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仮面ライダー鎧武

仮面ライダー鎧武事典
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2013'10'6~2014'9'28 

 平成仮面ライダーシリーズ第15作。メインライターに虚淵玄を起用し、マンネリ気味となっていたシリーズに活を入れ、ハードな展開へと持って行った。又、仮面ライダーの形態もこれまでに無い果物をモティーフで、全く新しい姿のライダー達が登場している。虚淵玄自身、初期の平成仮面ライダーの大ファンで、それに準じたものを作ろうと志したらしく、仮面ライダー同士の戦いも多用されている。
 ただ、色々新機軸はあったものの、平成初期ライダーの悪い部分まで引きずってしまったため、とても中途半端なものになってしまった。脚本の気負いすぎというのが一番正しい評価かもしれない。
 果物モティーフというどちらかというメルヘンチックな造形と内容のハードさも噛み合ってなかった。個々のキャラの造形が良かっただけに、ストーリーのかみ合わせの悪さが惜しまれる。

主な登場人物
葛葉紘太
仮面ライダー鎧武
(役)佐野岳。
 沢芽市に姉の晶と住む青年。元チーム鎧武のナンバー2だったが、幼なじみの舞を支えるためチームを抜け、アルバイト生活を送っている。錠前師のシドによって戦極ドライバーを与えられ、仮面ライダー鎧武に変身するようになる。
高司舞 (役)志田友美。
 チーム鎧武に属する少女。リーダーの裕也と共にチームを切り盛りしている。紘太とは幼なじみで、何かと紘太に突っかかることも多いが、基本的に紘太のことを信用している。
駆紋戒斗
仮面ライダーバロン
(役)小林豊。
 チームバロンのリーダー。仮面ライダーバロンに変身する。力こそ全てという信条を持ち、ライダーとなっての戦いも容赦がない。幼少期から沢芽市に住み、ユグドラシル・コーポレーションによってすっかり様変わりした沢芽市に苛立ちを覚えている。
呉島光実
仮面ライダー龍玄
(役)高杉真宙。テレビや映画で活躍中。『カルテット!』(2012)では主演を務めている。
 愛称はミッチー。チーム鎧武のメンバー。ユグドラシルコーポレーションの息子で、超エリート高校に通っている。高校ではクールなキャラで通しているが、ダンスにかける情熱は高い。シドから戦極ドライバーを買い、仮面ライダー龍玄となる。
呉島貴虎
仮面ライダー斬月
仮面ライダー真・斬月
(役)久保田悠来。「宇宙戦隊キュウレンジャー」スコルピオ役。
 呉島光実の兄で、ユグドラシルコーポレーションの要職に就いている。仮面ライダー斬月に変身し、ヘルヘイムの森の調査を続けていた。やがて地球はヘルヘイムの森に覆われて人類の大部分は滅んでしまうことにいち早く気づき、より多くの人類を生き残らせるための方策を模索していた。紘太が軽い気持ちで仮面ライダーとなったと思い込み、ライダーシステムを剥奪しようとしたこともあったが、やがて紘太の一番の理解者となっていく。
城乃内秀保
仮面ライダーグリドン
(役)松田凌。
 チームインヴィットのリーダー。卑怯な手を好んで使うため、あまり良い評判はない。チームバロンの戒斗と手を組んでチーム鎧武に勝負を挑む。その後シドから戦極ベルトをもらい、仮面ライダーグリドンとなる。
鳳蓮
仮面ライダードリアン
(役)吉田メタル。
 凰蓮・ピエール・アルフォンゾ。ケーキ屋シャルモンの店長。パリで修行し、シャルモンを剣のグルメランキングトップにするほどの実力者だが、傍若無人な性格で、バイトの面接に来た紘太を追い出してしまう。仮面ライダーブラーボに変身する。過去特殊部隊に属していたという事実もあり。ちなみに本名は凰蓮厳之介。
戦極凌馬
仮面ライダーデューク
(役)青木玄徳。「牙狼<GARO>〜闇を照らす者〜」楠神哀空吏役。
 ユグドラシル・コーポレーションでヘルヘイムの森について研究している男。ヘルヘイムの果実を安全な形で取り扱うため、戦極ドライバーとロックシードを開発。自ら仮面ライダーデュークに変身する。いち早く黄金の木の実の存在を知り、それを自分のものにしようと狙う。基本的に自分の目的のためには手段を選ばないタイプで、全人類が滅びることもあまり気にしていない。
シド
仮面ライダーシグルド
(役)浪岡一喜。「幻星神ジャスティライザー」デモンナイト。「ライオン丸G」獅子丸など。
 ドルーパーズに入り浸り、ロックシードを売っている男。実は戦極凌馬から依頼され、戦極ドライバーのテストのためモルモットとなる若者を捜していた。進化版のゲネシスドライバーを手に入れ、仮面ライダーシグルドに変身する。その目的は全てを出し抜き、自分のためだけに禁断の木の実を得る事だった。
湊耀子
仮面ライダーマリカ
(役)佃井皆美。アクション俳優。
 仮面ライダーマリカに変身するユグドラシル・コーポレーション社員。会社よりも直接の上司である凌馬の指示に従う傾向がある。彼女の望みはこの世界を変革する男を育て上げることで、凌馬に期待を置いていたが、やがて戒斗に望みを置くようになる。
ロシュオ (声)中田譲治。
 オーバーロードの頂点に立つ存在。過去フェムシンムの文明を守るために戦い黄金の果実を手にした人物。その世界の人間の殺し合いを止める事が出来ず、ただひたすら死んだ妻の復活だけを夢見ている。ヘルヘイムの森の意思で新しい黄金の果実を受け継ぐ存在を見つけようとしているが、黄金の果実を奪おうとするレデュエのによって殺されてしまう。
デェムシュ (声)杉田智和。
 赤いオーバーロード。非常に不遜で、人間を滅びるだけの猿としか見ていない。極アームズに変身した鎧武にまっさきに倒された。
レデュエ (声)中田譲治。
 オーバーロードの一体。緑色の個体で、オーバーロードの中では唯一の女性体だが、声は男性のもの。知性を持つ存在を助けると見せかけて追い込み、精神崩壊を起こす事を楽しむサディスティックな面がある。その目的はロシュオの持つ黄金の果実を横取りすることだった。
DJサガラ (役)山口智充。通称「ぐっさん」。本業はお笑い芸人で数々のドラマに出演している。
 沢芽市でダンスチームバトルを実況中継しているラジオパーソナリティ。実はインベスゲームの仕掛け人でもある。その正体はヘルヘイムの森の代理人で、黄金の果実を渡す存在を探すためにやってきた。
話数 タイトル コメント DVD
第1話 変身!空からオレンジ!?

  脚本:虚淵 玄
  監督:田崎竜太
  アクション監督:石垣広文
 大企業ユグドラシル・コーポレーションによる計画都市・沢芽市。そこに住む紘汰が元属していたダンスチームのチーム鎧武は演奏中にチームバロンによって追われてしまう。幼なじみの舞が取り仕切る鎧武の事を心配する紘太だが…
 敵はビャッコインベス。紘太と舞が迷い込んだ世界にいたインベス。二人を追って現実世界にやってきた。
 ライダー初のフルーツライダー、脚本家に特撮初挑戦の虚淵玄ということで事前評判が高かった作品。
 しかし出来た作品を観ると、最初から色々ぶっ飛んだ設定で、突然ダンスチームが出てきたかと思ったらバトルが始まり、それで謎の人物が何人か登場。謎の空間に迷い込んだ主人公が突然ライダーになる。視聴者をかなり置いてけぼりにする物語展開となってる。とにかくダンスがキーワードとなっている事、ここでの敵というのは人間の中にいると言う事くらいか。
 本来はゲームとしてアバターのようなものを戦わせるはずのインベスゲームが徐々に現実世界を浸食していく…と言う感じだろうか?
 雰囲気は80年代の暴走族やバンドのバトルっぽい雰囲気だが、これがどんな風に化けるのかが結構楽しみ。
 軽い気持ちで変身したら、その責任に追われていく…という虚淵脚本の定番っぽい話になっていきそうな予感。謎の少女が発する「運命を選びなさい」と言う台詞もそれっぽい。
 最後にDJサガラによって「アーマードライダー」と名付けられたが、以降表記は「仮面ライダー」で統一させていただく。
 キャストが結構豪華で、浪岡一喜や山口智充(ぐっさん)とかが登場してる。
<異世界の果物がロックシードに変化するのだが、そのロックシードはどう見てもプラスチックなんだがなあ。
 なんか音楽が微妙に外れた河合節に聞こえるのもなんだな。>

VOL.1

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第2話 必殺!パインキック!

  脚本:虚淵 玄
  監督:田崎竜太
  アクション監督:石垣広文
 仮面ライダー鎧武に変身したことで有頂天になった紘太は、この力を何に使うかを考えていた。だが現実世界ではあまり役立たない能力をもてあます結果に。一方、チーム鎧武のリーダー裕也がまだ帰っていないと聞かされる。
 敵はシカインベス。紘太が拾ったイチゴ型のロックシードから生まれたインベス。インベスゲーム中に暴走してしまう。
 ヒーローの持つ力とは何であるのか。その根本的な部分を丁寧に見せた話となった。これまでの特撮作品では、基本次々に敵が現れるため、考えることなく戦っていれば良かったが、この話ではあくまでそれを悩みの種として描いているのが特徴。
 そして今回の戦いも、沢芽市でのインベスゲームの延長。まだ本当の意味で誰かを守るために戦うまでには至っておらず、少しずつ成長していく。これからの展開に期待がかかるところだ。
 今回の鎧武は新しいパイン型のロックシードを使ってパインアームズへと二段変身。
<紘太が変身した鎧武の姿を観て曖昧な笑顔を見せる晶。まあ、それが普通の反応だろうな。やっぱり「まどマギ」っぽさがあり。
 今回のライダーの変身は妙にベルトの音が大きい。近所迷惑だと怒る晶だが、それも当然か。>
第3話 衝撃! ライバルがバナナ変身!?

