Top
record

履歴

31
30
29
28
27
26
25
24
読書
蜘蛛ですが、なにか?14
馬場翁 (検索) <amazon> <楽天>
 魔族によるエルフの郷の大侵攻が始まった。一見抵抗するエルフに襲いかかる魔族という構図だったが、実は手ぐすね引いて待っているポティマスの懐に飛び込まざるを得ない状況だった。次々に繰り出される超近代兵器に対処手一杯の“わたし”と、“わたし”の手引きでポティマスのコピー体と戦い続ける魔王。そんな中で、エルフの郷で保護されている同級生達の動向は…

 5巻の再演となる話だが、あれはシュンの目で見た戦争で、今回は魔族の目で見た真実の話。この星の過去から今に至る歴史と、これからどうなっていくのか。これまでの魔族、エルフ、人間の三つ巴が崩れたこれからが、本当の結末へと向かうことになる。
<A> <楽>

牙狼-GARO- 東ノ界楼

7話  莉杏を試練の道へと送り出した後、混乱の中にあるサガンの街へと戻った流牙とレクトル。彼らの前に現れたのはホラーに身体を操られた住民達だった。その大本のホラーを倒すべく戦う黄金騎士。

 敵はアクアス。サガンの街に現れた水状のホラー。その水を飲んだものを操る。ザルバ曰わく「姑息なホラー」。本体が水なので魔戒騎士の剣では斬れない。
 今回はほぼ全編アクション回。魔戒騎士とそれをサポートする魔戒法師。流牙とレクトルが良い相棒になっている。
 すっかり精神まで汚染されてしまったエルミナを正気に戻すという使命と、ラインシティを迫り来るホラーの大群から守ると言う両面作戦をなんとかこなしていた。
 自分の精神の中で戦っていたエルミナは幻のように現れたリュメのメッセージを聞いてホラーを追い出すことに成功した。
ミーツ・ザ・ワールド
<A> <楽>
METAL COMPACT ラガン
22
映画
パンダ・コパンダ(1972)
 小学生の少女ミミ子同居している祖母を法事に送り出し、しばらく一人暮らしすることになった。しかし家へ帰ってみると、そこには人語を解する子供のパンという子パンダと父親のパパンダという大人のパンダがやってくる。ミミ子の裏庭にある竹藪が見事なので、しばらくここにいたいという親子を、ミミ子は家族として受け入れる。ところが実はこの二匹、近所の動物園から逃げてきたことが分かってしまい…

 高畑勲監督が子どもの目線で作ったアニメーション。監督は元より子どもの目線を大切にしてきたので、本作はぴったりの企画だろう。
 ただ本作製作は紆余曲折あったようで、本来これは宮崎駿が『長靴下のピッピ』の企画を持ってきたことから始まり、そちらの用意を始めていたら原作者リンドグレーンの許可が得られなかったため断念。その代わりの企画として来たのが本作となったそうだ。
 なんの伏線もなく突然現れるパンダの親子と、それを受け入れる女の子という時点でファンタジックな話だが、本作の場合はファンタジーよりもシュールな方向性が強い。
 パンダのお父さんの言動は、どこか現実から遊離したもので、まともな会話が出来てないのだが、幼児のミミもそんなことを気にしてないので、なにもかも会話がずれてしまう。しかしそのずれた会話が不思議と物語が出来てしまうのが面白く、この辺のバランス感覚が高畑&宮崎という当時の最強コンビの実力に思えてくる。
 だから面白いとか笑えるとかではなく、とても強い印象を残す作品となった
 事実本作を最初に観たのは幼少時だったはずだが、いくつかの場面はずっと記憶に残り続けていたし、大人になって観直したときに、自分の記憶力の良さに驚くほどだった。子どもの頃にたいして面白くなかったというのも、今になって良く理解できた。そして面白くはないはずなのに記憶に残り続けるほどの画の強度も改めて思い返してしまった。
 改めて思うと、凄い作品だったような気がしてきた。今更。

超宇宙刑事ギャバンインフィニティ

5話  多元地球Σ3302では、哀哭院刹那がギャバン・ブシドーとして違法なエモルギア取引を防いでいた。だが、そんなギャバン・ブシドーの活躍をじっと見ている存在があった。

