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大森一樹

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鑑賞本数 10 合計点 23.5 平均点 2.35
allcinema Walker ぴあ IMDb CinemaScape
wiki キネ旬 eiga.com wiki(E) みんシネ
書籍
著作
星よりひそかに―映画監督大森一樹の作った本(書籍)

_(書籍)
2010
2009
2008 The ショートフィルムズ/みんな、はじめはコドモだった 監督
空へ ―救いの翼 RESCUE WINGS― 脚本
2007 黒い春 脚本
2006 悲しき天使 監督・脚本
2005 超星艦隊セイザーX 戦え! 星の戦士たち 監督
2004 THE SUPER DRY FILMS 監督
イヴォルバー -EVOLVER- アドバイザー
2003
2002 T.R.Y. トライ 監督
2001 最悪 監督
走れ!イチロー 監督
2000 ナトゥ 踊る!ニンジャ伝説 監督・脚本
博多ムービー ちんちろまい 監督・脚本
風を見た少年 総監督
1999 明るくなるまでこの恋を 監督・企画・脚本
1998 ジューンブライド 6月19日の花嫁 監督・脚色
1997 ドリームスタジアム Dream Stadium 監督
1996 わが心の銀河鉄道 宮沢賢治物語 監督
1995 緊急呼出し エマージェンシー・コール 監督・脚色
大失恋。 監督・脚色
ゴジラVSデストロイア 脚本
1994 シュート! 監督
病院なんか怖くない。 ボクが病気になった理由2 企画
1993
1992 継承盃 監督
ゴジラVSモスラ 脚本
1991 満月 MR.MOONLIGHT 監督・脚本
ゴジラVSキングギドラ 監督・脚本
1990 ボクが病気になった理由 「ランゲルハンス・コネクション」監督・企画・脚本
1989 花の降る午後 監督・脚本
ゴジラVSビオランテ 監督・脚本
1988 妖女の時代 脚本
1987 トットチャンネル 監督・脚本
「さよなら」の女たち 監督・脚本
1986 恋する女たち 監督・脚本
テイク・イット・イージー 監督
1985 法医学教室の午後 演出・脚本
ユー★ガッタ★チャンス 監督
1984 すかんぴんウォーク 監督
1983
1982
1981 風の歌を聴け 監督・脚本
前立線の病気と予防 監督・脚本
1980 ヒポクラテスたち 監督・脚本
1979
1978 ロンググッドバイ 夏子と、長いお別れ 監督
オレンジロード急行 監督・企画・脚本
1977
1976
1975 暗くなるまで待てない! 監督・脚本・編集・出演
1974
1973
1972
1971
1970
1969
1968
1967
1966
1965
1964
1963
1962
1961
1960
1959
1958
1957
1956
1955
1954
1953
1952 3'3 大阪で誕生

