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X-MEN 1 恐怖のミュータント狩りの巻・ジュビリー救出作戦の巻 
Xーmen 2 磁界王マグニートーの野望の巻・激突!Xメン対マグニートーの巻 
Xーmen 3 謎の地底人類モーロック族の巻・鋼鉄の牙セイバートゥースの巻 
Xーmen 4 強制収容島からの脱出の巻・超怪力!ジャガーノートの巻 
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Xーmen 6 未来からの使者ビショップの巻・裏切りのガンビット!?の巻 
Xーmen 7 センチネル最終決戦!の巻・変幻自在!復讐のモーフの巻 
Xーmen 8 悪夢のハネムーンの巻・ストーム決死の飛行!の巻 
Xーmen 9 紅の超人兵士オメガレッドの巻・狙われたウルヴァリンの巻 
Xーmen 10 ガンビット秘められた過去の巻,美しき暗殺者・ローグ!?の巻 
Xーmen 11 世界消滅!謎の伝染病の巻・死闘ケーブル対ビショップの巻 
Xーmen 12 美女と野獣・ビーストの恋の巻,電波大魔王モジョーの巻
Xーmen 13 プロフェッサーXを救え!の巻・決闘!サベッジランドの巻
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Xーmen 1 マグニートー
Xーmen 2 超人兵士オメガ・レッド
X-Men 3 炎の怪人ゴースト・ライダー 
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Xーmen 6 ジェノーシャの死闘 
Xーmen 7 エクスティンクションアジェンダ 
Xーmen 8 魔人マグニートの復活 
Xーmen 9 魔人マグニートの復活 2 
Xーmen 10 アストラル空間の魔王 
X-MEN 11 エクシキューショナーズ・ソングI 魔弾の射手 
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エックスメン〈1〉 (電撃ジュニアノベルズ)吉岡 跳
エックスメン〈2〉 (電撃ジュニアノベルズ)柴田 ユージン
X‐MEN〈1〉ブラックローゼス 〈2〉ネオ・ヘブン 〈3〉ホワイトゾーン電撃文庫

X−メン


X-MEN
2000年
ブライアン・シンガー(監)
 人間の種としての進化は人類の突然変異化(ミュータント)を促していた。未だ少数派であるミュータントであるが、人類と共存するか力ずくで支配するかを巡って壮絶な攻防が繰り広げられていた。この争いに一匹狼のウルヴァリン/ローガン(ジャックマン)やローグも巻き込まれる。人類に更なる進化をもたらし、ミュータントによる支配を確実なものにしようと画策するマグニート(マッケラン)の野望に対し立ち上がるX−メンの活躍を描く。
 コミック版は多少知っている。と言う程度の認識に過ぎないが、それでも随分設定には違いがあるのが分かる。X−メン1期シリーズと2期シリーズの双方が入り乱れ、その生い立ちや性格も随分違っている。これは映画化のためにシンプル化させたためと思われるが、原作ファンにとっては少々物足りなく思えたことだろう。
原作では凶悪な強さを持つアウトローとして描かれるウルヴァリンが弱体化したのも、仕方ないとしてもそれなりに不満。性格もやや軟弱っぽくなった。後、出来れば個人的に好きなビーストやアイスマンを出して欲しかった(ちらっとアイスマンは出ていたけど)。
 見せ場は結構派手なので、それなりに楽しめるし、結構ストーリーにも緩急があるのであまり深く考えなければ楽しい作品。強いて言うならミュータントの哀しさと言うものをもう少し出してくれれば良かったとは思うけど。
 一箇所。X−メンの制服のことで文句を言うウルヴァリンに対し、サイクロプスが一言
「それじゃ黄色のタイツが良かったか?」。これで笑えたなら、それなりのX−メンファン。
X-メン・ザ・ムービーパワーガイド(書籍)
X-メン・ザ・ムービービギニング(書籍)

 

アイスマン
【あいすまん】
 本名ボビー・ドレイク。エグゼビア・スクールの生徒。能力を上手くコントロールしてはいるが、年齢が若いため、戦闘は経験がない。 甘崎
アダマンチウム
【あだまんちうむ】
 最も硬いとされる金属。ウルヴァリンの骨格および爪はこれに置き換わっているが、本人はそれが何故だか記憶がない。 甘崎
アンナ
【あんな】
 アンナ・マリー。ローグの本名。 甘崎
ヴィクター
【う゛ぃくたー】
 ヴィクター・クリード。セイバートゥースの本名。 甘崎
ウルヴァリン
【うるう゛ぁりん】
 本名ローガン。ミュータントの一人だが、何者かによって改造されており、骨格はアダマンチウムという特殊金属であり、それを両手から爪として出すことが出来る。そしてヒーリング・ファクターと呼ばれる治癒能力を有する(そもそも毎回爪が皮膚を突き破るため、それを治癒するのが目的らしい)。実は記憶を失っており、何者によって改造されたのか。自分は誰なのかを追い求めている。その断片を求め、プロフェッサーKの誘いを受けてX−メンに籍を置く。基本的に一匹狼で、メンバーとはそりが合わないが、実力はあり、彼なりに周囲の人物を助けようと奮闘もしている。役はヒュー=ジャックマン。 甘崎
エグザビア・スクール
【えぐざびあ-すくーる】
 プロフェッサーXが創設したミュータント用の学校で、マイノリティであるミュータントの保護と、正しい能力の使い方を教える学校。ちなみにプロフェッサーXの本名エグゼビアから取っている。 甘崎
エリック
【えりっく】
 エリック・レーンシャー。マグニートの本名。 甘崎
X−オティカ号
【えっくす-おてぃか-ごう】
 X-MEN専用のジェット戦闘機。ステルスモードも搭載するが、基本的にはメンバーの輸送に用いられる。 甘崎
オロロ
【おろろ】
 オロロ・マンロー。ストームの本名。 甘崎
黄色いタイツ サイクロプス
【きいろい-たいつ】
 原作では原色が多用されるX−MENのコスチュームだが、映画ではダークグレーに統一されている。そのコスチュームに文句を言ったウルヴァリンに対してサイクロプスが「それじゃ黄色いタイツの方が良かったか?」と聞き返すシーンがあった。実はそれこそが原作のウルヴァリンの格好で、これで私はこの作品の評価を一挙に上げた。 甘崎
キティ
【きてぃ】
 キティ・ブライド。シャドウキャットの本名。 甘崎
ケリー
【けりー】
 上院議員。ミュータントを毛嫌いしており、ミュータント法の施行を目指して日夜努力していた。 甘崎
コロッサス
【ころっさす】
 本名ピョートル。エグゼビア・スクールで学ぶ生徒の一人。体を生態金属で覆うことが出来る。 甘崎
サイクロプス
【さいくろぷす】
 本名スコット・サマーズ。超能力者集団Xメンのメンバー。目を覆っていないと強力な破壊光線を放射し続ける体質なため、ゴーグルを愛用する。その姿が一つ目のモンスター、サイクロプスに似ているのでこの名で呼ばれる。 水那岐
ジーン
【じーん】
 本名ジーン・グレイ。彼女だけは現時点で特殊名を持たない。エグゼビア・スクール第一期生で現エグゼビア・スクール教官。同じ一期生のサイクロップスとは恋仲。能力はプロフェッサーX同様念動力およびテレパシーだが、最大の潜在能力を持つ。 甘崎
シャドウキャット
【しゃどう-きゃっと】
 本名キティ・ブライド。エグゼビア・スクールの生徒で非実体化の能力を持つ。 甘崎
ジュビリー
【じゅびりー】
 本名ジュビレーション・リー。エグゼビア・スクールに学ぶ生徒の一人。掌から火花を出す。 甘崎
ジュビレーション
【じゅびれーしょん】
 ジュビレーション・リー。ジュビリーの本名。 甘崎
ジョン
【じょん】
 ジョン・アラダイス。パイロの本名。 甘崎
スコット
【すこっと】
 スコット・サマーズ。サイクロプスの本名。 甘崎
ストーム
【すとーむ】
 本名オロロ=マンロー。Xメンメンバーの一人で、サイクロプスに次ぐ実力者。天候を操ることが出来る。冷静沈着ながら、子供の頃のトラウマで閉所恐怖症であり、閉じこめられると能力が暴走してしまう。役はハル=ベリー 甘崎
セイバートゥース
【せいばー-とぅーす】
 本名ビクター・クリード。ウルヴァリン同様野性的なミュータントで、彼との確執があるが、本編ではそれは語られずに終わる。又ウルヴァリン同様アダマンチウムの骨格を持つ設定も語られておらず。 甘崎
セント・ジョン
【せんと-じょん】
 セント・ジョン・アラーダイス。パイロの実の名前。 甘崎
トード
【とーど】
 本名モーティマー・トインビー。マグニート配下のミュータントで、名前通りカエル並みの跳躍と、舌を伸ばすことが出来る。能力としてはそのくらい?ちなみに原作では最終的にマグニートを裏切り、自らの組織を作るに至る。役はレイ・パーク。 甘崎
パイロ
【ぱいろ】
 本名。セント・ジョン・アラーダイス。エグゼビア・スクール生徒。炎を操るミュータントだが、自分で炎を作る事は出来ない。原作ではミスティークの息子。 甘崎
ピョートル
【ぴょーとる】
 ピョートル・ニコラエヴィッチ・ラスプーチン。コロッサスの本名。 甘崎
プロフェッサーX
プロフェッサーX 画像 <A> <楽>
【ぷろふぇっさー-えっくす】
 本名チャールズ=エグゼビア。地上最強と言われるテレパシスト。人類とミュータントの平和的共存を願い、エグゼビア・スクールを設立した。彼らに能力の使い方を教え、X-MENとして養成する。 甘崎
ボビー
【ぼびー】
 ボビー・ドレイク。アイスマンの本名。 甘崎
マグニート
【まぐにーと】
 本名エリック=マグナス=レーンジャー。磁力を操る悪のミュータントの首領。幼少期よりナチス・ドイツの迫害を受け、アウシュビッツで家族を失うという過去を持ち、それ故に人間を憎んでいる。ミュータントを迫害する人間を憎み、人間全てをミュータントにしてしまえ。という過激な主張の持ち主でもある。役はイアン=マッケラン。 甘崎
マリー
【まりー】
 マリー・ダンキャント。ローグの本名。 甘崎
ミスティーク
【みすてぃーく】
 本名不明の女性ミュータント。マグニートの忠実な部下で、青い肌と赤い髪の毛が特徴。どんな人間にも化ける能力を持つ。 甘崎
モーティナー
【もーてぃなー】
 モーティナー・トインビー。トードの本名。 甘崎
ローガン
【ろーがん】
 ウルヴァリンの本名だが、本人が記憶を失っているため、通称。 甘崎
ローグ X-MEN MARVEL BISHOUJO スタチュー ローグ
【ろーぐ】
 本名アンナ=マリー。X−メンのメンバーの一人。ハイティーンになってからミュータントの能力が出現してしまったため、かなり不安定な精神を持つ。彼女の能力は吸い取りで、接触したミュータントの能力を瞬間的に自分のものとして用いることが出来る。誤ってウルヴァリンの爪に刺された時も、瞬間的にウルヴァリンの治癒能力を奪って命を長らえた。マグニートによる全人類ミュータント化計画の要でもあった。役はアンナ・パキン。ちなみにオスカー女優。 甘崎

