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29 |
映画 |
壮烈第七騎兵隊(1941) |
志を持ち、故郷オハイオから陸軍士官学校に入学したジョージ・カスター(フリン)。天性の戦略家で、馬術や剣術の腕も立つが、座学と規則が嫌いで、いつも逃げ回ったお陰で成績はいつも底辺状態。放校になりかけたところ、南北戦争が勃発。無理矢理卒業をもぎ取り、勇み戦場へと向かうのだが…
南北戦争で北軍を率いたカスター将軍の伝記映画。
本作を観ると、アメリカ人が好む“格好良さ”というのが見えてくる気がする。
アメリカ人は基本的に自らが田舎者であると思っているため、洗練とか学業優秀とかというのが嫌いで、喧嘩っ早く型破りな人間を好むようだ。本作もカスターの実像はともかく、とてもアメリカ人好みの無茶な人物として描かれ、まさしくヒーローとして描かれている。
そんなカスターという人物は、戦争になれば輝くのだが、一旦戦争が終わってしまったらどうなるのか。
本作の面白さは、南北戦争が終わってからが本当の物語になるということだろう。
戦争でのヒーローであった人物は、平時になると何もすることがなくなる。ただ酒を飲んで寝てる以外にすることがなく、周囲の人間を巻き込んで破滅に向かうしかなくなる。
そう言う人間にとっては、常に戦う場所が与えられないと存在価値がなくなってしまうものだ。アメリカ人好みのヒーローとはそんな存在である事をよく示した作品と言えよう。
現在ヒーロー映画が随分増えてきたが、彼らは常に敵が存在するから輝いている。もし、敵がいなくなったらどうなってしまうのかが暗示されているかのようで、とても興味深い。 |
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33話 |
人間を子どもにしてしまう能力を持つエンビィ・チルダーと戦うルパンレンジャーだが、油断の隙を突かれ三人とも子どもにされてしまった。しかも初美花のVSチェンジャーが警察の手に渡ってしまう。VSチェンジャーを取り戻すため、子どもの姿のまま迷子のふりをしてつかさと咲也に近づくのだが…
敵はエンビィ・チルダー。人を子どもにする能力を持つギャングラー怪人。ルパンレンジャーを子どもに変えてしまった。ルパンコレクションは嵐を呼ぶ人(Le porte-tempête)。
ルパンレンジャー側が三人とも子どもになってしまうという話で、可愛いものが好きなつかさをまんまと騙してしまう。
一方、前回の戦いでノエルが何らかの目的を持って快盗をしていることを知った圭一郎はノエルを問い詰めるがはぐらかされてしまった。実際ノエルが何を目的にしているのかは現時点でも謎。
<木暮が魁利とつかさに化けているのだが、体型まで違ってる。つかさに化けた時は何故かヘアピースを外さずにいたようだが、まんざらでもなかったのかな?。> |
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27 |
読書 |
YASHA4
凜が作り出したウィルスは日本中に蔓延し、特に体力の無い者たちを中心に次々に命を奪っていった。そのウィルスが自分の遺伝子の構造に似ていることを知った静は、自分の血を元にワクチンの開発を始めるのだが…
前回のラストでウィルスの蔓延が暗示されたが、その結果から始まる。未曾有のバイオテロが始まることになるのだが、なんせ見えないウィルスが相手だけに、展開は静かすぎる。それが又リアリティなのかも知れない。
それより本巻で、突然シン・スウ・リンが登場したのにびっくりした。「BANANAFISH」の時から大分年齢が上がってるようで、本作が数年後の世界だと分かる。 |
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12話 |
再び現れたホロボロスは突如二本脚形態となり、三人のウルトラマンに襲いかかる。迎撃しようとしたオーブダークだが、ホロボロスは主人であるはずのオーブダークにも容赦せずに攻撃を加える。
敵はホロボロス。二本脚形態となって、ますます力を増した。
新たにルーブジャイロを持つキャラが登場し、これまでのどことなくほのぼのした物語から一気にハードなものへと変化しつつある感じ。
そしてルーブの二人の正体が妹のアサヒにばれてしまった。ばれたと言っても、アサヒは普通に二人を迎えていた。その際、オーブリングNEOが手元に飛んできて、それを受け止めた際、リングが光っている。ウルトラマンの妹だけあってリングは力を発揮し、ウルトラマンR/Bにオーブの必殺技が使えるようになった。
一方、オーブリングNEOを失った愛染マコトだが、ルーブジャイロを手にした女性が会いに来ている。話は風雲急を告げる感じ。果たしてこれからどんな展開が待つやら。
<カツミとイサミの病室は六人部屋で他に誰もいない。別に良いんだが、これだけ破壊活動行われてる町の中なのに、随分患者がいないもんだな。> |
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ウルトラマンレオ Blu-ray BOX |
BR |
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26 |
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4話 |
ソウゴとゲイツに対して突然襲いかかった仮面ライダーエグゼイド。だがアナザーエグゼイドの復活と共にエグゼイドの宝城永夢は二人とエグゼイドに対する記憶を失ってしまう。エグゼイドのいた2016年に戻り、解決策を探そうとする。
敵はアナザーエグゼイド。
エグゼイド編の後編。2016年に戻って解決策を探るのだが、前回のビルド編とは異なり、2016年に戻ってもアナザーエグゼイドは倒せなかった。単純にアナザーを倒すのでは無く、何故対象者がアナザーライダーになるのかを探り、その解決策を見つけた上で倒さねば消えないらしい。
アナザーライダーが誕生すると、基本的にその時代の仮面ライダーは力を失う。そしてアナザーライダーにはそれに対応する力を用いることで倒せる。つまりアナザーエグゼイドに対してはエグゼイドアーマーで戦う必要があることが分かる。まだまだ謎だらけではあるが、小出しに少しずつ設定が明らかになっていく。
ラストでほぼソウゴは開き直ってしまい、自分は王を目指すから、間違っていたら質せとゲイツとツクヨミに丸投げ。いや、この大雑把こそが王たる証なのかも知れない。 |
