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ジョン・ウェイン
John Wayne

ジョン・ウェイン
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書籍
評論
ジョン・ウェインはなぜ死んだか(書籍)

_(書籍)
1979 6'11 死去
1978
1977
1976
1975
1974
1973
1972
1971
1970
1969 勇気ある追跡 出演
1968 グリーン・ベレー 監督・出演
ヘルファイター 出演
1967 戦う幌馬車 出演
1966 エル・ドラド 出演
1965 巨大なる戦場 出演
エルダー兄弟 出演
偉大な生涯の物語 出演
危険な道 出演
1964 サーカスの世界 出演
1963 マクリントック 出演
ドノバン珊瑚礁 出演
1962 史上最大の作戦 出演
西部開拓史 出演
ハタリ! 出演
リバティ・バランスを射った男 出演
1961 コマンチェロ 出演
1960 アラモ 監督・製作・出演
アラスカ魂 出演
1959 騎兵隊 出演
リオ・ブラボー 出演
1958 黒船 出演
1957 失われたものゝ伝説 出演
ジェット・パイロット 出演
1956 荒鷲の翼 出演
捜索者 出演
1955 中共脱出 出演
征服者 出演
男の魂 出演
1954 紅の翼 製作・出演
1953 勝負に賭ける男 出演
ホンドー 出演
男の叫び 出演
1952 ハワイの陰謀 出演
静かなる男 出演
1951 太平洋機動作戦 出演
太平洋航空作戦 出演
1950 リオ・グランデの砦 出演
1949 ケンタッキー魂 製作・出演
硫黄島の砂 出演
黄色いリボン 出演
1948 三人の名付親 出演
アパッチ砦 出演
赤い河 出演
怒涛の果て 出演
1947 拳銃無宿 製作・出演
タイクーン 出演
1946 恋愛超特急 出演
1945 コレヒドール戦記 出演
炎の街 出演
ダコタ荒原 出演
1944 拳銃の町 製作・出演
バターンを奪回せよ 出演
血戦奇襲部隊 出演
1943 硝煙の新天地 出演
西部を駆ける恋 出演
1942 フライング・タイガー 出演
或る夜の貴婦人 出演
再会のパリ 出演
西部の顔役 出演
絶海の嵐 出演
男性都市 出演
スポイラース 出演
1941 暴力街 出演
丘の羊飼い 出演
暗黒街の王者 出演
1940 妖花 出演
果てなき船路 出演
1939 アレゲニーの反乱 出演
暗黒の命令 出演
駅馬車 出演
1938
1937 荒原の激闘 出演
猛獣国横断 出演
1936 沿岸警備隊 出演
1935 夜明けの男 出演
テキサスの恐怖 出演
パラダイスキャニオン 出演
1934 アリゾナの空の下で 出演
スター・パッカー 出演
遥かなる旅 出演
快男児ランディ 出演
無法辺境地帯 出演
大山脈の西 出演
ブルースチール 出演
ユタから来た男 出演
1933 砂漠の三銃士 出演
討伐隊 出演
紅唇罪あり 出演
1932 テキサスの旋風 出演
テキサスの若武者 出演
アリゾナ・ギャング 出演
鷲の影の秘密 出演
ハリケーン・エキスプレス 出演
1931 娘三人記 出演
鉄腕ジョーンズ 出演
アリゾナ 出演
1930 ビッグ・トレイル 出演
1929 最敬礼 出演
1928
1927
1926
1925
1924
1923
1922
1921
1920
1919
1918
1917
1916
1915
1914
1913
1912
1911
1910
1909
1908
1907 5'26 アイオワ州ウィンターセットで誕生

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タイトル

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物語 人物 演出 設定 思い入れ

 

