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ジョン・タートルトーブ
Jon Turteltaub

Jon Turteltaub
Wikipediaより
<A> <楽>
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鑑賞本数 7 合計点 20.5 平均点 2.91
書籍
 
2019
2018 MEG ザ・モンスター 監督
2017
2016
ラッシュアワー
<A> <楽> 監督
2015
2014
2013 ラストベガス 監督
2012
2011
2010 魔法使いの弟子 監督
2009 ディズニー映画の名曲を作った兄弟:シャーマン・ブラザーズ 出演
ハーパーズ・アイランド
<A> <楽> 製作総指揮
2008
2007 ナショナル・トレジャー リンカーン暗殺者の日記 監督
2006
ジェリコ 〜閉ざされた街〜(1st,2nd)
<A> <楽> 製作総指揮
2004 ナショナル・トレジャー 監督
2000 キッド 監督
1999 ハーモニーベイの夜明け 監督
1998
フロム・ジ・アース [人類、月に立つ]
<A> <楽> 監督
1997 ロケットマン 監督
1996 フェノミナン 監督
1995 あなたが寝てる間に… 監督
1993 クール・ランニング 監督
1992 クロオビキッズ 監督
1991 ドライビング・ミー・クレイジー 監督
1990 バーバリアン・ブラザーズの シンクビッグ 監督・脚本
1963 8'8 誕生

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MEG ザ・モンスター
The Meg
<A> <楽>
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ロレンツォ・ディ・ボナヴェンチュラ
ベル・アヴェリー
コリン・ウィルソン
ジェラルド・R・モーレン
チアン・ウェイ
ランディ・グリーンバーグ
バリー・オズボーン(製)
ディーン・ジョーガリス
ジョン・ホーバー
エリック・ホーバー(脚)
ジェイソン・ステイサム
リー・ビンビン
レイン・ウィルソン
ルビー・ローズ
マシ・オカ
ウィンストン・チャオ
ジェシカ・マクナミー
オラフル・ダッリ・オラフソン
ソフィア・ツェイ
クリフ・カーティス
ペイジ・ケネディ
ロバート・テイラー
★★★
物語 人物 演出 設定 思い入れ
製作年 2018
製作会社
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原作
MEG ザ・モンスター <A> <楽>
スティーヴ・オルテン (検索) <A> <楽>
歴史地域
関連
キーワード
ラストベガス
Last Vegas
<A> <楽>
ローレンス・マーク
エイミー・ベアー
ネイサン・カヘイン
ジェレマイア・サミュエルズ
ローレンス・グレイ(製)
ダン・フォーゲルマン(脚)
マイケル・ダグラス
ロバート・デ・ニーロ
モーガン・フリーマン
ケヴィン・クライン
メアリー・スティーンバージェン
ジェリー・フェレーラ
ロマニー・マルコ
ロジャー・バート
ジョアンナ・グリーソン
マイケル・イーリー
ブレ・ブレア
★★★☆
物語 人物 演出 設定 思い入れ
製作年 2013
製作会社
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原作
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関連
allcinema Walker ぴあ IMDb CinemaScape
wiki キネ旬 eiga.com wiki(E) みんシネ
魔法使いの弟子 2010
<A> <楽>
トッド・ガーナー
ニコラス・ケイジ
マイク・ステンソン
チャド・オマン
ノーマン・ゴライトリー
バリー・ウォルドマン(製)
ダグ・ミロ
カルロ・バーナード
マット・ロペス(脚)
ニコラス・ケイジ