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超星艦隊セイザーX 戦え!星の戦士たち 2005
<A> <楽>
田部俊行(脚)
高橋良輔
進藤学
三浦涼介
松山まみ
伊阪達也
神崎詩織
井坂俊哉
赤星昇一郎
高田総統
★★★
物語 人物 演出 設定 思い入れ
T.R.Y. トライ 2002
<A> <楽>
成島出(脚)
織田裕二
黒木瞳
渡辺謙
邵兵
孫暢敏
楊若兮
ピーター・ホー
市原隼人
今井雅之
松岡俊介
金山一彦
松重豊
石橋蓮司
伊武雅刀
丹波哲郎
夏八木勲
★★☆
物語 人物 演出 設定 思い入れ
T.R.Y. <A> <楽>
井上尚登 (検索) <A> <楽>
走れ!イチロー 2001
<A> <楽>
丸山昇一
大森一樹(脚)
中村雅俊
浅野ゆう子
川口和久
浅田美代子
石原良純
木村佳乃
松田龍平
南野陽子
大谷みつほ
笹岡莉紗
加藤武
山本太郎
水川あさみ
奥山佳恵
仁科貴
柴咲コウ
寺脇康文
★★
物語 人物 演出 設定 思い入れ
走れ!タカハシ <A> <楽>
村上龍 (検索) <A> <楽>
 オリックスから大リーグへの華麗な転身を見せたスーパースター、イチロー。そんな彼の姿に憧れ、そのプレーに勇気づけられた人々の人生模様。
 まあ、何というか単なるオムニバスのホーム・ドラマ。ほとんどテレビドラマと変わりがない。確かに原作の「走れ!タカハシ」の高橋慶彦選手よりはイチローの方がメジャーなのは確かだけど、結局イチロー選手の登場シーンはどこからか引っ張ってきた映像だけってのは寂しい。ほんの一瞬で良いからそれぞれのキャラと接触を持つ事が出来たら(別段会話をする必要はない。後ろ姿とか、不意に振り向くとか、そう言う演出でも構わない)、随分変わったんだろうけど。
 暖かいホーム・ドラマだから、ほっとしたい時なんかには良いかも知れないけどね。
風を見た少年
<A> <楽>
篠原俊哉(アニメ監)
増田久雄
製作総指揮
佐藤東里
糟谷豊
小沢十光
空閑由美子
臼井正明
安崎康博(製)
成島出(脚)
安達祐実
前田亜季
戸田恵子
夏木マリ
あおい輝彦
原日出子
原田大二郎
つのだ☆ひろ
有川博
石田太郎
山谷初男
内藤剛志
緒方文興
田野恵
鈴木泰明
石川静
清川元夢
東美江
津田英三
坂井寿美江
松本大
むたあきこ
堀田智之
萩原えみこ
菊池銀次郎
大原さやか
石丸純
阿部光子
渡辺謙太
成田隆弘
増田敦
熱田秀男
今井耕二
山岸功
花輪英司
★★★
物語 人物 演出 設定 思い入れ
 新黄金龍帝国の独裁者ブラニックは大陸全土を制圧しようとしていた。物理学者のフリッツ博士はそのために働かされており、空中戦艦を造り出したが、帝国から逃げ出そうとした結果、殺されてしまった。その息子アモンは何とか逃げ出したものの、彼自身は未知の光エネルギーを操り、空を飛ぶことが出来た。大陸の様々な場所で出会いを繰り返しつつ、自分自身を見つけていく。だがそんな能力を軍事利用しようと帝国の魔の手がアモンに迫っていた…
 C=W=ニコルが初めて全文日本語で書いたという童話の映画化。
 オリジナルの小説は童話という体裁を取っていたものの、内容は著者の思想を受け、かなりハードなもので、かなり読み応えはあった。ただ、設定面が今ひとついい加減な部分があったという印象があり。日本で書かれたものではあっても、これがイギリス人の感性かな?と思っていたもの。
