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特撮事典

事典目次

人名

スーパーギャルズ・メイト37―東映特撮TVのヒロインたち
特撮アイドル―SFXヒロインパート3
マドンナメイトスペシャル特撮版1 3
BURN特撮ヒロイン写真集
紅一点論―アニメ・特撮・伝記のヒロイン像 (文庫)
ゴジラ×メカゴジラ 東宝特撮ヒロイン メモリアル・アルバム
子守唄よ、甦れ (別冊「環」)
スーパーヒロイン画報―国産スーパーヒロイン30年のあゆみ
素晴らしき特撮人生佐原健二
東映特撮ヒロイン写真集RED
東映特撮ヒロイン写真集〈BLUE〉
東映特撮ヒロイン写真集PINK
日本特撮映画師列伝 2
別冊映画秘宝 東宝特撮女優大全集
ソルジャーズ―戦士たちへ捧ぐビジュアルブック
別冊映画秘宝 東宝特撮女優大全集

藍とも子 ウルトラマンレオ、メカゴジラの逆襲
藍とも子 画像 <A> <楽>
【あい−ともこ】
 女優。元はモデルだったが、事務所から「女優をやってみないか?」と薦められ、ウルトラマンレオ第17話で"カメラテスト"を兼ねた形でデビュー。のちに松木晴子隊員役で第26話から参加する。「レオ」降板後の、昭和50年3月15日に公開された「メカゴジラの逆襲」でサイボーグ少女・真船桂を演じて一躍、有名になる。同作のオーディションではMAC隊員制服のまま駆け込みで参加したという。
1977年には俳優の峰岸徹と結婚するが離婚。一時期芸能界を離れていたが、2007年香川県高松市を走る電車・ことでんのオフィシャルDVD「セピアの響」の第三弾でナレーターとして復活。ウルトラマンレオで共演した真夏竜と再共演した。
2007年からは真夏竜が座長を務める真夏座に所属。語り劇を行っている。所属前に真夏座にゲストで呼ばれた時には、松木晴子隊員から預かったと称した"手紙"を読んでいる。同じ座員であり、レオで白川隊員役を演じた三田美枝子とは共演して以来の親友同士という。 クラタ
天本英世
【あまもと-ひでよ】
 福岡県北九州市出身。東大法学部に在籍するが、演劇に強い関心を持ち、大学を中退し、劇団四季などを経た後フリーとなる。デビュー作は『二十四の瞳』で、その後、バイ・プレイヤーとして幾多の映画に出演したが、特に東宝の特撮作品には欠かすことの出来ない人物となる。又、東映のTV特撮番組でも「仮面ライダー」の死神博士を始めとして、数々の作品に登場した。100本近い映画に出演しているが、ほとんど全てが存在感あるバイ・プレイヤー。スペインをこよなく愛し、「長寿の秘訣はスペイン人になること」との名言も残している。2003年3月23日逝去。享年77歳。 甘崎
天本英世<amazon> 天本英世<楽天>
天本君、吠える!―元気と勇気が湧いてくる本(書籍)
スペイン巡礼―スペイン全土を廻る(書籍)
スペイン回想―『スペイン巡礼』を補遺する(書籍)
日本人への遺書(メメント)(書籍)
庵野秀明 樋口真嗣、帰ってきたウルトラマン、DAICONFILM
【あんの-ひであき】
 映像演出家。世間体では、GAINAXで『ふしぎの海のナディア』や『新世紀エヴァンゲリオン』等のアニメや、昨今の実写作品でメガホンを取ったことで有名だが、根っからの特撮好きだということを忘れてはならない。『ナディア』製作時は共同制作元の東宝に「資料として『緯度0大作戦』を見せて欲しい」と頼んだり、その作品内で登場させた潜水艦がムーンライトSY−3に似ていたりする。エヴァに活動時間の制限があるのも、ウルトラマンを多いに意識してのこと。学生時代はDAICONFILMに参加、『帰ってきたウルトラマン』では変身後のウルトラマン役を素顔のまま演じたことでも有名。 荒馬大介
庵野秀明<amazon> 庵野秀明<楽天>
庵野秀明(映画レビューページ)
飯島敏宏
【いいじま-としひろ】
 KRT(現TBS)映画部所属監督時代に円谷プロに出向し、「ウルトラQ」の立ち上げに参加。その後も続いて「ウルトラマン」「ウルトラセブン」「怪奇大作戦」などの監督を歴任。他に代表作としてテレビドラマ「金曜日の妻たちへ」がある。 甘崎
飯島敏宏<amazon> 飯島敏宏<楽天>
著作
ウルトラQ〈6〉飯島敏宏監督作品集
バルタンの星のもとに
評論
飯島敏宏 「ウルトラマン」から「金曜日の妻たちへ」白石雅彦
伊上勝
【いがみ-まさる】
 初期特撮作品には欠かすことの出来ない脚本家で、「仮面ライダー」のメインライターをしながら「帰ってきたウルトラマン」の脚本も書いていたという速筆ぶりで有名。特撮全盛期にはほぼ毎日この人の名前が見られたくらい。井上敏樹の実父。 甘崎
仮面ライダー・仮面の忍者赤影・隠密剣士・・・ 伊上勝評伝 昭和ヒーロー像を作った男
石ノ森章太郎
【いしのもり-しょうたろう】
 旧ペンネームは石森章太郎。手塚治虫、藤子不二雄らと共に黎明期から日本漫画界を支えた最重要人物の一人。この人が創造した「仮面ライダー」こそが現代の特撮を支えることとなった。初期東映特撮はこの人の原作無しでは語る事が出来ない。現代に至るも尚、多くの影響を与えている人物。 甘崎
石ノ森章太郎<amazon> 石ノ森章太郎<楽天>
著作(漫画)
石ノ森章太郎 萬画大全集
章説・トキワ荘・春
ボクはダ・ヴィンチになりたかった

