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仮面ライダージオウ

仮面ライダージオウ事典
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2018'9'2〜2019'8'25 

主な登場人物
常磐ソウゴ
仮面ライダージオウ
(役)奥野壮。
 仮面ライダージオウとなる高校3年生。50年後に世界に君臨する魔王オーマジオウとなる運命を持っているが、本人は立派な王様になると主張している。
明光院ゲイツ
仮面ライダーゲイツ
(役)押田岳。
 仮面ライダーゲイツに変身する青年。2068年からやってきたレジスタンスで、魔王の誕生を防ぐことを目的としていた。当初はソウゴにドライバーを渡さないようにと考えていたが、渡ってしまってからは、その行く末を見守るために現代に残る。
ツクヨミ (役)大幡しえり。
 2068年の未来からやってきたレジスタンスの女性。常磐ソウゴがオーマジオウになるかどうかを見極めるために時を超えてやって来た。ゲイツよりもソウゴに対して肯定的な考えを持っているようで、ソウゴの行動に文句を言うことは少ない。
ウォズ
仮面ライダーウォズ
(役)渡邊圭祐。
 未来からやって来て、ソウゴをオーマジオウに変えようとする青年。ストーリーテラーでもあり、オープニングで本を読みながら物語の紹介をする。途中で時代が変わった未来から来たもう一人が加わり、それぞれ黒ウォズ、白ウォズとしてソウゴとゲイツに関わる。30話で統合され、黒ウォズ一人となる。
ウール (役)板垣李光人。
 タイムジャッカーのメンバーでアナザーライダーを次々に生み出す。まだ少年で、無邪気に破壊を楽しんでる節がある。タイムジャッカーの中では最も立場が弱いらしい。
オーラ (役)紺野彩夏。
 タイムジャッカーの紅一点。タイムジャッカーの中では最も冷静でスウォルツとウールの行動を批判的に見ているが、考えすぎるために過去と未来の因果関係に悩むこともある。
スウォルツ (役)兼崎健太郎。
 タイムジャッカーのリーダー格。オーラとウールを従えてはいるが、常に何かを隠しているようで、底を見せない。実はこれらの事態を引き起こした全ての黒幕で、アナザーディケイドの力を得て全ての次元を統合しようとした。
門矢士
仮面ライダーディケイド
(役)井上正大。「仮面ライダーディケイド」主人公。特撮は他に「神ノ牙−JINGA−」主人公神牙役。
 10年前に仮面ライダーディケイドとして時空を超えて戦っていた男。様々な仮面ライダーに変身出来る能力を持つ。時空の乱れを感知し、その源となるオーマジオウの善悪を確かめに来た。基本的にこの世界の戦いに介入はしないが、トリックスターとして時空を超えた真実を皆に見せて回ってる。
オーマジオウ (声)小山力也。「仮面ライダーブラックRX」での霞のジョー役。その後声優一本で続けている。
 完全覚醒した常磐ソウゴが変身するようになるとされる最強の仮面ライダー。全平成ライダーの技を使うことができる。度々未来でソウゴと戦うがその度ごとに退けられている。ソウゴはこれにならぬよう努力していたが、最終回でついに変身した。
話数 タイトル コメント DVD
第1話 キングダム2068

  脚本:下山健人
  監督:田ア竜太
  アクション監督:宮崎 剛
  特撮監督:佛田 洋
 高校3年の常磐ソウゴはある日巨大なロボットに襲われる。そんなソウゴを助けたのは、そこに現れたもう一体のロボットで、そのロボットを運転する女性ツクヨミはソウゴを連れて時を超える。何が起こったか分からないソウゴに対してツクヨミは2068年の世界から来たと言い、そこでソウゴはオーマジオウという悪の帝王になっていると告げるのだった。
 敵はアナザービルド。仮面ライダービルドの能力を込めた怪物で鬼のような姿をしている。2017年のバスケットプレイヤーが事故死しないために契約して変形した。
 平成仮面ライダー20作目となる本作は、「仮面ライダーディケイド」に続く、これまでの仮面ライダー総出演のお祭り作品。時空を超えることによって他の仮面ライダー達と出会っていくという物語になるらしい。
 敵はこれまでの仮面ライダーだけでなく、その能力を持った怪物も登場。さて、どんな物語が展開するやら。とにかく第1話は内容詰め込みすぎて何が何だか分からない。「仮面ライダーディケイド」っぽい。
 今回は早くも2017年の「カメンライダービルド」から桐生戦兎と万丈龍我が登場。この二人はこっそりと2017年の世界で戦い続けているらしい。
<最初に登場しただけに、まだ主人公は口調が固い。特に決め台詞を喋る時が棒読みなんだが、まあこれはすぐにこなれていくだろう。>
VOL.1
<A> <楽>
第2話 ベストマッチ2017

  脚本:下山健人
  監督:田ア竜太
  アクション監督:宮崎 剛
  特撮監督:佛田 洋
 初めて仮面ライダージオウに変身した常磐ソウゴの前に現れたゲイツは、ジオウのことをオーマジオウと言い、襲いかかってくる。その攻撃を阻止したのはツクヨミだった。
 敵はアナザービルド。一度はジオウに倒されたが、タイムジャッカーによって復活させられ、以降不死身となって現れる。2017年に戻って倒さねばならなかった。
 話は混迷中。いくつもの集団がソウゴの元へと現れ、誰が味方で誰が敵だか分からなくなってる。それでもとりあえずタイムジャッカーと呼ばれる集団がジオウに立ち向かっていると言う事くらいは分かった。
 それと、ジオウは他の仮面ライダーの力を手に入れながら強くなるのだが、そのためにはいくつかの試練を乗り越え、他の仮面ライダーの望みを叶える必要があるらしい。今回はビルドとクローズの力を手に入れるために2017年に飛び、アナザービルドを倒した。
 第1話でいかにもライバルキャラとして登場したゲイツだが、ツクヨミと共にソウゴの家に居候を決め込んでる。もうちょっと敵対するかと思ったが、割とあっさりバディになってしまった感じだ。
<龍我に抱きついたアナザービルドを見て「ちょっと妬ける」とか言ってる戦兎。狙いすぎだって。>
第3話 ドクターゲーマー2018

  脚本:下山健人
  監督:中澤祥次郎
  アクション監督:宮崎 剛
  特撮監督:佛田 洋
 ゲイツとツクヨミによって四六時中監視されることになるソウゴ。どこか監視のない場所に行こうとして体育館倉庫に行くと、授業をサボってゲームに興じる小和田という学生に出会う。そしてそのゲーム機から突如怪物が出現するのだが…
 敵はアナザーエグゼイド。仮面ライダーエグゼイドを模したアナザーライダー。
 今度は仮面ライダーエグゼイド編の開始。宝城永夢と鏡飛彩が登場。今回は飛彩の方だけだが、行方不明になった永夢の調査をソウゴ達に依頼している。そこで残されたヒントからゲームの世界の中に入るのだが、そこで仮面ライダーエグゼイドに襲われることになる。
 未来から来たゲイツとツクヨミに監視されっぱなしのソウゴ。同居生活も大変なようだが、その監視の姿というのが単純にじっと見てるだけなので、古いテレビ番組を見てるようだ。未来から来ているのだから、もっと効率の良い監視方法ないのか?
 仮面ライダーゲイツは前回ゴーストの力を使っていたが、ドライブの力も使えるらしい。
<一々ソウゴに何か言わないと気が済まないゲイツ。なんだろうこのツンデレ体質。
 ツッコミという訳では無いが、エグゼイド編だとやっぱり社長が出てこないと物足りない。>
第4話 ノーコンティニュー2016

  脚本:下山健人
  監督:中澤祥次郎
  アクション監督:宮崎 剛
  特撮監督:佛田 洋
 ソウゴとゲイツに対して突然襲いかかった仮面ライダーエグゼイド。だがアナザーエグゼイドの復活と共にエグゼイドの宝城永夢は二人とエグゼイドに対する記憶を失ってしまう。エグゼイドのいた2016年に戻り、解決策を探そうとする。
 敵はアナザーエグゼイド
 エグゼイド編の後編。2016年に戻って解決策を探るのだが、前回のビルド編とは異なり、2016年に戻ってもアナザーエグゼイドは倒せなかった。単純にアナザーを倒すのではなく、何故対象者がアナザーライダーになるのかを探り、その解決策を見つけた上で倒さねば消えないらしい。設定が結構複雑だ。
 アナザーライダーが誕生すると、基本的にその時代の仮面ライダーは力を失う。そしてアナザーライダーにはそれに対応する力を用いることで倒せる。つまりアナザーエグゼイドに対してはエグゼイドアーマーで戦う必要があることが分かる。まだまだ謎だらけではあるが、小出しに少しずつ設定が明らかになっていく。
 ラストでほぼソウゴは開き直ってしまい、自分は王を目指すから、間違っていたら質せとゲイツとツクヨミに丸投げ。いや、この大雑把こそが王たる証なのかも知れない。
第5話 スイッチオン!2011

  脚本:下山健人
  監督:坂本浩一
  アクション監督:宮崎 剛
  特撮監督:佛田 洋
 天秤座生まれの18歳の女子高生が次々に疾走するという事件が発生する。これがアナザーライダーの仕業だと直感したゲイツとツクヨミは事件の中心となる天ノ川学園に潜入することにしたのだが、ソウゴもそれに首を突っ込む。だがターゲットである山吹カリンはソウゴを避けるそぶりを見せていた。
 敵はアナザーフォーゼ
 これまで順番に過去に向かっていたが、今回は一気に2011年の仮面ライダーフォーゼの世界で天ノ川学院高校に潜入するのだが、更にここに仮面ライダー555が絡んでくるという変則的な話になってる。
 フォーゼの世界から登場するのは大杉忠太で、相変わらず先生をやってるみたい。2011年の世界では仮面ライダーフォーゼが登場。アナザーフォーゼがその力を奪うことで変身が解除されているが、残念ながら如月弦太郎自身は背中しか出てこない。さすがにもう戻ってこないよね?
 大杉先生からライドウォッチをもらってジオウはフォーゼアーマーを装着した。一方、ソウゴの持ってるビルドのアーマーを使ってゲイツがビルドアーマーを装着している。一度解放したライドウォッチは仮面ライダーは誰でも使えるようになるのかな?
<ツッコミと言うより先読みだが、今回は天秤座の女性が標的になってる。天秤座と言えばリブラ・ゾディアーツ。天野浩成じゃないか。だったら出てくるもう一人のライダーは555ではなくでなければならないのでは?>
VOL.2
<A> <楽>
第6話 555・913・2003

  脚本:下山健人
  監督:坂本浩一
  アクション監督:宮崎 剛
  特撮監督:佛田 洋
 アナザーフォーゼを倒したが、中から別のアナザーライダーが現れた。次の瞬間再びアナザーフォーゼに戻ったが、そこにツクヨミが山吹カリンを守ったという人物を連れてくる。乾巧と名乗ったその男はソウゴに付き合い、カリンを守るという。一方、ゲイツはカリンが実は2003年に死亡していたという事実を突き止めていた。
 敵はアナザーフォーゼ。そしてアナザーファイズ。2003年に死んだ山吹カリンを生かし続けていた。
 フォーゼ編かと思われたのだが、実はファイズ編だったと分かった。2003年に起こった事件の幕引きのために乾巧と草加雅人が現れる。実は雅人はこれまで若さを保ったまま15年も生き続けてきた山吹カリンの魂を解放するためにやってきたのだが、
 今回の事件のキーワード「流れ星」は「仮面ライダーフォーゼ」の仮面ライダーめておではなく、「仮面ライダー555」の流星塾のことだったと分かる。
 今回の変身はジオウがファイズアーマーを装着し、ゲイツがファイズアーマーを装着している。
<ファイズアーマーには両肩にガラケーをモティーフにした装甲が施されているが、ひょっとして子どもはこれが分からないかも?
 今回のアナザーライダーは2003年にアナザーファイズ、2011年にアナザーフォーゼを倒す事で決着したが、2003年時点でアナザーファイズ倒したら歴史が変わってないだろうか?
 ツッコミではないが、2003年で真理の危機を巧は救う事が出来なかった。あの状態だと死んでるよな?巧が生きているのはファイズの力を失ったからなのか?>
第7話 マジック・ショータイム2018

