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30 |
映画 |
殺人鬼による犠牲者 |
第1位 |
「13日の金曜日」シリーズ |
ジェイソン・ボーヒーズ |
13作品で300人以上 |
第2位 |
「ハロウィン」シリーズ |
マイケル・マイヤーズ |
10作品で111人 |
第3位 |
「レプリコーン」シリーズ |
レプリコーン |
7作品で45人 |
第4位 |
「エルム街の悪夢」シリーズ |
フレディ・クルーガー |
9作品で42人 |
第5位 |
「ソウ」シリーズ |
ジグソウ |
7作品で40人 |
第6位 |
「ヘルレイザー」シリーズ |
ピンヘッド |
9作品で35人 |
第7位 |
「悪魔のいけにえ」「テキサス・チェーンソー」シリーズ |
レザーフェイス |
7作品で31人 |
第8位 |
「チャイルド・プレイ」シリーズ |
チャッキー |
6作品で30人 |
第9位 |
「キャンディマン」シリーズ |
キャンディマン |
3作品で22人 |
第10位 |
「IT」 |
ペニーワイズ |
1作品で9人 |
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1話 |
車いす陸上アスリートを目指す高校生森宮大志と、その指導者に選ばれた大学院生の深井京は、二人でパラ陸上の大会を目指していた。そんな時、森宮家の庭先に隕石が落下し、そこから二人の宇宙人。アラート星人フォスとグーが現れる。大志の父源はそんな二人を見捨てられず、共同生活を送ることになる。そんな時、アラート星を滅ぼしたエルトロン族の刺客が現れた。
敵はラゲルト。エルトロン族が送り込んだ12メートルの半機械怪獣。四本足形態から直立形態になったりと、戦況に応じて姿を変えられる。
世界初のパラヒーロー誕生の話。正確に言えばハンディキャップ持ちのヒーローはこれまでにも何人かいたが、大勢のヒーローの一人ばかり。単独ヒーローでは初となる。主演は「仮面ライダージオウ」の奥野壮で、年上のヒロイン役は小芝風花。そして主人公の父親につるの剛士と、かなり豪華。敵役は水野美紀は辻本監督では常連さん。色々と力入った配役だ。
地球に落ちてきた宇宙人から不思議な石をもらった主人公はその力でヒーローとなるのが描かれていく。
森宮家は工場を経営しており、その従業員も個性豊か。ポリコレ的に正しい作品を目指しているのが分かる。
『地球に落ちてきた男』のネタあり。決してメジャーな作品って訳じゃないんだが。
キャストが良い割に少々台詞とかが硬いのが気になるところ。
<宇宙人のグーは初めて地球にやってきたはずだが、食べ物を普通道具使って食べたり、車椅子の扱いを知っていたりと妙に世慣れている。地球のことを少しくらいは学んできていたのかな?> |
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ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q EVANGELION: 3.333 |
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<楽> |
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1日1本、365日毎日ホラー映画 |
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ブライアン・W・コリンズ |
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28 |
読書 |
デキる猫は今日も憂鬱5
実家から半ば脅迫されるように年末に家に帰ることになった幸来だが、問題は飼い猫の巨大猫諭吉をどうするかだった。色々考えた結果、シェアカーで帰ることになった。しかしやはり諭吉を両親に紹介するのは恥ずかしく…
無能飼い主とデキる猫の諭吉のコンビ漫画も5巻目。今巻はほぼ全部実家での出来事ばかり。幸来が何故あんなにハイスペックなのにおどおどしていたのかというと、両親があまりにも偉大すぎたということからだと分かったが、そのコンプレックスと向き合う話になっていた。あと、異常に猫好きという母親が実に良い味出してる。 |
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41話 |
ノーザンベースにタッセルがやってきた。そして飛羽真に対し2000年前に何が起こったのかを話し始め、その上で飛羽真が探し求めるルナの役割と、これからの戦いについて告げるのだが、それは、飛羽真の役割でもあった。
敵はストリウス。そしてカリュブディス・ハーキュリー。
前回でマスターロゴスが倒されたことで物語は一段落。そしておそらく最後の戦いの序章。
ようやく飛羽真とタッセル(ビクトール)とが出会い、そのタッセルによってまず2000年前に何が起こったのかが語られる。人類に知恵をもたらすため5人の仲間が知識の源を探しており、その知識の書にたどり着くのだが、仲間のうちの3人がその書のかけらを自らの体に埋め込んでメギドに変わった。全知全能の書を二分割してワンダーワールドをタッセルが、現実世界をマスターロゴスが秩序を守ってきた。
失われた全知全能の書のかけらは始まりの5人が手にしているが、それを全て集めることがストリウスの目的らしい。現在4つの書を手にしており、残りはビクトールが持つものだけ。
メギドの一人だったデザストが何故かストリウスに反抗している。
<前回まで普通にしゃべっていたストリウスが何故かつぶれた声になってる。マスターロゴスの真似か?> |
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27 |
映画 |
ピノキオ(1940) |
おもちゃ職人のゼペットは木であやつり人形を作り、それをピノキオと名付けた。子供のいないゼペットはピノキオが「自分の子供になりますように」と星に願ったところ、その夜にブルー・フェアリーが現れてピノキオに生命を授けた。そして、一部始終を見ていたコオロギのジミニー・クリケットを先生に命じ、「勇気を持って正直で優しい性格になれば人間になれる」と言い残し、消えて行った。翌日、本当に命が与えられたことを喜ぶゼペットはピノキオを学校に送り出す。
カルロ・コロディの童話「ピノキオ」のアニメ映画化作。ピノキオ自体は大変メジャーな童話で、現代に至るまで数多くの映像化作品が作られているが、ほぼこれが最初の作品となったため、後に作られるピノキオ作品のフォーマットになった。
ただ、本作がフォーマットになることが良かったのか悪かったのか。
私自身は小学校の時に岩波書店で出ていた原作を読んでいる。これはこども向きとはいえ、かなり原作に近い筆致で書かれたもので、内容は大変硬質だった。物語は大変残酷で、ピノキオは勝手放題。親であるゼペットの期待を裏切ることに全く気にしないし、自分の行いが誰かを死に追いやったとしても気にしないという性格。今にして思うに、これだけ全く感情移入の出来ない主人公を良くも作ったものだと逆に感心するほどである。
そんな自分勝手なピノキオを映画化するに際し、だいぶ改変を行った。ピノキオの勝手な性格はかなりマイルドになり、さらにピノキオを諫める役としてコオロギを登場させた。このコオロギはなんの力も無いためにピノキオを止めることは出来ないまでも、良心を代弁させることで、ピノキオの勝手さをかなり抑えることに成功している。
実際完成したこの作品は、かなりピノキオが可愛くなっていて、多少の勝手さも一般的な魅力に寄せた感じになってる。かなり感情移入が出来る魅力的なキャラクターが出来上がった。
ただ、それが良かったのかどうかは難しい。ストーリーこそ沿ってるとは言え、肝心な主人公が全くの別キャラになってしまっても良いんだろうか?
