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石黒昇

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石黒 昇
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東京都出身のアニメ監督、演出家、アニメーター、漫画家。アニメ制作会社アートランドの創業者であり、死去時にはアニメーションスタジオ・アートランドの取締役会長であった。アニメーターとしては波や雨、爆発等の自然物を描くエフェクトアニメーションを得意とした。音楽にも造詣が深く、『超時空要塞マクロス』のテーマ曲やリン・ミンメイの歌唱曲を作詞した「阿佐茜」は、石黒と脚本家の松崎健一、プロデューサーの富田弘の3人の共同ペンネームである。「銀河英雄伝説」でクラシックを用いる発案もする。庵野秀明が師匠と呼んでいた。
Wikipediaより引用
経歴
1938'8'24 東京都で誕生
1956 高校生で石黒昇流名義で貸本漫画家としてデビュー
1957 日本大学芸術学部映画学科に入学
1964 テレビ動画にアニメーターとして入社。その後大西プロに移籍する。
1966 動画技術研究所を立ち上げるが、後に廃業。
1969 JAB(ジャパン・アート・ビューロー)を立ち上げるが、後に廃業
1978 アートランドを設立。
1988 10年にわたる「銀河英雄伝説」のオリジナルビデオアニメの監修を行う
2012'3'20 死去
5+
4+ 超時空要塞マクロス 愛・おぼえていますか
3+ メガゾーン23
少年アシベ
メガゾーン23 PART II 秘密く・だ・さ・い
2+ 私立探偵・土岐正造トラブル・ノート ハード&ルーズ
個人的感想
2012 3'20 死去
2011
2010
2009
2008
TYTANIA タイタニア
<A> <楽> 監督・コンテ
2007
2006
家庭教師ヒットマンREBORN!
<A> <楽> 監修
2005
2004
2003
2002
2001 倒凶十将伝 封魔五行伝承 監督・演出・コンテ
2000 銀河英雄伝説外伝/叛乱者 監督
銀河英雄伝説外伝/決闘者 監督
銀河英雄伝説外伝/奪還者 監督
銀河英雄伝説外伝/第3次ティアマト会戦 監督
1999 銀河英雄伝説外伝/螺旋迷宮 総監督
1998 銀河英雄伝説外伝/千億の星、千億の光 監督
銀河英雄伝説外伝/汚名 監督
1997
1996
バケツでごはん
<A> <楽> コンテ
1995
1994 邦ちゃんの一家ランラン 監督
1993 欽ちゃんのシネマジャック1 ゲラゲラ編 監督
1992 私立探偵・土岐正造トラブル・ノート ハード&ルーズ 監督・脚本・コンテ
トトイ 総監督
みかん絵日記
<A> <楽> 監督
1991 銀河英雄伝説/初陣 総監督
少年アシベ 監督
迷走王ボーダー 社会復帰編 監督
1990 ヘヴィ 監督
青春夫婦物語 恋子の毎日2 監督
1989 爆走サーキット・ロマン TWIN 総監督
星猫フルハウス 監督・脚本・コンテ
青春夫婦物語 恋子の毎日 監督・コンテ
超人ロック ロードレオン 監督
青き炎 監督
メガゾーン23 PART III 原案
1988 銀河英雄伝説外伝 わが征くは星の大海 総監督・演出・コンテ
トッポ・ジージョ
夢見るトッポ・ジージョ
<A> <楽> 監督・コンテ
1987
1986 メガゾーン23 PART II 秘密く・だ・さ・い 総監督
青春アニメ全集
<A> <楽> 演出
1985 メガゾーン23 監督・原作
忍者戦士 飛影
<A> <楽> 演出・コンテ
1984 超時空要塞マクロス 愛・おぼえていますか 監督
ふしぎなコアラ  ブリンキー
<A> <楽> 絵コンテ
1983 タイムスリップ10000年 プライム・ローズ 絵コンテ
超時空世紀オーガス
<A> <楽> チーフディレクター・絵コンテ
1982
超時空要塞マクロス
<A> <楽> チーフディレクター・脚本
科学救助隊テクノボイジャー
<A> <楽> 監修・脚本
1981 まんが 花の係長 演出
1980
鉄腕アトム(2nd)
<A> <楽> 監督・コンテ
1979
1978 さらば宇宙戦艦ヤマト 愛の戦士たち テクニカルディレクター
宇宙戦艦ヤマト2
<A> <楽> アニメーションディレクター・コンテ
1977 宇宙戦艦ヤマト アニメーションディレクター
ルパン三世(2nd)(1~4Y)
<A> <楽> コンテ
まんが日本絵巻
<A> <楽> チーフディレクター
氷河戦士ガイスラッガー
<A> <楽> チーフディレクター
ジェッターマルス
<A> <楽> 演出
1976
リトル・ルルとちっちゃい仲間
<A> <楽> コンテ
1975
アラビアンナイト シンドバットの冒険
<A> <楽> 絵コンテ
1974
小さなバイキング ビッケ
<A> <楽> 演出
となりのたまげ太くん
<A> <楽> 演出・作画監督
宇宙戦艦ヤマト
<A> <楽> 演出
1973
ワンサくん
<A> <楽> 演出
1972
