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ロジャー・コーマン
Roger Corman

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鑑賞本数 合計点 平均点
allcinema Walker ぴあ IMDb CinemaScape
wiki キネ旬 eiga.com wiki(E) みんシネ
書籍
著作
私はいかにハリウッドで100本の映画をつくり、しかも10セントも損をしなかったか

_(書籍)
2012
2011
2010
2009
2008
2007
2006
2005
2004 ディノクロコ 製作総指揮
アスファルト・レーサー 製作総指揮
ジャック・ニコルソン/奔放なジョーカー 出演
悪魔の毒々映画をカンヌで売る方法! 出演
2003 ファイアー・ファイト 製作総指揮
バーバリアン 伝説の神剣 製作総指揮
コードネーム・イーグル 製作
悪魔の毒々映画をカンヌで売る方法! 出演
イージー・ライダー☆レイジング・ブル 出演
アメリカン・ニューシネマ 反逆と再生のハリウッド史 出演
ルーニー・テューンズ:バック・イン・アクション 出演
2002 シェイクダウン 製作総指揮
ウルフ・コア 満月に疼く牙 製作総指揮
2001 ザ・グラディエーターII ローマ帝国への逆襲 製作総指揮
ジュラシック・シティ 製作
フローズン・ハザード 製作総指揮
ザ・ヤクザ 製作総指揮
2000 ナイトフォール 夜来たる 製作
死霊の門 製作
スクリーム3 出演
1999 エネミー・アクション 製作指揮
ホーンティング・オブ・ヘルハウス 製作
1998 D.N.A.IV 製作総指揮
ロスト・ゾーン 製作総指揮
スペースジャック2097 製作総指揮
イントルード/人類消滅 製作総指揮
ザ・プラクティス ボストン弁護士ファイル(3rd)<TV> 出演
1997 スペース・クラッシュ 製作総指揮
マルキ・ド・サド/悦楽禁書 製作
恐怖海域 製作総指揮
ボルケーノ・クライシス 製作総指揮
ステルスVSステルス/エグゼクティブコマンド 製作総指揮
叫びの家 製作総指揮
デス・キューブ 製作総指揮
スターゲイト/ミレニアム 製作総指揮
インモラル女医 製作総指揮
セカンドインパクト 出演
1996 ジュラシックウォーズ 製作
ダーク・プラネット 製作総指揮
デトネーター/悲しき暗殺者 製作総指揮
D.N.A.V 製作総指揮
ヴァンピレラ 製作総指揮
アタック・オブ・ザ・ジャイアントウーマン 製作総指揮
KYOKO 製作総指揮
1995 サイバーヘッド 製作総指揮
デリンジャーVSカポネ/抗争の街 製作総指揮
ザ・ピラニア/殺戮生命体 製作総指揮
ショーガール・プリズン 製作総指揮
ミッドナイト・カジノ 製作総指揮
エイリアン・ウィズイン 製作総指揮
ブラック・スコルピオン 製作総指揮
サイバー・ブレイン/狂気の脳内革命 製作総指揮
DEEP HORIZON ディープホライゾン 製作総指揮
デモリション・デイ 製作総指揮
アポロ13 出演
ビバリーヒルズ青春白書(6th)<TV> 出演
1994 ニュー・クライム・シティ/新犯罪都市 製作総指揮
レディ・スコルピオン3/必殺女刑事 製作総指揮
デス・クリーチャー/殺戮変異体 製作総指揮
ラット・ウーマン/倒錯の女たち 製作総指揮
官能 製作総指揮
スペース・プリズン/美女SM収容所 製作総指揮
バックドア/告発白書 製作総指揮
処刑監獄 製作総指揮
オーメン1999 製作総指揮
アマゾン 製作総指揮
1993 恐竜カルノザウルス 製作総指揮
キング・オブ・フィスト 製作
戦慄のシンフォニー 製作
トゥルー・ドラゴン 製作
ドラキュラ・ライジング 製作
ヒューマン・ターゲット 製作総指揮
サンフランシスコ大地震 製作総指揮
サンドラ・ブロック in アマゾン 製作総指揮
ボディ・バッグス 出演
フィラデルフィア 出演
1992 シューティング・サンダー 製作総指揮
戦場のライオン 製作
ドラゴンチェイサー 製作総指揮
ファイアーホーク 製作
ボディ・トーク 製作総指揮
まんちい 製作総指揮
セクシャル・ファーム/殺しの代理人 製作総指揮
1991 アルバレス/戦慄の系譜 製作
ウルトラ・バイオレット 製作総指揮
オーバーヒート・プリズン 製作総指揮
クレムリン危機一発 製作総指揮
デューン・ウォリアーズ/砂漠の勇者たち 製作
フューチャー・キック 製作
ベルリン・クライシス/細菌兵器を追え! 製作総指揮
未来戦士伝メタルガン 製作
ラストプラトーン2 製作
AVクィーン マドンナ殺人事件 製作
