MOVIETOP

リチャード・ドナー
Richard Donner

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鑑賞本数 12 合計点 38 平均点 3.16
allcinema Walker ぴあ IMDb CinemaScape
wiki キネ旬 eiga.com wiki(E) みんシネ
書籍
 
2007
2006 16ブロック 監督
2005
2004
2003 タイムライン 監督・製作
2002
2001 デス・ヴィレッジ 製作
2000 X-メン 製作総指揮
1999 エニイ・ギブン・サンデー 製作総指揮
1998 リーサル・ウェポン4 監督・製作
ブルズ・アイ 製作
1997 陰謀のセオリー 監督
クロニクル 倒錯科学研究所<TV> 製作総指揮
ザ・クリーナー 製作
1996
1995 暗殺者 監督・製作
W.E.I.R.D. WORLD ウィアード・ワールド 製作総指揮
ボーデロ・オブ・ブラッド/血まみれの売春宿 製作総指揮
デーモン・ナイト 製作総指揮
1994 マーヴェリック 監督・製作
1993 ルシファー 製作総指揮
ダーク・プロフェシー 製作総指揮
ゴブリン 製作総指揮
1992 リーサル・ウェポン3 監督・製作
ラジオ・フライヤー 監督
1991 ハリウッド・アドベンチャー/3つの扉 監督・製作総指揮
ハリウッド・ナイトメア<TV> 製作総指揮
ジョン・キャンディの 夢におまかせ 製作総指揮
1990 フィアー・ナイト 製作総指揮
1989 リーサル・ウェポン2/炎の約束 監督・製作
スクリーム<TV> 監督・製作総指揮
ミステリーズ・パーティ 製作総指揮
1988 3人のゴースト 監督
1987 リーサル・ウェポン 監督
ロストボーイ 製作総指揮
1985 レディホーク 監督
グーニーズ 監督
1982 おもちゃがくれた愛 監督
1981 オーメン 最後の闘争 製作総指揮
1980 サンフランシスコ物語 監督
1978 スーパーマン 監督
1976 オーメン 監督
1975 刑事ブロンク/スペシャル 監督
青い渇き 監督
1969 おませなツインキー 監督
1968 君は銃口/俺は引金 監督
1963 コンバット(2nd)<TV> 「No Trumpets, No Drums」監督
1961 宇宙船X-15号 監督
1959 ミステリーゾーン<TV> 監督
1958 拳銃無宿(TV) 監督
1930 4'24 ニューヨーク州ニューヨークで誕生

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16ブロック 2006

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リチャード・ウェンク(脚)
ブルース・ウィリス
モス・デフ
デヴィッド・モース
ジェナ・スターン
ケイシー・サンダー
シルク・コザート
デヴィッド・ザヤス
コンラッド・プラ
ピーター・マクロビー
★★★
物語 人物 演出 設定 思い入れ
 NY市警のジャック・モーズリー刑事(ウィリス)は、かつて捜査中の事故で足を負傷してしまい、今ではすっかりやる気のない日々を送るようになってしまった。そんなある日、上司から証人エディ・バンカー(デフ)という男を16ブロック先の裁判所まで護送してほしいと頼まれる。目と鼻の先の護送だからと説得され、渋々引き受けるのだが、車での護送中、何者かの襲撃に遭う。命を狙われたエディを助けたジャックは、バーに身を潜め応援を要請する。そこに現れた同僚刑事フランク(モース)は、しかし思いもよらない事実を口にする…
 犯人護送のトラブルを描いた作品で、かつてのイーストウッド監督による『ガントレット』(1977)とよく似た形式の作品。主人公の立場とかもそっくり。違いとしては、アクションではなく、交渉が最大の見所にしたところだろう。警察というのは結構後ろ暗い所もあるので、その辺を交渉のテーマに持っていくあたり、低予算の強みを逆に上手く活用出来てただろう。物語自体もテンポ良くまとめられ、ニューヨークの街を上手く使って最後まで緊張感が持続するあたりは、やっぱりドナー監督の上手さ。アクション部分も小粒ながらきっちりとまとまってる。
 丁度ウィリスも疲れた刑事の役が妙にはまる年齢になっているようで、最初全然やる気のなかったのが、自分自身の身を守るために、やがて義憤に駆られて行動するに至るまでの助走が意外に好感度高し。このあたり丁度『ダイ・ハード』シリーズの延長としても見られるんじゃないか?悪徳警官役で登場したモースも貫禄の演技。やっぱ名脇役って感じだ。まあ、デフの軽薄なしゃべり方がちょっと気になったことくらいか?
 全般的に小粒な印象で、さほど特記する部分は無いにせよ、少なくとも2時間きっちり楽しめる作品に仕上がっているので、アクション好きな人には充分お勧め出来るレベル。
タイムライン 2003

