー】 | ||||
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マックス | → | |||
【まっくす】 | ||||
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ミダス | → | REAL STEEL MIDAS (リアル・スティール ミダス) | ||
【みだす】 | ||||
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メトロ | → | |||
【めとろ】 | ||||
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リッキー | → | |||
【りっきー】 | ||||
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名称 | → | |||
【】 | ||||
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2013年 ジョセフ・コシンスキー(監) |
60年前。地球は未知の生命体スカブによって侵略を受けた。人類は勝利を収めたものの、荒廃した地球を捨て、タイタンへの移住を余儀なくされてしまった。そのためのエネルギーを得るために海水の採取が行われ、それを監視するためジャック・ハーパー(クルーズ)とヴィクトリア・オルセン(ライズボロー)の二人が地球に派遣されていた。スカブの生き残り掃討を無人機に任せたまま、ポッドの修理をしながら暮らす日々を送っていたのだが、そんなある日、宇宙船の墜落を目撃したジャックはその現場に向かうのだが… 『トロン:レガシー』の監督コシンスキーはグラフィック・ノベルの原作もしており、それで描いていた「オブリビオン」を、自ら監督することとなった。 本作は明らかに原作付きの作品であることはよく分かる。物語自体は単純だが、ちゃんと伏線と結果が合致しているし、何よりほとんど説明をせずに物語を作っているのがたいしたものだ。実は本作で一番感心したのがその点。 どんな面白い作品であっても、説明がグダグダ続くと興ざめとなる。だが日常生活とは切り離されているSFにおいては説明は不可欠。この兼ね合いが難しい。 そのために様々な方法が使われるのだが、その中では最初に説明はせずに、物語が展開して行くにつれ、徐々に登場人物の口から語らせるようにさせるのが一番となる。 この作品でも、ちょっとそれはあるものの、基本は映像のみで物語と設定を見せるという高度な方法を貫いた。脚本がしっかりしているお陰なのだが、それでも映像のみでの説得力に溢れた演出は凄い。 そして説明不足だからこそ、こちら側が推測する部分が増え、物語を堪能出来る。 そしてもう一点。 伏線を持つ作品として面白いのは、常に「真実は目の前にある」状態に置いた状態で、主人公だけはそれに気がついてないと言う状況に置くこと。そのために様々な妨害を主人公の前に置くことになるのだが、この作品の場合は、何かが起ころうとする度に無人機であるドローンがジャックの目の前に現れる。それは時に故障として、時に主人公を妨害するものとして。このアイテムの絶妙な用い方が本作の肝だ。ある意味、『トゥルーマン・ショー』(1998)でエド・ハリス演じるクリストフのような存在だが、これが物言わぬ機械というのが面白い。最初に登場したときは、実に頼りがいのある仲間のような存在だが、中盤になってくると、融通の利かない機械の塊にしか見えなくなり、後半になると明確な敵となる。だが、実はドローンそのものは全く存在を変えてはいない。変わったのはジャックの側だった。彼が経験を積み、様々なものを知っていく事で、ドローンを見る目も変わってくる訳だ。 全く変わってないのに、視点の変化でこれだけ多彩な側面を見せてくれるドローンの姿にこそ本当の面白さが隠されている。最初観た時、あの口のように見える部分で「わあ、ザルドスみたい」と思ったが、実はオリジナル以上に存在感があったのが嬉しかった(『未来惑星ザルドス』(1974)では、単なる輸送機だったもんなあ)。 緻密などんでん返しの驚きと、ドローンのお茶目さがあったから、物語の強引さについては不問としよう。なんかオチがすっきりしないけど。 |
ヴィクトリア | → | |||
【う゛ぃくとりあ】 | ||||
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ジャック | → | |||
【じゃっく】 | ||||
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ジュリア | → | |||
【じゅりあ】 | ||||
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スカイタワー | → | |||
【すかいたわー】 | ||||
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スカヴ | → | |||
【すかう゛】 | ||||
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テット | → | |||
【てっと】 | ||||
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ドローン | → | |||
【どろーん】 | ||||
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バトルシップ | → | |||
【ばとるしっぷ】 | ||||
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マルコム | → | |||
【まるこむ】 | ||||
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名称 | → | |||
【】 | ||||
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2013年 ギャヴィン・フッド(監) |
かつて昆虫型異星人フォーミックの襲撃を受けた地球は、辛くも撃退に成功し、第二次侵攻に備えて世界中から優れた少年兵士たちが防衛軍ベースキャンプのバトルスクールへと集められた。そんな中に司令官グラッフ大佐(フォード)の期待を受けた少年エンダー(バターフィールド)がいた。着実に指揮官として成長していくエンダーだったが… かつて幾度も映画化の話が出ては立ち消えになっていた古典SFの傑作が、ようやくの映画化。この小説読んだのは今から20年近くも前だったと思うけど、確かにこれはとても面白い作品だった(続編読みたかったんだけど、未だにそれが叶ってない。今更気がついた)。 でも、これって映画にするには難しい素材じゃないかな?特に後半の視覚的な演出は映像化すると陳腐化しそうだ。それになにより、古典だけあって、この作品のファンは多い。それを納得させるのは骨だぞ。私自身にもこの小説には結構思い入れがあるし。 …しかし、だからこそ観ないわけにはいくまい。と、実は結構楽しみにもしていたのも確か。 ところで、この手の固定ファンの多いSF作品は、作るのが難しいだけじゃなくて、時としてとんでもない化け方をするものも“まれには”存在する。例えばスコットの『ブレードランナー』(1982)が代表だが、リンチの『砂の惑星』(1984)や、ヴァーホーヴェンの『スターシップ・トゥルーパーズ』(1997)や『トータル・リコール』(1990)なんかも“化けた”内の一つだ。原作ファンからは無茶苦茶叩かれたが、カルト的な人気を得ている。 正直、本作はそう言った作品として仕上げて欲しかった。それが私の希望。 で、出来だが、残念ながら、これは私の観たかったものじゃなかった。作品として概ねは“無難”そのもの。「おお!」と驚く部分もないし、枝葉部分ではとにかく抜けが多い。一本の物語としてはすっきり作られてはいるけど、本来の小説の持つ良さをことごとく無視してた。 ここまで引っかかりのない無難な物語を観たかった訳じゃないんだけどなあ。 で、本作で観たかった自分なりの“こだわり”というものを考えてみると、いくつも出てくる。 第一に、エンダーの兄ピーターと姉ヴァレンタインの描写。小説でも本筋の物語にそんなに係わってる訳ではないので、敢えてそれを切ったとは理解出来るのだが、何故エンダーがこの世界に生まれたのか。そして実はエンダー以上に能力を持つ二人が何をしているのか?小説ではその辺もしっかり描かれているので、ちょっと匂わすくらいのことはしてほしかった。特にピーターはこの描写では単に暴力的なだけの男になってしまってる。 第二に、無重力ゲームでエンダーが絶対的な勝者になれたのは、最初に自分の脚をあぐら状態で固定し、それを盾にするという戦術から始まるのだが、そこが一切なかったこと。大好きなシーンだけに、これがカットされたのは寂しい。 第三に、そして一番の問題点。最後の“ゲーム”だが、あれは元々ラッカムと将棋のようなやりとりをしているとエンダーに思わせる部分が必要。一応言葉で説明はしているが、あの描写だと、そのままフォーミックと戦ってるようにしか見えない。見栄えを優先させた結果と思うけど、そのために本来落とすべきどんでん返しを放棄してしまった。 これらは一体映像化されたとき、どんな感じになるんだろうか?と、いくつかのこだわりを持って「ここだけは観てみたい」と思ってたものをことごとく覆されると、流石に呆れてしまう。 風呂敷サイズの物語がハンカチ以下の小ささにまとまってしまうと、どれだけ虚しい気持ちになるのかという一つの例とも言える…でもまあ、あの『デビルマン』とか言う、作品の評価そのものを変えてしまうほど酷いものではないけど。 |
アーライ | → | |||
【あーらい】 | ||||
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ヴァレンタイン | → | |||
【う゛ぁれんたいん】 | ||||
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エンダー | → | |||
【えんだー】 | ||||
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グウェン | → | |||
【ぐうぇん】 | ||||
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ダップ | → | |||
【だっぷ】 | ||||
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ディンク | → | |||
【でぃんく】 | ||||
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ドラゴン隊 | → | |||
【どらごん-たい】 | ||||
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バーナード | → | |||
【ばーなーど】 | ||||
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ハイラム | → | |||
【はいらむ】 | ||||
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バトルスクール | → | |||
【ばとる-すくーる】 | ||||
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ピーター | → | |||
【ぴーたー】 | ||||
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ビーン | → | |||
【びーん】 | ||||
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フォーミック | → | |||
【ふぉーみっく】 | ||||
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ペトラ | → | |||
