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鋼鉄の巨人 怪星人の魔城(1957) |
世界各地に怪円盤が出没しており、時を同じくして原因不明の奇病が起こっていた。その関連性にいち早く気づいた浅山博士だが、謎の異星人によって連れ去れかけてしまう。スーパージャイアンツは浅山博士を助けることができたものの、この事件に気づいた他の人々が次々とさらわれていく。
『鋼鉄の巨人』第3作で、第二部の前編となる話。前2作では地球を征服する敵は人類だったが、ここでは異星人となってるためか、とてもストレートな話になってる。
そもそもスーパージャイアンツ自身が宇宙人会議の全権大使で、統一宇宙政府に地球がふさわしいかどうかを観に来たという設定なのだが、それを快く思わない勢力もある事が暗示されることになった。
ただ、そう言う設定はともかくとして、普通に地球侵略をしてきた宇宙人と戦うという、とても単純な話になってしまったのが少々残念なところではある。この辺をもうちょっと細かくやってくれたら面白かったとは思うけど、最初から子ども用と割り切ってしまったのかもしれん。
作品自体はそこそこ面白いが、今の目から見ると、スーパージャイアンツの動きがどうしても鈍重に見えてしまうのが難点か。「月光仮面」なんかの場合月光仮面は軽業師のような動きをするので見た目軽快だが、ここでのスーパージャイアンツが相撲のような動きをするのがもっさりした感じになってしまう。日本製のヒーローとは言え、もうちょっと軽快な動きでいてほしかったところだ。
あとやはり監督が石井輝男ってこともあるのか、どことなく全般的に怪奇風味というか、江戸川乱歩ものっぽくなってる。それも個性として捉えるべきなのだろう。 |
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読書 |
鉄人28号 原作完全版 20
他の会社の口上を襲った怪ロボットがファイア二世の後継機ではないかとにらんだ所長と正太郎はビッグ・ファイア博士の身辺調査を行うが、博士はなかなか尻尾を出さないままだった。そんな時に何者かに襲われる正太郎。
ビッグ・ファイア編完了。ファイア三世は鉄人以上に強力なロボットだったが、なまじ自己判断できたばかりに生まれたばかりの未熟さにより自滅してしまった。更にその後、日本への帰り道で又しても事件が起こるが、それは次巻。
鉄人の強さはこれまで色々語られてきたが、体のいくつかのパーツが失われてもフルに動くことが出来るという事が挙げられている。これはこれで納得がいく。 |
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読書 |
浪費図鑑
つい浪費してしまう、あるいは浪費せずにはいられないほど依存してしまう女性達がいる。まさにその渦中にいる自覚のある女性達が集まり、その実体を語り合う。
Eテレで放映していた「ねほりんぱほりん」のような話で、まさにその渦中にある自分自身達が語るという企画で、少々呆れるようなエピソードが多々。
その呆れるような話を読みたいために読んでるのだから、それで良し。
そう言えば丹羽庭がエッセイ漫画を描いてるけど、このネタってやっぱり「ライオン丸」だよな。 |
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6話 |
各地のレストランで忽然と人が消えるという事件が頻発していた。ルパンコレクションの保有者であると睨んだルパンレンジャーが出動し、首尾良く犯人メルグ・アリータと遭遇したが、魁利と透真が食われてしまった。残された初美花は、自分を口説いたパトレンジャーの咲也を利用してメルグの居場所を探ろうとする。
敵はメルグ・アリータ。おいしいものを食べている人を食べるのが大好きで、胸を開いて生物を丸呑みにしてしまう。ルパンコレクションは「胸いっぱいの愛を(Tout ton
amour)」。異空間を作り出すコレクションで、美食家のメルグがいつまでも食べ続けられるために使用している。
今回は初美花の中心回だが、咲也を利用することから実質二人の中心回となってる。親友が目の前で氷付けにされたという咲也のトラウマを克服しようとするという流れだが、同時に美人と見ると口説かずに入られないという咲也の軽さが強調されてもいる。
初美花の方は良いけど、咲也のキャラはぶれまくってる感じだな。まだキャラが固まってないのか?
<咲也は私服で変身してるけど、仮にも警察組織が私用でそんな装備使って良いのか?> |
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読書 |
KEYMAN11
フランクから悪魔バトラーの目的がこの世界と魔界との融合である事を知らされたアレックス。一度ネクロによって開かれた扉をもう一度開くためにKEYMANが必要だというが、この世界にはもう二人のKEYMANが存在していた…
前に登場した、幼児のようなKEYMANのボビーが実は重要人物になってたという話。殺すにせよ保護するにせよ、いずれにせよバトラーに渡さないようにすることが目的となるのだが、話の都合上、助ける方向に向かう。
これも前に出てきた獣人の飲み屋の面々が大活躍するというのも面白い。 |
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26 |
読書 |
ドクター・スリープ 下
AA(Alcoholics Anonymous)に通い、ホスピス病棟の看護師としての職を得たダンは無事アルコールを遠ざけつつ日々充実した日々を送っていた。だが同じ町に強い“かがやき”を持つ少女アブラがいることには気づいており、そしてその強大な力は“かがやき”を栄養源とする吸血鬼の一族“真結族”に狙われることとなる。アブラを守るため、真結族と戦う事を決意するダンだが…
“Shining”を持つもの同士、年齢を超えたバディものの作品と言った風情。物語単体としても充分に面白く、「シャイニング」続編としても納得のいく出来。これも映画化するらしいけど。 |
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28話 |
紗羽によって盗まれたラビットラビットフォームのデータにより、その動きは完全に読まれ、ローグの攻撃に圧倒されるビルド。龍我と美空に自分がスパイであることを明かした紗羽だが…
敵は仮面ライダーローグ。
