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30 |
読書 |
クトゥルフの呼び声
大伯父が遺した手記を紐解き、謎多き伯父の真相に迫ろうとした“私”だが、そこに恐るべきものを見つけてしまう。そこに書かれていたのは、この世の芯の支配者が人間では無かったという事実だった。
昔全集で持っていて読んでいたが、改めて読んでみた。訳に違いがあるようで、少々違和感も感じるのだが、ホラー小説の名作の一つに数えられる理由はよく分かる。 |
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1話 |
ホラー討伐を行っていた黄金騎士道外流牙の前に魔戒法師コヨリが現れた。彼女はホラーが初めて人間界に出現した最古のゲート「破滅ノ門」が再び開こうとしていると告げ、その開門を防ぐために力を貸して欲しいと願う。それを受け、破滅ノ門のあるクレアシティへと向かう流牙。
敵はシャウラス。デジタルサイネージを門として出現するホラーで、サイネージの前を通りかかった人間を捕食する。捕食中を道外流牙に見つかって倒された。そしてレグレージ。違法工事の責任を取らされそうになった施工業者の村重が変身したホラー。巨大なハンマーでパワフルな攻撃を繰り出す。
前回「牙狼-GARO- -GOLDSTORM- 翔」の続編で、道外流牙シリーズの第4弾。番犬所の依頼でとある街へと向かい、そこで開こうとしている破滅ノ門を封印するために戦う。
今回は顔見せ程度の話で、黄金騎士の強さを表すと共に、今回の敵ホラーの強さも強調されている。今回の戦いでは人間態の状態では流牙はホラーには敵わなかった。
一方、この街には他の魔戒騎士もいた。ハガネと呼ばれる、魔戒騎士の基本装備で戦うキャラだが、強いホラーとも渡り合っている。タイトルに「ハガネ」とあるとおり、彼がこの話のキーパーソンとなるようだ。 |
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28 |
映画 |
鬼太郎誕生 ゲゲゲの謎 |
昭和31年。日本政財界を牛耳っていた龍賀一族の当主の龍賀時貞が死去した。帝国血液銀行に勤める水木(木内秀信)は、時貞の娘婿である龍賀製薬社長の龍賀克典とは懇意にしていたこともあって、次期龍賀家当主となる克典に取り入って出世の足がかりとしようと、龍賀一族が住む哭倉村へと向かう。しかし水木の予想とは異なり、克典は当主になれず、更に余所者して村中に嫌われる水木。そんな中、龍賀の孫に当たる沙代と長田時弥に懐かれるのだが、そんな中、凄惨な殺人事件が起こってしまう。容疑者として捉えられたのは、この村にやってきた謎の男(関俊彦)だった…
「ゲゲゲの鬼太郎」は東映アニメにとっては重要なシリーズになる。なんせ最初のモノクロ版アニメーションは1968年で、そこから2020年代まで6期にわたってテレビアニメになっているし、鬼太郎のルーツを描いた「墓場鬼太郎」、そして何作かのアニメ映画と、50年以上にわたって東映に大きな儲けを与えてきた。
そのなかでも何作か劇場公開されたアニメもあったが、それらはことごとく、テレビの一エピソード程度の扱いで、これと言って特徴のある作品とは言えなかった。
本作についても「ゲゲゲの鬼太郎」の第6シリーズを補完するために作られたような作品で、当初はどうせ外伝みたいなものだろうからと、観る価値があるとは思えなかった。
ところが公開直後からネットでは絶賛の嵐で、そこまで言われる作品ならという事で観に行ってきたのだが、確かに絶賛の理由はよく分かった。とてつもない良作である。
良い部分はかなり多いが、まず第一点。本作はTV本編を補完するものなのだが、単なる外伝に留まらず、鬼太郎のルーツというところに着目している点。鬼太郎のルーツは、「墓場鬼太郎」で既に漫画では描かれているし、TVシリーズの「墓場鬼太郎」でもそれに沿って作られているが、その作品では仮の主人公である水木が鬼太郎の出産に無理矢理立ち会わされ、更に無理矢理鬼太郎を引き取らされるという部分。その水木を主人公に、実はそれ以前に鬼太郎の父親と関わりがあったということを描く。「墓場鬼太郎」を読んでる身としては、水木という人物を掘り下げて描いているので、結構感情移入がしやすい。更に「ゲゲゲの鬼太郎」の第6期、つまり本作の元のアニメで一回だけ、まだ肉体を持っていた頃の目玉の親父の姿を描いたことがあったが、それを出して、水木との関わりを深めたこと。「墓場鬼太郎」で包帯姿の、ほとんどミイラ人間状態の親父はどうしてそんな姿になったのかまでもちゃんと描いたことで、本編の方にかなり深みが出たと言うところが挙げられる。
第二点として、ストーリー自体がかなり質が高い点。テレビシリーズのスピンオフだと取って付けたような物語が多い中、本作は単体でちゃんと物語としての質を上げるように考えてる。ほとんど金田一京助の活躍しそうなホラー味あふれる描写に加え、次の展開が読めない物語運び。一見分かりやすく見えつつ、かなりの変化球な物語に驚かされた。本作に出てくる人間で善良なのがほとんどおらず、みんな欲と自己都合、そして組織のために働く人間ばかりでほとんど誰も同情が出来ない。オープニングに出てきたいくつもの違和感あるアイテムが後半で一つ一つあるべき場所にはまっていく展開も、ちゃんと設定がしっかりしているから。
第三点として演出の良さが挙げられる。全般的な演出がアニメらしくないホラー要素満載だったが、ちゃんとそれをバランス良く仕上げていた。アニメでやるにはかなりの残酷描写も多々あり、大人向きの「ゲゲゲの鬼太郎」っぽくてよろしい。元より怪談話がベースなだけに、むしろこのくらいやってもらった方が似合う。それにしても特に人間の目玉の描写は暴走気味で、フェティシズムまで感じさせものになってる。
怪奇ものを作らせたら一級品の川井憲次の音楽も良い。ラストの「ゲゲゲの鬼太郎」第2期のエンディングテーマは、懐かしくしみじみとさせる。
ところで、最初にこの作品は「墓場鬼太郎」につながるものだと書いたが、実はちょっと違うとも思ってる。実は「墓場鬼太郎」に登場する水木と、本作に登場する水木は顔かたちが全く違うのだ。その理由を考えるに、本作の水木と「墓場鬼太郎」の水木は違う人物ではなかろうか?とも思ってる。「墓場鬼太郎」の水木は全く事情を知らずに鬼太郎を引き取っているので、水木は鬼太郎に対して嫌悪感しか持たない。その結果鬼太郎も人間の存在などどうでも良いという性格になるが、本作のようにあらかじめ親父さんと面識があり、熱いコンビであった水木だったら、鬼太郎をゲゲ郎の忘れ形見として大切に育てたことだろう。その結果人間を守りたいと願う、「ゲゲゲの鬼太郎」の鬼太郎に成長した可能性がある。完全に本作は第6期の物語に沿ってるのが良いところだな。 |
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45話 |