X-MEN2


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2000年
ブライアン・シンガー(監)
 ミュータントと人間との共存を提唱するプロフェッサーX(スチュワート)率いる“X−MEN”は、急進派のミュータントマグニートーとの戦いに勝利し、マグニートーを牢獄に幽閉することに成功した。しかし、人類のミュータントに対する偏見や嫌悪はやがてX−MENたちにも向けられていった。人間でありながらミュータントを従える司令官ストライカー(コックス)は、大統領が謎のミュータントに襲われた事を機に、ミュータント達を次々と捕獲していく。自らの過去を探す旅を続ける“ウルヴァリン”ローガンは、他のミュータント達を守るために、何人かの同志と共に否応なしに戦いに巻き込まれていく。その中には、ストライカーの命令で大統領を襲ったナイト・クロウラー(カミング)や、刑務所を脱出したマグニートの姿もあった…。
 前作
『X-メン』のヒットを受け、前作に続きシンガー監督が作り上げた正統的続編。
 シンガー監督は結構私のお気に入りなのだが、前作の際のインタビューで
「これは私の本当にやりたかったことではなかった」という記述を読んだ。
 確かに前作は描写は良かったけど、設定や物語では割合月並みな作品だった。それでもあれだけ出てくるキャラクターにしっかり見せ場を用意し、バランスは非常に良かったし、そのX−メン達の中心のストーリーを他のメジャーなキャラクターではなく吸い取り女
(下品失礼!)のローグ(パキン)に持ってきたのも卓見だと思う(これも監督のインタビューだが、やりたいことが出来なかったから、パキンをどう可愛く撮るかに心血を注いだとか)。普通の作品としては充分に面白かった。それを「本当にやりたかったことではなかった」など、よく言ったものだ。
 今回この続編を大変楽しみにしていたのは、実はそのインタビューあってのこと。一体この監督は何を本当は撮りたかったのだ?と言う疑問がどうしても頭から離れなかったから。
 それではっきり分かったのは、これは決して単なる続編で終わるものではない。と言うこと。これ又本作の監督の言葉だが、
「これはX−メンサーガの一編だ」…確かに。少なくともオスカー女優のハル・ベリーをこの程度の使い方しかしないってだけで、壮大な物語に思えるぞ(笑)
 前作でキャラクターは固定されているので、その魅力を十二分に活かしつつ、違った側面から作品を構築している。アメリカン・コミックでは割合あるパターンだけど、敵対する二大勢力が、更に大きな脅威の前に協力して戦うと言うパターンを踏襲しているが、アメリカン・ヒーローものとしてはこの話が一番燃える設定。ちゃんとその辺を顧慮しているんだろう。
 前作と較べると、アクション部分は少々抑えめだが、その分マイノリティとしてのミュータントの哀しさや、余計な能力を背負い込んでしまったが故の重みというものがよく表現できていたと思う。マイノリティとして生きねばならないが故に、自らのアイデンティティを過去に求めるウルヴァリンや、明るく振る舞っているが、家族の拒絶と出会うアイスマン、自らの力を自分のために使って何故悪いと葛藤するパイロ。自分の能力の故に人と触れあうことを極端に恐れるローグ。悪魔の如き容貌を持っているのに敬虔な心を持つナイト・クロウラー、プロフェッサーXの助手で、自らの能力がどんどん高まっていくことに恐れを覚えるジーンなど、特に心理面での魅力は前作の比じゃない
(その分リーダー格のサイクロップスとかストームは割喰ってたんだけど)。その辺を超越し、淡々と任務を果たそうとするミスティークやマグニートーも、主人公達の対極にあって上手い撮り方。本来原作コミックの持つ味はここにあったのだから。
 ストーリー面で言うのなら、ウルヴァリンの過去探しと人間対ミュータントの戦いに主軸がおかれ、なかなかハードなものに仕上がっている。マグニートーの牢からの脱出方法もなかなか捻りが効いてて良し。ただ、意外だったのはまさかジーンがああなってしまうとは…
原作コミックではジーンとサイクロップスの間にはケーブルという息子ができるはずなんだけどなあ…悪い言い方だが、前作と較べジーン役のヤンセンがすっかりおばさんっぽくなってしまったので(本当に失礼です。ごめんなさい)、続編を考えるなら、英断だったのかな?
 一つ難を言わせてもらうと、私の大好きなアラン・カミングをもうちょっと魅力的に撮って欲しかったってところかな?もし続編が出たときは彼の魅力を全開にして欲しい。

 

アーチー
【あーちー】
 エグゼビア・スクール学生。舌を伸ばす能力を持つ。その能力から1作目のトードとの関係が考えられるが、不明。 甘崎
アイスマン
【あいすまん】
 本名ボビー・ドレイク。冷気を操ることが出来るミュータント。エグゼビア・スクール生徒で、ローグの恋人。 甘崎
アルカリ湖
【あるかり-こ】
 かつて軍の秘密基地があり、ミュータント研究を行っていた。ウルヴァリンはここで改造された。 甘崎
ウィリアム
【うぃりあむ】
 ウィリアム・ストライカー。対ミュータント対策本部顧問。かつてミュータントを軍のために利用していたが、プロフェッサーXが独自に組織を作ったことにより、軍以外のミュータントを敵視している。ウルヴァリンを改造した張本人。 甘崎
ウルヴァリン
【うるう゛ぁりん】
 ミュータントの一人で本作の主人公。自分の正体を知りたく、X-MENに留まっている。そしてついに自らの秘密に肉薄することとなる。 甘崎
オロロ
【おろろ】
 オロロ・マンロー。ストームの本名。 甘崎
カート
【かーと】
 カート・ワグナー。ナイトクローラーの本名。 甘崎
コロッサス
【ころっさす】
 エグゼビア・スクール学生。スクールから脱出する際、壁をぶち抜いて血路を作った。 甘崎
サイクロプス
【さいくろぷす】
 X-MENリーダー。プロフェッサーXの元、様々な活動に従事中。 甘崎
ジーン
【じーん】
 プロフェッサーX秘書のテレパシスト。サイクロップスの恋人。X-MENの危機を救うため、潜在能力を全開にして 甘崎
シャドウキャット
【しゃどう-きゃっと】
 エグゼビア・スクール学生。壁抜けが出来るミュータントで、スクールが襲われた時に逃亡したのが見える。 甘崎
ジュビリー
【じゅびりー】
 エグゼビア・スクールの生徒。ミュータント博物館で説明をしてるシーンあり。 甘崎
ストーム
【すとーむ】
 X-MENメンバーで気象を操る能力を持つ。ナイトクローラーをエグゼビア・スクールに連れてきた。 甘崎
ダーク・セレブロ
【だーく-せれぶろ】
 セレブロを逆転利用する機材で、ミュータントを見つけ出してその精神を破壊する。ストライカーが造り上げた。 甘崎
ナイトクローラー
【ないと-くろーらー】
 本名カート・ワグナー。テレポート能力を持つミュータント。見た目は悪魔の如き姿をしているが、敬虔なクリスチャンで、常に聖書を手に聖句を口ずさんでいる。コミック版ではミスティークとアザゼルの息子。 甘崎
パイロ
【ぱいろ】
 本名ジョン・アラダイス。炎を操るミュータント。自分で炎を作る事は出来ないため、常にガスライターを携行しており、その蓋を開け閉めする癖がある。エグゼビア・スクールの生徒だったが、ミュータントには力が必要だと常々感じており、マグニート側に付く。 甘崎
プロフェッサーX
プロフェッサーX 画像 <A> <楽>
【ぷろふぇっさー-えっくす】
 X-MEN司令官にしてエグゼビア・スクール校長。ウルヴァリンに重要な情報を与える。 甘崎
ボビー
【ぼびー】
 ボビー・ドレイク。アイスマンの本名。 甘崎
マグニート
【まぐにーと】
 ブラザーフッドリーダー。前回の戦いで拘束され、プラスチックの牢獄に幽閉されていたが、ミスティークの尽力で脱出に成功する。 甘崎
マデリーン
【までりーん】
 ロニー・ドレイク。ボビーの母親。エグゼビア・スクールの危機に、ボビーが仲間達と共に身を寄せる。 甘崎
ミスティーク
【みすてぃーく】
 マグニートの忠実な部下で、牢獄に捕らわれたマグニートを救出し、復帰したマグニートのために淡々と活動した。 甘崎
ユリコ
【ゆりこ】
 ユリコ・オーヤマ。レディ・デスストライクの本名。 甘崎
レディ・デスストライク
【れでぃ-ですすとらいく】
 本名ユリコ・オーヤマ。ウルヴァリン同様アダマンチウムの骨格を持つ女戦士。ウルヴァリンを父の仇と思い込み、執拗にウルヴァリンを狙う。ウィリアムの配下だが、原作ではブラザーフッドの一員。 甘崎
ローグ
【ろーぐ】
 エグゼビア・スクールの生徒。そろそろお年頃で、自分の能力を疎ましく思う一方、アイスマンとつきあい始めている。 甘崎
ロニー
【ろにー】
 ロニー・ドレイク。ボビーの父親。エグゼビア・スクールの危機に、ボビーが仲間達と共に身を寄せる。 甘崎
名称
【】
  甘崎

 

X-MEN:ファイナル・デシジョン


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2006年
ブラット・ラトナー(監)
 X-MENはジーン(ヤンセン)の死から徐々に立ち直り、プロフェッサーXとストーム(ベリー)、ウルヴァリン(ジャックマン)らを中心として学園での生活を取り戻しつつあった。だが一人ジーンの恋人だったサイクロップス=スコット(マースデン)は、学園での仕事も放棄し、一人旅に出てしまう。そんな時、プロフェッサーX(スチュワート)は突然の巨大なミュータントの出現を検知した。現場には、なんと死んだはずのジーンが現れる。そんな折、人間世界ではミュータントの能力を消去し普通の人間にすることのできる新薬“キュア”が開発され、“ミュータントのまま生きるか、それとも人間になるか”という究極の選択に、ミュータント社会は大きく揺れるのだった。ミュータントによる新しい社会を目指すマグニートー(マッケラン)はこれを驚異と見なし、キュアの根絶と人間に対する全面対決の姿勢を明らかにする。人類とミュータントの全面戦争を回避しようと奔走するX-MENだったが、したジーンは、あまりにも危険なフェニックスとして覚醒してしまった…
 好調に飛ばす
『X-MEN』シリーズの第3弾。これが一応最終話になるとのこと。
 原作自体が結構マニア心に溢れていて私も好きなのだが、これだけ人気があっても3作で止めねばならないのは、要は製作に金がかかりすぎる事が一番の理由と思われる。何せ1作目の『X−メン』(2000)やってから、大スターがどんどん出てしまい、
出演料だけでとてもやっていけないのは確かで、それが最大の事情ではないかと思ったりする。それでもキャラを基本的には削ることも役を変えることも無しにこの3作目が出来たという、それ自体が快挙であろう。主要キャラだけ集めたら、立派な文芸作品だって作れるほどの豪華さなのだから。
 はっきり言って1作目、2作目ともかなり好きなのだが、それは単なるアクション作品ではなく、ちゃんと社会性も捉え、マイノリティでありながら強大な力を持つミュータントと人間社会をどう折り合いを付けていくか。と言う視点がしっかりしていた事と、抑えの効いたアクションシーンの投入方法によるものだった。
 だから大変質も高いのだが、一方では、折角こんな
ミュータントが出てくるのだから、思いっきり動いて欲しい。と言う欲求も確かにあった。
 その意味で今回の第3作目は、その願いを十二分に叶えてくれる作品であったことは確か。監督も前作までのシンガー監督からアクション監督のラトナー監督となり、その辺を良く分かった配役であったと思う。
 お陰で今回はミュータントの社会適合や、恋物語などは
全部背後に追いやって、超常的な対決。しかも敵も味方も大挙して出てくるので、ミュータントの乱戦という豪快な事をやってくれるのが嬉しい。特に最後の戦いのシーンなんかは、まさに血湧き肉躍るって感じ。しかもちゃんとそれぞれが個性のある攻撃を繰り出すので、観ているこっちも熱くなれた。
 そう言う意味では満足なのだが…
 流石にこれだけ戦いのシーンばかりだと、個性的なキャラを活かしきることが出来なかったと言うのが残念。これまでの中心であったサイクロップス、プロフェッサーX、そしてミスティークを途中で切ったとしても、やはり描写時間は足りない。この辺は割り切ったと言われればそれまでの話だし、方法としては正しいと思うのだが、一方ではちょっと寂しさも覚えてしまう。個人的には前回出てきたナイトクロウラーも出てきて欲しかった。贅沢な悩みだが。
 メンバーも新キャラも含めて大量放出。コミック版ではX-MEN側にいるはずのキャラがマグニート側に立って登場するのはちょっと違和感あるものの、ある程度原作を知っているなら、
「ああ、こいつがここに出てきたか!」と喜べることは請け合い。キャラクタを追っていく楽しみもあり。
 ただ、これが最終?と言われると首を傾げてしまう。特にラスト近くではケレン味満点の演出が続出するし、スタッフロール後のあれはどう考えても、「続く」だろう。あの終わり方からすると、次はオンスロート編?とか原作好きは考えてしまう。次を作りたい。という製作側の意地かも知れないけど、もっと出演費を抑えて、
キャラクタを一新すれば、あるいは?(笑)
 満足な出来だけど、完璧ではない。それが今回の評価。少なくともDVD買って繰り返し観るのに最も適した作品とは言える。