グリーン・ベレー 1968
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マイケル・ウェイン(製)
ジェームズ・リー・バレット(脚)
ジョン・ウェイン
デヴィッド・ジャンセン
ジム・ハットン
アルド・レイ
ブルース・キャボット
パトリック・ウェイン
ルーク・アスキュー
★★☆
物語 人物 演出 設定 思い入れ
ロビン・ムーア
 ヴェトナム戦争が始まり、それまで特殊部隊候補生として過酷な訓練に耐えていたジョン・F・ケネディ・スクールの生徒達は歴戦の勇士カービー大佐(ウェイン)の指揮の下、“グリーン・ベレー”として実戦へと赴く。到着したキャンプでは現地の少年らとの交流を楽しんでいたのだが、ベトコンの襲撃によって軍に協力的な村は焼かれ、キャンプも激しい襲撃に遭ってしまう。ベトコンのリーダーがファン・ソン・ティという名前であることを知ったカービーらは、ベトコン壊滅へと動き出す。
 従来タブーとされていた現在進行形のヴェトナム戦争を直接的に描いた作品で、
1968年全米興行成績10位。ただしリベラルからは相当な反発を食い、失敗映画とも言われる。
 ヴェトナム戦争という名前はよく見るが、ヴェトナムという地は抵抗戦争としては既に19世紀から延々と戦争状態が続いていた。どれも”ヴェトナム戦争”と読んで然りだが、一般的には1961年以降の東西冷戦の代理戦争を賞することほとんど。
 そしてこのアメリカが味わった泥沼の戦争は後に数多くの映画を生みだし、中には傑作の誉れ高いものもあるのだが、そのヴェトナム戦争をドキュメンタリーを除けば最も早く映画化した作品というのが本作となる。
 何せアメリカが公然とヴェトナム戦争に介入してから僅か3年後。まだまだ戦争は続いている。その中で作られた映画と言う事で自ずから方向性は明らかであろう。
 戦争中、その実際に行っている戦争について映画にするというのは、第一次、第二次大戦を通して行われてきた。それらの作風は基本的に映画を作っている当事国が、今行っているのは正義の戦争であり、自分達は正義の執行者である。という事を伝えるために作られた、いわゆるプロパガンダ映画となる。これによって視聴者に戦争の悲惨さを越えてもやらねばならないことを印象づけ、更には若者に志願を促すという役割を担う。
 その伝統的な手法を本作でも使っている。
 アメリカ軍はヴェトナムという国の平和のために派兵している。だから現地の人達も仲良くやっているし、感謝もされている。これによって戦争は早く終わるはず。しかし平和を良しとしないヴェトコンは、戦争を長引かせるためにゲリラ戦を挑み、軍ではなく、軍に協力する民間人を虐殺している。彼らを救うためにはもっとあなた方の協力が必要だ。とまあ、見事なまでにテンプレートなプロパガンダ手法である。ラストのウェインの台詞が
「我々は君のために戦っているのだよ」というのがとどめだな。

 この善し悪しはここでは述べない。しかし、このテンプレートは、アメリカ国民は四半世紀ほど前に散々目にしており、それがどれだけ現実から離れているのかを見せつけられてきていた。その記憶がまだ残っていたのだろう。同じ手法では心を動かすことが出来なかったようである。

 何せ1968年と言ったら既存の常識を吹っ飛ばすニューシネマ流行り。翌年には明らかにヴェトナム戦争のカウンターである『イージー・ライダー』(1969)が大流行するようになる時代である。そんな時に「これは正義の戦争ですよ」なんて言われても「はいそうですか」とは言えない時代である。明らかにこの作品、映画としては作る時代を間違えてしまってる。

 しかも本作はジョン・ウェイン本人が監督していると言う事もあってか、非常にパターンがパターンに則った西部劇風になってしまった。いつものウェイン主演作を、姿格好を変えただけで作ったと言った印象であり、しかも前の監督作である『アラモ』のような韜晦もなし。性根の真っ直ぐなヤンキー魂をストレートに描いていて、それも時代に合わなかったことの問題だろう。
 ただ、ウェイン自身そのことは痛感していたことではないかとも思う。既に西部劇を始めとして、これまでハリウッドが培ってきた技法は時代遅れとなってしまった。しかしそんな目新しいだけの作品ではない。旧来の手法で本当に面白いものを作ることは自らの義務であるという使命感もあったのではないだろうか。そう考えると、本作はかなり悲愴な覚悟で作られたものと思えてもくる。その意味では自爆覚悟の潔さすら感じられる。
 尚、
戦車やヘリコプターなどを調達するため、ウェインはジョンソン大統領に手紙を送り、それで本当に軍の協力が得られたという凄い事実もある。映画としては決して成功ではないが、アメリカという国にとってウェインという人物がどれだけ重要だったかが分かるエピソードだ。