  脚本:下山健人
  監督:諸田 敏
  アクション監督:宮崎 剛
  特撮監督:佛田 洋
 ゲイツとツクヨミと共に大流行の早瀬という男のマジックショーを見に来たソウゴ。あまりに鮮やかなマジックに、これには仮面ライダーウィザードの力が関与しているのではないかと勘ぐるゲイツとツクヨミ。
 敵はアナザーウィザード。手品師の裏方をやっていた早瀬という男が変身する。元々はつぶれかけたマジックショーの小屋を建て直したいという願いから。
 今回は「仮面ライダーウィザード」の世界でアナザーウィザードが登場。
 相変わらずツンデレ具合が高いゲイツと、それを軽くあしらうソウゴ。事ある毎にソウゴを殴ろうとして、その度毎にあっさりかわされている。良い具合に人間具合が出来てるというか、ソウゴの掌で踊らされてるというか。この余裕、流石後の魔王だ。
<アナザーライダーになったら容赦なく狩るというゲイツ。力を持つこと自体が危険だというのは分かるが、やってることはほとんど通り魔。そもそもアナザーライダーは2018年に倒してもすぐに復活するのだから攻撃する意味も無い。そういえば仮面ライダーゲイツって真っ赤なボディだったな…新しい赤い通り魔か?>
第8話 ビューティ&ビースト2012

  脚本:下山健人
  監督:諸田 敏
  アクション監督:宮崎 剛
  特撮監督:佛田 洋
 これまでおとなしくしていたアナザーウィザードの早瀬が突然人を襲うようになった理由を探ることがこの事件の鍵と見たソウゴは早瀬に襲われたマジシャンの長山から話を聞く。一方ライドウォッチを持った男を捜すゲイツは、その男を発見するが、その男は記憶を失っていた。
 敵はアナザーウィザード
 ウィザード編の後編。アナザーライダーをとにかく駆除すれば良いと考える猪突猛進のゲイツに対し、ちゃんと考えて行動しているソウゴという対比がはっきり分かった回となった。ソウゴは戦いよりも説得でアナザーライダーを更正させ、その上でライダーの力を譲り受けることになる。これが王の器ってやつか。
 今回分かった事実。アナザーライダーが生まれた時、オリジナルの仮面ライダーはライダーで無くなって記憶を失い、その時代の歴史は変わる。そこでアナザーライダーを倒すと、一瞬だけ自分が仮面ライダーであった記憶を取り戻すとのこと。変わってしまった歴史は元に戻らないらしい。
 今回はジオウはフォーゼフォーム、ゲイツは仁藤攻介から譲り受けたウィザードフォームに変身している。
 次回予告で壇黎斗が登場していた。次回はどうやらツッコミだらけになるっぽいな。
第9話 ゲンムマスター2016

  脚本:毛利亘宏
  監督:柴ア貴行
  アクション監督:宮崎 剛
  特撮監督:佛田 洋
 大企業・檀ファウンデーションの社長壇黎斗は突如自らを「壇黎斗王」を名乗り、自らの会社を日本から独立させると宣言する。それは大ニュースとなり、自分以外にも王様になろうとする人がいることを知ったソウゴは興味を持つ。
 敵はアナザーオーズ。2010年に壇黎斗が力を得て変身した存在。オーズだけに「王」を名乗るらしい。
 「仮面ライダーエグゼイド」に登場した壇黎斗が登場。相変わらずのキレッキレッの言動で楽しませてくれる。ただ、ゲンムでは無くアナザーオーズになってるのが特徴か。ヤミーを作る能力も持ってるようだ。
 王になりたいと願うソウゴは壇黎斗にすっかり興味を持ってしまい、部下になってしまった。この社長…王に仕える人間は大変そうだな。壇黎斗の部下として「仮面ライダーOOO」の泉比奈が登場してる。
 今回はジオウはフォーゼフォームおよびビルドフォーム、ゲイツはウィザードフォームおよびゲンムフォームに変身してる。
 壇黎斗の部下となったソウゴはゲイツを説得しきれず、再び激突。最早ゲイツを相手にしないほどの強さを見せている。ゲイツ自身さっきまで戦ってたハンディはあるけど。
<とにかく目の前の敵を倒せば事は済むと考えるゲイツの性格はどんどん洗練されていく。やはり赤い通り魔と呼ばせてもらおう。
 折角壇黎斗が出てきたのだから、もうちょっとぶっとんでほしいと願うのは願いすぎだろうか?>
VOL.3
<A> <楽>
第10話 タカとトラとバッタ2010

  脚本:毛利亘宏
  監督:柴ア貴行
  アクション監督:宮崎 剛
  特撮監督:佛田 洋
 ゲイツを叩きのめして壇黎斗王の配下となったソウゴは、脱獄した国会議員の火野映司を再び拘束した。ソウゴがオーマジオウとなる決意を固めたと見たゲイツは相互を排除しようと決闘を申し込むが…
 敵はアナザーオーズ
 オーズ編の後編。壇黎斗が出てくることから「仮面ライダーエグゼイド」にも関わる。前回は抑え気味だった壇黎斗も今回はキレッキレで実に楽しい。ラストで完膚なきまでにぺしゃんこにされてしまったが。
 ソウゴは前回ゲイツと袂を分かったと思われたが、勿論そんなことはなく、最も効率的にアナザーオーズを倒す方法を見つけようとしていただけ。ソウゴがやってるのはいつもと変わらないのだが、いつもその言動に振り回されるゲイツという構図が完全に確立している。「仮面ライダーエグゼイド」「仮面ライダービルド」と同じ構図になってる。
 たぶんゲイツもその自覚があるのだろう。
 今回のジオウは火野映司からもらったオーズライドウォッチを用いてオーズフォームに変身してる。一方ゲイツは前回と同じくゲンムフォームに変身。ちなみに火野映司からもらったライドウォッチはもう一つタジャドルウォッチがあった。
<ウィズが壇黎斗に申し出たのは神を越えた王にするというものだった。王と神ってどっちが上だかは言うまでも無い。この逆転をしたのはアニメの「魔神英雄伝ワタル」以来だ。>
第11話 ジオウ・オン・パレード2018

  脚本:毛利亘宏
  監督:上堀内佳寿也
  アクション監督:宮崎 剛
  特撮監督:佛田 洋
 2013年の世界で鎧武アーマーを召喚し、アナザー鎧武を倒したソウゴは、直後に異世界に飛ばされ、そこに現れた白い服の男から「仲間を信じろ」と告げられる。元の2013年の世界に戻ってみると、倒したはずのアナザー鎧武は復活して逃げ去ってしまっていた。実はこの世界にあってゲイツが危機を迎えていた… 
 敵はアナザー鎧武。チームバロンのリーダーであるアスラが変身するアナザーライダー。邪魔者をヘルヘイムに送り込んでいた。
 「仮面ライダー鎧武」の世界での話の前編。前回のラストで家出してしまったゲイツを取り戻す話になる。オープニングにクライマックスシーンを持って行ったために少々物語が混乱している。更にソウゴが二人現れ、一人は妙に訳知りなこともあって、訳の分からない物語になっている。主人公は時空を旅してるわけだから、時空の混乱で二人以上が出ても不思議ではないが、やっぱりよく理解出来ない。
 何度もジオウを倒すという言葉を口にしながら、その言葉に真実みがないと初めて会った駆紋戒斗から指摘されるゲイツ。もの凄く分かり易いツンデレキャラだ。
<ヘルヘイムの森に来て5年も経つという戒斗だが、服は真新しいな。>
第12話 オレ×オレのステージ2013

  脚本:毛利亘宏
  監督:上堀内佳寿也
  アクション監督:宮崎 剛
  特撮監督:佛田 洋
 突如現れたもう一人のソウゴは3日後の未来の時間軸からやってきたものだという。3日後のソウゴによれば、ヘルヘイムに閉じ込められてしまったゲイツを救うためには二人分のソウゴの力が必要だという。それを聞いたウォズは、これが王のやる行為ではないと言い…
 敵はアナザー鎧武。2018年と2013年の同時に倒さないと倒されないため、二人のジオウ鎧武アーマーに倒された。
 「仮面ライダー鎧武」編後編。ゲイツを救うために活動するソウゴの活躍が描かれる話。三日後の自分自身と共に活動することになる。タイムパラドックスを扱った場合、こう言う話も出来る。「仮面ライダー電王」でやっておくべき話だったかも知れないな。コミカルな演出もそれっぽい。
 具体的には鎧武ウォッチをヘルヘイムにいるゲイツに届けることでヘルヘイムと現実世界の空間をつなげ、そこからゲイツを呼び寄せるという作戦。三日後のソウゴが知恵を貸さないとその答えにはたどり着けなかったから、二人が必要だったということ。
 一方、ヘルヘイムで駆紋戒斗に出会ったゲイツは、運命を変える覚悟を問われ、再びソウゴの監視役に戻ることになった。自分から彼氏を振った女性がやっぱり彼氏を忘れられなくなって…という展開と言うべきか?BL展開が激しいな。
 ソウゴは前回で元の時代で神となった葛葉紘太と出会っていたが、今回はその時間軸からずれて、今もバイト生活をしている紘太と出会っている。しかし、考えてみると、こっちの方が紘太にとっては幸せだったような気はする。
 ウォズはゲイツが予言の書に書いてないという理由で排除しようとしたのだが、ゲイツが生還してから予言書を見たら、ゲイツの名前が書かれていたという描写がある。未来が変わってしまったのか?
<三日後の自分と抱擁するソウゴ。BL寄りにするのはシリーズの定番だが、自分自身というのは初めてのことだ。ツンデレちゃんとの三角関係になるのかな?
 ヘルヘイムを奪取素津する際、「俺は運命を変えてやる」と豪語するゲイツだが、お膳立ては全部ソウゴによってなされていたので、単純に掌で踊っていただけ。>
第13話 ゴーストハンター2018

  脚本:毛利亘宏
  監督:諸田 敏
  アクション監督:宮崎 剛
  特撮監督:佛田 洋
 ソウゴの前に現れたアナザーゴースト。人を襲っていることを知ったソウゴは追いかけるが逃げられてしまう。だがその代わりに現れたタケルとナリタに捕らわれてしまう。一方、タイムジャッカーに協力を申し出るウォズは、魔王の最大のライバルとなる存在が近づいていると告げる。
 敵はアナザーゴースト。妹を助けるために事故死してしまったマキムラという男が無理矢理変身させられた姿で、事故が起こる直前の現場に現れて未然に事故を防ごうとする。素体となるマキムラが死んでいるため、倒す事が出来ない。
 ゴースト編の前編。ゴーストのライドウォッチはゲイツが最初から持っていたが、これは2068年にオーマジオウから奪ったもので、この時代にももう一つのゴーストライドウォッチが存在するらしい。
 アナザーゴーストは神出鬼没でほとんどの攻撃をすり抜けてしまうのだが、攻撃が当たって変身が解除されると死体になってしまう。実は3年前のゴーストの世界で死亡した人間で、アナザーゴーストになることで無理矢理生かされ続けているらしい。
 一方、オーマジオウの最大のライバルが現れるというウォズだが、そこで現れたのは、世界の破壊者と呼ばれた「通りすがりの仮面ライダー」だった。確かに似た能力を持つライダーで、どちらも魔王には違いないが、この二つの世界は設定が違う。ちなみに今回は最初仮面ライダーアギトの姿で現れた。アーマーではなくアギトの姿そのものなので、ディケイドが変身するのは他のライダーそのものらしい。違った法則で変身することになる。どうやら司はこれからライバルキャラとして登場し続けるらしいが、どういう立ち位置で関わってくるのかは結構楽しみだ。
 言うまでも無く門矢司役は井上正大だが、まさに現在「神ノ牙−JINGA−」で主役として活躍中。二つの特撮番組で同時に主役級とはたいしたものだ。
 今回の変身はジオウが鎧武とゴースト(初出)、ゲイツがドライブとウィザード。そしてディケイドはアギトと響鬼に変身してる。
VOL.4
<A> <楽>
第14話 GO!GO!ゴースト2015