 

アークライト
【あーくらいと】
 新たにマグニートに従う事となったミュータントで、拳で何かを打つことで精神波を操りショックを与える能力を持つ。 甘崎
ウォーレン
【うぉーれん】
 ウォーレン・ワージントン三世。エンジェルの本名。ちなみに父も同じ名前。 甘崎
ウルヴァリン
【うるう゛ぁりん】
 ジーン無きX−MENに積極的に関わっている。X−MENの教官的役割を担っているが、性格は相変わらずで、仲間と一緒にいるのはあまり好きではないらしい。 甘崎
エリザベス
【えりざべす】
 エリザベス・ブラドック。愛称はベッツィ。サイロックの本名。イギリス人だが、肉体は東洋人。 甘崎
エンジェル
【えんじぇる】
 本名ウォーレン・ワージントン三世。ワージントン財閥の跡取り息子で、抗ミュータント薬“キュア”の第一号被験者となるはずだったが、土壇場で飛び出し、自らの意志でエグゼビア・スクールに入学する。巨大な羽根を持ち自在に空を飛べる。 甘崎
オロロ
【おろろ】
 オロロ・マンロー。ストームの本名。 甘崎
カリスト
【かりすと】
 新たにマグニートに従うことになった眼帯が特徴のミュータント。五感が発達しており、ブラザーフッドの危機を未然に防ぐ。原作ではX-MENメンバー。 甘崎
キッド・オメガ
【きっど-おめが】
 新たにマグニートに従うことになったミュータント。全身から棘を生やすことの出来る。 甘崎
キティ
【きてぃ】
 本名キティ=ブライド。エグゼビア・スクールの生徒で実は三作全部に登場している。エネルギーの放射や攻撃を吸収することが可能で、壁などの物体を通過することができる。精神的にはまだ不安定。 甘崎
キュア リーチ
【きゅあ】
 リーチから得た抗ミュータント薬。これを打つことによってミュータントはその能力を失う。 甘崎
ケイン
【けいん】
 ケイン・マルコ。ジャガーノートの本名。 甘崎
コロッサス
【ころっさす】
 本名ピョートル・ニコライビッチ・ラスプーチン。エグゼビア・スクール生徒で実は三作全部に登場している。強靱な筋肉と、肉体を金属で覆う能力を持つ。最終戦争に赴いた六人の一人だが、あんまり活躍出来なかった。 甘崎
サイクロプス
【さいくろぷす】
 X−MENリーダーだが、ジーンの死にショックを受け、心を閉ざしてしまう。復活したジーン=フェニックスの声を聞き、彼女に会いに行くが、瞬時に消滅させられてしまう。 甘崎
サイロック PSYLOCKE MARVEL BISHOUJO スタチュー サイロック
X-MEN ファインアートスタチュー サイロック -DANGER ROOM SESSIONS-
【さいろっく】
 新たにマグニートに従うことになったミュータント。肉体は東洋人だが精神はイギリス人というややこしい存在。ミュータントの能力を見抜く能力を持ち、更に超高速で移動出来る。原作ではX-MENメンバー。 甘崎
ジーン
【じーん】
 前作で死亡したが、復活した。その際押さえつけられた第二人格が表面に出ており、全く性格が変わってしまった。恋人であるサイクロプスと恩人であるプロフェッサーXを一瞬で消し去ってしまう。 甘崎
ジャガーノート
【じゃがーのーと】
 本名ケイン・マルコ。実は最初からのミュータント能力は持たず、魔神の力を手に入れることで頑強な体と突進力を持つようになった。凶悪犯として無期懲役の刑を食っていたが、マグニートに脱獄させられ、好き放題暴れることを条件にマグニートの配下となる。コミック版ではプロフェッサーXの義兄。 甘崎
シャドウキャット
【しゃどう-きゃっと】
 エグゼビア・スクールの生徒で物質をすり抜ける能力を持つ。今回はアイスマンを巡るローグとの恋のさや当てを演じている。 甘崎
ストーム
【すとーむ】
 ジーン亡き後のX−MENサブリーダー。プロフェッサーXとサイクロプスが死んだ後、X−MENを率いる。 甘崎
センチネル
【せんちねる】
 人間が対ミュータント用に開発したロボットの総称。概ね同じ顔を持つが、サイズはまちまち。10数メートルのものがエグゼビア・スクールの訓練時映像のみで登場。 甘崎
パイロ
【ぱいろ】
 本名ジョン・アラダイス。炎を操るミュータント。元エグゼビア・スクールの生徒だったが虐げられ続けたミュータントを救おうというマグニートの主張に同調し、その側近となる。 甘崎
ビースト
【びーすと】
 本名ハンク・マッコイ。ウルヴァリンに言わせれば「毛玉」。青い体毛と野獣の如き風貌が特徴だが、かなりのインテリで、ミュータント学と進化生物学に関する世界的な権威の一人。アメリカ政府のミュータント省の長官で、ミュータントと人間の交渉役。身体能力は極めて高い。 甘崎
フェニックス
【ふぇにっくす】
 ジーンの第二人格で、その意志は極めて残忍。願ったことが全て実現するという、最強のミュータント能力を持つ。その意思はプロフェッサーXのサイコバリアによって封印されていたが、復活後この人格が表面化してしまう。サイクロップス、プロフェッサーXを瞬く間に消し去ってしまい、マグニートについていく。 甘崎
ブラザーフッド
【ぶらざー-ふっど】
 正式名称ブラザーフッド・イーブル・ミュータンツ。マグニートが結成したミュータントの互助組織。その目的は人間にミュータント能力の開眼させることであり、マグニートなりにミュータントの行く末を案じた結果である。 甘崎
プロフェッサーX
プロフェッサーX 画像 <A> <楽>
【ぷろふぇっさー-えっくす】
 X−MEN創設者にして最強のテレパシスト。サポート役だったジーンを失いつつも、なんとかX−MENを立ち直らせようと努力中。だが本来の人格を取り戻して復活したジーンにあっという間に消し去られてしまった。 甘崎
ボビー
【ぼびー】
 ボビー・ドレイク。アイスマンの本名。 甘崎
マジック
【まじっく】
 本名イリアナ=ラスプーチン。コロッサスの妹で、兄同様金属を身に纏うことが出来る。オープニングでちらりと登場したのみ。 甘崎
マルチプルマン
【まるちぷる-まん】
 本名ジェイミー=マドロックス。何人もの自分の分身を作り出すことが出来る。マグニートによって移動刑務所から救い出され、彼に従う。尚、コミック版ではX-MENメンバー。 甘崎
リーチ
【りーち】
 至近距離にいるミュータントの能力を消し去る能力を持つミュータントの少年。抗ミュータント薬“キュア”開発の鍵を握るため、マグニートに命を狙われる。ちなみに原作では緑色の肌を持ったカエル顔。 甘崎
ローグ
【ろーぐ】
 ミュータントであることを悩むX−MENメンバー。恋人のアイスマンを捨て、キュアの力に頼り普通の人間となる。 甘崎

 

ウルヴァリン:X-MEN ZERO


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ギャビン・フッド(監)
 19世紀中葉のアメリカで特殊な能力を発現させてしまったローガン(ジャックマン)は、同じく超人的能力を持った兄ビクター(シュレイバー)と2人で支え合って生きていた。150年以上に渡り、兵士として幾多の戦場を駆け抜けてきた彼らは、謎の軍人ストライカー(ヒューストン)が指揮する特殊部隊"チームX"にスカウトされ、幾多の戦場を巡り歩く。しかし、ローガンはアフリカでの非人道的なミッションを巡ってメンバーと対立、チームを離脱する。6年後、ローガンは恋人ケイラ(コリンズ)と穏やかな日々を送っていたのだが…
 40年以上もの長さに渡りMARVELで連載中の人気コミックの映画化の一本。ブライアン・シンガー監督により作られた『X-MEN』は監督を変えつつ3本のシリーズを輩出したが、本作はその初のスピンオフ作品となる。
 本作は『X-MEN』シリーズでも最も人気が高く、映画では主人公格として活躍していたウルヴァリンを主人公に、『X-MEN』では主題の一つであった、彼の過去が描かれる話となっている。ただ、元々が主人公だったのだから、スピンオフと言った感じじゃないし、
「X-MEN ORIGINE」の原題表題通り、X-MENの前史として位置づけた方がしっくり来る。

 それではまず『X-MEN』におけるウルヴァリンの位置づけというものを考えてみたい。『X-MEN』という作品はヒーローがいっぱい出てきて、正義と悪に分かれて戦い続ける。という単純構造と共に、その奥にはミュータントとして生きる事の存在意義をそれぞれのキャラが探し求めていると言う事が大きな魅力になっている。
 それらX-MENメンバーの中で唯一“今”に悩みを持たないのがウルヴァリンという存在だった。彼にとって重要なのは記憶喪失となった自分の過去のことのみで、他のキャラのように、ミュータントとして生きることの存在意義について悩むことはない。と言うか、その部分はすでに超越してる。
 欲望に忠実で、他のキャラがうじうじと悩む中、一人だけ突出して道を切り拓く。性格が善人のために正義の側に位置しているが、それも自分の欲に忠実なだけで、放っておけば気持ちが悪いので助ける。という単純明快さだし、洗練されたヒーローにはないワイルドさも魅力。今やジェームズ・ボンドでさえ葉巻をトレード・マークから外す時代に、堂々と喫煙してみせるなど、周囲を気にしない態度も良い。その癖妙に人懐っこいところもあったりと、人間的な魅力にもあふれている。
 
一見X-MENメンバーからは浮いてるような性格が、メンバーの中にあって最大限活かされていた訳だ。

 だが、本作はその部分に手を加えた。
 本作はウルヴァリンが切望してやまない過去の記憶についての話となった。これは前述したウルヴァリンの魅力を少々変えてしまった。
 これにはプラスもマイナスもある。
 過去を描くことで、ウルヴァリンの謎は解け、ぐっと身近な存在になったのはプラス面。孤高のヒーローは、過去もやはり孤高であったことが分かったし、一人のヒーローの誕生を描くには充分な作りだった。
 一方、X-MENの内部にあってこそ持っていた個性は、本作においてはかなり減殺された。本作の描き方は、非常に単純なものなので、ウルヴァリンの持つ悲しみや、あるいはこだわりというものが、
“今”にシフトしてしまい、他のX-MENメンバーと同じ土俵に立ってしまった。それが悪いとは言わない。ただ、謎の部分に魅力があったキャラの謎があっけなく明らかになってしまったことが少々食い足りない気分にさせられる。

 言ってしまうと、本作のウルヴァリンは、とても“普通”のヒーローになってしまった。
そこが問題だったんじゃないだろうか。あっけないというか、物足りないというか…そうそう、これは“寂しい”と言うべきかも知れない

 でも設定部分を単純にした分、演出の冴えはますます上がってる。CG多用は当然な話だが、今回CGの使い方もアクション部分にこだわらず、普通の生活描写の中でも数多く用いられ、自分では意識せずに能力を発揮してしまうミュータントの姿などが日常描写にそのまま溶け込んで見えるのも細かくて良い。アクション部分も見所たっぷりで、スカッとしたい時には最適の作品だろう。
 キャラのはまり具合もますます良し。
 このスピンオフのきっかけは明らかに『X-MEN』シリーズの中でも最高のはまり具合を見せたジャックマンあってのことで、この人にもっと大暴れさせてみたい。と言うのがそのきっかけ。ジャックマン自身もウルヴァリンには並々ならぬ思い入れがあったようで(2008年アカデミー賞司会者をやった時、オープニングミュージカルで「俺はウルヴァリーン」と絶叫したのは記憶に新しい)、肉体をますますマッシブに調整して登場。明らかに8年前の『X-MEN』の時よりも筋肉が付いていて、この役に対する打ち込み度が分かろうというもの。あたかもジャックマン=ウルヴァリンのプロモーションムービーを見せられてる気分にさせられる。
 更に今回、もう一人お気に入りの俳優が出来た。セイバートゥース役のシュレイバーがそうなのだが、前に『ディファイアンス』観た時に妙に印象残る人物だと思ってたのだが(一応『スクリーム』シリーズにも出てるけど)、今回更に印象を深くする役柄で登場。決して美男子という訳ではないが、今回の野性的な役柄は見事なはまり具合で、存在感をしっかり演出してくれている。
 なんでもこの後で本作の更にスピンオフとしてデッドプールを主役にした企画があるとか聞いているが、むしろセイバートゥースを主役にした作品を観てみたいね。強大な悪を持って悪を制するという、初期のイーストウッド監督の西部劇っぽく仕上げることが出来るんじゃないかな?

