10'03'31 | 調停者の鈎爪 新しい太陽の書2 (著)ジーン・ウルフ <amazon> 拷問者として小さな町に赴任したセヴェリアン。だがそこも彼にとっての安住の地ではなかった。“反逆者”ヴェダルスとの出会い、友ジョナスとの別れと伝説の土地スラックスで出会う異族たち。そんな中で偶然“調停者の鈎爪”を手に入れたセヴェリアンの運命は… 2巻になるとまとまるかと思ったが、相変わらず話はあっち行ったりこっち行ったり。この世の真実に何度となく触れ合いながら、真実はすり抜けていき、その奥にある理屈も分からぬまま新しい度に出かける…ってのが次々と出てくる感じ。これらの伏線がきちんとまとまることはあるのだろうか? |
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10'03'27 | はじめの一歩91
ある意味とても安定感のある話だが、言い換えればマンネリ。個性的な相手の攻撃に耐え続け、最後に大逆転という構図のようだ。今は耐え続けている状態。話そのものは盛り上がっているのだが… |
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10'03'25 | マイマイ新子 (著)高樹のぶ子 <amazon> 戦後10年。額にマイマイ(つむじ)があり、いつも前髪が立ってしまうのが悩みの小学生新子。妹の光子のわがままに翻弄されつつ、家族の愛と仲良しの友人に囲まれ楽しく過ごす少女の目を通し昭和30年代の日本の変革時代を描く。 著者の半自伝となる作品。先に映画を観てから原作を読んでみたが、雰囲気はまるで違う。原作の方は小さな子供から時代を見たエッセイ的な雰囲気が強い。これはこれで完成度が高いが、むしろこれを一本の一貫した物語として仕上げてくれた映画の出来はたいしたものだ。なるほどの完成度。 |
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10'03'24 | 仮面ライダーspirits超絶黙示録
本編で充分分かってるので、別段買う必然性は無いのだが、なんかつい買ってしまうのがマニア魂という奴かも。ただ、相当レベルで元ネタとマンガのつながりは分かっていたつもりでも、実際はまだまだ知らないこだわりがあったって事を確認できただけ良しとするか。その辺に置いておいて、ぱらぱらめくるには丁度良い感じ。 |
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10'03'20 | 「父」手塚治虫の素顔 (著)手塚眞 <amazon> メディア界に留まらず新しい日本の文化そのものを作りだしたと言っても良い巨大なる天才手塚治虫。様々な逸話を残した巨匠が、その過程での素顔はどうだったか。息子であり父とは異なった形でメディアに関わり続けている著者が綴った、手塚治虫もう一つの素顔。 「家庭での手塚治虫」というのは、考えてみると読んだことがなかった。著者にしか書くことが出来ないエッセイ集ではある。しかし、決して家庭的には良き父では無かった父の元、よく同じ道に進もうと思ったもんだな。 |
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10'03'19 | バクマン。3 (原作)大場つぐみ (画)小畑健 <amazon>
前巻で順調にいっていたように思えたコンビだが、敢えて困難な道を選ぶこととしたため、二人の間で微妙に齟齬が生じ始めている。真っ正面の王道であるバトルマンガというのは、ジャンプでは最早飽和状態なんだなあ。 だけど、この巻での見所はなんと言っても実際の連載してるマンガ家の実体に切り込んだことだろう。天才と呼ばれる新妻エイジも、実はかなり良い奴で(と言うか、マンガ以外の興味が全然無いから相対的に良い奴になってしまうと言うべきか?)、アシスタントを含めた会話とかが、かなりリアリティあり。楽しい作品だ。 |
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10'03'17 | 阪急電車
「人生の転機」と言っても、ここに描かれるものの大部分は恋愛劇。著者が描く恋愛話はかなりあっさりした感じなのが特徴だが、そう言った何気ないあっさりした恋愛劇も微妙に他に影響を与えつつ、群像劇として仕上げると、なかなか読み応えが良い。同じ電車っていう設定もなかなか気に入った。 後に阪急電車 片道15分の奇跡(2011)として映画化。 |
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10'03'14 | ジパング43
長く続いたこの作品もこれにて終了。歴史は変わったが、小さなところではやはり時代は繰り返している。と言うところで話は終了した。同一人物は同じ時空に はいられない。というすっきりしたオチで締められたが、ここまで長々と続いてこのオチは少々弱い感じもあり。唯一、1944年で日米講和がなったというこ とは、その間に死んだ者はいない。という事実だけがこの作品の最大の意味合いだったのかもしれない。 |
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10'03'13 | 怪盗ジゴマと活動写真の時代
警察の手によりたった一年のブームで終わった一本の映画を、そのブームを中心に描いた作品。当時はなかなかコピーも難しかったはずだが、一本のフィルムがどれだけ日本映画に影響を及ぼしたかを示す良い例になってる。弁士の頗非常大博士と呼ばれた駒田好洋という人物もなかなか興味深いところ。問題は、この作品が作られたフランスの映画界については一言も言及されてないことかな?後に「ファントマ」とかの連続活劇作品の先駆けとなったと言うのに。 |
