29 |
読書 |
死者の代弁者 上
エンダーの活躍によって人類の敵バガーは宇宙から殲滅された。それから3000年の年月が経過し、人類は銀河の星々に植民地を広げていった。そして辺境の星ルシタニアでついに知的生命体との接触を持つこととなる。バガーとの悲しい接触を繰り返さぬよう、ピギー族と呼ばれる彼らに対し、慎重に接触を持つようになるのだが、心を通わせかけた調査員がピギー族によって惨殺されてしまう。残された学者たちは、ますます慎重な対応を迫られることとなり、全く調査が進まなくなってしまう。一方死者の代弁者として姉ヴァレンタインと共に光速移動を繰り返したために未だ30代の肉体を持つエンダーは、まさにそのルシタニアから死者の代弁者としての依頼を受ける。
「エンダーのゲーム」の続編で、長らく絶版状態にあった作品。ようやく読むことが出来た。しかし「エンダーのゲーム」とは全く雰囲気が違ったファースト・コンタクトの話になっていて、ちょっと戸惑わされた。勿論これはこれで大変面白いものではある。 |
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27話 |
人間を思いやるポッピーピポパの姿を見た永夢は、ポッピーを元に戻せるのではないかと考える。戦いになると相変わらず嬉々としてライダーを攻撃してくるポッピーに手を焼くエグゼイドとブレイブ…
敵は仮面ライダーパラドックスと仮面ライダーポッピー。
ポッピーピポパを正気に戻そうとする永夢の努力が描かれる話。バグスターとして生まれ、人を助けるという矛盾にポッピーピポパが正面から向かい合う話になっているため、他のキャラは今回に関しては敵役を演じるのでちょっと目立てなかったが、永夢だけは、どんなことがあってもポッピーピポパを助けようとしていた。それと飛彩が普通に謝罪の言葉を口にするようになっている。性格が全員少しずつ変化しているな。
ポッピーピポパを助けようというのは良いけど、パラドを完全無視するのはやり過ぎって気はする。ラスボスはパラドかと思ってたけど存在が空気になってるような?
パラドは永夢と遊ぶことを至上目的にしてるようだが、それが何故なのか、飛彩が考え込んでいるシーンあり。まだ謎が結構残されてるみたいだ。
<主人公が女性の頬をはたくシーンあり。最近では生身の女性や子どもに手を上げるシーンは回避していたものだが。> |
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27 |
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読書 |
トーマの心臓
ギムナジウムで一人の少年が死んだ。寮のほとんどの生徒から愛されていたトーマ・ヴェルナー。彼は死の直前、舎監のユーリ宛に一通の手紙をしたためていた。「これがぼくの愛、これがぼくの心臓の音」と書かれたその手紙を破り捨てるユーリ。だがその直後、トーマそっくりの少年エーリクが転校してきた。礼儀正しく、しかし誰もその心を覗かせないユーリと、なにかとトーマと較べられてしまうことにうんざりするエーリク、そしてユーリと同室で、何かとユーリに心を配るオスカー。それぞれ複雑な家庭環境を持つ三人の男子学生と、彼らを取り巻く学生と大人達の行く末は…
三人の少年を主軸に、彼らの複雑な絡み合いとトラウマ描写などを散りばめ、いったいどこに話が向かっているのか?と思わせる内容だったが、最終的に一人の少年の精神の再生の物語へと収斂していく。これだけ風呂敷広げておいて、ちゃんとテーマに沿ってすっきり終わらせているのが凄い所。確かに広げすぎた風呂敷の取り残しや、他のみんなのこれからは?という所にも思いが向かってしまうけど、それはそれか。倍くらいの長さがあってもちゃんと物語に出来ただろうな。 |
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25 |
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11話 |
ジャークマターを倒す鍵となる“アルゴ船”を起動させる三つのキュータマの一つがチキュウにあると分かり、調査を開始する。だが珍しくアンラッキーなラッキーは、実力を発揮することが出来なかった。更に降下メンバーに小太郎も潜り込んでおり…
敵はデスワーム。巨大な長虫で、テリトリーにいる生物をなんでも食い尽くしてしまうと言う宇宙生物。等身大の人型形態にもなれる。