紗羽によって渡されたデータによって圧倒的不利に陥るビルド。このままではビルドの敗北は必至だったが、実はビルドには奥の手があり、それを前提に紗羽は二重スパイとなったという話。紗羽は結局難波を捨て、戦兎を取ったことになる。
これによって東都は西都に勝利を得るが、西都政府を牛耳る難波重工は力による制圧を西都政府に命じていた。
ビルドの奥の手はもう一つのフォームであるタンクタンクフォームだった。基本フォームであるラビットタンクはどちらも単独で一つのフォームとなる。
<結局全ての政府の裏にあったという設定の難波重工。だったら一つの政府に肩入れせず、のらくらとかわしていれば全てを手に入れられたのでは?> |
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デフォリアルシリーズ ゴジラ・アース |
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24 |
映画 |
バーフバリ 伝説誕生(2015) |
川沿いの小さな村で一人の赤ん坊が保護された。シブドゥ(ブラバース(と名付けられたその子はすくすくと成長し、やがて村の誰よりも強く、好奇心旺盛な子に育っていった。彼の一番の関心は滝の上には何があるかだが、何度滝を上がろうとしても失敗続き。しかしある日手招く女性の姿を観たシブドゥはついに滝登りに成功する。そこで運命の女性アヴァンティカ(タマンナー)と出会い、彼女の村が大国マヒシュマティ王国に反乱を起こそうとしているのを知る。
ボリウッドなどとも言われるインド映画界で大ヒットを記録した作品で、伝説の王とされるバーフバリ伝説の第一話。
最初から世界市場を意識して作られた作品らしく、世界各国でそれまでのインド映画の興収最高記録を更新している。日本でも少し遅れて公開されたが、その後の続編の公開に合わせて本作も上映の運びとなった。
実はほんのちょっと前にたまたま監督の作品『マッキー』を観ており、そのあまりの馬鹿馬鹿しさと突き抜けたセンスにすっかりファンになってしまって、丁度良いタイミングで公開となったため前後編の二作丸ごと観てきた。
作品の構造を言うなら、世界各地にある英雄譚のフォーマットに則った話となっている。いわゆる貴種伝説、半神としての戦いと試練。そして自分の本当の名前(力)を取り戻すまで。教科書的な典型的な話である(映画においては『スター・ウォーズ』(1977)がそのフォーマットに則った作品として有名)。
ただ、物語は単純であっても、突出した演出と、なによりキャラの凄さによって、とんでもない作品ができあがってしまった。
とにかく徹頭徹尾“濃い”。細かい設定やら繊細な物語など不必要とばかりに割り切り、勢いで押し切ってしまってる。
近い作品で言うなら、日本で70年代に作られた東映アクション作品。千葉真一をもっと若くして濃くした青年を使い、更に膨大な金を遣って飛び抜けた演出センスで見せつけた作品と言うべきか。
更に言わせてもらうと、古代インドを舞台にしてるだけあって、現在のポリティカル・コレクトネスとはかけ離れたものを作るのに成功しているということだろう。人の死に方の描写も容赦がないし、半神を前に人の命はとても軽い。その辺がとても新鮮だった。
更にもう一点、重要な部分があるが、それは続編『バーフバリ 王の凱旋』で書かせていただこう。 |
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5話 |
死者の書を地獄に送り返し、平穏が戻ったと思われたが、アッシュは殺人容疑で警察に捕まってしまった。しかもこの世界に現れた悪霊の王バアルによってエルググローブは悪霊に溢れた町に変わる。そんな中、アッシュは何者かにより警察署から連れ去られてしまう。
死者の書を地獄に送り返したところで話は終わりではなく、魔界から現れたバアルを再び封印するには死者の書が必要で、このままではバアルを送り返すことが出来ない。
悪霊の王がいきなりの復活。舞台は刑務所へと移り、そこで人間に乗り移ったバアル探しへと移る。誰がバアルか分からなかったが、人間の皮を次々と被って姿を変えるバアルに大混乱するという話になる。この展開は『死霊のはらわた』じゃなくて『遊星からの物体X』だな。
前に親父さんが言いかけたが、アッシュの出生には秘密があるらしい。一方、ルビーは過去バアルと何らかの契約を交わしていたことも分かる。
<トビンの妻の名前はリンダで、過去アッシュとつきあっていたと言っていた。映画版では確かに恋人の名前だったけど、真っ先に死んだ女性では?> |
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23 |
読書 |
ドクター・スリープ 上
オーバールック・ホテルの惨劇から生還したウィンディ・トランスとダンの母子。それから10数年後、ダンはPTSDから逃れるために酒浸りの生活を送り、アメリカ中を彷徨っていた。そんなダンがたまたまバスを降りたニューハンプシャー州の小さな町フレイジャー。そこでダンほどではないが、“かがやき”を持つ年配者と知り合いとなり、そこから新しい人間関係を構築していくことになった。そして実はこの町には、最強の“かがやき”を持つ女の子、アブラが生まれていた…
「シャイニング」の出来事から30年後を描く話。あんな純粋なダニーがここまで落ちぶれたかと驚きの冒頭から、最低からの出発と天職にありついていく。ある種のビルドゥングスロマンなんだが、それだけでは終わらない。やはり“Shinig”が関わってくるホラーっぽい話になってきた。 |
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6話 |
国際警察の保有する二つのルパンコレクションはルパンレンジャーの元へ。結果として出し抜かれた格好となり、落ち込む圭一郎はリベンジに燃え、怪人逮捕よりもルパンレッドに執着するようになってしまう。そんな圭一郎の頬を張るつかさだが…
敵はブンドルト・ペギー。ルパンコレクションは「稲妻のように飛び跳ねる(Jack bondissant tel l’éclair)」。
圭一郎とつかさの二人を中心とした話。国際特別警察に同期で入った二人だが、つかさは志が高かった圭一郎を目標としていた。そんな圭一郎がルパンレンジャーを前に熱くなりすぎてることを叱り、人々を守ろうという志を取り戻すという話になってる。実に正義の味方らしいまっすぐな話だ。一方、そんな姿を観た魁利も又思うところが出来てきたようだ。
今回の等身大でのフィニッシュはパトレンジャー。巨大戦はルパンレンジャーとなった。巨大戦ではルパンカイザーにサイクロンダイヤルファイターを合体させたルパンカイザーサイクロンが登場した。 |
