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事典目次

ウルトラマンR/B

ウルトラマンR/B事典
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主な登場人物
湊カツミ
ウルトラマンロッソ
(役)平田雄也。
 ウルトラマンロッソに変身する湊家長男。冷静な性格で家族のために自分に何が出来るのかを常に考え、自分を犠牲にするのも厭わない。プロ野球選手になる夢を諦め、家業を継いでいる。
湊イサミ
ウルトラマンブル
(役)小池亮介。
 ウルトラマンブルに変身する湊家次男。宇宙工学を専攻する大学生で、頭脳は天才的だが、生活力はほとんどなく、概ねカツミに面倒看られて成長してきた。カツミをないがしろにするような発言も多いが、誰よりも兄を慕っている。
湊アサヒ (役)其原有沙。
 湊家長女。口癖は「ハッピー」で常にポジティブシンキングが特徴。口調は誰に対しても敬語を用いている。その正体はクリスタルで、湊家の理想とする家族の記憶をすり込まされて誕生した。ルーゴサイトを倒すために本来の姿のクリスタルとなって消滅するが、家族の願いによって再び命を受ける。
話数 タイトル コメント DVD
第1話 ウルトラマンはじめました

  監督:武居正能
  脚本:中野貴雄
 平和な町綾香市を突如怪獣が襲った。市にあるセレクトショップ「クワトロM」も巻き込まれてしまうのだが、グルジオボーンの炎に焼かれた湊カツミとイサミの二人の兄弟の前に、不思議な二つの光が宿る。
 敵はグルジオボーン。大昔にこの地に落ち、ウルトラマンR/Bと戦った怪獣らしい。長い眠りから覚めて暴れ回るが、同じく復帰したウルトラマンに対し、まるで遊んでいるかのような戦い方をしている。
 兄弟で二人のウルトラマンになると言う初めての兄弟ウルトラマンの登場回。ウルトラマンシリーズでは、最初からウルトラマンが人間態となるパターンと、ウルトラマンに見いだされた人間が変身するパターンの二つがあるが、ここでは後者のようだ。ただ、二人はウルトラマンになるべく定められたという伏線らしきものもある。
 家族というのが本作のテーマらしく、母はいなくても親子三人仲良く暮らしてるところを丁寧に描いた上で、怪獣の出現に持って行っている。
 主人公は兄のカツミの方で、天才だが常識外れの弟のイサミの面倒を看てる。ただ、変身したウルトラマンは兄が炎で弟が水というのがちょっと皮肉になってる。
 戦いは初めてのため、なかなか怪獣に勝つまでには至らないが、二人だからこそ出来る演出が結構多く、色々工夫されてる感じはある。戦い方がちょっとコミカルなのも特徴かな?
 一話を観た上で思うのだが、なんか雰囲気が「幻星神ジャスティライザー」「超星艦隊セイザーX」っぽい雰囲気がある。そう言えばどっちも家族との交流が描かれていたので、似た雰囲気になってるのかな?
<異空間に来たカツミとイサミだが、最初から台詞を間違えずに言って、大変スムーズに変身してる。ツッコミを入れる必要も無いほど分かりやすいな。>
Blu-ray1
<A> <楽>
第2話 兄弟の絆

  監督:武居正能
  脚本:武上純希
 兄弟でウルトラマンとなったカツミとイサミ。強大な力に恐れを覚えるカツミに対し、力に有頂天になるイサミ。そんな二人の前に又しても怪獣が現れるのだが…
 敵はブラックキング。何者かによって呼び出された巨大怪獣。綾香市をピンポイントで襲っている。
 ウルトラマンになった二人だが、これまでのシリーズとは異なり、何の説明もされず、ウルトラマンが語りかけてくる訳でもないので、とにかく二人で自分の能力を探っていく。
 その過程で兄弟の性格が出ていて、現実主義の兄のカツミは慎重にゆっくり能力を探るのに対し、夢想家の弟のイサミは能力の限界値ギリギリを計ろうとするという違いが出ている。
 その違いで喧嘩もするが、危機を前に絆を強め、二人で同時変身。コンパクトにまとまっているが、なかなかに熱い。
 アイゼンテック社長の愛染マコトが「ウルトラマン」という呼称を知っていたり、母親のノートにルーブクリスタルの絵が描かれているとか、まだまだ謎は多い。
 ルーブクリスタルを収めるホルダーには四つの空間があった。火と水が出たから、残り二つは地と風だろうか?
<必殺技の名前を普通に叫んでるけど、技名の命名は自分自身だろうか?>
第3話 アイゼンテックへようこそ

