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爆上戦隊ブンブンジャー

爆上戦隊ブンブンジャー事典
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書籍

 

主な登場人物
範道大也
話数 タイトル コメント DVD
第1話 届け屋のハンドル

  脚本:冨岡淳広
  監督:中澤祥次郎
 「頼まれたものは何があろうが絶対に届ける」をモットーにする運び屋の範道大也は、今日も依頼を受け、結婚式途中の花嫁を恋人の男に届けようとしていた。そんな彼の車の背後から何者かが襲いかかってきた。その花嫁志布戸未来と共に逃げ回る。そのうちパニック状態になっていた未来の顔つきが変わっていき…

 敵はウェディングドレスグルマー。志布戸未来のウェディングドレスがイグニッションキーで怪人化させられた苦魔獣。右手に刀。左手にウェディングケーキ型のミサイルを装着している。ドレスアップシャワーという技を使い、無理矢理ウェディングドレスを着させる。
 新戦隊第一回目。レッドとブルーの二人が既に戦隊の中核にいて、紅一点となるピンクが新メンバーとして入ってくる。無理矢理結婚させられそうになった志布戸未来が、自分を取り戻す話になっていて、思い切りの良さと覚悟を決めるのがまんまヒーロー。一話を見る限り、「ドンブラザーズ」同様、中心は女性になるような感じ。
 極めてストーリーはストレートで、とにかくノリの良さと熱さで持って言った感じ。この短い間に巨大戦までこなすというスピード感。久々にスーパー戦隊らしい展開になってくれた。なんか凄い安心感がある。敵の攻撃も命に関わるものでは無く悲鳴を上げさせるのが目的ってのも良い感じだ。「バイクロッサー」かよ。
 現時点ではメンバーは三人目が入隊したが、あと二人もどうやら
<名乗り口上が初めてのくせに妙に馴れた感じのブンピンク。いつまでやっても馴れなかった「アキバレンジャー」とはえらい違いだ。
 ブンブンジャーロボの必殺技では信号機が登場。シグナルマンかと思った。>
第2話 情報屋は認めない

  脚本:冨岡淳広
  監督:中澤祥次郎
 ブンブンジャーの一員となり、喜び勇んで情報屋の基地へとやってきた未来だが、そこにいた鳴田射士郎からは、メンバーとして認められないと言われてしまう。大也のとりなしもあって、試用期間として認めることとなる。そして次なる情報屋の任務は、お忍びで日本にやってきた某国の大統領に秘密書類を届けるというものだった。

 敵はソウジキグルマー。サイクロン式掃除機が変化した苦魔獣。右腕のノズルから人が大切にしているものを吸い込んでギャーソリンを得る。
 ブンブルーである鳴田射士郎と志布戸未来の凸凹コンビの誕生となる。射士郎はデータ重視で戦いも冷静に大局を見て行動するため、思いつきで動く性格の未来を嫌っているのだが、肝心なところで背中を任せるところまでいった。
 大也の家は大金持ちで、作戦のためにはどれだけ金を出しても構わないという姿勢。運び屋は趣味のようなものらしい。そしてそこにいた自立式のロボットのようなブンドリオ・ブンデラス(ブンブン)は、異星人の機械生命体であることが分かった。
 一話で終わらせるには内容が盛りだくさんだったが、スピード感で押し切った感がある。スピード感に飲み込まれてツッコミどころも見当たらなかった。
第3話 運転屋が止まらない

  脚本:冨岡淳広
  監督:中澤祥次郎
 子どもがおばあちゃんに届けようとした鏡を届ける仕事を引き受けた未来。そこで大也に依頼するのだがにべもなく断られてしまう。車を貸すのも断られてしまったため、自転車で向かうことにした。だがそんな時に動くものはなんでも壊そうとする苦魔獣トケイグルマーが現れる。

 敵はトケイグルマー。古時計が変化した苦魔獣で、時計の長針と短針を模した二刀流で自分の周りで動くものは何でも斬ってしまう。
 未来が勝手に自分で受けた仕事を一人でこなすという話で、まるで「はじめてのおつかい」みたいな話。方向音痴なため、あちこちをウロウロしてるのを、自主的に囮役を買ってくれてると勘違いした大也と射士郎がその行動を利用するのだが、勿論全部偶然。しかしそう言う偶然を引き込む存在として未来は重要な仲間になった。
 大也は未来を突き放したような物言いをするが、ちゃんと見ており、必要なものを調達屋に運んでもらっている。今のところ大也は超然としたキャラで、「ドンブラザーズ」の桃井タロウみたいな立ち位置だが、キャラかぶりはしなさそうだな。
<方向音痴な未来は何故か採石場まで来ている。迷った時にここに来るのは定番だな。
 トケイグルマーの技は文字盤を模した攻撃だった。タイムレンジャーか?>
第4話 ヒーローを呼ぶ声