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24 |
読書 |
Re:ゼロから始める異世界生活5
女王候補宣誓式に乱入してしまい、呆れられたエミリアはナツキ・スバルに冷たい言葉を残してロズワール邸に帰ってしまった。生命力の回復のためにレムと二人でクルシュ邸に留まらざるを得ないスバルは完全にクサっていたが、そんな時、レムが姉のラムに危険が迫っていることを察知して…
再び死に戻りのループに巻き込まれるスバル。相変わらず考え方がぶっ飛んでいて共感出来ず、読むのが苦労するが、後半ショックで心を閉ざして何も考えないようにした途端、読みやすくなったところが面白い。 |
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23話 |
ダイヤモンドの女王なる怪盗に狙われたゴッタム・シティの宝石店は警察の助けを借り、厳重な警戒態勢を取っていた。ところが警察署のオハラ署長がそのダイヤモンドの女王を案内し、宝石店から堂々と宝石を奪う。だがダイヤモンドの女王は世界最大の人造ダイヤであるバットダイヤを狙っていた。
ダイヤモンドの女王出現編。演じるのはオリジナル版の「アダムス・ファミリー」モーティシア・アダムス役のキャロリン・ジョーンズ。
射られた男を虜にする恋の矢を使うヴィランの登場。なんとバットマンまでその魅力に負けてしまい、全てを捧げようとする。最終的に魅惑に打ち勝つが、確かバットマンは常に毒に対する薬を服用していたそうだから、薬に打ち勝ったのもそのためだろう。
だがロビンはあっけなくその魅力に負けてしまった。このストーリーって『バットマン&ロビン』と似てる。あの時はポイズン・アイビーだったが。
それでロビンを救うためにダイヤモンドの女王の要求を呑み、なんと結婚式を挙げてしまうバットマン。かなり人を食った物語だ。これまでの物語の中でも最も厄介な罠にかかってしまった。
<バットマンが教会で結婚するのだが、格好はバットマンのまま。こんなので良いのか?> |
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22 |
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32話 |
ゴーシュによって作られた5つの金庫を持つ実験体はパトカイザーを粉砕し、更にルパンレンジャーに対しても圧倒的な力を見せつけて退けてしまった。実験体の金庫を開けるためには5人の協力が必要となった。ノエルは圭一郎に手助けを求めるのだが、圭一郎は絶対に協力しないと言う。そこでノエルは圭一郎に決闘を申し込む。
敵は実験体。体に付けられた5つの金庫は同時に開けないとならないが、ルパンレンジャーは四人しかいないので、もう一人パトレン1号が協力することでルパンコレクションを解放する。ルパンコレクションは、悪い奴ら(Les
voyous)、あなたを起こす(L'Appel de réveil)、十字路(Le croisement)、私を呼んで(Appelle-moi)、燃えるような恋(Ton
amour brûlant)の五つ。
ルパンレンジャーとパトレンジャーの協力体制が出来た話。ルパンレンジャー側はルパンコレクションが取れるならそれでも良いと言うが、圭一郎はこれまでルパンレンジャーによる被害拡大を理由に絶対協力を拒む。
今回は完全に圭一郎が中心回。圭一郎の融通の利かなさが遺憾なく発揮された回になった。ノエルと決闘して負けたら協力することになったが、ノエルの説得の言葉にルパンレンジャーの言葉が重なり、敢えてノエルに隙を見せて敗北したのだが、ここまでやらないと納得出来ないのが圭一郎っぽさになってる。 |
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2001年宇宙の旅 日本語吹替音声追加収録版 4K ULTRA HD&HDデジタル・リマスター ブルーレイ
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<A> |
<楽> |
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20 |
映画 |
史上最高(最悪)の悪役 |
第1位 |
オズの魔法使 |
西の邪悪な魔女(マーガレット・ハミルトン) |
第2位 |
スター・ウォーズ |
ダース・ベイダー |
第3位 |
羊たちの沈黙 |
ハンニバル・レクター(アンソニー・ホプキンス) |
第4位 |
ダークナイト |
ジョーカー(ヒース・レジャー) |
第5位 |
時計じかけのオレンジ |
アレックス・デラージ(マルコム・マクダウェル) |
第6位 |
ザ・シンプソンズ |
バーンズ社長 |
第7位 |
氷の微笑 |
キャサリン・トラメル(シャロン・ストーン) |
第8位 |
ハリー・ポッターと炎のゴブレット |
ヴォルデモート(レイフ・ファインズ) |
第9位 |
魔人ドラキュラ |
ドラキュラ(ベラ・ルゴシ) |
第10位 |
カッコーの巣の上で |
ラチェッド婦長(ルイーズ・フレッチャー) |
第11位 |
ダラス |
J・R・ユーイング(ラリー・ハグマン) |
第12位 |
サイコ |
ノーマン・ベイツ(アンソニー・パーキンス) |
第13位 |
ブルーベルベット |
フランク・ブース(デニス・ホッパー) |
第14位 |
ミザリー |
アニー・ウィルクス(キャシー・ベイツ) |
第15位 |
白雪姫 |
女王 |
第16位 |
ダイ・ハード |
ハンス・グルーバー(アラン・リックマン) |
第17位 |
ハロウィン |
マイケル・マイヤーズ |
第18位 |
ウォール街 |
ゴードン・ゲッコー(マイケル・ダグラス) |
第19位 |
危険な情事 |
アレックス・フォレスト(グレン・クローズ |
第20位 |
シャイニング |
ジャック・トランス(ジャック・ニコルソン) |
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読書 |
はじめの一歩121
ゲバラとの試合に敗北を喫した一歩。診断の結果、極めてパンチドランカーに近いと言われてしまい、一歩はリングを降りる決意を固める。
はっきり引退とは言ってないものの、リングを降りることになった一歩。なんかトレーナーになるとか言って迷走してる感じがある。タメの時期なのかも知れないけど、少々読んでて苛つく。 |
