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29 |
読書 |
トクサツガガガ4
同じ会社に転勤してきた北代さんから何故か目の仇にされてしまう隠れ特オタOLの仲村。その事を知り合いの吉田さんに話してみたところ、なにか感じるものを持っていたようで、そのアドバイスに従ってみることに。他にもお兄さん夫婦とその娘さんとの交流(ダシに使うとも言う)を通してヒーローショーを観に行ったり、そのお兄さんが語る仲村さんの過去なを収録。
4巻に来て、最高の作品が投入された感じ。これまでの「特撮オタクあるある」だけでなく、そこから踏み込んで仲間を作ったり、更にディープな楽しみ方をしたり、特オタに理解のある一般人とのつきあい方まで様々。最後に収録されたカラオケ熱唱はすげえ羨ましかったり。実に素晴らしい。 |
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16話 |
別行動を取り、チキュウに残ったスティンガーとチャンプはついに探し求めていたスコルピオと出会う。弟のスティンガーに、これまでの裏切りには理由があると語るスコルピオ。兄を信じたいスティンガーは…
敵はスコルピオ。さそり座カロー。そしてデスアーム。
兄を信じたいスティンガーに対して兄のスコルピオの行った仕打ち。血縁の裏切りを描くのは珍しく、かなり重めの物語展開となってる。これまで数回にわたって兄の裏切りが語られてきたが、今回でその亀裂は本物となる。愛する兄の裏切りに耐えられなかったスティンガーは俺を殺してくれと頼むが、その身代わりになったのはチャンプの方だった。完全にバラバラにされてしまったが、
スコルピオの言うところでは、チャンプの生みの親アントン博士もジャークマターの一員で、ジャークマターを裏切ったためにスコルピオによって粛正されたとか。
スコルピオによってマーダッコは又殺されてしまった。復活したらこんどは妙に色っぽい姿になった。宇宙を手に入れるというスコルピオに付いていく
今回の出撃は最初に黒燈。その後赤青金紫。最後に黄桃緑銀が参戦して総力戦に。
<チャンプは一応機械生命体なので、復活は可能。しかしそれにしてもラストのスティンガーを除くキュウレンジャーの明るさは違和感が。> |
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27 |
映画 |
ムーンライト |
“リトル”というあだ名を持ち、いじめられっ子の少年だったマイアミに住む少年シャロン。親友のケヴィンへの秘めた想いを心に秘めつつ、幼少時代、学生時代、青年時代を通して逞しく成長していくシャロンの姿を描く。
2016年オスカー作品賞を見事射止めた作品で、下馬評では『ラ・ラ・ランド』(2016)とどちらが?と言われていた(オスカー授賞式では何故か司会のウォーレン・ベイティに女優賞の紙が渡されてしまい、作品賞の言い間違いというハプニングも起こってしまった)。
それだけの評価を受けた理由は何かと観に行ってみたのだが、少なくとも私にはぱっとしない作品に映った。
作品自体が悪いとは思ってない。いやむしろなかなかに画期的な作品だとも思ってる。
作品としては、内向的な性格で、自分の性的指向に悩む男の、少年期から青年期に至るまでの多感な時期の悩みを描くもの。それを中心とするが、貧しく複雑な家庭環境や、麻薬に関する付き合い方、いじめ問題も内包する盛りだくさんの内容を、けだるげな演出で作り上げたものとなる。リアリティに溢れた作りはとても好感が持てる。
何よりこれをアフリカ系の監督が、アフリカ系の役者ばかりを集めて作ったと言うことが最も画期的な部分とも言えよう。
アフリカ系のスタッフやキャストを集めて作られた作品は結構多いが、世界的に紹介されるメジャー作品のほとんどは二系統に分けられる。
一つはいわゆる過激なアクションを売りにするブラックスプロイテーションの系譜。ブラックスプロイテーション自体は当のアフリカ系の人々からの批判を食ってしまう結果となったが、その過激さは広くファンを持つ。
もう一つは民族の確執の方向性に行くもの。これは過去から多くの作品が登場しているし、アカデミーノミネート作品も多い。近年では2013年のオスカー作品『それでも夜は明ける』(2013)はその系譜に入るだろう。
概ねこの二系統で語られるばかりのアフリカ系映画だったが、そこに一石を投じたというのは画期的と言えるだろう。もっと早くこう言ったものが作られて然りだと思うが、やっと出てきたか!という感じとなった。特にアフリカ系による性的マイノリティを描くのは、他に記憶が無い。
主人公は内向的な性格であり、うつむいて台詞もほとんど喋らない。薬物中毒の母親の極端な愛憎を受けてる時も、愛を受けても憎しみを受けてもうつむくばかり。イジメに遭ってる時も何も言わずにじっと耐えるばかり。ほとんど喋らない主人公の表情の仲から、精神的な葛藤や決意のようなものを読み取らせようという微妙なセンスで展開する物語となる。物語を三段構えにして、それぞれの年代における思いを描くのもユニークな視点。
これまで作られてこなかったという強みがあり、それがオスカーを得た理由となるのかとは思う。
ただ、画期的とはいうものの、内容自体はさほど目新しいものではない。民族の壁を取っ払って考えるならば、せいぜいミニシアター系の小品で終わるような作品である。これまでこの手の作品は山ほど出ているし、この作品自体映画的な興奮もほとんど覚えないままに終わってしまった。なんか不完全燃焼で終わってしまったような気がして、観終わってとても感情的にモヤモヤしたものを感じてしまう。ここまでメジャーになるべき作品ではなかったというのが正直な感想だ。
こんな投げっぱなしでは啼く、すっきり終わらせて欲しかった。少なくとも物語性とか演出、ラストシーンの展開に至るまで『ラ・ラ・ランド』の方が上を行っていたとは思うし、欲こんな作品を発掘して、アカデミーまで持って行ったということの方に感心してしまう。 |
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32話 |
仮面ライダークロニクルをクリアするために、パラド、グラファイト、ラヴリカの上級バグスターに挑む仮面ライダーたち。そこでラスボスが存在することを知る。そのラスボス、ゲムデウスを倒すためには仮面ライダークロノスの力が必要であると言う新壇黎斗。
敵は仮面ライダーパラドックス、グラファイト、ラヴリカの三体。