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10'03'11 | 月光条例8
著者本人が「嫌い」と言っていたが、この作品の中では「フランダースの犬」と「浦島太郎」は完全に書き換えられてしまった。マンガだから良いんだろうけど、これはこれでちょっと疑問は残る。最後に乙姫が月光に向かって言った台詞「<読み手>ではあるまい」は見え見えの伏線になってる。著者の作品の場合、伏線がとんでもない結果になることもあるから、そちらは結構楽しみ。本作の場合はもう一つ。桃太郎の出てくる「血のハート」篇。こちらはどうやら鉢かづきに関わることだろうけど、最近どんどん存在感が薄れていったイデヤが存在感を見せてる。描写もなかなかに残酷になっていって、雰囲気が良い。 |
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10'03'10 | 空想哲学講義 (著)富増章成 <amazon> アニメーションの中には哲学に通じるものがある。著者の独特な感性で、様々なアニメと哲学を結びつけ、哲学の解説を試みた作品。「マクロス」からショーペンハウアーとベルクソン、「電車でGo!」から現象学、「タイムボカン」からハイデガー、「アンパンマン」からサルトル、「キューティハニー」から論理学、「天才バカボン」からウィトゲンシュタイン、「スケバン刑事」から密教と、多岐にわたる解説を試みている。 いや、著者の作品は実は昔結構読んでいたのだが、こんな作品も書いてたんだね。ある意味目を開かされた気分を味わえた。どんな作品であれ、そこには必ず哲学に通じる部分があり、その観点からアニメとかを観ても面白いのかも知れない。実際私は観たものを観たようにしか解釈しないから。 哲学関係はここに書かないようにしてたけど、これくらいは良いか。 |
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10'03'07 | バクマン。2 (原作)大場つぐみ (画)小畑健 <amazon>
もうちょっと二人だけの輾転反側が続くかと思ったら、意外にすっきり担当も付き、ライバルキャラも登場。と言う事で、かなり少年マンガの王道を意識した、サクセスストーリーっぽく仕上げられてる。1巻時点で作りにくいマンガだと思ってたけど、しっかりきっちりマンガになってるのは流石と言うべきか。何だかんだで私生活の方もきっちり描いてるので、全く飽きずに読めるのは最大の強味かな。 |
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10'03'04 | バクマン。1 (原作)大場つぐみ (画)小畑健 <amazon>
平成の「まんが道」とも言える、少年ジャンプを舞台にした漫画家コンビの活躍を描く作品の、最初のアプローチが描かれる話。実際にマンガを描くところまでは至ってないまでも、相当に力入ってるし、何より読んでいて楽しい。 DEATHNOTEに続いてのコンビ作品なのだが、原作者の引き出しの多さにはかなり面食らう。それでもしっかりマンガにしてしまう方もたいしたもの。かなり作りにくそうな話なんだけどね。 |
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10'03'02 | リメイク (著)コニー・ウィリス <amazon> 近未来。ハリウッドでは最早新作映画は作られなくなり、続編とリメイクばかりとなっていた。古い映画の編集の仕事をしている映画マニアのトムは、あるパーティでアリスという女性と出会った。今や全く作られることの無くなったミュージカル映画で踊りたいというアリスに、内部事情を知るトムは、その夢を諦めるよう度々忠告する。だがそのアリスが姿を消し、しばらく後で、トムは編集を頼まれた1950年代のミュージカル映画の中にアリスが踊っている姿を観てしまう… 間違いなくれっきとしたSF作品には違いない。90年代に書かれただけあって、今や当たり前に行われているデジタル編集が主題になっている。今や現代もSFの世界の中にあることを思わせられてしまう。 ただ、本作の場合の見所は、著者の半端無い映画知識だろう。一々解説が付いているのでありがたいが、50年代映画を徹底的に観てないとここまでは出来ないぞ。ちょっと悔しくもある。 |
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10'02'26 | 強殖装甲ガイバー26
前巻で話は一旦収束し、これから新展開に入る。それでとりあえずは完全にクロノスの側で話が展開中。世界を支配している組織が少しずつ綻びを見せ、危機に陥っていく様子が描かれていく。それにしても女性型ガイバーか…最初の15禁OVAで出てたような? それにしても考えてみたらこれも連載開始から四半世紀か。よく続いてるよ。 |
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10'02'25 | すすむべきみち A君(17)の戦争5
見せかけとはいえ、一応の平和が訪れた途端話が横道なおファンタジーになってしまった…ように見えてその辺はきっちり考えられているようで、表面上の戦い以外のところで戦争は続いていることをはっきりと示しているので細かいところで色々楽しめる。 ところで巻末の映画談義は思いっきり偏った話になっていて、私でさえ2/3程度しか分からない、アクション一辺倒の無茶苦茶さだった。まだまだ私も修行が足りない。 |
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10'02'24 | 無責任元帥タイラー 宇宙一の無責任男4