ダグデド・ドゥジャルダンを倒すためには王の証の力を全員が使いこなせばならなかった。そこにラクレスの助言で、命を賭す前に王としてやるべき事をなすこととなった。それは自らの後継者を指名すること。だがそこにミノンガンが現れ、王達とその関係者の精神年齢を変えてしまう。
敵はミノンガン。光線を発し、その光線に当てられた人間の肉体や精神を変えることが出来る。
六つの王国の王の後継者問題というのがメインの話だが、途中で精神が取り替えられるというありがちな物語へと話がずれていく。ギラとヤンマとリタの三人が幼児になってしまい、残りの三人とラクレスでフォローしているが、スズメとモルフォーニャの二人が10年ほど前の精神になってしまった。モルフォーニャは犯罪者の親を牢から出すための脱獄の常習犯。そしてスズメはかつてラクレスを殺そうと意気込んでいたことで、ラクレスを憎むキャラに変貌していた。
そんな王の三人をジェラミーが面倒を看ているので、今回活躍するのはカグラギとリタの二人となり、二人が共同して王の証の力を使いこなすまでを描く。カグラギは火の力、そしてリタは氷の力を使う。
リタの右目は氷を作り出す王の力を宿していて、不完全ながらこれまでにも何度かその力を発していたらしい。一日の長があるとはいえ、現時点では誰も力をコントロール出来ていない。対して最初に王の証の力を使おうとしたカグラギは全身を焼き尽くしてしまうところだった。この二人が共同して王の力を使うことでミノンガンを撃破した。二人とも使いこなしているとは言えないまでも、氷と炎の二つの力を同時に使うことでバランスが取れたらしい。
今回はギラが全く活躍出来てない。それが普通にあるのがこの作品の面白いところだな。 |
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26 |
読書 |
魔法中年2
魔法少女のフォローで淡々と使い魔を退治していく魔法中年の田中。だがそんな田中が握る死の魔女の情報を巡り、彼を狙う魔法中年がいた。
前巻が、あくまで淡々と任務をこなす魔法中年の姿を描いていたが、それだけでは間が持たなくなったか、話はだいぶきな臭い方向へと向かっている。しかし色々設定詰め込めそうな作品だな。 |
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19話 |
冥黒三姉妹に対抗するため、とりあえずキッチンいちのせ連合を結成する宝太郎ら錬金術師の卵たちだが、ミナトの真意が分からないため、これといって次の手を考えつかないままだった。そんな時、ミナトが現れ、りんねに新生錬金アカデミーに戻るように説得する。そこにグリオンが作ったケルベロスマルガムが現る。
敵はケルベロスマルガム。新たに発見されたヨアケルベロスを用いてグリオンが作り上げたマルガムで、三つの顔から炎を出すほか、一つ一つの顔を持つ三体に分離する。アトロポスが奏でる笛に操られていたが、笛が壊された時、アトロポスを攻撃した。
先に劇場版でお披露目は終わっているが、ついにりんねが新しい仮面ライダーマジェードに変身する。りんねがはめている指輪は実は仮面ライダーへの変身アイテムに変化する。
今回はりんねの中心回。錬金術師になるこことが運命づけられており、錬金術師はルールが全てだと教え込まれていたりんねは、自分の価値観を持たないように育ってきた。そんな彼女が自分の価値で生きる事を決めた時に指輪が呼応してドライバーへ変化した。
ミナトはあくまで錬金術師のルールに従ってガッチャードライバーを回収しようとしているが、それに複雑な表情を浮かべていること、そして結果としてりんねに命を救われることになったアトロポスも少々心境が変化している模様。
<宝太郎が作った料理を奪って食べるケルベロスマルガムだが、その口には轡がはめられてるから、食べることは出来ないと思う。> |
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後味が悪すぎる49本の映画(2023) |
<A> |
<楽> |
宮岡 太郎 |
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24 |
映画 |
Esqueベスト |
ウルフ・オブ・ウォールストリート |
ロッキー |
ベスト・キッド |
グッド・ウィル・ハンティング |
8mile |
プリンセス・ブライド・ストーリー |
フォレスト・ガンプ |
メリー・ポピンズ |
マッド・マックス 地獄のデス・ロード |
ゴッド・ファーザー |
ムーンライト |
ブロークバック・マウンテン |
ジョーズ |
夜の大捜査線 |
アイアンマン |
ミーン・ガールズ |
パラサイト 半地下の家族 |
セイブ・ザ・タイガー |
十二人の怒れる男 |
ROMA |
グローリー/明日への行進 |
ゴーストバスターズ |
天国の日々 |
ゲット・アウト |
グローリー |
北北西に進路を取れ |
続・夕陽のガンマン/地獄の決斗 |
エクソシスト |
ミラーズ・クロッシング |
大脱走 |
トリコロール三部作 |
ランボー |
ブロードキャスト・ニュース |
ターミネーター |
レイジング・ブル |
市民ケーン |
シャイニング |
ブレードランナー |
捜索者 |
ドゥ・ザ・ライト・シング |
マッシュ |
ウォリアーズ |
エイリアン |
戦場にかける橋 |
ロード・オブ・ザ・リング |
ブラック・パンサー |
レザボア・ドッグス |
マルタの鷹 |
007 ドクター・ノオ |
暴力脱獄 |
トゥルー・ロマンス |
西部戦線異状なし |
ボールズ・ボールズ |
波止場 |
パディントン2 |
パンズ・ラビリンス |
君の名前で僕を呼んで |
千と千尋の神隠し |
雨に唄えば |
キャロル |
街の灯 |
黄金 |
キャバレー |
お熱いのが好き |
イヴの総て |
博士の異常な愛情 |
ゼア・ウィル・ビー・ブラッド |
グリーン・デスティニー |
リメンバー・ミー |
ミーン・ストリート |
クリード |
ワン・オン・ワン ファイナル・ゲーム |
アメリカン・サイコ |
メメント |
Gommorah |
ゲームの規則 |
七人の侍 |
自転車泥棒 |
二十四時間の情事 |
大人は判ってくれない |
M |
スリ(掏摸) |
チャップリンの独裁者 |
オズの魔法使 |
パルプ・フィクション |
或る夜の出来事 |
E.T. |
スター・ウォーズ |
ビール・ストリートの恋人たち |
タイタニック |
ブルーベルベット |
ハード・プレイ |
ハート・ロッカー |
それでも夜は明ける |
マトリックス |
レイダース 失われた聖櫃 |
バック・トゥ・ザ・フューチャー |
ボーイズ’ン・ザ・フッド |
レディ・バード |
ソーシャル・ネットワーク |
The 100 Best Movies of All Time |