1990 フランケンシュタイン 禁断の時空 監督・製作・脚本
ウォッチャーズ2 製作
オブリビオン 製作総指揮
最終生物バイオゾイド 製作総指揮
ダーティ・コマンドー/地獄の要塞 製作
デスストーカー/最後の戦い 製作総指揮
羊たちの沈黙 出演
1989 ハリウッド・ブルバード II 製作総指揮
傭兵部隊ラディカル・ウェポン 製作総指揮
レディ・ウェポン 製作総指揮
マンタ 製作
1988 行きずりの恐怖 製作総指揮
トレイシー・ローズの 美女とエイリアン 製作総指揮
パノラマン/時空少年旅行 製作総指揮
ウォッチャーズ/第3生命体 製作総指揮
1987 ビッグ・バッド・ママ2 製作
まんちぃず 製作総指揮
ストリッパー殺人事件 製作総指揮
勇者ストーカーの冒険 製作総指揮
1986 キルボット 製作総指揮
バイオレンス・ヒート 製作総指揮
大統領暗殺指令 製作
1985 野獣女戦士アマゾネス・クイーン 製作総指揮
1984 クレージー・キャンパーズ 製作総指揮
スイング・シフト 出演
1983 反逆のパンク・ロック 製作
ラブ・レター 製作
スペース・レイダース 製作
1982 禁断の惑星エグザビア 製作
1981 ギャラクシー・オブ・テラー/恐怖の惑星 製作
クレイジーポリス大追跡 製作
ことの次第 出演
ハウリング 出演
1980 宇宙の7人 製作総指揮
モンスター・パニック 製作総指揮
Dr.ヘキルとMr.ハイプ 脚本
1979 赤いドレスの女 製作総指揮
ジュラシック・ジョーズ 製作総指揮
ロックンロール・ハイスクール 製作総指揮
1978 ピラニア 監督
アバランチ/白銀の恐怖 製作
犯されて… 製作総指揮
ザ・キラー・ビーズ 製作総指揮
デススポーツ 製作
1977 ランサム 製作
ランナウェイ 製作
1976 レーシング・ブル 製作総指揮
ハリウッド・ブルバード 製作総指揮
バニシングIN TURBO 製作総指揮
怒りの山河 製作
1975 クレイジー・ママ 製作
ビッグ・ボス 製作
デス・レース2000年 製作
1974 帰ってきたあぶない看護婦 製作
コックファイター 製作
ビッグ・バッド・ママ 製作
1973 もっとあぶない看護婦 製作
いけない女教師 製作
脱出!処刑の島 製作
1972 悪魔からの贈り物 製作
あぶない看護婦 製作総指揮
半獣要塞ドクターゴードン 製作総指揮
残虐全裸女収容所 製作総指揮
明日に処刑を… 製作
1971 レッド・バロン 監督
ベルベット・バンパイア 製作総指揮
ミッドナイト・ランブラー 製作総指揮
女体拷問鬼看守パム 製作
残酷女刑務所 製作
1970 血まみれギャングママ 監督
H・P・ラヴクラフトの ダンウィッチの怪 製作総指揮
1969
1968 ターゲット・ハリー 監督
金星怪獣の襲撃 製作
1967 白昼の幻想 監督・製作
聖バレンタインの虐殺 マシンガン・シティ 監督・製作
銃撃 製作総指揮
1966 ワイルド・エンジェル 監督・製作
1965 旋風の中に馬を進めろ 製作
原始惑星への旅 製作総指揮
1964 黒猫の棲む館 監督・製作
赤死病の仮面 監督・製作
侵略戦線 監督
1963 古城の亡霊 監督・製作
忍者と悪女 監督・製作
怪談呪いの霊魂 監督・製作
ヤングレーサー 監督・製作
X線の眼を持つ男 監督・製作
ディメンシャ13 製作
1962 黒猫の怨霊 監督・製作
恐怖のロンドン塔 監督
姦婦の生き埋葬 監督・製作
1961 恐怖の振子 監督・製作
1960 地球最後の女 アイ・アム・ウーマン・オブ・レジェンド 監督・製作
蜂女の実験室 監督
リトル・ショップ・オブ・ホラーズ 監督・製作
アッシャー家の惨劇 監督
1959 血のバケツ 監督・製作
魔の谷 製作総指揮
吸血怪獣ヒルゴンの猛襲 製作総指揮
1958 機関銃(マシンガン)ケリー 監督・製作
恐怖の獣人 監督・製作
暗黒街の掟 監督・製作
X星から来た吸血獣 製作総指揮
1957 鮫の呪い 監督
ごろつき酒場 監督
女バイキングと大海獣 監督・製作
1956 原子怪獣と裸女 監督・製作
金星人地球を征服 監督・製作
悪魔と魔女の世界 監督
1955 女囚大脱走 監督
荒野の待伏せ 監督・製作
百万の眼を持つ刺客 製作
1954 ファイブ・ガン/あらくれ五人拳銃 監督・製作
1953
1952
1951
1950
1949
1948
1947
1946
1945
1944
1943
1942
1941
1940
1939
1938
1937
1936
1935
1934
1933
1932
1931
1930
1929
1928
1927
1926 4'5 ミシガン州デトロイトで誕生

