|
|
||||||||||||||||||||||
|
2018 | ||
2017 | ||
2016 | ||
2015 | ||
2014 | ||
2013 | ||
2012 | ||
2011 | ||
2010 | ||
2009 | 笑う警官 監督・製作・脚本 | |
2008 | 神様のパズル 製作総指揮 | |
2007 | 椿三十郎 製作総指揮 | |
2006 | 蒼き狼 地果て海尽きるまで 製作総指揮 | |
ハルキWebシネマ 怖い本シリーズ 製作・企画 | ||
2005 | 男たちの大和/YAMATO 製作・音楽プロデューサ | |
ハルキWebシネマ ネオホラーシリーズ 企画 | ||
2000 | アレクサンダー戦記 製作 | |
1997 | 時をかける少女 監督・製作・脚本 | |
1993 | REX 恐竜物語 監督・製作・脚本 | |
1992 | 風の大陸 The Weathering Continent 製作 | |
アルスラーン戦記 II 製作 | ||
サイレントメビウス2 製作 | ||
ルビー・カイロ 製作総指揮 | ||
Ys イース 天空の神殿 アドル=クリスティンの冒険 製作 | ||
1991 | アルスラーン戦記 製作 | |
幕末純情伝 製作 | ||
サイレントメビウス 製作 | ||
魍魎戦記 MADARA 製作 | ||
天上編 宇宙皇子 製作 | ||
魔獣戦士ルナ・ヴァルガー 製作 | ||
天河伝説殺人事件 製作 | ||
ぼくらの七日間戦争2 製作 | ||
1990 | 天と地と 監督・製作・脚本 | |
花のあすか組!2 ロンリーキャッツ・バトルロイヤル 製作 | ||
天上編 宇宙皇子(劇場版) 製作 | ||
1989 | 花の降る午後 製作 | |
宇宙皇子 製作 | ||
ファイブスター物語(ストーリーズ) 製作 | ||
1988 | 妖精王 製作 | |
ぼくらの七日間戦争 製作 | ||
花のあすか組! 製作 | ||
ザナドゥ XANADU ドラゴンスレイヤー伝説<OVA> | ||
1987 | 恋人たちの時刻 製作 | |
黒いドレスの女 製作 | ||
迷宮物語 製作 | ||
火の鳥 ヤマト編<OVA> 製作 | ||
火の鳥 宇宙編<OVA> 製作 | ||
1986 | キャバレー 監督・製作・音楽 | |
時空(とき)の旅人 製作・俳句 | ||
火の鳥 鳳凰編 製作 | ||
オイディプスの刃 製作 | ||
彼のオートバイ、彼女の島 製作 | ||
1985 | 二代目はクリスチャン 製作 | |
早春物語 製作 | ||
友よ、静かに瞑れ 製作 | ||
結婚案内ミステリー 製作 | ||
ボビーに首ったけ 製作 | ||
カムイの剣 製作 | ||
1984 | 愛情物語 監督・製作 | |
天国にいちばん近い島 製作 | ||
Wの悲劇 製作 | ||
麻雀放浪記 製作 | ||
いつか誰かが殺される 製作 | ||
メイン・テーマ 製作 | ||
湯殿山麓呪い村 製作 | ||
晴れ、ときどき殺人 製作 | ||
少年ケニヤ 製作 | ||
1983 | 探偵物語 製作 | |
幻魔大戦 製作 | ||
時をかける少女 製作 | ||
里見八犬伝 製作 | ||
1982 | 汚れた英雄 監督・製作 | |
この子の七つのお祝に 製作 | ||
化石の荒野 製作 | ||
蒲田行進曲 製作 | ||
伊賀忍法帖 製作 | ||
ねらわれた学園<TV> 企画 | ||
1981 | スローなブギにしてくれ 製作 | |
悪霊島 製作 | ||
セーラー服と機関銃 製作・出演 | ||
蔵の中 製作 | ||
魔界転生 製作 | ||
ねらわれた学園 製作 | ||
1980 | 野獣死すべし 製作・出演 | |
復活の日 製作 | ||
1979 | 蘇える金狼 製作・出演 | |
金田一耕助の冒険 製作・出演 | ||
白昼の死角 製作・出演 | ||
悪魔が来りて笛を吹く 製作・出演 | ||