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読書 |
恐怖の橋
イギリスの片田舎グロウチェスターシャーにある町には、町の規模にそぐわぬ立派な橋が架けられていた。ある科学者がこの町に越して、橋のことを詳しく調べ始めるのだが、町には異形のものが現れ始める。
ゴシックホラーとクトゥルフものを合体させたような話で、地球には人類以前に異形の生物による高度な科学文明が存在したという設定は明らかにラヴクラフトの影響が見られる。 |
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シャドームーン ソフビキット復刻版 |
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22 |
映画 |
ナポレオン(2023) |
18世紀末。フランス革命後の混乱に陥ったフランスで、軍に属し王党派の反乱を鮮やかに鎮圧したナポレオン(フェニックス)は、トゥーロンの戦いを皮切りに次々と勝利を重ね、軍の頂点へと駆け上がっていく。その中でボアルネ子爵の未亡人ジョセフィーヌ(カービー)を見初め、彼女と結婚する。フランスの英雄としてヨーロッパ中を転戦するナポレオンと、彼の留守中に浮気し放題のジョセフィーヌ。お互いを必要していながら、心が離れていく二人。
80を過ぎているにもかかわらず、精力的に映画作りを続けているリドリー・スコットが次に選んだ題材はナポレオンだった。最初に聞いた時、思いきったことをやるもんだと驚いた。
ナポレオンはこれまでの映画でも数多く登場しているし、ナポレオン自身を描く作品もかなり多い。それだけ人気のある人物と言うことだが、一つ問題がある。
それは、ナポレオンを題材に作ると、必然的に大作になってしまうという事である。ヨーロッパ中を駆け巡って多くの戦いに勝利した一生と、最後の大戦となるワーテルローの戦いを描くだけでも莫大な費用が掛かるし、そのために多くのロケ地を使う必要もあるから。高齢者となった監督にはきつすぎる題材だと思われた。
しかしこれを監督は最先端技術を駆使することで難なくクリアしてくれた。CG技術の発達により、ロケ地は最低限で済み、複数カメラの同時回しによって短期間かつ安価で戦闘シーンを作っている。そこそこの迫力を維持しつつスピーディな撮影で労力を抑えるという、大変コストパフォーマンスの高い撮影方法だったとのこと。見事だ。
それでも肉体的には大変だったと思うのだが、それをきちんとやってしまうところに今のスコット監督の凄さがある。
これだけで賞賛に値する。
ただ、それ以外に特徴的な部分が少ないかな?というのが正直な感想でもある。他のナポレオン作品が戦いを中心にしていたが、本作はジョセフィーヌとの夫婦関係に重点を置き、コキュ的存在であるナポレオンの苦悩を中心に描くという特徴があったものの、その描かれ方も中途半端な感じだった。
ナポレオンの戦いの多くを描き、その戦いの中でジョセフィーヌとの関係を描くことになるが、そのぶん内容が盛りだくさんとなって、結局特徴がつけられないままになってしまう。
ナポレオンの生涯を描く場合、こう作るしかなかったのかとも思うのだが、なんかもうちょっと個性を出せていたら良かったとは思う。一本の映画では時間が足りないので、何本か作るか、あるいは戦いの一つに注力するとか、いくつかの方法はあったと思うのだが、その辺はっきりした個性が見えなかったことが残念でもある。
Netflixでミニシリーズで作ってた方が正解だったような気もせんではない。 |
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25話 |
月でアースガロンとウルトラマンブレーザーを倒したヴァラロンは隕石となり地上に落下。その後破壊活動を開始する。動けないブレーザーも地上に落下し、ブレーザーから分離したゲントも生還するが、もはやその身体は戦えるような状況ではなかった。
敵は宇宙爆弾怪獣ヴァラロン。地上に降りて多数の生体爆弾を設置しつつ暴れ回る。V99から地球を知るために送り込まれた怪獣らしい。
最終回。一度はブレーザーとゲントが分離するが、最後の戦いのために敢えて再び合体して最後の敵に挑む姿が描かれる。これまで完全無口だったブレーザーがカタコトの日本語で喋っていたのも印象深い。
ヴァラロンに続いて宇宙からV99という船団がやってきたが、それこそがこれまで地球に怪獣を送り込んできた異星人達。過去地球に宇宙船を派遣し、それを破壊されたことで地球へと向かってきたのだとか。その時の防衛隊の司令官は土橋だった。
ちなみにその際破壊された宇宙船の技術を用いてワームホール発生装置およびアースガロンの基礎理論が作られた。
アースガロンのコンピュータには、異星人の機密が入れられており、V99との交信が可能だった。そのため、地球からは船団に向けての攻撃は中止され、アースガロンを通じてメッセージの交換を行う。そこで得られた情報は断片的だが、地球に脅威を感じていることだけは分かった。
そこで地球の反応として、戦うのか、交渉するのかという選択が与えられる。もし戦った場合、科学的に進んでいるV99に対して甚大な被害が出てしまう。そこで地球側が選んだ選択は、対話を開始することだった。世界中の迎撃部隊を返すという選択だったが、全ての攻撃を放棄することで、彼らの攻撃を未然に防ぐことができた。
更にヴァラロンの爆弾は地中から現れた怪獣達が食べて消したが、これは地球を守るためと言うより、本能に従ったらしい。「ウルトラマンコスモス」の時は怪獣の善意で人類を救う描写があったが、ここでは本能というのが説得力増してる。
これまで物理的な攻撃や光の槍を投げたりしていたブレーザーが最後にスペシウム光線のような光線を発した。これはひょっとしてブレーザーの進化なのかもしれない。
最終的にブレーザーがゲントである事はばれず、またスカードは通常任務に戻ることになった。劇的な展開ではないが、これは劇場版につなぐ伏線だろうか?大変面白かったので、出来れば第二期を期待したい。
<V99に攻撃の意思なしと伝えた次の瞬間にヴァラロンに攻撃してるけど、それは裏切り行為にならんのか?> |
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20 |
読書 |
パタリロ!41
マリネラに帰ってきたパタリロは早速色々発明をし始める。その結果、タマネギ軍団は又しても迷惑ばかり被っていた。時に反撃に出たりもするが…
今巻はいつもの通りマリネラの出来事に戻ってきた。マンネリながら全編発明にまつわる話になってるのが特徴かな。 |
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44話 |
