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_(書籍) _(書籍) |
2023 | ジョン・ウィック:コンセクエンス 監督・製作 | |
ザ・コンチネンタル ジョン・ウィックの世界から 製作総指揮 | ||
2022 | デイ・シフト 製作 | |
2021 | ||
2020 | ||
2019 | ジョン・ウィック:パラベラム 監督・製作総指揮 | |
2018 | ||
2017 | ジョン・ウィック:チャプター2 監督 | |
2016 | ||
2015 | ||
2014 | ジョン・ウィック 監督 | |
2013 | ||
2012 | ||
2011 | ||
2010 | ||
2009 | ||
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1979 | ||
1978 | ||
1977 | ||
1976 | ||
1975 | ||
1974 | ||
1973 | ||
1972 | ||
1971 | ||
1970 | ||
1969 | ||
1968 | 9'20 誕生 |
ジョン・ウィック:コンセクエンス John Wick: Chapter 4 |
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裏社会の掟を破ったことで粛清対象となり、世界中を旅しながら身を隠し続ける伝説の殺し屋ジョン・ウィック(リーヴス)は、日本の大阪にあるコンチネンタルホテルに身を寄せた。そこにはシマヅ(真田広之)という古い仲間が支配人となっていた。シマヅはジョンを匿うのだが、そんなジョンを狙い、もう一人の凄腕殺し屋ケイン(イェン)が送り込まれるのだった。かつての親友三人が一堂に会するが、それは殺し合いの始まりとなった。一方、ニューヨークのコンチネンタルホテルの支配人ウィンストンは、裏社会の権力者となったグラモン侯爵(スカルスガルド)から、ジョン・ウィックを殺せなかった罪を問われ、支配人の座を追われてしまう。 ジョン・ウィックシリーズももう四作目。まさかここまで続くシリーズになるとは思いもしなかったし、キアヌ・リーヴスにとっても代表作の一本と言って良い作品になった。これまでの三作品は、それぞれにちゃんと方向性が異なり、一つ一つが面白い魅力に溢れていたが、四作目の本作はどうかと言うと、これまた大きな特徴を持つ作品となった。 本作の特徴。それはストーリーでも何でもない。とにかく撃ち合って格闘をして進むジョン・ウィック。これだけである。 確かに端々にストーリーらしきものはあるが、それは単にジョンが移動する根拠に過ぎない。最低限次にどこに行くかだけを告げ、そこでまた撃ち合いと格闘。場所によってはカーチェイスと、何度も車に轢かれるシーンもある。だいたいそれくらい。そもそも一般人がいる街中で普通に銃撃戦が行われ、警察も出てこない。この映画の舞台は現実世界とは少し違っているのは分かるが、ここまで無茶苦茶だとあきれを通り越して感動を覚えるほどだ。 しかし、その割り切りが本作の最大の魅力である。二時間半の時間のうち、二時間近くを銃撃戦で終始させるなんて、普通考えないし、考えたとしても退屈させないで見せられるのは不可能だと思うのだが、これだけ長い作品なのに、実際に飽きが来ないという恐ろしい作品である。大阪のコンチネンタルホテル、ベルリンのディスコ、パリの中心地、パリの無人のアパートメント、サクレ・クールの五箇所でそれぞれ銃撃戦が展開するが、それぞれの場所に特徴があって、出てくる悪人達もそれぞれ特徴あり。武器とかもちゃんと場所によって変わっているので、どれも新鮮な見応えがある。 それぞれの銃撃戦についてもまるでゲームを見てる感じなのだが、それぞれの違うゲームを見てる感じなのでメリハリがあって違いがはっきり分かる。個人的にはパリのアパートメントの銃撃戦がツボで、火柱を上げる銃で完全武装の敵を吹っ飛ばす爽快感は大画面で観ていて実に楽しい。 本来ジョン・ウィックの方も重武装が必要なのだが、完全防備のスーツだけで済んでしまうのも凄い。なんというか、この銃撃戦観てると、当初『リベリオン』(2002)っぽさを感じていたのだが、どれだけ撃たれてもとスーツだけで防ぎきっているシーンを見せられると、だんだんジョン・ウィックが装甲服を着てるような気分になり、最後は『ケルベロス 地獄の番犬』(1991)の銃撃を観てる気分になる。 銃撃しか印象にない作品なのに、その銃撃が面白すぎるという、滅茶苦茶な作品だった。尖りきった個性を見せつけられた。 |
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ジョン・ウィック:パラベラム John Wick: Chapter 3 - Parabellum |
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2019放送映画批評家協会アクション映画賞 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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殺し屋達が集うコンチネンタル・ホテルで重大な規則違反を起こしてしまったジョン・ウィック(リーヴス)は、1400万ドルの賞金を賭けられ世界中の殺し屋から狙われる立場になってしまった。生き延びるためにニューヨークから脱出しようとするジョン。 ジョン・ウィックシリーズも本作で三作目。二作目となるジョン・ウィック:チャプター2の直後から話が始まる。これは殺し屋のルールを破ってしまったジョンに世界中の殺し屋が襲いかかってくると言うことで、次々に現れる殺し屋相手にたたみかけるようなアクションの連続となっていく。 