【ぺとら】 | ||||
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メイザー | → | |||
【めいざー】 | ||||
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名称 | → | |||
【】 | ||||
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2014年 カール・リンシュ(監) |
浅野家によって代々治められてきた平和な地赤穂藩。天狗に育てられたと噂される出自の分からぬ異人カイ(リーヴス)も他のサムライからは蔑まれつつも、自分を拾ってくれた浅野家のために仕えていた。そんな折、時のショーグンである徳川綱吉が赤穂の地を訪れる事となり、大石内蔵助(真田広之)を筆頭とする家臣達はその受け入れに大忙しだったが、その混乱に乗じて隣藩の藩主吉良上野介(浅野忠信)は妖術使いを赤穂家に忍ばせ、浅野内匠頭(田中泯)を惑わせ、ショーグンがやってきた当日、内匠頭に自らを襲わせる茶番を演じさせる。その結果、赤穂藩は取りつぶしとなり、内匠頭は切腹、内蔵助は一年間の蟄居を命じられることとなった。そして一年後、蟄居を説かれた内蔵助は、この国を乗っ取るため吉良上野介が浅野の娘ミカと結婚する事を知らされる。それを防ぐべく、内蔵助は浪人となった元家臣達を大急ぎで呼び集める。その中には奴隷として売られてしまったカイの姿もあった… 2008年。ハリウッドからおかしなニュースが飛び込んできた。なんでもハリウッドがその総力を結集し、忠臣蔵を作る。その主役にキアヌ・リーヴスを抜擢した。というものだった。 このニュースを聞いた、少なくとも私の感想は「爆死決定」。丁度同時期に「ドラゴンボール」がハリウッドで作られるというニュースもあって、「一体どっちが酷い?」と言う程度の関心しか持てなかった。 そして翌年、予想に違わず『DRAGONBALL EVOLUTION』(2009)は大爆死。だが肝心の『忠臣蔵』はお蔵入りとなったと聞くことになる。ここまで失敗確定の企画だから、やっと正気に戻ったか、と思っていたのだが… まさかそれが水面下で作られ続け、しかもちゃんと公開まで持って行けるとは全く予想も付かなかった。いやもう、よくこれ完成までこぎつけたもんだ。 ただ、作品としてどうか?と言われると、最初の予想であった「大爆死」とまではいかない作品だったとは思う。仮に本作を忠臣蔵をベースにしていない作品として観る場合、日本人が沢山出てくる、エセ日本を舞台としたSFチャンバラとして観る分には、そこそこ観られるし、金ばかり遣った割には出来のあまりよろしくないB級SF作品くらいのレベル。 …それは良かったのだろうか?それとも悪かったのだろうか?そこは難しいところだと思う。 『DRAGONBALL EVOLUTION』位にまで行ってれば、大爆死は大爆死でも、人の口に上る頻度は高いし、「カルト作」と言われることだってある。あるいは「あの作品と較べてさえ酷い」という形容詞として使われる事も出来る。 本作の問題点は、そこにすら達してない作品自体の薄さである。 CGの使い方や、キャラの良さ、剣劇、どれを取ってもそこそこ悪くなく、パートパートは観られる。だけど、それが合わさった時、とんでなく「無個性」になってしまった。 普通、この手の作品はこれだけ無茶苦茶やったら、個性出まくりになるはずなんだけど、とんでもなく薄い。逆にそれが凄い。これほど「忠臣蔵」を薄く演出できるとは思ってもみなかった。これに比肩できるのはペーターゼン監督の迷作『トロイ』(2004)くらい。本当に、作品として語るべき部分がなにもない。個々の活劇シーンはそれなりに悪くないが、そのほとんどが必然性がなく、流れでとりあえずここに活劇置いておけばいいという程度。更に主人公のカイの居場所を見つけるのが本作の目的の一つであるはずなのに、リーヴスという無表情な人間を主役に抜擢したために全く何考えてるのか分からず、主人公としてあまりに存在感なさすぎ。それをフォローすべき周囲の日本人俳優も数ばかり多くなって個性を出せず、一人真田広之だけが奮戦するという、観ていて痛々しい描写。 正直に言えば、監督の力量があまりに不足しすぎていたとしか。爆死さえできないネタ映画は悲しすぎる。 ツッコミ所すらあんまり言う必要は無いだろうけど、とりあえず。この舞台となる赤穂藩は兵庫県。隣の藩とされる吉良の上野国は群馬県(どんだけ広い領地なんだ?)。カイが売られた出島は長崎県。これらの藩に瞬間移動出来ることから、きっとこの世界はどこでもドアが実用化されているに違いない。 |
赤穂藩 | → | |||
【あこう-はん】 | ||||
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浅野内匠頭 | → | |||
【あさの-たくみ-の-かみ】 | ||||
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磯貝 | → | |||
【いそがい】 | ||||
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大石内蔵助 | → | |||
【おおいし-くらのすけ】 | ||||
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大石主税 | → | |||
【おおいし-ちから】 | ||||
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大石リク | → | |||
【おおいし-りく】 | ||||
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カイ | → | |||
【かい】 | ||||
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吉良上野介 | → | |||
【きら-こうずけのすけ】 | ||||
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天狗 | → | |||
【てんぐ】 | ||||
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徳川綱吉 | → | |||
【とくがわ-つなよし】 | ||||
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間 | → | |||
【はざま】 | ||||
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芭蕉 | → | |||
【ばしょう】 | ||||
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原 | → | |||
【はら】 | ||||
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堀部 | → | |||
【ほりべ】 | ||||
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ミカ | → | |||
【みか】 | ||||
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ミヅキ | → | |||
【みづき】 | ||||
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安野 | → | |||
【やすの】 | ||||
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名称 | → | |||
【】 | ||||
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2014年 ダグ・リーマン(監) |
近未来。地球はギタイ(Mimics)と呼ばれる宇宙からの侵略者によって滅亡の危機に直面していた。既にヨーロッパの大部分は侵略され、人類は圧倒的不利な立場に置かれていたが、小型パワードスーツの投入と、一人の英雄リタ・ヴラタスキ(ブラント)の活躍によって、なんとか押しとどめることが出来た。この好機に人類統合防衛軍は大規模な殲滅作戦を計画していたが、その中には将軍を怒らせてしまい、歩兵として最前線に送り込まれたウィリアム・ケイジ少佐(クルーズ)の姿があった。戦いに関しては完全に素人のウィリアムは、待ち受けていたギタイの大軍勢によってあっという間に殺されてしまうのだが、その際ギタイの体液を浴びることによって、彼は死ぬと同時に記憶のみが出撃全日に戻されてしまうというタイムループに巻き込まれてしまっていた… 日本の作家桜坂洋によるSFノベル「All You Need Is Kill」を原作としたハリウッド映画作品。この作品が発売された時は非常に評論家受けが良く、2000年代ライトノベルの代表作の一本と言われている。内容の派手さ故に、日本で作られるならばアニメ意外にはないだろうと言われていたが、それが実写化。しかもハリウッドによるものということで、拍手をもって受け入れられた。 それで本作の出来としては、実によく出来た作品だった。 一口にハリウッド映画と言っても、それは配給がメジャー会社だからというだけで、そのメジャー会社に売り込むのは様々な制作会社となる。中には大きな会社で巨額な制作資金を使っているものもあれば、制作費そのものはそこそこだが、その代わりアイディアで持っていく作品もある。 特にSFを主題にした作品に関しては、2000年代に入ってその差異がかなり激しくなってきたような感じもあるのだが、極端な大作映画にこっそり隠れるように、低予算で良いアイディアに立ったSFが時折作られているのは、SF映画好きにとっては結構嬉しいこと。CGの発達によって、これまでとても手のかかっていた描写が比較的安価に作れるようになってきたので、アイディア作品もきちんと見栄えするようになってきた。 私はそのどちらも嫌いじゃないけど、やっぱり見栄えを重視する大作映画よりも、アイディアでがんばる小品の方を応援したくなる。 ただ、この流れも少し変わってきているようにも思える。ちょうど昨年、クルーズの『オブリビオン』(2013)が、大作予算を使いながら、かなり物語と設定重視になっており、そのバランスの良さに唸らされたものだが、本作もその流れを受け継いでいるようだ。 予算はしっかりかけていながら、決して物語を疎かにしない。見た目よりも物語と設定で勝負をかけると言った風情があって、これはこれでとてもおもしろい。特にループものの作品を作る場合、構造的に見た目を派手にしにくい弊害があるので、それを無理に見栄えに持って行かず、ストーリー重視の姿勢を貫いたのは評価に値する。 ループものは割と好んで使われる素材ではあるが、この特徴は、短いストーリーを矢継ぎ早に繰り返させ、それを大きな物語へと作っていくこと。 結構慎重にやらないと訳が分からなくなってしまいがちな素材なため、話は割と単純化されやすい。実際原作は混乱を避けるためか、かなりシンプルな物語構成となっていたのだが、それに対しても挑戦が見られて面白い。 それは、同じ一日を繰り返す内、目的が見えてきて、その目的にいかに効率よく到達するか。この構造を、一度挫折させてみたことに現れているだろう。特にアクションゲームをやってる時は、何度も同じ所で死んでみて、その度にいくつもの攻略方法を考え、それがツボにはまって成功した時にガッツポーズ取るというものだが、本作の前半はその通り。ギタイの本体がドイツにいると分かって、いかにしてイギリスからギタイの支配するドイツへと行くか。何度も何度も失敗しては、それがようやく成功した。 ここで物語は終わっても良かったのだ。 だが、それはギタイ本体の張った罠であり、正攻法ではこのミッションがクリア出来ないと知らされた時の絶望感と徒労感を演出してみせた。 これがゲームであれば「無理」と断じて放り投げることが出来るが、それが出来ない時にはどうする?と突きつけられてくる。 ループに巻き込まれてしまっている以上、逃げることも出来ない(物語の初期段階でそれが無理という提示がされているのも細かい演出だ)。なんせ諦めようにも諦められないのだから。新しい方法でギタイの侵略を食い止めねばならない。 私が本作で何よりも評価するのはまさにこの部分。真っ正面からは突破出来ないものを前に、それでも進まねばならないと知らされた時、人はどんな反応をするか。この部分が重要なのだ(その演出が至極あっさりしていたのがちょっと残念だけど)。 その後搦手を含め、現状出来る最善手を探していくのだが、このままでは戦いの描写が無いだけで、前半と何も変わりがない。ここで最初にリタが言った、「多量の輸血を受けると能力を失う」という設定が生きてくる。後一回死ねば終わるという状況で、新たな困難なミッションをさせる必然性をここでつくり上げた。このへんの気配りが小憎らしいほど上手い。低予算作品の良さってものがここでしっかり出来てるし、最後の戦いの過剰演出もこれあってこそ。 と、言うことで、本作は大作と低予算のそれぞれ良いところをうまく組み合わせた好作と言って良い。満足度はとても高かった。 物語の性質上、演出があっさりしていて食い足りないところとか、キャラの掘り下げが足りないとかもあるが、それはないものねだりってところだろう。 最終的に本作の評価をちょっと下げたのは、御年50に届こうというトム・クルーズに主役張らせるのは無理があるという部分だな。もうちょっと若くて集客力ある役者がいればそれに越したことはないのだが…あ、ラブーフがいたな。 |
