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仮面ライダーリバイス

仮面ライダーリバイス事典
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書籍

 

主な登場人物
五十嵐一輝
仮面ライダーリバイ
(役)前田拳太郎。
 五十嵐家長男。非常に明るい性格をしており、家業の銭湯を楽しく手伝っている。心の中に悪魔が生じているが、その悪魔バイスは極めて強力だった。二人は和解して二人で二体の仮面ライダーとなる。
バイス
仮面ライダーバイス
(声)木村昴。「ドラえもん」ジャイアンの声としてデビュー。新世代のトップ声優。特撮では戦隊ものの敵役の声を当てていた。
  五十嵐一輝の中にいた悪魔。一輝がリバイスドライバーで初めて変身した時に顕現し、仮面ライダーバイスとなった。性格は凶悪ながら大変陽気。自分自身はほぼ不死身だが、一輝と命を共有してることはよく分かっており、ひたすら一輝を守り続ける側面もある。
五十嵐大二
カゲロウ
仮面ライダーライブ
(役)日向亘。
 五十嵐家次男でウルトラマンライブに変身する。晴れてフェニックスの入社が決まった一家の稼ぎ頭だったが、その心の中には兄一輝に対するコンプレックスがあり、それがカゲロウという悪魔を作り出してしまった。
五十嵐さくら
仮面ライダージャンヌ
(役)井本彩花。
 五十嵐家長女。幼少時に無敵になりたいと願い、長年空手を習い、今や道場の師範。やがて自分の中の悪魔を解放して仮面ライダージャンヌに変身した。
門田ヒロミ
仮面ライダーデモンズ
(役)小松準弥。主に舞台を中心に活躍中。
 フェニックスの職員で、若林司令官の補佐官。仮面ライダーデモンズに変身するが、変身すると体に負荷がかかりすぎるため、命を削って変身している。若林に心酔していたため、若林が偽物と知った時に激しく動揺していた。デモンズに見限られてしまって去られ、本人はフェニックスの記憶を失ってしまう。
話数 タイトル コメント DVD
第1話 家族!契約!悪魔ささやく!

  脚本:木下半太
  監督:柴ア貴行
  アクション監督:渡辺 淳
  特撮監督:佛田 洋
 50年前。中南米の遺跡から悪魔との契約を可能にする不思議なスタンプが発見された。そのスタンプのいくつかを手に入れた悪魔崇拝組織デッドマンズはギフという悪魔を呼び出すために大々的なサバトを開き、ギフにふさわしい生け贄を探していた。その頃下町の銭湯「しあわせ湯」では、長男の五十嵐一輝が元気に働いていた。最近になって不気味な心の声に悩まされていたが、ついにその心の声の持ち主の姿が見えるようになってしまう。そんな折、一輝の弟大二が対悪魔組織のフェニックスに入隊することとなり、入隊式に出席する一輝。だがその会場に悪魔の群れが攻めてくる。

 敵はレックス・デッドマンマンモス・デッドマン
 仮面ライダー誕生50周年にして新ライダー23番目の仮面ライダー。主人公はひたすらお人好しで人の役に立つことが大好きという超ポジティブ人物。こんなポジティブなヒーローは本当に久しぶりだ。
 この世界では誰でも人間は心の中に悪魔が住んでいて、それは意識されないのだが、スタンプを使って悪魔を呼び出せるようになってから、そのことが発覚。主人公の一輝の心には特に強い悪魔が住んでいたが、本人のポジティブ思考でこれまで完全に押さえ込まれていたという。それこそが
 元々仮面ライダーの適合者として選ばれたのは主人公一輝の弟の大二だったのだが、大二は契約が出来ず、スタンプを使って契約をしたのは一輝の方。それによって一輝は仮面ライダーリバイへと変身。ついでに悪魔の方も仮面ライダーバイスへと変身する。前代未聞の、一つの命で二人の仮面ライダーが誕生した。
 話も設定が重いくせに話自体は明るく、不思議なバランスを持った作品となる。色々ミスマッチながら、大変面白い設定の話になってる。
 いろんな作品のパクリが多いのも特徴か。冒頭の中南米でのシーンはほぼ『レイダース 失われた聖櫃』で、次の日本のサバトシーンは「デビルマン」。そして最初から組織壊滅シーンは「鳥人戦隊ジェットマン」若しくは「ブルースワット」か、さもなくば「仮面ライダー剣」か…

 キャラはとても立っていて良い。特にフェニックスの科学者ジョージがまんまマッドサイエンティストですげえ好み。
<リバイの手慣れた戦い方を見たバイスが一言。「何?その呼吸」…おまえメディアに毒されすぎだ。
 バイスが視聴者に対して喋ってるシーンがあった。なんと第四の壁を破る能力まで持ってるようだ。デッドプールかよ。>
VOL.1
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仮面ライダーリバイ 画像 <A> <楽>
第2話 悪魔はあくまで悪いやつ!?

  脚本:木下半太
  監督:柴ア貴行
  アクション監督:渡辺 淳
  特撮監督:佛田 洋
 フェニックス長官の若林は五十嵐大二を呼び出し、兄の一輝をフェニックスに入隊させるよう説得を頼まれる。だが実家の銭湯に夢中の一輝は全く聞く耳を持たなかった。一方、ストレスのたまった人間から生まれたカマキリ・デッドマンが現れる。仮面ライダーに変身して戦う一輝だが、相棒のバイスが大二を襲おうとするのを目撃してしまう。

 敵はカマキリ・デッドマン。荒木というゴルファーのキャディである井端が契約して誕生した。そしてメガロドン・デッドマン。悪魔の解放を覚えた荒木が契約して誕生した。
 前回共に戦ったバイスが実はとんでもなく凶悪な悪魔であることが分かった。機会を見つけると人を食おうとしたり、悪魔となることを薦めたりするバイス。二人は完全に凸凹コンビであることが発覚する。設定的にはモロに「うしおととら」だが。
 それでなんとかバイスに言うことを聞かせようとするのだが、その方法というのが、バイスと一心同体である自分自身を危機に陥れて脅迫するというものだった。割とあっさり一輝の言うことを聞くようになったが、これがいつまで続くやら。
 バイスは人には見えないため、一輝がバイスと会話すると、他の人に大変迷惑をかけてしまう。この辺は「夏目友人帳」っぽいかな?
 リバイとバイスが合体して恐竜型のリバイスレックスに変形できるようになった。同じニチアサの「機界戦隊ゼンカイジャー」とかぶる設定だ。
 仮面ライダーリバイとバイスは新たにスタンプを使って形態を変えることが出来る。イーグルゲノムとなった二人は左右で色違いになってる。どうやらモティーフは「仮面ライダーW」らしい。
 話自体は大変面白いが、前後編でやるべき話だろう。一話でやると忙しすぎる。
<一介の銭湯の親父が妙に事情通で、デッドマンが現れるとすぐに教えてくれる。かなり無理のある設定だ。
 リバイスレックスはリバイが上半身でバイスが下半身を担当する。結果として、バイスの顔はリバイの尻の谷間に密着することになる。しかも言わなきゃ分からないのにしっかりそれを言う辺りなんというか…>
第3話 人質トラブル、どうする兄弟!?

  脚本:木下半太
  監督:杉原輝昭
  アクション監督:渡辺 淳
  特撮監督:佛田 洋
 友人と買い物中のさくらがデッドマンズと遭遇した。連絡を受けて駆けつける一輝だが、現れた男にさくらの友人綾夏を人質に取られてしまう。綾夏の代わりになるというさくらも共に連れて行かれてしまう。

 敵はコング・デッドマン。怪力のデッドマン。それと敵幹部のフリオが怪人体となった。
 今回は前後編の前編。コング・デッドマンを生み出した人間は誘拐犯の吉田かと思われていたが、全然別な人物だったというオチ。
 家族の問題が表面化した。基本的に一輝は表裏なしに家族みんなを愛してるキャラだが、弟の大二は一輝に対してコンプレックスがあり、一輝に頼り切ることを躊躇するが、肝心なところで行動できず、一輝に頼ってしまう。それが余計にコンプレックスを育ててしまうという悪循環を生み出してしまう。
 しあわせ湯が立ち退きを迫られているが、父の元太は喜んで売ろうとしているが、他の家族がみんなで止めているシーンがあった。明るい家庭にも複雑な事情がある。
 さくらの友人として登場してきた綾夏という女性を見た時の一輝は微妙な表情をしている。彼女と何か関係があるのだろうか?その綾夏も家のことで色々あるようで、それが後編につながるのだろう。
 今回デッドマンを生み出した吉田は富の偏在に怒り、本気で何か行動することで金持ちを啓蒙するみたいなことを言っていた。過激派の言いそうな台詞だな。どんなに言いつくろっても犯罪は犯罪だ。一方では、その言葉は事実なのも確かなので、日本がこういう人間を生み出す国になりつつあるということに戦慄を覚えざるを得ない。
 イーグルスタンプを使って合体するリバイス。この形態だと空を飛べる。そしてマンモススタンプを使うと、象のような姿となって突進する。
 マンモススタンプを使って変身したマンモスゲノム形態の仮面ライダーバイスの姿はモモタロスのもの。一方リバイの姿はNEW電王っぽい。今度は劇場版を含めた「仮面ライダー電王」か。
<考えてみると、1話でお母さんが襲われ、3話でさくらが襲われている。三話中二話も特別に襲われる五十嵐家って、不幸体質なのでは?
 ジョージ狩崎は人を苛つかせる天才のようで、仮面ライダーに変身できない大二のことを、荷物運び以外の価値を見いだしてない。凄い性格だな。
 フリオに殴られてふっとんだ大二だが、頬を張られて数メートルも吹っ飛んでることから見ると、ものすごい力らしい。普通だったら首が胴体から離れてると思うんだが…>
第4話 足りない愛情!アブナイ悪魔誕生!

  脚本:木下半太
  監督:杉原輝昭
  アクション監督:渡辺 淳
  特撮監督:佛田 洋
 誘拐犯人を捕まえたものの、コング・スタンプは未回収で、それを生み出した人物も分からない。そんな状況に危機感を募らせる大二は一輝にフェニックスの入隊を勧めるが、一輝は家族を守るため銭湯を守り続けるという。

 敵はコング・デッドマンフェーズ2。コング・デッドマンが上級契約することで誕生したデッドマン。
 前後編の後編で、前回人質となった綾夏の家の複雑な家庭事情に踏み込む。実は桶谷家の妹美春がアイドルグループの一員で、母の妙子は美香に付きっきりのため、綾夏は愛情に飢えており、実はコング・デッドマンを生み出した人間こそ綾夏だった。犯人は意外だったが、前回綾夏が一輝を熱っぽく見つめていたのは、愛情ではなくて幸せな家族に対する妬みだったことが分かった。
 一方、世界を救う力を持つのにそれをやろうとしない一輝に対して激しい嫉妬を燃やす大二という構図もあって、五十嵐家にも色々複雑。母の幸実にも諭されているが、一輝は他の人に優しいが、それは相手のことを考えておらず、そうすることが楽しいからという、ある種のサイコパスキャラであることが窺える。おそらく生まれつき自分の好きなことだけしかしようとしなかった一輝をここまで育てたのは幸実の教育あってのこと。
 自分が生み出したデッドマンと契約を結ぶことで、デッドマンと一体化することが出来ることが分かった。デッドマンにも顔が出来、動きも大変素早くなる。この姿になると人間には戻れなくなるらしいが、ライダーキックで分離できる。
 リバイはプテラゲノムへと変形。ベースは555らしい。この形態になるとバイスはホバークラフトのような乗り物になる。形は違うがジェットスライガーかな?
 ラストシーンでついに一輝はフェニックスと契約して仮面ライダーとして活動することとなったが、ラストに不穏な空気が流れている。
 この作品、主人公の底抜けの明るさに救われてるが、内容そのものはとても重い。それで面白いのだから見事なバランス感覚だが、このバランスを最後まで取り続けることが出来るのか心配になってきた。
<母にお節介を諭された一輝だが、やってることはやっぱりお節介だった。本当に成長してるのかこいつ?
 しあわせ湯の地上げを阻止するという大二。頼もしいが、それってフェニックスの力で押しつぶすと言うことだよな。>
第5話 世直しライダー!裏切り者は誰だ!?

