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伊丹十三

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鑑賞本数 合計点 平均点
allcinema Walker ぴあ IMDb CinemaScape
wiki キネ旬 eiga.com wiki(E) みんシネ
書籍
著作
ヨーロッパ退屈日記(書籍)

_(書籍)
1997 12'20 死去
マルタイの女 監督・脚本
1996 スーパーの女 監督・脚本
3番テーブルの客
<A> <楽> 監督
1995 静かな生活 監督・脚色
1994
1993 大病人 監督・脚本
大病人の大現場 出演
1992 ミンボーの女 監督・脚本
ミンボーなんて怖くない 出演
C(コンビニエンス)・ジャック 出演
1991 白百合女子学園洋弓部 白銀の標的 出演
1990 あげまん 監督・脚本
[あげまん] 可愛い女の演出術(メイキング) 出演
1989 スウィートホーム 総指揮・出演
1988 マルサの女2 監督・脚本
マルサの女2をマルサする 出演
1987 マルサの女 監督・脚本
マルサの女をマルサする 出演
1986
1985 タンポポ 監督・脚本
伊丹十三の [タンポポ]撮影日記 出演
ドレミファ娘の血は騒ぐ 出演
1984 お葬式 監督・脚本
瀬戸内少年野球団 出演
化粧 出演
1983 居酒屋兆治 出演
迷走地図 出演
家族ゲーム 出演
細雪 出演
1982 キッドナップ・ブルース 出演
峠の群像
<A> <楽> 出演
wiki
1981 悪霊島 出演
仕掛人梅安 出演
北の国から
<A> <楽> 出演
wiki
1980 夕暮まで 出演
風神の門
<A> <楽> 出演
1979 草迷宮 出演
もう頬づえはつかない 出演
星のオルフェウス ナレーション
1978
1977
1976
新・座頭市(1st)
<A> <楽> 出演
wiki
1975 吾輩は猫である 出演
1974 わが道 出演
妹 出演
修羅雪姫 怨み恋歌 出演
1973
国盗り物語
<A> <楽> 出演
wiki
1972
1971 幻化 出演
甘い秘密 出演
やさしいにっぽん人 出演
天皇の世紀
<A> <楽> 出演
wiki
1970
1969 ごろつき部隊 出演
栄光への5000キロ 出演
1968 新宿の肌 出演
夜の歌謡シリーズ 命かれても 出演
昭和元禄 TOKYO196X年 出演
金瓶梅 出演
あゝ予科練 出演
人間魚雷 あゝ回天特別攻撃隊 出演
1967 懲役十八年 仮出獄 出演
日本春歌考 出演
コメットさん
<A> <楽> 出演
レモンのような女
<A> <楽> 出演
wiki
1966 男の顔は履歴書 出演
1965 ロード・ジム 出演
1964
1963 北京の55日 出演
1962 ゴムデッポウ 監督
1961 黒い十人の女 出演
1960 偽大学生 出演
男は騙される 出演
嫌い嫌い嫌い 出演
1959
1958
1957
1956
1955
1954
1953
1952
1951
1950
1949
1948
1947
1946
1945
1944
1943
1942
1941
1940
1939
1938
1937
1936
1935
1934
1933 5'15 京都で誕生

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マルタイの女 1997
1997日本アカデミー助演男優賞(西村雅彦)、主演女優賞(宮本信子)、音楽賞
1997ブルーリボン助演男優賞(西村雅彦)
1997報知映画助演男優賞(西村雅彦)