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21 |
映画 |
異国のセクシーなスター |
ボルベール/帰郷 |
ペネロペ・クルス(スペイン) |
チャーリー・ウィルソンズ・ウォー |
エミリー・ブラント(イングランド) |
オーストラリア |
ヒュー・ジャックマン(オーストラリア) |
トゥー・デイズ |
シャーリーズ・セロン(南アフリカ) |
ダイヤモンド・イン・パラダイス |
サルマ・ハエック(メキシコ) |
007/カジノ・ロワイヤル |
ダニエル・クレイグ |
マスク・オブ・ゾロ |
キャサリン・ゼタ=ジョーンズ(ウェールズ) |
イングリッシュ・ペイシェント |
ナビーン・アンドリュース(イングランド) |
スラムドッグ$ミリオネア |
フリーダ・ピント(インド) |
それでも恋するバルセロナ |
ハビエル・バルデム(スペイン) |
Dhoom2(2006) |
アイシュワリヤ・ライ(インド) |
ブラッド・ダイヤモンド |
ジャイモン・フンスー(ベナン共和国) |
007/カジノ・ロワイヤル |
エバ・グリーン(フランス) |
ディープ・エンド |
ゴラン・ビシュニック(クロアチア) |
マレーナ |
モニカ・ベルッチ(イタリア) |
TVシリーズ「セックス・アンド・ザ・シティ」 |
ミハイル・バリシニコフ(ラトビア共和国) |
さらば、わが愛/覇王別姫 |
コン・リー(中国) |
天国の口、終りの楽園。 |
ガエル・ガルシア・ベルナル(メキシコ) |
LOVERS |
チャン・ツィイー(中国) |
ラブ・アクチュアリー |
ロドリゴ・サントロ(ブラジル) |
M:I-2 |
タンディ・ニュートン(イングランド) |
ニンジャ・アサシン |
Rain(ピ)(韓国) |
花様年華 |
トニー・レオン(香港) |
アメリカン・サイコ |
クリスチャン・ベール(ウェールズ) |
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読書 |
こぐまのケーキ屋さん
突然町にできたケーキ屋さん。その店長はなんとこぐまだった。ケーキのこと以外何も知らない店長が気になる青年が店に通っていると、いつの間にか店員になっていて…お互いのことをとても気に入ってるこぐまの店長と店員さんの緩やかな日常を描くコメディ作品。
twitterで話題になっていて、気がつくとフォローして全部読んでいた。紙媒体で読みたくなったので買ってみたのだが、なかなか面白い。なんとなく傍らに置いてパラパラめくってほっこりするというのに向いてる。そう言うのってかんり貴重。 |
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ユダヤ人を救った動物園 アントニーナが愛した命
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20 |
映画 |
グレイテスト・ショーマン(2017) |
貧しい仕立屋の子バーナム(ジャックマン)は幼なじみの令嬢チャリティ(ウィリアムズ)と結婚し、貧しいながらも一家楽しく暮らしていた。そんな折、はニューヨークで蝋人形館が売りに出されていることを知ったバーナムは半ば無理矢理銀行から金を借り、そこで博物館を開くことにした。やがて博物館に動きを追加したらどうかと思いついたバーナムは、そこに歌や踊りを取り入れることにするのだった。ビジネス・パートナーとして劇作家のフィリップ・カーライルと共に興業を広げていく。だが、街の景観が崩れると抗議する市民団体が現れ…
実在の興業主P・T・バーナムを主人公とした伝記映画だが、『ラ・ラ・ランド』(2016)のスタッフが結集したと言うだけあって、ふんだんに踊りや歌を楽しめるミュージカルに仕上げていた。
バーナムという人物は、近代的なサーカスの元を作った人物として名高く、彼の作ったバーナム・アンド・ベイリー・サーカスは「地上最大のショウ」の合い言葉で後々サーカスの代名詞となっていく(ちなみにその名を冠した『地上最大のショウ』(1952)はバーナム死後のリングリング・ブラザーズ・アンド・バーナム・アンド・ベイリー・サーカスをモティーフにしてる)。
本作でも最初は場末の見世物小屋から始め、そこに歌や踊りを加え、更に常識外の軽業なども入れるようになっていき、最後に固定の場所から離れて巡業を中心としていくという過程を経て、近代的なサーカスっぽくなっていく様子を過程を追って描かれていた。
その事業の成功だけでなく、無理してスウェーデンの歌姫をアメリカに呼んで夫婦の危機に陥ったり、市民運動団体との戦いなどもあって、大変盛りだくさんな内容になってる。
特に本作で注目点は差別の問題をちゃんと焦点にしていると言うことだろう。
バーナムがやったことは、いわゆるフリークスと言われる人々に仕事を与えたということになる。
彼らは元々隠れて住むか、誰か金持ちの慰み者としてしか生きる事が出来なかったが、そんな彼らに自分自身の力で働く喜びを与えた。
一方的な見方であれば、それはバーナムの功績だろう。だがこの問題はなかなか厄介で、そういった人たちを公衆の面前に晒して金を取ることは人権問題にも発展する(これについては『フリークス』(1932)を参照)。本作ではバーナム擁護のためか、批判者は街の景観を汚すという差別主義者っぽくなっていたが、そういう人権主義者もあの中にはいたはずである。
その上でちゃんとポリティカル・コレクトネスに配慮して映画を作っているバランス感覚は良く出来ていると思う。
ただ、それを通して言いたいことは、これだけの内容があって、しかもミュージカルパートに時間を取られるので、本来この作品は150分はないと作品として成り立たない。110分そこそこでは全部流して終わってしまうので、あまりにあっけなく終わってしまった気がする。
もう少し時間取れれば軽快さと同時に重厚さを併せ持った物語になっていたものを、少々勿体ないと思う。 |
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27話 |
東都対西都のライダー対戦二戦目。圧倒的なパワーを持つヘルブロスに一歩も引かずに戦い続ける龍我の仮面ライダークローズチャージ。だが精神的な動揺を見抜かれて敗北を喫してしまった。そして最後の第三戦。仮面ライダービルドとローグの戦いが始まる。
敵はヘルブロスと仮面ライダーローグ。