目的として重要な三つのキュータマ探索へと話は移っていく。その中でアンラッキーなラッキーと、新しくメンバーとなった小太郎、その小太郎の戦い方に危惧を覚えるスティンガーという、個々人の物語が展開。小太郎の方はスティンガーの説得ですぐに素直な性格を取り戻したが、ラッキーの不運は続く。アンラッキーであることに異様に恐れるが、その理由は今のところ謎。
10話でショウ・ロンポーに倒されたマーダッコが復活していた。性格が変わり、イカーゲンの忠実な部下となっていた。
<小太郎の性格がちょっと情緒不安定っぽいんだが、そういう造形なのか?なんか脚本のおかしさのようにも思えるけど。> |
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24 |
映画 |
五十万人の遺産(1963) |
太平洋戦争で山下将軍が残したという数億円に上る莫大な財宝がどこかにあるという噂が実在することを知った旭洋貿易の社長群司敬吾(三橋達也)と弟の満(仲代達矢)は、その在処を知る松尾武市(三船敏郎)を脅迫し、財宝の眠るフィリピンへと向かう。
三船プロの第一回作品。1963邦画興行成績7位と健闘した。
役者としては日本最高と言われる三船敏郎は、役者としてのみならず、1962年に独立系プロダクションの三船プロダクションを作り、そこから独自に映画製作を行うようになった。同時期に独立した勝プロや石原プロとは異なり、設立には東宝の全面的なバックアップがあり、どちらかというと東宝の子会社に近い形になってる。
そしてその三船プロダクションの第一回作品が本作となる。ここで製作者として役者としてのみならず、監督まで三船が務めるとあって、かなり力が入っている。
実際本作の演出力に関してはかなり目を見張る部分がある。特に後半のアクションシーンのキレの良さは、とても新人監督とは思えないほど。
ただ、それが三船監督の実力では無いというのが複雑なところ。実はこの演出、三船監督では無く、黒澤明監督によるものだという。なんでも陣中見舞いに黒澤明が現場に訪ねてきて、ラッシュを見て「これはあかん」と一言。自らの指示で内容をがらりと変えてしまったという。丁度『天国と地獄』撮り終えたから、それなりに暇があったし、盟友と言える三船の為に一肌脱いだって事なんだろうけど、それはやりすぎって奴だろう。ああ見えて三船敏郎って性格が優しすぎる為、それを止める事も出来ず、黒澤の暴走を止める事が出来なかったんだろう。
本来それを止めねばならない立場にありながらそれができなかったと言う事が三船には相当こたえたのだろう。
作品そのものとしては、この当時によくあった単純な冒険もの。新東宝あたりのどぎつい描写の作品と較べると地味な印象にしかならないのだが、実際に戦争に出ていた三船自身の思いも込められていたかのような描写もある。
三船が演じる主人公松尾は、戦争そのものを忌まわしい記憶としており、山下将軍の財宝に関しても、それ自体から意識を避けようとしていたが、徐々にそれをこれからの日本の為に使おうという思いに変わっていくという心境の変化にそれが現れているだろう。それが分かりづらかったのが本作の失敗だったんじゃなかったかとも思う。
活劇部分と心情部分が噛み合っていれば良作にもなれたんだろうとは思う。それと多分よほど監督がこたえたか、三船敏郎最初で最後の監督作品となってしまった。 |
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読書 |
何者
高校からの友人でシェアハウスをしている“俺”拓人と光太郎はそれぞれ大学では演劇とバンドに打ち込んできたが、卒業を前にして就職活動を開始することにした。そんな折、光太郎の元カノで海外留学していた瑞月に再会した“俺たち”は、彼女と、彼女の友人理香を加えてみんなで就職活動を共に行う事となる。
SNSツールを駆使する今時の就職活動を結構生々しく描く作品で、途中まで観察者としての主人公に同化して読み進めていったら、後半で一気に精神的にひっくり返されるというどんでん返しが待っていた。一人称で話が展開するのを逆手に取った現代的なメタ小説とでも言うのだろうか。こんな小説を書ける人が若手にいたことに感心した。
…jベストセラー作家を前に言うことでは無いか。 |
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22 |
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27話 |
幻夢コーポレーション新社長の天ヶ崎は、仮面ライダークロニクルで消滅したプレイヤーは、ラスボスを倒せば復活すると宣伝する。そのためゲームで大切な人を失った者たちが大挙して仮面ライダークロニクルをプレーし始める。更にニコまでライドプレイヤーになってしまう。
