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溝口健二

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溝口 健二
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 子役時代は加藤雅彦、沢村マサヒコ名義もあり。日本映画を代表する監督のひとり。ワンシーン・ワンショットや移動撮影を用いた映像表現と完全主義的な演出で、社会や男性の犠牲となる女性の姿をリアルに描いたことで知られている。小津安二郎や黒澤明とともに国際的にも高い評価を受けており、1950年代にはヴェネツィア国際映画祭で作品が3年連続で受賞し、フランスのヌーヴェルヴァーグの監督などにも影響を与えた。
生涯を通して、封建的な社会や男性の犠牲となる女性を描き続けた。
溝口の最も特徴的な撮影手法は、ショットを割らずにカメラを長回しすることで、現実の時間をそのまま捉えるワンシーン・ワンショットの撮影と、クローズアップを極力排してロングショット(遠景ショット)やフルショット(全身ショット)を多用したことである。溝口がこの手法を採用したのは、ショットを割ることで演技の流れが中断されるのを嫌い、またクローズアップやカットバックなどの技法を使うことで「ごまかし」が利き、完全な演技を求めることができなくなると考えたためである。
Wikipediaより引用
経歴
1898'5'16 東京市本郷区湯島新花町11番地(現在の東京都文京区湯島2丁目辺り)に、父・善太郎と母・まさの長男として誕生
1907 近所に開校した石浜小学校へ転入する。同級生には後年に仕事を共にする川口松太郎がいた。
1913 浅草の浴衣の図案屋に弟子入り
1916 黒田清輝の主宰する赤坂の葵橋洋画研究所に入り、1年間にわたり洋画の基礎を学ぶ
1917 名古屋の陶器会社の図案部に入社するが、すぐに辞めて東京に戻る
1918 神戸又新日報社に入社し、図案や短歌部門などを担当する
1919 新聞社を退社し、自宅に戻る
1920 日活向島撮影所の俳優の富岡正と親しくなり、向島撮影所に入る。俳優志望だったが、演出助手に回される
1922 田中栄三監督の『京屋襟店』で助監督
1923 『愛に甦る日』で監督デビュー
1923'9'1 関東大震災が発生し、それにより溝口の自宅は焼失し、父や甥とともに向島撮影所に避難した
震災の被害を撮影した『廃墟の中』を監督する
1923'11 向島撮影所が閉鎖され、京都撮影所に入る
1925'5 痴話喧嘩が元で愛人から切りつけられてしまい、スキャンダルが新聞沙汰になる
1926 『紙人形春の囁き』と『狂恋の女師匠』はスランプを脱した作品として高く評価された
1927 ダンサーの嵯峨千恵子(本名は田島かね、通称千恵子)と結婚。後に精神病となる。
1930 ミナ・トーキー方式を使用して、部分的に歌やセリフを付けたパート・トーキー作品『藤原義江のふるさと』を撮影したが、雑音が多くて技術的には失敗した
1932 自身初のオール・トーキー作品『時の氏神』を撮影
日活を退社し、白井信太郎の誘いで新興キネマに移籍した
入江プロダクションの第一回作品『満蒙建国の黎明』の監督に抜擢されるが、編集途中で放棄してしまう
1934 新興キネマと契約が切れたことで退社し、永田雅一の要請で日活多摩川撮影所に入社するが、山田五十鈴主演の『愛憎峠』を撮った後に退社
1934'9 第一映画社の創立に参加
1936'3 日本映画監督協会の結成メンバーとなる
1936'10 新興キネマ大泉撮影所に入社
1937 日本映画監督協会初代会長の村田実が死去。2代目会長に就任
1939 松竹に招かれて松竹京都撮影所で残菊物語を監督
1940 新興キネマを退社し、松竹と契約を結ぶ
1940'11 内閣映画委員として、紀元二千六百年式典に参列
1941 プロパガンダ映画として『元禄忠臣蔵』前後篇を撮影する
1942 国策団体の大日本映画協会理事に就任する
1946 松竹に乞われ一旦入社し、組合の長に推されるが、すぐに退社。
1949'5 日本映画監督協会が任意団体として再建され、溝口は再びその会長に就任した
1950 日本映画監督協会は事業協同組合に改組され、それに伴い溝口の肩書きは会長から理事長に変更
松竹を退社しフリーとなる