最初はクローズチャージとヘルブロスの戦い。クローズチャージは戦えば戦うほど強くなると言う事で、圧倒的不利をはねのけるが、龍我の精神的弱さによって敗北。なんだかんだ言って龍我は良い奴過ぎるんだよな。
ビルドとローグの戦いの中、戦兎は記憶を失う前の葛城巧が悪魔の科学者であったことを受け入れつつ、あくまで戦兎として戦う事を決断してるシーンがある。
仮面ライダービルドの更なるパワーアップ体であるビルドラビッドラビッドが登場。ビルドハザードから暴走を抜いたパワーを有するものとされている。 |
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18 |
読書 |
鉄人28号 原作完全版 19
ロボット展覧会が行われ、各国の技術者による数々のロボットが展示されていた。その中、最強のロボットと触れ込むビッグ・ファイア博士のファイア2世。博士はそこに集まる技術者に達を挑発し、ついにどのロボットが最強かを試すこととなる。会場にやってきていた正太郎は、その挑発には乗らなかったが…
次々と最強のロボットが登場しているが、今回登場するのはファイア2世。何体も一緒に行動する鳥形のサポートロボットを込みにすると、確かに本当に最強かも知れない。そして更にパワーアップを図ったファイア3世も登場。かなり長いエピソードになってる。
ビッグ・ファイア博士の目的はかなり世俗的で、ファイア2世の力を見せつけることで、自社製品を売りつけようというものが、なんかリアリティある。 |
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4話 |
アッシュの父ブロックを轢き殺したのはアッシュの愛車デルタだった。死者の書と無理矢理取り込んだパブロを乗せたまま逃亡するデルタを追うアッシュ。
話は三分。死者の書と共に暴走車に取り込まれて高速で走るパブロと街の若者のレイシー。それに対し、車を追うアッシュとヤク中の青年チェット。そして先にルビーが呼び出したスポーンを皆殺しにしようとしているケリーとルビー。カーチェイスというか、全員ラリッた状態で暴走してるので、訳分からない状態になってる。
すったもんだあったが、死者の書は無事地獄に送り返し、スポーンも全滅。これでめでたしめでたし…とはいかんだろうな。
死者の書はかつて一度取り憑いたパブロに執着しているらしく、パブロにだけはちゃんと声をかけてるシーンがある。
<父の死を見取るアッシュだが、脳みそが出てしまっていて、それを手で戻そうとするとか、とんでもないシーンが出てくる。やりすぎだろ。> |
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GHOST IN THE SHELL/攻殻機動隊 & イノセンス 4K ULTRA HD Blu-ray セット |
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17 |
映画 |
悲しいラブストーリー |
第1位 |
風と共に去りぬ |
第2位 |
ある愛の詩 |
第3位 |
ブルー・バレンタイン |
第4位 |
きみに読む物語 |
第5位 |
ブロークバック・マウンテン |
第6位 |
マディソン郡の橋 |
第7位 |
カサブランカ |
第8位 |
逢びき |
第9位 |
レボリューショナル・ロード |
第10位 |
ロミオ+ジュリエット |
第11位 |
つぐない |
第12位 |
レジェンド・オブ・フォール |
第13位 |
ウエストサイド・ストーリー |
第14位 |
赤い靴 |
第15位 |
俺たちに明日はない |
第16位 |
愛を読むひと |
第17位 |
追憶 |
第18位 |
クローサー |
第19位 |
ロイヤル・アフェア 愛と欲望の王宮 |
第20位 |
Weekend(2011) |
第21位 |
ザ・レスラー |
第22位 |
タイタニック |
第23位 |
エターナル・サンシャイン |
第24位 |
ウォーク・トゥ・リメンバー |
第25位 |
ゴースト |
第26位 |
(500日)のサマー |
第27位 |
ムーラン・ルージュ |
第28位 |
Wuthering Heights(2011) |
第29位 |
ジェイン・オースティン 秘められた恋 |
第30位 |
トリスタンとイゾルテ(2006) |
第31位 |
恋に落ちたシェイクスピア |
第32位 |
永遠のアフリカ |
第33位 |
ファウンテン 永遠につづく愛 |
第34位 |
花様年華 |
第35位 |
ONCE ダブリンの街角で |
第36位 |
愛と追憶の日々 |
第37位 |
マーガレット・サッチャー 鉄の女の涙 |
第38位 |
フォレスト・ガンプ |
第39位 |
ベンジャミン・バトンの奇妙な人生 |
第40位 |
ピクニック |
第41位 |
マグノリアの花たち |
第42位 |
オネーギンの恋文 |
第43位 |
ペインテッド・ヴェール ある貴婦人の過ち |
第44位 |
めぐり逢い |
第45位 |
ビッグ・フィッシュ |
第46位 |
めぐり逢えたら |
第47位 |
シングル・マン |
第48位 |
クルーエル・インテンションズ |
第49位 |
アニー・ホール |
第50位 |
ザ・フライ |
The 50 saddest movie love stories |
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読書 |
「ガンダム」の家族論
著者が常々感じていた、日本における家族のあり方を、自らの作品を振り返りつつ、そこに込めた家族の形を通して語る独自の家族論。
はっきり言ってしまうと、期待していたものとは全く違うものが出されてしまった訳だが、メインの家族論については保守論そのもの。目新しいところが一切ないので正直どうでも良いし、それを無理矢理自作の補強に使ってるのは醜悪そのもの。元々考えてもいなかったことを、後になって「こういう解釈も出来る」と自分で自分を納得させてる感じ。
ただ、そこに見え隠れする著者のルサンチマンとかアニメ業界に対する苦言とかの毒が読んでいて面白い。色々恨みがあるんだろうねえ。著者に渦巻いている闇を楽しむための作品と言えようか。 |
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16 |
読書 |
バーナード嬢曰く2
高校の図書館に集う面々。自分を「バーナード嬢」と呼ばせる町田さわ子、そのさわ子のいい加減さに怒りつつも、妙に仲が良い神林しおり、さわ子に何かとツッコミをかます遠藤、図書委員の長谷川スミカ。この四人が読書を中心に過ごす緩やかな日常。
