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30 |
映画 |
格好良い映画 |
レベナント |
めまい |
レイダース 失われた聖櫃 |
ティファニーで朝食を |
マッド・マックス 怒りのデス・ロード |
ダージリン急行 |
シザーハンズ |
ムーンライト |
ロスト・イン・トランスレーション |
スコット・ピルグリム |
アバター |
ヒート |
ウォレスとグルミット 野菜畑で大ピンチ! |
ファインディング・ニモ |
ジェシー・ジェームズの暗殺 |
シン・シティ |
パンズ・ラビリンス |
地獄の黙示録 |
ゼア・ウィル・ビー・ブラッド |
ブレードランナー |
ゴッドファーザー(シリーズ) |
ロード・オブ・ザ・リング(シリーズ) |
アラビアのローレンス |
レイジング・ブル |
レゴ・ムービー |
The 25 most ridiculously good-looking movies you'll see |
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5話 |
或人は大ファンの漫画家石墨超一郎の注文に応じ漫画家アシスタントのヒューマギアを納品に行った。だが複数のヒューマギアを使う石墨の仕事ぶりはすべてをヒューマギアに任せて自身は何もしないという姿に失望してしまう。ところがそのアシスタントの一人が暴走してしまう。
敵はビカリアマギア。石墨超一郎のアシスタント森筆ジーペンが変形したマギア。腹足類の絶滅種ビカリアのデータから作られたマギア。頭部と両手に硬いドリルを装着している。
情熱を持つ人こそヒューマギアをパートナーにできるということを確認する話。これも大切な話だが、やっぱり1話で終わらせるには尺が短い感じ。
今回は漫画家と声優。基本的にこれまで機械には変わられないと言われる職業のヒューマギアの登場が多い感じだ。創造力まで機械任せにしたとき、人は本当に情熱を持ち続けられるかを問いかけている。
マンガのコマ割を意識した演出もあり。ちゃんと話に合わせてるようだ。
ゼロワンは新たにフレイミングタイガーとなり、バルカンはアタッシュショットガンを使う。或人がゼロワンだと
<石墨の家に暴走ヒューマギアが現れると、途端に現れる諌。迅速なのは良いが、法的な問題はどうなるんだ?> |
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27 |
読書 |
究極超人あ〜る10
1988年!。新学期を迎えた春風高校では、前年の事件のお陰で未だ卒業できないR・田中一郎やOB連中は相変わらず光画部に入り浸っていた。何事もないようでちょっとした事件の起こる光画部を舞台に、相変わらずゆる〜い日常を描く。
「究極超人あ〜るEVOLUTION」として現在も不定期連載されている(?)もので、舞台は未だに1980年代。懐かしいやら相変わらずやらで読んでるだけで頬が緩む。いくつもの80年代ネタがあるが、これだけ見るだけで楽しい。 |
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27話 |
尚久が持ってきた地図には最強と噂される騎士竜パキガルーが眠っている場所が記されていた。その場所に向かったリュウソウジャーはパキガルーを発見したが、息子のチビガルーがいないと封印が解けないと言われる。今度はチビガルーを探すコウだが…
敵はドドメキマイナソー。
新しくパキガルーが仲間になる話。苦労したのはコウだけど、封印を解いたのがメルトなので、メルトがパワーアップする話になった。割と唐突な登場な上に簡単すぎる救出劇でとてもあっさりした話になった。
ガチレウスが再登場。倒されたと思ったが、ギリギリで宇宙に逃げたのだとか。先にタンクジョウも復活してたから全然意外性のない再登場だ。
<チビガルーを連れて険しい崖を登るコウ。なんで変身しないで生身のまま登るんだ?
キシリュウオーパキガルーは巨大化したパキガルーとミニガルーが変形合体するが、その際にミニガルーがお尻をパキガルーの顔に押し当ててる。親父にケツを舐めさせるとはとんでもない息子だ。> |
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26 |
映画 |
ダンスウィズミー(2019) |
一流商社でエリートとして働く鈴木静香(三吉彩花)は、姪と一緒に訪れた遊園地で怪しげな催眠術師マーチン上田(宝田明)のショーを見学することになった。学芸会でミュージカルを演じる姪がミュージカル好きになるようにかけられた催眠術が、何故か静香の方にかかってしまい、音楽を聴くと歌い踊る体質に変わってしまった。それに気づいた静香はすぐさま催眠術を解いてもらおうと再び遊園地を訪れるのだが、借金取りに追われたマーチンは逃亡して地方回りに出てしまっていた。興信所の渡辺義雄(ムロツヨシ)にマーチンの足取りを追うよう依頼するのだが…
矢口史靖監督の最新作。監督はこれまでも様々なジャンルの作品に挑戦してきたが、今回選んだのは初めてのミュージカルだった。
事前情報で音楽を聴いただけで踊り出すという設定を知って「いなかっぺ大将」の風大左衛門か?というなんとなく妙な思いを持って観に行った。
全般的に言えば、昔の雰囲気たっぷりの作品だ。おんぼろ車で地方回りをして歌って踊るなんて、昭和のロードムービーっぽさ満載だし、歌われる曲も懐メロっぽいのが多い(平成の曲がメインだけど)。できるだけ金遣わないでコメディを作ったらこういう感じになるんだろうというのが見え見え。到底2010年代に作られるような作りの作品ではない。
だが、それを“音楽を聴くと踊り出す”という無茶苦茶な設定を下敷きにすることでミュージカルとして成り立たせてる。そもそも映画冒頭で「日常生活で突然踊り出すミュージカルは不自然」と言い切った上で、開き直って作ってるのだ。最初からこの作品は嘘くさい作品だと説明した上で作ってるので、その点について文句を言う筋合いはなかろう。作り手の方が確信犯なんだから。
そう考えてみると、本作の安っぽさも、嘘くささの張りぼて感だと割り切ってしまえる。リアリティよりもお伽噺的なものを作る事を目的としているのだから。
その上で見るならば、本作はしっかりとしたロードムービーとして成立してる。まるで冗談のような嘘くさい設定に放り込まれた主人公が、変人達に囲まれていく内にその嘘くささの上で自分を見つめ直し、本当に嘘くさく生きていたのはこれまでの自分であることに気づいていく。ロードムービーとは主人公の心の成長の物語なのだから。
あくまで小品と言ったところだが、これはこれで映画としては充分「あり」な作品だろう。 |
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12話 |