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ジェフ・マグワイア
ジョージ・ノルフィ(脚)
ポール・ウォーカー
フランシス・オコナー
ジェラルド・バトラー
ビリー・コノリー
イーサン・エンブリー
アンナ・フリエル
マートン・ソーカス
マイケル・シーン
ランベール・ウィルソン
マット・クレイヴン
デヴィッド・シューリス
ニール・マクドノー
物語 人物 演出 設定 思い入れ
タイムライン(上)タイムライン(下)(書籍)マイケル・クライトン
 フランス南西部にある修道院遺跡の発掘現場から14世紀の石棺が出土した。同時にそこからは恐るべき事に、現代の製品としか思えないメガネのレンズと“Help Me”と書かれたメモが出土したのだ。その眼鏡は発掘プロジェクトのリーダーで、スポンサー企業ITCを訪ねたまま行方不明になったジョンストン教授のものと分かった。その真相を探るため、ITCに向かった教授の息子クリス(ウォーカー)をはじめとする発掘チームの面々は、ITCの社長から衝撃の事実を知らされる。教授は、ITCが極秘に開発した時空間転送装置で14世紀フランスに転送され、現地で消息を絶ってしまったというのだった。社長の願いにより、クリスらは教授の行方を追って中世フランスへと向かうが、そこは百年戦争の真っ只中…
 マイケル=クライトン原作の映画化作。日本ではかなりの期待作として公開され、キャンペーンも張られ、予告も良く流れた作品だったが、実は劇場では全く観る気が起きなかった。理由は簡単で、過去に行くパターンのタイムマシンもので碌な作品が見あたらないから…それに、
事実客の入りも相当悪かったようだし
 事実、映画を制作する上で、タイムマシンものは作りにくいものだ。特に過去にいく奴だと、複雑極まりないタイムパラドックスの説明が必要となるし、タイムマシンそのものについても説明しなければならない。これが小説だと膨大な量のテキストを費やして説明させる(煙に巻く?)ことが出来るが、ビジュアルに頼る映画の場合、どうしても説明不足になってしまう。
タイムマシンものが大抵は失敗に終わることは、その点に尽きる『タイム・マシン 80万年後の世界へ』(1959)『ターミネーター』(1984)の例もあるように、未来にいく、あるいは未来から現代に来る。と言うパターンには結構上手く作れるものもあるんだが)。
 本作は設定的には
見事にその悪い部分だけを見せてしまった。なにせ過去に行く説明がたった一言「ワームホール」だけだったし、あの伏線であのオチにするのはいくらなんでも無茶だ(この展開だと、フランスの王女が生きていると言う時点で話は破綻してるのだが、それを説明もしてない)
 それに何より本作は
演出が最悪
 本作は不可避に中世の描写が必要になるのだが、何だかもの凄く清潔な話になってる。舞台をあれだけ汚く作ってるのに、出てくる人間の大半はまるで風呂から上がったところにちょっとだけ汚れを付けただけ。大部分は髭をちゃんと剃った人間ばかりだし、特に現代から来た面々はどれほど泥の中を転げ回ろうと、次の瞬間にはこざっぱりした顔で出てくる
(特殊なコーティングでもされてるのか?)。変な話だけど、中世を描くんだったら、臭いが感じられるようなものにして欲しいよ。更に全く差別的な描写が無し。自国の民族だけが人間で、他の民族はみんな下等民族だと言い放つようなのばかりなのが本来の中世じゃないのか?女性でさえちゃんと同等に扱われてる(あのフランス王女とのキスシーンは思い切り引いた)。極めつけは、長引いた英仏戦争で疲れ切ってるはずの兵士達が全員ピカピカ光る鎧を着用して、まるでペンキ塗り立てのような、しかも全く同じ模様が描かれたつるつるの楯を持ってるという…リアリティのかけらさえ感じられない。この辺はいくつも上手い作品を観てきただけに『モンティ・パイソン・アンド・ホーリー・グレイル』(1975)なんかはコメディにもかかわらずあれだけ良い演出がなされていたし、最近では『ロード・オブ・ザ・リング』(2001)シリーズや、同じ時代のタイムパラドックスを扱った『おかしなおかしな訪問者』(1992)も描写の上では上手かった)、結果的にその描写の稚拙さばかりに目がいってしまった。
 更に言わしてもらうと、キャラクターに魅力がない。複数いる主人公は下手とは言わないけど、みんな細切れで動き回るため、思い入れを作る暇がない。
 これらは小説にすると、それらの短所一つ一つが逆に長所になるんだが、
その事を理解してなかったと言うこと。シナリオのやり方を間違えてしまった。
リーサル・ウェポン4 1998
1998ゴールデン・ラズベリー最低助演男優賞(ペシ)
1999MTVムービー・アワードアクションシーン賞(ギブソン、&グローヴァー、ブレイクスルー演技賞(ロック)、コメディ演技賞(ロック)、悪役賞(リー)