すくなくともこれに関しては良い部分と悪い部分があって、子どもが見ても普通に楽しめる内容になったお陰でピノキオの物語は世界中で楽しまれるようになったというのが良い部分。イタリアローカルの童話が世界的メジャーな作品になったのは大きい。
一方悪い部分は、作品の持つ個性を殺してしまったこと。童話における最も重要な要素は、それがどんな形であれ、作者の思いが優先されるはずである。それが失われたときに作品としては既に別物になってしまう。
どっちの要素もあるので、なんとも言いがたい。
ただ、この作品の作画のクォリティはとんでもないものだ。特に鯨の遊泳シーンなんて、技術の進んだ今の目で見ても全く遜色ないどころか、むしろこっちの方が凄い。どれだけ手間かけて一コマずつ描いていったのかと思うと気が遠くなるほどの労力が掛けられていた。これを観るだけでもこの作品を観る価値はある。 |
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13話 |
本栖湖に現れたフルドネラの元へと向かった気特対の面々。さくらが持ってきた卵が鳴動をはじめ、ついには孵化した。
フルドネラの二体目が登場。1話で保護した卵が孵化したもので、本栖湖に現れたフルドネラを食い殺して自身が本栖湖の主となった。
最終回。1話目から引っ張ってきた話の決着が付いた。このフルドネラは世代交代のために現れたものだと分かった。本栖湖の主が寿命を迎えたため、それを取り込んで自らが本栖湖の主へと成長する。人間の常識とは異なる世代交代だが、記憶の継承のためにフルドネラにとってはこれが常識となるのだろう。
あと、もう一つ後日譚として、気特対のミニエピソードも入ってる。気特対に送りつけられた荷物の中に何故かスズメバチの巣が入っていたと言う物語。室町によれば、フルドネラの卵を奪われた筑波の研究所からの嫌がらせだろうとのこと。
<話自体は全く問題ないのだが、夕陽をバックにするのは目が痛いから止めて欲しい。> |
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25 |
読書 |
幻日
1637年。キリシタン禁止令が出され、居場所を失ったキリシタン達は島原へと集結していた。彼らによって若干16歳の少年天草四郎を首魁としたキリシタン王国が作られようとしていたが、これは幕府に対する最後の抵抗である事を彼らはよく知っていた。攻め手と守り手の双方の立場から島原の乱を見渡しつつ、その結果を見届ける。
乱の側と幕府側双方の事情を踏まえて島原の乱を見る歴史小説ではあるが、堅くとらえるのではなく、情をたっぷり乗せたドラマとして仕上げているのが特徴となる。群像劇と言うほどではないにせよ主人公が一定しないため、少々混乱する文体でもあった。 |
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16話 |
現れたジシャクワルドの力で人間やキカイノイドの体が磁石にされてしまい、金属がくっついてしまうようになってしまう。身動きが取れなくなってしまって満足に戦えないゼンカイジャーは一度カラフルに戻るが、そこにはステイシーが祖母のヤツデを尋ねてきていた。
敵はジシャクワルド。人間やキカイノイドの体を磁石にしてしまう能力を持つ。キカイノイドの場合は磁力は徐々に強くなる。そしてダイジシャクワルド。S極とN極の力を敵に与えることが出来るようになった。
前回に続いてゲゲが作戦の立案者で、基本は人間の体が磁石になってしまって混乱を起こすという、パターンに則ったコミカルな話だが、ステイシーが絡んでちょっと不思議な感じ。やっぱりステイシーは完全な悪者ではないというところか。みんなを助けるために介人がステイシーに頭まで下げてる。
磁石の力でジュランとガオーンが逃げ回ってるシーンは「ジョジョの奇妙な冒険」第三部でジョセフとアブドゥルが同じようなことをやってたっけ?アニメ版で脚本書いてたのは小林靖子だったな?
磁石の威力を落とすための知識を得るためにファイブマンのギアを使った。確かにファイブレッドは理科の先生だった。
<ゾックスによって鉄骨を除去されたゼンカイジャー。しかしばらしただけでは又くっつく…と思ったら、タイムラグでくっついてた。
ステイシーの格好を見てながら普通に家に招いているヤツデ。
車に挟まって瀕死のブルーンは右手でサムアップしながら「アイル・ビー・バック」とか言ってる。
磁石の力でクロコダイオーに追いかけられてしまうジュランとガオーン。クロコダイオーが逆噴射して> |
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24 |
映画 |
WAVES ウェイブス(2019) |
フロリダで暮らすタイラーは成績優秀でレスリング部のスター選手、さらに美しい恋人もおり、充実した高校生活を送っていた。しかし試合後に肩に違和感を感じ、医者にかかったところ、一年間は治らない怪我を負っていることを言われ、レスリングを禁じられる。それでも大学の推薦をかけた試合に無理に出て惨敗を喫してしまう。しかも恋人に妊娠を告げられてしまう。今まで感じたことのない挫折感が繰り返し訪れる中、つい周囲の人たちに当たり散らしてしまい、皆から距離を置かれ始めてしまう。
コロナ禍の中、数少ない新作映画となった本作。当然視聴の候補には挙がっていたのだが、事前情報でかなり重い作品だと聞かされ、この閉塞感の中で重い作品は遠慮したいという思いから結局劇場スルー。最近こうやって名作を劇場で見逃してるのが多い気がする。
設定的には本作はかなり重いが、その重さも描写の上手さで軽快に(?)流れていくため、重いことは重いが、そこまで深刻に重さを感じることもない。
これは主人公が二人いたことによって、違った方面の重さを切り口を変えて演出した事によるものだろう。
最初のタイラー編は、見事な転落を描く話で、これは古くからある手法が用いられている。スターがあることを機会に転落するなんてのは、アメリカン・ドリームの裏返しなので、本当に多くの作品で用いられている。近年では『アリー スター誕生』(2018)がそうだし、実在のミュージシャンを主題にした『ボヘミアン・ラプソディ』(2018)、『ロケットマン』(2019)など、ほぼ毎年このタイプの物語は作られ続けている。過ぎた思い上がりは簡単な挫折で一気に転落してしまうと言う教科書的な物語である。
そして通常このパターンであれば、前半で転落人生を扱い、後半で再生を描くことが多い。バランス的にもそれが普通だ。ところが本作はそれを用いず、ユニークな方法を用いた。
後半になると前半の主人公タイラーは殺人の罪で収監中で、主人公はタイラーの妹エミリーが引き継ぐ。再生を担うのは、家族の方になる。こちらは現在のネット社会ならではのユニークな物語となった。
現代では、犯罪者の家族というのは昔と較べて遥かに悲惨な状況に陥る。なんせ弱みがあるから“ネットで叩いて良い”存在となる。こうなってしまうと完全に標的である。一度叩いて良い存在になると、ネットではお祭り状態で、その標的となった家族は悲惨な状況に陥る。