  脚本:虚淵 玄
  監督:柴﨑貴行
  アクション監督:石垣広文
 紘太が変身する鎧武がインベスゲームに参加することでチーム鎧武は連戦連勝の快進撃を続けた。だが舞は紘太のチーム復帰を認めず、更にゲームで得た金を姉の晶に突き返された紘太は、自分は何か間違っているのではないかと思い直す。
 敵は仮面ライダーバロン。二体目のアーマードライダーとしてチームバロンのリーダー戒斗が変身する。今回はガチの戦いではなく、バイクレースと、その後の異世界でのインベスとの戦いで勝負を行う。
 相変わらず鎧武の力を得て浮かれている紘太だが、その力を人に認められないことが分かり、少々落ち込む姿がある。徐々に心に暗闇が迫ってきてるってことだろうか?
 基本的に優しい紘太だが、上を目指そうとしない紘太に対し、戒斗は、勝負とは上を目指すことだと言い放つ。そしてシドから戦極ドライバーを受け取り、新たなライダーとなった。
 喧嘩の勝負はバイクで決める。なんだか昭和の暴走族ものっぽい展開になってきたぞ…と思ったら、異空間のインベスと戦って、その勝ち点を競うというものらしい。
 この話では更にチーム鎧武の一員光実という男に焦点が当てられている。超進学校に通う光実は、表では仲間を全く信用しない学生として、裏の顔としてチーム鎧武の中での弟キャラっぽい位置づけ。どうやらこいつが三番目のライダーとなるっぽい。
 「本当の強さを見せてやる」と言い放つ戒斗。初めて仮面ライダーになった割には随分達観した言い方をするな…単なるイタイ奴という気もするが。
<しかし、やっぱりバナナで変身するって、なんかとても間抜けな姿に見えるんだが。特にバナナを頭にくっつけたまま歩いてるのはなあ。>
第4話 誕生!3人目のぶどうライダー!

  脚本:虚淵 玄
  監督:柴﨑貴行
  アクション監督:石垣広文
 戦いの中で異世界に入ってしまった紘太と戒斗は、帰り道も分からず、とりあえずこの世界を探索することに。行方不明の裕也がいないかと探す紘太だが、そんな戒斗をもう一人のライダーが襲いかかる。
 敵はシカインベス仮面ライダー斬月。謎のライダーで、何かを知っているらしいが、現在の所その目的も分からない。ただし、その正体は呉島光実の兄貴虎ということだけ分かった。
 未だに謎だらけの異世界で新しいライダーが登場する。更にチーム鎧武のメンバー光実がシドからもう一体の戦極ドライバーを買い、四番目のライダーへと変身。
 話はだんだんと影を帯びてきた。ライダーであることに浮かれていた紘太は、ライダーになることが命がけであることと、死の恐怖をたっぷり味わう羽目に陥る。それで一旦引きこもりのような状況に陥ることになる。
 新たなライダー斬月によれば、ライダーとなった人間は、ただ戦うだけの存在にならねばならないらしい。それに対抗して人間らしさを語る
 ヒーローとなれることを簡単に考えていた人間の代償ってところだろうか?「まどマギ」と同じパターンを踏襲してるようだ。
 対して戦う事に対してどん欲な戒斗はどんどん強くなっていくかのよう。これも対比になってる。
第5話 復活!友情のイチゴアームズ!

  脚本:虚淵 玄
  監督:柴﨑貴行
  アクション監督:石垣広文
 アーマードライダー龍玄に変身した光実はチームインヴィットの繰り出すコウモリインベスを撃破。紘太が帰ってくるまでは自分が戦う決意を固める光実の言葉に、もう変身はしないと誓った紘太の心は…
 敵は仮面ライダーバロン
 新しく仮面ライダーとなった光実と、光実が慕う紘太が再び仮面ライダーとなることを決意するまでの話。死の恐怖から変身することを止めた紘太だが、仲間のために戦う事を決意することになるが、その決意がどうにも軽い感じだな。その軽さがどんどん重さへと変化していくことになるのだろう。
 一方、次々と他のチームを参加に収めたチームバロンの戒斗は既にゲームに飽き始めているらしい。そのためにもっと強い敵を求め、仮面ライダー同士の戦いを欲してるようだ。
 鎧武は又しても新しい力イチゴアームズを手に入れた。
 そしてそんなチーム同士の抗争を裏で操るシドは、予想通り貴虎の配下だったことも分かる。
<ナチュラルに光実や紘太を戦いに送り出す舞はかなり凄い。本人は人を守ろうとしているだけに、余計始末が悪い。
 舞が投げた戦極ドライバーとロックシードだが、同時に投げたのに時差で紘太の元へと飛んでいく。どんな投げ方だったんだ?>

VOL.2

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第6話 ドリアンライダー、参戦!

  脚本:虚淵 玄
  監督:諸田 敏
  アクション監督:石垣広文
 仮面ライダー鎧武と龍玄の前に現れた2人のライダーは仮面ライダーバロンに味方すると宣言しながら、なんとバロンを攻撃する。これによってチームバロンのランキングが下がってしまい、チーム鎧武はバロンと共にランキングトップに躍り出る。
 敵は仮面ライダー黒影仮面ライダーグリドン
 裏切り無用の話になってきて、いよいよ虚淵脚本の本領発揮になってきた。戒斗が作ろうとした連合チームもあっという間に瓦解。その中で自分のために戦う事を決意した紘太の姿がある。
 どんどん増える仮面ライダーだが、シドが持っている戦極ドライバーはあと一つ。それはドリアンのベルト。それで仮面ライダー同士の戦いがメインとなっているが、この展開は「仮面ライダー龍騎」を思い出させる展開だな。
 今回登場したシャルモンの店長はキャラが濃すぎる。前作「仮面ライダーウィザード」のはんぐりー店長よりも更に濃い。この人も又、ライダーらしい。
 前回からちらちらと、その個性を見せている城乃内。あまりに情けないその姿は、これからその個性が光るようになるのではないか?なんか楽しみになってきたぞ。
<初瀬から「仮面ライダーグリドン」と呼ばれて嫌がってる城乃内だが、その後普通にその名前を受け入れている。
 初瀬と城乃内を「手駒」と言い切る戒斗。これを言ってしまったら付いてくる人がいなくなるよ。
 初瀬の特訓を受ける城乃内だが、なんかほとんどイジメの領域。これを受けてしまう城乃内君が可愛い。
 しかし、ドリアンのベルトって、確かに棘があるから強そうではあるが、臭そうなベルトだ。>
第7話 大玉スイカ、ビッグバン!

  脚本:虚淵 玄
  監督:諸田 敏
  アクション監督:石垣広文
 仮面ライダーブラーボに変身した鳳蓮は華麗な動きで黒影とグリドンを圧倒。二人のロックシードは奪われてしまう。そんなブラーボの強さに観客は大喝采を送るが、紘太は弱いものいじめのようなブラーボの戦いに反発を覚え、何故鳳蓮が仮面ライダーを目の仇にするのかを調べることに。
 敵は仮面ライダーブラーボ。手に入れた多数のロックシードを使ってインベスを呼び出すが、そのインベスが暴走してしまう。そしてイノシシインベス。暴走したインベスがロックシードを食らって変形した巨大インベス。
 何故鳳蓮は仮面ライダーを目の敵にするのかを集中して描く話。なんと過去フランスで特殊部隊に属していたとかで、無茶苦茶な強さを誇っている。今回は本当にそれだけって感じ。
 観客にとってはダンスそのものよりもどんなトラブルが起こるか、そしてライダー同士の戦いの方を楽しみにしてる。なんというか、極めて無責任な存在だと言うこと、そしてネット時代となってどんな素人でも話題になって芸術家気取りが出来るという現代に対するアンチテーゼも語られている。平成ライダーの存在そのものを語っているような?
 ドリアンに対して言葉で説得を試みる鎧武。この辺も「仮面ライダー龍騎」っぽさがあるな。動物型に変形したインベスが雑魚敵のような出方をしてるのもそれっぽい。
 ふざけた部分と真面目な部分が混在する話となったが、微妙なバランスを保ってる感じだ。
 前回光実が兄の貴虎からくすねたスイカ型のロックシードを使い、鎧武が更なる武装を手に入れた。今度は巨大化…
<スイカロックシードは、色と言いモノアイと言い、モロに量産型ザクなんだが。
 巨大なスイカに対し、ドリアンが使った方法は鉄骨を使った攻撃。まるでスイカ割りだ…と思ったら鎧武がツッコミ入れてた。
 逃げたイノシシインベスを追う鎧武。バイクを使うかと思ったら、スイカロックシードで転がりながら移動してる。なんというコミカルな移動だ。
 「パイ生地が焼き上がる時間」で逃げ出したブラーボ。それはともかく、鎧武と龍玄はちゃんと片手でツッコミを入れてる。それって叩く相手がいないといけないはずでは?>
第8話 バロンの新しき力、マンゴー

  脚本:虚淵 玄
      七篠トリコ
  監督:中澤祥次郎
  アクション監督:石垣広文
 仮面ライダーブラーボに圧倒されてしまった仮面ライダーバロン。そしてチームバロンはランキング4位に転落してしまう。力を欲する戒斗は更なる力を得ようと再びインベスの森へと入ることを決意する。一方そこには裕也がいるのではないかと考えた舞は、発見された次元の裂け目から森へと入り込んでしまう。
 敵はセイリュウインベス。インベスの森で現れた進化型インベス。硬い外殻を持ち、通常の攻撃ではまるでダメージを与えられない。
 今回は共にインベスの森へと迷い込んだ舞と戒斗の関係が少しずつ変化していく話となっている。舞と戒斗はどちらも再開発された沢芽市に違和感を感じていることが暗示された。なんだかんだ言って、戒斗は仮面ライダーの一員として紘太と共に戦うのかも。という含みを持たせている。
 しかし、戒斗が味方になると言うことは、もっととんでもない敵が現れるって事になるのか?光実の兄貴虎の存在も気になるところ。インベスが現実世界に出現していくというのはラストで暗示されてるけど。
 そしてバロンも新しいアームズを手に入れる。今度はマンゴー。
<インベスの森で崖から落ちる鎧武は、最初にバイクが落ちて、きょろきょろしてから本人が落ちてる。なんとも古典的な表現だな。
 戒斗は格好良いしゃべり方を自らに強いているようだが、普通に喋ることができないっぽい。普通に喋ると凄く言葉が硬い。
 マンゴーアームズは凄まじく重そうなハンマーを引きずって歩いている。それを「格好良い」と言ってしまう紘太。どっかずれてるんじゃ?
 マンゴーアームズの必殺技はマンゴーオーレ…まあこのネーミングはこの作品の特徴か?>
第9話 怪物インベス捕獲大作戦!