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チャニング・ギブソン(脚)
メル・ギブソン
ダニー・グローヴァー
ジョー・ペシ
レネ・ルッソ
クリス・ロック
ジェット・リー
ダーレン・ラヴ
トレイシー・ウルフ
デイモン・ハインズ
エボニー・スミス
スティーヴ・カーン
★★★☆
物語 人物 演出 設定 思い入れ
 相変わらずド派手な犯人逮捕を繰り広げるロス警察のマーティン=リッグス(ギブソン)とロジャー=マータフ(グローバー)に、保険会社までもがそっぽを向いてしまった。それで頭を抱えた署長は二人を内勤に留めるために警部に昇進させる。そんなある日、ヨットで会計士のレオ(ペシ)と釣りに出かけていたふたりは中国人の密航者を発見し、同情したマータフは自分の家に彼らを匿うことにするのだが…シリーズ第4作。
 監督・主演をオリジナルメンバーで6年ぶりの続編となる本作は、これまでのシリーズ中一番の明るい作品となった。1作目にはあった暗さが微塵もなくなってしまったが、本作が悪いとは全く思わない。むしろあのリッグズがよくここまで立ち直ったな。と言う思いを新たにできる。演出も派手だけでなく、しっかり計算された緩急が見て取れる。冒頭、全くストーリー上伏線にならないはずのシーンに異様な力が入っていて、その後で妙に力の抜けた話が続き、そこから徐々に緊張感が高まって、最後は又派手なアクション…と言う、
良い意味で抜き所を心得た演出は巧みだった。
 それに本作の面白いところは、悪役にジェット=リーを起用したところだろう。これまでもハリウッドは香港スターを起用することが何度かあったが、エキゾチックな彼らは大概正義の味方(もしくはそのサポート役)の役ばかり。に捉え、妙に強すぎるキャラとして描く傾向があったが、ここではしっかり悪としての存在感を出していた。大体フェアプレイを殊の外大切にしていたハリウッドが、
素手で襲いかかってくる人間に平気で銃をぶっ放すようになったというのは、一種のトピックではないかな?普段穏和な顔してるリーがこんな悪人の魅力を持っていることが分かったことも良し。
 それと、最後にリッグスとローナの間に赤ちゃんが生まれるってのも良い感じ。一話目で妻が死んだ事が彼の自殺癖の理由だったのだが、ここに来てそれが解消された。と言うことを示したかったのかも知れない。だとすれば、本作がシリーズの最後という事になるのだろうし。
暗殺者 1995
1995ゴールデン・ラズベリー最低主演男優賞(スタローン)

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アンディ・ウォシャウスキー
ラリー・ウォシャウスキー
ブライアン・ヘルゲランド(脚)
シルヴェスター・スタローン
アントニオ・バンデラス
ジュリアン・ムーア
アナトリー・ダヴィドフ
ミューズ・ワトソン
スティーヴン・カーン
スティーヴン・リスカ
★★★
物語 人物 演出 設定 思い入れ
 暗殺者として世界のトップと目されているラス(スタローン)。プロとして彼は仕事を着実にこなし、日常は慎ましやかに孤独を愛していた。だが、ある殺しの依頼を受けた彼の前に、彼より早く標的を殺害するものがいたことを知る。実はこれは同じく暗殺のプロ、ベイン(バンデラス)による、ラスへの挑戦状だった。執拗に彼につきまとい、徴発をするベインに、ラスもとうとう対決を決意する。
 あの荒々しかったスタローンも、こんな渋役を演るようになったんだな。まあ、似合ってる似合ってないはともかく、ようやくそう言う方向転換がなされたことに一応の評価をしたい。それにこういった役はあんまり演技力を必要せず、終始ぶすっとした顔をしていれば渋く見られるので得したんじゃないか?
 でも本作の一番の特色はスタローンとバンデラスの銃撃戦の静けさにあるんじゃ無かろうか?派手な部分は派手に、それで不意に静けさが訪れる。その時間感覚を狂わせる演出が抜きんでている。不思議な映像を見せてもらった。今になって知ったけど、脚本がウォシャフスキー兄弟なんだ。なるほど、確かにこの不思議な世界観を作るには彼らが一番か。
マーヴェリック 1994
1994米アカデミー衣装デザイン賞