ラクレスによって、不死身のダグデド・ドゥジャルダンを倒す方法はそれぞれの王が持つ王の証にあると言われる。あまりに危険なその力をコントロールするためには、力の正しい使い方をしなければならなかった。そのためのまとめ役を選出することとなったのだが…
敵はヒルビル。ダグデド・ドゥジャルダンによって発破をかけられ、チキュー全体を混乱させようと出撃した。これまで以上の能力を用いて世界中の住民どころか王まで洗脳するが、力は薄まっているらしく、ちょっとしたことで正気に戻ってしまう。
今更リーダーを決めようという話になって、結局それがヒルビルの洗脳で大混乱になるという話。特に洗脳の度合いが激しいヤンマを、洗脳の効かないギラが抑えるという話がメイン。その中で逆に結束が高まるのは定番の話である。
リーダーを決める対決は頭に付けた紙風船を誰が割るかというゲームだったのだが、一斉に真っ先にギラを攻撃する辺りが、みんなよく分かってる。
ダグデドの遺伝子を持つギラはヒルビルの洗脳に冒されることはなかったが、もう一人カグラギが平気だった。自分を含めてあらゆるものを騙しているだけのことはある。
結局リーダーを決めず6人の王が完全同盟というオチとなったが、最後まで完全リーダー不在という作品は極めて珍しい。それも全てラクレスの策謀によるとのこと。ラクレス本人は自分が信用されてないことが分かってるから、敢えて策謀を使ってみんなに言うこと聞かせてる感じ。なかなか良い性格してる。
一度死んで蘇ったダグデド・ドゥジャルダンは、この屈辱を与えたチキューを滅ぼすのではなく、自らのコレクションに加えることにした。そのためにチキューを大混乱に陥らせ、絶望の中で封印しようとしている。
<頭に紙風船を付けたメンバーが変身すると、仮面の上に紙風船がついた状態になる。これはもはやツッコミにもならんか。> |
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18 |
映画 |
サイボーグ009(1966) |
ブラックゴースト団の命令によってギルモア博士が作り出した9人のサイボーグ戦士。彼らは洗脳を施されてブラックゴースト団のために働くはずだったが、ギルモア博士はブラックゴースト団の野望を知り、密かに反撃の機会を窺っており、最後の九体目のサイボーグとなる009を改造した直後にサイボーグ達に手伝わせて基地を脱出するのだった。
石ノ森(石森)章太郎によって創造され、日本におけるSF漫画の金字塔と言われる「サイボーグ009」。その最初の映像化作品が本作となる。
原作の「サイボーグ009」がSFの傑作と言われるにはちゃんと理由がある。それは単なるストレートな勧善懲悪に留まらず、この地球における本物の平和とは何と言うことを深く考える内容になってること。そもそも集められた00戦士達は世界中の民族からなる立場で、そんな彼らは自分自身のアイデンティティーにも悩むことも多く、相当に深い内容になっていた。アニメになってもその姿勢は変わらない。後年作られる009シリーズはかなり考えさせられる内容を持っていた。
ただ最初の映像化作品である本作と、その続編である『サイボーグ009 怪獣戦争』に関して言えば、そう言う意味での深さはなく、素直なヒーロー作品として作られているのが特徴となる。
設定をストレートにした分、漫画からアニメにするにあたっていくつも改変がされている。それは例えば主人公島村ジョーの不良時代の過去は描かれる事なく、突然レーサーとして登場したとか、他のゼロゼロナンバーの過去が一切描かれないとか、007が子どもになってるとか。何より本作では宿敵ブラックゴースト団の基地を破壊して人工頭脳だった首領を倒して終わっている。モノクロだから仕方ないが、服装も赤から白に変えられてる。
これらは基本的に短い時間で終わらせるために仕方ない措置だった。実際はこの作品は後のテレビシリーズにつながる予定があったようで、そのプロモーションのような作品と考えれば良い。
プロモーションだから、とりあえず深くせず、娯楽作品として観たまま楽しめれば良いと割り切って作ってるので、それを良しとするならば本作はちゃんと作られた価値もある。 |
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18話 |
新学期が始まったが、学校にはミナトの姿はなく、誰もミナトのことを覚えていなかった。自分たちを裏切って冥黒三姉妹側に付いたミナトにショックを受ける宝太郎は、これからどうすれば良いのか何も思いつかないままだった。一方ミナトの方はグリオンと共に強力なマルガムを作り出そうとしていた。
敵はムーンマルガム。その本体は小さな人形のような姿で、それが核となって姿を自在に復活させられる。
ガッチャードのパワーアップの回。このところ二話に一話はパワーアップの話になってるけど、今回はかなり大がかり。宝太郎が過去に向かい、10年前に宝太郎自身が生み出したという宝物を発見することになる。
実は10年前の子ども時代の宝太郎はウロボロス界に入り込んでいて、そこでホッパー1たちと出会っており、自らの錬金術の力を使って宝物となるゴーグルを作り出していた。そしてここで宝太郎が出会ったのがりんねの父風雅であり、そこで錬金術の研究を続けていたのだが、その研究を奪おうとしたグリオンに襲われ、風雅は最後の手段としてケミーカードを解放させた。そこでグリオンは風雅を裏切り者として告発したという事実が発覚した。
幼い宝太郎は風雅によって記憶を消されて現実世界へと送り出されていた。これが第1話の宝太郎と風雅の出会いにつながっている。
現代に戻った宝太郎に対し、ガッチャードデイブレイクは、未来からやってきたことを明かす。その未来とは、人もケミーも大半が死んでしまった闇の世界で、その事態を引き起こしたのがグリオンだと分かった。
そして宝太郎は過去の自分が作ったゴーグルを錬金術で変え、仮面ライダーファイヤーガッチャードに変身する。ただし体色は水色のままで、未来からやってきたデイブレイクとは異なる進化をしている。それが何故かは現時点では分からない。
<突然現れた未來の宝太郎となんの屈託もなく遊ぶ幼い宝太郎。こんな無防備な性格でよくここまで生きてこられたもんだ。
デイブレイクは未来の宝太郎っぽいのだが、声が違うだけでなく喋り方まで違うんだが。> |
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17 |
読書 |
スタンリー・ブルックの遺志
資産家のスタンリー・ブルックが癌で死亡した。弁護士のボンドが預かった遺書を開いたところ、そこには親族の誰も知らない人物に遺産全てを遺すというものだった。そこでやってきた当人は、なんとスタンリーそっくりな顔をしていた。
死者の復活をコメディのように書いてみたというもので、ラヴクラフトが昔書いたものの焼き直しっぽい感じ。笑えるという意味ではこっちの方が質は上かな? |
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16話 |