  監督:武居正能
  脚本:伊藤公志
 15年前の父と母の交換日記にルーブクリスタルが書かれていた。当時アイゼンテック社で愛染社長と共に開発をしていたことから、愛染社長が母のことを何か知っているのではないかと思い、アイゼンテック社へと向かったカツミとイサミ。
 敵はガーゴルゴン。宇宙から飛来してきた怪獣。口から吐く光線が当たると石化してしまう。ウルトラマンブルも石化させた。
 謎多き企業アイゼンテック社を訪問する話。対応してくれた社長本人の愛染マコトが大変変わった人で、煙に巻かれながらの訪問となる。
 愛染社長によれば、1300年前にこの地にやってきた三体の巨大生物がやってきたのだと言っている。実際その通りで、1話で登場したグルジオボーンと、それを追ってきたロッソとブルの二人のウルトラマンということになる。
 愛染社長は何も知らないようなことを言っているが、何かウルトラマンについて知ってるような雰囲気はあり。ラストシーンでルーブクリスタルらしきものを手にしてもいた。悪人ではないようだが、まだ得体が知れないキャラだ。
第4話 光のウイニングボール

  監督:田口清隆
  脚本:柳井祥緒
 商店街の草野球のピッチャーをしているカツミは監督の熊城の引退試合に花を飾ろうと燃えていた。しかし直前に現れた怪獣との戦いで怪我を負ってしまい、
 敵はレッドキング。愛染マコト社長がルーブジャイロを使って呼び出した怪獣。2回にわたって街を襲う。
 意外に熱血なカツミの姿が見られる。元々野球に青春を賭けており、大学からのスカウトもあったが、家のことを考えて断念したらしい。ちゃんと過去があったんだね。
 新しいクリスタルを手に入れた。現時点では武器として使っているだけだが、形が同じなので、変身に使うことが出来るかどうか。
 愛染社長がルーブジャイロを使ってレッドキングを呼び出していた。やっぱり怪獣使いだったの?敵という設定なんだろうか?それにしてはウルトラマンのパワーアップを喜んで見てたので、なんとも分からんところだ。
 野球の監督役は平泉成。昔映画では特撮にも良く出ていたものだし、ピンポイントでテレビ特撮にも出演してたけど、そろそろ最後の出演かな?
<相当にスパルタな高校生活を送っていたらしいカツミはオーバーワークの特訓を強いている。兎跳びなんて30年前の特訓だぞ…と、ちゃんとツッコミも入るのが今の作品っぽい。
 前日に怪獣が現れ、街にも避難勧告でていたのに、翌日の野球の試合は普通にするのね。そもそも試合途中で怪獣が出現しても試合続けてたぞ。どんだけ危機に鈍感なんだよ。>
第5話 さよならイカロス

  監督:田口清隆
  脚本:安達寛高
 大学の後輩で自力で空を飛ぶ研究を続ける二宮ユウハに半ば脅されるように人工筋肉の研究を手伝うことになってしまったイサミ。マイペースなユウハに振り回されるイサミだが…
 敵はグエバッサー。愛染マコトが呼び出した鳥形の怪獣で、翼のはためきで強風を起こす。
 これまでフリーダムすぎたため、押さえ役のカツミばかりが目立っていたが、ようやくイサミの中心回が来た。カツミ以上にフリーダムな存在を置くことでバランスを取った感じ。結構真剣に悩んでる姿も見える。
 そのイサミを振り回す女の子だが、彼女なりの悩みも抱え、それをイサミに打ち明けたり。良い雰囲気だが、彼女はもう許嫁がいるのだとか。
 愛染マコトが盗聴器を店に仕掛け、前回以上にちょっかい出すようになってきた。今のところ敵対行為っぽいことばかりなのだが、なんとなく敵っぽさがないんだよな。
 前回に続いて新しいクリスタルが登場。今回は変身用らしく、ブルの方が新しい形態ウィンドに変身している。
 何かしら特撮の新しい表現に挑戦してるようで、今回はウルトラマン視点で戦うと言う、いわゆるFPS視点での戦いが描写されている。なかなか面白い。
<科学的に人体で飛ぶ話をしている果てに普通に自力で飛べるウルトラマンが出てしまうと一気に興ざめっぽくもある。>
第6話 宿敵!あねご必殺拳