  脚本:毛利亘宏
  監督:諸田 敏
  アクション監督:宮崎 剛
  特撮監督:佛田 洋
 アナザーゴーストの力で肉体と幽霊に分離されてしまったソウゴは、何故か自分の姿を見ることが出来るタケルと共にアナザーゴーストが生まれた2015年の世界に向かう。既にその世界にいたゲイツは、そこで仮面ライダーディケイドの邪魔を受けるのだが…
 敵はアナザーゴースト
 ゴースト編の後編。タケルだけでなくマコトも現れてるが、全部もやしこと門矢士に取られてしまった感がある。世界の破壊者として、悪役っぷりが堂に入ってるが、言動からすると、どこかジオウを助けてるような部分もある。
 物語としては、死んでアナザーゴーストになったマキムラの命を助けた上でアナザーゴーストにして、その上でアーマーを破壊する事で事なきを得るという、ちょっと複雑な話になってる。
 この世界線では時空の移動はタイムマジーンを介さないと行えないが、士は「仮面ライダーゴースト」と同じように自分の意志で勝手に時空を超えることが出来るらしい。この二つの世界の設定の違いは一体どうなってるやら。
 今回はジオウがディケイドアーマーになる。ディケイドアーマーは更にウォッチを装着できるため、ディケイドアーマービルドフォーム、ディケイドアーマーゴーストフォームに。ゲイツがゴーストアーマーに変身。更に士が龍騎とゴーストに変身。2015年では3体の仮面ライダーゴースト同士で戦うと言う妙な描写となる。
 流石10年ぶりの登場ということもあって、士の大人っぷりは際立ってる。しかしソウゴと一緒の画面にいると、こんな大きなキャラだったと分かる。頭半分以上も大きい。
<ゲイツのツンデレぶりがますます際立ってる。しかもその言動を魂状態になったソウゴが見てるので、全部バレバレという。なんとも可愛いキャラに仕上がってる。
 ディケイドアーマーは顔が平面で、ウォッチを装着するとその顔が対象の顔に変化する。なんだかのっぺりした変な具合だ。>
第15話 バック・トゥ・2068

  脚本:毛利亘宏
  監督:田ア竜太
  アクション監督:宮崎 剛
  特撮監督:佛田 洋
 2018年現在。上空にダイマジーンという巨大メカが現れた。ツクヨミによれば、これは2068年の荒廃した世界を作りだした破壊兵器だという。更にツクヨミとゲイツを殺害するために未来から甲冑を身に纏ったカッシーンという人物が現れる。更に突然現れたディケイドによってソウゴは2068年の世界に送り込まれてしまうのだった。
 敵は仮面ライダーディケイドカッシーン。更にオーマジオウとの戦い。
 前半のクライマックスとなる話で、ついにソウゴは2068年の世界を垣間見ることになる。自分自身によってもたらされたという荒廃した世界を目にし、更にオーマジオウには全く歯が立たない。
 ソウゴが歴史を変え始めたため、未来のオーマジオウが歴史を修正しようとしていた。これだけでも既にソウゴ、ゲイツとツクヨミ、タイムジャッカー、ウォズとオーマジオウ、ダイマジーンと5つの勢力で混乱してるのに、更に次元の破壊者門矢士が現れることで混乱がますます拡大中。現時点でもほぼ収拾ついてないが、一体どんな展開になるのやら。
 2068年で現れたオーマジオウはやはりソウゴの未来の姿。どのように行動しようともこうなってしまうことを見せつけられた。これまで常に余裕を持っていたソウゴがオーマジオウを前に余裕を無くしてテンパってる珍しい姿があり。
 久々のディケイドの変身。2009年のものと変わらないので、なんかとても懐かしい感じ。今回の変身はジオウがディケイドアーマービルドフォーム。ディケイドが仮面ライダービルドに変身している。
<冒頭のダイマジーンの破壊シーンは庵野秀明が作った巨神兵のシーンに似てる感じだ。
 いつものようにソウゴに迫るゲイツ。ナイフに見立てたバケットを片手に耳元に囁くとか、一体どんなBL展開だよ。>
第16話 フォーエバー・キング2018

  脚本:毛利亘宏
  監督:田ア竜太
  アクション監督:宮崎 剛
  特撮監督:佛田 洋
 もし魔王になりたくないならばベルトを捨てろとオーマジオウ=未来の自分自身に言われるソウゴ。オーマジオウはそれ以上何も語る事無く、2018年の世界に返してしまう。思い悩んだソウゴはゲイツにベルトを破壊するように願うのだが…
 敵はカッシーン。そして仮面ライダーディケイド
 オーマジオウによってベルトを捨てるように言われたソウゴは本当にベルトを捨ててしまうと言う、思いもしなかった展開。ただ、オーマジオウ自身もそれを予期していたのだが、人を救うために再びライダーの力を欲したソウゴはゲイツの持つベルトを用いて変身。オーマジオウも最初からこれが分かっていたのだろうが、ゲイツとツクヨミが未来に帰る前にその決断を下したとは見事なタイミングでもある。
 一方、この次元に何らかの目的を持つらしい門矢士はソウゴが仮面ライダーになることを肯定的に捉えている。
 今回の変身はジオウがディケイドアーマーゴーストフォーム、ディケイドアーマーエグゼイドフォームRL、ゲイツがウィザードアーマーとゴーストアーマー、ディケイドがウィザードに変身してる。
<ジオウドライバーを破壊する事で魔王にならなくなったソウゴだが、別なベルトを使えば普通に変身出来る。ベルトは量産されてるんだ。これまでにはない展開だな…いや、前に「仮面ライダーエグゼイド」でもやってたか。量産型の模造品だったが。
 ゲイツは大分離れた位置から投げて工事用分離体(でいいのかな?)を投げてソウゴを救っている。奇跡的なタイミングだな。
 ジオウはエグゼイドウォッチを使ってRとLの二体に分離。これは「仮面ライダーエグゼイド」と同じだが、エグゼイドの場合、二つの人格を持っていたから。こちらだと単に同じキャラが二人になっただけ。良いのそれで?>
第17話 ハッピーニューウォズ2019

  脚本:下山健人
  監督:柴ア貴行
  アクション監督:宮崎 剛
  特撮監督:佛田 洋
 初夢で2022年の世界で新たな仮面ライダーと出会ったソウゴ。あまりに生々しい夢に戸惑うソウゴだったが、2019年の今、未来でも存在しないはずのアナザーライダーが現れたとゲイツから告げられてしまう。
 敵はアナザーシノビ。2022年の仮面ライダーである仮面ライダーシノビのアナザーライダー。時を遡って2019年にやって来た。忍法に近い技を駆使する。
 前回のエピソードで王となる決意を固くしたソウゴだが、そのトラブルによって歴史が変わってしまい、新しい仮面ライダーがこの時代に生まれたと言う事になる。しかも現れたライダーは2人。一人はともかく、もう一人はゲイツの変身したライダーだった。しかもそのウォズは未来から来たもう一人のウォズという、なんだかよく分からない展開になってる。
 しかももう一人のウォズが告げたのは、未来は変わり、王となったのはオーマジオウではなく、ゲイツが変化したゲイツリバイブという。これでジオウに仕えるウォズとゲイツに仕えるウォズの二人に分裂したことになる。
 ゲイツの目的はオーマジオウを倒す事だったが、自分が王になってしまうと言う本末転倒な未来を見せられてしまった。なんというか、少々可哀想なキャラでもある。
 今回の変身はジオウがディケイドアーマー。
<仮面ライダーシノビだが、音楽全般が「手裏剣戦隊ニンニンジャー」っぽさがある。流用?
 仮面ライダーゲイツのドライバーはテンション高すぎて鬱陶しい。>
VOL.5
<A> <楽>
第18話 スゴイ!ジダイ!ミライ!2022

  脚本:下山健人
  監督:柴ア貴行
  アクション監督:宮崎 剛
  特撮監督:佛田 洋
 ゲイツが救世主となった未来から来たと言うもう一人のウォズ。まずこの時代に現れたアナザーシノビを倒さねばならないのだが、別な時空から来たシノビのウォッチはこの時代では作り出せなかった。このままでは歪んだまま時代が進行してしまうことになるが…
 敵はアナザーシノビ。2年後に仮面ライダーシノビとなるはずの連太郎という青年にウールが接触して作り上げたアナザーライダー。倒すためにはシノビウォッチが必要だが、それを持ってくることが不可能なので、理論上無敵。
 変わってしまった時空の中で生まれたライダーのアナザーライダーが登場。アナザーライダーを倒すためにはオリジナルのライダーウォッチが必要なのだが、歪んだ時空に入る事ができないため、倒す事が出来ないというややこしい事態になってしまった。
 この事態を決着させるための方法として、アナザーシノビとなった連太郎の正義の力を信じ、シノビウォッチを捨てさせるという方法を用いた。しかし、実はそれこそが白ウォズの本当の目的だったという、相当ややこしい話になってる。これによって仮面ライダーウォズは仮面ライダーシノビの力を手に入れる。
 ソウゴを魔王にしようとするのはソウゴ自身と黒ウォズの二人。それに対し最終的に自分自身が救世主となるならば、オーマジオウが魔王として君臨する未来にはならないと思うようになったゲイツとツクヨミの姿もある。
 今回の変身はジオウはジオウのまま。ウォズがフューチャリングシノビに変身する。
 ついでに又しても新しい仮面ライダーが登場のようだ。仮面ライダークイズ?なにそれ?
第19話 ザ・クイズショック2040

  脚本:下山健人
  監督:諸田 敏
  アクション監督:宮崎 剛
  特撮監督:佛田 洋
 2019年の今、またしてもアナザーライダーが現れ、戦いを開始するジオウとゲイツ。だがそんな二人の前にアナザーライダーを倒しに来た新しい仮面ライダーが現れる。
 敵はアナザークイズ。2040年の異なる時間軸からやってきた仮面ライダークイズから生まれたアナザーライダー。そして仮面ライダークイズ。2040年の堂安主水が変身する仮面ライダー。体の各部にクイズのボタンを付けている。
 またしても新しい仮面ライダークイズが登場。時間軸が変わった時代の2040年からやってきた仮面ライダーだという。
 アナザーライダーが出現するとオリジナルライダーは消えるはずなのだが、クイズに関してはオリジナルとアナザーが共存している。
 黒ウォズと白ウォズの二人が共存してる世界で、どの場面でもウォズが出てきてる。もはや主人公はウォズになってる感じだ。白ウォズの世界ではオーマの日以降も仮面ライダーが生まれているが、彼らの力をゲイツリバイブが吸収する未来だという。白ウォズがこの時代にやってきたのも、先に彼らの力をゲイツに力を与えるためだという。
 救世主となるためには仮面ライダー達の力を奪わねばならない。気がついたら、いつのまにか話の中心はソウゴではなくゲイツの方に移ってる。
 今回の変身はジオウがディケイドアーマー。ゲイツがエグゼイドアーマー。
 仮面ライダークイズに変身する同案主水役は「特命戦隊ゴーバスターズ」桜田ヒロム役の鈴木勝大。仮面ライダーと戦隊レッドに変身した初のキャラになる。
<どうでも良いことかもしれないけど、クイズのデザインはとにかく違和感だらけ。何より頭に「?」マークが付いてるデザインはどう見ても「バットマン」のリドラー(ナゾラー)が元にしか見えない。変身ポーズは…これ「クイズ・タイムショック」では?>
第20話 ファイナルアンサー?2040

