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チャールズ・チャップリン
Charles Chaplin

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鑑賞本数 33 合計点 122.5 平均点 3.71
allcinema Walker ぴあ IMDb CinemaScape
wiki キネ旬 eiga.com wiki(E) みんシネ
書籍
_(書籍)
1977 12'25 死去
1976 放浪紳士チャーリー 音楽・出演
1975
1974
1973
1972 チャップリンのアート・オブ・コメディ 監督・脚本・出演
シネ・ブラボー! 第1部 最初の最初の映画・第2部 スリルと笑いの日々 出演
1971
1970
1969
1968 喜劇王チャップリン 出演
1967 伯爵夫人 監督・脚本・音楽・出演
1966
1965
1964
1963
1962 喜劇の大将 出演
1961
1960 喜劇の王様たち 出演
1959
1958
1957 チャップリンのニューヨークの王様 監督・製作・脚本・音楽・出演
1956
1955
1954
1953
1952 ライムライト 監督・製作・脚本・音楽・出演
1951
1950
1949
1948
1947 チャップリンの殺人狂時代 監督・製作・原作・脚本・音楽・出演
1946
1945
1944
1943
1942
1941
1940 チャップリンの独裁者 監督・製作・脚本・出演
1939
1938
1937
1936 モダン・タイムス 監督・製作・原作・脚本・音楽・出演
1935
1934
1933
1932
1931 街の灯 監督・製作・脚本・作曲・出演
1930
1929
1928 サーカス 監督・製作・脚本・出演
1927
1926
1925 チャップリンの黄金狂時代 監督・製作・脚本・音楽・出演
1924
1923 巴里の女性 監督・製作・脚本・出演
偽牧師 監督・出演
1922 チャップリンの給料日 監督・原作・出演
1921 チャップリンのゴルフ狂時代 監督・脚本・出演
キッド 監督・製作・脚本・出演
1920
1919 一日の行楽 監督・出演
サニーサイド 監督・脚本・出演
1918 担え銃 監督・出演
三つどもえ事件 監督・出演
犬の生活 監督・出演
1917 チャップリンの勇敢 監督・脚本・出演
チャップリンの霊泉 監督・出演
チャップリンの移民 監督・脚本・出演
チャップリンの冒険 監督・出演
1916 チャップリンの改心 監督・出演
チャップリンのエスカレーター 監督・出演
午前1時 監督・出演
チャップリンの消防士 監督・脚本・出演
チャップリンのスケート 監督・脚本・出演
チャップリンの番頭 監督・脚本・出演
チャップリンの放浪者 監督・出演
チャップリンの舞台裏 監督・出演
チャップリンの伯爵 監督・出演
チャップリンの泥棒騒ぎ 監督・出演
チャップリンのエスカレーター 監督・脚本・出演
1915 チャップリンの船乗り生活 監督・脚本・出演
チャップリンの女装 監督・脚本・出演
チャップリンの寄席見物 監督・脚本・出演
チャップリンの駆落 監督・脚本・出演
チャップリンの役者 監督・脚本・出演
チャップリンの拳闘 監督・脚本・出演
アルコール先生海水浴の巻 監督・脚本・出演
珍カルメン 監督・脚本・出演
チャップリンの掃除夫 監督・出演
チャップリンの失恋 監督・脚本・出演
1914 男か女か(仮面者) 監督・脚本・出演
髭のあと 監督・出演
チャップリンとパン屋 監督・出演
チャップリンの活動狂 出演
成功争ひ(生活法) 出演
醜女の深情け 出演
1913
1912
1911
1910
1909
1908
1907
1906
1905
1904
1903
1902
1901
1889 4'16 ロンドンで誕生

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タイトル
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物語 人物 演出 設定 思い入れ

 

伯爵夫人 1967

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マーロン・ブランド
ソフィア・ローレン
ティッピー・ヘドレン
シドニー・チャップリン
パトリック・カーギル
マーガレット・ラザフォード
ジェラルディン・チャップリン
マイケル・メドウィン
ビル・ネイギイ
ジョセフィン・チャップリン
チャールズ・チャップリン
★★★
物語 人物 演出 設定 思い入れ
チャップリンのニューヨークの王様 1957

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チャールズ・チャップリン(脚)
チャールズ・チャップリン
ドーン・アダムス
マイケル・チャップリン
オリヴァー・ジョンストン
マキシン・オードリー
ハリー・グリーン
フィル・ブラウン
★★★★
物語 人物 演出 設定 思い入れ
 ヨーロッパの小国エストヴィアの王様シャドフ(チャップリン)は革命によって国を追われてしまい、アメリカに亡命してきた。しかし自由のはずのアメリカが何とも住みにくい国であることに気づく。カルチャーショックを受ける王様だったが、物珍しさと、テレビの普及によって一躍王様は国民の人気者となっていく。だが、ある日学校を訪れた王様と知り合った少年ルパートによって、王様の運命も変えられていくのだった。
 アメリカを追われたチャップリンが故郷イギリスで『ライムライト』に続いて製作および監督した作品。
 イギリス出身の大道芸人であったチャップリンは希望を持ってアメリカに行き、そこで自らの才能を開花させて「映画の神様」とまで称されるに至った。だが、その虚しさをチャップリンは本当によく分かっていたらしい。今歓呼の手を振っている聴衆が、一瞬後には自分自身に対する告発者になる。しかしたとえそうであったとしても、映画は大衆のものであり、社会に対する挑戦である。という一貫した主張を持ち続けた。彼の作品は大笑いするよりも、どこかシニカルさがある笑いを楽しむものであり、そのシニカルさを忘れなかったが故にコメディの王様であり続けたのだ
(同時期に同じくコメディを追求したキートンとはこの点で大きく異なっていると思う)。チャップリンの作品には常に“自由であること”という命題がついて回っていた。
 “自由であること”とは、チャップリンの常に変わらない格好によってもよく分かるだろう。あの格好は自由であり続けることを求めるチャップリン自身の思いが具現化した形でもあったのだから。劇中では、あの格好故に社会にはなかなか受け入れられない。しかし、あの格好をすることによって、自分は世間には媚びない。と言う主張がそこにはあり、自由である浮浪者が世間の常識とぶつかり合うことが映画の面白さになっていた。
 故にこそ、その“自由”を奪う社会をチャップリンは徹底的に攻撃した。アメリカ時代のチャップリンの後半の作品の多くはストレートに社会に対する批判になっている。
 最も有名なのは『チャップリンの独裁者』で、これによってファシズムを批判したが、映画の最後で演説した内容が共産主義的であるとされ、これが後の赤狩りに目を付けられるきっかけを作ってしまった。今『独裁者』を観るなら、あれは人間が人間によって抑圧される事は悲しむべき事である。という主張に他ならないのだが、マッカーシズム溢れる当時はそう見られなかったと言うわけだ
(実質的には『チャップリンの殺人狂時代』が直接の原因となるが)
 どれほど有名になろうと、ヒーローになろうと、結局は
「国を愛する心がない」とされ、国外追放になってしまった。
 そこで、アメリカの今に怒りを込めて主張したのが本作。『独裁者』のファシズムへの非難をここではマッカーシズムに転換している。
 ただ、ここでのチャップリンの演技は
やや精彩に欠けるのも事実。前作『ライムライト』で自身の演技の総決算をしてしまったからか、それとも怒りが直接的すぎたか、あるいはヒロインなしの脚本は無理があったのか(?)、かなり苦しい物語展開となってるし、マッカーシズムに対する攻撃もストレートに過ぎ、ちょっと鼻につく。終わり方も中途半端という感じだし…物語そのものもいくつかの小ネタはともかく、ほっとさせてくれるところがない。
 意気は高かったのだろうが、思いが空回りしすぎたかな?
 ただし、この設定に関しては文句なく素晴らしい。特に現代のアメリカという国は…
実はチャップリンが危惧した通りのものになってしまっているという、その先見性は評価しすぎるという事はない。
 アフガン戦争からこっち、この映画を観てからアメリカを考えると、それだけでため息をつきたくなってくる。やはり時代を捉えることにかけて、チャップリンは間違いなく最高の識者だった。
ライムライト
Limelight
1972アカデミー作曲賞