 それを映画化した本作は、その弱い設定部分がかなりしっかりとしており、内容的にも地に足が着いたものに仕上げられていてなかなか好感を持てる。
 ただ、オリジナル同様、対象年齢が分かりづらいのがちょっと問題かな?どことなく『天空の城ラピュタ』(1986)のコピーのように見えなくもないし。それがおそらく知名度の低さなんだろう。
製作年
製作会社
ジャンル
売り上げ
原作
風を見た少年 <A> <楽>
C・W・ニコル (検索) <A> <楽>
歴史地域
関連
allcinema Walker ぴあ IMDb CinemaScape
wiki キネ旬 eiga.com wiki(E) みんシネ
シュート! 1994
<A> <楽>
橋本以蔵(脚)
中居正広
木村拓哉
稲垣吾郎
森且行
草なぎ剛
香取慎吾
水野美紀
小高恵美
古尾谷雅人
ラモス瑠偉
武田修宏
藤吉信次
前田耕陽
堂本光一
堂本剛
野際陽子
物語 人物 演出 設定 思い入れ
シュート! <A> <楽>
大島司 (検索) <A> <楽>
ゴジラVSキングギドラ 1991
1991日本アカデミー特殊映像技術賞
<A> <楽>
大森一樹(脚)
中川安奈
豊原功補
小高恵美
原田貴和子
小林昭二
上田耕一
佐々木勝彦
チャック・ウィルソン
リチャード・バーガー
ロバート・スコット・フィールド
西岡徳馬
土屋嘉男
山村聡
時任三郎
矢追純一
ケント・ギルバート
ダニエル・カール
森末慎二
佐原健二
黒部進
物語 人物 演出 設定 思い入れ
シリーズ第18作(平成シリーズ第3作)
 東京上空に突如出現したUFOは23世紀の未来人のものであった。彼等はゴジラによって壊滅した未来の日本を救うべく、ゴジラを歴史から抹消する計画を立てていた。水爆実験によってゴジラが誕生したそれ以前にタイムワープし、ゴジラの元となった新種の恐竜を辺地へと転送させる。これによってゴジラは消滅したが、それと同時に巨大怪獣キングギドラが突如として出現し日本を蹂躙し始める。未来人の本当の目的に人類が気付き始めた矢先、辺地に飛ばされたはずの恐竜がゴジラとなって出現する。
 平成ゴジラシリーズは
本作品を以て怪獣プロレスになった。それが分かっていながらも、それでもゴジラ好きな私は酷評をものともせずに劇場に行き、げんなりした。
 丁度当時は
『ターミネーター』(1984)流行りで不死身のロボットをアニメとかではよく登場させていたが、ここでもチャック=ウィルソンがロボット役で登場する。それにしても、あの描写はもの凄い。全然ロボットっぽくないし、特にあの街を疾走するシーンは最早呆れを通り越し、笑いも出なかった。
 ストーリーに関しては
「平成ゴジラシリーズもの」だけで分かってしまうほどの酷さ。タイムパラドクスものは整合性が無茶苦茶難しいが、ストーリー性を重視し、それを敢えて無視した作りにはそれなりの敬意を払おう(細かく描写すると、それだけで話が終わってしまうし、本作はこども向きだ)。ゴジラザウルスを廃棄するのに何でよりによってベーリング海なのか?ソ連近くの水域を選んだこと自体でゴジラ復活は分かりそうなもんだろうに。いや、それ以前にキングギドラの登場はあまりにもご都合主義っぽくはないか?いや、意外性はあるか?
 一応この作品で誉めるべき所はある。ギドラが格好良い。元々三本首で吊り操作が必要なのだが、それが結構バラバラに動いていて、リアリティはなくとも良く動くもんだ。と感心は出来る。
 後、復活ゴジラを巨大化させたのは、製作上のやむを得ない変更点だろう。今までのサイズだと、街に較べて小さすぎるし。