まだキャラにこなれてなかった1巻と比べ、2巻はキャラ描写に深みが出てきた感じはある。単なる暴力キャラにしか見えなかったしおりが色々こじらせてて、それを指摘されて落ち込むとか、懐かれるとまんざらでもない表情を見せるとか、むしろ彼女が主人公っぽくなってきた。
1巻ではふりばかりで全く本を読んでなかったさわ子も結構な数の本を読んでいるようになってる。 |
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5話 |
ルパンコレクションを持つブンドルト・ペギーにターゲットを定めたルパンレンジャー。ブンドルトは国際警察のヒルトップ管理官を待ち伏せし、管理官が運んでいたルパンコレクションを奪い取ってしまう。ブンドルトを追いつめるルパンレンジャーだが…
敵はブンドルト・ペギー。逃げ足の速さには定評があるギャングラー怪人。そしてゴーラム。ギャングラーの無人ロボットで、亀のような姿と装甲をしている。
新しいビークルの登場の話。二つあるビークルはとりあえず二つともルパンレンジャーの手に。
ルパンレッドとパトレン1号との会話で、お互い歩み寄れないことを確認し合う二人。現時点ではあくまで敵同士ということになる。
そしてギャングラーの幹部も登場。とにかく強い。
ルパンコレクションには二種類あり、ギャングラーが使用するものと、ルパンレンジャーやパトレンジャーが使うものとは違うと言うことが挙げられていた。まだまだ謎は多い。
<バイクでビルを登るシーンがあるけど、CGが乖離していて、バイクが飛んでるようにしか見えない。> |
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14 |
映画 |
スリー・ビルボード(2017) |
ミズーリ州エビング。七ヶ月前に一人の少女がレイプされ殺された。遅々として進まぬ捜査に、少女の母ミルドレッド・ヘイズ(マクドーマンド)は自宅近くの三つの看板に「娘はレイプされて焼き殺された(Raped
While Dying)」「未だに犯人が捕まらない(And Still No Arrests?)」「どうして、ウィロビー署長?(How Come,
Chief Willoughby?)」というメッセージを張り出した。これによって街は大騒ぎとなってしまう。
レイプ犯罪に対して意外な行動を取った母親を描いた作品で、多くのアメリカに根ざす問題を直視した、とても社会的な話に仕上げられている。
ここでの問題点は少し分けて考える必要がある。
何故なら、本作で描かれているのは、アメリカが昔から持っていた差別構造という側面の他に、その差別をなんとかしようとして、それでもなんともならないという構造、そして現在新しく起こっている差別の構造が複雑に絡み合っているから。まさしく現在に作られる意味のある作品なのだ。
そういった啓蒙作品は映画の中でこれまで数多く作られてきた。
特に移民で構成されるアメリカの中にあって、ハリウッドはほとんど全ての時代を通してレイシズムと戦い続けてきたし、その他様々な差別問題についても俎上に上げられてきた。恐らくはこれからもずっとその戦いは続くだろう。
そこで問題とされるのが偽善性というやつ。主題が良くても、道徳性を高めた結果、いかにも教科書的なものになってしまったり、一方的に社会的強者が弱者に手をさしのべるというものになってしまったりする。
その中で強者も弱者も無く、人は人であり、悩みながら解決を見つけていくしかないという作品も出ている。過去オスカーを取ったハギス監督作品の『クラッシュ』(2005)なんかは、差別するものとされるものの境界線が曖昧で、差別する側も正義になり得るし、差別される側が純粋ではないと示したりもしていた。
本作はそれと同様、差別する側とされる側の境界をかなり曖昧にして、どちらにもなり得る人間性を突き詰めていく。
主人公となるミルドレッドは、娘を失って、その犯人も捕まえられないと言う事で被差別側に立つはずなのだが、話の中で、実は彼女も又これまで散々差別的な行いをしてきたことや、犯人を捜す過程で多くの人たちを踏み台にしている。
一方、もう一人の主人公とも言えるのがジェイソン・ディクソン巡査。彼は最初からレイシストとして登場し、差別的言動を繰り返すのだが、彼が差別的なのは結局人生何もかも上手くいかず、性的マイノリティにある自分を強く見せようとしてのことだとわかる。
この二人だけでなく、登場人物は誰しも多かれ少なかれ被差別者でありつつ差別者でもあるという側面を持っている。
それは人間誰しもが持つ感情であるとして、否定をしてないところが本作の特徴とも言えるだろう。
その前提の上で、人はどう生きるべきなのかということを示す。
それが何かと言えば、“赦すこと”と言って良かろう。
赦すとは又偽善的な言葉だとも思えるのだが、何故人を赦さねばならないのかというと、そうしないと人は復讐だけに留まって、憎む以外の感情を持つ事が出来なくなる。死ぬまで憎みだけで生きていくのか?と問いかけられている。
実際ミルドレッドは、自分の行いによって警察署長のウィロビーを自殺に追い込んでしまったことを後悔するシーンがあるし、警察署を燃やした後で、本当に自分に嫌悪感を持ってるようなシーンもある。復讐に駆られて行き着くところまで行くと、どれだけ虚しいかを知ってしまうのだ。対してジェイソンは自分が正義を行っていると信じて暴力沙汰を繰り返してきたが、いざ自分が被害者になった時に、自分が差別していた人から赦されることで、初めて赦すことの強さを体験する。
すぐにそれが分かった訳では無く、その後も色々過ちを繰り返していくのだが、徐々にこれまでの自分を振り返ることが多くなっていき、最終的に、恨みや憎しみを抱きつつも、それでも新しい一歩を踏み出すことができるようになる。
自分の人生を生きるためには、赦すことが第一歩である。本作の出した結論は、非常に普遍的な重要な意味合いを持っている。 |
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読書 |
土佐日記
「男もすなる日記といふものを」から始まる著者の旅日記。
形式は確かに旅日記だが、内容的には著者が和歌を詠んで、どのようなシチュエーションでその和歌が詠まれたのかを説明するといった類いのものとなる。和歌は単独で読まれるべきではなく、それを取り巻く環境の情報を共有するという意味では大切な作品になる。
実際本体は短いので、さらっと読めてしまうのも良い。 |