この作品、まるで最終回のような演出がいくつも登場している。今回も「最後の戦いだ」みたいな言い方で戦いに望み、結果として又新しいキャラが出てきて、更に強い敵と戦わねばならない。という展開となってる。昔の少年漫画みたいだが、これはこれで楽しいので良し。
だがそれも終わりは決まっている為、そろそろラスボスが登場する感じである。パラドがラスボスではちょっと不完全燃焼になるか?と思っていた為、違うラスボスがいるとのことでなんかちょっとほっとしている。尚その設計をしたのはかつての壇黎斗だが、新壇黎斗に言わせると、ゲームを永遠にプレイさせるためにクリア不可能なボスを設計したとか…なんと迷惑な。
そしてクリアのために必要という仮面ライダークロノスが登場。その正体は黎斗の父正宗だった。最初に登場した時は上級バグスターすら全く敵にしない実力者で、彼とラスボスの存在がこの作品の最後の締めとなるらしい。
実は壇黎斗の父政宗こそが仮面ライダークロノス。永夢とほぼ同時にゲーム病に罹患しており、ゲーム製作の過程で全てのウイルスを自らに移植して、その耐性を作る事でクロノスの力を手に入れたとのこと。最初に登場した時は冴えない親父っぽく見せておいて、この展開は結構驚く。
仮面ライダークロノスの力とは、強制的にあらゆるゲームプレイヤーにポーズを掛けることが出来ると言う事で、固定化したキャラを倒す事で、ゲーム上完全な死を与える事が出来るとのこと。檀黎斗を超えたゲームマスターであり、仮面ライダークロニクルに関係するキャラの命を全て握るというチート過ぎる能力を持っている。 |
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26 |
読書 |
何様
「何者」に登場する人物たちのサイドストーリーを描く短編集。「水曜日の西階段はきれい」「それでは二人組を作ってください」「逆算」「きみだけの絶対」「むしゃくしゃしてやったと言ってみたかった」「何様」を収録する。
「何者」に登場していた現代に生きる若者たちを、ちょっとだけ皮肉を込めて描くと言う著者のスタイルを押し通した物語。ただ、しばらく読んでいる内に「ああこれ皮肉なのか」と思わせる為にはそれなりの長さが必要な為、短編だと著者の良さはかなりスポイルされてしまうようで、全体的に今ひとつと言った感じ。どんでん返し感もなく、平板なのが少々残念。 |
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8話 |
仲間たちを騙して一人だけで始まりの地の山小屋へと向かったアッシュ。だがそこにアマンダもやってきて、二人で山小屋を探索することに。
始まりの地の物語。その言動から、一応ベースは『死霊のはらわたII』になることが分かる(そもそもアッシュが右手切り落としたこともそうだけど)。そこでかつてアッシュが首を切り落とした恋人のリンダと再会することになる。一方、一緒に来てしまったアマンダは悪夢のような一夜を過ごすことになるが、そこで死者の書を葬るためのアイテムの存在を知ったのだが、その前に現れたのはアッシュ。
実は先行して山小屋にやってきていたアッシュの右手からなんとアッシュが生えてきたという。ナマコか!
そのアッシュによってアマンダは殺される。結局アッシュが言ったとおり、一緒に来た人間は死ぬ事になった訳だが、仲間になったばかりで退場は辛いな。怒りに燃えるアッシュは自分と戦う事になるが、お互いに弱点を知り尽くしてる仲なので、
<首だけになったリンダがアッシュを誘惑してるシーンがあるが、「あなたをしゃぶってあげるわ」とか「生首をファックしたらどう?」とか、ちょっと考えるだにグロいのだが、これをテレビでやったのかよ。> |
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24 |
読書 |
孤独のグルメ2
ぶらりと初めての店に入り、孤独に一人飯を楽しむ男井之頭五郎。旅先や仕事先での様々な店での食事風景を描く。
1巻を購入したのは一体どれくらい前だろう?と言う位に久々の第2巻。既にテレビシリーズは大人気で、私もそれは好きなのだが、オリジナルとなる漫画はまた違った味わいがある。呼んでてなんだか心地が良いが、強いて言えば、1巻はもう少し無頼感が強かったような気がするが、今巻は単純な一人飯になってる感じがある。 |
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15話 |
アルゴ船復活のために必要な二つのキュータマの在処が判明した。その内の一つが帆座星系のベラにあることが分かり、そこに向かうことに。ビーチで有名と言う事で、バカンスを楽しもうとしていたハミィとラプターだったが…
敵はゴネーシ。惑星ベラのダイカーンで、純朴な住民に自分が救世主だと思い込ませて貢ぎ物を要求する。
ハミィが中心となった話。今は何事も強引だが、過去引っ込み思案だったという。とりあえず一人一人が過去と向き合って、乗り越えるというパターンが続いている。なんとなく軽くなってしまった感じかな。
アルゴ船復活に必要な三つのキュータマの内二つ目をゲットできた。
今回の出動は赤緑黄桃銀の五人。それとチキュウで燈黒が別行動。
<惑星ベラの村というのは全く生活臭がない。ちょっと安っぽいな。祀られているというホキュータマも海岸にむき出しだし。> |
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23 |
映画 |
物議を醸した |
市民ケーン |
ズーランダー |
黄金時代 |
ターミネーター |
氷の微笑 |
戦艦ポチョムキン |
乱暴者(あばれもの) |
殺し屋1 |
吸血鬼ノスフェラトゥ |
Cocksucker Blues |
クルージング |
ベーゼ・モア |
パフォーマンス |
暗黒街の顔役 |
スカーフェイス |
アンチクライスト |
ロリータ |
カーペンターズ・ストーリー |
カリギュラ |
チャイルド・プレイ3 |
ラスト・タンゴ・イン・パリ |
モンティ・パイソン ライフ・オブ・ブライアン |
トワイライト・ゾーン |
愛のコリーダ |
フリークス |
ヘンリー |
最後の誘惑 |
食人族 |
ネクロマンティック |
The Day The Clown Cried |
The Devils(1971) |
死霊のはらわた |
パッション |
サイコ |
レザボア・ドッグ |
鮮血の美学 |
クラッシュ(1996) |
ナチュラル・ボーン・キラーズ |
悪魔のいけにえ |
ジャンク/死と惨劇 |
わらの犬 |
エクソシスト |
発情アニマル |
Salo, or The 120 Days Of Sodom |
アレックス |
セルビアン・フィルム |