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19 |
読書 |
花物語 化物語9
以上続きの一年が過ぎ、直江津高校三年生となった神原駿河はおかしな噂を耳にする。なんでも願いを叶えてくれる「悪魔様」がこの町に来たというのだ。阿良々木暦の真似事のようなことがしたくなり、その「悪魔様」に会ってみようと考えた駿河だが…
突然時が過ぎ、一年後の話。いつか消えるはずの神原駿河の猿の手が消えるところまで。これまで何を考えているのか今ひとつ分からなかった駿河の一人称で物語が展開するため、その思考がよく分かったが、結局考えが分からなかったんじゃなくて、たいして何も考えてなかったというのがオチだった。いや、面白いんだけど。 |
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3話 |
ゲイツとツクヨミによって四六時中監視されることになるソウゴ。どこか監視のない場所に行こうとして体育館倉庫に行くと、授業をサボってゲームに興じる小和田という学生に出会う。そしてそのゲーム機から突如怪物が出現するのだが…
敵はアナザーエグゼイド。仮面ライダーエグゼイドを模した怪人。
今度は仮面ライダーエグゼイド編の開始。宝城永夢と鏡飛彩が登場。今回は飛彩の方だけだが、行方不明になった永夢の調査をソウゴ達に依頼している。そこで残されたヒントからゲームの世界の中に入るのだが、そこで仮面ライダーエグゼイドに襲われることになる。
未来から来たゲイツとツクヨミに監視されっぱなしのソウゴ。同居生活も大変なようだが、その監視の姿というのが単純にじっと見てるだけなので、古いテレビ番組を見てるようだ。未来から来ているのだから、もっと効率の良い監視方法ないのか?
仮面ライダーゲイツは前回ゴーストの力を使っていたが、ドライブの力も使えるらしい。
<一々ソウゴに何か言わないと気が済まないゲイツ。なんだろうこのツンデレ体質。
ツッコミという訳では無いが、エグゼイド編だとやっぱり社長が出てこないと物足りない。> |
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18 |
映画 |
長い映画 |
第1位 |
Resan (The Journey)(1987) |
873min |
第2位 |
Out 1 (Noli me tangere)(1971) |
773min |
第3位 |
How Yukong Moved the Mountains(1977) |
763min |
第4位 |
Evolution of a Filipino Family(2004) |
647min |
第5位 |
ショアー |
613min |
第6位 |
鉄西区 |
551min |
第7位 |
Death in the Land of Encantos(2007) |
540min |
第8位 |
Heremias(2006) |
540min |
第9位 |
Taiga(1992) |
501min |
第10位 |
A Lullaby to the Sorrowful Mystery(2006) |
485min |
第11位 |
The Photo-Drama of Creation(1914) |
480min |
第12位 |
El protegido de Satán(1917) |
480min |
The 12 longest movies you'll never be able to watch |
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11話 |
湊兄弟からオーブリングNEOを奪い返した愛染マコトはその場でウルトラマンオーブダークに変身し、ホロボロスをたたきのめす。
敵はホロボロス。ウルトラマンオーブダークによって粉砕されるが、謎の女性の力で復活し、四本脚から二本脚歩行へと変化する。そしてベゼルブ。愛染社長が呼び出した昆虫型怪獣。そしてウルトラマンオーブダーク。
あっけなくオーブリングを奪われてしまい、更に圧倒的な力で町を守るオーブダークに対し、やはり落ち込んでしまう湊兄弟。
再びウルトラマンとなった愛染社長の天下か?と思われた途端に新しい敵が現れた。どうやら同じ展開にはならないで済みそうだ。
あと二人のウルトラマンが手を合わせる姿を見たアサヒがどうやらその正体に気づいたらしい。
<自ら破壊をしておいて、そこでの土木建築などを請け負ってしまうアイゼンテック…どっかで見たことがあるぞ。木曽屋とか…
ウルトラマンオーブダークにコブラツイストをかけるブル。なんでこんな古い技を知ってるんだ?> |
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16 |
読書 |
少女終末紀行1
文明が崩壊した世界で、あてどない旅を続けるチトとユーリの二人の少女。食べ物を探したり、時に他の人と出会ったりしつつ、二人の旅は続いていく。
時に喧嘩をしたりもするが、チトのリードでユーリがそれに文句を言いながらも従うという人間関係で構成される人間関係。終末を過ぎ、あとは残った人間が死滅して終わるだけの世界の中、特に何か起こる訳ではない日常生活に特化した話というのが新鮮。 |
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22話 |
人間複製機にかけられてしまったバットマンはバットベルトのお陰で助かり、ロビンと共にバット洞窟へと戻っていった。ジョーカーの目的はゴッタム・シティの人間に催眠薬を飲ませ、意のままに操る事だと見破るが…
ジョーカー編後編。幻覚を操るジョーカーの野望を打ち砕くまで。
普段はバットマンとロビンは同じ罠にかけられるのだが、今回は違う拷問機にかけられたために助かるのだが、ロビンは既に蝋人形状態に。ロビンは結構可哀想。
アルフレッドの従弟が登場。顔がそっくりというか、同一人物?その従弟に化けてまんまとジョーカーを出し抜いてる。今回はアルフレッド大活躍だ。ただ最後にドジ踏むのもお約束。
<蝋人形状態のロビンは随分軽そうだ。バットマンは小脇に抱えて運んでいた。
前回登場したジョーカー・ボックス。前回は催眠術の前振りだけの意味合いだったが、今回はなんと時を止めている。こんなのがあったら悪さし放題だが、そもそも物理的に無理なアイテムだ。結論では全ては「幻覚」で片付けてるけど、フィルムの逆回しとか車の逆行とか、大惨事おきてないとおかしくないか?