著作(エッセイ)


著作(画集)
GIRLS―1961-97 石ノ森章太郎美女画集
JUN―石ノ森章太郎ファンタジー画集
石ノ森章太郎変身ヒーロー画集 (After1975)
石ノ森章太郎変身ヒーロー画集 (Before1975)
石ノ森章太郎美女画集 GIRLS 2nd.
石ノ森萬画館―Shotaro world
オトナな石ノ森

ムック
The hero―石ノ森章太郎ヒーロー作品複製原画集
石ノ森章太郎キャラクター図鑑〈Volume002〉仮面ライダー+中期作品編―石森プロ公認読本
石ノ森章太郎変身ヒーロー写真集1971-1975
この"石ノ森"がすごい!
昭和石ノ森ヒーロー列伝―ヒーローたちの足跡を秘蔵写真でふり返る

評論
石ノ森章太郎 (コミック版 世界の伝記)シュガー佐藤
市川森一
【いちかわ-しんいち】
 脚本家・小説家。第二期ウルトラシリーズを支えた名脚本家。メインライターを務めた「ウルトラマンA」の後は軸足を大人向けTVドラマに移し、幅広く活動した。 甘崎
市川森一<amazon> 市川森一<楽天>
著作
TAJOMARUTAJOMARU(2009)
悪夢の花嫁
市川森一 古事記
市川森一センチメンタルドラマ集
市川森一ノスタルジックドラマ集
市川森一メメント・モリドラマ集
市川森一メランコリックドラマ集
ウルトラシリーズ・サブキャラ大事典
鏡は眠らない
楽劇ANZUCHI(あづち)―麗しき魔王の帝国
紙ヒコーキが飛ばせない
黄色い涙シナリオブック
傷だらけの天使 上(文庫) 下(文庫)
戯曲 ヴェリズモ・オペラをどうぞ!
戯曲 乳房
戯曲 リセット
楽劇ANZUCHI(あづち)―麗しき魔王の帝国
故郷;明日;家路
コムタチン コムタチン
子守唄よ、甦れ (別冊「環」)
婚約
淋しいのはお前だけじゃない
親戚たち
聖母モモ子の夢物語
太陽にほえろ!
ダウンタウン物語 後編
蝶々さん 上
バブル
万葉の娘たち
夢回路―魔法 怪獣 怪奇 ウルトラマン 青春 犯罪
夢帰行
夢暦 長崎奉行
夢暦 長崎奉行 春夏篇
夢の標本 (市川森一シングルカット・コレクション)

