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園子温

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鑑賞本数 3 合計点 10.5 平均点 3.50
allcinema Walker ぴあ IMDb CinemaScape
wiki キネ旬 eiga.com wiki(E) みんシネ
書籍
ムック
帰ってきた時効警察オフィシャル本

著作
自殺サークル 完全版
夢の中へ
時効警察
2017
2016
2015
リアル鬼ごっこ 監督
ラブ&ピース 監督
2014 新宿スワン 監督
TOKYO TRIBE 監督・脚本
2013 地獄でなぜ悪い 監督・脚本・音楽
みんな!エスパーだよ!<TV> 監督・脚本・出演
2012 希望の国 監督・脚本
勝・新 KatsuAra<TV> 出演
2011 ヒミズ 監督・脚本
恋の罪 監督・脚本
2010 冷たい熱帯魚 監督・脚本
2009 ちゃんと伝える 監督・脚本
2008 愛のむきだし 監督・原案・脚本
東京残酷警察 出演
2007 エクステ 監督・脚本
ヒミコさん 出演
図鑑に載ってない虫 出演
帰ってきた時効警察<TV> 出演
2006 気球クラブ、その後 監督・脚本
ダメジン 出演
時効警察<TV> 演出・脚本
2005 紀子の食卓 監督
Strange Circus 奇妙なサーカス 監督・脚本・音楽
夢の中へ 監督・脚本
2004 ノーパンツ・ガールズ 〜Movie Box-ing2〜 監督・脚本
園子温ファンタ・ジア SHORT FILM COLLECTION 監督・脚本
2003
2002 HAZARD ハザード 監督・原作・脚本
自殺サークル 監督・脚本
2001 盲獣VS一寸法師 出演
2000 0CM4(ゼロ・センチ・メーター・フォー) 監督・脚本・編集
1999 うつしみ 監督・脚本・撮影・編集
1998 男痕-THE MAN- 監督・脚本
1997 桂子ですけど 監督・製作・脚本・美術・編集
1996
1995
1994
1993 部屋 THE ROOM 監督・脚本・編集
1992
1991 きらい・じゃないよ 出演
1990 自転車吐息 監督・脚本・出演
1989
1988
1987
1986
1985 俺は園子温だ! 監督
1984
1983
1982
1981
1980
1979
1978
1977
1976
1975
1974
1973
1972
1971
1970
1969
1968
1967
1966
1965
1964
1963
1962
1961 12'18 愛知県豊川市で誕生

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リアル鬼ごっこ 2015
<A> <楽>
谷島正之
稲垣竜一郎
大野貴裕
柴田一成(製)
園子温(脚)
トリンドル玲奈
篠田麻里子
真野恵里菜
桜井ユキ
高橋メアリージュン
磯山さやか
平岡亜紀
冨手麻妙
秋月三佳
菊池真琴
安田聖愛
緒沢あかり
宮原華音
サイボーグかおり
堀口ひかる
柴田千紘
横田美紀
佐野光来
最所美咲
IZUMI
吉田芽吹
ほのかりん
星名利華
屋敷紘子
三田真央
★★
物語 人物 演出 設定 思い入れ
リアル鬼ごっこ(書籍)山田悠介
ラブ&ピース 2015
<A> <楽>
重村博文
長澤修一
山本英俊
宮本直人
森山敦
豊島雅郎
鎌形英一
柳村努
佐藤圭一朗
鈴木剛(製)
園子温(脚)
長谷川博己
麻生久美子
渋川清彦
奥野瑛太
マキタスポーツ
深水元基
手塚とおる
松田美由紀
西田敏行
長谷川大
谷本幸優
IZUMI
小倉一郎
真野恵里菜
神楽坂恵
菅原大吉
波岡一喜
田原総一朗
水道橋博士
宮台真司
津田大介
茂木健一郎
声の出演: 星野源 PC-300
中川翔子 マリア
犬山イヌコ スネ公
大谷育江 カメ
★★★
物語 人物 演出 設定 思い入れ
地獄でなぜ悪い 2013
2013日本アカデミー新人俳優賞(星野源)
2013ブルーリボン助演女優賞(二階堂ふみ)