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チャールズ・チャップリン(製)
チャールズ・チャップリン(脚)
チャールズ・チャップリン
クレア・ブルーム
バスター・キートン
シドニー・チャップリン
ジェラルディン・チャップリン
エドナ・パーヴィアンス
★★★★★
物語 人物 演出 設定 思い入れ
「意味を求めたってはじまらないよ。人生は欲望だ、意味など、どうでもいい。すべての生き物の目的は欲望なのだ。それぞれ欲望があるから、バラはバラらしく花を咲かせたがるし、岩はいつまでも岩らしくありたいと思ってがんばっているんだ。人生は恐れなければ、とても素晴らしいものなんだよ。人生に必要なもの。それは勇気と想像力、そして少しのお金だ。」
 人生への絶望から自殺を図った踊り子テリー(ブルーム)を救った老喜劇役者カルベロ(チャップリン)は、愛に溢れた笑顔をもって彼女を元気づけた。今の彼には、かつての栄光はなく、生活も楽ではなかったが、何故かこの少女を見捨てることはしのびなかったのだ。彼女の回復を祈るカルベロはそれまで気乗りしなかった舞台にも立つ決心をするが……。
 ハリウッドを追われたチャップリンが故国であるイギリスで作った作品。製作、主演、脚本、監督、音楽の全てを手がける、まさしくチャップリンの集大成と言っても良い作品。ただし、これまでのパントマイムではなく、チャップリン自身も普通の姿で、しかも音声付きというもの。
 いつもの山高帽にステッキ、ドタ靴の姿に慣れている分、非常に違和感を感じるし、やはり喋るとどうしても違和感を感じてしまうのだが、それでもやはりチャップリンはチャップリン。見事な演技を魅せてくれる。当時年齢は60を越えていたそうだが、とてもそうは思えない演技力。この作品でカルベロはよく夢を見るが、最初の夢で、必死になってコメディをやり終え、客席を見たら誰もいなかった。と言うシーンがある。芸人にとってこれこそまさしく悪夢だろう。その時のチャップリンの複雑な表情がなんと言っても凄い。
 ストーリーはかなりベタではあったが、逆に
チャップリンだからこそ、それが許されるのかも知れない。中盤のペーソス溢れる物語はちょっと見ていて辛かったが、ラストの芸人魂は泣けた。特にラスト、ライムライトの青い光の中で踊るテリーを見つめながら息絶えるシーンは、芸道に生き、そこで死ぬという思いをかいま見せてくれる。特にラストの芸人魂は涙を誘われる。芸に生きる人間は、自分の死をも芸にしてしまうし、それが本望。ここまで来ると最早まともな感性とは言えないのだが、その極端さこそが涙を誘うのだ。この作品こそがチャップリン映画の集大成。と言われるのも頷ける。
 キャラクターを見る限り、やはりいつもの格好とは違うチャップリンの姿は痛々しいほどの思いが詰まっているようで、それだけで泣けてくる。チャップリン自身がロンドンの舞台で発掘したと言うテリー役のクレア・ブルームの若々しさとの対比が素晴らしい。それと実は本作はチャップリンとバスター・キートンとの唯一の競演作なのだが、ピアニストに扮するキートンとの掛け合いで、チャップリンがキートンをどついて腹にケリをかますのを見せられると結構複雑な気分になるのだが、
それも狙ってのことか?(笑)
 それにこの作品はカメラ・ワークが実に面白い。舞台の直上から舞台裏を映したり、合成を用いたりして結構凝った作りになっている。
映画の進歩に合わせ、チャップリンも映画の手法をどんどん変えていったことがよく分かる。
 これだけの思いを込めて作られたチャップリンの最後の作品だが、赤狩りによってアメリカを追われたチャップリンに対するアメリカの映画界の反応は冷たく、
チャップリン自身が創設者の一人であるはずのユナイテッド・アーティスツは1971年までアメリカでの公開を差し止めていたという(作曲賞でのオスカーが1972年になっているのはそのため)結局先行してイギリスで本作は公開されたが、プレビューのために渡英中、裁判でチャップリンの国外追放が決まってしまう。本作がアメリカで認められるまでにはそこまで時間がかかったと言うこと。
 ところでカルベロのモデルはチャップリンの父親だそうだが、丁度この作品を作っていた時期はチャップリンが“アカ”呼ばわりされて非米活動委員会の追求、議会の国外追放提案やマスコミの攻撃などを浴びた時期に当たる。これはまさしくチャップリン自身の心境そのものを示しているのだろう。その寂しさ、人恋しさが溢れているような作りになってる。
 ちなみに本作でアルドリッチ監督が助監督として初クレジットされている。
製作年 1952
製作会社 RKO
ジャンル コメディ(人情)
売り上げ $
原作
歴史・地域
関連
allcinema Walker ぴあ IMDb CinemaScape
wiki キネ旬 eiga.com wiki(E) みんシネ
チャップリンの 殺人狂時代
Monsieur Verdoux
1947アカデミー脚本賞(チャップリン)
1952ブルーリボン外国作品賞

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チャールズ・チャップリン(製)
チャールズ・チャップリン(脚)
チャールズ・チャップリン
マーシャ・レイ
マリリン・ナッシュ
イソベル・エルソム
アーヴィング・ベーコン
ウィリアム・フローリイ
エドナ・パーヴィアンス
★★★★☆
物語 人物 演出 設定 思い入れ
「一人殺せば犯罪者だが、100万人殺せば英雄か」
 パリに住む老紳士アンリ=ヴェルドゥ(チャップリン)は35年もの間、まじめな銀行員だったが、彼には裏の顔があった。何かと物入りな家庭を守るため、フランス各地で商人の振りをして金持ちの未亡人に近づいて結婚し、結婚した女性を次々と殺して遺産をせしめていたのだ。
 チャップリンが作り上げた、現代版の“青ひげ”。これは実在したフランスの連続殺人鬼アンリ=デジレ=ランドリュの話
(そこでは6人の妻を殺し、その遺産を次々と自分のものにしていった伝説の人物だが、その実像は実直な紳士だったという)、当初オーソン・ウェルズも自分のための映画としてこの企画を企てていたが、競合の結果、チャップリンが5000ドルで買い取って自らの手でシナリオを構成した作品(ウェルズは原案でクレジットされており、彼にも2万5千ドルが支払われた)。当時のチャップリン作品にしては珍しく製作資金も、制作期間も短かったが、チャップリン本人もこの出来には満足だったらしく、後に「私が作った中で最も出来が良い映画」と言っているほど。
 第2次世界大戦が始まる直前の1939年に製作が開始された『チャップリンの独裁者』が何かと物議を醸したが、
それにまさる衝撃を映画界に与えた問題作。それまでのコメディ路線で見られた社会批判色をより強めた作品だが、共産主義のプロパガンダだと反発された。この作品を世に出したことにより、非米活動委員会に目をつけられ、結果的にこれから30年もの間、アメリカに戻れなくなってしまう事になる。
 今の私たちの目からすれば、単なる風刺の効きすぎたブラック・コメディで済んでしまう作品だが、これは
当時の状況を考える必要がある。当時のアメリカはヨーロッパと極東における「正義の戦争」であった第2次世界大戦の勝利に酔い、そして新たに「敵」として共産主義を視野に捉えていた時代である。時代の流れは非米活動委員会を生み出し、「赤」とされた人物には容赦ない処罰が行われるようになる。アメリカ版“魔女狩り”とも呼べる時代に突入していった、そんな時に上映された作品なのだ。自分たちが正義であると思っていたアメリカ人の心をまるで逆なでするような作品だった。これもその時代の背景を考えることなしに分からない映画だ(この辺の時代は『マジェスティック』(2001)で描かれている)
 それをチャップリンは分かっていたのだろうか?もし分かってなかったとすれば、不幸だった。で済むが、もし確信犯的にこれを制作したと言うのならば、まさに自分の役者生命そのものを賭けた警鐘であったと考えられる。チャップリンに関しては確実に後者だろう。彼は大衆の嗜好を嗅ぎ取ることについては紛れもない天才だったのだから。しかも『チャップリンの独裁者』においてヒトラーの危険性にいち早く気づいたチャップリンだった。そんな彼がアメリカ、ひいては世界の危機に敏感でなかったはずはあるまい。
 それだけに当時のアメリカに問うには、本作はあまりにも危険な作品だった。事実当時本作は問題作とされてしまい、各地の劇場でも非難と上映ボイコットが相次ぎ、非米活動委員会が出頭を求め、チャップリンは反国家分子の烙印を押され、五年後の
1952年にとうとうアメリカを去ることになってしまう
 アメリカの国策に反対するものとして、チャップリンはコミュニストと断定されてしまった訳だが、果たしてチャップリンは共産主義者だったのか?そう考えてみると、やはり違うと私は思う。国際政治的なバランス感覚には非常に優れていたチャップリンも私生活はかなり乱れていたし、金儲けすること自体を悪いと思ってる節も感じられない。非米活動委員会がやり玉に挙げたラストの台詞
「一人殺せば犯罪者だが、100万人殺せば英雄か」と言う言葉は元々「人を一人殺せば人殺しであるが、数千人殺せば英雄である」と言うポーテューズの言葉の引用だが、それまでにもドイツのアイヒマンは「百人の死は悲劇だが百万人の死は統計だ」と言ってるし、粛清の嵐が吹き荒れていた当時の中国やソ連に対する皮肉にだってなり得る。ソ連のスターリン自身も「ひとりの死は悲劇であるが、万人の死は統計でしかない」などと言う言葉を残してるくらいだ。ファシズムにもコミュニズムにも通じるこの言葉を敢えて使うことで、あくまでチャップリンはエンターテイナーとして、その中で世界に正義というものの恐ろしさを語ろうとしていただけではなかろうか。

 ここに登場するチャップリン演じるヴェルドゥの心理というのはなかなか興味深い。彼の心には殺人を禁忌とする感覚がない。一方、人を慈しむ心というのが同時に心にある
(町で拾った娘にテストとして毒を盛ろうとして、それを中止するシーンや、自分が殺した未亡人が荼毘に付されている時に、虫を踏みつぶすのを躊躇するシーンなんかに良く現れている)。常識で考えるのならば、それが両立することはあり得ないはずなのだが、そう言う心理が両立する人もいるらしい(近年では『羊たちの沈黙』(1990)でのレクター博士が顕著)。心のどこかに欠落があるのか、あるいは全く別な意味があるのか、非常に興味深いところである。あるいは今の家庭に行き詰まりを感じたから、別人格を作り上げて新しい家庭を作り、それですっきりしたら、別人格の方を消してしまうために殺人を犯し続けたのかも知れない。勝手な想像だが

