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芹川有吾

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 別名に山中肇、浜田稔、金子健
Wikipediaより引用
経歴
5+
4+
3+
2+
個人的感想
2000 10'4 死去
1999
1998
1997
スーパーフィッシング グランダー武蔵
<A> <楽> コンテ
1996
1995
1994
おまかせ スクラッパーズ
<A> <楽> 演出・コンテ
1993
1992 太平洋にかける虹 脚本
1991
1990 左のオクロック!! 監修・脚本
1989
1988
世界名作童話シリーズ
<A> <楽> 監督
ハロー!レディリン
<A> <楽> 演出
1987
1986 ゲゲゲの鬼太郎 最強妖怪軍団!日本上陸!! 演出
1985 悪魔島のプリンス 三つ目がとおる 演出
雪国の王子さま 脚本
ゲゲゲの鬼太郎(3rd 1~4Y)
<A> <楽> 脚本
1984
1983
1982
パタリロ!
<A> <楽> 演出
1981 恐怖伝説 怪奇!フランケンシュタイン 監督
1980 若草物語 監督
1979
1978 世界名作童話 おやゆび姫 演出
SF西遊記 スタージンガー(1st,2nd)
<A> <楽> 監督・演出
1977
アローエンブレム グランプリの鷹
<A> <楽> 演出
1976
マシンハヤブサ
<A> <楽> 演出
大空魔竜ガイキング
<A> <楽> 演出
キャンディ・キャンディ(1~4Y)
<A> <楽> 演出
1975 宇宙円盤大戦争 演出
1974 魔女っ子メグちゃん 演出
マジンガーZ対ドクターヘル 演出
魔女っ子メグちゃん
<A> <楽> 演出
1973 魔法使いサリー 演出
パンダの大冒険 演出
1972 さるとびエッちゃん 演出
魔犬ライナー 0011変身せよ 脚本
カリメロ(1st)
<A> <楽> 演出
魔法使いチャッピー
<A> <楽> 演出
マジンガーZ(1~3Y)
<A> <楽> 演出
1971 魔法のマコちゃん 演出
さるとびエッちゃん
<A> <楽> 演出
1970 ちびっ子レミと名犬カピ 演出
魔法のマコちゃん
<A> <楽> 演出・原案
1969
ピュンピュン丸
<A> <楽> 脚本
1968
サイボーグ009(1st)
<A> <楽> 演出
1967 サイボーグ009 怪獣戦争 演出・脚本
001/7親指トム
<A> <楽> 演出
ピュンピュン丸(1st,2nd)
<A> <楽>
1966 サイボーグ009 演出
世界の王者 キングコング大会 演出
おらあグズラだど
<A> <楽> 演出
海賊王子
<A> <楽> 脚本
魔法使いサリー(1~3Y)
<A> <楽> 演出
レインボー戦隊ロビン
<A> <楽> 演出
1965 狼少年ケン 地底の女王 わんぱく作戦 演出・脚本
狼少年ケン おく病なライオン 演出・脚本
1964 狼少年ケン アラビアの怪人 魔の岩の決闘 演出・脚本
狼少年ケン 月夜の出来事 脚本
1963 わんぱく王子の大蛇退治 演出
狼少年ケン 脚本
狼少年ケン(1~3Y)
<A> <楽> 演出・脚本
1962
1961 安寿と厨子王丸 共同演出
1960
1959
1958
1957
1956
1955
1954
1953
1952
1951
1950
1949
1948
1947
1946
1945
1944
1943
1942
1941
1940
1939
1938
1937
1936
1935
1934
1933
1932
1931 6'26 東京で誕生