 唯一それでも本作を評するべきは、ちょうどバブル時期にある日本は、過去の戦争を経て今の日本がある。と言うことを伝えようとしたということだろうか?戦争を経てのし上がり、遂には東京の街を睥睨する立場になった社長新藤が、真正面からゴジラと顔を合わせるシーンがある。この部分に、思いがこめられてる気はする。そして未来人に、日本のバブル景気はますます進み、世界中の嫌われ者になっている。と言うところに、この時代をちくっと刺す皮肉も込められてはいる。

 この作品はある意味平成ゴジラシリーズにとって最も大きい影響を与えた一本と言うことになるだろう。
ゴジラザウルスがたった一匹しかいなかったと言うことから、旧作ゴジラシリーズとの完全に決別を意味するし、更にキングギドラのオーバーテクノロジーは現代人に様々なロボットを作らせる要因となる(それにしては後の作品で設定上のアラが出まくるけど)。
ゴジラ映画音楽ヒストリア──1954 ― 2016(書籍)
ゴジラ映画音楽ヒストリア──1954 ― 2016(書籍)
ゴジラVSビオランテ
<A> <楽>
大森一樹(脚)
三田村邦彦
田中好子
高嶋政伸
峰岸徹
高橋幸治
小高恵美
金田龍之介
中田博久
上田耕一
佐々木勝彦
鈴木京香
豊原功補
相楽晴子
デーモン小暮
ハント敬士
沢口靖子
久我美子
永島敏行
★★★★
物語 人物 演出 設定 思い入れ
 ゴジラが三原山に没してから5年後、復活の兆しと思える現象が続いた。時を同じくして、核を無力化する「抗核バクテリア」の開発を勧める日本政府は、秘密裏に採取したゴジラ細胞を遺伝子工学の権威・白神(高橋幸治)に託す。一度は断る彼だったが愛娘・英理加(沢口靖子)の遺伝子が入ったバラを、細胞の生命力を利用して再生させようとこれを受諾した。まもなくゴジラが復活するが、芦ノ湖には巨大植物怪獣ビオランテが誕生していた!
 平成ゴジラシリーズの2作目。これまでゴジラシリーズは自社で養成した監督のみで撮らせていた東宝が、初めて松竹出身の大森一樹に監督を任せた作品。以降平成シリーズは大森監督が続いて撮影することになる。
 見事なほど最低作品目白押しの平成ゴジラにおいて、比較的まともな作品はこれだけだろう。本作は怪獣プロレスよりはむしろ人間ドラマの方に主体が置かれたので、あまりゴジラが目立たず、それがまともになった理由なのかも知れない。
 勿論平成シリーズではどの作品にも共通する設定上のアラは本作品にも健在。「抗核バクテリア」なる細菌の存在は凄い。これこそ究極の平和用兵器が出来るではないか!ただ、放射能物質を食うだけであれば、バクテリアの体内に放射性物質が移動するだけなので、放射線の量は全く変わらないと言う事実はどうなるのか…。それとも放射能の半減期を促進できるような生物なのか?そのような生物がこの地上にいたら、放射能年代特定は全く無意味になるなあ。
 この作品の売りだが、ここにはビオランテなる怪獣が登場する。これは薔薇×ゴジラ×沢口靖子の合成怪獣だが、沢口靖子もまさかこんな変身を遂げることになろうとは思っても見なかったことだろう。あの怪獣の中でもし人間の意識が最も強かったら、可哀想すぎる。
 一応この作品ではビオランテが善玉の役割を果たしているが、あんなぶっさいくな怪獣を一見してヒーローと見破れる奴はいないだろう。特に第2形態になってからは終始ゴジラを圧倒していたから(無数の触手で相手を串刺しにするなんて、普通悪役のやることだ)、あの戦いだけを見るなら、どう考えてもゴジラの方がヒーローにみえてしまう。そんなビオランテを応援している人たちの姿がたまらなく哀れ。
 尚、公開ぎりぎりまでビオランテのデザインは公表されず、報道管制とまで揶揄されたが、事実は本当にぎりぎりになるまでデザインが決まらなかったからだとか。なんと撮影が始まってようやく決まったとのこと。
 尚、本作の原案は公募された中から採用されたのだが、その原案を作ったのが小林晋一郎氏。かつて高校生の時分に「帰ってきたウルトラマン」で植物と動物の合成怪獣レオゴンの登場する34話「許されざる命」のシナリオを書いた人物である…同じネタかよ!又、ビオランテのデザインをしたのは西川伸司。現在は漫画家だが、当時は素人。素人つながりの映画だった訳だ。それを断行するんだから、東宝と大森監督はかなり冒険したもんだ。
製作年
製作会社
ジャンル
売り上げ
原作
書籍名 <A> <楽>
著者名 (検索) <A> <楽>
歴史地域
関連 シリーズ第17作(平成シリーズ第2作)
allcinema Walker ぴあ IMDb CinemaScape
wiki キネ旬 eiga.com wiki(E) みんシネ
トットチャンネル 1987
1987日本アカデミー新人俳優賞(高嶋政宏)
1987毎日映画コンクールスポニチ新人賞(高嶋政宏)
1987報知映画新人賞(高嶋政宏)
1987
ヨコハマ映画祭第3位
<A> <楽>
大森一樹(脚)
斉藤由貴
渡辺典子
高嶋政宏
網浜直子
村上里佳子
久野綾希子
三浦洋一
植木等
★★★
物語 人物 演出 設定 思い入れ
トットチャンネル <A> <楽>
黒柳徹子 (検索) <A> <楽>
トットてれび(テレビドラマ)
 1953年に本格放送が始まった最初のテレビ女優としてブラウン管に登場した黒柳徹子(斉藤由貴)の、笑いあり、涙ありのテレビ物語を描く作品。
 黒柳徹子の原作を、大森一樹監督で料理した作品。
 メディア世界は日進月歩で、次々に技術が導入されて新しい映像表現が登場していく。その過程の話だが(
『雨に唄えば』(1952)もその苦労話だ)、今まで映画とラジオしかなかったメディアがテレビとなる過程は、結構大変だったんだろうな。映画では使えないような女優を“売り”として使おうとするのは正しいことだろう。
 移行期の資料としても結構有用。最初の頃、いかに映画界からテレビが下に見られていたのかがよく分かった…
今や邦画はテレビの影響を受けすぎてるようにしか見えないけど、これが良いことなのか悪いことなのか…
 今でこそ大女優(?)というか、テレビではすっかりお馴染みとなった黒柳徹子だけど、やっぱり色々と苦労があったんだろうな。それにしても斉藤由貴のドジっぷりは、本当に天然じゃないの?と思わせるほど。見事なはまり役だったと思う。だけど、斉藤由貴はやっぱり斉藤由貴にしか見えないんだよな。どう見ても黒柳徹子じゃない。

