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崔洋一

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鑑賞本数 4 合計点 15.5 平均点 3.88
allcinema Walker ぴあ IMDb CinemaScape
wiki キネ旬 eiga.com wiki(E) みんシネ
書籍
_(書籍)
2020
2019
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2016
2015
2014
2013
2012
2011
2010
2009 カムイ外伝 監督・脚本
2008 The ショートフィルムズ/みんな、はじめはコドモだった 監督
いい爺いライダー 総合指導
2007 犯人に告ぐ 出演
2006 ス 監督・脚本
映画監督って何だ! 出演
2005 ルート225 出演
アルバイト探偵(アイ)/100万人の標的 監督
2004 血と骨 監督・脚本
2003 クイール 監督
田んぼdeミュージカル 総合指導
13階段 出演
2002 刑務所の中 監督・脚本
2001
2000
1999 豚の報い 監督・脚本
御法度 出演
1998 犬、走る DOG RACE 監督・脚本
1997
1996
1995 平成無責任一家 東京デラックス 監督・脚本
マークスの山 監督・脚本
嵐の季節 THE YOUNG BLOOD TYPHOON 出演
1994 N45゜ 第4話「風は、どっちに吹いている」 出演
1993 月はどっちに出ている 監督・脚本
1992
1991 襲撃 BURNING DOG 監督
1990
1989 Aサインデイズ 監督・脚本
1988 花のあすか組! 監督・脚本
1987 黒いドレスの女 監督
1986
1985 友よ、静かに瞑れ 監督
1984 いつか誰かが殺される 監督
1983 性的犯罪 監督
十階のモスキート 監督・脚本
1982
1981
プロハンター
<A> <楽> 監督
1980 戒厳令の夜 助監督
不良少年 助監督
1979 俺達に墓はない 助監督
探偵物語
<A> <楽> 助監督
1978 皮ジャン反抗族 助監督
殺人遊戯 助監督
最も危険な遊戯 助監督
1977 -北村透谷- わが冬の歌 助監督
1976 愛のコリーダ 助監督
1975
1974
1973
1972
1971
1970
1969
1968
1967
1966
1965
1964
1963
1962
1961
1960
1959
1958
1957
1956
1955
1954
1953
1952
1951
1950
1949 7'6 長野県で誕生

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カムイ外伝 2009
2009映画芸術ワースト第9位
2009HIHOはくさい映画最低監督賞、最低特殊効果賞
<A> <楽>
宮藤官九郎
崔洋一(脚)
松山ケンイチ
小雪
伊藤英明
大後寿々花
イーキン・チェン
金井勇太
芦名星
土屋アンナ
イ・ハソン
山本浩司
PANTA
佐藤浩市
小林薫
★★★★
物語 人物 演出 設定 思い入れ
カムイ外伝 <A> <楽>
白土三平 (検索) <A> <楽>
 江戸幕府下の日本。階級社会の中で最下層の子として生まれたカムイ(松山ケンイチ)は、生き抜くために忍びとなり、数々の忍びの技を会得した後、自由を求めて抜忍となった。だがそのことで、追忍との戦いと逃亡の人生が宿命づけられてしまう。そんな戦いに明け暮れる中、カムイは漁師の半兵衛(小林薫)を助けた縁で、彼の家に身を寄せることとなった。しかし半兵衛の妻スガル(小雪)も又、抜忍として追われる立場にあったため、カムイの出現に警戒心を募らせる。だが半兵衛とスガルの娘サヤカはそんなカムイを温かく迎え入れようとしていた…
 忍者漫画家として知られる白土三平原作(作画はすでに他の作家たちに変わっているが)の、現在も連載中の同名マンガの映画化。
 本作は「外伝」と名付けられているように、そもそもは
「カムイ伝」からスピンオフして作られた作品である。
 その
「カムイ伝」が連載開始されたのは1964年。「ガロ」にて。
 この作品は色々型破りな作品だった。
 特に最初の連載となる第一部では、例えば子供のカムイが本当に死んでしまうとか(以降双子の兄が主人公になる。本作劇中子供の頃のカムイが出てくるシーンがあるが、あれは本来双子の弟のほうのエピソード)、中盤以降主人公の入れ替えが起こって革命の話になると、ほとんどカムイが登場しないとか、主人公がころころと変わるとか、一貫した物語としては結構おかしな感じになっている。
 しかし、物語自体は本当に素晴らしいものだった。
徹底して虐げられる民衆の目から見た階級社会と、そこから生まれてくる革命。鬱屈した民衆の内包する力。それらが相まってものすごいパワーを持った作品になっている。
 こんな作品だったからこそ、当時の時代には受け入れられた。特に学生運動家にとってこのマンガは自分たちの活動の理想をここに見た人も多く、当時の「ガロ」は記録的な売り上げを誇った。第一部の終了は、そのまま学生運動の終焉をも予見させるもので、今になって読んでも襟を正される思いにさせられる見事な作品だ。
 それが
「カムイ伝」という作品だった。
 そして
「カムイ外伝」だが、これは「カムイ伝」連載中に並行して描かれたものだった。「カムイ伝」ではカムイが忍者として厳しい掟にとらわれ続けるため、あまり自由に動かすことが出来にくかった。更に焦点が権力闘争へと移ったためにカムイを動かすことが出来ず、忍者の活躍の場もなくなってしまったため、今度はカムイを抜忍として、アクション主体の、実にマンガらしい作品を描こうとした結果(連載先の雑誌の事情もあったらしいけど)。こちらは追っ手が次々に仕掛ける攻撃をかわしながら逃げ続ける抜忍となったカムイの活躍が描かれていくアクション主体の作品として描かれている。
 アクション主体といっても、主人公が同じなだけに、視点はやはり虐げられた民衆の目から見たものが多く、自分や家族を守るため、良心を押し殺してカムイを売る村人や、カムイと関わってしまったために殺されていく人々を克明に描いたものとなっている。
 
