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川島雄三

川島 雄三
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鑑賞本数 5 合計点 18.5 平均点 3.70
書籍
評論
川島雄三、サヨナラだけが人生だ(書籍)

_(書籍)
1963 6'11 死去
イチかバチか 監督
喜劇 とんかつ一代 監督
1962 しとやかな獣 監督
箱根山 監督
青べか物語 監督・脚本
雁の寺 監督
1961 花影 監督
女は二度生まれる 監督・脚本
特急にっぽん 監督
縞の背広の親分衆 監督
1960 赤坂の姉妹 夜の肌 監督・脚本
夜の流れ 成瀬巳喜男と共同監督
接吻泥棒 監督
人も歩けば 監督
1959 貸間あり 監督・脚本
グラマ島の誘惑 監督・脚本
1958 暖簾 監督・脚本
女であること 監督・脚本
1957 幕末太陽傳 監督・脚本
1956 続・飢える魂 監督・脚本
飢える魂 監督・脚本
わが町 監督
洲崎パラダイス 赤信号 監督
風船 監督・脚本
1955 銀座二十四帖 監督
あした来る人 監督
愛のお荷物 監督・脚本
1954 昨日と明日の間 監督
真実一路 監督
1953 ひばりの お嬢さん社長 監督
東京マダムと大阪夫人 監督
新東京行進曲 監督
花吹く風 監督
学生社長 監督
1952 明日は月給日 監督
こんな私じゃなかったに 監督・脚本
娘はかく抗議する 監督
相惚れトコトン同志 監督・脚本
とんかつ大将 監督・脚本
1951 適齢三人娘 監督
天使も夢を見る 監督
1950 夢を召しませ 監督
1949 シミキンのスポーツ王 監督
1948 シミキンのオオ!市民諸君 監督
追跡者 監督
1947 深夜の市長 監督
1946 ニコニコ大会 追ひつ追はれつ 監督
1944 還って来た男 監督
1918 2'4 青森県下北郡田名部町で誕生

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しとやかな獣
1962キネマ旬報脚本賞
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新藤兼人(脚)
若尾文子
川畑愛光
伊藤雄之助
山岡久乃
浜田ゆう子
山茶花究
小沢昭一
高松英郎
船越英二
ミヤコ蝶々
★★★★
物語 人物 演出 設定 思い入れ
 助監督に湯浅憲明
製作年 1962
製作会社 大映
ジャンル ファミリードラマ(家族)
ブラックコメディ
売り上げ
原作
書籍名 <A> <楽>
著者名 (検索) <A> <楽>
新藤兼人
歴史地域
関連
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wiki キネ旬 eiga.com wiki(E) みんシネ
夜の流れ
<A> <楽>
藤本真澄
成瀬巳喜男(製)
井手俊郎
松山善三(脚)
司葉子
山田五十鈴
宝田明
三橋達也
白川由美
水谷良重
草笛光子
越路吹雪
志村喬
星由里子
横山道代
幸田良子
市原悦子
北川町子
岡田真澄
中丸忠雄
村上冬樹
北村和夫
長岡輝子
大塚国夫
小玉清
本郷淳
都筑功
★★★
物語 人物 演出 設定 思い入れ