  脚本:冨岡淳広
  監督:渡辺勝也
 ブンブンジャーの活躍が“タイヤ人間”として報道機関によって撮影され、日本警察はその正体を探ろうとしていた。たまたま子ども達を守ろうとして変身した志布戸未来はそれを見つけた警察官の阿九瀬錠によって捕らわれてしまう。そんな彼女が連れて行かれたのは警察ではなく国際宇宙対策機構ISAの本部だった。

 敵はサウナグルマー。サウナが変化した苦魔獣。高熱を発し、周囲の人間を不快にしてギャーソリンを得ようとする。単に高熱を出すだけで無く、ロウリューをしたりタオルで扇いだりと、サウナネタで攻撃するのが特徴。
 新たな組織ISAが登場。宇宙からの侵略者に対抗するための組織だが、その取調官の細武調というのが融通が利かない女性の典型で、上から目線でブンブンジャーの組織を接収しようとした。ただISAは一応世界的な組織のために権力はあるものの、全く力を持たないため、ブンブンジャーを全く止められていない。更に阿九瀬錠までブンブンジャーに取られてしまう。
 細武調は嫌味キャラとして登場したが、どうやらギャグ要員になりそうだ。特にブンブンのずれた対応を素直に受け入れてしまうあたり、性格もチョロすぎる。
 一応ISAとブンブンジャーをつなぐ役割として錠が入った。今回はまだ変身には至っていないが。
<サウナグルマーは装備品を全部外された時、両手を前に出して「ヤー」と言っていた。熱湯風呂→ダチョウ倶楽部の連想だが、子どもが分かネタるか?>
第5話 警察屋はくじけない

  脚本:山口宏
  監督:渡辺勝也
 ISAとブンブンジャーの連絡係となった警察官の阿九瀬錠は、かねてからヒーローに憧れており、自分もブンブンジャーにしてくれとお願いするのだが、大也からは今のままではメンバーにはなれないと言われてしまう。すっかり落ち込んでしまった錠の前に、人々を襲うダーツグルマーが現れた。

 敵はダーツグルマー。ダーツボードが変化した苦魔獣。自分の身体にあるダーツに矢を当てさせ、外れると罰ゲームを課すだけでなく、当たっても賞品として罰ゲームを課す。口癖は「美しきかな」。
 四人目のブンブンジャーとしてブンブラックが入隊する話。ヒーローへの憧れが人一倍強い阿九瀬錠だが、憧れだけではヒーローになれないと言われてしまう。ヒーローになるためには素質が必要と言うことらしく、その素質が足りない錠は、使命感を強めることでその資格を得た。
 そんな錠だが、怪人に襲われた人を救おうと努力しているうちに、ヒーローの使命は人々を守ることだと自覚し、それでブンブンジャーとなることを認められた。
<錠は警察官で一話目から市民を助けていたし、他のメンバーよりも人を守ろうという意識が高いはずなのだが、その自覚がないことにされている。
 気になったのだが、警察官を「警察屋」と呼ぶのは軽く差別的な意味合いがあるため止めた方が良いと思う。>
第6話 シロとクロ

  脚本:樋口達人
  監督:加藤弘之
 新しくブンブラックとなった阿九瀬錠に胡散臭さを感じた射士郎は、錠の裏の顔を探ろうと錠の過去を探る。やがて射士郎と錠は商店街を暴れ回るトイレグルマーに遭遇する。トイレグルマーの能力は人の本音を引き出すことと分かり、錠の真の姿を見てやろうと錠をけしかける射士郎。