コミック
ながやす巧作品集
港町純情シネマ

評論
怪獣使いと少年ウルトラマンの作家たち 増補新装版切通 理作
市川春代 フルハシ・シゲル
【いちかわ-はるよ】
 セブンでは『北へ還れ!』でフルハシ隊員の母を演じたベテラン女優。戦前からのアイドルであり、40年余の女優生活にピリオドを打つ寸前の仕事がこれであった。ひし美ゆり子によれば「蝮さんのお母さんがこんな上品で可愛い人でいいの」と仲間うちの話題だったとのこと。日本有数のオペレッタ時代劇『鴛鴦歌合戦』のヒロインほか、千恵蔵、アラカン、阪妻などの相手役を熱演。素顔は引っ込み思案で大人しい彼女ながら、スクリーンに出ると場を明るくする天性の女優だったといわれる。04年11月18日逝去。91歳であった。 水那岐
井上敏樹
【いのうえ-としき】
 脚本家伊上勝の実子。特撮のみならずアニメからドラマまで幅広く活躍する東映の誇る脚本家。特撮においても数多くのシリーズを手がけるが、この人の特徴はコメディ的手法にこそある。平成仮面ライダーシリーズでコミカルな演出があったら大抵この人が脚本を書いてる(シリアスシリーズでは時折外すため、OPでこの名前を見た途端不安に陥れられることもあり。その意味では「超光戦士シャンゼリオン」は彼の最高の仕事とも言える。父伊上勝の跡を継ぐように平成仮面ライダーシリーズのメインライターを精力的にこなした。 甘崎
井上泰幸
【いのうえ-やすゆき】
 東宝の特撮映画美術監督。通り名は「たいこう」。円谷英二の手がけた特撮映画の全てのミニチュアセットに関わる。特殊撮影の師匠として、数多くの教え子が現在の日本の特撮を担っている。 甘崎
特撮映画美術監督 井上泰幸
伊福部昭
【いふくべ-あきら】
 作曲家。21歳にして『日本狂詩曲』でチェレブニン賞を受賞。東京音楽大学講師として芥川也寸志、黛敏郎らを育てる。映画音楽黄金期に『ゴジラ』『座頭市』など多くの映画音楽を手がける。国内外の民族音楽に造詣が深く、それを活かした音楽作品も数多い。東京音楽大学学長から、同・民族音楽研究所所長へ。安永航一郎『県立地球防衛軍』の伊福部あき子のモデル…ではないので筋肉に執着することはないと思う。 水那岐
上原正三
【うえはら-しょうぞう】
 数多くの特撮脚本を書いてきたヴェテラン脚本家。デビュー作は「ウルトラQ」の「宇宙指令M774」で、この脚本の出来が優れていたため、すぐに先輩ライター金城から円谷プロの社員になるように勧められたのだとか。以降も様々な特撮作品で活躍し、東映のメタルヒーローシリーズを成功に導いたのは彼の功績。 甘崎
著作
仮面ライダーJ
評論
怪獣使いと少年ウルトラマンの作家たち 増補新装版切通 理作
潮健児 星を喰った男―名脇役・潮健児が語る昭和映画史〔著作〕
【うしお-けんじ】
 潮健志とも。東映映画の名バイプレイヤーで、特に任侠ものの作品では大活躍。悪役からドジな味方まで様々な役をこなしていた。特撮にあっては「仮面ライダー」の地獄大使が有名だが、他にも「悪魔くん」のメフィスト、「変身忍者嵐」のイタチ小僧、「バトルフィーバーJ」のヘッダー司令官など。
 「忍者キャプター」とか「ここは惑星0番地」では珍しく味方を演じているが、今から思うに、この人が味方に付くと、出番が全部取られてしまって主役が目立てなくなってしまう。それだけ存在感がある人だった。1993'9'19逝去。享年68歳。 甘崎
内田有作
【うちだ-ゆうさく】
 映画監督内田吐夢の息子でプロデューサ。東映がストライキ騒動に揺れているその渦中、生田にスタジオを作り、そこで仮面ライダーを誕生させた。ライダーの生みの親の一人。 甘崎
大木淳
【おおき-じゅん】
 本名大木淳吉。円谷特撮班に所属し、数々の映画やテレビシリーズの特撮を担当するが、その代表作はウルトラセブン8話の「狙われた街」。ここでメトロン星人とセブンとの戦いで夕陽を多用し、後に「帰ってきたウルトラマン」32話の「落日の決闘」の特殊技術を担当したことから、夕陽を撮らせれば日本一と言われるようになる。
ちなみに『ダイゴロウ対ゴリアス』の特殊撮影も…
 あさりよしとお作『宇宙家族カールビンソン』の登場人物ジュンちゃんは氏がモデル。 甘崎
大月ウルフ
【おおつき-うるふ】
 特に外国人役として特撮界では昔から重宝した役者。ロシア系スウェーデン人の父とピアニストの日本人母の間に生まれたハーフ。ウルフは本名だがWolfではなく、「騎士」を意味するUlf。片言の日本語や英語を喋る役が多いが、実は英語を話すことが出来ないとか。 甘崎
大伴昌司
【おおとも-しょうじ】
 「怪獣博士」の異名を取る日本のSF界の重鎮。「ウルトラQ」の時代から企画に携わり、怪獣の詳細な設定を考察する。怪獣や宇宙人の前に分類名が付くアイディアも出した。ただし、「ウルトラセブン」のスペル星人の分類名を「被曝星人」としてしまった経緯もある。著作に「怪獣大図鑑」があるが、この本の刊行を巡って円谷一とぶつかり、出入り禁止とされてしまったというエピソードもあり。尚、最近よく揶揄されることも多い、70年代の少年誌に載った「未来の東京」図の原案もこの人。 甘崎
怪獣博士! 大伴昌司 ---「大図解」画報堀江あき子
大葉健二
【おおば-けんじ】
 「高橋健二」の名前でキカイダーの中に入ってアクション俳優としてデビュー。その後「バトルフィーバーJ」のバトルケニア「電子戦隊デンジマン」のデンジブルーを経て、「宇宙刑事ギャバン」の一条寺烈として主役を演じる。
尚、その後映画「伊賀野カバ丸」でジャスピオン役の黒崎輝との夢の競演(?)を果たしたりもしたが、しばらくして母親の容態が悪化したため、故郷の四国愛媛県に戻る。
ここで一旦役者業はあきらめ、四国でアクション俳優を育てる事に専念するが、現在もJAC名誉会員であり、客演という形で現在までいくつかの特撮番組や映画に出演してる。特に『キル・ビル Vol.1』で「なによ。昼メロ見てるのに」という台詞と共にサニー・チバと共に登場した瞬間にはマジのけぞった(笑) 甘崎
小栗康平
【おぐり-こうへい】
 映画監督。代表作は『眠る男』、『泥の河』。寡作ながら、大変質の高い作品を作る監督で、アカデミーやカンヌなどにもノミネート、いくつかは受賞もしてる。間違いなく日本を代表する監督の一人。かく言う筆者もファン。ただし、そのデビュー作はテレビシリーズの『流星人間ゾーン』だったりする。本人にとっては多分知られたくない過去だと思われる…ので、敢えてここで曝す。
確か随分前に「宇宙家族カールビンソン」で同じネタをやってたような… 甘崎