 それで作品としての本作の内容だが、取り上げる内容が内容だけに、確かに純粋なるコメディとして楽しむには躊躇を覚える。笑うにはちょっとブラック過ぎる。どうしても笑っちゃいけないような決まりの悪さを感じ続けた。最初から最後まで違和感を内包したまま終わってしまったと言うべきか…少なくとも『チャップリンの独裁者』では笑いの方向性に心が傾いたのに、こちらではそこまでいかなかった。私自身の感性の問題かもしれない。
製作年 1947
製作会社 チャールズ・チャップリン・プロ
ジャンル コメディ(風刺)、犯罪(サイコキラー)
売り上げ $64,636
原作
歴史・地域
関連
allcinema Walker ぴあ IMDb CinemaScape
wiki キネ旬 eiga.com wiki(E) みんシネ
チャップリンの独裁者
The Great Dictator
1940米アカデミー作品賞、主演男優賞(チャップリン)、助演男優賞(オーキー)、脚本賞(チャップリン)、作曲賞
1940NY批評家協会男優賞(チャップリン)
1997アメリカ国立フィルム登録簿登録

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チャールズ・チャップリン(製)
チャールズ・チャップリン(脚)
チャールズ・チャップリン
ジャック・オーキー
ポーレット・ゴダード
チェスター・コンクリン
★★★★★
物語 人物 演出 設定 思い入れ
 第1次大戦末期。1兵卒として戦線で奮闘していたトメニア国のユダヤ人の床屋チャーリー(チャップリン)は飛行機の故障で不時着したトメニアの空軍将校シュルツ(レジナルド・ガーディナー)を救う。数年後、戦争に敗れ混乱状態のトメニアで1人の独裁者が頭角を現す。アデノイド=ヒンケル(チャップリン2役)というこの男は金髪碧眼のアリアン民族による世界統一を目指し国内のユダヤ人狩りを始めた。一方、戦争後遺症で入院していた床屋は数年ぶりにゲットーに戻ってきた。ヒンケルの精鋭突撃隊がトメニアのユダヤ人街に向かう。しかもその司令官をとは、あのシュルツであった。恋人のハンナ(ゴダート)を救うため敢然と立ち向かうチャーリーと仲間達だったが…
 この作品を初めて観たのは、私の家にビデオが設置されてすぐのこと。当時スタローンやジャッキーを初めとするアクション映画真っ盛りで、私もそう言う流れで映画を観ていた。誰だかから
「これは観ておいた方が良い」と言われたかして、何となくビデオで鑑賞。
 チャップリンは喜劇王と言われるだけあって、当時でもNHKあたりで多く放映されており、子供の頃から親しんでいたのだが、これはちょっと毛色が違った。
 
チャップリンが山高帽とドタ靴を脱いでいる!しかも更に特徴は、この作品、声が出ている!
 そりゃ今では当たり前だけど、まさかあのチャップリンが?
 尤もそれが最初に驚いただけでそれからはいつも通りのドタバタが続く。ただその後で出てきたヒンケル役のチャップリンのキレぶりが面白かった。ヒトラーを風刺してるんだけど、なかなか上手いじゃないか。最後の演説は説教臭いけど、やっぱチャップリンって、いい人だったんだな。
 記憶によれば、
こんなところが当時の感想だったと思う。良い作品ではあるけど、衝撃を与えたって程ではなかった。
 その後、何年か経ってから、自分がいかにガキだったか。そのことを知ることになる。偶然読んだ映画の本でこの作品について書かれていたのを読んでいたら、これが作られた年について書かれていた。
この映画公開こそ1940年だが、実はこれ1939年の半ばに製作開始されていたそうだ。奇しくもヒトラーがポーランド侵攻を始める前に…
 第一次世界大戦が終わった後、ドイツは貧困に喘いでいた。かつての栄光のドイツ帝国は見る影もなく、敗戦国として何もかも持って行かれてしまっていた。アジアに持っていた植民地は他のヨーロッパの列強(及びソ連と日本)に割譲され、しかもフランスに対して莫大な賠償金を払わねばならず、インフレは天井知らずに上がっていた時代だった。
 そんなドイツに対し、先進国で唯一理解を示していた国があった。他でもないアメリカである。
アメリカはドイツに対し、陰ながら援助を行い、又国際的な会議の際には公然とドイツを擁護し、本来払うべき賠償金だってアメリカのお陰で何とかチャラにしてもらった位だ。アメリカとしてはヨーロッパ市場における自国製品の拡大網をドイツから延ばそうという考えだったし、当時のモンロー主義のため、戦争を介してヨーロッパに干渉できないアメリカとしては、何とかヨーロッパは平和であって欲しかったわけである。
 その意味で、ナチスはアメリカでは結構好意的に受け入れられた。ドイツが共産主義国化するよりは遙かにまし。と言うことだ。ヒトラーの演説は国内をまとめるに役に立ち、そしてドイツが立ち直ればアメリカも儲かる。
 実はこれ、ドイツがポーランド侵攻をする、その直前までアメリカでの大多数の人間が思うナチスの姿だったのだ。アメリカはヨーロッパとはあまりに離れていた。
戦争を防止すべく、ナチスの台頭を喜んでいたのに、その当のナチスが戦争を仕掛けるとは思ってもいなかったのだから
 そしてその直後、アメリカではナチスの評価はマイナスに転じる。
「自由を脅かすファシズム」と言うわけだ。これが今の定説になり、あたかも昔からアメリカは自由のため、ファシズムに反対しているような風に考えるかもしれないが、言っておく。これはドイツが戦争を始めた後の話で、それ以前はアメリカはドイツ、就中ヒトラーに好意的だったのだ。
 つまり、チャップリンがこの映画を作ったときの国内情勢は、ヒトラーが一種のヒーローとして認識されていた、その時代だった訳だ。まさしくチャップリンにとって、強い逆風が吹く中で作らねばならない映画だった。それだけにこの映画を完成させるためにチャップリンが払った努力を考えると並々ならぬものだっただろう。この映画の製作に渋るプロデューサーの意向を受け、本人はやりたくなかったと言う、山高帽とドタ靴スタイルを捨て、トーキーまで取り入れたのは、まさにこの作品を完成させるために払った努力の一環だ
(チャップリンはヒトラーの演説を収めたニュース・フィルムを徹底的に観返して、動作を研究したとか)。本作は並々ならぬ努力の賜物だ(面白いことにヒトラーとチャップリンの誕生日はたった四日違いだそうだ)
 そして完成したこの映画。アメリカ人が“ヒーロー”として認識していたヒトラーの、本当の姿がそこには現れていた…皆がナチスに傾倒する中、
チャップリンは完全にヒトラーの本質を見抜き、そして彼の危険性を世界に警告しようとしていた
 製作中にもかなりの圧力がかけられたらしいが、映画公開後、チャップリンは赤狩りに目を付けられることになる。どうやら最後の演説にあった自由への希求がアナーキズムにつながると思われたらしい。作る時にあれだけ苦労して、それでも意地で作り上げた結果が、
「共産主義」のレッテルを貼られることだった。チャップリンにとって、この作品は“戦い”そのものを示す映画であった。
 その結果、チャップリンは戦いに敗北し、最終的にヨーロッパに逃げざるを得なくなる。だけど
、映画は残った。紛れもなく映画史に残る傑作として。映画の中には、その時代の背景を考えて観るべき映画と言うのが確かにある。そして間違いなく、この映画はその筆頭だろう。
 そして後年。改めてこの作品を観て、ようやく初見の時、自分がいかにガキっぽい観方しかしてなかったかを知ることになった。
 まさしく
これこそ衝撃という。二度目の鑑賞でようやくそれが分かったのが悲しくもあり。
 内容的にも、ここでのヒンケル役のチャップリンの演技は鬼気迫るものがあり、特に風船の地球儀と戯れるシーンは観ていて背筋が寒くなりそう。そして結局このヒンケルの独裁者ぶりは、コンプレックスによるものであることをはっきりと示している所に、やはりチャップリンは人間を見る天才だったことに気付かされる。
 尚、本作品が日本に上陸したのは当然ながら非常に遅く、1960年になってから。
製作年 1940
製作会社 チャールズ・チャップリン・プロダクション
ジャンル コメディ(人物)
売り上げ $2,000,000
原作
歴史・地域
関連
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モダン・タイムス
Modern Times