敵はラヴリカバグスター。天ヶ崎恋が変身したバグスター。元は恋愛シミュレーションゲームで、攻略には女性の好感度を上げる必要がある。
これまで様々なお騒がせをしてきたニコが、今度はライドプレイヤーとなってしまう。初のバグスターを倒したプレイヤーとなるが、同時に二度目となるゲーム病まで発症してしまう。本人なりに責任を感じて責任を感じてはいるらしいけど、やることが自分勝手すぎる為、なかなか周囲に分かってもらえないし、本人も分かってもらおうと思ってない節がある。そのためオレサマキャラの大我とは見事に凸凹コンビぶりを発揮している。
結局雨降って地固まるを地でやってしまい、今回は大我とニコのラブラブっぷりが中心となる為、永夢と飛彩はただいるだけの話になってた。そもそもその性質上ラヴリカバグスターには絶対敵わないのだけど。
新しい幻夢コーポレーションの社長天ヶ崎もやはりバグスターである事が発覚。最初から分かっていたことではあるけど。
<大我に襲いかかり、「なんで私と一緒にいるんだよ」と凄むニコだけど、ニコの方が勝手に押しかけ妻してるんじゃなかったっけ?
ラヴリカバグスターの攻略には女性の好感度を上げねばならないらしい。ひょっとしてこれまで歴代の敵の中でも最強なのでは?> |
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21 |
映画 |
00年代絶叫映画 |
クライモリ |
THEM ゼム |
レイク・マンゴー 〜アリス・パーマーの最期の3日間〜 |
The House Of The Devil(2009) |
永遠のこどもたち |
アザーズ |
Pulse(2001) |
アンチクライスト |
デビルズ・リジェクト〜マーダー・ライド・ショー2〜 |
屋敷女 |
The Eye(2002) |
バイオレンス・レイク |
REC |
ストレンジャーズ/戦慄の訪問者 |
ファイナル・デスティネーション |
リング |
ハイテンション |
ウルフクリーク 猟奇殺人谷 |
マーターズ |
スペル |
ソウ |
ディセント |
28日後… |
ぼくのエリ 200歳の少女 |
パラノーマル・アクティビティ |
25 scariest '00s horror movies |
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読書 |
ダーリンは70歳
著者が長らくおつきあいしていた有名美容医院の院長と公認カップルとなり、著者50歳と院長70歳の合わせて120歳カップルが誕生。熟年カップルの悲喜こもごもを著者流の悪趣味さと、どこか暖かい目つきで描いたドキュメント漫画。
自分の身の周りのことをなんでも漫画にしてしまう著者だが、ここまで赤裸々に描くものとは思ってもみなかった。割と大ざっぱな著者と、かなりの潔癖症で特に感染について病的に毛嫌いする院長の間の接触が生々しすぎる。しかしよくこれでつきあっていられるとも思う一方、非常に似合いの二人という気もせんではない。
東京タワーの直下に日本のフリーメーソンの本部がある事は知ってたけど、まさかそれまで漫画にするとか、よくやったもんだと感心も出来るし、完全に関係ないけど、ついこの前、ある本を読んでいて鶯谷デッドボールという地雷風俗があることを知ったが、それが突然漫画で登場してびびった。 |
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20 |
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10話 |
ラッキーはオリオン号にいた小太郎をチキュウに帰すこととなったが、キュウレンジャーになりたい小太郎はこっそりとセイザーブラスターとキュータマを持ち出してしまう。そんな時、オリオン号のコントロールが効かず、太陽に向かって急加速していた。
敵はモズマ。オープニングのロボ戦で敗北していたが、密かに脱出しており、オリオン号にウイルスを仕込み、太陽に向かってオリオン号を突っ込ませようとする。
小生意気な少年小太郎を中心とした話で、なんと11番目のキューレンジャー、コグマスカイブルーに変身する。あと一人で「グランセイザー」に並ぶ。
小太郎が変身したこぐま座の戦士は、実はビッグベア総司令の魂が宿ったキュータマを使用したからとなる。前回ショウ・ロンポーの回想で出てきたが、まさか次の回で出てくるとは思わなかった。
ビッグベア総司令の霊によれば、「儂の後継者がショウ・ロンポーのようないい加減な奴だとおちおち成仏もしてられない」そうだ。まあその通りのような?