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森山敦
鈴木剛
松野拓行(製)
園子温(脚)
國村隼
堤真一
長谷川博己
星野源
二階堂ふみ
友近
坂口拓
板尾創路
石井勇気
春木美香
ペ・ジョンミョン
尾上寛之
永岡佑
北村昭博
神楽坂恵
黒田大輔
波岡一喜
ぼくもとさきこ
深水元基
諏訪太朗
本城丸裕
山中アラタ
市オオミヤ
土平ドンペイ
仁村俊祐
清水智史
菊地英之
橋本まつり
皆川尚義
山本亨
野中隆光
中泉英雄
児玉拓郎
原菜乃華
中山龍也
小川光樹
青木美香
つぐみ
高橋ヨシキ
江戸川卍丸
坂東工
河原健二
笠原紳司
コトウロレナ
尾畑美依奈
今村美乃
吉牟田眞奈
福田温子
伊藤凌
川村悠椰
安田彩奈
三宅史
内田純
西原信裕
千葉一磨
西本銀二郎
三村和敬
米本来輝
高澤父母道
松下美優
内藤トモヤ
吉田エマ
渡邉達也
八田浩司
吉田侑生
河野マサユキ
山中達矢
成海璃子
でんでん
岩井志麻子
水道橋博士
ミッキー・カーチス
江波杏子
石丸謙二郎
渡辺哲
★★★★
物語 人物 演出 設定 思い入れ
希望の国 2013
2012日本映画プロフェッショナル大賞特別賞(大谷直子)

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定井勇二
國實瑞惠
汐巻裕子
鈴木剛(製)
園子温(脚)
夏八木勲
大谷直子
村上淳
神楽坂恵
清水優
梶原ひかり
菅原大吉
山中崇
河原崎建三
筒井真理子
でんでん
浜田晃
大鶴義丹
松尾諭
吉田祐健
並樹史朗
米村亮太朗
吹越満
伊勢谷友介
手塚とおる
田中壮太郎
本城丸裕
深水元基
大森博史
占部房子
井上肇
堀部圭亮
田中哲司
★★★
物語 人物 演出 設定 思い入れ
ヒミズ 2011
2011ヴェネツィア国際映画祭マルチェロ・マストロヤンニ賞(二階堂ふみ、染谷将太)
2012日本アカデミー新人俳優賞(二階堂ふみ、染谷将太)
2012日本映画プロフェッショナル大賞第6位
2012ヨコハマ映画祭第6位

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園子温(脚)
染谷将太
二階堂ふみ
渡辺哲
諏訪太朗
川屋せっちん
吹越満
神楽坂恵
光石研
渡辺真起子
モト冬樹
黒沢あすか
堀部圭亮
でんでん
村上淳
窪塚洋介
吉高由里子
西島隆弘
鈴木杏
手塚とおる
清水優
清水智史
新井浩文
永岡佑
小林ユウキチ
麻美
今村美乃
遠藤雄弥
深水元基
玄覺悠子
矢柴俊博
新納敏正
ペ・ジョンミョン
翁長誠
吉田エマ
石川ゆうや
岸田茜
姉吉祐樹
大堀こういち
石垣光代
斎藤嘉樹
内田慈
木野花
小久保寿人
宮台真司
永井まどか
★★★★
物語 人物 演出 設定 思い入れ
 母親と共に貸しボート屋をやっている中学三年生住田祐一(染谷将太)。時折帰ってくる父親からはいつも理不尽な折檻を受け、母親は目下不倫中で、祐一の目もはばからず男を家に連れ込む。そんな住田に好意を抱くクラスメイトの茶沢景子(二階堂ふみ)は押しかけ女房よろしくボート屋を勝手に手伝う。そんな景子を疎ましく思いながら、それでも少しずつ心を開いていく祐一。だが、ある日家に来た父親を、祐一は勢い余って殺してしまった…
 