 

アダマンチウム
【あだまんちうむ】
 特殊加工された、決して壊れない金属。ウェポンXとしてローガンが骨をこれでコーティングする。 甘崎
ウィリアム
【うぃりあむ】
 ウィリアム・ストライカー。ミュータント部隊チームXを結成した軍人。アメリカのためにミュータントを用いた究極兵器を作ろうとしている。 甘崎
ウェイド
【うぇいど】
 ウェイド・ウィンストン・ウィルソン。チームXメンバーで、二本の日本刀を用いる。性格は極めて残忍で、常に軽口を叩いている。後にウェポンXIとして究極のミュータントとされ、デッドプールと名付けられる。 甘崎
ウェポンXI
【うぇぽん-いれぶん】
 デッドプールをベースにあらゆるミュータントの能力を付与されて誕生した究極のミュータントハンター。デットプール時代は口が過ぎて不快だったらしく、ストライカーによって口は縫い合わされている。 甘崎
ウェポンX
【うぇぽん-てん】
 ストライカーの作り上げようとしているミュータントハンター。その10番目の適合者として選ばれたのがローガンだった。この実験によってウルヴァリンはアダマンチウムの骨格と爪を持つようになる。 甘崎
ウルヴァリン
【うるう゛ぁりん】
 元は恋人のケイラが呟いた言葉を聞いたローガンが、自らをそう名乗るようになったことから。そのままコードネームとなる。 甘崎
エージェント・ゼロ
【えーじぇんと-ぜろ】
 本名デヴィッド・ノース。銃器の扱いに長けたミュータント。チームXの主要メンバー。 甘崎
エマ
【えま】
 エマ・フロスト。ケイラの妹。皮膚をダイヤモンド状に結晶化させることが出来るミュータント。ストライカーによって拉致されていた。 甘崎
ガンビット Marvel Select - Action Figure: Gambit
【がんびっと】
 本名レミー・ルボー。ストライカーの基地がある島から脱走した唯一のミュータント。物質にエネルギーを溜めることが出来る。瞬間的にエネルギーを溜められるトランプを牽制にし、たっぷり時間をかけてエネルギーを溜めた杖をメインの武器にしてる。 甘崎
クリス
【くりす】
 クリス・ブラッドレー。チームXメンバー。電気を作り出すことが出来るミュータント。チームX引退後、サーカス団に入り、質素な暮らしをしていたが、ビクターにより殺害される。 甘崎
ケイラ
【けいら】
 カナダに潜伏中のローガンが初めて愛した女性。ローガンにウルヴァリンという名称を与える。実は接触によって相手を自分の意志に従わせる能力を持つ接触テレパスで、ウルヴァリンを仲間に引き込むためにストライカーに派遣されていた。 甘崎
ケストレル
【けすとれる】
 本名ジョン・ライス。チームXのメンバーで瞬間移動能力を持つミュータント。チームXを抜け、スポーツクラブのオーナーとなる。 甘崎
ジェームズ
【じぇーむず】
 ジェームズ・ハウレット。ローガンの本名。幼少時に養父からこの名前をもらったが、後に名を捨てる。 甘崎
ジョン
【じょん】
 ジョン・ライス。ケストレルの本名。 甘崎
シルバーフォックス
【しるばー-ふぉっくす】
 ケイラのコードネーム。接触テレパス。 甘崎
スコット
【すこっと】
 後のサイクロプス。幼少時代にチャールズによって保護された姿が見られる。 甘崎
スリーマイル島
【すりーまいる-とう】
 原子力発電所があった島。ストライカーがミュータント兵器開発のために施設を作っていた。 甘崎
セイバートゥース
【せいばーとぅーす】
 本名ビクター・クリード。ローガン同様強力な治癒能力を持ち、爪を任意に伸ばせる能力を持つ。野獣の如き身体能力と極めて残忍な性格で、人間を殺すことを何より楽しんでいる。 甘崎
チームX
【ちーむ-えっくす】
 ストライカーにより結成されたミュータントの部隊。その任務は酸鼻を極め、立ちふさがる人間をことごとく抹殺する。 甘崎
デッドプール
【でっど-ぷーる】
 チームXメンバー。セイバートゥース同様人間を殺すことを楽しむミュータント。二振りの日本刀を華麗に用いる。後にウェポンXIに改造される。ウルヴァリンとの死闘の末、首を切り落とされるが、再生能力のお陰で生き残る。 甘崎
トーマス
【とーます】
 トーマス・ローガン。ハウレット家の執事だったが、主人を刺し殺し、それを見て能力を開眼した息子ジェームズによって殺される。今際にジェームズの本当の父親であることを告白した。 甘崎
ハンク
【はんく】
 ハンク・マッコイ。ビーストの本名。 甘崎
ビクター
【びくたー】
 ビクター・クリード。ローガンの実の兄。セイバートゥースの本名。 甘崎
フレッド
【ふれっど】
 フレッド・デュークス。ブロブの本名。 甘崎
ブロブ
【ぶろぶ】
 本名フレッド・デュークス。チームXメンバー。あらゆる衝撃を吸収する肉体を持ったミュータント。チームXを引退後、摂食障害で肉体が巨大になってしまう。 甘崎
プロフェッサーX
プロフェッサーX 画像 <A> <楽>
【ぷろふぇっさー-えっくす】
 独自に軍内部で独自の発言力を持つ人物。既にエグゼビア・スクールの一期生を受け入れつつある。 甘崎
レミー
【れみー】
 レミー・ルボー。ガンビットの本名。 甘崎
ローガン
【ろーがん】
 ウルヴァリンの通名。実は本当の名前はジェームズ・ハウレットであり、身を隠した時に名乗った偽名だった。 甘崎
名称
【】
  甘崎

X-MEN ファースト・ジェネレーション


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マシュー・ヴォーン(監)
 1960年代。人類とは一線を画す能力を持ったミュータントが次々と誕生していた。そんな中、強力なテレパシストで、ミュータントと人間の共生を願うチャールズ・エグゼビア(マカヴォイ)は、政府と協力してミュータントの保護組織を作ろうと活動していた。そんな中、幼い頃に母親と引き裂かれ、復讐に生きる磁力使いのミュータント、エリック・レーンシャー(ファスベンダー)と出会う。水と油の二人だが、次第に友情を育んでいくチャールズとエリック。そんな2人の前に、世界征服を企むミュータント、セバスチャン(ベーコン)が立ちはだかる。かつてセバスチャンによって母を殺され、自信も激しい傷を負ったエリックは憎悪むき出しで立ち向かうが…
 新世代となり早10年が経過したが、その間に山ほどヒーローものの映画が出来てきた。その中にあって
『スパイダーマン』と共にヒーロー映画を確立していった『X-MEN』シリーズを忘れてはいけない。
 物語そのものは第3作を以て一応の完結を見たわけだが、その後も次々と企画は立ち上がり、『ウルヴァリン:X-MEN ZERO』を経た後、今度は宿敵マグニートとプロフェッサーXの確執を描く話が作られた。時間軸的には『ウルヴァリン』の物語と重なっているため、どちらが早いのかやや混乱があるものの、殊「X-MEN」という組織そのものについては、これが一番早い物語になる。
 本作は二人の主人公を配し、その友情が確執に変わるまでを描いていくことになる。チャールズと呼ばれたミュータントがプロフェッサーXとなり、エリックと呼ばれたミュータントがマグニートとなる。この名前の変化と共に、二人の関係は変化していく。本作のおもしろい点は、この二人の関係を物語の中心に置いたと言う点にこそある。徹底的に陽性に物事を考えつつ、ミュータントと人間の共存を図るチャールズと、復讐のみを心の糧として生きてきたエリックがいかにして親友となったか、そして別れに至ったのか、様々なミュータントを間に挟みつつ、二人の関係の変化を描く。
 それで本作のおもしろいところは、物語が
基本的にポジティヴ・シンキングで描かれているという点にあるだろう。これは本作の大きな特徴であり、成功点である。
 超能力ものの作品だと、大概は主人公の描き方はネガティヴである。望んでもいない特殊能力を何者からか勝手に押しつけられ、それを持て余すのが基本的な超能力作品の作り方。どれだけ人を助けようとも、地球の危機を救おうとも、その時には協力した人間からやがて石もて追われるのが超能力者の宿命とされる
『座頭市』とか『木枯し紋次郎』にも通じる)。本作も作りようによっては、そっちの方向性に持っていくことは出来たし、その方が簡単だっただろう。単純にエリックを話の中心にすれば良かっただけだ。だが本作のウェイトは明らかにチャールズの方にかかっている。ミュータントを世の役に立てようとする理想主義のチャールズは、どんな事があろうと、決して絶望しない。なんかここまでやると、チャールズには心に欠陥があるんじゃないか?と言うレベル(原作を読んでいる人なら分かるが、実際は彼の幼少時代は他のミュータント同様いくつもの迫害を受けてきており、特に家族関係はぼろぼろと言う裏設定はある)。その辺をわざと曖昧にして作ったのは、一つの狙いだろう。お陰でこの物語は決してマイナスの方向性にぶれることなく、チャールズの理想論が最後まで有効に働いている。さすがあのポジティヴ・シンキングの固まり『キック・アス』を作り上げたヴォーン監督。見事な出来である。
 又、先発の監督たちにきちんと敬意を表している描写がそこかしこに出ているのもポイントが高い。チャールズのミュータント捜索の際、見知ったキャラの幼少時代がちらっと出てきたり、ウルヴァリン役のジャックマンにカメオ出演させてみたり、はたまたチャールズとエリックの仲違いが決してマイナスだけではないと言うこととか(
『3』で二人が揃ってジーンの家を訪れるシーンがあったけど、それはこの後も二人が協力する事があったと言う伏線になってる)。『ウルヴァリン:X-MEN ZERO』にも出てきたホワイト・クイーンの存在も、そういった細かい配慮も行き届いている辺り、監督と脚本の連携の巧さを感じ取ることが出来る。『キック・アス』の時もただ者じゃないと思ったけど、本作で見事に才能を引き出して見せてくれた。
 そういう意味で本作はかなり満足度は高い。
 ただ、本作で評価が今一つ伸びなかったのは、これまでの作品とは異なり、終わりが見えていたため、プログラムピクチャーでしか無かったと言うことだろうか。プロフェッサーXとマグニートは何があろうと最後は袂を分かち敵になるし、ミスティークはマグニート側につく。そこに向かっているのが分かっているので、全く驚きが無かった。
 後、あの予告は失敗だな。正直あの予告観たら、物語が最後まで丸分かり。良い作品だけど、驚きが全く無かったので、点数はやや低めとなってしまう。

 

