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アダム・ウィンガード
Adam Wingard

Adam Wingard
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評価 年代 レビュー 書籍
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2024 ゴジラxコング 新たなる帝国 監督・製作総指揮
2023
2022
2021 ゴジラvsコング 監督
フィアー・ストリート Part 1: 1994 製作総指揮
2020
2019
2018
2017 Death Note/デスノート 監督
2016 ブレア・ウィッチ 監督・音楽
アウトキャスト(1st)
<A> <楽> 監督
2015
2014 ザ・ゲスト 監督
2013 V/H/S ネクストレベル 監督・出演
V/H/S シンドローム 監督・出演
2012 ABC・オブ・デス 監督
2011 サプライズ 監督
2010 ビューティフル・ダイ 監督
2009
2008
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2006
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レビュー

 

ゴジラxコング 新たなる帝国
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メアリー・ペアレント
アレックス・ガルシア
エリック・マクレオド
アダム・ウィンガード
ジェン・コンロイ
ジェイ・アシェンフェルター(製)
テリー・ロッシオ
サイモン・バレット
ジェレミー・スレイター(脚)

レベッカ・ホール
アイリーン・アンドリューズ
ダン・スティーヴンス
トラッパー
ブライアン・タイリー・ヘンリー
バーニー・ヘイズ
ケイリー・ホトル
ジア
アレックス・ファーンズ
ミケル
ファラ・チェン
イウィ女王
レイチェル・ハウス
ハンプトン
ロン・スミック
ハリス
シャンテル・ジェイミーソン
ジェイン
★★★
物語 人物 演出 設定 思い入れ
 ゴジラとコングとメカゴジラによる死闘から数年。ゴジラは怪獣王として地上の怪獣達を監視・抑制しており、コングは故郷である地下空洞で暮らしていた。しかし本来いるべき同族を見つけることが出来ず、コングは孤独を募らせていた。そんな折、コングと心を通わせることが出来る少女ジア(ホトル)は、地下からの不思議な波動を感じ、急いでコングの元へと行かねばならないと感じていた。更に地下に置かれた調査基地からの連絡が途絶えたことからモナークは調査隊を派遣することとなり、そこにジアとジアの保護者となったアイリーン(ホール)や異端の生物学者トラッパー(スティーヴンス)とジアらは地下へと向かう。そんな中、コングは地下世界に生じた亀裂の下にもう一つの世界がある事を知り、そこに降りていくのだが…

 『ゴジラvsコング』に続き同じウィンガード監督が作り上げたゴジラ対キングコングの夢の対決の続編。
 一作目が設定盛りだくさんで、まとまりが付かなくなってしまったのを反省してか、今回の物語はとてもシンプルになっていて、ストレートな戦いに終始してる。それが良いのかどうかはともかく、日本の昭和ゴジラっぽさが満点なので、とても楽しめた。
 設定にはいくつか新事実が分かった。本作は前作から完全に話を引き継いでいて、前作の時点では、地上波ゴジラの管轄で、地下世界はコングの管轄といった程度の認識で留まっていたが、何故ゴジラとコングは敵対するのかもちゃんと説明が付けられている。実はゴジラは大昔に地下世界から地上へと侵攻してきたコングの一族と死闘を繰り広げ、なんとかコングの一族を地下に封印したという過去の事実があったため、地下の生物が地上に出た時点で叩き潰すという思いに凝り固まっているということで、ちゃんと納得がいく説明がされていた。
 更に地下の世界はコングの仲間がいるはずなのに誰もいなかったのは、実はコングが今いるところは地下世界の中でも表層世界で、本当の世界はその下にあったという事実も明らかになった。

 ただ、この設定が明らかになったが、その後は新しい怪獣とコングの同族の悪者が出てきて、もうボコボコの殴り合いだけで終わってしまう。それは爽快ではあるものの、手を変え品を変えて殴ってるのをただ眺めてるだけというだけで、結構退屈だったりもする。最も盛り上がるはずの地下での戦いも、既に流れていた予告編のインパクトが強すぎて、そのシーン以外は全然盛り上がらない。
 観ていてこれだけ空虚感を感じる作品も珍しいくらいだが、でもこれでこのシリーズもこの路線で続くならそれでも良いだろう。これはこれで充分楽しいし。地下世界も階層があるので、下に行くほど強い怪獣が出てくるとかいうパターンも使えるので、まだまだ続きも作れそうだ。