ムカデ人間2 |
意思の勝利 |
時計仕掛けのオレンジ |
国民の創世 |
The 50 most controversial movies of all time |
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22 |
読書 |
響け!ユーフォニアム2
京都府大会で金を取り、関西大会への出場が決まった北宇治高校吹奏楽部は、指導教官滝の元、いっそう練習に力が入っていた。そんな中、昨年吹奏楽部を辞めた二年生の傘木希美が復部を願い出る。だが副部長で久美子と同じユーフォニアムパートの3年生の田中あすかは断固として復帰を認めようとしなかった。その頑なさに違和感を覚える久美子だが…
第一巻が京都大会、そして第二巻となる本作は関西大会への出場と順調に時は流れていく。その中での、小さいけど当人にとっては深刻な事態のいくつかに直面することになる主人公の黄前久美子という構図を取っている。
1巻以上にリアリティは増しているのもたいしたもの。物語の細かい「あるある感」もそうなのだが、体温や呼吸の描写がかなり細やかで、細部まで読み応えがある。 |
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7話 |
悪霊の存在を認めたアマンダを仲間にしたアッシュは四人で始まりの地へと向かおうとする。その前にアッシュは友人のレムを探して武器を得ようとするのだが、既にレムはデッダイトに取り憑かれており…
前回都合良く表れたレムの所へと行く話。ただアッシュたちがそこに向かうのを先回りしてデッダイトが襲ってきて、更にそのキャンプの面々はアッシュたちが犯人だと思い込んでる…『28日後…』?他にもデッダイトを見た男が「あれは政府がまき散らしたウイルスだ」と言っていた。それは『バタリアン』だよ。あと、アマンダと一緒に閉じ込められたアッシュが性的なジョークを連発するのは、セックスした人間から死ぬと言う『スクリーム』からかな?
あと、エリゴスの自爆に巻き込まれたルビーだが、当然の如く生き返ってる。灰の中から裸で起き上がってるので、一度焼き殺されて復活したということになるのか?そしてルビーが持っていたアッシュの元々の右手が行方不明。ラストで山小屋まで“歩いて”やってきていたことが分かる。
<いきなり半身を引き裂かれた人間が登場。内臓までちゃんと描写するって、子どもに見せられない描写だ。それ以外にも頭を斧で切られて脳みそが吹き飛ぶとか。テレビでよくやるよ。敢えて怖くは作ってないところは好感度高いけど。> |
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20 |
映画 |
モアナと伝説の海(2016) |
かつて海しか無かったこの世界に数多くの島を作り、動物たちを住まわしたという女神テ・フィティ。だがその心臓をされる宝石が半神マウイによって奪われたことによって、世界は徐々に暗黒に覆わるようになっていった。そんな中、外界との接触を断ち、平和に暮らすモトゥヌイ島の島長の娘モアナは、幼少時から珊瑚礁の向こう側に関心を持ち続けていた。やがて徐々に暗黒が忍び寄っていることに気づかされたモアナは、島の掟を破って外海に出、マウイに会ってこの世界を戻してくれるように頼むことを心に決める…
様々な形式のアニメーションを作り続けるディズニーだが、そのメインとなるのは伝統的に女の子を主役にしたヒロイン中心の映画となる。女の子の夢を守るという軸をしっかり持っているからこそ、それ以外のところでいろいろな冒険的な作品も出来るのだろう。
そしてその肝心なヒロイン作品だが、時代の変遷に従い、様々なヒロインを登場させるようになっていった。かつては白馬の王子様がやってくるのを待っていたような女の子が、時代が下るに従って、凜々しい女の子だったり、社会的に女の自立を目指すような女の子も登場するようになり、ほとんどヒーロー不在で女の子だけで物語を形成するようになってきたのが特徴と言えるか。近年どんどん男の方の存在感がなくなってしまってる。
そんな中、新しく登場したヒロインのモアナはどんな女の子なのか。
立場的に言うなら、近年の自立した女の子像を体現したような存在である。昔風に言うところの“翔んだ”女の子では無く、伝統や人の和を大切にしつつ、それでもやらねばならない時には立ち上がり、新しい常識を作り上げていくというパターンで、これまでも何度かディズニープリンセスの中で登場したような女性ではある。
そんな彼女にどんな個性を与えたかというと、男を使う立場をわきまえた女性ということになるだろうか。
本作に登場する半神マウイは神の力を使えるために普通の人間には太刀打ちできない強さを持つ。だがフィジカルにどれだけ強くてもメンタルは普通の人間と同じで、コンプレックスも高く、誰かに頼られていないと自分自身の存在意義を失うような存在となってる。
そんなマウイに対して、モアナは上手くコントロールをする女性として描かれる。海に愛されている彼女自身も、普通の人間よりはいろんな事が出来る。でも、そんな力はマウイに敵うはずははないし、自分一人で世界を救うほどの力もない。だからこそモアナはマウイをおだてたり脅したりして操縦して世界を救う必要がある。それを意識的に行っている。
それが他のディズニーヒロインには無いモアナの特徴的な性格だと言えるだろう。
単純に肩肘張って男性と肩を並べようというのではなく、力量というものをちゃんと見据え、必要なところではちゃんと男を使い、ほしいものをちゃんと手に入れることが出来る。現実に即して考えてみると、本当にリアリティのあるプリンセスに仕上がったものである。
悪い言い方を許してもらえれば、モアナとは、“妻”として最も正しい力の使い方が出来る女性と言えよう。 |
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31話 |
復活した壇黎斗は自ら新・壇黎斗を名乗り、CRを仕切始める。だが大勢の命を奪った上で、自分だけ復活させるプログラムを組んでいた黎斗を永夢はどうしても許すことが出来ないままだった。
敵は仮面ライダーパラドックス。
妙におちゃらけてしまった新・壇黎斗が登場。基本的に殺されるまでの記憶全部を持っているらしいが、別段自分を殺したパラドに恨みを持っているという訳ではないらしい。実際バグスターとなって蘇った今、何度殺されてもコンティニューができるので、死という感覚を持たなくなってしまったためらしい。
ポッピーピポパは壇黎斗の母親から生まれたバグスターだった。母を失いたくないと言う心からだったらしいが、それは命をもてあそぶと言う事であり、永夢はそれが我慢出来なかった。