  監督:市野龍一
  脚本:根元歳三
 怪獣メカゴモラが出現して出撃するカツミとイサミ。だが連携が全く取れず、攻めあぐねている内にメカゴモラは撤収してしまう。
 敵はメカゴモラ。愛染マコトが呼び出した怪獣で、二人の幼なじみの女性小牧カオルを取り込んでウルトラマンの攻撃を防いだ。
 今回は湊家の過去について。やってることはあっち向いてほいだけど。幼なじみの女性が帰ってきて、その対決となる。
 人質を取られた状態でどう怪獣と戦うか?東映では定番だが、東宝では結構数少ない。まあサイズの問題だけど。前回は「ウルトラマンオーブ」でのギャラクトロン以来か。
 今回の愛染マコト社長はメカゴモラを呼び出して二人と戦わせているが、その戦い方がなってないとツッコミを入れていた。又はっきりと「ウルトラマンは敵」と言ってはいるものの、その辺が未だはっきりしてない。
第7話 ヒーロー失格

  監督:市野龍一
  脚本:小林雄次
 再び怪獣グルジオボーンが出現。現場にいたイサミが変身しようするが何故かウルトラマンになれない。一方、遅れてやってきたカツミはその場でイサミと喧嘩を始めてしまい、グルジオボーンに逃げられてしまった。
 敵はグルジオボーン。二回目の登場となる。今回は愛染マコト自身が変身してる。
 当然起こるべくして起こる兄弟喧嘩の話。イサミはこれまでの戦いで人を傷つける可能性に気づいてウルトラマンになることに躊躇してしまう。一方、あんな慎重なカツミが意外にも悩みもなく戦ってる対比が面白い。喧嘩しながら絆が強くなるってのはドラマでは定番。ウルトラマンシリーズでも「ウルトラマンガイア」や「ウルトラマンギンガ」でやってる。
 今回のグルジオボーンは愛染社長そのもの。自分を無視して兄弟喧嘩を始めたウルトラマンにキレてロッソにビンタをかましてる。正々堂々と戦い、試練を乗り越えろとか言っているので、やっぱり敵か味方か分からない。
<ウルトラマン状態のカツミと人間態のイサミの喧嘩。変な構図だが、これは昔は出来なかった描写なので、なんか感慨深い。
 グルジオボーンとの戦いでロッソアクアは空中に巨大な水球を作っているが、それって構図的には自分の身体に水をかぶることになるよな。>
第8話 世界中がオレを待っている

  監督:辻本貴則
  脚本:中野貴雄
 超獣アリブンタが現れ、出動したウルトラマンR/Bは見事に退治するのだが、それを見ていた愛染マコトは激怒する。そして兄弟を呼びつけるのだが…
 敵はアリブンタ。地中から現れた超獣だが、ウルトラマンR/Bによりあっけなく退治されてしまった。そしてウルトラマンオーブダーク。アイゼンテック社で完成させたルーブジャイロとルーブクリスタルを使って愛染社長が変身した。愛染社長曰く「ウルトラマンオーブダークノワールブラックシュバルツ」。
 色々転機になった話。
 まず愛染マコト社長がついにその本性を現した。実は15年前に愛染マコト社長の中に入り込んだ宇宙人チェレーザがその本性だという。実は湊兄弟の母が失踪したのは、チェレーザがウルトラマンの力を奪おうとしたことに気づいたからだと分かった。
 そしてアイゼンテックの技術力はついにルーブジャイロのコピーとウルトラマンとなる力を作り上げ、愛染マコトはウルトラマンオーブダークへと変身した。本人曰く「ウルトラマンオーブダークノワールブラックシュバルツ」。
 変身したウルトラマンオーブダークはこれまでのウルトラマンにあるまじき軽さとおかしさだが、これまで散々ヒーローのあり方について考えていたらしく、特撮ファンにとっては見事な代弁者となっている。台詞の一つ一つが実に楽しい。
<お父さんが作った汗染みTシャツ一万枚を注文され、すぐに持ってく湊兄弟。一体どれだけの短い期間で作らせたんだ?
 愛染社長はどこぞの広場で湊兄弟を待っているが、そこにはダンブルウィードが転がってる。日本にこんなのないんだけど。それより、無理矢理転がされた感たっぷり。
 巨大化したウルトラマンオーブダークと普通に会話してる兄弟。縮尺はどうなる?
 そこで社長が言った言葉は「怪獣を倒すか、知り合いを助けるか、ウルトラマンにはよくあるシチュエーションだ」だった。なんというメタ発言だ。更に「最近のウルトラマンはべらべら喋りすぎだ。神秘性がなくなる」そうだ。一番喋ってるのは本人だと思うけど。>
第9話 ウルトラマンの名のもとに

