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ポール・シュレイダー
Paul Schrader

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鑑賞本数 合計点 平均点
 著作の「聖なる映画」で小津とドライエルとブレッソンを宗教的に語り、前衛的な『Mishima』(日本未公開)を撮ったことで、あまり日本で見向きされなくなってしまった。
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wiki キネ旬 eiga.com wiki(E) みんシネ
書籍
著作
聖なる映画―小津/ブレッソン/ドライヤー(書籍)

_(書籍)
2019
2018
2017 魂のゆくえ 監督
2016
健さん 出演
2015 ヒッチコック/トリュフォー 出演
2014 ラスト・リベンジ 監督・脚本
2013 ザ・ハリウッド 監督
2012
2011
2010
2009
2008 囚われのサーカス 監督
2007
2006
2005
2004
2003 イージー・ライダー☆レイジング・ブル 出演
アメリカン・ニューシネマ 反逆と再生のハリウッド史 出演
2002 ボブ・クレイン 快楽を知ったTVスター 監督
2001
2000
1999 人妻 監督・脚本
救命士 脚本
1998 白い刻印 監督
1997
1996 Touch タッチ 監督・脚本
訣別の街 脚本
1995
1994 魔界世紀ハリウッド 監督
1993 小津と語る Talking With OZU 出演
1992
1991 ライト・スリーパー 監督・脚本
1990 迷宮のヴェニス 監督
プレストン・スタージェス★アメリカン・ドリーマー 出演
1989
1988 テロリズムの夜/パティ・ハースト誘拐事件 監督
最後の誘惑 脚本
1987
1986 愛と栄光への日々/ライト・オブ・デイ 監督・脚本
モスキート・コースト 脚本
1985 MISHIMA 監督・脚本
1984
1983
1982
1981 キャット・ピープル 監督
1980 アメリカン・ジゴロ 監督・脚本
レイジング・ブル 脚本
1979 ハードコアの夜 監督・脚本
1978 ブルー・カラー/怒りのはみだし労働者ども 監督・脚本
オールドボーイフレンズ 製作総指揮・出演
1977 ローリング・サンダー 脚本
1976 愛のメモリー 脚本
タクシードライバー 脚本
1975
1974 ザ・ヤクザ 脚本
1973
1972
1971
1970
1969
1968
1967
1966
1965
1964
1963
1962
1961
1960
1959
1958
1957
1956
1955
1954
1953
1952
1951
1950
1949
1948
1947
1946 7'22 ミシガン州で誕生

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タイトル

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物語 人物 演出 設定 思い入れ

 

魂のゆくえ 2017
2018米アカデミー脚本賞
2018NY批評家協会脚本賞、主演男優賞(ホーク)
<A> <楽>
ジャック・バインダー
グレッグ・クラーク
ヴィクトリア・ヒル
ゲイリー・ハミルトン
ディーパック・シッカ
クリスティーン・ヴェイコン
ブライアン・ベックマン
フィリップ・バーギン
ブルック・リンドン=スタンフォード
マーティン・マッケイブ
ルカ・スカリージ
ミック・サウスワース
イン・イェ(製)
ポール・シュレイダー(脚)
イーサン・ホーク
アマンダ・セイフライド
セドリック・カイルズ
ヴィクトリア・ヒル
フィリップ・エッティンガー
★★★★
物語 人物 演出 設定 思い入れ
 ニューヨークにある小さな教会で牧師を務めるエルンスト・トラー(ホーク)はある日、数少ない信徒の一人メアリー(セイフライド)から、過激な環境保護運動に傾倒する夫のマイケル(エッティンガー)と面談してくれるよう頼まれる。そこでマイケルの持論を聞いている内に、自らの息子を戦地に送り出して死なせてしまった自分自身の過去と直面させられる。それでもマイケルを諭すエルンストだったが、次に会う約束の当日にマイケルは自殺してしまう。

 常に観ている側の精神を逆なでするような作風で知られるシュレイダー監督の最新作は牧師を主人公にしたもので、これまでの作品以上に観ていてきつい作品になっていた。
 この作品のきつさは、何もかも出口が見えないと言うところにある。
 単純に企業が悪いとか拝金主義が悪いとかではない。それを糾弾しても何も変わりがないという事実を眼前に突きつけられるからなのだ。
 正直な話、なんでこんなきついのをわざわざ金出して観ないといかんのだ?という気分にさせられるのだが、逆に「だからこそ、これが映画だ!」という思いもある。

 そこであのラストシーンは映画としてこうあるべきことなのだろう。社会的にも人生においても行き詰まりの中、そこで情という部分に訴えたのは、僅かでも希望を提示するためだし、その希望なしでは物語として成立しないから。

