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宇宙戦隊キュウレンジャー

宇宙戦隊キュウレンジャー事典
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2017'2'12〜2018'2'4 

 これまでの戦隊の歴史の中で初めて最初からヒーローが9人いる状態で始められた挑戦的作品。更に3人の追加戦士を加え、最終的に12人の大所帯となる。これまでの戦隊では最大のヒーロー人数(ただし「獣電戦隊キョウリュウジャー」では一時的に14人が登場したが)となる。又、物語の半分は地球ではなく宇宙や他の星を舞台にしているところも特徴。既存の戦隊の定番から離れることをかなり意識しているようでもある。

主な登場人物
ラッキー
シシレッド
(役)岐洲匠。
 シシレッドに変身する青年。獅子座系出身の人間型宇宙人。自分の運の強さに絶対的自信を持つ冒険家で、実際ラッキーによって何とかなってきた。口癖は「よっしゃラッキー」。
スティンガー
サソリオレンジ
(役)岸洋佑。
 サソリオレンジに変身する青年。蠍座系出身で、毒持ちの尻尾を持つ人間型異星人。登場時はキュウレンジャーに敵対する行動を取っていたが、実は司令官ショウ・ロンポーによってジャークマターに送り込まれたスパイだったことが分かり、5話でキュウレンジャーの一員となる。
ガル
オオカミブルー
(声)中井和哉。
 オオカミブルーに変身するキューレンジャーの一員。狼座の出身だったが、ジャークマターに一族を殺されて宇宙を放浪していた。完璧なネガティブ思考の持ち主だったが、ラッキーと出会うことで、その底なしの脳天気ぶりに感化され、オオカミブルーへの変身を果たした。その経緯がある為、ラッキーには全幅の信頼を置いている。ちょっと変わった広島弁っぽいしゃべり方が特徴。
バランス
テンビンゴールド
(声)小野友樹。特撮絡みでは丁度同時並行して「ウルトラマンジード」でベリアルやってる。
 テンビンゴールドに変身する天秤座系出身の機械生命体。年齢は300歳で、ナーガを相棒に盗賊をしていた。軽い性格だが、ナーガのことを何より大切にしている。14話で玉手箱を開けて100歳更に歳を食うことになる。
チャンプ
オウシブラック
(声)大塚明夫。ヴェテラン声優で、特撮にも数々登場したが、意外に初レギュラーだった気がする。
 オウシブラックに変身する牛のような姿の戦闘型ロボットでロボレスリングの元チャンピオン。創造主であるアントン博士を殺した暗殺者を倒す事を目的にキュウレンジャーになった。当初アントン博士を殺したのはスティンガーと思い込んでいたが、真実を知ってからはよきパートナーとなった。
ナーガ・レイ
ヘビツカイシルバー
ヘビツカイメタル
(役)山崎大輝。
 ヘビツカイシルバーおよびヘビツカイメタルに変身する青年。蛇遣い座星系出身で、感情を持たない異星人だが、本人は感情に興味を持ち、色々試している。アキャンバーによって感情をいじられ、ヘビツカイメタルとなり、キュウレンジャーの前に立ちふさがったが、後に感情は与えられるものではないと気づき、洗脳を解いて再びキュウレンジャーの一員となる。
ハミィ
カメレオングリーン
(役)大久保桜子。
 カメレオングリーンに変身する女性。忍びの家系に生まれ、徹底した訓練によって強さを手に入れたことを誇りに思っている。
ラプター283
ワシピンク
(声)M・A・O。役者兼声優で、役者としては「海賊戦隊ゴーカイジャー」ルカ・ミルフィ役を演じていた。
 ワシピンクに変身する機械生命体。元々はショウ・ロンポーの秘書として作られたアンドロイド。機械ではあるが感情を持ち、妄想癖まである。後に基本設計は鳳ツルギによるものだと分かる。
スパーダ
カジキイエロー
(役)榊原徹士。
 カジキ座系出身のカジキイエローに変身する青年。オリオン号の料理担当で、数々の名言を語る。
ショウ・ロンポー
リュウコマンダー
(声)神谷浩史。繊細な声に定評のある声優。これまでの特撮作品レギュラーでは「ウルトラマンゼロ」のジャンボット。
 オリオン号のオーナーで、キュウレンジャーのリーダー。性格はおおらかでいい加減なところと、冷静に周囲を観察する面もある。かつてリベリオンではビッグベアー長官の補佐役で、リュウバイオレットに変身したが、時間制限のあるリュウバイオレットの装着が外れてしまったため、リベリオンを壊滅させてしまった過去を持つ。手持ちのリュウキュータマがチェンジキュータマとなることでリュウコマンダーとして時間制限なしにスーツを装着出来るようになる。
佐久間 小太郎
コグマスカイブルー
(役)田口翔大。
 チキュウに住む少年。ユメパックンにより虐げられていたが、スティンガーの戦いを目の当たりにして、自分も戦いたいと願うようになる。オリオン号に乗り込んで、ビッグ・ベアの霊を宿してコグマスカイブルーに変身。
鳳ツルギ
ホウオウソルジャー
(役)南圭介。
 伝説のアルゴ船でコールドスリープしていた伝説の救世主でホウオウソルジャーに変身する。ドン・アルマゲが倒れた後、銀河の初代大統領だったが、後の世界の禍根を残さないように自らコールドスリープに入る。
ドン・アルマゲ (声)谷昌樹。
 この宇宙を支配する悪の帝王。何度殺されても蘇る不死身の肉体を持つ。実は宇宙の絶望や不運にあえぐ人々の意識が作りだした精神生命体で、その目的はこの宇宙を絶望に染めること。基本的に不死なので、いくつもの肉体を渡り歩いている。
エリードロン (声)黒田崇矢。
 最初に登場したジャークマターのカロー。金属ボディを持つ非情な戦士で、最初に現れた時はキュウレンジャーを圧倒したが、9人揃ったキュウレンジャーの前に敗北し、ビッグモライマーズ共々破壊された。
スコルピオ (役)久保田悠来。特撮では「仮面ライダー鎧武」呉島貴虎役。
 スティンガーの兄。かつて一族を皆殺しにし、ジャークマターに下ったとされる。チャンプの生みの親アントン博士を殺した。その真の目的はドン・アルマゲを倒して宇宙の支配者となることだった。
イカーゲン (声)塩屋翼。
 ジャークマターのカローで、常にマーダッコと共に行動している。ショウ・ロンポーの過去を知り、その目的を潰そうとしている。全身の吸盤に見えるものは全て目で、あらゆる攻撃を見切ることが出来る。
マーダッコ
メカマーダッコ
(声)喜多村英梨。
 ジャークマターのカローで、常にイカーゲンと共に行動している。ショウ・ロンポーの過去を知り、その目的を潰そうとしている。体の一部が残っている限り何度でも復活出来るが、その度ごとに記憶と性格がリセットされる。アントン博士によってパワーアップされ、メカマーダッコとなったが、その際に再生能力は失われる。
アントン博士 (役)うじきつよし。
 ロボット工学の博士でチャンプの生みの親。何者かによって殺されてしまい、チャンプはそれがスティンガーだと思い込んでいる。実は本物のアントン博士は機械になっており、残された肉体に残る僅かな精神が正義の心に目覚めてチャンプを教育したのだとか。結果として二人のアントン博士が存在する。
話数 タイトル コメント DVD
第1話 宇宙一のスーパースター

  脚本:毛利亘宏
  監督:柴ア貴行
 宇宙幕府ジャークマターによって88の星座系が支配された時代。絶望に陥りかけた宇宙だが、「宇宙が心無き者の手に陥り、人々が涙するとき、9人の究極の救世主が現れ、宇宙を救う」という予言によって九人の戦士が立ち上がる。
 9人のヒーローが出ると言うかなり無茶な設定で始まる作品。舞台は地球ではなく宇宙が舞台で、かなり派手にやりたい放題やってる為、かなりはっちゃけた内容になる可能性がある。
 9人が集まるとされてはいるが、冒頭時点ではまだ4人。そこにシシレッドのラッキーが現れて、更にオオカミブルーのガルが合流となる。これまでの人生ラッキーなだけで生きてきて、極めてポジティブシンキングなラッキーと、同胞を全滅させられ常にネガティブ思考のガル。見事な対比となって二人が同時加入というのも面白い。これからどんどんキャラが増えていくらしい。
 雰囲気としては「南総里見八犬伝」っぽさがあるかな?寄り合い所帯的な雰囲気はとマーベルの『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』にも近い感じ。
 レッドがこれまで以上に熱くポジティブシンキングなキャラなので、戦隊としては明るい雰囲気だが、抵抗組織を率いるという設定上、重い雰囲気もあり。
 一話目から巨大戦となるが、宇宙が舞台なので、個人持ちの宇宙船も普通。それらが当たり前のように合体してた。現時点ではレッドの巨大メカの手足に他のメンバーのメカが合体するって感じだが、おそらくはこれからどんどん新しいメカが増えていくだろう。オモチャ的展開も熱くなりそうだ。
<キュータマを探しに行こうとしたラッキーは「俺のタマタマ」とか叫んでる。いいのかよ。
 一旦「タマタマ」と言う名前が念頭にあると、.「キュータマを握りしめて」とか言われると、なんか複雑な気持ちになるんだが。EDに至っては「タマタマキューキュー」とか…
 キュウレンジャーメンバーのハミィが変身するのはカメレオン。これまでにカメレオンは「獣拳戦隊ゲキレンジャー」のメレだけなんで、どうにも悪人っぽく見えてしまう。>
DVD1
<A> <楽>
第2話 いくぜっ!怪盗BN団