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チャールズ・チャップリン(製)
チャールズ・チャップリン(脚)
チャールズ・チャップリン
ポーレット・ゴダード
チェスター・コンクリン
ヘンリー・バーグマン
★★★★★
物語 人物 演出 設定 思い入れ
 工場で働くチャーリー(チャップリン)は、スパナを両手に次々と送られてくるベルトコンベアーの部品にネジを締めていた。ところが絶え間なく運ばれてくる部品に追われていく内にチャーリーの方が壊れていく。ついに精神病院に入れられてしまったチャーリーだが、病院から出ると今度は働き口がない!同じく貧乏宿無しの少女(ゴダード)と出会ったチャーリーは二人で生きる道を見つけようとするが、何をしても上手くいかず…
 この製作年代は1936年。しかし、これは現代でこそ観るべき価値がある作品ではないかとも思う。機械化された工場は人間性を失わさせ、必死に働いて得たのは精神の病。しかも外には失業者の群…
何故か私の友人の多くはこのどちらかに入っているのが何だが…
 この卓越した視点こそチャップリンの面目躍如たる部分。
前半部分は便利なはずの機械に良いように使われている人間の姿が描かれ、後半は必死に働こうとして、努力では如何ともしがたい現実の世界が描かれている。それらを徹底的に笑いの中に封じ込める。上手いねえ。
 ところでこの作品はチャップリンにとっては抵抗の作品と言われている。一つにはトーキーに対するサイレントの意味合いとして。押し寄せるトーキーの波に対し、チャップリンがいつもの山高帽、ステッキ、ドタ靴で、基本的にパントマイムのみで見せようとしているが、映像的にもチャップリンの様々な抵抗が描かれている。この作品の大部分はパントマイムなのだが、部分的にトーキーが取り入れられている。ところが最後までトーキーの流れに抵抗しようとしたチャップリンは唯一自分で言葉を喋るシーンで意味不明の歌を歌うだけ。
“トゥラトゥラトゥラワー”というのがチャップリンが映画で初めて語った言葉。と言うのも面白い。又、この作品から本格的に導入された合成技術。スペクタクルとして挿入されるシーンが単純なお笑いになってしまうのも良い。そしてもう一つは、右傾化していくアメリカという国に対する警告として。そもそも本作のタイトルは『The Masses』(労働者)とする予定だったそうだが、検閲を通らなくてこのタイトルになったという経緯がある。
 少女とチャーリーの二人になってからの物語は、愛の物語と取られることが多いようだが
(事実ゴダードはチャップリンの妻となる)、食事シーンはままごとそのまんまだし、寝るのも別居(?)という清い関係。結局チャーリーは彼女のことを女としてではなく、自分が保護する対象としての愛情だったことが分かる。ラストシーンはしょげる少女に対し、力強く、そして陽気に、一緒に生きようと言う力強いメッセージだが、これも又、チャーリーが生きる力を少女に与える。と言う風にも取れる。単純なラブ・ストーリーになっていないのも特徴。尚、チャップリンはこう書き残している。「二人は反逆者でもなければ犠牲者でもなかった。二人は“機械化された世界の中で唯一の人間的な存在”だったのだ」
 ちなみに本作、ルネ=クレール監督の
『自由を我等に』に酷似してると告訴までされたが、クレール監督自身、チャップリンの影響下にあったとも言われ、お互いの作品によって影響し合った結果と言った方が良いかも知れない。
製作年 1936
製作会社 チャールズ・チャップリン社
ジャンル コメディ、恋愛
売り上げ $1,500,000
原作
歴史・地域
関連
allcinema Walker ぴあ IMDb CinemaScape
wiki キネ旬 eiga.com wiki(E) みんシネ
街の灯
City Lights
1991アメリカ国立フィルム登録簿登録

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チャールズ・チャップリン(脚)
チャールズ・チャップリン
ヴァージニア・チェリル
フローレンス・リー
ハリー・マイアーズ
アラン・ガルシア
ハンク・マン
ジョン・ランド
ヘンリー・バーグマン
アルバート・オースチン
★★★★★
物語 人物 演出 設定 思い入れ
 浮浪者チャーリー(チャップリン)は街で出会った目の不自由な花売りの娘(チェリル)に恋をした。偶然その夜大金持ちの男(マイヤーズ)の飛び込み自殺を防いだチャーリーは男の車を借り、金持ちのフリをして娘に会いに行く。すっかりチャーリーを金持ちと勘違いした娘の手術代を稼ぐために奮戦するチャーリーだったが…
 チャップリンの映画は大体傾向がはっきりしていて、権力嫌いで弱い者に向ける眼の優しさ。それを上手く笑いで包んで作っている。これはその中でも佳作と言われるもの。笑いの中にホロリとさせる演出は上手く、しみじみと
観て良かった。そう思わせる作品だ。
 ボクシングのシーンも好きだが(結構本気で応援してた)、この映画の中で白眉は何と言っても最後、目が見えるようになった娘が差し出す花をおずおずと受け取るチャップリンの演技だろう。ひょっとして自分が恩人であることを覚えていてくれるだろうか。いや、金持ちと偽った浮浪者の自分を見て幻滅するだろうか。
分かって欲しい。だけど、知らないままでいて欲しい。そんな葛藤が表情に現れていてドキドキする。そして最後の「You」の字幕。上手すぎ。
 この映画については監督のチャップリン自身が非常に力を入れていて、実に制作から完成まで4年近くの月日がかかったそうだ。その中でも有名なエピソードだが、
完成間際になり、富豪役に起用していたヘンリー・クライヴを降板させ、彼が登場する場面全てを後任のハリー=マイヤーズで撮り直したとか、出会いのシーンでチェリルの演技が気に入らず、丸一年このシーンだけを撮影し直したというそのNG数はなんと342回。未だにこの記録は破られてない。このために使用されたフィルムは、なんと公開版の125倍だったという。並々ならぬ執念が感じられる。
 丁度この時期はトーキー映画が増えていた時分であり、まさにその時代の流れに逆行するようにチャップリンはパントマイムのみの長編を投入。声を入れる代わり、音楽を自ら担当するようになったそうだ。尚、チャップリン自らこの映画の完成に当たり、「私はトーキーが嫌いだ。トーキーは世界最古の芸術たるパントマイム芸を損なった。映画は視覚による芸術だから、私はサイレント映画を撮り続ける」と語っている。
 しかし事実、本作はサイレント時代の最後の真の名作と称して良い見事な作品であるのに違いはない。
製作年 1931
製作会社 チャールズ・チャップリン社
ジャンル サイレント、コメディ、恋愛
売り上げ $1,500,000
原作
歴史・地域
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サーカス
The Circus
1927〜28アカデミー主演男優賞(チャップリン)、喜劇監督賞(チャップリン)

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チャールズ・チャップリン(製)
チャールズ・チャップリン(脚)
チャールズ・チャップリン
マーナ・ケネディ
ハリー・クロッカー
アラン・ガルシア
ジョージ・デイヴィス
ヘンリー・バーグマン
スタンリー・J・サンフォード
ジョン・ランド
スティーヴ・マーフィー
ベティ・モリシー
★★★★
物語 人物 演出 設定 思い入れ
 今日も今日とて失業中で文無しのチャーリーはふらふらとサーカス小屋までやってきた。ここで泥棒と間違えられ、警察との追いかけっこをしている内にショー中のサーカスに入り込んでしまい、そこで大受けを取る。それがサーカスの団長の目に留まり、芸人としての職を得たチャーリーは一人の娘に恋をするが、一方の彼女はサーカスの花形スターの軽業師に夢中だった。
 “喜劇王”と言われ、未だに根強い人気を誇るチャップリンだが、意外にも賞、特にアカデミーとはなかなか縁がなかった人物としても有名である。理由は映画以外の所にあり、実はチャップリンはあまりにも素行が悪すぎた上に、政治的にも反抗的な発言を繰り返していた。
 ただこの時点ではそれは表だったわけではなく、栄えある第1回目のアカデミー賞にはしっかり主演男優賞と喜劇監督賞でノミネートされている
(本人は授賞式欠席)。数少ない批評家達に認められた作品だった。
 本作の見所として、身体を張った綱渡りのシーンとか、ラストシーンとかがあるが、決してそれだけではない。
 いくつかの変遷を経てきたチャップリンの作品だが、本作は丁度『チャップリンの黄金狂時代』『街の灯』の間に入る作品となっていて、チャップリンの迷いがよく出ていた作品と見ることが出来る。それは実生活との演技者としてのギャップを考え始めた時だったと言う事もあると思われるが、同時にこれはチャップリンが演技上の深みを増すために必要な時間であったとも考えられる。演技者として、単に観ている人を笑わせるのではなくなりつつある、その過程だったのだろう。
 実際ここでチャップリンが選んだのは、まるで自分自身のカリカルチュアの如きお笑い芸人だった。自分が知らぬ間に栄光を手に入れて、それを自覚したところで、落ち目になってしまう。独断と偏見で言わしてもらうならば、
これこそチャップリンが自分自身として考えていた像だったのかもしれない
 彼のいつもの格好は、自分で考案したものだが、あくまでそれは虚像に過ぎない。しかし虚像の方が一人歩きしてしまい、自分を置いてけぼりにしはじめた。それを知っていたがための私生活での乱れだったのかもしれない。役柄に真摯に取り組めば取り組むほど、虚像ばかりがクローズアップされる。自分ではなくチャップリンという記号が一人歩きして大衆に認められてる。そんな恐怖を覚えていたのかも知れない。だから殊更彼は自分の名前を貶めるような真似を繰り返していたとも考えられる。
 実際前作の『チャップリンの黄金狂時代』あたりから極端な寡作となったチャップリン
(法廷での争いも多々あったし)は、そのあたりから例の格好を捨てようとしているような節があった。しかし本作で敢えてその格好を選んだのは、同じ格好でも、違うものを作ってやろうというチャレンジ精神ではなかっただろうか?
 元々チャップリンの作品には笑いの中にシニカルさや悲惨さ、権力に対する反抗心など色々なものが込められていたものだが、それまでの作品では笑いのスパイス的に用いられていたものを、
今回は逆転させていた。むしろ笑いの方が副次的で、悲しみややるせない思いと言ったものの方が前面に出てきた作りに思える。
 ここでの彼は、本人は大まじめなのに、何故か周りに笑われてしまうと言う、いつもの彼の姿が描かれるのだが、ここでのチャップリンの真面目さと融通のきかなさはいつもとは少々系統が系統が違っている。それまでの作品と違い、彼はこれまでになく人を気遣う心を強く持っている。
 彼は言いたかったのだろう。僕こそが君を一番愛してる。僕が君を守ってあげると。
 しかし、彼はその言葉を呑み込む。決して言葉を語ることがなく、彼女を見守るしかしない。彼女が他の男に夢中になって、彼女の愛が自分には注がれていなかったことを知った時も、むしろその橋渡しをするくらいに。勿論本人の中でも相当に葛藤があったことは示されるが、最後に彼の下した決断は、自分を押し殺すことだった。
 チャップリンはこの時点で既に単純性を捨て去ろうとしていた。それを模索する形で『黄金狂時代』があって、本作へとつながった。そしてこの路線が傑作『街の灯』を産み出すこととなっていった。本作はその意味ではスタイルの模索中の作品であり、そしてそれがチャップリンという人物の深みへと転換していく過程だった。
 ラストシーンの一抹の寂しさの演出とは、まさに新しく生まれ変わろうとしていたチャップリン自身の姿だったのかも知れない。
製作年 サーカス
製作会社 チャールズ・チャップリン社
ジャンル コメディ
原作
歴史・地域
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チャップリンの黄金狂時代
The Gold Rush
1992アメリカ国立フィルム登録簿登録