地中から伸びる触手はギマイラのものだと分かるが、触手に捕まったヒロユキはウルトラマンになる力を奪われてしまった。
敵は吸血怪獣ギマイラ。口から多数の触手を出し、生体エネルギーを吸い取る。
魔法使いとの交流を描く後編。正直前後編でやるには薄すぎる内容だった。信じれば魔法の力は出せるというだけだから。ちょっと演出も下手。
トレギアの目的はタイガを闇に変えてしまうと言うことらしいことが分かった。具体的にどのようにするかは明らかになってないが、力を得るほどに闇の力が増大するという。
<信じればウルトラマンになれるというが、単純にパワー不足なだけで、パワーが戻れば変身出来るはずだと思うぞ。今じゃないけど。それより無理矢理ウルトラマンになったらヒロユキの体にどんなダメージがくるのやら。
タイガフォトンアースの必殺技オーラムストリウムを放つ際、ものすごく力を込めたため、「お〜〜〜らむぅ〜すとり〜うんむ」とかえらく伸ばしてる。ウルトラマンの発音器官は人間と同じか。
最後に倒れたギマイラを処理するために重機が群がってるけど、ミニチュアそのもの。特撮的には正しいけど、今の時代にちょっとわざとらしすぎないか?> |
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仮面ライダー RKFレジェンドライダーシリーズ 仮面ライダーアクセル
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24 |
読書 |
絶焔の太陽神 アクセル・ワールド22
白の王を糾弾すべく集められた七王会議。しかし肝心な白の王は現れず、代理人として現れたアイボリー・タワーは、加速研究会の刺客ウルフラム・サーベラスを伴っていた。そして宣戦布告と共に激しい攻撃を受け、そこに居合わせた王とその従者達は散り散りにされてしまう。
前回ラストで白の軍団は加速研究会そのものだと分かったが、それでばれたら開き直られて攻撃をかけてくるという話になってる。そこからはてんやわんや。大混乱のまま終わってしまった。ここから全面戦争だろう。
ちなみにこの巻で劇場版アクセル・ワールド INFINITE∞BURST(2016)の伏線が張られていた。加速研究会との戦いの後も話は続くようだ。 |
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4話 |
或人はバスガイド型ヒューマギア・アリスの職場視察のため、中学生を乗せた観光バスに乗り込んだ。バスは12年前、デイブレイクと名付けられた爆発事故によって消滅した実験都市の跡地デイブレイクタウンへとやってくる。だがそこでバスの運転手のヒューマギア・バースが暴走してしまう。
敵はオニコマギア。バス運転手型ヒューマギアのバースが変身したマギアで哺乳類の絶滅種オニコニクテリスのデータから取られた。空を飛べるのが最大特徴。そしてトリロバイトマギア。バスガイド型ヒューマギア・アリスが変身したマギア。最後までアリスの理性が残っており、デイブレイクの真実を突き止めた後に機能停止する。
飛電インテリジェンスは12年前のデイブレイクについて隠蔽している事実があるのだが、社長である或人にもそれは教えられてない。
或人は諌の前でゼロワンに変身して見せた。思ったよりは早かったが、前回で唯阿にはばれてることが分かってるので、スピードを重視したか。全般的にスピード感はあるが、無理矢理2話の作品を1話に押し込めてる感じなので、色々取りこぼしが多い感じ。
ゼロワンは新しくフライングファルコンに変身。今度は飛べるようになった。事前知識も無く初めて空を飛んだ割には自在に飛び回っていた。
<諌は相変わらずの分かり易いツンデレキャラっぽさが強調されている。自分の推測を真実と信じる姿勢は単なるイタいだけのキャラになりかけてるのが気になる。
諦めかけた郷だが、諌の「前だけ向け」という言葉でメモリチップを見つける。随分簡単な立ち直り方だ。> |
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22 |
映画 |
タイムトラベル映画 |
第1位 |
バック・トゥ・ザ・フューチャー |
第2位 |
ターミネーター |
第3位 |
ドニー・ダーコ |
第4位 |
プライマー |
第5位 |
12モンキース |
第6位 |
バック・トゥ・ザ・フューチャー PART2 |
第7位 |
LOOPER ルーパー |
第8位 |
ミッション:8ミニッツ |
第9位 |
ターミネーター2 |
第10位 |
猿の惑星 |
第11位 |
TIME CRIMES タイム クライムス |
第12位 |
スター・トレック(2009) |
第13位 |
タイム・マシン/80万年後の世界へ |
第14位 |
ラ・ジュテ |
第15位 |
バンでぃットQ |
第16位 |
ハリー・ポッターとアズカバンの囚人 |
第17位 |
ビルとテッドの大冒険 |
第18位 |
X−MEN フューチャー&パスト |
第19位 |
バック・トゥ・ザ・フューチャー3 |
第20位 |
プリデスティネーション |
第21位 |
ウイザード |
第22位 |
ファースト・コンタクト/STAR TREK |
第23位 |
タイム・アフター・タイム |
第24位 |
キャプテン・スーパーマーケット |
第25位 |
ナビゲイター |
The 25 best time travel movies to make your head spin |
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5話 |
ルビーの隠れ家に連れて行かれたアッシュはそこでルビーから生まれて成長した男の子を見るのだが、それはなんと子どもの頃のアッシュそのものだった。ルビーを殺し、その子を生け捕りにしようとするアッシュ。一方、デッダイトと化したパブロに噛まれたケリーは膝が死霊化してしまっていた。
ルビーが生んだ悪魔の子はアッシュの遺伝子を持つ。しかしそれを分かった理由というのが右手がチェーンソーになっていることからだった…あるか!
新しい事実として、ルビーはまだ若い時代のアッシュを見張っていたという。ブランディ
一方、自分の左足と戦うケリー。ブルース・キャンベルの女性版か?膝にオイル流し込んで火なんかつけてるけど、これ『キャプテン・スーパーマーケット』の「腹の中で煮てやる」だろ。
それでトレーラーハウスの中に押し入ってきたパブロをブランディがカンダリアンのナイフで刺して死霊化を止めたのは良いが、又してもパウロは死んでしまう。既に2回目の死。そこで生と死の狭間にいる最強の魔道士として甦ることになった。死の中で先代ブルホから「パブリード」と呼ばれていたが、これが本名か?