アーマンド
【あーまんど】
 アーマンド・ムニョス。ダーウィンの本名。タクシー運転手をしていたところをチャールズとエリックにスカウトされる。 甘崎
アザゼル
【あざぜる】
 ヘルファイア・クラブに属するミュータント。悪魔のような姿をし、テレポート能力を持つ。原作ではナイトクローラーの父親。ちなみに母親はミスティーク。 甘崎
アレックス
【あれっくす】
 アレックス・サマーズ。ハヴォックの本名。原作ではサイクロップスの弟だが、年齢的に本作では違っている。 甘崎
ウィリアム
【うぃりあむ】
 ウィリアム・ストライカー。CIAエージェント。ミュータントを兵器として使おうとしている軍人だが、ここではほとんどその様子は見せなかった。 甘崎
エマ
【えま】
 エマ・フロスト。ホワイト・クイーンの本名。 甘崎
エリック
【えりっく】
 エリック・レーンシャー。金属を自在に操る能力を持つミュータント。過去ナチスに母を殺され、自らも苛烈なミュータント訓練を受けたことから、ナチスに深い恨みを持つ。ナチスハンターとして孤独な戦いを続けていたが、チャールズに出会ったことによって少しずつ心を開いていく。後のマグニートである。 甘崎
エンジェル
【えんじぇる】
 エンジェル・サルバドーレ。昆虫の羽根を持つミュータント。普段はタトゥーに紛れ込ませてミュータントを擬態している。この羽根によって飛ぶことが出来、更に唾液は酸性の武器でもある。チャールズに見いだされたが、ヘルファイア・クラブの力に怯え、彼らの仲間に寝返る。『ファイナル・デシジョン』に登場する同名キャラとは別。 甘崎
シュミット
【しゅみっと】
 セバスチャンがナチス時代に使っていた名前。 甘崎
ショーン
【しょーん】
 ショーン・キャシディ。バンシーの本名。 甘崎
セバスチャン
【せばすちゃん】
 セバスチャン・ショウ。元ナチス科学者で、エネルギー吸収能力を持つミュータント。エリックを用いてミュータントの研究を開始し、自らの能力を飛躍的に高めた。米ソ対立を利用して第三次世界大戦を引き起こし、廃墟の中でミュータントの帝国を作ろうと画策する。 甘崎
セレブロ
【せれぶろ】
 スペイン語で“脳”を意味する言葉。チャールズのテレパシーを増幅させる装置で、これによってミュータントを探すことが出来る。 甘崎
ダーウィン
【だーうぃん】
 本名アーマンド・ムニョス。瞬時にその場で生きるための最適な姿へと肉体を変貌させられるミュータント。セバスチャンによって増強されたハヴォックのエネルギー波を食らって爆死。 甘崎
チャールズ
【ちゃーるず】
 チャールズ・エグゼビア。世界最強のテレパシスト。人間とミュータントの共生を夢見ており、政府に協力するミュータント組織を立ち上げる。後のプロフェッサーXである。 甘崎
デヴィジョンX
【でう゛ぃじょん-えっくす】
 チャールズの提案でCIA内に作られたミュータントエージェント機関。 甘崎
ハヴォック
【はう゛ぉっく】
 本名アレックス・サマーズ。赤いエネルギー波を体内から出すミュータント。最初の内はコントロールできず、周り中に被害を与えていたが、チャールズの訓練によってコントロールできるようになる。 甘崎
ハンク
【はんく】
 ハンク・マッコイ。ビーストの本名。 甘崎
バンシー
【ばんしー】
 本名ショーン・キャシディ。口から超音波を発するミュータント。訓練により空を飛ぶことが出来るようになった。ちなみに裏設定では、後のエグゼビアスクールに通うサイリーンの父親。 甘崎
ビースト
【びーすと】
 本名ハンク・マッコイ。CIAにその能力を隠して職員として入っている。天才的な頭脳を持ち、ハヴォックやブラックバードの設計に携わる。最初は足が手と同じ形をしているだけのミュータントだったが、ミュータントの能力を抑えようと抗体を開発して失敗し、全身が青い獣毛に覆われてしまう。 甘崎
ヘルファイア・クラブ
【へる-ふぁいあ-くらぶ】
 セバスチャンが結成した異能力集団。 甘崎
ヘンドリー
【へんどりー】
 CIA大佐。 甘崎
ホワイト・クイーン
【ほわいと-くいーん】
 ヘルファイア・クラブに属するミュータントで、テレパシー能力を持つ他、体をダイヤモンド化させ、他の思念波をカットできる。ダイヤモンド化した時はテレパシー能力は失われるらしい。 甘崎
マーベル 1/4スケールプレミアムフィギュア エマ・フロスト
モイラ
【もいら】
 モイラ・マクダガード。CIAエージェント。チャールズのミュータント研究の手伝いをしていく内、チャールズに惹かれていく。 甘崎
ヤーノシュ
【やーのしゅ】
 ヤーノシュ・クエステッド。リップタイドの本名。 甘崎
リップタイド
【りっぷたいど】
 本名ヤーノシュ・クエステッド。ヘルファイア・クラブに属するミュータントで竜巻を操る。 甘崎
レイヴン
【れいう゛ん】
 レイヴン・ダークホルム。ミスティークの本名。幼少の頃チャールズと出会い、チャールズの妹として成長した。 甘崎
名称
【】
  甘崎

ウルヴァリン:SAMURAI


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2013年
ジェームズ・マンゴールド(監)
 ブラザーシップとの戦いを経て解散したX-MEN。生き残ったローガン(ジャックマン)は極力人間とは関わらないよう生きていたが、そんなローガンの前に、日本のヤシマ家からメッセージが届く。今から半世紀以上前、長崎の原爆でローガンに命を救われたお礼をしたいと言うヤシマの願いを聞き、日本にやってきた。既に死の床についていたヤシマがローガンに申し出たプレゼントとは、ローガンの不老不死の能力を取り去ると言うことだった。だがその答えを出す前にヤシマは亡くなり、その葬儀に出ることに鳴ったローガンの目の前でヤシマの孫娘マリコがさらわれてしまう…
 『スパイダーマン』(2002)に並び立つMarvelの代表シリーズ『X-メン』(2000)。スピンオフを含めこれまでに既に5作が作られている人気作だが、それら一つ一つがかなり質が高かった。それぞれにミュータントとして生きることの問いかけがなされており、そのアプローチも様々。
 その中で中心となることが多いのがウルヴァリンだった。極端な回復能力と長い命。更に記憶喪失と言う足枷をかけられた存在で、しかも関わった全ての物語で深い喪失感を味わう事になる。彼が常にぶっきらぼうなのはそんな苦しみにおいて。そんな深いキャラだけに、作り手も愛情を持って造形していたのだろう。スピンオフ作も最初の作品がウルヴァリンだったのも肯ける。
 そしてスピンオフも三作目となり、再びウルヴァリンを主人公とした作品が作られる!しかも舞台は日本で!これはコミック版のヤシマ=シルバーサムライが出てくる話で、かなり人気の高い物語
(ちなみに日本のアニメ会社マッドハウスが一連のマーベル作品を制作したことがあったが、その時もこの物語を作ってた)
 と言うことで、かなりの期待作ではあった。

 …で、問題となる出来は、はっきり言わせてもらえれば、
「シリーズ最低作」としか言いようがない。
 日本を敢えて誤解させたまま、かつてアメリカ人が考えていたジャパンにしたのは悪くない。これくらいむちゃくちゃにしてくれた方が興味もってもらえる位だから。要人警護にはもちろんニンジャが行い、ほぼゾンビ並みの体力を持つヤクザ、敵の首領はお城に住む。まあよくここまでやってくれたと感心出来るくらいだ。
 それは良くても、肝心の物語が酷い。
 今回ウルヴァリンがやってることは、ステロタイプのヒーローそのもので、キャラの深みは一切ない。目の前の危機を順番にクリアするだけで、そのモチベーションはお姫様を守る騎士そのもの。今時こんな馬鹿みたいな単純な物語見せられるとは思ってもみなかった。シルバーサムライは出てるにしても、これじゃ単なるロボット。シルバーサムライとなるヤシマの悪人っぷりが薄っぺらい。せっかく出した真田広之が単なるチンピラキャラ。力入ってるはずのアクション部分がお粗末。どこを観ても褒める要素が見つからない。それに明らかに安普請のアクション描写も今ひとつ。
 これらのどれかをきちんと作ってくれれば、まだ褒めるところ見つかったんだが、ここまで褒めるところがないと、流石に呆れる。オリジナルの物語を曲げてもシルバーサムライ役は真田広之が演じさせるべきだったんじゃないか?正直、ジャックマンと真田広之が殺陣でぶつかるシーンが一番楽しみだったから、それを裏切られたのが痛い。
 正直、文句以外出てこない。

 それでも強いて良いところを言うなら、この作品の位置付けだろうか。一応『ファイナル ディシジョン』(2006)で完結したはずの『X-MEN』が、まだ終わっておらず、ちゃんと続編を考えていることが分かったことだけが成果か?ことある毎に夢でジーンが現れるのと、あれだけ完璧に死んだと思われたプロフェッサーXが、実は…と言うラストシーンは少し嬉しい。でもこれは本編とは全く別なこと。その程度で評価を上げるほどの事はない。

 

ヴァイパー
【う゛ぁいぱー】
 Dr.グリーンの別名。数々の毒を使いこなし、自らの肉体にも毒を持つミュータント。 甘崎
ウルヴァリン
【うるう゛ぁりん】
 X−MENの事実上の解散の後、人里離れた山中で一人暮らしていたが、矢志田家の使いユキコの求めに応じて日本へとやってくる。 甘崎
『ウルヴァリン:SAMURAI』 1/6スケールフィギュア ウルヴァリン
ジーン
【じーん】
 元X-MENメンバー。既に死亡しているが、度々ローガンの夢の中に登場する。 甘崎
シルバーサムライ
【しるばー-さむらい】
 ヤシダ家の守護神とされる鎧武者。ヤシダがローガンのヒーリングファクターを得て、アダマンチウムの鎧を着込んだ姿。 甘崎
シンゲン
【しんげん】
 シンゲン・ヤシダ。ヤシダの息子。ヤシダからは見向きもされておらず、更にグループ総帥を娘のマリコが継承されることとなり、実力で総帥の座につこうとする。役は真田広之。 甘崎
Dr.グリーン
【どくたー-ぐりーん】
 ヤシダの主治医。実はヴァイパーの変装。 甘崎
プロフェッサーX
プロフェッサーX 画像 <A> <楽>
【ぷろふぇっさー-えっくす】
 ED後にウルヴァリンの前に現れたミュータント。元X−MENのリーダー。死んだはずだったが… 甘崎
マグニート
【まぐにーと】
 ED後にウルヴァリンの前に現れたミュータント。元ブラザーシップのリーダー。 甘崎
マリコ
【まりこ】
 ヤシダの孫娘でシンゲンの娘。ヤシダからグループの次期総帥に指名されており、そのため命を狙われる。 甘崎
ヤシダ
【やしだ】
 矢志田。ヤシダグループの総帥。かつて日本軍青年将校で、長崎原爆でウルヴァリンに命を救われた過去を持つ。死の床についており、最後にウルヴァリンに会いたいと、ユキオを派遣してウルヴァリンを呼び寄せる。 甘崎
ヤシダグループ
【やしだ-ぐるーぷ】
 世界的な大企業。表の顔と裏の顔を持つが、そのどちらにも大きな影響を及ぼしている。総帥のヤシダの死により、後継者としてマリコが指名された。 甘崎
ユキオ
【ゆきお】
 ヤシダ家で働く女性。人の死を見る能力を持つミュータント。 甘崎
ローガン
【ろーがん】
 ウルヴァリンの通名。 甘崎
名称
【】
  甘崎

X-MEN: フューチャー&パスト


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ブライアン・シンガー(監)
 プロフェッサーX(スチュワート)とマグニートー(マッケラン)から、人類の作りだした対ミュータント用ロボットのセンチネルによってミュータントが滅亡の危機にあることを聞かされたローガン(ジャックマン)は、キティというミュータントの能力によって精神を1973年に飛ばし、そこでセンチネル計画を阻止することとなった。そこで若き日のプロフェッサーX(マカヴォイ)と出会うが、その当時の彼は全てに絶望し、自らの能力を封印していた。マグニートー(ファスベンダー)との協力が必要と訴えるローガンだったが…
 X-MENシリーズ最新作。正直な話を言えば、その前に当たる『ウルヴァリン:SAMURAI』(2013)
見事な駄目作品だったので、あんまり期待は出来ないだろうと思いつつ、それでもこのシリーズ好きなので、やっぱり劇場に足を運んだ。
 結果、大満足して劇場を出ることになった。こんなに楽しい思いをさせてくれた作品が出来たことを素直に賞賛したい。