製作年 1960
製作会社 東宝
ジャンル 人生(女の一生)
職業(芸妓)
売り上げ
原作
歴史地域
関連
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wiki キネ旬 eiga.com wiki(E) みんシネ
グラマ島の誘惑
<A> <楽>
滝村和男
佐藤一郎(製)
川島雄三(脚)
森繁久彌
フランキー堺
桂小金治
浪花千栄子
轟夕起子
桜京美
左京路子
春川ますみ
宮城まり子
淡路恵子
岸田今日子
八千草薫
三橋達也
ハロルド・S・コンウェイ
加藤武
★★★
物語 人物 演出 設定 思い入れ
製作年 1959
製作会社 東宝
ジャンル コメディ(風刺)社会派(天皇批判)
売り上げ
原作
飯島匡 (検索) <A> <楽>
歴史地域 太平洋
関連
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wiki キネ旬 eiga.com wiki(E) みんシネ
暖簾
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滝村和男(製)
八住利雄
川島雄三(脚)
森繁久弥
山田五十鈴
中村鴈治郎
乙羽信子
中村メイ子
浪花千栄子
山茶花究
頭師孝雄
小原新二
環三千世
★★★★
物語 人物 演出 設定 思い入れ
製作年 1958
製作会社 東宝
ジャンル 人生(男の一生)職業(社長)
売り上げ $
原作 暖簾(書籍)山崎豊子
歴史地域 船場(大阪)
関連
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wiki キネ旬 eiga.com wiki(E) みんシネ
幕末太陽傳
1957ブルーリボン主演男優賞(フランキー堺)
<A> <楽>
山本武(製)
田中啓一
川島雄三
今村昌平(脚)
フランキー堺
左幸子
南田洋子
石原裕次郎
芦川いづみ
市村俊幸
金子信雄
山岡久乃
梅野泰靖
織田政雄
岡田真澄
高原駿雄
青木富夫
峰三平
菅井きん
小沢昭一
植村謙二郎
河野秋武
西村晃
熊倉一雄
三島謙
殿山泰司
加藤博司
二谷英明
小林旭
関弘美
武藤章生
徳高渓介
秋津礼二
宮部昭夫
河上信夫
山田禅二
井上昭文
榎木兵衛
井東柳晴
小泉郁之助
福田トヨ
新井麗子
竹内洋子
芝あをみ
清水千代子
高山千草
★★★★☆
物語 人物 演出 設定 思い入れ
 幕末の品川宿。豪遊した挙げ句、無一文であることを明かした佐平次(フランキー堺)は相模屋で下足番として働くことになった。万事要領の良い佐平次はまるで番頭のように振る舞い、あっという間に品川宿の人気者にまでなっていった。いつしか相模屋の主人までもが佐平次を頼りにするようになっていくが…
 本作はそもそもが落語のネタ(
「居残り左平次」「芝浜の革財布」「品川心中」の3つ)を元本に山内久が田中啓一名義で脚本を書く(田中は松竹に籍があったため)。その手直しには今村昌平も参加していたとか。
 元本が落語だけに軽快な会話とどたばた喜劇を進上とした作品だが、ぴりっと辛みを入れた巧い風刺になっている。川島雄三としては初の時代劇ながら、様々な要素を詰め込んで、大変バランスの良い作品に仕上げられているのが特徴。