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ウィリアム・ゴールドマン
パット・プロフト
ジム・エイブラハムズ
ロバート・ロキャッシュ(脚)
メル・ギブソン
ジョディ・フォスター
ジェームズ・ガーナー
グレアム・グリーン
アルフレッド・モリナ
ジェームズ・コバーン
ダブ・テイラー
ジェフリー・ルイス
ダン・ヘダヤ
ダニー・グローヴァー
コリー・フェルドマン
ロバート・フラー
ポール・L・スミス
デニス・フィンプル
デンヴァー・パイル
アート・ラフルー
ダグ・マクルーア
ヘンリー・ダロウ
バート・レムゼン
スティーヴ・カーン
マーゴット・キダー
ドナル・ギブソン
マックス・パーリック
★★★★
物語 人物 演出 設定 思い入れ
 開拓期の西部でミシシッピー河上のローレン・ベル号で賞金50万ドルという史上最高のポーカー大会が開かれることとなり、賭博師のマーヴェリック(ギブソン)は様々なトラブルに巻き込まれながらも、持ち前の強運とはったりで参加費用2万5千ドルを工面した。途中知り合った女ギャンブラーのアナベル(フォスター)も加えてついに始まったポーカー大会。マーヴェリックとアナベルは順当に勝ち進んでいくが…
 往年のTVシリーズ
「マーベリック」をベースに、西部を舞台に豪華キャストと丁々発止のやりとり、二転三転する物語。と、売れ線の要素をてんこ盛りにして送る豪華作(ちなみにTV版「マーベリック」の主役だったガーナーがギブソンの父親役で出演してる)。
 映画には割と定式というものがあって、劇中にポーカーが用いられる場合、カードの勝負のみならず、ストーリー上でもどんでん返しが待ってる事が多い。本作もその形式に則ってはいるのだが、それをまるで逆手に取ったように、連続してどんでん返しがやってくる。と言うか、最初から最後まで細かいどんでん返しばかりで構成されている。特に後半は一体どこまでどんでん返しが続くのか?と思えるほどで、それをコメディタッチで描き、実に楽しい作品となった。
 ギブソン&フォスターという二大スターの競演も嬉しいが、特に最近暗い作品やまじめくさった作品にばかり登場する二人がこんな軽めの作品に出ていたと言うことが一つのトピックだろう。ギブソンが楽しそうに演じてるのも良いけど、フォスターがこんな役もきちんとこなしているのが面白いところ。
 それを支えるカメラが素晴らしく、特に様々な対比の映像化によく現れている。それは砂漠と水の対比であったり、貧しい人間と豊かな人間の対比であったり、スピード感溢れるシーンと止め絵やスローモーションのシーン。その辺を上手い具合に演出していたので、最後まで飽きさせなかった。
 人を喰ったラストシーンも良し。ん〜、
でも、あれだったらすっぽんぽんでアナベル追いかけるよな。普通
 それと豪華なセットも見所の一つだが、この舞台となったのは国立公園で、撮影が終わったらすべてのセットを撤去しなければならないという制約があった。それで撮影は乾期で水量の減った川の近くで行い、更に仮にセットが残ったとしても自然に流してしまえるように建築物の高さを全て雨期で増水した川面の高さ以下に抑えると言った工夫をしたそうな。あの豪華客船でのポーカーも、実はあの当時よく行われていたそうだ。当時州によっては賭け事は禁止されていたのだが、河の上は治外法権だったから。という理由によるものらしいが。
リーサル・ウェポン3 1993
1993MTVムービー・アワード アクション・シーン賞(ギブソン)、コンビ賞(グローヴァー&ギブソン)、歌曲賞、キス・シーン賞(ギブソン&ルッソ)、魅惑的な男優賞(ギブソン)