 敵はトイレグルマー。マッドレックスによって作られたトイレが変化した苦魔獣。人の本音を引き出して人間関係を悪くしてギャーソリンを得ようとした。
 射士郎と錠の二人を中心にした話で、錠の裏の顔を探ろうとした射士郎が逆に自分自身をさらけ出してしまうという話。錠は全く裏表がない本音だけの人間で、一方では射士郎は冷静な顔つきをしながら実はとんでもない熱い魂を持っていたというオチだった。お陰で一気に二人は仲良くなったが、射士郎はすぐに又元通りのツンデレキャラになった。
 ハシリヤンには新たな幹部であるマッドレックスが着任した。デコトラーデおよびイターシャの上司に当たる人物らしく、二人を顎で使っている。ブンブンジャーの他の三人がトイレグルマーと戦っている間にブンレッドと戦うが、現時点ではブンレッドを全く相手にしない実力者。
 新しい凶暴な幹部が着任したが、今回もギャーソリンを得るための作戦は随分牧歌的だった。このまま行くんだろうか?
<巨大化したトイレグルマーが発した第一声は「流すべきか流さざるべきか」だった。トイレがそれを言うとなあ。
 ブンレッドがマッドレックスの攻撃を防いだのは玄蕃が転がしたマンホールだった。マンホールと言えば…
 名前を聞かれた際、ブンレッドはいつものようにポーズを決めて「ブーンレッド」と名乗ってるが、それを受けてマッドレックスも「ブーンレッドか」と呟いていた。まあそうなんだが、なんかカーレジャーを思い出すな。>
第7話 調達屋のブレーキ

  脚本:森地夏美
  監督:加藤弘之
 いつもの元気がないブンブンに対し、未来は当てずっぽうで「恋をしてる」と言ったところ、見事ビンゴ。実はブンブンはゲームキャラに恋していたのだ。そこでたまたま行われていたゲームのイベントに未来と錠がブンブンをイベントに連れて行くことにした。だがそこにブロックベイグルマーが現れた。一方、もう一人のメンバーとして調達屋の玄蕃をスカウトする大也と射士郎だったが、玄蕃はその気はないと言う。

 敵はブロックベイグルマー。ブロック塀が変化した苦魔獣。両手に大きなブロック塀を装着しており、色んな所にブロック塀を出現させて人の邪魔をしてギャーソリンをえる。尚、両手のブロック塀のお陰で狭い道を通ることが出来ない。そしてマッドレックス。ブンブンジャー全員を倒すために現れる。
 五人目の仲間の誕生を描く。第一話から出ている調達屋の玄蕃なので驚きはないが、思ったよりも遅かった。ただ人を食ったキャラなので、五番目よりも六番目に合いそうなキャラではあった。
 今回の苦魔獣自体は全く弱いのだが、現れた幹部のマッドレックスが強すぎるために危機に陥ってしまったブンブンジャーを助けるために玄蕃が変身するという内容。これでやっと全員揃っての登場ポーズが決まった。
<恋を自覚したブンブンは「胸のエンジンが高まる」と言っていた。火を付けるのか?いや、そもそもこいつエンジンで動いてるのか?
 この作品、ブンブンジャーの変身ポーズを決めた後の無音時間にちょっとだけカメラを引いて全体像を見渡すのだが、それがなんともシュールさを醸す。>
第8話 爆走と分裂

  脚本:冨岡淳広
  監督:中澤祥次郎
 五人揃ったブンブンジャーに、大也は自分の本当の目的について語る。それはハシリヤンと戦うためではなく、全宇宙で開催されるレースBBG“ビッグバングランプリ”に出場するためという。そんな時、マッドレックスは大也と一対一の決戦を申し込んでくる。

 敵はマッドレックス。ブンレッドと一対一の戦いを所望し、その後巨大化してブンブンジャーロボと戦う。
 早くも敵幹部との決戦。7話に登場して以来“ブーンレッド”を一方的にライバル視してきたが、我慢出来なくなって戦いを申し出たということになる。ハシリヤンの仲間に入らないかという誘いに対して、大也は勝負に負けたらという条件を出していた。その戦いは痛み分け。お互いに大ダメージを受け、大也は気絶してしまった。島本和彦っぽい無駄に熱い展開ではある。
 これまで明かされてなかった大也の本当の目的は宇宙レースに出場するためで、ハシリヤンとの戦いもそのついでに過ぎない。ハシリヤンと戦うためにブンブンジャーとなった未来と錠の二人はそれがショックだったし、戦いでその説明は有耶無耶になっている。次回で決着かな?
<全宇宙でのカーレースがあるらしい。宇宙で車を使う限定のレースねえ。
 特殊電磁檻というのが登場したが、これは通販で買ったものとのこと。スケールの大きさが「激走戦隊カーレンジャー」っぽさある。
 「俺に買ったら俺のハンドル握らせてやる」とは大也の言葉。敢えてツッコミはしない。>
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