一応前回の話で地球とラアルゴンの構造は終了。今巻から新しい敵の登場の序章となる。新キャラも多数登場し、これで物語のお膳立ては終わったというところ。序章みたいなものなので、物語性はやや低く、結局新キャラの紹介で終わってしまった感じはあり。 |
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10'02'23 | 20世紀少年12 (著)浦沢直樹 <amazon>
今回でマルオがまだ生きていることが発覚。そして話は急転直下。なんと“ともだち”の正体が発覚し、しかもヤマネによって殺されるという事態に。全く予測もしなかった事態で、一体これからどういう風にストーリーを続けるつもりだ? |
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10'02'16 | デッドアイ・ディック
少々風変わりながら善人の主人公を中心とした話で、どこかSF臭さを残している。なんか日本文学における村上春樹のような位置づけにある感じ。どこが良い悪いではなく、読んでいて心地が良い作品。それで良いのかも知れない。 |
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10'02'13 | 20世紀少年11 (著)浦沢直樹 <amazon>
ケンヂの特攻の後、何が起こったのか、少しだけ明らかにされる。そしてカンナの母キリコが事件の鍵を握っているということがここで明らかにされた。まだ はっきりはしていないが、20世紀最後のテロに使われた細菌兵器はキリコが開発したものらしい。今のところわかったのはそれくらい。 |
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10'02'12 | スゴ過ぎる! おバカ映画の世界
おバカ映画と言っても様々。パロディは結構有名だが、おおよそ考えも付かないドキュメンタリーの数々にはかなり呆れる。私もまだまだ私も修行が足りないことを思わされる。特にドキュメンタリーは観てるのが少ないしねえ。 |
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10'02'11 | 間宮兄弟
映画版の方が面白かったので、原作の方はどうかと思って読んでみたが、実際物語としては面白く仕上がっている。ただ、これを映像化すると、随分違う魅力が出てくるものだ。同じ物語ながら、小説と映画、どちらも違った魅力がある。 |
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10'02'05 | 20世紀少年10 (著)浦沢直樹 <amazon>
ようやくここでカンナと響子の話が結合。しかしだからといって話が進んでるようには見えないし、せっかく見たと思った“ともだち”の顔は、別人だったことがわかっただけ。一体どこまで話を引っ張る気だ? |
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10'02'03 | 運命の子 グインサーガ129
いよいよ後が無くなってきたが、なかなか巧妙な終わり方で終了してしまった。ヨナは捕らえられてしまったため、その点は中途半端だが、外伝1巻のケイロニアに現れた七人の魔道師の末路が描かれていた。あの魔道師達の力を増していたのは、やっぱりヤンダル・ゾックによるものだったらしい。ケイロニアとヤガの二つの物語が見事につながった。結局最終の部分で最初の話にくっつくとは、面白い構造になってる。 |
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10'01'30 | 20世紀少年9 (著)浦沢直樹 <amazon>
響子の話がひと段落し、再び話はカンナへ。超能力が使えるという設定のカンナが一体何をするのか?と思ったら、ギャンブルだった。でも本当の カンナの能力はそれよりもアジテーションの方にあることが判明。生まれつき指導者になれる能力を持った人だったんだね。ギャンブルのこと とか、新宿のマフィア同士の抗争とか、相変わらず設定の山で読み進めるのはかなり苦労するが。 |
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10'01'29 | 夜明けのロボット 下
一体どんな結末になるのかと思っていたら、流石というか、見事に自体は収束し、きっちりと終わってくれた。著者流SFとして考えるなら、完成度はかなり高い。 それで終わった時点で気がついたのだが、実はこの終わり方によってファウンデーションの世界と矛盾無く結合できるようになった。ひょっとして著者は自分のSF作品を一つにまとめようと考えているのか? |
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10'01'28 | 夜明けのロボット 上
著者得意のSF設定の上に推理小説を重ねる手法の作品。ただ、途中まで読んでから分かったのだが、本作は「鋼鉄都市」の続編だそうだ。そっちの方まだ読んでないよ。通りでキャラが分かりづらい訳だ。 |
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10'01'27 | 20世紀少年8 (著)浦沢直樹 <amazon>
カンナの話がまだ中途半端なのに、また新キャラが増えてしまった。さらにかつての仲間だったヨシツネが生きていたりと、一体本道はどこにある の?というくらい話が拡大中。ただ、ここで初めて響子は“ともだち”の素顔を見ることになった。なんかいつの間にか大変な重要人物になっているような? |