 とにかく精神にどすっと来る作品を劇場で観られた充実感でいっぱいとなった。
無茶苦茶きついけど
白い刻印
1998米アカデミー助演男優賞(コバーン)、主演男優賞(ノルティ)
1998
全米批評家協会主演男優賞(ノルティ)
1998NY批評家協会男優賞(ノルティ)
1998ゴールデン・グローブ男優賞(ノルティ)
1998インディペンデント・スピリット作品賞、監督賞(シュレイダー)、主演男優賞(ノルティ)、助演男優賞(コバーン)、脚本賞、撮影賞
<A> <楽>
リンダ・レイズマン
エリック・バーグ(製)
ニック・ノルティ
ジェームズ・コバーン
ウィレム・デフォー
シシー・スペイセク
メアリー・ベス・ハート
ブリジット・ティアニー
ジム・トゥルー
ホームズ・オズボーン
ブローリー・ノルティ
★★★★
物語 人物 演出 設定 思い入れ
ラッセル・バンクス (検索) <A> <楽>
 この年の助演男優賞はコバーン除いてみんなノミネート経験者。
キャット・ピープル 1981
<A> <楽>
チャールズ・フライズ
ジェリー・ブラッカイマー(製)
アラン・オームズビー(脚)
ナスターシャ・キンスキー
ジョン・ハード
マルコム・マクダウェル
アネット・オトゥール
フランキー・フェイソン
ルビー・ディー
エド・ベグリー・Jr
スコット・ポーリン
ジョン・ラロクエット
リン・ローリイ
レイ・ワイズ
★★★★
物語 人物 演出 設定 思い入れ
 兄のポール(マクダウェル)と同居するために妹のアリーナ(キンスキー)はニューオリンズに上京してきた。だが、その夜娼婦が黒豹に襲われる事件が起こる。動物園に捕らえられた黒豹を見たアリーナは直感でその豹を逃すのだが、その夜に帰ってきたポールから、恐るべき事実を告げられる…
 
『キャット・ピープル』(1942)のリメイク作品。
 総じてさして評価は高くない作品なのだが、私にとって偏愛度はかなり高い
(私自身かなりのネコ好きだと言うのも理由だろうが)
 確かにストーリーが鈍重で観ていて退屈する部分はあるが、雰囲気が凄く好みだったし、なんと言っても本作はキャラクターがものすごく良い。野性的な風貌を持つ
(はっきり言ってしまえばネコっぽい)キンスキーを主演にしたのは大正解。兄のポール役のマクダウェルもべたーっとした不気味さを良く表していていた。
 それにこの作品、背徳感に溢れた雰囲気が良いんだよ。近親相姦を扱ってもいる事も一つだけど、一旦男と寝てしまうと、その男を食い殺さねば、再び人間に戻ることが出来ない。その究極の選択を強いられる時の、背徳感と絶望を感じる演出。それでも寂しさのあまりオリバー(ハード)とベッドインしたときの、吹っ切れた彼女の表情。なんだかその雰囲気に飲まれ、涙が出そうになった。
 その後の変身シーンも凄い。通常この手の作品だとモーフィングで人間から動物へと過程を追って変化するのが好まれるが、本作の場合、人間の皮膚を突き破って身体の中から黒豹が現れる。皮膚が割れるとき、本当に痛そう。ここでも雰囲気に飲まれてたので、分かるはずのない黒豹の表情のなかに悲しみまで見てしまったよ(キンスキーはクラウス=キンスキーの実の娘だが、その顔つきのあまりの違いから「野獣から生まれた美女」とまで言われたが、変身の瞬間の苦しみの表情は、やはり父親譲り。やはり親子だったんだな)。
 それで結局人間に戻ることを放棄してしまい、動物園で豹の姿のままうずくまるアリーナと、それを見つめるポール…なんだかこれにも背徳的な演出でドキドキした
(何てったって、人間と豹の間の愛情の演出だよ)。ラストのデヴィッド=ボウイのけだるい歌も上手くはまっていたと思うし。
 でも、やっぱキンスキーの雰囲気に尽きるな。この作品は。
アメリカン・ジゴロ
American Gigolo
<A> <楽>
フレディ・フィールズ
ジェリー・ブラッカイマー(製)
ポール・シュレイダー(脚)
リチャード・ギア
ローレン・ハットン
ニーナ・ヴァン・パラント
ヘクター・エリゾンド
フランセス・バージェン
K・カラン
リネア・クイグリー
ビル・デューク
★★★
物語 人物 演出 設定 思い入れ
製作年 1980
製作会社
ジャンル
売り上げ
原作
歴史地域
関連
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