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石黒昇

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鑑賞本数 合計点 平均点
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wiki キネ旬 eiga.com wiki(E) みんシネ
書籍
著作
メガゾーン23―SFアクションアニメ(書籍)

_(書籍)
2012 3'20 死去
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2000
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1996
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1994
1993
1992
1991
1990
1989
1988
1987
1986 メガゾーン23 PART II 秘密く・だ・さ・い 総監督
青春アニメ全集<TV> 演出
1985 メガゾーン23 監督・原作
忍者戦士 飛影
<A> <楽> 演出・絵コンテ
wiki
1984 超時空要塞マクロス 愛・おぼえていますか 監督
ふしぎなコアラ  ブリンキー
<A> <楽> 絵コンテ
1983 タイムスリップ10000年 プライム・ローズ 絵コンテ
超時空世紀オーガス
<A> <楽> チーフディレクター・絵コンテ
1982
超時空要塞マクロス
<A> <楽> チーフディレクター・脚本
wiki
科学救助隊テクノボイジャー
<A> <楽> 監修・脚本
wiki
1981 まんが 花の係長 演出
1980 鉄腕アトム<TV> 監督・絵コンテ
ルパン三世(新)(4Y)<TV> 絵コンテ
1979 ルパン三世(新)(3Y)<TV> 絵コンテ
1978 さらば宇宙戦艦ヤマト 愛の戦士たち テクニカルディレクター
宇宙戦艦ヤマト2<TV> アニメーションディレクター・絵コンテ
ルパン三世(新)(2Y)<TV> 絵コンテ
1977 宇宙戦艦ヤマト アニメーションディレクター
ルパン三世(新)(1Y)<TV> 絵コンテ
まんが日本絵巻<TV> チーフディレクター
氷河戦士ガイスラッガー<TV> チーフディレクター
ジェッターマルス<TV> 演出
1976 リトル・ルルとちっちゃい仲間<TV> 絵コンテ
1975 アラビアンナイト シンドバットの冒険<TV> 絵コンテ
1974 小さなバイキング ビッケ<TV> 演出
となりのたまげ太くん<TV> 演出・作画監督
1973
1972 ムーミン<TV> 演出
1971
1970 いたずら天使チッポちゃん<TV> 演出
1969 そばかすプッチー<TV> 脚本
1968
1967 黄金バット<TV> 演出
1966
1965
1964
1963
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1960
1959
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1957
1956
1955
1954
1953
1952
1951
1950
1949
1948
1947
1946
1945
1944
1943
1942
1941
1940
1939
1938 8'24 東京で誕生

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タイトル

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物語 人物 演出 設定 思い入れ

 

 

メガゾーン23 1985

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三浦亨(製)
星山博之(脚)
久保田雅人
川村万梨阿
冨永みーな
荘真由美
宮里久美
塩沢兼人
高木均
三ツ矢雄二
★★★☆
物語 人物 演出 設定 思い入れ
超時空要塞マクロス 愛・おぼえていますか 1984