  脚本:毛利亘宏
  監督:柴ア貴行
 5人のメンバーが集まり、残りはあと4人。惑星ジガマにキュータマ反応があると知り、先行してジガマへと向かったラッキーは、そこでジャークマターを相手に戦う二人組を発見する。ジャークマターから宝石を奪おうというその二人バランスとナーガに同行することにしたラッキーだが…
 敵はガメッツィ。ジャークマターのダイカン。辺境の惑星ジガマに派遣され、腐っていたが、懸賞金がたっぷりついたキュウレンジャーを捕まえて賞金をせしめようとする。何故か大阪弁。
 更に二人のメンバーが仲間に入る話。お調子者の機械生命体バランスと感情の薄い白髪の青年ナーガ。バランスは調子が良く、自分の儲けのことばかり考え、友人関係とは利害関係としか見てなかったが、相棒のナーガが感情を持ち始めたことを知り、自分の使命に気づくというパターン。これも「南総里見八犬伝」でこう言う話あったな?
 少なくともこれまで全員かぶってるキャラはいない。
<ラプターが怒った際、ハミィは「激おこぷんぷん丸?」と言っていた。宇宙人にしては微妙な地球の時代を知ってるようだ。
 惑星ジガマの喫茶店に入ったラッキーとバランスとナーガ。その店の雰囲気は普通の日本のファミレスっぽい。『ギャラクシー街道』っぽいな。
 今更ではあるが、なんで初変身でポーズまで決めて名乗り口上が出来るんだ?
 武器を合体させる方法をテンビンゴールドに教えるシシレッド。その動きはまさしくPPAP。流行り物か。
 スパーダは「カレーも二日目の方がおいしい」と言っていたが、本当にこいつ何人だ?>
第3話 砂漠の星から来た男

  脚本:毛利亘宏
  監督:柴ア貴行
 旅に出ていた司令官ショウ・ロンポーから砂漠の惑星ニードルがジャークマターによってエネルギーを吸い尽くされようとしていた。それを防ぐ為にはエネルギーを吸収する宇宙船モライマーズを破壊せねばならないと聞かされたキューレンジャーは出撃する。
 敵はモーレツヨインダベー。強化されたツヨインダベーで、惑星ニードルのダイカーン。
 前回7人となったキューレンジャーが惑星を救いながら新しい仲間を探しに行くという旅の話となるが、既にかなり手慣れた感が出ている。今度仲間になるのはサソリオレンジとなるようだが、現時点では敵対してる。
 今回はオウシブラックのチャンプが中心となる話となった。チャンプは意思を持ったロボットと言う設定で、自分を作った博士を殺したサソリオレンジと因縁があるとのこと。勿論それは誤解だと思われるが。
 サソリオレンジは影を持ったニヒルキャラで、明らかに追加戦士っぽさ。
<惑星ニードルは砂漠の惑星と説明されているが、砂漠にしては地面が黒々している。随分湿った土だな。>
第4話 夢みるアンドロイド

  脚本:毛利亘宏
  監督:杉原輝昭
 ダイカーンが集結している惑星チキュウへと向かうオリオン号。そこではダイカーンのユメパックンが子ども達の夢を食べていた。
 敵はユメパックン。象(獏?)のような姿をしたダイカーンで、人間の夢をが大好物。夢を食べられた人間は気力を失ってしまう。
 宇宙中の惑星を解放するのが目的の話だが、今回はチキュウが舞台。これはやはり地球のことになるのかな?どうやら地球は特別な場所と言う事らしい。地球が出るんだったら、もっと引っ張ってから行ってほしくもあるな。
 今回はオリオン号のパイロット兼分析官であるラプターの中心回となる。これまで戦力的にはなってなかったが、本人としては前線で戦いたかったとのことで、その夢が叶い、ワシピンクになるまで。二人目の女性メンバーになるけど、顔出しは一人のみ。
 冷静な分析官であるはずのラプターだが、同時にかなり妄想力も高いらしく、一人でいる時は妄想日記を付けている。それを妄想ではなく「夢」と断言するラッキーの言葉に本心を告白することで戦士となった。
 この話は夢を語る話だったが、まさしくチキュウと呼ばれる星の住民が夢をなくしてるってのは、なかなかタイムリーでよろしい。子どもの夢を食って絶望を与えるって話は昔の「星雲仮面マシンマン」みたいだ。今回やってることもそれに近いものになってた。
<ツッコミでも何でもないが、戦隊もの的には「チキュウ」ではなく「チーキュ」であってほしかった。
 ワシピンクの決め台詞は「鷲座に代わっておしおきです」だった。古い古い記憶が…>
第5話 9人の究極の救世主

  脚本:毛利亘宏
  監督:杉原輝昭
 チキュウを解放すべく再び地上へと降りたラッキーたち。そこでユメパックンに抵抗する幼い姉弟の姿を見かけ、彼らの為にも戦う事を心に決めたキュウレンジャーだが…
 敵はユメパックン。そしてエリードロン。
 今回もチキュウを舞台に、キュウレンジャーの仲間9人が対に揃った話となる。9人目はやはりスティンガーだったが、思った以上に早く仲間になった感じ。
 スティンガーは幼い頃に兄によって裏切られたという過去を持つ。それが彼の影らしい。
 今回でチキュウは解放された訳ではなく、まだ地上にいるダイカーンを倒して解放するのが当面の目的となる。結果としてチキュウでの活動となるが、それは普通の物語かな?
 ちなみにここに登場した兄弟の兄が実は…というサプライズも後に。
 スティンガーの兄スコルピオ役は「仮面ライダー鎧武」呉島貴虎役の久保田悠来。
<ツッコむのも何だが、メンバーが揃った途端に全員がぴたっとポーズを決めて名乗り口上をするってのはねえ。
 エリードロンは敵組織の名前を言いながら「万歳」と叫んで死んでる。昔懐かしいキャラだ。>
DVD2
<A> <楽>
第6話 はばたけ! ダンシングスター!

  脚本:毛利亘宏
  監督:加藤弘之
 ついに九人揃ったキュウレンジャー。そこでハミィがチームのリーダーを決めようと提案し、ショウ・ロンポー司令は次の作戦で活躍したメンバーをリーダーにすると言う。そこで出動したラッキー、ハミィ、ガル、バランス、スパーダの五人だが、全員良い格好をしようとしてバラバラになってしまい、惨敗を喫してしまう。
 敵はデンビル。ジャジー星人。地球の住民に厳しいルールを課して規律を守らせる。集団行動を守らせることで軍隊を作っていた。
 これまで誰がリーダーだったか分からなかったが、ここで誰がリーダーとなるかという議論になる。前に「烈車戦隊トッキュウジャー」6話でも同じようなことをやってたが、結局は仲間同士の絆が大切で、リーダーは不要というオチに持って行くのも同じ。一度衝突して喧嘩することで互いを認めていくのが特徴。
 ラッキーは運の強さでこれまで生きてきた。それでこれまで苦労していたハミィは反発した訳だが、ラッキーの強さは幸運よりも極端なポジティブシンキングにこそあるとのこと。信じる力を持って努力するからこそ、幸運がついて回るらしい。
 一方、一人チキュウで独自の活動をしているスティンガーは新しいカローのイカーゲンとマーダッコと戦っている。
<ダンスの練習をするシーンがあるが、これはオリオン号の中っぽいが、日本の体育館に見えるぞ。天井の空調施設らしきものも見慣れたもの。>
第7話 誕生日をとりもどせ!

  脚本:毛利亘宏
  監督:加藤弘之
 司令ショウ・ロンポーは次の作戦を子どもの誕生日を奪うダイカーンのトゥーミーに標的を定めた。丁度誕生日を迎えるバランスを中心にチキュウに降下するが、そこに現れたのはトゥーミーだけでなく、刺客のイカーゲンとマーダッコまで現れる。
 敵はトゥーミー。子どもの誕生日を奪うダイカーンで、誕生日を奪われた子どもは誰からも祝われなくなる。そしてスペースイカデビル。
 「仮面ライダーエグゼイド」とのコラボ企画。作戦自体は子どもから誕生日を奪うという馬鹿らしいものだが、そういう単純さが良い。
 今回はバランスが中心。陽気な機械生命体だが、いつも軽いなりに色々人に気を遣っているらしい。そして必然的にバディであるナーガも活躍。
<チキュウに降下してから住民全員が悲惨な目に遭う話が続いたが、トゥーミーの支配地域は誕生日を奪われる以外は普通の生活を送っているらしい。支配地域によって温度差があるのかな?
 「俺たちからの誕生日プレゼントだ」と言って銃弾をぶち込むキューレンジャー。どんだけ性格悪いのやら。
 バランスの誕生日のメインディッシュはナーガの笑顔。顔にリボンまで付けてってのはどうにもやりすぎっていうか、腐女子に媚びすぎ。>
第8話 司令官ショウ・ロンポーの秘密

  脚本:毛利亘宏
  監督:竹本 昇
 チキュウでの同時作戦をショウ・ロンポーから指令され、5つのモライマーズを破壊する作戦展開を行うキュウレンジャー。次々とモライマーズを破壊していくが、その中でスパーダはショウ・ロンポーの指令に違和感を覚えていた。一方、ショウ・ロンポーからラシンバンキュータマの探索を命じられたナーガとバランスだが…
 敵はメシウマインダベー。チキュウのダイカーンの一人。人々から食べ物を奪い、飢餓状態にしてパワーを奪おうとする。そしてイカーゲンとマーダッコ。
 キュウレンジャーの料理番スパーダを中心とした話。最初からメンバーだったが、ちょっと浮きがちなキャラ。独自の論理で行動しているが、基本的にみんなにおいしいものを食べてもらうという思いで行動することは一貫してる。だから食事を奪われ苦しんでる人を見捨てることが出来ず、作戦に支障を来しても人を救う方に行ってしまう。
 一方、ラシンバンキュータマを探しに洞窟探検をしてるメンバーだが、やってることは『レイダース』だったり『里見八犬伝』だったり。
 結果として三人ずつ三つのグループに分かれることになったが、それぞれに危機を迎える結果となる。
 そして司令官であるショウ・ロンポーの過去と、その力量の片鱗も描かれる。いつもいい加減な性格してるように見えるが、過去はとても真面目な性格で、時折その過去に戻るようでもある。今回初めて「命令」という言葉を使用していた。現時点でのキュウレンジャーでは全く敵わないイカーゲンとマーダッコに対して、リュウバイオレットに変身する。
<リュウバイオレットに変身したショウ・ロンポーだが、サイズ的にこっちの方が小さい。どうやってあの顔とか押し込んでるんだ?…どこかで同じ事言った記憶があるけど。
 今回はいつにましてスパーダの名言が多いが、「戦うなと言われても、戦わなければならない時がある」とは名台詞。戦ってあっけなく負けて、結果としてショウ・ロンポーの助けを待つしかないことも含めて。>
第9話 燃えよドラゴンマスター