 敵はエモンズ・チョーク。メデル・デ・カッターナが作り上げたエモンズで、開いた魔空空間から出てきた。
 再び最初の舞台だったΛ8018に戻っての話で、前回の訪問で出会った哀哭院刹那と再会し、ギャバン・インフィニティとギャバン・ブシドーの共闘が描かれる。割と早い再登場だった。今回は刹那の上司である天羽琉唯が狙われて罠にはまってさらわれてしまった。そこで本部の待機命令に従うしかない刹那の姿が見られる。
 前回の怜慈との会話で自分の思いで行動すると誓っていたが、やっぱりなかなか主体的な行動が難しいという状態。それでも苛々が募った結果、自分の意識で行動し始めたという話。その思いを受けた怜慈は自らのギャバリオンブレードを手渡してサポートした。
 前回怜慈と出会ってから自意識が生まれた刹那は、これまでギャバンとして生きるとは何かを考え続け、ギャバン道なる思想を生み出していた。
 敵が魔空空間を作り出したとき、「引きずり込んでやる」という台詞が良い。これがあるとギャバンって感じがする。
<敵の名前が「愛でるで刀」のアナグラムで、弁慶人という、ベタすぎるネーミング。>
果てしなきスカーレット
<A> <楽>
私を喰べたい、ひとでなし
<A> <楽>
wiki
20
読書
紅殻のパンドラ7
士郎正宗 (検索) <amazon> <楽天>
六道神士 (検索) <amazon> <楽天>
 ブエル回収に向かったクラリオンと、そのクラリオンを追うネネは、そこでブエル回収にやってきた米帝のイアン・クルツの部隊と交戦となってしまう。ネネとの約束で絶対に人を害さないという制約を持つネネは決め手の攻撃が出来ないままだった。

 前巻に続いてのブエル攻防戦。絶体絶命のピンチかと思いきや、クラリオンはきちんと用意していたというオチ。まだ余裕があったので、クライマックスまではいかなかったな。
<A> <楽>

仮面ライダーゼッツ

26話  莫が夢の中から富士見たちに見せた光景は、これから起こるであろう未来のことだった。莫が見た予知夢では自分自身の死を含め、世界の崩壊が起こっていること。それを止めるための手立てとして

 基本的にバンクの話だが、これまで予知夢として見ていた光景をみんなと共有することで、ストーリーの説明をする話。これまでいくつかあったぼんやりしていた設定もここではっきりした。CODEの正式名称がConfidential organized Defensive Estabishmentの略称であることを知らせ、実際に裏から世界を守っていたことを明かす。そしてナイトメアの真の目的はこの世界に現れ、現実世界を侵食することだったことがはっきりした。だから一人でも現実化した時点で世界は終わる。予知夢ではディザスターナイトメアが世界に出てしまったので、その時点で世界は崩壊したということになる。
 これまでを予知夢として見ていた莫は、これらの出来事は全てねむの母でかつてCODEのエージェントだったザ・レディによるものだと分かった。彼女は悪夢の中でCODEとははっきりと決別し、自分自身でねむを助け出すミッションのみを自分に課した。
 莫はこの告白をノクスが聞いていたことを知っており、その上でノクスに協力できないかと持ちかけている。
 実は1話以前の事故で莫は予知夢を見るようになったそうだ。1話目時点で既に予知夢だったことが分かった。実はこの時点でまだ1話と同じ。これまでの夢は全てたった一晩で見た夢だったとのこと。まさしく胡蝶の夢だな。
 ラストでCODEから派遣されたナンバーファイブとシックスが現れ、莫を狙撃するが、カタストロムの力を用いてあっけなく返り討ちにしていたのだが、そこに新たな仮面ライダーの姿が現れる。この時点で1話の時とは状況が変わっているようだ。
 途中で主題歌が変わった。記憶では「仮面ライダー剣」以来か?
VOL.1
<A> <楽>
シャドウズ・エッジ
<A> <楽>
アニメ私塾流「誰でもわかる」最適な作画レイアウトの描き方(2026) <A> <楽>
室井 康雄
18
映画
メアリー女王の処刑(1895)
 イギリスの歴史的出来事であるメアリ女王の処刑シーンを映画化した作品。映画の始まりである1895年に作られたことから、おそらく最も早く登場した歴史上の人物となるだろう。