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牙狼<GARO>-VANISHING LINE- |
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13 |
読書 |
はじめの一歩119
力の差は歴然で、フィリピン王者ゲバラを追いつめる一歩。だが肝心なところで攻めきれず、スリップダウンを繰り返してしまう。一体一歩の体に何が起こっているのか…
久々の一歩の試合で、パターンとしては新型デンプシーが炸裂して一気に勝利するかと思ったのだが、肝心の一歩が何度も倒れるという意外な展開。意外ではあるが、ストレスがたまる上に、この後の悲惨な展開が読め始めてるので、かなりきつい。
落として上げるのがスポーツ漫画の王道とは言え、なんだか落としっぱなしのような感じでもある。 |
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26話 |
暴走して美空に襲いかかったビルドだが、美空のバングルが光ると同時に戦兎は正気を取り戻す。だが問題はパンドラボックスがここにあることを知っているのは三人の仮面ライダーだけだった。そんな時、西都が仮面ライダーによる代表戦を提案してきた。
敵はエンジンブロス。仮面ライダーグリスと代表戦で戦い、敗北。そしてヘルブロス。鷲尾風がギアエンジンとギアリモコンを同時に装着することで誕生した完璧な戦士。
前に西都対東都でやった代表戦がまた行われる。なんだかワンパターンで無理矢理決着決めるような雰囲気がある。
美空の力を借りることでハザードトリガーの暴走を抑える事が出来そうということで、美空の協力を仰いで研究開始。また新しいフォームかな?
一方、西都のスパイも明らかに。犯人は又しても紗羽だった。これも又?ワンパターンだよな。
<美空にビデオを見せる戦兎だが、なんでカメラ目線で仮面ライダーの活躍が出てくるの?と、先に龍我が突っ込んでいた。> |
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EX合金 帰ってきたウルトラマン マットジャイロ |
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11 |
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3話 |
死者の書を積んだアッシュの車が盗まれてしまった。そこでなんと死者の書が読まれてしまう。泥棒をおびき寄せるためにパーティを開くアッシュだが…
死者の書を積んだアッシュの車が人を襲うという話。車が人を襲うシーンなんかはほとんど『クリスティーン』。
一方、車を盗まれたアッシュが何をしているのかというと、麻薬を使ったパーティを開くという訳の分からないことをしてる。しかしそれで本当にやってくるのが凄いところ。で、それがやってくるということは、酒場が阿鼻叫喚になるということ。全く期待にそぐわぬ展開だ。
アッシュは親父に対抗心を持つけど、「俺はもう大人だ」とはよく言ったもんだ。もう孫がいるような年齢なのに。アッシュには出生に秘密があるらしくて、親父さんが何か言おうとした瞬間にその親父さんが轢き殺されてしまった。笑えない展開だ。
<車に置かれた死者の書を読むシーンがあるが、ちゃんと呪文が英語で書かれた付箋が置かれているのが妙に親切。> |
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仮面ライダーアマゾンズ SEASON2 VOL.2 |
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<楽> |
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09 |
読書 |
身毒丸
旅芸人の子として生まれた身毒丸。その美しさは女のみならず男をも魅了してしまう。だが当の身毒丸は自分の周囲の人たちがおかしくなってしまうのか分からずに苦しむ。そんな彼の安住の地は?
なんだかよく分からん内容の作品。多分長く生きられない運命の子が、この世界で自分の進むべき道を見つけるビルドゥングスロマンを目指したのかと思うのだが、中途半端に終わってしまった感がある。
このタイトルで寺山修司の舞台劇をビデオで観たことがあったけど、あれはあれで全く訳分からなかった。 |
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4話 |
密室から突然人が消えるという事件が続発していた。ギャングラーの仕業ではないかと調べるパトレンジャー。その中でつかさは部屋の中にサメのぬいぐるみがあったことから、そのぬいぐるみを売っている男を調べることにした。そこに現れたルパンレンジャーによって男がギャングラーのラブルム・ジョウズであることを暴く。
敵はラブルム・ジョウズ。噛み付いた対象を好きな場所に送り込む能力を持つ。ルパンコレクションの「あなたをドレスアップ (Je vais t’habiller)」を保有する。
順番通りルパンイエローの早見初美花とパトレン3号の明神つかさ二人が中心となる話となった。どっちかというとつかさの方にウェイトが置かれていて、いつも冷静なつかさが実は大のぬいぐるみ好きだということが発覚した。可愛いぬいぐるみを見ると、つい顔を埋めてしまう癖があるらしい。
<サメのぬいぐるみに顔をすりすりすることでラブルム・ジョウズの技が発動することが分かったが、何故それがトリガーになったのかの説得力が薄すぎる。> |
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08 |
映画 |
スパイナル・タップ(1984) |
イギリスのハード・ロックの大御所“スパイナル・タップ”のアメリカツアーが開始された。その模様を追うカメラの前で、メンバーはパフォーマンスを見せたり、忙しさをぼやいたりしている。
ロブ・ライナー監督の出世作となった快作。
映画には昔からフェイク・ドキュメンタリーという作品ジャンルが存在する。いかにも本当のドキュメンタリーのように見せながら、実は嘘であったとするもので、本当に嘘をついてはいけないために、コメディ仕立てにするのが一般的だった(現在はこの可能性に気づいた監督達の活動により、結構多様なジャンルに広がっているが)。