 園子温監督と言えば、とにかく過激な作品で知られ、中でも『冷たい熱帯魚』は大きなヒットを飛ばしたことが記憶に新しい。そんな監督が初めて原作付き作品に挑んだ。選んだのは古谷実による同名マンガの映画版。古谷実って、ギャグマンガ家だと思っていたら、どうやら監督のお眼鏡に適うような作品も描いているらしい。
 ただ、これを観るのにはかなりの覚悟が必要だった。なんせあの『冷たい熱帯魚』を劇場で観てしまったことで、かなり精神的にもダメージを与えられただけに。
 どこまで過激にやる?それでも海外で評価されるくらいだから、残酷な描写はなかろう?それでも不安…といった嫌な考えがぐるぐる頭を巡りつつ、それでも意を決して劇場へと向かった。

 結果を言うなら、これは実にフツーの作品だった。正直、観終わるまで抜けなかった緊張感が最後の最後で本当にほっとした。
 そして映画としてとても優れた作品でもある。

 かつてATG作品にはこう言ったタイプの作品がいくつかあった。つまり、未来を棒に振るような行いをしてしまった若者
(場合によってはもっと高齢な場合もあるけど)が、様々な葛藤を経て立ち上がっていくというもの。一人の人間が成長するまでを様々な角度で描いていくことになるのだが、これは70年代を代表する邦画の基本とも言える構成でもある。
 ところが80年代以降こう言った作品はあまり省みられなくなっていく。ハリウッドの派手な作品に触発を受け、それを真似しようと言うアクションもの、あるいはもっと小さく小さな共同体における微妙な人間関係を描く作品がメインになっていき、丁寧に人間の成長を描く作品は少なくなっていった。
 それが変わってきたと見られたのが2010年あたりになってからだろうか?まさしくそのフォーマットに則った『悪人』(2010)『ヒーローショー』(2010)などが出てくるようになり、何となく邦画も変わっていくんじゃないか?と思っていたのだが、その考えもあながち間違ってなかったか。と本作を観て思えた。たぶんこのタイプの作品はこれから着実に作られ続けることになるのではないだろうか?邦画の変化を如実に示したかのような感がある。

 これが作られるに至ったは日本という国に未来が見えなくなってきたことが一つの理由となるのかもしれない。更に2011年には311の東北大震災もあり、ますますこの傾向は進んでいくと思われるし、必要とされていくのではないだろうか。その先鞭を付け、これからの邦画の方向性を確立していく、その過程にある作品とも言えるだろう。

 ただ、それを作ったのが
園子温監督というのが一つの問題だろうか?この人は別に本人が邦画のメインストリームになろうと思ってるわけでなく、作りたいものを作り続けるというスタンスを崩さない人だから、描写の一つ一つがとかく過激で観ていて苦しい描写が次々と出てくるし、細部に細やかさがなくいい加減な描写も多い。いくつもの伏線がありながら、それを上手く消化できてないというか、あれだけ張った伏線を簡単に片付けすぎてしまった感もある。その辺の大ざっぱさが監督の魅力でもあるが、どうにも落ち着かせない気分にさせられたりもする。もう少しだけ丁寧に作ってくれたら傑作となり得た作品かも知れない。
冷たい熱帯魚 2010
2010報知映画監督賞
2011日本アカデミー助演男優賞(でんでん)
2011ブルーリボン作品賞
2011キネマ旬報第1位、監督賞、助演男優賞(でんでん)
2011毎日映画コンクール男優助演賞(でんでん)
2011報知映画助演男優賞(でんでん)、監督賞
2011ヨコハマ映画祭監督賞、助演男優賞(でんでん)、助演女優賞(神楽坂恵、黒沢あすか)、
第2位
2011映画芸術ワースト第6位