  脚本:毛利亘宏
  監督:竹本 昇
 司令官ショウ・ロンポーが変身したリュウバイオレットがイカーゲンとマーダッコと戦っている内にスティンガーたちを救出したラッキーたち。だがリュウバイオレットの変身には時間制限があると見抜いたスパーダは再びチキュウに戻り、ショウ・ロンポーを助けようとする。
 敵はマーダッコイカーゲン。そして二人に呼び出されたムッチャツヨインダベーメッチャツヨインダベー
 司令官ショウ・ロンポーの過去があばかれる話。いつも豪快磊落と言った雰囲気のショウ・ロンポーだが、過去属していた組織リベリオンの命令に背いて組織を壊滅させてしまったという過去を持つ。
 そんなショウは、自らを犠牲にキューレンジャーを守ろうとしていたが、本当の願いはキューレンジャーと共に戦うこと。その願いを告白することで10人目の戦士として覚醒した。
 あとなんだかマスコットしての子どもが入ってきたらしい。昔の戦隊には必ずと言って良いほどいたけど、いつの間にか消えてたので、復活させたか?
<ショウ・ロンポーによればキューレンジャーは9人だけだそうだ。確かに追加戦士が入ったらジュウレンジャーになってしまう…ラストでそのツッコミがちゃっかり入ったけど。
 ツッコミじゃ無いけど、ショウ・ロンポーの声が神谷浩史なので、凜々しい声になるとチョロ松…ジャンボットにしか聞こえなくなる問題点がある。
 キュウボイジャーを持たないはずのリュウコマンダーは一言。「出てくるんじゃないかな?」で本当に出てきた。良いのかこれで?>
DVD3
<A> <楽>
第10話 小さな巨人ビッグスター

  脚本:毛利亘宏
  監督:柴ア貴行
 ラッキーはオリオン号にいた小太郎をチキュウに帰すこととなったが、キュウレンジャーになりたい小太郎はこっそりとセイザーブラスターとキュータマを持ち出してしまう。そんな時、オリオン号のコントロールが効かず、太陽に向かって急加速していた。
 敵はモズマ。オープニングのロボ戦で敗北していたが、密かに脱出しており、オリオン号にウイルスを仕込み、太陽に向かってオリオン号を突っ込ませようとする。
 小生意気な少年小太郎を中心とした話で、なんと11番目のキューレンジャー、コグマスカイブルーに変身する。あと一人で「グランセイザー」に並ぶ。
 小太郎が変身したこぐま座の戦士は、実はビッグベア総司令の魂が宿ったキュータマを使用したからとなる。前回ショウ・ロンポーの回想で出てきたが、まさか次の回で出てくるとは思わなかった。
 ビッグベア総司令の霊によれば、「儂の後継者がショウ・ロンポーのようないい加減な奴だとおちおち成仏もしてられない」そうだ。まあその通りのような?
 一方、オリオン号を太陽に向かわせたのは誰かという犯人捜しが展開しているが、ショウ・ロンポーを始めとするぬる〜いギャグとなってる。もう少し切実だったら「11人いる」になるんだけど。
<モズマが逃げる先に必ずラッキーが現れる。なんでこんなラッキーな…と思ったら、そう言うキャラだったか。これまでの戦隊もののツッコミどころを「よっしゃラッキー」で全部説明付ける恐ろしいキャラだ。
 コントロールを失い、太陽に突っ込みそうになったオリオン号を救う為にショウ・ロンポーが叫んだ台詞は「オリオン砲発射。太陽を吹っ飛ばせ」だった。とりあえず言っただけらしいが、どう考えても悪人の台詞である。ちなみに直後にラプターから「そんなのありません」とツッコミを入れられてた。>
第11話 宇宙を救う3つのキュータマ

  脚本:毛利亘宏
  監督:柴ア貴行
 ジャークマターを倒す鍵となる“アルゴ船”を起動させる三つのキュータマの一つがチキュウにあると分かり、調査を開始する。だが珍しくアンラッキーなラッキーは、実力を発揮することが出来なかった。更に降下メンバーに小太郎も潜り込んでおり…
 敵はデスワーム。巨大な長虫で、テリトリーにいる生物をなんでも食い尽くしてしまうと言う宇宙生物。等身大の人型形態にもなれる。
 目的として重要な三つのキュータマ探索へと話は移っていく。その中でアンラッキーなラッキーと、新しくメンバーとなった小太郎、その小太郎の戦い方に危惧を覚えるスティンガーという、個々人の物語が展開。小太郎の方はスティンガーの説得ですぐに素直な性格を取り戻したが、ラッキーの不運は続く。アンラッキーであることに異様に恐れるが、その理由は今のところ謎。
 10話でショウ・ロンポーに倒されたマーダッコが復活していた。性格が変わり、イカーゲンの忠実な部下となっていた。
<小太郎の性格がちょっと情緒不安定っぽいんだが、そういう造形なのか?なんか脚本のおかしさのようにも思えるけど。>
第12話 11人の究極のオールスター

  脚本:毛利亘宏
  監督:柴ア貴行
 幸運が消え、イカーゲンにトモキュータマを奪われ、戦いでも手痛い敗北を喫したラッキー。降下したスティンガーたちは、イカーゲンの予知能力について探るのだが…
 敵はイカーゲン。キュウレンジャー11人全員で同時攻撃して予知能力を防いだ。
 前回イカーゲンは予知能力を持つとされたが、実際はは高度に発達した10個の目による目視によるものであることを突き止めた。それでキュウレンジャーがしたことは、11人で同時攻撃すること…それってリンチって言わないか?更に重ねてオチがあるのはあるのだが。
 ラッキーの過去も描かれる。ラッキーは父と母を失い、辺境の星で生き延びた。両親を失ったことはアンラッキーであるというのがトラウマになっており、だからこそ運の良さにこだわるようになったとか。それに対し、ショウ・ロンポーは、運が良いとか悪いとかが問題ではなく、運を呼び込むことが重要であると語っている。これがラッキーの本当の力なのだろう。
 これまで恩を受けたことでラッキーの言う事はなんでも肯定していたガルがラッキーに喝を入れるために殴るシーンあり。ようやく本当の仲間となったと言う事かな?
 そしてキューレンオーとリュウテイオーが合体。リュウテイキュウレンオーが誕生。
 これでイカーゲン、マーダッコ編は終了したが、新しくカロー、スコルピオがチキュウにやってきた。
<ラッキー曰く「俺は生まれつきアンラッキーなんだ」そうだが、父と母を失ったのは5歳くらいだから、生まれつきって訳じゃない。
 ガルって激昂すると軽く関西弁を使う。宇宙でも方言あるのかね?これは「俺が惚れた男だ」という言葉をやくざもんっぽく言うための伏線だったようだ。細かいところで色々配慮されてるのね。
 キュウレンジャー11人と戦う事になったイカーゲンの台詞「一人を相手に11人で戦って、卑怯だと思わないのか」だが、これは言ってはいけない台詞では?
 イカーゲンを取り囲んだキュウレンジャーが一斉斉射してイカーゲンを倒すのだが、これって味方を撃たないだろうか?>
第13話 スティンガー 兄への挑戦

  脚本:毛利亘宏
  監督:杉原輝昭
 新たにチキュウにやってきたカローのスコルピオは、ダイカーンのモンドムヨインダベーを自らの毒で強化し、更に苛烈な行動を取らせ、更に住民を凶暴化させてしまう。その映像を見たスティンガーが、それは兄の仕業であることを見抜くのだが…
 敵はモンドムヨインダベー。裁判を開いて住民の主張を聞くのだが、聞くだけという嫌味なダイカーン。スコルピオによって毒を注入されてゾンビ化してしまう。
 イカーゲンがいなくなったと思ったら、今度はスティンガーの兄貴スコルピオの登場。次々に宿敵が登場するのはかなりのテンポの良さだが、今回はスコルピオの宿敵ということで、少々早めの登場となっている。一方、スコルピオはチャンプの親の仇でもあり、二人が中心となっていく。二人とも過去の自分を乗り越えることが求められるが、スコルピオは兄を倒すのは自分だと言っているが、そこに迷いがあることをチャンプは見抜いた。
 今回の出動は赤黒燈緑紫。その後毒に冒されたチキュウ人を救うため全員が降下。
 ただし、11人が揃うのはとりあえず今回まで。小太郎は訓練のために戦線離脱し、スティンガーとチャンプはスコルピオを探すために別行動を取ることとなる。これからしばらくは8人となるかな?
<スコルピオの毒によってゾンビのようになってしまった住民達だが、なんだか『死霊のえじき』観てるみたいで、なんか微笑ましい。>
DVD4
<A> <楽>
第14話 おどる!宇宙竜宮城!