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ジェフリー・ボーム
ロバート・マーク・ケイメン(脚)
メル・ギブソン
ダニー・グローヴァー
ジョー・ペシ
レネ・ルッソ
スチュアート・ウィルソン
スティーヴ・カーン
ダーレン・ラヴ
トレイシー・ウルフ
デイモン・ハインズ
エボニー・スミス
グレゴリー・ミラー
ニック・チンランド
アラン・スカーフ
★★
物語 人物 演出 設定 思い入れ
 マータフ(グローバー)が後一週間で引退という時、警察内の武器が流出するという事件が発生。リッグス(ギブソン)とマータフの二人は内部捜査の女刑事ローナ(ルッソ)と共に捜査を開始するが…
 『リーサル・ウェポン』シリーズ3作目。何かシリーズが進むに連れ、ますますリッグスは柔らかくなり、その分押さえ役であるはずのマータフの存在意義が無くなっていく。だからと言うこともないだろうが、今回はローナという女刑事を登場させ、話のバランスを取ろうとしている。彼女が真価を発揮するのは乱闘シーンで、ひときわ目立っていた。
 ただしストーリーそのものが大分間抜け、と言うか普通の刑事物に近くなったため、見るべきところが少なくなった。
 撮影はヤン・デ・ボン
リーサル・ウェポン2 炎の約束 1989
1989アカデミー音響効果編集賞

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ジェフリー・ボーム(脚)
メル・ギブソン
ダニー・グローヴァー
パッツィ・ケンジット
ジョー・ペシ
ジョス・アックランド
デリック・オコナー
ダーレン・ラヴ
トレイシー・ウルフ
スティーヴ・カーン
マーク・ロルストン
ジャネット・ゴールドスタイン
ディーン・ノリス
ジュニー・スミス
ネスター・セラノ
グランド・L・ブッシュ
★★★
物語 人物 演出 設定 思い入れ
 リッグス(ギブソン)&マータフ(グローバー)・コンビは、上司から麻薬捜査の打ち切りを宣言され、嫌々ながら小悪党の税理士(ペシ)の身辺警護をさせられることに。しかし、税理士の情報から巨大麻薬シンジケートの黒幕は南アフリカ駐米大使らしいことを突きとめた。二人は、さっそく捜査に乗りだすのだが…
 シリーズ2作目。前作同様ヒットを記録し、
1989年全米興行成績3位
 ギブソン演じるリッグスのキレぶりは今回も健在。妙に明るくなってしまっていて、ちょっと戸惑うが、観ているうちにこっちの方がかえって似合うような気もしてくるから不思議。1作目の真面目すぎる雰囲気とは異なって笑いも取っているので、そのための変更だろうか?マータフの性格も結構変わってるぞ。ジョー=ペシの登場により、かなり方向性を変えているのは確か。
 ストーリーは南アフリカ政府を悪者にしているが、当時の世界情勢から見ると、ようやくそのことが声高に言えるような時代だった。時代が産んだ作品とも言えよう。
 ちょっと気になるのはヒロインの存在。それがリッグスの変化を促しているのは分かるのだが、
ああいった終わらせ方をされるとなあ。
 ところで本作で家が崖を滑り落ちるシーンがあるが、あれは勿論セットには違いないが、実際に住むことが出来る本建築で建てられたもの
(ロケ地での条例でそうせざるを得なかったのだとか)
3人のゴースト 1988
1988米アカデミーメイクアップ賞

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アート・リンソン
シドニー・ポラック(製)
ミッチェル・グレイザー
マイケル・オドノヒュー(脚)
ビル・マーレイ
カレン・アレン
ジョン・マーレイ
キャロル・ケイン
ジョン・フォーサイス
ジョン・グローヴァー
ロバート・ミッチャム
アルフレ・ウッダード
ジェイミー・ファー
デヴィッド・ヨハンセン
スティーヴ・カーン
リー・メジャース
メイベル・キング
★★★
物語 人物 演出 設定 思い入れ
クリスマス・キャロル(書籍)
リーサル・ウェポン 1987
1987米アカデミー録音賞

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シェーン・ブラック(脚)
メル・ギブソン
ダニー・グローヴァー
ゲイリー・ビューシイ
ミッチェル・ライアン
トム・アトキンス
ダーレン・ラヴ
トレイシー・ウルフ
エド・オロス メンデス
アル・レオン
グランド・L・ブッシュ
スティーヴ・カーン
ドン・ゴードン
★★★★
物語 人物 演出 設定 思い入れ
 50歳の誕生日を迎えたベテラン刑事マータフ(グローバー)の新しい相棒は、麻薬課から愛銃ベレッタM92をひっさげて転属してきたリッグス刑事(ギブソン)だった。妻を亡くして自暴自棄になっているリッグスに手を焼きつつ、マータフとリッグスは徐々にうち解けていった。彼らはマータフの古い友人の娘の死因を探るうちに、巨大な麻薬組織の存在を知る。
 ドナー監督・製作による“最終兵器”と銘打ったシリーズの第1作。大いに好評を持って受け入れられ、
1987年全米興行成績10位
 