一方、オリオン号を太陽に向かわせたのは誰かという犯人捜しが展開しているが、ショウ・ロンポーを始めとするぬる〜いギャグとなってる。もう少し切実だったら「11人いる」になるんだけど。
<モズマが逃げる先に必ずラッキーが現れる。なんでこんなラッキーな…と思ったら、そう言うキャラだったか。これまでの戦隊もののツッコミどころを「よっしゃラッキー」で全部説明付ける恐ろしいキャラだ。
コントロールを失い、太陽に突っ込みそうになったオリオン号を救う為にショウ・ロンポーが叫んだ台詞は「オリオン砲発射。太陽を吹っ飛ばせ」だった。とりあえず言っただけらしいが、どう考えても悪人の台詞である。> |
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19 |
読書 |
星の揺りかご アクセル・ワールド17
加速研究会の正体を知った黒雪姫初めのネガ・ネビュラスの面々。だがネガ・ネビュラスは白の王が統べるオシラトリ・ユニヴァースの本拠地である港区に直接攻めることが出来なかった。その問題を解決するため、黒雪姫=ブラック・ロータスは緑の王との協定を結ぶと言う。そのための準備に追われることとなるハルユキ=シルバー・クロウだが、実生活の中学生活にも波乱があり…
これまでずっとアクション主体で展開していたが、今巻はあまり動きのない少々休憩と言った風情の話になってる。これが最終決戦になるかどうかはともかくとして、物語を進めるためにはとても重要な話ではある。 |
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26話 |
流通している仮面ライダークロニクルの使用を停止するように呼びかける衛生省の恭太郎。だがあくまでこれがゲームであると信じる者たちの使用は止まらなかった。それに伴って増大するゲーム病患者たち。彼らはクリアこそがゲーム病の治療と信じて次々にライダーに変身していく。
敵はソルティバグスターとアランブラバグスターと仮面ライダーパラドクス。
仮面ライダークロニクルの危険性を感じた衛生省が早くも動き出した。現実に即すれば当然のことだが、これまでの特撮では政府は頼りにならないことが多かったから、えらく迅速に思える。ただし消滅の危機に関してはパニックを抑える為に隠蔽するが、それが不信感を呼んでいる。
敵キャラとしてポッピーピポパポが仮面ライダーポッピーに変身。久々の女性仮面ライダーとなった。記憶が改竄されている為、他の仮面ライダーは敵としか見てないが、これが本来の姿であるとのこと。相変わらず陽気に戦う為、シリアスな雰囲気の中で浮きまくってる。
医者とは何か。そのことに悩む飛彩の姿もあり。いつの間にか永夢の方に感化されてきているらしい。
<ライドプレイヤーのテンマは「俺、ゲーム得意ですから」と言って変身しているが、量産機で単独で立ち向かおうってのがそもそも「ゲーム得意」と言えないのでは?本当に得意というならば、他のキャラがやられてるのを観察して戦いを控えるのでは?> |
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映画 |
子連れ狼 冥府魔道(1973) |
手合わせた刺客から出された条件を受け取るようにと言う奇妙な刺客依頼を受けた拝一刀(若山富三郎)は、次々と刺客を打ち破っていく。そして明らかになったのは、黒田藩の跡継ぎを巡る藩をあげての抗争だった。否応なく巻き込まれてしまう一刀と一子大五郎だが…