 本作でやってることは、跪いた女性に処刑人が刀を振り下ろし、首が落ちるというシーンだけ。今の目で見るなら、人は作り物そのもの。だが初めて映画を観た人からすれば大きなショックだっただろう。映画は人の死を描いても良いという先例を作ったことで大きな意味がある。
 それに本作は初の特撮を用いた作品でもある。跪くまでは実際の女性を、画面は続くが、一瞬の間があり、人形に置き換わっている。これを連続した画面で行うことで、ちゃんと特殊撮影になっている。
 特撮好きだったら本物の特撮の原点を観られたこと自体が喜びと言って良い。
新規 レビュー 特捜ロボジャンパーソン全話 事典 特捜ロボジャンパーソン完了
旅と日々
<A> <楽>
ゴジラ(1989)激闘 クリアブルー Ver.
16
読書
現実主義勇者の王国再建記5
どぜう丸 (検索) <amazon> <楽天>
 新たな国家フリードニア王国が誕生し、新国王となったソーマは次々と新しい制度を作り上げていく。その中で最も重要な軍の再編にとりかかるが…

 新国家としての始まりで内容としては盛りだくさんだが、中心となるのは魔族の侵攻に備えて国力を充実させるということで、そのためにこれから動き始めたところ。一方結婚生活もようやく始まった。結婚も国家事業の一環ではある。
<A> <楽>

牙狼-GARO- 東ノ界楼

6話  正統な後継者として選ばれた莉杏を退けて自ら守護者になろうとしたエルミナ。彼女に追いつき、後継者を巡って激しく戦う二人。一方流牙とレクトルはホラーから回廊を守ろうとする。

 敵はエルミナ。そしてガルザス。ザグダムの目の本来の持ち主。南の街を壊滅させた人型のホラー。
 レクトルとアイラの過去が描かれる。南の街が崩壊した切っ掛けを作ったのはアイラがホラーの力を封じた魔導筆を手にしたことからで、それを封印したレクトルの左手は石になってしまった。そしてそのホラーが今度は東の町を狙っていることを知ってこのサガンにやってきたそうだ。
 エルミナが急に自分がラインシティの守護者になろうとしたのも、どうやら南の街を滅ぼしたホラーが関連しているかのよう。
 そのホラーの本体がついに姿を現した。ガルザスというホラーはザグダムの目の本体。黄金騎士に変身した流牙も吹き飛ばすほどの強さを持っている。
 エルミナに取り憑いたのは水のようなホラーで、前回サガンに突然湧いた水と関連があるようだが、一方レクトルが追っていたガルザスは砂のホラー。二体のホラーがいると言うことか?
恋愛裁判
<A> <楽>
永久のユウグレ
<A> <楽>
wiki
12
映画
機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ キルケーの魔女(2026)
 人類全てを宇宙に出して地球を休息させるという究極目標のため連邦に対するテロ活動を続ける反地球連邦組織“マフティー”はゲリラ戦法を用いて連連邦を翻弄するが、資金に乏しく効果的な一手を打つのが難しい状態だった。そのリーダーとしてなすべき役割を考えるハサウェイ・ノア(小野賢章)だが、恋人のケリア(早見沙織)とも心が離れていく。かつて憧れたクェスとアムロの幻に苦しめられつつ、救いをギギ・アンダルシア(上田麗奈)に求めてしまう。一方、連邦軍士官ケネス(諏訪部順一)も、ニュータイプ素質の強いギギに惹かれていた。