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チャールズ・チャップリン(製)
チャールズ・チャップリン(脚)
チャールズ・チャップリン
ジョージア・ヘイル
マック・スウェイン
トム・マーレイ
ヘンリー・バーグマン
マルコム・ウェイト
ベティ・モリシー
★★★★
物語 人物 演出 設定 思い入れ
 アラスカで金鉱が発見された。一攫千金を夢見る人々が雪山へと押し寄せていたが、そのうちの一人チャーリー(チャップリン)は探検中に猛吹雪に襲われ、一件の山小屋に転がり込んだのだが、そこにいたのは、指名手配中の凶悪犯ブラック・ラーソンだった…
 
笑いというのは人のエゴを前面に出すことにより、本物となっていく。つまり、他人のエゴむき出しの姿を照らし合わせて笑い、そして自分自身の中に確かにあるエゴに対して軽く罪悪感を持たせる。特にチャップリンはそのバランス感覚が非常に優れている監督だったと思う。
 だがそう言う笑いは諸刃の剣でもあり、軽く以上の罪悪感を人に持たせると、笑うよりむしろ怒りを覚えさせてしまうものだ。そのぎりぎりの所にあるのがブラックユーモアであり、チャップリンはその場所で観客の方に次々そう言ったものを投げつけてくる。笑っている観衆は(勿論私も含め)自分自身のことを笑っていることに気づくわけだ。本作はその笑いを極端までに推し進めたチャップリンのサイレント時代の代表作とも言える。
 本作はチャップリンの代表作とも言える一本で、山高帽、ドタ靴、きつい上着にだぶだぶのズボンといういつものスタイルで登場する。極限状態における人間模様についての描写は凄まじく、笑いながらも、ぞっとするものをその中には含んでいる。何せ本当に飢餓の極限状態になったとき、人間が食べ物に見えてしまうと言う描写まである。簡単に考えつくものじゃないよ。それで有名な靴を食べるシーンもあんな中で丁寧にテーブルマナーも使ってるのも笑える。
 後、私なりに気になったのは、
冒頭でチャーリーが気付かないうちに熊が出てくるシーン。普通だったらここで熊に気が付いて慌てて逃げる。と言う展開に持って行くはずなんだけど、ここでは本当に気が付かないまま。ここで「あれ?」と思った。いつもと違う?何か意味が…それで考えてみると、ゴールド・ラッシュというのは賭の要素が強いのだけど、運というのは良い方向に行くだけじゃない。ほんの偶然で、金を目の前にして死んでしまうことだってあるのだ、と言う運命を描いているようにも思える。
 本作についてチャップリンは相当な覚悟をもって臨んだらしい。1910年代の多くの短編を連作することによって大スターとなったチャップリンも、私生活についてあるいは役者生活について色々悩むことが多かったらしい。本作ではそれは自分のトレードマークである靴を食べてしまうと言う所で表されている。片方の靴を食べてしまったため(あれは本当に靴を食べていたらしい)、中盤からは方靴で登場している。これはただなくなったから。と言うのとは違っているのではないか?ラストシーンで妙にこざっぱりした服装で登場するのも含め、あるいはそれまでのトレードマークを捨てようと言う意思の表れだったのかも知れない。
 事実、彼はこの後の映画はこれまでと少々タッチを変えるようになっていき、それまでの多作を取りやめてしまい、極端な寡作へと移行していく
(それぞれに質は高いんだけど)。その意味で記念碑的な作品であり、チャップリン自身、本作に対する思いを晩年になって「最も人々の記憶に残って欲しい映画だ」と述べている。
 時代は確実に移り変わっていく。その中でスターであり続け、人に笑いを与え続けたチャップリンという人物の苦悩というものが垣間見える気がする。
 尚、本作におけるマドンナはジョージア=ヘイルだが、本来ならば、この役は当時のチャップリンの恋人であったリタ=グレイが演じるはずだったのだが、撮影前に妊娠が発覚。結局チャップリンと結婚することになり、本作は代役を当てられたそうだ。
製作年 1925
製作会社 チャールズ・チャップリン社
ジャンル サイレント、コメディ
原作
歴史・地域 アラスカ、ゴールドラッシュ
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巴里の女性
A Woman of Paris: A Drama of Fate

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チャールズ・チャップリン(脚)
エドナ・パーヴィアンス
カール・ミラー
アドルフ・マンジュー
クラレンス・ゲルタード
リディア・ノット
チャールズ・フレンチ
ベティ・モリシー
★★★★
物語 人物 演出 設定 思い入れ
 フランスの片田舎での恋人マリー(パーヴィアンス)とジョンの仲は親に許されず、二人は駆け落ちを敢行するが、なんとその晩ジョンの父が急死して駅に来られなくなってしまう。ジョンに嫌われたと思いこんだマリーは一人パリに出て行った。そして数年後、マリーは富豪ピエールの愛人となり、贅沢三昧の日を送っていたが、ある日偶然ジョンと出会う…
 チャップリンが設立したユナイテッド・アーティストの、自ら監督での第1作。初めて自分以外を主役にチャップリンが自ら原作脚色、監督をした作品で、喜劇ではない社会劇を作り上げた。
 確かにこれは喜劇ではなく、転落した女性を主人公として、本当の意味での再生を描いたドラマである。それは良いのだが、やはり“喜劇王”と言われるだけあって、この作品も設定だけはコメディ的。
 逆に言えば、
喜劇とは裏返せば容易に悲劇になり得るという裏付けとも言えるだろう。例えば同じ素材でも実力ある人間が作れば、そのどちらも作り得るのだ。それをチャップリンは自ら証明して見せた。
 まず本作の設定だが、舞台はフランスとなっている。実はこれだけでこの作品の皮肉性が分かってくる。田舎の女性が都会に行き、そこで男に騙されて堕落するという構図は、実はハリウッド作品が当時最も得意とするものであり、それは広大な田舎を保有するアメリカ固有のもの、あるいは一種の文化として考えられていたが、舞台をフランスのパリに移すことによって、「人間どこにいてもやっぱり変わらないんだよ」というところを皮肉にしてしまう。それがチャップリンという人物である。
 そして物語だが、は最初の列車に乗るシーンで、この時に彼女は彼を待てば良かったのだが、それが出来なかったが故に全ての運命が狂ってしまった。人生のすれ違いとは、なんと簡単におこってしまうのだろう。そして転落とはなんと簡単で、そこから這い上がるのはどれだけ難しいことか…
 そしてその這い上がることが出来る人間の姿を描くことで、最後は明らかに人間讃歌へと持って行っている。最後、転落した原因となった成金のピエールとマリーがすれ違うシーンがあるが、その際のマリーの目線のしっかりしていること。今から観るとちょっとわざとらしくはあるけど、上手い作品だよ。
 上手い作品だよ。話自体は結構きついけど、最後まで目をそらさずに作り上げたという事実に拍手を送ろう。
 これまでいくつもの自分の作品のヒロインとして用いてきたパーヴィアンスに対するプレゼントって意味もあったんじゃないかな?対して成金のピエールはチャップリン自身を示しているようにも思えてしまう。面白い対比である。
 ちなみにユナイテッド・アーティストはチャップリンを初め役者上がりの人たちが作り上げた製作会社だけに、大変良心的で作家的な作品を作ってくれたのだが、ある意味作家性という奴を突き詰めた作品
『天国の門』(1981)が…
製作年 1923
製作会社 チャールズ・チャップリン社
リージェント
ユナイテッド・アーティスト
ジャンル サイレント、女の一生
原作
歴史・地域
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チャップリンの給料日
Pay Day