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園子温
高橋ヨシキ(脚)
吹越満
でんでん
黒沢あすか
神楽坂恵
梶原ひかり
渡辺哲
諏訪太朗
★★★☆
物語 人物 演出 設定 思い入れ
冷たい熱帯魚(書籍)壇れみ
 2009年。熱帯魚屋を営む社本信行(吹越満)と妻の愛子(黒沢あすか)は、万引きで捕まった娘の美津子(梶原ひかり)が縁で同業者の村田(でんでん)という男と知り合う。大きな熱帯魚店を営む村田のアグレッシブさに押され、家族ぐるみでつきあうことになったのだが…
 これまでも何かと物議を醸す作品を作り続けてきた園監督が、1993年に起こった愛犬家殺人事件を元に描き出した、
モツいっぱいの作品。とにかく描写がもの凄く、血はどばどば流れるし、これでもか!と内臓が溢れてる。まあ、食事は済ませてから観た方が良い作品には違いない。
 今のところ監督の作品では『紀子の食卓』だけなので
(『自殺サークル』も途中までは観たんだけど)、こんな事を言うのは多少はばかれるのだが、園監督の作品はどれもどこかおとぎ話っぽさを持っていると感じることがある。
 劇中ではリアルな痛みを描いているし、
これでもか!と言うほど血は流れて精神的にきっつい物語が展開するのだが、その物語はどこかリアリティから一歩引き、なんかメルヘン調を感じてしまう。
 だからこそ、どんなグロでも血塗れゴア作品でも、観てる側はちゃんと受け入れられる。実際こういう作品がとてつもなく苦手な私が素直に観られた位だから。なんか気持ち悪さよりもテンポの良さに飲まれてしまった感じ。特にでんでんは、まさに本作を演じるために役者をやっていたかのようで、その独特の口調も相まって見事なテンポを作り出していた。
 先ほど挙げたメルヘン調という点から見るなら、(『紀子の食卓』もそうだが)、家族のあり方というものに基調を置いているのが面白い。最初から家族なんてものはわかり合えないという突き放した考え方があって、だから表面を取り繕って(あるいは自分でもそう思い込もうとしている)家族を一度解体し、ばらばらの個人として再構築してみせる。本音を出し合ってしまった家族は最早家族ではなく、なまじ近い存在だけに憎しみも増していくことになる。ここに登場する社本の家は最初から擬似的な家族であったが、一度解体された時に、滑稽なほどにいびつな関係ができあがってしまった。「これが家族なんだ」と言う監督の考えが入り込んでいるようだ。
 そう言う家族の解体をやってしまうのがでんでん演じる村田であり、社本の家族にとってはメフィストフェレスに他ならない。彼はまさしく悪魔のような存在であり、人の欲望とか、痛みというものを手に取るように分かってしまう人物として描かれる。彼が社本一家を共犯に選んだのも偶然ではなく、信行を見た時に、こいつは使えると直感したのだろう。彼を逃れられない立場に追い込んだ後、共犯者に仕立て上げた手口は最初から狙ったとしか思えないし、これだけの事件を起こし、警察に目を付けられてながら逃げ切っているのは、人間の心というものが分かるため。村田自身も家族には色々問題を持っている事が暗示されているが、「どうせ家族はこんなもん」とどこか達観してしまってる節がある。何というか、彼は人間としては描かれてないんだよな。多分その辺が本作をおとぎ話っぽくさせているのだろう。

 悪魔に魅入られてしまった家族の悲劇を描く。これも又、家族のあり方というものにメスを入れた作品と見ても良いだろう。

 …で、その上で言うのだが、
私が好きな話は家族を再生させる話であり、嫌いな話は家族をぶっ壊す話だったりする。途中までで、そのどちらに話を持っていくのだろう?と言うのが後半の興味だったが、疑似なら疑似で、家族を整える方向に持っていくかと思った途端、ラストでこう来た時にはがっくりきた(後になって考えると、園監督のこれまでの作品からすると、こういう落とし方にするのは納得いくか)。
 面白い素材だし、ここまでやられるといっそ爽快でもあるのだが、その一点でやっぱり受け入れられなかった。
紀子の食卓 2005

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園子温(脚)
吹石一恵
つぐみ
吉高由里子
並樹史朗
宮田早苗
三津谷葉子
安藤玉恵
渡辺奈緒子
李鐘浩
古屋兎丸
手塚とおる
光石研
★★★
物語 人物 演出 設定 思い入れ

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