アルファ・ギタイ | → | |||
【あるふぁ-ぎたい】 | ||||
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ウィリアム | → | |||
【うぃりあむ】 | ||||
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オメガ・ギタイ | → | |||
【おめが-ぎたい】 | ||||
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カーター | → | |||
【かーたー】 | ||||
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ギタイ | → | |||
【ぎたい】 | ||||
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キンメル | → | |||
【きんめる】 | ||||
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グリフ | → | |||
【ぐりふ】 | ||||
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クンツ | → | |||
【くんつ】 | ||||
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J部隊 | → | |||
【じぇい-ぶたい】 | ||||
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スキナー | → | |||
【すきなー】 | ||||
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ナンス | → | |||
【なんす】 | ||||
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ファレウ | → | |||
【ふぁれう】 | ||||
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フォード | → | |||
【ふぉーど】 | ||||
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ブリガム | → | |||
【ぶりがむ】 | ||||
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ミミック | → | |||
【みみっく】 | ||||
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リタ | → | |||
【りた】 | ||||
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名称 | → | |||
【】 | ||||
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2015年 クリストファー・ノーラン(監) |
近未来。地球は異常気象と次々に引き起こされる植物の枯死によって人類は滅亡の危機にあった。元宇宙飛行士で農場を経営しているクーパー(マコノヒー)は、娘のマーフの部屋で起こる怪現象を目にしていた。それが何者からのメッセージではないかと気づいたクーパーはマーフと共に、そのコードが示す座標へと向かうのだが、そこはなんと壊滅したはずのNASAの秘密基地であり、そこで彼を迎えたブランド教授(ケイン)は、クーパーに、人類の生き残りをかけた危険な任務を依頼する。 過去から現代にかけ、連綿と作られ続けてきた、そして作り続けられてくるだろうSF映画。夢を描く映画という素材にはぴったりのジャンルだが、一括りにSFと言っても、様々なものがある。 最も多いものはアクション映画の延長にあるもので、基本的に単純明快なストーリーと、手に汗握る冒険を演出するというもの。これはこれでいくつもの名作を生み出してきている。 だから一概にSF映画というと子ども向きアクション映画と直結されることが多いが、それだけに留まる訳ではない。いや、そもそもSFとは現実から離れた設定の多様性と、その超現実の中で展開される物語こそが醍醐味であるので、そちらの方を主体にした物語もある。上手い映画はアクションを程よく取り入れつつ、その設定を活かそうとする。スピルバーグが常に目指していたのはそういった、エンターテインメントでありながらちゃんと設定としても、物語としても完成度の高い作品でもあるのだ。 だから、割合はそう多くないかもしれないが、量産されるSFアクションの中で、それがしっかり活かされているものもちゃんと存在する。 ただ、SFの中には、更にそれらとはちょっと違った境地に立ったものも存在する。 映画ではなく小説の方では、SFは60年代70年代という時代を経て、ハードSFと言われる非常に観念的な作品が描かれるようになっていったが、それに合わせるように、映画の方でもかなり観念的なSF作品というものが作られるようにもなっていった。その代表と言えるものが『2001年宇宙の旅』(1968)と言うことになるだろう。他にも、例えば『バーバレラ』(1967)とか、『惑星ソラリス』(1972)や『ストーカー』(1979)、ちょっと毛色は違うかも知れないけど『惑星ザルドス』とか、時代時代にいわゆるカルト作品と呼ばれるようになる観念的な作品がいくつか作られるようになっていった。そしてこの手の作品は色々批判されていても、今も多くのファンを持っている。 そしてノーラン監督が新しいSF作品を制作するにあたって選んだのが、観念的な物語であったのは非常に面白い。 思えば、ノーラン監督の出世作であり原点となった『フォロウィング』であれ『メメント』であれ、かなり観念的なものとして作られていたし、SF作品だった『インセプション』も結構観念的なものだった。この手の作品は監督の得意とする…いや、作りたかったものなのだろう。 その上に立って本作を見てみよう。 本作の場合は、当初はディストピアもの、あるいはエクソダスものと思わせておいて、冒頭部分に置かれた伏線を回収するために超次元世界を出すという形を取っている。誰も見たことのない世界を映像化するわけだから、この部分は観念化せざるを得ず、その部分が本作の非常に特徴だったところになっているのは確か。そして多分、あの超次元的描写こそが一番撮りたかったところなんじゃないかとも思っている。それが上手く行ったかどうかはともかくとして、観念的でありつつ、ちゃんと視聴者に理解できるように作られているし、広げた風呂敷を畳むために使った観念的描写がきちんと物語のオチとしての機能を果たしている。 SF的な用語や小物(特にTARSやCASEの存在感)も、敢えて難しくしないよう出来る限り平易なものを用いている小技も素晴らしい。これだけ小難しい題材を、きちんとヒットできるよう緩急織り交ぜた演出も冴える。 そのため、全般的に本作の好感度は高い。 ただ、全般的に本作を観てみると、なんとなくいろんな映画のつぎはぎって印象もある。作品の端々に『2001年宇宙の旅』とか『コンタクト』から来てるとしか思えない部分もあったり、日本のアニメの影響も結構強そうだし(『トップをねらえ!』と『ほしのこえ』(2002)っぽいところが散見されたり)、TARSやCASEは『2001年宇宙の旅』のHALと『サイレント・ランニング』(1972)のロボットから。何よりタルコフスキーっぽい描写がやたら多いな。そりゃ本作の先駆的作品とも言える『惑星ソラリス』の影響も強いけど、『鏡』(1974)や『ノスタルジア』(1983)、『サクリファイス』(1986)からも結構な引用が感じられる(すげえ関係ないけど、あの氷の惑星での格闘はカーペンターの『ゼイリブ』(1988)じゃね?とか思った瞬間かなり気分的に醒めた)。それと物語のメインはいろんなSF小説からだろう。特にクラークの「2001年」や「幼年期の終わり」の影響は多いようだが、「タウ・ゼロ」や「メトセラの子ら」など、数多くのSF小説が引用されているようだ。でも一番引用が大きいのは星野宣之の漫画「2001夜物語」なんじゃないかな?その辺の描写がちょっと気になってしまって、集中できなかったかな? あと、超次元的な描写を盛り込み、そこから得られた叡智が人類を救うことととなった訳だが、それ以前の冒険とかが全部ひっくり返されてしまったのが虚しい。偶然ワームホールに入り込んでしまっただけで全てが解決されるなら、それ以前の物語は、たまたまそこに至る意味のない道筋になってしまう訳だから。そんな意味では寄り道が長すぎるよな。最初と最後をつなげるストーリーに意味をもたせるんだったら、途中の無意味な冒険譚も、某かの意味をラストに持たらせてほしかった。 |
アメリア | → | |||
【あめりあ】 | ||||
|
エンデュランス | → | |||||||
【えんでゅらんす】 | ||||||||
|
ガルガンチュア | → | |||
【がるがんちゅあ】 | ||||
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CASE | → | |||
【けーす】 | ||||
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氷の惑星 | → | |||
【こおり-の-わくせい】 | ||||
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ジョセフ | → | ||||||
【じょせふ】 | |||||||
|
TARS | → | |||
【たーす】 | ||||
|
テサラクト | → | |||
【てさらくと】 | ||||
|
ドイル | → | |||
【どいる】 | ||||
|
トム | → | |||
【とむ】 | ||||
|
ブランド | → | |||
【ぶらんど】 | ||||
|
マーフ | → | |||
【まーふ】 | ||||
|
マン | → | |||
【まん】 | ||||
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水の惑星 | → | |||
【みず-の-わくせい】 | ||||
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ミラー | → | |||
【みらー】 | ||||
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ラザロ計画 | → | |||
【らざろ-けいかく】 | ||||
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ランダー | → | |||
【らんだー】 | ||||