  脚本:虚淵 玄
  監督:中澤祥次郎
  アクション監督:石垣広文
 沢芽市に次々と生じる次元の裂け目。そこからインベスが街に生じるようになってきた。紘太と光実は現れたインベスを消そうと躍起になるが、そんなインベスを次々に撃破する白い仮面ライダーがいた…
 敵はコウモリインベス。突如街に現れたインベスで、4話に登場したものとは翼の色が違う。そしてカミキリインベス。ヒマワリロックシードを取り込んで現れた。
 徐々に話は真剣味を帯びてきた。インベスが街に登場するようになり、それと戦う仮面ライダー…これって普通の仮面ライダーか?今回ではまだそれはゲームの延長だが、これが変化するのはすぐだろう。
 チーム鎧武の頭脳とも言える光実。紘太は光実の指示に従うばかりという、結構情けない役割になってるような?
 光実に言わせれば、若者が好きなことをしているのは、その中で自分の往くべき道を見つけようとして。とのこと。納得出来る説明ではある。
<ロックシードを奪った光実の前で犯人の心当たりがないかと訊ねる貴虎。探りを入れてるようではなく、素で訊ねてるようではある。>

VOL.3

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第10話 ライダー大集結!森の謎を暴け!

  脚本:虚淵 玄
      砂阿久雁
  監督:柴崎貴行
  アクション監督:石垣広文
 沢芽市の地下でインベスを駆逐する一団を目撃した紘太。その中にかつて異世界で自分自身が圧倒された白いライダーの姿を見た紘太は、その強さを思い、悶々とした日々を送っていた。光実と話し合い、他のライダー達に白いライダーを揺動させ、彼らの本拠地がある異世界に行こうと考えるのだが…
 敵はカミキリインベス。ヒマワリロックシードを取り込んで生まれたインベス。
 異世界の森の秘密を探るという話。これまでに登場した全ライダーが登場し、全員を異世界に行かせて、その間に紘太がこの世界を探ろうというのが作戦だが、余計なライダーまで入り乱れて、作戦以前にごちゃごちゃになってしまった話となってる。実質的に異世界を探るのは次回の話となりそうだ。
 相変わらず光実が作戦を考案し、紘太がそれに従うというパターン。これがパターンか。光実は口も立つので、交渉役にはぴったりだな。
 ユグドラシル・コーポレーションの内部事情もちょっとだけ分かった。貴虎がリーダーだと思ったが、どうやらそうではなかったようだ。シドによれば「誰がヘルヘイムの森に選ばれるか決まってない」そうだ。異世界の森はヘルヘイムの森というらしい。
 今回は装着しただけだったけど仮面ライダー龍玄がキウイアームズを装着。どんどんフォームが増えていく。後、沢芽市のインベスを駆逐するため鎧武がスイカアームズを使っている。
<今週の城乃内君(なんか久しぶりだなこのフレーズ)。初瀬と一緒にトナカイの格好してクリスマスイベントのチラシ配りしてる。二人とも表情が暗すぎる。
 そう言えばこの二人、鳳蓮にロックシード奪われたはずなのに普通に変身してる。別のロックシード使ったのか、取り返したのかは分からないけど。>
第11話 クリスマスゲームの真実

  脚本:虚淵 玄
      毛利亘宏
  監督:柴崎貴行
  アクション監督:石垣広文
 ヘルヘイムの森でロックシード集めのゲームを始めたライダー達。だがいつしかそれはライダー同士の戦いへと変化していく。そんな彼らを物陰から見ながら、白い仮面ライダーの登場を待つ紘太。そしてついに彼らのベースキャンプを見つけ出すのだが…
 敵は仮面ライダー斬月。そして多量のインベスの群れ。
 紘太による白いライダー斬月の探索の話となる。そしてここで自分たちが実験動物としてユグドラシル・コーポレーションに操られていることを知る。
 現時点では紘太達は貴虎の掌の上だが、その貴虎にも徐々にヘルヘイムの森はコントロール出来なくなってきつつあるようだ。そして光実もの目的であった斬月が兄貴虎であることも確認された。
 今回は鎧武がスイカアームズ、バロンがマンゴーアームズ、龍玄がキウイアームズにそれぞれ変身してる。
 斬月との戦いで黒影の戦極ドライバーが傷ついてしまった。これでもう変身は出来ないのだろうか?
<「クリスマスはパティシエにとって一番忙しい季節」という鳳蓮。だったらこんなところで戦ってるなよ…というツッコミは、バロンが入れてた。
 今週の城乃内君。戦ってるライダーを高みの見物と決め込み、そこで漁夫の利を得ようとしてる…のは良いけど、インベスに襲われるわ、斬月に襲われるわで、さんざんな目に遭わされる。流石だ。
 斬月を見たブラーボはあっという間に恋に落ちてしまう。単なるオカマキャラかと思ったけど、それ以上だったか。>
第12話 新世代ライダー登場!

  脚本:虚淵 玄
  監督:石田秀範
  アクション監督:石垣広文
 ヘルヘイムの森から帰還した紘太と光実はこれまでの状況を振り返り、自分たちがユグドラシル・コーポレーションに良いように使われていると言う事を確認した。ユグドラシルからの影響を受けないように出来るだけ変身しないようにしようと話し合うのだが、そんな中でクラックは生じ続け、そこからインベスが次々と現れてくる。そのため変身せざるを得ない紘太だが…
 敵は黒影トルーパー。ユグドラシル・コーポレーションによって作られた量産型。あとカミキリインベス、コウモリインベス、シカインベスが登場してる。
 前回で物語の基本設定が明らかになった。その事実を知った紘太がこれからどうすればいいのかを考える話だが、紘太のみならず、戒斗や舞にも話が振られている。
 舞は高司神社の跡取りだったが、ユグドラシルによって神社が無くなってしまい、人に舞を見せるためにダンスチームに入ったそうだ。そしてその頃のことを覚えている戒斗。この二人の結びつきが少しずつ深まってきてるようだ。そんな舞の前に現れる舞そっくりの女性。今なら運命を選べるというメッセージを残している…ひょっとして彼女は未来の舞なのか?
 完全に光実の言いなりになってる紘太だが、インベスから沢芽市の人達を守るためと、紘太は積極的に戦いに身を投じる。基本的に良い奴だから、そう言うのが深みにはまってしまう訳だな。
 今回は鎧武はオレンジアームズのみの変身だが、斬月が新しい力メロンエナジーアームズを手に入れた。
<今回の城乃内君。初瀬を見限って、強いライダーの助力を得ようとして鳳蓮を頼るが、結局ケーキ作りの手伝いをさせられてる。なんか良いパートナーになりそうだ。本人曰く「(城乃内は)噛ませ犬」だそうだが、それ逆じゃないか?
 結果として主人公よりも先に他のライダーがパワーアップツールを手に入れてしまった。「仮面ライダー龍騎」と同じか。>
第13話 鎧武、バロンの友情タッグ!

  脚本:虚淵 玄
  監督:石田秀範
  アクション監督:石垣広文
 沢芽市でインベスに襲われた患者からヘルヘイムの植物が生えるという事件が続発した。ニュースによれば、インベスゲームがその理由とされている。そろそろ事態を終息させようとする貴虎は、これまでのモルモットとなった青年達から戦極ドライバーを回収しようとしていた。その頃、黒影の変身能力を失った初瀬は新たな戦極ドライバーを求めて町を彷徨う。
 敵はセイリュウインベス。ロックシードを更に取り込むことで巨大な龍へと二段変身した。他に仮面ライダーブラーボ仮面ライダー斬月。斬月は既にパワーアップ状態。
 事態は徐々に暗く重いものへと変化していく。これまでの遊びでやっていたインベスゲームが奇病の原因にされてしまい、責められるビートライダーズ。軽い気持ちで始めたゲームがシャレにならない事態へと変化していく。大人の事情に巻き込まれた子ども達が悲惨な目に遭わされる。これぞ虚淵脚本の真骨頂。だが、徐々に話はこども向きから外れていく。
 貴虎と鳳蓮が手を組んだようだが、そんなブラーボに対し、鎧武とバロンが手を組んで戦う。
 今回分かった事は、ヘルヘイムの植物は人間を浸食していくことと、その果実を食べた人間はインベスになってしまうと言う事。
 今回鎧武はバロンから借りたバナナロックシードによってバナナアームズに変身。これ一回とは思えない変身だな。
<怯える市民の前にインベスを召喚する戒斗に対し、「市民を守る」と言ってバロンに攻撃を仕掛ける鳳蓮のブラーボ。完全に正義と悪が逆転してる。なんだか鳳蓮がヒーローになってしまってる。
 今回の城乃内君。完璧に鳳蓮の使いっ走り状態。まあそれはそれで幸せなのかも知れないけど。一方の初瀬は、変身出来なくなってキレてしまい、ついにヘルヘイムの植物の実を食べてしまう。>

VOL.4

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第14話 ヘルヘイムの果実の秘密

  脚本:虚淵 玄
  監督:諸田 敏
  アクション監督:石垣広文
 ヘルヘイムの植物の果実を食べた初瀬はヘキジャインベスへと変身してしまった。こうなってしまった以上殺すしかないと攻撃する斬月。だがなんとか初瀬を救いたい紘太の鎧武は必死の対話を試みる…
 敵はヘキジャインベス。初瀬が変身したインベスで、最早人間の心は持っておらず、人を襲うだけ。
 ほとんどシャレにならないほどの暗さになってきた物語だが、これまでの戦いの真実が発覚することで、ますます重くなってきた。沢芽市の中でもダンスチームは目の敵にされるようになったし、最早おちゃらけともおさらばとなるのか?
 ここで初めて親しい人間が死んでしまった。良い具合にコメディリリーフだった初瀬が死んでしまったのは、物語的にはきついものがある。
 そんな中、なんとかして人を救いたい紘太は非情になれず、そのために悩むことになる。この辺虚淵脚本の真骨頂って感じだな。「仮面ライダー龍騎」主人公の真司っぽくもあるが、それが狙いだろう。
 更にこれまで登場したインベスは全てこの世界の動物がヘルヘイムの果実を食べることで変身したものである事も発覚。実は紘太たちが必死に探していたチーム鎧武のリーダー裕也は、第一話に現れたビャッコインベスだったという…おいおい。ちなみに落ちていた戦極ドライバーは実際裕也が持っていたものである事も分かった。
 そして物語は新たなる展開へ。紘太と戒斗はユグドラシル・コーポレーションに確保されてしまい、更にユグドラシルからは新たな四人のライダーが登場。その一人はシドであり、初瀬が変身したヘキジャインベスを殺した張本人。
<シド役の浪岡一喜はこれまでも数々の変身ヒーローを演じてきたが、現時点での悪側のヒーローは「幻星神ジャスティライザー」以来か。なんかワクワクしてきたぞ。>
第15話 ベルトを開発した男

  脚本:虚淵 玄
  監督:諸田 敏
  アクション監督:石垣広文
 ユグドラシル・コーポレーションの黒影舞台に拘束されてしまった紘太と戒斗は、戦極ドライバー開発者の凌馬から、ユグドラシルの目的を説明された上、牢に入れられてしまった。
 敵は仮面ライダーシグルド。
 新展開の中で、ちょっとだけ息継ぎのような話で、組織に捕まって逃げるだけの話。それら全ても何者かの掌の上って感じではある。
 戦極ドライバーの開発者戦極凌馬とDJサガラから様々な説明がなされる。結局今回のメインはこの説明となる。思えば「仮面ライダー龍騎」「仮面ライダー555」では全然説明がなかったので、結構フォローもされてるってことかな?
 凌馬と言い、シドと言い、とても好みのキャラがどんどん出てきている。どんどん好きになってきたな。
<凌馬はわざわざ捕らえた紘太と戒斗に戦極ドライバーの説明をしてる。圧倒的な力を持った立場でこういう事を言うのは悪人らしいが、この人の場合むしろマッドサイエンティストと言うべきだろう。
 鎧武の「花道オンステージ」は凌馬の趣味で音声が付けられたらしい。得々と説明する凌馬のマッドっぷりが実に良い。こういう人って好み。
 シドの変身真シーンはどことなく「仮面ライダーW」のおやっさんに似てる気がするが、意識してるのか?
第16話 新アームズ!ジンバーレモン誕生!

