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デヴィッド・リーチ
David Leitch

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書籍

_(書籍)

_(書籍)
2018 デッドプール2 監督
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2014 ジョン・ウィック 経堂監督・製作
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タイトル
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デッドプール2
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サイモン・キンバーグ
ライアン・レイノルズ
ローレン・シュラー・ドナー
スタン・リー
ジョン・J・ケリー
ジョナサン・コマック・マーティン
アディッティア・スード
レット・リース
ポール・ワーニック(製)
レット・リース
ポール・ワーニック(脚)
ライアン・レイノルズ
ジョシュ・ブローリン
モリーナ・バッカリン
ジュリアン・デニソン
ザジー・ビーツ
T・J・ミラー
レスリー・アガムズ
ブリアナ・ヒルデブランド
カラン・ソーニ
ジャック・ケシー
忽那汐里
エディ・マーサン
ロブ・ディレイニー
ビル・スカルスガルド
テリー・クルーズ
ブラッド・ピット
ディッキー・グリーンリーフ
アラン・テュディック
ランダル・リーダー
ジェームズ・マカヴォイ
エヴァン・ピーターズ
ニコラス・ホルト
タイ・シェリダン
アレクサンドラ・シップ
コディ・スミット=マクフィー
ステファン・カピチッチ
★★★★
物語 人物 演出 設定 思い入れ
 (勝手に)悪人をぶち殺しまくって日々充実した日々を送っているウェイド・ウィルソン=デッドプール(レイノルズ)。だがマフィアの襲撃を受け、最愛のヴァネッサ(バッカリン)を失ってしまった。意気消沈したウェイドは知り合った発火能力を持つミュータントの少年ラッセル(デニソン)を助ける際、施設の人間を殺してわざと刑務所に入れられ、ミュータント能力を封じてもらって死んでいこうとする。だが未来から来たサイボーグミュータントのケーブル(ブローリン)によって襲撃を受け、刑務所は壊滅してしまった。ケーブルの狙いがラッセルだと知ったウェイドは、ラッセルを守ることを誓い、ミュータント軍団を集めることにする。
 2年前に作られてスマッシュヒットしたマーベルヒーロー作品『デッドプール』(2016)続編。前作同様主人公役のレイノルズが製作の一員となって、前作以上にはっちゃけた物語となっている。
 そもそもデッドプールというのはマーベルヒーローの中では異色の存在で、特にX−MENキャラが正義と悪の狭間にあって苦悩する中、強烈な自我によって基本的にほとんど悩まない。
 基本的には正義を行うという意識はあるものの、「俺ちゃんが全ての中心」というマイペースぶりなため、自分が悪人と決めた人間は即殺すし、汚い台詞も使うし、その中にはセクシャルなメッセージもちりばめる。時には画面のこちら側に向かって喋りまくる。
 これは原作者のお遊びで、デッドプール自身は自分がコミックのキャラであることを自覚しており、作品の中でどれだけ人を殺しても現実は影響を受けないから、現実世界にいる読者を楽しませるために無茶をするという性格をしてる。いわば二次元と三次元世界を行き来する道化である。
 それだけに漫画ではなく映像化は難しいキャラでもあった。実際に過去『ウルヴァリン:X-MEN ZERO』(2009)で登場した時は単なるおしゃべりキャラにしかなってなかった(しかもラストでは口を縫い合わされて無口キャラになってた)。
 その時の印象としては、デッドプールを映像化するなら、下品でエキセントリックなキャラ以外にはできないのかとおもったものだ。
 それが『デッドプール』観た時に、存分にデッドプールになっていたことで、とにかくとても安心した。
 終わり方も、いかにも「続く」と言った感じで、続編を待ち望んでいたが、2年後にそれが実現した。あのクォリティをまた観られるだけでも充分だったけど、本作はそれ以上の見事な出来。

 デッドプール自身の良さは既に『デッドプール』レビューで書いたけど、その良さを更に上乗せしたのが本作だった。
 一作目は充分な出来だったけど、ややチープなところが不満だったが、一作目のヒットによって潤沢な予算が付いたために派手になったし、X−MENから数々のキャラがちゃんと登場してる。前作ではコロッサスとネガソニックの二人だけだったが、今回で結構な数のミュータントが登場。オリジナルキャラまで総出演でカメオ出演してる。あの作品にそこそこの豪華さが加わったら無敵である。

 そして本作は意外なところで本作はポリティカル・コレクトネス(政治的な正しさ)にちゃんと沿った作りになってる。こんだけ平気で人を殺すキャラになにが?と思われるかも知れないが、ここで言うところのポリティカル・コレクトネスとは、殺人は入らない。重要なのは差別や偏見を行わないと言う事である。
 ここでのデッドプールは決してマイノリティに向かって手を上げない。悪人とかには容赦ないけど、その悪人は基本的に悪人であり、普通の人間である。これらは差別の対象には含まれない。
 …根本的なところで何か間違ってるような気もするんだが、それでもデッドプールは偏見や差別はしない。その人をありのままに受け入れた上で、自分に関係ないと思えば無視するし、敵対すれば容赦なく殺し、自分が愛したいと思ったら愛する。
 博愛主義者ではないが、偏見がないというのはこう言うことである。デッドプールの世界は自分を単位としているので、自分の感情のままに個人的な人間関係を作るところに特徴があるのだから。

 そんなデッドプールはようやくこの話で自分が何を求めていたのかを認識する。
 これまでの彼の生活は、ヴァネッサとの愛があればそれで充分満足だったのだが、ヴァネッサの死を経験し、その痛みを乗り越えることによって、助け合う形としての家族を手に入れることを求めるようになった。
 この作品ではその過程が結構丁寧に描かれている。
 オープニング時の喪失感から来る死を願う心が、コロッサスの尽力でX−MENとして生きる可能性を見いだし、それも嫌になって又死を願い、それからラッセルを助けるために自分勝手にX−FORCEを作り、それも駄目になってしまうと、さしのべられたケーブルの手を取り、擬似的な家族を作っていく。
 家族というのも全てデッドプールの主観で構成されることになるのだが、それがデッドプールらしさなのだろう。

 だから本作は、少々一般基準から外れるものの、
デッドプールという変態の愛を描いたものというのが一番分かりやすいかも知れない。
 そしてこういう「家族を作る物語」はモロに私のツボだってのが問題で、ラストは本当に幸せな気分にさせられたし、丁度連発しておんなじテーマの『万引き家族』(2018)を観ていたため、心にぐっとくるものを感じてしまった。

 ヒーロー映画としても充分な出来だが、ミュータントとしては微妙な、しょっぱい能力しか持たないキャラを多数出したり、最大の見せ場であるはずのジャガーノートとの戦いを
「さあCGの戦闘シーンだ」と言ってコロッサスに丸投げしてしまうとか、その辺のふざけたシーンもらしくて良し。個人的には『X-MEN:ファイナル ディシジョン』(2006)であまりにも情けない描かれ方をされたジャガーノートちゃんと描かれたことも満足。

 そして出てくる小ネタの数々がツボ押さえていて、これも楽しい。
 総じて1作目を超えたとても楽しい作品になったと言えるだろう。

 ちなみにここから大変なネタバレになるが、物語前半でちらっと出てきたX−MENメンバーは、全員本物で、現在撮影中の新作の中で、このためにわざわざ撮ったのだとか。そして大物スターであるブラッド・ピットとマット・デイモンの出演。ブラピは一瞬だが、その姿が確認できるが、ジミーの方は特殊メイクで全く分からない。

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