1997ヨコハマ映画祭助演男優賞(西村雅彦)
<A> <楽>
玉置泰
川崎隆(製)
伊丹十三(脚)
宮本信子
西村雅彦
村田雄浩
高橋和也
津川雅彦
江守徹
名古屋章
山本太郎
木下ほうか
隆大介
近藤芳正
あき竹城
三谷昇
益岡徹
宝田明
六平直政
伊集院光
不破万作
早乙女朋子
ラッキィ池田
仲谷昇
加藤善博
小日向文世
河東燈士
小島聖
矢野宣
松井範雄
津久井啓太
津村鷹志
堀勉
楠木涼香
小林克也
高橋長英
朝岡実嶺
佐藤亮太
渡辺哲
有薗芳記
大田沙也加
諏訪太朗
伊藤俊人
千紫千恵
宮崎渥巳
★★
物語 人物 演出 設定 思い入れ
シリーズ第5作
 我が儘女優の磯野ビワコ(宮本信子)は、ある時弁護士夫婦が殺害される現場を目撃してしまう。それを悟られた犯人に殺されそうになるが、危ういところで助けられた。警察の事情聴取を受けたビワコはマスコミを呼び、大々的に裁判で証言台に経つことを宣言する。しかし、その弁護士を殺したと目されるのは、カルト宗教集団“真理の羊”。そのままビワコは命を狙われそうになる。その警護のため、立花(西村雅彦)と近松(村田雄浩)という二人の刑事がぴったりと彼女にくっつくようになった。わがままな彼女に振り回される二人だったが、彼女自身も精神的に徐々に追いつめられていく…
 伊丹十三監督の一連の〜の女シリーズの最終作となった本作は、マルタイ
(警察用語で身辺保護の対象者のこと)を扱った作品で、実はかつて『ミンボーの女』で暴力団襲撃事件の被害者となった監督と、監督夫人であり主演の宮本信子が本当にマルタイになったという経験から作られたとか。
 相変わらず、我々がなかなか知ることが出来ない裏の世界を扱っているので設定は
面白いし(しかし、対象となってる宗教団体はかなりやばい。下手すれば本当に命狙われてたかも)、伊丹作品では珍しくカー・チェイス・シーンまで入っている。その辺は力が入っているのだが、なんだか本作に関しては妙に演出不足を感じさせられた。設定をコメディ化する際、練り方が足りないというか、きわめて安易に笑いにしようとしているというか、演出では定評のある監督にしては低調な感じ。
 それにここに登場するマルタイというのは、結局身辺警護だけのものになってしまっている感が強く、もう少しプロフェッショナルとしての地味で大切な部分を強調して欲しかったね。
 宮本信子はここでもがんばってるけど、身勝手な女というのがどうにも似合ってない感じ。
 その後自殺してしまった伊丹監督の遺作と言うことになるのだろうが、それはちょっと寂しいな。
スーパーの女 1996
1996日本アカデミー作品賞、主演女優賞(宮本信子)、監督賞(伊丹十三)、脚本賞、音楽賞、編集賞
<A> <楽>
川崎隆(製)
伊丹十三(脚)
宮本信子
津川雅彦
金田龍之介
矢野宣
六平直政
高橋長英
三宅裕司
あき竹城
松本明子
山田純世
小堺一機
柳沢慎吾
金萬福
伊集院光
津久井啓太
原日出子
絵沢萠子
里木佐甫良
野際陽子
迫文代
田嶋陽子
阿知波悟美
柴田理恵
川俣しのぶ
柳谷寛
佐藤蛾次郎
緒方昇
清水美子
奥村公延
石井トミコ
岡本信人
不破万作
伊東四朗
ヨネスケ
渡辺正行
忍竜
沢村国太郎
アゴ勇
真山恵衣
稲川実代子
矢吹圭司
★★★
物語 人物 演出 設定 思い入れ
シリーズ第4作
 町の小さなスーパー“正直屋”は近所に開店した巨大スーパーの“安売り大魔王”の売り上げに押され、経営が落ち込んでいた。専務の小林五郎(津川雅彦)は、店を何とかしたいと思いつつも、商品は売れずに、店員も覇気がなくなっていることに困り果てていた。それである日、こっそり“安売り大魔王”にスパイに行った五郎はそこで偶然幼馴染みの井上花子(宮本信子)と再会するのだった。花子が素人ではあるが、スーパー好きが嵩じ、目が高い事を見抜いた五郎は花子をオブザーバーとして正直屋で雇う事にした。早速問題の解決に取りかかる花子だったが…