  脚本:木下半太
  監督:上堀内佳寿也
  アクション監督:渡辺 淳
  特撮監督:佛田 洋
 五十嵐家の父元太が動画サイトに開設したお悩み相談チャンネルを見て、本田という高齢者がやってくる。孫のボンが“お仕置き”と称して生配信を行っているのをなんとかしてほしいと言われる。一輝が調べてみると、なんとそこにはデッドマンを出しているボンの姿だった。

 敵はライオン・デッドマン。ボンという動画配信者がスタンプを使って生み出したデッドマンで、自分勝手な「世直し」のために使おうとする。そしてオルテカの変身したダイオウイカ・デッドマンとフリオの変身したウルフ・デッドマン
 メインの話はやり過ぎ系動画配信者という今時の話。そちらはあっけなく解決するが、デッドマンズの幹部二人が変身して襲いかかってくる。
 そして第三極の敵が登場。もう一人の仮面ライダーだが、デッドマンズでもフェニックスの側でもなく、スタンプを勝手に配っている。ただしそのスタンプはフェニックスに保管されているもののため、フェニックスの職員であることは分かっている。リバイスをあっけなく倒していることから、かなりの実力者。
 ライオンスタンプを使っての変身は「仮面ライダークウガ」のもの。変身時に「見てて下さい。俺の雄叫び」と言っていた。一気に気分は最終回だ。リバイとバイスで合体するとライオンの姿になる。
 今回の事件を見たさくらは「そもそも正義って何?」と疑問を呈しているが、これを考えることはとても重要なこと。軽々しく扱えない部分だが、これの答えが作品の中で出たら、最高の作品になるだろう。
 前回で和解したと思われた一輝と大二だが、大二はまだわだかまりを持っていて、いちいち一輝の言葉につっかかっている。コンプレックスが大きくなりすぎじゃないか?
 今回登場した本田茂夫という高齢者は林家木久扇だった。驚きだが、この人にしかできないようなとぼけた役を好演してる。
<ライオンスタンプの二体変形は四つん這いになったバイスの両足をリバイが抱え込んでのしかかるというもの…深くは言うまい。>
VOL.2
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第6話 エビルの正体!衝撃のショータイム!?

  脚本:木下半太
  監督:上堀内佳寿也
  アクション監督:渡辺 淳
  特撮監督:佛田 洋
 突然現れた新しい仮面ライダーはリバイを徹底的に痛めつけて去っていった。変身を解いたその仮面ライダーから現れたのは、なんと一気の弟大二の姿だった。実は事前に狩崎から悪魔のドライバーという曰く付きのベルトを渡されていたのだ。そんな時、ゆかりという女性から、工藤という弁護士を調べてほしいという仕事の依頼が舞い込む。

 敵はカンガルー・デッドマン。工藤という弁護士に憑いた悪魔で、パンチを得意とするデッドマン。
 メインの話は一話完結の裁判の話。一話でやるには情報が多すぎる話だったので、裁判はあまりにいい加減なものになってしまった。特撮でリアリティ求めないので、これでも良いけど。
 今回の話はまるで一輝が刑事のような行動をしてるが、演出がまさしく「古畑任三郎」。音楽もそれっぽく、バイスのしゃべり方がモロだった。いいのかよ。
 あとバイスが一輝のスマホに憑依することによって他の人ともコミュニケーションを取れるようになった。
 そして新しい仮面ライダーの正体もはっきりした。その名は仮面ライダーエビル。大二の中にいた悪魔が実体化したカゲロウによるものだった。大二が一輝に対して持っているコンプレックスが悪魔化したものらしい。
 今回のリバイスの変身はメガロドンスタンプで。モティーフは「仮面ライダーディケイド」らしい。同じピンク(マゼンダ)なので、バイスの方がはまっている。
第7話 窃盗!?スケボー!?俺はカゲロウ!

  脚本:木下半太
  監督:諸田 敏
  アクション監督:渡辺 淳
  特撮監督:佛田 洋
 チーター・デッドマンフェーズ2と共に盗みを働く四人組の窃盗団が出現した。そのスピードに対抗するためフェニックスは一輝に新たに開発したジャッカルスタンプを渡そうとするが、スマホ越しに挑発するバイスと狩崎が喧嘩してしまい、結局スタンプは渡されないまま一輝は現場に向かう。

 敵はチーター・デッドマンフェース2。高校を停学になった息子を助けようとして契約した。最初からフェーズ2状態だったため、中身は人間。
 弟の大二との確執が抜けないまま、フェニックス職員として働く一輝。実は大二は悪魔カゲロウに操られて二重人格になってしまったようだ。一輝とバイスの関係とは違う関係のようだ。
 今回の窃盗団はパルクールを題材にしているようで、町中を跳んだりはねたり。窃盗よりむしろ安全に逃げることを楽しんでるようだ。ただ、その辺のストーリーがこなれておらず、この話も前後編にすれば良い感じの凝縮具合だった。
 今回のリバイスの変身はマンモス、プテラと次々に変身するが、チーター・デッドマンのスピードには敵わず、結局狩崎の作ったジャッカルを使わざるを得なくなった。ちなみにジャッカルのモティーフは「仮面ライダーエグゼイド」で、バイスの方は人間型ではなくスケボーに変形した。
 又新しい仮面ライダーが登場。フェニックスの隊長の門田ヒロミが変身した仮面ライダーデモンズ。フェニックスの仮面ライダーだが、蜘蛛をモティーフとした形状が不穏だ。
 学園長役がお笑いの芋洗坂係長だった。実は昔から結構特撮には登場してる。あと、医者の前園孝治役として「ウルトラマンZ」イナバコジロー役の橋爪淳。
<仮面ライダーエビルがコウモリベースで仮面ライダーデモンズが蜘蛛ベース。「仮面ライダー」の最初の敵二体がベースなので、ちゃんとリスペクトしているのが分かる。>
第8話 家族の休息、天国と地獄!?

  脚本:木下半太
  監督:諸田 敏
  アクション監督:渡辺 淳
  特撮監督:佛田 洋
 母の幸実が退院したことをお祝いするため、温泉旅行に来た五十嵐一家。豪華な温泉旅館を満喫する一家だが、そこには事前にデッドマンズが従業員として乗り込んでいた。更に危機を察知していたフェニックスの司令部も監視のために同じ旅館に宿泊する。

 敵は仮面ライダーエビル。そしてデッドマンズのダイオウイカ・デッドマンウルフ・デッドマン
 温泉回。一昔前のアニメだと一シーズンに一話くらい入っていたが、特撮ではなんか久々という感じ。昭和の頃はタイアップで旅館の名前とかでかでか出ていたが、今はそういうことはない。それにしても敵味方の本拠地全員が同じ旅館に泊まるとか、無茶な話が展開してる。
 話はかなりハードで、ついに一輝の明るさでも対抗できないほどの重さがやってきてしまった。その内こういう重い展開になるだろうとは思ってたけど、予想より随分早い。
 大二から生まれたカゲロウは大二の体を使って一輝を絶望にたたき落とそうとしており、半ばそれに成功した。エビルの正体が大二の心に巣くう悪魔であることが一輝達にも分かったが、大二と不可分であることも分かってしまったため、結局大二と戦うのと同じことが分かってしまった。更に大二の精神はもう死んだと宣言することで、一輝は動揺し、リバイスとしての力も使いこなせなくなってしまう。
 一方直接攻撃しようとするデッドマンズとカゲロウとは上手く歩調が合わない。結局仲違いして別々にリバイスを攻撃して大混乱に陥る。
 ついでにさくらが可愛い後輩だと思ってたフリオがデッドマンズの一員だと知られてしまった。正体明かすの早すぎるんじゃなかろうか?
 今回の変身ではコングバイスタンプを使ってコングゲノムとなった。このモティーフは「仮面ライダーフォーゼ」。二人が合体するとゴリラのような姿となる。そしてジャッカルバイスタンプを使ってエビルもパワーアップ。モティーフは仮面ライダーディエンドかな?
<エビルと戦っている内にいつの間にか夜になっていた。長く戦っていたということなんだろうが、旅館に帰ったら、家族は同じ場所で座っていた。どのくらいの長さ放心してたんだか。>
第9話 カゲロウ暴走!五十嵐兄弟…崩壊!?

  脚本:木下半太
  監督:坂本浩一
  アクション監督:渡辺 淳
  特撮監督:佛田 洋
 大二が悪魔に乗っ取られてしまったことにショックを受ける五十嵐一家。だがなんとか大二を取り戻す方法を考える一輝。しかしフェニックスからはエビル殲滅の命令が下っていた。

 敵はブラキオ・デッドマン。ブラキオサウルスの遺伝情報を持つデッドマンで、大二が持ってきたブラキオプロトバイスタンプで三人の詐欺師が変身させられた。それぞれ胸にチェーンソー、キャノン砲、ドリルを持つ。そして仮面ライダーエビル
 弟が仮面ライダーエビルとなってしまったことでショックを受ける一輝だが、なんとか大二を取り戻そうと努力する。その努力空しく、、大二の悪魔カゲロウを呼び出したのが一輝自身であることを突きつけられてしまう。
 大二が心に悪魔を生じさせたのは、いつも人気者の兄に対するコンプレックスを持ち続けていて、ようやくフェニックスに入って一輝のいない場所で活躍できると思ってたら、一輝があっさりと自分が変身できない仮面ライダーに変身してしまったことで一輝に悪魔化が進んだそうだ。
 大二は消えたと言い続けているカゲロウだが、実は大二は消えておらず、カゲロウの中で抵抗し続けている。何をしても消えないまま。
 今回の変身ではカマキリバイスタンプを使ってカマキリゲノムとなった。モティーフは「仮面ライダー鎧武」らしい。合体するとカマキリ型。バイスは逆立ちして脚をリバイの肩に載せている。
<相変わらずバイスは第四の壁を壊しまくってるが、ハッシュタグを使って宣伝してとSNSの話まで出してきた。本当にデップー化が激しい。
 大二を消したのは一輝のせいだと言うが、それって単なる逆恨み。
 仮面ライダーデモンズはモグラバイスタンプを使っているが、変形したのは右手だけ。モグラってことは、あるいは「仮面ライダーアマゾンズ」ベース?リバイスが使ったら分かるかな。>
VOL.3
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第10話 兄と弟、信じる心

  脚本:木下半太
  監督:坂本浩一
  アクション監督:渡辺 淳
  特撮監督:佛田 洋
 大二と同じ顔をしたカゲロウをどうしても倒す事が出来ない一輝。危うくフェニックスのヒロミに助けられたものの、そのヒロミから私情を捨てろと諭される。だがそれを聞いていた妹のひろみは、仮面ライダーこそが家族をバラバラにした張本人だと思い込んで出て行ってしまう。だがバイスは、エビルの中にいる大二は消えてはいないと言う。