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レビュー
ゲゲゲの鬼太郎 最強妖怪軍団!日本上陸!!
<A> <楽>
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今田智憲
横山賢二(製)
星山博之(脚)
戸田恵子
田の中勇
富山敬
永井一郎
八奈見乗児
屋良有作
江森浩子
三田ゆう子
色川京子
高坂真琴
川浪葉子
杉山佳寿子
塩屋翼
宮川洋一
★★★
物語 人物 演出 設定 思い入れ
 助監督に芝田浩樹
製作年 1986
製作会社
ジャンル
売り上げ
原作
ゲゲゲの鬼太郎 <A> <楽>
水木しげる (検索) <A> <楽>
歴史地域
関連
キーワード
悪魔島のプリンス 三つ目がとおる
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今田智憲
武井英彦
田宮武(製)
山崎晴哉(脚)
藤田淑子
高島雅羅
横沢啓子
八奈見乗児
田中康郎
岸野一彦
塩沢兼人
熊倉一雄
飯塚昭三
★★★
物語 人物 演出 設定 思い入れ
製作年 1985
製作会社
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売り上げ
原作
三つ目がとおる <A> <楽>
手塚治虫 (検索) <A> <楽>
歴史地域
関連
キーワード
宇宙円盤大戦争
<A> <楽>
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今田智憲(製)
上原正三(脚)
ささきいさお
小原乃梨子
久松保夫
内海賢二
★★
物語 人物 演出 設定 思い入れ
 ヤーバン大王によって故郷フリード星を滅ぼされた王子デューク・フリード(ささきいさお)はフリード星の技術の全てを賭けて作られたガッタイガーに乗り込んで崩壊するフリード星から脱出した。追っ手を振り切り、地球にたどり着いた後、宇門大介を名乗り、地球人として暮らすのだが、そんな地球にヤーバン大王の魔手が伸びる。
 永井豪原作による「マジンガーZ」および続編の「グレートマジンガー」に続いて投入された東映企画「UFOロボ グレンダイザー」だが、この作品を作るに当たって東映は一つの決断をした。即ちそれは本作を永井豪原作から外すことにしたということである。本来「グレートマジンガー」の続編は直接物語がつながる「ゴッドマジンガー」という企画だったらしいが(大きく設定を変えて後にマンガ化及びアニメ化もされている)、東映としては、これでは地味になってしまうと考えたらしく、当時流行していたUFOを使って独自企画で新しい作品を作ることになった。
 その際、まず劇場版でパイロットフィルムを作って当たりを取ろうとして制作された作品が本作で、「グレートマジンガー」の制作の傍ら東映まんが祭りのために作られた。
 本作の特徴として、主人公デューク・フリードの設定は同じだが、乗るロボットの名前が違っていること、デュークの声を主題歌を歌っているささきいさおが務めていることなどがある。それと30分版なので、とにかく物語がスムーズ。

 本作を観たのは私が小学生の時。土曜日のお昼辺りにテレビ放映されたものだったのだが、付けっぱなしにしていたテレビから突然「グレンダイザー」の音楽が流れてびっくりしたのと、主題歌が微妙に違っていたことから、もの凄く記憶に残っていた(『ウルトラ6兄弟VS怪獣軍団』(1974)とほとんど同じ理由だな)。グレンダイザーなのになんでロボットの名前が違うんだ?とか、結構後々までこう言うのって記憶に残るものだ。今は良い時代で、YouTubeで「宇宙円盤大戦争」で検索かけると、ある程度本編まで観られてしまう。

 物語が亡国の王子物語のフォーマットそのもので、スムーズすぎて印象に残りにくいのと、肝心のガッタイガーの造形があまりにダサ過ぎるというのが問題。グレンダイザーと同じく円盤とロボットに分離するのだが、そのロボット形態のロボイザーがちょっとなんというか…という微妙なデザイン(ちなみにダイキャスト製のモデルが購入できる)。
 でも、今から考えてみると、上述の理由があったからこそ、今に至るもまだ記憶にしっかり残っていたわけだから、こどもの頃の記憶は侮りがたい。
製作年 1975
製作会社
ジャンル
売り上げ
原作
歴史地域
関連
キーワード
サイボーグ009 怪獣戦争
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大川博(製)
飯島敬
芹川有吾
白川大作(脚)
太田博之
畠山京子
石原良
ジュディ・オング
大竹宏
増岡弘
藤村有弘
曽我町子
内海賢二
八奈見乗児
山内雅人
市原悦子
★★★
物語 人物 演出 設定 思い入れ
 世界中で、恐竜による海難事故が続発していた。ギルモア博士は、それがブラック・ゴーストによるロボットの仕業だと見抜き、全世界に散っていたサイボーグ達に招集をかけ、ブラック・ゴーストとの決戦を指示する。島村ジョー(太田博之)らをはじめとする9人は、恐竜が太平洋のグルカ島にいることを突き止める。その途上、怪獣に襲われた船からヘレナという女性を助け、彼女を一緒に連れて行くのだが…