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レインジャー | → |
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||||
【れいんじゃー】 | ||||||
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ロミリー | → | |||
【ろみりー】 | ||||
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名称 | → | |||
【】 | ||||
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2015年 クリス・コロンバス(監) |
アーケイダーズ | → | |||
【あーけいだーず】 | ||||
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アルカノイド | → | |||
【あるかのいど】 | ||||
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岩谷 | → | |||
【いわたに】 | ||||
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ヴァイオレット | → | |||
【う゛ぁいおれっと】 | ||||
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ウィル | → | |||
【うぃる】 | ||||
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ヴォルーラ星人 | → | |||
【う゛ぉるーら-せいじん】 | ||||
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エディ | → | |||
【えでぃ】 | ||||
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ギャラガ | → | |||
【ぎゃらが】 | ||||
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Qバート | → | |||
【きゅー-ばーと】 | ||||
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サム | → | |||
【さむ】 | ||||
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ジェーン | → | |||
【じぇーん】 | ||||
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ジャウスト | → | |||
【じゃうすと】 | ||||
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スペースインベーダー | → | |||
【すぺーす-いんべーだー】 | ||||
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センチビード | → | |||
【せんちびーど】 | ||||
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ダックハント | → | |||
【だっく-はんと】 | ||||
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ディグダグ | → | |||
【でぃぐ-だぐ】 | ||||
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ディラン | → | |||
【でぃらん】 | ||||
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テトリス | → | |||
【てとりす】 | ||||
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ドージョークエスト | → | |||
【どーじょー-くえすと】 | ||||
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ドンキーコング | → | |||
【どんきー-こんぐ】 | ||||
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バーガータイム | → | |||
【ばーがー-たいむ】 | ||||
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バクショー | → | |||
【ばくしょー】 | ||||
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パックマン | → | |||
【ぱっくまん】 | ||||
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ヒル | → | |||
【ひる】 | ||||
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フロッガー | → | |||
【ふろっがー】 | ||||
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ペーパーボーイ | → | |||
【ぺーぱー-ぼーい】 | ||||
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ポーター | → | |||
【ぽーたー】 | ||||
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マティ | → | |||
【まてぃ】 | ||||
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マックス・ヘッドルーム | → | |||
【まっくす-へっどるーむ】 | ||||
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マドンナ | → | |||
【まどんな】 | ||||
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マリオ | → | |||
【まりお】 | ||||
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ミサイルコマンド | → | |||
【みさいる-こまんど】 | ||||
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ミニゴースト | → | |||
【みに-ごーすと】 | ||||
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宮本 | → | |||
【みやもと】 | ||||
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ラドロー | → | |||
【らどろー】 | ||||
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レーガン | → | |||
【れーがん】 | ||||
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レディ・リサ | → | |||
【れでぃ-りさ】 | ||||
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ロボトロン2084 | → | |||
【ろぼとろん-にぜろはちよん】 | ||||
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ワンダーボーイ | → | |||
【わんだー-ぼーい】 | ||||
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名称 | → | |||
【】 | ||||
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2015年 リドリー・スコット(監) |
火星探査船アレス3による火星探査が行われていたが、折からの大嵐で乗務員のマーク・ワトニー(デイモン)は行方不明となってしまう。船長のメリッサ・ルイス(チャスティン)は、マークが死んだものと判断し、船を緊急発進させる。だが怪我を負いつつもマークは生き残っていた。火星に残されてしまったマークは、なんとか生き残るための食料の生産を始めとするサバイバル生活を開始する。一方、地球では、火星から送られてくる画像に違和感を感じ、火星に人が生きていることを知る… アンディ・ウィアーの小説「火星の人」の映画化作。一人の宇宙飛行士の生き残りをかけた、宇宙への挑戦が描かれていく。 本作は“SFサバイバル”と呼ばれる。“サバイバル”という言葉を見ると、なんとなくモンスターと人間の戦いというイメージがあるが、実際は“文明社会から離れた場所での生き残り”という意味だから、本来的な意味での“SFサバイバル”という言葉は本作にこそ与えられるべきだろう。 本作はたった一人の人間を生かすため、そして地球に帰らせるための惜しげない努力が描かれる事になり、傾向としては実話を元にした『アポロ13』(1995)に近い話になっている。勿論大きな違いがあり、『アポロ13』は数日という限られた期間のドラマだったのに対し、本作は数年という単位で物語が展開する。この違いは、単純に無事地球に送り届けるだけでなく、火星という場所で生き残らねばならないという部分に強調点が置かれること。だからこそ本作は現時点での唯一の本物の“SFサバイバル”となっている。 そして、その“ただ生き残る”ための努力がたまらなく面白い。生きるために何が必要なのかを計算で割り出し、そのために出来る努力を一つ一つ積み上げていく過程がなんだかとても観ていて元気づけられるというか、とても楽しく感じる。それが火星と地球の二つで同時進行で起こり、時に交差し、時にすれ違いながら、一つの目的に向かって徐々に完成されていく。それだけで充分ドラマになっているのがとても楽しい。 そして何より本作で良いのは、基本的に全員が一つの目的に向かって邁進していると言う事だろう。ハリウッドでの大作、特にSFになると、大概誰か陰謀を張り巡らせる人間が出てきて、人災によって計画が破綻しかけたり、余計なアクションシーンを入れたりするものだが、それを外し、あくまで一つのミッションを心を合わせて行う。それで充分ドラマ性を高めることが出来る。それが良いのだ。 |
アニー | → | |||
【あにー】 | ||||
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アレス3 | → | |||
【あれす-すりー】 | ||||
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アレックス | → | |||
【あれっくす】 | ||||
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グオ・ミン | → | |||
【ぐお-みん】 | ||||
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クリス | → | |||
【くりす】 | ||||
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テディ | → | |||
【てでぃ】 | ||||
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ビンセント | → | |||
【びんせんと】 | ||||