金子光伸
【かねこ-みつのぶ】
 子役として「悪魔くん」の悪魔くん役や、「ジャイアントロボ」の大作少年役として登場し、当時の人気子役だった。後に演劇会からは足を洗ったそうだが、40代で死亡したとか。ちょっと時代を感じてしまう。 甘崎
川内康範
【かわうち-こうはん】
 作詞家、監督、脚本家、小説家など、数多くの肩書きを持つ日本芸能界における非常に特異な立場にある伝説的な人物。「月光仮面」の源作を始めとして、数多くの特撮にも関わり、日本における特撮はこの人なしに語る事が出来ない。 甘崎
アメリカよ驕るな!!―月光仮面最後の警告!!
川北紘一
【かわきた-こういち】
 子供時代に『地球防衛軍』を観てから特撮を志したという、通称「特撮の鬼」。中野昭慶氏の元で助監督を務め、テレビでは『ウルトラマンA』、劇場用作品では『大空のサムライ』で「特殊技術」として一本立ちする。メカニック描写を得意とし、平成ゴジラシリーズにおいては怪獣同士の戦闘シーンに、派手な光線エフェクトを持ち込んだ。『宇宙家族カールビンソン』のコーちゃんのモデル。 荒馬大介
川北紘一特撮写真集
特撮魂 ~東宝特撮奮戦記~
河崎実
【かわさき-みのる】
 大学在学中から8ミリ映画で特撮作品を撮り続け、その中でも「地球防衛少女イコちゃん」「電エース」など、チープながらシリーズ化された作品をいくつか制作。現在も尚活躍中。特に近年、「いかレスラー」、「コアラ課長」、『日本以外全部沈没』など、劇場用作品も制作。又作詞家でもあり、1980年当時から支離滅裂な歌詞を作り続けた実績を持つ。特に近年「電波ソング」と呼ばれるジャンルの草分け的存在としてとみに知られるようになってきた。 甘崎
金城哲夫
【きんじょう-てつお】
 初期ウルトラマンシリーズを支えた脚本家。学生時代に円谷プロの雑用をしている内に円谷英二の抜擢により社員となる。特に「ウルトラQ」では脚本のみならず、社員のスケジュール調整から愚痴の聞き役まで果たしてきた、まさにウルトラの母のような役割だったのだとか。ただ唯一酒癖だけが悪かったとのことで、そのため自宅の2階から落ちてしまい、脳挫傷で死去。享年37歳。 甘崎
著作
ウルトラQ+ウルトラマン <ウルトラマンシリーズ 金城哲夫シナリオコレクション 1>(書籍)
評論
怪獣使いと少年ウルトラマンの作家たち 増補新装版切通 理作
久米攻
【くめ-おさむ】
 1944年生まれの特殊効果技師。徳に火薬の扱いは名人芸とされ、日本特撮の第一人者とも言われる。 甘崎
僕らを育てた特殊効果のすごい人 久米攻編(書籍)
小林昭二
【こばやし-あきじ】
 「ウルトラマン」のムラマツキャップ、「仮面ライダー」前期シリーズの“おやっさん”こと、立花藤兵衛など、初期テレビ特撮の名バイプレイヤー。そのためか、後年は自分の役をパロディにしたかのような役柄を演じることが多かった。ちなみに声優としても活躍されており、海外特撮の「謎の円盤UFO」のフリーマンの声もあてている。1996'8'27逝去。 甘崎
小林靖子
【こばやし-やすこ】
 近年めきめきと頭角を現してきた名物脚本家の一人。仮面ライダー電王をヒットに導いた本人。ただし、脚本家としてはかなりムラがあるのも特徴の一つ。 甘崎