1952 『近松物語』でブルーリボン監督賞受賞
1953 大映専属となる
雨月物語でサン・マルコ銀獅子賞、イタリア批評家賞受賞
1954'9 大映取締役に就任し、重役監督となった
1954'10 日本映画監督協会理事長を小津安二郎に交替
1954'11 映画監督として初めて紫綬褒章を受章
5+
4+ 山椒大夫
赤線地帯
雨月物語
近松物語
3+
歌麿をめぐる五人の女
噂の女
祇園囃子
祇園の姉妹
残菊物語
新・平家物語
瀧の白糸
雪夫人絵図
夜の女たち
浪華悲歌
2+
個人的感想
日本を代表する映画監督の一人。最初の頃は黒澤明とか小津安二郎などと較べると、やや地味な感じがしていたのだが、雨月物語を観て素晴らしいカメラワークに驚かされた。私が最も好きなのは山椒大夫だが、これは二回観て凄さを知った。
1998 5'16 死去
1997
1996
1995
1994
1993
1992
1991
1990
1989
1988
1987
1986
1985
1984
1983
1982
1981
1980
1979
1978
1977
1976
1975
1974
1973
1972
1971
1970
1969
1968
1967
1966
1965
1964
1963
1962 ある大阪の女 原作
1961
1960
1959
1958
1957 大阪物語 原作
1956 赤線地帯 監督
祇園の姉妹 原作
1955 新・平家物語 監督
楊貴妃 監督
1954 山椒大夫 監督
噂の女 監督
近松物語 監督
1953 祇園囃子 監督
雨月物語 監督
1952 西鶴一代女 監督・構成
1951 武蔵野夫人 監督
お遊さま 監督
1950 雪夫人絵図 監督
1949 わが恋は燃えぬ 監督
1948 夜の女たち 監督
1947 女優須磨子の恋 監督
1946 歌麿をめぐる五人の女 監督
女性の勝利 監督
1945 必勝歌 監督
名刀美女丸 監督
1944 宮本武蔵 監督
団十郎三代 監督
1943
1942 元禄忠臣蔵 後篇 監督
1941 元禄忠臣蔵 前篇 監督
芸道一代男 演出
1940 浪花女 監督・原作
晴小袖 構成
1939 残菊物語 監督
1938 あゝ故郷 監督
露営の歌 監督
1937 愛怨峡 監督・脚色
1936 祇園の姉妹 監督・原作
浪華悲歌 監督・原作
1935 虞美人草 監督
マリヤのお雪 監督
折鶴お千 監督
1934
1933 瀧の白糸 監督
1932
1931
1930 藤原義江のふるさと 監督
1929
1928
1927
1926 紙人形春の囁き 監督・編集
1925 ふるさとの歌 監督
1924
1923
1922
1921
1920
1919
1918
1917
1916
1915
1914
1913
1912
1911
1910
1909
1908
1907
1906
1905
1904
1903
1902
1901
1898 5'16 

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レビュー
赤線地帯
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成沢昌茂(脚)
京マチ子
若尾文子
木暮実千代
三益愛子
町田博子
川上康子
進藤英太郎
沢村貞子
浦辺粂子
入江洋吉
小川虎之助
菅原謙二
多々良純
宮島健一
見明凡太郎
加東大介
★★★★
物語 人物 演出 設定 思い入れ
 売春防止法の成立する直前に社会批判をこめて描く。監督の遺作となる。
 大映の興隆の最後となる。
 増村保造が助監督で入っている。
 黛敏郎の前衛的音楽を巡って朝日新聞の津村秀夫との論争も話題となる。
製作年 1956
製作会社 大映
ジャンル 人生(貧困)
職業(風俗)
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原作
州アパラダイス <A> <楽>
芝木好子 (検索) <A> <楽>
歴史地域 江東区(東京)
関連
allcinema Walker ぴあ IMDb CinemaScape
wiki キネ旬 eiga.com wiki(E) みんシネ
新・平家物語
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永田雅一(製)
依田義賢