  脚本:下山健人
  監督:諸田 敏
  アクション監督:宮崎 剛
  特撮監督:佛田 洋
 自らが救世主となるためには2040年のライダーである仮面ライダークイズを倒さねばならないと白ウォズに言われたゲイツ。言われるがままクイズに攻撃を加えるゲイツだが、ソウゴは堂安主水の目的を果たしてやろうとして…
 敵はアナザークイズ。堂安主水の父保が変化させられた。知識に対して貪欲で、人の知識を奪うことが出来る。
 仮面ライダークイズ編の後編。
 目的を持った他者の意思を優先し、その望みを可能な限り果たさせようとするソウゴは魔王に、その目的をたたきつぶすことでゲイツは救世主となろうとしている。二人の道は分かれているように見えるのだが、相変わらずゲイツは悩みながら戦い続けてる。結果、最も良い形にはなったものの、白ウォズが示すとおり二つ目の未来のライダーウォッチを手にすることになった。あと一つ手に入れたらオーマジオウにも勝てるようになるらしい。
 この話はゲイツが中心となり、ソウゴはあくまでサポートに徹し、戦いもすべて敗北している。ちょっと寂しい描写だ。
 今回のジオウはダブルアーマー。そしてゲイツはビルドアーマー。そしてウォズはフューチャリングクイズに変身してる。ダブルアーマーは本編には登場しないが、劇場版で手に入れるのかな?
<この時期に論文を話題にして、しかも「お前の論文は評価されるかどうか」「ブー!」とか、今の卒業論文時期の大学生を思いきり逆なでしてるとしか見えない。
 自分が保の息子であることを示そうと腕時計を見せる主水。でも位置が離れてるので、時計の種類まで分からないと思う。>
第21話 ミラーワールド2019

  脚本:下山健人
  監督:田ア竜太
  アクション監督:宮崎 剛
  特撮監督:佛田 洋
 新たなアナザーライダー出現に、出動するジオウとゲイツ。だが神出鬼没の上に、攻撃をそのまま返す厄介な敵に翻弄されるばかりの二人。被害者について調べるツクヨミは、被害者が全員廃刊したネットニュースのOREジャーナルの読者だと気付く。
 敵はアナザーリュウガ。偶然開いた通り道を辿ってミラーワールドからやってきた仮面ライダーリュウガのアナザー体。この世のライダーと組成が違うため、基本的には倒す事が出来ない。
 「仮面ライダー龍騎」前編。城戸真司と大久保の二人が登場。懐かしい。
 アナザーライダーは仮面ライダー龍騎ではなく、劇場版の方に登場した仮面ライダーリュウガがアナザーライダーになってる。これはミラーワールドの中の城戸真司で、今の時代に生きる真司を殺せば消えるとウォズは唆している。勿論誰も殺したくないソウゴだが、その心の乱れをつかれてミラーワールドに引きずり込まれてしまう。
 ようやく路線がいつもの奴に戻ったが、黒ウォズは早くソウゴをオーマジオウにしてしまおうと、オーマジオウのライドウォッチを取り出してる。一方、ゲイツは自分が救世主になった場合、未来はどうなるのかを白ウォズに尋ねるが、それは何も変わらない停滞した世界であると答えた。さてどんな世界なのか。
 今回の変身はゲイツがドライブアーマー。これは本編中に登場してないので、劇場からかな?ウォズはフューチャリングクイズに変身している。
VOL.6
<A> <楽>
第22話 ジオウサイキョウー!2019

  脚本:下山健人
  監督:田ア竜太
  アクション監督:宮崎 剛
  特撮監督:佛田 洋
 ソウゴは鏡の中で現れたもう一人のソウゴの攻撃を受けるが、そこからアナザーリュウガは鏡の中だけに存在した仮面ライダーリュウガに代わられたものであり、リュウガウォッチを手に入れることが不可能という事だけが分かった。そんなアナザーリュウガを倒すためには自らを命をかけねばならないと心に誓うゲイツ。
 敵はアナザーリュウガ
 ソウゴとゲイツが、絶対撃破不能のアナザーリュウガを堂倒すのかを考えている。ゲイツは攻撃の僅かなタイムラグで自らを犠牲にして倒す事を考え、ソウゴは自分がオーマジオウのちからを手に入れることで倒そうと考えていく。
 だが、ソウゴはその未来を選ぶことなく、ミラーワールドの自分自身を受け入れることによって、オーマジオウではなくジオウIIへと変身した。これによって作戦失敗によって命を落としたゲイツを時間を戻すことによって救って見せた。
 しかしそのジオウIIの力は姿こそ違うがオーマジオウの力そのものだとツクヨミとゲイツは危機感を感じている。
 今回の変身はジオウがジオウIIに、ウォズがフューチャリングシノビに変身している。
 あと、ジオウIIの姿を見た黒ウォズが久々に「祝え」の一連の台詞を朗じている。これまで白ウォズに圧倒されていた黒ウォズが本来の自分を取り戻したようだ。
<絶対破壊不能というアナザーリュウガを倒せるようになったことで、これまでのようにパズルのようにライダーウォッチを手に入れて敵を倒す必要性が無くなったということ。物語そのものを崩しかねない。>
第23話 キカイだー!2121

  脚本:下山健人
  監督:山口恭平
  アクション監督:宮崎 剛
  特撮監督:佛田 洋
 卒業が罹っている追試にかかり切りのソウゴは勉強中に思わずうたた寝をしてしまうのだが、その夢では、人間はヒューマノイズという機械によって迫害されている世界だった。そんなソウゴが目覚めると、アナザーキカイというアナザーライダーが出現していた。
 敵はアナザーキカイ。2121年の仮面ライダーキカイのアナザーライダー。誰が呼び寄せたのかは不明なのだが、その力を欲したスウォルツによってウールが変化させられている。
 恐らく最後のフューチャリングの話で、2121年の仮面ライダーである仮面ライダーキカイと、そのアナザーライダーであるアナザーキカイが登場。
 ソウゴの夢を通してもう一つの世界の仮面ライダーと共に戦うという話。これまでにはなかったパターンの話。
 前回でジオウIIとなったソウゴはオーマジオウの力も使えるようになってる。今回観た仮面ライダーキカイの夢もおそらくはオーマジオウの使える予知夢。オーマジオウが現れるのが2068年だから、それ以降の話になってる。
 ソウゴの卒業をかけた勉強を優先させようと、久々にゲイツのツンデレが炸裂。むしろオーマジオウの力に危惧するのはツクヨミの役割になってしまった。
 今回はゲイツがファイズアーマーとゴーストアーマーに変身してる。
 仮面ライダーキカイ=レント役は入江甚儀。『キカイダーREBOOT』のジロー役だが、過去「仮面ライダー鎧武」でも客演している。今回の機械っぽいしゃべり方はまさにそのまんま。
第24話

ベスト・フレンド2121

  脚本:下山健人
  監督:山口恭平
  アクション監督:宮崎 剛
  特撮監督:佛田 洋

 2019年の世界ではスウォルツによってウールがアナザーキカイにされてしまった。そんなウールを救うため、一時的にオーラと手を組むソウゴ。一方、ソウゴの夢の世界では2121年の世界でレントが暴走するのを目撃する。レントを慕う子ども達の願いを聞き、レントを救おうとするのだが…
 敵はアナザーキカイ
 二つの世界でそれぞれの戦いが展開。これまでもそういうパターンはあったが、相手が未来のライダーのため、パターンは大きく異なってしまった。大きな違いはアナザーでは無いオリジナルのライダーとジオウが戦う羽目に陥るという点。
 これによってフューチャリングウォッチは三つ揃い、ゲイツはゲイツリバイブになる力を得た。
 タイムジャッカーの一人オーラはウールを助けるためにソウゴとゲイツに助力を願い、その願いを受けてウールを解放するのだが、その本心は、スウォルツに代わり、自分自身が未来を支配しようとしてのことだった。タイムジャッカーにも内紛が始まってるようだが、そういえばオーラは前に門矢士と一緒に行動していたから、その影響を受けてしまったのかも知れない。
 今回の事件から、ソウゴが行った場所は2121年ではなく、実はソウゴ自身が見た夢がそのまま現実になってしまった可能性がある。それはまさしくオーマジオウそのものの力らしい。
 今回の変身ではウォズがフューチャリングキカイとなった。
<アナザーキカイにはパスワードがあるとか、どこを押せば入力機が出てくるのか分かるとか、ちょっと設定的に無理がある…と思ったら、ちゃんと答えが劇中に出てきた。
 ジオウIIの力を使えば、時間を逆戻らせることが出来るので、例えば死人が出てもすぐに元通り…万能すぎるな。>
第25話 アナザージオウ2019

  脚本:下山健人
  監督:諸田 敏
  アクション監督:宮崎 剛
  特撮監督:佛田 洋
 過去ソウゴ戦ったアナザーライダーの装着者が次々襲われる事件が起こる。更に倒したはずのアナザーライダー達が復活してくる。全て一人の人間の仕業であることが分かるのだが…
 敵は不明。アナザーライダーの装着者を襲ってその力を奪って現れる。最終的にアナザージオウに変身している。
 又しても新展開。過去倒したアナザーライダーたちが次々に復活するという話で、過去接触があったらしいが、その装着者はソウゴのことを知っているらしいが、ソウゴ自身はそのことを知らない。どんな展開になるかは後編に期待。
 オーマの日が近づいているようで、登場キャラのそれぞれに異変が生じている。前回白ウォズによってゲイツリバイブウォッチが作られたが、現時点ではその変身は出来ない。ゲイツとツクヨミはソウゴと距離を置いており、ソウゴには黒ウォズがサポートについてる。
 今回の変身はジオウがビルドアーマー、ゲイツがエグゼイドアーマー、ウォズがフューチャーリングキカイとフューチャリングクイズに変身。
<白ウォズはフルーツトマトはフルーツかどうかと、問題を出したが攻撃は撃破されてしまった。その際「永遠に論争を続く問題を出してしまった」と悔やんでる。いや、フルーツトマトは普通に野菜だよ。>
VOL.7
<A> <楽>
第26話 ゲイツリバイブ!2019

  脚本:下山健人
  監督:諸田 敏
  アクション監督:宮崎 剛
  特撮監督:佛田 洋
 アナザージオウと戦うソウゴのジオウII。だがジオウでは決してアナザージオウを倒す事が出来ないという事実を確認するばかりだった。一方、ゲイツリバイブの変身が出来なかったことはジオウを倒すという使命に迷いを持っていると白ウォズに指摘されたゲイツは…
 敵はアナザージオウ
 突如ソウゴの前に現れた加古川飛流が何故ソウゴを襲うのかを確かめる話。ソウゴと飛流は同じバス事故の被害者だが、そのバス事故というのは、未来からやって来た何者かがソウゴを殺すために仕組んだもので、その事実を知らされたことで、自分の家族を奪った理由としてソウゴを狙ったというのが真実。
 その事故を起こした張本人が時を超えてきたツクヨミだった?という謎が生じ、この話は続きとなる。
 一方ジオウを倒すという使命を再認識したゲイツはついにゲイツリバイブへの変身に成功する。
 タイムジャッカーの中でも不協和音。スウォルツが何を考えてるのか分からないと言うウールは危機感を募らせ、オーラはそんなのをどこ吹く風と流してる。
 今回の変身はゲイツがゲイツリバイブになった。ジオウIIの未来予知をスピードで超えるという無茶な行動を取ってる。さすがジオウを倒すためのフォームだけある。
<飛流はバス事故のきっかけとなったソウゴを憎んでいるが、肝心の犯人については何もしようとしない。随分歪んだ目的持ってるな。
 ゲイツリバイブの誕生で白ウォズも「祝え!」を言っていた。白ウォズもそうなんだ…と思ったら、ソウゴがツッコミ入れてた。>
第27話 すべてのはじまり2009