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河森正治(共)
笠原達也
(演)
大西良昌
吉田憲二
井上明
岩田弘
榎本恒幸(製)
富田祐弘(脚)
飯島真理
長谷有洋
土井美加
羽佐間道夫
小原乃梨子
神谷明
市川治
蟹江榮司
大林隆介
鈴置洋孝
速水奨
★★★★
物語 人物 演出 設定 思い入れ
 21世紀初頭、地球に落ちてきた巨大戦艦を捕獲した人類は、宇宙に人類以外の知的生物がいるという事実を前に地球規模の統合軍を作り上げ、捕獲した戦艦を「マクロス」と名付けて宇宙に向けて出航させる。そして「マクロス」が宇宙で遭遇したのはゼントラーディと呼ばれる巨大な宇宙人。オーバーテクノロジーを武器に太陽系を舞台にゼントラーディ軍と戦い続けるマクロスとの壮絶な戦いが繰り広げられる。そしてマクロスのアイドル、リン・ミンメイを恋したパイロット、一条ヒカルとの恋愛劇が展開する。
 1984年というのはアニメ界にとって転換点となる大変重要な年だった。宮崎駿監督による『風の谷のナウシカ』(1984)、押井守監督による『うる星やつら2 ビューティフル・ドリーマー』(1984)の二作の登場による。それまで
アニメなど子供のためのものだ。とされていたのを、大人が観るに足るだけの作品だと国内に知らしめることができた(この年のキネマ旬報では年間トップ10に初めてアニメが登場する)
 この二つはアニメというものの二つの可能性を提示していたのだと私は思っている。『ナウシカ』により
“あり得ないものをリアルに創る”と言う可能性を、そして『ビューティフル・ドリーマー』により“個人の内面の世界の描写”という可能性へと。この二作はエンターテイメント性をしっかり保持しつつ、描写の美しさ、詩的内容、音楽の使い方、そして思想的な作りと内容が深い割に非常にバランスの良い作品に仕上げられている。
 だがしかし、1984年にはもう一本大切なアニメが製作されていた。それが本作
『超時空要塞マクロス 愛・おぼえていますか』になる。この作品はオトナ向きの作品で、後々のアニメ界に多大な影響を与えた作品であり、ある意味前二作よりはるかに影響力は強かったとも言える。
 ただ本作は前二作とは、根本的な違いがある。
 『ナウシカ』であれ『ビューティフル・ドリーマー』であれ、一人の監督の思想というか、その考えを出すために作られた作品だった。アニメというのは媒体であり、本当に大切なのは
「何を語りたいか」という点に主眼が置かれていた。二人ともアニメ畑で働いている人であったので、その思想を表現するのにアニメが一番都合良かった。私たちの目に触れるのがたまたま(しかも最高質の)アニメという形だったのに対し、本作は最初からアニメとして作られていた。アニメだから作れるものを作ろうと言う点において同じでも、アニメとしてしか存在できない作品として本作は作られているのが大きな違いと言うことになる。
 その時点での、アニメ表現として最高のエンターテイメントを作ろうという意気込みで、更にこれはベースが一人の人間の考えではなく、最初から共同作業をすると言う前提によって作られているのも特徴だろう。才能のある人間が集まり、そのコラボレーションとして出来た作品が本作だと言うことだ。
 ただ、多くの人間が参加するというのは諸刃の剣でもあった。多くの人間が集まると言うことは、自然作りたいもの、目指すものは平均値を取らざるを得なくなる。結果、本作は思想や雰囲気には流れることなく、最初からエンターテイメントとしてしか位置づけることは出来なくなることが定められていたわけだ。メインスタッフは現在でもアニメ畑の第一線で働いている人ばかりで、その才能は際だっているのだが
(強いて言えばメインスタッフの大部分は某大学付属高校の同級生だってのがあるから、本作は最初の同人アニメだと言えなくもない)、彼らの考えを平均化し、売れ線を目指すのならばやはりエンターテイメントに向かざるを得なかった。
 それでそのスタッフが結集して作られたものは確かに凄いものとなった。メカの描写、殊に戦いにおけるスピード感の表現は今観ても最高水準だし、ストーリーも緩急をちゃんと付け、盛り上げるための工夫がふんだんになされているし、勿論お色気のトッピングも忘れてない。エンターテイメントとして考えるには最高品質の作品ができあがったと言っても良い。
 ただし、これはアニメという枠組みを一歩も出るものではないと言うのも同時に真実。『ナウシカ』『ビューティフル・ドリーマー』のように一般の批評家、いわば大人によって評価されるのではなく、評価するのは大きな子供だった。敢えて言えばオトナ『クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶモーレツ!オトナ帝国の逆襲』(2001)(参考)のための映画だった
(念のために言っておくがそのオトナこそが私自身でもある)
 後のアニメの方向性は本作によってほぼ確定した。アニメは大人のためではなく、子供とオトナのために以降の作品は流れていく。宮崎氏、押井氏共に独自路線を保持し、ちゃんと自分の作品を作ってるのは評価に値するが、この変な方向性は今に至るもずーっと変わってない。
現在のアニメにとって本作は恩人でありつつ、実はその可能性を思いっきり狭めてしまってもいる(もう死語だが「ジャパニメーション」なる言葉はこの作品にこそその起源を求められるだろう)。功罪併せ持つ作品となった。
 尚、ビデオの普及は一般にエロビデオのお陰だと言われてるが
『陽はまた昇る』(2002)で描かれた技術者達も、不本意だろうなあ)、初期のビデオを大枚はたいて購入したかなりのパーセンテージはアニメファンであるのも事実。本作を観たいがためにビデオ購入した人間もかなり多かったようだから、ビデオ普及の一助としての位置づけも(微力ながら)あるようだ。

 長々と自説を披露してしまい、それでストーリーについて書こうと思ったのだが、書くべきものがないことに気づいてしまった。確かに面白い作品であり、アニメとしての最上のエンターテイメントには違いないけど、さて、何を書くべきかと問われると、
それまでのアニメのパクリに彩られてるし、それ以降のアニメ作品にとんでもなくパクラれてしまってるから、書くべき部分が…板野一郎という才能を得て、「とにかく格好良い作品!」とだけ言っておこうか。
 …一応何作か続編も作られてはいる。

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