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10'01'24 | アポロ13 (著)ジム・ラヴェル、ジェフリー・クルーガー <amazon>
ハワード監督による映画『アポロ13』(1995)を観たのも随分前。改めて原作を読んでみると、映画では描かれていなかったことが本当にたくさんあったのだと言うことが分かる。読み応えはあるが、専門用語を極力使わずに描かれているのも好感度高い。 |
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10'01'21 | アオイホノオ3
相変わらずの痛々しい青春もの。読んでるだけで嫌な汗が流れてくるような気分にさせられる。でも、だからと言って大学時代に何もしようとしなかった私にそれを言う資格はないのだが…それも含めて、やっぱり痛い作品だ。とは言え、面白くないことは全然無い。この時代にこそ、未だに私の精神は残ってるのだから。何のことはない。今もまだ私は駄目人間だって事だ。 |
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10'01'19 | 拷問者の影 新しい太陽の書1 (著)ジーン・ウルフ <amazon> 遥かな未来。世界は“独裁者”と呼ばれる存在によって統治されていた。その中で拷問者のギルドで育てられた青年セヴェルスは、ギルドに対する裏切り行為を働いてしまい、ギルドから放逐されてしまう。ギルドの中の世界しか知らなかったセヴェルスにとって、外の世界は見るもの聞くもの全てが戸惑うものばかりだった… SF(あるいはファンタジー)の傑作の一本と呼ばれるシリーズの第一巻。これまでなかなか読む機会が無かったが、いざ読んでみると、文体がなかなか衒学的で、こう言うのって非常に好み。ただ、この一冊だけだと、物語的にはまだ、明確に「凄い」とは言い難い。四部作なので、少し読み進んでいけば感想も変わるだろうか? |
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10'01'15 | ダブルブリット (著)中村恵里加 <amazon> “怪”と呼ばれる存在が周知されている世界。警視庁捜査六課に属する刑事、片倉優樹は現在警察機構に在籍する唯一の怪だった。そんな彼女のところに“研修”を名目に警視庁ETAから山崎太一朗という青年が出向してきた。怪と人間という立場からぎくしゃくする二人だが、そんな二人の元に突然の事件が舞い込む。三年前に捕獲した人間型の怪高橋圭二が脱走したのだという… 言うなれば本作は中二病全開の作品で、かなりイタい感じなのだが、読後感は決して悪くない。比較的最初の読みづらさもなかったし、さくさく読める。 |
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10'01'09 |
20世紀少年7 (著)浦沢直樹 <amazon>
”ショーグン”は思ったとおりオッチョだった。ここでようやく5巻の続きが描かれることになるのだが、この時代にはケンヂたちがロボットを 作って細菌をばらまいた主犯にされていることがわかる。あと、何故か響子という普通の女子高生も登場…話はわかりやすくなってるのか、わかりにくくなって るのか判断がつかなくなってきた。大体3つの時代をザッピングして同時に描こうなんて、相当読むのに苦労するぞ。 |
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10'01'07 | 町長選挙
相変わらず面白い作品ながら、物語は概ね全く変わってない。患者をどんどん有名な人物にすることで読者の興味を惹こうとしていることがありありと分かる作品になってしまった。最終話の「町長選挙」だけはオリジナルだが、どれも助手のマユミの存在感が高くなってるな。 |
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10'01'06 | はじめの一歩90
一歩との対戦相手はこのところ極端なキャラが多いが、今回も野性的な勘と身体能力を持つキャラと言う事で、どっちかというと異種格闘技っぽい対戦になる感じ。一歩の有利に最初は進み、その後ウォーリーの特異性が出てくるというこれまでのパターンは健在だが、そろそろ話を畳むことを考えてるんだろうか? |
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10'01'05 | サルに教える映画の話
思い切り偏った映画評で、ずばずばと映画を斬っているが、著者なりに「反逆」というテーマを持って映画を観ていることが分かる。これくらい好き嫌いでコメントを書いていたら、さぞ気持ちいいことだろう。と言うか、ここまで思い切ったレビューを書いてみたくもあるな。 |
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10'01'03 | ケルトの神話 女神と英雄と妖精と (著)井村君江 <amazon> 今やアイルランドにのみ細々と残るケルト神話を系統付け、「天地創造」「ダーナ神族」「アルスター」「フィアナ」の項目に分け、地方や時代を通して神話の出来事を描いた作品。 これまで確かに断片的にケルト神話を読んではいたが、系統立てて読んだのは初めてだな。本自体はかなり前から持っていたんだが。それで改めて読んでみると、様々な小説にも引用されていることが分かる。改めて読み直してみる必要はあるかもしれない。 |
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