戦国自衛隊 製作・音楽 | ||
1978 | 野性号の航海 翔べ怪鳥モアのように 製作 | |
柳生一族の陰謀 出演 | ||
1977 | 人間の証明 製作・出演 | |
1976 | 犬神家の一族 製作・出演 | |
1942 | 1'8 富山県で誕生 |
REX 恐竜物語 1993 | |||||||||||||||||||||||||||
|
|
||||||||||||||||||||||||||
天と地と 1990 | |||||||||||||||||||||||||||||||||
1990日本アカデミー撮影賞、照明賞、美術賞、録音賞 1990毎日映画コンクール日本映画ファン賞 |
|||||||||||||||||||||||||||||||||
|
|
||||||||||||||||||||||||||||||||
1548年。宿敵である越後の上杉謙信と甲斐の武田信玄の両雄がぶつかり合う川中島合戦を描く戦国絵巻。 海音寺潮五郎原作の映画化作品。 1980年代の邦画を語る上で、牽引力という点で避けては通ることの出来ない角川映画。主にアイドル路線の映画を作っていたが、他にも時折大作を散発。そしてこれが1980年代の角川渾身の、そして最後の輝きとなった作品。 しかし、角川らしいというか、金の無駄遣いというか…壮大な“だけ”で何の魅力もない作品に仕上がってしまった。いっそここまでやると「流石角川」と言ってしまおう。 要するに本作は川中島合戦が作品の肝。そこに至るまでに男女の愛憎劇が描かれることになるのだが、先ずこれがもの凄い陳腐。ただぐっちゃんぐっちゃんの愛憎劇が延々と続き、観ていて苛々するばかり。 それで長々と苛つかせておいて、最後の合戦になるわけだが、これが又凄い出来。 軍勢は静かに右から左へと移動して、時折鉄砲の音が聞こえ、長い槍を打ち合わせるだけ。しかも登場人物全員が腰が引けてる。 最後までじりじりと待たせ、その最後で唖然とさせる。ひょっとしてそれが狙いか?ここまで無駄遣いが出来るんですよ。という角川の主張が見えるようだ。考えようによってはある意味素晴らしい映画でもある。 当初本作は渡辺謙の初主演作になる予定だった。だが、その時渡辺は病のため降板。次に白羽の矢が立ったのが松田優作だったのだが、彼も病を得ており、この年に亡くなってしまった。ある意味不遇ではあるが、渡辺謙の幻の初主演作。という意味合いは持っていそうだ。 助監督に薬師寺光幸。 |
キャバレー 1986 | |||||||||||||||||||||||||||||||||
|
|
||||||||||||||||||||||||||||||||
こどもの頃から何でも出来、エリートコースを邁進する矢代俊一(野村宏伸)は、アルトサックスを究めようと一念発起。場末のキャバレーのジャズバンドに入ってそこで演奏を繰り返していた。そんなキャバレーで必ず「レフト・アローン」をリクエストするサングラスの男がいた。裏社会でのしあがる滝川(鹿賀丈史)との人生が交錯する。 メディアミックスの先駆けとなった角川映画は、かなり攻めの姿勢を見せていた。映画を単純な映像に留めず、小説とオーバーラップさせたり、劇中曲をヒット曲にしようと猛烈プッシュしたり。横面を札束で張るようなやり方と揶揄もされるが、これが一時代を作っていったのも事実。本作もかなり重い素材であるにも関わらず、1986年邦画興行成績10位という成績を残している。 本作の物語を簡単に言えば、社会の裏を垣間見てしまった青年が、そこでの喪失と挫折を経て、本物のジャズプレイヤーとなるという話である。 そこで描かれるのはいわゆる成長物語ビルドゥングスロマンだが、著者の栗本薫は耽美系作品を得意とする作家だけに、この作品はかなりその系統に傾いていた。 そして映画となった本作を観る限り、一応原作に準拠している。少なくとも4年前の『汚れた英雄』のような原作無視作品にならなかったのは評価出来る。 ただ、だからと言って原作に忠実かと言えば、さにあらず。一応ストーリーフローは同じものの、原作の持つ空気感が随分変化していた。 