  脚本:虚淵 玄
  監督:金田 治
  アクション監督:石垣広文
 DJサガラの手引きでなんとかユグドラシル・コーポレーションから脱出した紘太と戒斗。一方黒影部隊を前に龍玄に変身した光実も苦戦を強いられていた。一方、沢芽市では、自分たちが悪者にされてしまったことで、キレたダンスチームが悪事を働く姿が…
 敵はライオンインベス。A級ロックシードによって呼び出された強力なインベス。
 話はますます混迷状態へ。最早ダンスなんて言っている場合じゃなく、沢芽市にどんどんインベスが増えてしまう。更にそれに乗じて悪事を働くダンスチームも現れている。話がどんどん暗くなってきたな。
 そして弟の光実が仮面ライダー龍玄であった事を知った貴虎は光実に全てを教えた。それが一体何であるのかは今のところは明らかにされてないが、光実が崩れ落ちているシーンがあるので、相当とんでもないものらしい。
 一方、鎧武は新しい力を手に入れた。戦極ドライバーの新しい力によって、オレンジアームズとレモンエナジーアームズを同時に装着。ジンバーレモンアームズとなった鎧武はこれまで以上に強さを見せている。
第17話 桃のライダー、マリカ光臨!

  脚本:虚淵 玄
  監督:金田 治
  アクション監督:石垣広文
 ヘルヘイムの森の真実を見せられた光実は兄貴虎に従うことを決意する。そんな光座寝に与えられた任務は紘太の持つ戦極ドライバーの奪取だった。紘太に憧れを持つ光実は、自分が手を下したとは分からないようにベルトを取れないかと考えるのだが…
 敵は仮面ライダーブラーボ。かなりの力を持つが、ジンバーレモンアームズの敵ではなかった。そして仮面ライダーマリカ
 光実を中心に、兄貴虎と紘太の間で揺れ動く心を描いた話。自分のすべきこととは何かを考えているが、それなりに悪知恵も働くキャラなので、今のところどっちにも付きながら、なんとかバランスを取っている。
 そんな複雑な光実に対し、あくまでストレートにヒーローとして戦う紘太が良い対比になってる。ストレートにどんどん強くなっていく。
<晶に化けたのは耀子だった。わかるだろ普通。
 今回の城乃内君。紘太の姉晶を襲おうとしたら、ロックシードが偽物だった。鳳蓮の声で歌が歌われ、最後に金だらいが上から落ちてきて気絶。ドリフか?>

VOL.5

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第18話 さらばビートライダーズ

  脚本:虚淵 玄
      毛利亘宏
  監督:石田秀範
  アクション監督:石垣広文
 次々に町に現れるインベスと戦い続ける紘太の鎧武。一方舞はビートライダーズがインベスゲームとは無関係であることを証明するために、「合同ダンスイベント」を企画する。だが、そのためにチームバロンがネックとなっており、舞はなんとか一緒に踊れないかと持ちかけるが、戒斗はバロンのリーダーを辞めると宣言していた。
 敵は仮面ライダーブラーボ。結果はジンバーレモンアームズの圧勝。
 町の人達から目の敵にされつつあるビートライダーズと、それになんとか対抗しようと合同ダンスイベントを企画する舞。そして一人でユグドラシル・コーポレーションと戦う事を決意してダンスチームを抜ける戒斗。それぞれが自分なりの戦いが描かれていく。
 今回鎧武はインベスと戦う際、パインアームズに変身している。そして新しい戦士としてチームバロンのザックが変身する仮面ライダーナックルが登場している。
<今回の城乃内君。鳳蓮が与えた偽物のロックシードを装着するかどうか悩んでいるが、装着すると大概間違えてしまい、その度毎にいろんなものが頭から降りかかる。更に鳳蓮からは折檻されっぱなし。完璧に鳳蓮の使いっ走りと化してて、良いところ全く無い。
 戒斗から戦極ドライバーを譲り受けたザックは仮面ライダーナックルに変身。これまでのライダーと較べ、随分複雑な変身ポーズを取っているが、このために相当練習を積んだんだろうな。
 餞別だと言って戦極ドライバーをザックに与えた戒斗だが、バロンの戦極ドライバーは手放してなかったようだ。性能的にはナックルはかなり落ちるっぽいが。>
第19話 贈られた秘密兵器

  脚本:虚淵 玄
      毛利亘宏
  監督:石田秀範
  アクション監督:石垣広文
 戦いを終えた紘太の前に立ちはだかる仮面ライダーデューク。同じくレモンのロックシードを使うデュークはあっという間に鎧武と、更に現れたバロンを一蹴してしまう。怪我を負ってしまった戒斗は、紘太にユグドラシル・コーポレーションに潜入すると語る。戒斗一人で行かせてはならぬと、助力を申し出る紘太だが…
 敵は仮面ライダーデューク。その正体は凌馬だった。そして仮面ライダーシグルド。
 危険なユグドラシル・コーポレーションに潜入する戒斗と、謎の深まるユグドラシルの内部抗争が始まってる。ユグドラシルの仮面ライダーメンバー、DJサガラと戦極凌馬は何を考えてるのか分からないけど、シドや耀子まで腹に一物持っているらしい。
 一方の紘太と戒斗は一応手を組んでいるが、これはこれからの戦いの伏線となるのかな?
 一応沢芽市のダンスチームは存続するらしいが、規模は縮小。チーム同士の抗争もなくなるっぽい。ダンスの話はこれで決着になるのかな?
 今回の鎧武は最初からジンバーレモンアームズに変身している。そしてバロンがスイカアームズに変身。
第20話 世界のおわり はじまる侵略

  脚本:虚淵 玄
  監督:諸田 敏
  アクション監督:石垣広文
 全てを伝えると言う貴虎についていき、ヘルヘイムの森の最深部へとやってくる紘太。一方シドによって囚われの身となった戒斗に、「我々は敵ではない」と告げる凌馬。二人はヘルへイムの森が他の世界を浸食していき、やがては地球も飲み込まれてしまうと言う真実を前にする…
 敵はインベスの群れ。沢芽市のライダー達はそれぞれに戦っている。
 先に光実に告げられた真実を今度は紘太と戒斗が目にすることになる。
 それは、ヘルヘイムの森は人類にもたらされた侵略拠点であるという。それを放置していると、その地はインベスによる侵略を受けて滅んでしまう。実はユグドラシル・コーポレーションはその侵略を止めるために作られた組織だという。そしてこのまま放置すれば、地球が滅ぶまであと10年。
 それを聞いた両者の反応は全く異なる。あくまで真実を公開し、人類一丸となって戦うべきと言う紘太と、「ヘルヘイムと戦って生き延びた者だけが未来をつかめばいい」と言う戒斗。そんな戒斗を凌馬とシドは「共に野望の道を歩もう」と申し出ている。先に光実はユグドラシル・コーポレーションに取り込まれることを選択しているので、三者三様と言うべきか。
 一方、沢芽市では折角ビートライダーズの結束が果たされたものの、鳳蓮の暗躍によってやはりダンスチームは悪者にされてしまっている。鳳蓮は明らかにこの状況を楽しんでるようだ。
 今回は鎧武は基本のオレンジアームズだけだが、真・斬月と共闘している。
<凌馬の言う「外来種という言葉を知ってるか?」という台詞は「エントロピーって知ってる?」という言葉に重なるなあ。同じ脚本家だけど。>
第21話 ユグドラシルの秘密

  脚本:虚淵 玄
  監督:諸田 敏
  アクション監督:石垣広文
 ヘルヘイムの森の浸食によって、この世界が終わるのは後10年と聞かされた紘太は、貴虎のやり方以外に世界を救う方法は無いかと思い悩む。一方、同じく真実を知らされた戒斗は自分なりに進むべき道を見つけようとしていた。
 敵は仮面ライダーシグルド
 前回のラストで、紘太と戒斗の道は完全に分かれた。それぞれに道を探すことになる。
 一方、貴虎も又、信念を持って行動はしているものの、自分のやってることは無駄なのかも知れないという絶望に押しつぶされそうになっていることも分かる。
 確実にやってくる滅びに対し、それを人に知らせるべきか否か。ヒーローとして、どれが一番正しい道なのか。そしてなすべき事とは?かなり重いヒーロー論になっている…『ウォッチメン』におけるオジマンディアスが抱えていた悩みでもあるな。重い。
 一方、紘太に何か妙な対抗意識を持ってるシド。貴虎もそうかもしれないが、まっすぐな紘太を見ていると、つっかかりたくなるのかもしれない。
 今回はシグルドと戦うために鎧武はジンバーレモンアームズに変身してる。

VOL.6

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第22話 7分の1の真実

  脚本:虚淵 玄
  監督:金田 治
  アクション監督:石垣広文
 沢芽市の橋の上にクラックが出現した。インベスが現れたならば一般市民にヘルヘイムの存在が分かってしまうため、貴虎はヘルヘイム側でインベスを食い止めることを提案し、同じ結論に達した紘太と光実は急ぎヘルヘイムへと向かう。
 敵はインベスの群れ。そして仮面ライダー斬月・真
 ヘルヘイムの森の侵略はどんどん進行中。いよいよ沢芽市の存在自体が危なくなってきた。いつユグドラシルが町を焼き払うスカラーシステムを発動するか分からない状態になってる。舞台が沢芽市から離れる時も近いのか?
 そして凌馬によれば、仮にヘルヘイムの森の侵略が止められなかった場合、これから10年の間にライダーシステムを10億の人間に行き渡せ、残りの人類は滅ぼさざるを得ないと断言してる。話がどんどん過酷になってる。
 そんな事をさせたくない紘太は戦い続けるが、それは大きな意味で人類を守ろうとするユグドラシル・コーポレーションとは異なるため、貴虎とぶつかり合う。
 そしてその戦いの中、貴虎からついに裕也の真実を見せつけられる紘太。これマジで子ども向けの範疇から外れている。
 鎧武は前回シドから奪ったチェリーエナジーロックシードを使ってジンバーチェリーアームズに変身している。
第23話 いざ出陣!カチドキアームズ!