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タイトル

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フランケンシュタイン 禁断の時空 1990

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ロジャー・コーマン
トム・マウント
コビ・ジェイガー(製)
ロジャー・コーマン
F・X・フィーニー(脚)
ジョン・ハート
ラウル・ジュリア
ブリジット・フォンダ
キャサリン・ラベット
ジェイソン・パトリック
マイケル・ハッチェンス
ニック・ブリンブル
★★
物語 人物 演出 設定 思い入れ
 2031年、ニュー・LAで兵器の開発を行っていた科学者ブキャナン(ハート)は、実験による時空の歪みに巻き込まれ、彼の愛車と共に19世紀のスイスへ飛ばされてしまった。そこで彼はフランケンシュタイン博士(ジュリア)が実在したことを知る。そして彼を題材として小説を書くことになるシェリー(フォンダ)と出会ったブキャナンだったが…
 B級映画配給&監督で名高いロジャー=コーマン監督。本作は1971年の
『レッド・バロン』以来20年ぶりにメガホンを取った作品で、コーマンの趣味がモロに出た作品に仕上がっている。
 一見B級には見えないほどの金のかけようと、豪華すぎる配役に最初はかなり驚かされたが、やってる内容は本当にB級そのまんま。
なんかほっとしたよ(笑)
 前半から中盤まで、割合ゴアな描写もあるものの、金のかかったSFホラーなんだが、中盤以降だんだん物語が怪しくなってきて、最後には完全に破綻…うん。そうそう。
最後に火つけて全てをうやむやにしてこそ、コーマンだ!(笑)
 …まあ、確かに破綻してるんだけど、テーマはかなり面白い。禁断の発明をしてしまった二人の科学者の葛藤が主軸で、方や人類の未来を想い、方や神の領域を目指しての発明だったのだが、ラストのあの寒々しい未来都市は、結局科学の進歩とは、破滅を生んだだけだった。そう言う虚しさを演出したのだろう…それが成功したかどうか…
やっぱり失敗したと思うけどね(笑)
 それにしても配役の豪華さはどうだ。主人公ブキャナン博士に“エレファント・マン”ジョン・ハート。フランケンシュタイン博士にラウル・ジュリア
(なんでこの人が怪物じゃないんだ。そっちの方が絶対良かったのに)。怪物役には最近めきめき頭角を現しているジェイソン・パトリック、そしてメアリ・シェリー役にブリジット・フォンダ(この人、見かけによらずホラー映画の大ファンで、『キャプテン・スーパーマーケット』(1993)にもカメオ出演してる)。出演者見ただけだと無茶苦茶豪華な映画だよ。これはコーマン監督の人徳というものだろう。彼のお陰で発掘されたりメジャーになった俳優も数多くおり、監督がどれだけ愛されてるのかがこれでも分かろうと言うものだ。
レッド・バロン 1971

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ジョイス・H・コリントン
ジョン・ウィリアム・コリントン(脚)
ジョン・フィリップ・ロー
バリー・プリマス
ドン・ストラウド
カレン・ヒューストン
コリン・レッドグレーヴ
トム・アダムス
ハード・ハットフィールド
スティーヴン・マクハティ
★★★
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血まみれギャングママ 1970

