MOVIETOP

スタンリー・クレイマー
Stanley Kramer

<amazon>
<楽天>

鑑賞本数 合計点 平均点
allcinema Walker ぴあ IMDb CinemaScape
wiki キネ旬 eiga.com wiki(E) みんシネ
書籍
2001 2'19 死去
2000
1999
1998
1997
1996
1995
1994
1993
1992
1991
1990
1989
1988
1987
1986
1985
1984
1983
1982
1981
1980
1979
1978
1977
1976 ドミノ・ターゲット 監督・製作
1975
1974
1973 オクラホマ巨人 監督・製作
1972
1971 動物と子供たちの詩 監督・製作
1970
1969 サンタ・ビットリアの秘密 監督・製作
1968
1967 招かれざる客 監督・製作
1966
1965 愚か者の船 監督・製作
1964 ガンファイトへの招待 製作
1963 おかしなおかしなおかしな世界 監督・製作
愛の奇跡 製作
1962
1961 ニュールンベルグ裁判 監督・製作
1960 風の遺産 監督・製作
1959 渚にて 監督・製作
1958 手錠のまゝの脱獄 監督・製作
1957 誇りと情熱 監督・製作
1956
1955 見知らぬ人でなく 監督
1954 ケイン号の叛乱 製作
1953 乱暴者 製作
1952 真昼の決闘 製作
白昼の脱獄 製作
1951 セールスマンの死 製作
1950 シラノ・ド・ベルジュラック 製作
男たち 製作
1949 チャンピオン 製作
1948 ムコ捜し大騒動 製作
1947
1946
1945
1944
1943
1942
1941
1940
1939
1938
1937
1936
1935
1934
1933
1932
1931
1930
1929
1928
1927
1926
1925
1924
1923
1922
1921
1920
1919
1918
1917
1916
1915
1914
1913 ニューヨーク市ブルックリンで誕生

ページトップへ

ドミノ・ターゲット 1976

<amazon>
<楽天>
アダム・ケネディ(脚)
ジーン・ハックマン
キャンディス・バーゲン
リチャード・ウィドマーク
イーライ・ウォラック
ミッキー・ルーニー
ケン・スウォフォード
ネヴァ・パターソン
エドワード・アルバート
ジェイ・ノヴェロ
★★★☆
物語 人物 演出 設定 思い入れ
ドミノ・ターゲット(書籍)アダム・ケネディ
招かれざる客 1967
1967米アカデミー主演女優賞(ヘップバーン)、脚本賞、作品賞、主演男優賞(トレイシー)、助演男優賞(ケラウェイ)、助演女優賞(リチャーズ)、監督賞、音楽賞、美術監督・装置賞、編集賞
1968英アカデミー主演男優賞(トレイシー)、主演女優賞(ヘップバーン)、国連賞

<amazon>
<楽天>
ウィリアム・ローズ(脚)
スペンサー・トレイシー
キャサリン・ヘプバーン
シドニー・ポワチエ
キャサリン・ホートン
セシル・ケラウェイ
ビア・リチャーズ
★★★★☆
物語 人物 演出 設定 思い入れ
 世界的に高名なアフリカ系の医学博士ジョン(ポワチエ)は学会で訪れたハワイで白人女性ジョーイ(ホートン)と知り合い、二人は結婚の約束をする。互いの両親の許しを得るためサンフランシスコのジョーイの実家を訪れた二人。娘の結婚を喜んでいたジョーイの両親マット(トレイシー)とクリスティ(ヘップバーン)だが、相手がアフリカ系であることを知ると、尻込みしてしまうのだった。更にはジョンの両親もそこに訪れ…
 リベラルな作風で知られるクレイマーの監督・製作作品。
 
ホームドラマの視点で人種問題を扱うという初めてのテーマに挑んだ作品で、非常に挑戦的ではあるが、決してそれは重々しいものとはならず、あくまで軽快に、コメディ調に物語が展開するのが特徴。
 当時、本作がアメリカ国内に与えた影響はかなり大きなものであり、一方では人種問題自体を扱ったことに対して、一方では人種問題をコメディにして軽々しく扱うことに対して批判が出たそうだが、今からすれば、それは慧眼であったと思わされる。重い問題だからこそ映画で笑い飛ばしてしまった方が良いのだ。その辺クレイマーはリベラルであってもバランスが取れた監督であることを感じさせてくれるし、重い題材だからこそ笑いにくるむハリウッドの強さはしっかりここでも出ている。
 しかし、ここで語られている事は決して軽くはない。ジョーイの父親はそれなりに有名なリベラリストであり、本人も実際その意識は強かったのだろう。ところが実際娘が連れてきた青年を見て、とっさに動転してしまって、訳の分からない理屈を並べて結婚を否定しようとする。これは当時の“リベラル”と呼ばれる理解ある人々の実態である。という事を伝えているようだ。少なくともこれで「ちくっ」と来なければならないはずなのだ。実際差別の心は誰にでもあり、それを否定できない。
 しかし、それは乗り越えられる。それを信じることが出来る。というポジティブなところできちんと落としてくれている。どれほど甘くてもちゃんと落としどころがしっかりしているからこそ、本作は素晴らしいのだ。
 トレイシーとヘップバーンが抑えた好演をなしているのも重要。この二人あってこその成功であることは確か。普遍的に重要な作品なので、幅広く観て欲しい作品の一本。
 尚、
ポワチエは1976年にカナダ出身の白人女優ジョアンナ・シムカスと再婚。作品を地で行った。