  脚本:虚淵 玄
  監督:金田 治
  アクション監督:石垣広文
 最初に倒したインベスが裕也のなれの果てであることを知ってしまった紘太は激しいショックを受ける。一方凌馬から人類を救う第三の道があることを告げられた戒斗はヘルヘイムの森にいるという知性を持ったインベス、オーバーロードを探す旅を続けていた。
 敵は黒影部隊斬月・真。そしてオーバーロード
 これまで隠されていた真実を突きつけられた紘太が絶望に陥りつつ、そこから這い上がる姿を描く。絶望を超えて強くなるのがヒーローの姿だが、その振れ幅が大きいのがとても良い。
 一方、凌馬と手を組んで新たなる力を手に入れようとしている戒斗。ヘルヘイムの森をコントロールする術があるとのことだが、それが本当なのかどうかは分からない。
 その紘太の背中を押したのがDJサガラ。ロックシードを作り出すことも出来るようだ。このキャラ、妙な立ち位置にいるな。謎の女性の正体も知っているようだし。
 そして紘太が大好きだからこそ、戦って欲しくないという光実も
 鎧武のカチドキアームズが登場。そしてバロンがマンゴーアームズに変身している。
<絶望に陥った紘太が言った台詞は「最低だ。俺は」…まあ良いか。
 DJサガラが言った台詞「希望の対価に犠牲を要求するこの世界そのもの」って、ほとんどキュウベエみたいなこと言ってるよ。
 カチドキアームズを観た凌馬は「俺の知らない」と言っているが、当の凌馬が作ったベルトの音声はちゃんと反応している。>
SP 烈車戦隊トッキュウジャーVS仮面ライダー鎧武 春休み合体スペシャル

  脚本:毛利亘宏
  監督:中澤祥次郎
  アクション監督:石垣広文
            福沢博文
 チーム鎧武のダンス中、怪物が現れた。早速鎧武に変身した紘太だが、怪物に立ち向かったのは鎧武だけでなく、偶然この街に来ていたトッキュウジャーもいた。
 敵はモグラロイド。そしてライオンインベス。モグラロイドが誤って呼び出してしまったインベス。そして仮面ライダーフィフティーン。バダンを操っていた悪の仮面ライダー。
 劇場版を前にした春休みスペシャルとのことで、二つの番組がミックスしてしまった話。全くカラーが違う話なのだが、それぞれに戦っていく内に交わっていくという話になってる。一時間あるため、見応えはあり。
 突然現れた新しい敵バダンと戦う事になるが、紘太はこの街のことは自分たちで解決しようと考えており、トッキュウジャーの協力を拒む。それでもお節介焼きのトッキュウジャーに助けられることになるのだが。どっちかというと「トッキュウジャー」寄りの物語だが、シリアスなときはシリアス。
 ちなみにバダンは「仮面ライダーZX」の敵。
 舞だけでも助けようと、烈車に舞を乗せる紘太の姿もある。
 最終的にライダー達とトッキュウジャーの共闘という形になるのだが、仮面ライダー1号、2号、V3まで登場する。
 今回はバロンがマンゴーアームズ、龍玄がキウイアームズ、鎧武がカチドキアームズに変身している。
 最後に登場した仮面ライダー1号、2号、V3はトッキュウジャーの方を助け、「我ら昭和ライダーは平成ライダーと手を組むことはない」と呟いている。これが劇場版への布石だろう。
<今回は完全にボケ役の貴虎。確かに真面目すぎるとこの世界にはなじめないだろう。
 モグラロイドをおびき寄せるために喧嘩を装うバロンと龍玄。その喧嘩の理由は「バナナ」と書いた旗を持たせたことだが、なんだか妙に用意が良いな。
 フルーツライダーと言う事で、鎧武はミカン、バロンは「バナナの人」と呼ばれている。
 モグラロイドに縛られていた舞だが、紘太がちょっと触れただけで縄はほどけてる。>

SP

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第24話 新たな強敵オーバーロード

  脚本:虚淵 玄
  監督:石田秀範
  アクション監督:石垣広文
 ヘルヘイムの森でオーバーロードと出会った戒斗はバロンに変身して戦いを挑む。だがその圧倒的な力に圧倒されっぱなし。マリカの助けによって脱出は成功する。一方紘太も又、ヘルヘイム侵出からこの世界を守る糸口を探るため、オーバーロード探しを決意する。
 敵はオーバーロード。戒斗の前に現れたのは赤い色だったが、もう一体緑色の個体も確認された。そして仮面ライダーシグルド。罠を張って鎧武に襲いかかるが、カチドキアームズの力の前に敗退。
 それぞれの道を行く三人のライダー、紘太、戒斗、光実がそれぞれの物語が展開中。紘太はあくまでヒーローとして人のために戦う。戒斗は、ただ自分のためだけに戦い続ける。光実は兄の言葉に従いつつも、独自の道を探っている。それぞれの道に分かれた物語が交錯しながら展開していく。ただし、その三人ともオーバーロードの圧倒的な力の前に、なすすべもないのは同じ。
 一方、オーバーロードの中にも物語が展開していく。分かりそうで分からない言葉を使うのはグロンギっぽく、「仮面ライダークウガ」っぽくなってきたような?ジンバーアームズそれぞれに特性の違いがあるのもそれっぽい(ジンバーピーチアームズで五感が強化されて苦しむ描写も同じ)。
 そんなオーバーロードの前に現れ、異世界の言葉で話しかけるDJサガラの姿もあり。このキャラがだんだんキーパーソンへとなりつつある。
 今回は鎧武はジンバーピーチアームズに変身。五感が強化されるらしい。
<鎧武がピーチエナジーロックシードを奪ったのは17話。それ以来全く使ってなかったのは結構意外な気がする。>

VOL.6

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第25話 グリドン・ブラーボ最強タッグ

  脚本:虚淵 玄
      鋼屋ジン
  監督:石田秀範
  アクション監督:石垣広文
 次々と現れるクラックから現れるインベス退治に追われるライダー達。町の人々も仮面ライダーを見直し始めていた。そんな中、全く蚊帳の外に置かれてしまった城乃内だが、落ち込む城乃内を見た鳳蓮は「ようやく本物になろうとしている」と特訓を開始する。
 敵は仮面ライダーブラーボとインベスの群れ。
 紘太、戒斗、光実のそれぞれのい物語は続いているが、もう一人のライダーである城乃内が久々に登場。鳳蓮と共に特訓を開始している。
 久々に紘太と戒斗の感情的なぶつかり合い。オーバーロードに頼めば地球を救う方法を教えてくれるかも。という紘太に対し、圧倒的な力で屈服させることで彼らの力を利用出来ると主張する戒斗。どちらも目的はほぼ同じではあるが、方法が異なる(ただし、戒斗の言っている事と、戒斗を煽っているはずの凌馬の言っている事には食い違いも見受けられる)
 DJサガラの正体を探る凌馬たちだが、彼らを前に、「俺は観客だ」と告げるサガラ。そしてヘルヘイムの森は、単にインベスを生み出すのみならず、次世代の支配を担う種族を作り出すという役割も持つという凌馬の仮説を肯定。
 色々新しく設定が明らかにはなってきているが、今回に関しては全編城乃内と鳳蓮で終わってしまった感じ。久々に楽しい話だった。この二人のセットで新しいライダーの方向性が出るのだろうか?それともあっけなく終わってしまうのか…この二人が登場すると面白いので、個人的には残ってほしい。
 あと、フルーツパーラーに店員が突然現れた。やる気なさそうに携帯眺めているだけだが、時に店長を足蹴にしたり、変身した仮面ライダーブラーボと対等に戦ったりと、なんだかよく分からないキャラだった。
<鳳蓮に鍛えられる城乃内君。一方的にいたぶられてるだけにしか見えないんだけど。ソフトフォーカスで、「私を捕まえてごらんなさ~い。あははは」…やめい。
 本物になるためには美しくなければならない。ってのはいいけど、何でそれが女装なの?
 それでも法蓮に付いていく城乃内の健気さが泣ける。
 二人して転倒し、尻を押さえながら戦っている鎧武とブラーボ。狙いすぎだって。>

VOL.7

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第26話 バロンのゲネシス変身!