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ロバート・ソム(脚)
シェリー・ウィンタース
パット・ヒングル
ドン・ストラウド
ロバート・デ・ニーロ
クリント・キンブロウ
ダイアン・ヴァーシ
ブルース・ダーン
パメラ・ダンラップ
★★★
物語 人物 演出 設定 思い入れ
聖バレンタインの虐殺 マシンガン・シティ 1967

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ロジャー・コーマン
ハワード・ブラウン(脚)
ジェイソン・ロバーズ
ジョージ・シーガル
ラルフ・ミーカー
ジーン・ヘイル
ブルース・ダーン
ジョン・エイガー
ジョセフ・キャンパネラ
ディック・ミラー
リチャード・バカリアン
★★★
物語 人物 演出 設定 思い入れ
忍者と悪女 1963

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リチャード・マシスン(脚)
ヴィンセント・プライス
ピーター・ローレ
ボリス・カーロフ
ジャック・ニコルソン
デブラ・パジェット
★★★
物語 人物 演出 設定 思い入れ
忍者と悪女
 クレイヴン博士(プライス)の元に一羽の鴉がやってくる。それは実はスカラバス博士(カーロフ)に術競べで負けて鴉に変身させられたベドロ博士(ローレ)だった。クレイヴンにより元の姿に戻ったベドロ博士はスカラバス邸で、死んだはずのクレーヴンの妻レノーア(コート)を見たと証言する。訝しく思ったクレイヴンは早速ベドロを伴ってスカラバス博士の館に行くのだが、そこにはクレイヴンの術を奪ってしまおうと待っていたスカラバスが…
 ポーの詩
「大鴉」をヒントにリチャード・マシスンがシナリオを書き、それをB級の帝王コーマンがメガフォンを取って映画化した作品。あのSFの大家が書いたという割に話自体は荒唐無稽も良いところで、まるで80年代の日本のOVAを観てる気分だったが(決して嫌いじゃないけど)、馬鹿馬鹿しいと思いつつも、思わず笑ってしまう。
 更にこのプライス、カーロフ、ローレ、更にニコルソンと、異様に豪華なキャスト。しかも全員顔が濃すぎ。よくこんなの集めたもんだよ。その濃い顔のメンバーが何をやっていたかと言えば、『ハリー・ポッター』も真っ青な
(嘘です)魔術合戦!これこそがB級の醍醐味って奴だ。
 それに輪をかけたのがこの邦題だろう。原題の
『The Raven』をどうやったらこんな題に出来るんだ?どこが忍者?どこが悪女?いかがわしさ大爆発で、どこを取ってもポーの名前なんて出てこない。DVDのパッケージを見てもいかがわしさ大爆発。そして更に最後はコーマンの伝統と化した古城の炎上で終わる。
 こういうのが時々当たるんで、B級はやめられない。
黒猫の怨霊 1962

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リチャード・マシスン(脚)
ヴィンセント・プライス
マギー・ピアース
ピーター・ローレ
ベイジル・ラスボーン
ジョイス・ジェームソン
デブラ・パジェット
★★★
物語 人物 演出 設定 思い入れ
姦婦の生き埋葬 1962

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チャールズ・ボーモント
レイ・ラッセル(脚)
レイ・ミランド
ヘイゼル・コート
リチャード・ネイ
ヘザー・エンジェル
アラン・ネイピア
ディック・ミラー
ブレンダン・ディロン
★★
物語 人物 演出 設定 思い入れ
原作:エドガー・アラン・ポー
恐怖の振子 1961

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リチャード・マシスン(脚)
ヴィンセント・プライス
ジョン・カー
バーバラ・スティール
ルアナ・アンダース
★★★☆
物語 人物 演出 設定 思い入れ
原作:エドガー・アラン・ポー
 スペインの貴族メディナ家へと嫁いだ姉のエリザベス(スチール)が死んだとの連絡を受け、弟のフランシス(カー)はスペインに向かい、そこで城主のニコラス(プライス)と会う。遺体を見せようともせず、フランシスの死について口の重いニコラスを問いつめるフランシスだが、その日からエリザベスの亡霊が現れ…
 恐怖専門スタジオのAIPの最大傑作と言われる作品。
 B級製作・配給者として知られるロジャー・コーマンが監督時代に好んだ素材はエドガー・アラン・ポーの映画化だった。しかもそれをもはやポーの文学性を無視して安っぽい特撮を駆使したエンターテインメントホラーとして。本作も
「穴と振子」「早すぎた埋葬」の二つの作品を無理矢理くっつけてしまった結果、まとまりのない話になってしまった感じはある。
 でもそれが悪いなどと一言も言うつもりはない。むしろだからこそコーマン監督作品は大好き。怖さよりも特撮のダイナミズムの方に惹かれるし、特に本作はかなり派手な演出によって存分に楽しめる作品に仕上がっている。
 特にコーマンに好まれたプライスは貴族としての貫禄充分で、この人の大げさな演技を観てるだけでも楽しいし、いかにも怪しげなキャラが、本気で怖がってる演技は、この人だからこそ映えている。大がかりな振り子セットの迫力もたいしたもの。
 異様な雰囲気をセットで作り出しているため、特撮好きな人は観る価値は絶対ある。機会があったら騙されたと思って観てほしい。