本作もその意味ではパロディ的なコメディ作品となるはずだが、演奏される音楽の出来が良いことと(歌詞は敢えてセクハラギリギリの酷いもんだが)、インタビューで実在バンドに対して文句を言わせてるとか、当時の音楽会に対するかなり正確な視座が観られるところが受けたのだろう。実は音楽人の評価が結構高いらしい。
1980年代は音楽界が最も活発化していた時代といえる。ロックから様々なジャンルが枝分かれし、それぞれのジャンルが伸びていった。最も伸びたのはポップスだが、ハード・ロック、メタル、ノイズなど、過激なジャンルの音楽もどんどん伸びていった。
丁度音楽のプロモーションビデオも出来た頃なので、顔も売れるようになり、どこに行っても顔が知られ、人だかりが出来ていたり、マネージャーはスケジュール調整だけでなく、どうメンバーを露出させるかにも腐心したり。
そしていわゆる「音楽性の違い」によりメンバーが仲違いするのもリアル。ちなみに「音楽性の違い」の発端が痴話喧嘩ってのがとてつもなくリアル。さらに“Famous in Japan”という言葉もあるくらいで、最後に日本でだけヒットするというのも、ロック業界ではよくあること。
そんな意味で、作品自体も結構面白いのだが、それをドキュメンタリー・タッチにすることで当時の“空気”までちゃんと演出しているのが素晴らしい。
いろんな意味で、本作は80年代のロック界を知るには格好の素材とは言える。
その中にどっぷり浸かっていた世代としては、どこか苦笑いしつつ、若き日の自分自身に思いを馳せる事が出来る。
だから本作は年代を超えて愛される作品と言えよう。80年代という“空気”をちゃんと今に伝えてくれる作品なのだから。 |
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読書 |
鉄人28号 原作完全版 18
十字結社のロボットモンスターとの戦いで身動きが取れなくなった鉄人。十字結社はその間に国外脱出計画を進める。
少々長引いた十字結社編の完結編。強かったモンスターも空中戦が苦手という弱点があり、勝負は割とあっけなく付いてしまった。しかも十字結社も本国の政変によって帰れなくなってしまうと言うのも情けないオチだった。
中編となるブラック博士編は鉄人がほとんど出てこない異色回。息子の命を救うために何でもするブラック博士の姿は、オチも含めてひたすら哀しい話でもある。 |
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バイプレイヤーズ ~もしも名脇役がテレ東朝ドラで無人島生活したら~ |
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06 |
読書 |
空の中
四国上空2万メートルで立て続けに二つの航空機事故が起きた。どちらも何も無いはずの空間にぶつかり、爆発炎上するという珍事だった。死亡した自衛隊パイロットの斎木には高知に瞬という息子がおり、瞬はこれによって天涯孤独となってしまう。だがそんな瞬は海岸で不思議な生物を拾い…
これまで読んだ著者の作品の中では最もSF寄りの作品。著者らしさもありながら、文体の硬さも気になったが、なるほどこれがデビュー2作目の作品だったのか。ラノベから入っているので、SFを作ろうとした結果、かなり力の入ったものになってしまったようだ。
文体に力が入りすぎて、ちょっと読みにくい部分もあるものの、ファースト・コンタクトに伴う死というものを下手に取り繕わないので、ファースト・コンタクト作品としては質は高い。
ラノベとはもはや言えない作品だが、だからこそその後で幅を持ったものが書けたのかも知れない。 |
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25話 |
ビルドとローグの戦いの中に現れた美空が手をさしのべるとスカイウォールが割け、そこにローグを吹き飛ばしてしまう。美空の力は腕に装着されているバングルにあるのではないかと推測する戦兎だが…
敵は仮面ライダーローグ。ビルドハザードフォームのバーサーカー状態ですら倒せなかった。一海に残された最後の部下赤羽も消滅させてしまった。
力のインフレがまだまだ続いているようで、ハザードトリガーを使っても倒せない仮面ライダーローグに対し、更なるビルドのパワーアップがありそうな雰囲気となっていた。
意識のない美空がスカイウォールを一瞬消し去ったとか、とんでもない力を持つことが分かった。美空の腕に付けられているバングルが何らかの意志を持ち、その力を与えているらしいが、分析したビジョンから、火星文明の滅びが見えてしまう。戦兎の分析では、古代に滅んだ火星の先史文明の、滅びの瞬間のビジョンであり、それを繰り返させないように訴えてるのではないかと言っているが、真実はまだ見えていない。
全ての都市を手玉に取っていた難波重工の目的は来たるべき世界大戦に日本が勝ち抜くためだそうだ。意外に目的は小さい。
<美空に対して撃たれた銃弾を身を挺して受けるクローズ。格好は良いけど、その角度だったら美空に銃弾が当たってるぞ。> |
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宇宙刑事シャリバン Blu-ray BOX 3 |
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05 |
映画 |
肉体が入れ替わる映画 |
ハモンド家の秘密 |
ヴァーチャル・セクシュアリティ |
星に願いを |
バイス・バーサ/ボクとパパの大逆転 |
チェンジ・アップ/オレはどっちで、アイツもどっち!? |
チャイルド・プレイ |
ホット・チック |
月に願いを |
フェイス/オフ |
Again!(1988) |
セブンティーン・アゲイン |
逆転夫婦 |
Its A Boy Girl Thing(2006) |
キスへのプレリュード |
オール・オブ・ミー/突然半身が女に! |
幽霊紐育を歩く |
ブラッディ・スクール |
ビッグ |
13 ラブ 30 サーティン・ラブ・サーティ |
フォーチュン・クッキー |
20 best body swap movies |
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2話 |
ルビーを連れて家に帰ってきたアッシュ。共同して死者の書を取り戻すことにしたが、ルビーを信用できないパブロはルビーと共に残ることにしたが…
ルビーと協力して新しい怪物との戦いが展開する訳だが、取り戻すべき死者の書はモルグに置いてあり、死体を切り刻むシーンが多量にあって、大変グロテスクに仕上がってる。正直、何かを食べながら観るのは全くお薦め出来ない。