 他の国と較べ、日本は特に西部劇の中でも『シェーン』(1953)が好きだと言われるが、多分伊丹監督もこの作品が大変好きなんだろう。事実前に『タンポポ』を監督した時、演出としてウェスタンを持ち込んでいたが、本作はストーリー展開を含め、本当に『シェーン』によく似てる。それを物語の核として用いつつ、様々なウンチクと凝りに凝りまくったカメラ・ワークを加えて作られた作品。
 伊丹監督の『〜の女』のシリーズは毎回ウンチクが詰まっているけど、これ以外は一般の観点からは外れたものばかりで、日本の裏社会を垣間見させられたものだが、これは大変庶民的で、「なんとなくありそう」なものを題材に取っているので、あんまり学んだという気分にさせてくれなかったのは残念なところ。
 単純化された物語を楽しく観られればそれで良いって人には結構お薦めだし、カメラ・ワークの勉強にもなる
(…って、伊丹監督の作品を紹介する時は常にそう言ってしまうな)
静かな生活 1995
1995日本アカデミー新人俳優賞(渡部篤郎)、主演男優賞(渡部篤郎)、助演男優賞(今井雅之)、音楽賞
<A> <楽>
玉置泰
細越省吾
川崎隆(製)
伊丹十三(脚)
山崎努
柴田美保子
渡部篤郎
佐伯日菜子
今井雅之
緒川たまき
岡村喬生
宮本信子
大森嘉之
津久井啓太
南条タマミ
左時枝
渡辺哲
柴田理恵
川俣しのぶ
高橋長英
岡本信人
秋間登
原ひさ子
結城美栄子
星野有紀
久遠利三
小木茂光
阿知波悟美
柳生博
高良陽一
三谷昇
★★★
物語 人物 演出 設定 思い入れ
静かな生活(書籍)大江健三郎
大病人 1993
1993日本アカデミー主演男優賞(三國連太郎)、録音賞
<A> <楽>
玉置泰
細越省吾(製)
伊丹十三(脚)
三國連太郎
津川雅彦
宮本信子
木内みどり
高瀬春奈
熊谷真実
田中明夫
三谷昇
高橋長英
左時枝
南美希子
清水よし子
渡辺哲
村田雄浩
山内としお
秋間登
米倉真樹
加藤善博
上田耕一
朝岡実嶺
溝口利恵
中野美穂
櫻井淳子
★★★
物語 人物 演出 設定 思い入れ
ミンボーの女 1992
1992日本アカデミー作品賞、主演女優賞(宮本信子)、助演男優賞(大地康夫)、監督賞(伊丹十三)、脚本賞、音楽賞
1992毎日映画コンクール男優助演賞(村田雄浩)、優秀宣伝賞
1992報知映画助演男優賞(村田雄浩)
<A> <楽>
玉置泰
細越省吾(製)
伊丹十三(脚)
宮本信子
宝田明
大地康雄
村田雄浩
大滝秀治
三谷昇
結城美栄子
関弘子
鶴田忍
三宅裕司
里木佐甫良
米山善吉
武野功雄
エド山口
北原弘一
久保晶
片岡五郎
三川雄三
桜井勝
米倉真樹
松井範雄
江連健司
吉満涼太
井上康
岩崎浩明
松野芳子
中村敦子
櫃割みゆき
櫻井淳子
庄司永建
久遠利三
伊東四朗
中尾彬
小松方正
我王銀次
柳葉敏郎
田中明夫
関山耕司
ガッツ石松
流山児祥
不破万作
上田耕一
睦五郎
加藤善博
朝岡実嶺
南麻衣子
小木茂光
有薗芳記
木村栄
杉崎浩一
六平直政
深沢猛
渡辺哲
矢崎滋
矢野宣
河西健司
鈴木正幸
小宮健吾
白川俊輔
竹本和正
藤浪晴康
伊藤哲哉
津川雅彦
柳生博
佐古雅誉
きたろう
秋間登
木下秀雄
矢吹圭司
小川美那子
沢村裕史
★★★
物語 人物 演出 設定 思い入れ
シリーズ第3作