  脚本:下山健人
  監督:杉原輝昭
 チキュウでのダイカーン討伐を次々こなしていくキュウレンジャー。その中で全く出動命令が下らないガルはふてくされていた。そんな中、贅沢禁止令で人々を苦しめていたダイカーン・ユーテルジャンが、宇宙竜宮城に贅沢をしに行くという情報が入り、今回ようやく出動となったガルは宇宙竜宮城に捕らわれている人々を救う任務に張り切って出動するのだが…
 敵はユーテルジャン。キャトルミ星人で、贅沢禁止令を発し、それに違反した人間を次々とさらう。本人は贅沢大好きで、宇宙竜宮城でバカンスを楽しむ。
 ガルが中心となった話。ラッキーの影に隠れて今ひとつ目立たないというか、アンラッキーで出動自体がないというガルに、みんなで気を遣ってるのが見える。そんなアンラッキーキャラが自分の力で運を手に入れるという話になってる。12話の裏の話となってる。
 一々ラプターの呟きに反応して、変な作戦ばかりを発動するショウ・ロンポーのずれた指令と、それで生来のアンラッキー体質で失敗ばかりするガル。実に良いコンビである。モロツッコミ役にってっしてるラプター283の見事なツッコミも見所。
 それでオトメキュータマによって乙姫の格好をしたガルが女装のまま踊るというシーンもある。あんまり観てて楽しくない。
 ラストシーンで玉手箱を開けたバランスは、確かに玉手箱からの煙を浴びてしまって100歳歳を食って400歳になってしまったが、本人に言わせれば、「誕生日が増えちゃった」と喜んでる。
 今回の出動は赤青黄緑金銀の6名。
 オレンジとスカイブルーがいなくなったため、今回出動したリュウテイオーは金銀を手に装着してる。
<贅沢禁止令の中で贅沢をする人々。やってることが普通の今の日本と変わりないんだが、ここって支配されてるんだよね?
 宴会場でこっそりとキュータマを発動させるキュウレンジャーの面々。あんな大きな音声を出してたら、絶対ばれると思うんだけど。
 ユーテルジャンを楽しませるために鳩で手品を見せろというショウ司令。それってひょっとしてサ○ハ○ヤ?>
第15話 海の惑星ベラの救世主

  脚本:毛利亘宏
  監督:加藤弘之
 アルゴ船復活のために必要な二つのキュータマの在処が判明した。その内の一つが帆座星系のベラにあることが分かり、そこに向かうことに。ビーチで有名と言う事で、バカンスを楽しもうとしていたハミィとラプターだったが…
 敵はゴネーシ。惑星ベラのダイカーンで、純朴な住民に自分が救世主だと思い込ませて貢ぎ物を要求する。
 ハミィが中心となった話。今は何事も強引だが、過去引っ込み思案だったという。とりあえず一人一人が過去と向き合って、乗り越えるというパターンが続いている。なんとなく軽くなってしまった感じかな。
 アルゴ船復活に必要な三つのキュータマの内二つ目をゲットできた。
 今回の出動は赤緑黄桃銀の五人。それとチキュウで燈黒が別行動。
<惑星ベラの村というのは全く生活臭がない。ちょっと安っぽいな。祀られているというホキュータマも海岸にむき出しだし。>
第16話 スティンガー、兄との再会

  脚本:毛利亘宏
  監督:加藤弘之
 別行動を取り、チキュウに残ったスティンガーとチャンプはついに探し求めていたスコルピオと出会う。弟のスティンガーに、これまでの裏切りには理由があると語るスコルピオ。兄を信じたいスティンガーは…
 敵はスコルピオ。さそり座カロー。そしてデスアーム。
 兄を信じたいスティンガーに対して兄のスコルピオの行った仕打ち。血縁の裏切りを描くのは珍しく、かなり重めの物語展開となってる。これまで数回にわたって兄の裏切りが語られてきたが、今回でその亀裂は本物となる。愛する兄の裏切りに耐えられなかったスティンガーは俺を殺してくれと頼むが、その身代わりになったのはチャンプの方だった。完全にバラバラにされてしまったが、
 スコルピオの言うところでは、チャンプの生みの親アントン博士もジャークマターの一員で、ジャークマターを裏切ったためにスコルピオによって粛正されたとか。
 スコルピオによってマーダッコは又殺されてしまったのだが、復活したらこんどは妙に色っぽい姿になった。宇宙を手に入れるというスコルピオに付いていく
 今回の出撃は最初に黒燈。その後赤青金紫。最後に黄桃緑銀が参戦して総力戦に。
<チャンプは一応機械生命体なので、復活は可能。しかしそれにしてもラストのスティンガーを除くキュウレンジャーの明るさは違和感が。>
第17話 闇のドームを照らしタイヨウ

  脚本:荒川稔久
  監督:竹本 昇
 闇のドームに覆われた地域を救うため派遣されたキュウレンジャーの面々。だがそこでのダイカーンシャイドスは見えない所から突然攻撃してくる。攻略の糸口が見えないラッキーだが…
 敵はシャイドス。影に潜むことが出来るヤマネコ座系惑星ピーポー出身のダイカーン。完全に光を遮断したドームを作り、そこで人間を強制労働させる。影に隠れて人々を監視してる。
 今回は通常の作戦。ガルとバランスが友情を強める話。何事もいい加減なバランスに、いつも余裕が無いガルはいつもイライラさせられるが、バランスの余裕は常に状況を見ているためで、最適な攻撃を常に見据えてるからだとか。ちなみに、強化された太陽の光を浴びるとバランスが、月野光を浴びるとガルがパワーアップすることが分かった。なるほどここで共通項がある訳か。
 今回の出動は赤青金緑桃。
DVD5
<A> <楽>
第18話 緊急出動!スペースヒーロー!

  脚本:荒川稔久
  監督:竹本 昇
 オリオン号に忍び込んだマーダッコによりラシンバンキュータマが奪われてしまった。追いかけるラッキー共々ワームホールに飛び込んでしまい、マーダッコとキュウレンジャーの何人かが別な宇宙に出てしまった。そこはチキュウに良く似た惑星で、そこにはなんと宇宙刑事の十文字撃がいた。
 敵はマーダッコ。そしてデスワーム。
 今回はスペシャルで、宇宙刑事ギャバンとデカレッドが客演。単細胞なギャバン=撃はすっかりマーダッコの言い訳に騙されてしまい、敵対するという話になており、戦隊VSパターンそのもの。これはOVA『スペース・スクワッド ギャバンVSデカレンジャー』の番宣を兼ねてる。
 戦隊シリーズでは実はかなり好きな「特捜戦隊デカレンジャー」の登場だが、同じメンバーがちゃんと登場してるのが何とも嬉しい。特にコミカルな話が多かった作品なので、今回も笑いに溢れた話になってる。特にドギー・クルーガーとガルの漫才はお互いノリノリ。裏話だが、ドギー・クルーガーの声を演じている稲田徹はショウ・ロンポーの声の神谷浩史とは同期(実は二人揃って顔出しで遊園地で遊んでる描写もある)。リュウテイオーと電子星獣ドルのそろい踏み。しかもどちらも頭にヒーローが乗ってる描写は「素晴らしい」の一言だな…尚、それを観たデカレッドは「あそこに乗って意味があるのか?」という根本的な疑問を呈している。
 折角だからこういうお祭り話は前後編でやってほしかったところだな。
 今回の出撃は赤青緑銀紫だが、巨大戦はリュウテイオーのみ。
<着ぐるみとは言え、女性型の敵の胸に向かって跳び蹴りする描写はいかがなものか?>
第19話 森の惑星キールの精霊

  脚本:毛利亘宏
  監督:杉原輝昭
 チキュウのプラネジュームを根こそぎ奪うため、無数のモライマーズがチキュウに接近していた。なんとかアルゴ船を早急に復活させるため、キュウレンジャーはリュウコツキュータマのある惑星キールへと向かうが…
 敵はオメーガ。惑星キールのダイカーンで、自分の像を造らせるために森の住民を無理矢理働かせる。
 メインの物語はアルゴ船復活の最後のキュータマを巡る話になるが、スコルピオも又アルゴ船を手に入れようとしているため、必然的にスティンガーとスコルピオの戦いへとなだれ込んでいく。スティンガーはチャンプの復活を待つこと無く、決着を付けようとしてるようだ。
 あと、又してもマーダッコが復活したが、今度は麗人のようなしゃべり方になってる。
 今回惑星キールに向かったメンバーは赤黄緑金銀。
<バランスの「これじゃ宇宙が黒く見えないよ」で笑える人はアニメもしくは映画のかなりディープなファンとなるだろう。
 前回別な世界で殺されたマーダッコがこの世界で復活してる。どうやったんだ?体の一部をあらかじめ持ってたか?
 スコルピオに捕まったエリスの台詞は「わらわの命などどうでもよい」だった。これまた古典的名台詞だ。>
第20話 スティンガーVSスコルピオ

  脚本:毛利亘宏
  監督:杉原輝昭
 アルゴ船復活を賭け、スコルピオに挑むスティンガー。駆けつけたキュウレンジャーによってアルゴ船に必要な三つのキュータマは取り戻したものの、スティンガーは連れ去られてしまった。
 敵はスコルピオ
 スティンガーの決死の戦いの行方を描いた話。実力では到底敵わず、結局捕まってしまうばかり。殊スコルピオとの戦いでは、スティンガーは味方を窮地に陥れてばかりだ。そんなスティンガーを救ったのは、かつてスティンガーが助けた小太郎だった。スティンガーを兄貴と呼ぶ小太郎が恩を返した形になる。
 スコルピオはこの地球を終わらせるのはキュウレンジャーだとテレビで宣言している。実に卑怯な手だが、特撮では結構昔から使われている手ではある。特に「レインボーマン」とか、むしろ大人向けの特撮でよく使われている方法だ。
 今回の出撃は赤緑黄紫空(小太郎が戻ってきた)。
<住民達によって糾弾されるキュウレンジャーだが、なんでわざわざ群衆の前に出る必要がある?ヒロイズムに酔ってないか?
 スティンガーの背中が見える瞬間があるのだが、尻尾が腰に巻いたベルトから出ているのが分かってしまう。>
第21話 さらばスコルピオ!アルゴ船、復活の時

  脚本:毛利亘宏
  監督:杉原輝昭
 サソリオレンジ、コグマスカイブルー、シシレッドの三人の攻撃にもびくともしないスコルピオ。そんな三人の救援に駆けつけたのは、修理を終えて記憶も戻ったチャンプのオウシブラックだった。
 敵はスコルピオ
 まずスコルピオとスティンガーの因縁が決着。最後に兄らしい感情を蘇らせたスコルピオだが、その感情を取り戻したことによって用済みとされてドン・アルマゲに粛正されてしまう。
 そしてアルゴ船復活となるが、復活した船に乗っていた人物が突如変身してホウオウソルジャーとなってチキュウを救ってしまった。単独でチキュウにやってきたモライマーズを全部撃破するという無茶苦茶な強さだった。あまりにあっけない展開だった。
 一応チャンプのオウシブラックも復活したが、他の物語が急展開だったため、あんまり目立ってなかった。あとスティンガーが憑き物が落ちたのか、急に素直になってしまった。
<アルゴ船は何故かチキュウに封印されていた。偶然にしては出来すぎてるけど、それは深く考えない方が良いのだろう。
 コールドスリープ状態からいきなり立ち上がって立ち回りする鳳ツルギ。簡単だな。
 鳳ツルギが半裸になるのは良いけど、脇が処理されてないんですけど。>
DVD6
<A> <楽>
第22話 伝説の救世主の正体