 敵は仮面ライダーエビル。そしてブラキオ・デッドマン。三体が合体して完全体となった。
 大二を正気に戻すことにやっと成功する話。こじれた兄弟関係をどうするかと思ったら、全て自分中心に考えていたと一輝が大二の心を慮ることで和解する。これで大二は新たな仮面ライラーライブへと成長する。
 一方、一輝と大二の妹さくらはデッドマンズからのスカウトを受けていた。どうやら一難去って又一難らしい。
 こうしてようやくもう一人の仮面ライダーとして覚醒した大二だが、これら全ては狩崎の予測の範囲内だったとか。自分の研究のためならどれだけ他人が苦しんでも構わないと言う完璧なマッドサイエンティストっぷりで、本当に素晴らしいキャラだ。
 バイスは人の心の入り込んで、その本心を覗き見することが出来る能力まで発揮してた。フェニックスのヒロミが自分の心を押し殺して非情になろうとしていることも、大二の感情が生きていることもお見通し。バイスってデッドプールとベノムの造形だけでなく、サイロックの能力まで持ってるようだ。
 今回の変身はブラキオバイスタンプを使ってブラキオゲノムとなった。モティーフは「仮面ライダージオウ」らしい。分かりづらいが、体の中央にある蛇腹状の器官で判別出来た。
<風呂から突然立ち上がる一輝。その股間にはシャンプーのボトルが…ありがちな演出だが、これはほどほどにした方が良い。
 立ち直った一輝に向かって「五十嵐一輝ふっかーつ」とエールを送るバイス。えっと、これ「バキ」の烈海王だよね?
 ヒロミの変身した仮面ライダーデモンズに胸を小突かれて吐息漏らしてる仮面ライダーバイス。演出がやり過ぎだって。
 一輝は大二が正気を取り戻したことを知ってエビルを撃破したが、そのまま大二が死ぬ可能性を考えなかったんだろうか?>
第11話 無敵のさくら、何のための力

  脚本:木下半太
  監督:杉原輝昭
  アクション監督:渡辺 淳
  特撮監督:佛田 洋
 仮面ライダー三人体制となって一気に強化されたフェニックスだが、デッドマン関連の事件も多発しており、一輝も大二も忙しく働いていた。そんな時さくらの表情が暗くなっていることに気付いた一輝だが、さくら自身は一輝の助言を受け入れようとしなかった。そんな時、さくらの元に届けられた宅配便には謎のベルトとバイスタンプが入っていた。

 敵はプラナリア・デッドマン。灰谷という男と契約をした極端な再生能力を持つデッドマンでいくら戦っても一瞬で再生してダメージを受けない。ダメージが残っている内にたたみかけて攻撃して倒した。その後灰谷に心を支配された大森聖子という女性に憑依してフェーズ2となった。
 大二との確執が終わったと思ったら、今度は妹のさくらとの確執が始まる。重めのファミリードラマが続くらしい。さくらは誰よりも強くなろうと努力して空手家になったが、仮面ライダーになった二人の兄に力がないと邪魔者扱いされたことと、どうしようもない現実に直面した時に、力で物事を解決しようと考え始め、それをデッドマンズに利用されていく。デッドマンズからもらったベルトを使って変身しようとしたが、今回は失敗してしまった。
 事件としては、息子の病気の治療のために大金を必要とする母親がデッドマンになると言う話。これまでとは違い、人の心を操る灰谷という男によって灰谷と契約したデッドマンを第三者に憑依させてフェーズ2にさせている。
 すっかり良いコンビ(バイスに言わせるとコンビでなくトリオ)となった一輝と大二は良いコンビネーションで敵と戦っているが、。しかしいつもバイスが茶々を入れて連携が乱れる。ほんとにデッドプール的役割をしっかり果たしてる。
 今回の変身はメガロドンバイスタンプと、ブラキオバイスタンプで変身し、ブラキオバイスタンプでは合体攻撃も使っている。
<さくらは力さえあれば何事も解決できると思ってる節がある。こう言うのをジャイアニズムと言う。>
第12話 弱さは強さ!?無敵のジャンヌ!

  脚本:木下半太
  監督:杉原輝昭
  アクション監督:渡辺 淳
  特撮監督:佛田 洋
 デッドマンズからもらったベルトを使っても変身できず、一輝を傷つけてしまったことにショックを受けるさくらは

 敵はプラナリア・デッドマン。灰谷が見込んだ人間に擬似的なバイスタンプを持たせることでフェーズ2に変身させる。灰谷本人が倒されない限りいくらでも作り出される。
 さくらが変身する話の後編。自分より弱い兄二人が仮面ライダーとなったことで焦りを覚えていたところをアギレラの甘言に迷い、心の中にいる悪魔ラブコフの力が解放されてしまった。
 そしてさくらは自分に弱さがあることを認めてそれを受け入れることで仮面ライダージャンヌに変身できるようになった。一輝同様悪魔と分離するが、バイスとは違ってラブコフは変身しない。二頭身のマスコットキャラみたいな姿をしている。今回のストーリーでは同じ悪魔つながりでバイスがお守りをしていた。
 それで兄弟三人で戦うことになった。三人の連携も良かったが、大二のストーリーが長引いた割にさくらの変身は早かった…まだ終わってないのかな?
 劇中突然大二に向かってヒロミが自分の過去について告白するシーンあり。元々ひ弱でヒーローがいつか救いに来てくれることを夢見ていたが、ヒーローが来ないことを知ってしまったため、自分が強くなるしかないと悟ったという…こういう告白って、古いアニメだと死亡フラグなんだが大丈夫か?強制変身解除させられてたから、ひょっとして本当に?
<仮面ライダージャンヌのバイスタンプはコブラ。これまでが蜘蛛とコウモリと続いているので、間違いなく「仮面ライダー」の敵をトレースしてる(ただ、蜘蛛、コウモリは1,2話なんだが、コブラは9話。
 仮面ライダージャンヌに吹っ飛ばされた聖子を受け取った仮面ライダーバイスは「親方女の子が降ってきましたよ」と言っている。台詞はまあともかくとして、経産婦を「女の子」ってのは…>
第13話 フェニックス危機一髪!

  脚本:木下半太
  監督:上堀内佳寿也
  アクション監督:渡辺 淳
  特撮監督:佛田 洋
 さくらという新しい仮面ライダーを得、更にバイスタンプが10個揃ったことでリバイスドライバーのパワーアップにかかるため、狩崎にリバイスドライバーを取り上げてしまった。変身の負荷で肉体が限界に近いヒロミと共に強制的に休暇を取らされてしまう一輝。一方デッドマンズもギフの復活に向かって新しい作戦を開始しようとしていた。

 敵はデッドマンズの幹部であるダイオウイカ・デッドマンウルフ・デッドマンに加え、灰谷と謎のクジャク・デッドマンが加わっている。
 仮面ライダーが兄弟三人となり、一輝に盛り上がる…と思ったらそうでもないのが面白い。大二のライブとさくらのジャンヌだけで活動することになったが、相手がデッドマンズ幹部では敵わず、大二の中に眠っていたカゲロウが復活してしまった。
 一方のデッドマンズも幹部が揃ってきていた。これまで登場した三人に加え、11話から登場した灰谷、そして6話に登場した工藤が幹部入り。更に謎のクジャクデッドマンも加わっている。
 フェニックス基地への襲撃に、一輝はギリギリの状態でドライバー無しでバイスを解放したが、バイスは裏切らず、ちゃんと一輝を守っていた。まだ本当の信頼を勝ち得るまでは早い気がするので、まだ一波乱ありそうな気がする。
 そこで新たに変身したバリットレックスゲノムは何モティーフなんだ?と思ったのだが、恐竜型で氷を操るというところで分かった。これはオーズのプトティラではないかな?
 今回フェニックス基地への襲撃が行われたが、それは何者かの手引きがあったというのが狩崎の推理。そしてラストシーンで明らかになったその人物とはフェニックス隊長の若林優次郎だった。隊長の裏切りとはちと驚き。若林こそがクジャクデッドマンそのもの。狩崎はそのことを推測しており、更に狩崎が開発したジャンヌのパワーアップパーツはクジャクだった。するとクジャクバイスタンプはフェニックスの中にあって、そのバイスタンプを用いて若林が変身したということが分かる。
<リバイのパワーアップパーツを用いて盾を作り出したバイスだが、木工用ボンドでくっつけてる。くっつくまでに時間が掛かるし、衝撃で簡単にばらばらになりそう。>
VOL.4
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第14話 司令官は…デッドマン!?

  脚本:木下半太
  監督:上堀内佳寿也
  アクション監督:渡辺 淳
  特撮監督:佛田 洋
 フェニックスの裏切り者はなんと若林司令官だった。若林は全てのバイスタンプを狙ってくると考えた狩崎は大二とヒロミにそのことを打ち明けていた。その頃解放された悪徳弁護士の工藤が一輝の前に現れる。

 敵はサーベルタイガー・デッドマンプラナリア・デッドマンカメレオン・デッドマン。それぞれ一輝、さくら、フェニックスに現れ、それぞれの目的で戦っている。
 若林司令官がデッドマンだったという衝撃の事実から始まった話だが、実は若林自身は既に殺されていて、カメレオン・デッドマンが擬態していたと分かった。
 復活してフェイズ2デッドマンとなった工藤は一輝に「勝手に人助けをして自分の欲求を満たしてるだけだ」と言い放ち、それで「お前は日本一のエゴイストだ」とまで言われ、一輝も激しく動揺している。ただ、バイスの茶化した言葉で開き直ってしまった。ヒーローはまさしくそういう存在だからそれで良い。
 そしてさくらの方にも灰谷が現れて、プラナリア・デッドマンフェイズ2に進化したが、こちらはあっけなすぎるほどに圧倒されて終わってしまった。ただ高校の仲間に自分が仮面ライダージャンヌだとばれてしまったが。
 デッドマンズが狙っているギフの復活には6人のフェイズ3に進化したデッドマンとギフバイスタンプと生け贄が必要だそうで、着実にそれには近づいている。現在5人のフェイズ2デッドマンがいて、カメレオン・デッドマンがフェニックスにあったギフスタンプを手に入れた。最後の生け贄にはさくらを差し出そうとするが、実は最初からアギレラこそが生け贄に選ばれた人物だと発覚する。
 しかしまだ1/4しか話は進んでないが、展開としては殆どラス前の盛り上がり方してる。凄いもんだな。
<バイスタンプが置かれているはずの場所には仮面ライダーのフィギュアがあった。メタなネタちょいちょい使ってくるのがこの作品の特徴だ。
 バイスの一言で目が覚めた一輝はバイスに「俺を殴れ」と言ったが、すぐさま「はい」とハンマーでブッ叩いてる。良いコンビだ。
 灰谷はもったい付けて登場した割に小者っぷりを存分に示している。井上敏樹脚本のキャラみたいだ。>
第15話 撲滅!対決!デッドマンズ!

  脚本:木下半太
  監督:諸田 敏
  アクション監督:渡辺 淳
  特撮監督:佛田 洋
 狩崎の分析によってデッドマンズのアジトの大体の位置が分かった。そこからは無理矢理に大二からカゲロウを引き出して情報を得る一輝。一方、アギレラを生け贄とするギフ復活は着々と進んでいた。

 敵はギフテクストとなったデッドマンズ幹部四人
 第一部終了の話。前回の盛り上がりから、デッドマンズの王であるギフの真実が明らかになっていく。実はギフは宇宙人で、デッドマンズのアジトそのものが宇宙船だった。仮面ライダーリバイがバイスタンプを使いまくって撃破した。
 ギフの復活は五人のフェイズ3デッドマンが棺にパワーを与え、生け贄となるアギレラを捧げることによってなされる。だがそのギリギリで仮面ライダーが阻止した形になる。
 新装備はジャンヌのもので、タートルゲノムでラブコフが銃に変わる。
 それにしてもまさかあのカゲロウがギャグ要因になるとは思わなかった。大二にライダーキック与えたらショックで出てくるとか、便利すぎる。しかも情報を教える条件って、さくらの辛口カレーを食べさせることだった…良い奴じゃん。
<手刀で気絶させるのはアニメとかでの定番だが、実写でやると途端に嘘くさくなるな。ちなみにアギレラはもう一回気絶させられているが、今度は鳩尾にパンチだった。
 気絶したアギレラを守るバイスは「お客さん、終点ですよ」とかふざけているが、そもそも気絶させたのはバイスだ。>
第16話 守りたい想い…時代は五十嵐三兄妹!