 東京の名門ホテルであるロイヤルコートは、当初サミットの開催会場に指定されていたが、暴力団の宿泊を許しているという危機管理の甘さが理由で、サミットの開催権をライバルホテルに奪われてしまった。総支配人(宝田明)はロイヤルコートからの暴力団排除を決意し、特別班として鈴木勇気(大地康夫)と若杉太郎(村田雄浩)を抜擢する。だが、二人はこれまで全く暴力団と関わったことがなく、逆に暴力団から怒りを買ってしまう。それを愁いた総支配人はついにミンボー専門の女弁護士である井上まひる(宮本信子)を雇う。見事な手腕を見せる井上の指導を受け、鈴木と若杉は対応術を身につけていくが、今度は総支配人が暴力団の入内島(伊東四朗)の罠にはまってしまい…一連の「〜の女」の3作目。
 当時邦画を劇場で観ることはあんまりなかったが、丁度そのちょっと前に『マルサの女』(1987)をテレビで観ていて、これは面白い!と思って珍しく劇場で拝見。
 これもやっぱり普通の生活していたらまずお目にかかることのない法律の裏を描く作品で、その設定と、対処の方法は大変面白い。しかも『マルサの女』の時とは違い、正面から暴力団を描いているのが大きな特徴で、その分切実度が高く、緊張感も持続。更に適度な笑いと、バランスは結構良い作品に仕上がっていた。実際、ここまで暴力団描いて大丈夫か?と思ったのは確かだが、大丈夫じゃなかったみたい(伊丹監督はこの作品のお陰で実際に暴力団に襲われたとか。この時は暴力団ではなく、宣伝車を暴力団の道具に使ったと言うことで怒りを買ったらしいが)。
 キャスティングは伊丹監督作品の常連が目白押し。ただ、今回の中心となるのはその中でも顔の濃い人ばかりだったから、
場面はかなり暑苦しかったのがなんだが(冬に公開したのは正解だったね)
 物語のバランスは良く、演出も生々しいが、しかしちょっと小粒っぽかったかな?そこがちょっと残念。ちょっとこの作品はテレビサイズが丁度良い感じ。
あげまん 1990
1990日本アカデミー主演女優賞(宮本信子)、脚本賞、編集賞
<A> <楽>
玉置泰
細越省吾(製)
伊丹十三(脚)
宮本信子
津川雅彦
大滝秀治
金田龍之介
一の宮あつ子
菅井きん
三田和代
MITSUKO
洞口依子
南麻衣子
黒田福美
橋爪功
高瀬春奈
杉山とく子
柳谷寛
横山道代
関弘子
矢野宣
北見治一
久保晶
加藤善博
不破万作
上田耕一
押阪忍
竹本和正
六平直政
東野英治郎
猿若清方
内田あかり
北村和夫
宝田明
島田正吾
★★★
物語 人物 演出 設定 思い入れ
マルサの女2 1988
1988日本アカデミー編集賞
1988毎日映画コンクール男優助演賞(大地康雄)
<A> <楽>
玉置泰
細越省吾(製)
伊丹十三(脚)
宮本信子
津川雅彦
丹波哲郎
大地康雄
益岡徹
桜金造
新富重夫
寒川直人
マッハ文朱
加藤善博
小鹿番
石田弦太郎
結城美栄子
南原宏治
岡本麗
浅利香津代
村井のりこ
武内文平
柳谷慶寿
矢野宣
里木佐甫良
田武謙三
三谷昇
舟田走
新谷絵子
中田佳子
伊藤美智子
長崎真美
笠智衆
上田耕一
不破万作
きたろう
佐藤昇
ジャンボ杉田
関山耕司
山本顔之介
市村昌治
神林泰子
伊藤公子
鈴木美江
長江英和
沖佐々木範幸
松本じゅん
松本庄平
松本花
丹野由之
岡本信人
久保晶
原泉
野口元夫
北村代吉
吉原正皓
山本徹
本間進
高橋長英
成田次穂
中村竹弥
小松方正
柴田美保子
洞口依子
加藤治子
三國連太郎
★★★
物語 人物 演出 設定 思い入れ
シリーズ第2作
 国税局査察部通称“マルサ”査察官板倉亮子は新米の??を引き連れある地上げ屋の脱税を追求していたが、なかなか尻尾を出さないその事件には、背後に大きな黒幕がいるのではないかと睨む亮子。細い線を手繰るうち、鬼沢鉄平という天の道教団の代表に行き当たるが、宗教団体の査察にはいくつもの困難が待ち構えていた。及び腰の上層部と信者たちの抗議の中、次々と重要参考人が消えていく…
 前作『マルサの女』(1987)のヒットを受け製作された続編。これも