佐々木守
【ささき-まもる】
 脚本家。非常に社会派的な脚本を描く事で知られ、特に実相寺昭雄監督との名コンビぶりを見せた。映画では大島渚監督の諸作品の脚本を描いたことでも知られる、非常に尖った作風が未だにファンを魅了する。 甘崎
怪獣使いと少年ウルトラマンの作家たち 増補新装版切通 理作
薩摩剣八郎 ゴジラ、ヘドラ、ガイガン
【さつま-けんぱちろう】
 俳優。特技は剣術で時代劇専門で活躍していたが、演技の研究と高額のギャラに惹かれて『ゴジラ対ヘドラ』でヘドラ役を演じ、好評だったためその後2年連続でガイガンを担当。84年、役者の都合から急遽ゴジラを演ずることとなり、これが縁で再び怪獣役者に。『vsビオランテ』から『vsデストロイア』に至る平成ゴジラシリーズの全ての作品でゴジラを担当した。また北朝鮮の怪獣映画『プルガサリ・伝説の大怪獣』でプルガサリを演じたことも有名。 荒馬大介
佐藤勝
【さとう-まさる】
 映画音楽家。黒澤映画で腕を奮った作曲家・早坂文雄の弟子にあたり、氏の急死後代打として『生きものの記録』を担当。日本映画音楽史を語る上では欠かせない人物であるが、同時に特撮怪獣映画でもその腕を存分に発揮している。『美女と液体人間』(1958)のホラー風味、『怪獣島の決戦 ゴジラの息子』(1967)におけるカマキラスのテーマの軽快さ、さらに『ゴジラVSメカゴジラ』(1993)ではビッグバンドジャズで迫力ある戦闘シーンを演出する等、緩急・重厚を使い分ける作曲術は聞き惚れてしまうほど。故人。 荒馬大介
澤井信一郎 宇宙刑事シャイダー
【さわい-しんいちろう】
 『Wの悲劇』『時雨の記』『めぞん一刻』などの監督・脚本を手がけた映画監督。どちらかと言えば叙情派。しかし何の因果か『宇宙刑事シャイダー』の初頭数本、中間数本の監督を手がけている。『不思議界』の回でシャイダーのおどろおどろしくもなまめかしい世界観が決定づけられたと言っていいだろう。特に神官ポーのキャラクターづけは視聴者の度肝を抜いた。中間の少女スターを描いた回では、フィルムに口紅でサインを書くなど、『Wの悲劇』のセルフパロディをやってのけている。 水那岐
実相寺昭雄
【じっそうじ-あきお】
 TBSテレビ演出部にてディレクターデビュー。その後社外出向監督として『ウルトラマン』『怪奇大作戦』等を演出後、退社して円谷時代の友人と「コダイ」を設立、『曼陀羅』『無常』などの観念的エロティシズム作品から、『帝都物語』などのエンターテイメントまで幅広い活躍を見せる。その特異なカメラアングルはTBS当時から定評があり、耽美的な作品やブラックユーモアを感じさせる作品などレパートリーは広く、模倣者も数多い。また、東京芸大教授も務めている。『宇宙家族カールビンソン』のジッソーくんのモデル。 水那岐
 TBSの演出家だったが、2年もの間完全に干されてしまった経験を持つ。真夏のシーンに雪を降らせたという突飛な演出が誰にも理解されなかったとも言われるが、実は美空ひばりのチャリティリサイタルの番組で、なんとひばりの“のどちんこ”を接写してそれをお茶の間にながしてしまった。というのが最大の原因だったらしい。
 特撮デビューは「ウルトラQ」の脚本家としてだった予定だったが(「バクたる」と「キリがない」というタイトルだけは分かっている)、監督の中川晴之助に言わせれば「訳が分からないから」という理由で没となっている。結局「ウルトラマン」の監督としてデビューとなった。
 桜井浩子に言わせると、監督は「インベーダー」だとか。 甘崎
実相寺昭雄(映画ページ)
島倉二千六
【しまくら-ふちむ】
 特撮映画専門の背景アーティスト。『日本誕生』以降の背景を担当してきた。現時点での最終作は『ガメラ2 レギオン襲来』。 甘崎
僕らを育てた背景のすごい人
嶋田久作
【しまだ-きゅうさく】
 『帝都物語』の加藤役として鮮烈なデビューを飾った人物だが、そのイメージがあまりにもはまりすぎて、以降どんな作品に出ても本人ではなく加藤のコスプレとしか見られない可哀想な人物。「ウルトラマンネオス」では隊長に扮するが、かつて破壊しようとした帝都を80年の時を経て今度は守ろうとしているなど、なかなかの策士(違うって)。 甘崎
島本須美
【しまもと-すみ】
 声優。1955年12月8日高知県出身。高校時代は演劇部に所属。その後、劇団青年座に入る。1979年に「タイムボカンシリーズ ゼンダマン」で声優デビュー。同年「ザ・ウルトラマン」の星川ムツミ隊員役で本格的に声優としての活動を開始する。さらに「ルパン三世・カリオストロの城」のクラリスでファンの絶大な支持を得る。翌年には「ウルトラマン80」第4話にスーパーの姉・広子役でゲスト出演し、ラストではウェディングドレス姿を披露している(当時24歳)。その後は「風の谷のナウシカ」「めぞん一刻」などアニメ・ナレーションを中心に活躍。 甘崎
千束北男
【せんぞく-きたお】
 「ウルトラマン」のメインライターの一人。実は飯島敏宏のペンネームで、当時北千束に住んでいたため適当に付けたペンネームだったらしい。 甘崎
曽我町子
【そが-まちこ】
 古くは初代「オバQ」の声優として有名な声優だが、東映特撮においてはヘドリアン女王(デンジマン、サンバルカン)、魔女バンドーラ(ジュウレンジャー)などの魔女役に欠かすことのできない女優。ユーモラスだが威厳ある演技は広い世代に人気を呼んだ。現在は東京都国立市でアクセサリーショップを開いているが、今までに演じた魔女たちの名をとったオリジナル香水を販売しているらしい。一度は嗅いでみたい!? 水那岐
 2005'5'7永眠。享年68歳。 甘崎