  脚本:木下半太
  監督:諸田 敏
  アクション監督:渡辺 淳
  特撮監督:佛田 洋
 デッドマンズベースの宇宙船が破壊され、フェニックスはデッドマンズの幹部を拘束しようとするがアギレラがクインビー・デッドマンに変貌して暴れ回り、それに手を焼いている内にデッドマンズの幹部は全員逃げてしまった。残されたギフの棺はフェニックスに回収されたが、その棺からは人間の心臓音のような振動が伝わってきた。

 敵はクインビー・デッドマン。アギレラが変身したデッドマン。カメレオン・デッドマン。その正体は自分の顔が嫌いだという男だった。その男も消滅してしまった。
 前回でデッドマンズは壊滅と見えたが、ギフ自身は生きていたようだし、幹部も四人生き残っている。ただ、アギレラとフリオ、オルテカとカメレオン・デッドマンの二つに分かれて活動中。今回はカメレオン・デッドマンが五十嵐家にちょっかいをかけるが、既に対策充分であっけなく迎撃されてしまった。
 全部上手くいっているはずなのだが、だが話はまたしても五十嵐家に不穏な空気をもたらしてる。今度は父の元太に異変。なんとその体には心臓がなかったという。一方回収されたギフの棺からは心音が聞こえるそうで、おそらくは関わりがあるのだろう。
 あと、晴れてフェニックスのトップとなったヒロミだが、体に不調が出てる。ライダーシステムの後遺症っぽいな。
<幸実に変身したカメレオン・デッドマンは幸実に当て身を当てて気絶させるが、下腹部を殴ってる。これでは気絶できない。
 カメレオン・デッドマンの本当の顔は芸人のザブングルの加藤だった。これって加藤のことを不細工と言ってるようなものなんだが、失礼じゃないか?
 ヒロミが仮面ライダーシステムを装着すると体がどんどん悪くなっていく。適応しなかったのだろうか?「オデノカダダハボドボドダ」とか言ってほしい。>
第17話 裏切りの深化、バディの真価

  脚本:木下半太
  監督:杉原輝昭
  アクション監督:渡辺 淳
  特撮監督:佛田 洋
 フェニックス再編制を急ぐ長官の赤石は長官となった門田ヒロミに、逃亡したデッドマンズの幹部の捕縛を命じる。そんな中、デッドマンズの三人を救いたいと願う一輝は、狩崎が開発した新しいバイスタンプを使いこなそうとする。

 敵はギフテリアン。オルテカがギフスタンプを使って信者の女性を変えた新しいタイプのデッドマン。フェイズ2を超える能力に加え、量産が可能。ただしスタンプを押された時点でその人間はギフテリアンに精神を乗っ取られてしまう。
 ギフの棺と元太の関係が気になるところだが今回はそれはスルーされ、新生デッドマンズの台頭が描かれる。新興宗教であるデッドマンズは一度解散したものの、信者はまだ救いを求めており、オルテカはその信者達を再び集めて強力なデッドマンを作ろうとしている。
 デッドマンズの幹部の一人フリオの過去が語られる。いじめられっ子の高校生がデッドマンズに入会して能力が顕現したが、たった一人の親友に裏切られたことを今も恨みに思っており、そのため裏切りに対しては過剰に反発している。
 強力となったリバイスだが、敵もパワーアップしており、更なるパワーアップが必要とされるという。そのための特訓が行われるが、仮面ライダーと言えば特訓だよな。その辺分かってる脚本だ。ただ一輝は少々思い込みが強すぎる感じ。リバイはボルケーノレックスゲノムに、バイスはバリットレックスゲノムへと変身したが、その力ではギフテリアンとなった人を助けられず、ギフテリアンごと消滅させてしまった。
 そして既に肉体的に限界が来ていたヒロミはもう仮面ライダーに変身出来なくなってきた。こちらも重くなってる。
VOL.5
<A> <楽>
第18話 バディの軌跡、炎と氷の奇跡

  脚本:木下半太
  監督:杉原輝昭
  アクション監督:渡辺 淳
  特撮監督:佛田 洋
 信者の命をなんとも思ってないオルテカに怒りのまま突っ込んでいく一輝だったが、新しいボルケーノバイスタンプが暴走してしまって体が燃え上がり、大火傷を負ってしまう。そんな一輝を尻目に次々とギフテッドを作り出していくオルテカ。そんなオルテカを許せないフリオはウルフ・デッドマンとなり、オルテカに襲いかかる。

 敵はウルフ・デッドマンライオット。フリオが変身したウルフ・デッドマンの怒りが頂点に達した時に変身した。これまでのデッドマンとは隔絶した強さを持つ。
 一輝の思い出について少し語られる。いつからか自分に興味を持てなくなってしまって、誰かに興味を持ってもらうために人を助けるようになったとバイスに告白するが、それについてはバイスは先刻承知で、それでも自分に興味が無いことはないと宣言した。何故ならバイスは一輝自身の精神であり、バイスに興味を持つと言うことは、自分に興味を持っているという証拠だという。よく分からない理屈でもあるが、二人の絆は更に強くなった。このお陰かバイスは人前で実体化できるようにもなった。
 今回の変身はリバイが暴走すること無くボルケーノレックスゲノムを使いこなし、一方のバイスがバリットレックスゲノムで炎と氷の同時攻撃を駆使して戦っていた。二人の力を合わせることでフリオから悪魔を分離させる。
 一方肉体的にはボロボロだというヒロミはもう仮面ライダーに変身するなとドクターストップを受けてしまった。
<一輝から相棒と呼ばれたことに舞い上がってるバイスは、「相棒相棒」と節を付けて歌っていたが、その節は「ハイホー」だけど…ディズニーから苦情来ないだろうか?>
第19話 デモンズ注意報、ヒロミ包囲網!?

  脚本:木下半太
  監督:坂本浩一
  アクション監督:渡辺 淳
  特撮監督:佛田 洋
 リバイスに悪魔と人間を分離する力があることが分かり、新生デッドマンズを率いるオルテカは標的を門田ヒロミに定める。そのヒロミはドクターストップを受け、仮面ライダーとなることは禁じられていたが、何故かそのデモンズドライバーから不思議な声が聞こえ始めていた。

 敵はオルテカ・デッドマン。そしてギフテリアン
 今回から話はヒロミ中心になっていく。元々デモンズドライバーの適合者でなかったのに、無理矢理変身を繰り返したため、体は既にぼろぼろ。それでも無理して変身しようとしているので、周囲のみんなはデモンズドライバーを取り上げようとしている。その中心になっているのがヒロミの同期だという山桐千草だが、実は彼女はフェニックスを裏切ってオルテカの側に付いていた。一見ヒロミと敵対しているように見えたやまり同期の田淵達彦は、一番ヒロミのことを心配していたというオチになってる。
 ところで適合者では無いはずなのだが、デモンズドライバーは無理矢理ヒロミに変身させようとしているのが不思議。まるで吸血鬼のようにヒロミの命を吸おうとしているようでもあるが、ドライバー自体が悪魔なのか?
 一輝はバイスの存在を認めたため、時に実体化させることも許している。五十嵐家の家族団らんにバイスも入り込んでいる。
 フェニックスは本当に正義なのか?という重い命題が提示されている。狩崎が妙な言動をしているのも伏線になっているようだが、上司の赤石が妙に不気味な言葉を語るのも妙な感じだ。
<変身を散々止められているのに、ヒロミはデモンズドライバーを自分のロッカーに置いている。フェニックスの管理って杜撰すぎないか?
 ギフテリアンの剣が妙にふにゃふにゃしてるのが気にかかる。>
第20話 非情で無常な、変身の代償

  脚本:木下半太
  監督:坂本浩一
  アクション監督:渡辺 淳
  特撮監督:佛田 洋
 肉体の限界を迎えようとしていた門田ヒロミに、変身しろと囁くデモンズドライバー。実はデモンズドライバーは狩崎が開発した悪魔を封じたドライバーだと聞かされ、変身を躊躇するヒロミだが、デッドマンズに寝返った千草を救うために、デモンズドライバーを使おうと考える。

 敵はオルテカ・デッドマン
 ヒロミのデモンズドライバーの本性が明らかとなった。これは狩崎が最高の仮面ライダーを作り出すために作ったテスト用のドライバーで、その中には悪魔が封じ込められ、装着した人間の命を吸う。それですぐにドライバーを捨てればいいようなものだが、そうならないのが面白いところ。長く装着するとそれだけ命が吸われるので、死の直前にドライバーを解除することで生命の危機は回避された。
 前から言われていたことだが、フェニックス自体がおかしい
 また、オルテカの告白によると、謎の人物からギフのことを聞かされ、この世界を良くするためにデッドマンズの幹部となったという。そんな告白をした後で、割とあっさりとオルテカが悪魔と分離されてしまった。しかしフェニックスに回収されたオルテカは何故か笑みを浮かべていた。
 あと、オルテカ・デッドマンが倒された時、ギフの棺に謎の光が宿ったことと、バイスが苦しんでる描写あり。
<フェニックスの真実を知ったためにフェニックスが信用なら無くなったという千草。それは良いんだが、その内容を話してくれないと説得も出来ないだろう?>
第21話 我が命をかけて、想いを託して

  脚本:木下半太
  監督:坂本浩一
  アクション監督:渡辺 淳
  特撮監督:佛田 洋
 デモンズドライバーには悪魔が封じられていたことを知った一輝と大二はヒロミを実験に使っていたのかと狩崎に詰め寄るが、狩崎はあっさりとそれを認め、それは人間から悪魔を抜くための研究だと嘯く。一方、同じ道場に通う牛島光から、牛島家の家族はフェニックスの敵対勢力ウィークエンドであることを明かされる。

 敵は仮面ライダーデモンズ。デモンズドライバーを奪ったオルテカが変身し、圧倒的な力を発揮する。リバイのボルケーノレックスゲノムでも互角にまでいかない。
 オルテカがデッドマンの変身能力を失ったお陰で退場したかと思われたが、フェニックス上層部の手引きで今度は仮面ライダーデモンズに変身するようになる。一体フェニックスは何を考えているのか。そこでの戦いの中でヒロミは崖から落下してしまった。
 そしてもう一つの組織ウィークエンドが登場。実はさくらにドライバーを送ったのはウィークエンドだったことも発覚した。
 最初から出演して、良いお父さんだと思ってた人物が実はとんでもない組織の長だったというオチ。意外と言えば意外。ただ演じていたのが「手裏剣戦隊ニンニンジャー」で伊賀崎旋風演じてた矢柴俊博だったので、なるほどと言った感じだ。
 悪魔のような研究を続けている狩崎だが、ヒロミの命を案じるような言動もしている。マッドサイエンティストっぽさが増してて、ますます好みに近づいている。
 そしてラスト。ギフの棺の鳴動は大きくなり、それに伴って五十嵐元太の調子が悪くなり、ついでにバイスの調子も悪くなっている。
<フェニックス長官の赤石がオルテカの部屋に向かうのを偶然見つけ、その部屋にまで入ってしまうヒロミ。この組織のセキュリティシステムって無いも同然だな。
 フェニックス本部はずいぶん遠いところに落下したようだが、そこまで自転車移動してる一輝とさくら。仮面ライダーなんだからさあ…
 ラストで崖から落ちたヒロミは当然死んだものとみんな見ているが、仮面ライダーシリーズにおいてはこれは生存フラグだ。>
VOL.6
<A> <楽>
第22話 ドッタンバッタン…空気階段!?