そんな永夢と黎斗が反発し合いながらも戦わなければならないという展開へとなってる。
<ツッコミではないが、登場人物のほとんどは最初に登場した時点と性格が変わってる。変わらないのは飛彩くらいだが、この人最初からツンデレキャラだったから、最初から二重性格だったか。
仮面ライダーゲンム0の名乗り口上は、「コンティニューしてもクリアしてやる」だった。前向きなんだか後ろ向きなんだか分からない。
エグゼイドとゲンム0の同時攻撃の必殺技。まんまダークネスイリュージョンじゃん。> |
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18 |
読書 |
ズッコケ中年三人組 age42
不登校気味の高校生の息子に悩みを覚えるハチベエと、入学したばかりの中学校でイジメに遭ってしまった娘を案じるモーちゃん。そして中学の現場でやはり悩むハカセ。三者三様子ども達を案じている仲良し三人組。そんな折、かつて小学校時代に三人が退治したお化け狸を封印した祠が道路拡張で取り壊されることを知り…
成長した三人組が、それぞれ子どものことで悩むような年齢になっている。人の死の描写まであって、完全にこども向きではなくなっていて、重い内容になってるし、ちゃんとした教育論も展開していて読み応えもある。昔のシリーズの話を無理矢理挿入したのはバランス崩してるのがちょっと残念。 |
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6話 |
悪霊エリゴスは去ったが、悪魔払いのブルホも殺されてしまった。残された手がかりは、死者の本のあった山小屋に行かねばならないと心に決めるアッシュ。一方、一歩遅れてブルホの家にたどり着いたルビーとアマンダだが…
ブルホ亡き後、最後の手がかりは最初の山小屋。そこに向かう道中が描かれる事になるが、そこで武器マニアのヒッピーと言った風情のキャラが登場。ここで武器を調達するのかな?更にアッシュを追ってきたアマンダとも和解。全員で山小屋に向かうことになった。なんだか都合良すぎる展開だ。
アッシュは常に変わらない。金がなくなったら「体で払う」とウェイトレスをトイレに引きずり込んでる。凄いヒーロー像だが、それがアッシュという存在だ。こうやって世を渡ってきたんだろうけど、今まで生きてこれただけ凄いわ。
たまたまドライブインでトイレに入って巻き込まれてしまった少年がいたが、通常こういう無力なキャラはギリギリで助かるもの。それが真っ先に殺されるってのが本作の醍醐味ではある。だけど酷すぎる描写でもある。そしてケリーがどんどん過激化。デッダイト化したウェイトレスをミートスライサーにかけたり、憎まれ口叩きながらハンマーで頭ぶち割ったり。テレビでこれやるのかよ。
一方、ブルホの家に着いたアマンダとルビーだが、ルビーにエリゴスが襲いかかって二人とも炎の中に。その際、エリゴスはルビーの名前も、その目的も知っていたようだ。
<骨に取り憑いたエリゴスが歩く姿はゲーム「ハウス・オブ・ザ・デッド」の最初のボス敵そっくりだ。
アッシュ曰く「人殺しなんかするもんか」だが、どの口でそれを言う?> |
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17 |
映画 |
テレビへのスピンオフ |
TVシリーズ |
オリジナル |
エンジェル(TV) |
バフィー〜恋する十字架〜 |
ザ・シンプソンズ MOVIE |
シンプソンズ |
FARGO/ファーゴ |
ファーゴ |
そりゃないぜ!? フレイジャー |
Cheers |
The Cleveland Show |
ファミリー・ガイ |
She-Ra: Princess Of Power |
He-man |
ジーナ |
ヘラクレス/魔境の女戦士 |
ベター・コール・ソウル |
ブレイキング・バッド |
キケンな女刑事 バック・トゥ・80's |
時空刑事1973 LIFE ON MARS |
スター・ウォーズ:クローン・ウォーズ |
スター・ウォーズ |
メン・イン・ブラック(アニメ) |
メン・イン・ブラック |
サブリナ |
SABRINA THE TEENAGE WITCH サブリナ・ザ・ティーンエイジ・ウィッチ |
新スター・トレック |
宇宙大作戦 スター・トレック |
デアデビル |
デアデビル |
ハンニバル |
羊たちの沈黙 |
アニメ ゴーストバスターズ |
ゴーストバスターズ |
エージェント・オブ・シールド |
アベンジャーズ |
サラ・コナー・クロニクル |
ターミネーター |
フレディの悪夢 |
エルム街の悪夢 |
NIKITA/ニキータ |
ニキータ |
20 greatest TV spin-offs |
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13話 |
チキュウでのダイカーン討伐を次々こなしていくキュウレンジャー。その中で全く出動命令が下らないガルはふてくされていた。そんな中、贅沢禁止令で人々を苦しめていたダイカーン・ユーテルジャンが、宇宙竜宮城に贅沢をしに行くという情報が入り、今回ようやく出動となったガルは宇宙竜宮城に捕らわれている人々を救う任務に張り切って出動するのだが…
敵はユーテルジャン。キャトルミ星人で、贅沢禁止令を発し、それに違反した人間を次々とさらう。本人は贅沢大好きで、宇宙竜宮城でバカンスを楽しむ。
ガルが中心となった話。ラッキーの影に隠れて今ひとつ目立たないというか、アンラッキーで出動自体がないというガルに、みんなで気を遣ってるのが見える。そんなアンラッキーキャラが自分の力で運を手に入れるという話になってる。12話の裏の話となってる。
一々ラプターの呟きに反応して、変な作戦ばかりを発動するショウ・ロンポーのずれた指令と、それで生来のアンラッキー体質で失敗ばかりするガル。実に良いコンビである。モロツッコミ役にってっしてるラプター283の見事なツッコミも見所。
それでオトメキュータマによって乙姫の格好をしたガルが女装のまま踊るというシーンもある。あんまり観てて楽しくない。
ラストシーンで玉手箱を開けたバランスは、確かに玉手箱からの煙を浴びてしまって100歳歳を食った。本人に言わせれば、「誕生日が増えちゃった」と喜んでる。
今回の出動は赤青黄緑金銀の6名。
オレンジとスカイブルーがいなくなったため、今回出動したリュウテイオーは金銀を手に装着してる。
<贅沢禁止令の中で贅沢をする人々。やってることが普通の今の日本と変わりないんだが、ここって支配されてるんだよね?