バットマンカーから他の車にガソリンを補給してるシーンがある。バットマンカーは原子力で動いていたはずだが?あるいは併用なのかな?> |
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15 |
映画 |
スーパージャイアンツ 宇宙怪人出現(1958) |
警視庁の岡本刑事が挙動不審な男を捕らえた。彼は黒川博士の助手川田を名乗り、宇宙人の臓器が入ったアタッシュケースを何者かに盗まれたという。一度は調べたものの、黒川博士によって川田は神経衰弱気味だと聞かされ、捜査は打ち切りに。しかしそのことを超能力で聞いていた者がいた…
スーパージャイアンツシリーズ7作目にして、初めて石井輝男の手から離れた作品となった。
作品そのものとしては東映の変身人間シリーズをこども向けにリファインしたような物語で、結構不気味な雰囲気があり。これを30分に圧縮すれば「仮面ライダー」の初期エピソードに使えそうなくらい。
そのため大変軽快な物語が展開するのだが、ここに登場するスーパージャイアンツは宇宙人として人間を観察対象とする立場ではなく、純粋に人間に対する善意でだけ戦っているように見えるで、本来の物語から大分離れてしまった感がある。宇宙人の細胞が宇宙全体に及ぼす影響を考える一言があれば大分雰囲気は変わったかも知れないが、そこまで考える余裕はなかったのかも知れない。
強いて言うなら、テロリストが狙うのが一般市民ではなく政治家であると言う点が安保闘争前の時代を反映しているとも言えるかもしれない。 |
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読書 |
鏨地獄
江戸一番の仏師と呼ばれる小瀬川桂堂は、ある夜、美しい娘がさらわれる瞬間を目撃してしまう。彼女が連れ込まれたのが幽霊屋敷として名高い来栖屋敷だと分かり、彼女を救うために弟の佃珊之助と共に屋敷を探ることにするのだが…
江戸時代を舞台にした半分怪談のような物語。ガストン・ルルーっぽさがある。ただちょっとまとまりに欠き、オチもなんかもやっとした感じ。 |
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S.H.フィギュアーツ 仮面ライダー龍騎 -20 Kamen Rider Kicks Ver. |
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13 |
映画 |
3D映画 |
第1位 |
ゼロ・グラビティ |
第2位 |
アバター |
第3位 |
トイ・ストーリー3 |
第4位 |
ライフ・オブ・パイ |
第5位 |
ヒューゴの不思議な冒険 |
第6位 |
レゴ・ムービー |
第7位 |
プロメテウス |
第8位 |
ジャッジ・ドレッド(2012) |
第9位 |
キス・ミー・ケイト |
第10位 |
ジェームズ・キャメロンの タイタニックの秘密 |
第11位 |
ヒックとドラゴン |
第12位 |
ピラニア3D |
第13位 |
ブラッディ・バレンタイン 3D |
第14位 |
タイタニック |
第15位 |
カール爺さんの空飛ぶ家 |
第16位 |
タンタンの冒険 |
第17位 |
肉の蝋人形 |
第18位 |
ナイトメア・ビフォア・クリスマス |
第19位 |
コララインと魔法のボタン |
第20位 |
骸骨面 |
第21位 |
ファイナル・デッドブリッジ |
第22位 |
トロン:レガシー |
第23位 |
センター・オブ・ジ・アース |
第24位 |
十三日の金曜日 Part3 |
第25位 |
モンスターVSエイリアン |
The 25 best 3D movies with hidden depths |
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31話 |
ポーダマンに追われる怪人ヨシー・ウラザーが国際警察に自首してきた。取調中にヨシーは情報を流すかわりに罪を見逃せと、司法取引を持ちかけてくるのだが…
敵はヨシー・ウラザー。もともと極悪非道な性格をしていたギャングラー怪人で、元々金庫を二つ持っていたが、一つをゴーシュに奪われてしまい、ルパンコレクションの力によって性格が反転して全員になってしまった。巨大化はしない。そしてゴーシュが作った実験体。これまで倒された怪人のパーツを集め、複数の金庫を装着した寄せ集めの怪人で、ルパンコレクションの能力を抑える力を持つ。ルパンコレクションはひっくり返す(À
l'envers)と楽しくいこうぜ(Prends-le dessus)。
つかさを中心にして、善良なる怪人が保護を求めるという話で、これも東映特撮では結構よくあるパターンの話。大概は嘘をついているのが分かって粉砕されるが、本作でもそれは踏襲されており、つかさが騙されてしまうことになる。ちょっと切ない。
メインの話がパトレンジャーを中心に展開するが、もう一つギャングラー側が更にパワーアップ。29話で登場した改造ポーダマンの強化型として、複数の金庫を取り付けた実験体が登場。
<ヒルトップ長官がロボットっぽいコスプレをしているが、ジムによれば「デトロイトから来た」そうだ。これはつまり『ロボコップ』の事。> |
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12 |
読書 |
へうげもの2
このままでは織田家だけが力を持つことになることを危惧した明智光秀により、本能寺の変が起こった。だがそこで信長の前に現れたのは、なんと毛利と戦っているはずの秀吉だった…
素直に武将として上に上がりたいと願う織部だが、自分の思いなど本物の野心を持つ人間の前には何の意味も持たないことを痛感させられるという話になった。野心もある数奇者という立場では越えられない壁があり、中途半端な存在となっていくのだが、逆にその中途半端っぷりが魅力になってるのが面白い。 |