エンタープライズ号の中に突然現れたQは、連続体を追い出されてしまったため、エンタープライズ号の乗組員として雇って欲しいと言い出す。危険すぎる申し出に拒否するピカードだが、Qは自分の有用性を証明するといいだし、7万光年の彼方にエンタープライズ号を移動させてしまった。人類未到のその宙域は、ボーグと呼ばれる特殊な人類によって支配される場所だった。
第1期の最重要人物とも言えるQが再度登場。又々とんでもないことをやらかしてしまう。彼のせいで後のシリーズで大変重要になる異星人ボーグと接触した。
ボーグと人類では文明の発展があまりにも離れすぎているため、連邦の科学力ではほぼ抵抗不能。一方的に攻撃され、エンタープライズ号も全く手も足も出なかった。この時点で分かったのは、ボーグは半機械人で、知能や判断も集合知による。個体は必要に応じて動かすことになるらしい。
Qはまさしくトリックスターなので、楽しんでピカードを煙に巻き、接触してはならないボーグと無理矢理接触させた。Qに言わせれば、早かれ遅かれ人類はボーグと接触することになるので、その予行練習をさせてやるとのこと。結局ピカードがボーグには全く敵わないことを認めたことで、Qは満足してエンタープライズ号を元の宙域に戻した。しかしボーグは人類が存在することを知ってしまったため、そう長くないうちにやってくることになる。
ボーグと接触しただけで18人もの乗組員の命が失われた。それを知ってもQは面白そうな態度を取っていた。上位存在とはそういうものか。
バーラウンジの責任者ガイナンが最初から登場していたと思ったら、なんと彼女は外宇宙からやってきた人で、ボーグによって滅ぼされた惑星からの難民だった。Qとも旧知の仲だったという。
ガイナンに言わせれば、連続生命体であるQにも個性があって、中には尊敬すべき存在もいるが、このQには恨みを持っている。
あとラフォージの班にソーニャという女性が入ったが、人のことを考えずに勝手に喋りまくるキャラで、なかなか面白い人だった。
<ピカードからボーグを攻撃しろとと言われたウォーフは部下を向かわせる。見事なフラグでその男はあっけなく殺されてしまう。> |
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15 |
映画 |
首(2023) |
天下統一を目指す織田信長(加瀬亮)は配下の武将に対して激しい折檻を加えることでも有名だった。そしてそんな扱いに耐えきれなかった家臣の荒木村重(遠藤憲一)が反乱を起こしてしまった。怒りに燃える信長は家臣を集めて怒鳴り散らし、羽柴秀吉(ビートたけし)と明智光秀(西島秀俊)の二人に村重討伐を命じる。ついに城は落ち、こっそりと逃げようとした村重を捕らえる光秀だが、村重を献上することなく、何故か自らの城に留め置いていた。それを疑問に思った秀吉は、配下の黒田官兵衛(浅野忠信)に調査を命じる。
『アウトレイジ 最終章』から6年。この間に北野監督は事務所を辞めて新事務所を立ち上げたりと、色々話題になっていたが、褒められないことばかりやってるお陰で、映画作ろうにも金が集まらないのではないか?などと考えていたのだが、なんとこの年になって新作が観られるとは。公開されたという事実だけでも嬉しい。
事前情報で、これが監督が30年も温めていた企画だと聞いていたが、監督の場合、それはあんまり意味はないだろうと思ってた。優れた感覚を持つ監督は、深く考えるよりも感覚優先した法が良い作品が出来るし、むしろあんまり考えすぎない方が良いものが出来るものだと思っていた。
そう思ってた。
しかし、本作観て少し考えを改めた。
少なくても、本作はじっくり考えた上でなければ作られない作品だった。特に監督自らが演じた秀吉の姿を見ると分かる。
この当時の羽柴秀吉の造形は、作家によって随分異なる。信長が好きで、ひたすら信長に従うことを喜んでいる場合もあるし、逆に裏で画策して信長の裏を欠こうとしているずる賢い人物として描かれることもある。小者感溢れる場合も大物感を持つパターンもある。その辺をどう扱うかが重要なのだが、北野監督、この秀吉の役を自分自身だったら?という観点で考えていた。
北野武にとって、ビートたけしという存在は、ある種自らのアバターである。北野武とビートたけしは相似の関係にあるが、明らかにビートたけしというのは北野武によって作られた存在である。確かに若い頃は同じだったかも知れないが、おそらく漫才師を止めた辺りから、北野武自身は教養ある文化人へとシフトしていく。一方テレビの中に存在するビートたけしは破天荒な毒舌家であり、少しアウトローの立場で言いたい放題言う立場というものだった。
昔からその二つの姿にちぐはぐさを感じていたのだが、北野武がビートたけしという存在を自らのアバターとして作り出したと考えるとしっくりくる。
そして自分が作り出したビートたけしを、色んな世界で主人公にしたらどうなるか?というのをずっと考えていたのだろう。その一つとして、ビートたけしという存在を戦国時代に放り込んだらどのような反応をするのか。それが可能なのは誰なのか。その立場に立ってずっと昔から考えていたのだろう。そうなるとビートたけしにぴったりの役割は明らかに羽柴秀吉である。
本作における秀吉は、まさにビートたけしそのもの。毒舌家でアウトロー、ただし自分は安全圏内で言いたい放題を言うし、策略を巡らせて人と人を争わせる。かなり性格の悪いキャラとして描いているのだが、何よりものすごく即物的な立場を崩さない。「人間はどうせこんなものだ」という突き放した考え方をしていて、そこにある感情やら思いやらを一切斟酌しない。むしろ彼らの感情を利用して自らがのし上がる手段としか見てない。極めてドライであり、自らも含めて「糞みたいな人生」と位置づけている。
普通人間はそこまで達観できない。出来るとすれば相当なサイコパスだ。北野武自身もそんな達観は出来てないが、しかしアバターであるビートたけしならそれが出来る。そう言う人間として作り上げてきたのだから。
だから、本作における秀吉はビートたけし意外にあり得ない。他のキャラは代替えは利くが、秀吉だけは自分自身で演じなければならない。それこそ30年前であれば、まだ若い頃の秀吉として演じられた。もはや老人となった今、それでも秀吉を演じるのは自分しかいないという思いで作ったのだろう。
完全に人間をものとしか見てない秀吉は最終的に全てを手に入れることになる。一方、感情に飲まれた人間は次々に落伍していく。愛情を信じた荒木村重、信長が魔王であると信じて従い、それが裏切られたことで殺害しようとする明智光秀、そして自らが愛されているという思い込みで突き進む信長。全員が自らの感情に飲み込まれ、それを秀吉に利用されて死んでいく。
通常の時代劇は義理人情や野望と行った感情を重要視するのに対し、それらを完全に突き放し、打算だけでのし上がる人物を描いた本作は、大変ユニークな作品と言っても良い。この視点はとにかく気に入った。ここまでドライな秀吉を作り上げたことと、それがビートたけしそのものであったこと。これだけで充分面白い。