 元々体調の思わしくなかったトレイシーは撮影終了までは元気だったそうだが、終了後二週間後に心臓発作で世を去っている。女優賞オスカーを取ったヘップバーンはスピーチの際、「この賞は私たち二人に与えられたものだと思います」と語っている。
愚か者の船 1965
1965米アカデミー撮影賞、美術監督・装置賞、作品賞、主演男優賞(ウェルナー)、主演女優賞(シニョレ)、助演男優賞(ダン)、脚色賞、衣装デザイン賞
1965英アカデミー国外男優賞(ウェルナー)、国外女優賞(シニョレ)
1965NY批評家協会男優賞(ウェルナー)

<amazon>
<楽天>
アビー・マン(脚)
リー・マーヴィン
ヴィヴィアン・リー
ホセ・ファーラー
ハインツ・リューマン
オスカー・ウェルナー
シモーヌ・シニョレ
マイケル・ダン
ホセ・グレコ
ジョージ・シーガル
エリザベス・アシュレイ
チャールズ・コーヴィン
リリア・スカラ
★★★
物語 人物 演出 設定 思い入れ
愚か者の船(書籍) キャサリン・アン・ポーター
ニュールンベルグ裁判 1961
1961米アカデミー主演男優賞(トレイシー、シェル)、脚本賞(アビー=マン)、作品賞、助演男優賞(クリフト)、助演女優賞(ガーランド)、監督賞(クレイマー)、撮影賞、美術監督・装置賞、編集賞
1961
NY批評家協会男優賞(シェル)、脚本賞
1961ゴールデン・グローブ男優賞(シェル)、監督賞(クレイマー)、音楽賞
1962
キネマ旬報外国映画第2位

<amazon>
<楽天>
アビー・マン(脚)
スペンサー・トレイシー
バート・ランカスター
リチャード・ウィドマーク
モンゴメリー・クリフト
マクシミリアン・シェル
マレーネ・ディートリッヒ
ジュディ・ガーランド
エド・ビンズ
ウィリアム・シャトナー
ケネス・マッケンナ
トーベン・マイヤー
ワーナー・クレンペラー
マルティン・ブラント
★★★★★
物語 人物 演出 設定 思い入れ
 第2次世界大戦が終わり、ドイツのニュルンベルクでは戦犯裁判が連合軍により始められた。その中でも難航した司法関係の裁判の判事として選ばれたダン=ヘイウッド(トレイシー)。このやりにくい裁判、殊にかつてワイマール憲法の草案を作った司法大臣エルンスト=ヤングス(ランカスター)に対しての判決をめぐっての人間模様を描く。
 この年のアカデミーは大変珍しいことに、主演女優賞(『ふたりの女』のソフィア=ローレン)、主演男優賞共に外国人俳優が入るという快挙を成し遂げた。それだけにここでの抑えたマクシミリアン=シェルの巧さは言うに及ばず。この難役を見事に演じきっていたことで有名となった作品。
 裁判というのは映画になりやすいが、それは主に逆転劇としてであり、こう言った結果の分かった裁判は違ったジャンルになるのかも知れない。裁判自体は理屈対理屈が延々と続き、緊迫感はあるが、観てる側は結構頭使わないといけないので、興味深いけどのんびり楽しむことが出来ない。
むしろこれはヒューマン・ドラマとしての見応えを主張すべきだろう
 戦犯裁判は重要だったが、当時のドイツというのは極めて複雑な状態にあった。
ドイツ国内は連合国内でもアメリカを中心とした西側と、ソ連を中心とした東側に分断されようとしていたし、ベルリンに至っては後の東ドイツの中で二つに分けられようとしていた。後の冷戦構造が先にドイツで始まっていたわけだ。
 戦犯裁判での中心となっていたのは西側であり、東側の防波堤としてドイツを位置づけようとしていたため、後の西ドイツへと変わっていくドイツへの気兼ねがどうしても出てきてしまう。
 実際の話、処刑された者を除いては、どれ程重罪の判決を受けた者でも10年を待たずに釈放されてしまっているのが事実。
 これ程の逆風の中で、しかも自分の敬愛するヤングスに過酷な刑を処すヘイウッドの姿は
“漢”そのものと言った風情。自分の中にある本当の価値観というものをしっかりと貫いた男の姿がそこにはあったし、どれ程詭弁を弄しようとも、何としてでもヘイウッドを守ろうとする弁護士のロルフ(シェル)の姿も鬼気迫る迫力があったし、徹底的にナチス戦犯たちを追いつめていく検事役のウィードマークも見事。それに何よりヤングスの毅然とした態度。全て格好良かった。枯れたラブ・ストーリーも当時のドイツの状況説明には丁度良かった。オープニングとエンディングのドイツ語による歌も心に沁みる
 映画としてはやや長目だし、極めて重いが、それでも歴史認識を学ぶには格好の素材。武器で戦う戦争が終わっても、漢たちの戦争はまだ終わってなかった。多分、それは今でも…
渚にて 1959
1959米アカデミー劇・喜劇映画音楽賞、編集賞
1959
ゴールデン・グローブ音楽賞