宴会場でこっそりとキュータマを発動させるキュウレンジャーの面々。あんな大きな音声を出してたら、絶対ばれると思うんだけど。
ユーテルジャンを楽しませるために鳩で手品を見せろというショウ司令。それってひょっとしてサ○ハ○ヤ?> |
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14 |
映画 |
子連れ狼 地獄へ行くぞ!大五郎(1974) |
拝家の墓参りの為に京都に向かっていた拝一刀と大五郎だが、その前に、これまでことごとく刺客を撃退されていた柳生烈堂は、ついに一人娘の香織を刺客として差し向けるのだった。一騎打ちに於いて絶体絶命の危機を迎える一刀だが…
子連れ狼シリーズもついに六作目を迎えた。これまでの過程で既に“異色時代劇”の称号をほしいままにしていた作品だが、そんな異色作の中でもとびきり異色となったのが本作となる。
何が異色かというと、最早これは時代劇でも何でもないということになる。
これまで脚本を書いていた原作者の小池一夫からはずれたためか、もはやこれ時代劇とすら言えないものになってしまった。なんというか、和製西部劇に近いのでは?という出来。
原作を無視することくらいは平気でやっており、曲がりなりにもこれまで存在した情緒は一切合切無くなってしまい、ただ派手なだけ。これまで最後の手段だった乳母車のガトリング砲を冒頭からぶっ放してそこら中を血の海にするわ、超能力者としか思えない剣術使いが出てくるわ、最後はスキーで戦うわ。ここまでやったら「立派」としか言いようがない演出の数々には、腹を抱えて笑わせていただいた。
これまであったウェットな物語展開も無く、恐ろしいことに完結編を銘打っているくせに柳生烈堂との決戦もないままで終わるという中途半端さ。
結果、ドッカンドッカン暴れ回ってたらいつの間にか終わっていたという物語で、最早「物語」と言うにもはばかられる出来。
これまで培ってきたシリーズを完全にぶちこわしてしまった訳だが、ばかばかしさに大笑いしながら観るのが一番正しい見方だろうと思われ。そしてその馬鹿馬鹿しさが何より愛おしい。 |
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27話 |
永夢はパラドに完全敗北し、連れ去られてしまった。対処を協議するCRの面々の前にポッピーピポパは、人間だった頃の記憶を辿って手に入れた黒いプロトガシャットを持ち出す。そんな彼らの前に現れた完全にパラドに操られる永夢の姿に…
敵は仮面ライダーパラドックス。
前回パラドに敗北した永夢は、パラドにコントロールされてしまう。だがそんな永夢に興味が無いというパラドは、永夢の覚醒を促し、決着を付けようとしている。
パラドの望みは永夢を倒して唯一の存在となることだが、その望みは正々堂々最強のレベルで戦い、その上で勝利を収めるというもの。そのため永夢をパワーアップさせる手伝いまでしている。
一方、残った仮面ライダーの面々は、永夢を救うために禁断のプロトガシャットに手を出し、壇黎斗を蘇らせてしまう。
圧倒的なパラド優位の中での戦いだったが、永夢とパラドの戦いに乱入したゲンムによって勝負はドローとなった。ゲンムは黎斗の記憶を宿しているらしい。死んでなかった?あるいは復活した?現時点ではよく分からない。
<復活した壇黎斗は妙にコミカルな存在になってる。死んだのは二度目だけど、生き返る度に変になるな。> |
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11 |
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13話 |
新たにチキュウにやってきたカローのスコルピオは、ダイカーンのモンドムヨインダベーを自らの毒で強化し、更に苛烈な行動を取らせ、更に住民を凶暴化させてしまう。その映像を見たスティンガーが、それは兄の仕業であることを見抜くのだが…
敵はモンドムヨインダベー。裁判を開いて住民の主張を聞くのだが、聞くだけという嫌味なダイカーン。スコルピオによって毒を注入されてゾンビ化してしまう。
イカーゲンがいなくなったと思ったら、今度はスティンガーの兄貴スコルピオの登場。次々に宿敵が登場するのはかなりのテンポの良さだが、今回はスコルピオの宿敵ということで、少々早めの登場となっている。一方、スコルピオはチャンプの親の仇でもあり、二人が中心となっていく。二人とも過去の自分を乗り越えることが求められるが、スコルピオは兄を倒すのは自分だと言っているが、そこに迷いがあることをチャンプは見抜いた。
今回の出動は赤黒燈緑紫。その後毒に冒されたチキュウ人を救うため全員が降下。
ただし、11人が揃うのはとりあえず今回まで。小太郎は訓練のために戦線離脱し、スティンガーとチャンプはスコルピオを探すために別行動を取ることとなる。これからしばらくは8人となるかな?