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10話 |
綾香市には相変わらず怪獣が襲いかかってきて、二人のウルトラマンはその度ごとに怪獣を撃退し続けていた。疲れてしまった二人の姿を見た父のウシオは終末に家族全員でのピクニックを提案する。
敵はゴメス。最初に現れた怪獣で、ブルのグランドフォームのお披露目のため。そしてホロボロス。豪烈暴獣。愛染マコトが呼び出した新しい怪獣で、白いたてがみを持ったライオンのような姿が特徴。
タイトル通り湊家の休日を描く話。母親がいないこともあってか、父のウシオは度々こういう家族でのイベントを行っているらしい。そのために特注のTシャツまで作る凝りよう。ところがその前に又しても愛染マコトが現れ…という話。
アイゼンテックから社員として働かないか?という提案を受けるカツミとイサミ。相手が大金持ちだとそういう搦め手で懐柔されることもあり得る訳だな。これまでの作品にはなかった描写が面白い。
たたみかけるように連続で怪獣が現れるため、流石のウルトラマンも体力不足で敗北。結果として折角前回奪ったオーブリングを再び奪い返されてしまった。
<愛染社長と喋ってた二人はいきなりルーブジャイロを取り出しているが、一体あんな大きいのをどこに持ってたんだ?…そんなことを言ってたら平成ライダーシリーズは語れないが。
前回あれだけ啖呵を切ってウルトラマンオーブダークの力を奪ったのに、あっさり奪い返されてしまう。情けないヒーローだ。> |
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S.H.フィギュアーツ ウルトラマンR/B(ルーブ) ウルトラマンロッソ ウインド |
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10 |
映画 |
タクシー運転手 ~約束は海を越えて~(2017) |
1980年5月。ソウルのタクシー運転手キム・マンソプ(ソン・ガンホ)は、外国人記者が現在学生デモの激化で封鎖されている光州に行きたがっていることを聞き込み、大金を報酬にタクシーを出すことを申し出る。裏道を使ってドイツ人ピーター(クレッチマン)と共になんとか光州に潜り込んだ二人だが…
韓国民主化の礎であり、歴史的には恥ずべき出来事である1980年5月に起こった光州事件をモティーフに、その渦中にいたという実在の人物を描いた作品。
まずなにより、こんな作品が韓国本国で作られたと言う事実を称えたい。
光州事件は時の全斗煥の下、自然発生的に始まった学生運動が発端で、5月に戒厳令が敷かれることになる。その中で学生達を中心に運動が続けられていた光州では、運動家と政府軍の武力衝突になってしまった。
政府が自国民に対して銃を向けるという出来事は政府によって隠蔽され続けていたが、全てが解明されたのは1997年である。
政府による民間人殺害など、国にとっては恥ずべき事であり、これを映画化するなど、政府からの圧力がありそうなものだが、それを映画化。それだけでこの作品はとんでもないものだと分かる。
しかも描写に容赦ない。銃撃で手脚撃たれて重傷になる光景やら、政府軍によるスパイ活動、拷問に至るまで細かく描く。現実はここまで酷いものではなかった可能性もあるのだが、ここまで容赦なく描いたか。『キリング・フィールド』(1984)かよ。
これだけでも充分な作品だが、物語性の高さも言っておくべきだろう。
なにより本作は主人公のキムの心情の変遷が見所。
彼は元々金に意地汚く、金のためなら割と簡単に人を騙したり、得にならなければ平気で逃げるような人物として登場した。いわば個性のない一般市民の代表である。
そんな彼が半分強引に引き受けた仕事。これも単純に金が良いからというだけに過ぎず、ピーターを光州に送り届け、そのまま変えるだけと考えていたのだが、実際の光州はそんな状況ではない。
命の危機を感じたキムは金と命を天秤にかけ、命の方を取る。ピーターも見捨ててそのまま帰ろうとする。
ここまでは本当に普通の人の行動で、このまま帰ることが出来ていたら、彼は名もない一介のタクシー運転手で終わっただろうし、それはそれで幸せだったかもしれない。
ただ、逃げ帰ろうとした時に、道ばたに座り込んでいた老婆を見つけてしまう。ここでの行動が彼を変える。たったこれだけで人間の運命が変わることもあるのだ。
彼女をタクシーに乗せた、その時から、一介のタクシー運転手はキム・マンソプという血肉が通った人間へと変わる。
彼は全く意識してなかっただろうが、ただそれだけで英雄的行動を行ったのだ。この瞬間こそが本作の最初のクライマックスと言えるだろう。
その後、キムは自分の過去のことを人にも話すようになり、自分が金にがめついのは、亡き妻の遺した幼い娘のためであること、愛する人を最小単位にすることで、なんとか人間的感情を保てたと言う事が分かってくる。そうなってしまうと、これまで押さえつけてきた良心とか、人を思いやる気持ちとかがぐっと広がってしまい、実際自分の命を賭けてでも人を救おうとするようになっていく。
偶然のきっかけで行われた英雄的行動だが、実はそれだけの心を彼は最初から持っていたのだ。それが分かってくると、本当に彼が格好良く見えてくるようになる。
話としては割とベタなのかもしれないけど、実際に起きた事件の異常事態を背景にこれを行う事によって、格好良さは何倍にもなっていく。
だから結局本作は、人間の熱い心こそが、本当の英雄となると言うことを示そうとしたものであり、どんな人間でもヒーローになれると言う事を示して見せた話でもある。それこそが本作の面白さと言える。
そして本作の興味深い点はもう一つ。キムはタクシー運転手として、劇中長い距離を走って行く。距離が進めば進むほど自分を取り戻していくというその構造は、まさしくロード・ムービーそのものであるということ。 |
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2話 |