 このシリーズは結構枝葉が伸びていて、オリジナル版は『X-MEN:ファイナル ディシジョン』(2006)で一応の完結。その後、外伝として生まれから記憶を失うまでのウルヴァリンを描いた『ウルヴァリン:X-MEN ZERO』(2009)があり、更に前史を描く『X-MEN:ファースト・ジェネレーション』(2011)がある。つまり、都合で3つの枝葉があった(ちなみに『ウルヴァリン:SAMURAI』『X-MEN:ファイナル ディシジョン』の後の話になるため、正史の続編となると言うややこしい話にもなってる)。それで本作は正史の続編という位置づけであるのは確かにせよ、その枝葉である『ウルヴァリン:X-MEN ZERO』および『ファースト・ジェネレーション』の続編にもなっている。都合三つのシリーズ全ての続編となる。正直、これまでのシリーズを全部包含出来るとは思ってなかった。ほとんど曲芸とも言えるが、こんなことをやってくれたことに惜しみなく称賛したい。シリーズを再びシンガー監督へと戻したのは大正解と言えよう。
 なにより、その点だけでも本作は素晴らしい。スチュワート&マッケランのコンビだけでなく、マカヴォイ&ファスベンダーのプロフェッサーXとマグニートの姿が観られたことも嬉しいし、この二人が自らの信念に従って、時に協力、時に敵対という姿勢を取り続けていたことも分かったし、『ファースト・ジェネレーション』と正史の間にあるミュータント達の断絶の理由も明らかにされた。結局あれだけいたミュータントの大部分は、1970年代にみんな殺されてしまったことが分かる
(ちなみに『X-MEN2』に登場したナイトクロウラーはミスティークとアザゼルの間の子なので、その存在の証は続いている)

 プロフェッサーXもマグニートーも、ミュータントを愛し、彼らを守ろうとする姿勢は一致しているのだが、そこからの姿勢が違う。ミュータントと人類は共存できるとを主張するプロフェッサーX。対してミュータントこそが人類を指導する立場にあるのだとするマグニートーの立場。この二人の主張のぶつかり合いが本作の物語そのものを引っ張っていく。
 そこで重要なキーパーソンとなるのがミスティーク。彼女の遺伝子情報がセンチネル計画の肝となり、彼女が人類に捕まってしまったら、その時点で未来は終わってしまう。それに対し、本来敵対する立場にあるプロフェッサーXの方が彼女を保護しようとしているのに対し、ミスティークの上司であるマグニートーが、もっと手軽に、彼女を殺してすべてを終わらせようとしているところが描かれるのだが、これが
二人の主張のぶつかり合いを視覚化したものとして捉えるべき部分だ。
 ミュータントの未来の為に、彼女には死んでもらわねばならないとするマグニートー。それは彼にとっても苦渋の選択だっただろう。自身の片腕とも言えるミスティークがいなければ、マグニートーの考えるミュータントの独立は遠くなる。だが、彼女が生きている限りは人類に狙われ続け、一回でも人類に彼女が囚われてしまった場合、全ては灰燼に帰す。だからこそ、彼女には死んでもらわねばならないと考えた。一方プロフェッサーXの場合、人類との共存が可能であれば、人類は対ミュータント用のセンチネルを作らないで済むはず。と考えているため、敢えて敵であるミスティークをも助けられると考えた。
 実はこの二人の主張のぶつかり合いこそが、本作の最大の見所となる。そしてその二人の思いを受け、ミスティークが下した判断が、ミュータントの未来を作り出していくことになった。
 その結果が、あのラストシーン。これまでの戦いで死んだ筈のX-MENメンバーたちが全員生き残り、ミュータントにもちゃんと未来は用意されていた。マグニートーやミスティークは決して単なる悪の存在ではないし、単に本作が「的の敵は味方」を描いただけのものではないことがここで分かる。形はいろいろ違っていたとしても、ウルヴァリンはX-MENのメンバーになり、ミスティークの変化によってジーンは覚醒することなく、故にスコットも生き残る。最後に憎まれ口を叩くスコットを見ているウルヴァリンのシーンはとても印象深い。

 …あれ?そうなると、ウルヴァリンの存在はどうなる?彼の存在とは、未来の危機を警告するためだけでしかない。狂言回しのような存在。結局最後は宿敵ストライカーに発見されてしまい、同じ運命を辿ることになるわけだし…人類を救うために命がけで過去に行ったのは良いけど、本編に全然絡まないって、
なんだかとても気の毒

 以下余談。

 本作では、人類とミュータントは時に協力もするが、基本は敵対しているということがはっきりしているわけだが、この部分が丁寧に描かれていることが大きな強みとなっている。シンガー監督が作り上げたX-MENサーガの根幹部分は、特殊能力を持ってしまったミュータントと人類との確執にこそあるのだから。
 これは、マイノリティとして生きざるを得ない人間が、そのアイデンティティを勝ち得る物語となる。この前提があってこそ、本作はしっかり地に足が付いたものとなるのだ
(実際にアメリカで起った公民権運動と歩調を合わせているところもある)
 本作でもそれはさり気なくいくつも登場している。
 例えば、マグニートーはケネディ大統領暗殺の罪を被されているが、実はマグニートー自身はケネディを救おうとしたと本人が言っている。これはケネディが公民権運動を受け入れようとしていたことにも絡んでいて、多分この世界のケネディは(ミュータントを含めて)公民権を認めようとしていたがために殺され、そのスケープゴートとして、皮肉なことにケネディを救おうとしたマグニートーに罪を被せたということになる。マグニートーが捕まっているという事実だけでも、ちゃんと深いところで絡みがある(誰が本当にケネディを殺したのかは推測以外はできないけど)。
 そして1973年というのはヴェトナム戦争の停戦協定であるパリ和平協定が結ばれた年で、本作はその当日を舞台にしているのだが、ここで和平協定の文言が「人類は新たなる敵に対して手を結ぶ」と宣言されていた。これはすなわち「これからは人類ではない存在に対して戦っていこう」という宣言となっているわけで、「人類は手を組んでマイノリティであるミュータントを撲滅していく」。人類を統合するために新しい敵を作り出すという宣言になるわけだ。
 マイノリティを扱うというのは、ミュータントに限ってのことではない。様々な部分でマイノリティは存在するのだから、そういう存在が、国家によって弾かれ、敵とされていく過程をちゃんと見せようとしている。
 
「X-MEN」という作品自体がアメリカで受け入れられてきた素地として、このマイノリティに対する視点があるからなのだろうし、だからこそ映画になってもきちんと映える作り方になっている。

 

アイスマン
【あいす-まん】
 氷を操るミュータント。最終決戦では最後までセンチネルと戦い続けた。 甘崎
アレックス
【あれっくす】
 アレックス・サマーズ。ハヴォックの本名。 甘崎
アンナ
【あんな】
 アンナ・マリー。ローグの本名。 甘崎
ウィリアム
【うぃりあむ】
 ウィリアム・ストライカー。CIAの一員で、ミュータントを嫌う軍人。実は本人もミュータントの能力が使えるらしい事が分かる。 甘崎
ウォーパス
【うぉーぱす】
 本名ジェームズ・プラウドスター。超人的な体力と耐久性を持ち、飛行能力を有するミュータント。 甘崎
ウルヴァリン
【うるう゛ぁりん】
 センチネルによって絶滅寸前となったミュータントを救うため、1973年に精神を飛ばされ、そこでセンチネル建造計画を阻止しようとする。ちなみに1973年当時はまだアダマンチウムの骨格を得ておらず、骨の爪で戦う。 甘崎
エグゼビア・スクール
【えぐぜびあ-すくーる】
 チャールズが建設したミュータント用の学校。ミュータント達を次々と奪われ、閉鎖を余儀なくされた。建物の中にいるのは現在チャールズとハンクのみ。 甘崎
エリック
【えりっく】
 エリック・レーンシャー。マグニートーの本名。 甘崎
オロロ
【おろろ】
 オロロ・マンロー。ストームの本名。 甘崎
キティ
【きてぃ】
 キティ・プライド。シャドウキャットの本名。 甘崎
クイックシルバー
【くいっく-しるばー】
 本名ピエトロ・マキシモフ。1973年でウルヴァリンがマグニートー救出のために協力を求めたミュータント。超高速移動が出来る。ちなみに元設定ではマグニートーの息子なのだが、ここではその言及はなかった。 甘崎
クレア
【くれあ】
 クレア・ファガーソン。ブリンクの本名。 甘崎
コロッサス
【ころっさす】
 本名ピーター・ラスプーチン。肌を鋼鉄に変える事が出来るミュータント。 甘崎
サイクロプス
【さいくろぷす】
 目から光線を出すミュータント。本来の世界では死んでいたが、ウルヴァリンが戻った新しい未来では生き残っていた。 甘崎
サンスポット
【さんすぽっと】
 太陽光を浴びることでほぼ不死身となるミュータント。体に蓄積された太陽エネルギーを放出することで攻撃する。 甘崎
ジーン
【じーん】
 プロフェッサーXの助手で強力なテレパシー能力を持つミュータント。本来の世界では死んでいたが、ウルヴァリンが戻った新しい未来では生き残っていた。 甘崎
ジェームズ
【じぇーむず】
 ジェームズ・プラウドスター。ウォーパスの本名。 甘崎
シャドウキャット
【しゃどう-きゃっと】
 物体をすり抜ける能力を持つミュータント。又、彼女の能力は人の精神を過去に運ぶことが出来る。 甘崎
スコット
【すこっと】
 スコット・サマーズ。サイクロプスの本名。 甘崎
ストーム
【すとーむ】
 本名オロロ・マンロー。天候を操るミュータント。X−MENメンバーの中では最古参となり、センチネルとの戦いでも最前線で戦い続けた。 甘崎
センチネル
【せんちねる】
 アメリカ政府と組んだトラスク・インダストリーによって建造された対ミュータント用のロボット。1973年に開発が開始され、ミスティークの能力を付加されることによって、どんなミュータントの攻撃にも耐えられる能力を得る。 甘崎
チャールズ
【ちゃーるず】
 チャールズ・エグゼビア。現代編では、センチネルからミュータント達を守りつつ、防衛戦を戦い続けている。過去編ではエグゼビア・スクールの閉鎖ですっかりふさぎ込み、能力を抑える薬を使用して酒浸りの生活を送っている。 甘崎
トード
【とーど】
 舌を伸ばせるミュータント。ヴェトナム戦争でミュータントである事が発覚し、捕らえられていた。 甘崎
トラスク・インダストリー
【とらすく-いんだすとりー】
 ボリバーが社長を務める兵器会社。 甘崎
ハヴォック
【はう゛ぉっく】
 本名アレックス・サマーズ。エネルギーをため込み、放出するミュータント。エグゼビア・スクールから離れ、ヴェトナム戦争に従軍していた。 甘崎
ハンク
【はんく】
 ハンク・マッコイ。ビーストの本名。現代編では『ファイナル・ディション』で演じたケルシー・グラマーが演じている。 甘崎
ビースト
【びーすと】
 本名ハンク・マッコイ。獣のような体力と瞬発力を持つミュータント。現代編では一瞬だけ登場。過去編では失望の結果酒浸りになってるプロフェッサーXを甲斐甲斐しく世話していた。 甘崎
ピエトロ
【ぴえとろ】
 ピエトロ・マキシモフ。クイックシルバーの本名。 甘崎
ビショップ
【びしょっぷ】
 エネルギーを吸収し、放出する能力を持ったミュータント。最終決戦で戦う。コードネームではあるが、本名はルーカス・ビショップ。 甘崎
ピョートル
【ぴょーとる】
 ピーター・ラスプーチン。コロッサスの本名。 甘崎
ブリンク
【ぶりんく】
 本名クレア・ファガーソン。テレポート能力を持つミュータント。 甘崎
プロフェッサーX
プロフェッサーX 画像 <A> <楽>
【ぷろふぇっさー-えっくす】
 チャールズ・エグゼビアのコードネーム。過去編ではこの名前は使用していない。 甘崎
ボビー
【ぼびー】
 ボビー・ドレイク。アイスマンの本名。 甘崎
ボリバー
【ぼりばー】
 ボリバー・トラスク。センチネルを開発した科学者でトラスク・インダストリー社長。 甘崎
マグニートー
【まぐにーとー】
 本名エリック・レーンシャー。磁力を操るミュータント。現代編では宿敵であり友でもあるプロフェッサーXと共にセンチネルからミュータントを守る戦いを続けている。過去編ではミュータントによる人類支配を目指していたが、人間によって囚われの身となり、牢獄に捕らわれていた。 甘崎
ミスティーク
【みすてぃーく】
 本名レイヴン・ダークホルム。過去編に登場したミュータント。マグニートーに従っていたが、マグニートーが人類に捕らわれた後は、独自の判断でミュータントを守ろうとしていた。彼女の遺伝子情報が新型センチネルの開発には必要不可欠だった。 甘崎
ルーカス
【るーかす】
 ルーカス・ビショップ。ビショップの本名。 甘崎
レイヴン
【れいう゛ん】
 レイヴン・ダークホルム。ミスティークの本名。 甘崎
ローガン
【ろーがん】
 ウルヴァリンの通名。 甘崎
ローグ
【ろーぐ】
 本名アンナ・マリー。他者のミュータント能力を吸い取ることが出来るミュータント。『ファイナル・ディション』で能力を消したはずだが、どうやら能力が戻ってしまったらしい。現代編ではセンチネルと最後まで戦い続けた。 甘崎
ロベルト
【ろべると】
 ロベルト・ダコスタ。サンスポットの本名。 甘崎
名称
【】
  甘崎