<スコルピオの毒によってゾンビのようになってしまった住民達だが、なんだか『死霊のえじき』観てるみたいで、なんか微笑ましい。> |
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09 |
読書 |
げんしけん21 二代目の十二
モテ期の斑目が日光で下した判断は、「誰も選ばない」だった。煮え切らない発言に、それでも渋々従う現視研の面々。そして再びいつもの日常が戻ってきた感があったが…
二代目現視研を扱った物語も完結。最初の斑目の結論は、彼らしいへたれたもので、「ここまで引っ張ってきてこれか?」と思わされたのだが、その後の展開が急転直下。あれよあれよという間にちゃんと伏線を全部回収してまとまって終わった。この風呂敷のたたみ方は実に見事だった。ここまで延々引っ張りすぎたことが少々気になるが、すっきりと終わってくれて何より。
著者は咲が出た途端全部まとまってしまうという構造に持って行きたかったんだろうな。二代目になって二回しか出てこなかったのだが、どちらも一言で全部まとめてしまってる。なんだかんだ言って、この作品のヒロインは彼女一人だって事か。 |
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08 |
読書 |
宿神3
西行が得度してかなりの年月が経過した。都では保元の乱と平治の乱を経て力を増した清盛が、今度は源氏の頭領たる頼朝に追われるようになっていく。その激動の時代と、友の栄枯盛衰をただ見つめるだけの西行。
基本的に本作では西行は何もせず、ただ観察者であり、折々歌を作るだけの人物。周囲の人々と時代が変化しているのをただ観ている。なんだか現代人が平安時代にタイムスリップしたかのような物語と言うべきだろうか。かなりウェットな物語だけど、それがちゃんと味になってる。 |
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5話 |
エリゴスに取り憑かれたケリーに襲われたアッシュ。しかしみんなはケリーの方を信じ、アッシュが悪霊に取り憑かれたと思い込んでしまう。ブルホは早速アッシュの悪魔払いをしようとする。一方刑事アマンダはルビーと共にアッシュを追うのだが…
取り憑かれたのはケリーなのに、ケリーに言いくるめられてアッシュが取り憑かれてると思い込む面々。最初からイカれてたから、間違ってない気もするけど。
で、徐々におかしくなっていくケリーの方に少しずつ疑問の矛先が向くのだが、意外に純情なパブロにじれてしまったエリゴスが正体を現してしまう。意外にせっかちなのね。
パブロは純情なだけでなk、献身的でもある。ケリーを助ける為に自分が取り憑かれても構わないとして、ケリーに抱きつこうとするとか。良い奴だよな。
一度取り憑かれたケリーだが、何故かちゃんと復帰している。これまでの展開では初めてのことだ。
そしてパブロの作った義手がアッシュに装着された。ようやく右手が出来たか。
<エリゴスに取り憑かれたケリーを見たアッシュは一言。「マリリン・マンソンそっくりだ」…それは言っちゃいけないだろ。
ケリーに飲み込ませたヒルを多量の胃液と共に吐き出すシーンあり。吐瀉描写は基本海外では嫌われるけど、それを敢えてやるのが本作の醍醐味かな?失禁シーンまでやってるけど、これはやりすぎだな。> |
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06 |
映画 |
インナー・ワーキング(2016) |
毎日の人の体の中は一体どうなっているのか。体の内部をのぞき見て、脳と内臓器官のせめぎ合いを通して、人が生きる意味を問い直していく。
『モアナと魔法の海』の併映アニメ。
人間の中では脳が理性を司り、欲望に任せようとする他の内臓器官をいかにコントロールしているのかということが描かれるが、ここに登場する男性の場合、ちょっと理性が利きすぎており、そのために楽しいことを何もせず、ただ毎日決まった仕事を続けるという男。
しかしそんな男も欲望が無い訳では無く、むしろはっちゃけたいと常々思っており、それを抑え続けることは、人生を阻害していると言う事に脳が気づいていくというお話になってる。
言うなれば本作は『インサイド・ヘッド』(2015)の内容を凝縮したような話。実際これで全部説明が付いてしまう。短いながらなかなかバランスが良かった。 |
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05 |
映画 |
時代考証がおかしい映画 |
ハムナプトラ |
1932年のユニヴァーサル映画をもとにしているが、設定年代は1926年になっている |
リンカーン/秘密の書 |
1818年から1827年までの間、リンカーンがヴァンパイアハンターとなった一切の証拠は存在しない |
死霊館 |
1971年に起こったその時点で、劇中でエドとウォーレンはすぐさまにこれが幽霊の仕業と考えている。 |
ラビナス |
1840年代のアメリカで食人がタブー視されてない |
アウトランダー |
AD709のノルウェイに宇宙船 |
ドリアン・グレイ |
ドリアン・グレイの肖像が悪行の報いを受けていない |
インタビュー・オブ・ヴァンパイア |
18世紀にこれだけの血まみれの大事件を起こしているのだが、一切の歴史的記述はない |
フロム・ヘル |
超能力捜査官は存在しない |
ウルフマン |
狼人間は伝染しない |
スリーピー・ホロウ |
首無し騎士は実在しない |
ジェヴォーダンの獣 |
タイトルに「Wolf」とあるが、実際には違う |
キャプテン・スーパーマーケット |
近代兵器を使って中世で戦っている矛盾 |
フランケンシュタイン(1994) |
フランケンシュタインは作り上げたモンスターを管理もせずに放置したままだった |
スウィニー・トッド |
タイトルの「悪魔」とは違っている。 |
タイムマシン(2002) |
何故西暦802701年にタイムマシンを設定したのか |
アザーズ |
幽霊がピアノ演奏をすることも含め、彼女たちの真実を告げるアイコンが多数存在する |
ウーマン・イン・ブラック 亡霊の館 |
村の近くで起こった出来事からアーサーが奇妙な事柄を発見するまでが早すぎる |
デビルズ・バックボーン |
サンティは爆弾が来た時に消えた少年だった可能性がある |
ドラキュラ(1992) |