成沢昌茂
辻久一(脚)
市川雷蔵
久我美子
林成年
木暮実千代
大矢市次郎
進藤英太郎
菅井一郎
千田是也
柳永二郎
羅門光三郎
夏目俊二
河野秋武
石黒達也
中村玉緒
十朱久雄
沢村国太郎
香川良介
杉山昌三九
南條新太郎
荒木忍
東良之助
西田智
上田寛
小柳圭子
★★★
物語 人物 演出 設定 思い入れ
 1955年邦画興行成績4位
製作年 1955
製作会社 大映
ジャンル 伝記
時代劇(史実)
売り上げ
原作
新・平家物語 <A> <楽>
吉川英治 (検索) <A> <楽>
歴史地域 1153 平清盛、平氏頭領となる
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山椒大夫
1954ヴェネツィア国際映画祭サン・マルコ銀獅子賞(溝口健二)
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永田雅一(製)
八尋不二
依田義賢(脚)
田中絹代
花柳喜章
香川京子
進藤英太郎
河野秋武
菅井一郎
見明凡太郎
浪花千栄子
毛利菊江
三津田健
清水将夫
香川良介
橘公子
相馬幸子
小園蓉子
小柴幹治
荒木忍
加藤雅彦
榎並啓子
大美輝子
金剛麗子
南部彰三
伊達三郎
★★★★☆
物語 人物 演出 設定 思い入れ
 平安朝末期、平正氏は貴族の出でありながら農民の陳情を受け入れたという罪で筑紫へ左遷されてしまった。正氏の妻玉木(田中絹代)とその子厨子王と安寿の幼い兄妹と女中姥竹の四人は正氏の元へとはるばる旅をしていたのだが、そこで人買いの手に渡ってしまう。母は佐渡へと売られ、子供二人は丹後の大尽山椒大夫のもとに奴隷として売られた。それから10年。奴隷の生活を続けていた二人は、偶然母の消息を知る。安寿(香川京子)は厨子王(花柳喜章)に逃亡を勧め、自らは追っ手の目を眩ますために後に残る。
 森鴎外による同名小説の映画化。この年1954年は邦画の一番輝いていた時でもあった(空前の大ヒットを記録中の『君の名は 第三部』を始めとして、黒澤明の『七人の侍』、成瀬巳喜男の『山の音』、木下恵介の『二十四の瞳』、稲垣浩の『宮本武蔵』。そして本多猪四郎の『ゴジラ』と、大作文芸合わせ、日本映画史に残る作品ばかりだ)。そんなこともあってか、本作を製作した大映は本作に並々ならぬ力を注いだ。海外にも名の売れた溝口健二を監督に、撮影宮川一夫、音楽早坂文雄と取りそろえ、力の入った作品を投入した。ここまでやられたら敬服としか言いようが無く、確かな傑作を作り上げてくれた。
 本作の原作は森鴎外だが、そもそもこれは説経節の「さんせう太夫」を翻案したもので、小説にするにあたり、元々あった政治性と残酷性を排除し、こどもにも読めるように。というソフトタッチの作品に仕上げられていた。その映画化にあたり本作は、逆に本来持つ政治性を、この時代のものに変えて付加しているのも特徴だろう。安寿と厨子王の父正氏の正義感を強く打ち出してみたり、最後の厨子王による奴隷解放を強調してみたりと、更に最後に厨子王が全てを捨てた時に初めて母と再会出来ると言った具合にかなり社会派的な要素を中に入れている。あと、オリジナルでは姉と弟だが、兄と妹に変えてるのもあり(花柳喜章が香川京子より7歳も年長だったから。という単純な理由とも言われる)。
 その部分が鼻につくかどうかと言うところで多少評価は分かれるだろうけど、しかし本作の美術に関しては文句の付けようが無し。宮川一夫による映像美は、早坂文雄の音響の上手さと相まって、キャラが何も言わなくともその心情まで表しているかのよう(前半の母と引き離されるシーンや、ラストの母との再会のシークェンスは、一種の教科書的な描写とされ、日本内外を問わず、多くの映画で参考にされている)。凄まじい演出力を見せつけてくれた。
 ただ、だからといって文句がないという訳ではない。やっぱり主人公厨子王役の花柳喜章が今ひとつはまって見えなかったのが一番の問題。厨子王があまり主体性を持たないように仕上がっているのだが、花柳の演技がオーバーアクション気味で、そこがちょっと興が削がれる。中盤の頃にオーバーアクションを見せておいて、後半に連れて徐々に落ち着かせていくのは演出なのかも知れないけど、そこに至るまでがちょっと引く。