  脚本:毛利亘宏
  監督:加藤弘之
 アルゴ船に眠っていた謎の男鳳ツルギは、キュウレンジャーに向かい、キュウレンジャーの役割は終わり、これからは一人で戦うと宣言する。だがツルギは300年前の救世主であるはずの自分自身の事を誰も覚えていない事に気づかされる。
 敵はマナビル。チキュウ担当のダイカーンの一人で、ジャークマター大学の学長。自分の都合の良いように歴史を変える歴史マナビームを使う。
 前回復活したホウオウソルジャー=鳳ツルギにまつわる話。ツルギは完全オレサマキャラで、周りを振り回しっぱなし。チキュウの危機よりも自分の名誉の方を重要視する発言に、キュウレンジャーの方も、彼を仲間と言うよりは少し離れて戦う事を選択しかけている。現時点では不協和音しか無いが、これが追加戦士らしさかな。
 今回はラプターとスパーダが振り回される役。秘書とコックは戦いに向かないと断言されてしまうが、キュウレンジャーに選ばれたことを証明しようと努力する話になってる。
 ツルギは300年前の統一宇宙の初代大統領だったそうだが、眠ってる間にジャークマターによって歴史が書き換えられてしまったのだとか。なんとラプターは元々ツルギが設計したアンドロイドを元にしているのだとか。
 そしてジャークマターの首領ドン・アルマゲはツルギともなんらかの関わりがあったらしい。ツルギはドン・アルマゲが死んだものと思っていたことが示される。
 そしてアルゴ船はロボットに変形し、ホウオウソルジャーの乗機となる。
<ホウオウボイジャーはロケット噴射で宇宙に飛んでいった。他のキュウレンジャーの乗機は火を使わないで宇宙に行くため、明らかにこっちのほうが高性能だな。
 更にその発射シークェンスでは氷が落ちているが、これって液体燃料を注入してるってこと?サターン型ロケットかよ。古すぎるぞ。>
第23話 俺様の盾になれ

  脚本:毛利亘宏
  監督:加藤弘之
 チキュウのジャークマター放送局をジャックし、そこから自分は本物の救世主であることを宣言するツルギ。だが宇宙を救うためには小さな犠牲は仕方ないというツルギの発言にラッキーは激しい反発を覚える。
 敵はメディアツヨインダベー。ジャークマターを褒め称える放送を全宇宙に流している。そしてメタルデスワーム。銀色の肌をしたデスワームで、その体は非情に硬い。
 剣のオレ様キャラがますます絶好調。本人の言によれば、自分は本物の救世主だそうだが、そのために300年前に88人もの戦士を犠牲にしてしまったという。そしてこの世界でも同じ事をやるという宣言をしている。
 当然この発言はヒーローとしてはあるまじき言葉なので、キュウレンジャー全員激しい反発を覚えることになる。ツルギのあまりのオレ様っぷりに、それに引っ張られてしまってラッキーは全然目立ててない。
 エリスによれば、キュウレンジャーとツルギが共に戦えばドン・アルマゲも倒せるかもしれないというが、今のところその兆候はなし。ただ、ラッキーが、一人で戦うのではなく、みんなで共に戦えば不可能も可能になるようなことを言っていたが、このまっすぐさは好ましい。
 今回の出撃は全員。
第24話 俺は戦う盾になる!

  脚本:毛利亘宏
  監督:竹本 昇
 ツルギを消し去るためにジャークマターのフクショーグン・テッチュウが直接チキュウ攻略に動く。その腹心のギャブラーによりキュウレンジャーの大半は吸い込まれてしまった。ギャブラーに吸収されるまでの時間で全員を救出しようとするラッキーだが…
 敵はギャブラー。テッチュウの腹心で、どんなものも吸収して栄養にしてしまう。
 ツルギとラッキーの確執は続いているが、実はツルギは誰よりも仲間思いだが、その感情を殺して非情に振る舞っていることが分かるという話になる。これまで絶対に一人で戦おうとしているのは、他の誰もこれ以上犠牲にしたくなかったからだとか。
 そんなツルギの心を知ったラッキーが真っ正面から自分の思いをぶつけることで、互いが認め合うようになった。些か単純だが、熱いから良しとしよう。
 これによってキュウレンジャーはついに12人。12体のキュータマが合体することで新たな巨大ロボ、キュータマジンが登場した。ついに「超星神グランセイザー」に並んだ(「獣電戦隊キョウリュウジャー」は14人いたが)。
<ツルギのオレサマな性格は演技だと分かったが、この二重人格ぶりってスティンガーとモロかぶりって感じ。スティンガーの一連の話が終わったからこそ出せるキャラだったわけだな。
 「俺が盾になる」と言い合うシシレッドとホウオウソルジャーに対して、「じゃあボクチンが」とか言うリュウコマンダー。ああこりゃダチョウ倶楽部だわ…と思ったら、本当に「どうぞどうぞ」やりやがった。外さない面々だな。>
第25話 惑星トキ 少年の決意

  脚本:毛利亘宏
  監督:竹本 昇
 ツルギに命じられ、トケイキュータマを探しに惑星トキへとやってきたラプターとスパーダは、トケイキュータマそのもの在処は突き止めたのだが、それを取るためには12人が必要だと分かる。丁度キュウレンジャーが12人になったことから、それぞれが鍵の場所へと向かうが、そこにはそれぞれの因縁を持つ敵が待っていた。
 敵はテッチュウ。フクショーグンで大変強いが、12人全員の攻撃に敗北。そしてマーダッコ。新しく出た性格はオタク(男バージョン)だが、やっぱりあっけなく倒された。
 時間がモティーフだけに、それぞれのメンバーの過去の因縁を超える話となる。基本ほとんどのメンバーは過去をあっけなく乗り越えるが、ただ一人小太郎だけが、母と出会ってしまい、それでゼンマイを舞わすことを躊躇してしまう。最終的には小太郎も宇宙を救う事をはっきりと心に決め、試練を乗り越える話になっている。
 みんな色々トラウマはあるようだが、多彩で面白い。特殊なのだとショウはビッグベアーで、ナーガは誰もいないとか…
<トラウマを越える際、ガルに関しては自分自身だが、14話の女装姿だった。あんなにノリノリだったのに。
 12人全員が名乗り口上を上げているが、かなり長くなるな。それに一人の敵に12人全員で殴りかかるとか、完璧集団リンチ。
 ラッキーの言葉「一人一人はちっぽけでも、それぞれがいろんな思いを背負って戦っている。だから俺たちはスーパースターなんだ」はとても格好良い台詞だが、これって「バトルフィーバーJ」のOPの焼き直しじゃね?
 巨大戦になっても時に分離して攻撃してる。やっぱり集団リンチだ。>
DVD7
<A> <楽>
第26話 闇の戦士、 ヘビツカイメタル

  脚本:毛利亘宏
  監督:柴ア貴行
 トケイキュータマを手に入れたことにより過去に行けるようになったキュウレンジャー。だが一人ナーガだけは、自分がキュウレンジャーとしてふさわしくないのでは無いかと悩み始め、そのため戦いにも身が入らなかった。より強い感情を手に入れたいと願うナーガの前にフクショーグンのアキャンパーが現れる。
 敵はアキャンバー。ドン・アルマゲのフクショーグン。人の感情を操る事が出来、ナーガの心に入り込んでダークナーガに変えてしまう。そしてダークナーガ。ナーガがより強い感情を手に入れたために感情が暴走してしまった姿で、ヘビツカイメタルに変身する。
 ナーガが中心となった話。元々感情が欲しいと願いキュウレンジャーとなったナーガだが、まだ全然感情を面に出すことが出来ず、悩んでいたところを感情を解放してくれるという誘いに乗ってしまう。
 ナーガの一族ヘビツカイ座星系は元々激しい感情を持つ一族だが、それは争いしか生まないために、先祖が感情を封印してきたのだという。そのため感情を解放したらあっという間に邪悪な存在になってしまった。
 複数ヒーローの戦隊では仲間割れや、洗脳によって敵に寝返るメンバーがいたりするのは割と定番で、本作もそれに則った感じ。ただ、メンバーが多いため、ナーガを救う班と過去に行く班に分かれても、まだ普通の戦隊のフルメンバーで話が展開するというのが本作の最大の特徴と言えるか。
<アキャンバーの造形は、胸に二つのコーン状の突起。良くこんなデザイン許したもんだ。>
第27話 オリオン号でインダベーパニック!?

  脚本:井上テテ
  監督: 須上和泰
 ドン・アルマゲの真実を探るべく過去に向かったツルギたちキュウレンジャーの一行。だがオリオン号の中には侵入者が。捕まえてみるとジャークマターの戦闘員インダベーだった。ジャークマターから逃げてきたという4人だが…
 敵はインダベー。過去に向かうオリオン号を阻止するために送り込まれた5人組。それぞれ赤、青、白、緑、紫。
 二つに分かれたキュウレンジャーの内、過去に向かうメンバーの話で、侵入者のインダベーを巡る物語。ジャークマターを抜けるたいという戦闘員との会話が中心で、これまでの戦いを振り返るバンク回でもある。
 侵入したインダベーは5人で、それぞれカラーが違うので、ひょっとしたらと思ったら、全員で戦い前の口上までやってる。ノリノリ。こういうコメディ回は結構好きだぞ。
 相手がインダベーだけに、チェンジせずに戦っていたが、最後にツルギだけホウオウソルジャーに変身してた。全員変身せずに終わってたら異色回になってたのに残念。
<捕まえたインダベーにサソリ固めをかけるスティンガー。サソリ座の戦士だけに分かるけど、こっそりと「掟破り」と言ってのを聞き逃さぬ。
 五人組のインダベーだが、レッドだけ赤いパーカーを着ている。多分リーダーだから特別という言い訳で、予算をけちったのだろう。いいぞいいぞ。こういうノリ。>
第28話 怪盗BN団 解散...