  脚本:虚淵 玄
      鋼屋ジン
  監督:諸田 敏
  アクション監督:石垣広文
 舞に問い詰められた紘太は、裕也がインベスになってしまい、それを倒したのは自分であることを告白する。だが舞は一人で苦しまなくても良いと、そっと紘太を抱きしめる。そして紘太から全てを聞いた舞はビートライダーズのみんなにヘルヘイムの森の真実を告げるのだが…
 敵はオーバーロード
 これまで自分一人の胸に納めていた真実を舞に告白する紘太。そしてそんな紘太を受け入れる舞。そしてそれに対して怒りをぶつける光実。一枚岩であったチーム鎧武に大きな転機が訪れている。更に、人類を10億まで減らす作戦を苦しみながら遂行中の貴虎と、それを冷ややかに見つめる光実。いずれにせよ光実がキーパーソンになろうとしている。
 そしてついに光実は紘太を犠牲にすることを決意したようだ。いよいよ紘太と光実の間に本格的な亀裂が入ったか。
 凌馬と耀子の間にも意見の食い違いが生じ始めているようだ。戒斗を捨てようとしている凌馬に対し、まだ何かの役に立つと主張する耀子。ここにも変化がある。
 今回鎧武はイチゴアームズに変身。久々だな。又、ジンバーピーチアームズとカチドキアームズへと変身してる。そしてバロンがゲネシスドライバーを手に入れ、レモンエナジーアームズとなる。
<ゲネシスドライバーによってレモンエナジーアームズを装着する戒斗。でもなんで元が仮面ライダーバロンなんだろう?この場合仮面ライダーデュークに変身するんじゃないか?>
第27話 真実を知る時

  脚本:虚淵 玄
  監督:諸田 敏
  アクション監督:石垣広文
 紘太を不意打ちした光実の龍玄。止めを刺そうとする龍玄だが、そんな卑怯なやり方に怒った戒斗のバロンに撃退されてしまう。一方、人類を救うためとは言え、60億もの人間を見捨てねばならない貴虎は、自分に出来る事は他に無いのかと悩み、凌馬はそんな貴虎を冷ややかに見つめていた…
 敵はオーバーロードのデェムシュ
 これまで自分の意志を押し通すばかりで、非情なキャラに見えた貴虎が実は紘太と同じと言う事が分かり、二人の和解がなされた話となった。そしてそんな貴虎を邪魔にしだした凌馬は、貴虎を切ろうと考えているようだ。凌馬と貴虎の二人の過去も描かれていくが、同じ思いを持った親友の二人が、徐々に道を違え始めている…なんか貴虎の死亡フラグが立ったような気もせんでもないな。
 一方、前回の続きで一線を越えてしまった光実は、凌馬と貴虎の間で巧く立ち回るが、どんどん孤独になっていく。
 そんな中、ヘルヘイムの森に迷い込んでしまった鳳蓮が相変わらずのコメディリリーフで良い味出してる。
 今回の鎧武はジンバーレモンアームズへと変身している。
<自分を追いつめたバロンとの再戦を望むデェムシュに、「お前も戒斗と同じか」と言う紘太。凄く納得いった。>
第28話 裏切りの斬月

  脚本:虚淵 玄
      鋼屋ジン
  監督:柴崎貴行
  アクション監督:石垣広文
 オーバーロードからヘルヘイムの森の浸食を食い止めるヒントがもらえるかも知れないと、喜ぶ紘太。そして鎧武を主軸にオーバーロードと接触する方法を模索する貴虎。だがそれは密かに禁断の果実を狙う凌馬には面白くなく…
 敵は仮面ライダー真・斬月。光実が変身しており、亡き兄を陥れ、紘太に絶望を与えるために現れる。
 前回で気持ちが通じ合った紘太と貴虎。だが、そんな貴虎を裏切る戦極凌馬。そして更に凌馬を裏切るシド。いやはや、流石虚淵。ここまでやってくれるとはねえ。ここまで重くしてこそ、新しい可能性が生じてくるんだ。
 どんどん孤独になっていく光実。紘太だけでなく、ついには兄の貴虎までも裏切っている。恐らくは凌馬さえも踏み石にするんだろうけど、ただ何を目標としているのかが自分でも分かってないようだ。トリックスターとしても痛々しすぎる。
 そして憎まれ口をききつつも、なんだかんだで紘太を気遣う戒斗。このキャラもなかなか複雑だ。
 貴虎はここで一旦退場するが、このままで終わるとは思えないのだが、どんな形で再登場するのやら。
 三体目のオーバーロードが登場。どうやらこれまでの二体の上位に位置する存在らしい。
 今回の鎧武はいきなりカチドキアームズに変身。
<貴虎の退場は崖から落ちて。井上脚本の場合、これは生存フラグ。多分それも狙ってのことだろう。
 そして誰でも仮面ライダーに装着出来ることを利用しての裏切りもまさしく井上脚本。>
第29話 オーバーロードの王

  脚本:虚淵 玄
  監督:柴崎貴行
  アクション監督:石垣広文
 突然襲いかかった真・斬月に、折角つながった貴虎との絆が切れてしまったことに落ち込む紘太。そんな紘太と光実と戒斗は凌馬によって呼び出され、一人ヘルヘイムの森へと入っていったシドを追うよう依頼される。一方、がけの下に落とされた貴虎はオーバーロードの王によって命を助けられていた。
 敵は真・斬月とオーバーロードのデェムシュ
 前回崖から落ちた貴虎はやっぱり生きており、しかも望みのオーバーロードの王と出会っている。そこで聞かされたのは、かつてオーバーロード達の世界が滅んだのは、ヘルヘイムの森の侵略を受けたからではなく、そこで支配の座を巡って殺し合いをした結果だという。つまり、これまで貴虎がやろうとしてきたことは、同じ運命を辿ると言う事…なんか救いようのない話だな。素晴らしい!
 光実の裏切りを知っている戒斗はさりげなく紘太にアドバイスしてる。戒斗ってやっぱりツンデレ。
 一方、紘太を排除しようとする光実は、今度はシドと手を組んでいる。どんどん目つきが悪くなっていく光実が実に良い。光実曰く、紘太は超えてはいけないところを超えてしまったとのことだが、それは自分も同じって事をよく知っているのだろう。最早このキャラは破滅しか残ってないぞ。
 最後、オーバーロードのデェムシュはクラックから沢芽市に出てしまう。
 鎧武はジンバーピーチアームズとジンバーレモンアームズに変身。
 そしてラスト。赤と青のツートンカラーのロボットのような存在が登場…映画とのコラボだろうが、これはやめてほしかった。
<やっぱり貴虎生きていた。井上脚本にリスペクト受けてるだけある。>

VOL.8

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第30話 赤と青のキカイダー

  脚本:毛利亘宏
  監督:田崎竜太
  アクション監督:石垣広文
 紘太と舞は町で不思議な青年を見かける。まるで機械のように全く動かないその青年は、本当に機械で出来ていた。「ジロー」という名前以外何も思い出せないという青年と、何故か仲良くなっていく紘太だが…
 敵はヤギインベス。突如沢芽市に現れたインベスで、鎧武とキカイダーによって倒される。そしてハカイダー。戦極凌馬が何者かから借り受けたロボット。自らの脳を移植して紘太の前に現れる。
 「トッキュウジャー」とのコラボ企画を経て、今回は映画『キカイダー REBOOT』のコラボ企画で、今回は脚本が虚淵ではない。平成ライダーだと初期はこういうお祭り企画があったものだが、ここに来てコラボ企画が多くなったな。お祭り企画のためか、物語がとんでもなく単純で、本編とは随分趣が違う。
 映画から色々転用されているのか、CGの使い方が結構派手。
 凌馬が自分の脳をハカイダーに移植するとか、とんでもないグロな設定もあり。研究のためには命の危険もたいしたものと考えない凌馬の特異性が出てはいる…が、そもそも本編と話が噛み合ってない。特に前回のラスト、デェムシュが人間世界に出た直後にキカイダーが出たので、何らかの関わりが?と思ったけど、それはスルー。
 鎧武はジンバーレモンとカチドキアームズに変身。
<ハカイダーと戦った紘太はジローのことを口走る。なんでわざわざそんな名前を出す?
 なんでヤギインベスとハカイダーはあんなに連携の取れた攻撃をするんだろう?別に味方って訳でもないだろうに。
 キカイダーのテーマをギターで爪弾くジロー。赤いエレキギターに変わったらしいが、左手は添えてるだけ。別に音階通りにギター弾いてる訳じゃないらしい。
 この世界では脳移植もお手の物らしいが、凌馬が手術した直後で普通に会話してる。人間の体って、意外に単純なものらしい。>
第31話 禁断の果実のゆくえ

  脚本:虚淵 玄
  監督:田崎竜太
  アクション監督:石垣広文
 クラックを通って沢芽市に現れたオーバーロードのデェムシュは見境無い破壊を始める。人間を猿呼ばわりし、人間の文明を全て破壊しようとするデェムシュに怒りを覚える紘太。
 敵はオーバーロードのデェムシュロシュオ
 地上に出てきたオーバーロードとの戦いが描かれるが、人間の大部分が滅んでしまったとしても自分の目的を果たそうとする凌馬としては、オーバーロードが倒される事は望まず、そのためはっきりと紘太と凌馬は敵対する事となる。
 一方、知恵の実を求めるシドに知恵の実の在処を指し示すレデュエ。デェムシュとは違って策士のようだが、意外にもその目的を光実に言い当てられてしまって焦ってる姿がある。
 紘太と戒斗の関係はつかず離れずって感じ。デェムシュの言う「強いものが弱いものを支配するのが当然」という言葉自体は肯定する戒斗に、紘太は反発をするが、戒斗が求めている強さは、少し違っているらしいことも暗示されている。実際強者として沢芽市の人々を守ろうという意識は戒斗にもあるようだし、デェムシュは力に溺れるタイプだと見抜いて、それを嫌悪している描写もある。
 そして知恵の実を手に入れたのは、DJサガラだった。サガラ本人はその力を行使するつもりはなく、誰かにそれを託す事を考えているらしいが。
 今回でシドはロシュオに殺されて退場。話の始まりからここまでに、明確な死者はこれで3人。虚淵脚本にしてはまだおとなしい方か?
<デェムシュを捕まえた後は「全てを解剖してあげるよ」と優しげな声で囁く凌馬。このマッドっぷりは実に素晴らしい。>
第32話 最強の力!極アームズ!

  脚本:虚淵 玄
  監督:石田秀範
  アクション監督:石垣広文
 次々にクラックを超えてオーバーロード達が沢芽市に侵攻してきた。その対応に追われるユグドラシルは、ついには戒厳令を発令する。そんな時、ようやく回復して目を覚ました紘太の前にサガラが現れる…
 敵はデェムシュ。極アームズによって倒された。
 最強のパワーを鎧武が得るという話。サガラの言葉によれば、世界を救う力を持っているのはオーバーロードだけ。ところが今のオーバーロードにその気はない。とすれば、世界を救うためには、紘太がオーバーロードになるしかない。という三段論法。それに乗ってしまった形で最強の力を手に入れる事になる。そしてその力を使って、デェムシュを倒した。
 しかし最強の力とは、何かを犠牲にしなければならないものでもある。今のところその代償については何も語られてはいないが、先に力を手に入れてしまった以上、これから何かしっぺ返しが来るはず。
 いつの間にかオーバーロードのレデュエと仲良くなってる光実。この人は何も持ってない分、そう言う幅がある。
 そしてついに仮面ライダーが勢揃い。グリドンが意外に格好良くなってた。
<危機となると、何もかも捨てて逃げてしまう凌馬。良い性格してるわ。好きだぞ。そんな性格。
 最強装備である極アームズだが、凄まじいほどのダサさだ。その姿は良く言ってミイラ男。到底ヒーローに見えないどころか、雑魚敵のように見えてしまう。>
第33話 ビートライダーズ大集結!