田崎潤 神宮寺大佐、園田艇長
【たざき-じゅん】
 俳優。東宝特撮・戦記作品では常に貫禄のある役を任されており、『妖星ゴラス』の園田艇長、『キングコング対ゴジラ』(東部方面総監)『サンダ対ガイラ』(豊田大隊長)『南海の大決闘』(赤イ竹基地司令官)等の軍隊幹部や、『怪獣大戦争』(桜井博士)『怪獣総進撃』(吉田博士)の科学者等が有名だが、とりわけ『海底軍艦』の神宮寺大佐は、轟天の勇志と共に人気の登場人物となっている。 荒馬大介
 ライダーシリーズでは「仮面ライダーX」の神啓太郎博士役も演じている。 甘崎
千葉治朗
【ちば-じろう】
 他に芸名として前田満穂、矢吹二郎。千葉真一の実弟。藤岡弘の怪我により、「仮面ライダー」の撮影が出来なくなり、2号ライダーとして当初抜擢されたのだが、結果的に2号ライダーは佐々木剛が演じることになり、その代わりとしてインターポール捜査官滝として登場。その後、「ロボット刑事」では新條刑事役(ちなみにお兄さん役で千葉真一も出てる)、「アクマイザー3」の島記者役、「快傑ズバット」最終2話に登場した国際秘密捜査官神竜伸介役など。現在は役者稼業から足を洗い、森で有林保護監視人として働いてるとのこと。これも漢の生き方だろう。
 ちなみに滝は現在村枝賢一氏による漫画「仮面ライダーspitits」で活躍中。 甘崎
円谷英二
【つぶらや-えいじ】
 通称“特撮の神様”。スタッフからは敬意を込めて“親父”と呼ばれていた。子供の頃から器用で、それを元にして特許を取ったりしている。映画界に入った理由は、たまたま酒を飲んで喧嘩した時、その仲裁に入った人が映画人で、それで映画界に入ったとのこと。日本初の合成技術スクリーン・プロセスを用いた人物。 甘崎
怪獣画報(監修)
円谷英二―生誕100年記念
円谷英二特撮人生のすべて
円谷英二特撮世界
円谷英二の映像世界
円谷英二の言葉―ゴジラとウルトラマンを作った男の173の金言
特撮の神様と呼ばれた男
円谷浩
【つぶらや-ひろし】
 円谷英二の孫にして、円谷一の息子。何故か円谷ではなく東映の「宇宙刑事シャイダー」で主役のシャイダーを演じた。その後、「ウルトラマンダイナ」では参謀役で久々に円谷作品に復帰している。 甘崎
円谷皐
【つぶらや-のぼる】
 円谷英二の次男。円谷プロ三代目社長であり、「ウルトラマン80」や「ウルトラマングレート」などをプロデュースする。「ウルトラQ」はそもそも彼の発案によるもの。 甘崎
円谷一
【つぶらや-はじめ】
 特撮の神様と言われる円谷英二の息子で、ウルトラQやウルトラマンは監督のみならず、プロデューサーから脚本、特技監督、劇中歌の作詞まで多岐に渡る活躍を見せ、この人無しではウルトラマンは出来なかったと言わしめる。東京一の名前で様々なジャンルの作品の作詞もしている。
 享年41歳。脳溢血で。あまりにも早すぎる死であったが、彼の血は今も尚脈々と受け継がれている。 甘崎
富永みーな
【とみなが−みーな】
 本名・(旧姓)富永美子。1966年4月3日広島県出身。71年に子役でデビュー。74年「ウルトラマンレオ」に梅田カオル役で参加(翌年1月降板)、77年には「あらいぐまラスカル」でアニメ声優として活動を開始する。その後は声優以外にも歌手、ナレーション、ラジオ出演、面白いところでは、ものまね番組出演と、活動範囲を広げる。
現在は「サザエさん」以外にも「開運!!なんでも鑑定団」のナレーションも担当している。
 クラタ

中江真司
【なかえ−しんじ】
 ナレーター。1935年4月20日東京都江東区出身。本名・佐藤良孝
昭和46年から始まった「仮面ライダーシリーズ」のナレーションで特撮ファンから支持を得る。88年にはフジテレビのバラエティー番組「とんねるずのみなさんのおかげです」では「仮面ノリダー」のナレーションを、晩年は「トリビアの泉」のナレーションを務めた。他にも「ウルトラセブン」でメトロン星人、アンノンの声を担当し、「ぱちんこウルトラセブン」のテレビCMでもメトロン星人の声を担当した。
2007年6月28日死去。享年72歳。 クラタ
中川信夫
【なかがわ-のぶお】
 映画ファンの間では新東宝で東海道四谷怪談(1959)『地獄』(1960)等の名作怪談映画の監督として知られている。にもかかわらずなぜこの場で紹介したかというと実は中川氏は円谷プロでもメガホンを取っており、『ウルトラマンレオ』第32話「さようならかぐや姫」同33話「レオ兄弟対宇宙悪霊星人」でその手腕を振るっているから。とりわけ33話は放送時期が11月だというのに、「夏の怪談特集」並の恐怖描写演出で描いている異色作。 荒馬大介
中島春雄 ゴジラ、バラゴン
【なかじま-はるお】
 俳優。東宝作品で端役として出演し、『七人の侍』(1954)では三船敏郎に斬られる野武士役。これが『ゴジラ』(1954)でゴジラ役に手塚勝巳共々大抜擢されたことで、怪獣役者としての道を歩み始める。動物園の檻の前で「変な人」と見られながらも数々の動物の動きを研究し、結論として足の裏を見せないことで人間臭さを消す“すり足歩行”を考案した。以降、怪獣役者としての道を歩み始め、昭和47年『ゴジラ対ガイガン』までゴジラを演じ、他にもラドン、バラン、バラゴン、ガイラ、また円谷プロ作品ではネロンガ等を演じている。 荒馬大介
中野昭慶
【なかの-てるよし】
 特撮監督。満州出身。『妖星ゴラス』でチーフ助監督としてデビューし、『クレージーの大爆発』で特殊技術監督の称号を得る。円谷英二が永眠し、有川貞昌が去った後の東宝特撮を一手に支え続けた。その演出の特徴として「爆発」があり、見せ場となる怪獣同士の戦闘シーンや、パニック映画での崩壊シーンではその腕を存分に発揮。『連合艦隊』では半端ではない量の火薬を用いたため「天をも焦がす昭慶爆発」とまで評された。それゆえ特撮ファンからのあだ名は「火薬のしょーちゃん」。また「恐竜には極彩色のものもいた」という学説を受けて、従来にないデザインの怪獣・ガイガンのアイデアを出した張本人でもある。余談だが、あさりよしとお作『宇宙家族カールビンソン』の登場人物・ショーちゃんは、氏がモデルとなっている。 荒馬大介
成田亨
【なりた-とおる】
 本業デザイナー、彫刻家。『ゴジラ』のミニチュア制作から特撮に関わり、円谷プロの契約社員として第一期「ウルトラマン」シリーズでメインデザイナーを務める。ウルトラマンのデザインはこの人から始まった。後にデザインを巡って円谷プロに対し訴訟を起こすが、和解。 甘崎
成田亨作品集
成田亨の特撮美術
韮沢靖
【にらさわ-やすし】
 造型師、キャラクターデザイナー、イラストレーター。特撮では主に仮面ライダーシリーズの敵デザインおよび造形を担当する。2016年2月2日、腎不全により急逝。 甘崎
BLOOD of NIRA's CREATURE 韮沢靖追悼画集