  脚本:木下半太
  監督:柴ア貴行
  アクション監督:渡辺 淳
  特撮監督:佛田 洋
 ヒロミの死から立ち直れない五十嵐兄弟だったが、そんな時、人気お笑いコンビの空気階段の元にデッドマンズから脅迫状が届いたため、身辺警護をしてくれという依頼が舞い込む。売れない漫才コンビかしわもちがおかしいと尾行を始めた一輝とバイス。

 敵はシャーク・デッドマンエレファント・デッドマン
 敵がオルテカとフェニックス上層部の闇へと向かうことが明確化されて話はリセットされた感じ。これまで上手くいっていた一輝とバイスの間に不協和音が入り込み、更に一段階関係が進むことになりそう。具体的にはバイスが不調で、それを克服しようとしたら一輝を取り込んでしまったという話になる。
 一方のデッドマンズの方はオルテカに集約されるが、オルテカ自身が仮面ライダーとしての力を使うようになる。この作品も仮面ライダー対仮面ライダーの構図へと移ってきた。
 今回は前後編か、それとももう少し続く話になるかもしれないが、芸能界に一輝とバイスが潜入する話になる。人気お笑いコンビを狙っているデッドマンは二体いて、その目的は未だ不明で、更に言うならこのデッドマンはオルテカと関係するのかも不明。
 物語的に言うならば、そもそも全国的な人気お笑いコンビが一介の民間人に警護を頼む時点で設定的には無茶なんだが、ノリで押し切ってしまった感がある。一応お笑い芸人の二人が中心となるので、バディの関係についての言及はあって、一輝とバイスの関係も少し関わってくる。
 またしても新フォームが登場した。ネオバッタフォームは「仮面ライダーゼロワン」がベース。そしてローリングバイスタンプによって現れた漆黒の仮面ライダーリバイス。バイスが一輝を取り込むことで誕生した一体の仮面ライダーで、凶暴そのものになってしまった。初めてタイトル通りの仮面ライダーが現れたので、これが以降のスタンダードになっていくものと思われる。
<カメラに向かって「どーもバナナです」と自己紹介しているバイス。それって鎧武ネタの時に使うべきでは?>
第23話 バイスが乗っ取り…やっぱり裏切り!?

  脚本:木下半太
  監督:柴ア貴行
  アクション監督:渡辺 淳
  特撮監督:佛田 洋
 ローリングバイスタンプを使用した結果、仮面ライダーリバイスが誕生し、その後変身を解いたところ、バイスと一輝の立場は逆転してしまった。実体を持ち自由を手に入れたバイスは空気階段の護衛も無視して一輝の金を使って豪遊を始める。その頃襲撃を恐れた空気階段は外出も出来なくなってしまった。

 敵はクインビー・デッドマン仮面ライダーデモンズ。そしてシャーク・デッドマンエレファント・デッドマン
 自由の身になってついに悪魔の本性を現したバイス…だが、やってることは一輝の金を使って遊びほうけるだけで、悪魔としてはだいぶおとなしい行いをしてる。
 一方玉置を放逐してオルテカの元へと身を寄せたアギレラはオルテカの命じるままさくらと大二に襲いかかっていた。
 実はバイスとアギレラの行動は共通していて、バイスは狩崎に体を調べられると一輝の身が危ないと判断して逃げており、アギレラは変身能力を失った玉置の身を案じてオルテカを監視しようとしていた。結果として二人とも重度のツンデレ状態。
 ツンデレと言えば、もう一人。大二の体の主導権を得たカゲロウはさくらの身を守ろうとオルテカのデモンズと戦っている。
 メインのストーリーはだいぶ端折られてて、空気階段を襲った二体のデッドマンはマネージャーの富永真由が作り出したものだと分かった。空気階段の大ファンだった真由は売れて変わってしまった二人の思い出を取り戻そうとしていた。
 そしてラスト。ウイークエンドの代表が登場。その名前はなんと狩崎と言った。
<今更だが大二の肉体をカゲロウが使う時、服まで変わってる。どういうシステムなのか?>
第24話 狩崎博士の戻せ!あべこべ大作戦!

  脚本:毛利亘宏
  監督:上堀内佳寿也
  アクション監督:渡辺 淳
  特撮監督:佛田 洋 
 一輝とバイスが入れ替わって一週間。銭湯の手伝いを買って出たバイスだが、何をやっても上手くいかず、更に時に暴走してしまって迷惑をかけ続けていた。そんな時に銭湯にやってきた狩崎は一輝とバイスを取り替える方法を見つけたという。しかし狩崎に不信感を持っているバイスは拒否してしまう。

 敵はギフテリアン。そして仮面ライダーデモンズ
 前々回入れ替わってしまった一輝とバイスだが、悪魔でない一輝が霊体状態ではそのうち餓死してしまうため、入れ替えは急務となり、そのバタバタがメインの話。それでなんとかバイスを説得して元通りになった…ように思えたが、同じ体の中で一輝とバイスが共存することになった。
 今回中心になるのが狩崎で、一輝とバイスの入れ替えを提案して、次はオルテカの元でデモンズドライバーを強化。そしてウイークエンドでの“父親”の調査と、活躍しっぱなし。
 前回ウイークエンドの代表として狩崎を名乗る男が現れたが、本人曰く、ジョージ・狩崎の父親だという。しかし狩崎によれば、父親は既に亡くなっていると言っていた。
 そしてオルテカは狩崎にデモンズドライバーの強化を依頼したが、たいして強化は出来ず、ジャックリバイスの前に敗北。更にデモンズドライバーの方がオルテカを見限ってしまう。
<「俺は狩崎さんを信じる。だからお前は狩崎さんを信じる俺を信じてくれ」という一輝。この台詞はまんま「グレンラガン」だ。>
第25話 よみがえる!ベイル!?五十嵐家の記憶

  脚本:木下半太
  監督:上堀内佳寿也
  アクション監督:渡辺 淳
  特撮監督:佛田 洋 
 合体してしまった一輝とバイスを分離する研究を進める狩崎は五十嵐家のルーツを探ることにした。そこで「火事」というキーワードを発見し、そのことを聞こうとするのだが、そんな狩崎の前にデモンズドライバーに細工されたことで怒り心頭のオルテカに襲われてしまう。

 敵はギフテリアンクイン・ビー・デッドマン
 狩崎は前回の話で融合してしまった一輝とバイスを分離しようとするが、そこで五十嵐家のルーツを探ることになった。
 その答えは、父の元太にあった。一輝が生まれる前に瀕死の重傷を負った元太はギフの細胞を心臓に移植されることで生き残った。その結果、悪魔の遺伝子はこども達に受け継がれたため、三兄弟は全員悪魔を心に生じさせ、仮面ライダーに変身できるようになったという。
 そして一輝とバイスが何故契約したかも明らかになった。一輝自身も忘れていたが、18年前にしあわせ湯が火事になり、その時家族を守るために一輝の中のバイスが顕現して、これからも家族を守り続ける契約を交わしたという。
 その大元である元太も変身が可能で、デモンズドライバーの中にいた悪魔であるベイルによって変身できてしまった。
 そして元太の変身によってギフの復活スピードは増加。それと呼応するかのように、大二の中のカゲロウとさくらの中のラブコフが暴走を始めている。
 一方狩崎の家も複雑で、狩崎の父がギフスタンプを研究していて、実験でギフの細胞を五十嵐元太に移植していた。
 そしてフェニックスの長官である若林は当たり前のようにデッドマンズのアジトに現れ、オルテカを抱きしめてたりする。
 情報量満載の話だった。その分アクションは控えめだったが。
VOL.7
<A> <楽>
第26話 対決!決別!?闇と光の結末

  脚本:木下半太
  監督:石田秀範
  アクション監督:渡辺 淳
  特撮監督:佛田 洋 
 五十嵐家のこども達は全員ギフの遺伝子を受け継いでいることが発覚したが、大二の中で力を増しているカゲロウが大二の体を乗っ取ろうとしていた。カゲロウは狩崎を脅迫して開発中のクロウバイスタンプを受け取る。一方、ベイルが戻ったデモンズドライバーを使用し、圧倒的な力を得たオルテカ。

 敵は仮面ライダーエビル。大二から一時的に分離し、ライブと戦う。そして仮面ライダーデモンズ。アノマロカリスバイスタンプを用いて更なるパワーアップを果たす。
 大二が自分自身であるカゲロウと死闘を演じるという話。結果的にカゲロウが消滅することでライブをパワーアップさせた。どうやらカゲロウは最初から自分が消えることを前提で戦いを挑んだらしく、一輝やフェニックス長官の赤石はそれを知っていったような節もある。これまで散々酷いことをしつつ、ギャグ要員でもあったカゲロウがいなくなるのは寂しいが、これも予定通りだろう。
 前回に続いて五十嵐元太の過去が明らかにされた。元太の本名は白波純平といい、ギフの細胞を心臓に移植されたことで生き抜いたが、その代わり仮面ライダーベイルに変身して、当時の組織ノアがテストで作った悪魔を殺すという任務をこなさねばならなくなった。悪魔憑きとはいえ、人を殺し続けることで精神がすり減っていたところを、幸実によって救われ、脱走して名前を変えて生活していたという。その手助けをしていたのは、しあわせ湯の常連さんである伊良部だった。そしてベイルが抜けたことでノアは崩壊。デッドマンズとフェニックスへと分裂した。そしてノアの研究員だった狩崎真澄はもう一つの組織ウイークエンドを作り上げ、そこで悪魔の研究を続けてきたという。結局全て一つの組織から枝分かれしたものだった訳か。
 更にベイルがデモンズドライバーに帰ったことでパワーアップを果たした仮面ライダーデモンズはジャックリバイスも圧倒してしまう。パワーアップがインフレ起こしてる感がある。
<ライブの強化体であるホーリーライブは背中から羽が生えて、展開する度に羽根が舞う。格好良い演出なんだが、ウイングガンダムゼロカスタムという先例があって、演出がそのまんま。>
第27話 止めろ!暴君の暴挙と暴力の暴走

  脚本:木下半太
  監督:石田秀範
  アクション監督:渡辺 淳
  特撮監督:佛田 洋 
 カゲロウから受け継いだ力でホーリーライブに変身した大二はデモンズを圧倒し、変身解除に持ち込むが、ベイルには逃げられてしまう。だが今度は一輝と同化しているバイスが暴走を始めてしまう。

 敵はギフテリアン。ベイルに見捨てられたオルテカが自棄になって次々に一般人を変えてしまった。そしてギフの棺。人間を吸収するために出現している。
 ライブがホーリーライブにパワーアップしたのは良いのだが、今度はバイスが暴走。更に悪魔を倒せば倒すほどギフの復活に近づくという悪循環に陥っていて、ついにギフの棺は自ら動き出している。かなり設定がどんどん重くなる。
 そしてバイスの暴走はどんどん手が付けられなくなっていき、もはやほぼ完全な悪魔状態へと進化していく。
 強さはどんどんインフレしている。折角ライブがパワーアップしたのに、その次の回で敗北してしまうとか、特に大二が可哀想だ。
 オルテカの過去も少し明らかになる。本名は初芝真と言い、本物の天才児だった。それをフェニックスに認められ、ギフの復活を早めるためにデッドマンズを組織させた。
<一輝とバイスの言い争いが展開するが、体が一つなので、やってることは独り言。なんか『死霊のはらわたII』を思わせる描写でもある。
 ギフは棺のままでも戦えるのが分かったが、格ゲーの「ヴァンパイア」に登場したアナカリスみたいだ(持ちキャラだったが、途中から極端に弱くなってしまったために使用を止めた)。>
第28話 怖れを超えて疾風迅雷!己を信じ一心同体!

  脚本:木下半太
  監督:石田秀範
  アクション監督:渡辺 淳
  特撮監督:佛田 洋 
 暴走したジャックリバイスを抑えることが出来ないホーリーライブとジャンヌ。だがそこに試作品のバイスタンプを持った狩崎が乱入し、自らデモンズに変身することによってジャックリバイスにスタンプを押す。一方ベイルに見捨てられたアギレラは今度はギフと一体化することでアノマロカリス・デッドマンとなって襲いかかる。

 敵はアノマロカリス・デッドマン。ギフスタンプとアノマロカリスバイスタンプを同時使用することでオルテカが変身した。ギフと合体したことで、強い力を手に入れている。
 バイスの暴走はギフの復活に近づいたからだが、ベイルが強く影響していることが分かった。自らの体の中でベイルと対峙し、次いで暴走状態のバイスと戦うことで悪魔の力を押さえ込むことに成功した。
 一輝の中でバイスの人間体が登場している。その顔は一輝と同じだった。
 そして試練を乗り越えることで一輝とバイスは仮面ライダーリバイスへと変身。オルテカのアノマロカリス・デッドマンを圧倒した。そしてリバイスによって変身解除させられたオルテカは逆にギフに吸収されてしまい、存在を消してしまう。
 ベイルによれば、バイスもやがて自分のようになると言っていた。するとベイルも元はバイスのような存在だったのかな?
 ここで一旦一段落。ジョージ・狩崎は父親と対話して自分独自の道を歩むことを決意する。大二はフェニックスに残り、組織改革を行うことに。さくらはウイークエンドの一員となることを決意。元太は自らの感情と向き合うためにしばし家族と離れる。そして一輝は、バイスと共にしあわせ湯をきりもりすることに…主人公が一番中途半端だ。
第29話 クランクイン!メモリー・オブ・ヒロミー!