1988年邦画興行成績6位とヒットを記録した。
 『マルサの女』は、そもそも一般人は普通関わりを持つことのない国税局の内部事情や、どのように査察が行われていくかの手順などが丁寧に描かれているのが特徴であり、その点リアリティにあふれた描写が楽しめた。お陰でお役所仕事と思われるものも立派にエンターテインメント化できることを見事に示した作品だった。
 それで本作も当初の楽しみは、その生々しさにあった訳だが…
 本作を観て第一に思うことは、物語と娯楽のバランスが崩れてしまったと言うこと。刑事事件にまで話が展開したために本来リアリティを楽しむ作品が、ファンタジーになってしまっては魅力半減。主人公亮子のやってることもほとんど刑事そのもので、あまり特徴が感じられず。宗教団体を査察するという危ない設定だけに、リアルに作ってはいけないという自制が働いたのかもしれないけど、リアリティを必要とする物語でリアリティを欠いてしまったのが残念。
 物語そのものは、題材が題材だけにかなりきわどいブラック・ジョークにあふれていて、しっかりエンターテインメント化はされているし、あさましい人間関係が次々に出てくるのも、なかなか楽しい。それにしても三國連太郎は、流石貫禄の演技だが、生々しすぎて胡散臭さ爆発。
 ただ、だとしてもテーマは危なすぎたんじゃ無かろうか?結果的にそれが監督の孤立へと追い立てていったような気がしてならない。
マルサの女 1987
1987日本アカデミー作品賞、主演男優賞(山崎努)、主演女優賞(宮本信子)、助演男優賞(津川雅彦)、監督賞(伊丹十三)、脚本賞
1987
ブルーリボン作品賞
1987キネマ旬報日本映画第1位
1987毎日映画コンクール日本映画大賞、脚本、男優主演賞(津川雅彦)、音楽賞、日本映画ファン賞
1987報知映画作品賞、助演男優賞(津川雅彦)
<A> <楽>
玉置泰
細越省吾(製)
伊丹十三(脚)
宮本信子
山崎努
津川雅彦
大地康雄
桜金造
麻生肇
志水季里子
松居一代
室田日出男
渡辺まちこ
竹内正太郎
清久光彦
汐路章
上田耕一
南雲佑介
ジャンボ杉田
志賀実
御子柴秀昭
大島宇三郎
山本篤史
栩野幸知
友金敏雄
小池雄介
ベンガル
畠山明子
横田真洋
木下ゆず子
辻村真人
きくち英一
中村光次郎
本間進
掛田誠
ギリヤーク尼ヶ崎
柳谷寛
杉山とく子
小澤栄太郎
佐藤B作
橋爪功
伊東四朗
大滝秀治
マッハ文朱
加藤善博
嵯峨善兵
奥野匡
江角英明
小林勝彦
伊藤正博
三川雄三
明石良
絵沢萠子
山下容里枝
小坂一也
武田万樹
高山千草
打田親五
まる秀也
沖佐々木範幸
高木真実
宗近晴美
秋元ともみ
高岡良平
原てい光
布施木昌之
天現寺竜
山下大介
篠井世津子
丘なおみ
田中明夫
成田次穂
高橋長英
芦田伸介
小林桂樹
岡田茉莉子
★★★★
物語 人物 演出 設定 思い入れ
シリーズ第1作
 やり手税務所調査官の板倉亮子(宮本信子)は、一軒のラブホテルの脱税に頭を悩ませていた。彼女の勘では明らかに脱税が行われているはずなのに、オーナーの権藤英樹(山崎努)は一筋縄ではいかない相手で、なかなか尻尾を出さないどころか、逆に亮子を手玉に取ろうとする。権限不足で悩む亮子だったが、業績が認められ、彼女はマルサと呼ばれる摘発のプロフェッショナル、国税局査察部に抜擢されるのだった。より自由に動けることになった亮子は権藤のホテルを徹底的に調査し始めるのだが…
 伊丹監督にとっては第3作目になり、宮本信子を主人公とした一連の
『〜の女』と題される作品群の第一弾。1987年邦画興行5位。当時劇場で邦画を観るなどと言うことは、金の無駄だと思いこんでいたもんだが、これはちょっと行っても良かったな。と思わせる出来で、結構スマッシュヒットといっても良かったんじゃないだろうか?