  脚本:虚淵 玄
      海法紀光
  監督:石田秀範
  アクション監督:石垣広文
 オーバーロードによってユグドラシル・タワーが占拠され、沢芽市はヘルヘイムの森の浸食が進んでいた。なんとかその浸食を食い止めるため、仮面ライダーの集結を呼びかける。一方、オーバーロードのレデュエと行動を共にする光実は、二人でこの世界を統治しようという申し出を受ける事に…
 敵はオーバーロードのデュデュオンシュ。クジャクのような姿をしたオーバーロード。レディエの指図で動いていたようだ。まだオーバーロードはいるんだろうな。そして光実が変身した真・斬月。この斬月が貴虎ではない事に気付いた紘太により撃破される。
 究極の力を手に入れた紘太。だが実際に平和を手に入れたとして、その後はどうする?という問いに答えられていない。これ又重要なヒーローとしての問いとなる。
 一方、レデュエから、世界を支配するなら人間を滅ぼすつもりはなく、人間を統治させるという申し出をとりあえず受ける光実。とは言え、やっぱりレデュエを全く信用してないのには違いないけど。
 舞と戒斗の距離がまた少し縮まった感じ。紘太はどうなるんだ?

VOL.9

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第34話 王の力と王妃復活

  脚本:虚淵 玄
      鋼屋ジン
  監督:諸田 敏
  アクション監督:石垣広文
 オーバーロードに占拠されたユグドラシル・タワーを奪回すべくライダー達はインベス達との戦いを続けていた。そんな中、チーム鎧武のガレージに光実が帰ってくる。光実が生きていた事を素直に喜ぶ紘太と、そんな光実の真意を測る耀子と戒斗…
 敵はオーバーロードのグリンシャ。ロシュオに遣わされたオーバーロードで、腕力に優れる。
 孤立した沢芽市の中での戦いが展開。その中で、相変わらず意見が食い違う紘太と戒斗。
 オーバーロードのロシュオの狙いは王妃を復活させること。そのために、必要とあれば知恵の実もいらないという。そんなロシュオを利用しようとするレデュエ。
 人類を守ろうとするため、人類の敵になることを選択したらしい光実。しかし、それはどんどん孤独になるばかり。
 耀子の目的とは、王になることではなく、王を作り出すことだそうだ。そんな耀子の事を理解出来ないという光実だが、光実そのものも一歩引いて人を動かすのが好きなのだから、同じようなもののような気がする。
 そして人類に宣戦布告するレデュエ。そのため世界各国は沢芽市を滅ぼすべく世界中からミサイルを撃ち込んでいる。これだけ大々的なのは仮面ライダー史上初だな。
 今回の鎧武はカチドキアームズと極アームズに変身。他にグリドンがスイカアームズを装着している。
<今回の城乃内君(久々だ)。折角のスイカロックシードを使いこなせず、とりあえず跳ね回ってインベスを潰しまくってた。久々にボケキャラ満開で楽しい。
 そのスイカロックシードを振り回して遊ぶブラーボだが、良く見ると、手を触れてない。>
第35話 ミッチの箱舟

  脚本:虚淵 玄
  監督:諸田 敏
  アクション監督:石垣広文
 沢芽市に飛来したミサイルを消滅させたのはオーバーロードの王ロシュオ。レデュエが目的を果たすまでは守り抜くというロシュオは、ヘルヘイムの森を活性化させ、地上への侵略を開始させる。
 敵はグリンシャ。前回倒れたと思ったが、復活。そして光実が変身した真・斬月。
 ヘルヘイムの森の侵略がついに開始。目的は前回出たが、王妃を生き返らせることなので、それが出来さえすれば、知恵の実も必要は無い。そのため、レデュエは人間の命をエネルギーに王妃を生き返らせ、その見返りに知恵の実をもらおうと考えている。
 そんな中、力の時代が始まったと考える戒斗と、あくまで人を守ろうと考える紘太。いずれにせよオーバーロードを倒す事を目的と考えることでは共通している。
 一方、レデュエと手を組んだ光実は、自分の認めた人間だけを生き残らせ、そこで人類の支配者となろうと考える。それで自分の思い通りにはならない紘太も不必要と切り捨てようとしている。ただし、やはりそれなりに責任を感じているようで、自分が真・斬月であることを明かしていた。勿論それだと紘太に攻撃されないという考えかもしれないが。
<日本に向けたミサイルが北米に落ちたらしい。それをニュースでは「なんらかの手段で落下地点を変更された」と言っている…それで説明出来てしまうのか?
 光実が言うところの「ノアの箱舟」は正しい人間だけを救うために神様が贈ってくれたもの…まあ、いいか。>
第36話 兄弟の決着!斬月VS斬月・真!

  脚本:虚淵 玄
  監督:柴崎貴行
  アクション監督:石垣広文
 どうしても光実を攻撃することができない紘太に、止めを刺そうとする光実の真・斬月。だが、そんな光実を止めたのは兄の貴虎だった。
 敵は真・斬月。貴虎が変身した斬月と戦う。そしてレデュエ。
 兄の貴虎が生きており、兄弟の確執が描かれる。そう言えば光実がユグドラシル・コーポレーションの次男だとみんなが知ったのは初めてのことだな。光実をあんなにしてしまったのは自分の責任だと悔いる貴虎は斬月となり、光実の真・斬月と戦う事になる。
 兄弟の戦いって、なかなか燃える設定ではあるが、喋ってると単なる兄弟喧嘩でしかない。ただ、それもオーバーロードのレデュエの手の上。かつて人類の支配を認めると言っていたくせに、レデュエにとっては光実も又、オモチャの一つに過ぎなかった。
 結局光実は自分で暴走して壊れていく存在だという。そうでしかないというなら、あまりに哀しい存在ではある。姉弟喧嘩の結果、勝利したのは光実だったが、その勝利も苦いだけ。
<久々に登場した斬月と真・斬月の戦いだが、カラーリングが全く同じなので、メリハリがないな。
 貴虎の斬月に対し砂を掴んで投げつける光実の真・斬月。でもマスクなんだから意味がないような?
 最後に海に叩き込まれる貴虎。井上脚本の場合はこれが生存フラグなんだが、それはどうやらなさそうだ。>
第37話 バロン・サッカー対決 夏の陣!

  脚本:毛利亘宏
  原案:鋼屋ジン
  監督:柴崎貴行
  アクション監督:石垣広文
 光実と貴虎の戦いへと向かう紘太だが、その前にイナゴの大群が現れる。合体して怪人となった怪人の強さに不審を抱く紘太。一方戒斗の前にDJサガラが現れ、別な世界に飛ばされてしまう。そこはヘルヘイムの森に冒されていない沢芽市で、何故かライダー同士のサッカーチームによる決戦が行われていた…
 敵はイナゴ怪人。インベスとは異なる怪人で、クラックから現れる。イナゴの大群の群体。
 やたらと外伝的な物語が多い本作だが、今度は戒斗がライダーの姿のままサッカーをするという、なんだかよく分からない話になってる。というか、本筋と違いすぎだろ。
 なんだか本職のサッカー選手である川崎フロンターレの中村憲剛とFC東京の太田宏介が本人役で登場してる。この人を出すためだけの話か。死んだはずの初瀬も登場している。
 一応紘太の方ではメインの物語は続いていて、不思議な少年と出会っているのと、ちょっとだけ新しいライダーが登場している。
<別世界に飛ばされた戒斗は、ちょっと見ただけで状況を理解している。凄い受け入れの良さだ。
 仮面ライダーがシュートすれば、キーパーが生身である以上、絶対にシュートは決まると思うんだけどね。>

VOL.10

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第38話 プロフェッサーの帰還

  脚本:虚淵 玄
      鋼屋ジン
  監督:山口恭平
  アクション監督:石垣広文
 貴虎と光実の戦いを阻止すべく、決闘の場所へと着いた紘太。だがそこで見たのは、破壊された貴虎の斬月ドライバーだった。そんな貴虎を超えたと嘯く光実は、貴虎の幻影につきまとわれていた。そんな時、一度逃げ出したはずの戦極凌馬が沢芽市に戻ってくる…
 敵は仮面ライダーデューク。そして光実の変身する真・斬月
 タイトル通り凌馬の帰還の話。まああのまま終わる男ではないはずだが、相変わらず軽く人の精神を逆撫でする言動そのままにやってきている。提案として、ユグドラシル・タワーの入口を案内するという。それに対し、紘太と戒斗は罠と知っていても、その誘いに乗るべきと言い、他のメンバーはそれを拒否する。
 戒斗の怪我はまだ治ってない。怪我が光り輝いている。
 そして兄貴虎の幻影に悩まされる光実はどんどん壊れていく。
<珍しく戦いよりも撤退を選ぶ戒斗。いつもと違うな。それで「あいつはもう何も恐れてはいない」と言っているけど、久々にまどマギっぽいネタ登場。>
第39話 決死のタワー突入作戦!

  脚本:虚淵 玄
  監督:山口恭平
  アクション監督:石垣広文
 光実にさらわれ、ユグドラシル・タワーに連れられた舞を助けるため、凌馬に侵入ルートを教えてもらうことにする。その頃舞は光実からロシュオの元へと送り届けられていた…
 敵はシンムグルン。オーバーロードの一体。
 敵本拠地へと乗り込む仮面ライダー達。深刻な戦いの中で、軽口を止めない凌馬に怒りを覚えつつ、それでも頼らざるを得ない紘太の苛つきが話の中心。あんまり話は展開していないけど。
 舞とオーバーロードの王ロシュオとの対話で、ロシュオは舞の精神の強さを知るというシーンもあり。
<極アームズの攻撃では次々に武器を出して、それを飛ばして攻撃するって技がある。これって「Fate」のギルガメッシュの技じゃ?>
第40話 オーバーロードへの目覚め

  脚本:虚淵 玄
  監督:石田秀範
  アクション監督:石垣広文
 ユグドラシル・タワーの地下へとやってきた紘太と凌馬は意識を失い、エネルギーを奪われている人々を発見する。そんなところに現れたレデュエと戦う紘太。そんな時、ロシュオと共にいた舞の前に突然現れたDJサガラによって、黄金の果実を手にした者がどうなるのかを聞かされてしまうのだが…
 敵はレデュエ。ロシュオを除き、最後に一人残ったオーバーロード。
 戦い続け、どんどん強くなる紘太に対し、ロシュオが告げたのは、紘太の体が人類から離れ、オーバーロード化していると言う事。すべてを救う力を手に入れるとは、破壊神となってしまうことでもある。この辺虚淵脚本っぽいが、既に「仮面ライダーOOO」でやったことでもある。あの作品とは異なるのは、人類を守ろうとすればするほど、人類の敵になっていくわけだからその事実を受け入れられないところ。
 でも、この展開、もっと早く見せてほしかった部分ではある。こんなラス近くでやられると、駆け足の展開にしかならない。
 レデュエが見せた紘太の夢では、紘太自身がビャッコインベスになり、裕也が鎧武になって紘太を倒している。1話目の逆転になってる演出がおもしろい。
第41話 激突!オーバーロードの王