  監督:辻本貴則
  脚本:小林弘利
 ウルトラマンオーブダークの圧倒的な力の前に敢えなく敗退してしまった湊兄弟。だがオーブダークは二人の惨めさを強調しただけで去って行った。
 敵はウルトラマンオーブダーク
 突然登場したもう一人のウルトラマンによってこれまでの地位を奪われ、しかも新しいウルトラマンはヒーローとして完璧なため、惨めな立場に落とされていく主人公。ウルトラマンシリーズではここまで完膚なきまでに惨めな立場に落とされた話は皆無である。
 しかし、落とされたと言う事は、這い上がる話が次に来るのは当然で、しかも兄弟だから特訓がこれまでにない表現でなかなか面白い。
 特訓とはいえ、主導は体育会系のカツミの方なので、レトロな筋トレがメインなのが笑える。それらを「気合い」で乗り越えるのだが、これって意味あるんだろうか?「ウルトラマンレオ」かよ。
 それで新しい力を手に入れることになるのだが、別段特訓によるものではなく、何かの声に呼ばれたアサヒが発見したというのが面白い。なんだかんだ言ってもこの子もやっぱり湊家の人間なんだな。
 そして現れたのは新しいクリスタルであるビクトリークリスタルで、これを使ってグランドに変身する。
 相手がどこにいるのか分かっているので、ウルトラマンの方が敵に会いに行くという、これ又初めての光景もあり。
<どこぞの空間で愛染マコトが使うオーブダークカリバーだが、手の大きさがちょっと小さすぎる。
 愛染社長は「成仏しなさい」と二人に言っていたが、宇宙人の概念で仏教用語が出るのはウルトラマンシリーズの伝統みたいなもんだな。>
第10話 湊家の休日

  監督:武居正能
  脚本:勝冶京子
 綾香市には相変わらず怪獣が襲いかかってきて、二人のウルトラマンはその度ごとに怪獣を撃退し続けていた。疲れてしまった二人の姿を見た父のウシオは終末に家族全員でのピクニックを提案する。
 敵はゴメス。最初に現れた怪獣で、ブルのグランドフォームのお披露目のため。そしてホロボロス。豪烈暴獣。愛染マコトが呼び出した新しい怪獣で、白いたてがみを持ったライオンのような姿が特徴。
 タイトル通り湊家の休日を描く話。母親がいないこともあってか、父のウシオは度々こういう家族でのイベントを行っているらしい。そのために特注のTシャツまで作る凝りよう。ところがその前に又しても愛染マコトが現れ…という話。
 アイゼンテックから社員として働かないか?という提案を受けるカツミとイサミ。相手が大金持ちだとそういう搦め手で懐柔されることもあり得る訳だな。これまでの作品にはなかった描写が面白い。
 たたみかけるように連続で怪獣が現れるため、流石のウルトラマンも体力不足で敗北。結果として折角前回奪ったオーブリングを再び奪い返されてしまった。
<愛染社長と喋ってた二人はいきなりルーブジャイロを取り出しているが、一体あんな大きいのをどこに持ってたんだ?…そんなことを言ってたら平成ライダーシリーズは語れないが。
 前回あれだけ啖呵を切ってウルトラマンオーブダークの力を奪ったのに、あっさり奪い返されてしまう。情けないヒーローだ。>
第11話 アイゼン狂騒曲

  監督:武居正能
  脚本:伊藤公志
 湊兄弟からオーブリングNEOを奪い返した愛染マコトはその場でウルトラマンオーブダークに変身し、ホロボロスをたたきのめす。
 敵はホロボロス。ウルトラマンオーブダークによって粉砕されるが、謎の女性の力で復活し、四本脚から二本脚歩行へと変化する。そしてベゼルブ。愛染社長が呼び出した昆虫型怪獣。そしてウルトラマンオーブダーク
 あっけなくオーブリングを奪われてしまい、更に圧倒的な力で町を守るオーブダークに対し、やはり落ち込んでしまう湊兄弟。
 再びウルトラマンとなった愛染社長の天下か?と思われた途端に新しい敵が現れた。どうやら同じ展開にはならないで済みそうだ。
 あと二人のウルトラマンが手を合わせる姿を見たアサヒがどうやらその正体に気づいたらしい。
<自ら破壊をしておいて、そこでの土木建築などを請け負ってしまうアイゼンテック…どっかで見たことがあるぞ。木曽屋とか…
 ウルトラマンオーブダークにコブラツイストをかけるブル。なんでこんな古い技を知ってるんだ?>
第12話 俺たちの守るべきもの