そんな家族が主役となる。これで話は全く違った様相を呈する。
自分は何も悪くないのに家族のせいで世界から嫌われるならば、その人物は自分の殻に閉じこもるしかない。生きているのさえ辛いが、まだ若いので将来に期待して閉じこもり続けている。
そんなエミリーに、純粋な好意から手を差し伸べていく青年ルーク。彼が閉じこもったエミリーの心を溶かしていく過程となっていく。この過程がとても丁寧に描かれていく。前半のスピーディーさと較べて随分スローになっているのだが、ゆっくりゆっくりと心が解きほぐされていく。演出が全く違っているのだが、これを同じ監督が作ってるのが面白い。
だんだん悲惨になっていく前半と、最低から始まって癒やしへと入っていく後半。この対比が殊の外良く、観終えるとすっきりした気分となる。
この作品は映画慣れしている人にもちゃんとツボにはまるが、10代の人に観てもらいたい作品でもある。主人公二人はどちらも10代で、ほぼ等身大の思春期まっただ中にあるし、その感情を10代の人にこそ共有して欲しい。 |
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12話 |
かつて沼津の海岸で産み落とされたフルドネラの卵が孵化間近となり、政府の対応が厳しくなっていた。そんな折、卵を探しにフルドネラが再上陸する可能性もあると、気特対は沼津を見張っていたが、悠里は本栖湖近くの鳴瀬氷穴に起こっている変動が関係しているのではと通告する。
フルドネラ登場。1話で沼津沖から現れたのとは別個体で、本栖湖から現れた巨大M。海棲フルドネラの産み落とした卵を守るために現れたと推測されている。巨大な樹木で出来た馬のような姿をしている。
第1話に現れたフルドネラの卵を巡る話。海から上がってきたフルドネラが産み落とした卵だが、何故か生まれる子どもは全く姿が異なる淡水系の爬虫類に似たMだった。卵の孵化に合わせるように次に現れたフルドネラは本栖湖からで、気特対の独自判断で本栖湖に卵を連れて行った。
話がだいぶ拡大していることから、分かりづらいのが難点。
これまで度々現れた橋本愛演じる二田良秋津が登場。悠里におかしな忠告を与えている。 |
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ザ・スイッチ -KILLER SWITCH EDITION- 絶叫完全版 |
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7.24映画戦争2019-2021 |
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豊田 利晃 |
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22 |
読書 |
僕のヒーローアカデミア8
夏休み前の期末試験でオールマイトから逃げ回らねばならなくなった出久と爆豪。絶対に勝ち目のないこの試験に、二人が下した方法とは。そして他のA組の面々もそれぞれ先生と対峙していた。
期末試験と夏季合宿といった、いかにも学生っぽいイベントだが、その合間には出久とヴィラン連合のリーダー死柄木弔と偶然出会うイベントもあり。 |
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40話 |
世界を変える野望を諦めきれないマスターロゴスは、今度はルナを手に入れて全知全能の書を完成させようとする。一方、ルナがワンダーワールドにいることが分かったノーザンベースの面々もワンダーワールドの入り口を探る。
敵は仮面ライダーソロモン。
いい加減マスターロゴスの話も長引いてるが、やっと終わった。マスターロゴスの野望の続きはストリウスが行うらしい。回を追うに従いマスターロゴスがどんどん小物っぽくなっていくので、「まだやってるの?」としか思えなくなるのがなんというか。
ルナの存在とは、ワンダーワールドそのもの。かつてルナが飛羽真を選んだと言うことで、ワンダーワールドは飛羽真が受け継ぐことが決められているのだとか。
賢人は完全にカリバーの力を捨てて、エスパーダとして戦う事を決意したようで、三人一緒に戦う構図が復活した。
<「お前達とは後でゆっくり遊んでやる」と飛羽真に言うマスターロゴス。今まで負けっぱなしなのによくそんな事言えるな。> |
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「妖怪封印函」4K修復版 Blu-ray BOX |
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20 |
映画 |
バクラウ 地図から消された村(2019) |
ブラジルの奥地にあるバクラウという村出身のテレサは村の長老のカルメリータが亡くなったと連絡があったことから、葬儀に出席するためにバクラウに戻ってきた。老若男女の村の住民に囲まれ、久々にリラックスできたテレサだが、戻ったその日から村で不可解な出来事が次々と発生する。それはインターネットの地図上から村が突然姿を消し、村の上空には正体不明の飛行物体が現れることから始まり、翌日には給水車のタンクに何者かが銃を撃ち込み、村外れでは血まみれの死体が発見される。更に滅多に来ることがない余所者も村を訪れていく。
『アクエリアス』で鮮烈な映画デビューを果たしたブラジル出身のフィーリョ監督作品による一風不思議な作品。なかなか称するのが難しい作品だが、とりあえず言えるのは本作は不条理劇と考えれば良いだろう。映画のポスターなどでは空飛ぶ円盤らしいものが浮遊しているのが大変違和感があり、これはひょっとして宇宙と交信するSFなのか?などとも思ってしまうのだが、本編はそんな事もなく、SF要素はほとんどない。
物語の流れ自体は単純だ。ブラジルの片田舎にある村を武装集団が狙い、それを撃退するというシンプルな構成である。『ランボー ラスト・ブラッド』(2019)のランボー役が複数いる話とでも言えるだろうか?
ただ、とにかく説明不足なのが問題だ。
この説明不足はいくらでもある。いくつか挙げてみよう。
何故バクラウが狙われるのかの根本的な説明がなされていない。明らかに彼ら武装集団は素人ではなく、軍隊に近い組織で、政府か有力な政治家のバックアップがあるはず。それはこの村を訪れ、選挙協力を要請していた政治家がいて、彼が裏で糸を引いていたらしいことが分かるのだが、今度は動機が分からない。何故あんなにバクラウに対して下手に出ていて、しかも攻撃を命じたのか。
次に、バクラウの人間が襲撃馴れしているのが不思議なところ。最初はやられっぱなしに思え、このままだとあっけなく村ごと全滅すると思っていたら、各家庭には豊富な武器があって、しかもトラップを仕掛けたりストーキングして相手を個別に殺したりしてる。殺人に忌避がなく、しかも武器のプロフェッショナル。そんなのがなんでこんな片田舎の村に集団でいるんだ?