死霊がアッシュにしたのは、死体を通していたぶることだが、その際死体の肛門にアッシュの頭を突っ込んでるのが気持ち悪すぎるし、その後ケリーが本気で臭そうにしてるのがリアル。今回はいろんな意味で人体から出る液まみれだ。腹が重くなるよ。
一方、悪夢を観続けるパブロはルビーにその理由を尋ねるが、第1期で死者の書が顔に張り付いたことで、パブロの何かが変わってしまったらしい。
前回から現れたミイラのような怪物は字幕に寄れば「スポーン(繭)」と言うらしい。ルビーと魔界の悪魔との間の子らしい。
前回登場したアッシュの親父だが、どうやら性格は同じようで、やってることに変わりが無い。老いてますます盛んというか…そもそもアッシュが手を付けた女性を寝取るとか、親父のやるこっちゃないが。
<新しい怪物は異世界からパブロを通ってこの世に来たのだが、それをケリーは「パブロがヴァギナ?」と言ってる。テレビ番組でこれ言って良いのかよ?> |
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スターシップ・トゥルーパーズ レッドプラネット |
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03 |
映画 |
洲崎パラダイス 赤信号(1956) |
行く当てのない男(三橋達也)と女(新珠三千代)は街をぶらつき回った末、江東区にある洲崎パラダイスの飲み屋の女将(轟夕起子)に拾われた。女は飲み屋で、男は蕎麦屋の出前持ちの仕事にありつくことが出来たのだが、女の器量の良さに目を付けた客の一人(河津三郎)が金をちらつかせて女を口説いて連れ帰ってしまった。そんな折、女将の旦那という男(植村謙二郎)も飲み屋にやってくる。
下町の飲み屋を舞台にした人間模様。そもそも本作は新珠三千代が初めての汚れ役に挑戦したと言う事以外にさして話題のないプログラムピクチャーで、実際公開時はさほど売れた訳では無かったらしいが、後に大きく評価されるという不思議な作品。監督自身にとっても会心の出来だったらしく、後に自分の作品の中で一番のお気に入りだと言っていた。
今から改めて考えてみると、確かに売れた理由はいくつか思いつく。
本作はとても画期的なことをやってのけているのだ。
群像劇と言うにはキャラは少ないが、主人公を決めず、登場人物一人一人の行動よりも心の動きの方をしっかり捉えているために、この時代には珍しい心理劇として立派な出来になってる。
貧しく、結婚もしてない男女がどう生きるかと言うと、その場その場で生きられるように生きる。男は肉体労働をしたり、泥棒をしたり、場合によってはヒモになったり。女は飲み屋で色気を振りかけたり、時に体を使ったり。そんな場末の生活が克明に描かれていく。そんな二人が一緒になっても未来があるわけでないので、たまたま一緒にいただけと割り切り、お互い自由にパートナーを変えたりするのだが、気がつくとやっぱり一緒にいてしまう。
くっついて、離れて、又くっつく。他愛ない男女関係なんだが、根底になんか割り切れない人間関係みたいなものを感じさせてくれるので、見た目だけの単純な作品でないように思わせるところが本作の面白さだろう。
そして本作で一人も名前が無いということが、身に迫るという効果も生んでいる。実際身に覚えがある訳ではないにせよ、あまりに身近にありそうなネタのため、心が騒ぐ。ドキュメンタリー以上のリアリティが本作にはあると言う事だ。 |
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読書 |
仮面ライダークウガ6
クウガへの変身を桜子と妹のみのりに目撃されてしまい、それから変身出来なくなってしまった五代。だがグロンギによるゲゲルは続いており、次々と犠牲者が出ていた。一方、弟の津上翔一の元へと帰ってきた雪菜だが…
妹に拒絶されイップス状態になってしまった五代雄介が立ち直るまでの話で、言うなればダレ場回。しかし正直な話、30分のテレビならともかく、漫画版にこのエピソードは単にペースが落ちただけなので不必要としか思えない。
一方アギト編はだんだん謎が明らかになっていく。何故アギトが生まれる必要性があったかが見えてきた。こっちの方がむしろ話の中心っぽいぞ。 |
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02 |
読書 |
双生児
死刑を待つばかりの一人の死刑囚が語った恐るべき犯罪の告白。実は自分の本当の名前は別で、最初の殺人は、双子の兄を殺した事という。
双子を使ったミステリーは古典的な素材。本作は映画『双生児-GEMINI-』(1999)の原作となった話だが、映画版とは全く異なりもっと単純な展開となっており、むしろ「パノラマ島奇譚」のプロトタイプのような話になってるのが特徴。
短い分、必要最小限の展開となるため、その分ソリッドな話ではある。 |
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3話 |
ギャングラー怪人のナメーロ・バッチョが現れ、ビルをドグラニオ像に変えていく。出動するパトレンジャーだが、ルパンコレクションを回収しようとするルパンレンジャーも参戦し、お互いの牽制でナメーロを取り逃がしてしまう。
敵はナメーロ・バッチョ。体液を集めて発射するネバー弾を武器とする。ルパン・コレクションの「誰が誰を作ったのか Qui a fait qui」を保有する。
今回はルパンブルーの宵町透真の中心回。一年前に婚約者を失い、彼女を取り戻そうと焦っているため、危険な事を敢えて行おうとする危ういキャラだが、コンビネーションと回り道の大切さを学んでいく。一方、パトレン2号の咲也も、これまで自信が無くて失敗ばかりだったが、自信を持つことで機転も利くようになったという話。
グッドストライカーを使った必殺技は、パトレンジャーの場合三人が合体したが、ルパンレンジャーが使ったら、レッドが三人に分裂するという全く逆の必殺技になってしまった。
<圭一郎の顔が怖いという咲也だが、どう見ても童顔そのものだろ?こいつに限らず、みんな幼いので、ちょっとキャラと役がずれてる感じだ。> |
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宇宙刑事シャリバン Blu-ray BOX 2 |
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