|
|
||||||||||||||||||||||
ペニー・マーシャル兄 | |||||||||||||||||||||||
|
2016 | 7'19 死去 | |||||||||
2015 | ||||||||||
2014 | ||||||||||
2013 | ||||||||||
2012 | ||||||||||
2011 | ||||||||||
2010 | バレンタインデー 監督 | |||||||||
2009 | ウィッチマウンテン/地図から消された山 出演 | |||||||||
2008 | ||||||||||
2007 | 幸せのルールはママが教えてくれた 監督 | |||||||||
ブラザーズ&シスターズ(2nd)<TV> 出演 | ||||||||||
|
||||||||||
2006 | ブラザーズ&シスターズ(1st)<TV> 出演 | |||||||||
2005 | チキン・リトル 声優 | |||||||||
2004 | プリティ・ヘレン 監督 | |||||||||
プリティ・プリンセス2/ロイヤル・ウェディング 監督 | ||||||||||
2003 | ||||||||||
2002 | 名探偵モンク(1st)<TV> 出演 | |||||||||
2001 | プリティ・プリンセス 監督 | |||||||||
ハリウッド・ゲーム 出演 | ||||||||||
2000 | ||||||||||
1999 | カーラの結婚宣言 監督・原案・脚本 | |||||||||
プリティ・ブライド 監督 | ||||||||||
25年目のキス 出演 | ||||||||||
1998 | ||||||||||
1997 | TVキャスター マーフィー・ブラウン(10th)<TV> 出演 | |||||||||
1996 | ゴッド・エージェント 監督 | |||||||||
TVキャスター マーフィー・ブラウン(9th)<TV> 出演 | ||||||||||
1995 | TVキャスター マーフィー・ブラウン(8th)<TV> 出演 | |||||||||
1994 | TVキャスター マーフィー・ブラウン(7th)<TV> 出演 | |||||||||
1993 | TVキャスター マーフィー・ブラウン(6th)<TV> 出演 | |||||||||
1992 | プリティ・リーグ 出演 | |||||||||
1991 | 恋のためらい/フランキーとジョニー 監督・製作 | |||||||||
ソープディッシュ 出演 | ||||||||||
1990 | プリティ・ウーマン 監督 | |||||||||
1989 | ||||||||||
1988 | フォーエバーフレンズ 監督 | |||||||||
1987 | 潮風のいたずら 監督 | |||||||||
1986 | 恋のじゃま者 監督 | |||||||||
1985 | ゴー!★ゴー!アメリカ 我ら放浪族 出演 | |||||||||
1984 | フラミンゴキッド 監督 | |||||||||
1983 | ハッピーデイズ(11th)<TV> 製作総指揮 | |||||||||
1982 | 病院狂時代 監督・製作総指揮 | |||||||||
ハッピーデイズ(10th)<TV> 製作総指揮 | ||||||||||
1981 | ハッピーデイズ(9th)<TV> 製作総指揮 | |||||||||
1980 | ハッピーデイズ(8th)<TV> 製作総指揮 | |||||||||
1979 | ハッピーデイズ(7th)<TV> 製作総指揮 | |||||||||
1978 | ハッピーデイズ(6th)<TV> 製作総指揮 | |||||||||
1977 | ハッピーデイズ(5th)<TV> 製作総指揮 | |||||||||
1976 | ラバーン&シャーリー<TV>(-83) 製作総指揮・企画 | |||||||||
ハッピーデイズ(4th)<TV> 製作総指揮 | ||||||||||
1975 | ハッピーデイズ(3rd)<TV> 製作総指揮 | |||||||||
1974 |
|
|||||||||
おかしなカップル(5th)<TV> 製作総指揮 | ||||||||||
1973 | おかしなカップル(4th)<TV> 製作総指揮 | |||||||||
1972 | ゆかいなチンパン 監督・製作総指揮・企画 | |||||||||
おかしなカップル(3nd)<TV> 製作総指揮 | ||||||||||
1971 | おかしなカップル(2nd)<TV> 製作総指揮 | |||||||||
1970 | 裸足で公園を<TV> 脚本 | |||||||||
おかしなカップル(1st)<TV> 製作総指揮 | ||||||||||
1968 | 水色のビキニのマドモアゼル 製作・脚本 | |||||||||
空爆特攻隊 出演 | ||||||||||