細かいところだが、バクラウは陸の孤島のような場所にあり、水も給水車で運んでこないといけない場所にあるのだが、村人はどこかで外貨を稼いでいる訳でもないようで、村の中で経済が完結してる。更に仕事らしい仕事してる人がほとんどいない。
この辺がとても違和感を感じさせる。
本作が何故映画賞を受賞出来るほどの作品だと言われるのかは、この部分ではないかと思われる。
実はこの点について明確にされていないのだが、バクラウの人々が何か特別な存在である事だけは確かである。それは色々と考えられるだろう。例えば殺し屋として養成される特別区域であるとか、特殊なウイルス保菌者で万一のために隔離されているとか、あるいは何らかの形での被差別区域というのもあり。ただ、おそらくは過去政府によって管理されていた場所で、現在は政府管轄から外れているが、何か政府に対する弱みを握っているために封印されているということになるのかも。
この辺は色々考えられるが、別段細かいところは構わない。社会的弱き立場の人間が一方的に蹂躙されるのではなく、そんな人間でも抵抗できるという事実にこそ価値がある。
それだけ世界は一方的な蹂躙が多いということでもある。立場が弱い人間は我慢するしかない世相を背景に、そこに希望を持たせられるという点が重要で、それだけで本作は充分と言うことなのだろう。 |
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16話 |
模範囚としてゴッタム刑務所から出所したジョーカーは、待ち構えていたミス・キャットに拉致され連れ去られてしまった。実は全て計画通りで、二人は協力して宿敵バットマンとバットガールに罠を仕掛ける。
ジョーカーとミス・キャットの二人が共謀する前後編の前編。二人のヴィランが手を組んだので、ここはバットマンとバットガールで共闘しなければならないところだが、お互い意地を張ってなかなか協力できないままだった。結局ジョーカーの罠で動けなくなったバットマンとロビンをバットガールが助けることになる。
一方ヴィランの方は多量の爆薬を手に入れようとする話。完全にミス・キャットが主体。3rdになってから巻き舌を使うようになったが、それが冴えてる。
バットマンとミス・キャットが憎からず思い合ってるという設定は消えたようだ。
<ミス・キャットに総監室が狙撃された際、バットマンは腹ばいになって移動してる。それは良いんだが、上から狙われている場合腹ばいは的を大きくするぞ。
7年戦争の遺産で45万キロの火薬があるそうだが、200年も前の話。とうの昔に使い物になってないと思うぞ。それ以前に何でアメリカにあるんだ?
活劇シーンは金持ちの寝室で行われる。ロビンは回転ベッドの上で複数の悪党とくんずれほずれつ。> |
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「大魔神封印函」4K修復版 Blu-ray BOX |
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仮面ライダー大全 昭和編 キャラクター大全縮刷版 |
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19 |
読書 |
異世界食堂1
七日に一度世界各地に不思議な扉が生じる世界。その扉は必ず一つの店へとつながっている。そこは現代日本の地方都市にある小さな洋食屋“ねこや”で、七日に一度、土曜日だけ開くその扉を通ってねこやの料理を食べに来るバラエティ豊かな面々の食事風景を描く。
前にコミックの方で読んだのだが、実は原作があると言うことを知って読んでみた。料理の描写ってのは絵よりも文字の方が良くて、原作である本作が一番面白かったかも。内容はほぼスカスカだが、食事風景が楽しそうで、それだけあれば充分楽しい作品だ。 |
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15話 |
トジテンドからレトロワルドが出現し、あらゆるものを古びたものに変えてしまう。真っ先に駆けつけたゾックスとゼンカイジャーが戦うが、レトロ電波によって全員がレトロな格好になってしまう。
敵はレトロワルド。レトロ電波を使ってあらゆるものを古いものにしてしまう。古くする時代はバラバラだが70年代くらいのものが多い。人の記憶を掘り返し、昔の良かった思い出に閉じ込めてしまう。そしてダイレトロワルド。言葉をレトロなものしか使えなくしてしまえる。
なんでも古びさせるワルドが出現する。主に70年代くらいの光景が展開するが、昭和レトロをネタ化したような話になった。思い出に浸りこむことで「あの頃は良かった」としか言えなくなる人間の思考停止を指摘する話になった。ゼンカイジャーの面々は、特にキカイノイドの四人は過去に楽しい思い出が一つも無く、今が一番楽しいことに気づかされるというのも面白い。介人とゾックスも思い出に浸ってしまったため、四人だけで戦っていた。
ヤツデの明るさが攻略の糸口になった。ヤツデ中心回と言って良いな。ステイシーもヤツデを見て母親を思い出していた。
巨大戦ではレトロな言葉しか使えなくなったため、「がちょーん」とか「シェー」とか「あっと驚くタメゴロー」とかの台詞が次々出てくる。
時を遡るネタと言うこともあってか、今回の登場戦隊はタイムレンジャーだった。
<レトロ光線は人の記憶にある古いものを掘り出すそうだが、平成生まれの人たちがなぜ昭和を思い出せるんだろう?