 しかし、こういう「名作」と呼ばれる作品はやはり複数回観てみるものだ。最初に本作を観た時は、チャンバラシーンもなく、盛り上がりにも欠けるなあ。とだけしか印象が無かったのだが、改めて観てみると、凄い作品に見えてくる。次観る時は是非劇場で観てみたいものだ。
製作年 1954
製作会社 大映
ジャンル 家族崩壊
犯罪(復讐)
売り上げ
原作
山椒大夫 <A> <楽>
森鴎外 (検索) <A> <楽>
歴史地域 筑紫
関連 安寿と厨子王丸(1961)
噂の女
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依田義賢
成沢昌茂(脚)
田中絹代
大谷友右衛門
久我美子
進藤英太郎
浪花千栄子
峰幸子
阿井三千子
橘公子
小柳圭子
若杉曜子
長谷川照容
大美輝子
前田和子
田中春男
見明凡太郎
十朱久雄
伊達三郎
上田寛
石原須磨男
河田好太郎
小松みどり
小林加奈枝
★★★
物語 人物 演出 設定 思い入れ
製作年 1954
製作会社 大映
ジャンル 女の一生(人生)
売り上げ
原作
歴史地域 祇園(京都)
関連
近松物語
1954ブルーリボン監督賞(溝口健二)
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永田雅一(製)
依田義賢(脚)
長谷川一夫
香川京子
南田洋子
進藤英太郎
小沢栄
菅井一郎
田中春男
石黒達也
十朱久雄
荒木忍
東良之助
橘公子
浪花千栄子
葛木香一
水野浩
天野一郎
原聖四郎
伊達三郎
石原須磨男
芝田総二
篠原隆
三上哲
横山文彦
藤川準
玉置一恵
堀北幸夫
岩田正
三浦志郎
金剛麗子
仲上小夜子
小柳圭子
種井信子
小林加奈枝
小松みどり
★★★★
物語 人物 演出 設定 思い入れ
製作年 1954
製作会社 大映
ジャンル 恋愛(不倫)
時代劇(恋愛)
売り上げ
原作
近松心中物語 <A> <楽>
近松門左衛門 (検索) <A> <楽>
歴史地域 祇園(京都)
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祇園囃子
1953ブルーリボン助演女優賞(浪花千栄子)
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依田義賢(脚)
木暮実千代
若尾文子
河津清三郎
進藤英太郎
菅井一郎
田中春男
小柴幹治
浪花千栄子
石原須磨男
志賀廼家弁慶
伊達三郎
毛利菊枝
柳恵美子
小松みどり
小林加奈枝
大美輝子
橘公子
小柳圭子
前田和子
種井信子
三田登喜子
上田徳子
不二輝子
久松京子
岩田正
牧龍介
★★★
物語 人物 演出 設定 思い入れ
 祇園に生まれ育った対照的な姉妹の生き方を描くが、結果としてどちらも男に捨てられてしまうと言う、女の現実を描く。溝口健二の代表作の一本。
 トーキー期リアリズムの代表作。
 独立プロである第一映画で撮影
 ラストは痛切な芸妓批判になっている。
製作年 1953
製作会社 大映
ジャンル 女の一生(人生)
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原作
川口松太郎 (検索) <A> <楽>
歴史地域 京都市(京都)
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雨月物語
1953ヴェネツィア国際映画祭サン・マルコ銀獅子賞(溝口健二)、イタリア批評家賞(溝口健二)
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川口松太郎
依田義賢(脚)
京マチ子
水戸光子
田中絹代
森雅之
小沢栄太郎
青山杉作
羅門光三郎
香川良介
上田吉二郎
毛利菊枝
南部彰三
光岡龍三郎
天野一郎
尾上栄五郎
伊達三郎
沢村市三郎
村田宏二
横山文彦
玉置一恵
藤川準
福井隆次
菊野昌代士
大美輝子
小柳圭子
★★★★
物語 人物 演出 設定 思い入れ
 羽柴と柴田による戦乱の続く天正11年。一攫千金を求め、故郷に妻宮木(田中絹代)を残して旅立った陶工の源十郎(森雅之)はある屋敷に招かれ、そこで若狭(京マチ子)の饗宴を受けることに。情熱的な若狭の魅力に溺れ、故郷を忘れる源十郎だったが…
 上田秋成による「雨月物語」「蛇性の婬」「浅茅が宿」の二つの物語をベースに川口松太郎が描き出した小説の映画化作(そもそもの物語自体が中国由来らしいが)。それまで国内のみで有名だった溝口監督が本作で世界的に認められるようになった。