  脚本:虚淵 玄
      鋼屋ジン
  監督:石田秀範
  アクション監督:石垣広文
 ユグドラシル・タワーをモニターしていた凌馬から、舞がヘルヘイムの森にいると連絡が入り、一路オーバーロードの王ロシュオの元へと向かう紘太。
 敵はロシュオ。鎧武とバロンが二人そろって戦っても全くダメージは与えられず。背後からレデュエが攻撃することで死亡した。そしてレデュエ。ロシュオを倒して黄金の果実を手に入れたはずが失敗し、そのまま怒りの鎧武に殺される。
 オーバーロードの王ロシュオとの戦いとなるが、レデュエの裏切りによって割と簡単に決着がついてしまった。
 仮に人類を救った場合、自分自身が人類の敵になると知らされた紘太がどのような決断を下すかという点に話は移行していく。
 オーバーロードのドラマでは、レデュエがロシュオに反逆。鎧武と戦っているロシュオの背後から襲いかかってロシュオを殺してしまう。
 その前にロシュオは黄金の果実を舞に託している。これって、第1話から登場しているもう一人の舞のことなのか?ここまで引っ張ったか。
<ちなみにロシュオの妻は霊体のようになってはいたが、生きていたらしい。ロシュオのやっていたことはすべて無意味であったというオチ?>

VOL.11

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第42話 光実!最後の変身!

  脚本:虚淵 玄
      鋼屋ジン
  監督:諸田 敏
  アクション監督:石垣広文
            竹田道弘
 オーバーロードはいなくなり、街に戻った紘太たちだが、ヘルヘイムの森の侵略は終わっておらず、そこから現れるインベスト戦い続けるライダーたち。そんな中、ロシュオから黄金の果実を託された舞は不調を訴える。
 敵は仮面ライダー龍玄・黄泉ヨモツヘグリアームズ。舞を救おうとした光実が凌馬の差し出したヨモツヘグリロックシードによって変身した姿。装着者の生命力を奪う代わり、強大な力を与える。
 これまでヘルヘイムによって浸食された世界と同じ運命をたどろうとする地球。黄金の果実を体内に埋め込まれた舞は始まりの女となる。彼女が選んだ人間に黄金の果実が渡されたとき、その人物が王となるとのこと。
 そしてサガラはヘルヘイムの森が生み出した、人類を導く存在とのこと。黄金の果実を正しく継承させるために存在するらしい。
 そんな中でも黄金の果実を手に入れようとする戦極凌馬は相変わらず暗躍をしている。結局その口車に乗せられた光実…
<紘太のことはよく知っているはずなのに、簡単に凌馬の口車に乗ってしまう光実。これがこのキャラの限界なのか。>
第43話 バロン 究極の変身!

  脚本:虚淵 玄
  監督:諸田 敏
  アクション監督:石垣広文
            竹田道弘
 紘太が舞を殺そうとしていると思い込んだ光実は龍玄・黄泉ヨモツヘグリアームズに変身し、紘太に襲いかかる。その頃、黄金の果実を埋め込まれた舞も、一つの決断を下そうとしていた。
 敵は仮面ライダー龍玄・黄泉ヨモツヘグリアームズ。そして仮面ライダーデューク
 紘太が舞を傷つける存在として攻撃する光実と、あくまで光実を信じる紘太の戦いは、結局痛み分け。紘太は重傷を受けた代わり、ヨモツヘグリロックシードを破壊する。それでやっと誤解が解けた…になるのかな?
 黄金の果実を手に入れた舞は時間を超えることが出来る。それでこれまで紘太達の前に現れた金髪の舞は、この時に時間を超えた舞である事が分かった。その時々に言葉をかけるが、それは思ったものとは違うとのこと。最初の物語に収まるってことは、やはり脚本によるもの。40話以上もかけてやっと最初に戻るのだから、話が長すぎた。やっぱり半分くらいの長さでないとなあ。
 そして戒斗は凌馬を倒すためにヘルヘイムの果実を口にし、新しいオーバーロードとして覚醒する。
 サガラが舞に告げたのは、黄金の果実を受け取る資格を持っているのは三人。時を超えた舞と接触した紘太と戒斗と光実ということになる。結果としてユグドラシルとオーバーロードという外から来た敵は全員消え、最終的に最初のメンバー同士の争いとなっていく。
<いつものことなのかもしれないけど、凌馬のマッドサイエンティストぶりは際立ってるな。「私の研究こそがこの世の真理なんだ」と叫びながら朽ち果てる姿が素晴らしい。
 結局殺されるよりはと、自分で身を投げる凌馬…ゲームだが「ハウス・オブ・ザ・デッド」でほぼ全く同じ死に方をした博士が…>
第44話 二人の目指す未来は

  脚本:虚淵 玄
      鋼屋ジン
  監督:金田 治
  アクション監督:石垣広文
            竹田道弘
 紘太の運命を変えようと時空をさまよう舞は、鎧武とバロンが死闘を繰り広げる戦場へと迷い込んでしまった。どちらが勝つかによって舞が戻るべき未来が変わると言うサガラ。その頃、瀕死の重傷を受けた紘太はチーム鎧武の面々によって助けられていた。そして自分のために戦い続けるという戒斗もまた、紘太の元へ向かう。
 敵は戒斗。バロンの姿では鎧武のカチドキアームズには敵わないが、オーバーロード化すれば極アームズと対等以上に戦える。
 これまで色々風呂敷を広げてきた物語だが、最終的に世界を一度滅ぼして再生させようと考える戒斗と、今の世界を守ろうとする紘太の対立へと収斂した。一番最初のダンス対決に結局戻ったと言う事になる。違いは二人とももう人間ではなくオーバーロード化しているということ。
 そしてその運命を見守るしか出来ない舞。これまでさんざん思わせぶりなことを言っていた金髪の舞は、結局黄金の果実を手渡すだけの存在で、なんら力を持っていたわけではないらしい。
 耀子の望みは、自分自身が王を作り出すことと告白している。それがどんな姿であってもってのが、なかなか覚悟が決まってるな。そしてザックまでもが戒斗の元につくと言っているが…
第45話 運命の二人 最終バトル!

  脚本:虚淵 玄
  監督:金田 治
  アクション監督:石垣広文
            竹田道弘
 戒斗の側に付いたザックは、戒斗を止めようと鳳蓮手製の爆弾を手に戒斗と差し違えようとしていた。紘太もまた、世界の未来を取り戻すため、戒斗と戦う決意を固めていく。
 敵は戒斗
 いよいよ紘太と戒斗の決戦が始まる。二人は最早ほとんどオーバーロード化しているが、この二人の戦い如何によって、人類の未来が決まることになる。戒斗の求める世界は完全にこの世界を作り直し、弱き者が虐げられる事のない世界を作るというのに対し、この世界でそれを成し遂げてみせるという紘太。本質はにた部分にあるものの、この世界に絶望しているか希望を持ち続けるかということで二人の違いが出ている。
 ラストはひたすら二人の戦いとなっていく。これまでに手に入れたすべての力を使いつつ、パワーアップを繰り返して戦っていく。結果として、二人
 戒斗を倒す決意を固めたザックは、結局耀子のみ倒す事になった。一方、紘太、戒斗、光実の三人のうち、力を手に入れた二人に取り残された形になった光実。どうやら光実にもまだ何かなすべき事が残ってはいるっぽい。

VOL.12

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第46話 運命の勝者

  脚本:虚淵 玄
  監督:石田秀範
  アクション監督:石垣広文
            竹田道弘
 弱さを容認できない世界を作り替えようとする戒斗と、現人類と世界を守ろうとする紘太の戦いが開始された。意志の強さを見せつけ、紘太の鎧武を圧倒する戒斗のロード・バロンだが…
 敵はロード・バロン
 長く続いた戦いの終焉。観ている側からすれば、勝者が誰かは分かっていたが、その決着がどう付くか。それが問題だった。ただ、その結果はあんまりと言えばあんまり。
 結局今の世界を継続させるのではなく、前と全く同じ新しい世界を作り、未知の惑星にヘルヘイムの生物全てを連れて行くという…SFの掌編あたりの作品なら納得いくけど、流石に丸一年やってきてこれがオチと言われると、ちょっと違うんじゃない?という気分。最終的にヒーローの自己犠牲で全てを救うってのは虚淵脚本の特徴でもある。
 結果としてヒロインとヒーローが結ばれる世界を描いたのは平成シリーズではかなり珍しいな。
<紘太の望んだ世界は元の世界だったという。しかし、残された世界は復興途上の不完全な世界。もうちょっと望めばもっと良い世界になったんじゃないかな?
 最初にダンスから始まった世界は、やっぱりダンスで終わる。それは良いけど、復興途中にしては浮かれすぎでは?>
第47話 変身!そして未来へ

  脚本:鋼屋ジン
  監修:虚淵 玄
  監督:石田秀範
  アクション監督:石垣広文
            竹田道弘
 ヘルヘイムの森の消滅から7ヶ月。兄貴虎との生活に戻った光実だが、紘太との思い出にひきずられ、元の生活に戻れないままだった。そんな光実の前に突然新しいライダーが現れる。
 敵は仮面ライダー邪武。劇場版に出てきたコウガネが変身するライダー。
 最終回。前回紘太が全てに決着を付けたため、今回は残された光実を始めとするライダーの戦いとなる。ただし、残ったライダーは黒影トルーパーと龍玄のみなので、実質的には龍玄の戦いとなる。
 最後の戦いでも後悔しか残ってない光実が新しい道を歩むためには必要な話で、これによって本当に終わりとなった。最後にヘルヘイムの王となった紘太も参戦しているが、これはおそらくこれからも鎧武は現れるという伏線だろう。あと舞の力で戒斗も霊体のようになって復活してたようだ。
 今回最も目立っていたのは何故か城乃内。これまで散々いじられてきたため、最終回でようやくヒーローっぽくなってくれた。
<初瀬が死んだのは俺のせいだと反省している城乃内君。これまで利用されてきたばかりだったのに。おまえ良い奴過ぎるな。>