<アッシュと一緒にいるとすさまじく苛つかされる上に酷い目にばかり遭わされるが、離れると確実に死ぬ。アッシュに関わるのだけは止めたい。
子どものアッシュは首なし女性の股間に潜り込んで首から自分の頭を出してる。悪趣味極まりなく、アッシュは「キモイもの見せるな」と言っていたが、本人が2ndでやってたことだな。> |
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20 |
読書 |
サイボーグ009 2
「風の都編」007グレートの友人が過去行方不明となった調査隊を探すために南米に行くことが分かった。00ナンバー全員で護衛に向かうが、到着した場所にはテントのみを残し、誰もいなかった。
「雲のカーニバル編」ドイツの地方で行方不明者が続発していた。それを聞いた004ハインリヒは009ジョーを誘い、スキーがてら調査に向かう。
「海の底編」原子力潜水艦が次々行方不明となる事件の調査に向かう009。そこで乱海流に巻き込まれた潜水艦を目にするが、それはブラックゴースト団の潜水艦だった。
「クビクロ」事故死した老人の飼い犬を拾ったジョー。だがその犬の知能は高すぎた。
短編を含めた四編を収録。どれも初めて読んだのばかり。同性愛を扱ったものもあるが、随分先見性のある作家だったと今更ながら思わされるところ。 |
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26話 |
泣いている女性を見つけたカナロは彼女を慰めようとするのだが、謎の男が先に女性に話しかけ、彼女を笑わせることに成功する。その男ナダはリュウソウ族の一員で、コウの師匠マスターレッドに教えを受けていたという。
敵はドドメキマイナソー。たくさんの目がついたマイナソーでどんな攻撃も見切ってしまう。優しさを求める女性から生まれたため、その放つ光線は人間から優しさを奪う。
新たな戦士?が登場。元々リュウソウレッドになるべく修行をしていたそうだが、リュウソウジャーにはなれなかった人物という。彼が本物のリュウソウジャーになるのか、それとも別な目的を持っているのかは現時点では不明。
そのナダをかばったお陰でコウは優しさを奪われてしまったが、実は目的のためには他の全てを破壊するような元々の性格が眠っていたという。それで優しさを失ったために自分はリュウソウジャー失格だと思い込んでしまったが、自分の力で優しさを取り戻す。
ガイソーグが再登場。リュウソウジャー全員を一瞬でたたき伏せるほどの力を持つが、止めは刺さずに去って行った。さてその中身は?
だんだんワイズルーの台詞が小者感溢れるものになってきた。そろそろ退場が近いのかな?
<優しさを失ったらリュウソウジャー失格だと言うコウだが、そもそも優しさを失ったらそんなことは考えないだろう。
ワイズルーが言ったのは「お前ら全員座れなくしてやる」だったが、これは本来「立てなくしてやる」の失言。一瞬アダルティな事かと思った。
ナダは最後に犬のぬいぐるみを「チャウチャウちゃう?」と言っていた。随分世慣れた台詞だけど、それはトイプードルだ。> |
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ULTRAMAN ARCHIVES ウルトラQ UHD & MovieNEX |
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18 |
映画 |
ドラゴンクエスト ユア・ストーリー(2019) |
魔物に奪われた妻を捜し求める英雄パパスの息子リュカ(佐藤健)は、父のような強い英雄になることを目標に、パパスの冒険について行った。だがこの世界に魔王ミルドラースを降臨させようともくろむ魔道士ゲマによって父は殺され、自らも奴隷にされてしまった。それから10年。命がけで脱出したリュカは、父の意志を継ぎ、母マーサを救える天空の勇者を探す旅に出る。
この夏の期待映画から一転。あのデビルマン(2004)にも互されるレベルと散々な評価を受けるに至ったフルCGアニメ作品。
この作品のベースとなったゲームソフト「ドラゴンクエストV」をプレイしたのははるか昔のことだ。丁度大学生の時に持っていたファミコンで「ドラゴンクエストIII」および「IV」をプレイしたが、私は他のゲーム機(具体的にはセガのメガドライブだが)を買っていたため、スーパーファミコンは買わず、スーファミのゲームは友人の家に行ってプレイしたり、場合によってはゲーム機の交換などをしてプレイしていた。
そんな中でプレイした一本が「ドラクエV」。借り物と言うこともあって大急ぎでプレイしたが、これまでの作品と較べて明らかに物語の質は上がっており、特に親子三代にわたる物語はかなり引き込まれたものだ。その後PS2で出た時は少々迷いながら、今度は結婚でフローラを選ぶためだけに購入を決めた。予定通りフローラを選び、いろいろと回り道も楽しみながらゆっくりと楽しめたものだ(逆にビアンカを次に選んでじっくり遊ぼうと思ったんだが、飽きてしまった)。
さすがに二回もプレイしたゲーム。思い入れもある作品だから、結構楽しめると思っていた。
ただ、この作品最後まで観て、自分自身の思い入れの低さというものを痛感させられた。
本作は特にドラクエVに思い入れのある人のために作られていながら、特にそのような人を狙い撃ちした地雷となっているのが特徴だ。
この夏の最低映画と言われたのは理由がある。それはドラクエ好きの人間が馬鹿にされたような気になると言うことである。
基本的に普通にドラクエVの物語をなぞった作品のように見せておきながら、ラストで大きな裏切りを行う。
それはこの世界がすべてバーチャルなもので、昔ドラクエVを楽しんでプレイした男がVR技術で甦った世界をプログラムに従って追体験していたと言うことであったことが発覚し、しかも何者かによる悪意あるバグによってバーチャル世界そのものが破壊されかかる。
ここまで見せられると、特に思い入れの強い人は大きなショックを受ける。これまで主人公に同化していた自分自身が無理矢理引き剥がされ、「お前のやってたことは無意味だ」と宣言される訳だから。多分思い入れあったらさぞ精神的にきつかろう。
ただ私の場合“多分”と推測でしか語れないのは、私自身が全くショックを受けなかったから。
あのラストの場面転換にしても「なんだよくあるメタフィクションか」だけの感想でしかない。確かに安っぽい方法だ。でも安っぽいだけでショックを受けるほどのことはない。そもそも映画ではこの手の展開は手法として確立されてるので、よくあるパターンだし、技法云々はともかく、見てる人にいかにしてショックを与えるかと考え抜いて作られたものとは理解出来た。
そして「思い入れがある人は相当ショックを受けるだろうな」と、一歩引いた目でしか見られなかった自分にも気づく訳だ。自分が思ってた以上に思い入れが低かったんだな。
だからラストのメタ構造自体は受け入れられる。特に80年代の押井作品を知ってる身としては、むしろ大変懐かしい思いになるくらいだ。「こう来るか」とワクワクしてたくらい。