大好評のシリーズも既に5作。再び三隅研次がメガフォンを取ることになった。
三隅研次という監督は、当時の職業監督の中にあってかなり異彩を放つ監督だと思っている。
本来職業監督というのは、淡々と脚本に従った物語を作りつつ、いかにその中でメリハリを付けるかというのを考える。だからシリーズが進むに従って演出が練れてくるのが普通。具体的にはシリーズの演出の方向性が定まると、その演出を中心に持って行くように他のパートがあるようになっていく訳だ。しかし三隅監督はそれだけでは気が済まないらしく、シリーズが進んでも何かしら新しい要素を付け加えようとする傾向がある。
それが上手くいくと、新しい方向性を作り上げることが出来るが、それが上手くいかないと、本当の駄作になってしまう。特にこのシリーズにおいて、1〜3作の次々に出てくる新機軸は呆れるほど面白く、このシリーズが邦画でもかなり特異な位置を保つようになった理由。少なくともこの三作に関しては三隅監督に全部任せたのは大正解だった。
ただ、それが上手くいかなかったら…というのが本作となってしまうのだろう。ちょっと演出的に外れのような感じである。
本作で導入した新機軸は、これまで保護の対象でしか無かった大五郎を一人の男として描こうとしたことになるのだろうが、流石に幼児にドラマを強いるのは無茶で、やってることは幼児虐待以外の何物でも無くなってしまった。特にポリティカル・コレクトネスが進んだ現代ではこれは抹殺対象になりかねない描写で、ヤバイ一歩に踏み込んでしまったのでは?と思わせてしまう。
更に物語がちょっと無理ある。元々が荒唐無稽と言われればそれまでだが、刺客一人一人がメッセージ抱えて自爆してくるって、一体命をどう考えてるんだ?他に命の捨てようもあるだろうに、なんでむざむざ返り討ちに遭うこと前提で特攻する必要はまったくない…多分これ原作が漫画だからというのが理由だろう。刺客一人分で一話使えるから、話を延ばすには丁度良いからという単純な理由だと見える。
演出は相変わらずキレが良い為にそれなりに観る事が出来るのだが、いろんなところで問題がある作品だから、差し引き0と言ったところだろうか? |
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15 |
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08話 |
司令官ショウ・ロンポーが変身したリュウバイオレットがイカーゲンとマーダッコと戦っている内にスティンガーたちを救出したラッキーたち。だがリュウバイオレットの変身には時間制限があると見抜いたスパーダは再びチキュウに戻り、ショウ・ロンポーを助けようとする。
敵はマーダッコとイカーゲン。そして二人に呼び出されたムッチャツヨインダベーとメッチャツヨインダベー。
司令官ショウ・ロンポーの過去があばかれる話。いつも豪快磊落と言った雰囲気のショウ・ロンポーだが、過去属していた組織リベリオンの命令に背いて組織を壊滅させてしまったという過去を持つ。
そんなショウは、自らを犠牲にキューレンジャーを守ろうとしていたが、本当の願いはキューレンジャーと共に戦うこと。その願いを告白することで10人目の戦士として覚醒した。
あとなんだかマスコットしての子どもが入ってきたらしい。昔の戦隊には必ずと言って良いほどいたけど、いつの間にか消えてたので、復活させたか?
