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リチャード・リンクレイター
Richard Linklater

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鑑賞本数 合計点 平均点
allcinema Walker ぴあ IMDb CinemaScape
wiki キネ旬 eiga.com wiki(E) みんシネ
書籍
著作
恋人までの距離(書籍)
ビフォア・サンセット(書籍)
2019
2018
2017
2016
2015 ヒッチコック/トリュフォー 出演
2014 6才のボクが、大人になるまで。 監督・製作・脚本
2013 ビフォア・ミッドナイト 監督・製作・脚本
2012 サイド・バイ・サイド フィルムからデジタルシネマへ 出演
2011 バーニー/みんなが愛した殺人者 監督・製作・脚本
2010
2009
2008 僕と彼女とオーソン・ウェルズ 監督・製作
2007
2006 ファーストフード・ネイション 監督・脚本
スキャナー・ダークリー 監督・脚本
2005 がんばれ!ベアーズ ニュー・シーズン 監督・製作
2004 ビフォア・サンセット 監督・製作・原案・脚本・キャラクタ原案
2003 スクール・オブ・ロック 監督
2002
2001 テープ 監督
ウェイキング・ライフ 脚本・声優
2000
1999
1998 ニュートン・ボーイズ 監督・脚本
1997
1996
1995 恋人までの距離 監督・脚本
1994
1993 バッド・チューニング 監督・製作・脚本
1992
1991
1990
1989
1988
1987
1986
1985
1984
1983
1982
1981
1980
1979
1978
1977
1976
1975
1974
1973
1972
1971
1970
1969
1968
1967
1966
1965
1964
1963
1962
1961
1960 7'30 テキサス州ヒューストンで誕生

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ビフォア・ミッドナイト 2013
2013米アカデミー脚色賞
2013全米批評家協会脚本賞
2013LA批評家協会脚本賞
2013シカゴ映画批評家協会脚色賞

2013ゴールデン・グローブ女優賞(デルビー)
2013インディペンデント・スピリット主演女優賞(デルビー)、脚本賞
2013放送映画批評家協会脚色賞

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イーサン・ホーク
ジュリー・デルピー
シーマス・デイヴィー=フィッツパトリック
ジェニファー・プライアー
シャーロット・プライアー
ウォルター・ラサリー
ゼニア・カロゲロプールー
アリアーヌ・ラベド
ヤニ・パパドプロ
アティナ・ラヒル・ツァンガリ
パノス・コロニス
★★★☆
物語 人物 演出 設定 思い入れ
スキャナー・ダークリー 2006

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アン・ウォーカー=マクベイ
トミー・パロッタ
パーマー・ウェスト
ジョナ・スミス
アーウィン・ストフ
ジョージ・クルーニー
ジョン・スロス
スティーヴン・ソダーバーグ
ベン・コスグローヴ
ジェニファー・フォックス(製)
リチャード・リンクレイター(脚)
キアヌ・リーヴス
ロバート・ダウニー・Jr
ウディ・ハレルソン
ウィノナ・ライダー
ロリー・コクレイン
★★★★
物語 人物 演出 設定 思い入れ
スキャナー・ダークリー(書籍)フィリップ・K・ディック
 製作総指揮にスティーヴン・ソダーバーグ
がんばれ!ベアーズ ニュー・シーズン 2005