だがそこで終わってしまったのが問題。本当を言うなら、この構造を取るならば、ここからが本当の物語に入らねばならないはずなのだ。
ところがあっけないほど簡単に解決してしまう。そもそもその解決策が単なるプレイヤーの思い入れで解決するわけだから、これだけ陳腐な話になるとは思いもしなかった。
プログラムが人の思いだけで変えられるなんて90年代のアニメでも「古い」と言われる展開。まさかそれから30年も経過して何にも進歩してなかったとは。脚本の脳味噌に疑問を覚えるレベルだ。2020年になろうとしている今、こんな古くさい設定出されて喜べるか!メタ構造を持つ作品だったら、30年前のものをそのまま使うのでなく、そこからもう一歩進めなければ意味がないのだ。
あともう一つ言うと、声優はプロを使ってくれ。主要キャラの声がみんな上ずった声に聞こえてしまって全く落ち着かない。 |
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11話 |
ヒロユキが任務中のお使い中、ヒロユキの心の声を聴いた麻璃亜という女性がいた。ヒロユキの中にタイガがいることまで見抜いた彼女は実は魔法使いだった。そしてその能力を宇宙人達に狙われていることが分かるのだが、既に彼女は魔法が使えなくなったと言う。
敵は宇宙怪人ゼラン星人オショロ。地球の魔法使いを使ってパゴスを操ろうとする。そして地底怪獣パゴス。地球の地下で眠っていた怪獣だが、ギマイラによって追い立てられて地上に現れた。背中にタイガの攻撃をはじき返す装甲を持つが、反面腹は弱い。そして吸血怪獣ギマイラ。ゼラン星人オショロの購入した怪獣で宇宙から転送されてきたが、このままではコントロールが利かず、ただ暴れるだけ。コントロールのためには地球人の魔法使いが必要。
前回と同じくヒロユキが出会った人物と宇宙人との関わりを描く事になる。魔法使いというその女性はもう力を失っているが、怪獣使いとしての力があるらしい。前後編でとりあえず登場しただけといった感じ。
最初に出てきた怪獣はパゴスで、これを倒せば話は終わるかと思ったら、次に又怪獣が出てきた。こっちの方が本命らしい。その戦いは後編で。
<イメージとして現れるタイガは何故かあぐらをかいている。私が知る限り、ウルトラマンでは初めての姿だ。
相変わらずポージングしながら攻撃するタイタス。かけ声は「マッスル、マッスル、スーパーマッスル」だった(「スーパー」ではなく「聖マッスル」だと主張する人もいる)。どこまでボディビルにこだわるんだ。
「ウルトラマジード」でははっきりと一度ウルトラマンに変身したら20時間変身出来ないと言われていたが、ここでは直後に変身が可能のようだ。> |
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17 |
読書 |
オーバーロード7 大墳墓の侵入者
ナザリック大墳墓の噂は帝国にも伝わり、謎の遺跡調査のパーティが募集され、報酬につられて何チームかの冒険者達がその調査に向かうこととなった。どうしても金が必要なヘッケランのパーティは真っ先に応募し、大墳墓に侵入するのだが…
これまで裏世界で活躍していたナザリックが世界征服に向けて動き出す話。最初に帝国に情報を流してわざと冒険者を呼び寄せ、敢えて侵入させることで難癖をつけて帝国に攻め込むというもの。完全なマッチポンプで主人公の悪人っぷりが強調されている。 |
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3話 |
或人とイズは寿司職人型ヒューマギアの一貫ニギローを売り込むために寿司の名店まごころ寿司へと向かう。だが主人の魚住はロボットの握る寿司は寿司ではないとにべもない。そんな所に現れたのはエイムズの唯阿だった。
敵はネオヒマギア。美容師型ヒューマギアのシザーメンズがマギア化した姿。頭足類の絶滅種「ネオヒボリテス」のデータから作られ、背中にある触手を展開して攻撃する。或人曰く「ゲソ」。
或人とエイムズの唯阿が接触。ヒューマギアを憎んでると思っていた刃唯阿が意外にもヒューマギアに理解があることが分かったが、ヒューマギアには心が無く、バックアップのデータだけが必要だと考えているようだ。そして今回唯阿も仮面ライダーバルキリーに変身している。レギュラーでは珍しい女性型ライダーとなる。
一方仮面ライダーバレットに変身する不破諌は相変わらずゼロワンに対して敵愾心を燃やしており、マギアよりもゼロワンの方を攻撃してた。捜査の仕方とかは足で稼ぐタイプで脳筋そのもの。唯阿とは好対照の行動力だった。
一応或人がゼロワンであることは秘密で、エイムズの諌なんかは全く分かってないのだが、唯阿とエイムズの長官はもうその事に気付いている様子。
寿司職人の魚住役は渡辺哲だった。健勝でなにより。
<ほぼツッコミが入らない話だった。強いて言えば、主人公の台詞が浮きすぎてるくらいか?それにしても存在感のない主人公だ。> |
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スタンリー・キューブリック 初期傑作選 Blu-ray BOX |
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15 |
映画 |
実話ベースのホラー |
第1位 |
悪魔のいけにえ |
エド・ゲインのエピソードが元 |
第2位 |
ジョーズ |
1964年にロングアイランドの漁師がホオジロザメを捕まえたエピソードから |
第3位 |
エクソシスト |
ローランド・ドー事件 |
第4位 |
サイコ |
エド・ゲイン |
第5位 |
羊たちの沈黙 |
数多くの猟奇殺人者をベースにレクター像を造った |
第6位 |
悪魔の棲む家 |
ルッツ家に起こった出来事 |
第7位 |
ウルフクリーク 猟奇殺人谷 |
ヒッチハイカーを捕らえては拷問にかけていたイワン・ミラットという男から |
第8位 |
エミリー・ローズ |
ドイツに住む16歳で亡くなったミシェルという少女の事実から |
第9位 |
死霊館 |
19世紀にニューロードアイランドのペロン家に起こったことから |
第10位 |
発情アニマル |
監督が出会ったレイプされた女性のインタビューから |
第11位 |
ヘンリー |
殺人鬼ヘンリー・ルーカスの話を膨らませた |
第12位 |
THEM ゼム |
ルーマニアで起こった別荘でのオーストリア人殺人事件 |
第13位 |
チャイルド・プレイ |
呪いのブードゥ人形を使った看護士が実際にいた |
第14位 |
THE TOWN THAT DREADED SUNDOWN |
1940年代に起こったTexarkana Moonlight Murdersという殺人鬼 |
第15位 |
エンティティー/霊体 |
1974年にドリス・ビザ-の家で起こったこと |
第16位 |
マックィーンの絶対の危機 |
1950年にフィラデルフィアに突然現れた巨大なゼリー状物質 |
第17位 |
