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スティーヴン・ケイプル・Jr
Steven Caple Jr.

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_(書籍)

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2018 クリード 炎の宿敵 監督
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クリード 炎の宿敵
<A> <楽>
シルヴェスター・スタローン
ケヴィン・キング=テンプルトン
チャールズ・ウィンクラー
ウィリアム・チャートフ
デヴィッド・ウィンクラー
アーウィン・ウィンクラー
ライアン・クーグラー
マイケル・B・ジョーダン
ガイ・リーデル(製)
ジュエル・テイラー
シルヴェスター・スタローン(脚)
マイケル・B・ジョーダン
シルヴェスター・スタローン
テッサ・トンプソン
ウッド・ハリス
アンドレ・ウォード
ブリジット・ニールセン
マイロ・ヴィンティミリア
ラッセル・ホーンズビー
フロリアン・ムンテアヌ
フィリシア・ラシャド
ドルフ・ラングレン
★★★★★
物語 人物 演出 設定 思い入れ
 ヘビー級ボクサーとして研鑽を積んだアドニス・クリード(ジョーダン)は、ついにチャンピオンのウィラードとのタイトルマッチに勝利して世界チャンピオンとなる。恋人のビアンカ(トンプソン)とも結婚し、娘も生まれて幸せな日々を過ごしていたが、そんなアドニスに挑戦状をたたきつけた無名のボクサーがいた。ウクライナ出身のヴィクター・ドラコ(ムンテアヌ)というそのボクサーは、かつてアドニスの父アポロ・クリードをリング上で殺害したロシア人ボクサー、イアン・ドラコ(ラングレン)の息子だった。イアンと再会し、その執念を知ったトレーナーのロッキー(スタローン)はアドニスに、相手になるなと忠告するのだが…

 私にとっては2019年最初に観た作品となった作品だが、第一発目にこれを観られたことはとても幸運なことだった。前作『クリード チャンプを継ぐ男』(2015)の時も、いや、更にその前の『ロッキー・ザ・ファイナル』(2006)の時もそうだったのだが、観てる最中に多幸感に包まれ、「ああ、私って本当にロッキー好きなんだ」と再確認出来る。少なくとも3回劇場で同じ状態になったので、心底私ってロッキーが好きらしい。
 眼福眼福。

 前作『クリード チャンプを継ぐ男』のレビューで、このシリーズはロッキーを懐かしむオールドファンだけでなく新規のクリードファンも取り込める強度を持った作品だと言ったが、本作も同じ事が言える。
 父を殺したボクサーの息子が最強のライバルとして目の前に現れるという設定は、新旧問わず燃えるものだし、テンプレートな物語を丁寧に作ることでタイミングまでコントロールした、きっちり感動出来る物語として完成させている。この物語性だけで充分すぎる出来とも言える。

 一方、古いロッキーファンに取ってみれば、この作品は「よくやってくれた!」と、心からの祝福をもって観られる作品になる。

 ロッキーシリーズは本作で通算7作目となるのだが、そのすべてが名作だとは言えない。特に『ロッキー4 炎の友情』(1985)『ロッキー5 最後のドラマ』(1990)の2作に関しては、どうしても「良作」と言えない。はっきり言えばこの2作は「失敗作」で、シリーズにおいては汚点のような位置づけにある。『4』に関しては、アメリカン・ドリームの行き着く先が冷戦構造での勝利という身もふたもないものだったし、『5』はロッキーの後継者の選定失敗を淡々と描いただけの話だった。
 そんな失敗作ではあるが、シリーズから外すわけにもいかず、その扱いが難しい。ある意味シリーズの棘のような位置づけにあった。

 だが、そんな失敗作がきちんとフォローを入れることによって、別な意味でちゃんと意味を持つようになった。それが本作の大きな意味合いである。
 『4』でのロッキーとドラコの戦いは、あの当時は冷戦構造の上で、単純にソ連を悪者にするだけの話だったのだが、そこで戦ったドラコにもちゃんと“今”があり、積み重ねてきた時間を感じさせる。そしてあの冷徹なマシーンのようなドラコが復讐を通して、ようやく親としての愛情に目覚めるまでが描かれた。決してここまでの時間は無駄では無かったし、『4』も、今の時代にちゃんと即して見ることが出来るようになったと言うことである。もちろんそこに主人公アドニスの成長があってのことで、ここでの戦いは、すべての登場人物にとって意味があったことを示してくれている。
 そして後継者を育てるのに失敗した『5』は、同じような経路を辿りつつ、きちんとロッキーを喜ばせる成長を見せたアドニスの姿がトミーに重なり、「ああ、やっと本当の意味でロッキーはボクサーとして成し遂げたんだ」と言う思いにさせられる。

 失敗作をフォローしつつ、新たな意味合いを付け足してくれた。本作の意味合いは本当に大きい。

 そんな事もあって、画面を見てるだけでなんか涙が次々に…
ああ、俺歳食ったとしみじみ…

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