デッドプール


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アル
【ある】
 ウェイドが居候している目の不自由な女性。喧嘩友達でいつも何かしら言い合いをしている。 甘崎
ヴァネッサ
【う゛ぁねっさ】
 下町のストリッパー。ウェイドと恋仲となり、結婚を心に決めるが、突然ウェイドが姿を消してしまい、彼を捜し求めている。役はモリーナ・バッカリン。 甘崎
ウィーゼル
【うぃーぜる】
 ウェイド行きつけのバーの店主。ウェイドの顔が変わったことを最初に打ち明けられ、陰で応援している。 甘崎
ウェイド
【うぇいど】
 ウェイド・ウィルソン。かつて有能な傭兵で、その戦闘能力を生かして下町の用心棒をしている。気楽な性格だったが、末期癌に冒されていることを知り、それを治すために不死身の手術を受ける。役はライアン・レイノルズ。 甘崎
エイジャックス
【えいじゃっくす】
 女名前である自分の名前を嫌うフランシスが自らを指して言っている名称。 甘崎
エグゼビア・スクール
【えぐぜびあ-すくーる】
 若いミュータントの訓練のためにプロフェッサーXが設立した学校。X-MENの基地でもある。現在ここにはコロッサスとネガソニックだけがいる。 甘崎
X−MEN
【えっくす-めん】
 正義のヒーロー集団。現在本部のエグゼビア・スクールにはコロッサスとネガソニックの二人だけしかいないようでもある。そのためか、仲間に入らないかとデッドプールに誘いをかけている。 甘崎
エンジェル・ダスト
【えんじぇる-だすと】
 フランシスの秘書。強力な膂力を持つミュータント。 甘崎
コロッサス
【ころっさす】
 肉体を鋼鉄に変える事が出来るミュータントでX-MENの一員。正義のヒーローとしての自覚は高く、真面目な性格で、デッドプールを更生させるためにX-MENへの勧誘を続けている。役はステファン・カピチッチ 甘崎
デッドプール
【でっど-ぷーる】
 ウェイド・ウィルソンが自らの爛れた顔を恥じて真っ赤なコスチュームを纏った姿。仲間内で死ぬ順番を当てるゲーム“デッドプール”から名前を取った。数多くの銃器と刃物で武装し、常に軽口を叩いているのが戦闘スタイルで、画面に向かって語りかけることも多々。 甘崎
ドーピンダー
【どーぴんだー】
 デッドプールがたまたま乗り込んだタクシーの運転手。インド系で、彼女をいとこに取られてしまい、それについてデッドプールに相談した。 甘崎
ネガソニック
【ねがそにっく】
 正式にはネガソニック・ティーンエイジ・ウォーヘッド。エグゼビア・スクールに属する年若いミュータント。体内に生体原子炉を持ち、そこからエネルギーを放出させる。現在はコロッサスのサイドキックをしている。役はブリアナ・ヒルデブランド。 甘崎
フランシス
【ふらんしす】
 フランシス・フリーマン。デッドプールを作り出した人物。各地の難病の人間を集め、そこに改造出寿を施して人工ミュータントを作り出そうとしている。役はエド・スクライン。 甘崎
名称
【】
  甘崎

X−MEN: アポカリプス


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2016年
ブライアン・シンガー(監)

 

アポカリプス
【あぽかりぷす】
 古代に生きたエン・サバー・ヌールというミュータントが甦って自称した名前。自らの能力を更に高めるために強力なテレパシストであるチャールズの肉体を乗っ取ろうとする一方、この地上の人間は失敗作として、文明を一度終わらせようとする。役はオスカー・アイザック。 甘崎
アルカリ湖
【あるかり-こ】
 ウィリアム・ストライカーが設立したミュータント研究施設のある場所。 甘崎
アレックス
【あれっくす】
 アレックス・サマーズ。コードネームはハヴォック。スコットの実の兄で、最初のX−MENメンバー。 甘崎
ウィリアム
【うぃりあむ】
 ウィリアム・ストライカー政府直属のミュータント研究機関所長。かつて捕らえられたウルヴァリンを研究対象として過酷な訓練を行っている。役はジョシュ・ヘルマン。 甘崎
ウェポンX
【うぇぽん-えっくす】
 捕らえられたウルヴァリンに付けられたコードネーム。 甘崎
ウルヴァリン
【うるう゛ぁりん】
 アルカリ湖研究施設に閉じ込められていたミュータント。スコットらによって誡めを解かれた際、野獣のように手当たり次第に職員を襲った後に脱走する。役はヒュー・ジャックマン。 甘崎
エリック
【えりっく】
 エリック・レーンシャー。1973年の事件の際、ミュータントと人類が交わることは無理と判断し、東欧に身を潜めて工員として働き、妻と娘に恵まれたが、同僚を助けるために能力を使ってしまい、それが元で妻と娘を失う。役はマイケル・ファスベンダー。 甘崎
エン・サバー・ヌール
【えん-さばー-ぬーる】
 古代に生きた強力なミュータント。基本的には精神を他人の体に移す能力を持ったミュータントだが、乗り移った人間の能力を引き継ぐことが出来るため、非常に強力な存在である。エジプトで精神交換時の無力な時に封印されていたが、カルト集団によって目覚めさせられ、アポカリプスを名乗るようになる。 甘崎
エンジェル
【えんじぇる】
 白い羽根を持ち、自在に飛行できるミュータント。地下闘技場のチャンピオンだったが、ナイト・クローラーとの戦いで翼を傷つけられてしまう。その後アポカリプスによって翼を鋼に変えてもらい、四騎士の一人となる。非常に暴力的な性格で、純粋に自分の強さを楽しんでいるようなところがあり、X−MENとの戦いでそのまま死亡。『ファースト・コンタクト』に登場した同名の女性とは無関係。『ファイナル・デシジョン』に登場した同名のキャラとは能力が同じだが、本名が異なる。役はベン・ハーディ。 甘崎
オプティックブラスト
【おぷてぃっく-ぶらすと】
 ハヴォックおよびサイクロプスが放つ赤い光線。 甘崎
オロロ
【おろろ】
 オロロ・マンロー。コードネームはストーム。気象を操る能力を持つミュータント。かつての危機を救ったミスティークに憧れを抱いている。役はアレクサンドラ・シップ。 甘崎
カート
【かーと】
 カート・ワグナー青い肌と尻尾を持つ瞬間移動能力を持つミュータントでコード・ネームはナイト・クローラー。天涯孤独の身で、サーカスなどで仕事をしていたが、その能力を見破られてしまい、地下格闘場に無理矢理連れてこられてしまう。原作では『ファースト・コンタクト』に登場したアザゼル(同じ能力)とミスティーク(同じ体色)の間の子とされているが、出会ったミスティークはなんの反応もしていない。役はコディ・スミット=マクフィー。 甘崎
クイックシルバー
【くいっく-しるばー】
 ピーター・マキシモフのコード名。常人の数十倍の速度で動くことが出来るミュータント。『アベンジャーズ エイジ・オブ・ウルトロン』にも同名同能力のキャラがいるが、出生の設定が異なる。 甘崎
サイクロップス
【さいくろっぷす】
 スコット・サマーズのコードネーム。エグゼビア・スクールで付けられた。両目から赤いビーム、オプティックブラストを放出し続ける為、サングラスで保護し続けている。 甘崎
サイロック
【さいろっく】
 本名不明。あらゆるものを斬ることが出来る光の刀を出すミュータント。ミュータントの地下組織の用心棒をしていたが、その扱いに不満を持っており、アポカリプスの呼びかけに応じ、黙示録の四騎士の一人となる。何事も冷静に周囲を分析し、アポカリプス側に形勢不利と分かると一人で逃亡してしまった。『ファイナル・デシジョン』にも同名のミュータントが登場しているが能力も異なることから恐らくは無関係。役はオリヴィア・マン。ちなみにX−MENの他のメンバーはコミック版からデザインが変わっているが、彼女のみ全くコミック版と同じ服装をしている。これは演じるオリヴィアが大のサイロックファンで、強くそれを主張したからだとか。 甘崎
ジーン
【じーん】
 ジーン・グレイ。エグゼビア・スクールにスカウトされたミュータント。前シリーズとの違いはチャールズによってマインドコントロールは受けていないこと。そのために能力は不安定で、勝手に能力が発動してしまう。アポカリプスとの戦いで全ての能力を使って戦ったことで能力をコントロールする術を手に入れる。役はソフィー・ターナー。 甘崎
スコット
【すこっと】
 スコット・サマーズ。アレックスの弟。高校生だったが、ミュータントの能力が発現してしまい、アレックスに連れられてエグゼビア・スクールへとやってきて、そこでサイクロップスというコードネームを与えられる。能力をコントロール術を学んでいるが、基本的な性格は軽く、ジーンをナンパしたり、スクールを脱走して映画を観に行ったりもしている。スクールを抜け出したことでアレックスの死の現場には居合わせられなかった。役はタイ・シェリダン。 甘崎
ストーム
【すとーむ】
 本名オロロ・マンロー。気象を操る能力を持つミュータント。元々の能力は周囲の空気を変える程度のものだったが、アポカリプスによって黙示録の四騎士と選ばれ、天変地異を引き起こすほどの能力を開花させた。実はミスティークの大ファンで、そのミスティークがX−MEN側にいることが分かったことで心が揺れ、最終的にアポカリプスを裏切ってX−MENメンバーに加入する。役はアレクサンドラ・シップ。 甘崎
チャールズ
【ちゃーるず】
 チャールズ・エグゼビア。恵まれし子らの学園を再開し、多くのミュータントの子ども達を集めている。いずれ学園を一般の人間とミュータントの交流の場にすることを願っている。アポカリプスに能力を見込まれ、新しいからダニされそうになった。その際抵抗した為に髪の毛が全て抜けてしまう。役はジェームズ・マカヴォイ。 甘崎
ナイトクローラー
【ないと-くろーらー】
 本名カート・ワグナー。瞬間移動能力を持つミュータント。その姿は青色の悪魔のようだが、心優しく、常に聖書の言葉を口にして心を落ち着かせるという面がある。原作では同じ能力を持つアザゼルとミスティークの間の子となっているが、本作ではその設定は消えているようで、ミスティークが「同じ青い肌」と仲間意識を見せている。 甘崎
ニーナ
【にーな】
 潜伏期のエリックの娘。何の能力も持たなかったはずだが、警察に捕まった際、動物を操る能力を顕現させる。それを危険な兆候と見なした警察によって母親共々打ち殺されてしまう。恐らくは彼女が生きていればスカーレット・ウィッチになっていた可能性がある。 甘崎
ハヴォック
【はう゛ぉっく】
 本名アレックス・サマーズ。エネルギー弾を放出するミュータント。最初のX-MENメンバーの生き残り。弟のスコットにミュータントの力が発現したことを受け、スコットをチャールズに委ねるためにやってきた。アポカリプスに精神をのっとられかけたチャールズを救う為オプティックブラストで学園崩壊を引き起こし、死亡したと見られる。役はルーカス・ティル。 甘崎
ピーター
【ぴーたー】
 ピーター・マキシモフ。コードネームはクイックシルバー。前作登場時には知らなかったが、実はエリックの息子であることが分かり、父のことを調べるためにエグゼビア・スクールに来たところを事件に巻き込まれる。役はエヴァン・ピータース。 甘崎
プロフェッサーX
プロフェッサーX 画像 <A> <楽>
【ぷろふぇっさー-えっくす】
 チャールズ・エグゼビアのコードネーム。この名前を使ってミュータントの子ども達を集めている。 甘崎
マグニートー
【まぐにーとー】
 エリックがかつて名乗っていた名前。磁場を操り、あらゆる金属を自由自在に扱える。四騎士となった際、アポカリプスによって能力が強化され、地球そのものに天変地異を起こせるほどの能力となった。人を憎み心を閉ざしていたが、チャールズの呼びかけと、人類の為に戦う姿を見せられて人類側に付く。役はマイケル・ファスベンダー。 甘崎
ミスティーク
【みすてぃーく】
 本名レイヴン・ダークホルム。自在に姿を変えることが出来るミュータント。1973年の事件でマグニートーに裏切られた後、独自にミュータントを助け続けている。何度かチャールズからエグゼビア・スクールに誘われていたようだが、路線が違うと独自に活動していた。役はジェニファー・ローレンス。 甘崎
恵まれし子らの学園
【めぐまれし-こ-ら-の-がくえん】
 エグゼビア・スクールとも。チャールズ・エグゼビアによって設立されたミュータントの子ども達が能力をコントロールするために設立された。 甘崎
モイラ
【もいら】
 モイラ・マクタガード。CIAエージェント。かつてキューバ危機の際チャールズと協力したが、その後記憶を封印されていた。アポカリプス調査にCIAの協力を必要としたチャールズによってその封印が解かれる。役はローズ・バーン。 甘崎
黙示録の四騎士
【もくしろく-の-よん-きし】
 自らをアポカリプスを名乗るエン・サバー・ヌールがスカウトした四人のミュータント。それぞれの能力を強化されている。その四人はストーム、サイロック、エンジェル、そしてマグニートー。 甘崎
レイヴン
【れいう゛ん】
 レイヴン・ダークホルム。ミスティークの本名。 甘崎
名称
【】
  甘崎