サランドラ |
16世紀にあった食人一家 |
第18位 |
ポゼッション |
ユダヤの民間伝承がベース |
第19位 |
プロフェシー |
実際のモスマン調査と1967年のシルバーブリッジ崩壊を重ねた |
第20位 |
レッド・サバイバー 国境からの脱出 |
南米のカルト集団 |
第21位 |
ストレンジャーズ/戦慄の訪問者 |
監督が子どもの頃にあった、見知らぬ子どもが家にやって来たことがベース。他にチャールズ・マンソン事件 |
第22位 |
オープン・ウォーター |
1998年にグレートバリアリーフで起こった事件 |
第23位 |
隣の家の少女 |
1965年にインディアナ州で起こった隣人を自分の家に閉じ込めて拷問したという事件 |
第24位 |
エルム街の悪夢 |
話自体は創作だが、カンボジアからの移民が悪夢を見て死んだという事実を下敷きにしている |
第25位 |
オードリー・ローズ |
フェリッタ家に起こった前世を持つ子どもの話 |
The 25 best horror movies based on true stories |
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14 |
読書 |
テラフォーマーズ22
テラフォーマーズのリーダーである“祈る者”の捕獲に成功し、解剖を開始するが、虫の生命力であり得ない方法で脱出を許してしまう。そしてあっという間に巨大な城を築き、人類と徹底抗戦の構えを取る。そんな中、世界中に勢力を持つニュートン家の当主としてジョセフが即位していた。
拉致されてしまった膝丸燈は全然活躍出来ず。今回はほぼ背景の説明だけで終わり、話はかなり大きく拡大している。
しかし、カタルシスに極めて乏しい上に登場人物を増やし続け、風呂敷がたたみ込めそうにもない感じ。 |
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25話 |
ネットでクレオンが踊る動画が大流行していた。だがその怪しい動きに魅入られた人々は魂を奪われてしまう。バンバとトワは動かなくなった人々を襲おうとしているマイナソーを発見して撃退するが、人々は回復しなかった。
敵はグリム・リーパーマイナソー。クレオンの動画を観て動けなくなった人から生み出されるマイナソーで、本体はネットの中に潜み、分身が多量に出現する。全ての分身と再合体しないと実体化しない。
ういとメルトの二人を中心にした話。全く売れない動画投稿を続けるういに、協力することは無意味だと考えてたメルトが少し考えを変えるという話。最後はリュウソウジャー全員で踊るEDソングへと繋ぐ。巧い使い方だ。
相変わらずワイズールの命令に嫌々従うクレオン。頑張って動画を拡散させたが、それを悪用されたと言って怒っていた。それでついにクレオンはワイズルーに反抗。動画を削除することで抵抗してた。尤も裏切ったわけではなく、子どもの駄々みたいなもんだが。
今回のゲストはひょっこりはん。動画投稿者として登場したが、その名前がアニキン。なんという捻りのない名前だ。クレオンも意識してマイナソーの苗床に選んだわけでないため、マイナスエネルギーを吸収せず、その代わり不特定多数の人間の魂を吸い込んでエネルギーを溜めることにした。 |
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08 |
映画 |
ライオン・キング(2019) |
プライド・ロックの王者ライオンのムサファの仔シンバは、強い父の統率力の元、自然を学び、群れのリーダーとなるべく成長していった。だが叔父スカーに騙されて父を失い、しかも父親殺しの汚名を着せられそうになり、自ら群れを飛び出るのだった。
かつて大ヒットしたライオン・キング(1994)はディズニーアニメ作品では実は私が一番好きな作品である。当初は「ジャングル大帝」のパクりか?などと思っていたものの、英雄譚のフォーマット作品としての質の高さに驚かされたものだ。
それで昨今のディズニーアニメの実写化流行りの波に乗って、その内出るだろうと思ってたけど、思った以上に早かった。
オリジナル版と基本路線を全く変えてないため、ストーリーの良さは言うまでもないし、CGの自然さはこれまでの実写化作品以上になり、動物も今はCGで普通に作れるようになったことに感心させられた。
ただ、完全リメイクと言うことなので、CG以外にはさして言う事が無いのが困ったものだ。
オリジナル版はDVDで保有しており、例えば家に子どもが来たときなどはいつも一緒になって見ていたこともあって、かなり細部まで知っているお陰で、再現度の高さは分かるが、これまで何度も観ていた物語をなぞってるだけでしかなかった。
強いて違いを言うなら、キャラクターがもうちょっとアニメ寄りでも良かったか?という程度。ライオンがほんとにライオンで、これでいいんだけど、折角のアニメなんだから、もうちょっと擬人化しても良かった気はする。
特にナラが普通の雌ライオンだったから、そこがどうにも残念だ。オリジナル版の擬人化が絶妙だっただけに、普通のライオンになったことで逆に違和感が生じる。リアルな動物が自然状態ではない物語を演じるため、それがちょっと入り込めない部分もあった。
良い作品なんだが、ほんとに話すことが少ないのが欠点。 |
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10話 |
戦いを辞め、小田という名前で地球人として暮らすナックル星人オデッサ。そんな小田と知り合って親しくなったヒロユキだが、その正体を知る霧崎は小田の心の中にある戦いへの渇望を刺激する。その心に反応して、小田が地球に持ち込んだ卵からブラックキングが生まれてしまうのだが…
敵は暗殺宇宙人ナックル星人オデッサ。かつて暗殺者として宇宙を暴れ回った宇宙人だったが、今では引退して小田という名前で地球に住む。ブラックキングの卵を持ち込んでいた。そして用心棒怪獣ブラックキング。オデッサが持ち込んだ卵から孵った怪獣。卵に封印されていたが、オデッサの戦いたいという心の状態によって生まれてしまう。
地球人として暮らす宇宙人が再び戦いに赴くという話。これまでのシリーズでも何本か同じパターンの話があった。戦う事が人生の目的だった宇宙人が落ち着いた老後を得ようとしても駄目だったという話になってる。ウルトラマンの姿を見ると戦わずにはいられなくなってしまうという厄介な性格だった。
タイトルにもあるが、この話は夕焼けが特徴的に使われる。「帰ってきたウルトラマン」の特技監督大木淳が好んで使った手法で、ナックル星人とブラックキングが登場する37話も「ウルトラマン夕陽に死す」というもの。悲しい話だったが、この話は別な意味で悲しい話になっていた。
<小田の描いた絵にはウルトラマンらしい巨人とブラックキングが戦っている光景が描かれていた。「帰ってきたウルトラマン」でのナックル星人は死んでいるはずだから、別な時空で他のウルトラマント戦った記憶だろう。それにしてもなんで戦いはみんな夕陽なんだ?