 一種の怪談物語だが、本作は決してそれが単純には終わらせない。男の身勝手さとそれに耐えられなかった女性。そして情念のあまり死霊と化してしまった女性…
 本作が単なる怪談話に終わらないのは、結局男と女の情念そのものを描いたという事実そのもので、だから直接的ではないが、本作は大変エロチックな作品と仕上げられている。
 そのエロチックさはまるで幻のように展開していくストーリーとそれを追うカメラ。そして鬼気迫る演技を魅せるキャラクタ達。それらが見事に繋がり合うことで、エロチックさを直接ではなく、心の奥へと刻みつけてくれる。場面場面がまるでそのまま芸術品のようなもので、そこでまるで息づいているかのような人間達の姿を見せるため、気を抜く暇がない。撮影の宮川一夫、音楽の早坂文雄が見事なはまり具合を見せている。
 愛情というものが介在すると、人の営みは悲劇であると共に喜劇になるものだ。それをヒロイック性で押し隠すのが映画の方法であるとすれば、本作は映画であり続けつつ、映画としての手法を捨て、新しい邦画の方向性を示すと共に、この情念の世界観を西洋的文化の中に放り込んでしまった。一種これも又邦画の誇る代表作の一編である。
製作年 1953
製作会社 大映
ジャンル ファンタジー(日本)
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原作
雨月物語 <A> <楽>
上田秋成 (検索) <A> <楽>
歴史地域 1582 本能寺の変
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雪夫人絵図
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滝村和男(製)
依田義賢(脚)
山村聡
浦辺粂子
加藤春哉
夏川静江
久我美子
小森敏
上原謙
石川冷
田中春男
浜田百合子
柳永二郎
木暮実千代
水城四郎
★★★
物語 人物 演出 設定 思い入れ

 助監督に小森白
製作年 1950
製作会社 新東宝
滝村プロ
ジャンル 家族崩壊(家族)
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原作
雪夫人絵図 <A> <楽>
舟橋聖一 (検索) <A> <楽>
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夜の女たち
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依田義賢(脚)
田中絹代
高杉早苗
角田富江
永田光男
村田宏寿
浦辺粂子
大林梅子
毛利菊江
青山宏
槇芙佐子
玉島愛造
田中謙三
加藤貫一
加藤秀夫
岡田和子
西川寿美
林喜美子
滝川美津枝
忍美代子
★★★
物語 人物 演出 設定 思い入れ
 戦中戦後とスランプにあった監督の復帰作となる。社会に対する抗議のメッセージが受け取れる

製作年 1948
製作会社 松竹
ジャンル 女の一生(人生)
職業(風俗)
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原作
久板栄二郎 (検索) <A> <楽>
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歌麿をめぐる五人の女
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依田義賢(脚)
坂東簑助
田中絹代
坂東好太郎
川崎弘子
飯塚敏子
草島競子
高松錦之助
大原英子
中村正太郎
富本民平
堀正夫
葉山純之輔
南光明
尾上多見太郎
玉島愛造
加藤貫一
山口勝久
松浦築枝
白妙公子
河上君枝
鏡淳子
滝川美津枝
人川愛子
★★★
物語 人物 演出 設定 思い入れ
製作年 1946
製作会社 松竹
ジャンル 伝記
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歌麿をめぐる女達 <A> <楽>
邦枝完二 (検索) <A> <楽>
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残菊物語
