<amazon> <楽天> |
|
|||||||||
|
||||||||||
|
2017 | ||
2016 | ||
2015 | ||
2014 | ||
2013 | それでも夜は明ける 監督・製作 | |
2012 | ||
2011 | SHAME -シェイム- 監督・脚本 | |
2010 | ||
2009 | ||
2008 | HUNGER ハンガー 監督・脚本▲ | |
2007 | ||
2006 | ||
2005 | ||
2004 | ||
2003 | ||
2002 | ||
2001 | ||
2000 | ||
1999 | ||
1998 | ||
1997 | ||
1996 | ||
1995 | ||
1994 | ||
1993 | ||
1992 | ||
1991 | ||
1990 | ||
1989 | ||
1988 | ||
1987 | ||
1986 | ||
1985 | ||
1984 | ||
1983 | ||
1982 | ||
1981 | ||
1980 | ||
1979 | ||
1978 | ||
1977 | ||
1976 | ||
1975 | ||
1974 | ||
1973 | ||
1972 | ||
1971 | ||
1970 | ||
1969 | 10'9 ロンドンで誕生 |
それでも夜は明ける 2013 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
2013米アカデミー作品賞、助演女優賞(ニョンゴ)、脚本賞、主演男優賞(イジョフォー)、助演男優賞(ファスベンダー)、監督賞、美術賞、衣装デザイン賞、編集賞 2013英アカデミー作品賞、主演男優賞(イジョフォー)、助演男優賞(ファスベンダー)、助演女優賞(ニョンゴ)、監督賞、脚色賞、作曲賞、撮影賞、プロダクションデザイン賞、編集賞 2013NY批評家協会監督賞 2013LA批評家協会助演女優賞(ニョンゴ) 2013シカゴ映画批評家協会作品賞、監督賞、主演男優賞(イジョフォー)、助演女優賞(ニョンゴ)、脚色賞、助演男優賞(ファスベンダー)、有望俳優賞(ニョンゴ) 2013ゴールデン・グローブ作品賞、男優賞(イジョフォー)、助演男優賞(ファスベンダー)、助演女優賞(ニョンゴ)、監督賞、脚本賞、音楽賞 2013インデペンデント・スピリット作品賞、監督賞、助演女優賞(ニョンゴ)、脚本賞、撮影賞、編集賞、主演男優賞(イジョフォー)、助演男優賞(ファスベンダー)、撮影賞、美術賞 2013放送映画批評家協会作品賞、助演女優賞(ニョンゴ)、脚色賞、主演男優賞(イジョフォー)、助演男優賞(ファスベンダー)、アンサンブル演技賞、監督賞、撮影賞、編集賞、美術賞、衣装デザイン賞、メイクアップ賞、音楽賞 2013AFIベスト |
||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
|
|
|||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
1841年、ニューヨークのヴァイオリン奏者の自由民ソロモン・ノーサップ(イジョフォー)がワシントンに公演旅行中に突如失踪した。実はソロモンを煙たく思った何者かによって拉致され、プラットと言う名前で奴隷として売られてしまったのだ。最初に売られたのはウィリアム・フォード(カンバーバッチ)。教養のあるソロモンはそこでウィリアムから信頼を受けるのだが、家の没落によって、今度は奴隷を虐待する農園の支配人のエドウィン・エップス(ファスベンダー)のもとへ売られてしまう… 原作はソロモン・ノーサップ自身が描いた手記「Twelve Years a Slave(12年間、奴隷として)」。公開されてから、内外で高い評価を受け、2013年米アカデミー賞でオスカーを得ている。 重い作品だが、文芸映画としていかにもアカデミー好みって感じ。何よりストレートにアメリカの奴隷像を描いている点が評価されたのではないかと思われる。 奴隷制はアメリカにおける恥ずべき歴史とされているが、これをストレートに描くのは大変難しい。評受けはするものの、あまり正面から描くと、売り上げが伸びない事がほとんどなので、スポンサーが付きにくいのが最大の理由だろう。これまで作られたものもそう多くない。同じく実話を元にした『グローリー』(1989)なんかの場合は戦争という付加価値をつけていたし、昨年公開されたタランティーノの『ジャンゴ 繋がれざる者』(2012)の場合は完全娯楽。長年アフリカ系アメリカ人の姿を描き続けているスパイク・リー監督でも、ストレートな奴隷制を描くことがなかなか出来ないでいるという折、こんな作品が出てきたことは嬉しいことだ。 実際、丁寧に描かれた奴隷制の描写は、殊更残虐性を増すこともなく、非常に淡々と、それでも確かにあった差別をきちんと描いている感じで、物語の室はかなり高いと思う。 有名俳優が次々に登場する割に扱いがあんまり良くないってのもポイントかもしれん(ブラピは別だが。なんせ製作者)。 ただ、それを自分自身が観たらどうか?と言われると、「こんなもんか」というのが正直な感想。 多分それは、この過去を振り返る姿勢が昔の邦画の変な記憶を呼び覚ますからだろうと思う。 80年代から90年代に邦画に起こった一種のブームがあった。それは第二次世界大戦の総括とも言える作品が量産されたのだが、それは自虐史観に満ちたものであり、作品としてとにかく鬱陶しいものばかりを見せられる羽目に陥った。戦争が悪いなんて自明の事を、「過去の日本人はこんなに悪い事をやったんだよ。でももうそんな事はしないよね?」と言った感じで仕上げてしまい、洗脳かと見まごうような作品が量産される結果となった。 私自身の政治姿勢は確かに戦争反対の立場に立つけど、その私にとっても、これほど鬱陶しい作品を見せられるのは拷問に近かった。 お陰で過去を振り返って、「ほら、あなたの先祖はこんな事をしたんだよ」を描くのには嫌悪感を抱くようになったのだが、まさに本作にはその臭いがしてくる。そのため、どうしてもはまり込めないようになってしまった。 作品自体の出来如何ではなく、私自身が嫌いなやり方を取っていることで本作を普通に観られなくなってしまった訳だ。 私自身の問題。なのか? |
HUNGER ハンガー 2008 | |||||||||||||||||||||||||||
2008英アカデミー新人賞(マックィーン)、英国作品賞 2008カンヌ国際映画祭パルム・ドール 2008LA批評家協会新人監督賞(マックィーン) 2008ヨーロッパ映画ディスカバリー賞、監督賞、男優賞(ファスベンダー) 2008インディペンデント・スピリット外国映画賞 2008エドガー・ライトベスト第6位 2009NY批評家協会新人監督賞 |
|||||||||||||||||||||||||||
|
|
||||||||||||||||||||||||||