相変わらずポージング取りながら敵の攻撃を受けるタイタス。このキャラどこまで筋肉野郎なんだ?> |
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07 |
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4話 |
アッシュは生き返った父のブロックをバラバラにして始末したが、肉体から離れたブロックの精神はアッシュにメッセージがあると告げる。それを確かめに行っている間、家にブランディとケリーが帰ってくるが、
2ndで父のブロックがアッシュに告げようとした言葉を説明する話だが、そこでブロックが告げたのは、ちょっと前にアッシュを助けようとしてやってきた人物を誤って殺してしまったという事だった。親子揃ってろくでもない奴らばっか。しかも地下室に落下したその人物、しばらくは生きていたらしいが、地下室を封印してしまったために閉じ込められて死んでしまってた。
アッシュが留守中のウィリアムズ家は大混乱。パブロがデッダイト化して、たまたまそこにいたケリーとブランディに襲いかかり、ケリーの足に噛みついたところ、足だけがデッダイトが取り憑いてしまった。
一方、ルビーの方もいろいろ危ない橋を渡っているらしいことが分かった。具体的に何に焦ってるのかは分からないけど、時間が迫っているらしい。
<アッシュの家に入ったケリーは、居間にバラバラ死体があっても平然とアッシュを呼んでいる。慣れって怖い。
そんなケリーに向かってブランディが言った台詞は「大丈夫じゃないし大丈夫が何かもう分かんない」だった。まさにその通りの作品だ。
ブロックの店の地下にいたデッダイトと戦うアッシュ曰く、「地下室で悪魔とは何度も戦ったから大丈夫」だそうだ。慣れって怖い。> |
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06 |
読書 |
墓場鬼太郎5
「おかしな奴」資産家の青年から、家に起こっている不思議な出来事を調べてほしいと言われた鬼太郎。まず最初にねずみ男と目玉の親父がその家に向かうが、それは聞きしに勝るおかしな家だった。
「ボクは新入生」漫画家の水木家に厄介になっている鬼太郎とねずみ男。そんな時にガモツ博士を名乗る男が現れ、ここにお化け大学を設立すると宣言する。
この辺りから鬼太郎も人間の役に立つことと、猟奇的な展開がなくなっていく。上記2作品はどちらも後の「ゲゲゲの鬼太郎」に引き継がれた話で、特に後半の話は人間界が妖怪の世界に飲み込まれるブリガドーン現象についての初出の話となっている。
あと、鬼太郎誕生の描き直し話も収録されている。私が昔読んだ墓場鬼太郎の話はこっちのバージョンだったようだ。幾多郎の潰れた目が右目なのが特徴だな。 |
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24話 |
祭りの夜。カナロはドルン兵に襲われている女性八尾増麻央を助けた。彼女から家に誘われたカナロは舞い上がってしまうが、そんなカナロの様子を心配したリュウソウジャーの面々は二人を尾行するが、彼女は
敵はドワーフマイナソー。八尾増麻央という空手家の娘から生まれたマイナソーで、空手技を得意とする。体の周りにバリアを張り、ジャンプした敵に向かって炎を吐く。
カナロの中心回。女好きという属性があるため、悲惨な目に遭いやすいキャラとして結構キャラが立ってる。その意味でオトはツッコミ役として良い立場にある。オチは分かっていたが、やっぱり勘違いだった。
カナロのためにみんなで特訓するシーンが結構懐かしくて良い。
コウからコスモソウルを渡されたカナロはコスモラプターを呼び出せるようになった。コスモラプターがカナロを認めたと言うことなんだろうが、その描写は無かった。
今回は太秦での撮影っぽいが、別段時代劇というわけでない。
<麻央に言い寄られて舞い上がったカナロ。その背後で花火が上がってるけど、花火ってアダルトな意味では決して碌な意味が無い。妙にすっきりした顔してるし。
リュウソウ族は伝統ある一族だが、結婚式は人間のものを踏襲するらしい。これが流行ったのはここ半世紀くらいなんだけど。> |
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04 |
映画 |
天気の子(2019) |
2021年。伊豆の離島に住む森嶋帆高は家出をして東京までやってきた。アルバイトを探しながらネットカフェ生活をしていたが、あっという間に資金が尽き、補導されかかったところを、偶然知り合ったライターの須賀圭介という男に拾われて事務所の手伝いをすることとなった。東京はずっと雨模様だが、僅かな時間だけ一区画だけ晴れさせる「100%の晴れ女」なるものが存在するという都市伝説を須賀の事務所は調べていたが、偶然から帆高はその晴れ女の天野陽菜と知り合ってしまう。彼女の能力を人助けに使えないかと考えた帆高は陽菜と小学生の弟の凪と共に晴れを呼ぶ商売を始めるのだが…
前作君の名は。は大ヒットし、国内興行収入第2位となる250億円もの興行収入を得たメガヒット作品となった。
この作品はそれまでの新海監督のファンにとっては複雑な思いにさせる作品だった。作品の出来自体は実に良く出来たと思うのだが、実に爽やかな作りは、それまでの韜晦に満ちた新海作品に慣れ親しんだ人間にとっては、戸惑いしか感じない作品になってしまった。
実際当時この映画の話を友人としていると、妙にうつむいた話になってしまってたもんだ。
しかしながら、ストーリーと言い、キャラクターと言い、もちろん描写と言い、とても高水準にまとまっていて、大変面白い作品になっていたのは確かだった。
それでその三年後に本作が投入された。
本作も結構なヒットはしてる。君の名は。に続いて100億円ヒットだそうだ。
ある意味それはとても凄いことだと思える。
なんせこの作品、受ける要素が私の眼から見てもほとんど無いのだ。いや、それは言い過ぎかもしれないんだが、君の名は。と較べても明らかに脚本も演出も落ちる。全体的に出来は到底太刀打ちできそうもない。