 ただ、後で原作を読んだら、あの原作の割には今ひとつだったような。
すかんぴんウォーク 1984
1984日本アカデミー新人俳優賞(吉川晃司)
1984毎日映画コンクールスポニチ新人賞(吉川晃司)
1984ヨコハマ映画祭第10位
<A> <楽>
丸山昇一(脚)
吉川晃司
山田辰夫
田中邦衛
宍戸錠
鹿取容子
蟹江敬三
原田芳雄
平田満
赤座美代子
★★
物語 人物 演出 設定 思い入れ
 一旗揚げようと東京にやってきた民川裕司(吉川晃司)は、喫茶店で働きつつ同じ店で働く吉夫(山田辰夫)のアパートに転がり込んで自分の可能性を見つけようとしていた。喫茶店を首になった二人は、たまたまとあるバンドのメンバーの代わりにステージに立つ。
 80年代のアイドル映画の一本で、本作が吉川晃司の出世作となった。吉川本人が歌う主題歌「モニカ」もヒットと、吉川自身にとっても重要なフィルモグラフィとなった作品となる。ただ、そこそこのヒットをした割りにはソフト化に恵まれないのが難点だが。
 ちなみにこの手のアイドル映画を劇場で観ることはほとんど無いのだが、この作品だけは劇場で観た。理由は簡単で、本作があの『うる星やつら2 ビューティフル・ドリーマー』(1984)の併映だったから。あの時、私の住む地方ではもう一本
『超人ロック』とも併映で、3本立てだった。で、目的は『BD』一本だった私は一本観たらすぐ帰るつもりでいたのだけど、そのあまりの面白さに、もう一回観たくなり、結果として間に挟まるように2本の映画を観ることになった。
 当然のごとく、『BD』ほどの衝撃を受けることなく終わった訳だが。
 本作の物語を俯瞰してみるに、色々泥臭い演出もあるんだけど、物語は結局「俺ってやっぱり格好良いだろ!」という吉川晃司のオレサマ映画としてまとめられている。下積み時代の情けないシーンにしても「情けないオレ格好良い」と全身で主張してるかのよう。
 それが目的と言えば目的なのだが、よくこんな無茶な要求を大森監督は受けきったところは見事と言えよう。青春映画の第一人者として選ばれた監督としては、本作作るのは相当ストレス高かったんじゃないかな?監督のフィルモグラフィの一本としてはそれなりに重要な位置にあるんだが。
風の歌を聴け 1981
<A> <楽>
大森一樹(脚)
小林薫
真行寺君枝
坂田明
巻上公一
蕭淑美
阿藤海
黒木和雄
★★★
物語 人物 演出 設定 思い入れ
風の歌を聴け <A> <楽>
村上春樹 (検索) <A> <楽>
ヒポクラテスたち 1980
1980キネマ旬報日本映画第3位
1980報知映画主演男優賞(古尾谷雅人)
1980ヨコハマ映画祭主演男優賞(古尾谷雅人)、助演女優賞(伊東蘭)、
第6位
<A> <楽>
佐々木史朗
佐々木啓(製)
大森一樹(脚)
古尾谷雅人
伊藤蘭
光田昌弘
狩場勉
柄本明
西塚肇
真喜志きさ子
小倉一郎
阿藤海
内藤剛志
金子吉延
斉藤洋介
加納省吾
宮崎雄吾
池内琢磨
牟田悌三
草薙幸二郎
絵沢萠子
森本レオ
村上正次
角替和枝
高山千草
岩浅豊明
松田政男
田山力哉
草壁久四郎
鈴木清順
手塚治虫
軒上泊
原田芳雄
渡辺文雄
★★★★
物語 人物 演出 設定 思い入れ
 医師役として手塚治虫が出演している。
 元医大生だった監督が自らの経験を踏まえて作り上げる
 監督の実質デビュー作

 

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映画監督はこれだから楽しい わが心の自叙伝(2023) <A> <楽>
大森 一樹
 
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