  脚本:下山健人
  監督:田ア竜太
  アクション監督:宮崎 剛
  特撮監督:佛田 洋
 互いの生き残りをかけ勝負をかけるジオウIIとゲイツリバイブ。そこに割って入ったのは黒ウォズだった。何故突然ジオウを倒しにかかったのかと問う黒ウォズに、ツクヨミを救うために身を削ってでも戦うと宣言するゲイツだが…
 オーマの日が近づいており、ソウゴとゲイツの決闘も秒読みとなっている。そんな中、お互いに迷いを振り切ろうとしながら中途半端な思いを振り切れない二人。
 そして二人のウォズもそれぞれの思いを胸に行動している。白ウォズは自分のための救世主としてゲイツを祭り上げようとしているし、黒ウォズはゲイツリバイブに対抗するため白ウォズの仮面ライダーの力を奪おうとしている。現時点では黒ウォズの読み勝ちで、自らが仮面ライダーウォズへと変身出来るようになった。
 過去でソウゴに発砲したツクヨミだが、ソウゴを撃ったわけではなく、その場に現れたスウォルツに発砲したらしい。更にそのバスの運転手というのが何と門矢士…なんと複雑な特異点だ。ちなみにバス事故は士の時空を超える能力によってほとんどの乗員は無事だった。スウォルツのやってることは全部無駄というのがなんとも情けない。
<スウォルツが後の王候補者を選ぶためにやったのは、バス事故を起こして、その生き残りを王にすることだった。これは映画『アンブレイカブル』でやってたことだな。>
第28話 オレたちのゴール2019

  脚本:下山健人
  監督:田ア竜太
  アクション監督:宮崎 剛
  特撮監督:佛田 洋
 仮面ライダーウォズの力を手に入れた黒ウォズはゲイツリバイブに戦いを挑む。全く敵いはしないものの、ゲイツの体力を削り、ジオウIIとの決闘を先延ばしにしようとする。一方ソウゴも力を付けたアナザージオウとの戦いの末、戦いの場に赴く。
 敵はアナザージオウとアナザーライダー軍団。
 冒頭が2009年のバス事故。そこでバスの乗客を救おうとして力を発し、王として選ばれたのは常磐ソウゴだった。飛流はソウゴが事故の原因だと言ったが、実際にはバスに乗っている“王”を探すためであり、結果としてソウゴが選ばれたに過ぎない。飛流がソウゴを恨んだのは完全な逆恨みだと分かる。
 それを見つめるツクヨミと門矢士。士によれば、この世界が破滅に向かうのなら、滅ぼすしかないと考えているが、そうでない未来がある可能性を見極めようとしていると言う。まだ隠してることはあるようだが、士の目的がようやく見えてきた。
 そしてジオウIIとゲイツリバイブの決戦だが、邪魔に入ったアナザージオウと一緒に戦ったことで仲直りしてしまう。最後はクジゴジ堂で共同生活が再開されることになってしまった。
 白ウォズは二人の決着を求めるが、黒ウォズは決着を先延ばしにしようとしている。白ウォズに関しては何らかの決着を望んでいたが、誰が勝とうと未来は変わらないと言っている。そして一体何を考えているのか分からないスウォルツ。更に複雑になった。
 今回の変身はジオウが鎧武アーマーとフォーゼアーマーとオーズアーマーとジオウII、ゲイツがファイズアーマーとウィザードアーマーとゴーストアーマーとゲイツリバイブ、ウォズがフューチャリングシノビ。今回は節目となるので多彩な変身だった。
<危機に陥ったソウゴに対してゲイツが言った言葉は「俺以外に倒されるなんて許さんぞ」だった。なんだか妙に…
 良い台詞が連発されるが、なんでだか全部クサい台詞ばかりだ。>
第29話 ブレイド・ジョーカー!?2019

  脚本:下山健人
  監督:山口恭平
  アクション監督:宮崎 剛
  特撮監督:佛田 洋
 再びクジゴジ堂での共同生活を始めたソウゴとゲイツ。そんな彼らの前に突然現れた男はライドウォッチを奪うと消えてしまう。
 敵はアナザーブレイド。仮面ライダーブレイドのアナザーライダーで白ウォズが栗原天音を変身させた。そして仮面ライダーディエンドと、ディエンドが呼び出した仮面ライダーナイトと仮面ライダーバロンと仮面ライダーアクセルと仮面ライダーバース。更にアナザーブレイドを守るために現れた仮面ライダーカリス
 ソウゴとゲイツの対立が一段落付き、再び過去のライダーのアナザーライダーとの戦いが展開するようになった。今回は「仮面ライダー剣」からとなるが、あの当時の子供栗原天音が成長して登場してる。なんだか懐かしい。
 仮面ライダー剣は2004年のライダーだが、その当時にアナザーライダーが生まれたのではなく、2019年現在で変身させられた。つまりジョーカーとなったブレイドはあの世界のまま、さまよい続けていたと言う事になる。実際仮面ライダーカリスとブレイドはどちらも実際に登場してる。いきなり世界の覇権を賭けたジョーカー同士の戦いが始まってしまった。
 そして仮面ライダーディエンドである海東大樹も登場。この世界のお宝としてライドウォッチを奪ってしまった。大樹が出ると一気に脱力タイムになるのがそれっぽい。ジオウIIウォッチが奪われてしまったため、アナザーブレイドを倒すためには再びブレイドライドウォッチが必要になった。
 ゲイツとウォズの過去というか未来の話も出てきた。元はウォズもオーマジオウに対抗するレジスタンスの隊長だったが、レジスタンスを裏切ったという。
 今回の変身はジオウが鎧武アーマー、ウォズがフューチャリングキカイとシノビ、すごいたくさんのライダーが登場してる。
<久々にちょっと脱力したツクヨミが見られるが、こっちの方が似合うね。「だ〜めだ、こりゃ」。
 久々の剣崎一真登場。全く変わらないな。特に滑舌が。実に懐かしい。>
VOL.8
<A> <楽>
第30話 2019:トリニティはじめました!

  脚本:下山健人
  監督:山口恭平
  アクション監督:宮崎 剛
  特撮監督:佛田 洋
 アナザーブレイドを巡る仮面ライダーブレイドと仮面ライダーカリスの戦いが続く。この戦いの決着が付く時、世界は滅びると語る剣崎一真。それを防ぐため二人の戦いの場に急ぐが、既に時遅く、ブレイドとカリスのジョーカーとしての力を得た天音は世界を終わらそうとしていた。
 敵はアナザーブレイド
 「仮面ライダー剣」編後編。自分の望む未来がもう来ないことを知らされた白ウォズがもうなりふり構わず世界を滅ぼすことに決めたことによる。これまでのライダーシリーズで唯一(?)決着が付いてない「仮面ライダー剣」の世界の終わりの可能性をここに出したのが面白い。そして一方ではこの日こそオーマの日がやってくる。
 相川始が仮面ライダーカリスに変身すると、ジョーカーの力が発動されるために否応なく剣崎一真が引き寄せられてしまうとのこと。
 世界を滅ぼそうとする白ウォズとはっきり訣別したゲイツは、ソウゴと自分自身の未来を信じると宣言する。そしてゲイツとソウゴの言葉を受け、
 この話の決着が最終的に「仮面ライダー剣」の本当の決着が付いたことになる。
 世界の終わりに際し、更なるパワーとしてジオウ、ゲイツ、ウォズの三人が合体して仮面ライダージオウトリニティが誕生した。この際いつものように黒ウォズの「祝え!」が入るが、言葉の端々に「とりあえず」「どうやら」「多分」「きっと」とか変な合いの手が入ってる。三人が合体することによってオーマの日は全く違ったものとなり、これからは誰も知らない未来が始まることになる。ただしこの時間軸でも最終的な未来はオーマジオウの誕生となることも同時に暗示された。
 そして白ウォズも退場。アナザーブレイドを作って世界を滅ぼそうとしたが、それに意味が無い事も知っていた。結局黒ウォズの方に全てを託し、自ら退場。
<やっぱり剣崎の声は素敵だ。
 一真と始のジョーカーの力を奪ったら、二人とも普通の人間に変わった。一真は良いけど、始の場合、本体の姿はダークローチのはずだが?>
第31話 2001:めざめろ、そのアギト!

  脚本:毛利亘宏
  監督:杉原輝昭
  アクション監督:宮崎 剛
  特撮監督:佛田 洋
 10年以上前に停止されたG3ユニット実験が主任となった御室によって再開された。ところが実験を始めた途端、何者かによって襲撃を受けてしまう。そのニュースを聞いたソウゴとゲイツとウォズは演習場へと向かう。
 敵はアナザーアギト「仮面ライダーアギト」に登場したアナザーアギトそのもの。人間を媒介に増殖することが出来る。
 「仮面ライダーアギト」編。登場するのは主人公の津上彰一と風谷真魚と今やG3の主任となった御室。今回も過去編になるのだが、今回も時を超えることなく、現代まで生き残ってきた仮面ライダーのアナザーライダーを作っている。
 これまでマスコット的な存在だったツクヨミにも何か重要な過去があるらしい。今回発覚したのは、レジスタンスに加わった時には既に記憶を失っていたと言うことで、タイムジャッカーと同じく時を止める能力を持つ。
 今回も「アギト」のオリジナルメンバーが登場してるが、考えてみると、他のライダー二人は出しにくい人になってしまった。真魚役の秋山莉奈は「仮面ライダー電王」以来か?
 今回の変身はジオウトリニティだが、変身して戦おうとした途端、ウォズが肉体をコントロールし、いちいち口上を述べている。良い味のキャラだ。
<アナザーアギトを既存の着ぐるみを使うとか、そろそろ予算の関係だろうか?
 アナザーアギトに噛まれた人間はアナザーアギトになるのだが、変化するのは顔と手だけ。お手軽な変身だこと。
 ソウゴがネットで検索した際、検索エンジンはQooq-lueというもの。まあ、いいか。
 多数のアナザーアギト出てるのだから、味方の方もタスで戦った方が効率良いのにトリニティになる必要がある?逆じゃないのか…と思ったらゲイツが全く同じツッコミやってた。>
第32話 2001:アンノウンなキオク

  脚本:毛利亘宏
  監督:杉原輝昭
  アクション監督:宮崎 剛
  特撮監督:佛田 洋
 多量に表れるアナザーアギトと戦う仮面ライダーアギトだが、ツクヨミを人質に取られ、時を止められてウールによってアギトの力を奪われてしまう。一方津上翔一を救うために時を止める力を使ってしまったツクヨミは自分の力に恐怖する。
 敵は仮面ライダーアギト。存在するだけで人間をアナザーアギトに変えてしまう能力を持つ。そしてアギトから生まれたアナザーアギトの大群。
 仮面ライダーアギト編後編。多量に現れるアナザーアギトだけでなく、津上翔一からライダーの力を奪ったウールによって、仮面ライダーアギトとも戦う羽目に陥る。
 前回のオープニングでG3が登場したが、これもちゃんと伏線になっていて、津上翔一がG3を装着して活躍する場がある。巧い脚本だ。劇中歌まで流れてて、かなり熱い。
 ウォズとスウォルツの会話があるが、その中で時を止める能力は本来スウォルツしか持ってないという。ウールやオーラの力はスウォルツが与えたものなのかな?ツクヨミがその力を使えるはずはないと言っていた。ツクヨミは何か特別な存在だと言う事だろう。ウォズも隠し事がまだある様子。
 今回の変身はウォズがフューチャリングシノビになってる。あと仮面ライダーアギトもトリニティフォームに変身してる。これって最強フォームではないが、本編でも二回しか変身してない形態なんだよな。
<ソウゴの鼻が詰まっているのか、滑舌があまり良くない。鼻づまりの声は聞いててちょっとイラッとする。
 G3を装着していた翔一はあっという間に装甲を脱ぎ捨ててる。なるほどこれが「仮面ライダーアギト」からの進化か。>
第33話 2005:いわえ!ひびけ!とどろけ!