 本作出る半年前に公開された『ゴジラ-1.0』(2023)がアカデミー賞でも評価されたお陰で、本作投入時にもまだ公開している映画館があって、日米ゴジラを同時に観られるというこれまでに無かった贅沢を感じられたのは良かった。
製作年 2024
製作会社
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原作
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キーワード
ゴジラvsコング
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メアリー・ペアレント
アレックス・ガルシア
エリック・マクレオド
トーマス・タル
ジョン・ジャシュニ
ブライアン・ロジャーズ
ジェイ・アシェンフェルター
ハーバート・W・ゲインズ
ダン・リン
ロイ・リー
坂野義光
奥平謙二(製)
エリック・ピアソン
マックス・ボレンスタイン(脚)
アレキサンダー・スカルスガルド
ミリー・ボビー・ブラウン
レベッカ・ホール
ブライアン・タイリー・ヘンリー
小栗旬
エイサ・ゴンサレス
ジュリアン・デニソン
ケイリー・ホトル
ランス・レディック
カイル・チャンドラー
デミアン・ビチル
ハキーム・ケイ=カジーム
ロニー・チェン
ジョン・ピルチェロ
クリス・チョーク
★★★★
物語 人物 演出 設定 思い入れ
 2024年。古文書を分析した研究機関モナークは地球の内部に地下空洞があることと、コングとゴジラは戦う宿命にある事を発見した。そこで髑髏島に基地を設置してコングをその中に閉じ込めてゴジラと接触を防ごうとするが、コングが暴れたために収容失敗。そこで地下空洞にコングを連れていくことを決定する。一方、鳴りを潜めていたゴジラは突如アメリカに上陸。エイベックス・サイバネティック社を襲った後、太平洋を移送中のコングの存在を察知してコングの元へと向かう。

 レジェンダリーによるモンスターバースシリーズでも肝となるのはキングコングとゴジラの二大怪獣の絡みである。それぞれ独自にシリーズ化しているが、やがてはこの二大怪獣を戦わせることは最初からの予定に組み込まれていた。
 そしていよいよ2021年になって、二大怪獣のぶつかり合いがついに映画化された。
 怪獣好きにとっては夢の対決である。
 尤もこれは実に50年前に本田猪四郎監督によって『キングコング対ゴジラ』(1962)として映画化しており、更にこの作品の完成度も高いため、「今更やらんでも」という消極的な気持ちもないではないのだが、やっぱり公開されると気持ちが高ぶる。
 新型コロナウイルス蔓延のために公開も遅れてしまったが、幸いなことにSNSでネタバレもなく、ほぼまっさらな気持ちで観ることが出来たのはありがたい(それでもいくつか漏れ聞こえてはいたが)。

 この作品を一言で言えば、「サービス過剰」だった。ゴジラ側の前作である『ゴジラ キング・オブ・モンスターズ』(2019)も相当なサービス過剰ぶりだったが、それに輪を掛けたサービスぶり。ただしちょっと方向性は違う。『KOM』のサービスは怪獣同士のぶつかり合いがたっぷり観られることがサービスだったが、こちらは設定的に盛りすぎ。
 とりあえずメインのゴジラとコングの戦いを後回しにして、人間ドラマと設定の方をまずは考えてみよう。
 この作品には人間側に三つのドラマが用意されている。

 一つ目には髑髏島でコングの保護活動を行っているアイリーンと、手話を介してコングと意思疎通が出来る少女ジア、そして地図製作者のネイサン、エイベックス社のマイアからなる地下探検隊。
 『キングコング:髑髏島の巨神』(2017)において地球空洞説が提唱され、そこから怪獣がやってくるとされ、ここの冒険がまずあるが、パターン的には『ロスト・ワールド』(1925)から連綿と続く一連の探検シリーズだが、モナークとエイベックス社の思惑が錯綜する陰謀とかもあって見応えはある。ぱっと思った感じは『緯度0大作戦』(1969)観てる気分。これが結構壮大な物語で、これだけで充分一本分の映画に出来るくらいの物語性がある。

 二つ目に陰謀論者バーニーに引きずられるようにエイベックス社に証拠を掴みに行くミリーとジョシュの高校生コンビの物語。アメリカにある工場に入ったら、いつの間にか上海まで行ってしまってメカゴジラを目撃、そのままゴジラとコングの戦いに巻き込まれてしまう。これは純粋なジュブナイルもので、まさに王道の特撮物語。観ていて『ガメラ対大悪獣ギロン』(1969)思い出してしまった。ゴジラ対コングの戦いあってのことではあるが、これも一本分の映画として充分に観られる分量の物語がある。