  脚本:毛利亘宏
  監督:柴ア貴行
 ナーガを元に戻すためにチキュウに残ったラッキー達キュウレンジャーの面々。だが破壊的な感情に酔うナーガはバランスにも襲いかかる。一方、過去へと向かったツルギたちが見たものとは…
 敵はヘビツカイメタル
 過去編がややおちゃらけてたのに対し、チキュウでは深刻な事態へと陥っている。感情の暴走を起こしたナーガを殺害するために同じヘビツカイ座から派遣された女性が登場。そしてナーガを正気に戻すためには激しい苦痛を与えることだが、バランスはそれに耐えられないという。結局バランスは自分を含めて二人で苦痛に耐えることを選択するのだが、ナーガは元に戻らず。
 一方、過去でツルギ達はドン・アルマゲとの最終決戦を見届けるのだが、確かにドン・アルマゲはその時点で倒れている。では何故今生きているのかは現時点では不明。それを探ろうとした面々だが、何故か全員叩きのめされてしまってる。
<ツルギの過去の仲間の名前はオライオン。この名前はモロに「オリオン号」にかぶっているが、何か関係が?あと、昔某アニメでオライオン・パックスというキャラが出てきた事を思い出したな。>
第29話 オリオン座、最強の戦士

  脚本:毛利亘宏
  監督:杉原輝昭
 朽ち果てた姿で現在のチキュウに戻ってきたオリオン号。乗客もおらず、過去に何があったのか、一人で過去へと向かったラッキー。そこには倒れ伏した仲間達の姿があった。
 敵はドン・アルマゲ。過去での戦いとなるが、はっきりその姿を現している。それと三人のフクショーグン。
 時代を変えているが、いきなり敵ボスとの戦いが展開する。過去確かに倒したはずのドン・アルマゲが次の瞬間に蘇ってしまっている。そしてあっという間に過去に行ったキュウレンジャーを倒し、更にフクショーグンまで復活している。その理由は現時点では不明。
 やはりオライオンはオリオン座の戦士だった。更に子孫がラッキーの故郷の獅子座系で生きてるとのこと。ライオンとオリオンのダブルミーニングだったか。
 キュウレンジャーはドン・アルマゲが何故復活出来たのかは分からないまま挑んだが、そのまま再び敗北してしまった。その際ラッキーは命を落としている。
<300年ほど前の時代にいるはずだが、そこにある建物は現代のものと同じ。ここでのチキュウは文明が割と早く進んだが、ジャークマターのお陰で進歩を捨てて300年過ぎたって設定だろうか?>
DVD8
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第30話 ヨッシャ!奇跡のキュータマ

  脚本:毛利亘宏
  監督:杉原輝昭
 ついに本当の姿を現したドン・アルマゲによってラッキーは重傷を負い、この時代ではこれ以上の治療も出来ない。そんなラッキーを、ホウオウキュータマの力を用いて助けようとするツルギ。だがそれはツルギの命を削るものだった。ラッキーの復帰を信じ、この時代のジャークマターに立ち向かう残りのキュウレンジャー達だが…
 敵はククルーガ。ラッキーが変身したシシレッドオリオンに一刀両断される。そしてドン・アルマゲ。これもあっけなくシシレッドオリオンに倒された。
 瀕死の重傷を負ったヒーローがパワーアップするという、まあ今になっては珍しくも何ともない話…と言ってしまうと元も子もないが、まんまだからなあ。
 しし座系の出身のラッキーは実はオライオンの子孫でもあり、獅子座とオリオン座の力を持つ存在だったという。
 ツルギの持つホウオウキュータマは人の命を繋ぐ事が出来るのだとか。ツルギが不死に近い力を持つのはそのためらしい。だがその力を使い切った時がツルギの命も無くなるとか。
 それでドン・アルマゲは倒せたはずなのに、いざ現代に戻ってみたら何も変わってなかった。ドン・アルマゲは不死身ということかな?まあこれまでにもマーダッコって例もあったし、再生した可能性もありか。
 
シシレッドオリオンの色は白。これによってホウオウソルジャーとの色のかぶりはなくなったが、主人公格が赤以外になったのは初めてのことだ。
<300年前のツルギはゴテゴテした宇宙服を着込んでいる。その格好からすると70年代〜現代のようでもあるが、時代背景がごちゃごちゃしてる。
 「この姿になったら力を抑える事が出来ない」とか言いつつ、全く強さを感じさせないドン・アルマゲ。邪気眼持つ中学生みたい。
 シシレッドオリオンの技は空間に窓を開け、そこから武器を取り出したり、武器を飛ばしたりする技だった。この技知ってるぞ。どこぞの英雄王(検索)か?
 タイミング的にオライオンは子孫を残した後で死んだから良かったけど、もしタイミングずれていたら、ラッキー自身が消えてた所だな。>
第31話 ナーガ奪還大作戦

  脚本:毛利亘宏
  監督:加藤弘之
 過去でドン・アルマゲを倒し、平和になったはずの地球に戻ったラッキーたちだが、歴史は変わっておらず、ドン・アルマゲは今も宇宙の支配者のまま。ナーガもアキャンバーに操られたままだった。この時代のドン・アルマゲを倒す前にまずナーガを救出に向かうキュウレンジャーだが…
 敵はヘビツカイメタル。そしてミクロツヨインダベー。体をミクロ化して、人の精神を操るダイカーン。巨大化も出来るが、巨大化してようやく等身大となる。
 今の時代でナーガを正気に戻す作戦が展開。感情を解放させたと思われたナーガだが、実はアキャンバーによって操られていたことが分かり、バランスとラッキーがナーガの心に侵入することで異物を取り除くことになる。
 バランスにとってナーガは生まれて初めて出会ったパートナー。だから生きるも死ぬも一緒だという。実に不快友情の話だが、友情以上の話のような気もせんではない。ナーガにとって感情とは与えられるものでは無く、手に入れるものだとする展開も良い。
 ナーガはヘビツカイシルバーだけでなく、そのパワーアップ形態として自分の意志でヘビツカイメタルになることも出来るようになった。
<ナーガの心の描写はピンク色の背景にたくさんの縄が吊り下げられている。昔懐かしい描写だが、昔の見立ては今も健在と言う事で悪くない。>
第32話 オリオン号よ、永遠に

  脚本:井上テテ
  監督:加藤弘之
 正気に戻ったナーガから、ドン・アルマゲは南十字座近くにいると言うことが分かったが、その前にキューレンジャー抹殺命令が下り、ダイカーン達が大挙してチキュウへと向かっていた。チキュウの人々を守るためにも戦い続けなければならないキュウレンジャー。しかもオリオン号はほぼ修理不能状態だった。
 敵はドーギュン。ククルーガの部下で、自称宇宙一の科学者。キュウレンジャーによって活動停止状態になっていたモライマーズを復活させ、更に家電を襲わせる。そしてマトリク。ドーギュンの使う生物兵器で、機械を凶暴化させる。
 ラプターが中心となった話。破壊されたオリオン号がもう動かない事から落ち込んでしまっていた。実はラプターにとってオリオン号は単なる機械ではなく仲間の一人だと思っている。そんなラプターの心に応えたオリオン号は最後の力を使って爆弾となったモライマーズに突入して自爆して果てた。
 ツルギは勝手にリーダーを名乗り、ラッキーキュータマまでノリノリで回すようになったが、性格も少し丸くなったようで、素直にラプターに謝っていた。
 久々の5人出撃。今回は赤青燈緑銀だが、ホウオウソルジャーは勝手にリーダーになって一緒にやって来た。その後桃が加わり、7人で戦う。
<オリオン号がモライマーズに突入して自爆した際、腕から棍棒が外れ、サムズアップしたまま破壊の炎に巻き込まれて沈む…感動的なはずの演出なのに笑ってしまった。>
第33話 発進!バトルオリオンシップ!

  脚本:毛利亘宏
  監督:竹本 昇
 オリオン号が破壊されてしまい、宇宙に出ることが出来なくなってしまったキュウレンジャー。そんな彼らの前に突然エリスが現れ、ショウ・ロンポーから受け取った伝言を伝える。それによると、チキュウにはもう一つ宇宙船があるというのだが…
 敵はミスターマゲラー。なんでも曲げ光線を放つことが出来るカロー。人間に当てると性格がねじ曲がってしまう。そしてククルーガ。
 前回オリオン号が破壊され、新しい宇宙船探しの話。あっけなく船自体は見つかり、その中にはコールドスリープしていたショウ・ロンポーも発見。ただ、現時点ではコントロール装置となるオリオンキュータマがなくて動かず、オリオンキュータマを見つけることがこの話の肝となる。
 今回の出撃は赤黄緑金銀。ただ、黄緑金は性格がねじ曲がってしまった。
<ミスターマゲラーは何故か中国人のようなしゃべり方をする。ゼンジー北京か東京コミックショーか…古いか。
 バトルオリオンシップの手法は拳銃のような握りのコントローラーで行う。この際サングラスをかける仕草があるが…やっぱりあれか?今映画やってるもんな。
 変形したオリオンバトラーの顔に重なるイメージのオライオン。一気に髪が増えた…とか言っちゃいけないな。>
DVD9
<A> <楽>
第34話 謎の覆面戦士、現る