  監督:武居正能
  脚本:武上純希
 再び現れたホロボロスは突如二本脚形態となり、三人のウルトラマンに襲いかかる。迎撃しようとしたオーブダークだが、ホロボロスは主人であるはずのオーブダークにも容赦せずに攻撃を加える。
 敵はホロボロス。二本脚形態となって、ますます力を増した。
 新たにルーブジャイロを持つキャラが登場し、これまでのどことなくほのぼのした物語から一気にハードなものへと変化しつつある感じ。
 そして兄弟二人の正体が妹のアサヒにばれてしまった。ばれたと言っても、アサヒは普通に二人を迎えていた。その際、オーブリングNEOが手元に飛んできて、それを受け止めた際、リングが光っている。ウルトラマンの妹だけあってリングは力を発揮し、ウルトラマンR/Bにオーブの必殺技が使えるようになった。
 一方、オーブリングNEOを失った愛染マコトだが、ルーブジャイロを手にした女性が会いに来ている。話は風雲急を告げる感じ。果たしてこれからどんな展開が待つやら。
<カツミとイサミの病室は六人部屋で他に誰もいない。別に良いんだが、これだけ破壊活動行われてる町の中なのに、随分患者がいないもんだな。>
第13話 秘密はイヤです!

  監督:伊藤良一
  脚本:足木淳一郎
 アサヒに正体がばれてしまったカツミとイサミ。これまでに何が起こったのかを言うように強要された二人はこれまでの戦いについて語り始める。
 あっという間に1クールが終わり、振り返りを兼ねてのバンク作品。これはあっても良い。可愛い妹の頼みでついつい言わなくても良いことを言ってしまうあたりが流石兄弟ウルトラマン。調子の良いイサミと、冷静なカツミの対比はここでも健在。
 ただ、謎の女性も現れてる。その手にはウルトラマンとベリアルのクリスタル。この組み合わせは「ウルトラマンジード」の基本となるプリミティブと同じ。
 それと、何故か湊家には幼い頃のアサヒの思い出の品がない。前回ウルトラマンオーブの力を引き出したこともあって、アサヒは本当の家族ではないらしい。どうやら以降のキーパーソンとなるのだろう。謎の女性との関連も気になるところ。
第14話 お前は誰だ

  監督:市野龍一
  脚本:森江美咲
 綾香市の市街地に現れた怪獣グビラを退治しようと出撃する兄弟。だがほどなくグビラは縮んで消えてしまった。
 敵はグルジオキング。グルジオボーンの強化形態で、ルーブジャイロを使った愛染社長が変身する。背中に巨大な砲塔を背負い、それを使うことでウルトラマンR/Bの攻撃を全て粉砕した。
 前々回から登場した謎の少女とアサヒが出会う話で、ここでやっと少女の名前が美剣サキという名前だと分かった。目的は相変わらず謎だが、アサヒにウルトラクリスタルを渡したり、愛染社長に怪獣のクリスタルを渡したりと、逆の行動を取っている。
 そしてサキが渡したクリスタルが安全なものなのか分からないため、カツミとイサミの間で喧嘩が始まり、それで連携が全く取れなくなってしまった。これが本作らしさか。
 愛染社長がウルトラマンオーブに憧れる描写があった。他のウルトラマンではなくオーブにこだわったのはそこにあったらしい。しかし、そうなるとこの世界の時代は次元が変わるとしても「ウルトラマンオーブ」から15年後の世界になるはず。
<愛染社長がオーブの物真似をしてる際、クレナイガイの口調まで真似していた。これが結構そっくりなのが面白い。一体どこでそれを学んだ?>
Blu-ray2
<A> <楽>
第15話 まとうは極

  監督:市野龍一
  脚本:中野貴雄
 ウルトラマンR/Bを圧倒したグルジオキングはアイゼンテック社から発射されたビームで拘束された。戦いの中で発動しなかった極クリスタルをめぐり、カツミとイサミは喧嘩してしまうのだが…
 敵はグルジオキング
 多分来るだろうと思ってた合体がやっぱり来た。これは最終回当たりでやってほしかったような気がするが、まだこれからそれを超える盛り上がりがあると言う事かな?とりあえず兄弟仲がしっかりしてないと合体は出来ないようなので、それを取り戻す物語が展開している。
 サキがやろうとしていることは、いくつかずれている部分もあるし、大混乱を引き起こしてもいるけど、自覚的にウルトラマンの強化を促しているのは確か。ちなみにこの合体ウルトラマンの名前はウルトラマンルーブというそうだ。なんか混乱しそう。
 自分は昔から湊家にいたことを兄弟に確認するアサヒの姿がある。本人にも実は自分は兄弟ではないという自覚が微かにあるのかな?何かしらアキとアサヒの関係もあるんだろうな。
<カツミがこどもの頃の絵を眺めるシーンがあるが、あんなに薄い紙なのに黄ばみがないな。>
第16話 この瞬間が絆