ヤツデが自分の事を「ヤッちゃん」と言っていたが、昔「ナッキー」と呼ばれていた時代をなんだか思い出してしまった。
テレビのチャンネルひねったら「レッドスネークかモーン」やってたけど、これは野太い男の声で言わないと雰囲気が出ない。
ダイレトロワルドが光線技を出すポーズはウルトラセブンのワイドショットだった。あるいはジャックのシネラマ光線。> |
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森田芳光 全監督作品コンプリート(の・ようなもの)Blu-ray BOX |
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17 |
映画 |
Mank マンク(2020) |
アルコール依存症に苦しめられ、ハリウッドからも距離を置かれ気味だった脚本家のハーマン・J・マンキウィッツ(オールドマン)は、新しい映画を作ろうとしていた新進気鋭の監督オーソン・ウェルズから声がかかり、新聞王ハーストを題材にした『市民ケーン』という作品の脚本を頼まれる。ハースト自身とも交流があるマンクは、なかなか脚本が書けないまま、カリフォルニア州立選挙にまで関わることになってしまう。
フィンチャーの新作はNetflixオリジナル作品で作られた。あのフィンチャーもNetflixか。というか、これは是非劇場で観たかったが、半分これが観たいがためにNetflixに入会までした。
しかし、やはりこれは面白い。
まずこれは『市民ケーン』(1941)の裏話として、どのようにしてあのとんでもなく挑戦的な脚本が書かれたかを見るバックステージものになっていて、『ザ・ディレクター [市民ケーン]の真実』(1999)などと合わせて観ると、疑似ドキュメンタリー風に楽しめるだろう。
ただし、本作はリアルな裏話を描こうという作品ではなく、一個の物語として完成させたものだ。物語としてもちゃんと成り立ってるし、充分に面白い。
本作は結構分かりづらいところがある。それはまずマンクが最初からベッドに伏せっている理由。これは事前に怪我をしたからと分かるのだが、そのため前半はほとんど身動き取れない状況で、会話だけで物語が展開していく。極めて動きの少ない話になる。前半はほぼ会話だけで状況を推し量らないと行けないのだが、それがほとんど説明されていないために状況を整理するのが結構大変だ。
最初に通して観る限りで分かるのは、なかなか出来ない『市民ケーン』の脚本に対してウェルズが何度も催促しているが、マンク自身はどこ吹く風で、一日ちょっとだけシナリオを書いては、あとは寝てるか、他の客と喋ってるだけ。そんなマンクを秘書が甲斐甲斐しく面倒を看ているということくらい。会話自体が刺々しいもののため、観ていて気持ちの良いものではなく、動けない人間を撮ってどうするんだ?と思ってたら、思った以上に話が動く。いや、動くと言うより“跳ぶ”。
なるほど過去とのザッピングで話を展開させるのだと分かったが、しかしこれがなかなかにややこしい。いくつかの時代をザッピングするため、一体今いつの時代を観てるのかぱっと見で判断しにくくて、状況が把握出来ない。
これは恐らくこの作品を製作する際、Netflixというプラットフォームを最大限に使おうとしてのことなのだろう。それはつまり「繰り返し観る」という前提であろう。何度でも観られるし、ワンクリックでどこからでも観られる。ソフト化を待つことなくそれが出来るのだから、その強みを最大限活かした作りなんだろう。
私はとりあえずそう言う観方をせず、普通の映画みたいに通して一回観ただけなので、とても把握できてない。
それでも現時点で分かるのは、激動する1940年という時代のカリフォルニアの出来事をベースにしているという事。欧州で戦争が始まったとは言え、アメリカはまだ対岸の火事で、それでもアメリカはこの世界大戦にどう対応するかが喫緊の問題になっている。そんな風景をカリフォルニア州知事選挙に絡め、こんな時に映画作りをしてて良いのかとか、社会正義と映画作りの境目はどこかなど、いろんな意味で1940年のアメリカを表そうとしたことは分かる。
そして一方、『市民ケーン』そのものを主題にしていることも分かる。それはこの作品がどれだけセンセーショナルな作品であったかを繰り返し述べてている事、そして敢えてモノクロの画面構成は、『市民ケーン』のものを踏襲してるカメラアングル。
何度観ても良いスルメみたいな作品なので、折に触れ観返してみたいと思ってる。 |
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38話 |
マスターロゴスを倒し、終末の書を消し去ることに成功した剣士の面々。賢人も戻り、共に戦うことを約束する。次に完全な平和を取り戻すため、マスターロゴスを説得しようと考える飛羽真は、大半の力を失ってサウザンベースに引きこもっているマスターロゴスに会いに行く。
敵は仮面ライダーソロモン。それとストリウスが呼び出したカリュブディスメギド。
前回でラストのような盛り上がりだったが、マスターロゴスは普通に生きて変身出来ているので物語は終わってない。更にマスターロゴスに従う形でストレウスが現れる。
マスターロゴスが何故世界を変えようとするかの説明があった。理由は「退屈だから」だとか。このネタアニメではいくつか観た記憶がある。
世界を変えるほどの力は持ってないとはいえ、まだまだ強いソロモンとの戦いはなかなかに派手ではある。それらを面白げに眺めているストレウスの姿が印象深い。
剣士の中で唯一蓮だけが戻ろうとしないが、本人曰く「本当の強さを見極めるまで戻らない」そうだ。思春期まっただ中だな。
<ノーザンベースに現れ、崩れ落ちた凌牙を看た芽衣は「凄い怪我」と言っていたが、服の上から見て分かるもんか。> |
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ANDAI SPIRITS DYNACTION シン・ウルトラマン ウルトラマン |
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15 |
映画 |
ゲイムービー |
第1位 |
マイ・ビューティフル・ランドレット |
第2位 |
キャロル |
第3位 |
ブロークバック・マウンテン |
第4位 |
WEEKEND ウィークエンド |
第5位 |
バウンド |
第6位 |
乙女の祈り |
第7位 |
Victim(1961) |
第8位 |
バッド・エデュケーション |
第9位 |
ミルク |
第10位 |
モンスター |
第11位 |
フィラデルフィア |
第12位 |
シングル・マン |
第13位 |
キッズ・オールライト |
第14位 |
Beautiful Thing(1996) |
第15位 |
アデル、ブルーは熱い色 |
第16位 |
ボーイズ・ドント・クライ |
第17位 |
プリシラ |
第18位 |
パレードへようこそ |
第19位 |
マイ・プライベート・アイダホ |
第20位 |
真夜中のパーティー |
第21位 |
ブエノスアイレス |
第22位 |
Imagine Me and You(2005) |
第23位 |
Mysterious Skin(2004) |
第24位 |
ダラス・バイヤーズクラブ |
第25位 |
狼たちの午後 |
The 25 best gay movies of all time |
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14 |
読書 |
ようかい居酒屋のんべれケ。2
深夜居酒屋のんべれケでのバイト生活も慣れてきたひのだが、相変わらず妖怪に好かれる体質は変わらず、色々やっかい事がやってくる。深く考えないポジティブシンキングと仲間達の手助けもあって、妙なテンションで乗り越えていく妖怪居酒屋の騒動を描く。
新しい従業員の人間の女性が入ったり、何かと主人公のひのに優しい大家さんがやっぱり妖怪だったとか、がやがや騒がしいなか、テンションの高いままオチもなく終わる作品。読んでいて心地よいからそれだけで充分だろう。 |
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15話 |
エッグヘッドとオルガのコンビがゴッタム・シティに舞い戻った。オルガはコサックの女王となる印である銀の三日月刀を手に入れ、コサック隊を引き連れて町を闊歩し始めた。ゴードン総監の依頼で調査を開始するバットマンとバットガール。
3期になって二回目となるエッグヘッドとオルガのコンビ。明らかにここではオルガの方がコサック隊を連れてエッグヘッドに命令しているし、立場は完全に逆転してる。ヴィンセント・プライスがアン・バクスターにかしずいてる姿は結構見物。
エッグヘッドの作戦には必ず卵が絡むため、そちら方面からアプローチするバットマンと、直接二人をミハルバットガール。ちゃんと役割に違いがある。