 実際この作品では“映画”という定義としては、かなり型破り。実際テーマそのものはテレビで放映されるいわゆる“実録もの”を脚色してドラマ化した、「あなたの知らないこういう世界もあるんですよ」と言う構成に近い。本作では様々な脱税テクニックが紹介され、それらの脱税をどのように摘発していくのか、コミカルさや刃傷なども絡めて描いている。
 場面の一つ一つで行われていることがきちんきちんと言葉で説明されるため、観てる側が「なるほど」と思えるし、これまでにない映画の形を模索するという意味では充分評価できるだろう。確かにストーリーはさほどの起伏があるではないが、じっくり観れば観るほど、味が出てくる作品に仕上がってる。それにこれにもやっぱり伊丹監督らしい凝りに凝ったカメラ・ワークが楽しめる。充分劇場で観て楽しめる作品といえるし、この時期に製作された邦画の中では出色の出来だと言えよう
(実際はこの年の他の映画があまりにも今ひとつというのが事実なのだが)
タンポポ 1985
1987インディペンデント・スピリット外国映画賞
<A> <楽>
玉置泰
細越省吾(製)
伊丹十三(脚)
山崎努
宮本信子
役所広司
渡辺謙
安岡力也
桜金造
池内万平
加藤嘉
大滝秀治
黒田福美
篠井世津子
洞口依子
津川雅彦
村井邦彦
松本明子
榎木兵衛
粟津號
大屋隆俊
瀬山修
野口元夫
嵯峨善兵
成田次穂
田中明夫
高橋長英
加藤賢崇
橋爪功
アンドレ・ルコント
久保晶
兼松隆
大島宇三郎
川島祐介
都家歌六
MARIO ABE
高木均
二見忠男
横山あきお
辻村真人
高見映
ギリヤーク尼ヶ崎
松井範雄
佐藤昇
日本合唱協会
福原秀雄
北見唯一
柴田美保子
南麻衣子
鈴木美江
小熊恭子
伊藤公子
上田耕一
大月ウルフ
大沢健
藤田敏八
原泉
井川比佐志
三田和代
中村伸郎
田武謙三
林成年
大友柳太朗
岡田茉莉子
★★★★
物語 人物 演出 設定 思い入れ
 ある夜タンクローリーを運転していたゴロー(山崎努)とガン(渡辺謙)は、来々軒というラーメン屋に入った。そこはタンポポ(宮本信子)という未亡人一人が切り盛りしている店だったが、すっかり閑古鳥が鳴き、タンポポは店を畳むかどうか迷っている最中だった。タンポポに頼まれ、ゴローとガンはこの店を何とかしてもり立てようと奮闘することになるが…
 『お葬式』(1984)に続いての伊丹監督第2作。評論家受けした一作目とは違い、総じて評論家の受けは良くなかったが、興行的には成功した。
 実際、この作品私はとても気に入ってる。元より食べるシーンのある映画、殊に庶民的な食べ物を食べるシーンって大好きだし、ここに出てくる食事ってほとんどが庶民的なものばかり。
 メインストーリーは狙って和製西部劇って感じで仕上げられてる。山崎努のカウボーイハット姿が妙にはまってるし、オープニングでの銃の代わりにナルトを使うシーンなんかは実に良く練り込まれている。『お葬式』に見られた嫌味なほどのカメラワークはここでも健在で、メインストーリーは一々カメラのケレン味に溢れているのが嬉しい。設定などは映研レベルだから、これは映像を志す人の教科書として使うことも可能だ。それにメインのラーメンは言うに及ばず、オムライスやチャーハンなど一々出てくる食べ物が美味そうなんだよな。
この表現が出来ただけでも大満足