 前作『機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ』からなんと六年。待ちに待っていた続編がようやく登場。その間にも劇場版『SEED』『GQuuuuuuX』、テレビでは「水星の魔女」「GQuuuuuuX」が放映と、ガンダムはずっと続いていて、どれもそれなりに話題になっていた。お陰で随分待たされたことになる。
 一作目は地味な内容なのだが、妙に心に残る作品だった。MSの戦闘シーンにも力入っていたけど、なにより主人公ハサウェイの韜晦ばかりの行動がとても見やすくなっていたことが一番の理由だろう。原作通り作っていたら、ハサウェイの性格がストレスになって辛くなってたはずなので、あれだけエンターテインメントに変えていた上手さに感心させられた。
 そして続編となる本作は、一作目に輪を掛けて上手くなっている
 特に今回ハサウェイは全編を通して悩み続ける。実際ハサウェイの悩みは多い。まずマクフィーとしての活動には金がなさ過ぎる悩み。様々な支援を受けているとは言え、非合法だし、テロ組織なので世間の理解は得られない。非難の的になっていても活動を続けねばならない。そして他のテロ組織と連携は必要不可欠だが、軍隊ではないのでそれぞれの組織が勝手に動こうとするのでコントロールが利かない。相手を支援して自分たちのマイナスにならないように動いてもらうくらいしか出来ない状況。組織の長として、あまりに重責を担いすぎている。
 恋人のケリアとの関係は、カウンセリングを通じての交流から、やがて恋へと発展していった。そして世直しを誓ったハサウェイを支え続けていたが、精神的に疲弊していくハサウェイを支えきれずに離脱する。ハサウェイにとってはケリアよりも大切な事があるが、それでも支えてくれる女性の喪失感は大きい。
 そして自分自身がニュータイプとして優れたパイロットである事は自覚しているが、それは即ち人殺しの才能があると言うことで、強すぎる自分自身の能力にもも半ば嫌悪している。更に画面の中ではないリアルな人の死を目撃し、それが自分たちの手によるものである事も認識することで嫌悪感が増すばかりとなる。
 そしておそらく、ほんの僅かしか合ってなかったとはいえ、ギギの存在がハサウェイの中では大きくなっていて、その思いも又大きくなっている。ケリアがハサウェイの元を離れたのも、ハサウェイの中に他の女性の存在があったからなのだろうが、その思いを抑えられない自分の感情も持て余し気味。
 そんな感情の揺れが妄想の人物を呼び起こしてしまう。本作の後半ではハサウェイは初めての戦闘となる『機動戦士ガンダム 逆襲のシャア』(1988)のことを何度となく思い出す。そもそもハサウェイが情緒不安定な状態になったのは、そこでの出来事がPTSDになってしまったからだった。おそらくはこれまでずっとその光景が頭の中で回り続けていたのだろう。ただ、おそらくこれまではハサウェイの頭の中で過去のことが巡っていたと思うのだが、戦いの中で思い出が妄想にまで変わっている。本作ではアムロやクェスが生前言ってなかった台詞を語りかけてまでいる。精神的にギリギリを既に一歩踏み出してしまった感がある。
 その逸脱こそが本作を特徴付けるものとなった。後半のハサウェイはΞガンダムの中でアムロやクェスと会話までしていて、更に量産型νガンダムの姿を見た途端フラッシュバックまで起こすのは、なんとも懐かしさを覚えるというか、この作品が『逆シャア』の地続きである事を認識できて嬉しくなってくる。

 本作の場合、ハサウェイだけでなくギギも話の中心となっていく。ギギは大金持ちの老人カーディアスの愛人として金をいくらでも使える立場にある。だがそんな特権は何も重要ではなく、ケネスの元を訪れては混乱を振りまいている。ケネス自身は有能な善人という立ち位置を崩さず、鷹揚にギギを受け入れるだけだが、更なる混乱を望むギギはケネス経由でハサウェイの元へと向かう。今回はMSの戦いの中で出会うところまで。彼女が本当に中心になるのは次回となるが、そのための溜めと考えれば、充分な存在感を見せている。

 今回は物語上、溜めの話のはずだが、結構ちゃんと見せてくれるだけで充分。

 ところで本作では山寺宏一が政治家のハンドリー・ヨクサンという役で出ているのだが、なんでここで起用する?アムロ役に古谷徹、クェス役に川村万梨阿というオリジナルキャラが出ているので、山寺宏一はギュネイ役でないとおかしいだろ?

超宇宙刑事ギャバンインフィニティ

4話  多元宇宙Σ3302で重要な施設が次々に消失するという事件が続発した。出動した怜慈は、この地球の連邦警察官と協力することとなった。ところがここは人間と昆虫が共存する世界だった。蟻の有本未空朗と協力して捜査に当たる怜慈。