ムーミン(2nd)
<A> <楽> 演出
1971
1970
いたずら天使チッポちゃん
<A> <楽> 演出
1969
そばかすプッチー
<A> <楽> 脚本
どろろ/ どろろと百鬼丸
<A> <楽> 演出
1968
佐武と市 捕物控
<A> <楽> 演出
1967
黄金バット
<A> <楽> 演出
1966
1965
1964
1963
1962
1961
1960
1959
1958
1957
1956
1955
1954
1953
1952
1951
1950
1949
1948
1947
1946
1945
1944
1943
1942
1941
1940
1939
1938 8'24 東京で誕生

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レビュー
私立探偵・土岐正造トラブル・ノート ハード&ルーズ
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花井信也(演)
蛭田元二
高見正人
佐藤昭司(製)
石黒昇(脚)
渡辺裕之
山寺宏一
大塚明夫
島本須美
青森伸
江森浩子
松井菜桜子
鈴木勝美
高乃麗
茶風林
掛川裕彦
★★☆
物語 人物 演出 設定 思い入れ
製作年 1992
製作会社
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原作
ハード&ルーズ <A> <楽>
狩撫麻礼 (検索) <A> <楽>
かわぐちかいじ (検索) <A> <楽>
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関連
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少年アシベ
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高山みなみ
こおろぎさとみ
石丸博也
鷹森淑乃
中博史
★★★
物語 人物 演出 設定 思い入れ
製作年 1991
製作会社
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原作
少年アシベ <A> <楽>
森下裕美 (検索) <A> <楽>
歴史地域
関連
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銀河英雄伝説外伝 わが征くは星の大海
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山下辰巳
多賀英典
田原正利
菅原善雄
菊川幸夫(製)
首藤剛志(脚)
堀川亮
富山敬
広中雅志
井上和彦
森功至
徳丸完
若本規夫
大木民夫
柴田秀勝
政宗一成
二又一成
大林隆介
戸谷公次
古川登志夫
屋良有作
★★★☆
物語 人物 演出 設定 思い入れ
製作年 1988
製作会社
ジャンル
売り上げ
原作
書籍名 <A> <楽>
著者名 (検索) <A> <楽>
歴史地域
関連
キーワード
メガゾーン23
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三浦亨(製)
星山博之(脚)
久保田雅人
川村万梨阿
冨永みーな
荘真由美
宮里久美
塩沢兼人
高木均
三ツ矢雄二
★★★☆
物語 人物 演出 設定 思い入れ
製作年 1985
製作会社
ジャンル
売り上げ
原作
歴史地域
関連
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超時空要塞マクロス 愛・おぼえていますか
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河森正治(共)
笠原達也(演)
大西良昌
吉田憲二
井上明
岩田弘
榎本恒幸(製)
富田祐弘(脚)
飯島真理
長谷有洋
土井美加
羽佐間道夫
小原乃梨子
神谷明
市川治
蟹江榮司
大林隆介
鈴置洋孝
速水奨
★★★★☆
物語 人物 演出 設定 思い入れ
 21世紀初頭、地球に落ちてきた巨大戦艦を捕獲した人類は、宇宙に人類以外の知的生物がいるという事実を前に地球規模の統合軍を作り上げ、捕獲した戦艦を「マクロス」と名付けて宇宙に向けて出航させる。そして「マクロス」が宇宙で遭遇したのはゼントラーディと呼ばれる巨大な宇宙人。オーバーテクノロジーを武器に太陽系を舞台にゼントラーディ軍と戦い続けるマクロスとの壮絶な戦いが繰り広げられる。そしてマクロスのアイドル、リン・ミンメイを恋したパイロット、一条ヒカルとの恋愛劇が展開する。
 1984年というのはアニメ界にとって転換点となる大変重要な年だった。宮崎駿監督による『風の谷のナウシカ』(1984)、押井守監督による『うる星やつら2 ビューティフル・ドリーマー』(1984)の二作の登場による。それまでアニメなど子供のためのものだ。とされていたのを、大人が観るに足るだけの作品だと国内に知らしめることができた(この年のキネマ旬報では年間トップ10に初めてアニメが登場する)