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ブルース | → | |||
【ぶるーす】 | ||||
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ベス | → | |||
【べす】 | ||||
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マーク | → | |||
【まーく】 | ||||
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マーズ・パスファインダー | → | |||
【まーず-ぱすふぁいんだー】 | ||||
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ミッチ | → | |||
【みっち】 | ||||
|
ミンディ | → | |||
【みんでぃ】 | ||||
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メリッサ | → | |||
【めりっさ】 | ||||
|
リック | → | |||
【りっく】 | ||||
|
名称 | → | |||
【】 | ||||
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2016年 ダン・トランテンバーグ(監) |
エメット | → | |||
【えめっと】 | ||||
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10クローバーフィールド・レーン | → | |||
【てん-くろーばーふぃーるど-れーん】 | ||||
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ハワード | → | |||
【はわーど】 | ||||
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ミシェル | → | |||
【みしぇる】 | ||||
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名称 | → | |||
【】 | ||||
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2017年 ビル・コンドン |
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アガット | → | |||
【あがっと】 | ||||
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ヴィルヌーブ村 | → | |||
【う゛ぃるぬーぶ-むら】 | ||||
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ガストン | → | |||
【がすとん】 | ||||
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コグスワース | → | |||
【こぐすわーす】 | ||||
|
チップ | → | |||
【ちっぷ】 | ||||
|
フィリップ | → | |||
【ふぃりっぷ】 | ||||
|
ベル | → | |||
【べる】 | ||||
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ポット夫人 | → | |||
【ぽっと-ふじん】 | ||||
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モーリス | → | |||
【もーりす】 | ||||
|
野獣 | → | |||
【やじゅう】 | ||||
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ル・フウ | → | |||
【る-ふう】 | ||||
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ルミエール | → | |||
【るみえーる】 | ||||
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名称 | → | |||
【】 | ||||
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2017年 ルパート・サンダース(監) |
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荒巻大輔 | → | |||
【あらまき-だいすけ】 | ||||
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イシカワ | → | |||
【いしかわ】 | ||||
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オウレイ | → | |||
【おうれい】 | ||||
|
草薙素子 | → | |||
【くさなぎ-もとこ】 | ||||
|
クゼ | → | |||
【くぜ】 | ||||
|
公安9課 | → | |||
【こうあん-きゅう-か】 | ||||
|
サイトー | → | |||
【さいとー】 | ||||
|
トグサ | → | |||
【とぐさ】 | ||||
|
バトー | → | |||
【ばとー】 | ||||
|
ハンカ・ロボティクス社 | → | |||
【はんか-ろぼてぃくす-しゃ】 | ||||
|
ヒデオ | → | |||
【ひでお】 | ||||
|
ボーマ | → | |||
【ぼーま】 | ||||
|
ミラ | → | |||
【みら】 | ||||
|
名称 | → | |||
【】 | ||||
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2017年 ドゥニ・ヴィルヌーヴ(監) |
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イアン | → | |||
【いあん】 | ||||
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ウェバー | → | |||
【うぇばー】 | ||||
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シャン | → | |||
【しゃん】 | ||||
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ルイーズ | → | |||
【るいーず】 | ||||
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ヘプタポッド | → | |||
【へぷた-ぽっど】 | ||||
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名称 | → | |||
【】 | ||||
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|
2017年 ドゥニ・ヴィルヌーヴ(監) |
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アナ | → | |||
【あな】 | ||||
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ウォレス社 | → | |||
【うぉれす-しゃ】 | ||||
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エマネーター | → | |||
【えまねーたー】 | ||||
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ガフ | → | |||
【がふ】 | ||||
|
K | → | |||
【けい】 | ||||
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サッパー | → | |||
【さっぱー】 | ||||
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ジョシ | → | |||
【じょし】 | ||||
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タイレル社 | → | |||
【たいれる-しゃ】 | ||||
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ニアンダー | → | |||
【にあんだー】 | ||||
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ネクサス6 | → | |||
【ねくさす-しっくす】 | ||||
|
ネクサス9 | → | |||
【ねくさす-ないん】 | ||||
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フレイザ | → | |||
【ふれいざ】 | ||||
|
ラヴ | → | |||
【らう゛】 | ||||
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リック | → | |||
【りっく】 | ||||
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レイチェル | → | |||
【れいちぇる】 | ||||
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レプリカント | → | |||
【れぷりかんと】 | ||||
|
レプリカント解放運動 | → | |||
【れぷりかんと-かいほう-うんどう】 | ||||
|
名称 | → | |||
【】 | ||||
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2018年 スティーヴン・スピルバーグ(監) |
||||