それでもちょっと不満だったのが、中村獅童演じる茂助がちょっと浮いていることと、木村祐一の曽呂利新左衛門の存在感をもうちょっと強く出していればとは思う。彼らの存在がストーリー上あまり有効に使われてなかった感はあり。そもそも曽呂利新左衛門がその存在感を出すのは秀吉が天下を取ってからのはず。なんでここで退場しなければならないのだ? |
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24話 |
防衛隊によってヴァラロンと名付けられた小惑星から現れた怪獣は付きに降り立ちそこに多量の爆弾をしかける。これらの爆弾が爆発した場合、月の軌道が変わり地球に激突してしまう。それを防ぐため、防衛隊はスカードに宇宙仕様に改装したアースガロンの出撃を命じる。
敵は宇宙爆弾怪獣ヴァラロン。無限に有機爆弾を作り出す怪獣で、小惑星の偽装がばれたため、付きに降り立ちそこで爆弾を次々に生み出す。単体の怪獣としての強さも桁外れで、アースガロンを起動不能に陥らせた上でブレーザーに噛みついてエネルギーを奪う。
サード・ウェーブという、最後の怪獣が出現し、それを撃滅するためにスカードが出撃する。ただし、それはほぼ生還が絶望的な作戦であり、しかもそこに待っている怪獣が強すぎた。
これまでバザンガがファースト・ウェーブ、ゲバルガがセカンド・ウェーブ。そして最後となるヴァラロンがサード・ウェーブとなる。これは防衛隊があらかじめ推測していたことで、そのための準備としてスカードとアースガロンを作り出していた。
しかし時間が足りず、宇宙用アースガロンの換装が突貫工事で行われていた。
出撃シーンにたっぷり時間を取ってるため、かなり見応えある話に仕上がってる。
なんとか月軌道を元にもしたものの、敗北したブレーザーはゲントの身体から分離してしまう。
最後の出撃を前に、家に帰ったゲントは家族には自分が防衛隊員としてアースガロンを送り出す役割だと語っていたが、実際は向かう側だった。勿論自分がブレーザーである事も誰にも言っていない。色んな意味で秘密を抱えたままの出撃となった。
しかし、ここでの戦いはスカード側の完全敗北。ブレーザーも全く歯が立たない。 |
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つかこうへい正伝Ⅱ 1982-1987 知られざる日々(2023) |
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長谷川康夫 |
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13 |
読書 |
新九郎、奔る5
領地・荏原での生活にも慣れてきた伊勢新九郎だが、責任感と京の常識から統治をしようとしたことで地侍達の反発を招いてしまった。伯父である珠厳は、その意見を取り入れて新九郎を酒宴に招きそこで暗殺を企む。
都会の坊ちゃんが田舎に来て反発を招くという、とても単純な構図ではあるが、本当に誰が敵で誰が味方なのか分からない。みんな自分と自分の領地を守るためだけに行動するため、状況の転換ですぐに敵に回ったり、打算で味方になったり。こんなものをよく漫画で描く気になったな。でもそれが面白い。今巻は新九郎だけでなく父盛定にも受難で、将軍から無官にされてしまい、更に混乱の中で刺客の影まで登場する。 |
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43話 |
生き残ったラクレスに対する裁判が行われた。そこでシュゴッダム王家にまつわる歴史を語り始める。それは2000年にわたる屈辱の歴史と、ラクレスの父に当たるコーサスから始まる、宇蟲王に対する反逆の歴史だった。一方、倒されたダグデド・ドゥジャルダンはあっけなく復活を遂げる。
敵はミノンガン・モウズ。人間の年齢を好きにいじることが出来る。シュゴッダムの国民を勝手に変えた上に、現れたキングオージャーを10歳に変える。実はその身体にダグデド・ドゥジャルダンの遺伝子を宿しており、ダグデドを復活させた。
前回でだいぶ語られていたが、今回ラクレスの口から真実が語られる。
まずシュゴッダム王家は2000年前からダグデド・ドゥジャルダンに仕えており、チキューを守るためにダグデドに忠実だったが、ラクレスの父コーサスが反逆を企てた。その企て自体はばれて失敗したが、事前に事情を話したラクレスに全てを託した。それを受けてラクレスはより巧妙にダグデドの信用を得ようと、敢えて国民を苦しめつつ反逆の機会を待っていた。
ギラはコーサスの妻にダグデド・ドゥジャルダンの遺伝子を注入することで生まれた存在。ゴッドクワガタのシュゴッドソウルを食べさせることで記憶を封印した。このまま食べさせ続けたら記憶どころか人格まで失うことになったはずだが、弟を愛するラクレスは途中でシュゴッドソウルを食べるのを止めさせて記憶を失ったギラを孤児院に入れた。
ギラなしで反逆するか、それともギラを兵器として反逆の機会を待つかの選択がなかなかつかないラクレスだったが、ギラの方が勝手にクワガタオージャーになってしまったため、予定は常に修正され続け、今も尚修正中という。とてもややこしい状態。前回で話したが、そのために作られたのがキングオージャーZEROで、これをダグデドに対する切り札にしたが、シュゴッドを操るギラのキングオージャーに倒されてしまっていた。これまでに色んな修正が入っていることが分かる。
前回斬られたダグデド・ドゥジャルダンは本当に死んでいたが、ミノンガン・モウズの肉体から復活してしまった。ダグデドによれば、「俺様は万物の創造主。俺様すらも作り出せる」そうだ。もはや倒しようがない。
先々代王となるコーサス王はなんと中村獅童が演じていた。
<ギラとラクレスは父親違いということになるのだが、ギラはダグデド・ドゥジャルダンの遺伝子を注入されて生まれたいわば不倫の子。戦隊ものでそこまでやるのかよ。> |
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11 |
映画 |
アルコール先生お好みの気晴らし |
バーで飲み始めたチャーリーは酔っ払ったまま外に出て美しい女性と出会い、彼女に言い寄る。しかし彼女の父親がやってきたのを見てすぐさまバーに戻って飲みながら、女性がどこに行くのかを探していく。
チャップリンの才能を遺憾なく示した作品として有名になった作品で、山型帽子にドタ靴というチャップリンのあの格好はこの作品のヒットで確立された。
チャップリンの初期作品の特徴は、空気を全く読まない主人公が自分の倫理に素直に従って行動するというもので、その中には酒を飲んだり、自分を馬鹿にする人間に殴りかかったり、仕事上の上司であろうと気に食わないとすぐに殴るというパターンで、ナンセンスギャグなのだが、それを最も上手く使ったのがチャップリンの存在感だろう。