 石ノ森章太郎の傑作漫画「サイボーグ009」の二回目の映画化作品。同じく芹川監督によって制作された『サイボーグ009』はサイボーグ戦士の誕生を描く、始まりの物語だったので、基本は紹介。それで二作目である本作こそが実質本当に「009」のオリジナリティと言っても良い。
 本作は目的もストーリーもメリハリがついているし、それぞれのサイボーグたちの個性も際立つ。更にゼロゼロシリーズの後継者たちも現れるという盛りだくさんの内容だった。
 それは良いのだが、完全に娯楽の方に振り切ったシナリオは、映画単体としては良いものの、原作のリスペクトが足りない感はある。
 009と言えば、平和とは何かを正面から考える内容だが、本作は完全にエンターテインメント。それに満足できれば充分と考えるか、それとも内容が薄いと考えるかは受け取り次第。
 アニメーションとしては良い感じなので、劇場版で作るならこれで良かったのかもしれない。実際に後の『サイボーグ009 超銀河伝説』(1980)は内容を深めようとした結果失敗してたこともあったから
製作年 1967
製作会社
ジャンル
売り上げ
原作
サイボーグ009 <A> <楽>
石ノ森章太郎 (検索) <A> <楽>
歴史地域
関連 シリーズ
キーワード
サイボーグ009
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大川博(製)
飯島敬(脚)
ジュディ・オング
曽我町子
石原良
川久保潔
増岡弘
太田博之
大竹宏
藤村有弘
内海賢二
八奈見乗児
畠山京子
はせ・さんじ
★★★
物語 人物 演出 設定 思い入れ
 ブラックゴースト団の命令によってギルモア博士が作り出した9人のサイボーグ戦士。彼らは洗脳を施されてブラックゴースト団のために働くはずだったが、ギルモア博士はブラックゴースト団の野望を知り、密かに反撃の機会を窺っており、最後の九体目のサイボーグとなる009を改造した直後にサイボーグ達に手伝わせて基地を脱出するのだった。

 石ノ森(石森)章太郎によって創造され、日本におけるSF漫画の金字塔と言われる「サイボーグ009」。その最初の映像化作品が本作となる。
 原作の「サイボーグ009」がSFの傑作と言われるにはちゃんと理由がある。それは単なるストレートな勧善懲悪に留まらず、この地球における本物の平和とは何と言うことを深く考える内容になってること。そもそも集められた00戦士達は世界中の民族からなる立場で、そんな彼らは自分自身のアイデンティティーにも悩むことも多く、相当に深い内容になっていた。アニメになってもその姿勢は変わらない。後年作られる009シリーズはかなり考えさせられる内容を持っていた。
 ただ最初の映像化作品である本作と、その続編である『サイボーグ009 怪獣戦争』に関して言えば、そう言う意味での深さはなく、素直なヒーロー作品として作られているのが特徴となる。
 設定をストレートにした分、漫画からアニメにするにあたっていくつも改変がされている。それは例えば主人公島村ジョーの不良時代の過去は描かれる事なく、突然レーサーとして登場したとか、他のゼロゼロナンバーの過去が一切描かれないとか、007が子どもになってるとか。何より本作では宿敵ブラックゴースト団の基地を破壊して人工頭脳だった首領を倒して終わっている。モノクロだから仕方ないが、服装も赤から白に変えられてる。
 これらは基本的に短い時間で終わらせるために仕方ない措置だった。実際はこの作品は後のテレビシリーズにつながる予定があったようで、そのプロモーションのような作品と考えれば良い。
 プロモーションだから、とりあえず深くせず、娯楽作品として観たまま楽しめれば良いと割り切って作ってるので、それを良しとするならば本作はちゃんと作られた価値もある。
製作年 1966
製作会社 東映アニメーション
ジャンル ヒーロー(SF)
売り上げ
原作
サイボーグ009 <A> <楽>
石ノ森章太郎 (検索) <A> <楽>
歴史地域
関連 シリーズ
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わんぱく王子の大蛇退治
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大川博(製)
池田一朗
飯島敬(脚)
住田知仁
岡田由紀子
久里千春
山内雅人
川久保潔
木下秀雄
巌金四郎
篠田節夫
友部光子
★★★★
物語 人物 演出 設定 思い入れ
 オノゴロ島の王子スサノオは両親イザナギとイザナミのもとすくすくと成長した。しかし突然、母イザナミが亡くなってしまう。泣きはらして海辺で眠ってしまったスサノオの夢にイザナミが現れ、今はもう黄泉の国におり、力強く生きるようにとスサノオを励ますのだが、目を覚ましたスサノオはイザナミが生きていると思い込み、黄泉の国へと向かって母を連れてこようとするのだった。舟をしつらえ、様々な国を訪れ、黄泉の国の場所を探すスサノオは、出雲国に至る。