一作目は復讐物語として、二作目は殺し屋としての誇りとしがらみを両天秤に掛ける物語、そして本作では逃亡者として。三作を通してシチュエーションが異なるところが面白いところだ。作り手側もいかに目先を変えようかと苦労しているのが分かる。 ただ、ストーリーはともかくとして、本作を観る目的はスタイリッシュ・アクションの方なので、ストーリーは二の次になってしまうのがちょっと残念。 今回もますますアクションには磨きがかかり、多数の殺し屋相手にキレッキレの動きで対抗するキアヌの姿はますます格好良い。もはや現実レベルの話ではなく、実はこれがマトリックスの中の世界だとバラされたとしても不思議でないくらい。 ただ、いくら重視しないとは言っても、ストーリーはもう少しだけ練って欲しかった。結局世界が狭いために特定の人物ばかりが出てくるので、逃亡者っぽく見えない。せっかく逃亡者という身分を手に入れたのだから、しがらみを捨てて一から物語を再構築すべき作品だったと思うんだよな。 |
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ジョン・ウィック:チャプター2 John Wick: Chapter 2 |
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ロシアマフィアの息子を殺すため、殺し屋として復帰したジョン・ウィック(リーヴス)。その復帰を知ったイタリアマフィアのボスサンティーノ(スカマルチョ)からかつての負債を盾に暗殺を依頼される。その依頼を断るのだが、サンティーノはジョンを追い詰めるため、思い出の場所を次々に破壊し始めた。仕方なく一度だけの約束で殺しを請け負う。 スマッシュヒットを取ったジョン・ウィックの続編。この作品も1作目に劣らずスタイリッシュなアクションが展開する。 てっきり1本目の焼き直しかと思ってたのだが、ここでは違ったアプローチが用いられて雰囲気がだいぶ変わっている。 1作目との大きな違いは、第一に犬が死ななかったこと。これでジョンには生き残る理由が出来た。 第二に範囲が随分広がったこと。1本目はどこか分からないけどアメリカのどこかの町が舞台だったが、今回はジョンはアメリカを離れてローマに行っているので、一応この世界にも世界的な広がりがあったことを思わせてくれる。 ジョンは殺し屋なので、行って義務的に人を殺して去って行くだけだし、基本的に屋内のためにやってることは何にも変わりはないのだが、それだけで雰囲気がだいぶ変わった感じがある。 あと、一匹狼の感があったジョンにも、結構たくさんのしがらみがあったことも分かった。というより、しがらみだらけ。ギャングの掟は義理や人情といったものに近く、それに縛られながら戦っている。ジョンが過去引退したのはそんなしがらみから逃げるためだったのかも知れない。そしてこの話ではそのしがらみの中で生きることをジョンは選択する。しがらみを逆手に取って、時に相手を強迫して生き残るという物語展開となった。 演出自体は1作目と較べて目新しさは無いが、現実離れしたスタイリッシュさは健在で、ラストシーンがとにかく格好良いのでチャラ。 |
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ジョン・ウィック | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
2014ゴールデン・ラズベリーラジー・リディーマー賞(リーヴス) | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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かつて名うての殺し屋として名を馳せたジョン・ウィック(リーヴス)は、愛する妻ヘレンのために引退し、その妻が病で亡くなった後は妻から贈られたデイジーという子犬と共に静かな生活を送っていた。そんなある日、ジョンのことを知らないロシア人マフィアの息子が家を襲撃し、愛車69年式マスタングを奪った上にデイジーを殺して去って行く。全てを奪われたジョンの怒りが燃え上がり、封印した武器を取り出して、関係者一人一人を血祭りに上げていく。 これまで何作も代表作とされる作品の主演を張った(その分駄作も多いが)キアヌ・リーヴスが、又新しい代表作を手に入れた。 ジョン・ウィックというこのキャラは大変魅力的だ。やってることは復讐劇という古典的なものだが、泥臭さとは全く無縁で一々とにかくポーズが決まってる。 そんなポーズを見せられるのは演出が突出して良いから。勿論これは監督の力量によるものだが、何よりこの特殊な舞台と背景を用意できたのが本作の強さだ。 この作品に登場するのは裏社会の面々なのだが、基本的に登場人物全てが殺し屋に関わる人たちで基本的に一般人が登場しない。むしろ物語上一般人が排除されている。 それで完全に閉じた世界の中で物語が展開することになるのだが、そのためにものすごく話が単純になる。実際本作は、復讐に燃える主人公が悪人を一人一人血祭りに上げるだけの話である。それ以上は必要ないとばかりに割り切った話になってる。シン・シティ(2005)に近い演出だが、演出的にはこっちの方が絶対面白い。 あまりに単純な話を映画一本に収めるためにどうすれば良いかというと、演出と人物描写で持たせる方法を採ったのが本作である。 それは大成功と言えよう。 現実離れした設定と、とにかく一々決めるポージング。そして徐々に怪我とかで肉体も服装もボロボロになりながらも格好良さを崩さないジョン・ウィックの姿。 それが本作を唯一無二の作品にしているし、それだけ求めれば良い。他の余計な部分を全て剥ぎ取った、最も監督が作りたかったものがここにある。 |
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