<ショウ・ロンポーによればキューレンジャーは9人だけだそうだ。確かに追加戦士が入ったらジュウレンジャーになってしまう…ラストでそのツッコミがちゃっかり入ったけど。
ツッコミじゃ無いけど、ショウ・ロンポーの声が神谷浩史なので、凜々しい声になるとジャンボットにしか聞こえなくなる問題点がある。
キュウボイジャーを持たないはずのリュウコマンダーは一言。「出てくるんじゃないかな?」で本当に出てきた。良いのかこれで?> |
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14 |
映画 |
住むことが出来る場所 |
グローリー/明日への行進 |
ジャクソンハウス(アトランタ) |
パラノーマル・アクティビティ |
サンディエゴの家(カリフォルニア) |
恋はデ・ジャブ |
チェリー・ツリー・イン(イリノイ) |
フェリスはある朝突然に |
キャメロンの家(イリノイ) |
ホーム・アローン |
リンカーン・アヴェニューの家(イリノイ) |
トワイライト |
カレンの家(オレゴン) |
スモーキング・ハイ |
ロドリゲスの家(カリフォルニア) |
プリティ・プリンセス |
ミアの家(カリフォルニア) |
悪魔の棲む家 |
デフォーの家(ウィスコンシン) |
ウーマン・イン・ブラック 亡霊の館 |
マーシュの家(英ノーサンプトンシャー) |
ゴッドファーザー |
コルレオーネ一家の家(ニューヨーク) |
再会の時 |
ホリデーホーム(サウスカロライナ) |
ブレード・ランナー |
デッカードのアパート(カリフォルニア) |
フィールド・オブ・ドリームス |
トウモロコシ畑(アイオワ) |
マネー・ピット |
マネー・ピット・マンション(ニューヨーク) |
007 ダイヤモンドは永遠に |
ブロフェルドの家(カリフォルニア) |
スカーフェイス |
トニーのマンション(カリフォルニア) |
恋愛適齢期 |
ハンプトンビーチハウス(ニューヨーク) |
20 movie locations you could live in |
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読書 |
テラフォーマーズ20
燈達の努力にもかかわらず、人類の一部の協力と共に既にこの地上はテラフォーマーズたちのものになりつつあった。大規模攻勢を眼前に、ついに世界人類はテラフォーマーズのことを知ることとなる。
これまでテラフォーマーズの大群と選ばれた人類の戦いだったが、ここからは人類対テラフォーマーズとなるらしい。とは言え、多分あっけなく人類は滅ぼされかけ、又エリートたちとの戦いになるというパターンになるような気はする。 |
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13 |
読書 |
天地無用!GXP14
海賊勢力を一掃し、残ったタラント一派も超古代兵器ZINVを手に入れることで壊滅させられた。任務を終えて再びアカデミーの学生に戻った西南だが、卒業と同時にサプライズが待っていた…
アニメ版の最終話までを収録。10年くらいかかったが、無事これで終わり…と思ったら、実はこれでようやく前半の終わりなのだとか。確かにこれまでいくつも張ってきた伏線で全く回収されてなかったものもあるし、むしろアニメから離れたこれからが本来の作品展開となるのだろう。
ただ、ZINV出現と共に「デュエル」の設定が多量に流入し、すごく話にまとまりがなくなった印象はある。これを読んでる人間が「デュエル」を全話観てることが前提だからねえ。著者のファン以外はついていけんぞこれは。 |
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24話 |
ポッピーピポパがCRから消えて一週間。その間に新生幻夢コーポレーションからは新作ゲーム“仮面ライダークロニクル”が発売されていた。このゲームのプレイヤーは仮面ライダーとなり、現実世界にあふれた怪物と戦うことになるのだが、プレイヤーは必ずゲーム病になってしまうことが分かった。しかもそこに登場する案内人はポッピーピポパであることが分かり…
ついに発売された仮面ライダークロニクル。檀黎斗が目指していたのは現実世界とゲームを融合させて、究極のゲームを作る事だったが、それを受け継いだパラドはこれをバグスターが人類を侵略するゲームに作り替えてしまった。たった一つのライフで強大な敵を倒し続けねばならないという相当に大変な仕様で、ゲームオーバーは肉体の消滅というおまけ付き。元の黎斗が作ろうとしていたものの方がまだましだったというオチ。