 東映動画6作目の作品は、日本神話からモティーフを取り、神話で人気のあるスサノオを主人公にして作り上げた。神話を忠実に作ると性的なものやスサノオの極端に残酷な性格などが出てしまうため、スサノオを子どもにして、ストーリーも相当マイルドにしたが、子ども用の作品としてそれは正解だろう。
 これまで東映動画作品は藪下泰司だったが、本作から他の監督も作るようになって、今回は『安寿と厨子王丸』で演出を担当した芹川有吾に任せられることになった。
 そしてその結果、相当面白いものができた。おそらくこれまでの演出で芹川は自分のやりたいことを見つけてきたのだろう。そしてその個性を存分に発揮したのが本作と言う事になる。
 この作品はこれまでの東映動画のアニメ作品とは一線を画す革新的な演出方法を用いている。これまでにも数多くの試みがなされてきた東映アニメだが、本作は、それまでの複雑さから、シンプルさへと変えた。作画に手は掛かっているのだが、線がシンプルで、まるで漫画の絵を動かしているかのよう。動きに関しても、凝った動きよりも流れるような動きに重きを置いており、アニメならではのシンプルかつ省略に力点を置いた作りになっている。
 この理由として、1963年という年代が重要になるだろう。この年、日本初の連続テレビアニメ「鉄腕アトム」が始まった。週で30分アニメを作るというのは無謀な試みに思えたが、様々な省略のテクニックを用いてなんとかそれを軌道に乗せ、しかも受けている。それを受けて東映も「狼少年ケン」を作り、ヒットさせている、まさにその時に作られたのが本作である。
 本作は映画だからテレビ用の作品と違って予算はふんだんに使えるが、同時に芹川監督は本作を、これからのテレビシリーズの指標としようとしていたのではなかろうか?
 その意味で本作は省略のテクニックの練習的な意味合いを持ち、とてもシンプルな絵柄と動きを作って見せた。本作に関わったスタッフがやがて東映の、そして日本アニメの中心となっていくことを考えていくと、本作が与えた影響はとても大きい。
 もう一つの特徴として、本作は実写の映画をトレースしてアニメにしたと言う部分もある。これもリアリティのためと言うより、それによって想像ではなく、元々ある映像をアニメにすることでスタッフの苦労を軽減させようとしていたとも思える。空中戦は『ハワイ・マレー沖海戦』がモティーフになっている。

 テレビアニメと劇場アニメをつなぐ重要な意味を持った作品として考えるべきものなのではないだろうか?
製作年 1963
製作会社 東映アニメーション
ジャンル こども向き(アニメーション)
日本神話(宗教)
売り上げ
原作
古事記 <A> <楽>
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