それでオルガの横暴に耐えかねたエッグヘッドがバットガールに助けを求めるというシュールな光景もあった。勿論これは罠で、肝心なところでドジを踏んでバットガールは捕まってしまう。それを助けにバットマンがやってくるという話。結構あっけない話だった。ツッコミどころもない。 |
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ヒルコ/妖怪ハンター 2Kレストア版[Blu-ray] |
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<楽> |
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12 |
映画 |
クー!キン・ザ・ザ(2013) |
著名なロシア人チェリストのウラジーミル(グベンコ)は、モスクワでのコンサート帰りに「甥」を名乗る青年トリクに絡まれる。気難しい性格のウラジミールは全くトリクの言葉に耳を貸そうとしなかったが、そこに現れた謎の裸足の人物に、ここはどの星かと尋ねられる。その人物の持つおかしな機械にトリクが触れた途端、二人は見知らぬ惑星に飛ばされてしまう。不思議な飛行機械から現れた二人組から、ここはキン・ザ・ザ星雲の惑星プリュクであると告げられる。
1986年にダネリア監督作品として公開された『不思議惑星キン・ザ・ザ』は、当時珍しいソ連製SFだったが、評価が異様に高く、あっという間にカルト映画化した。私が映画に目覚めた1990年代の後半あたりで、映画の本を読みあさっていた時になんどもこの名前を目にしていて、機会があったら観てみたいものだと思っていたもので、たまたまレンタルビデオ店でこのタイトル見た時にびっくりして即レンタルを決定した。その後DVDも発売されてそれも購入。私にとってもお気に入りの一本である。
それがアニメーションになって、しかもダネリア監督自身が映画化したということで、是非観たいと思っていたが、それも叶えられた。まずはこれを劇場で観られたことを喜びたい。
内容は本当に『不思議惑星キン・ザ・ザ』を踏襲しており、あの雰囲気が好きな人だったらすぐに入り込めるし、アニメになった分コメディ色は増してる。またロシア製ということで、あまり観たタイプのない作品なので、エキゾチックさも良い。
単純な楽しさで言えば及第点だが、ただ、オリジナル版を単純にアニメ化した感が強く、売りだった特撮がなくなった分、どうしても小粒感が拭えない。
オリジナル版好きな人には物足りないかもしれないけど、派生したものとして楽しむ分には全く問題ない。 |
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14話 |
ダイリサイクルワルドを倒したステイシーはゾックスに、カッタナーとリッキーを元に戻すトジルギアと交換にゼンカイザーを倒すよう交渉する。そこでゾックスはギアは自分で探すから、トジテンドに連れて行くことを条件に取引に応じる。すぐさま介人に決闘を申し込むゾックス。
敵はステイシーとバトルシーザーロボ。
タイトル通りゼンカイザーとツーカイザーの決闘となる。二人の実力はほぼ拮抗していて、ギアの活用が勝負を分けたが、ゼンカイザーの使ったマスクマンのギアが何故か発動しなかったため、ツーカイザーに敗北を喫する。
ゾックスに取引を申し込んだステイシーだが、やはりというか騙したことがわかった。実はマスクマンのギアは空を飛ぶための力で、それで介人は姿を隠していただけで、最初から騙すことを前提で戦っていたとのこと。今回は完全にゼンカイザーとツーカイザーが仲間となって戦っていた。
バトルフィーバーJのギアを発動したら踊り出してしまった。それを見たゾックスはダンスの勝負を挑む。ゾックス相手に限っては有効な攻撃だった。
ゼンカイザーとツーカイザーの二人を相手にするステイシーだが、五人の戦隊メンバーを呼び出せるという強みがあるため、一対二でも問題なし。
<姿を消すためにマスクマンのギアはおかしくないか?キュウレンジャーのカメレオングリーンならともかく。
次々とギアを使用する場合、両手を使用してしかも発動まで時間が掛かるギアトリンガーは使い勝手悪いよな。ゴーカイジャーのレンジャーキーは使い勝手良かった。> |
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ラスト・フル・メジャー 知られざる英雄の真実 |
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10 |
読書 |
行ったり来たり 僕の札束
日本における美容整形の大きな進歩を果たした著者が自らの半生を振り返り、自分自身が医学界にもたらした功績と、どのようにして美容整形を日本に周知させていったのかを中心に語る、自分史。
美容整形の話と考えれば、随分ぶっちゃけた話が展開してる。業界の裏話をここまでぶちまけて良いのか?というレベル。ここまでやったら潰される可能性もあるんだが、それを乗り越えてきた人だから何も怖いものが無いのかもしれんな。
面白いところも多いが、基本的に全部自画自賛なので、少々ムカつくところも多い。 |
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11話 |
12月24日。勤務中のさくらはトイレで万里が泣いているのを見てしまう。それを気特対に告げたため、みんな気を遣っていたが、そんな事を知らない悠里が万里に1999年にスカイウォーカーを目撃したかと尋ねる。過去自分が目撃したスカイウォーカーを思い出した万里は、それが再び日本に来るのではないかと疑う。
四翼怪獣スカイウォーカー登場。M1号。四枚の翼を持った翼竜のようなMで神戸を火の海に変えた。、近年に発見されたMの第一号だという。そのまま消息不明になっている。
万里がふられた?という疑惑から始まる話。本人曰く「あくび」だそうだが、それが強がりなのか本当なのかは不明。
万里が子どもの頃にMと出会っていたことが分かった。神戸を火の海にしたと言うが、それは阪神淡路大震災のメタファーだろう(本作では1999年になっているが)。万里にとってはトラウマの出来事で、その時のショックを今も引きずっている。自分の手でスカイウォーカーを葬りたいという思いが気特対入所のモチベーションになってることが分かる。
それが再び来たら?と考えたのだが、皮肉なことにこの放映の半年後。東日本大震災として実際に起こってしまう。
灰田涼のデート姿が見られる。ベッドインまで描くのはなかなか大胆だ。万里のことが気になってしまったらしく、デート切り上げて万里の部屋にやってきてた。ちょっとだけ良い雰囲気。
気特対の面々の家族も登場してる。
<スカイウォーカーは見た目もやってることもほぼギャオス。あの時の神戸はガメラが来なかった渋谷なんだろうか?> |
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ウルトラマン ウルトラアクションフィギュア ウルトラマントリガー マルチタイプ |
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08 |
読書 |
ルパン三世2
世界を股に掛け、次々にお宝を頂戴するルパン一家。しかし行く先々で謎の女峰不二子と出会い、時にライバル関係に、時に協力してお宝を取り合っていく。
1巻時点ではキャラが確定してなかった次元大介が完全に固定化し、ルパンのパートナーとなった。一方、今度は同じ顔と名前をしながら、一話ごとに性格も設定も違うという峰不二子が登場してる。魔性の女として設定したのかもしれないけど、同じ名前を使った別人と見た方が良い感じだ。 |
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37話 |
仮面ライダー達によってマスターロゴスを撃退は出来たものの、マスターロゴスは生還し、世界の崩壊も止まらない。全員のライダーの力を合わせねばならないと、県都を説得に向かう飛羽真。
敵は仮面ライダーソロモン。
飛羽真の説得でほぼ全員が改心し、最強の敵と戦い、セイバーがパワーアップする話。どの話も基本的に全部こればかりなので、この作品の半分くらいの話はこのレビューで良かった気がする。
飛羽真自身が良いことは言ってるはずなんだが、言葉が軽すぎるため、説得力が無いのがこの作品の最も困ったところだ。
今回でついに賢人が改心し、エスパーダとして参戦する。これまで言葉がすれ違うばかりだったが、よく説得出来たもんだ。
結果としてマスターロゴスの目的を阻むことが出来たものの、今度は今まで生還を決め込んでいたストリウスが何かを企んでる様子。
<マスターロゴスは前回まで人間を支配するとか言っておきながら、世界を滅ぼそうとしている。それは良いんだが、なんで心変わりしたかは説明なし?