こんな作品を映像化しようなんてのは、相当の覚悟が必要で、それほどのリスクを負って作品を作ろうというのは、おそらく今の日本では崔監督か、阪本順治監督くらいだろう。そんな意味で本作は崔監督だからこそ出来た作品とはいえる。
 さすがに現代に合わせて物語はアクションやキャラクタ描写が中心にはなっているが、話の端々にはオリジナルの持つ雰囲気をきっちり伝えようとしている意志を感じさせてくれる。どんなに虐げられていても民衆の持つ不屈さ、鬱屈したパワーの爆発。貧しいながらも幸せそうな村の風景などにかなり力が注がれているのは、監督の個性がかいま見えるようで、なかなかにほほえましい。
少なくとも、こんなところに個性を出そうとする監督は本当に少なくなっただけに、そういう意味では大変楽しめる
 …いや、改めて考えると、
本作で本当に楽しめたのはその部分だけだった気がする。監督の個性とキャラの巧さを外すと、褒めるべき部分が残ってない。
 例えばストーリーはこれと言って際だった個性があるでなし、描写に至っては、手の抜きどころがはっきりし過ぎて、CGの使い方にもアラが多い。オープニング部分やカムイの技を描写するシーンは合成も力が入ってるのだが、それ以外が全部ペラペラ。海の水なんかゲル状としか見えないシーンまであり。その辺気になると言えば気になるし、気にならないと言えば気にならないという微妙なレベル。

 敢えてもう一つ褒めるとすれば、この作品は、今の時代には珍しくスタッフとキャストの個性”の濃さ”で魅せる作品だとは言えようか。器用な役者松山ケンイチはきちんとアクションもこなし、しっかり脇をしめるヴェテラン製がドラマ部分をきちんと締めてる。