  監督:辻本貴則
  脚本:柳井祥緒
 父のウシオの一言でアサヒが家出してしまった。家族の中にアサヒが存在しないと言うウシオに対し、妹を救おうとするカツミとイサミだが、イサミの作ったGPS装置が突然機能しなくなってしまった。怪獣が町中の電気を吸っていることが分かるのだが…
 敵はネロンガ。姿を消す事が出来る怪獣だが、電気を吸収すると姿が見えるようになる。アイゼンテック社に電力を供給するために現れた。
 自分が家族の一員ではないのではないかと悩むアサヒがサキに会いに来る話。結局サキはアサヒに振り回されてしまう。サキとの会話よりも二人の兄の戦いを見ることで、アサヒは自分が兄弟の一員であることを再確認してる。
 今回特撮部分が妙なこだわりで作られている。最初の戦いでのんびり電車が走っていたり、ネロンガの出現シーンで陥没に巻き込まれる車を丁寧に描いたり。こだわりというか、やってみたかったんだろうな。
<愛染マコトに寄生していた精神寄生体チェレーザが駆除される際、空調に吸い込まれてしまっていた。精神ってそう言うものなのか?>
第17話 みんなが友だち

  監督:辻本貴則
  脚本:皐月 彩
 銀河系の慰労会の大パーティを任せられたダダは、迫る時間の中、なんとかパーティを開くため、地球のハロウィンパーティに目を付け、怪獣の姿のままハロウィンに紛れ込むのだが…
 敵はダダ。そしてピグモンブースカが登場。
 ハロウィンバージョンのコメディ回。主人公もウルトラマン側ではなく怪獣側に取り、人間を誘い込んで変なおもてなしをするとか、訳の分からない話が展開する。いろんなずれた言動が展開。ほんわかしてるんだか、外してるんだかよく分からない。戦いながらボケツッコミしてるし。
 サキに言わせると、地球に来たのは身内の失敗をフォローするためであり、別段侵略とかに興味は無いとか。いつものシリーズとは随分毛色が違う。ただ、はっきりしたのは、これからやってくるはずの強大な怪獣を撃退するために来ていると言う事は分かった。そしてその撃退には未成熟なウルトラマンでは無理とも言っている。
 ブースカの声を当てているのは富永みーなだった。「ウルトラマンレオ」以来の出演じゃないかな?あの時はレギュラーながら悲惨な役だったから、こう言う幸せそうなキャラを演じてくれるのがなんか嬉しい。
 ラストで突然サキが地球を爆破すると宣言。意外な展開となった。
<宇宙人による大慰労会は一年に一度行われるそうだ。ところで宇宙の暦では一年ってどれだけの期間なんだ?
 サキに対して兄がウルトラマンである事をあっさり打ち明けるアサヒ。こんなんでほんとに良いのか?
 ダダの光線を受けてブルの頭が燃えるのは、やっぱりゾフィからだろうな。>
第18話 明日なき世界

  監督:神谷 誠
  脚本:勝冶京子
 アイゼンテック社長となった美剣サキから、地球を爆破するという宣言に世間は大騒ぎとなる。それでもそれがデマだと思う人が大半で地球そのものは平穏だったが、宇宙からの観光客が急増し始めていた。その中でこれを盛り上げようとする宇宙人によるテレビ番組が取材を始めるのだが…
 一気にチブル星人メフィラス星人ザラブ星人が登場。チブル星人がテレビ局の局長で、チーフがメフィラス星人、ADがザラブ星人という組み合わせ。
 前回のラストで地球爆破宣言がなされたのにも関わらず、何故か深刻にならずにコメディ回になってしまった。この人を食った演出が実に心地良い。湊家の父ウシオがウルトラの父ではないかと勘ぐった宇宙人達が勝手にウシオを担ぎ出すという話になってる。
 今回は珍しく父のウシオが中心となった話になってる。無理矢理宇宙人用のテレビに出させられ、ほとんど拷問を受けてるような演技をさせられてる。実はウシオのTシャツは綾香市で全く売れてないにもかかわらず、宇宙ではパチモンで溢れているとか(バド星ではオリジナルのTシャツを巡って争いまで起こっているそうな)。
<この作品では宇宙人が普通に地球にいるはずではないのだが、普通に宇宙人達が地球で生活してた。ちょっと矛盾が。
 アサヒを助けるためにウシオが走ってるシーンを追いかけるカメラ。明らかにカメラ目線なのだが、意識してるのかな?
 メフィラス星人の台詞「本物か偽物かなんて関係ないんだよ。人生はショーだ。数字さえ取れればそれで良いんだよ」は、テレビ番組を反省してるような、思いっきりメタな発言のような?そもそも特撮でそれを言うとイタすぎるんだけど。>
第19話 善人と悪人