  脚本:毛利亘宏
  監督:諸田 敏
  アクション監督:宮崎 剛
  特撮監督:佛田 洋
 ソウゴの誕生日を盛大に祝おうと計画中のウォズは順一郎からソウゴの卒業アルバムを借りて眺めていたが、そこには「鬼になりたい」という願いを書いていたツトムという子どもがいたことが分かる。ツトムの師匠の名前が「ヒビキ」と書かれていたことから、新しいライドウォッチが何であるのかを悟る。
 敵はアナザーヒビキ。ウールがソウゴの幼なじみのツトムを変身させた。元々は仮面ライダー響鬼を誘い出すためだった。
 「仮面ライダー響鬼」編前編。桐谷京介とトドロキが登場。なんかとても懐かしい気がする。京介は自己紹介でヒビキを名乗っていたが、実際にはヒビキではないらしい。電王のライドウォッチは持っているため、「電王」編はないと思われるが、桜井侑斗の登場はないのか?なんか「か〜な〜り〜強い!」とか言ってる方がしっくりくる。
 元々「仮面ライダー響鬼」に登場するのは「鬼」なので、アナザーライダーになったら、余計鬼っぽくなって格好良くなると言う変な事態が起こった。
 今回ソウゴの誕生日を祝おうというウォズが一人で盛り上がり、様々なパターンでお祝いの練習をしてるし、「祝福」という言葉を聞いた途端、目を血走らせて京介に詰め寄ってる(京介は可哀想な目でウォズを見てるし、ソウゴとゲイツは笑いをこらえてる)。かなりぶっ壊れてる感じがする。良いぞ。
 今回の変身はジオウがクウガアーマー(テレビでは初出)とエグゼイドアーマー。ゲイツがウィザードアーマー。
<トドロキが変身を解いたら服を着ていた。本来鬼の変身は炎で服を焼いてしまうはず。いつの間にか変身も進化してたのかな?>
VOL.9
<A> <楽>
第34話 2019:ヘイセイのオニ、レイワのオニ

  脚本:毛利亘宏
  監督:諸田 敏
  アクション監督:宮崎 剛
  特撮監督:佛田 洋
 京介は仮面ライダー響鬼ではなかった。自分自身についても、弟子のツトムについても口をつぐむ京介に対してソウゴはツトムと自分自身の小学校時代について語り始める。
 敵はアナザーヒビキ
 「仮面ライダー響鬼」編後編。桐谷京介が変身したのは京介変身体で、仮面ライダー響鬼になれなかった鬼だった。その理由を問いただす話となる。先代のヒビキから許可が与えられなかった京介は吉野に黙って勝手に弟子を取り、その弟子を仮面ライダー響鬼にしようとして失敗したことで激しい後悔をしていることが分かった。どうやら「仮面ライダー響鬼」時代の京介がまんま大きくなったような感じで、これはこれでしっかりオリジナルを踏襲してるので良し。
 ソウゴのアドバイスで、アナザーヒビキになってしまったツトムが自分にとってどれだけ大切な存在だったかを思い出して悩みを超えた京介は一瞬とは言え本物の響鬼になり、これで心置きなく仮面ライダーを辞めることが出来た。
 一方、深い悩みの中にあるウォズが解答を与えられた話でもある。尤もその悩みってのが、ソウゴの誕生日をどう祝おうかというものなんだが。
 鬼は基本的にずっと続いている存在だから、現在も活動中。無理矢理アナザーウォッチを作る必要もないし、仮面ライダー響鬼というのもそもそも特別な存在ではないので、かなり無理矢理な物語って感じ。
<今回のウールはなんか妙に鼻が詰まってた。花粉症かな?
 今回ジオウトリニティの変身の際、直接生身からジオウに取り込まれるのだが、その際くねくねとタコ踊りしてた。特にゲイツは真面目な顔で身体だけくねくねさせてるので、ものすごいシュールな光景。
 ツッコミではないのだが、最後のトドロキの「日菜佳さんに相談してみるか」の一言でちょっとしんみり。日菜佳を演じていたのはわずか24歳で亡くなった神戸みゆきだったから。>
第35話 2008:ハツコイ、ウェイクアップ!

  脚本:井上敏樹
  監督:田村直己 (テレビ朝日)
  アクション監督:宮崎 剛
  特撮監督:佛田 洋
 2019年。収監されていた祐子という女性が突然刑務所に現れたオーラによってアナザーキバに変化させられてしまう。裁判で祐子の冤罪を証明できなかった弁護士の前に現れたアナザーキバは彼に襲いかかるが、ソウゴに阻止される。
 敵はアナザーキバ
 「仮面ライダーキバ」編前編。ソウゴが過去味わった初恋の話でもある。
 ほぼ今回は丸々北島祐子という女性のエキセントリックさばかりが出た話になってる。常にマウンティングを取ろうとする祐子に対し、折角アナザーライダーにしてやったのにと怒りを燃やすオーラの女の戦いと、そんな祐子を初恋の人として執着するソウゴ。
 この話、これまでの話と較べると明らかに異質。なんだか話が急に平成ライダー前半のような話になったと思ったのだが、脚本が井上敏樹だった。急に納得いった。
 このまま話が展開するかと思われたが、突然新しい仮面ライダーであるギンガが登場。ジオウトリニティさえ歯牙にかけない強さを誇ってみんなを蹴散らしている。展開が全く読めなくなった。
 祐子役はなんと釈由美子だった。悪役を演じるのも貫禄たっぷりだな。やってることが「スカイハイ」でもある。ちなみに一度仮面ライダー作品には登場してる。「仮面ライダーG」という作品だが。
 更に次狼役で松田賢二も登場してるが、これも嬉しい。前回の「響鬼」編の斬鬼役で出ても良かった位なんだが。
<北島祐子は2015年時点で24歳だったそうだ…いや、なんでもない。
 ビルに突っ込んだ隕石が落下した先は採石場だった。角度的に言えば、ビルの直下に採石場があることになる。>
第36話 2019:ハツコイ、ファイナリー!

  脚本:井上敏樹
  監督:田村直己 (テレビ朝日)
  アクション監督:宮崎 剛
  特撮監督:佛田 洋
 突如宇宙から現れた仮面ライダーギンガの圧倒的力に抗体を余儀なくされるジオウら。地球そのものを滅ぼしかねないギンガを前にタイムジャッカーと手を組まざるを得なくなる。スウォルツは更にアナザーキバの力も頼ろうというのだが…
 敵はアナザーキバ仮面ライダーギンガ
 「仮面ライダーキバ」編後編。キバだけでなく新たな仮面ライダーギンガとの戦いもあって、かなり盛りだくさんになってる。ギンガは思ったよりあっけなかったけど。
 ソウゴの初恋の人、北島祐子の真相が分かるが、時を超えることが出来るので、真相もあっという間にわかってしまう。実は本当の極悪人で、人の命も何とも思ってないというサイコパス。かなり素敵なキャラに仕上がってるが、その祐子が初恋の人なので、ソウゴは全く役立たずだった。
 アナザーキバとの戦いは次狼がキバウォッチを持っていたことでキバアーマーの力を手に入れることが出来たが、祐子を救うことは出来ず、オーラに殺されてしまう。全くこども向きとは思えない展開だ。井上敏樹脚本の面目躍如だ。
 仮面ライダーギンガとの戦いを経て新たな力を手に入れることになった。当初スウォルツがその力を手に入れたが、すぐさまウォズが奪い去り、仮面ライダーウォズファイナリーに変身。
 そこかしこに釈由美子が主演した「スカイハイ」のオマージュが詰まってるけど、今回はそれも良し。
 それと、前回隕石がビルに突入するシーンは「仮面ライダーカブト」の始まりっぽいと思ったら、次回がカブト編。なるほどこれつながってるのか。
<今回スウォルツが小悪人ぶりを発揮して、力を手に入れるためにいくつも画策してるがことごとく裏目に出て、その度に変顔を披露してる。結構個性的だな。
 祐子はことあるごとにマンホールの蓋を持っている。盾として使ったり、投げつけたり…そういうキャラは知ってるぞ。青い服のヒーローだ。>
第37話 2006:ネクスト・レベル・カブト

  脚本:毛利亘宏
  監督:山口恭平
  アクション監督:宮崎 剛
  特撮監督:佛田 洋
 仮面ライダーギンガの出現と共にいくつもの隕石が落ちてくるようになった。しかもその隕石は地球外生命体のワームを運んでいることがわかった。放っておくことは出来ないとワーム退治に向かうソウゴら。人間に擬態したワームに襲われたソウゴを救ったのは青い姿をしたライダーだった。
 敵はアナザーカブト。矢車想が変身させられたアナザーライダー。
 「仮面ライダーカブト」編前編。登場するのは天道総司ではなく加賀美新と矢車想、影山瞬の地獄兄弟。
 かつてアナザーライダーが現れたらオリジナルライダーは消去されたが、ブレイド編以降オリジナルライダーが同時に登場するようになった。それに疑問を覚えるツクヨミだが、どうやら時空が歪んできているらしい。加賀美新の言葉によれば、カブトの世界とこの世界は違う時空にあり、それが融合しているらしい。
 そして満を持して現れた門矢士。時空の歪みを調査してると言っているが、キーパーソンはツクヨミらしい。
 クロックアップしたワームに対してゲイツリバイブは疾風で、ウォズはシノビでちゃんと対応してる。最速スピードを誇ったカブトももうそんな立ち位置になるのか。
 今回の変身はジオウがフォーゼアーマーになって宇宙で隕石を破壊してた。そういえばこれも宇宙モティーフか。
<オープニングで突然「仮面ライダーカブト」の主題歌演出が始まってびびったが、すぐに通常オープニングが始まり、ほっとした。
 パンチホッパーがクロックアップしてるが、これは本編では登場してない。「カブト」放映当時は「クロックアップできるか出来ないか」で議論してたことを思いだした。
 影山瞬役の内山眞人を見てると、時間の流れを感じてしまう。なんせ13年前だもんな。
 仮面ライダーウォズギンガの必殺技の鬱陶しさは群を抜いてる。「すいきんちかもくどってんっかい」って、「めい」が無いのでちゃんと現代に対応か。>
VOL.10
<A> <楽>
第38話 2019:カブトにえらばれしもの

  脚本:毛利亘宏
  監督:山口恭平
  アクション監督:宮崎 剛
  特撮監督:佛田 洋
 次々に地球に飛来する巨大隕石を消すにはウォズのギンガファイナリーしかないことが分かった。だが加賀美を人質に取った影山はフォーゼウォッチとギンガウォッチを要求する。
 敵はアナザーカブト
 「仮面ライダーカブト」後編。アナザーカブトになってまでワームとなった影山を守ろうとする矢車の絶望的な努力が見所。地球を滅ぼしても構わないから守ろうというのだから、堂に入ってる。ただし、矢車はこの関係は長続きしないのが分かっているのも知っていて、弟を殺すのは自分の役割だとも認識してる。地球の滅亡の方が早いか遅いかの違い。
 仮面ライダーカブトが登場するが、変身したのは加賀美新だった。何をやっても上手くいかず、ドジばかり踏みながら、最後には逆転勝利を得るという加賀美の姿は「仮面ライダーカブト」の時と何にも変わってないというオチに見える。
 士の言葉によると、時空の乱れが生じている。「仮面ライダーカブト」は過去に渋谷隕石があったから違う時空で、それが重なってしまったとのこと。そのキーパーソンとなるのがツクヨミらしいが、どのように関わるのかは現時点では不明。
 門矢士と共に2058年の世界でツクヨミは一人の少女とその兄と出会う。少女は自分自身のようにも見えるが、ツクヨミがいた世界は2060年だったはず。2年でここまで成長しないから、何らかの理由があるはず。
 今回の変身はジオウがフォーゼアーマーとビルドアーマー、ウォズがギンガファイナリー。
<2058年の世界では門矢士はコックの格好をしていた。あんまり意味はない気がするが、その格好で庭に出たら駄目だよ。
 加賀美新の言葉では、カブトゼクターに選ばれなかったからガタックになったらしい。でもオリジナルの設定ではガタックはカブトに匹敵する性能だったはず(設定上、ハイパーとなれるのはカブトとガタックの二体)。
 巨大隕石のサイズだとたとえバラバラになったとしてもその質量が落下したら地球は破滅しそうだ。
 最後の隕石破壊はジオウトリニティフォームで行ったが、ギンガファイナリーで焼き尽くした方が良くなかったかな?>
第39話 2007:デンライナー・クラッシュ!