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チャールズ・チャップリン(脚)
チャールズ・チャップリン
フィリス・アレン
マク・スウェイン
エドナ・パーヴィアンス
シド・チャップリン
★★★☆
物語 人物 演出 設定 思い入れ
 工事現場で働くチャーリーは稼ぎが悪いため毎日の昼の弁当がなく、失敗続き。それでも楽しげに仕事をこなしていた。そしていよいよ今日が給料日。彼を監視するかのように帰り道に彼を待ち、少ない給料を持って行ってしまった妻を後目に、ちゃっかり小遣いをせしめたチャーリーは街へ繰り出していく。
 チャップリンの初期の作品の中でもかなり軽快に、そして不況にあえぐ生活の中でもたくましい庶民の生活を描いた作品。
 チャップリンは元々が舞台俳優だったこともあり、初期の頃の作品はあまり位置を移動させず、舞台劇のような演出が多かったが、この時代になると少しずつカメラも進歩していき、チャップリンもそれに合わせるかのように様々な可能性にチャレンジしていったことが窺える。
フィルムの逆回転による仕事風景とか、上下に移動するカメラ・ワークとか(パンフォーカスの演出は初期のチャップリン作品では見られない)、カメラ・ワークの歴史の勉強にも使えそうな作品だった。
製作年 1922
製作会社 チャールズ・チャップリン社
ジャンル サイレント、コメディ
原作
歴史・地域
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チャップリンのゴルフ狂時代
The Idle Class

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チャールズ・チャップリン(脚)
チャールズ・チャップリン
エドナ・パーヴィアンス
マック・スウェイン
★★★☆
物語 人物 演出 設定 思い入れ
 ゴルフブームにあやかり、チャーリー(チャップリン)もボロボロのゴルフバッグを担いでやってくる。一方やはりゴルフにやってきた金持ち夫婦の夫のチャーリー(チャップリン2役)は妻のエドナ(パーヴィエンス)をほったらかしにして酒を飲むことと身だしなみに余念がなかった。そんな夫を見限り、一人で仮面パーティに出かけたエドナは、ホテルの部屋にいるはずの夫がそこにいるのを見て…
 邦題では
『チャップリンのゴルフ狂時代』以外にも『のらくら』と題されるが、元の題は『The Idle Class』(強いて言えば『有閑階級』とでも訳せるもので、この題からして分かるとおり、チャップリン流の皮肉が込められているのが分かる。
 コメディアンとしてのチャップリンは、大衆が望むものが何であるのかを熟知していた。大衆が観たいのは権力や金持ちのドジっぷりで、彼らが右往左往しているのを好む。ここでの主題はゴルフよりもそっちの方にあったのだと思える。
 ここには確かにチャップリンのもう一つの演出、弱きものに対する暖かいまなざしというものは感じられない代わり、強烈な金持ち批判を笑いの中に封じ込めることに成功している。いつものドタバタ喜劇がここまで評価されるのは、そんなところに理由があるんじゃないかな?
 出来そのものは確かに面白いが、いつも通りのドタバタで、むしろゴチャゴチャしてる感もある。これを受け入れられたのはやはり時代なんだろう。
 私なりのツボは、寝転がった太った紳士の腹を踏んづけると、ぽんぽんゴルフボールを吐くところか?どれだけ口の中に入ってるんだろう?と、そんな
製作年 1921
製作会社 チャールズ・チャップリン社
ジャンル サイレント、コメディ、スポーツ
原作
歴史・地域
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キッド
The Kid

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チャールズ・チャップリン(製)
チャールズ・チャップリン(脚)
チャールズ・チャップリン
ジャッキー・クーガン
エドナ・パーヴィアンス
カール・ミラー
チャック・ライスナー
トム・ウィルソン
ヘンリー・バーグマン
アルバート・オースチン
リタ・グレイ
★★★★
物語 人物 演出 設定 思い入れ
 散歩の途中でチャーリーが見つけた赤ん坊。成り行きでその子を自分の家に連れて来て面倒を看るチャーリー。そして5年の後、チャーリーはその子と組んでガラス屋の仕事を始めた。彼が石を投げてガラスを割った後、なにくわぬ顔でガラス屋のチャーリーが修理して回ることで、貧しいながらも幸せに暮らしていた。そんなある日、その子が急病にかかり、慌てて医者に見せたことから、彼が捨て子だったことが分かってしまう…
 チャップリンのサイレント作品傑作の一本。
 チャップリンの笑いの質は金持ちを笑い、貧乏を笑い、制度を笑い、自由を笑う。とにかくこの世界の何でもかんでもが彼にかかってしまうと笑いとなるのだが、特に抑圧するものに対しての笑いは辛辣なもので、弱きものに対する笑いはどことなく優しさを感じさせられる。それはチャップリンが弱者に対し優しい心を持っていたと言うより、
何を見せられると大衆が喜ぶのかを熟知していたからではないかと思う。それだけ冷徹な目を持っていたと私は思う。
 それで様々なものをチャップリンは笑うが、弱者としての子供を扱った作品はさほど多くない
(チャップリンが好んだのは弱き立場としての自分と弱き存在としての女性を出すことだったように思える)。ただ、チャップリンの作品の多くは男女の愛と言うよりは家族を作ることに主眼が置かれていると思うので、この作りは子供にも有効であり、実際本作は高い完成度を誇る。
 コンビを組むのが子供という、チャップリン作品としては例外的な位置づけにある本作だが、子役の巧さのお陰で見事な仕上がりとなっている。
 特に好きなのは子供が窓ガラスを割ってるところを警官に見られてしまうシーンで、子供は父であるチャップリンに近づこうとするのはチャップリンが必死になって離れさせようとしてる。二人並んだ後ろ姿が又良い。
 後半部分でストーリーは二転三転。短編の時間枠で結構複雑な事をやってのけてるし、そのバランスもよく取れてる。

 実はチャップリン映画を本当に好きになることが出来たのはこの作品を観たお陰。
製作年 1921
製作会社 チャールズ・チャップリン社
ジャンル モノクロ、サイレント、コメディ、親子
原作
歴史・地域
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担え銃
Shoulder Arms

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チャールズ・チャップリン
シド・チャップリン
エドナ・パーヴィアンス
★★★★
物語 人物 演出 設定 思い入れ
 戦争をここまで茶化した内容の作品は初めてで、チャップリンの戦争嫌いがよく現れている。
製作年 1918
製作会社 チャールズ・チャップリン社
ジャンル モノクロ、サイレント、コメディ、戦争
歴史
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三つどもえ事件
Triple Trouble

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チャールズ・チャップリン
レオ・ホワイト
★★★
物語 人物 演出 設定 思い入れ
 化学者の家に働きに出た主人公(チャップリン)。そして、その家の地下では化学者の作った新型爆弾を奪おうとアナーキストたちが虎視眈々と狙っていた。ひょんな事からアナーキストたちが雇った殺し屋に気に入られ、相棒として化学者の家に忍び込む主人公だが…
 チャップリンの短編映画。なかなか人を食った作品で、チャップリンの奇行が相変わらず楽しい。オチはやや弱いかとも思うが、チャップリンの魅力に溢れた作品ではある。
製作年 1918
製作会社 エッサネイ・フィルム
ジャンル モノクロ、サイレント、コメディ
歴史
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犬の生活 1918

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チャールズ・チャップリン
エドナ・パーヴィアンス
チャック・ライスナー
ヘンリー・バーグマン
シド・チャップリン
★★★★
物語 人物 演出 設定 思い入れ
 路上生活を送っているチャーリー(チャップリン)は一匹の犬と出会った。他の犬から追い回されているその犬に自分を照らし合わせ、共感を覚えたチャーリーはその犬と共同生活を送るようになる。金もなしに入ったダンス・バー「青ちょうちん」で歌手エドナ(パービアンス)と出会ったチャーリーはあまりに悲惨な状態にある彼女に同情を覚え、一緒に田舎に行こうと誘いかけるが…
 上手い上手い。チャップリンの行動そのものが見事に計算されつくされており、ペーソス溢れる笑いを見事に取っている。パンを盗み食いするシーンや、ズボンに入れた犬の尻尾がドラムを叩くシーン、拾った金を取り戻すために泥棒を気絶させて二人羽織させるシーン。そして最後の幸せそうな農場のシーン。円熟した見事な演技を見せてくれる。
 この作品辺りからチャップリン映画でもカメラ・ワークを使うようになったらしい。ある意味エポック・メイキングな作品とも言えよう。
 しかし、この映画の圧巻は何と言ってもあれだけ多数の犬だろう。よくあんなにたくさんの犬に演技させられたものだ。スタッフの並々ならぬ苦労を感じる。「青ちょうちん」から追い出される時の犬の演技も良し。
 この作品で、なんか私には面白いツボがあることが分かった。放り投げられて空中を飛ぶ犬を観るのがとても楽しいという…
変なツボだ
製作年 1918
製作会社 ファースト・ナショナル社
ジャンル モノクロ、サイレント、コメディ
歴史
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チャップリンの勇敢
Easy Street