 そしてもう一つ。前作『KOM』でゴジラのために命を捧げた芹沢の関係者とおぼしき芹沢蓮の物語がある。ゴジラに観も心も捧げてしまった父を見て一体何を考えたのか。そして何故そのゴジラを滅ぼそうという考えに至ったのか。この物語を深めれば『ガメラ3 邪神<イリス>覚醒』(1999)にもなるし、『ゴジラ×メカゴジラ』(2002)にもなる強度を持った物語だった。

 ゴジラとコングの戦いがあってという前提はあるが、これら三つの物語はどれも一本分の映画を作れるだけの内容を持っている。これをまんま映画にしてしまったらとっちらかってしまって中心がぶれる。だから本来相当細やかにペース配分しなければならない。怪獣の戦いというド派手なメインストーリーがあるのだから、できるだけ繊細に考えるべきものである
 しかし、この作品ではそれは全く配慮されてなかったようである。なんせ三つの物語がそれぞれ関係なく全開で作られてしまったから。正確に言えば三つ目の物語が脇に避けられて、残り二つの物語が好き放題に作られていた。
 お陰で人間パートのストーリーが厚い割にとっちらかってしまった。三つの物語を一つにすればもう少しすっきりさせられたはずだった。それに三つ目の芹沢息子の話を端折ったため、ラストの伏線が弱かったのが残念だった。ここはもう少しだけ丁寧にやって欲しかった。

 しかしそんなマイナス要素があっても、それ以上に良かったのがゴジラ対コングの戦いで、これはとても充実していた。
 このタイプの作品で必要なのは、何故この二大怪獣が戦わなければならないのかという理由付けである。
 これが実は結構面倒くさい。ゴジラは地球の守護神で、人類に対してもどっちかというと守る立場を取っている。一方コングは地下空洞と地上の通路を塞ぐためにいる。この立場から、どちらも戦う意味が薄い。更に二体とも知性が高い存在となっているため、ますます戦う意味がない。
 ではこの二体が何故戦わなければならなかったのか。そこに画期的な言葉が出てきた。それは「宿命」である。ゴジラとコングは戦うべくして存在するのだから、戦うのは避けられないのである。
 なんと頭の悪い設定だろう。しかし一方では、「宿命か。ならば仕方がないな」という妙な納得も出来てしまう不思議な言葉でもある。少なくてもたった一言「宿命」と言っただけで戦う意味が出来てしまった。ここまで単純化したのは意外だが、「こんなんでいいんだよな」と妙な納得感もあった。実際人間の感覚で理解出来ないものは理由もなくぶつかるでも充分成り立つのだ。
 それにこれくらい単純だから二大怪獣のぶつかり合いも忖度なしに殺し合って良い。戦うのに複雑な理由があったらどうしても手加減が生じるが、殺し合う宿命なのだから、戦わざるを得ないのだから。
 この二体の戦いも結構見栄えがある。巨大人型で身体能力も極端に高いが、哺乳動物特有の弱点も持つコングに対し、呼吸を必要とせず、あらゆる場所に現れ、更に放射熱線まで吐くゴジラ。明らかに基本スペックに差があって、単なるぶつかり合いだと絶対的にゴジラの方が有利。基本的にこの二体のぶつかり合いだと終始ゴジラの方が優勢になる。それを全く衒いもなしで描いた辺り、監督のきちんとした意思を感じる。
 それで身体能力的には圧倒的に不利なコングがいかにしてゴジラと戦うのかと言うパートにかなり時間を使って、納得させるまでコングをパワーアップさせて第二戦。しかしそこでも良いところまでいっても、やはりコングが敗北。
 実力差で決して対等でない二人の関係がちゃんと描かれてるのは好感度が高い。
 結局第三勢力であるメカゴジラが入り込むことでゴジラとコングが協力することになってしまったのだが、そこは痛し痒し。気持ち的には盛り上がるのだが、折角の二体の戦いに水を差された気になってしまい、ちょっと中途半端かな。
 ラストまでの展開は日本の戦隊もののVS作品っぽくなってしまった。監督もその辺心得ているのか、本当にそれっぽく作られているため、ちょっと安っぽくなってしまったか?
 そこがちょいマイナスだったが、ここで戦いが終わった訳でなく、続編がある事で、以降に期待かな?

 あと、ウィンガード監督には是非『パワーレンジャー』(2017)の続編かリブート作って欲しい。
製作年 2021
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