 敵はエモンズ・グラップル。Σ3302の凶悪犯大地深治がエモルギアを用いて作り出したエモンズ。その際大地の仲間達のエネルギーまで吸っていた。ギャバン・アーマイゼと戦う。
 今回新しい多元地球では昆虫と人間の共生世界だった。SFマインドに溢れた大変面白い設定だが、流石に練りが足りないため、単純に人間の社会の中に昆虫が入り込んで偉そうにしてるだけに見えてしまうのが難点だ。主人公が蟻だけに、かなり無茶なアクションが入ってるけど、これはこれで面白いから良し。
 多元地球には様々な世界が広がるが、この星のように蟻と人間が共生するのははっきり言って無理。というか、こんな人間中心の社会になるはずはない。
 知性を持つ蟻をバディにしての捜査になるが、なんせサイズがまるで違うので勝手も違う。色々大変な捜査になってる。もうちょっと練ってくれれば、観たことのない特別な話になっていたかと思うと少々残念な話だった。
<有本未空朗が蟻であることは良いんだが、CGも何も使ってないため、単に蟻の人形が動いてるだけにしか見えない所が難点だ。
 有本未空朗の声は立木文彦なので、「蒸着」という言葉がなんか「サイクロン」とかぶって聞こえる。
 大地深治が作り上げた巨大ビーグルはグランドアースと言うらしい。グランドバースなら知ってるが。>
ズートピア2
<A> <楽>
なめたらいかんぜよ: 脚本家・高田宏治が生きた東映五十年の狂熱(2026) <A> <楽>
春日 太一
10
映画
30年後の同窓会(2017)
 初老の独身男サル・ニーロン(クランストン)が経営するパブにやってきた男がいた。まるで挑発するような物言いをしてサルを鬱陶しがらせていたが、やがてその正体を現す。実は二人はベトナム戦争で従軍したときに知り合い、戦友だった愛称ドクというラリー・シェパード(カレル)だったのだ。わざわざ会いに来てくれたことを喜ぶサルは、同じ部隊に属し、現在牧師をしているリチャード・ミューラーの家に連れて行った。そこで旧交を温めた三人だが、ドクは、ここに来た理由を明らかにする。それはイラクで戦死した海兵隊員の息子ラリー・ジュニアの遺体を引き取りに行くのに同行して欲しいというものだった。

 質の高いドラマを作るリンクレーター監督が次に選んだのは、戦死者の親目線で、葬儀を行うまで。これを友情のドラマとして作ったのが特徴だろう。しんみりした設定に軽いコメディ性。それに過去の戦争のPTSDの要素まで入れ、なかなかに盛りだくさん。
 あまりにテーマが多岐にわたるためか、やや設定的に散漫な印象もあるのだが、それが気持ちよくまとまっていくのが妙な快感でもある。
 ただ、本作ではとにかく笑えるというか、感慨深いところもある。
 ローレンス・フィッシュバーンが牧師役を演じているのだが、ヴェトナム戦争帰りで牧師になったということで、言葉の端々に剣呑な言葉が見え隠れするし、落ち着いた姿を見せていながら、かつての戦友の挑発に乗ってしまって地が出てしまうとかも、実に興味深い。何より、この人がヴェトナム戦争帰りとなると、やっぱり彼が出演した『地獄の黙示録』(1979)のことを思い出してしまって、とても感慨深い。もしあの少年兵がカーツと関わらなかったら、本当にこうなっていたかもと思うとなんか感慨深くなる

牙狼-GARO- 東ノ界楼

5話  流牙に助け出された莉杏は、リュメから告げられた試練の道へと向かっていく。それは自分自身の出生に関わる道だった。

 今回は莉杏中心の話。莉杏は符礼法師によって育てられたが、自らの出生を知らずに育っていた。実は龍族の血を引くものだった。そしてはっきりとリュメの後継者となることを決めた。
 一方ラインシティを守るヒデンを倒してしまったエルミナは、龍族を継ぐものとして自分自身がリュメの代わりとなろうとしている。心に語りかける声に従い、邪魔となるものを全て排除しようと考える。
 サガンの街では突然湧いた水に歓喜したが、それを飲んだ人間は次々におかしくなってしまう。
 今回は鎧の装着シーンなしで、アクションシーンもだいぶ控えめだった。
ペリリュー ―楽園のゲルニカ―
<A> <楽>
矢野くんの普通の日々
<A> <楽>
wiki
08
読書
小隊
砂川文次 (検索) <amazon> <楽天>
 ロシア軍による北海道侵攻が始まり、北海道防衛戦が始まっていた。そこで小隊を率いる安達は隊を率いて最前線に送られる。初めての戦争に、どこか現実味が持てず日常の訓練通りに進軍をしていたが、そこで起こった戦闘のリアル。

 元自衛官の著者が描いているということもあって、戦場のリアルな描写がみどころ。戦場の中にも日常があり、戦闘になったときの生死を分かつ偶然と、訓練の賜物など、こういう書き方の作品は初めて読んだかも。
<A> <楽>