  脚本:毛利亘宏
  監督:柴ア貴行
  アクション監督:宮崎 剛
  特撮監督:佛田 洋
 突如この時代に時を駆ける電車デンライナーが不時着した。そこから現れたモモタロス、ウラタロス、キンタロス、リュウタロスの四人はクジゴジ堂にデンライナーの修理を頼みに来る。デンライナーはアナザー電王の攻撃を受けており、アナザー電王と戦うジオウだが、その戦いを阻止したのはもう一人の仮面ライダーゼロノスだった。
 敵はアナザー電王。タクヤという男にオーラが力を与えた。そしてモールイマジン。タクヤの友人のユキヒロの前に現れたイマジンで、タクヤを助けることを申し出る。
 「仮面ライダー電王」編前編。電王ウォッチは確か劇場版で手に入れたはずなのだが、そのウォッチはどうなったんだろうか?
 今回もう一人の仮面ライダーとして仮面ライダーゼロノスが現れ、桜井侑斗も現れる。「仮面ライダー響鬼」編の桐谷京介と同じ中村優一が演じているのだが、劇中ソウゴがモロにそこでツッコミ入れてる。
 イマジン4体にアナザー電王、ゼロノスまで現れて混乱してるのに、更にモールイマジンが現れ、話はかなりややこしいことに。ライダー同士の戦いだけでなく、人間の
 桜井優斗は未来を見てきたが、その際オーマジオウが世界を滅ぼした光景を見たという。さて色々変わった未来はどうなっていくやら。
 モモタロスによって電王ウォッチも手に入れたが、これによって最強の力を手に入れた。変身は次回になる。
<現時点で残ったライドウォッチは2つ。電王ウォッチを手に入れても一つ残るんだが、最強の力を手に入れてしまって良いんだろうか?>
第40話 2017:グランド・クライマックス!

  脚本:毛利亘宏
  監督:柴ア貴行
  アクション監督:宮崎 剛
  特撮監督:佛田 洋
 ソウゴに電王ウォッチを一旦は手渡したものの、侑斗から「そいつは世界を破壊する魔王になる」と聞かされ、電王ウォッチを引っ込めてしまったモモタロス。そしてモールイマジンが2017年に行った事を知った侑斗はその時代へと向かった。それを追うようにタイムマジーンで2017年に向かうソウゴらだが…
 敵はアナザー電王。そしてモールイマジン
 仮面ライダー電王編の後編。姉を救うためにアナザー電王になった青年を救いつつ、電王ウォッチを手に入れる話になってる。メインの話だと、同じ時代に同じ人物がいることになってしまい、えらく混乱してる。
 そして電王ウォッチを手に入れたことでジオウはグランドジオウとなった。その力は時空を超えてこれまでの仮面ライダーと武器を呼び出せるというもので、仮面ライダーの場合必殺技を放って消える。今回はジオウとクウガとオーズにキックをさせ、鎧武に斬らせ、ガタキリバフォームの連続蹴り。クウガのタイタンソードとビルドのフルボトルバスターとスイカアームズ、ゴウラムを呼び出した。
 これまで猪突猛進だけのゲイツがウォズを人身御供に差し出してるシーンがある。なんだかんだでしたたかになってるようだ。
 ラストでソウゴは再び2068年の世界に呼び出され、オーマジオウと戦う。
<モモタロスに向かって「台詞が恥ずかしい」と言ってるウォズ。流石だ。
 グランドジオウは金色の仮面ライダーのレリーフを全身にくっつけた姿。どうみてもその姿は…仏壇?
 グランドジオウは好きな武器を選べるはずだが、一番最初に出したのがタイタンソード。多分これ一番弱い武器。
 これまでのライダーの必殺技をアナザー電王に叩き込むグランドジオウ。これでは集団リンチで弱いものいじめにしか見えない。>
第41話 2019:セカイ、リセット

  脚本:毛利亘宏
  監督:諸田 敏
  アクション監督:宮崎 剛
  特撮監督:佛田 洋
 グランドジオウの力を得たソウゴは突然2061年の世界に飛ばされ、そこで待っていたオーマジオウと戦う事となった。だがグランドジオウはオーマジオウに一歩及ばず、現れたウォズによって再び過去に戻されるのだが、そこでの歴史は既に変わってしまっていた。
 敵はオーマジオウ。そしてアナザージオウII。加古川飛流が変身したアナザージオウの強化版。アナザーライダーを自在に使役できる上、時間を操作して復活させられる。
 究極のライダーとなったソウゴだが、まだ真の意味で完全なライダーではないとのこと。ドライブの力を手に入れてないらしい。
 ところが二人が戦ってる内に過去の歴史が改変されてしまい、戻った2019年では加古川飛流が王になっていた。ゲイツとツクヨミはソウゴを忘れ、魔王として戦いを挑んでくるし、ウォズは加古川飛流の側に付いてしまった。
 加古川飛流はアナザージオウIIの力を手に入れたことで時間を書き換える能力を得、それで自分が王になる歴史を作ったわけだが、その目的は単純にソウゴに恨みを晴らすため。既に親を殺されたのはソウゴのせいでないことはわかっているが、今度は魔王として選ばれなかったということで恨みを募らせてるとのこと。相当ひねくれてる。
 それで八方ふさがりとなりかけたところ、門矢士に助けられる。
 グランドジオウはビルドとドライブを、オーマジオウはクウガを呼び出して戦わせている。しかしオーマジオウはグランドジオウが呼び出した仮面ライダーを自分の意のままに動かせる。ドライブが特別なのか、それとも全てのライダーに力を用いられるのかは不明。現代に戻ってからはアナザージオウIIが生み出したアナザーライダーに対抗するため、電王、鎧武、アギトを呼び出してる。他に鎧武の大橙丸と電王のデンガッシャーを用いる。
<時間を扱った話だと矛盾がいくつも出てくるが、なんで2019年にゲイツとツクヨミがいるのかとか、色々設定上の問題が多そうだ。
 ソウゴに覚悟を強いる士は壁ドンして迫ってる。身長差があるので、結構はまってるのが何とも。
 この世界のゲイツは初期の頃のゲイツに戻ってるようだが、逆にコミカルになってしまうのはこのキャラの人徳という奴か?>
VOL.11
<A> <楽>
第42話 2019:ミッシング・ワールド

  脚本:毛利亘宏
  監督:諸田 敏
  アクション監督:宮崎 剛
  特撮監督:佛田 洋
 最悪の魔王としてジオウを倒そうとするゲイツだが、ツクヨミが間に入り、話を聞くこととなった。ソウゴを信じるというツクヨミと、ソウゴを信じられないゲイツの前に加古川飛流が変身したアナザージオウIIが現れ戦闘状態になる。更にそこに現れたのは…
 敵はアナザージオウII。そしてアナザーライダーたち。
 自分の敵はジオウだというゲイツに襲われ続けるソウゴという構図が延々と続く話。結構ストレスが溜まる。相変わら単細胞的行動を取るゲイツは楽だが、ウォズが何らかの目的を持って暗躍していることは推測できる。ある意味70年代的ヒーローと90年代ヒーローがいる世界に2000年代のヒーローが現れたってところだろうか。
 この世界は2019年だが、加古川飛流が王となっており、彼によって書き換えられた歴史となるが、飛流の行動原理がソウゴ憎しなので、ソウゴのいない世界には意味が無いらしい。ソウゴを倒してしまったら世界が終わるけど、その辺彼の考えではどう折り合いを付けているのかは不明。
 一方スウォルツはツクヨミに対してはっきり「妹」と言っていた。
 今回は仮面ライダーディエンドが呼び出したスペクターとブレイブが登場。ディケイドも戦っているが、アナザージオウIIの前には旗色が悪い。
<ディケイドを見たゲイツはその色をピンクと言うがソウゴはマゼンダと正確に言っている。ようやくここではっきり色が決まったようだ。10年も経ったけど。>
第43話 2019:ツクヨミ・コンフィデンシャル

  脚本:毛利亘宏
  監督:諸田 敏
  アクション監督:宮崎 剛
  特撮監督:佛田 洋
 仮面ライダーディエンドにグランドジオウウォッチを奪われ、ツクヨミもスウォルツに連れて行かれたソウゴ。ツクヨミを手中に入れたスウォルツはオーマジオウに代わり、自らが王になることを宣言する。
 敵はアナザージオウII。それとアナザーライダーたち。
 まだ2019年の異世界での話は続く。話はスウォルツとツクヨミの二人の関係に焦点が当てられるようになったが、スウォルツとツクヨミは違う時間軸からやって来た時を操る王族で、次の王の位をツクヨミに決められたことに反発したスウォルツはツクヨミの記憶を奪って他の時間軸に放り出したとのこと。そしてスウォルツはツクヨミとディケイドの力を奪い、自ら王となることを宣言する。
 やはりというか何というか、ウォズは敵に寝返ったふりをしていただけという事が分かった。ただスウォルツにはバレバレだったようで、ツクヨミの力を奪われるのを止める事は出来なかった。
 結果として加古川飛流は倒され、時間は元通りに。しかしこの世界での出来事は全員覚えてるようだ。時間とか時空とかを考えるととてもややこしい。
 今回はジオウがWアーマー、ゲイツが555アーマーを使っている。二人がアーマー使うのは久しぶりだ。ディケイドはディエンドに騙されて力を奪われアナザーディケイドウォッチが作られてしまったが、とにかくこれで最後のライダーウォッチであるディケイドウォッチの話が展開することになりそうだ。
<初期のようにソウゴに反発していたゲイツはやっぱり中盤と同じくソウゴを頼りにしだした。この二人の関係はどんな時にも変わらないようだな。
 仮面ライダーディケイドを加えて四人での変身となったが、10年前と較べて変身が騒がしくなったな。>
第44話 2019:アクアのよびごえ

