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ミミ・レダー
Mimi Leder

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2000 ペイ・フォワード 可能の王国
1999
1998 ディープ・インパクト
1997 ピースメーカー
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ペイ・フォワード 可能の王国 2000
<A> <楽>
  
★★★☆
物語 人物 演出 設定 思い入れ

 

ディープ・インパクト 1998
<A> <楽>
リチャード・D・ザナック
デヴィッド・ブラウン
スティーヴン・スピルバーグ
ジョーン・ブラッドショウ
ウォルター・F・パークス(製)
マイケル・トルキン
ブルース・ジョエル・ルービン(脚)
ロバート・デュヴァル
ティア・レオーニ
イライジャ・ウッド
ヴァネッサ・レッドグレーヴ
マクシミリアン・シェル
リーリー・ソビエスキー
モーガン・フリーマン
ジェームズ・クロムウェル
メアリー・マコーマック
ブレア・アンダーウッド
ロン・エルダード
ジョン・ファヴロー
チャールズ・マーティン・スミス
リチャード・シフ
デニース・クロスビー
アレクサンダー・バルエフ
ローラ・イネス
ダグレイ・スコット
ゲイリー・ワーンツ
ブルース・ウェイツ
ベッツィ・ブラントリー
オニール・コンプトン
リア・キルステッド
ウナ・デーモン
マーク・モーゼス
デレク・デ・リント
W・アール・ブラウン
カートウッド・スミス
キンバリー・ヒューイ
アリミ・バラード
コンチータ・トメイ
ジェイソン・ドーリング
エレン・ブライ
★★☆
物語 人物 演出 設定 思い入れ
 アマチュアの天体観測者の少年が彗星らしきものを発見する。報告を受けた天文学者ウルフ博士がその軌道を調べると、それは地球に向かって接近しており、しかも滅亡させるほどの巨大なものであるらしい…。大統領やテレビキャスターのジェニーとその家族、宇宙飛行士たちなどが織りなす、運命の日を前にしての様々な人間ドラマ。
 確かこの作品が公開されたのは殆ど同じテーマだったアルマゲドン(1998)と同時期だったと思うが、私にとってはこちらの方がはるかに評価が高い(まあ知れたもんだが)。
 出来はそこはかとなく、と言うよりはモロにインデペンデンス・デイ(1996)
そのものと言う感じ。危機に立ち向かう人間を主軸にして、それにより影響を受けている人々を同時進行で描くと言う手法。これは実際私は嫌いではないし、様々な人間ドラマが同時に楽しめる。古くはコンボイ(1978)がそうだったな(しみじみ)。実際本作は大きな危機を前にして、殊更家族の描写が続いている。
 私としての評価は、ギリギリ良いところまで行ったが、心の琴線に触れるところまでは行かない。と言った所か。特に物語り中盤で彗星に達する辺り、これで
物語の方向性は二つしかない。と言うことが分かってしまったこと。大体こういう物語だと、一度失敗して、それをフォローするためにリベンジする描写が必要となるのだが、それが他の人間がやるか、屈辱戦として本人がやるかの二つの方向性しかない。まあ、これは後者だった訳だが、ストーリーが分かってしまった映画を観るほどツマランものはない。もう少し工夫してくれや。いかにも感動させようとする姑息な思いが見え見えで、それが引く。
 尤も、
特攻映画大好き人間の私としては、最後の自爆特攻には結構ぐっと来たのは確かなんだけど(笑)。ここまで私のツボに近い所まで行っていて、最後で乗り切れなかったのは少々残念。
 ところで、この映画ではモーガン・フリーマンが大統領やってたけど、これはやっぱスピルバーグらしい配慮なんだろうか?(尚、本作のインタビューでフリーマン自身「誰だって大統領役は出来る」と豪語。これは周囲の人間達がもり立ててくれるので、本人の演技力は必要ないと言う意味)
ピースメーカー 1997
<A> <楽>
  
★★★
物語 人物 演出 設定 思い入れ
 ロシアから核弾頭10発が盗み出され、1発が爆発した。その事を知ったアメリカ政府はは、原子物理学者のケリー博士(キッドマン)らによる専門家チームを編成し、デヴォー大佐(クルーニー)と共に核弾頭の行方を追わせるのだった。輸送に用いられたトラックの足取りを追うデヴォーは「44E」という謎の暗号を得るが…
 それまでTVを中心に活躍してきたクルーニーの初主演作品。
 表面的に見る限りは、昔から映画で好まれる素材を現代風に派手に仕上げた作品に過ぎず、物語自体はこれまでの様々な作品によって語り尽くされた印象を受ける。ワールドワイドに活躍の場を広げている事くらいが特徴か?と言う印象で、派手さの中に隠れてしまった感じもあるのだが、
本作の焦点はもう少し違うところにあるように感じる
 スパイものの映画はこれまで数多く作られてきたが、時代に合わせ、様々な変化も受けてきた。冷戦時は特に花盛りだったが、60年代は頭脳派の主人公を配し、緊張感溢れる作品が作られていたが、80年代になると、マッチョな主人公が簡単に銃をぶっぱなすような単純さと派手さを強調する内容になっていった。ただ、冷戦終結後の90年代になるとその様相も変わってくる。敵をどのように作っていくかが問題になってきた訳だ。結局はテロリストで、この流れは現在も続いてる。
 本作もその系統に則ってはいるが、同時に本作は冷戦後に起こった数多くの内戦についてもしっかりと描写されているのが特徴的。ここでは内戦で傷ついたボスニアの民衆の悲惨さが、ほんの僅かでも出されていたのが特筆すべきこと。敢えて言わせてもらえれば、監督が撮りたかったのは、アクションではなく、この部分にあったんじゃないかな?
 それに
『The Peacemaker』という題も皮肉に溢れてる。平和とは何か?それは一言で言えば“均衡”である。何となくすっきり終わらせないのも一つの主張と捉えてみたい。
 最近すっかり演技派女優となったキッドマンが単なる美しさを売りにしていた最後の作品だったかも知れない。

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