 メインストーリーだけでなく、サブストーリーも様々な食に関わるショートストーリーがポンポン出てくるので楽しいし、特に誇張された物語が連発されて笑える。がっついて飯喰うシーンもあり、食べられないことに対する飢餓感もあり、食通ぶった人間がへこまされるのもあり。微妙な匙加減が泣かせる。
 そして何より評価したいのはラストシーンに赤ちゃんがおっぱい飲むシーンを延々と映し出したこと。いくら食のことを言ってみても、人の原点とはそこに他ならない。全てを圧倒するシーンがそこにはあった。
 いろんな意味で本作は興味深い作品。邦画で観ておくべき作品を問われたら、これも一本入れておきたい。
お葬式 1984
1984日本アカデミー作品賞、主演男優賞(山崎努)、助演女優賞(菅井きん)、監督賞(伊丹十三)、脚本賞
1984ブルーリボン主演男優賞(山崎努)、監督賞(伊丹十三)
1984キネマ旬報日本映画第1位
1984毎日映画コンクール日本映画優秀賞、監督賞、男優主演賞(山崎努)
1984報知映画作品賞、助演女優賞(菅井きん)、特別賞(宮本信子)
1984ヨコハマ映画祭助演女優賞(菅井きん)、技術賞、
第2位
<A> <楽>
玉置泰
岡田裕
細越省吾(製)
伊丹十三(脚)
山崎努
宮本信子
菅井きん
大滝秀治
奥村公延
財津一郎
江戸家猫八
友里千賀子
尾藤イサオ
岸部一徳
津川雅彦
横山道代
小林薫
池内万平
西川ひかる
海老名美どり
津村隆
高瀬春奈
香川良介
藤原釜足
田中春男
吉川満子
加藤善博
関弘子
佐野浅夫
関山耕司
左右田一平
利重剛
井上陽水
笠智衆
★★★★
物語 人物 演出 設定 思い入れ
 俳優の井上侘助(山崎努)、雨宮千鶴子(宮本信子)夫妻は、CM撮影中に千鶴子の父(奥村公延)死去の知らせを受ける。生まれて初めて葬式を出すハメになり、気が重い侘助だが千鶴子の母(菅井きん)が待つ湯河原へマネージャーの里美(財津一郎)とともに車を走らせる。
 伊丹十三の記念すべき初監督作品。元々は伊丹監督が妻の宮本信子の父の葬儀で喪主を務めた経験から来る作品だった。当初ミニシアターでの公開で、到底ヒットは難しいと思われていたのだが、伊丹本人が積極的にPR活動を展開したお陰で客足はかなり良く、やがて全国展開していくロングランヒットとなった。
 私としても俳優としてしか見ていなかった伊丹十三がいきなり監督?と少々いぶかったものだが、出来は決して悪くないし、着眼点も良い。本来厳粛なはずの葬式をコミカルに描いて見せたのには感心する。
 本作品に限らないが、伊丹監督作品はいやらしいほどカメラワークが入る。本来さりげなく入れるはずのカメラアングルがこれみよがえしに迫ってくるので、映画の手法としてはかなりの邪道ではあるが、カメラワークの勉強にはとても良い。
私も伊丹作品を繰り返し観ることで映画におけるカメラワークの使い方を学んだ。だから映画を学びたい、と言う人がいたら伊丹作品は間違いなくお勧め。繰り返し観ることで対象物とカメラの位置関係を学ぶことが出来る。
 本作品はまだ稚拙ながら伊丹節が良く出ている。ただ、劇中盤の濡れ場シーンはちょっと問題だった。特に初見が家族と一緒に観ていたテレビだというのは致命傷。
 しかし、それで話が収拾付かなくなりかけたところで、お葬式が出され、一気に話が収束して終わる。後味のすっきり感が、まるで手品を見るような思いにさせる。
ゴムデッポウ 1962
<A> <楽>
川喜多和子(脚)
★★★
物語 人物 演出 設定 思い入れ

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