初めて仮面ライダージオウに変身した常磐ソウゴの前に現れたゲイツは、ジオウのことをオーマジオウと言い、襲いかかってくる。その攻撃を阻止したのはツクヨミだった。
敵はアナザービルド。一度はジオウに倒されたが、タイムジャッカーによって復活させられ、以降不死身となって現れる。2017年に戻って倒さねばならなかった。
話は混迷中。いくつもの集団がソウゴの元へと現れ、誰が味方で誰が敵だか分からなくなってる。それでもとりあえずタイムジャッカーと呼ばれる集団がジオウに立ち向かっていると言う事くらいは分かった。
それと、ジオウは他の仮面ライダーの力を手に入れながら強くなるのだが、そのためにはいくつかの試練を乗り越え、他の仮面ライダーの望みを叶える必要があるらしい。今回はビルドとクローズの力を手に入れるために2017年に飛び、アナザービルドを倒した。
第1話でいかにもライバルキャラとして登場したゲイツだが、ツクヨミと共にソウゴの家に居候を決め込んでる。もうちょっと敵対するかと思ったが、割とあっさりバディになってしまった感じだ。
<龍我に抱きついたアナザービルドを見て「ちょっと妬ける」とか言ってる戦兎。狙いすぎだって。> |
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08 |
読書 |
女性の秘密
幕末は江戸の町も騒乱の中にあった。中でも旗本の次男三男たちによる乱暴狼藉は激しく、彼らを束ねる大須賀は恐怖の象徴となっていた。そんな大須賀が次に狙ったのは江戸一の美女と謳われる藤沼家の一人娘操だった。彼女を拐かした浪人連中だったが、彼らの前に立ちふさがる者があった。
著者お得意の時代劇小説だが、無理矢理ファンタジーをねじ込んだために設定に随分無理が生じてしまい、ぐだぐだな物語になってしまった。ちょっと色々詰め込みすぎだな。 |
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21話 |
ジョーカーがゴッタム・シティに戻ってきた。小さな犯罪ばかりを繰り返すジョーカーに、応援要請を受けたバットマンは、その手がかりから、ゴッタム・シティに来ている由緒正しいスコットランド人鍵技師に標的を定めたことを突き止める。
久々のジョーカー登場。バットマンとロビンの動きを止める装置を使ってバットマンを出し抜いてお宝を手に入れる。
今回はバットマンの体調があまり良くないとのことで、何をやっても先手を取られてしまう。しゃべり方も一語一語区切って喋ってる。
ジョーカーはヒントをばらまき、バットマンがやってくるのを待っているのだが、その罠に一々はまるバットマンも律儀というか…結局捕らえられて蝋人形製造装置に放り込まれてしまった。 |
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07 |
映画 |
スティーヴン・キング映画 |
第1位 |
ショーシャンクの空に |
第2位 |
シャイニング |
第3位 |
グリーン・マイル |
第4位 |
スタンド・バイ・ミー |
第5位 |
ミザリー |
第6位 |
キャリー(1976) |
第7位 |
黙秘 |
第8位 |
デッドゾーン |
第9位 |
スティーブン・キングの 悪魔の嵐 |
第10位 |
IT(1990) |
第11位 |
1408 |
第12位 |
ミスト |
第13位 |
アトランティスの心 |
第14位 |
クリープ・ショー |
第15位 |
バトルランナー |
第16位 |
死霊伝説 |
第17位 |
ザ・スタンド |
第18位 |
クリスティーン |
第19位 |
ゴールデンボーイ |
第20位 |
ペット・セメタリー |
The 20 best Stephen King movies you need to see |
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30話 |
突然休暇を取り旅に出る圭一郎。そこに不自然なものを感じたノエルは魁利に尾行をお願いする。こっそり尾行するのが苦手な魁利は偶然を装ってそのまま圭一郎に同行するのだが…
敵はカンクス・ブチルメルカプタン。非常に臭いガスを出すギャングラー怪人。ルパンコレクションの能力で臭いを消し、日本各地を爆破しようとした。ルパンコレクションはばら色の人生(La
Vie en rose)
二人のレッドが中心になる話。同じレッドであっても、二人は全く違う。今回は新しいVSビークルの話だったが、無事悪党からVSビークルを奪った圭一郎を出し抜いて魁利がVSビークルを奪ってルパンレンジャーの武器とする。ただ、魁利にとって圭一郎の真面目さは兄の事を思い起こしており、しんみりした話が展開していた。
一方、悪臭を放つ怪人が相手と言う事もあって、残されたメンバーの戦いはとてもコミカルなものになった。
<今回登場したVSビークルはアルセーヌが昔女性にあげたもので、失われていたものだと言うが、なんで現代の消防車の形をしてるんだろう?> |
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05 |
読書 |
双亡亭壊すべし 6
一旦撤退を命じられた双亡亭探索班。だが凧葉はこの奥にいる人間に呼ばれているような感触があり、更なる探索を提案した。そして双亡亭の奥深くで幽霊の群れを発見した凧葉たち。更に深奥を目指す彼らについて行くが、そこで見たものは。そして双亡亭に新たに青一と縁朗が近づいていた。
双亡亭の核心一歩手前までやってきたところで第一部が終わったと言うところ。これから中心人物を変えての話が始まることになる。なんだかんだ言って、著者はみんなのために命を賭けて戦うと言う展開の描き方は名人芸。本作で遺憾なくそれを発揮していた。 |
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1話 |