 この二つはアニメというものの二つの可能性を提示していたのだと私は思っている。『ナウシカ』により“あり得ないものをリアルに創る”と言う可能性を、そして『ビューティフル・ドリーマー』により“個人の内面の世界の描写”という可能性へと。この二作はエンターテイメント性をしっかり保持しつつ、描写の美しさ、詩的内容、音楽の使い方、そして思想的な作りと内容が深い割に非常にバランスの良い作品に仕上げられている。
 だがしかし、1984年にはもう一本大切なアニメが製作されていた。それが本作『超時空要塞マクロス 愛・おぼえていますか』になる。この作品はオトナ向きの作品で、後々のアニメ界に多大な影響を与えた作品であり、ある意味前二作よりはるかに影響力は強かったとも言える。
 ただ本作は前二作とは、根本的な違いがある。
 『ナウシカ』であれ『ビューティフル・ドリーマー』であれ、一人の監督の思想というか、その考えを出すために作られた作品だった。アニメというのは媒体であり、本当に大切なのは「何を語りたいか」という点に主眼が置かれていた。二人ともアニメ畑で働いている人であったので、その思想を表現するのにアニメが一番都合良かった。私たちの目に触れるのがたまたま(しかも最高質の)アニメという形だったのに対し、本作は最初からアニメとして作られていた。アニメだから作れるものを作ろうと言う点において同じでも、アニメとしてしか存在できない作品として本作は作られているのが大きな違いと言うことになる。
 その時点での、アニメ表現として最高のエンターテイメントを作ろうという意気込みで、更にこれはベースが一人の人間の考えではなく、最初から共同作業をすると言う前提によって作られているのも特徴だろう。才能のある人間が集まり、そのコラボレーションとして出来た作品が本作だと言うことだ。
 ただ、多くの人間が参加するというのは諸刃の剣でもあった。多くの人間が集まると言うことは、自然作りたいもの、目指すものは平均値を取らざるを得なくなる。結果、本作は思想や雰囲気には流れることなく、最初からエンターテイメントとしてしか位置づけることは出来なくなることが定められていたわけだ。メインスタッフは現在でもアニメ畑の第一線で働いている人ばかりで、その才能は際だっているのだが(強いて言えばメインスタッフの大部分は某大学付属高校の同級生だってのがあるから、本作は最初の同人アニメだと言えなくもない)、彼らの考えを平均化し、売れ線を目指すのならばやはりエンターテイメントに向かざるを得なかった。
 それでそのスタッフが結集して作られたものは確かに凄いものとなった。メカの描写、殊に戦いにおけるスピード感の表現は今観ても最高水準だし、ストーリーも緩急をちゃんと付け、盛り上げるための工夫がふんだんになされているし、勿論お色気のトッピングも忘れてない。エンターテイメントとして考えるには最高品質の作品ができあがったと言っても良い。
 ただし、これはアニメという枠組みを一歩も出るものではないと言うのも同時に真実。『ナウシカ』『ビューティフル・ドリーマー』のように一般の批評家、いわば大人によって評価されるのではなく、評価するのは大きな子供だった。敢えて言えばオトナ『クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶモーレツ!オトナ帝国の逆襲』(2001)(参考)のための映画だった(念のために言っておくがそのオトナこそが私自身でもある)
 後のアニメの方向性は本作によってほぼ確定した。アニメは大人のためではなく、子供とオトナのために以降の作品は流れていく。宮崎氏、押井氏共に独自路線を保持し、ちゃんと自分の作品を作ってるのは評価に値するが、この変な方向性は今に至るもずーっと変わってない。現在のアニメにとって本作は恩人でありつつ、実はその可能性を思いっきり狭めてしまってもいる(もう死語だが「ジャパニメーション」なる言葉はこの作品にこそその起源を求められるだろう)。功罪併せ持つ作品となった。
 尚、ビデオの普及は一般にエロビデオのお陰だと言われてるが『陽はまた昇る』(2002)で描かれた技術者達も、不本意だろうなあ)、初期のビデオを大枚はたいて購入したかなりのパーセンテージはアニメファンであるのも事実。本作を観たいがためにビデオ購入した人間もかなり多かったようだから、ビデオ普及の一助としての位置づけも(微力ながら)あるようだ。

 長々と自説を披露してしまい、それでストーリーについて書こうと思ったのだが、書くべきものがないことに気づいてしまった。確かに面白い作品であり、アニメとしての最上のエンターテイメントには違いないけど、さて、何を書くべきかと問われると、それまでのアニメのパクリに彩られてるし、それ以降のアニメ作品にとんでもなくパクラれてしまってるから、書くべき部分が…板野一郎という才能を得て、「とにかく格好良い作品!」とだけ言っておこうか。
 …一応何作か続編も作られてはいる。
製作年 1984
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