『マッドマックス』(1979)のシリーズから離れたメル=ギブソンがどんなものを演るんだろう。と結構わくわくしながら劇場に足を運んだ記憶がある。
 80年代刑事物として非常にストレートな作品ではあるが、物語としての出来は結構良く、良質な刑事ドラマとなっていた。他の刑事物と較べても頭一つ抜きんでた感じ。
 何よりそれはキャラクタの魅力に尽きるだろう。ギブソンはキレ役で、危ない奴を上手く演じているが、それより重要なのはグローバーで、私生活で何があろうとプロ意識を持ち続けるヴェテラン刑事役で、陰に日向にリッグスをサポートしている。そのバイ・プレーヤーに徹した役作りは上手い。結果的にこの二人の息が合っていたと言うことが最大の要因だろう。バディ・ムービーとしての基本をしっかりと抑えた作りに仕上げられてる。
 特にリッグスの変化が本作の魅力。最初の内は、あらゆるものに興味を無くして自殺癖まであるのだが、一方では極端に死ぬことを怖れていて、よほど自分を追い込まないと死ねない。そんな「生きよう」という気持ちがマータフによって徐々に変えられていく。最終的に防弾チョッキを着こんで最後の戦いに挑んでいく。彼は変えられたというよりは、本来の自分自身を取り戻しつつある。その過程がこの物語となっていたのではないだろうか。現にこれからシリーズ化されていき、リッグスはどんどん変わっていくのだから。
 色々アラも多いのだが、この二人の演技で救われた感じ。
グーニーズ 1985

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リチャード・ドナー
ハーヴェイ・バーンハード
スティーヴン・スピルバーグ
フランク・マーシャル
キャスリーン・ケネディ(製)
クリス・コロンバス(脚)
ショーン・アスティン
ジョシュ・ブローリン
ジェフ・B・コーエン
コリー・フェルドマン
ケリー・グリーン
マーサ・プリンプトン
キー・ホイ・クァン
ジョン・マツザク
アン・ラムジー
ジョー・パントリアーノ
ロバート・ダヴィ
★★★☆
物語 人物 演出 設定 思い入れ
 オレゴン州の港町アストリア。13歳のマイキー・ウォルシュ(アスティン)は、集まってきた悪友たちと屋根裏を探検するうち、海賊片目のウィリーが隠した宝の地図らしいものを発見する。実はマイキーの家は両親の借金のかたにとられることになっていたのだが、もしこれを見つけたら引っ越す必要がなくなる。マイキーはマウス(フェルドマン)、チャンク(コーエン)データ(キ・ホイ・クワン)の三人と、半信半疑でついてきた兄のブランド(ブローリン)とガールフレンドのアンディ(グリーン)を巻き込んで勇躍探検のたびに出発する。だがその頃、家でくすぶっていた。その頃、警察からフラテリー一家が脱獄していた…
 ドナー監督の代表作とも言える少年冒険物語(製作・原案のスピルバーグにとっても本作はスマッシュヒット)。その極めてストレートな作風が受けたのだろう。
スマッシュヒットを飛ばして1985年全米興行成績6位。それよりも日本の方でおお受けに受けた作品だ。
 本作を語るうえで避けて通ることが出来ないのが
「子供の頃の思い出」というやつだろう。特に男の子はまさにこう言う大人のみならず、ことにあこがれる。自分の見慣れた町に秘密があって、友達と一緒に冒険の末、宝物を見つけるというシチュエーションは憧れそのもの。もちろん本当にそんなことが起こるはずもないが、子供には何より大切な想像力と言うものがある。子供の想像力にかかっては、大人が観て何と言うこともないいつもの風景が飛びっきりの冒険の舞台にもなるのだ。その部分を刺激されると、どうにも弱い。どうしても手に乗ってしまいがちになる。
 本作の巧さはそのノスタルジー部分を実にうまく刺激してくれるところにあるだろう。まさに冒険真っ最中の子どもがリアルタイムで夢見ていることが目の前で展開しているのみならず、大人にとってもこれはそそられてしまう最高のシチュエーションだ。おそらく日本では
『スタンド・バイ・ミー』(1986)に次ぐノスタルジー映画の代表作ではなかろうか。これを丁度子ども時分に観たか、あるいは子どもを持って子どもたちと一緒に観ることが出来た人は幸いだろう。子供の頃にこれを観た人は、きっとこの映画に最大の楽しみを見出すことが出来るはず。ノスタルジーを刺激されると言う意味合いで本作を観るなら、大人だって楽しめることは受けあえる。
 それで私自身になるが本作が公開された1985年と言うのはおそらく本当に主体的に映画を観始めた年。少ない小遣いをやりくりして、片道小1時間ほどの電車に乗って映画観に行ったものだ。小遣いには限りがあるため、自然映画に行ける時間も限られ、2〜3カ月に一回だけ。そこで観られる映画を最大限楽しもうと心に決めて毎回わくわくしながら行ったものだが、残念なことにすでに純粋性と言うものを失っていた。小難しい映画を好む年齢に達していたこと。おそらく
一番観てはいけない狭い年齢の時に本作を観てしまった
 …結果は推して知るべし。「なんだこれ」と憤慨しながら帰り、この映画の出来を聞く人みんなにネガティヴ発言を繰り返していた。今から思うと、何と言う痛い行為を。と、
ちょっと嫌ぁな気持ちに陥ってしまう