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チャールズ・チャップリン(脚)
チャールズ・チャップリン
エドナ・パーヴィアンス
エリック・キャンベル
アルバート・オースチン
ロイド・ベーコン
レオ・ホワイト
★★★★
物語 人物 演出 設定 思い入れ
 人生に希望もなく、ただうなだれるチャーリー(チャップリン)。彼の耳に教会からの賛美の声が届く。その賛美に促されるように礼拝に出たチャーリーはやる気を起こし、警官になることにした。彼が担当するのはイージー街というならず者の集まる場所。そこでの親玉(キャンベル)とやりあい、機転でその男を逮捕する。だが、警察署から脱走した男によって追いつめられるチャーリー。町の人間全てを巻き込んだ大立ち回りの後、今度も機転で男を倒す。やがてイージー街には教会が建ち、落ち着いた雰囲気の中、チャーリーは恋人と共に暮らすのだった。
 ちゃんとオチがつく作りとなっており、ストーリー性もある。
 自らが暴力をふるいつつ、より大きな暴力には怯える町の住民がコミカルさを増す。立ち回りもまるでトムとジェリーを思わせ、楽しい作品。
 素直に良い作品だと思う。
製作年 1917
製作会社 ローン・スター・コーポレーション
ジャンル モノクロ、サイレント、コメディ
歴史
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チャップリンの霊泉
The Cure

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チャールズ・チャップリン
エドナ・パーヴィアンス
エリック・キャンベル
ヘンリー・バーグマン
★★★
物語 人物 演出 設定 思い入れ
 特にアルコール中毒治療に良く効くと言われる霊泉が発見された。多くの者達がその水を飲みにやってくる。そこにやって来たチャーリー(チャップリン)。しかし、彼はホテルに多量のウィスキーを持ち込んでいた。そこで彼は大男(キャンベル)にちょっかいをかけられていた女性(パービアンス)を助けたり、暴力的なマッサージ師とやり合ったりしていた。しかし、彼の持ち込んだ多量のアルコールがホテルの支配人に発見され、ボーイに捨てさせるが、それは全て霊泉の中に…
 今回のチャップリンは金持ち役で、山高帽の替わりにカンカン帽をかぶって登場している。水着でパフォーマンスするシーンなどがあり、結構楽しい。
製作年 1917
製作会社 ローン・スター・コーポレーション
ジャンル モノクロ、サイレント、コメディ
歴史
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チャップリンの移民
The Immigrant
1998アメリカ国立フィルム登録簿

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チャーリーズ・エンジェル(脚)
チャールズ・チャップリン
エドナ・パーヴィアンス
★★★☆
物語 人物 演出 設定 思い入れ
 「自由の国」アメリカに向かう移民船。揺れの激しい船内でチャーリー(チャップリン)は美しい娘(パービアンス)を見初め、母が病気だという娘のポケットにそっとお金を忍ばせる。アメリカに着いても一文無しのチャーリーは拾った金でレストランに入り、そこで船内の娘と再会するのだった。

 前半部の面白さは、船の「揺れ」を用いた演技だろう。色々笑わせてくれる。短編ながら、実によく仕上がった作品だと思う。
 しかし、チャップリンの食事シーンというのは、いつ見ても不味そう(笑)
 そう言えば、移民船からアメリカに入国するシーンは
『チャーリー』(1992)でも用いられていたっけ。
製作年 1917
製作会社 ローン・スター・コーポレーション
ミューチュアル・フィルム・コーポレーション
ジャンル モノクロ、サイレント、コメディ
歴史
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チャップリンの冒険
adveture

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チャールズ・チャップリン
エドナ・パーヴィアンス
エリック・キャンベル
★★★
物語 人物 演出 設定 思い入れ
 脱走囚のチャーリー(チャップリン)と彼を追う警官達。追いすがる警官達を機転を効かせてまんまと逃げ切ったチャーリーは海で溺れた女性を助ける。その令嬢に招かれ、パーティに出るチャーリーは、万事調子よく取り入る。だが、彼の手配書が既に回っており、警察に通報されてしまい、再び逃げ回るはめに。
 これはチャーリーの様々な服装が楽しめる。囚人服、水着姿、寝間着(囚人服と同じストライプが入っているので、それを着て目覚めたチャーリーはてっきり自分が監獄にいるものと思いこむ辺りが笑える)、モーニング。と次々に服を変える。
 コメディの中に幾ばくかのペーソスが盛り込まれていて、かなり質の高い作品と言えるだろう。
オチが弱いのが少々難点
製作年 1917
製作会社 ミューチュアル・フィルム・コーポレーション
ジャンル モノクロ、サイレント、コメディ
歴史
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チャップリンの改心
Police
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チャールズ・チャップリン
★★★★
物語 人物 演出 設定 思い入れ
 刑務所から出たばかりのチャーリー(チャップリン)。金もなく、あてどなく町を彷徨うが、そこを昔の仲間に見つかり、二人で金持ちの家に押し入ることにする。だが、泥棒に入った家で出会った女性の素晴らしさに心が動かされてしまったチャーリーは…
 チャップリンの映画は不幸を笑うと言う点が妙にあるものだが、必ずそこには優しさが見える。やはり素晴らしい作品である。最後の晴れやかなチャップリンの姿が実に印象深い作品である。
 この作品は短編で、台詞もかなり少ない。ただその中で
「Let Me Help You. to Go Straigt」(改心しなさい。力になりますよ)と言う台詞が都合三回も出てくる。この作品のキー・ワードであるのは間違いない。
製作年 1916
製作会社 エッサネイ・スタジオ
ジャンル モノクロサイレント(コメディ)
歴史
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チャップリンのエスカレーター
The Floorwalker
<A> <楽>
チャールズ・チャップリン
★★★
物語 人物 演出 設定 思い入れ
 不正を働き8万ドルの不正着服がばれたデパート。共同経営者の二人はいましも逃げだそうとしていた。そんな時に、デパートにやって来たチャーリー(チャップリン)が共同経営者の一人とそっくり。それで替え玉作戦を行おうとする。監査官やデパートに買い物にやってきていた人達を巻き込み、大騒動に…
 替え玉というのはチャップリンのテーマの一つだろう。最も有名なものに『チャップリンの独裁者』(1940)がある。本作は短編だけに、単純な笑いで終止しているが。本作ではエレベーターやエスカレーターと言った移動手段を用いた笑いがあり、これが上手くはまっている。やはりチャップリンは上手い。
製作年 1916
製作会社 ローン・スター・コーポレーション
ミューチュアル・フィルム・コーポレーション
ジャンル モノクロサイレント(コメディ)
歴史
関連
allcinema Walker ぴあ IMDb CinemaScape
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午前1時
One A.M.
<A> <楽>
チャールズ・チャップリン
★★★
物語 人物 演出 設定 思い入れ
 身なりの立派な紳士(チャップリン)が夜、酔って帰宅し、眠るまでの時間を描く。
 登場人物はほぼチャップリンだけ。車のドア、ドアマット、机、階段、ベッドと言った小道具を使ったパントマイムを延々演じる作品。あっちでころび、こっちでぶつかる。と言う、見てるだけで痛くなりそうな体当たりの演技だが、これは映画と言うより舞台だな。
 ちなみにこの作品では金持ちという設定なので、トレード・マークの山高帽ではなく、シルクハットをかぶっている。
製作年 1916
製作会社 ローン・スター・コーポレーション、ミューチュアル・フィルム・コーポレーション
ジャンル モノクロサイレント(コメディ)
歴史
関連
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wiki キネ旬 eiga.com wiki(E) みんシネ
チャップリンの消防士
The Fireman

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チャールズ・チャップリン(脚)
チャールズ・チャップリン
エドナ・パーヴィアンス
ロイド・ベーコン
エリック・キャンベル
レオ・ホワイト
アルバート・オースチン
★★★☆
物語 人物 演出 設定 思い入れ
 新米の消防士(チャップリン)はドジ続きで、所長からいつもどやしつけられている。そんな彼が、所長の恋人を好きになった。折しも火事騒ぎが勃発。その消火に当たる消防署員達。その最中、署長の恋人の家が火事に…
 チャップリンの短編作品だが、これはかなり完成度が高い。短編の中では上位になるだろう。お尻を蹴りつけられ、敬礼するチャップリンの演技は笑える。ストーリー的にも人を喰って楽しい。劇中、まるでフィルムを逆回しにしているような所があるが、そういう風に作ってるのだろうか?
製作年 1916
製作会社 ローン・スター・コーポレーション
ミューチュアル・フィルム・コーポレーション
ジャンル モノクロ、サイレント、コメディ
歴史
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チャップリンのスケート
The Rink

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チャールズ・チャップリン(脚)
チャールズ・チャップリン
エドナ・パーヴィアンス
ジェームズ・T・ケリー
エリック・キャンベル
ヘンリー・バーグマン
ロイド・ベーコン
アルバート・オースチン
★★★★
物語 人物 演出 設定 思い入れ
 レストランのボーイをしているチャーリー、客に対して高いチップを要求したり、厨房では喧嘩ばかりしている。そんな彼が昼休みを利用してスケートをしに行った。そこで出会ったエドナ(エドナ=パービアンス)と意気投合し、彼女からパーティへと誘われる。でっち上げの貴族の称号をもってパーティに臨むチャーリーだったが、そこでレストランの常連客と鉢合わせしてしまい…
 チャップリンの芸達者ぶりが遺憾なく発揮されている。カクテルを作るシーンとか、帽子を頭から浮かす小技とか。しかし、その中でもスケートに乗るチャップリンが一番はまっている
(アイススケートではなくローラースケートだが)。巧みに片脚で滑ったと思うと、転びそうになるのをギリギリでこらえる(足は動かし続けつつ)。ヒロインであるエドナ=パービアンスとの息もよく合っている。
 ところで、このスケートのシーンだが、場所によって、ワイアーが使われているように思えるのだが、どうなのだろう?
製作年 1916
製作会社 ローン・スター・コーポレーション
ミューチュアル・フィルム・コーポレーション
ジャンル モノクロ、サイレント、コメディ
歴史
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チャップリンの番頭
The Pawnshop