「俺の強さを証明する」と言って戦いに割り込む剣斬だが、これまで負けっぱなしでよく強さが残ってるもんだな。> |
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07 |
映画 |
映像研には手を出すな!(2020) |
田舎にある芝浜高校は、生徒の自主性を重んじて数多くの部活や愛好会がひしめいていた。だが今年は生徒会が部活の引き締めを強め、多くの部活が無理矢理いっしょにさせられていた。そんな中、新たに映像研という愛好会を立ち上げた三人の女生徒がいた。人見知りだが演出家としてすぐれた素質をもつ浅草みどり(齋藤飛鳥)、両親が俳優で自身もモデルをしているが実はアニメーターを志す水崎ツバメ(山下美月)、そして二人を使って金もうけをもくろむプロデューサー役を買って出た金森さやか(梅澤美波)。三人は生徒会の引き締めをかいくぐって理想のアニメを作ろうとしていた。
大童澄瞳原作漫画「映像研には手を出すな!」は湯浅政明監督によるテレビアニメ化、そして実写テレビドラマを経て、ついに映画化となった。
特徴としては、既に先行するドラマ版があるため、ストーリーはそちらの方に任せ、学園祭という狭い時間の中でドラマ性を高めたところにあるだろう。結果としてアニメーションを作る過程と、学園祭の盛り上がりの演出の盛り上げ方に集中したが、それは上手くいったと思う。
キャラ描写や物語性が置いてけぼりになってしまったが、その辺は原作を読むなりテレビドラマの方を観てくれという投げ方で、その分小気味よく話が展開していく。
本作に関してはその演出は正解だろう。思った以上に情報量の多い作品なので、その辺を切ってしまわないと尺に収まらないしテンポも悪くなる。
そこを割り切ったことで物語が小気味よく展開するし、あんまり考えなくて済む。映像に浸ってるだけで心地良いんだから、それで充分だろう。
ただ、テレビシリーズでも思ったことだが、根本的に原作とキャラが全く合ってないので、そこだけが残念。主人公三人が可愛いすぎるため、原作を侮辱してないかとさえ思うレベルだから。ドラマの方ではうまくはまっていたように思えていた齋藤飛鳥が映画の方では浮いて見えてしまった。 |
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14話 |
ゴッタム・シティでベストドレッサーが選ばれ、選出されたのはバットガールだった。だがそれを面白く思わないミス・キャットが乱入して会場は大混乱に陥る。
いよいよバットガールとミス・キャットの対決。これを心待ちにしていた。ミス・キャットはバットガールにライバル心を燃やしているらしく、バットガールを出し抜いてお宝を盗み出そうと考えている。一方のバットマンも、口ではバットガールを救うと言いつつ、ミス・キャットに心惹かれてる様子がいくつか。ただ、二人の戦いをたっぷり観るため前後編にしてほしかった。
ミス・キャットの俳優がアーサ・キットに代わった。随分姿がワイルドになったが、猫女という意味ではこっちの方がはまってる。巻き舌で喋るのもネコのゴロゴロ音みたいで特徴があってよろしい。
ウェイン家の車でベストドレッサー賞会場に向かっていたブルース・ウェインとディックは車の中でスーツに着替えている。スーツは色々な場所に用意されているようだ。
<中にいる女性たちのことを考えてドレスルームに入れないバットマン。結局目かくしをして入り込んだが、あまりに間の抜けた姿に中にいる女性たちから思いっきりツッコミ入っていた。そりゃそうだ。
ミス・キャットの罠にはまったバットガールを助けるため、動けないバットマンはアルフレッドに向かわせる。その際アルフレッドとばれないように変装させるが、既にバットガールはアルフレッドのことを知っているので変装の意味がない。言いつけを守って律儀にヒッピー風の格好してるアルフレッドが良い。
ゴッタム刑務所の所長としてクライトンの名前が出てきた。ここまで犯罪者を逃がしておいて、まだ所長やってたのか。> |
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ムヒカ 世界でいちばん貧しい大統領から日本人へ |
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05 |
読書 |
蜘蛛ですが、なにか?2
エルロー大洞窟の中で蜘蛛に転生したものの、命の危機を何度もくぐり抜けてきたお陰でステータスが上がり続けている“私”は蜘蛛にとっての天敵となるマグマ地帯で足止めを食ってしまう。最大の強みである糸が封じられた中、毒を強化して強敵と渡り合っていく。一方、小国の王子として転生した現代人のシュンは、同じく転生した元クラスメイトの数人と共に魔法学校に入学していた。
生きるだけで精一杯だった主人公が少しずつ強くなっていくというところが読んでいて快感で、読み進めるのが楽しい作品。一方少しずつ他のクラスメイトの話も入ってきたのだが、生まれた瞬間からサバイバル生活を余儀なくされていた主人公に対して15年も人間世界で大切に育てられたということで、だいぶ違いが出ている。ここではっきりわかるのは、本編の物語とクラスメイトの物語の間には15年のタイムギャップがあるということだ。元々主人公が食べようとした卵から生まれた元クラスメイトがいる訳だから。 |
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13話 |
買い物に出かけた介人とガオーンの前に現れたリサイクルワルドは近くにいた人たちを吸い込んでリサイクルクダックに変えてしまう。人間を攻撃出来ないゼンカイジャーは攻撃を躊躇するが、そこに現れたゾックスのツーカイザーは、委細構わず攻撃をかける。人々を守るため、ツーカイザーと戦わざるを得なくなったゼンカイジャーだが…
敵はリサイクルワルド。6話に現れたゴミワルドと同じ姿をしているが、リサイクルギアから生まれたワルドで、人間をクダックに変えてしまう。そしてダイリサイクルワルド。これまでに倒された巨大ワルドを復活させる能力を持つ。
ガオーンとゾックスの間のわだかまりを描く話。トジテンドと戦う点では一致しているものの、家族を取り戻すために手段を選ばないゾックスと、生物みんなを守ろうとするガオーンとでは価値観が違いすぎてぶつかり合ってしまう。それを重くせずに描いて見せた。介人が介入したことでなし崩しに和解したが、とても息が合った攻撃をしていた。
リサイクルワルドはこれまでに倒されたワルドたちを復活させることも出来て、リサイクル戦隊ダイワルジャーなるものを結成していた。
ツーカイザーがシンケンフォーム状態で新たなギアを使っている。既に一つ使っているのに二重に使えるらしいことが分かった。