  脚本:内田裕基
  監督:葉山康一郎
  アクション監督:渡辺 淳
  特撮監督:佛田 洋
 死んだと思われたヒロミが生きていたことが分かった。実家に戻っていたが、これまでの戦いに関しての記憶は全て失ってしまっていた。それを知った狩崎はヒロミの記憶を取り戻すため、「思い出ムービー」を作ることを提案する。

 敵はギフテリアン。そしてギフの怪人体がちょっとだけ登場した。
 これまでの戦いの振り返りを中心に、新作映像をコミカルにまとめた話。折り返し地点を過ぎて、総集編っぽい話になってる。今回はとにかくバイスと狩崎の暴走が激しく、二人が無茶苦茶なビデオ編集してる。
 あれだけ劇的な終わり方をしたヒロミが生きていたという衝撃的な事実だが、仮面ライダーシリーズは崖から落ちたキャラは生き残っている不文律がある(ないけど)ので、別段それ自体は不思議じゃない。
 コメディ回ではあるものの、ストーリー自体は進んでおり、フェニックスの赤石長官の目的も明らかになっていく。それは人類を進歩させようという遠大な計画のようだが、その方法は明らかにされてない。
VOL.8
<A> <楽>
第30話 声優!SAY ME!青春のあとしまつ

  脚本:木下半太
  監督:杉原輝昭
  アクション監督:渡辺 淳
  特撮監督:佛田 洋
 一輝の卒業した高校のサッカー部の同窓会があり、バイスを連れて参加した一輝。敬愛する先輩の木村昴らと会うが、友人のジーコこと池山浩二と話をしていたら、突然キレられてしまう。

 敵はラフレシア・デッドマン。フェーズ1のデッドマン。悪臭を放って近づけない。それとサーベルタイガー・デッドマン。一輝の見た幻影の中で登場する。
 今回もお祭りで、声優が大挙して顔出し。一番はなんと言ってもバイスの中の人である木村昴だが、他にも鈴村健一(「仮面ライダー電王」のリュウタロス)、神谷浩史(「宇宙戦隊キュウレンジャー」ショウ・ロンポー)など。一輝とバイスがラジオに出演していたり。
 親友だった男に裏切り者扱いされて戸惑う一輝の姿もあるが、記憶に欠落が出ているのだろうか?前回ラストで写真から姿が消えていたのも伏線かも。後半は幻影と戦い続けていた。いったいいつ現実から幻影の中に入ったのかが全く分からない。なんか神林長平の小説読んでるみたい。
 ただ、話自体は進んでいて、フェニックスの赤石長官は着々とギフ復活に向けて暗躍中。フェニックスの中で構造改革を進めようとする大二と、正式にウイークエンドに入会したさくらという構図もはっきりした。ウイークエンドの狩崎真澄によれば、赤石は全く歳を取っていないのだとか。
 バイスは自分たちの色のことをはっきりピンクと言っていた。ピンクで良いのね。
<木村昴を見たバイスの反応は「超絶爆裂ハイパー人気声優」だった。よくここまで言えるもんだ。その後も「あの人本当にイケてるよね。ハンサムだし、声も良いし、ハンサムだし」…ははは。
 ラフレシア・デッドマンと戦い、あまりの悪臭に吐いてしまうバイスの姿もある。透過光アニメで演出されるとは言え、仮面ライダーでこの描写は初めてでは?>
第31話 幻想の導き、夢のあとさき

  脚本:木下半太
  監督:杉原輝昭
  アクション監督:渡辺 淳
  特撮監督:佛田 洋
 一輝とバイスは自分たちがラフレシア・デッドマンの攻撃で幻覚の中に入り込んでしまったことに気付く。そこで過去を直視した一輝は、ジーコこと池山浩二に怪我を負わせてプロの夢を諦めさせたのが自分自身であることを思い出す。

 敵はラフレシア・デッドマン。実は先輩である木村昴が生み出したデッドマンだった。
 高校時代の辛い思い出が蘇る話で、みんなそれぞれ相手のことを思いやるが為に互いに苦しんでしまうという青春時代の辛さを描いた話になった。
 前回に続いて木村昴が本人役で登場し、ラフレシア・デッドマンを生み出したことが分かった。
 その大切な記憶を失っている一輝だが、これには理由があって、実は18年前にバイスと家族を守る代わりに記憶や思い出を失うという契約をしていたからだという。やがて家族のことまで忘れてしまう可能性が出てきた。記憶を失うのは一輝本人だが、それで何故家族写真から一輝が消えているのかが分かった。
 今回も二人の声優が実名登場。堀川りょうと伊藤美来。
<ラフレシア・デッドマンが悪臭を放つ際、まるで放屁のような音を立てるが、これはやりすぎ。>
第32話 失った居場所、女王のプライド

  脚本:木下半太
  監督:杉原輝昭
  アクション監督:渡辺 淳
  特撮監督:佛田 洋
 下校中のさくらの前に現れたアギレラは、突然クインビー・デッドマンに変身してさくらに襲いかかる。仮面ライダージャンヌとなって迎え撃つさくらだが、何故かジャンヌのパートナーであるラブコフが戦いを拒否してしまい、変身が強制解除されてしまった。

 敵はクインビー・デッドマン。そしてギフテリアン
 さくらとアギレラの戦いがメインとなる。全てを失ってしまったアギレラは、もうさくらと戦うことしか残されていない。一方のさくらもアギレラを倒すことに躊躇しており、その迷いを察知したラブコフが戦いを拒否してしまう。
 このまま戦い続ければ記憶や思い出が消えていくことを知らされたが、それを受け入れてギフを倒すまでは戦い続ける決意をした一輝の決意もあり。
 そして赤石長官がなにを企んでいるのかを探る大二や狩崎らだが、赤石はのらりくらりと追及をかわしている。あまりに都合良く現れるギフテリアンもまるで赤石の意思を代弁してるかのよう。
 元フリオの玉置がアギレラを心配してつきまとっているが、やってることがいちいち失敗ばかりで、ギャグ要員というか萌え要員として働いてる感じ。
第33話 ラブコフ反抗!?さくらの覚悟

  脚本:木下半太
  監督:諸田 敏
  アクション監督:渡辺 淳
  特撮監督:佛田 洋
 相棒のラブコフに諫められ、自らアギレラとの決着を付けることを選択したさくら。一方ギフの力を使ってベイルを実体化させた赤石は五十嵐一家を抹殺するようベイルに命じていた。

 敵はベイル。赤石がギフの力を借りて呼び出した悪魔で仮面ライダーベイルの素体。バイスの色違い。そして赤石。ギフの力を借りているため、人間の姿ながら仮面ライダーをも圧倒する。そしてクインビー・デッドマン。アギレラの変身するデッドマンで、さくらの仮面ライダージャンヌによってアギレラから分離させられた。
 ラブコフがへそを曲げてしまって仮面ライダーに変身できなくなったさくらだが、ラブコフはさくらにはまだ足りないものがあると言っている。相手がバイスだとなんか普通にしゃべっていた。
 アギレラと戦う理由付けとして、アギレラに思い出を作ってあげようとするさくら。なんかよく分からない理論だが、それでラブコフは力を与え、ついにアギレラから悪魔を分離させた。
 アギレラの本当の名前は花という。クインビー・デッドマンの力を失った後でウイークエンドの一員となった。なんかさくらとは友達になったようだ。
 ベイルによれば、リバイスにはまだ進化の余地があるのだとか。少なくとももう一段階はパワーアップするようだ。
<赤石はいにしえの昔にギフと契約を結び、人類の進化を見守ってきたという。ギフの棺を発見する前から契約していたということだろうか?もしギフの棺を見つけた時点で契約していたら50年だから、それほどの時間は経ってない。
 アギレラにびんたくった玉置の頬には見事に真っ赤な手形がついてる。アニメか?
 ベイルとリバイスの戦いが展開している中、普通に遊んでるさくらとアギレラ。この世界はおおらかだな。>
VOL.9
<A> <楽>
第34話 悪魔が悪魔を呼んでいる

  脚本:毛利亘宏
  監督:石田秀範
  アクション監督:渡辺 淳
  特撮監督:佛田 洋
 時が満ちたことを確信したフェニックスの赤石長官はついにギフの存在を国民に明かす。一輝と大二は唯一対抗できるウイークエンドに共闘を持ちかける。そしてバイスはベイルから、やがて悪魔は人類に不必要とされると聞かされる。

 敵はギフデモス。ギフの力によって朱美が変身させられた姿。そしてベイルギフテリアン
 人類の危機が近づいていることが赤石によって明かされることで話は一輝に緊張度を増す。。まるでクライマックスのようだが、これも二回目。このようなクライマックスが三回続くと言うことか。
 ベイルとバイスが会話しているが、ベイルは自分は父親だと言っている。これは一輝の父元太に憑いていたからなのか、本当の父親なのかは不明。悪魔はやがて人類に不必要とされると言われて、一輝と別れなければならないことを指摘されて激しく動揺している。
 前回ちらっと話が出たが、赤石はギフと契約して数千年も生きているのだとか。人類が生き延びる道を模索していたが、人類はギフに従い、家畜として生きるしかないという結論に至ったとのこと。
<悪魔が分離したとたん、普通の女の子になってしまったアギレラ。変わり身が早すぎる。更にそれをストーキングする光と玉置の描写がかなり病的。>
第35話 未知なる脅威、人の進むべき道

  脚本:毛利亘宏
  監督:石田秀範
  アクション監督:渡辺 淳
  特撮監督:佛田 洋
 ギフデモスとベイルの両面攻撃に為す術もない五十嵐兄弟。まだ兄弟には利用価値があると解放される兄弟。一方、ついに本性を現した赤石は、人類はギフに従うべきだと全国民の前で宣言する。

 敵はギフデモスギフテリアン。そして一瞬ながらギフも登場。
 敵の力がますます強大となり、もはやリバイスの力でも敵わなくなってしまった。着々と地球をギフに差し出す用意を進める赤石は、次々とギフテリアンを呼び出し、仮面ライダーでも敵わないことを強調しつつ、日本全土に対してギフに降参すべきだとアジテーションしている。そして次元の間を開いて少しだけギフを世界に顕現させた。
 ベイルに、悪魔のように生きろと言われたバイスが、自分はどうやったら悪魔のようになれるか悩むシーンがある。大変シュールな光景だが、一輝に、バイスはバイスのままでいいと言われて納得するシーンがある。
 一輝は、まるで取り憑かれたように赤石を倒そうとする大二の姿に危機を覚えるが、大二は表面的には一輝の言葉に従うものの、赤石を前にするとすぐに熱くなってしまう。狩崎によれば、大二はカゲロウを失ったため、悪のバランスを欠いて、正義が暴走しているのだとか。
 絶望的な状況の中、僅かな希望として、ウイークエンドが新たな仮面ライダーを開発した。その第一号として牛島光が仮面ライダーオーバーデモンズに変身する。
<赤石が最後に言った言葉は「一将功なりて万骨枯る」だった。これは一人の英雄を作るためには多数の犠牲者が必要だという意味だが、ここではそぐわない台詞に思える。>
第36話 岐路に立つ人類、それぞれの決意

  脚本:木下半太
  監督:柴ア貴行
  アクション監督:渡辺 淳
  特撮監督:佛田 洋
 フェニックスの赤石長官がギフへの忠誠を示すために国民全員にバイスタンプ押印の義務を課す。そんな町の様子を見に行ったさくらと元アギレラの花だったが、そんな二人の前にベイルが現れ、五十嵐元太の居場所を教えるように要求する。割って入った玉置はベイルに捕らえられてしまう。

 敵はベイル。フェニックスにある全てのバイスタンプのデータを取り入れたため、仮面ライダー達の攻撃を全て防ぐことが出来る。そしてヘルギフテリアン。ギフが複数のギフテリアンを融合させて作ったギフテリアンの強化体。ギフの意思の代行者のため、話すことも出来る。
 世界は一気に変わってしまい、ギフに忠誠を誓う赤石の命令で、人々はギフに怯えて過ごす事になった。
 そんな状況下で、フェニックスに身を置きながらも内部からギフを倒す方法を探る大二。しかしその行動は全部赤石の手のひらの上。何をやっても先回りされて自分だけが悪者にされてしまう。
 一方でフェニックスに対抗するウイークエンドが新たなライダーシステムを構築している。前回のオーバーデモンズに続き、花が仮面ライダーアギレラに変身しているが、これはウィークエンドライバーとバイスタンプがあればそのバイスタンプに応じた仮面ライダーに変身出来るらしい。今回はかつてデッドマンの適合者であるアギレラが変身したため、誰でも変身出来るかどうかは不明。
 劇中でスタンプを押すことをちゃんと「押印」と言っている。正しい言葉を子どもに伝えることは大切だ。
第37話 激戦必至!決死の悪魔奪還ミッション!