高校3年の常磐ソウゴはある日巨大なロボットに襲われる。そんなソウゴを助けたのは、そこに現れたもう一体のロボットで、そのロボットを運転する女性ツクヨミはソウゴを連れて時を超える。何が起こったか分からないソウゴに対してツクヨミは2068年の世界から来たと言い、そこでソウゴはオーマジオウという悪の帝王になっていると告げるのだった。
敵はアナザービルド。仮面ライダービルドの能力を込めた怪物で鬼のような姿をしている。2017年のバスケットプレイヤーが事故死しないために契約して変形した。
平成仮面ライダー20作目となる本作は、「仮面ライダーディケイド」に続く、これまでの仮面ライダー総出演のお祭り作品。時空を超えることによって他の仮面ライダー達と出会っていくという物語になるらしい。
敵はこれまでの仮面ライダーだけでなく、その能力を持った怪物も登場。さて、どんな物語が展開するやら。とにかく第1話は内容詰め込みすぎて何が何だか分からない。「仮面ライダーディケイド」っぽい。
今回は早くも2017年の「カメンライダービルド」から桐生戦兎と万丈龍我が登場。この二人はこっそりと2017年の世界で戦い続けているらしい。
<最初に登場しただけに、まだ主人公は口調が固い。特に決め台詞を喋る時が棒読みなんだが、まあこれはすぐにこなれていくだろう。> |
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超合金魂 GX-85 キングブラキオン |
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04 |
映画 |
未来のミライ(2018) |
横浜に住む家族。建築デザイナーのお父さん(星野源)と、会社ではそれなりの地位があり、仕事に精を出すお母さん(麻生久美子)と、一人息子のくんちゃん(上白石萌花)。そしてペットのミニチュアダックスのゆっこ。家族は仲良く暮らしていたが、二人目の子どもの出産に伴い、生活も変化していく。特に仕事に忙しいお母さんの愛情が妹の未来へと移っていき、くんちゃんは苛々を募らせていたのだが、そんなある日、家の中庭で不思議な体験をするくんちゃん…
『バケモノの子』から三年。待望の細田監督のアニメが公開と言ったところで相当な期待をかけられて公開された作品。ただ、監督の作品としては珍しく、否定的な意見の方が多い。
一見して思ったことだが、これが批判されるのは当然だと思う。
まず監督の過去作品はしっかりした物語性が特徴だった。確かにいろんなアラはあるものの、物語の起伏もちゃんと計算されて作られていて、監督作品が評価されたのはこの丁寧さに負うところが大きい。
そして単独のアニメーションとして、狙った世代に届く丁寧な作りだというのもあるだろう。例えば『時をかける少女』や『サマーウォーズ』なんかは高校生の思い出に結びつくことで、リアルタイムのみならず、ノスタルジーも感じられて上の世代にも受け入れられたし、『おおかみこどもの雨と雪』なんかは母親の記憶を呼び覚まされることで、子育て世代のみならず、多くのファンを生んだものだ。
そして何より、主人公達が作品を通して冒険を行うことによって、しっかり成長物語になっていた。
これらのことがあって、広い世代に受け入れられる作品を作り出してきたのが細田守という監督だった。このバランス感覚の良さは他の監督と比べても顕著な良さであり、それが監督の個性とも言えた。
本作を見に行った人のほとんど全員がこれまでの細田監督のバランス感覚を期待していったのかと思うのだが、本作はそれをことごとく裏切った。
本作は主人公が幼児であり、現実と妄想の世界を行き来するという物語なので、物語性はほとんどなくなった。ストレスのあまりくんちゃんがどこか別の世界に行く夢を見て、夢から覚めたら、またままならない現実と直面し、またストレスを溜めて別世界に行く。そんなミニストーリーの繰り返しで脈絡がなく、それぞれの妄想の中での危機も、それが夢である事が分かっている以上、なんの緊張感もない。
誰しも乳幼児の時期を通り過ぎているとは言え、そんな記憶はほとんどなく、主人公のくんちゃんと通じる部分がなく、親和性がない。この作品で共感を覚えるのはほぼ子育て世代に限られるだろう。あまりにニッチだ。
それに主人公が幼児なので、成長物語として考えてもちょっと難しい。幼児は同じような失敗を繰り返して徐々に成長していくものなので、一つの気づきで一気に成長する訳ではない。その辺リアルに描くことで、成長物語として観られない。
…と言う事で、今まで培ってきた細田作品をことごとく裏切る作りになってしまった。それが本作の弱みである。そして多分、それが本作に対する一般的な評価になるかと思われる。
でもそれでは本作を語るには勿体ない。この作品にはたっぷりの魅力もあるのだ。
何より本作は、リアルタイムでの監督の嗜好というのを見事に表している。もっと極端に言えば、これまでかなり押さえられてきた監督の欲望をたたきつけてきた。
それは例えば幼児の肉体精神の柔らかさであったり、我が儘な感情を愛でる感覚であったり、半獣人間だったり…まあ、ある意味突き刺さる人には突き刺さるニッチな思いだが。
「俺が描きたいのはこれだ!」というストレートな欲望こそが本作のモチベーションであり、本当の意味でストレートな作家性を出せるようになったというのが本作なのだ。
これまでの作品の中でもいろんな嗜好が入り込んでいたが、それらはバランスの取れた物語の中でアクセントとして使われるものに過ぎなかった。
最早それでは我慢出来なかったんだろう。アニメーション監督だったら一生に一本作れるかどうかと言う、フェティ満載の作品を作れる機会を逃さずに、本当に自分の性癖をぶちまけたようなものを作ってくれた。
その点に於いて本作は絶対支持である。
お上品なバランス感覚にお溢れた作品なんぞよりも、妄想全開でぶっちぎったような作品の方が面白いのである。
それに見ろ。いわゆる巨匠と言われている宮崎駿だって押井守だってバランスなんて全く考えない妄想作品を垂れ流すことで評価されてきたんだ。細田ほどの実力者がそれをやらんでどうする?