しかしながら、本作が面白くないなんて言わない。実に楽しいのだ。
何が面白いと言ったって、これだけツッコミが次々入る作品は大変珍しい。映画観てる間、私の脳はフル回転。秒でツッコミが入る作品なんて、『トランスフォーマー』以来だ。だから正確には「面白い」ではなく「楽しい」。
ほぼ秒でツッコミが入るため、いちいち書いてるといくらでも書けてしまうのだが、とりあえず二点だけ言わせてもらおう。
本作の最大の問題点となるのだが、本作は登場人物が少なすぎるという事。最初に出てきた船が幽霊船なんじゃないかと思うくらい人が少なかったが、それはそのまま続く。東京、しかも最も人が多いはずの新宿にほとんど人がいない。思わせぶりな台詞を使うチラ見した人間が必ず後で関わってくるのだが、新宿という街の中でどんだけの確率で再会できるのかとか、それこそ一瞬しか顔見てない行きずりの人間を細部まで思い出せるとかの記憶力、いわゆる「大人」の不在。まるで箱庭の中で人形遊びしてるかのようだ。
世界の狭さこそが新海監督の売りなのだが、これが例えば田舎町とか架空の街、あるいは東京でも極めて狭い空間だけの話だったら成立するだろうけど、さすがに新宿全体を覆う話には無理矢理過ぎ。
そしてこれも新海作品の特徴なのが、「動機の不在」というのがある。何故人を好きになるのか、何故そのような行為をするのか、そのバックボーンがあまりに薄すぎる。基本的に「俺がしたいから」という論理のみで話が展開するため、話が強引になりすぎるし、なにかまずいことが起これば走って逃げるだけ。うる星やつら4 ラム・ザ・フォーエバー(1986)か?
とりあえず何の意味もなく走って逃げれば話が展開する。
そしてこの動機の不在はラストにまで影響する。帆高の家出はオチに関わる重要な伏線だと思ってたんだけど、最後に分かるのは、本当に単なる家出だった。
そして何の考えもなく陽菜を助ける選択をしたため、東京を水没させる。ほんとうに何にも考えてないからこそできる最悪の結果だった。
新海監督はそれでいいと割り切ったんだろう。そしてそれは一般的には“不正解”だからこそ正しい作り方だったと思う。
あと、もう一つだけツッコミ。
陽菜の能力はピンポイントで晴れを作ることなんだが、太陽が出ていても頭の上は雲になる訳だから、太陽が上にある、正午近くでないとあんまり意味がない。 |
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9話 |
宇宙人に襲われていた女性を助けたヒロユキとホマレ。実は彼女はホマレの過去を知っていた。そんなマイコの警護の任務を仰せつかったヒロユキとホマレ
敵は水異怪獣マジャッパ。姿形は「ウルトラマンオーブ」に登場したマガジャッパと同じだが、鼻から様々な効果を及ぼす液体を出すことができる。かつて水獣の守り人に封印され、タリスマンに封じられてていた。
4話に続きホマレの過去について描かれる。ホマレは宇宙人で過去随分荒れていたことが言われていたが、何もかも反抗して虚無的な生き方をしていたと改めて語られる。
今回は単発話だったが、自分が宇宙人であることを隠している人と、先祖に宇宙人を持ち、自分もその能力を受け継いでいることを隠さないで生きようとする人とも。いろいろ考えさせられる話だった。
それでマイコの覚悟を知ったホマレも自分が宇宙人であることをイージスのみんなに告白するが、誰もそれを気にしておらず、普通通りに接している。実際
話自体は悪くないんだが、何故マジャッパを復活させようとして、何に用いようとしたのかの目的とかが全部中途半端なのがちょっと気になる。
<フウマの戦いは敵を挑発してスピードで翻弄するというものだが、お尻ペンペンまでやるのはふざけすぎ。> |
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03 |
読書 |
素晴らしき結婚生活
結婚26年を迎えるボブとダーシーの夫婦。結婚生活の中でいくつかの危機はあったものの、概ね夫婦仲は良好で、二人の子どもも独立し、老後の話題が出るようにもなっていた。そんなある日、ダーシーは夫のボブの秘密を知ってしまう。
中編集“Full, Dark, No, Star.”からの一本。これも超常現象は一切起こらないが、夫が殺人鬼であることが分かってしまった妻の苦悩と、そんな夫とどう接していくかを緊張感溢れる描写で描く。これもひょっとして映画になってるか?と思ったら、やっぱりなってた。 |
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1話 |
口知能搭載人型ロボのヒューマギアを開発し、世界有数の産業を作り上げた飛電インテリジェンスの創業者兼社長の飛電是之助が死去した。後継者の社長として白羽の矢が立ったのは飛電是之助の孫で売れないお笑い芸人の飛電或人だった。折しも何者かによってヒューマギアの暴走事件が発生してしまい、或人は社長として認められるために暴走ヒューマギアを抑える役割を担わされてしまう。
敵はベローサマギア。お笑い芸人ヒューマギアの腹筋崩壊太郎が暴走させられた姿。絶滅した昆虫クジベローサ・テルユキイをモデルにしている。両手の鎌状武器で直接攻撃したり、衝撃波を飛ばしたりして攻撃する。
平成シリーズを経て、令和シリーズの開始の話。だけど設定はこれまでの「仮面ライダー」シリーズのいくつかのパーツを切り貼りしたようなもの。まだ個性は出せてない感じだ。出てくるキャラも変な意味でぶっ飛んだ感じだが、これも全員練れてない。とにかく声が棒読みで痛々しい。
これまでのライダーシリーズの第1話の中では最低レベルに面白くないが、相当に低年齢向きに設定した出来は、これまで比較的年齢層を高くしてきたシリーズから原点回帰させようとしているのかも知れない。
<或人役の高橋文哉は肌があんまり良くないな。
ヒューマギア腹筋崩壊太郎の登場ポーズは見事なT-800ポーズ。音楽まで寄せてる。まあそれは良いんだが、何でナレーションが山ちゃんなんだ?ここは玄田哲章しかいないだろう。