LOGAN ローガン

<A> <楽>

 

ウィル
【うぃる】
 旅の途中で立ち寄ったオクラホマ州の農夫。 甘崎
X−23
【えっくす-とぅえんてぃすりー】
 ローラのコード番号。ウエポンXであるローガンから数えて13番目の強化ミュータントという説と、ローガンの遺伝子を用いて生まれた23番目の子という二つの説がある。 甘崎
X−24
【えっくす-とぅえんてぃふぉー】
 これまでの失敗の末に作られた完全なローガンのコピー体。意思としてはほとんど破壊衝動しかなく、ザンダー博士によってコントロールされる。 甘崎
エデン
【えでん】
 飼育されていたミュータント達が向かう先。実はコミック版のX−MENの中に登場する地名で、待ち合わせ場所という意外に特に意味は無かった。 甘崎
ガブリエラ
【がぶりえら】
 看護師。実験用ミュータントの脱走を手助けし、ローラをウルヴァリンに託したが、その際追っ手によって殺されてしまう。 甘崎
キャスリン
【きゃすりん】
 キャスリン・マンソン。ウィルの妻。 甘崎
キャリバン
【きゃりばん】
 ローガンと共にメキシコに住むミュータント。匂いでミュータントを嗅ぎ分ける能力を持つ。太陽光に弱く、日に当たると皮膚が爛れてしまう。役はスティーヴ・マーチャント。 甘崎
ザンダー
【ざんだー】
 ザンダー・ライス。ローラを生み出した科学者。追跡隊に同行する。 甘崎
ジェームズ
【じぇーむず】
 ジェームズ・ハウレット。ローガンの本名。現在こちらの名前を使っている。 甘崎
チャールズ
【ちゃーるず】
 チャールズ・エグゼビア。強力なテレパシストでかつてX-MENのリーダーだったが、現在は認知症が進んでいる。時に無意識に強力な思念波を周囲に放出してしまう。役はパトリック・スチュワート。 甘崎
ドナルド
【どなるど】
 ドナルド・ピアース。脱走ミュータント捕獲班の主任。自身はミュータントではないが、腕の他身体の何カ所かをサイボーグ化している。 甘崎
ネイト
【ねいと】
 ネイト・マンソン。マンソン家長男。ローラにMP3プレイヤーを与える。 甘崎
ライアン
【らいあん】
 ライアン・レイノルズ。俳優でヒーロー作品のオファーが来て喜んでいたところを背後からデッドプールに撃たれる。 甘崎
ローガン
【ろーがん】
 かつてウルヴァリンと呼ばれていたミュータント。持ち前のヒーリングファクターの能力も薄れ、既に老境に入っている。チャールズを引き取り、その面倒を看つつ、一生隠れスメル場所を探していたが、ローラを受け入れたことで、彼女を目的地に連れて行くことになる。役はヒュー・ジャックマン。 甘崎
ローラ
【ろーら】
 実験体として生まれたローガンのコピー体。遺伝子欠陥を埋めたため女性の姿となった。両手からそれぞれ二本の爪と、両足爪先から一本の爪を出すことが出来る。廃棄を前提として生まれたため、碌な教育もなされず、野獣のような性格をしている。唯一ガブリエラにのみ心を開いていた。ローガンとチャールズと共にエデンを目指す。 甘崎
名称
【】
  甘崎

デッドプール2

<A> <楽>
2018年
デヴィッド・リーチ

 

アイスボックス
【あいす-ぼっくす】
 ミュータント専用の刑務所。ここでミュータントの能力を押さえる首輪を付けさせられる。ウェイドとラッセルが入れられた。 甘崎
アル
【ある】
 ウェイドの知り合いの目の不自由な女性。行くところが無くなったウェイドが転がり込む。 甘崎
ヴァネッサ
【う゛ぁねっさ】
 バーのダンサーをしているウェイドの恋人。ウェイドの間に子どもを作ると宣言した時にマフィアの襲撃を受けて死亡してしまう。 甘崎
ウィーゼル
【うぃーぜる】
 ウェイド行きつけのバーの店主。デッドプールの名付け親でもある。ウェイドと共にX−フォースあつめのために面接を行う。 甘崎
ウェイド
【うぇいど】
 ウェイド・ウィルソン。デッドプールの本名。末期癌に冒されているが、肉体を再構成する抗体の力で生きている。 甘崎
ウルヴァリン
【うるう゛ぁりん】
 デッドプールが一方的にライバル視するミュータント。オープニングにLOGAN ローガン時のフィギュアが出る他、ラストシーンでウルヴァリン:X-MEN ZEROの映像が挿入される。 甘崎
X−フォース
【えっくす-ふぉーす】
 ラッセルを救うためにウェイドが集めたミュータントの面々のチーム名。デッドプール曰く「激ヤバチーム」だが、デッドプールとドミノを除いてあっけなく全滅してしまった。 甘崎
X−MEN
【えっくす-めん】
 プロフェッサーXをリーダーとして、人類とミュータントを守るために結成されたヒーロー集団。デッドプールはコロッサスのスカウトを受けて見習いとなった。 甘崎
オロロ
【おろろ】
 オロロ・マンロー。ストームの本名。 甘崎
カート
【かーと】
 カート・ワグナー。ナイトクローラーの本名。 甘崎
クイック・シルバー
【くいっく-しるばー】
 X−MENの一員で、高速移動が出来るミュータント。一瞬だけカメオ出演している。 甘崎
ケーブル
【けーぶる】
 50年後の世界からタイムマシンを使ってやってきたミュータント。機械と融合する能力があり、左半身がほとんど機械に置き換わっている。やがてスーパーヴィランとなり、妻子を殺すことになるラッセルを今のうちに殺害しようとやってきた。 甘崎
コロッサス
【ころっさす】
 本名ピーター・ラスプーチン。X−MENメンバーでほぼ唯一デッドプールに理解を示そうとしている。ヴァネッサを殺されて自殺を図ったデッドプールの頭部を回収してX−MEN見習いとしてメンバー入りさせた。姿はCGで作られるため、デッドプールのメタ発言で何度となくネタにされる。 甘崎
サイクロプス
【さいくろぷす】
 X−MENの一員で目からビームを出すミュータント。一瞬だけカメオ出演。 甘崎
ジャガーノート
【じゃがー-のーと】
 ミュータント用の刑務所に入っていた凶悪犯。ラッセルと仲良くなり、孤児院襲撃につきあう。能力は怪力と頑丈さだけだが、設定上ハルクに次ぐ力を持つ。 甘崎
シャッタースター
【しゃったー-すたー】
 X−フォースの一員。自称地球人を超える宇宙人。パラシュート降下で失敗して死亡。 甘崎
スコット
【すこっと】
 スコット・サマーズ。サイクロップスの本名。 甘崎
ストーム
【すとーむ】
 X−MENの一員。天候を操るミュータント。一瞬だけカメオ出演。 甘崎
チャールズ
【ちゃーるず】
 チャールズ・エグゼビア。プロフェッサーXの本名。 甘崎
ツァイトガイスト
【つぁいとがいすと】
 X−フォースの一員。口から強酸性の吐瀉物を出すミュータントだが、パラシュート降下で失敗して死亡。 甘崎
デッドプール
【でっど-ぷーる】
 ウェイドが専用スーツを着込んだヒーロー。善悪を全て自分勝手に判断し、画面のこちら側に向かって喋るなどは同じ。恋人のヴァネッサの死によって生きる意味を見失い、能力を封印して死のうとしている。 甘崎
ドーピンダー
【どーぴんだー】
 ウェイドの知り合いのインド系タクシー運転手。デッドプールに憧れ、何かと手伝いを申し出る。確か一人くらい殺してる。 甘崎
ドミノ
【どみの】
 デッドプールが集めたX−フォースの一員。「運が良い」という特殊能力を持つミュータントで、基本どんな危険な状況に陥っても平気で危機を回避できる。 甘崎
ナイトクローラー
【ないと-くろーらー】
 X−MENの一員。瞬間移動が使えるミュータント。一瞬だけカメオ出演。 甘崎
ネガソニック
【ねがそにっく】
 ネガソニック・ティーンエイジ・ウォーヘッド。衝撃波を使うミュータント。X−MENメンバーで、恋人のユキオと共にコロッサスのサイドキックをしている。 甘崎
バイオニックアーム
【ばいおにっく-あーむ】
 ケーブルの義手。 甘崎
バニッシャー
【ばにっしゃー】
 X−フォースの一員。姿を完全に消す事が出来るミュータント。本当にいるのかどうか分からないのだが、パラシュート落下失敗で電線に引っかかり、全身の姿が見える。その姿は… 甘崎
ハンク
【はんく】
 ハンク・マッコイ。ビーストの本名。 甘崎
ビースト
【びーすと】
 青い体毛を持つ野獣のようなミュータント。膂力も野獣並みだが、本人は科学者。 甘崎
ピーター
【ぴーたー】
 @デッドプールのリクルートに現れた人物。X−フォースの一員になるが、ミュータントでもなければ特殊能力もない普通の人間。志望動機は「面白そうだから」。
 Aピーター・マキシモフ。クイック・シルバーの本名。 甘崎
ファイヤーフィスト
【ふぁいやー-ふぃすと】
 ラッセルが将来付けられる愛称。 甘崎
ブラック・トム
【ぶらっく-とむ】
 アイスボックスに収用されていたミュータントのボス。 甘崎
プロフェッサーX
プロフェッサーX 画像 <A> <楽>
【ぷろふぇっさー-えっくす】
 エグゼビアハウスのオーナーでX−MENリーダー。一瞬だけカメオ出演してる。 甘崎
ベドラム
【べどらむ】
 X−フォースの一員。電磁波を操るミュータントだが、パラシュート降下で失敗して死亡。 甘崎
ユキオ
【ゆきお】
 帯電能力を持つミュータント。公私にわたるネガソニックのパートナー。 甘崎
ラッセル
【らっせる】
 ラッセル・コリンズ。発火能力を持つミュータントの少年。児童養護施設で虐待を受けており、その腹いせに施設を燃やそうとする。将来強力なヴィランとなって地球そのものを荒廃させるようになり、その芽を摘むためにケーブルが現代にやってきた。 甘崎
ローガン
【ろーがん】
 ウルヴァリンの本名。オープニングにLOGAN ローガン時のフィギュアが出る他、ラストシーンでウルヴァリン:X-MEN ZEROの映像が挿入される。 甘崎
名称
【】
  甘崎