 後年、吹き替えでテレビで観ることになったわけだが、その時は確かにアラは多いものの、素直に面白い作品と思えたので、やっぱり観ていた時代が悪かったと思えてしまう。だから、他の人同様、私もこの映画にはノスタルジーを感じるのだが、あくまでネガティヴなものになってしまうのが問題。
スーパーマン 1978
1978米アカデミー特別業績賞、作曲賞、音響賞、編集賞
1978英アカデミー新人賞(リーヴ)、
助演男優賞、撮影賞

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ロバート・ベントン(脚)
クリストファー・リーヴ
マーゴット・キダー
マーロン・ブランド
ジーン・ハックマン
テレンス・スタンプ
ジャッキー・クーパー
ネッド・ビーティ
トレヴァー・ハワード
スザンナ・ヨーク
グレン・フォード
ヴァレリー・ペリン
マーク・マクルーア
ジェフ・イースト
フィリス・サクスター
サラ・ダグラス
マリア・シェル
ハリー・アンドリュース
スティーヴ・カーン
ジャック・オハローラン
★★★
物語 人物 演出 設定 思い入れ
シリーズ第1作
 三人の悪人により破壊されたクリプトン星。だが、滅亡寸前に脱出カプセルに乗せられた一人の赤ん坊が宇宙に向けて射出される。赤ん坊が流れ着いた地球では、子供のない老夫婦に見つけられ、彼らの子供として育てられる。やがて成人した彼は新聞記者クラーク=ケントとしての表の顔と同時にスーパーマンとして悪を懲らしめる…
 アメコミのスーパースターを題材に、マリオ・プーゾの脚本、ブランドの出演など、なんと4000万ドルもの製作費を用いて作られた作品で、
1979年全米興行成績1位。貫禄である。
 
「空を見ろ、鳥だ、飛行機だ、いや…」というフレーズですっかり有名になってしまったスーパーマンだが、彼は元々アメコミの世界での超有名児。往年のテレビシリーズを経てついに映画化された(企画は何度もあったそうだが)
 ここでの配役が凄い。スーパーマン役のクリストファー・リーヴは兎も角
(後にスーパーマンと呼ばれることを極端に嫌い、この映画そのものを嫌悪したそうだが)、僅か10分に満たない登場ながらクリプトン星の父親ジョー・エルを演じたマーロン・ブランド(この映画で初の100万ドル俳優になったそうな)、悪役にジーン=ハックマン。地球での育て親にグレン=フォード。蒼々たるメンバーが揃っている(実はスーパーマンの候補にはスタローンも挙がっていたそうだが、「イタリア的すぎる」とはねられてしまったとか)。
 ストーリーそのものは意外に破綻もなく、きちんとスーパーマンを描いている。登場がやや遅い感があるが、彼の前半生を語るためには仕方ないことか。古い型の電話ボックスでの変身シーンもちゃんとあり、テレビでのファンも満足いく出来だろう。単純なヒーロー像ではなく、肉体的には強くとも、心は繊細というスーパーマン像もやりすぎなかった分良し。
 だけど、この作品でちょっと疑問なのがオチ。恋人の死に悲嘆するあまり、時間を戻してしまうのだが、そんなことが出来るんだったら、
物語そのものが成り立たなくなってしまうではないか。それに、国民性故仕方ないとは言え、アメリカばかりを助けるヒーローってのもなんだしなあ。出来の良いのは認めるが、そこら辺がどうしても我慢できない映画になってしまった。
 本作にスーパーマンの父親として登場したのがマーロン=ブランドだが、僅か3日の撮影で300万ドルの報酬を得たという。しかし本人は撮影当日酔っぱらっており、脚本も覚えてなかったとか。
 この映画の直後、TV版
「ルパン3世」でもスーパーマンネタが使われていて、私にとってはそっちの方が印象が強かったくらい。
 ちなみに、アメコミマニアのニコラス・ケイジは長いこと本作の主役クラーク・ケント(要するにスーパーマン)をやりたがって何度も企画を立ち上げたそうだが…
やらなくて本当に良かったと思うぞ…なんか息子にスーパーマンのクリプトン星の名前“カルエル”と名付けたそうだけど。
オーメン 1976
1976アカデミー作曲賞(ゴールドスミス)、歌曲賞(ゴールドスミス)
1976英アカデミー助演女優賞(ホワイトロー)