ジェイ・バルシェル
アルフレッド・モリナ
テリーサ・パーマー
モニカ・ベルッチ
トビー・ケベル
オマー・ベンソン・ミラー
アリス・クリーグ
ジェイク・チェリー
ペイトン・ロイ・リスト
ニコール・インガー
ジェームズ・A・スティーヴンス
★★★
物語 人物 演出 設定 思い入れ
ナショナル・トレジャー リンカーン暗殺者の日記 2007
2008MTVムービー・アワード作品賞
2008全米年間興行成績第6位
2008iTunesダウンロードされた作品第6位
<A> <楽>
ニコラス・ケイジ
ジョン・ヴォイト
ハーヴェイ・カイテル
エド・ハリス
ダイアン・クルーガー
ジャスティン・バーサ
ブルース・グリーンウッド
ヘレン・ミレン
★★★
物語 人物 演出 設定 思い入れ
 フリーメイソンの宝を発見し、すっかり時の人となったベン=ゲイツ(ケイジ)は父のパトリック(ヴォイド)と共に、自分たちの祖先トーマス=ゲイツが南北戦争で果たした役割について講演をしていた。そんな彼らの前に現れたウィルキンソン(ハリス)と名乗る古美術商は、実はリンカーン大統領暗殺の首謀者こそがそのトーマスであるとの衝撃の歴史を告げられる。大統領暗殺者の末裔という汚名を着せられてしまったベンは何としても祖先の無実を晴らすべく、再びライリー(バーサ)と現在別居中の恋人アビゲイル(クルーガー)の協力を得て調査を開始する…
 ディズニー&ブラッカイマーによるスマッシュ・ヒット作『ナショナル・トレジャー』の正統な続編で、前作を超える大ヒットを記録した。
 前作『ナショナル・トレジャー』の方は、なんか全然はまりきれず、無茶苦茶書いていたものだが、今になって改めて考えると、むしろ
子供の頃の夢をストレートに描いた作品として悪くなかったんじゃないか?と思えている自分がいる(敢えてコメントは全く直してないけど)
 そんなこんなで割と素直な気持ちで続編の本作を観てみたが、やっぱりこの手の作品は斜に構えて観てはいかんと言うことを改めて感じさせられることに…
 そりゃ前作以上にとんでもないし、ツッコミ所満載だし、いくら何でもこれはないだろう?という無茶苦茶な設定はあるものの、この手の作品を観る場合、むしろそれを笑って受け流すくらいの鷹揚さが必要なのかも知れない。
 自分でもこの心変わりが不思議なものだと思うが、前作で散々毒を吐きまくったので気持ち的にも落ち着いたのかも知れないし、むしろ私が本来のこの映画の楽しみ方が分かったと言うことなのかも知れない。
 これをまともに大人が鑑賞するハードな作品と思って観るから怒るのであって、むしろ最初から
子供向きの、ワクワクハラハラの冒険物語として考えれば全く問題ないのだ。ワクワクさせるのが目的ならば、設定の強引さなどあって然り。いやむしろ荒唐無稽の方が楽しいのだから。真面目に荒唐無稽のものを作ったという意味では『レイダース』シリーズと方向性は同じだし。
 それに今回は家族全員での冒険ってのが良い。天才的頭脳を持つベンの行動にただ付いていくだけじゃなくて、それなりにきちんと手順を踏んで、両親は苦言を呈しているし、何より、冒険を通して家族の絆がどんどん固まっていくってのは素敵じゃないか(家族の絆を描く作品がツボだっていう身も蓋もない理由なのかも知れない)。前作でそこまでつっこめなかったことが不満だったのが解消されてる。
 それに流血が極めて少ないので、安心して観ていられる。ここのところ劇場で観た作品が殺伐としたものばかりなので、良い感じに気を抜いて観られたし。結局これが本作のヒットの理由かな?
 キャラに関しては、無茶するベンに対し、それを抑えようとする役割が多かったのも特徴かな?結局抑えるどころか、煽ってしまうんだけど。カイテルはなかなか良い役割してるよ。

 冒頭、ベンは「家名に泥を塗る」と言う言葉を「Your name is Mudd」と言っていたが、その元ネタとなった人物はフォード監督によって、『虎鮫島脱獄』(1936)という作品で映画化されている。

 ところで最後まで解けなかった謎。大統領文書の47ページに何が書かれていたのか?これは続編への伏線なのか?