1934 | 11'13 ニューヨークで誕生 |
プリティ・プリンセス 2001 | |||||||||||||||||||||||
2002MTVムービー・アワード ブレイクスルー演技賞(ハサウェイ) | |||||||||||||||||||||||
|
|
||||||||||||||||||||||
サンフランシスコで奔放な母と二人暮らしをしていた女子高生のミア(ハサウェイ)。そんな時、見知らぬ異国の女性が家にやってくる。彼女は自分がヨーロッパの小国ジェノヴィア王国の王女クラリス(アンドリュース)であり、実は亡き父がクラリスの息子だったと告げられる。更に唯一の王位継承者である自分がジェノヴィアに行かねばならないと告げられるのだった。これまでその事実を黙っていた母にも、クラリスにも反発するミアだったが、渋々プリンセス教育を受けることを引き受けてしまう… マーシャル監督による“プリティ・シリーズ”3作目として日本で紹介された作品。実際は本作の原題は『The Princess Diaries』で、本来は違った作品だし、実際『プリティ・ウーマン』、『プリティ・ブライド』での主演二人も登場していない。その代わりとして登場するのが往年の大女優ジュリー・アンドリュースで、相も変わらぬ気品と凜々しさを、クイーンとしての存在感として出していたし、ハサウェイも初々しくて良い。 …だけど、褒めるべき部分はそこで終わり。 夢見る女の子が実は某国の王女様であり、冴えない自分が一皮むけば本当に綺麗になれるの。という安易な展開はともかくとして、なんだろう?王家に対するコンプレックスをここまで見事に演出した作品は珍しいくらい。 そもそもプリンセス教育って、立ち居振る舞いさえなんとかなればなんとかなるというご都合主義が観ていてちょっと気味悪い。 女の子の夢を映像化するのは良いけど、安易すぎるよなあ。展開の先が見えすぎるのもなんだ。 アンドリュースの美しさとハサウェイのはつらつとしたかわいさが救いか。 |
プリティ・ブライド 1999 | |||||||||||||||||||||||||||
2000MTVムービー・アワード女優賞(ロバーツ) | |||||||||||||||||||||||||||
|
|
||||||||||||||||||||||||||
コラムニストのアイク(ギア)は噂で聞いた不思議な女性マギー(ロバーツ)の話を新聞記事にした。彼女はこれまで3回も結婚式の当日花婿を置き去りにして逃げてしまっていた。ところがその張本人から抗議の手紙が寄せられ、事実をでっちあげたとアイクはクビにされてしまう。アイクは名誉挽回すべく、女性の住む田舎町へ取材に向かう。4度目の結婚を控えていたマギーに取材を開始するアイクだったが… マーシャル監督、ロバーツ&ギアの『プリティ・ウーマン』トリオが再び組んで作り上げた作品。日本では二匹目のドジョウを狙ったか、原題「Runaway Bride」をいかにも続編っぽい題に変えてるのが特徴。 こいつは丁度引越の最中、なんだか音がないと寂しいのでビデオをかけたら丁度テレビで録画したのが始まったと言う、単にそれだけだった。 …本当にそれだけのお話だった(笑) ギアとロバーツの二人が出たら、くっつくしかないじゃん…観る前からオチが分かり、観始めてものの10分弱でラストまで予測が付いた。特にギアのナルシスぶりが嫌いだしなあ… さすがにここまで予想通りにやられると腹が立つぞ。 卵料理の質問とか、小技は結構使ってるし、ロバーツがあの口でカモノハシの真似をしてるなど自虐劇なコメディ要素はあるんだけど、「だから何?」というレベル。 いくら『プリティ・ウーマン』が受けたからってこんなもん作るなよ。悲しくなるぞ。 |
プリティ・ウーマン 1990 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
1990米アカデミー主演女優賞(ロバーツ) 1990英アカデミー作品賞、主演女優賞(ロバーツ)、脚本賞 1990ゴールデン・グローブ女優賞(ロバーツ)、作品賞、男優賞(ギア)、助演男優賞(エリゾンド) |
|||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
|
|
||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