これは単なる笑いでは無く、鬱屈した思いを発散させてくれるものなので、観て笑ってすっきりするという、良い意味で痛快な話になってる。空気を読まない主人公だからこそできる笑いというのがあることを世界に示している。
この姿勢はずっとチャップリンが持ち続けた姿勢でもある。その原点と考えれば良い。 |
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17話 |
正月気分を満喫していた宝太郎とりんねだが、突如現れた新しいマルガムが人を次々にさらっていく。それと戦ったところ、あまりの強さに苦戦する。そんなガッチャードの前に現れたのはオレンジ色のガッチャードデイブレイクで、宝太郎に、決断の時が近いとだけ告げる。一方錬金アカデミーに、ミナトの錬金術師の先輩というグリオンが現れる。
敵はムーンマルガム。グリオンが作り出したマルガムで、人を地面の中に引き込む能力を持つ。再生能力まであって前回のオロチマルガムと同等の力を持っている。
レベルナンバー10の力を手に入れたところ、今度は敵もパワーアップしてきた。それは冥黒三姉妹のリーダーとなるグリオンのお陰なのだが、そのグリオンは錬金アカデミーにやってきて、ミナト先生と話をしていた。
前回現れたガッチャードデイブレイクの正体は分からないが、謎めいたヒントだけ宝太郎に与えている。彼によれば、今のままの宝太郎では新しいマルガムには敵わないそうだが、近々何らかの決断を下さねばならなくなると言う。
スパナが錬金術師になったのは、恩人に報いるためだったそうで、その恩人が現れた。錬金連合の開発者の鏡花というその女性は、10年前の事件に関して調べており、そのためにスパナを使っているが、それに関して申し訳なく思っているらしい。
グリオンと会話後のミナトは急に錬金アカデミーの閉鎖を宣言し、ケミーカードを全て回収すると宣言する。それに抵抗するスパナの前で仮面ライダードレッドに変身した。全く敵わなかったが、スパナの機転で逃げることだけは出来た。
<新しいオープニングでりんねとスパナが仮面ライダーに変身していた。もうばらしてしまって良いのね。> |
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おかしゅうて、やがてかなしき 映画監督・岡本喜八と戦中派の肖像(2023) |
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前田 啓介 |
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09 |
映画 |
R指定の官能映画 |
第1位 |
危険な情事 |
1億5700万ドル |
第2位 |
氷の微笑 |
1億1800万ドル |
第3位 |
幸福の条件 |
1億700万ドル |
第4位 |
フィフティ・シェイズ・オブ・グレイ |
9300万ドル |
第5位 |
ディスクロージャー |
8300万ドル |
第6位 |
シー・オブ・ラブ |
5800万ドル |
第7位 |
アイズ ワイド シャット |
5700万ドル |
第8位 |
運命の女 |
5300万ドル |
第9位 |
硝子の塔 |
3600万ドル |
第10位 |
ジェニファー・ロペス 戦慄の誘惑 |
3400万ドル |
第11位 |
殺しのドレス |
3200万ドル |
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読書 |
呪われた石碑
父親の死に実家に戻ってきた息子のマイケルは、そこで父親がオカルトの研究をしていたことを知る。遺品の中にあったノートには名もなき小島のことがいくつも書かれていたこともあって、興味を持ったマイケルはその島に行くことにした。
好奇心は身を滅ぼすという話を素直に描いた作品。これも典型的なゴシックホラーではあるな。 |
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07 |
読書 |
織田シナモン信長2
何故か名だたる戦国武将が転生した犬たちが多数住む町で、柴犬に転生して「シナモン」と名付けられた織田信長が、この時代と戦国時代のギャップを感じながらも、他の犬たちと交流を深める話。
相変わらずシュールな展開を見せる作品で、犬がもし転生前の武将の姿をしたら…信長や信玄達がふんどし一丁で四つん這いになって歩いてる光景はかなり凄まじい。作品そのものも意外にちゃんと歴史考証がされていたりして楽しめる。著者が歴史マニアなんだろうな。 |
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23話 |
パグによるウルトラマンブレーザーの解説動画。今回は主にブレーザーとアースガロンの戦力についてが中心。
そして最終章に向かう覚悟のようなものも語られている。 |
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05 |
映画 |
ドミノ |
数年前。最愛の娘ミニーを目の前で誘拐され、その行方も知られなくなってしまい、そのショックが癒えずにカウンセリングを受けながら凶悪犯を追う刑事ダニー・ローク(アフレック)。その凶悪犯が銀行を襲うという匿名の通報を受け、銀行の前で張っていると、おおよそ信じられないような行動を人々が取り始め、大混乱の中悠々と銀行に入り込み、警察を翻弄する犯人。彼を追うダニーは、この男こそがミニーを連れ去った犯人だと確信するようになる。
ロバート・ロドリゲス監督でベン・アフレック主演作。
もしも失敗フラグというものがあるならば、これは完璧な組み合わせだと思われる。ロドリゲス監督はここ10年ほど空振り気味で、監督や脚本としては実力を持つアフレックもいざ本業の役者をやるとどうしてもぱっとしないという問題がある。この組み合わせだと、どう考えても期待は出来ない。
しかしそれでも予告を観た限りでは、そこそこ面白そうに思えたし、外れ気味とは言っても、ロドリゲスもアフレックも結構好きなので、やっぱり観に行ってしまう。
予告で分かったのは、アフレックが刑事であり、世界を改変する能力を持つ人間を追うというもの。90年代のSFアクション作っぽさがあって、その辺の作品が結構好きな私には刺さりそうな気がしたので観に行ってきた。
実際に観てみると、虚構と現実が折り重なる物語展開、画面だけでなく会話もフェイクとリアルの境界線が曖昧で、騙したつもりが騙されるという展開。作品の設定は確かに面白い。しかし、本作の出来はお世辞にも良いとは言えないまま。
確かに私が最初に予想していた通りで、90年代のSF作品っぽさに溢れたものだった。でもマジで90年代リスペクトだけで作られた作品じゃないのかこれ?