2045年。世界中で貧富の差がますます拡大しており、多くの住民はスラムでの生活を余儀なくされていた。そんな彼らは現実から目を逸らせるため、「オアシス」という仮想現実の世界にのめり込んでいた。現在オアシス内ではオアシス創始者で今は故人のジェームズ・ハリデーが出したクエストで盛り上がっていた。それは3つのゲーム内に置かれた三つのイースターエッグを発見した者にハリデーの遺産が相続され、更にゲームマスターになれるという特典があった。世界中の誰もがそのイースターエッグを探していた。最初に第一の関門を突破したウェイド・ワッツ(シェリダン)は、一躍有名人となるのだが、それは彼の実生活を脅かすことともなってしまった… 『ペンタゴン・ペーパーズ/最高機密文書』と本作という相次いで2本の映画を投入し、そのどちらもヒットを取るという離れ業を行ったスピルバーグ。こんな事が出来るのは早撮りのこの人しかいないだろうけど、どっちもこれだけ質が高いというのが驚きである。 元々企画は本作の方が先で、しかもスピルバーグ自身は乗り気ではなかったそうだが、本人のインタビューによれば、「私の創造物が多量に画面に出すなら、それをきちんとコントロールしたい」とのことで、自らが監督に乗り出したのだとか。しかも本作の場合、多量の版権ものが登場するため、作品の制作よりも版権が下りるのを待つ時間の方が長かったらしく、なんとその空き時間を使って『ペンタゴン・ペーパーズ/最高機密文書』を作ってしまったというのだから驚きである。 少なくとも本作に関して言うなら、「よく企画が通った」と言うレベル。こんな夢のような作品が作れるようになるとは思ってもおらず、作品を観ている間、モブキャラ含めて知ってるキャラが出てないかと探すという楽しみが出来た。ソフトが発売されたら買って一々チェックしたいところである。 とりあえずネットを巡って知った、本作に使われた映画を列挙してみよう(この中で初見の私が確認できたのは半分ちょっとくらいである)。 『バック・トゥ・ザ・フューチャー』(1985)デロリアン 『ジュラシック・パーク』(1993)ティラノサウルス 『トランスフォーマー』(2007)オプティマスおよびバンブルビー 『グーニーズ』(1985)ロトニー 『アイアン・ジャイアント』(1999)アイアン・ジャイアント 『シャイニング』(1980)双子とジャック 『マッドマックス』(1979)インターセプター 『スピード・レーサー』(2008)(「マッハGoGoGo」)マッハ号 『キング・コング』(1933)キング・コング 『ビートルジュース』(1988)ベテルギウス 『ルーニー・テューンズ』マービン 『バットマン』(1966)バットマン、キャットウーマン、デスストローク、バットモービル。 『スーパーマン』(1978)ケントのメガネ。 『ロード・オブ・ザ・リング』(2001)ガンダルフ 『スポーン』(1997)スポーン 『エルム街の悪夢』(1984)フレディ 『13日の金曜日』(1980)ジェイソン 『AKIRA』(1988)金田のバイク 『市民ケーン』(1941)薔薇のつぼみ 『クリスティーン』(1983)プリマス・フューリー 『モンティ・パイソン・アンド・ホーリー・グレイル』(1975)聖なる手榴弾 『トランザム7000』(1977)ポンティアック・ファイヤーバード 『エイリアン』(1979)、『エイリアン2』(1986)チェストバスターとパルスライフル 『砂の惑星』(1984)宇宙船 『サイレント・ランニング』(1972)ヴァリー・フォージ号 『スター・ウォーズ』(1977)R2−D2、ミレニアム・ファルコン号 『スペースボール』(1987)イーグル5号 『アルゴ探検隊の大冒険』(1963)骸骨戦士 『チャイルド・プレイ』(1988)チャッキー 『ロボコップ』(1987)ロボコップ 『バカルー・バンザイの8次元ギャラクシー』(1984)バカルー・バンザイ 『シンバッド七回目の航海』(1958)サイクロプス 『地球攻撃命令 ゴジラ対ガイガン』(1972)ガイガン 『ゴジラ×メカゴジラ』(2002)三式機龍 テレビから「ナイトライダー」キット、「特攻野郎Aチーム」GMCバン ゲームからソニック、ロックマン、「ストリートファイター」、ララ・クロフト、「オーバーウォッチ」「HALO」「Gears of War」「DOOM」「007 ゴールデンアイ」「マインクラフト」「スペースインベーダー」「モータルコンバット」「バイオショック」 アニメから「機動戦士ガンダム」「カウボーイ・ビバップ」「デジモンアドベンチャー」「TMNT」 他にも細かいところでいくつか(私が観たところ『人類SOS!』(1962)のトリフィドらしきもの、『宇宙戦争』(2005)のトライポッド、『ウォー・ゲーム』(1983)の世界地図らしきものも確認したのだが、見間違いかも知れない)。ちなみに「ウルトラマン」も入る予定だったらしいが、丁度まさに版権争いでややこしい事態にあったため、版権を降ろすことが出来なかったらしい。 しかし、自慢じゃないが引用された映画はほとんどメジャー作品とはいえ、ほぼ全作カバー出来ている自分を褒めてやりたい。 これだけの版権を取らねばならなかったというのだから、法的に考えても胃が痛くなるような状況で、しかも時間もまちまちになるため、相当時間がかかったことだろう。よくもまあこんなのを作る気になったものだと改めて感心する。 さて、それで本作評となるが、同時進行していた『ペンタゴン・ペーパーズ/最高機密文書』と比べると、残念ながら、幾分…大分出来は落ちてしまう。 そりゃ大挙して知ってるキャラクターが出てくるので気持ち的には上がるし、隠しキャラ的な存在を目をこらして探すのも楽しい。特にやはりラスト近くの「俺はガンダムで行く」とアイアンジャイアントがサムズアップしながら溶岩に溶けていくシーンなんかは極端に心拍数が上がった感じはする。 でもそれらを全てはぎ取ってみると、作品自体がとても薄っぺらいのだ。 ここで使われているゲームシステムはとても自由度の高いものという設定ではあるものの、なんか古くさい。日本のアニメ「ソード・アート・オンライン」や「アクセル・ワールド」の方が洗練されてるし、なんで「自由自由」言ってる割には重力に縛られすぎてるんだ? そもそもゲームシステムが語られてないので、何が出来て何が出来ないのか分からないと言う問題がある。特に死の概念があやふやすぎて、ゲーム内の命が失われる可能性がどれだけ重要なのか分からない(ゲームシステム的にあってはいけない一発BANのアイテムがあったかと思ったら、それを回避するアイテムが出てくるとか、正直「ふざけんな」というレベル)。 最初のイースターエッグはこれまで4年間も見つかってなかったと言うが、あの程度の謎解きだったら数週間も必要ないぞ。そもそもまともにレースしてゴール不可能なレースという前提があって、「逆走が出来る」という可能性が示されたら、実装された当日にクリアされるのが当たり前だろう。真っ先にその可能性チャレンジする人がいないはずがない。 現実とゲームを行き来するのは良いんだけど、オンラインとオフラインの話が切り離されているため、現実世界の側が普通のアクション作品にしか見えない。 最後に「現実世界が大切だよ」というオチに持って行くのだが、これまでの過程で、何故現実が大切なのかほとんど説明されてないため、話が唐突すぎて戸惑う。 周囲の人間が次々に殺されたりしてる主人公が最後に綺麗な彼女が出来て大金持ちにもなって、ハッピーな生活を送りながら、自分の価値観をゲームに強制させてるのを見てると、こいつ人として最低だなと思えてくる。 …てなことで、「どうにもはまりきれなかった」というのが正直な感想となる。 ただこれは致し方ないところもあると思われる。 本作は原作付きで、それを忠実になぞったらしいが、映像化するにあたり、情報量をかなり減らす必要があった。おそらく細かくゲームの仕様が書かれているはずの文章を全部説明できなかったのだろう。単純化されたために面白さは相当減じた。 レディメイドのアクション風になったのも、万人受けするためだから仕方ないところ。そのために個性が死んでも、それはヒットさせる条件だろう。 …と言う事を考えてみると、これだけ自由度の高い世界観の作品を作っていながら、監督自身は相当ギチギチのタイトな作品作りを強いられたのではないかと思える。 自由度がない作品を無理矢理作らされていたために、その反動で作られた『ペンタゴン・ペーパーズ/最高機密文書』が監督の思った通りにのびのび作られていたため、面白くなったのかもしれないな。 |
R2−D2 | → | |||
【あーる-つー-でぃー-つー】 | ||||
|
IOI社 | → | |||
【あい-おー-あい-しゃ】 | ||||
|
アイロック | → | |||
【あいろっく】 | ||||
|
アノラック・ゲーム | → | |||
【あのらっく-げーむ】 | ||||
|
アルテミス | → | |||
【あるてみす】 | ||||
|
EM−1レールガン | → | |||
【いー-えむ-わん-れーる-がん】 | ||||
|
イーグル5号 | → | |||
【いーぐる-ご-ごう】 | ||||
|
イースター・エッグ | → | |||
【いーすたー-えっぐ】 | ||||
|
インターセプター | → | |||
【いんたーせぷたー】 | ||||
|
ウェイド | → | |||
【うぇいど】 | ||||
|
エイチ | → | |||
【えいち】 | ||||
|
X−WING | → | |||
【えっくす-うぃんぐ】 | ||||
|
エッグ・ハンター | → | |||
【えっぐ-はんたー】 | ||||
|
エドモンド本田 | → | |||
【えどもんど-ほんだ】 | ||||
|
オアシス | → | |||
【おあしす】 | ||||
|
オジュヴォックスの天球 | → | |||
【おじゅう゛ぉっくす-の-てんきゅう】 | ||||
|
オプティマス・プライム | → | |||
【おぷてぃます-ぷらいむ】 | ||||
|
骸骨剣士 | → | |||
【がいこつ-けんし】 | ||||
|
金田のバイク | → | |||
【かねだ-の-ばいく】 | ||||
|
ガンター | → | |||
【がんたー】 | ||||
|
ガンダム | → | |||
【がんだむ】 | ||||
|
ガンダルフ | → | |||
【がんだるふ】 | ||||
|
K.I.T.T. | → | |||
【きっと】 | ||||
|
キャットウーマン | → | |||
【きゃっと-うーまん】 | ||||
|
クラーク | → | |||
【くらーく】 | ||||
|
クリスティーン | → | |||
【くりすてぃーん】 | ||||
|
グレムリン | → | |||
【ぐれむりん】 | ||||
|
けろけろけろっぴ | → | |||
【けろけろけろっぴ】 | ||||
|
コヴナント | → | |||
【こう゛なんと】 | ||||
|
ゴロー | → | |||
【ごろー】 | ||||
|
サイクロプス | → | |||
【さいくろぷす】 | ||||
|
サガット | → | |||
【さがっと】 | ||||
|
サマンサ | → | |||
【さまんさ】 | ||||
|
ジェイソン | → | |||
【じぇいそん】 | ||||
|
ジェームズ | → | |||
【じぇーむず】 | ||||
|
ショウ | → | |||
【しょう】 | ||||
|
スパルタン | → | |||
【すぱるたん】 | ||||
|
スポーン | → | |||
【すぽーん】 | ||||
|
聖なる手榴弾 | → | |||
【せい-なる-しゅりゅうだん】 | ||||
|
ゼメキスキューブ | → | |||
【ぜめきす-きゅーぶ】 | ||||
|
セレニティ号 | → | |||
【せれにてぃ-ごう】 | ||||
|
ゾウ | → | |||
【ぞう】 | ||||
|
ソードフィッシュII | → |
|
||||
【そーど-ふぃっしゅ-つー】 | ||||||
|
ソニック | → |
|
||||
【そにっく】 | ||||||
|
ダイトウ | → | |||
【だいとう】 | ||||
|
チャッキー | → | |||
【ちゃっきー】 | ||||
|
春麗 | → | |||
【ちゅんりー】 | ||||
|
ティラノサウルス | → | |||
【てぃらのさうるす】 | ||||
|
デスストローク | → | |||
【です-すとろーく】 | ||||
|
デロリアン | → | |||
【でろりあん】 | ||||
|
ドゥーム | → | |||
【どぅーむ】 | ||||
|
トシロウ | → | |||
【としろう】 | ||||
|
トライポッド | → |
|
||||
【とらい-ぽっど】 | ||||||
|
トランザム | → | |||
【とらんざむ】 | ||||
|
トレーサー | → | |||
【とれーさー】 | ||||
|
ノーラン | → | |||
【のーらん】 | ||||
|
パーシヴァル | → | |||
【ぱーしう゛ぁる】 | ||||
|
ハーレイ・クイン | → | |||
【はーれい-くいん】 | ||||
|
バッドばつ丸 | → | |||
【ばっど-ばつまる】 | ||||
|
バットマン | → | |||
【ばっと-まん】 | ||||
|
バットモービル | → | |||
【ばっと-もーびる】 | ||||
|
パルスライフル | → | |||
【ぱるす-らいふる】 | ||||
|
ハローキティ | → | |||
【はろー-きてぃ】 | ||||
|
バンブルビー | → | |||
【ばんぶるびー】 | ||||
|
ビッグダディ | → | |||
【びっぐ-だでぃ】 | ||||
|
ブランカ | → | |||
【ぶらんか】 | ||||
|
フレディ | → | |||
【ふれでぃ】 | ||||
|
ベテルギウス | → | |||
【べてるぎうす】 | ||||
|
ヘレン | → | |||
【へれん】 | ||||
|
マービン | → | |||
【まーびん】 | ||||