  脚本:木下半太
  監督:柴ア貴行
  アクション監督:渡辺 淳
  特撮監督:佛田 洋
 再び人類の前に現れた赤石は、人々にギフに従うよう呼びかけていた。そんな中、多量に出現するギフジュニアたちと戦い続ける五十嵐兄弟。徐々に精神をすり減らしていく大二。一方取り込まれたギフデモスから一瞬正気を取り戻した朱美の言葉に攻略の糸口を見つけた一輝。

 敵はギフジュニア。そしてギフデモスヘルギフテリアン
 絶望的な戦いの中で消耗していく五十嵐兄弟。特に大二は無力感が強くなっていき、目の前のギフジュニアを倒す以外のことを考えなくなっていた。
 そんな中で再びギフデモスから朱美を解放しようとする一輝の努力が描かれていくが、努力の甲斐無く朱美は消滅してしまう。それを一輝が朱美を殺したのだと勘違いした大二は一輝を攻撃してしまう。
 ウイークエンドでは狩崎親子が多少の和解をなしている。真澄は顔に激しい火傷を負っていて、それを隠すために仮面をかぶっていたが、それはむしろ人に不快感を与えないためらしい。息子のジョージの方は、未だに父を恨んでいるが、今は謝罪を受け入れている。未だ量産は出来ていないまでも、仮面ライダーアギレラと仮面ライダーオーバーデモンズが稼働しているため、ギフジュニアはなんとか倒せているが、それ以上になると全く歯が立たない。
<すっかり精神をすり減らしながら、それでも戦い続ける大二はもはやブラック企業の社員にしか見えない。
 ジョージ狩崎の少年時代はでっかく派手な眼鏡を付けていた。誰の趣味だ?>
VOL.10
<A> <楽>
第38話 父と子が紡ぐ!究極のリバイス!

  脚本:木下半太
  監督:柴ア貴行
  アクション監督:渡辺 淳
  特撮監督:佛田 洋
 朱美を殺したのは一輝だと思い込んだ大二は一輝に襲いかかるが、それを止めたのはヒロミだった。実は記憶喪失ではなく、裏からフェニックスを調査していたというヒロミに大二のことを任せる一輝。一方朱美を失ったことでギフの細胞を採取出来なったために研究が止まっていた狩崎父子の元に元太が現れる。

 敵はベイル。そしてヘルギフテリアン
 現時点でリバイとバイスの最強形態が登場する話。パワーアップしすぎなんだが、これが令和ライダーの特徴か。
 ただしそのためには父の元太の命を危うくすることになるため、手術が終わるまで複雑な心境のまま戦い続けることになる。元太の中に残っているギフの細胞は心臓なので、それを取り出すためには心臓手術となる。父の命の危機を知った一輝は元太の命を救うために手術を中止させてしまう。
 そして不完全なギファードレックスバイスタンプを無理矢理起動させた結果、リバイとバイスは二人とも最強のパワーアップを果たす。ギフの代理人であるヘルギフテリアンも倒し、ギフの直接攻撃も耐える力を手に入れた。
<裏からフェニックスを監視していたというヒロミの言葉に「本当にヒロミ?」と聞くバイス。失礼な奴だ…悪魔だったか。
 吹っ切れたとはいえ、ギフを呼び捨てにする花には違和感しか感じない。
 手術室に平服のまま入ってくる一輝。良いのかよ。
 アルティメットとなったリバイとバイスが必殺技を放つ際には一度お互いの手をタッチする必要がある。なんか恋人みたいだな。>
第39話 希望と絶望、三兄妹の葛藤

  脚本:毛利亘宏
  監督:上堀内佳寿也
  アクション監督:渡辺 淳
  特撮監督:佛田 洋
 アルティメットとなったリバイとバイスのお陰でギフに対抗する組織としてのウイークエンドが認知され、多くの人々が集い始めた。それに危機感を覚えた赤石はウイークエンドへの攻勢を強め、犠牲者も出始める。そしてついにフェニックスから大二がウイークエンド殲滅のために派遣される。

 敵は仮面ライダーホーリーライブ。そしてヘルギフテリアン
 話は完全にフェニックスに従うことにした大二に対して一輝とバイスとさくらの戦いが中心になっている。カゲロウを失い、一旦思い込むと、それが正義だと思い込んでしまう。正義が暴走した大二は、人の命を救うためにはギフに隷属するしかないと、ついにギフ側に付くことを選択した。そのため今回は兄弟が完全に仲違いをしてしまう話で、話はどんどん重くなってしまう。最初の頃のおちゃらけが懐かしい。
 悪の心を失った大二に近づくのはベイルで、自分がカゲロウの代わりになろうと申し出ているシーンもある。
 一方、量産型仮面ライダーデモンズの開発は進み、量産化の目処もたったが、既に強力化したギフテリアンにはまだ敵わないため、戦いはリバイス頼み。偽装家族とはいえ、母親を見殺しにした太助を光は許せないと言っており、こちらも親子げんか勃発中。
第40話 家族か世界か…魂の兄弟喧嘩!

  脚本:毛利亘宏
  監督:上堀内佳寿也
  アクション監督:渡辺 淳
  特撮監督:佛田 洋
 一輝やさくらの言葉を受け入れられない大二はとことんウイークエンドに敵対することを宣言する。大二の心を取り戻すためにどうすればいいか分からなくなった一輝だが、そんな一輝に両親の元太と幸実は派手な夫婦げんかを見せつける。そこで一輝は本気の兄弟げんかをすることを心に決める。

 敵は仮面ライダーホーリーライブ。そしてギフデモス
 兄弟の心がバラバラになってしまったことに思い悩む一輝とさくらの姿が描かれる話。派手な兄弟げんかになるが、半ばそれが殺し合いになってしまう。こんな兄弟げんかは正直観たくなかった。しかも大二は赤石に連れ去られてしまい、今回で話は終わってない。
 一方でウイークエンドに襲いかかるデッドマンの群れに対するのはジャンヌ、オーバーデモンズ、アギレラの三体だが、赤石の変身するギフデモスには全く敵わなかった。そしてギフデモスによって殺されそうになった光の身代わりになったのは太助だった。
<喧嘩の演技で一輝を騙した元太は、「これで朝ドラに出られるかな」と言っていた。売り込み?
 本気で一輝を倒そうとする大二のホーリーライブだが、スペック的にはアルティメットリバイには全く敵わないはずなんだが?冷静ささえ失ったか?>
第41話 父の真意、息子の決意!

  脚本:木下半太
  監督:杉原輝昭
  アクション監督:渡辺 淳
  特撮監督:佛田 洋
 赤石は大二を除く五十嵐家の抹殺をベイルに命じる。大挙して襲ってくるギフジュニアとベイルを食い止めるウィークエンドだが、その中でアルティメットリバイらと戦っていたベイルは急に苦しみ出す。

 敵はギフデモス
 赤石および大二との戦いは続く。前回の戦いで大二は結局フェニックスに戻ってしまったため、話は全く進んでおらず、同じような展開が続く。親として責任を取ろうと、五十嵐元太と狩崎真澄が死地に臨んでいるが、それももったいぶって決着は後回し。概ねストレスが溜まるばかりの話だった。
 ベイルは肉体を失っていたのを無理矢理バイスタンプの力で肉体を保たせていたが、それもそろそろ限界のようで、このままでは遠からず滅びを待つことになるらしい。しかしベイルの死はそのまま元太の命を失うと言うことになるっぽい。
 ようやくウィークエンドも量産型デモンズドライバーの開発に成功。二種類のデモンズトルーパーが登場している。
VOL.11
<A> <楽>
第42話 激バトル!紅きベイルとデストリーム

  脚本:木下半太
  監督:杉原輝昭
  アクション監督:渡辺 淳
  特撮監督:佛田 洋
 ベイルと話し合いの場を設けた狩崎真澄は、このままでは消滅を待つばかりのベイルに元太との決着を提案する。命を賭した真澄の提案を飲むベイル。そしてそれを見守ることを決める一輝。

 敵はクリムゾンベイル。真澄によって強化されたベイルで、元太が変身した仮面ライダーデストリームと戦って敗北する。そしてギフデモス。赤石が変身したものだったが、リバイとバイスによって倒される。
 一輝の父元太とベイルの決着が付く話。元太は仮面ライダーデストリームへと変身し、ベイルも強化体であるクリムゾンベイルとなっての戦いとなった。これは元太の覚悟で、これに勝利することでベイルを再び受け入れて共存することを選択する。
 元太の行為は迷いの中にある大二の手本となることだったが、大二自身はまだそれを受け入れられず、家族全員に反発を覚えたままとなる。
 今回の話は五十嵐家と狩崎家の家族内の戦いになってる。ベイルも元々元太=純平と契約した家族のようなもの。両家族とも戦いの末に和解する。
 赤石も倒れ、これで決着かと思われたが、そこに突如ギフ本体が現れた。更に予告には赤石の姿もあった。まだ話は終わっていない。
第43話 永遠の終わり、後悔の向かう先

  脚本:木下半太
  監督:柴ア貴行
  アクション監督:渡辺 淳
  特撮監督:佛田 洋
 突如現れたギフとデッドマンの群れに、逃げることしか出来ない一輝ら。その間にも大二はギフによって連れ去られてしまう。ギフによって復活させられた赤石と共に、もう後戻りは出来ないと決意を固める大二。

 敵はギガデモス。赤石が変身した赤いギフデモス。ギフに命を献げるためにアララトを含めて人類を蹂躙するが、仮面ライダーオーバーデモンズによって倒された。そしてギフ。アルティメットリバイおよびバイスと戦うが、底を見せない。
 これまで話を引っ張ってきた赤石が退場する。ギフに見捨てられ、やけくそとなって人類を蹂躙しようとしたが、光のオーバーデモンズによって倒された。しかしそのとどめを刺したのは大二で、赤石に代わってギフと契約を結んでしまった。
 そして狩崎家の真実も明かとなる。ギフを目覚めさせた時、自らの死を覚悟した狩崎真澄は自らの体内に生じた悪魔をジョージに移したという。ジョージの性格形成がゆがんだのはそのせいだという。
 全般的に話が暗くなってしまい、家族が結束してるようでバラバラになる話だった。
<前回灰になってしまった赤石はギフによって甦ったのだが、それでも不老不死だという。矛盾してるよな。>
第44話 全身全霊をかけて、決断の行方