実業家のルイス(ギア)は冷酷な企業買収で成功した実業家。ある日、彼は気まぐれでコールガールのビビアン(ロバーツ)を1週間彼のアシスタントとして契約する。自分自身のコーディネートで美しいレディに変身したビビアンと共にいる内、ルイスは彼女に恋している自分に気付いていく。 ギリシア神話の「ピグマリオン」を翻案した作品で、ディズニーの実写映画部門では空前の大ヒットを記録し、創設以来の最大ヒット作品。 現代版の『マイ・フェア・レディ』(1964)と言った面もちで、ストーリーもそれに準じている。ただ、気が強くしっかり自立しているジュリア・ロバーツのこと。決して弱くならない所はさすが。悪く言ってしまえば、男の価値観を一方的に押しつける形になったオリジナルに対し、自立した女性の側から描いたシンデレラ・ストーリーとして観ることも出来るだろう。 女は男によって変えられ、男は女によって変えられる。当たり前の、しかし映画としては最高の主題を直球で、しかも対等な関係でなされたと言うことが成功の秘訣だったのではないかな? ただ出来は確かに良いんだけど、私の好みで言えばやっぱり『マイ・フェア・レディ』に軍配はあがるよね。 主題歌も大ヒット。未だにこの映画のタイトルを見ると、歌の方が頭に浮かぶ(嘉門達夫のお陰で替え歌まで浮かんでしまうのが困ったものだが)。 ちなみにこの年、監督の妹のペニー・マーシャルが『レナードの朝』を作っており、兄妹でアカデミー授賞式に姿を現した。。 |
フォーエバー・フレンズ 1988 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||
1988米アカデミー美術賞 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||
|
|
||||||||||||||||||||||||||||||||||||
11歳のときに海岸で出会って友達となったCC(ミドラー)とヒラリー(ハーシー)。二人は性格も境遇も違っていたが、お互いの周りの出来事を手紙に託し、長く友情は続いていた。時は流れ、CCは歌手に、ヒラリーは弁護士になっていたのだが、ヒラリーは親と喧嘩してCCの元に家出してくる。戸惑いながらも歓迎するCCだったが、二人はCCの演出家ジョンを同時に好きになってしまうのだった… 長いスパンに渡って描いた女性二人の友情物語。リブの尻尾がまだ付いてるんじゃないか?と言う印象を受けるものの、確かに本作は80年代の作品。主役二人の女性が社会進出を果たしている状態で描かれているのが特徴。それで話は女性中心の三角関係が主眼となってしまってる。 女性の生き方を描いた作品は決して嫌いじゃないが、あたかもそれが恋愛至上主義のぶつかり合いになってしまうと、かなり苦手なジャンルに入ってしまう。本作もその悪い方向に走っていってしまった感じ。もうちょっと“今の女性の生き方”についてストレートに描いて欲しかったし、特にミドラーとハーシーではちょっと濃すぎる感じ。悪くはないけど、くどい。と言うのが正直な感想。やや日本のトレンディ・ドラマっぽくもあって、ちょっと苦手かな? ところで二人の女性の友情物語を描くっていうのだと、『ジュリア』(1977)を思い出してしまうし、なんかその影響も強く見られる感じ。で、ちょっと調べてみたら、音楽が同じジョルジュ=ドルリューが担当していることが分かった。似てると思ったのは物語じゃなくて雰囲気だったのかな? |
恋のじゃま者 1986 | |||||||||||||||||||||||||||
|
|
||||||||||||||||||||||||||
シカゴの広告代理店に勤めるエリート社員デイヴィット=バスナー(ハンクス)は、仕事もガールフレンドにも恵まれて絶好調の日々を送っていた。だが34年も連れ添いながら母のロレイン(セイント)が突然家出してしまい、途方に暮れた父のマックス(グリーソン)がデイヴィッドを頼って上京してくる… TV畑で大成功を収めたマーシャル監督による劇場用作品。 そもそもマーシャル監督はTVでの人気ラブコメ作品を次々と作っていった経緯もあり(「ラバーン&シャリー」は8期も続いた人気シリーズ)、ラブコメはお得意。そう言うこともあって、前半部分は特にそう言う演出に溢れている。なにせ主人公は広告代理店のやり手で、(当時富の象徴とも言えた)セラピストにかかっており、もちろん途中には恋人と見つめあって挿入歌が流れる。 それでいかにも80年代トレンディドラマの演出だなあ。とちょっと辟易していたのだが(失笑したとも言える)、後半の展開が意外な重みを持つ。老後の離婚や、老いた(と言うほどでもないが)父の介護問題へと話が移っていく。意外のことだが、あれだけ鼻についた前半の軽さが、ちゃんと後半になってしっかりしっとりした演出へと変わっていくのだ。その辺の切り替えが結構良い感じに仕上がっていた。 私は軽いノリのラブコメが嫌いなのだが、親子愛の話は大好き。と言うことで、この作品はかなり好き嫌いの振れ幅が激しかった作品でもあった。 難点を言えば、物語の振れ幅が激しいために、観ていると戸惑いを覚えるし、何でもかんでも入れようとしてごちゃごちゃしすぎている所だろうか。改めて考えるともう少し長丁場のTVシリーズにはぴったりだったかも。映画なのだから、前半部分をもう少し演出抑えて人間関係をすっきりさせたら、もっと評価されて良い作品だろう。 ただいずれにせよはっきりしているのは、振れ幅があったとしても、そのどちらもしっかり演技が出来るハンクスの演技の幅というのがよく分かる作品だ。 |