 …ただし、
本当に騙されたからと言って怒らないように。

 そう言えば、この作品は色々おもしろい符号がある。脚本書いてるのはリチャード・マシスンだが、この人はSF作家で、その最大のヒット作は「地球最後の男」。後に、その映画化作『地球最後の男』(1964)の主役はヴィンセント・プライスが演じることになる。更にこの作品をコーマンは前年に『地球最後の女 アイ・アム・ウーマン・オブ・レジェンド』で徹底的にパロディにしてる。入り組んだ人間関係になってるな。
恐怖の振子/ ヴィンセント・プライス スタチュー
リトル・ショップ・オブ・ホラーズ 1960

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チャールズ・B・グリフィス(脚)
ジョナサン・ヘイズ
ジャッキー・ジョセフ
ジャック・ニコルソン
メル・ウェルズ
ディック・ミラー
マリー・ウィンザー
★★★★
物語 人物 演出 設定 思い入れ
 強欲なマシュニク(ウェルズ)の経営する花屋で働く青年シーモア(ヘイズ)。彼はマシュニクの娘で心やさしいオードリーに惹かれているのだが、店ではドジばかりでいつもマシュニクに怒鳴られどおしだった。そんなある日、シーモアは見たこともない植物を手に入れた。オードリー2と名付けたその植物は人の血が好みである事が分かり、シーモアは自分の血を与え、オードリー2は次第に成長していった。やがてオードリー2を店に飾るようになると、それまで閑古鳥が鳴いていた花屋はとたんに大盛況となっていった…
 一応本作の立ち位置は
ホラーに入るのだろう。確かに人外の生物が次々と人を襲うようなシーンがあるし、設定的にもホラーとして間違いはない。しかし、むしろ本作はコメディにカテゴライズした方が良い感じ。舞台装置の安っぽさもあって、チープな作品だが、それが逆に魅力となってるB級のお手本みたいな作品だ。こういうジャンル映画って実に好みだ。
 安っぽいと言えば、これほど安っぽいものもないくらいで、舞台の大部分は花屋の中と、せいぜい街角、歯医者の診察室くらい。オードリーの描写も素人が作れるくらいの出来。特撮だったらオードリーに触手が生えて人を襲うくらいのことはやるだろうけど、それすらもなし。これだけだったら映画を一本分作るにはきつい。テレビの30分番組で丁度良いくらいのサイズだ
(事実撮影自体はわずか2日で終わってしまったとか)。オチもあまりと言えばあまりのいい加減さ。
 ただ、その足りないものを補うものが本作にはある。言うまでもなく、それはキャラクタの魅力…というか、
変態的なキャラを観ているだけで全然飽きないということ。とにかく本作は主人公を含めて変な奴らばかりが出てきて、ことごとく本編とは関係ないところで個性を出しまくっているので、そのずれた感性を観てるだけで楽しくなってくる。メインストーリーがシンプルにできている分、そういった小ネタの方で楽しむのが本作の醍醐味だろう。
 その中でも個性出していたのが本作がデビューとなるニコルソンで、あのひきつった笑い声と言動は一度観たら忘れられぬ個性を出してくれている。のちにバートン監督が『バットマン』(1989)でニコルソンをジョーカーに指名したのは、これを見ただけで理由が分かってしまうほど。貴重な作品を見せてもらった気がする。
アッシャー家の惨劇 1960
2005アメリカ国立フィルム登録簿登録