『ダークシティ』(1998)っぽくて、これはこれで面白いのだが、今作るんだったら、もっと話を変える。具体的に言うなら、あんな中途半端なオチにはしない。確実に一度完全にネタバレ起こした上でアクション部分を置いて盛り上げる。それがないため、とても物足りなく思えてしまった。仮に90年代にこれが作れていたら、当時のSFの代表作になっていたかもしれない。しか30年後の今、その作りのまんまで出されても困ってしまう。
更に困るのは、こう言う作品が結構好きという私の性格で、古くさいと断じることが出来ない点。好きな素材なので悪く言いたくもない。それに、だからこそロドリゲスを嫌いになりきれない。
結局どっちつかずの点数しか付けようがない。 |
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15話 |
人類未踏のセルカンディ・ドレマ星域へ調査にやってきたエンタープライズ号。この星系にある五つの惑星全てに地殻変動が起こっており、棲息していた生態系も全滅していたことが分かった。危険な調査にウェスリーを向かわせることにしたピカード。一方、未だ生き残っている人類からのメッセージを受け取るデータ。
ウェスリーとデータの二人が中心となった話。ウェスリーは着実に有能な士官として育っており、データは人間のような感情が育っていることを確認する話だった。ただ前半と後半で話が変わってしまうので、ちょっと狙いがずれてしまった感がある。どっちかに集中させるか、あるいはもっと関連をもたせるべきだった。
ダイリチウムという金属の鉱床があるという話があった。この金属は「スタートレック宇宙大作戦」にも登場していて、宇宙船のバリアを張るために必要な金属らしい。
ウェスリーは素直なため、ちゃんとライカーや艦長に聞いて、最終的に自分の判断で決断していた。
データはドレマ人が救いを求めている通信を受け取り、彼女を含めたドレマ人を救いたいと願うが、連邦の規約では、未開の惑星の住民の生死に関わってはならなかった。そのためピカードは放置するよう一旦命令するが、最終的に住民には関わらないようにして地殻変動を抑えることにした。結局ピカードも情に溺れてしまう訳ね。データが勝手に住民を連れてきても、記憶だけ消して元の星に戻すとか温情もかけていた。
<ライカーがお茶をしていた女性は60年代のような髪型をしていた。未来の話だから、それもありだが、ちょっと違和感を感じてしまう。
ピカードはダイリチウムのことを知らなかったような言い方をしているが、有名な金属じゃ無いの?> |
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03 |
映画 |
セブンティーン ベスト |
第1位 |
タイタニック |
第2位 |
パラサイト 半地下の家族 |
第3位 |
シックス・センス |
第4位 |
ウォールフラワー |
第5位 |
フルートベール駅で |
第6位 |
罠にかかったパパとママ |
第7位 |
ナイヴス・アウト |
第8位 |
縞模様のパジャマの少年 |
第9位 |
ブライズメイズ 史上最悪のウェディングプラン |
第10位 |
インビテーション |
第11位 |
ハリー・ポッターと賢者の石 |
第12位 |
ドリーム |
第13位 |
サイン |
第14位 |
ブックスマート 卒業前夜のパーティーデビュー |
第15位 |
ビリーブ 未来への大逆転 |
第16位 |
Crazy Rich Asians |
第17位 |
オーシャンズ8 |
第18位 |
グレーテスト・ショーマン |
第19位 |
チェンジリング |
第20位 |
ストレイト・アウタ・コンプトン |
第21位 |
ハッピーエンドが書けるまで |
第22位 |
ロッジ −白い惨劇− |
第23位 |
小悪魔はなぜモテる?! |
第24位 |
デイ・アフター・トゥモロー |
第25位 |
シャッターアイランド |
第26位 |
Love and Basketball |
第27位 |
ハプニング |
第28位 |
E.T. |
第29位 |
ソーシャル・ネットワーク |
第30位 |
ガールズ・トリップ |
第31位 |
シザーハンズ |
第32位 |
ミザリー |
第33位 |
ラブ・アクチュアリー |
第34位 |
Blackfish |
第35位 |
ウエディング宣言 |
第36位 |
ジュマンジ |
第37位 |
恋人たちのパレード |
第38位 |
コヨーテ・アグリー |
第39位 |
ホーカス ポーカス |
第40位 |
アドリフト 41日間の漂流 |
第41位 |
ジュラシック・パーク |
第42位 |
ターザン |
第43位 |
FYRE:夢に終わった史上最高のパーティー |
第44位 |
きっと、星のせいじゃない。 |
第45位 |
チャーリーとチョコレート工場の秘密 |
第46位 |
アクロス・ザ・ユニバース |
第47位 |
ルーム |
第48位 |
モアナと伝説の海 |
第49位 |
インタビュー・ウィズ・ヴァンパイア |
第50位 |
ナルニア国物語 ライオンと魔女 |
第51位 |
ミセス・ダウト |
第52位 |
スリーピー・ホロウ |
第53位 |
クルーレス |
第54位 |
ビートルジュース |
第55位 |
フリーダム・ライターズ |
第56位 |
ナポレオン・ダイナマイト |
第57位 |
タイタンズを忘れない |
第58位 |
グーニーズ |
第59位 |
ソルト |
第60位 |
スパイス・ザ・ムービー |
第61位 |
ミーン・ガールズ |
第62位 |
プリンセス・ブライド・ストーリー |
第63位 |
バック・トゥ・ザ・フューチャー |
第64位 |
マンマ・ミーア |
第65位 |
ヒルズ・ハブ・アイズ |
第66位 |
Dearフレンズ |
第67位 |
きみに読む物語 |
第68位 |
そんな彼なら捨てちゃえば? |
第69位 |
ブラック・パンサー |
第70位 |
ミスト |
第71位 |
プライドと偏見 |
第72位 |
ダークナイト |
第73位 |
テッド・バンディ |
第74位 |
96時間 |
第75位 |
オズの魔法使 |
第76位 |
アバター |
第77位 |
パニック・フライト |
第78位 |
50回目のファースト・キス |
第79位 |
レモニー・スニケットの世にも不幸せな物語 |
第80位 |
スティック・イット! |
第81位 |
蝋人形の館 |
第82位 |
プラクティカル・マジック |
第83位 |
マチルダ |
第84位 |
ボヘミアン・ラプソディ |
第85位 |
パニック・ルーム |
第86位 |
ハンガー・ゲーム |
第87位 |
イミテーション・ゲーム |
第88位 |
17歳のカルテ |
第89位 |
ラブ・アゲイン |
第90位 |
Something Borrowed/幸せのジンクス |
第91位 |
ナショナル・トレジャー |
第92位 |
ドニー・ダーコ |
第93位 |
キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン |
第94位 |
エクス・マキナ |
第95位 |
JUNO |
第96位 |
ドニー・ダーコ |
第97位 |
シャイニング |
第98位 |
ヴィレッジ |
第99位 |
Mr.インクレディブル |
第100位 |
スケルトン・キー |
第101位 |
エイス・グレード 世界でいちばんクールな私へ |
第102位 |
(500)日のサマー |
第103位 |
ムーンライズ・キングダム |
第104位 |
スコット・ピルグリム |
第105位 |
20センチュリー・ウーマン |
第106位 |
ブラック・パンサー |
第107位 |
スーパーバッド 童貞ウォーズ |
第108位 |
スクール・オブ・ロック |
第109位 |
アヴェンジャーズ エンド・ゲーム |
第110位 |
はじまりへの旅 |
110 Best Movies to Watch Right Now |
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読書 |
魔女の帰還
イギリスのブリチェスターの奥まった通りに、かつて魔女が住んでいたという噂の家があった。その噂を聞きつけたスランプ中の作家ノーマン・オーウェンがインスピレーションを得るためにその家を購入して移り住むのだが、その晩から悪夢と夢遊病に悩まされることになった。
ゴシックホラーの教科書的作品。個性がなさ過ぎるのが個性と言うべきか。 |
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