ナショナル・トレジャー 2004
2004全米BOXOffice第11位
<A> <楽>
ニコラス・ケイジ
ダイアン・クルーガー
ハーヴェイ・カイテル
ジョン・ヴォイト
ショーン・ビーン
ジャスティン・バーサ
クリストファー・プラマー
オレッグ・タクタロフ
デヴィッド・ダヤン・フィッシャー
ドン・マクマナス
エリック・キング
★★☆
物語 人物 演出 設定 思い入れ
 アメリカに入植したフリーメイソンの宝を探し続ける一族に生まれたベン=ゲイツ(ケイジ)は、ついに歴代の家族が知ることが出来なかった、“秘密はシャーロットが握っている”という謎の言葉の意味を解き明かすことに成功した。独立戦争時に消息を絶った“シャーロット号”こそがそれであると知ったベンはスポンサーのイアン(ビーン)と共に、北極に眠る“シャーロット号”をついに発見する。そこにあったのはたった一つのパイプのみ。しかし、そこに隠されていたメッセージは…
 ケイジはハリウッド一のアメコミマニアとして知られるだけに、自分をヒーローとするコミック的作品に出ることを切望していたそうで
(何度も自らをスーパーマンとした企画を挙げていたそうだ…これに関しては本当にやらなくて良かったと思うが)、これは当人にとっても最もやりたかった役だったらしい。それに答えるかのように本国アメリカでは大ヒットしていた。
 しかし、正直言って、
これは爆弾だろうとは思っていた。特にここ数年アメリカで大ヒットした作品というのは、大概がスカッとする内容のものばかりで、深みとかは求めていけないものばかり。キャラクタに思い入れがある場合、それが見事にはまって大変痛快な気分になるが、逆にキャラに何の愛着もない場合、ウェルメイドの物語を延々見せ続けられることになって退屈する。しかも私はケイジとは相性がかなり悪い。
 …それでも観てしまうあたり、私も私だ。
 で、本作は見事に私の
予想通りの爆弾だった。
 はっきり言ってしまうと、
つまらん。マッチョなヒーロー、ヒロインが悪者をばったばったなぎ倒していくパターンじゃなくて、頭脳戦をメインに持ってきたあたりは良い目の付け所だと思うが、問題はその謎の解き方が強引且つご都合主義で、ほとんど一本調子。まるでお使いのようで、昔の日本のRPGを見せられてる気分(強いて言えば『ダイ・ハード3』(1995)のパターン)。最初のパイプを見て、あれだけのヒントだけで独立宣言書に至ってしまう辺りでいやな予感はしていたのだが、ケイジ扮するベンの頭脳があまりに超人的な上、行く先々でヒントと危ないところを助けてくれる人が出てくるあたりで、脚本のいい加減さとご都合主義の物語の酷さが見えてしまう。それが物語の軽快さになってるというのは確かにせよここまでリアリティから外れると、ちょっと私の好みじゃないなあ。
 「ご都合主義」と言えば良いけど、実際設定も酷い。
 よし。
久々にあら探しをやってみよう

<最初に北極圏の描写。ありゃどう見ても北極には見えない。なんだ?あのベタ雪は。船の中では火薬が全く凍ってないわ、しかも手袋外して金属触ってるし(氷点下数十度の世界では金属に手を触れたら手がくっつくよ)。
 巻き取ることが出来る独立宣言文。200年の時間が経過していて、しかもあれだけ振り回してボロボロにならない紙って何だよ。
 レモンしか入ってないパパの冷蔵庫。この人、一体どんな生活を送ってるんだ?
 日時計の謎で、何年何月の何時何分」というのがなければならないはずの謎かけが、いつでも良くなってる(たまたまその日が適合したと言うことにせよ、ご都合主義極まりなし)
 200年後に何の問題もなく燃える火。これが油だったら、当然揮発してるはず。仮に石炭か何かだったら、あんな風に燃えたりしない。
 宝の数々。結局あれって盗掘の集積場だったわけ?
 ちなみに、フリーメーソンの設定だけど、一応テンプル騎士団との関わりもあるとかと言う話はあるにせよ、元々は石工職人のギルドから始まったと言うのが真相らしい。ちなみに今もちゃんと存在してるけど、別段秘密結社でもなんでもない…文句出ないのかな?>


 それに残念なのは、本作の作り方からすれば、父親との確執を越えるところに主眼点が置かれていて然りだと思ったのだが、それも軽くスルーされてしまった。実はこれこそが一番残念な点だった。物語そのものは軽快に進むのだから、その辺をきっちり描いてくれればもっと良かった。
あなたが寝てる間に… 1995
<A> <楽>
ダニエル・G・サリヴァン
フレデリック・リボウ(脚)
サンドラ・ブロック
ビル・プルマン
ピーター・ギャラガー
ピーター・ボイル
ジャック・ウォーデン
グリニス・ジョンズ
ミコール・マーキュリオ
アリー・ウォーカー
モニカ・キーナ
ディック・キューザック
★★
物語 人物 演出 設定 思い入れ
キッド 2000
<A> <楽>
オードリー・ウェルズ(脚)
ブルース・ウィリス
スペンサー・ブレスリン
エミリー・モーティマー
リリー・トムリン
チー・マクブライド
ファニタ・ムーア
ライリー・マクレンドン
★★★
物語 人物 演出 設定 思い入れ
キッド <A> <楽>
オードリー・ウェルズ (検索) <A> <楽>
 イメージコンサルタントとして莫大な収入を得ているラス(ウィリス)は、優秀で仕事に情熱を持ってはいるが、鼻持ちならない男だった。そんなある日、自宅で小さな男の子を目撃する。追い出そうとしたラスは、その子が実は7歳の頃の自分自身であることに気づいてしまう。
 子供の頃なりたかった大人になっているか?と言う問いかけがストレートに描かれる。時空を旅して過去や未来の自分自身と出会うという、大人向けの童話とも言える。
 ただ、ある意味心が痛む描写が多い。そもそも大人になってからこどもの頃を振り返ると、後悔以外なにも出てこないのだから、痛いものにしかならない。それを承知で作ったとしても、もの凄く普通にしかならなかった。こう作るしかなかったのかな?