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チャールズ・チャップリン(脚)
チャールズ・チャップリン
ヘンリー・バーグマン
エドナ・パーヴィアンス
アルバート・オースチン
ウェズリー・ラッグルス
エリック・キャンベル
★★★
物語 人物 演出 設定 思い入れ
 質屋で働くチャーリー(チャップリン)。ドジ続きで危うく解雇されるのをなんとか働いていた。質屋に来る様々な客の応対を描く作品。
 ここでも数多くのパフォーマンスを見せるチャップリン。普通のドーナツを、まるで鉄の固まりのように重そうに持ちつつ演技するのが印象深い。
 質屋と言うだけあり、店の主人がユダヤ人っぽいのは愛敬か?
製作年 1916
製作会社 ローン・スター・コーポレーション
ミューチュアル・フィルム・コーポレーション
ジャンル モノクロ、サイレント、コメディ
歴史
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チャップリンの放浪者
The Vagabond

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チャールズ・チャップリン
エドナ・パーヴィアンス
エリック・キャンベル
★★★★
物語 人物 演出 設定 思い入れ
 流しのバイオリン弾きのチャーリー(チャップリン)、ただしあまり売れて無く、ライヴァルのバンドの上がりをかすめ取ったりしていた。そんな彼が一人の女性と知り合う。あまりに悲惨な彼女の生活に怒り、二人して逃げる。その先にあるものは…
 体当たりの演技。登場人物は皆殴られるわ(棒が折れてしまうほど)、側溝に落とされるわする。チャップリン自身も水桶に顔を突っ込まされる。
 時としてチャップリンが見せる優しさが良く表れている(時としてお節介すぎではあるが)。又、その情に段々ほだされていくヒロイン(パービアンス)の心情も見え隠れする。そのお陰で完成度は高い。
 この作品ではシャツがなかなか重宝され、タオルになったり、テーブルクロスになったり、ナプキンになったりする。
製作年 1916
製作会社 ローン・スター・コーポレーション
ミューチュアル・フィルム・コーポレーション
ジャンル モノクロ、サイレント、コメディ
歴史
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チャップリンの舞台裏
Behind the Screen

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チャールズ・チャップリン
エドナ・パーヴィアンス
★★★
物語 人物 演出 設定 思い入れ
 舞台の裏方をしているチャーリー(チャップリン)の属する劇団はストライキに突入した。そんな時に、どうしても職が欲しい女性(パービアンス)が男装して、裏方を手伝うことになる。それが女性であることをひょんな事からチャーリーは知り、彼女を守りつつ、舞台を成功に導こうとするが…
 コメディ定番
(特にチャップリンの映画こそが元祖の)パイ投げ合戦はなかなかの見物。最後が爆発で終わるのは物騒だが、それも何でもかんでも笑いにしてしまおうとするチャップリンの考えなのかも知れない。
製作年 1916
製作会社 ミューチュアル・フィルム・コーポレーション
ジャンル モノクロ、サイレント、コメディ
歴史
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チャップリンの伯爵
The Count

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チャールズ・チャップリン
エドナ・パーヴィアンス
レオ・ホワイト
★★★
物語 人物 演出 設定 思い入れ
 仕立屋のチャーリー(チャップリン)、ドジのために主人から解雇を言い渡される。ところがこの二人、ひょんな事からあるパーティで鉢合わせする。二人は示し合わせ、伯爵と秘書という触れ込みでパーティに参加する。ところがパーティの途中で本物の伯爵がやって来て…
 これもお馴染みのどたばたコメディ。トレード・マークの山高帽を使ったパフォーマンスが楽しいが、それ以外は印象に薄い作品。
製作年 1916
製作会社 ローン・スター・コーポレーション
ミューチュアル・フィルム・コーポレーション
ジャンル モノクロ、サイレント、コメディ
歴史
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チャップリンの船乗り生活
Shanghaied
<A> <楽>
チャールズ・チャップリン(脚)
チャールズ・チャップリン
エドナ・パーヴィアンス
ウェズリー・ラッグルス
ビル・アームストロング
★★★
物語 人物 演出 設定 思い入れ
製作年 1915
製作会社 エッサネイ・スタジオ
ジャンル モノクロサイレント(コメディ)
歴史
関連
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チャップリンの女装
A Woman
<A> <楽>
チャールズ・チャップリン
エドナ・パーヴィアンス
★★★
物語 人物 演出 設定 思い入れ
 仲睦まじく公園に佇むエドナ(パービアンス)とその母親。その娘に一目惚れしたチャーリー(チャップリン)は周りにいる男たちを蹴落とし、首尾良く家に招かれる。ところが家に帰ってきたその家の主人は先刻チャーリーがどついた男だった。慌てて対策を練るチャーリーに、エドナは彼に化粧を施し、女装させるのだが、父親の方がそのチャーリーに惚れてしまい…
 チャップリンの女装が見られるというなかなか貴重な作品。撮り方の技術で、結構綺麗に見せるのが良い。最後は予想通りのどたばたで終わってしまうのだが、もう一ひねり欲しかった作品。
製作年 1915
製作会社 エッサネイ・スタジオ
ジャンル サイレント(コメディ)
歴史
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チャップリンの寄席見物
A Night in the Show
<A> <楽>
チャールズ・チャップリン
エドナ・パーヴィアンス
★★★
物語 人物 演出 設定 思い入れ
製作年 1915
製作会社 エッサネイ・スタジオ
ジャンル サイレント(コメディ)
売り上げ $
原作
歴史・地域
関連
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チャップリンの駆落
A Jitney Elopement
<A> <楽>
チャールズ・チャップリン
エドナ・パーヴィアンス
レオ・ホワイト
★★★
物語 人物 演出 設定 思い入れ
製作年 1915
製作会社 エッサネイ・スタジオ
ジャンル サイレント(コメディ)アクション(カーチェイス)
売り上げ $
原作
歴史地域
関連
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チャップリンの役者
His New Job
<A> <楽>
チャールズ・チャップリン
ローレラ・パーソンズ(脚)
チャールズ・チャップリン
グロリア・スワンソン
★★★
物語 人物 演出 設定 思い入れ
製作年 1915
製作会社 エッサネイ・スタジオ
ジャンル サイレント(コメディ)
売り上げ $
原作
歴史地域
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チャップリンの掃除夫
The Bank
<A> <楽>
チャールズ・チャップリン
エドナ・パーヴィアンス
★★★
物語 人物 演出 設定 思い入れ
 銀行で清掃係をしているチャーリー(チャップリン)。あこがれの事務員のエドナ(パービアンス)が出納係のチャーリーの誕生日に贈ったプレゼントを自分のものと勘違いした彼は積極的にエドナにアプローチをかけるのだが…
 冒頭部分で割合立派な(と言っても山高帽にドタ靴といういつものスタイルなんだが)で登場し、もったいぶって金庫を開けたりするが、中に入っているのは清掃係の制服とモップだったりとか、小技が楽しい。目覚ましい活躍をし、めでたしめでたしで終わるかと思わせ、実は夢オチだったと言うラストは笑いの中にペーソスも盛り込まれている。
製作年 1915
製作会社 エッサネイ・スタジオ
ジャンル サイレント(コメディ)
歴史
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チャップリンの失恋
The Tramp

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チャールズ・チャップリン(脚)
チャールズ・チャップリン
エドナ・パーヴィアンス
★★★☆
物語 人物 演出 設定 思い入れ
 食べ物もなくあてど無く田舎町を徘徊するチャーリー(チャップリン)。偶然農場主の娘エドナ(パービアンス)を助けたことにより、農場で働くことに。彼女の優しさに触れ、奮闘するチャーリーだったが…
 チャップリンの短編映画ではかなり質が高い一本。ここでのチャーリーはいつもの山高帽にドタ靴、ステッキといういでたちだが、それらがみんなぼろぼろ。ここまで落ちぶれた姿を演じるのはあまり例がない。
 演っていることはいつものどたばただが、アクションあり、笑いあり、ほろ苦い失恋ありで、よくここまで詰め込んだものだと感心できる。アクションの質は他の作品と較べてもかなり高く、中盤の農場のシーンでは本当に笑わせてもらった。少なくとも、あんなのを雇った方はたまったもんじゃないけど…
 ラスト部分はまさに
『男はつらいよ』。いいねえ。
製作年 1915
製作会社 エッサネイ・スタジオ
ジャンル モノクロ、サイレント、コメディ
歴史
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チャップリンとパン屋
Dough and Dynamite
<A> <楽>
マック・セネット(製)
マック・セネット(脚)
チャールズ・チャップリン
チェスター・コンクリン
フリッツ・シェイド
ノーマ・ニコルズ
セシル・アーノルド
ヴィヴィアン・エドワーズ
フィリス・アレン
★★★
物語 人物 演出 設定 思い入れ
製作年 1914
製作会社 キーストーン・フィルム
ジャンル サイレント(コメディ)
売り上げ $
原作
歴史地域
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