  監督:神谷 誠
  脚本:武上純希
 地球防衛軍によってハッキングを受けたアイゼンテックは御剣サキの抹殺に動き出した。起動したキングジョーはアサヒを人質に、サキの命を要求する。
 敵はキング・ジョー。御剣サキ抹殺のために送り込まれたロボット怪獣。ここでは人類が作ったロボットとなってる。
 侵略を受けた人類の方が反撃に出る話なのだが、やってることが一般市民を拉致して脅迫するとか、どっちが悪者か?という話になってる。実際本当に人類を守るとなると、全てを守ることが出来ないために犠牲が必要になる。それを割り切らないのがヒーローの姿だろう。
 この作品ではコンピュータに疑似人格があるため、一々裏切るときも宣言するとかの芸も細かい。
 なし崩しにサキに協力せざるを得なくなってしまった湊兄弟の苦悩というか、戸惑いが描かれていく。
 一方、サキは昔話と称してアサヒに自分がこの地球にやって来た理由を語る。星を飲み込もうとする強力な怪獣を退治する方法を求めて地球に来たと言う。1300年前には一度その怪獣を撃退したが、それがウルトラマンR/Bと、もう一人の誰かだったらしい。そのもう一人というのが不明だが、一緒に地球にやって来たグルジオボーンかもしれない。
<キング・ジョーを足止めするウルトラマンロッソ。かなり長時間その形態のままだけど、活動限界は?>
第20話 星屑の記憶

  監督:伊藤良一
  脚本:小林雄次
 港兄弟からルーブジャイロを奪った御剣サキは、兄たちがなせなかった使命を自分が変わって行うと宣言する。そんな時、一月後に謎の物体が地球にぶつかる
 敵はゴモラ。サキがルーブジャイロを起動させようとした結果、地下を刺激したために目覚めた怪獣。敵として登場するのは久しぶりかもしれない。そしてグランドキングメガロス。御剣サキがジャイロによって変身した怪獣で、圧倒的な力を持ってR/Bを追い詰めた。
 奪われたルーブジャイロを巡って喧嘩を始めてしまう港兄弟の姿がある。最後までサキを信じるというアサヒに対し、サキを倒してジャイロを取り戻そうというイサミと、話し合いが必要と考えるタクミ。三者三様の立ち位置でジャイロの行く末を案じている。
 対して、あくまでジャイロは渡さないと強硬姿勢をとるサキだが、逆にカツミに命を救われることになる。あくまでそれでもジャイロを返そうとしないが、ジャイロの方が勝手に兄弟の元に返ってきた。
 御剣サキの過去がちょっと出てくる。やはりブルとロッソは元々サキの兄が変身したものだったらしい。サキ自身はグルジオボーンに変身していたことも分かった。今回はサキはグランドキングメガロスに変身している。たった一撃で現れたゴモラを粉砕した。
<アサヒは楽しそうにサキの兄が死んだ事をしゃべっていた。不謹慎じゃないか?
 ゴモラと戦ってふっとばされたロッソは手近にある車をミニカーよろしく走らせている。随分牧歌的な光景だ。かつて「ウルトラマンネオス」でもやってた。>
第21話 あめ玉とおまんじゅう

  監督:伊藤良一
  脚本:根元歳三
 御剣サキが変身したグランドキングメガロスと痛み分けとなった兄弟。その後突然湊家の店に現れたサキは兄弟の母ミオについて話し始めるのだった。
 敵はホロボロス。御剣サキが変身したもので、12話に登場したのと同一個体となる。超高速で兄弟を翻弄した。
 これまで話には出ていたが、どうなったのか分からなかった湊家の母親ミオについて語られる話。ミオはルーブジャイロを研究する中で御剣サキからジャイロを守ろうとして、機械の誤作動で別空間に飛ばされてしまったとのこと。真相はなんか身もふたもないものだった気がする。
 そして御剣サキの本当の狙いとは、自分の命ごと地球を破壊することで、ルーゴサイトを滅ぼそうとしている。そのためにウルトラマンの力も取り込む必要があると考えているらしい。
 そして兄弟は自分たちはウルトラマンでもヒーローでもない。ただ家族を守りたいだけで戦うと言う悟りを得た。それで良いんだ。
<イサミの言葉。「そもそもカツ兄、女子に興味あったのかよ」…何気なくひどい言い方の気がせんでもない。
 今回の決め台詞は「俺たちはウルトラマンじゃない」だが、これまでさんざん「俺たちはウルトラマンだ」と言っておいてこれか?>
第22話 異次元かあさん