原田昌樹
【はらだ-まさき】
 監督。「宇宙鉄人キョーダイン」から映像の仕事に携わるようになった。バイオレンス色の強い映画の監督もしているが、平成ウルトラマンシリーズでの演出に冴えを見せた。怪獣を殺さない作風好み、愛嬌のある怪獣や宇宙人をメインとした話を得意とする。他に「魔弾戦記リュウケンドー」では最多演出。 甘崎
少年宇宙人 ~平成ウルトラマン監督・原田昌樹と映像の職人たち~
破李拳竜 ゴジラジュニア、キングギドラ、バトラ
【はりけん-りゅう】
 漫画家かつ着ぐるみ俳優。「撃殺!宇宙拳」などの漫画を描きつつ、アマチュア映画で着ぐるみ俳優を演じ、一時期のコミケではそのアクションショーが名物になっていた。永年のラブコールが通じ東宝怪獣を演じることになり、薩摩剣八郎氏のゴジラにからむ脇役怪獣をこなした。 水那岐
坂野義光
【ばんの-よしみつ】
 映画監督。特撮映画として監督したのは『ゴジラ対ヘドラ』の一作だけだが、「ゴジラを飛ばした男」として有名となる。 甘崎
著作
ゴジラを飛ばした男 85歳の映像クリエイター 坂野義光(書籍)
樋口真嗣 平成ガメラ、庵野秀明、DAICONFILM
【ひぐち-しんじ】
 学生時代、『さよならジュピター』及び『ゴジラ』で特撮スタッフとしてアルバイト経験を持つ。その腕が買われ、DAICONFILM製作『八岐之大蛇の逆襲』に特殊技術として参加。自主映画ながらも精巧なミニチュアを駆使しており、樋口演出の原点的作品となった。その後庵野秀明との縁からGAINAXに移籍、主にアニメ作品の演出・脚本でその腕を奮いつつ、実写特撮作品にも関与。そして95年の『ガメラ 大怪獣空中決戦』から始まった平成ガメラ3部作では、限られた予算(それでもオーバーしたそうだが)ながらも、日本特撮界に衝撃を与えるほどの一品に仕上げている。『宇宙家族カールビンソン』の後半に数話のみ登場したシンちゃんのモデル。 荒馬大介
 特撮において脚本、監督、特技監督をこなす大変才能豊かな人物だが、GAINAX製作の『ふしぎの海のナディア』『新世紀エヴァンゲリオン』などにも脚本や演出として参加している。ちなみに『新世紀エヴァンゲリオン』の主人公碇シンジの名前はこの人から取られたとか。 甘崎
ひし美ゆり子
【ひしみ-ゆりこ】
 ウルトラセブンウルトラ警備隊の一員として登場したが、主人公モロボシダンの恋人という設定になり、特撮ファンの中では大ブレイクした。特撮作品に出ることは多くないが、今でもファンは多い。SNSなどで気さくに交流することも知られ、新しいファンも多く現れている。 甘崎
ひし美ゆり子写真集 All of Anne : plus(オール・オブ・アンヌ:プラス)
ひし美ゆり子写真集 YURIKO 1967-73 Evergreen
平山亨
【ひらやま-とおる】
 東映の誇る名物プロデューサーで、初期の東映特撮シリーズの大部分の企画を立ち上げた。東映争議の際、別スタジオをしつらえて「仮面ライダー」の企画を強引に押し込んだという伝説的な人物。 甘崎
泣き虫プロデューサーの遺言状~TVヒーローと歩んだ50年~平山亨
藤岡弘、
【ふじおか-ひろし】
 『仮面ライダー』主役本郷猛を演じ、一躍有名になる。撮影中に怪我を負って途中降板の憂き目を見るが、見事に復帰。その後、役者としての研鑽を積み、ハリウッドでも活躍している。現在は故川口浩の跡を継ぎ、「探検シリーズ」を絶賛撮影中。紛争地域や災害地域にも積極的に出かけボランティアとしても活動しているという。ファンとして何より嬉しいのは、この人は自分がヒーローであったことを誇りに思っていることだろう。 甘崎
藤岡イズム。藤岡弘、
冬木透 ワンダバダ
【ふゆき-とおる】
 作曲家。TBSに効果スタッフとして入社後、劇判音楽家として携わるようになる。特撮関係では『ウルトラセブン』から始まり、特に有名なのが『帰ってきたウルトラマン』の“MATのテーマ”で採用した、「ワンダバダバ……」の通称・ワンダバコーラス。その後も『ミラーマン』『A』『ファイヤーマン』『ダイゴロウ対ゴリアス』『レオ』『80』、近年では『コスモス』等の作品群でその腕を存分に奮っている。 荒馬大介
古谷敏
【ふるや-さとし】
 「ウルトラマン」全39話のスーツアクターを一貫して演じた俳優。元々は普通の俳優だったが、「ウルトラQ」でたまたま雇われ仕事したケムール人がはまり役だったため、スーツアクターとして抜擢された。本人の意向を汲み、「ウルトラセブン」ではアマギ隊員として顔見せ演技をしている。役者を退いた後は、怪獣アトラクションショーの主催会社「ビンプロモーション」を設立した。 甘崎
ウルトラマンになった男古谷敏