 ところで、誰しも理想的な生き方というものがあるだろう。特に歴史の中にあって、功成り名を上げるというのも一つの理想だろうが、他にも、歴史の渦中にあって、
義理やら人情やらから完全に離れて自分のやりたいように生きるというのも、やっぱり理想的な生き方の一つではないだろうか?少なくともかつてはそう言うのを“粋”と言っていたはずだ。自分で危機を招き、ギリギリの中で自分の才覚だけでそれを切り抜ける。人に迷惑をかけまくるのは確かだが、それを全て冗談にしてしまい、死んだ後に「あいつは面白い奴だった」と言われるような生き方。これはこれで理想的な生き方ではあろう。
 ここでのフランキー堺演じる佐平次の生き方は後者。彼は極めて能力が高いが、労咳病みで、自分の体が長く保たない事を知っている。故にこそ、残った人生をおもしろおかしく生きていくことだけに全てを賭けたのでは?彼は高杉晋作らと親交を持ったりしていて、歴史の中枢をなす大人物達から一目置かれる存在ではあるが、決して彼らを大人物と扱っておらず、自分と同じ人間としてのみ(つまり面白いかどうか)だけで見ている。なかなか出来る生き方じゃないが、
だからこそこういう生き方は憧れる
 本作はフランキー堺の代表作と言われるだけあって、その魅力を十分に発揮出来ている(空中に放り投げた羽織に袖を通すシーンは邦画の名シーンの一つとも言われる)。これが初時代劇出演という石原裕次郎を完全に食ってしまったのも面白い所。でも、フィルモグラフィを見ると、フランキー堺って、ほとんどこれデビューに近いんだけど。
 ところで本作に『太陽』の文字が付くのは昨年のヒット作『太陽の季節』(1956)に表される“太陽族”から来ているそうだが、これは太陽族と幕末の志士をなぞらえ、新しい時代に生きようとする若者と、旧来の伝統に縛られる大人達の対比を描いたものと言われる(しっかり石原裕次郎が脇役で入っていたりもする)。
 そういった激動の時代を飄々と生きること。これを“粋”というものに昇華したのが本作の魅力とも言えるだろう。
製作年 1957
製作会社 日活
ジャンル コメディ(風刺)
売り上げ $
原作
歴史地域 品川(東京)
関連
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wiki キネ旬 eiga.com wiki(E) みんシネ
洲崎パラダイス 赤信号
<A> <楽>
坂上静翁(製)
井手俊郎
寺田信義(脚)
新珠三千代
三橋達也
轟夕起子
植村謙二郎
平沼徹
松本薫
芦川いづみ
牧真介
津田朝子
河津清三郎
加藤義朗
冬木京三
小沢昭一
田中筆子
山田禅二
菊野明子
桂典子
加藤温子
隅田恵子
★★★★
物語 人物 演出 設定 思い入れ
 行く当てのない男(三橋達也)と女(新珠三千代)は街をぶらつき回った末、江東区にある洲崎パラダイスの飲み屋の女将(轟夕起子)に拾われた。女は飲み屋で、男は蕎麦屋の出前持ちの仕事にありつくことが出来たのだが、女の器量の良さに目を付けた客の一人(河津三郎)が金をちらつかせて女を口説いて連れ帰ってしまった。そんな折、女将の旦那という男(植村謙二郎)も飲み屋にやってくる。
 下町の飲み屋を舞台にした人間模様。そもそも本作は新珠三千代が初めての汚れ役に挑戦したと言う事以外にさして話題のないプログラムピクチャーで、実際公開時はさほど売れた訳では無かったらしいが、後に大きく評価されるという不思議な作品。監督自身にとっても会心の出来だったらしく、後に自分の作品の中で一番のお気に入りだと言っていた。
 今から改めて考えてみると、確かに売れた理由はいくつか思いつく。
 本作はとても画期的なことをやってのけているのだ。
 群像劇と言うにはキャラは少ないが、主人公を決めず、登場人物一人一人の行動よりも心の動きの方をしっかり捉えているために、この時代には珍しい心理劇として立派な出来になってる。
 貧しく、結婚もしてない男女がどう生きるかと言うと、その場その場で生きられるように生きる。男は肉体労働をしたり、泥棒をしたり、場合によってはヒモになったり。女は飲み屋で色気を振りかけたり、時に体を使ったり。そんな場末の生活が克明に描かれていく。そんな二人が一緒になっても未来があるわけでないので、たまたま一緒にいただけと割り切り、お互い自由にパートナーを変えたりするのだが、気がつくとやっぱり一緒にいてしまう。
 くっついて、離れて、又くっつく。他愛ない男女関係なんだが、根底になんか割り切れない人間関係みたいなものを感じさせてくれるので、見た目だけの単純な作品でないように思わせるところが本作の面白さだろう。
 そして本作で一人も名前が無いということが、身に迫るという効果も生んでいる。実際身に覚えがある訳ではないにせよ、あまりに身近にありそうなネタのため、心が騒ぐ。
ドキュメンタリー以上のリアリティが本作にはあると言う事だ。
製作年 1956
製作会社 日活
ジャンル 人生(貧困)職業(酒場)
売り上げ $
原作
州アパラダイス <A> <楽>
芝木好子 (検索) <A> <楽>
歴史地域 江東区(東京)
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wiki キネ旬 eiga.com wiki(E) みんシネ
風船
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山本武(製)
川島雄三
今村昌平(脚)
森雅之
高野由美
三橋達也
芦川いづみ
北原三枝
二本柳寛
新珠三千代
左幸子
★★★
物語 人物 演出 設定 思い入れ
製作年 1956
製作会社 日活
ジャンル 家族(家族崩壊)
売り上げ $
原作 大沸次郎
歴史地域
関連
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とんかつ大将

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山口松三郎(製)
川島雄三(脚)
佐野周二
津島恵子
角梨枝子
三井弘次
美山悦子
高橋貞二
徳大寺伸
幾野道子
坂本武
小園蓉子
設楽幸嗣
★★★☆
物語 人物 演出 設定 思い入れ
製作年 1952
製作会社 松竹
ジャンル 職業(医者)
売り上げ $
原作 とんかつ大将(書籍)富田常雄
歴史・地域
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