超宇宙刑事ギャバンインフィニティ

3話  新たに発生したエモルギーネガティブ波動を追い、新たな多元地球Ι5109に向かった怜慈は、そこでの連邦警察祝喜輝と高鳴寿のコンビと共に捜査に当たる。

 敵はエモンズ・タマシー。デンスという青年がエモルギアに感化され、かつて密猟者のギンブルによって殺されたタマというペットの魂を込めて誕生したエモンズ。
 新しい多元地球Ι5109での二人のギャバンの活躍を描くこととなるが、前回の事件現場であるΛ8018での活動も続いており、更に本部であるΑ0073でも和仁淵とパトランの漫才まであって何かと気ぜわしい。
 Ι5109での事件もやはりエモルギアの暴走で、その捜査に当たっていた女性
 多元地球では敬礼の仕方も変わり、Ι5109では右手をぐるっと回して複雑な敬礼している。随分違和感のあるポーズだが。
 今回登場するギャバンは喜輝が変身するギャバン・ルミナス。キキとコトのコンビだと、コトが戦いの専門でキキの方が分析官のように見えるので、そのギャップを狙ったのだろうが、今ひとつそれは有効に使われてなかった感じ。
 ギャバン・インフィニティも巨大怪獣と戦うためにコスモギャバリオンを戦闘モードへ変えている。
 今回の事件は一話完結だったが、伏線の一つなのだろう。
<祝喜輝役は角心菜だったが、幼さを強調する舌っ足らず、優秀さを強調する分析官、ヒーローという造形が狙いすぎてるし、どれも中途半端な感じ。ミスキャスト感強し。>
28年後... 白骨の神殿
<A> <楽>
劇場と表象 ーオペラ・演劇・映画と批評ー(2026) <A> <楽>
森岡 実穂
06
映画
ランニング・マン(2025)
 金持ちと労働者階級富の二極化が進んだ近未来。労働階級の娯楽のためには消すことができないテレビ番組をあてがい、そこでは数多くの視聴者参加のリアリティ・ゲームが行われていた。中でも最も人気があるのが、労働者階級から選ばれた三人がハンターから一月逃げるという「ランニング・マン」という命がけのゲームだった。持ち前の正義感で上司に逆らったために無職となってしまったベン・リチャーズ(パウエル)は、重病の娘の治療費を稼ぐために「ランニング・マン」のゲームへの参加を決める。捕まえられたら即処刑というこのゲームに、文字通り命がけで挑むことになる。

 かつてスティーヴン・キングがリチャード・バックマン名義で出版した長編小説の二回目の映画化作品。最初の映画はシュワルツェネッガー主演に、逃げるのではなく、挑戦者として戦い続けるという内容に変えられ、小説とはかけ離れた話になってしまったが(そのためか、日本では原題の『ランニングマン』ではなく『バトルランナー』(1987)という邦題がつけられた)、その時は内容が大変不満で、ちゃんと原作に沿った映画化を待ち望んでいたが、それ自体が結構ヒットしてしまったため、もう作られることは無かろうと思っていたのだが、まさかそれから30年近くも経ってまさかの原作準拠の作品ができるとなって、これは嬉しい。しかも監督がエドガー・ライトとなれば、当然期待は高い。

 原作は40年前のもので、そこで書かれたSFということで、未来予想はかなり違っている。だからこの作品は、ちゃんと原題の状況に合わせてアップデートされている。
 現実世界には原作にはなかったネットがあり、それが配信として使われている。テレビとネットの何が違うのかというと、双方向性があるため、視聴者がフィードバックできること。だから市民によるゲームの参加は積極的に推奨されているし、そのフィードバックで瞬間的に番組の次の展開が変わっていく。より視聴者参加型になっているために原作よりもずっとスピード感があって原作を上手く現代のものに合わせた感がある。
 それに2020年代になり、世界的に貧富の差が広がったこの時代にこの設定出されると、単なるSFに留まらず今の時代を考えてしまうものでもある。
 しかし何より本作がイギリス人監督のエドガー・ライトによって作られたと言うことが一番の売りとなるだろう。全編にわたって漂う気怠げさと皮肉に満ちたコミカルシーン。偶然出会う人たちの多彩さ。まさしくライト監督の作品だし、それが本作には見事に合っていた。

 ラストシーンに関しては原作とはだいぶ離れてしまっているが、そもそも原作のラストは911以降映画界では禁じ手になったため、こうなるのは致し方なし。ただ原作の終わり方が好みだったから、ちょっとそこは引っかかるところ。