  脚本:毛利亘宏
  監督:竹本 昇
 バトルオリオンシップを手に入れたキュウレンジャー。ドン・アルマゲの元に向かう前に過去で行方不明となったチャンプを探す必要があったのだが、なんとチャンプがククルーガと共に、敵として現れた。更にそのチャンプに挑戦するヤギュウジュウベエなる、チャンプの声と性格を持ったロボット戦士まで登場。
 敵は牛型汎用破壊兵器ゼロ号。アントン博士によって作られたチャンプのプロトタイプ。形は同じだがカラーリングが異なる。そしてククルーガ
 キュウレンジャー12人が全員揃うという話。過去に残ったまま行方不明となったチャンプが再び戻るのだが、色々肉体に変調を来しており、その理由を探るというのがこの話の流れとなる。
 チャンプを作ったアントン博士は実はジャークマターの科学者で、その真実を知ったチャンプは、自分が悪のために作られたロボットであると思い込み、他のキュウレンジャーに顔向けが出来ないと思い込んでいた。スティンガーの友情で正気を取り戻すが、何かの拍子で暴走してしまうらしい。
 全員の攻撃によってついにククルーガも倒されたが、これまでにも数度倒され、その後何事もないように復活してきたから、これが最後かどうかは分からず。
 今回の出撃は赤青燈水鳳。
<ナーガの脳内を探るためにミクロ化してナーガに飛び込んだバランスは「ナーガのなーかへ」と言っている。まあダジャレではあるのだが、腐女子媚びが激しすぎる。
 自分はチャンプとは別人だというヤギュウジュウベエの話をまるっと信じてしまうガル。それは良いが、全員ガルの勘違いを納得して、可哀想な顔をしてる描写がなんとも。>
第35話 宇宙No.1アイドルの秘密

  脚本:下山健人
  監督:竹本 昇
 南十字星に向かうバトルオリオン号の中で宇宙ナンバーワンアイドルのホシ★ミナトの歌声を聞いたナーガは歌詞の中にアキャンバーの口癖が混じっていることに気がついた。それを調べるため敢えて寄り道をしてホシ★ミナトのコンサート会場に潜り込むのだが…
 敵はアキャンバー。そしてドン・アルマゲ
 本来の目的から離れ、アイドルの話になった。実は戦隊ものではアイドルが登場する話は多いのだが、その大部分は女性アイドルなので、男性アイドルが登場するのは珍しい。これまで数回登場したアイドルだが、こんな使い方をされるとは思ってなかった。
 話としてはハミィとナーガ二人の中心回で、ハミィが過去どんな生活をしていたか、その中で心の支えとしてアイドルを応援していたことが分かる。で、オーディション会場に潜り込むためハミィがアイドルの格好をしてる。
 一方、ナーガもアキャンバーに対して感情を露わにしたナーガも、確かに成長してる。
 そしてドン・アルマゲは実は一人ではないという事実が分かった。ここで倒しはしたのだが、まだ滅んでいない。
 今回の出撃は赤緑黄金銀桃鳳。
 ホシ★ミナト役は松本寛也。「魔法戦隊マジレンジャー」小津翼、「特命戦隊ゴーバスターズ」陣マサトと、これまで2本のレギュラーがあったが、ここで三本目の準レギュラー作品となった。間違いなく最多となる。
<アキャンバーに対してのナーガの台詞「お前は俺たちを怒らせすぎた」は確かにどこかで聞いた台詞だ。やれやれだぜ。
 ドン・アルマゲは一体でないことが分かったが、その際、「ドンだけいるかわからない」とかナチュラルなボケを噛ますツルギ。>
第36話 ラッキーの故郷に眠る伝説

  脚本:毛利亘宏
  監督:柴ア貴行
 南十字星へと向かうバトルオリオン号が救難信号を受信した。それを分析したところ、なんとラッキーの故郷惑星ルーツからのものと分かり、ラッキーらは急遽向かうことに。
 敵はウンジェット。ジャークマター一の戦闘機乗りを自称するカロー。本体は小さなタコのような生物で、ロボットボディを操縦する。惑星ルーツにあるという伝説の機械を探しに来た。
 ラッキーの故郷の話。ラッキーが宇宙に出たのは実は行方不明となった父親を探すためで、半分家でのような形で出てきた事、そして実はラッキーは本人も知らなかったが、実は王子であったことが分かった。
 ただ、ラッキーの父である王様はジャークマターに協力していると聞かされてしまう。
 ラッキーにとって幼なじみのシーザーが唯一の友達だというので、それを聞いていたガルが嫉妬するという展開もあり。結局「頼れる仲間」と言われて機嫌を直すのだが、ガルも子どもっぽいというかなんというか…
 今回の出撃は赤青黒黄緑燈。
 コジシボイジャーが合体することでキューレンオーがパワーアップしてる。実質は右肩に飛び道具が入っただけだが。
<ウンジェットの本体はタコのような生物。TMNTのクランゲみたい。>
第37話 ラッキー、父との再会

  脚本:毛利亘宏
  監督:柴ア貴行
 ラッキーの父親がしし座系の王であり、ジャークマターに協力していると聞かされ、その真相を確かめるためにしし座系本星の惑星カイエンへと向かうキュウレンジャー。そこにいた王は、確かにジャークマターに忠誠を誓っている姿を見ることになる。
 敵はジューモッツ。しし座系を治めるカロー。自在に砂人形を作り出すことが出来、王の偽物を砂人形で作っていた。
 ラッキーの父親の話。この手の話の常で、洗脳か偽物かどちらかと思ったが、この話では偽物の方だった。
 ただしこの場合、父親は既に故人になっていると言う事でもある。哀しい話だが、ラッキーは自分の手で敵討ちが出来る事をラッキーという。どこまでもポジティブシンキングだった。
 そして今回ついにククルーガが倒された…これで終わりかどうかはまだ分からないけど。
 今回の出撃は赤青黄緑金銀空鳳。
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第38話 おっタマげ!危機9連発!

  脚本:毛利亘宏
  監督:加藤弘之
 ジャークマターの本拠地南十字星系のバリアを無効化するためには、ケフェウス座、ペルセウス座、カシオペア座、アンドロメダ座のキューエナジーを使う必要があった。それぞれの星系に分かれて探索に向かうキュウレンジャー。ケフェウス座へと向かったツルギらだが…
 敵はデスゴン。九林寺を占領したカローで、九つの試練を強いて挑戦してくる。
 数が多いお陰で二手に分かれることの多い本作。良い特徴付けになっているが、今回は二手の内ツルギとショウ・ロンポーを中心とした話になる。
 いきなり話は少林寺っぽい話になり、いくつもの試練を乗り越えることになるが、ショウ・ロンポーは口ばかりでほとんど役に立たない。ただ、司令官というのはちゃんと隊員の事を知り、適切な判断を下すことが重要なので、それで良いのだという話になる。結構情けない姿もさらすが、ちゃんと全員の個性を把握している。
 拳法を使った話になってるので、どことなく「獣拳戦隊ゲキレンジャー」を思い起こさせる。そう言えばあの作品ではサモハン・キン・ポーの名前は出たが、デブゴンは出てこなかったか。補完?
 巨大戦まで拳法勝負だが、あの着ぐるみでよくここまで動けるもんだな。
 今回の出撃はケフェウス座系に向かった鳳青緑桃銀紫となる。
 もう一方はラッキーが中心となるが、パワーアップしたマーダッコのメカマーダッコが現れた。
<中華風で語尾に「アルヨ」を使うのは昔は当たり前だが、今はちょっと差別的に見えなくもないな。「銀魂」とかではやってるから良いのかな?
 剣法勝負を挑まれたデスゴンは「燃えよデスゴン」と呟いている。半年前に登場すれば『おじいちゃんはデブゴン』とコラボ出来たのに。>
第39話 ペルセウス座の大冒険

  脚本:毛利亘宏
  監督:加藤弘之
 ペルセウス座系に向かったキュウレンジャーのラッキー、スティンガー、小太郎、チャンプ、スパーダの五人。彼らの前に現れたメカマーダッコと、突然現れたアントン博士によってチャンプがコントロールされてしまう。更に妙な扮装を強いられたメンバーは、無理矢理扮装に合わせた性格を付与されてしまう。連れ去られたチャンプは初期化されそうになるのだが…
 敵は牛型汎用破壊兵器ゼロ号。そしてメカマーダッコ
 変な世界に入り込んだメンバーの受難。前回は中華な話だったが、今回はRPGに出てくるような中世ヨーロッパの世界。ラッキーが女魔法使い、スティンガーが道化師、小太郎が勇者、スパーダが舞踏家となった。戦いになると逃げてしまうし、会話が全部歌になってしまうと言うスティンガーが中心となる。出来る事と言えば歌うことだけで、そこでチャンプを目覚めさせようとする。結果として二人が中心となった。
 チャンプの親であるアントン博士の真実が語られる。アントン博士は元々ジャークマターのために働く博士だったが、その精神をデータに移し、残った肉体の方が正義に目覚めてチャンプを教育したのだとか。二人存在したと言う事になる。
 今回の出動は赤燈黒黄空となる。
<しかしよりによってチャンプをお姫様とは。ラッキーも女魔術師になってる。なんだかこの作品女装が多いな…というか、そもそも出てくる女性が全員ヒロインっぽくないから、その代わりをしてるってことか?スティンガーの歌声も聴きようによっては求婚の歌。>
第40話 開幕!地獄のデースボール

  脚本:毛利亘宏
  監督:須上和泰
 南十字座に行くために必要な最後のカシオペア座のキューエナジーを得るべく惑星SBCへやってきたキュウレンジャー。惑星を守るカローのグローブンからデスマッチ野球“デースボール”勝負を挑まれる。乱闘武器ありのとんでもないルールのデースボールに戸惑うキュウレンジャーだが…
 敵はグローブン。惑星SBCのカローで、デスマッチ野球のデースボール勝負を仕掛けてくる。
 これまでにキューエナジーを得るためにやった拳法対戦、テレビゲーム対決と続き、今度は野球対決。なんか70年代の野球漫画をリスペクトしたような内容だった。
 今回の中心はスパーダ。大概のことはそつなくこなすのだが、球技がとにかく苦手という弱点が発覚したが、それを克服するまで。
 根性と特訓、そして電柱に隠れてそれを眺めるラプター。そして投げてから1分ほどかかる球のスピードと、ほぼ完璧な野球漫画になっていた。
 最後の必殺技は九色の野球のボールを使ったキューレンジャーハリケーンだった。最後にラッキーが打ったボールが優勝旗になってグローブンの上に落ちて爆発するとか、もう完璧「ゴレンジャー」ノリ(今の人には「トッキュウジャー」ノリと言うべきか?)。そういえば野球のボールを使った必殺技は初めてかも?
<グローブンの末期の台詞「ついに引退か。ジャークマターは永遠に不滅です」は「ゴレンジャー」に出てきた野球仮面の台詞「ついに引退の時が来たか」を思いっきりリスペクトしているが、グローブンの声が永井一郎だったら完璧だったなあ。>
第41話 突入!惑星サザンクロス