|
マッハ号 | → | |||
【まっは-ごう】 | ||||
|
ミュータント・タートルズ | → | |||
【みゅーたんと-たーとるず】 | ||||
|
メカゴジラ | → | |||
【めか-ごじら】 | ||||
|
ララ | → | |||
【らら】 | ||||
|
リュウ | → | |||
【りゅう】 | ||||
|
レックス | → | |||
【れっくす】 | ||||
|
ロトニー | → | |||
【ろとにー】 | ||||
|
ロボコップ | → | |||
【ろぼ-こっぷ】 | ||||
|
名称 | → | |||
【】 | ||||
|
|
ブラッド・ペイトン(監) | ||||
エナジン | ||||
【えなじん】 | ||||
|
クレア | ||||
【くれあ】 | ||||
|
ケイト | ||||
【けいと】 | ||||
|
ケリー | ||||
【けりー】 | ||||
|
ジョージ | → | |||
【じょーじ】 | ||||
|
デイヴィス | → | |||
【でいう゛ぃす】 | ||||
|
ブレイク | ||||
【ぶれいく】 | ||||
|
ブレット | ||||
【ぶれっと】 | ||||
|
ラルフ | ||||
【らるふ】 | ||||
|
リジー | ||||
【りじー】 | ||||
|
名称 | ||||
【】 | ||||
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2018年 (監)ロバート・ロドリゲス |
||||
アリータ | ||||
【ありーた】 | ||||
|
イド | ||||
【いど】 | ||||
|
ガーハード | ||||
【がーはーど】 | ||||
|
キヌバ | ||||
【きぬば】 | ||||
|
クライヴ | ||||
【くらいう゛】 | ||||
|
グラインドカッター | ||||
【ぐらいんど-かったー】 | ||||
|
グリュシカ | ||||
【ぐりゅしか】 | ||||
|
ゲルダ | ||||
【げるだ】 | ||||
|
コヨミ | ||||
【こよみ】 | ||||
|
ザパン | ||||
【ざぱん】 | ||||
|
ザ・フォール | ||||
【ざ-ふぉーる】 | ||||
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ザレム | ||||
【ざれむ】 | ||||
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ジャシュガン | ||||
【じゃしゅがん】 | ||||
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タンジ | ||||
【たんじ】 | ||||
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チレン | ||||
【ちれん】 | ||||
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ニシアナ | ||||
【にしあな】 | ||||
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ノヴァ | ||||
【のう゛ぁ】 | ||||
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バーサーカー | ||||
【ばーさーかー】 | ||||
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ハンター・ウォーリアー | ||||
【はんたー-うぉーりあー】 | ||||
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パンツァークンスト | ||||
【ぱんつぁー-くんすと】 | ||||
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ヒューゴ | ||||
【ひゅーご】 | ||||
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ベクター | ||||
【べくたー】 | ||||
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マクティーグ | ||||
【まくてぃーぐ】 | ||||
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モーターボール | ||||
【もーたー-ぼーる】 | ||||
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URM | ||||
【ゆー-あーる-えむ】 | ||||
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ロモ | ||||
【ろも】 | ||||
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名称 | ||||
【】 | ||||
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2018年 ラッセ・ハルストレム |
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お菓子の国 | ||||
【おかし-の-くに】 | ||||
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クララ | ||||
【くらら】 | ||||
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シヴァー | ||||
【しう゛ぁー】 | ||||
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シュガー・プラム | ||||
【しゅがー-ぷらむ】 | ||||
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第4の国 | ||||
【だい-よん-の-くに】 | ||||
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ドロッセルマイヤー | ||||
【どろっせるまいやー】 | ||||
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花の国 | ||||
【はな-の-くに】 | ||||
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バレリーナ・プリンセス | ||||
【ばれりーな-ぷりんせす】 | ||||
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フィリップ | ||||
【ふぃりっぷ】 | ||||
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フリッツ | ||||
【ふりっつ】 | ||||
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ホーソーン | ||||
【ほーそーん】 | ||||
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マザー・ジンジャー | ||||
【まざー-じんじゃー】 | ||||
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マリー | ||||
【まりー】 | ||||
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雪の国 | ||||
【ゆき-の-くに】 | ||||
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ルイーズ | ||||
【るいーず】 | ||||
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「60分戦争」と言われる最終戦争で大半の人間が死滅してしまった世界。生き残った人類は一つところに留まることが出来ず、移動する城塞都市を建造し、世界中を移動して暮らしていた。村内道場西都市の中でも最大のものの一つロンドンで、過去の人類の英知を甦らせようと意欲を燃やす青年トム・ナッツワーシー(シーハン)は、ある日ロンドンの実質的支配者サディアス・ヴァレンタイン(ウィーヴィング)に刃を向ける少女を目にする。そんな暗殺未遂事件に巻き込まれたトムはその少女ヘスター・ショウ(ヒルマー)と共にロンドンから放逐されてしまう。 アフター・ハルマゲドン=文明崩壊後の世界を描くSFは数多く作られている。特にマッドマックスシリーズなどは有名だし、名作も存在はする。しかしそこで本当の意味で「名作」と言えるのはそう多くはない。モラルを失った世界というのはほとんどが似通ってしまうため、たいして面白くならないのだ。 それで本作はどうか?と問われると、やっぱり似たような話。どこぞで観た設定や展開をそのまま使ってるだけ。 巨大都市が移動するという設定はとても面白く、予告なんかもかなり面白そうに見えたのだが、実際の画面での移動都市は単に移動するだけで、大きな目的があるように見えない。 「この世界ではこれこれこう言う理由で都市が移動しているのだし、移動するからこそこの世界観があるのだ」という部分がするっと抜けてしまってる。 一番の魅力部分をないがしろにした結果、昔からよくあるパターンで終わってしまった。 更に余計というか、メインの物語と関わりの薄いな物語が結構多く、その枝葉を描いているうちにメインの物語がとても単純化されてしまったのも難点。劇中に超兵器が開発され、それを他の都市に向かって撃つってのは、移動都市である必然性をまったく活かせてない。多分原作付きと言うことで、原作に沿った話なんだろうけど、それは小説だから成り立つ話で、映像化すると陳腐になってしまう。 設定は良かったんだが、それを全く活かせなかったのが致命的。 予告では面白そうだったんだよ。昔の日本のアニメロボットカーニバル(1987)を思わせて、ノスタルジックな気分にもなってた。ただ、それに見合うものではなかった。 |
アナ | → | |||
【あな】 | ||||
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エアヘイヴン | → | |||
【えあ-へいう゛ん】 | ||||
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キャサリン | → | |||
【きゃさりん】 | ||||
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サディアス | → | |||
【さでぃあす】 | ||||
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ジェニー・ハニヴァー | → | |||
【じぇにー-はにう゛ぁー】 | ||||
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シャングオ | → | |||
【しゃんぐお】 | ||||
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シュライク | → | |||
【しゅらいく】 | ||||
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ストーカー | → | |||
【すとーかー】 | ||||
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トム | → | |||
【とむ】 | ||||
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パンドラ | → | |||