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ハーヴェイ・バーンハード
メイス・ニューフェルド(製)
デヴィッド・セルツァー(脚)
グレゴリー・ペック
リー・レミック
デヴィッド・ワーナー
ハーヴェイ・スティーヴンス
ビリー・ホワイトロー
ホリー・パランス
レオ・マッカーン
アンソニー・ニコルズ
★★★★★
物語 人物 演出 設定 思い入れ
オーメン(書籍)デヴィッド・セルツァー 書評
シリーズ第1作
 外交官夫妻のロバート(ペック)とキャシー(レミック)は子供を死産で亡くし、同じ日に生まれたという赤ん坊を譲り受ける。その子はダミアンと名づけられすくすくと育つのだが、彼の成長するにつれこの家族の周りで不吉な事故が続く。やがて不審に思う父親は彼の出生の秘密を追うが…
 
1976年全米交渉成績3位『エクソシスト』(1973)以降ホラー作品は注目されてきたが、その決定版となったのが本作と同年に公開された『キャリー』(1976)だった。特に本作は『エクソシスト』以来の本格的オカルト映画と言うことで、このジャンルを一気にメジャーに持っていくことに成功した作品として記憶されるべきだろう。
 ホラー映画は数多くあり、私もかなりの数を観てきたと思っているが、未だ
これ以上の怖さに出会った事はない。とにかく画面が恐ろしいほど美しく、更に恐ろしい。特に音楽の効果が実に映えている。作曲者のジェリー・ゴールドスミスがこの作品でオスカー取ったのも頷ける。
 冒頭部分でいきなり「ダミアーン」とか叫ぶ女性が出てきて、突然自殺するという衝撃的な部分から、写真の通りに死んでいく人達、そして明かされたダミアンの正体。と、盛り上げ方は実にツボを心得ている。特に初見で
墓を暴くシーンを見た時など、ぐぐっと画面に引き込まれた後、仰け反ってしまう程に衝撃を受けた。
 この時の集中力は凄かったな。殆ど息継ぐ暇もなく見終え、暫く放心状態。更にその後で一人でシャワーを浴びていたら、後ろに誰かが立っているんじゃないか?と思って思わず振り返ってしまったほど。
 でも、この作品で一番怖かったのはダミアンがニコニコしてただ立っていただけのシーン。デモーニッシュな笑顔とはこういう事を言うのか、と背筋が凍った。お陰で以降この手の作品ではデモーニッシュな笑顔を見るのが一つの楽しみになった
(なかなか無いけど)
 一般社会に紛れ込んだ悪魔というのは『ローズマリーの赤ちゃん』(1968)から来たのかも知れないが、こちらの方がよりリアルに、そして恐ろしさが際だっていた。
 ただ、この作品で唯一残念な部分がある。それが音楽。素晴らしいBGMなのだが、それが鳴ると、「ああ、人が死ぬな」とあらかじめ分かってしまう。それはそれで身構えが出来るから良いのかも知れないけど。
 
ちなみに本作品以来よく使われるようになった666と言う数字だが、これは聖書の黙示録に出てくる悪魔の頭に書かれていると言われている数字である。これはゲマトリアという数字遊びから算出されるローマ皇帝ネロの数である(ナポレオンもゲマトリアによると666になるそうな)。なんでも最近になってこれは「666」ではなく「616」であるとも言われ始めた。

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