キアヌ・リーヴスが英国弁護士というのはさておき、ドラキュラはヴァンパイアの王だけでなく狼男と棺の王 |
デス・フロント |
イギリス兵士たちはドイツ軍よりも恐れるものを多数持っている |
20 weirdest period dramas |
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読書 |
ワンパンマン10
謎の超人ガロウのヒーロー狩りが続き、次々とヒーローたちが倒れていく。そんな事を知らないサイタマは武術に興味を持って勝手に格闘大会に出場していた。
最強のヒーローとして、サイタマをいかにして本編に絡めないかという苦労が見える巻となった。出りゃそれこそワンパンで全てを覆してしまうので、ガロウとはできる限り合わせないようにする必要があって、それで全く別種の物語が二つ同時進行することになってしまった。ちゃんとオチを考えているのかどうか、現時点では全く不明なので、なんとも言い難い。あと、作品の半分が番外編になってるので、なんか無理矢理一巻分まとめてみたという印象もあり。 |
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04 |
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27話 |
永夢の尽力でついにポッピーピポパを救出出来たものの、「お前は俺だ」という発言と共に永夢の中に入り込んでしまったパラド。それによって永夢はパラドによって操られるようになってしまった。何故同化出来たのか、そのことを突き止めようとする飛彩と太我。そして永夢は…
敵は仮面ライダーパラドックス。ついにレベルは99にまで上がった。
永夢とパラドの関係が明らかになる。実は永夢が子どもの頃に考えたゲームから生み出されたのがパラドで、永夢に感染したバグスターこそがパラドであることが分かった。ダブルアクションゲーマーとしてエグゼイドが分離したのは、永夢とパラドがそれぞれ担っていたということになる。更に前にゲーム病を発症した永夢が性格を変えて生き残ったのはパラドのお陰だという。
ゲームをやってる時に人格が変わるのはパラドが表面化したためで、過去リコを倒した天才ゲーマーMはパラドということになる。
パラドに言わせると、仮面ライダークロニクルは自分と永夢が戦うためだけに作られたものだとか。世界中のゲーマーの命を的にしていながら、結局は二人で決着を付けたかっただけ。しかもそれに敗北することでパラドはついに最強のレベル99にまで成長した。
これによって今度はパラドの方が永夢を打倒し、その体を自分のものにしてしまった。 |
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02 |
映画 |
キングコング:髑髏島の巨神(2017) |
1973年1月29日。ニクソン大統領がヴェトナムからの撤退を宣言したその日。ランドサットの映像から太平洋上に謎の島が存在することを知ったアメリカ特務研究機関モナークのランダ(グッドマン)は、政府に掛け合って予算を出してもらい、その島野調査を行う事になった。元SASのコンラッド(ヒドルストン)とヴェトナムから帰還する予定のパッカード(ジャクソン)率いる空挺部隊の面々を雇い、嵐の中を付いてどの髑髏島へと上陸を果たすのだが、そこに巨大な猿が現れ、ヘリ部隊を全滅させてしまった。生き残った面々は、生き残るために帰還目的地へと向かうのだが…
ある意味映画の歴史を変えてしまった衝撃作『キング・コング』(1933)は、その遺伝子を映画に数多く残してくれた。この作品があったからこそ後のモンスターパニック映画はそのフォーマットに則って作られるようになったし、それは当然『ゴジラ』(1954)を始めとする日本の特撮作品にも多大な影響を与えている。
数多くの亜流(と言っては失礼だろうが)が存在する作品だが、正式なリブート作として、ギラーミン監督による『キングコング』(1976)、そしてピーター・ジャクソン監督による『キング・コング』(2005)が存在する。だから本作は3回目のリブート作品と言う位置づけにある。
だが、基本これまでの2本のリブート作はオリジナル版をできるだけ忠実に再現していたのに対し、本作は全くその辺は顧慮して織らず、「楽しきゃいいだろ」という割り切りで作られてるのが大きな特徴か。オリジナル版では前半の舞台だった髑髏島に話を限定して、そこでコングと怪物立ちと人間たちの三つ巴の戦いをど派手な演出でやってくれる。これはこれでありっつーか、むしろ「これだよ!」と思わせてくれるところが素晴らしい。オリジナルに敬意を払ってきっちりリブートしたピーター・ジャクソン監督のやり方も正しいけど、これはこれで充分ありだろう。
なんというか、本当に「こう言うのが観たかった!」というのをちゃんとやってくれたのが嬉しい。流石レジェンダリー。そう言う意味では外さないでくれる。
ドラマ性がほとんどないため、とにかく頭空っぽにして、観たまんまを楽しむのが一番楽しい。
だけど、ちょっと深く考えることも可能。
本作は勿論『キング・コング』(1933)をベースにしてるのは確かなんだが、他の映画の引用がとても多い。モンスターの登場シーンとか戦闘シーンとかは『ジュラシック・パーク』(1993)と 『ジョーズ』(1975)の影響も大きいが、もっと盛り上げる為にか、触手による攻撃や意外性のあるモンスターの登場には『ザ・グリード』(1998)とか『ディープ・ブルー』(1999)とかの引用もかなり目立つ。演出的に言うなら怪物同士の戦いになると、『ガメラ 大怪獣空中決戦』(1995)や『フランケンシュタイン対地底怪獣』(1965)、『フランケンシュタインの怪獣 サンダ対ガイラ』(1966)と言った日本の特撮からの強い影響が見られる。
この監督、相当な怪獣マニアだ。しかもそれらの引用が決して嫌らしくない。知ってる人ににやりとさせつつ、引用を感じなくても観られるようになってるのが心憎い。あと後述するが、他のレジェンダリー作品との関連も多々。