  脚本:下山健人
  監督:山口恭平
  アクション監督:宮崎 剛
  特撮監督:佛田 洋
 突然人が泡のようなものに包まれて姿を消してしまうと言う事件が多発していた。これがタイムジャッカーによるものではないかと推測するゲイツと、何か違う力が働いていると考えるウォズ。そんな三人の前に初期型のタイムマジーンが現れ、そこから新たな仮面ライダーである仮面ライダーアクアが現れた。ゲイツとツクヨミを迎えに来たと言うのだが…
 敵はアナザードライブ。仮面ライダードライブのアナザーライダーで、その正体はオーラだった。そしてディケイドの力を取り入れたスウォルツが変身したアナザーディケイドと呼び出したダークライだーたち(G4、風魔、ダークゴースト、レイの4体)。
 一応一通りのライドウォッチは手に入れたが、まだオーマジオウと戦う決定的な一手が見つからない状態で、更に新たな仮面ライダーが登場。タイムジャッカーのウールとオーラが暫定的に仲間になるという展開で、まだ先が読めない。
 もう出てくるはずのないアナザーライダーも登場。実は一応ドライブウォッチもあるとは言え、これはゲイツが2060年にオーマジオウから奪ったもので、本当の意味ではその力を手に入れてないためらしい。オーラが変身したと言う事は、ひょっとしたら最初からアナザードライブだったかも。
 突然現れた仮面ライダーアクア=湊ミハルはゲイツも又タイムジャッカーと同じく時間を歪めていると発言してる。
 今更ではあるが門矢士が自分の目的について話している。仮面ライダーディケイドは別な次元の存在だが、時空の歪みの原因を探りに来たとか。基本的に歪みを正すためではないため、傍観者に徹してる。結論が出たときに、場合によってはこの世界を破壊するかも知れないという。また士からツクヨミとスウォルツも時間だけでなく時空も超えた存在であることが暗示された。
 ウールとオーラの二人は全然違う時間軸から連れてこられたこともウールの告白でわかる。明らかに2060年という帰る時間があるゲイツとは異なり帰る時間も見失ってるようだ。
<仮面ライダーアクアの造形は結構安っぽいけど、なんとなく超神バシャーンみたいだ。
 湊ミハルが変身するためには「明日のパンツ」を取り出して勇気をもらう必要があるとのこと。OOOの関係者かな?
 関係ないけどダークライダーたちは劇場版からの客演が多く、誰だったか考えつくまでに時間がかかるのばかりだった。>
第45話 2019:エターナル・パーティ

  脚本:下山健人
  監督:山口恭平
  アクション監督:宮崎 剛
  特撮監督:佛田 洋
 自らアナザーディケイドとなったスウォルツとスウォルツが呼び出したダークライダーたちによって圧倒されるジオウとゲイツ。ウォズの助力でなんとか逃げることは出来たが、タイムジャッカーに対して更に不信感を増したゲイツと、人を信じることを主張するソウゴの間に亀裂が入ってしまう。
 敵はアナザードライブ。オーラではなくパラドックスロイミュードがその正体だった。そしてダークライダーとして仮面ライダーエターナルの本体が現れた。
 スウォルツが同化したアナザーディケイドの力が明らかとなった。それは次元の壁を突き抜け、そこで本来の歴史とは異なる歴史を作り出す。そこに捕らわれた人間はいつでもパワー全開で現代に帰ることが出来る。ダークライダーたちがなんど倒れても出現するのはそのため。だが士から奪ったと思った力はそのほんの一部に過ぎないことがわかった。士に言わせれば、「俺の力ってのは俺の存在そのもの」だそうで、生きている限り時空の旅は出来るようだ。
 仮面ライダーアクアである湊ミハルはツクヨミを元の次元に戻そうとしてるが、その前にツクヨミの力を戻そうとする。ことごとく失敗してる感じもあるが。
 アナザードライブはウールではなかったが、その当人のウールによってオーラは殺されてしまったが、唐突すぎる感じもあって、これも何かの策略か?と言う感じもあり。
 スウォルツが呼び出すダークライダーは基本的に劇場版からだが、大道克己という本人まで呼び出すとは思わなかった。
 最後にスウォルツはゲイツを取り込み、更に白ウォズ復活と、話は混乱を極め始めた。
VOL.12
<A> <楽>
第46話 2019:オペレーション・ウォズ

  脚本:下山健人
  監督:山口恭平
  アクション監督:宮崎 剛
  特撮監督:佛田 洋
 スウォルツが作りだしたアナザーワールドに取り込まれてしまったゲイツを救うべく、ソウゴらは同じくアナザーワールドから現れた白ウォズに協力を要請する。そして白ウォズの作戦通り仮面ライダーエターナルと戦う。
 敵はアナザードライブ。そして仮面ライダーエターナル
 前回ラストで突然登場した白ウォズは、ウォズが救世主となったアナザーワールドから現れたようだが、それが偽物の世界であることを承知しており、本物の世界でウォズを救世主とすべくソウゴに協力する。その作戦の中で仮面ライダーウォズ対仮面ライダーウォズの同キャラ対決が展開する。
 アナザーワールドではゲイツの理想とする世界も見えるが、そこでゲイツはソウゴと共にこの時代で生きていたいという願いを実現していた。ほんとにバディとなってたんだな。むしろBL展開っぽくもある。
 今回はエターナルが中々格好良い。元々劇場版のエターナルは自分ではなく仲間達を救うために戦っていた。自分だけが生き返った世界は不必要として、喜んで仲間の元に帰っていった。そしてアナザーワールドから現れた白ウォズも又、ゲイツを助けたことに満足して消えた。
 一方、オーラがウールを殺したのはスウォルツを倒すための作戦だったことも発覚。だがスウォルツはそれも読んでいてオーラを殺し、グランドジオウとなったソウゴの力を手に入れて自ら王となろうとする。混乱していた物語も割とすっきり収束してくれた。
 今回の変身はジオウがダブルアーマー。そしてゲイツを取り返した上でジオウトリニティに変身する。
<スウォルツによれば、スウォルツを倒せばツクヨミも消えるそうだ。だけど時間軸の問題として、それは起こらないと思われる。>
第47話 2019:きえるウォッチ

  脚本:下山健人
  監督:柴ア貴行
  アクション監督:宮崎 剛
  特撮監督:佛田 洋
 スウォルツにより、道を選べと強いられるソウゴ。だがその時、スカイウォールが現れ多数のスマッシュが出現して人々を襲う。ソウゴはツクヨミを連れて門矢士の元を訪れる。二人は士の力を借り、過去ツクヨミとスウォルツが住んでいたという2058年に向かう。
 敵はアナザージオウII。アナザージオウIIウォッチを使って海東大樹が変身した。
 スウォルツによって世界を取るかツクヨミを取るか、さもなくばオーマジオウの道を取るかと問われたソウゴだが、その決断の時はすぐそこ。
 真実を求めツクヨミの元いた世界へと向かうソウゴと月夜見。そこでスウォルツの本当の目的が明らかになる。自分の世界を救うため、並行する仮面ライダーの世界を一つにまとめて全て滅ぼすとのこと。これって「仮面ライダーディケイド」と同じ設定のような?
 2058年の世界では士が殺されたり生き返ったりアナザージオウIIが現れたりグランドジオウウォッチが消えたりと無茶苦茶になってる。スウォルツに力を奪われてしまった士もディケイドライドウォッチの力を使えば変身出来る。
 一方、世界の破滅は始まっており、スカイウォールが現れたと思ったら重加速も起こる。過去の仮面ライダーの世界の敵が次々に現れ、その都度次々にライドウォッチが壊れていく。
 「仮面ライダードライブ」の世界から魔進チェイサーが現れたが、チェイス本人が出てきていた。ついでにドライブの最終話もちょっと流れる。
第48話 2068:オーマ・タイム

  脚本:下山健人
  監督:柴ア貴行
  アクション監督:宮崎 剛
  特撮監督:佛田 洋
 2058年の世界。スウォルツはこの世界を守るため、一度全ての次元を融合させ、全ての時空を破壊しようとする。そのため時空の融合が起こり、全ての世界が一つの世界に収束していく。このままでは全ての世界が破壊されてしまうと危機感を募らすソウゴは、オーマジオウを倒す事で全てをリセットしようとする。
 敵はオーマジオウ。ジオウはグランドジオウではなくジオウトリニティで戦っていた。
 ソウゴはスウォルツによって選ばれたが、それは単にライダーウォッチを全て集めるだけでなく、他の時空を引き寄せて一つの世界にまとめるためでもあった。心ならずも、これまでの全ての戦いはスウォルツを手助けするためにあった。そしてオーマジオウの力とは時空を破壊する力。スウォルツがこれまで行ってきたことはオーマジオウを作りだし、それに時空を破壊させるため。
 そこでソウゴはオーマジオウを殺して全てを終わらせようとするが、それは自殺と同じ事。オーマジオウに自分を殺させることで全てを終わらせようとしたのだが、オーマジオウにそれはばれており、戦いも本気では行ってない。
 盛り上がり方は結構凄いのだが、超理論が次々出てくる。話があまりに飛びすぎてついていけない。なんか「仮面ライダーディケイド」の終わり近くの話っぽい。言い換えればカオス状態。
<ソウゴが2068年に行くのはこれが三度目。過去の自分自身の行いを知っているオーマジオウは、三度目に現れたソウゴに驚いていた。それは良いんだが、今回ソウゴが現れたのはゲイツが過去に飛ぶ前の時。つまりオーマジオウにとってはこれが最初の出会いになるのでは?
 2068年のジオウがトリニティウォッチを使ったら2019年のゲイツとウォズが時空を超えて2068年にやってきた。無茶苦茶だな。
 困ったことにオーマジオウの声を聞いてるとどうしても霞のジョーを思い浮かべてしまうので、この起用はなんとかならなかっただろうか?>
第49話 2019:アポカリプス

  脚本:下山健人
  監督:柴ア貴行
  アクション監督:宮崎 剛
  特撮監督:佛田 洋
 2068年の世界でツクヨミが仮面ライダーツクヨミとして覚醒したが、ツクヨミは他のライダーの時を止め、スウォルツへの服従を誓った。
 敵はスウォルツ
 門矢士の作戦というのはツクヨミを仮面ライダーにすると言う事。実はスウォルツとツクヨミの世界の崩壊はこの世界に仮面ライダーがいなかったからで、ツクヨミが仮面ライダーになったことで世界は救われたはずなのだが、全ての次元が一つに収束していくのは止められてない。本来ツクヨミが新しい世界を作り、そこにこの次元の人たちを全て集めることで全ては解決される予定だったが、物理的に全員を新しい世界に連れて行くことは出来ない。そのためにツクヨミは逆に自分とスウォルツの存在を消し、ジオウに二つの世界を治めてもらうことで全ての時空を救おうとした。
 一方アナザーディケイドとの戦いで最後の覚醒の時を迎え、ついにオーマジオウとなった。スウォルツはその力も手に入れようとするのだが、それはあまりに強大すぎ、結局は自滅していく。
 ソウゴを守るためにゲイツが、次元を破壊する事でツクヨミが消滅。たった一人ソウゴだけが残された。その悲しみに耐えかね、ソウゴは王となることを拒否。新しい世界を創造してスウォルツを除いた全ての仲間を蘇らせた。
 これは恐らくいくつもある選択の一つ。全てが破壊された後で王として君臨することを選んだのがオーマジオウだったが、ここでのソウゴは王となることを一度諦め、全てを創造し直すことを選ぶ。これからソウゴは再びオウマジオウとなる道を選ぶのか、それとも全く違う道を選ぶのかは不明とのこと。
<アナザーディケイドが呼び出したのはそれぞれの仮面ライダー作品の最後の敵となったライダーたち。それらを全部一撃で倒すというのはやりすぎ?
 ソウゴは新しい世界を創造するのだが、それは一度傷ついたこの世界を全て破壊する事。つまり星一つどころか宇宙を一度消し去ってしまった。これまでの仮面ライダーどころか全てのキャラで最も大量殺人を行ったキャラになってしまった。>
ライドウォッチ