水木一郎
【みずき-いちろう】
 「アニキ」の愛称で知られるアニソン歌手。おそらく世界で最も有名な日本人歌手。特撮ソングも多数歌っているが、「超人バロム・1」の海野、「時空戦士スピルバン」のドクトル・ベン、「ボイスラッガー」のボイスラッガー・ゴールドなど、出演作も結構ある。 甘崎
宮内洋
【みやうち-ひろし】
 東映特撮においての知名度は藤岡弘と双璧をなす。ただし、藤岡弘が本郷猛だけだったのに対し、宮内は風見志郎(V3)、新命明(アオレンジャー)、早川健(ズバット)、番場壮吉(ジャッカー電撃隊)など、出演作は多岐にわたる。
その存在感においてこれほど「格好良さ」を追求したキャラクターはいないだろう。 甘崎
村瀬継蔵
【むらせ-けいぞう】
 造形物製作者。東宝に入社後、『大怪獣バラン』や『マタンゴ』の着ぐるみなどを担当。五社協定を乗り越えて大映で『ガメラ』の造形を行ったり、海外での活動も顕著で、韓国初の怪獣映画『大怪獣ヨンガリ』や香港映画『北京原人の逆襲』など多岐に渡る。 甘崎
怪獣秘蔵写真集 造形師村瀬継蔵

八木功
【やぎ-つとむ】
 造形家。八木一族は造形と縁が深く、祖父の勘寿はゴジラの造形を、父の正夫はガメラの造形家で、自身は仮面ライダーのスーツや造形を一手に引き受けるという活躍ぶりを見せる。元はカメラマンだったため、時折撮影にも参加している。 甘崎
矢島信男
【やじま-のぶお】
 松竹在籍中に円谷英二から師事を受け、後に東映内で「鞄チ撮研究所」を設立。TVや映画等、東映が関与した特撮作品を長年支え続けた功労者。60年代は東映で『悪魔くん』『ジャイアントロボ』、70年代に入ってからは円谷プロで『タロウ』『レオ』『ジャンボーグA』等を担当。78年には『宇宙からのメッセージ』の特撮が高く評価され、日本特撮マンの中で唯一オスカーにノミネートされた人物でもある。80年代は東映に戻り、『スーパー戦隊シリーズ』『宇宙刑事シリーズ』等でその腕を奮っている。あさりよしとお作『宇宙家族カールビンソン』のヤッくんのモデル。 荒馬大介
著作
東映特撮物語矢島信男伝
安丸信行
【やすまる-のぶゆき】
 東宝出身の特殊技術専門の造型家。彫刻家。造形家として数多くの東宝怪獣を手がける。 甘崎
僕らを育てた造型のすごい人 安丸信行編
八手三郎
【やって-さぶろう】
 主に戦隊ものを中心に様々な番組に名前のみ登場する謎の人物で、現在も活躍中。特撮、アニメにおいて実に多くの原作や作詞をしている謎の人物で、実はこれ、東映のスタッフの共同ペンネーム。
 元々は東映プロデューサーの平山亨氏のペンネームだったが、後に東映株式会社テレビ事業部の共同ペンネームになり、現在も活躍中。語源は平山亨氏が電話で締め切りを催促された時、「やって候(さぶろう)」と言ったことからだとか。多くの特撮の原作を手がける石ノ森章太郎氏も何作かこのペンネームで参加しているらしい。 甘崎
山田二郎
【やまだ-じろう】
 放送当時のTBSアナウンサー。毎回、セブン対怪獣、あるいは、怪獣対怪獣の実況をした。 甘崎
山田稔
【やまだ-みのる】
 東映特撮界にあっては初期から活躍していた名物監督。凝ったミニチュアを爆破させる演出を多用することから、“爆発魔”の異名を取る。特撮では「超獣戦隊ライブマン」が最後の監督作となった。 甘崎

名称
【】
  甘崎