これによって世界はほぼあっという間に滅ぼされてしまった訳だが、この世紀末的雰囲気展開に持って行くとは想像も出来なかった。凄い話になったもんだ。
パラドが敢えてこのようなゲームを作った理由は、これまでゲームキャラは攻略される側にあったが、今度は攻略する側に回るというもの。データとはいえ、殺され続けてきたゲームキャラの叛逆ということになるのか。面白い。
<仮面ライダークロニクルの仕様がほぼまんまSAOというのがちょっと引っかかる。> |
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11 |
映画 |
ラ・ラ・ランド(2016) |
ハリウッドでの成功を願うミア(ストーン)は、なかなか目が出せずにいた。そんな時ジャズバーで一人のジャズピアニストの演奏に聴き惚れる。そのピアニストのセブ(ゴズリング)は、自分の好きなジャズを流せるバーを持つことが夢みていたが、現実は厳しく、明日の暮らしもままならない状態。そんな夢しか持たない二人が出会い、お互いを支えながら、夢に向かって歩み出そうとする。
久々のミュージカルの快作が登場。批評家の受けも非常に良く、オスカーの本命でもあった(残念ながら作品賞は『ムーンライト』だが、授賞式でプレゼンターのウォーレン・ベイティが『ラ・ラ・ランド』と読み上げてしまった珍事があった)。
そんな経緯もあって、是非劇場でという思いを持って観に行ってきた。
出来そのものには大満足。オープニングの交通渋滞をミュージカルシーンに変えてしまう演出から始まり、力一杯踊るシーンや、ブルース調、ジャズ調、タンゴ調と、しっかりメリハリをつけたミュージカルシーンの数々は見所が多く、ストーリーもちゃんとひねりを加えてほろ苦い大人の恋愛を上手に仕上げてくれている。
キャラ良しストーリー良しダンス良しと、非の打ち所のない見事な作品だが、やはり圧巻はダンスシーンとなるだろう。
圧巻のダンスシーンこそが本作の身上だが、圧倒的な凄さというのではなく、どこかで観た感じ、懐かしさというものを感じさせるのが巧さだろう。
本作のダンスシーンだが、基本的に上手く構成はされているものの、どれも目新しくはない。ただし目新しくはないが、実に様々な年代のものを上手く取り入れている。
ハリウッドではミュージカルは継続的に作られているが、年代によって流行り廃りがあるため、どの年代にも個性がある。例えば50年代の一対一の社交ダンスのようなもの、一人で踊るタップダンス。60年代の絢爛豪華な集団ダンス。70年代の個人の技量を徹底的に前に出すストイックなダンス。80年代の底抜けに明るい野外の集団ダンスと、一人でエンターテインメント性を目指したもの。90年代のしっとりした一対一の様々な要素を取り入れたダンス、2000年代のアクロバティックなダンス。どれもこれも様々な個性があるのだが、本作はそれらのほとんど全てを網羅してダンスシーンが作られているのが特徴とも言える。その辺の使い方が本当に上手い。
結果として、時代を先取りすることによって時代を代表するミュージカルとはなり得ない作品ではあるものの、どの年代でミュージカルを楽しんだ人にとっても楽しめる作品になってる。
その意味で、目新しい個性よりも、一つの作品の完成度の方を優先した作りを支持したい。
ストーリー面は様々なところで『秒速5センチメートル』(2007)の関連が語られているようだが、確かに似ているところもあるとは思う。
でも本作の場合は、センチメンタリズムよりももっと現実的な意味があるようだ。それこそ『秒速』との類似が見られるラストシーンだが、ここでミアとセブが分かれていたことが唐突に示されるのだが、これは単に性格の不一致で別れたとかではないのだろう。
ミアとセブの二人には大きな夢がある。そしてお互いの中にある夢を見いだしたからこそ惹かれ合っていたし、二人の夢はラストで叶えられる。だけどその過程を考えてみると、セブもミアも、相手の夢を叶える為にどこかで自分の夢を妥協しようとしているシーンが散見できる。それは例えばジャズの新解釈をするバンドにセブが仲間として入るのは、本来自分の目指すべきところとは異なっても、ミアの演劇の応援をする為にはそれが必要であると思ってのことだし、ミアを最後のオーディションに連れ出す為には、自分の仕事を完全無視して応援に駆けつけているシーンもある。