【ぱんどら】 | ||||
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ヘスター | → | |||
【へすたー】 | ||||
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ベビス | → | |||
【べびす】 | ||||
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60分戦争 | → | |||
【ろくじゅっぷん-せんそう】 | ||||
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ロンドン | → | |||
【ろんどん】 | ||||
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名称 | → | |||
【】 | ||||
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太陽系の中で多くの植民が開始されている時代。外宇宙に人類以外の知的生命体がいる可能性を求めて旅立った科学者達がいた。だが事故が起こり、彼らの生存が絶望的とされてしまう。そのリーダーであるクリフォード・マクブライド(ジョーンズ)の息子ロイ(ピット)は宇宙飛行士として研鑽を積んでいた。何事も冷静に対処できるが、父の事故が未だにトラウマとなり、適切な人間関係を築けないまま成長してしまう。そんな時、度々地球を含める惑星では宇宙からのサージ電流を受けるようになっていた。分析によると、かつてクリフォードたちが乗っていた宇宙船リマに積んでいた反物質によるものと推測された。父が生きている可能性を告げられ、そのままリマ探索を命じられるロイだが… 2019年にワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッドで見事な演技を見せたブラッド・ピットはこの年、もう一本の映画の主人公を演じることになった。本作の方は製作も関わり、ほとんど出ずっぱりのSF作品。 あまり事前情報を入れる方では無いが、漏れ聞くところによれば、本作は地獄の黙示録(1979)の原作である「闇の奥」っぽさがあると言われたので、観る気になった。 確かにこれ「闇の奥」っぽさがあるのは確かだし、それを狙っているのは分かる。だけど、はっきり言わせてもらうと、「全く面白くない」。 「闇の奥」自体がよく分からないような不思議な作品だったが、それに輪を掛けてわかりにくくした上に、一時間程度の物語を無理矢理倍以上に引き延ばしてしまったお陰で、とにかく退屈。せめてオチはちゃんと付けるのかと思ったら、肝心のオチがたいしたことなかったので、結局徒労感のみ残った。 寝るぞこれ。 そして我慢できないのが設定のおかしさ。 ロイがクリフォードに会いに行くためには幾多の困難が待ち受けているのだが、その必然性が見えてこない。制作の側には筋の通った理屈があるのかもしれないけど、それが全く伝ってこない。 設定面で言っても何点か。まず月で襲われるシーンがあるが、月面車でのカーチェイスは見応えあるけど、単に宇宙服着て普通のカーチェイスやってるだけ。月だからこそこう言うシーンになるのだ!というのが全くなし。そもそもあの強盗団って何が目的なの?太陽系が壊れるかもしれない事態を前に、それでも強盗しなければならない何があるのかを見せてほしい。単に襲ってるだけだから説得力が全くなし。 宇宙に飛んだら今度は難破船が出てきた。そもそも難破船なんて設定必要なの?しかも太陽系の危機を前に、わざわざ助けに行く必然性は?(あの難破船の状態って筒井康隆の短編「たぬきの方程式」まんまなので笑ってしまったが) 根本的なのは、宇宙船リマに積んだ反物質が過剰反応してると言う設定。 そんな危険なのを推力に使うこと自体がおかしいのだが、反物質の原理は通常物質との対消滅。その際にエネルギーは放射線として放出される。それだけの放射線を浴びてなんでリマの乗組員はこれまで全員無事だったの?そして核爆弾でリマを破壊するんだが、それって反物質の過剰反応引き起こすだけにしか思えない。あれで太陽系は確実に滅んでる。 昔ハリウッドB級ホラーで顔のない悪魔(1958)と言うのがあったが、モンスターを出なくするために原子力発電所を爆弾で破壊するというオチだった。それにとっても近い。 正直、これを科学的にまともに観ようってのが無理。よくこんなアラだらけで脚本パスしたもんだ。 |
イヴ | → | |||
【いう゛】 | ||||
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クリフォード | → | |||
【くりふぉーど】 | ||||
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ケフェウス | → | |||
【けふぇうす】 | ||||
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トーマス | → | |||
【とーます】 | ||||
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ヘレン | → | |||
【へれん】 | ||||
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リマ計画 | → | |||
【りま-けいかく】 | ||||
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ロイ | → | |||
【ろい】 | ||||
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名称 | → | |||
【】 | ||||
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とある植物の生い茂る惑星で成長した青いハリネズミのソニックは、他の種族に襲われ、親代わりのフクロウのロングクローから特殊なリングを使って地球に送られる。それから10年。ソニックはモンタナ州にある片田舎のグリーンヒルズの町で誰にも見つからないように暮らしていた。超高速で移動出来るソニックは町の人に見つかることはなかったが、お化けのような存在として知られていくようになる。そんな中、ソニックが観察して楽しんでいた保安官のトム・ワカウスキー(マースデン)がサンフランシスコ警察に転勤となる。近いうちにトムがいなくなると思うと寂しくなったソニックは暴走た挙げ句、大規模停電を起こしてしまう。その調査を依頼されたのは悪名高い科学者ドクター・ロボトニック(キャリー)だった。 ゲームメーカーであるセガのヒットゲーム機種メガドライブでデビューし、以降セガの顔として現在も様々なゲームで出演中のソニック・ザ・ヘッジホッグの初映画作品。ソニックはCGを用いて、実際の俳優と競演させるハイブリッド作品として公開された。 実はもう少し早く公開されるはずだったのだが、最初のトレーラーに出てきたソニックの姿が不評で、大幅な作り直しとなったため、公開がかなりずれ込んでしまった。ただそのお陰でソニックの姿はきちんとゲーム準拠したものとなり、見応えもあり。あのまま公開していたら大惨敗が目に見えていたので、正しい延期だった。 作品自体はとても普通というか、見応えのあるアクション作品と言った感じ。基本はバディムービーのロードムービーで、噛み合わない会話で行われる珍道中と、行く先々でのアクションをほどよく取り入れ、最初から最後まで楽しめる娯楽作品として仕上がってる。実に正しいオーソドックな作り方となっている。 ただ、ロードムービーの手法をしっかり取り入れていて、主人公のトムはソニックと出会って二人で旅をすることで、本当に自分が求めていることは何かを悟っていくので、意外にしっかり底固めが出来ている。 ソニックはCGによって描かれるが、実写と違和感なく溶け込んでるし、キャラ立ちも良し。かつての『ロジャー・ラビット』(1988)の時代から較べると隔絶の感がある(あれはあれで大好きな作品だけど)。更になんと言ってもキャリーのドクター・ロボトニクのぶっ飛びっぷりはキャリーの最盛期を思わせる見事な造形で、これを観るだけで元取れるレベル。ラストシーンは必見だろう。 ただ、色々設定の取りこぼしがあるのも確か。例えばソニック誰によって狙われているのかとか、惑星間旅行のシステムや、そこで何かの組織が存在するのかとか。多分これはちゃんと続編を前提に作られた作品だからだろう。ヒットしたし、続編製作の可能性は結構高いと思われる。 |
ウェイド | → | |||
【うぇいど】 | ||||
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ウォルターズ | → | |||
【うぉるたーず】 | ||||
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エージェント・ストーン | → | |||
【えーじぇんと-すとーん】 | ||||
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カール | → | |||
【かーる】 | ||||
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グリーンヒルズ | → | |||
【ぐりーんひるず】 | ||||
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ジョジョ | → | |||
【じょじょ】 | ||||
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ソニック | → |
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【そにっく】 | |||||
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テイルズ | → |
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【ているず】 | |||||
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ドクター・ロボトニック | → |
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【どくたー-ろぼとにっく】 | |||||
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トム | → | |||
【とむ】 | ||||
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ナックルズ | → | |||
【なっくるず】 | ||||
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ベニントン | → | |||
【べにんとん】 | ||||
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マディ | → | |||
【までぃ】 | ||||
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リングポータル | → | |||
【りんぐ-ぽーたる】 | ||||
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レイチェル | → | |||
【れいちぇる】 | ||||
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ロングクロー | → | |||
【ろんぐくろー】 | ||||
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名称 | → | |||
【】 | ||||
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