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依田義賢(脚)
花柳章太郎
森赫子
河原崎権十郎
梅村蓉子
高田浩吉
嵐徳三郎
川浪良太郎
高松錦之助
葉山純之輔
尾上多見太郎
花柳喜章
志賀廼家弁慶
結城一朗
南光明
天野刃一
井上晴夫
石原須磨男
広田昴
柳戸はる子
松下誠
富本民平
島章
★★★
物語 人物 演出 設定 思い入れ
 歌舞伎界の名家に育った尾上菊之助(花柳章太郎)は、周囲からのおだてにすっかりのってしまい、自らの芸の未熟さに気づかずにいた。そんな彼に子守女のお徳(森赫子)は彼の芸の巷での評判を伝え、修業に励むよう忠告するのだった。これまで褒められるばかりだった菊之助はその言葉に反発するが、やがてそれが本当であることを身に染み、芸の道を突き進むことを決心するのだった。そしてお徳に好意を抱いていくのだが、それを知った彼の両親はお徳に暇を出してしまう。それを怒った菊之助はお徳を連れて家を出、大阪へと向かうのだが…
 溝口監督による芸道三部作の第1作。
 本作は国策映画に反対する溝口監督の意地とされているが、実際は国策映画として作った戦争映画『露営の歌』が失敗してしまったため、やはり自分の作りたくないものを作っても駄目だ。と見切りを付けたためだと言われる。
 戦後の溝口作品に見られる男と女の関係がここにも良く見られるが、そう言う意味では厳しい映画環境の中、自分の出来る範囲で作り上げようとしていることがよく分かる。「芸道三部作」と言うだけあって、ここではその情けなさが芸の肥やしとなり、やがて一本立ちしていくことになるので、一種の成功物語として捉える事も出来るのだが、それに至る過程がやっぱり痛々しい
 溝口映画の特徴として、特に女にだらしなく、碌々稼ぎもない男と、それに尽くす女性という構図があるが、まさにそれは本作で確立されたと見られるだろう。軍国主義の時勢下、よくこんな男女関係を描いて検閲に触れなかったものだと感心する。あまりにも戦いから離れているから逆にOKだったのかな?
 ただ、私の方の問題だが、溝口監督作品のこういう男女の描き方は身近にいすぎるために、どうにも身につまされてしまって、はまりきれないのが残念。
製作年 1939
製作会社 松竹
ジャンル 職業(芸人)
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原作
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依田義賢(脚)
山田五十鈴
梅村蓉子
久野和子
大倉文男
深見泰三
いわま桜子
林家染之助
葵令子
滝沢静子
橘光造
三桝源女
★★★
物語 人物 演出 設定 思い入れ
 助監督に森一生
製作年 1936
製作会社 第一映画社
ジャンル 人生(女の一生)
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依田義賢(脚)
山田五十鈴
浅香新八郎
進藤英太郎
田村邦男
原健作
橘光造
志村喬
★★★
物語 人物 演出 設定 思い入れ
製作年 1936
製作会社 第一映画社
ジャンル 人生(女の一生)
犯罪(ピカレスク)
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原作
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瀧の白糸
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東坊城恭長
館岡謙之助
増田真二
清涼卓明(脚)
入江たか子
岡田時彦
村田宏寿
菅井一郎
見明凡太郎
浦辺粂子
大泉浩二
川瀬隆司
小坂信夫
沖悦二
大原譲
田中筆子
★★★
物語 人物 演出 設定 思い入れ
製作年 1933
製作会社 入江ぷろだくしょん
ジャンル 恋愛
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原作
泉鏡花 (検索) <A> <楽>
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著作・対談 評伝
2018
私の愛した日本映画 四人の名匠 <下巻> 小津安二郎 監督 溝口健二 監督(2018) <A> <楽>
奥井 元生