 この作品の場合、観ている当人が、劇中人物に自分に当てはめることができれば成功したはず。これが普通になってしまったのは、つまり監督の力量不足でしかない。
ハーモニーベイの夜明け 1999
<A> <楽>
アンソニー・ホプキンス
キューバ・グッディング・Jr
ドナルド・サザーランド
モーラ・ティアニー
ジョージ・ズンザ
ジョン・アシュトン
★★
物語 人物 演出 設定 思い入れ
 ルワンダの密林でレンジャー2人を殺害し、アメリカへ強制送還されたイーサン=パウエル教授(ホプキンス)。裁判所は心を閉ざしてしまった彼を精神異常とみなし、全米最悪の重罪犯刑務所“ハーモニーベイ”に投獄される。彼が密林で失踪した2年間に何が起こったのか?事件に興味を持ったマイアミ大学の精神科医コルダー(グッティングJr)が事件の真相に迫ろうとするが…
 こいつはかなり凄い。だってストーリーは
『羊たちの沈黙』(1991)『愛は霧のかなたに』(1988)『ショーシャンクの空に』(1994)をそのまんまなんのひねりもなく混ぜ合わせ、更に『羊たちの沈黙』のレクター博士を主役に据える。この厚顔さには拍手しよう。
 それにしてもこれらのストーリーが完全に噛み合っておらず、ホプキンス一人が浮きまくってた感じ。グッティングJrは良い役者だと思うけど、ホプキンスと渡り合うほどじゃなかったのも問題。ラストだって、やっぱり。としか思えなかったし、演出も悪い。
 ただ、この作品で一つだけ大笑いした場面があった。刑務所の囚人の一人が切々と訴える台詞で、
エイリアンのキャラクターが悪魔になって現れるの」と言う台詞があり、それで「そこに出てくる生物がかい?」と訊ね返したところ、「ううん。シガーニー=ウィーヴァーに似てるの」っての(ちょっと台詞は違うか)。彼女がどういう認識をされてるかがよく分かる台詞だ。言っちゃなんだけど、納得してしまったし。
フェノミナン 1996
1997MTVムービー・アワード歌曲賞(エリック=クラプトン)、キス・シーン賞(トラヴォルタ&セジウィック)
<A> <楽>
ジョン・トラヴォルタ
キラ・セジウィック
フォレスト・ウィッテカー
ロバート・デュヴァル
デヴィッド・ギャラガー
ジェフリー・デマン
ブレント・スピナー
エリザベス・ナンジアト
★★★★
物語 人物 演出 設定 思い入れ
アルジャーノンに花束を(書籍)
 カリフォルニアの小さな町ハーモンに暮らす、自動車整備工のジョージ(トラヴォルタ)。知能的にはやや問題があるが、その素直な性格によって皆に好かれていた。ところが38歳の誕生日の晩、不思議な光を浴びて超人的な知能を得る。彼はその能力を世界に役立てようと考えるのだが、その能力にかつての仲間達は彼を敬遠するようになる。そんな時彼の目の前に現れたのは彼の片思いの相手レイス(セジウィック)だった。
 これは映画の本質とは全く違うのだが、かつて私が大ファンだった漫画家(未だにファンには違いないけど、もう彼の新作を読む事は出来ない。昨年亡くなったばかりだ)が「長いスランプ状態だったが、この映画を観て復帰できた」と漫画の後書きで書いていた事があったので、興味を持って観る事にした。最初からそう言う先入観を持つ事は甚だ危険ではあるのだが…
 前半部分を観た感想は、「な〜んだ。
『アルジャーノンに花束を』か」程度の感想しか持てなかった。何らかの要因で一気に知能が上がった主人公が後半段々元に戻っていくパターンだろう。大体再び人気が出始めたからってトラヴォルタをわざわざ使うなんてあざとい話だ。こう言う作品に女性とのハートフルな恋愛を持っていくのも常套手段だし、まあ、パターンかな?と思って眺めていた。
 それが、後半になって、ジョージの天才となった原因が究明された辺りからちょっと変わってきた。
 それは
確実に来る死を前に、自分がどう生きるべきか。と言う方向性に変わったからかと思う。医術の進歩のためと解剖を迫る医師の言葉は結構説得力があったが、それよりやはり自分の生を大切にしたいという思い。いや、むしろ彼の願いは自分ではなく、レイスとそのこども達と共にいたいと言う思いなのだろう。いかにして人の役に立つか。それは知識を人に分け与える事ではない。一緒に過ごし、その時間を大切にする事なんだ。と言う事がダイレクトに伝わってきた時にぐっと来た(ジョージの最初の願いは確かに自分の有り余る知性を人に与えたいというものだったから、あの医者の言う通りにしても良かったはずだ。だけど、それより大切なものがある事を全身で主張していた)。その後のストーリーは、客観的に見れば良くあるパターンではあるんだけど、そこで引き込まれてしまったため、ジョージの言葉の一つ一つが重く感じられた。