しかし本作で最も多く引用されていたのは間違いなく『地獄の黙示録』(1979)だろう。これに関しては演出的な引用(ヘリコプターでヴァルキリーの騎行流すとか、ナパーム落とすシーンとか川下りの筏とかがある。ヒドルストンの髪形と役回りはマーティン・シーン演じるウィラードそのまんま)どころか相当に内容まで似せている。映画よりも原作の「闇の奥」(書評)からのものも含めて、あまりにその引用部分が大きく(そもそも主人公の名前が「コンラッド」ってところで関連がない方がおかしい)、むしろ『キング・コング』(1933)の世界で『地獄の黙示録』をやってみたといった風情になってる。
色々と語りたいところは多いけど、殊『地獄の黙示録』との関連を少し掘り下げてみたい。
『地獄の黙示録』および原作の「闇の奥」は、主人公の目的こそ異なるが、主人公が探しているのはカーツ(原作ではクルツ)という、大きな川の上流に自分自身の王国を作った狂気の天才で、彼を見つけ出すことが目的となる。どちらも見つけ出した後でどうするのか具体的なことを考えずに、とりあえず会ってから決めるというアバウトなもの。得体の知れない偉大なる存在に近づく努力という意味では本作の骨子に近く、原作では象牙と王国を守る為に共に戦い、映画版では殺害すると言った二つの方向性がちゃんと使われているのが面白い。
ここにおいてコング=カーツという構図が成り立つ訳だが、一方ではカーツの狂気性は動物であるコングにはない。その狂気性はサミュエル演じるパッカードが担うこととなった。パッカードに関してはまさに軍人の鏡だが、帰るべき場所を持たず、戦友と部下だけが家族と思い込んでいるところがあって、話が進むにつれ、それが狂気性を帯びてくる。自分の部下=家族を殺した存在は問答無用で自分の敵であり、駆逐すべき存在となる。理性とかなんとかでは無く、ひたすら駆逐する敵を求め続ける狂気性がカーツに近づいていく(『ジョーズ』の鮫ハンターのクイントにも通じる狂気性がある)。それになにより、サミュエル、こういう役が特に似合う。サミュエルの魅力というのはいくつもあるけど、個人的にはやっぱりかっと目を見開いて、相手を見据えて説教をするシーンが特に似合う。サイズが全く違うのだが、それをコング相手にやってるシーンは名シーンだと思うし、説教の中に必ず挿入される「mother
fucker」がちゃんと聞けるのもなんとも嬉しい。
そしてそれらの暴力衝動や狂気に陥らぬよう自らを必死につなぎ止めようとするヒドルストン演じるコンラッドの立ち位置もウィラードのものに似通っており、
川下りの描写も、のどかな中に危険が潜み、一人一人が丁寧に殺されていくのもそれっぽい。
元よりベスト・オブ・ベストに『地獄の黙示録』を選ぶ私にとっては、とにかく嬉しいことばかりの作品だった。
あと、本作は他のレジェンダリー作品との関連も忘れてはいかんだろう。結局次回作に持ち越しとなってしまったが、地下空洞説の設定は『パシフィック・リム』(2013)で用いられたものと大変近いこと。ラストシーンで明らかに某怪獣の鳴き声が聞こえたこと、壁画に三つ首の龍らしきものと、巨大蛾、翼竜が描かれていたことなど。明らかにこれらは世界観がつながってる。そのうちに確実に共演することとなるのだろう。
丁度今、マーベルでマーベル・シネマティック・ユニバースが、DCでDCエクステンデッド・ユニバースが展開中だが、レジェンダリーもそれを見据えて映画製作に入ったと言うことになるのだろう。 |
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読書 |
死者の代弁者 下
惑星ルシタニアに着いたエンダーはそこで早速依頼を受けた“死者の代弁者”となるべく、調査を開始する。だが住民どころか依頼した当人もそれを取り消すと言う始末。だがエンダーはこの惑星に来なければならない理由があった。そして精神感応によってその理由を知ったピギー族はエンダーに対して好意的に振る舞うのだが…
「エンダーのゲーム」のラストシーンでの約束を果たすまでが描かれる。ピギー族の特殊な生態に関しては、途中でほとんど予測が付いてしまったため、その点においてはちょっと今ひとつ。でも作品としての出来で言えば、「エンダーのゲーム」とは全く違った魅力があって、なかなか楽しい作品だった。
まだシリーズは続くが、果たしてどれだけ読めるやら。 |
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01 |
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11話 |
幸運が消え、イカーゲンにトモキュータマを奪われ、戦いでも手痛い敗北を喫したラッキー。降下したスティンガーたちは、イカーゲンの予知能力について探るのだが…
敵はイカーゲン。キュウレンジャー11人全員で同時攻撃して予知能力を防いだ。
前回イカーゲンは予知能力を持つとされたが、実際はは高度に発達した10個の目による目視によるものであることを突き止めた。それでキュウレンジャーがしたことは、11人で同時攻撃すること…それってリンチって言わないか?更に重ねてオチがあるのはあるのだが。
ラッキーの過去も描かれる。ラッキーは父と母を失い、辺境の星で生き延びた。両親を失ったことはアンラッキーであるというのがトラウマになっており、だからこそ運の良さにこだわるようになったとか。それに対し、ショウ・ロンポーは、運が良いとか悪いとかが問題ではなく、運を呼び込むことが重要であると語っている。これがラッキーの本当の力なのだろう。
これまで恩を受けたことでラッキーの言う事はなんでも肯定していたガルがラッキーに喝を入れるために殴るシーンあり。ようやく本当の仲間となったと言う事かな?
そしてキューレンオーとリュウテイオーが合体。リュウテイキュウレンオーが誕生。
これでイカーゲン、マーダッコ編は終了したが、新しくカロー、スコルピオがチキュウにやってきた。
<ラッキー曰く「俺は生まれつきアンラッキーなんだ」そうだが、父と母を失ったのは5歳くらいだから、生まれつきって訳じゃない。
ガルって激昂すると軽く関西弁を使う。宇宙でも方言あるのかね?これは「俺が惚れた男だ」という言葉をやくざもんっぽく言うための伏線だったようだ。細かいところで色々配慮されてるのね。
キュウレンジャー11人と戦う事になったイカーゲンの台詞「一人を相手に11人で戦って、卑怯だと思わないのか」だが、これは言ってはいけない台詞では?
イカーゲンを取り囲んだキュウレンジャーが一斉斉射してイカーゲンを倒すのだが、これって味方を撃たないだろうか?> |
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