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ビル・ランカスター
グレン・フィカーラ
ジョン・レクア(脚)
ビリー・ボブ・ソーントン
グレッグ・キニア
マーシャ・ゲイ・ハーデン
サミー・ケイン・クラフト
ジェフリー・デイヴィス
ティミー・ディーター
ブランドン・クラグス
カルロス・エストラーダ
エマニュエル・エストラーダ
セス・アドキンス
タイラー・パトリック・ジョーンズ
カーター・ジェンキンス
★★★
物語 人物 演出 設定 思い入れ
ビフォア・サンセット 2004
2004米アカデミー脚色賞
2004ボストン映画批評家協会作品賞
2004サンフランシスコ映画批評家協会主演女優賞(デルビー)
2004インディペンデント・スピリット脚本賞
2004The Village Voice第1位
2004米脚本家組合脚色賞
<A> <楽>
リチャード・リンクレイター
アン・ウォーカー=マクベイ
ジョン・スロス(製)
リチャード・リンクレイター
ジュリー・デルピー
イーサン・ホーク(脚)
イーサン・ホーク
ジュリー・デルピー
ヴァーノン・ドブチェフ
ルイーズ・レモワン・トレス
ロドルフ・ポリー
★★★☆
物語 人物 演出 設定 思い入れ
スクール・オブ・ロック 2003
2003ゴールデン・グローブ男優賞(ブラック)
2003放送映画批評家協会歌曲賞
2003ニューズウィーク第5位
2004MTVムービー・アワードコメディ演技賞(ブラック)、チーム賞(ブラック&スクール・オブ・ロック)
<A> <楽>
スコット・ルーディン
スコット・アヴァーサノ
スティーヴ・ニコライデス(製)
マイク・ホワイト(脚)
ジャック・ブラック
ジョーン・キューザック
マイク・ホワイト
サラ・シルヴァーマン
ジョーイ・ゲイドス・Jr
ミランダ・コスグローヴ
ケヴィン・クラーク
レベッカ・ブラウン
ロバート・ツァイ
マリアム・ハッサン
ケイトリン・ヘイル
アレイシャ・アレン
アダム・パスカル
ケイト・マクレガー=スチュワート
ニッキー・カット
ヘザー・ゴールデンハーシュ
エイミー・セダリス
★★★★
物語 人物 演出 設定 思い入れ
 ロックをこよなく愛し、生き方までロックン・ロールになってしまったギタリスト、デューイ=フィン(ブラック)は、破天荒ぶりで知られていたが、受けが悪く、バンドをクビになってしまう。しかも居候しているかつてのバンド仲間ネッド=シュニーブリー(ホワイト)のアパートまで追い出されかかり、進退窮まっていた。そんな時、ネッド宛の電話で名門私立小学校から代用教員の話が舞い込む。たまたま、電話に出たデューイはお金欲しさからネッドになりすまし、臨時教師の職に就く事に。管理体制の厳しい構内の雰囲気に辟易するデューイだったが、受け持ちのクラスの子たちの音楽の才能を見出したデューイは、これを使って一儲けしてやろうとたくらむのだが…
 私とは妙に相性の良いリンクレーター監督の最新作。当然劇場で観るつもりだったのだが、スケジュールが合わずに後日DVDで鑑賞。
 ロックを描いた作品は数あり、先生と生徒の関係を描いた作品も数多くあるが、
これを合わせたのはこれが初めてだと思われる。実際ロックと学園ものは方向性が違う。これまでの映画製作においては、ロックは破壊するもの。学校は作るもの。と言う住み分けになっていたようだった。
 故にこの作品で取ったスタンス。すなわち学生側の立場として反抗の象徴としてのロックではなく、
監理する側からのロックとは完全な視点の逆転となってる。これが本作のユニークさとなっている。
 確かにかつてロックは若さを象徴するものとされ、反抗の旗印として考えられていた。口では立派なことを言いながら、その実争いを続けている大人達に対し、反抗してみせたり、その馬鹿さ加減を笑ってみせたり、社会の不安を叫んだりした。ここでのブラック演じるデューイはそのような世代を代表しているとも言えよう。大きな汚さに対する反抗の手段としてのロック。故に破壊的なものとなる。彼の友人ネッドのように、かつてのパッションを押し込め、要領よく生きようとすることは、彼には出来ない。
 しかし現代は変わっていつた。ネッドはロックを捨てて口やかましい女性と結婚したのが象徴的だが、学校でも子供達は表面上従順に、しかし極めてシニカルなものと変わっているのだ。
 だからここでのブラックと子供達の関係は、
これまでの映画の定式から見ると、完全に逆転している。なんせ先生の側が反抗者で、子供達の方が従順なのだから。
 まずこの逆転の発想がユニークな点だったのだが、前提が面白いのみで終わるのではなく、その後のストーリー展開もかなりしっかりしている。
 デューイはそもそも金のため嫌々始めたはずの教師生活だったはずだったのに、そこで得られた様々な触れ合いを通し、何より子供たちの生の姿に触れ、本物の教師となっていく。
 一方、大人びた、醒めた視点しか感じられなかった子供達が、デューイの影響でいたずらを覚え、子供っぽさを取り戻していく。
 最初あれだけ無茶苦茶に見えたストーリーが、
ここで大変オーソドックスな作りへと変えられていく
 しかし、この物語はそこでも終らない。なにせ
ブラックは本物の教師ではなかったのだから。
 ここで更に物語は再び逆転。今度は一致団結した子供達がブラックをひきまわす事になる。ブラックの身勝手から始まった彼の夢が子供達の夢に変わった瞬間である。
ここでこれまでのベタさが活きてくる訳だ
 ここにおいて成長したのはなにも子供達だけではなく、むしろブラックの方であることが示される。彼がライブで選んだ曲が自分の持ち歌ではなく敢えて生徒の作った曲だと言う点にそれが表れているだろう。
 デューイが最初に聴衆に飛込んだ時に誰も受け止めてくれず、最後に跳んだ時はしっかり受け止められたのは、単にノリが良かったからではない。
受け止めたい。と言う雰囲気をデューイが出していたからだろう。この中で一番成長したのはデューイに他ならないのだから。ここにおいて教育とロックが合致する。主人公の成長として
 もう一つ。ここではロックにはただステージに立っている人たちだけでは駄目ということが示されるのも特徴的。ロックに限らず、限られた人間が表舞台に立つためにはそれを取り巻く数多くの裏方が必要。クラスのメンバーがそれぞれの役割をしっかり担っている描写があったのも大変ユニークだった。
誰もはじかれた子供はいない。全員を共犯者にする必要があったからだったからだが、例え不満があっても、それを受け止めてくれる先生がいる。この点も重要な点だっただろう。
 視点の面白さとベタさ、キャラクタの成長。色々と詰まった作品なので、是非ご覧になって欲しい作品だ。
テープ 2001
2001インディペンデント・スピリット助演女優賞(サーマン)
<A> <楽>
アレクシス・アレクザニアン
アン・ウォーカー=マクベイ
ゲイリー・ウィニック
キャロライン・カプラン
ジョナサン・セリング
ジョン・スロス(製)
スティーヴン・ベルバー(脚)
イーサン・ホーク
ロバート・ショーン・レナード
ユマ・サーマン
★★★★
物語 人物 演出 設定 思い入れ
スティーヴン・ベルバー
恋人までの距離 1995
1995ベルリン国際映画祭監督賞(リンクレイター)
1995MTVムービー・アワードキス・シーン賞(ホーク&デルピー)
<A> <楽>
アニー・ウォーカー=マクベイ
ジョン・スロス(製)
リチャード・リンクレイター
キム・クリザン(脚)
イーサン・ホーク
ジュリー・デルピー
アーニ・マンゴールド
ドミニク・キャステル
ハイモン・マリア・バッテンガー
アンドレア・エッカート
ハンナ・ポシ
★★★★
物語 人物 演出 設定 思い入れ
恋人までの距離(書籍)リンクレイター
 ブダペストからウィーンへと向かう列車にたまたま隣に乗り合わせたアメリカ人旅行者のジェシー(ホーク)とパリに帰る途中のセリーヌ(デルピー)はなんとなく気が合って楽しい会話のひとときを過ごした。キップで全財産を使ってしまって文無しのジェシーはウィーンで一晩ぶらぶらして過ごすつもりで、セリーヌにつきあってくれないか。と頼み、セリーヌも何となく別れがたく、ジェシーの言葉に乗る。ウィーンで遊園地に行ったり、終夜営業のカフェで語り合う二人…
 