<amazon>まだ
<楽天>
ジョン・パクストン
ジェームズ・リー・バレット(脚)
グレゴリー・ペック
エヴァ・ガードナー
フレッド・アステア
アンソニー・パーキンス
ドナ・アンダーソン
ジョン・テイト
ガイ・ドールマン
リチャード・メイクル
ジョン・メイロン
ローラ・ブルックス
★★★★★
物語 人物 演出 設定 思い入れ
 1964年。核戦争が起こり北半球は全滅する。幸運にも被害がなかったオーストラリアで細々と生き続ける人類。アメリカの原子力潜水艦艦長ドワイト=タワーズ(グレゴリー=ペック)は妻キャサリンと子供たちを失った痛手を美しい女性モイラ(エバ=ガードナー)に癒される日々を送っていた。容赦なく忍び寄る放射能を避け、生存の道を探る学者達の提案で、オーストラリア軍の若きピーター=ホームズ大尉(パーキンス)や学者のジュリアン(フレッド=アステア)たちと共にタワーズは潜水艦で北極圏に汚染調査に出掛けて行くのだが…。最悪の「その日」を前に、人類の存続をかけた努力と、核の恐怖を描く。
 ネヴィル=ショートによる原作の映画化。公開された
1960年の全米興行成績も5位と大健闘。
 これは
もの凄い作品。核戦争と言えば派手なシーンと絶望に駆られる人間のパニックが描かれやすいのだが、本作は決してそんなことはない。むしろ最後の最後まで努力を止めず、本当にどうしようもなくなった時、静かに終末を待つ。そんな淡々とした情景が描かれる。
 この作品においては、何より「静かさ」が恐ろしい。笑いさざめくパーティ会場で、ほんの一言の不用意な言葉で周り中が沈黙する瞬間、ゴースト・タウンと化したサンフランシスコの廃墟の静けさ、配布される睡眠薬(実は毒薬)を黙々と受け取る人の群。そして本当に誰もいなくなってしまったメルボルンの虚しいラスト。中途半端に核戦争を扱った作品には到底及ぶことの出来ない悲壮感が充ち満ちている。
 演じる役者もそうそうたるメンバーだが、好みはやはりアステア。踊ってなくても充分に素晴らしい演技を魅せてくれる。パーキンスも翌年に公開された『サイコ』(1960)での怪演はどこへやら、さわやかな青年を好演しているし、ペックに関しては言うまでもない
(この人、私はあんまり好きじゃないんだけど、良い作品も結構ある)。目線だけであれだけの演技が出来ている。脇を固める役者達の演技も良い。今まで散々直し続けた額絵を傾くままに任せ、誰もいない酒場で一人ビリヤード台に向かうギャリソンや、「どうだ、老いぼれと一杯やるか」「いいえ。でも、提督となら」と言うラストの掛け合い。実に練り込まれた台詞の数々、何気ない言葉の裏に恐怖と悲しみが詰まっているような。更にそこに沈黙の演技が入ることにより、もの凄い説得力を持つ。
 これが1959年つまり米ソ冷戦下の真っ直中で製作されたと言うのも凄い。社会派監督クレイマーの実力が遺憾なく発揮された好作だろう。
 出来たら、この作品は前日譚として『博士の異常な愛情』(1964)と共に観て欲しい作品。始まりはどれ程喜劇的であったとしても、その結果は…
 ハリウッドでもこんな作品が作れた時代があったんだな。特にマッカーシズム旋風のただ中でこれが作れたのは、それ自体が奇跡的だ。
手錠のまゝの脱獄
The Defiant Ones
1958米アカデミー脚本賞、撮影賞、作品賞、主演男優賞(ポワチエ、カーティス)、助演男優賞(バイケル)、助演女優賞((ウィリアムズ)、監督賞、編集賞
1958英アカデミー男優賞(ポワチエ、カーティス)、国連賞、
作品賞
1958ベルリン国際映画祭男優賞(ポワチエ)
1958NY批評家協会作品賞、監督賞、脚本賞
1958ゴールデン・グローブ作品賞
<A> <楽>
スタンリー・クレイマー(製)
ネイサン・E・ダグラス
ハロルド・ジェイコブ・スミス(脚)
トニー・カーティス
シドニー・ポワチエ
セオドア・バイケル
チャールズ・マックグロー
カーラ・ウィリアムズ
ロン・チェイニー・Jr
クロード・エイキンス
ウィット・ビセル