ミアであれセブであれ、もし自分の夢を優先するならば、パートナーはその夢を一緒に応援してくれる人でなければならないはずである。そして二人は個別に夢を持っている以上、恋愛か夢のどちらかをあきらめねばならない。結果として二人は別れることで一人一人の夢を叶えることが出来た。
更にラストでミアは無事結婚して子どもも出来ているが、その際の夫というのが、基本ミアを第一に考えて行動してるようにも見える。何も説明はされてないが、大女優となったミアに対し、子どもを育てる側に入っている、いわば主夫のような立場にあるような存在に見える。これはつまり、ミアの夢に対して全てを応援できる存在だからミアと一緒にいられたと解釈することが出来る。
つまり、ミアとセブが別れるのは必然なのである。
ミアには夢があるし、セブにも夢がある。その二人の夢は、一緒に夢を語り合う分には問題ないが、お互いを支えることは物理的に出来なくなることは必至なのだから。
全てが手に入る訳ではない。だけど努力すれば愛と夢のどちらかは手に入った。ラストシーンの「もし…」という流れは、夢ではなく愛を追いかけた場合のシミュレーションだったと見ることもできるだろう。
故にこそ、現実のほろ苦さって奴を感じさせる物語になっており、それが本作の真の良さになっているとも言える。 |
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読書 |
ズッコケ中年三人組 age41
ミドリ市在住の小学校時代の仲良し三人組ハチベエ、ハカセ、モーチャンがいつものように飲み会で語り合っている内に、今テレビで大人気の占い師である鞍掛真智子がかつて二ヶ月だけクラスにいた転校生の北里真智子であるという話題となった。そんな彼女が講演会でミドリ市にやってくると知り、それでクラスのみんなと集まりたいという話になるのだが…
記憶がないのでこの北里真智子の話というのは読んだことがなかったかと思うが、なんか今回は、ただ昔のクラスメイトと出会って旧交を温めて終わりってことになってしまい、全体的に中途半端に終わった感じ。
まさかこれが後の伏線になってるなんてことはないよな? |
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<楽天> |
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08話 |
チキュウでの同時作戦をショウ・ロンポーから指令され、5つのモライマーズを破壊する作戦展開を行うキュウレンジャー。次々とモライマーズを破壊していくが、その中でスパーダはショウ・ロンポーの指令に違和感を覚えていた。一方、ショウ・ロンポーからラシンバンキュータマの探索を命じられたナーガとバランスだが…
敵はメシウマインダベー。チキュウのダイカーンの一人。人々から食べ物を奪い、飢餓状態にしてパワーを奪おうとする。そしてイカーゲンとマーダッコ。
キュウレンジャーの料理番スパーダを中心とした話。最初からメンバーだったが、ちょっと浮きがちなキャラ。独自の論理で行動しているが、基本的にみんなにおいしいものを食べてもらうという思いで行動することは一貫してる。だから食事を奪われ苦しんでる人を見捨てることが出来ず、作戦に支障を来しても人を救う方に行ってしまう。
一方、ラシンバンキュータマを探しに洞窟探検をしてるメンバーだが、やってることは『レイダース』だったり『里見八犬伝』だったり。
結果として三人ずつ三つのグループに分かれることになったが、それぞれに危機を迎える結果となる。
そして司令官であるショウ・ロンポーの過去と、その力量の片鱗も描かれる。いつもいい加減な性格してるように見えるが、過去はとても真面目な性格で、時折その過去に戻るようでもある。今回初めて「命令」という言葉を使用していた。現時点でのキュウレンジャーでは全く敵わないイカーゲンとマーダッコに対して、リュウバイオレットに変身する。
<リュウバイオレットに変身したショウ・ロンポーだが、サイズ的にこっちの方が小さい。どうやってあの顔とか押し込んでるんだ?…どこかで同じ事言った記憶があるけど。
今回はいつにましてスパーダの名言が多いが、「戦うなと言われても、戦わなければならない時がある」とは名台詞。戦ってあっけなく負けて、結果としてショウ・ロンポーの助けを待つしかないことも含めて。> |
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