 とにかくこの辺を呑んでこの点数。なんだかんだ言ってもサヨクの尻尾が未だに付いてる人間にとっては心地よかったのは確かだし。
血と骨 2004
2004日本アカデミー主演女優賞(鈴木京香)、助演男優賞(オダギリジョー)、監督賞(崔洋一)、助演女優賞(田畑智子)、脚本賞、音楽賞、撮影賞、照明賞、美術賞、録音賞、編集賞
2004ブルーリボン助演男優賞(オダギリジョー)
2004キネマ旬報日本映画第2位
2004毎日映画コンクール作品賞、男優主演賞(ビートたけし)、男優助演賞(オダギリジョー)、女優助演賞(田畑智子)
2004報知映画監督賞
2004
ヨコハマ映画祭第2位
<A> <楽>
崔洋一
鄭義信(脚)
ビートたけし
鈴木京香
新井浩文
田畑智子
オダギリジョー
松重豊
中村優子
唯野未歩子
濱田マリ
柏原収史
塩見三省
北村一輝
國村隼
寺島進
伊藤淳史
仁科貴
佐藤貢三
中村麻美
★★★★☆
物語 人物 演出 設定 思い入れ
血と骨 <A> <楽>
梁石日 (検索) <A> <楽>
クイール 2003
<A> <楽>
丸山昇一
中村義洋(脚)
小林薫
椎名桔平
香川照之
戸田恵子
寺島しのぶ
黒谷友香
櫻谷由貴花
松田和
名取裕子
★★★
物語 人物 演出 設定 思い入れ
盲導犬クイールの一生 <A> <楽>
秋元良平 (検索) <A> <楽>
石黒謙吾 (検索) <A> <楽>
マークスの山
1995日本アカデミー主演男優賞(中井貴一)、助演男優賞(萩原聖人)、助演女優賞(名取裕子)
1995
ブルーリボン助演男優賞(萩原聖人)
1995キネマ旬報第9位
<A> <楽>
中川滋弘
宮下昌幸
大脇一寛
田沢連二(製)
丸山昇一
崔洋一(脚)
中井貴一
萩原聖人
古尾谷雅人
名取裕子
小林稔侍
岸谷五朗
西島秀俊
前田吟
萩原流行
岸部一徳
小木茂光
遠藤憲一
塩見三省
菅原大吉
岩松了
松岡俊介
豊原功補
角野卓造
小須田康人
寺島進
宮崎淑子
伊藤洋三郎
井筒和幸
大杉漣
江口尚希
★★☆
物語 人物 演出 設定 思い入れ
 小説だから面白い題材を映画にすると、かったるいだけになる。
製作年 1995
製作会社
ジャンル
売り上げ
原作
マークスの山 <A> <楽>
高村薫 (検索) <A> <楽>
歴史地域
関連
allcinema Walker ぴあ IMDb CinemaScape
wiki キネ旬 eiga.com wiki(E) みんシネ
月はどっちに出ている 1993
1993日本アカデミー新人俳優賞(岸谷五朗)、作品賞、主演女優賞(モレノ)、監督賞(崔洋一)、脚本賞
1993
ブルーリボン作品賞、主演女優賞(モレノ)、新人賞(岸谷五朗)
1993日本映画プロフェッショナル大賞作品賞、主演男優賞
1993キネマ旬報日本映画第1位
1993毎日映画コンクール日本映画大賞、脚本賞、男優主演賞((岸谷五朗)、女優主演賞(モレノ)
1993報知映画作品賞、監督賞、主演女優賞(モレノ)
1993ヨコハマ映画祭作品賞、監督賞、撮影賞、助演男優賞(萩原聖人)、助演女優賞(モレノ)、最優秀新人賞(岸谷五朗)
1994ベルリン国際映画祭NETPAC賞
<A> <楽>
崔洋一
鄭義信(脚)
岸谷五朗
ルビー・モレノ
絵沢萠子
小木茂光
遠藤憲一
有薗芳記
麿赤児
國村隼
芹沢正和
金田明夫
内藤陳
木村栄
瀬山修
萩原聖人
金守珍
金久美子
城春樹
吉江芳成
木下雅之
古尾谷雅人
★★★★
物語 人物 演出 設定 思い入れ
 在日コリアンの監督が経営する金田タクシーには一癖も二癖もある人間ばかりが勤めている。その中で姜忠男カン・ユンナムはコリアンとして誇りを持てと言うフィリピン・パブを経営する母英順(絵沢萠子)の教えもどこ吹く風。仕事だけでなく、女の子を口説くことで毎日忙しい日々を送っていた。そんな時に母の経営するパブに来た大阪弁を喋る新人のコニーに惚れ、姜は早速コニーを口説きまくる。ちょっとしたコニーの好意に便乗し、ちゃっかり同棲まで始めてしまうのだが、徐々に彼の周りの世界も変わってきていくのだった…
 在日として生まれた崔監督による、在日の人々の交流を主軸に、逞しく生活していく下町の人々を描いた好作。元はWOWOWの短編連作集“J・MOVIE・WARS”の一本だったが、それを劇場用長編として仕上げた。
 一時期在日の人の地位向上を求め、日本人が色々な活動を行っていて、実は知り合いの在日韓国人の関係で私もそういう活動に関わっていたのだが
(厳密に言えば今も関わってはいる)、そう言った人達との交流を通してよく分かったのは、結局人間は人間だという単純な事実。いい人もいれば、どうしようもない人もいる。映画論で激論を戦わせた人もいたが、むしろ在日という身分を上手く使っていた人もいて、大変よくモテ、なんか羨ましく感じた自分もいた
 本作を観ていたら、そう言うことを思い出して
(…つーか、これを観た時がリアルタイムで活動していた時期だったんだけど)。なんかとても楽しい気分にさせられる。「よく分かってるな」と思いつつ、物語の楽しさそのもので観られた。
 ちょっと特殊な場所で、小狡く逞しく生きる等身大の人間の事が描かれているのがなんとも小気味が良い。それに「俺は北も南も関係ない」と言い放つ姜が、実は結構色々なこだわりを隠しているとか、その中でちゃんと誇りを持っているのがしっかり描かれる辺り、人間の心の複雑さってものをよく表していた。
 在日とか何とか、関係なく良いとか想いながらも、やっぱり主人公が在日の人だからこそ成り立つ作品。その微妙な雰囲気を出してくれたのが大変小気味良い。
 それと、多分に方向音痴のきらいのある私から見て「あのー、私はどこにいるんでしょうか?」の一言はツボ。それで「何が見えますか?」と切り返す会話がほのぼのしてて大変よろしい。
黒いドレスの女
<A> <楽>
角川春樹
黒沢満(製)
青木勝彦(脚)
原田知世
永島敏行
菅原文太
藤真利子
時任三郎
成田三樹夫
室田日出男
橋爪功
藤タカシ
一色彩子
中村嘉葎雄
★★★
物語 人物 演出 設定 思い入れ
製作年 1987
製作会社
ジャンル
売り上げ
原作
黒いドレスの女 <A> <楽>
北方謙三 (検索) <A> <楽>
歴史地域
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