★★★☆
物語 人物 演出 設定 思い入れ
 当初、手錠を外して分かれることしか考えない二人の囚人が、やがてお互いを発見していくというのは、アメリカの国そのものを示す
 黒人と白人の二人が逃亡したと言うだけで、地元の警察署長は「追跡には及ばぬ。間もなく殺し合うはずだ」と語らせる。監督のクレイマーはそれまでは製作者側であり、社会派の娯楽作品をヒットに導いていたが(『真昼の決闘』など)、監督業に乗り出してから積極的に差別問題を映画作りに取り入れていった。オープニングとエンディングに同じ歌を持ってくるが、全く違って聞こえるなど、伏線の張り方が巧い。ポワチエの出世作
 脚本は赤狩りにより業界から追放中だったネドリック・ヤング。
製作年 1958
製作会社 カートレイ・プロスタンリー・クレイマー・プロ
ジャンル 犯罪(逃亡)社会派(人種差別)
売り上げ $778,000
原作
歴史地域
関連
allcinema Walker ぴあ IMDb CinemaScape
wiki キネ旬 eiga.com wiki(E) みんシネ
見知らぬ人でなく
Not as a Stranger
1955米アカデミー録音賞
1955英アカデミー国外男優賞(シナトラ)
<A> <楽>
スタンリー・クレイマー(製)
エドナ・アンハルト
エドワード・アンハルト(脚)
オリヴィア・デ・ハヴィランド
フランク・シナトラ
ロバート・ミッチャム
チャールズ・ビックフォード
グロリア・グレアム
ブロデリック・クロフォード
リー・マーヴィン
ロン・チェイニー・Jr
ハリー・モーガン
ヴァージニア・クリスティーン
★★★
物語 人物 演出 設定 思い入れ
 貧しい生まれながら苦学して医学の道進もうとするルカス(ミッチャム)は、のんだくれの父に学資を使い果たされたりもしたが、彼の素質とやる気を見抜いたアーロンス博士や、友人のアル(シナトラ)の尽力。資産家の娘で親切な女性クリスティナ(ハヴィランド)の助けもあって無事卒業できた。卒業後、クリスティナと結婚し、インターンとして病院に勤め始めるが、それは彼の理想とはかけ離れた世界だった…
 それまで製作者としては有名だったクレイマーの初監督作で、しばらく銀幕を遠ざかっていたオリヴィア・デ・ハヴィランドを主演に迎えた作品で、
1955年全米興行成績5位
 医学を志す男の挫折と再起を描いた作品で、ちょっと違っているけどハリウッド版の『白い巨塔』(1966)のような作品とも言えるか?これがアメリカで受けたのは、多分当時のアメリカの医療に関わる問題を直面させたのだろうと思われる。
 ただ正直な話、私にはなぜ本作が
これだけ評価されているのか実は良く分かっていない。キャラの存在感はともかく、物語に一貫性が感じられず、主人公の位置づけも中途半端にしか思えない。意思力が強いなら強いなり、弱いなら弱いなり、統合させるべきではなかっただろうか?原作は知らないのだが、かなり長い作品で、主人公の心の動きを主軸にとらえた作品なのではないか?とも考えられるのだがどうなのだろうか?いずれにせよ優柔不断な主人公描写は今一つ。患者に対する医者の良心という社会派的側面とメロドラマ的側面のバランスが今一つでちょっと苛つく。
 主人公のミッチャムも何を考えているのか観ている側からは今ひとつよく分からず、感情移入しにくい。むしろハヴィランドの執念のようなものを観るべき作品なのかも知れない。
 映像演出は凝ってるけど、これもちょっと嫌味っぽさを感じてしまう。クレイマーの気負いが空回りした感じ。クレイマー監督作品は大好きなんだけど、本作に関してはその魅力を感じられないままだった。
製作年 1955
製作会社 スタンリー・クレイマー・プロ
ジャンル 職業(医者)
売り上げ $7,100,000
原作 モートン・トンプソン
歴史・地域
関連
allcinema Walker ぴあ IMDb CinemaScape
wiki キネ旬 eiga.com wiki(E) みんシネ

ページトップへ