 そしてこの作品の一番良かったところはラスト。あれだけジョージの事を気味悪がった町の仲間達が彼の事を想って集まってくる。画面ではちょい役でしかなかったはずの彼ら全員が一年前より幸せそうに見える。実は彼らはジョージの言葉をちゃんと受け止めていたから、一年後の自分があったのだ。彼ら一人ひとりがジョージによって、少なくとも生きる上で大切なものを受け取っていた。ちょっとした言葉のやり取りがラスト・シーンにしっかり絡んでいるたため、あんな短いラスト・シーンの説得力は凄いものだった。単に虚しく終わることなく、最大限のハッピー・エンドを迎えさせたと言う事を評価したい。それだけしっかりと登場するキャラクターを踏まえてストーリー構成を行っていた訳だし、本当に丁寧に作られた作品である事がよく分かる。
 エリック=クラプトンのナンバーもうまくはまってた。
 私が見る限り、トラヴォルタの映画は
「良かった」か「最低」の二つしかないけど、これは間違いなく「良かった」方であり、多分彼の作品の中では一番好きになれそうだ。
タイトル
<A> <楽>
物語 人物 演出 設定 思い入れ
製作年
製作会社
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原作
書籍名 <A> <楽>
著者名 (検索) <A> <楽>
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WikipediaJ キネ旬 eiga.com WikipediaE みんシネ
クール・ランニング
<A> <楽>
ドーン・スティール
クリストファー・メレダンドリ
スーザン・B・ランドー(製)
リン・シーファート
トミー・スワードロー
マイケル・ゴールドバーグ(脚)
レオン
ダグ・E・ダグ
マリク・ヨバ
ジョン・キャンディ
レイモンド・J・バリー
ピーター・アウターブリッジ
★★★★
物語 人物 演出 設定 思い入れ
 1988年常夏の国ジャマイカ。100m走でカルガリーオリンピックを目指していたデリス(レオン)は選考会で転倒の巻き添えを食い、出場不可能になってしまった。オリンピック出場があきらめきれないデリスは、偶然に知り合ったボブスレーの元金メダリスト、アープ(キャンディ)の元を訪れる。消極的なアープもデリスの熱意に負けてコーチを引き受けることになるが…雪もコースもないジャマイカでのボブスレーの特訓が始まる…
 これは二番館の何かの併映で観た作品だったのだが、目的の映画より遙かにこっちの方が面白かったという、なんだか得をしたんだか損をしたんだか分からない作品だった。
 目的の映画が違っていたので、当然本映画の事前情報は全くなし。観始めてから、「ああ、コメディだな」と思い至ったくらい(大体併映作品はコメディが多い)。しかし、これは何?観始めた途端からぐいぐいと引き込まれていった。
 オープニング部分で、これが1988年の冬季オリンピックの話だって事は分かったが、笑いあり、熱血あり、友情あり、そして最後にはホロリとさせられる演出ありと、盛りだくさんの内容で、実話を元にしていながらこんなに面白い作品に仕上がってくれるとは。見事な出来だよ。
 思わぬ拾いものだったし、ラストの演出には、本気で画面に向かって声援を送っていた…この手の作品でこんなにはまるってのは、私にはとても珍しいんだが…演出の上手さかね?
 何にしても本作の特徴はとにかくカラッとしていること。ジャマイカというお国柄にピッタリ合った演出がなされている。妙な湿っぽさがないので素直にストーリーを楽しめるし、熱くなれる。
 スポーツ好きの人間は勿論、どんな人にもお勧めできる楽しい映画。
製作年 1993
製作会社
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原作
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