それはその通りで、原作の持つ空気感というのが、一言で言えば「耽美」だから、それを抜いたのは映画としては正しいし、実に健全な作品にまとまっている。 そこをすっきりさせ、健全なビルドゥングロマンにしたのはある種正解だが、一方雰囲気がまるで変わってしまったので、なんとなく釈然としない思いにもさせられてしまう。わかりにくい世界の裏ってのが描かれる事が無く、普通のヤクザ社会の物語になってしまってたのが世界観を狭めてしまったようだ。 それでもがんばってはいるので、評価したくもあるが、一言で言ってしまえば、「作る素材を間違った」というのが一番分かりやすいかな? 助監督に成田裕介の名前がある。 |
愛情物語 1984 | |||||||||||||||||||||||||||||||||
|
|
||||||||||||||||||||||||||||||||
汚れた英雄 1982 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
|
|
|||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
国際A級オートレーサー北野晶夫(草刈正雄)と昨年のチャンピオン大木圭史(勝野洋)は、SUGOサーキットで一騎打ちを迎えていた。初戦、大木に敗北した晶夫だが、敗因をマシンの差と見る晶夫は、ファクトリーの面々に発破をかけ、自らはその資金捻出を図る。莫大な金を短期間で得るため、晶夫はパトロンの国際的なデザイナー、斎藤京子、財閥の令嬢・御木本菜穂子を渡り歩き、国際的なコングロマリットのオーナーのクリスティーン・アダムス(ホールデン)に的をしぼる… 大藪春彦の同名小説の映画化で1983年邦画興行成績3位。この時代素人が監督することは珍しいことではなかったが、これは異色。映画化は決まっていたが、監督が見つからず、結局自分自身が監督することに。演出力は評価される 私は一時期大藪春彦作品に凝っていた時期があり、原作を読んだのは高校の時。「蘇る金狼」と本作はいったい何度読み返した?という位繰り返し読んだ記憶がある。お陰で今に至るも細部に至るまで全部思い出せるほどだし、大学時代にバイクに乗っていたのも、幾分かは本作が影響を与えていたと思う。その映画化というのには、全然食指が動かなかった(それ以前に私が原作読む前に映画は終わってた)。それから随分時間が経ち、ようやく観ることができたのだが… 原作は文庫で4冊分もあり、相当な長さに及ぶ。主人公は日本でアメリカ人の家庭で働くボーイから身を起こし、持ち前のルックスと度胸と腕っ節、そして天才的なドライビングテクニックで世界的ライダーとして成功することが描かれており、成り上がりものの傑作の一つだと思っている。それを一本の映画にするのは最初から無理な話とは思っていたが、ある意味本当にすごい映画化だった。 共通するのは主人公の名前と、バイクレーサーであると言うだけ。後はいくつかのコネタに共通性があるだけ。その代わりにレース風景と、主人公の周囲の人間の主人公に対する関わり方を入れただけだった。主人公がなにを考えてるのか、そもそも本当にこいつ主人公なのか?という存在であり、今ひとつ何を考えてるのか分からない完璧超人の主人公に振り回されるだけの周囲が描かれるだけだった。 良く言っても草刈正雄のプロモーションビデオ。あるいは派手なレース風景だけを描いた作品としか言いようがない。一本の映画として全く成立してない。大体からして物語がない。そもそもレース途中でスポンサー探しって時点で設定そのものが破綻してるとしか思えないのだが?歌手がお色直しのためにステージ中に貸衣装屋に駆け込んでるようなものじゃないか。80年代の”オシャレな映画”ってこんなもんだったか? ローズ・マリーバトラーの歌をバックに展開するレース風景はたしかに派手で見応えがあるが、これもオートレースに興味がないと単に冗長なだけ。対象がニッチすぎる。 ナイスなガイがホットなマシンにまたがり、クールに決める(あー恥ずかしい)…といった80年代のバブリーな雰囲気はよく伝わってくるので、人によっては一見の価値はある…か? |