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リチャード・マシスン(脚)
ヴィンセント・プライス
マーク・ダモン
マーナ・ファイ
ハリー・エラービイ
★★★
物語 人物 演出 設定 思い入れ
アッシャー家の崩壊(書籍)エドガー・アラン・ポー
 フィリップ=ウィンスロップ(ダモン)は、突然彼の前から姿を消した婚約者のマデリン(ファイ)を訪ねて、彼女の実家のニューイングランドにあるアッシャー家にやってきた。フィリップを迎えたマデリンの兄ロデリック(プライス)は、フィリップに妹に構わず、館を出るように勧めるが、フィリップは強いてそこで一夜を過ごすことになる。だが、次の朝、マデリンは死んでしまう。彼女の死に不審な点があることを認めたフィリップは、執事の口から彼女がまだ生きていることを知る…
 ポーの「アッシャー家の崩壊」をベースに、コーマン流のケレン味をたっぷりと利かせた作品。生きた人間を埋葬してしまったと言うプロットのみを抜き出し、
洋館、棺桶、死美人、ヴィンセント=プライス(ん?)、そして最後は火付けて全てをうやむやにしてしまうと言うコーマンお得意の演出で造り上げる。一連のポーのシリーズでは本作が一番最初の作品になるが、既にそのパターンを確立している。
 本作の見所は、なんと言ってもヴィンセント=プライスの一人芝居だが、実はよく考えてみると、本作のホラー的手法は全てその点だけに負っているような気もせんでない。だって色々小道具は付けても、どうしても作り物に思えてしまうし、雰囲気を作っているのは、人間だけ。しかもそこでまともに怖さの演技してるのは彼一人だから。
 コーマンらしく、極端な幻想的、美学的に陥ることなく、物語も単純。まるでお芝居のようにキャラクターだけで見せようとしているのは、一種の職人芸と言えるべきもので、どれだけ低予算でも、どれだけ早撮りしようとも、やはり面白さというものが出ている。
 B級ホラーを語るには、外せない一本と言えよう。
金星人地球を征服
It Conquered the World
<A> <楽>
ロジャー・コーマン
ジェームズ・H・ニコルソン(製)
ルー・ラソフ(脚)
ピーター・グレイヴス
リー・ヴァン・クリーフ
ビヴァリー・ガーランド
サリー・フレイザー
チャールズ・B・グリフィス
ディック・ミラー
★★
物語 人物 演出 設定 思い入れ
特撮事典
 宇宙科学者のアンダーソン博士(ヴァン・クリーフ)は偶然、金星の生物と電波で交信することに成功する。彼らの力を借り、地球を理想の形に改善できると信じる博士だったが、金星人は既に種族絶滅の危機を迎えており、地球への侵略を企てていたのだ。彼らの善意を信じ、地球侵略に手を貸すことになったアンダーソン博士だったが、親友のネルソン博士(グレイヴス)を裏切ったことで、侵略者のロボットとなった妻ジョーン(フレーザー)を自らの手で殺してしまう…
 B級映画の配給及び製作で知られるロジャー=コーマンだが、何本かの作品を監督もしている
(勿論全部B級)。彼が監督した作品を経て、メジャーとなった役者も多い。本作も後に有名となるグレイヴス(TV版『スパイ大作戦』)、マカロニでメジャーとなるグレイヴスやヴァン・クリーフなど、今から考えるととても豪華な布陣で作られていることに気付く。
 何せSF映画のモンスターとして超有名な金星ガニ
(知る人ぞ知る名造型師のポール・ブレイズデルによる造型で、日本名の命名は大伴昌司)を見たい見たいと思っていた訳だが、先日やっとそのお顔を拝見することが出来た(実際には『インベージョン・アース』(1987)で断片的には見ているが)。協力してくださった方々には感謝を!(で、点数がこれってのは申し訳ないが(笑))
 ストーリーは本当にベタベタの侵略もので
(でも主人公格4人の内3人も死んでしまうんだよな)、全然動かない金星ガニにわざわざ突撃して死ぬ演技をする役者さんとかには苦笑を覚えるし、バズーカでさえダメージを与えられない彼女(!)を倒すのが、何の変哲もないガスバーナーだとか、ラストに強引に論理的なナレーションを入れてるとか、妙なずれっぷりが笑えるが、これもコーマンらしさってところだろう。
 ちなみに設定を見てみると、この金星ガニ、金星に生えてるキノコの知能が発達したもので、既に絶滅寸前で9体しか残ってない。更にとてもそうは見えないが、女性なのだそうだ。変に細かい設定があるのも本作の特徴かな?
製作年 1956
製作会社 サンセット・プロ
ジャンル SF(怪獣)SF(ファーストコンタクト)
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原作
歴史地域
関連
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