<キカイノイドをくすぐる作戦を用いる介人だったが、その際サンバの格好をしてる。その格好全く意味が無いが。
走りながらゼンカイジャーの口上をした歳、ブルーンが変形して全員を自分に乗せるのだが、一瞬で降りてしまった。意味ないぞ。> |
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03 |
映画 |
異端の鳥(2019) |
第二次世界大戦下東欧。ナチス政権下でホロコーストに怯えるあるユダヤ人家族は、生き延びるために家族をバラバラにし、息子を遠くの村の老人に預けることにした。体の不自由な老人のために働くことになった少年だが、ほどなくして老人が亡くなってしまう。少年の存在を嫌がっていた村人達だが、仕方なく一つの家族が労働力として少年を預かることにする。しかしそこでの生活は想像を絶するものだった。
イェジー・コシンスキによる同名小説の映画化作品。原作は小説という形を取っていたが、著者の経験が色濃く出ていたようで、戦時中に起こった生々しい描写によって発禁処分を受けた作品でもある。
実際、これが小説だとしても、精神的にきつい描写が目白押しで、あらかじめそれが分かっていたから精神的にダメージ受けたくないから劇場には行かなかったくらい。
それは正解だったようだ。ビデオで観てさえかなり精神に来てた。劇場で観てたら半端な精神的ダメージ受けただろう。ビデオで観て正解だ。
この作品を称するに一番良い言葉は「痛み」だろう。例えばビデオパッケージには首だけ残して埋められた主人公の少年と、それを見つめる鳥が見られるが、これが実際に出てくるととんでもない痛みを与えられるシーンになってる。
本作の描写はかなりの部分が「痛み」の描写となっている。大部分は少年が受けている精神的肉体的な痛みなのは確かで、行く先々で厄介者扱いされて無体な労働を押しつけられたり殴られたりと言った描写も多数。
ただそれだけでなく、少年の方も時に応じて反撃したりもするが、それもえげつない方法で、時に主人を死に至らしめる事まであって、全般的に真っ黒な話になってる。
これが少年の方が耐えるだけってなら感情移入も出来るが、そうでもないあたりが本作が一筋縄にはいかないところだろう。精神的に逃げ場がないお陰で最初から最後までとにかくきつい。
そしてもう一点が、人が人を差別する構造。
少年はユダヤ人だから差別されて然るべき存在とされる。ポリティカルコレクトネスが進んできた今の目からすれば奇異な構造だが、これはヨーロッパでは普通である。ユダヤ人が自分たちのコロニーから出たとき、彼らはまともな人間として認められない。人間としての命だけは助けるが、それ以外はどんな差別をされても文句を言えない。しかもこれが極限状態になると命の危険まであるし、いつナチスに売られるかもしれないという恐怖もある。少年にとっては全方面から命が脅かされている状況なのだ。こんな状態だからこそ、生き延びるためにはどんなこともする。誰も信用しないし、ちょっとでも危ないと判断したら逃げる。場合によっては自分を殺そうとしている人間に対して先回りして殺す。こんな極限状態の中生きていかねばならない。
これを映画にするならば、幾重にもオブラートがかけられるのが普通だが、ここでは相当にオブラートが薄い。なるほどこの作品だったら、国によっては発禁になりかねない。下手すればこれ殺人の告白書なので、殺人者を野放しにしてることになりかねないから。
とにかく集中して観ると精神がごっそり持って行かれるため、本作は充分精神的余裕のあるときに観ることをお勧めする。精神的にきついからこそ評価される作品というのもあるのだ。 |
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10話 |
久里浜部長と室町課長が前に藤澤さくらから紹介されたという店にちょっとだけ飲みに来た。そこはサービス満点で、何かあるとすぐにスタッフの踊りが入る店だった。そこで一応打ち合わせを始める二人。
気特対のトップ二人の飲み会を描く作品。ほぼ密室劇で、そこで男二人が額付き合わせてぐだぐだと話をしてるだけの話。本作だから許される話だろう。
打ち合わせを始める度に料理屋の踊りが入って中断するというのが面白い。こう言うのを押井守に作らせたら嬉々としてやるだろうなと思える内容。
サービスで現れる踊りというのが多彩。花笠とか佐渡おけさとかねぶたはともかく、リオのカーニバルとか鎧武者とか花魁とか、更にはよく分からない七夕のコスプレとか藁苞姿とかカオスすぎる。
後に「孤独のグルメ」でブレイクする重松清が蘊蓄を垂れながら料理を平らげるシーンが、今となってみると不思議とハマってる。あと皆川猿時のアップが結構多い。圧力あるなあ。 |
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02 |
読書 |
オヤジが美少女になってた話3
Vチューバーの両親から無理矢理自身もVチューバーにさせられてしまったたかしは、徐々に精神の均衡を失っていく自分に気づき、なんとかして父親にアバターであるキヅケヤイを辞めさせようと一大決心する。身バレしてしまった友人を巻き込み、父を追い込む作戦を立てる。
痛々しいコメディ作品として結構面白かったのだが、あっけなく最終刊を迎えてしまった。まだまだ読んでいたかった気はするが、ちょっと不完全燃焼な気分。 |
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36話 |
賢人の目的は、飛羽真の消滅を防ぐために代わりに自らが犠牲になることだった。ユーリからそのことを知らされた飛羽真は、賢人を救うべくマスターロゴスの元へ向かう。その前に現れた蓮から、勝負を持ちかけられる。
敵は仮面ライダーソロモン。
決戦前にまず飛羽真と連の戦いが入った。強さだけを求め、正義は強さだと思い込んでる蓮に対して、大切なものを守ることが力だと諭す飛羽真。台詞とかは良いんだが、そもそもこれまで何の訓練もしてない一番の新米剣士が一番強いというところにこの作品の問題点がある。そもそも飛羽真が強いのはパワーアップを重ねたドーピングのためなのに、力は必要ないとか格好良い台詞だけ言ってるために説得力ない。
それで他のキャラがまともなら良いのだが、おかしな言動をする奴らばかりなので観ていて疲れるばかりだ。まともなのは倫太郎だけだが、これがまともになったのもこの数話でやっと。
賢人の犠牲を防ぎ、ユーリのお陰でなんとか破滅は先延ばしに出来たが、まだ破滅そのものは防げていない。 |
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