ベローサマギアは「人類は皆殺し」と言ってる割に或人に対しては相当加減して殴ってる。二回も殴られてるのにピンピンしてる。ひょっとして飛電インテリジェンスのマッチポンプなのか?> |
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01 |
映画 |
トイ・ストーリー4(2019) |
新しいご主人ボニー・アンダーソンの元でおもちゃとしての使命を果たしていたウッディたち。そんなボニーは幼稚園でプラスチックの食器フォークを使って自分でおもちゃを作り出し、フォーキーを生み出した。おもちゃとしての意思を持ったフォーキーは自分は食器なのかおもちゃなのかのアイデンティティに悩み、仲間として受け入れようとするウッディを困らせる。そんな時、アンダーソン家はボニーの幼稚園入園を祝ってドライブ旅行に出かける。そこで宿泊したオートキャンプ場でウッディはかつてのご主人アンディの家にいたおもちゃのボー・ピープと再会する。
アニメ製作会社ピクサーの名前を飛躍的に高めることとなったトイ・ストーリー(1995)から既に四半世紀が経過しようとしている。その間にも2本の続編をはさみ、ついに完結編として作られたのが本作となる。
ただ実質的にはトイ・ストーリー3(2010)で完結編は終わっており、四作目が果たして作られる意味があったのかはなんとも言えない。
同じ完結編として作られたこの2作は、「おもちゃとしての使命を終えたおもちゃ」の身の振り方というテーマで共通しているのだが、方向性は随分変わっている。
トイ・ストーリー3の場合、いらなくなったおもちゃは新しい持ち主を見つけてそこで再びおもちゃとして用いられるとされた。
おもちゃの持ち主が大きくなって、今のおもちゃが不必要になったとしても、おもちゃは用いられ続ける。これは基本的におもちゃにとってはアイデンティティの継続となるため、理想的な身の処し方となる。
それに対して本作ではそこで止まらなかった。アンディは自分自身がおもちゃであるというアイデンティティを捨て、他のおもちゃのために働く道を見いだしていく。これもまた立派な卒業であることは間違いがない。
3と本作は並行世界的な感覚でどちらも結論として考えられるのだが、結論が二つになってしまったのは、オリジナルトイ・ストーリーの監督であったジョン・ラセターの存在が大きい。経営者としての手腕を発揮したラセターは全く新コンセプトとしてピクサーを立ち上げ、ディズニーと手を組んで、ついにはディズニーを乗っ取るという、ある意味アメリカン・ドリームの申し子みたいな人なのだが、その原点はトイ・ストーリーに他ならない。この作品でピクサー映画のフォーマットができあがり、ある意味で映画の構造自体を改革した。
そんなラセターが出した結論は、おもちゃの命は継続していくというものだった。
これは結論として決して悪いものではない。だがこの結論は、一切の変化がないものになる。トイ・ストーリーという作品の枠組みで言うなら、アンディの行き着く先は、限られた世界のおもちゃのリーダーとして生きること。アンディ自身は成長して良いリーダーとなっているが、世界が狭いままで閉じてしまってる。
この結論はちょっと寂しい。アンディがこれまで培ってきたアイデンティティはこれ以上成長しようがないのだ。
ラセターにとってはそれで良いのかもしれないが、これまでシリーズを応援してきたファンにとっては「これでいいのだろうか?」と思わせるところもあった。
それでラセターが監督・製作から離れることによって、その結論を外して「アンディがもう一段階上の存在になる」話を作ってみたのが本作となる。
おもちゃとして生きてきたアンディは、おもちゃとしてのアイデンティティを持ち、仲間達のために働いている。一作目の時とは異なり、ボニーの一番の朝雨愛を受けることより、ボニーニ大切にされる他のおもちゃのことを案じるような立派なリーダーになっている。
だがそんなアンディが外の世界を見たとき、誰にも振り向いてもらえないおもちゃや、捨てられてしまったおもちゃなどと出会う。
これらの出会いを通し、アンディはこれまでのようにボニーという一人の人間のために生きるのではなく、もっと大きな使命に目覚めていくことになる。明らかな成長物語として本作は作られたという事になる。
これは明らかにラセターの作り上げた世界観に対する挑戦だった。それが成功したかどうかはともかくとして、この姿勢は評価したいと思う。
ただそれで諸手を挙げてこの結論を評価したいとは言えないのがなんとも。結局観終わったところで3以上にモヤモヤ感が残ってしまった。
もうちょっと違う結論なかったかな?これではほとんど「カモメのジョナサン」だし、50年代の価値観で作られるってのもなんともすっきりしない。
ラセターは古き良きアメリカの時代、50年代を理想としていたが、それに対して70年代の価値観を出されても困る。 |
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3話 |
キャンディスの葬儀の日。ブランディの父を演じようとするアッシュだが、ブランディに拒絶されてしまう。しかもデッダイトとして甦ったキャンディスは二人に襲いかかる。一方自分の身体が悪魔に乗っ取られかけ、最悪の体調となってしまったパブロ。
死者に対する敬意など全く持ち合わせない作品だが、葬儀の日まで戦いとか、ちょっとやりすぎな内容が展開。
ブランディはスクールカウンセラーを慕っているが、カウンセラーは眼鏡姿の女性。眼鏡を取ったら、その顔はルビーだった。別人なのか本人なのかと思ったら、本人だったらしい。悪魔の赤ん坊を育ててるけど、瞬間移動でもしてるのか、それとも時間のずれがあるのか。
そのルビーは自らの血を使って誰かを復活させていたが、誰かと思ったらアッシュの父ブロックだった。
幻想を視るパブロは、カンダリアンのナイフを探すように言われている。割とあっけなく発見はできたが、発見した途端に悪霊に襲われてダルトンは殺され、デッダイト化して襲ってきた。そういえばカンダリアンのナイフは2ndでは全くその存在を忘れ去られてたな。 |
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