  脚本:木下半太
  監督:柴ア貴行
  アクション監督:渡辺 淳
  特撮監督:佛田 洋
 赤石に代わって人類を導くという大二を取り込もうとするギフ。その間に割って入ったバイスによって契約は不履行となるも、今度はバイスがギフによって引き込まれてしまう。それでも人類を救うためにギフと契約をするという大二に対して怒りをあらわにする一輝。

 敵はギフ。覚醒した大二とアルティメットリバイとバイスによって封印された。
 ギフはバイスを捕らえて自身の望みを語る。元々ギフは人間の闇を食料としていたが、文明が進むにつれ、人類は闇を深めてしまった。そのため放っておけば人類は破滅してしまうので、人類を間引いて安定した食糧供給を求めていたとのこと。しかしそれさえももう諦めて、人類を滅ぼすことを決めてしまった。つまり大二の努力は全て無駄だったと言うことになる。
 そんな大二を変えたのは、最後に仮面ライダーデモンズへの変身をしたヒロミだった。ヒロミによって受け入れられた時、大二の中でカゲロウが復活して和解した。これによって仮面ライダーライブは進化し、仮面ライダーエブリティライブとなった。
 これで兄弟の和解を果たしたことで、ギフを封印した訳だが、話はまだ終わってない。ギフの世界からオルテカが放り出されたようだが、そっちの話になるのか?
<狩崎真澄は寝込んでる時もマスク姿だが、それって苦しくないか?
 一輝に対して「兄弟だろうが容赦しない」と言って襲いかかる大二。今まで一回も勝てたことないのによく言うよ。
 人類を食料としているギフだが、その人類を滅ぼすと宣言してしまった。五十嵐家だけを残すそうだが、それで食料は足りるんだろうか?
 あれだけ劇的にカゲロウを捨てておきながら、しれっと生きてましたは流石に脱力。脚本家の良心を疑うレベル。
 大二にとっては人類を守るよりもカゲロウの方が大切だったらしいことが分かる。人類を救うとか大きなことを言っておきながら、その実は自分が一番可愛いという。>
第45話 終わらぬ悪夢、守る者と守られる者

  脚本:木下半太
  監督:石田秀範
  アクション監督:渡辺 淳
  特撮監督:佛田 洋
 ギフを封印することに成功したが、そこから繭に包まれたオルテカが現れた。すぐに拘束されるのだが、繭から発生した羽虫のような生物が人間の体に侵入し、次々に繭を作り出す。その繭から現れたギフテリアンと戦う一輝らだが、バイスとラブコフに異常が生じ始める。

 敵はギフテリアン。そしてこれまで倒したデッドマン達。ギフの力で羽虫からいくらでも生み出される。
 ここから最終章。これまで仲間として共に戦ってきたバイスとラブコフに異変が生じていく。特にバイスは一度ギフによって取り込まれてしまったため、時折ギフの声で話すようになってしまった。封印されたはずのギフも再登場しているが、実体はないようで、デッドマン達を操ったり、バイスを通して話したりしてる。
 現時点では新しい謎がばらまかれただけでどう展開するか全く分からないまま、ただ、これからさくらが話の中心になりそうな感じ。
 エブリティライブになった大二だが、任意でエビルにも変身できるようになった。ただしその場合、意識はカゲロウになってる。
<ギフの羽虫は人の耳から入って人を繭にする。この描写はそのまま「仮面ライダーストロンガー」のサタン虫だった。
 変身できない身を案じて共感するヒロミと豪。ヒロミは実際にもう変身できないけど、豪の場合は単純に許されてないだけで、しかもそれを禁止した人はもういないから、いつでも変身できるはず。>
第46話 向き合う勇気…真に護るべきものは何?

  脚本:木下半太
  監督:石田秀範
  アクション監督:渡辺 淳
  特撮監督:佛田 洋
 バイスの口を借りたギフは、五十嵐家を始祖として世界を作り直すと語りかける。一輝と大二はギフを倒すことで全ての決着を付けることを誓い合うが、肝心なギフの倒し方が全く分からなかった。一方、怪我を負ったラブコフを戦いに連れて行きたくないさくらは、ラブコフと喧嘩してしまう。

 敵はギフ
 全くダメージを与える事が出来ずに難攻不落のギフをどう倒すかを考え続けた結果、ゲートの中にあるギフの棺を破壊すれば良いと分かる。そのためにバイスをゲートの中に送り込み、外で三兄弟が多量のギフテリアンたちと戦い続ける事となった。
 さくらのラブコフも実は怪我を負っていたのではなく、脱皮をしようとしていたことが分かり、仮面ライダージャンヌがラブコフと一体化することでパワーアップし、インビジブルジャンヌとなって再びギフを倒すことに成功する。
 これまで一度も変身を許されなかった玉置も牛島光に託されたデモンズドライバーを用いてついにオーバーデモンズに変身している。
 既に数回にわたって倒され続けたギフが又倒れた。ただこれまでの経緯からギフが本当に倒れたのか分からないのが何とも。
 ギフは倒れたものの、空に変なゲートが出ているし、なんか最後に狩崎が変な言動を取っているので、もうちょっと話は続くようだ。まだ話は続く。
<一輝の声援を受けてゲートに飛び込む際のバイスは「まかせんしゃい」と言っていた。キレンジャーかよ。
 ラブコフの背中の亀裂が脱皮のためだと悟るさくらだが、伏線が全くなく、突然悟ってしまった。ずいぶんいい加減だ。
 覚醒したラブコフは大阪弁でしゃべるが、ネイティブでない発音なので聞いてるとぞわぞわする。
 戦いの中で五十嵐三兄弟がそれぞれ格好良い台詞を吐くのだが、まるで示し合わせたように言葉が一つなぎになってる。戦いの前に練習したのかな?>
VOL.12
<A> <楽>
第47話 狩崎の反乱、変身の代償

  脚本:木下半太
  監督:上堀内佳寿也
  アクション監督:渡辺 淳
  特撮監督:佛田 洋
 ギフが倒れ、町にも平和が訪れた。平和な日常を取り戻した五十嵐家だが、一輝の記憶はどんどん消えていた。そんな折、贖罪の旅に出ていた花と玉置が何者かに襲われてしまう。現場に急行した一輝とバイスは、そこに新たな仮面ライダーであるジュウガの姿を見る。

 敵は仮面ライダージュウガ。全てのバイスタンプの力を用いて、悪魔に頼らない最強のライダーシステム。狩崎によって開発され、狩崎自身が変身する。
 おそらくこれがラストエピソードとなるが、ギフに関係した全てを消し去るため、狩崎が最強のライダーシステムを作り上げた。その対象は当然五十嵐家にもあり、襲いかかってくる。
 一方では一輝の記憶の減退は続いており、両親のことまで忘れてしまった。変身すればするほど記憶が消えるため、大二とさくらからもう変身しないように言われるが、やはり最後は変身してしまう。
<悪魔を使わないライダーシステムと言うが、バイスタンプを使っている時点で悪魔の力を使っている訳だが。>
第48話 覚悟の証明!これが…日本一のお節介!

  脚本:木下半太
  監督:上堀内佳寿也
  アクション監督:渡辺 淳
  特撮監督:佛田 洋
 大二のエビルドライバーとさくらのジャンヌドライバーを奪われつつも、狩崎の手から逃れることが出来た五十嵐兄弟。ヒロミから狩崎の目的は父親を否定することだと聞かされた一輝たちは、狩崎を止める方法を求め、狩崎の父真澄の遺品を探すことにする。

 敵は仮面ライダージュウガ
 狩崎の暴走を止める話。狩崎が最後の敵になるかと思ったら、あっさりと改心してしまって拍子抜け。真澄の秘密を探るエピソードは結構コミカルだが、今の状況では凄く浮いて見える。
 そこでラストストーリーはどうやら一輝の記憶にまつわるものになるらしい。今回の変身で一輝は兄弟に対する記憶まで失い、バイス以外のことを忘れてしまった。
<一輝の記憶の抜けは家族限定のもので、日常生活に関しても支障はないらしい。
 真澄の部屋は日の光の差す普通の部屋だった。どうやら定期的に掃除とかしてたようだが、隠し部屋という割に普通に窓があるよな。
 大二の時もそうだが、一旦憑き物が落ちると途端に優しくなるのが嘘くさい。>
第49話 戦いの果て…残ったのは悪魔だけ

  脚本:木下半太
  監督:柴ア貴行
  アクション監督:渡辺 淳
  特撮監督:佛田 洋
 家族の記憶を失ってしまった一輝はそれでもしあわせ湯で平和に生活していた。だがそんな自分を温かく迎える家族の雰囲気にいたたまれなくなった一輝はバイスと共に家を出て二人で共同生活を送ることにした。だが突然バイスは一輝に襲いかかる。

 敵は仮面ライダーバイス
 ラストストーリーの前編。家族の記憶を全て失ってしまった一輝が、それでも共に生きようとして努力するが、あまり上手くいかなくなってしまう。
 家族の記憶を全て失うとバイスとの契約も消えるはずだが、ところがバイスは消えていなかった。その理由は、一輝がバイスのことを家族と思っているからだという。バイスのことを家族と思わなくなれば自然と契約は消えるため、バイスは芝居を打って一輝の家族を食ったと嘘をついた上でお互いに戦うことにする。
<一輝が家族のことを忘れたら、もう記憶に何も残ってないと言うが、日常生活に関しては全く問題ないらしい。ずいぶんいい加減だ。
 一輝とバイスの生活はまるで新婚生活みたいだ。ついでに言うなら狩崎とヒロミもなんかBLっぽい会話してるぞ。
 バイスは大きなゴムのアヒルになって元太の変身したデストリームを食ってしまうと、尻から排出してる。扱いが酷い。
 リバイとバイスの戦いを遠巻きに眺めている五十嵐家の面々。あんなあからさまにいたらばれないだろうか?>
第50話 あくまで家族、いつかまた会う日まで

  脚本:木下半太
  監督:柴ア貴行
  アクション監督:渡辺 淳
  特撮監督:佛田 洋
 家族のみんなを食ってしまったというバイスに怒りの鉄拳を向ける一輝。だが戦いの中で、自分自身を忘れさせることで他の家族のことを思い出させようというバイスの思いやりに気付いてしまう。そのバイスの思いを受け止め、改めて二人は戦いを再開する。

 敵は仮面ライダーバイス
 最終回。バイスは一輝の記憶を取り戻すために敢えて一輝に戦いを挑み、自らは一輝の中で消滅して一輝が自分以外の全てを思い出すように仕向ける。一輝の方もそれを理解してバイスの思いを受け止めるために戦う。
 最後の戦いはほぼじゃれ合いで、ほぼ楽しげな戦いが展開する。次々にゲノムチェンジを繰り返しつつ戦うのは本当に遊びのよう。その戦いの末にバイスは消えるが、完全に消えたのではなく一輝の中で眠ってるだけらしく、劇場版ではちゃんと復活する伏線はちゃんと張ってる。
 バイスが消えた後、バイス以外の記憶を取り戻した一輝は再びしあわせ湯で働く。そして大二は新しい平和維持組織“ブルーバード”を立ち上げ、さくらは医者をめざして勉強を始める。
 ラストシーンは一輝が高校の友人達とサッカーをしているが、そこにはバイスの中の人木村昴がいた。そしてなんとキング・カズまで登場。ラストはなんとカズで終わるという変な終わり方をしていた。台詞棒読みなのでちょっと外し気味。
 最後の最後になって次回登場の仮面ライダーギーツの主人公が現れている。名前はまだ不明で、変身ポーズだけ取ってフェードアウトしてる。
<やがては自分たちの中の悪魔も消えると言っている大二とさくらだが、なんでそれが分かるんだ?ラブコフとかカゲロウは嫌な気分で聴いてると思うぞ。
 そう言えばギフから分離したオルテカはどうなったかと思ったら、無事捕まえられて刑務所にいるらしい。思わせぶりな復活をしながらこれかよ。
 ラストのサッカーでは木村昴がほぼバイスの声で語っていた。>

 

書籍