この二人に続くならば庵野秀明、湯浅政明、細田しかいないし、少なくとも先の二人はその領域に入っている。やっと細田が覚悟を決めて足を踏み入れたと言う事を最大に評価したい。 |
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9話 |
ウルトラマンオーブダークの圧倒的な力の前に敢えなく敗退してしまった湊兄弟。だがオーブダークは二人の惨めさを強調しただけで去って行った。
敵はウルトラマンオーブダーク。
突然登場したもう一人のウルトラマンによってこれまでの地位を奪われ、しかも新しいウルトラマンはヒーローとして完璧なため、惨めな立場に落とされていく主人公。ウルトラマンシリーズではここまで完膚なきまでに惨めな立場に落とされた話は皆無である。
しかし、落とされたと言う事は、這い上がる話が次に来るのは当然で、しかも兄弟だから特訓がこれまでにない表現でなかなか面白い。
特訓とはいえ、主導は体育会系のカツミの方なので、レトロな筋トレがメインなのが笑える。それらを「気合い」で乗り越えるのだが、これって意味あるんだろうか?「ウルトラマンレオ」かよ。
それで新しい力を手に入れることになるのだが、別段特訓によるものではなく、何かの声に呼ばれたアサヒが発見したというのが面白い。なんだかんだ言ってもこの子もやっぱり湊家の人間なんだな。
そして現れたのは新しいクリスタルであるビクトリークリスタルで、これを使ってグランドに変身する。
相手がどこにいるのか分かっているので、ウルトラマンの方が敵に会いに行くという、これ又初めての光景もあり。
<どこぞの空間で愛染マコトが使うオーブダークカリバーだが、手の大きさがちょっと小さすぎる。
愛染社長は「成仏しなさい」と二人に言っていたが、宇宙人の概念で仏教用語が出るのはウルトラマンシリーズの伝統みたいなもんだな。> |
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劇場版 スーパージャイアンツ コレクターズDVD |
<A> |
<楽> |
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03 |
読書 |
湖心亭
奇譚クラブのメンバーの一人で世界的に有名な水泳選手の三国潔によって語られた不思議な物語。それは三国の友人で若き実業家の伊東一郎が山奥に作ったというまるで要塞のような建物についてだった。その別荘湖心亭に招かれた三国はそこで不思議な女性と出会う。
女の情念について描いたような話だったが、魔術やら奇術やらがやたらと出てくるペダンチックな話であり、そんな蘊蓄を読んでる内にいつのまにか有耶無耶に終わってしまった。肝心な物語が全然駄目。 |
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20話 |
アイスマンの人間冷凍機から首尾良く逃げ出したバットマン。バットマンとロビンは消えたことにして、ブルースとディックとしてアイスマンの動向を探ることにする。
アイスマン(ここでは冷凍人間)編後編。ゴッタム・シティを氷で覆ってしまおうという作戦に対抗するバットマンの姿がある。
珍しく後編の今回もバットマンとロビンは罠にはまってしまって捕まってしまった。簡単に脱出してしまったけど。
<人間冷凍機から逃げ出すバットマンだが、足下にあるバルブを破壊すればそれで終わってしまった。しかも言葉だけで終わって、次の展開ではもう逃げていた。
しばらくバットマンの姿を封印するというブルースだが、何故そんなことをしているのかまともな説明が無かった。
アイスマンの冷凍銃はバットマンに通用しなかったが、その理由は電熱装置を入れた下着を着ているからだとか。その程度で防げるものなの?
警察署でロビンは「僕はもう高校三年だ」と言っていた。これで正体ばれない?> |
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01 |
映画 |
ギャング映画 |
第1位 |
グッドフェローズ |
第2位 |
ゴッドファーザー PART2 |
第3位 |
レザボア・ドッグ |
第4位 |
ゴッドファーザー |
第5位 |
ヒート |
第6位 |
ミラーズ・クロッシング |
第7位 |
ワンス・アポン・ア・タイム・イン・アメリカ |
第8位 |
スカーフェイス |
第9位 |
ポイント・ブランク |
第10位 |
ミーン・ストリート |
第11位 |
パルプ・フィクション |
第12位 |
カジノ |
第13位 |
サムライ |
第14位 |
勝手にしやがれ |
第15位 |
俺たちに明日はない |
第16位 |
シティ・オブ・ゴッド |
第17位 |
ジョン・ウィック |
第18位 |
狼/男たちの挽歌・最終章 |
第19位 |
Gomorrah(2008) |
第20位 |
狙撃者 |
第21位 |
カリートの道 |
第22位 |
現金に体を張れ |
第23位 |
ソナチネ |
第24位 |
キング・オブ・ニューヨーク |
第25位 |
インファナル・アフェア |
The best gangster movies to make you question your morals |
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29話 |
パトレンジャーの面々はゴーシュに率いられたポーダマンの群れを発見する。戦闘状態になるのだが、巨大な左手を持つポーダマンによって頭を殴られた圭一郎から数十枚の写真が飛び出てきた。そしてその記憶が抜けてしまった。
敵は改造ポーダマン。ゴーシュによって金庫を頭部に移植されたポーダマンでルパンコレクションの想い出を使うことで人の記憶を抜き出すことが出来る。ルパンコレクションは“想い出”(La
mémoire)
パトレンジャーを中心に、これまでの戦いを振り返りつつ、これからの戦いの伏線を感じさせる話になってる。圭一郎の記憶を取り戻すためにルパンレンジャーも協力しており、確かな絆も生じているようだ。
記憶を失った圭一郎がヒルトップ管理官を眺めた時、白黒のブルゾンを纏って大笑いする姿がある。他にも圭一郎の記憶を取り戻そうと話をしているノエルと咲也は右手人差し指をくっつけ合ってる。ちなみにどっちもハリウッド映画で元ネタは『ビバリーヒルズ・コップ』と『E.T.』。 |
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