  監督:市野龍一
  脚本:森江美咲
 御剣サキに連れてこられた地下室は異次元とつながっており、そこから一人の女性と怪獣が現れた。女性の方はなんと15年前に行方不明となった湊兄弟の母ミオで、一緒に怪獣を連れてきてしまったために、とりあえず逃げろと兄弟に告げて一緒に逃げる。
 敵は次元凶獣 カミソリデマーガ「ウルトラマンX」に登場したツルギデマーガに更に刃物を多数装着した姿。
 湊家の母ミオが帰って来た。15年ぶりというのに、普通に「ただいま」で帰ってくると、肝っ玉母さんっぽさでみんなを引っ張る。一気に家族全員がそろったことになる。15年間の出来事は異次元の中で観ていたらしく、カツミとイサミの活躍も全部知っていた。
 ミオはアサヒとは初対面だと言うのだが、普通に娘として受け入れている。そして次元を超えてきた何かにアサヒが反応してる。
 そしてミオから、ルーゴサイトのことが語られる。なんでも宇宙規模で言うところの白血球だそうで、地球をばい菌と思い込んで攻撃を仕掛けてきたという。ただ、ルーゴサイト自身が暴走しているとも言っている。
 ミオに引っ張られて妙にコミカルな話になってたのだが、最後にジャイロ三つを手に入れたミオはいきなりシリアスな表情になってる。
第23話 滅びのクリスタル

  監督:市野龍一
  脚本:伊藤公志
 三つのジャイロを強引に奪った湊ミオは迫り来るルーゴサイトに対してジャイロのエネルギーを解放させることでクリスタルに封じ込めた。だがそれを異次元に廃棄しようとしたところを御剣サキが現れ…
 敵はグルジオレギーナ。グルジオボーンの進化体で、多数の硬質のとげが生えている。御剣サキが変身出来る最強形態。
 地球の終わりだとか随分な大きな設定だったのに、いざやってきたらビーム一発で封印という、とても単純な話になってしまった。あっけなさすぎる。
 ただ、クリスタルにしただけでは不完全で、そのクリスタルを破壊しないと倒したことにはならない。
 異次元で時空を超えて息子たちの活躍を観ていたミオは、ルーゴサイトとの戦いで二人が倒れることを観てしまっていた。それを避けるために異次元に捨てようと考えたらしい。
 それを知っている御剣サキは地球そのものと自分自身の命を用いてこれを破壊しようとするのだが、それを防ごうとする兄弟との戦いとなっていく。
 話の展開上、最初は軽めに始まったが、どんどん話が重く暗くなっていく。
第24話 私はハッピー

  監督:武居正能
  脚本:武上純希
 ルーブジャイロによって怪獣化してしまったルーゴサイトを前にして、自分事地球を破壊してルーゴサイトを消し去ろうとする御剣サキ。一方気絶から目覚めたカツミとイサミはルーブジャイロがなくなっていることを知る。
 敵はルーゴサイト。クリスタルに封じられた後でルーブジャイロを通して怪獣化した。
 最後の戦いを前に、ルーゴサイトと御剣サキの変身したグルジオレギーナとの対決となる。
 そんな時、ミオとウシオによってウルトラマンに変身することを禁じられた兄弟の苦悩が描かれていく。いくつもの次元を見てきたミオは、二人がウルトラマンとなって戦う未来は、確実に二人が殺されてしまうから。
 しかし最後はやはりというか、二人はウルトラマンに変身している。
第25話 朝日のあたる家

  監督:武居正能
  脚本:中野貴雄
 ルーゴサイトの圧倒的力の前に御剣サキが倒れ、残ったウルトラマンロッソとブルは合体してルーブとなって戦う。しかしルーゴサイトの力はルーブを遙かに超えていた。
 敵はルーゴサイト
 最終回。圧倒的な力を持つルーゴサイトを前に、自らを犠牲に亜空間にルーゴサイトを放り込もうとしているミオと、それを防ごうとする三兄弟の葛藤となった。最後は家族全員でウルトラマンに託すという話になってる。
 最後の最後にアサヒの誕生が明らかになる。サキが使っていたルーブジャイロをアサヒが使うことで、実はカツミとイサミによって作り出された存在だったという。
 家族の強い絆の力で敵に勝つ。展開が些かというか、あまりに単純すぎるのが難点だ。
<「ハドロン衝突型加速機」というミオのしゃべり方が妙にたどたどしい。言い慣れてない台詞だしねえ。>
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