 実は本作はマーヴィン・ルロイが手伝っており、実質的には共同監督のような存在だったとのこと。
アラモ
Aramo
1960米アカデミー録音賞、作品賞、助演男優賞 ウィルス)、撮影賞、劇・喜劇映画音楽賞、歌曲賞、編集賞
1960
ゴールデン・グローブ音楽賞
<A> <楽>
ジョン・ウェイン(製)
ジェームズ・エドワード・グラント(脚)
ジョン・ウェイン
リチャード・ウィドマーク
ローレンス・ハーヴェイ
フランキー・アヴァロン
リチャード・ブーン
リンダ・クリスタル
チル・ウィルス
パトリック・ウェイン
ジョーン・オブライエン
ジョセフ・カレイア
ケン・カーティス
★★★
物語 人物 演出 設定 思い入れ
 1836年、多くの移民者を受け入れていたメキシコ領テキサス。独裁者サンタ=アナの圧政に苦しんでいた民衆を救うため、サム=ヒューストン(ブーン)ら義勇軍を中心として始まったテキサスの独立運動だったが、その運動を潰そうとしたアナは軍隊を派遣してくる。義勇軍が軍としての体裁を取れるまで、アラモ砦でメキシコ軍を食い止めるよう、ジェイムズ=ボウイ(ウィドマーク)とトラヴィス大佐(ハーヴェイ)が派遣される。更にそこに駆けつけた義勇軍のはみ出しもの集団を率いるデヴィ=クロケット(ウェイン)と共に、アラモ砦を守ろうとするのだが、180人の兵士に対し、7000人のメキシコ軍が迫る…
 アメリカの歴史上有名なアラモ砦の攻防戦を、西部劇の雄ジョン=ウェインが何と監督、製作、主演までこなして投入された作品。ウェイン自身、思い入れが非常に深かったらしく、1200万ドルという私財まで投入している
 役者が映画の監督を務めると言うのは結構映画史上においては良くあること。実際に傑作も多い。演じている内に、自分なりにどう撮るべきかを自然と学んでいくのだろう。ただ、それらに共通するのは、総じてキャラクターが非常に立っており、格好良い映画が作られることが多い(監督やりたがる役者というのは、多分にナルシストの気があるし)
 ただ同時に、何故かこの手の作品は、妙に尺が長くなってしまうのも確か。2時間以上は当たり前で、3時間を超えるものだって結構ある(勿論例外もあるけど)。何も長くなれば悪くなるわけではないが、キャラクターで保たせるには無理な長さというのもある。本作は残念ながらその悪い部分ばかりが目に付く作品となってしまった。
 西部劇としては破格の製作費のお陰で、後半部分のエキストラ数と言い、火薬量と言い、大変派手に仕上がったのは確かだし、キャラクタの立たせ方も良い。ウィドマーク演じるボウイとハーヴェイ演じるトラヴィスとの確執と和解、ポイントポイントで締めるウェイン演じるクロケット。その演出は悪くない。
 ただ、単一テーマ、つまりこの場合アラモ砦を守るという、それだけのために3時間は長すぎた。仮にこれが歴史大作で転戦を繰り返すと言うのならともかく、一つの出来事であったら、緊張感保たせるのは2時間が限界だぞ。
 結局2時間ほどで疲れを覚えてしまい、後の1時間は脱力。ラストの派手なドンパチも、結構あっさり流してしまった。
 余計な部分を削るなり、流れを短縮するなりでそのくらい短くできたと思う。それがちょっと残念。ウェインが製作まで務めたのだから、当然短くなるはずはないんだけどね。
 …結局本作は1961年の全米興行成績で7位と言う好成績を残したものの、莫大な製作費を回収するまでには至らなかったとか。
 尚、本作は2004年にディズニーによりアラモ(2004)としてリメイクされている。
製作年 1960
製作会社 バジャック・プロ
アラモ
ジャンル 西部劇(史実)
売り上げ $12,000,000
原作
歴史地域 テキサス(アメリカ)
1836 アラモの戦い
関連
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