仮面ライダーゼッツ

24話  目覚めたねむの前に現れたザ・レディはねむの母親と言う。だが実は彼女はコードナンバーツーと呼ばれるエージェントで、任務の途中で現実に戻った時に胸に抱いていた赤ん坊こそねむだったという。

 敵はウルフナイトメアポイズンナイトメアディザスターナイトメア。ザ・レディが生み出したナイトメアで夢の世界で破壊行為を繰り返す。そしてロードスリー。コードナンバースリーが変身した仮面ライダーに似た変身体。
 前回ラストでねむに自分がお母さんだと言っていたザ・レディだが、実は本当の母親ではなかった。ねむは夢の中で生まれた特別な子だった。事故で昏睡状態になったねむを救うためにこれまで活動していたという。
 一方、自らの悪夢を解放し、冷徹なエージェントとなった莫は周囲の心配をよそに夢の中での任務を遂行している。莫の目的はねむを助けることだけで、その任務を邪魔するものは全て排除するし、重傷を負った人も無視している。性格が全く変わってしまった。
 自らのうちにあったカタストロムの力を乱用したことで莫は精神をすり減らしてしまって変身が出来なくなってしまったが、そこに現れたコードナンバースリーが変身したロードスリーによって撃たれてしまう。
 主人公が同じ仮面ライダーを殺しただけでなく、主人公まで死んでしまうと言う衝撃の展開だったが、何故かラストでは病院で目を覚ましている。頭が展開に追いつかない。
 ゼロの本体が登場した。概ね想像は付いていたが、元の声が川平慈英だったので、本体も川平慈英だった。
VOL.1
<A> <楽>
ひゃくえむ。
<A> <楽>
TAMASHII NATIONS 超合金魂 GX-04S UFOロボ グレンダイザー 宇宙の王者セット
04
読書
僕のヒーローアカデミア18
堀越耕平 (検索) <amazon> <楽天>
 エリの力を借り、ワンフォーオールの100%の力を使えるようになった出久は、ギリギリのところで治崎を無力化することが出来た。犠牲も多かったが、ようやく平和が訪れ、これまで延び延びになっていた爆豪と轟のヒーロー仮免試験が始まる。

 冒頭で治崎の話の決着が付いてしまい、後半はほとんど仮免試験について。子ども相手に爆豪がどうなるかと思ったら、意外に上手くコントロールしていた。前半の盛り上がりと後半のほのぼのさが今ひとつ噛み合ってない感じはあるが、分けて考えるべきか。
<A> <楽>

ONEPIECE(1st)

3話  カヤの執事クラハドールが海賊である事を知ったウソップは海軍に泣きつき、たまたまその話を聞いたコビーはルフィの名前を聞いてウソップの言葉を信用することにした。しかしすげなくクラハドールにあしらわれてしまった。一方、毒入りのスープを飲み干したルフィは動けなくなってしまい、ゾロは井戸に放り込まれ、瀕死の中で過去の自分自身を思い出していた。

 これまで散々嘘をついていたウソップは誰にも信用されず、ルフィとゾロは身動きが取れないというほぼ絶望的な状況の中の大逆転劇。
 たとえ誰からも信用されなくても影ながらカヤを守ろうとするウソップは動けるナミと共同してカヤを守ろうとし、なんとか逃げ回ってる内に回復したゾロとルフィが合流する。
 ルフィとクロの戦いは、気配を消して闇から攻撃するクロに対し、野生の勘で逃げ回るルフィ。そこにゾロが加わったことで形勢逆転。
 ゾロの過去も語られる。何故ゾロが三刀流になったのかは、子どもの頃のライバルのくいなとの戦いに勝つためだった。だが、お互いに高みに登ろうと誓ったライバルは翌日に事故死してしまい、彼女に誓った誓いを果たすためにゾロはひたすら強くなろうとしたとのこと。ゾロの幼少時の修行風景は、ハリウッドの忍者ものを彷彿とさせる描写だった。
 今回もコビーが登場するが、モロにルフィと鉢合わせ。海賊を捕らえろという中将の命令に、身動きの取れないルフィを捕まえるのだが、結局逃がしてしまう。
 カヤの命を救ったことで、カヤから船をプレゼントされ、それをゴーイングメリー号と名付ける。それでウソップをスカウトするが、最初渋っていたがウソップも海賊の仲間になることになった。
 そしてラスト、ルフィを追う海軍中将のガープの姿を見たルフィは思わず「爺ちゃん」と言ってしまう。
モンテ・クリスト伯
<A> <楽>
出禁のモグラ
<A> <楽>
wiki
02
映画
アンネ・フランクと旅する日記(2021)
 現代のアムステルダムにある博物館「アンネ・フランクの家」に雷が落ち、その衝撃で「アンネの日記」を収めるガラスケースが破損してしまった。そこから日記の中でアンネが「想像上の友人」として描いた10代の少女・キティーが姿を現す。キティーは自分が何故ここに居るのか全く分からないまま外に出るのだが、そこでペーターという男の子と出会う。アンネ・フランクの家を探しているというキティーに、ペーターは面白半分で付き合うことにするのだが…