  脚本:毛利亘宏
  監督:須上和泰
 南十字座への道を開く四つのキュータマを得、惑星サザンクロスへと向かうキュウレンジャー。ゲートの先に待っていたのはサザンクロスのカローであるサザンキングだった。幻覚攻撃を使うサザンキングに、父アスランと対決を強いられるラッキーだが…
 敵はサザンキング。元惑星サザンクロスの王だったが、星を裏切ってドン・アルマゲに取り入り、カローとなったという。幻覚攻撃を用いる。
 惑星サザンクロスへの殴り込みとなる。きょうりょくな敵が連続して出てくるが、キュウレンジャーの方も波状攻撃をかけて強制的に門を開いた。
 その際、自分の最も大切なものを幻覚の中で殺さねばならないという試練に遭わされることになるが、後半になってからこの手の話がちょっと続きすぎじゃないのか?
 幻覚に打ち勝ったラッキーだが、なんとその前に現れたのは父のアスランだった。父との戦いがしつこいほど続く。
 今回は9人で出撃だが、メインは赤燈緑銀鳳の五人。
<サザンキングの姿は何というか、どこぞの首領様に似すぎてる感じなんだが。>
DVD11
<A> <楽>
第42話 父か?宇宙か?ラッキーの覚悟

  脚本:毛利亘宏
  監督:竹本 昇
 いよいよ惑星サザンクロスへの突入が開始された。だが父アスランがドン・アルマゲによって操られていると知ったラッキーの心は揺れ動いていた。そんなラッキーの前にドン・アスランが現れる…
 敵はアキャチューガ。アントン博士によってアキャンバー、ククルーガ、テッチュウ三人のフクショーグンが合体させられた姿。三人それぞれの必殺技を出すことが出来る他、三人の力を合わせたトライアングルバーストを使う。スパーダ曰く「フクショーグンの三種盛り」。
 惑星サザンクロスへの突入となる。展開からしたら最終回近くのはずだが、まだまだ10話ほど残っている。まだ一波乱ありそうな感じ。
 そして今回はラッキーの覚悟について。父を取るか宇宙を取るかという選択肢を前に、悩んだ末にラッキーが出した結論は、父も宇宙も救うだった。
第43話 聖夜に誓うヨッシャ、ラッキー

  脚本:毛利亘宏
  監督:竹本 昇
 ドン・アルマゲの目的はプラネジューム爆弾によって全宇宙を破壊することだった。それを防ぐためにサザンクロスへと向かうキュウレンジャー。その際、ラッキーは父アスランと戦うため、他のメンバーはブラックホールを用いてプラネジューム爆弾を無効化するため、そしてツルギはドン・アルマゲとの対決のため。それぞれ目的地に向かうが…
 敵はメカマーダッコ
 物語は三つに分裂。ラッキーはドン・アスランとの決戦。他のメンバーはプラネジューム爆弾を無効化するため、そしてツルギはドン・アルマゲとの因縁の決着を付けるため。それぞれにドラマを作っている。
 そして全員が再び集まり、ドン・アルマゲとの決戦となり、ドン・アルマゲを倒すことに成功。これまで長々と戦い続けてきたマーダッコともようやくお別れ。ブラックホールを発動させるため、結果としてアスランを犠牲にして宇宙は助かる。
 …のだが、現時点ではまだドン・アルマゲの不死の理由が分かっていないため、ドン・アルマゲは再び復活。まだ話は終わっていない。
第44話 ドン・アルマゲの正体

  脚本:毛利亘宏
  監督:加藤弘之
 ドン・アルマゲによるプラネジューム爆弾を阻止することが出来たキュウレンジャー。だが生き残ったドン・アルマゲはアントン博士に命じ、新たなプラネジューム爆弾を作り上げようとしていた。
 敵はボスワーム。アントン博士がデスワームを徹底的に改造して誕生した最凶のデスワーム。
 今のドン・アルマゲが誰だか発覚する話。ドン・アルマゲ自身は精神生命体らしいので、誰かに取り憑くことでドン・アルマゲとなるらしいが、今のその姿をしているのはかつてツルギの参謀を務めていたクエルボだった。ツルギはドン・アルマゲが取り憑いたと言っていたが、本人はそれを否定している。
 そして最後の決戦地は地球に決定。ドン・アルマゲは地球を破壊することで宇宙そのものを破壊する事を決めたらしい。
<今回ヒカリキュータマを使ってタイヨウおよびムーンとなったのはカメレオングリーンだった。ムーンモードに変身する際、「メイクアップ」とか叫んでるけど…>
第45話 ツルギの命とチキュウの危機

  脚本:毛利亘宏
  監督:加藤弘之
 ドン・アルマゲがチキュウのプラネジュームを使い宇宙を滅ぼそうとしていることが分かり、チキュウに戻ってきたキュウレンジャー。そこに待ち受けるクエルボは真相を語る。
 敵はアントンゼロ。アントン博士の脳がゼロ号に取り憑いた牛型兵器。
 地球を舞台に、ドン・アルマゲの真実が語られる。実はクエルボがドン・アルマゲと合体したのは過去の最終決戦よりも前で、ドン・クエルボが作りだした分身こそがこれまで倒したドン・アルマゲだった。
 そんなクエルボをドン・アルマゲと共に滅ぼすことを心に決めたツルギだが、肉体的にはもう限界を迎えようとしている。
 一方、ようやくジャークマターの脅威から抜け出そうとしたチキュウ人もジャークマターに反抗する意志を持ち始めている。
DVD12
<A> <楽>
第46話 希望と絶望のはざまで

  脚本:毛利亘宏
  監督:柴ア貴行
 ドン・クエルボを倒し宇宙に平和をもたらすための最後の戦いが始まった。クエルボに迫るシシレッドとホウオウソルジャーだが、クエルボはカラスキュータマの力を使ってラッキーを絶望の世界に叩き込む。
 敵はドン・クエルボ
 クエルボとの決着が付く話。数々の試練を通ってクエルボは倒せたが、そこからドン・アルマゲの魂が分離して、今度はツルギに取り憑いてしまう。
 全員で平和な宇宙に生きようと誓ったキュウレンジャーだが、結果としてショウ・ロンポーが犠牲となってしまった。
 意外性のあるストーリー運びだが、戦隊ものの場合、ラストで盛り上げようとすると、観てる側がちょっと引いてしまうと言う問題点もある。
第47話 救世主たちの約束

  脚本:毛利亘宏
  監督:柴ア貴行
 ツルギに取り憑いたドン・アルマゲは、99時間でチキュウのプラネジュームを全て吸収してしまうという。完全体となって宇宙を滅ぼすまでの間にドン・アルマゲを倒さねばならない。しかしそれはツルギを殺すと言うこととなってしまうため、悩むキュウレンジャー。そんな時、ラッキーは手があるとみんなに言うのだが…
 敵はドン・アルマゲ。ツルギの肉体を使ったことで、鳳凰の翼を持った姿になっている。
 今回の作戦とは、即ちドン・アルマゲに吸収されてしまったツルギと、プラネジュームになってドン・アルマゲのパワーになってしまったショウ・ロンポーを助け出すこと。そこでラッキーの取った作戦とは、一度全員敗北させ、ドン・アルマゲに吸収させた上で、ドン・アルマゲの内部でキュータマを発動させるという無茶なものだった。
 それでちゃんと作戦は成功するものの、過程で一人一人死んでいく姿は、まるで最盛期のジャンプネタっぽい。時間にしては短いが、それぞれ感動的な演出を作ろうとしている姿勢は買おう。
 次週はいよいよ最終回。全員揃ったキュウレンジャーが一丸となって突っ込んでいった。
<これは決してツッコミではないが、一度死んだ人間がほんの僅かな間で全員生還すると少々興ざめ。>
第48話 宇宙に響け!ヨッシャ、ラッキー

  脚本:毛利亘宏
  監督:柴ア貴行
 多量のプラネジュームを吸収し最終形態となったドン・アルマゲに全力で攻撃を仕掛けるキュウレンジャー。圧倒的な力にやられっぱなしのキュウレンジャーだが…
 敵はドン・アルマゲ最終形態
 最終対決。最後にドン・アルマゲの生まれとその目的が明らかになった。全宇宙の絶望から生まれ、この宇宙を絶望に染めようとするというもの。
 それに対し、運は自分で呼び込むものだとするラッキーの呼び声に、ドン・アルマゲに取り込まれた人々の意識が呼応してその力を減じさせ、そこから一気にたたみ込む形となる。
 今回はほとんどが戦いのみで、大変見所は多い。ただ、何度も言うが、ストーリー自体は単純化されるため、意識は盛り上がっても頭は冷える。
 結果としてキュウレンジャーは全員生還。ラストで2年後のみんなが描かれる。
 スティンガーはオリオン号の司令となり、ラプターと小太郎がそのサポート。
 スパーダはレストラン経営。
 ツルギは再び宇宙連邦大統領に就任。
 チャンプはロボレスチャンピオン。
 ショウ・ロンポーはリベリオン総司令。
 ハミィは大学生。
 バランスとナーガはBN団を再結成。
 ラッキーとガルは宇宙を股にかけた冒険の旅。それぞれに楽しそうなのが良かった。
 恒例のラストのハイタッチは二人のレッドが出てきて三人でハイタッチしていた。
<二年後の話に登場した小太郎は全然成長してない。子どもを使う場合の危険なところだ。>