映画の基本は恋愛劇とはよく言ったものだが、しかし肝心な恋愛映画というのは、どうしても型にはまったものになりがち。その見立てを楽しむのが恋愛映画の醍醐味という話もあるが、私はどうにもその辺が不満。
 そんな風に思っていて、恋愛映画は基本苦手を広言してる私だが、本作は本当にたまたまテレビで観た作品なのだが、これにはちょっと驚かされた。
 これは確かに恋愛劇。極端に悪く言ってしまえば
ラブ・アフェアの話。だけど、本作は他の恋愛劇とは異なり一風変わった作風で、とても魅力に溢れてる。
 理由として考えられるのは、本作の場合、全て恋愛が言葉で表されているからなのだろう。会話と微妙な間だけで恋愛劇を作り上げてしまった。いや、途中までいつこの二人は盛り上がってくるのかなあ。とぼんやり眺めていたのだが、全編がそのまんまで、しかもさらっとラストで分かれてしまうシーンまで観て、唖然としてしまった。てっきりこれから本当に盛り上がるのだと思っていただけに、思い切り肩すかしを食って、次の瞬間思わず吹き出してしまった。いや、やってくれたもんだ。
 しかもその会話というのも、恋人が愛を語るのとはまるで違う。普通恋人同士の会話というのも、うわさ話やお互いの趣味の話。話題の接ぎ穂に困ると、突飛な会話が飛び出したりするものだが、普通そう言ったものは夾雑物として恋愛話ではカットされる。ところが本作の場合は
そう言った他愛もない言葉遊びこそが主題であり、そう言う会話を続けているうちに徐々に、会話で気分が盛り上がっていく。丁寧と言えば丁寧だが、普通じゃやらないよ。
 丁度それにホークとデルピーという、どちらかというとナイーブな存在感を持つ二人だからこそ成り立った作品ではあるんだろう。同じ感性を持つことが分かっていても、まさか本当に惹かれてるんじゃない。と思おうとして、結局やっぱり惹かれてしまう。その辺の微妙な立ち位置が小気味良い。
 会話で話が成り立っているだけあって、会話やその間にも丁寧に工夫が見られる。何気ない言葉であっても、それが「いかにも借り物」と思われるものもあれば、「お、これは本音?」と思わせておいて、慌てて前言を取り消させるあたり、観ている側にも様々な解釈をさせてくれるあたりはなかなか配慮に富んでるというか、狙ってるというか…狙ってると言っても、ここまでやれば立派だよ。台詞だけでウィーンを描写するシーンまであり、本当に言葉を大切にした作品であることが分かる。
 かなり好みの作品だが、お陰でリンクレイター監督はすっかりファンになってしまった。

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