 これまで数え切れないほどに作られてきた「アンネの日記」をアニメーションで再解釈して作った作品。これまでにはない視点で作られ、新しい視点で「アンネの日記」を解釈し直したのが本作の最大の意味だろう。
 「アンネの日記」はアンネ・フランクがしたためた本物の日記で、物語でもエッセイでもない。誰に見せるつもりもなく、自分のためだけに書いたものである。それだけに生々しい感情が描かれるのだが、特に人間関係において、日記の最初と最後では大きく変わっているのが面白い。アンネの精神的な成長がそこから見て取れるために、これは文学として一級品とされているわけである。
 そんなアンネがどう成長していったか。それは日記を書くことが大きかった。日記によって今の気持ちを整理し、それを読み返すことで、昨日の自分と今の自分を比較することができる。日記を書けば書くほど、確かに成長しているのだ。限られた人間関係と、密室状態の中で、確かに精神が成長している描写。
 そこで重要になるのがキティという女の子の名前である。アンネの日記はただの日記ではなく、アンネのイマジナリーフレンドであるキティという女の子に対する手紙のような形を取っているのが特徴で、同性の友達だからこその気安さと、本音を語ることで、一風変わった、そしてとても面白いものになっている。

 そんなキティが実在したらどうなるのか。しかもそれを現代で復活したら。
 これまでにないこの設定だけで本作はとても大きな特徴がついた。
 そもそもキティというのはイマジナリーフレンドだという理由で、これまで誰も人格を考えたことがなかったかと思う。この視点だけで本作の成功は約束されたようなものだ。それを実写ではなくアニメで行ったのも良い。とてもファンタジックなものになっていた。

 ただ、それは分かっているのだが、自分の中では思ったほど盛り上がらなかった。面白くなりそうなのに入り込めない歯がゆさ。これは多分監督の思いと私自身の嗜好の違いというものだろう。恋愛話に持っていくのではなく、なにかもう少し社会に関わりのある話にしてほしいというのかもしれないが、その辺が説明できずにモヤモヤしてる。

牙狼-GARO- 東ノ界楼

4話  エルミナの裏切りによって地中に封じられてしまった莉杏は、脱出のために自らの心の内を探索していた。そんな事を知らない流牙はレクトルと共にサガンの街に現れるホラーを狩っていた。

 前回ラストでエルミナの裏切りで異界に閉じ込められた莉杏だが、ここは心の迷宮で、自分自身の様々な感情が人格を持って語りかけてくる。特にリュメの後継者になることを迷っていたことから、その思いを突かれる。
 ホラーが現れるまでは何も出来ない状態のため、流牙はただ街を眺めていたが、そこでアユラからレクトルのことを告げられている。そこで最後に莉杏が放った魔界魚によって、莉杏が閉じ込められていることを知り、レクトルの助けで助けに行くが、そこで莉杏の偽物に惑わされる。
 そして異界からの脱出で莉杏は自分自身の使命に気づくこととなった。
 前回ラストでエルミなの裏切りで莉杏は閉じ込められてしまったが、そのエルミナは無理矢理リュメの後継者となろうと反乱を起こしている。
満江紅/マンジャンホン
<A> <楽>
ゴジラVSメカゴジラ コンプリーション(2026) <A> <楽>

2003年 11 12

2004年 01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12

2005年 01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12

2006年 01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12

2007年 01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12

2008年 01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12

2009年 01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12

2010年 01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12

2011年 01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12

2012年 01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12

2013年 01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12

2014年 01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12

2015年 01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12

2016年 01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12

2017年 01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12

2018年 01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12

2019年 01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12

2019年 01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12

2021年 01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12

2022年 01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12

2023年 01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12

2024年 01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12

2025年 01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12

2026年 01 02